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受 験 者 心 得 - 日本車両検査協会
平成28年度 自転車技士・自転車安全整備士試験 受 験 者 心 得 ※ 試験当日に必ず持参してください。 ※ この「受験者心得」への書き込み、 写真の貼り付けなどは禁止します。 一般財団法人 日 本 車 両 検 査 協 会 公益財団法人 日本交通管理技術協会 受験地 氏 名 受験番号 目 第1 次 受験に際しての留意事項 1 受験票について 1 2 受験当日の受付時間について 1 3 受験当日の携帯品について 1 第2 実技試験 1 実技試験の実施要領 2 2 実技試験の開始と実施 6 3 実技試験終了 7 4 実技試験受験上の注意事項 7 第3 学科試験 1 学科試験の実施要領 2 学科試験受験上の注意事項 第4 9 10 面接試験 1 面接試験の実施要領 11 2 面接試験受験上の注意事項 11 第5 終 了 11 第6 そ の 他 12 ○【図-1】準備作業後の状態 13 ○【図-2】分解作業後の状態 14 ○ 平成28年度実技試験審査基準一覧表 15 ○ 試験スケジュール表 17 受 第1 1 験 者 心 得 受験に際しての留意事項 受験票について (1)受験票には、必ず写真(縦3 cm ×横2.4 cm、上三分身)を自転車技士と自転 車安全整備士の両方受験は2枚、単独受験は1枚を貼付して持参してください。 (2)受験票を紛失等した場合には、すみやかに(公財)日本交通管理技術協会試験事務 局に平日 平日(土・日・祝日等を除く。)の午前10時00分~午後5時00分までの間に 午前10時00分~午後5時00分までの間に電 平日 午前10時00分~午後5時00分までの間に 話連絡してください。その際は、紛失等の理由を判断し、受験票再交付の対応等を行 います。ただし、受験当日は、この種の申出、連絡をいただいても、受験票再交付の 受験当日は、この種の申出、連絡をいただいても、受験票再交付の 対応は、一切行いませんので、予めご承知ください。 (3)受験当日に受験票を持参していない方、受験票を持参していても受験票に写真を貼 受験当日に受験票を持参していない方、受験票を持参していても受験票に写真を貼 付していない方は、受験できません。 2 受験当日の受付時間について (1)受付時間内(午前9時00分~午前10時00分)に受付を終了しない場合は、受 受 験することはできません。 ※ 実技試験が免除され、午後の学科試験、面接試験だけを受験する方でも、受付時 間は、午前9時00分~午前10時00分となっていますので、間違えないように してください。 (2)交通渋滞、交通事故等の影響により受付ができなかった場合でも、他の試験日、他 の試験会場に振り替えて受験することはできません。時間に余裕を持って早めに行動 してください。 3 受験当日の携帯品について ① 受 験 票 (写真を貼付してあるもの。) ② 身 分 証 明 書(運転免許証、健康保険証又はパスポートなど。 ) 書 ③ 受 験 者 心 得 ④ 新 車 1 台(指定された条件に適合する自転車、指定された必要な予備部品。 ) 台 ⑤ 工 具 類 一 式(上記自転車を分解・組立整備に必要な工具類。 ) 式 ⑥ 荷 札 1 枚 (実技試験の完成車に受験番号を記入して付けます。) ⑦ 筆 記 用 具 (鉛筆・消しゴム・黒色油性ペン。) -1 - 第2 1 実 技 試 験 実技試験の実施要領 実技試験は、次の受験用自転車を受験者が持参し、七分組の状態から分解及び組立の 実技について実施します。採点方法は、審査内容別に減点方式で審査します。 (1)実技試験に使用する自転車と工具類等 ア 実技試験に使用する自転車 次の仕様に適合する市販のスポーティ(スポーツ)車(マウンテンバイク類形車を 含む。)又は、マウンテンバイク(MTB)で新車とします。 ※ 試験を厳正に行うため、以下の仕様でないものは実技試験を受験できません。 《 実技試験に使用する自転車の主な仕様 》 a リムはアルミのものに限る。 b ハンドルバーは中心線が目視で曲がりの確認できるものに限る(直線状の ものでないこと) ものでないこと )。 c 二輪で1人乗り。 d 全長190㎝以下、 60㎝以下) 全長190㎝以下 、全幅60㎝以下。(マウンテンバイクも全幅60㎝ 全幅60㎝以下 60㎝ e 車輪の径の呼び26以上 26以上 。 f フロントディレーラ(前部外装変速機)付きで大ギヤ2段以上 大ギヤ2段以上。 大ギヤ2段以上 。 g リヤディレーラ(後部外装変速機)付きで小ギヤ6段以上 小ギヤ6段以上。 小ギヤ6段以上 。 h 前車輪、後車輪ともに32本以上 ともに32本以上のスポーク組。 ともに32本以上 i スポークは、プレーンスポーク(断面が全長に渡って円形で、太さが均一 プレーンスポーク(断面が全長に渡って円形で、太さが均一 なもの)のもの。 なもの) j 前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締付け式又はクイックレリーズ 式ハブのもの。 k 後車輪のハブは丸穴式のみとする。 後車輪のハブは丸穴式のみ l ブレーキは前・後ともキャリパブレーキ(カンチレバー形、サイドプル形、 センタプル形、カンチレバーV形)とし、他のブレーキのものは認めない。 m サスペンション付きでもよい。 n 折りたたみ車でないこと。 o 多段小ギヤ用ユニットハブ、多段フリーホイ-ル用普通後ハブのもの。 p リヤリフレクタ(後部反射器)を装備すること。ただし、リヤリフレクタ -2 - の欠品は、減点 欠品は、減点とします。 欠品は、減点 q ベルを装備すること。ただし、ベルの欠品は、減点 欠品は、減点とします。 欠品は、減点 r スタンドは1本スタンド又はセンタースタンドのもの。ただし、スタンド の欠品は、減点 欠品は、減点とします。 欠品は、減点 イ 工具類 実技試験に必要な工具類は、受験用に持参する自転車に適合するものを全部持参 自転車に適合するものを全部持参 してください。 特に次のものは必ず持参してください。貸し出しはしません。 貸し出しはしません。 a リムの振れ取り台 b チェーン切り c フリー抜き d ニップル回し e 空気ポンプ ※ 電動工具を持参する場合は、バッテリ式に限ります。 バッテリ式に限ります。 ※ 組立作業台を持ち込む場合は、周囲の受験者に迷惑をかけないこと。 組立作業台を持ち込む場合 ※ その他荷物等も、受験者ごとに指定されたエリア内 指定されたエリア内以外には置けません。 指定されたエリア内 ※ 試験中の工具の貸し借りは禁止します。工具の貸し借りをした者(両者 とも)は、不合格とします。 ウ 荷札 1枚 受験者の受験番号、氏名を記入し、組立整備完了済みの自転車のハンドルに下げ るのに使用します。 エ 黒色油性ペン 1本 受験者の方に試験当日、受験番号、氏名を記入していただくことに使用します。 注 ① ② 意 事 項 次の項目に該当する場合は、受験できないので注意してください 受験できないので注意してください。 受験できないので注意してください ア 実技試験に使用する自転車を持参しない 自転車を持参しない場合 自転車を持参しない イ 試験のために改造や試作された自転車 改造や試作された自転車を持参した場合 改造や試作された自転車 ウ 自転車部品の仕様違いの自転車 仕様違いの自転車を持参した場合 仕様違いの自転車 実技試験は、受験用自転車を七分組みの状態にしてから分解、組立を行います。 完成車の状態(スポーク、ねじ類の緩みがない)で、各部の破損、変形、部品不足 各部の破損、変形、部品不足 などがないよう事前に十分注意して持参してください。部品に緩みがあると指摘 などがないよう事前に十分注意して -3 - された場合は締め直していただきます。 ③ 次のものは、審査の対象となりますので注意してください。 ア ドロップ形ハンドルのものでブレーキ補助レバーが付いている場合は、その 作動及び調整も審査の対象となります。 イ 前後クイックレリーズハブで、カムレバーを使用したものに脱輪防止金具が 付いている場合は、その取付状態も審査の対象となります。 ④ ハンドルのにぎり、バーテープ、前・後キャリヤ、灯火装置(前照灯、ダイナ モ及び尾灯)、錠、前・後どろよけ(但し、後どろよけにリヤリフレクタが付い ているものは取り付けておく)、フラップ、チェーンケース、ディレーラガード、 フロントリフレクタ及びサイドリフレクタは試験の対象としませんので、取り外 して持参することをお勧めします。 ⑤ 後車輪組立用のスポーク、ニップル、チューブ、リムテープ、ブレーキワイヤ、 ディレーラワイヤ、ワイヤキャップ、チェーンピンは予備品を用意しても構いま せん。なお、上記以外の部品の持ち込みや、試験中に他者との部品のやり取りを 禁止します。上記指定の予備品以外の部品を持ち込んだ者、試験中に部品のやり 上記指定の予備品以外の部品を持ち込んだ者、試験中に部品のやり 取りをした者(両者とも)は、不合格とします。 ⑥ 実技試験に必要な工具類は、受験用に持参する自転車に適合するものを全部持 参してください。貸し出しはしません。 貸し出しはしません。 試験中の工具の貸し借りは禁止します。工具の貸し借りをした者(両者とも) 工具の貸し借りをした者(両者とも) は、不合格とします。 (2)受験準備を迅速に 受験準備を迅速に( 受験準備を迅速に 10時 20分 までに完了すること) 受付が終わったら、ビニールケースに入れた受験票を首から提げ、試験会場の見取 り図等により、自分の受験番号の位置を確認した上、持参してきた受験用自転車等を 会場内の受験番号が表示された場所に持ち込み、以下の要領により受験準備を行って ください。 (3)試験開始後は、自分の実技作業が完了するまで、作業の場所を離れることはできま せんので、用便等を済ませておいてください。この「受験者心得」は、実技試験に限 この「受験者心得」は、実技試験に限 り 、参照できます。 参照できます 。この「 この「 受験者心得」 受験者心得 」以外の資料は一切参照することはできません。 以外の資料は一切参照することはできません 。 ※ この「受験者心得」への書き込み、写真の貼り付けなどは禁止します。 この「受験者心得」への書き込み、写真の貼り付けなどは禁止します (4)10時 20分 から、試験実施上の留意点について説明があります。この「受験者心得」 -4 - を参考にして、説明をよく聞いて正しく理解してください。 (5)実技試験に入る前の準備作業(受付が終了次第行うこと) 実技試験に入る前の準備作業(受付が終了次第行うこと) 受験者が持参した自転車は、製造業者によって多少組み付けてある状態が違うこと があります。試験条件を揃えるため、実技試験開始前に、次のように整理してくださ い。 ① 次の部品は、組み付けた状態であること。(図-1参照) a ギヤクランク(リングケースは取り付けたままでよい。) b チェーン c 後車輪 d 多段フリーホイ-ル e スポークプロテクタ(装備されていない自転車は、無くてもよい。) f フロント・リヤディレーラ(外装変速機) ※ リヤディレーラは、トップ側のストローク調整ネジ及びロー側のストローク 調整ネジを無理なく回せるところまで締め付ける。 ※ フロントディレーラは、インナー側のストローク調整ネジ及びアウター側の ストローク調整ネジを無理なく回せるところまで締め付ける。 g 後ブレーキ本体(ブロック舟付きは、取り付けたままでよいがブレーキワイヤ は連結を離す。ブレーキワイヤは、フレームに取り付けたままでよい。) h リヤリフレクタ(シートポスト取り付け式はシートポストに組み付けた状態) ※ ② ブレーキワイヤのワイヤキャップはついていなくてもよい。 次の部品は、取り外した状態であること。(図-1参照) a ハンドル(ハンドルバーとステムは仮止め、にぎり付きは取り付けたままでも よい。) b ※ ハンドルバーとステムの固定をずらす。 ※ Aヘッドは、ホークステムより取り外す。 前車輪(タイヤ及びチューブは取り付けたまま。ハブナット、座金は仮止めの まま。また、クイックレリーズ式のハブは前ホークから外した状態。) c サドル d シートポスト e ペダル f スタンド g ベル -5 - h 前ブレーキ(ブレーキレバー、ワイヤ、ワイヤキャップ、ブレーキ本体、ブロ ック舟付きの単体とする。カンチレバー形のワイヤ吊り金具は、前後とも取り付 けたままでよい。) ③ 次の部品は装着しないので、持参しても片付けておくこと。ただし、初めから取 り付けてあるものは、そのままでよい。 a 前・後キャリヤ b 灯火装置(前照灯、ダイナモ及び尾灯) c フロントリフレクタ及びサイドリフレクタ d 錠 e チェーンケース f ディレーラガード g 前・後どろよけは審査の対象としないので取り外す。ただし、リヤリフレクタ が後どろよけに付いているものは、後どろよけはフレームに取り付けておく。リ ヤリフレクタの取り付けは審査の対象となる。 2 実技試験の開始と実施 10 時 30 分 になったら合図に従って次の分解及び組立を行います。試験中は他の受験 者に迷惑をかけないように心がけてください。また、他の受験者を手伝ったりすること は、厳に禁止します。 (1)分 解 {制限時間 25分間( 10時 30分~ 10時 55分 )} 準備作業により整理した受験用自転車(図-1 図-1参照)を次のように取り外し、分解 図-1 (図-2 図-2参照)する。この作業が 25分間で完了しない場合は、不合格となる。 図-2 分間 ① ② 後車輪を取り外し、次の状態に分解する。 後車輪を取り外し、次の状態に分解する a 多段フリーホイール(ユニットハブのものはスプロケット) b スポーク(スポークとニップルは仮止めのままでもよいし、外してもよい。) c リム d ハブ(ハブナット、座金はハブ軸に仮止めしたままでもよいし、外してもよい。) e スポークプロテクタ(装備されていない自転車は、無くてもよい。) f タイヤ g チューブ及びリムテープの単体 チェーンの1カ所を切って取り外す。 -6 - ③ リヤディレーラ(後部外装変速機)本体を取り外し、リヤディレーラワイヤとの 連結も離す。 フロントディレーラはそのままで、ワイヤとの連結を離す。(シフトレバーとワ イヤは連結したままで、フレーム又はハンドルに組み付けたままでよい。) ④ リヤリフレクタはフレームより取り外す。また、後どろよけに付いているリヤリ フレクタは、後どろよけから取り外し、後どろよけは、フレームに取り付けたまま でよい。シートポスト取り付け式は、シートポストより取り外す。固定用と角度調 整用の2点ネジ式の場合は、両方のネジを緩める。 ⑤ ワイヤキャップは、4つ全て取り外す。(ブレーキワイヤ、ディレーラワイヤ) 以上の作業が終り、次の組立に入る前の状態を図-2 図-2に示します。 図-2 取り外した各部品をきちんと整理して、次の組立準備状態にします。 (2)組 立 {制限時間 80分間 ( 11時 10分~ 12時 30分 )} 分解した受験用自転車を持参してきた工具を使って、まず後車輪を組み立てた後、 試験対象除外部品に関する項目を除き、JIS D 9301-2013「一般用自転車」に適合す 9301-2013 るよう完成車(ただし、車輪の振れは1.0 1.0㎜ 未満)に組み立てます。 未満 後車輪を組み立てた後の組立順序は自由です。 ただし、制限時間 80分間で完了しない場合は、不合格となります。 3 実技試験終了 12 時 30 分 になったら、合図により組み立てた自転車をよく整理した上で、自分の受 験番号を記入した荷札等をハンドルに付けた後、そのまま会場を出て指定された場所で 待機してください。 4 実技試験受験上の注意事項 (1)各部の組み立て精度や固定力等について 各部の組み立て精度や固定力等について 検査器具を用いて確認しながら作業を進めることは、差し支えありません。 (2)分解及び組立時の途中退出について 分解及び組立時の途中退出について 分解及び組立てそれぞれの終了時間 10 分前の合図により、作業を完了した者は、 退出することができます。 -7 - (3)終了の合図 終了の合図 終了の合図により、準備作業、分解、組立の各作業とも、全員が作業を中止してく ださい。 (4)採点方法について 採点方法について 採点方法は、審査内容別に減点方式で審査します。 ただし、必須項目及び未完成の審査内容の一つでも該当する場合は、不合格 必須項目及び未完成の審査内容の一つでも該当する場合は、不合格となり 必須項目及び未完成の審査内容の一つでも該当する場合は、不合格 ます。 (5)実技試験で失格(不合格)となった場合でも 実技試験で失格(不合格)となった場合でも、引続き、午後の試験(学科、面接試 実技試験で失格(不合格)となった場合でも 験)を受けてください。 (6)携帯電話等の使用禁止 携帯電話等の使用禁止 試験中、携帯電話等の使用は認めませんので、電源を切り、鞄などに収納してくだ さい。 (7)受験者以外の者が試験会場内に立ち入りすることは禁止します。 禁止します。 -8 - 第3 1 学 科 試 験 学科試験の実施要領 (1)「自転車技士学科試験問題の出題範囲と審査基準」 出 題 範 囲 審 査 基 準 自転車の構造、機能及び性能に関する 自転車の種類、構造、各部分の名称、機能及び性能を十分理 知識 解していること 自転車の組立及び検査に関する知識 1 自転車の車種ごとに必要な部品により、完成車として組み 立てるまでの作業手順並びに完成車としての機能及び性能の 確認方法について十分理解していること 2 組立及び検査に使用する工具又は検査器具の名称及び使用 方法について十分理解していること 自転車の整備に関する知識 1 自転車整備作業について十分理解していること 2 整備作業に必要な工具の名称及び使用方法について十分理 解していること 1 工業標準化法に基づく日本工業規格表示認定制度(JIS 工業標準化法及び自転車・同部品の日 マーク制度)の内容を十分理解していること 本工業規格に関する知識 2 自転車及び自転車用部品の日本工業規格の内容を十分理解 していること 自転車の安全基準に関する知識 (一財)製品安全協会が定めるSGマーク制度及び(一社)自転 車協会が定めるBAA・SBAAマーク制度について十分理解 していること (2)「自転車安全整備士問題の出題範囲と審査基準」 出 題 範 囲 自転車の構造及び機能に関する知識 自転車の点検及び整備に関する知識 審 査 基 準 自転車の種類、各部品の名称および機能等を理解しているこ と 1 普通自転車の点検及び整備に使用する工具の名称及び使用 方法について理解していること 2 普通自転車の点検整備基準について、その内容を理解して いること 1 道路交通法令などに規定されている自転車の通行方法及び 自転車利用者の注意しなければならない自転車の特性等につ 自転車の安全利用の指導に関する知識 いて理解していること 2 自転車利用者に対して指導をする場合の留意点、自転車安 全整備制度(TSマーク)の内容等、自転車の安全利用の推 進に必要な知識を有していること (3)合格基準 合格点は、自転車技士学科試験・自転車安全整備士学科試験とも100点満点で、 70点以上です。 -9 - 2 学科試験受験上の注意事項 (1)学科試験の受験者は、受験上の諸注意があります。 14 時 00 分 までに着席してくだ さい。 (2)学科試験の開始時間は、 14時 10分 です。 (3)学科試験会場は、受験番号により指定されていますので、間違えないようにしてく ださい。 (4)着席する際には、机上の受験番号をよく確認してください。 (5)自転車技士試験と自転車安全整備士試験は、問題の表紙の色、出題数及びマークシ ートの色が違うので間違えないように注意してください。 (6)問題集、マークシートの両方に、受験地、受験番号、氏名を忘れずに記載してくだ さい。 (7)マークシートにマークする鉛筆は、HBが最適です。ポールペン、色鉛筆は不可と します。なお、消しゴムも忘れず持参してください。 (8)自転車技士試験と自転車安全整備士試験の両方を受験する場合の試験時間は、 70 分間、どちらか一方の試験を受験する場合の試験時間は、 分間 50分間です。 分間 (9)試験開始から 30分間は、会場からの退出はできません。 分間 (10)試験開始から 30 分 が経過し、会場から退出する方は、解答用マークシートと問題 集を提出した後に、退出してください。 (11)面接試験を受験する方は、時間まで指定された場所で待機してください。 なお、面接試験まで時間がある受験者に対し、先に試験用自転車を返還する場合が ありますので、係員の指示に従って対応してください。 (12)携帯電話等の使用は認めませんので、電源を切り、鞄などに収納してください。 (13)電卓の使用は認めますが、携帯電話等の計算機機能を使用することは認めません。 - 10 - 第4 1 面 接 試 験 面接試験の実施要領 「自転車技士と自転車安全整備士の両方の資格の受験者」と「自転車安全整備士の資 格のみの受験者」の方は、面接試験があります。 (1)面接試験の内容 ア 面接の所要時間は、1人5分間程度。 イ 自転車の安全利用に関する正しい知識、自転車利用者に応じた指導などについて 質問します。 (2)審査基準 ア 面接により、「質問事項の理解度」「安全利用についての指導・助言力」及び「言 葉使い・態度・その他」について審査します。 イ 評価は、それぞれの項目についてA(優秀)、B(良好)、C(不適格)の3段 階で評価し、AとBを合格とします。 2 面接試験受験上の注意事項 (1)面接試験の開始時間は、 15時 30分 の予定です。 (2)面接会場へは、呼び出しの方が受験番号を告知しますので、指定された面接会場に 向かってください。 (3)試験会場により、1対1の面接であったり、試験官1~2名、受験者4~5名の面 接となる場合があります。 第5 1 終 了 「実技試験のみの受験者」の方は、実技試験の採点が終了し、自転車の返還があるま で待機してください。 2 一部の試験会場では、時間の短縮を図るため、面接試験受験者の後半該当者に対し、 先に自転車の返還を済ませる場合があるので、係員の指示に従ってください。 3 すべての受験が終わった方は、持参した自転車、工具、筆記用具などを忘れずに持ち 帰ってください。 4 受験票(ビニールケースに入れたまま)は、指定された返却場所の係員に返納 返納してく 受験票(ビニールケースに入れたまま) 返納 ださい。 5 ゴミ、ペットボトル等は、必ず持ち帰ってください。 - 11 - 第6 1 そ の 他 合格発表は、自転車技士試験は(一財)日本車両検査協会、自転車安全整備士試験は (公財)日本交通管理技術協会のホームページで、10月3日(月)に発表します。 また、それぞれの受験者に、合否通知書を郵送いたします。 ※ 10月下旬以降になっても合否通知書が届かなった場合は、それぞれの協会に問 い合わせてください。 ※ ホームページの合格発表は、受験番号で行いますので、ご自身の受験番号は控え ておいてください。 なお、受験申請手続き終了後に、住所を異動した場合は、(公財)日本交通管理技 術協会試験事務局(平日 平日(土・日・祝日等を除く。)午前10時00分~午後5時00分 午前10時00分~午後5時00分) 平日 午前10時00分~午後5時00分 に電話連絡するとともに、郵便物が確実に届くようにしてください。 2 合否等の問い合わせについては、応じかねますのでご了承ください。 《自転車技士に関する問合せ先》 (一財)日本車両検査協会 〒114-0003 電話 本部 東京都北区豊島7-26-28 03-5902-3455 Fax 03-5902-3411 URL= http://jvia.or.jp/ 《自転車安全整備士に関する問合せ先》 (公財)日本交通管理技術協会 〒162-0843 電話 試験事務局 東京都新宿区市谷田町2-6 03-6228-1767 (この電話は5月9日~9月30日の期間のみ使用 この電話は5月9日~9月30日の期間のみ使用) この電話は5月9日~9月30日の期間のみ使用 ※上記期間以外は Fax エアマンズビル市ケ谷 03-3260-3621 03-3260-3892 URL= http://www.tmt.or.jp/ - 12 - にお願いします。 - 13 - - 14 - (一財)日本車両検査協会 (公財)日本交通管理技術協会 「自転車組立、検査及び整備技術審査」 「自転車安全整備技能検定」 平成28年度 実技試験審査基準一覧表 採点項目 未完成 審査基準 審査内容 1.途中で棄権した者又は下記採点項目1~10項目の対象部品が取り付けられていないものは不合格 2.必須項目以外で明らかに審査基準を大幅に逸脱したもの及び、自転車としての安全性を著しく損なう と認められるものは不合格 後車輪の振れ幅が3.0㎜以上のもの又は車輪がブレーキに当たって回らない 必須項目 ものは不合格 後車輪のスポーク張力で150N以下のスポークが3本以上ある場合は 不合格 フリーホイール側・・・・・・・平均400N以上であること。 1 後車輪の組立 (1)スポークの張力 反対側・・・・・・・・・・・・平均300N以上であること。 150N以下のスポークがないこと。 (2)スポークの組み方及びオ フセット あや取りがしてあり且つオフセット組みされていること。 (3)バルブ穴の位置 スポークの交差の広い方にあること。 (4)車輪の振れ 横振れ、縦振れとも1.0㎜未満であること (5)タイヤの取り付け タイヤがリムに正常に取り付けられていること。 (1)取り付け高さ ポストの限界標識が隠れる高さであること。 座面が前後左右共に水平なこと。やぐらは舟線の下で、角ボルトは、ポスト 2 3 4 サドル、シートポス トの取り付け状態 ハンドルステムの取 り付け状態 前・後ブレーキレ バーの状態 (2)取り付け姿勢 け部の方向が正常であること 垂直で下向に668N(※Ⅰ) の力及び座面に平行に222N(※Ⅰ)の力を、サドル (3)サドルとポスト及びポス 前・後端でいずれか大きいトルクが固定部に生じる方の端から25㎜以内の箇 トと立てパイプとの固定 所に加えて、動かないこと。 必須項目 ヘッドに明らかなガタがあるものは不合格 ハンドルステムとホークの組み付け強度が甘く、容易に動くものは不合格 (1)取り付け姿勢 (※Ⅱ) ハンドルバーが前車輪の中心面に直角な位置であること。 (2)取り付け高さ ステムの限界標識が隠れる高さであること。 (1) レバーの取り付け姿勢及 にぎりとの関係で取り付け位置が適切であり、ハンドルバーに十分に固定さ びレバーの固定 れて、通常のブレーキ操作が正常に行えること (2) レバーの配置 (1)取り付け姿勢 ハンドルバーの取り 5 (2)バーとステムとの組み付 付け状態 け強度 チェーンの取り付け 6 チェーンの継ぎ 状態 7 の後方にあること。コンビネーションシートピラーの場合は、サドル取り付 レバーは前ブレーキ用をハンドルバーの右、後ブレーキ用をハンドルバーの 左に配置すること。 にぎりの中心線が水平又はやや手前下がりであること。 最大トルクが生じる方向及び位置に片側につき220N(※Ⅲ)の力をバーの左 右に同時に加えて動かないこと。 ピンの出入り異常,継目の固着、作動不円滑がないこと。 左・右ペダルの取り ペダルの固定及びバリの発生 クランクに十分に締め付けてあり、クランクにバリがないこと。 付け状態 必須項目 (1)前・後ブレーキ体のフ レームへの固定 前または後ブレーキがきかないものは不合格(※Ⅳ) 前または後ブレーキがきかないものは不合格 貫通ボルト取り付けナットが十分に締めてあること。カンチレバー形及びV ブレーキ形(カンチレバーV形)のものはブレーキ台座に十分に締め付けて あること。座金類の取り付け順序が正常であること。 (2)ブレーキブロックとリム ブレーキブロックとリムのすきまが左右ほぼ均等であること。ブレーキをか 前・後ブレーキ体の とのすきま(片当たりを含む) 8 けた時リム制動面に沿って正確に当たること 取り付け状態 ブレーキ舟の取り付けナットが十分に締めてあること。 (3) ブレーキ舟の固定 (4) ワイヤ調節ねじの位置 調節ねじの調節しろが十分にありロックされていること。 (5) ワイヤキャップの欠品と 20N(※Ⅴ) 以上の離脱力であること。 離脱力 (6) ワイヤの全般の状態 ワイヤの配線が正常であり、ワイヤ止めねじが十分に締め付けてあること。 - 15 - 採点項目 審査内容 審査基準 必須項目 変速が全段に至らないものは不合格 ハンドル、フレーム等に対して十分に締め付けてあり、走行中使用し易い位 (1)シフト(変速)レバーの 固定及び取り付け姿勢 9 (2)ディレーラの各段ごとの フロント・リヤディ 調整 レーラ(外装変速 機)の取り付け状態 (3)ワイヤキャップの欠品と 離脱力 置、角度であること。 シフト(変速) レバーを操作したとき、各段ごとに確実にシフトし、チェー ン外れがないこと。 20N(※Ⅴ) 以上の離脱力であること。 (4) ワイヤの長さととり回し ワイヤの長さが適正であり、配線が正常であること。 必須項目 車輪を下方向にたたいてずれるものは不合格 ハブに明らかなガタがあるものは不合格 ・前つめ溝底から浮いていないこと。 前 前・後車輪の取り付 10 け状態 ・後つめ溝の適正な位置であること。 後 ・後車輪のハブナットの締付トルクは30N・m(※Ⅵ)以上とすること。 ・クイックレリーズ式のものはカムレバーが十分に締まっていること。 また、脱輪止金具が付いているものは適正であること。 タイヤとフレーム体又は前ホーク各部との間のすきまは2㎜以上であり、且 つ左右はほぼ均等であること。 (3)タイヤの空気の入り具合 タイヤサイドを指で挟んで十分に手ごたえがあること。 (4)タイヤの回転方向 タイヤの回転の方向が矢印等で示されているものは適正であること。 (1)取り付け姿勢 リヤリフレクタの取 り付け状態 (2)リヤリフレクタの固定 リヤリフレクタの主光軸は、自転車の進行方向に対し平行で、上下左右に著 しい傾きがないこと。 リヤリフレクタに対し90N(※Ⅶ) の力を加えたとき動かないこと。 (3)リヤリフレクタの欠品 リヤリフレクタが取り付けられていること。 (1)取り付け姿勢 走行中使用し易い位置で、ブレーキワイヤとの接触等の障害がないこと。 - ベルの取り付け状態 (2)ベルの固定 - ・クイックレリーズ式のものはカムレバーが十分に締まっていること。 また、脱輪止金具が付いているものは適正であること。 (1)車輪の保持 (2)車輪のすきま ・前車輪のハブナットの締付トルクは18N・m(※Ⅵ)以上とすること。 取り付けねじ等が十分に締め付けてあること。 (3)ベルの欠品 ベルが取り付けられていること。 (1)取り付け姿勢 停立及びはね上げ状態ともに正確に機能すること。 スタンドの取り付け (2)スタンドの固定 状態 取り付けブラケット、ハブ軸等への取付けねじは十分に締め付けてある こと。 (3)スタンドの欠品 スタンドが取り付けられていること。 (1)作業に起因するバリの発生 ねじの締めすぎ等によるバリがないこと。 作業きず、バリ及び (2)作業に起因するきず及び 欠品等 部品の取り付け忘れ等 ・著しく商品価値又は強度、作業等を低下させる作業きず等がないこと。 ・部品を組み付け、取り付けるための小物部品の取り付け忘れ。 ・スポークの左右の目印がないこと。 ※印Ⅰ~Ⅶの審査基準は、数値で決められているが、下記の方法により強度を確認するものとする。 ※Ⅰ サドルの先端を垂直に押し下げたとき及び水平方向に握り拳で叩いたとき動かないこと。 ※Ⅱ 自転車の前から両脚で車輪を挟み、両手でハンドルバーを握って水平方向に、左右に強く回した とき動かないこと。 ※Ⅲ 左右のにぎり部を強く握ってハンドルバーを強く回転させたとき動かないこと。 ※Ⅳ レバーの開きが5mmになるまで握り、自転車を押したとき車輪が動かないこと ※Ⅴ ワイヤキャップを指先でつまみ、引っ張ったとき離脱しないこと。 ※Ⅵ ハブナットが十分に締め付けてあり、且つ車輪の上側を下方に向けて握り拳で強く叩いたとき、 又はホークエンドの溝の方向に強く引っ張ったときに車輪が動かないこと。 ※Ⅶ リヤリフレクタを手でにぎり、力を加えたとき容易に動かないこと。 - 16 - 試 験 ス ケ ジ ュ ー ル 表 受 実 技 試 験 付 9:00~10:00 準 備 作 業 受付終了後~10:20 事 前 説 明 10:20~10:30 (技士・安全整 分 解 10:30~10:55 備士共通) 実 技 試 験 確認・判定 組 昼 食 学 科 試 験 休 間 技 士 安全整備士 憩 面 接 試 験 時 立 時 10:55~11:10 11:10~12:30 12:30~14:00 説 明 14:00~14:10 試 験 14:10~15:20 間 技士・安全整備士の 両方受験者 15:20~15:30 15:30~17:00 と 安全整備士のみの受験者 ~ 試験会場の施設利用規則等に従ってください。 - 17 - ~ - 18 -