...

ヴィッツ マークⅡ

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ヴィッツ マークⅡ
トヨタ自動車株式会社
通称名
車両型式
エンジン型式
適用時期
ヴイツツ
TA. UA-SCPl
O
TA
.UA-NCPI0
TA
.UA-NCPI
3
I
SZ-FE
2NZ-FE
1
NZ-FE
2
000
.
10-
TA-GX110
lG-FE
2
0
0
0
.
10-
出典資料
配線 │
立│集
初r~~)ILW(O ;~Ul:
修
J
1
H ~ Il:
配 線 │ 立│集
マーク日
新型 I
I
I
W
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淀川
修
型
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(
61
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)
(
6
2
1
9
6
C
)
電気配線図を活用する診断技術 PARTm
ダイアグノーシス機能を有する機梢の故障診断では,ダイアグノーシス・コー ドを山力 することにより不Jl.
合筒所を絞り込む方法が一般的であるが,この方法はエンジン ・コントロール, ABS
, トランスミッショ
r
Jいる
ン ・コントロールなど,コントロール ・ユニット (ECU)に人山力されるセンサやアクチュエータを J
機構(系統)に限定される 。 このため,ダイアグノーシス機能を有していない機構やダイアグノーシス・コー
ドを記'隠しない系統の故障診断においては.不具介現象をもとに,
W
J
J
真部品,配線,コ ネクタなどを点検.
2F備 を行う必必がある 。 この場介において該当の機構の 配組系統を十分に理解し氾気配線凶を lli 大 I~l~ に活
用して点検.強制i
を行うことが.
!
.
r
l
W
J税制j
i
完了につながることとなる 。
ここでは 1
低気配線以│
を活用する診断技術として灯火系統.エアコン系統及び1
低気系統全般の故│
路内特におけ
r
る点検 ・整備方法と , エンジンが始動しない」という不 Hf
'
.
i
現象を例に点検・整備方法を説明する 。
ここでの不 J
t
.合羽象(故障内特)例 としては.
l
. 灯火系統:断線 ・短絡 ・接触抵抗
①ヘッ ドランプが片側だけ 1
1
;
1ぃ。(断線)
②テ一 ル . ランプとストツプ . ランプが 同!依附時
E時時.~に J人点白!江
1
③テ一 ル.ランプとストツフプp . ランプが 同時には j止点.~(士幻灯r し なしい、、。(接j触
仙
1~
d山!抵わ抗
.ULο)
2
. エアコン系統:1
折線・短絡・接触抵抗
①エアコンが冷えない。(断線)
②ブロワ ・モータが Hi
の状態から変速しな い。 (短絡)
① ブ ロワ・ モータが作動しない。(接触抵 抗)
3
. 屯気系統全般 :短絡
①長 時 1
1
1放 f
n時.バッテリが上がる 。(短絡)
4
. エンジン系統(エンジンが始動しない):断線・組絡 ・接触抵抗
①初燥はあるが.エンジンが始動しな い。 (断線)
②初燃はあ るが,エンジンが始動しな い。(短絡)
① クランキングできるが,ま った く掛からない。(接触抵抗)
を挙げ,不 J
L
f
T
系統の配線開に点検問所を Y
r
j
記 し 正 常 時 と 異 常 時 の 屯J
.f表不の述いや原凶説明などを記載
する。
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4 -
-・・ilII=~・・
灯火系統
症状 :ヘッ ドランプが片側だけ暗い。〔ヴィッツ) (故障内容 :断線)
Loビーム. Hiビーム, パッシングすべて右側だけ H
音い。
〈点検範囲の絞り込み〉
左側のヘッドランプには異常がないことから.この症状はヘッドランプ RHまでの電源からヘッドランプ
LHとの合流までの間に不具合があると判断し配線図に示す
回路の電圧点検, 導通点検を行うこととす
る。
(
1
) 正常時(図ー 1)
G沌》は常 H寺バッテリ電圧である 。
②L
oビーム時の@ はバッテリ電圧である 。
①H
iビーム時及びパッシング‘時の⑪ はバッテリ電圧である。
*1アナログ・メ ータ(タコ メータなし)
*2・デジタル ・メータ
〈ヘッドランプ〉
(BAT)
(BAT)
(BAT)
(BAT)
3 アナログ ・メータ(タコメータ付き)
ネ
*4 アナログ
メータの除く 'Ol.5~ のタコメータなし
*5 除く RSの来単色化対象色
6:RSの朱単色化対象色
*7 除く RS
*8:RS
*9:'Ol.5~ のアナログ ・ メータ ( タコメ ー タなし)
ド
*10:~'O 1.5 のアナログ-メータ(タコメータなし)
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L.I
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,
D58@
コンビネーンヨン スイ ッチ
図 -1 正常時(
灯火系統:断線)
5
5
1
31
1
1
aIEI!・
(
2) 異常時 (
原因 :Hー LPRHヒューズ
①ヘッドランプ O
FF時のの はバッテリ
ヘッドラ ンプ・コネクタ 3番端子聞の断線) (
図ー 2
)
m圧である 。
r
.
②ヘッドランプ ON時 (
Lo
,Hi
,パッシングl
I すべて)の⑪は約 4
Vである 。
①L
oビーム H
寺の@は約 4
Vである 。
④ Hi
ビーム H
守及びパッシング1
1
寺の@は約 一4
Vである 。
⑤L
oビーム1
1
寺の⑪は約-4
Vである 。
⑥ Hi
ビーム1
1
守及びパッシングH
寺の@は約 4
Vである 。
(BAT)
(BAT)
(BA
T)
(BAT)
*1:アナログ ・メータ(タコメータなし)
*2:デジタル ・メータ
*3・アナログ・メータ(タコメータ付き)
* 4 アナログ・メータの除 <'01
.
5-のタコメータなし
*5除く RSの来単色化対象色
*6・RSの禾単色化対象色
*7:除く RS
*8:RS
* 9:'01.5-のアナログ・メータ(タコメータなし}
*10・'
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5のアナログ ・メータ(タコメータなし)
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L.I
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1
1
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D 6@ ,
D58@
コンビネーション・スイッチ
図 -2 異常時 (
灯火系統:断線)
5
6
1
31
1
1
-・・IS:~]・・
(
3
) 原因説明
この抗状の場;
T
i
, (
2)
異常時の① .②,① .⑤ から.
'
,
l
1
i
1
民系の接触抵抗による屯圧│峰ドか'tl
i
i
原系│折線による
J
i
tI
X
Iと判断できる 。
他川怖からの屯流川り込みのいずれかが)
更に ,(
2)
瓜常1
1
守の@ ,⑤ のようにテスタの仙がマイナス (
'
d
l流の向きが逆)を示すことか ら,'tI.i:初;!系が断線し
1
11
ており,ヘッドランプ LH系から屯流が 1
り込んでいると判断できる 。
この杭状の場合, (
2)
興常時の①のように,あたかも m
i
)
J
;
(iIl):I:が掛かっているように比えるため.説話
会するお
それがあり杭誌が必要である 。(
2)
民常時の④噌⑤ のように,作 )
J
Iしていない 1
1
1路の'tl
t
JI~ も (i'(I1,認することで総
合的に判断できる 。
な お 断 線 百1
5位を抵抗i
J
!
l
J
定⑪ により特定する場介には. ¥
T
J
:ìJJ;!系の阿り込みによる誤診・テスタの H~傷を防止
するため,あらかじめヒューズやコネクタを取り外してから測定を行う 。
2) 症状 :テール・ランプとストップ・ランプが同時に点灯する。〔マーク1I) (故障内容:短絡) (
図 ー 3)
テール ・ランプを点灯させるとストップ・ランプも川時に点灯する 。
また.ストップ ・ランプを点灯させるとテール・ランプも l
'
i
J時に点灯する 。
〈点検範囲の絞 り込み〉
テール・ランプもストップ ・ランプも'
市川 アースに桜枕され,
ているため,この症状は屯 i
J
J
R
1
H
1
1
の短絡と判│析し配線│
災
│に示す
る。
i
1
1
J
i
J
)の ON-OFFにより点灯 -?
i
'
i
灯を行っ
lïíl 路 の~Il:圧点検
ì話通点検を行うこととす
R
,
,
PD
(
1
) 正常時
① テール・ランプ・スイッチ OFF(
消灯)I
時の⑪は QVである。
¥(
点灯)時の⑪はバッ テリ屯庄である。
② テール・ラン プ ・スイ ッチ 0:
F
F
U
i
'
i灯)lI~iの@は QV である 。
③ ス トップ ・ランプ ・スイッチ O
@ スト ップ ・ラン プ ・スイ ッチ OK(ょう;灯)時の⑪はバ ッテリ屯庄である。
〈テール ・ランプ
〉
〈
スト ップ ・ランプ〉
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アースN05)
図~3
正常時 (
灯火系統:短絡)
@
~
(
2) 異常時(原因:リヤ・コンビネーション・ランプ RH側 1番端子 -2番端子聞に短絡がある) (
図 -4)
① テール ・ランプ ・スイッチ.ストップ ・ランプ ・スイッチが両方とも OFFI
時 ⑪ @
はO
Vである 。
①テ ール・ランプ・スイッチ又は.ストップ ・ランプ ・ス イッチのどちらかが ONになると .⑪ .@共にバッテリ 1江圧になる 。
〈テール ・ランプ〉
〈
ストップ・ランプ〉
・
・
・
・
・
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.
C
ε
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C
図 -4 異常時(灯火系統:短絡)
M 1
5
J
!C
(
7
ス
ー N05)
-・・13::~'-
(
3) 原因説明
この旋状の場介. (
2)
異常 H
寺の① .② から. ," 1
J
i
;
J
l
i
H
l
J(1
:
'
;
i
'
'I'1I寺の配線図に示す
)の短絡と判断できる 。
短絡イミ H介の場令には,不 J~合現象がIJ\ている状態で関連するコネクタを順次切り離し現象が?ì'í えるポイ
ントを探求していく 。
J
[
1
J
の M32コネクタを切り附すと別象が消えるた
この不Jt.千干の場合にはリヤ・コンビネーション・ランプ RH1
め
,
リ ヤ ・ コンビネーション ・ ランプ RH1H1J のワイヤ・ハーネス,又は氾球の不 J~ 合と特定できる 。
3
) 症状:テール・ランプとストップ ・ランプが同時には点灯しなし、。〔マーク I
I
) (故障内容:接触抵抗)
テール ・ランプ,ストップ・ランプとも単独で、は点灯するが,テール ・ランプ・スイッチとブレーキ・ラン
プ ・スイ ッチを同 H
守に作動させると左側のランプだけ点灯しない。
〈
点検範囲の絞り込み〉
イ7側のテ ール ・ ランプとストップ ・ ランプは IE'l;~' に点灯することから.
この症状はJ
左d
官
似
側
J
I
リのテ一ル.ランプと
ス卜ツプ.ランプだだ、けが共月j
している川E
蹄
路
f
行
f
の
イ
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リj
μ
L
f
什守と判断し 配線凶に示す
千行)うこととする 。
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川
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(
1
点
1
(
1
) 正常時 (
図 -5)
④ ストップ ・ランプ ・スイ ッチ ON(
点灯),
時
の@ はバッテリ屯圧である 。
① テール ・ランプ ・スイ ッチ O
FF(
消灯),
時
の⑪ は
o
vである 。
⑤常時@.@(⑪.⑪は同一部位)は O
Vである 。
点灯),
時
の⑪ はバッテリ屯圧である 。
② テール ・ランプ ・スイッチ ON(
① スト ップ ・ランプ ・スイ ッチ OF
F
(消灯)時の@ は OVである 。
〈
テール・ラン プ
〉
〈
ストップ ・ランプ〉
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2) 異常時 (
原因 :リヤ・コンビネーシ ョン・ラン プ LH側 3番端子
③ テール ・ランプ ・スイッチだけが O
NII
寺の⑪は約 l
lV.@ は約一 0
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5
V.@ は 0
.
9
5
Vであ
テール ・ランプ, ス
る。
トップ・ ランプ・ソ ケ ッ ト端子間(アース回路)に接触抵抗がある ) (
図- 6
,7)
① テール ・ランプ・スイ ッチ.スト ップ ・ランプ ・スイッチ共に OFFI
時の@.@ は OVで
:
¥
1
侍の@は約一 9
V
. @ は約 3
V
. @は 9Vで あ る 。
@ スト ップ ・ランプ ・スイッチだけが 0
ある 。
時の@. @ ( @
,
⑪
ストップ ・ランプ ・スイッチ共に ONI
⑤テ ール ・ランプ ・スイッチ
②テ ール ・ランプ ・スイッチ
ストップ ・ランプ ・スイッチ共に ONII
寺の⑪.@ は約 0
.
5
はI
'
J
I
一部位)は約 l
lVである。
-lVである 。
〈
テール ・ランプ〉
〈
スト ップ ・ランプ
〉
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・
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図 -6 異常時 (
灯火系統:簸触抵抗)(
1
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テール ・ランプ・スイッチ ON
スト ップ ・ランプ ・スイ ッチ ON
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〈
回路図 A)
スト ップ・ランプ・スイ ッチ
「
ストップ・
ランプ
V
炉;
,
司
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・ ・炉
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l
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4
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3
)
約 l1
VI
I
一一
-
霊童日
司
ランプのワット数は, I
Y
Jるさのイメージ
〈
回路図 B)
-条件
テール・ランプ・スイッチ ON
ストップ・ ランプ ・スイッチ OFF
(BAT)
10A I A 115A
テール・ I?I
ストップ・
ランプ
ランプ IY I
¥ ス トップ・ ランプ・スイ ッチ
o、
ー
ー
・
・
・
・
・
・
、
一
一
一
一
一
一i
直亙ランプのワット数は. I
Y
Jるさのイメージ
6
3
目
-・・;,s:~-=-
〈
回路図 C)
-条 件
テール・ランプ ・スイッチ OFF
ストップ ・ランプ ・スイッチ ON
ストップ・
ランフ・
.
スイッチ
直童日
ランプのワット数は
l
則るさのイメージ
図 -7 異常時 (
灯火系統 :接触抵抗)(
2
)
(
3) 原因説明
この症状の場令. ( 2)異 'l-;~~時の②から . アース系の接触抵抗による屯圧降下 ( アース不良)と 1ft定できる 。
!
J
.
i
:
に
, (2)
民常時の⑤ のようにアース系の',G:
L
I
:
.
が
U'
I
.していることから,アース不良と判断できる 。
1
位を抵抗測定@ により特定する場什には. m
v
t
Eの 1
'
1
り込みによる誤診・テスタの H
H
拐を防止する
接触抵抗日1
ため.あらかじめヒューズやコネクタを取り外してから測定を行う 。
(
.
灯するのは ,
なお,アース系に接触抵抗や断線があっても.テール・ランプ. ストップ ・ランプが単独で、は l
2
)
県常│時の① ,④ のようにテスタ
他の 同断 に屯流が川 り込む ことでアース 川路が成立しているた めである 。(
の仙 がマイナス(屯流の 向 きが逆)を示すことからも 判 断できる 。
この椛状のように.単独では正常に作動するが.
l
i
J
1
守に作動させると異常現象が発生する場合もあり .機 能
の,
1
,
1
,(検や故防診断では単独 作動に加 え
, 1
則辿する 11
路を桜子?で作動させた状態での機能点検 ・欣附診断・が重
要である 。
匿~不J!.介現象を[ill 路上の合成抵抗,ìI.t):することにより解説する 。
ただし実際の同路では配線や接点なとーの微小な紙抗や.フィラメントの制度変化による ~l~.JJt1
I
!
I
の変化があ
るため.計算他は H安とする 。
(
'
,
丘力 )= I (屯流)E(~l1lJJ → I = P/E→ R(
抵抗)=E/
Iより (
又は R=E2
/
P)
〈
電球の抵抗値概算) p
テール ・ランプ
(
1
2V
15
¥
1
V
) ・5W;
.12Vキ O.
4A. 12V;
.O.
4A キ 30Q
ス トップ ・ランプ (
1
2V
12
1
W) :2
1W ;
.12Vキ1
.
75A. 12Vム1
.
75Aキ7Q
-6
4
-・13匡~]・・
(
イ) テール・ランプ・スイッチ ON
,ストップ・ランプ・スイッチ ONの場合(図 8)
テール ・ランプとストップ・ランプの合成抵抗 (
R
2
)は
下式より約 5
.
7Q となる 。
R2= --
_
,
.
一
~主 5.70
1 . 1
一
3
0Q .7
Q
12V:
また,接触抵抗 (
R
1)
に流れる屯流 (
i
)は下式より約 0
.
5A
となる 。
1=
12V
5
.70+2
0Q
キ
0
.
5A
したがって,接触抵抗両端の氾正(
⑪及び⑪ )は下式より
図 -8 テール・ランプ・スイッチ ON
,
ストップ ・
ラ ンプ・スイッチ ON
約1
0Vとなるため,
⑪ =2
0Q x0
.5A= 10V
⑪ ,@ は共に 2Vとなる 。
(
口) テール ・ランプ・ス イッチ ON
,スト ップ・ランプ ・スイッチ O
FFの場合(図-9)
テール ・ランプ ・スイッチだけが ONのと きは.左右の
ス トップ ・ラン プ川並行に電流が阿り込むため.有国のよ
うな │叫路が成立する 。
接触抵抗とス トップ ・ランプの令成抵抗 (
R2)は下式よ
ストッフ・.
ランプ LH
7Q
スト ップ・
ランプ・
12V:
:
;
.
之
江
之
チ
り約 8.20となる 。
R2=
1
1 1
一
キ
8.
2Q
一
200 .7Q +7Q
また,テール ・ランプ LHに流れる屯流 (
i
)は下式より
約0
.
3Aとなる 。
1=
1
2V
.
2Q
3
0Q +8
キ
図-9 テール・ランプ・スイッチ ON
,
スト ップ ・
ラ ンプ・ス イッチ O
FF
0
.
3
A
したがって テ ー ル ・ ラ ン プ LH両端の電圧⑪ は下式より 9Vとなるため,ス トップ ・ラ ンプ LH両端の屯圧
@は1
.
5Vとなる 。
@ =30Q x0
.
3A =9V @ =(
l2V-9V)72=1
.5V
なお, ス トップ ・ランプ LHにはアース側から屯流が回り込むため,テスタの値はーを示す。
か
す
テール・ランプ ・スイッチ O
FF,ス トップ ・ランプ・スイッチ ONの場合(図ー 10
)
ス トップ ・ランプ ・スイッチだけが ONのと きは, すべ
てのテール ・ランプ l
i
r
l
路に屯流が[!.!]り込むため,イヲ図の
ような 凶路が成立する 。
接触抵抗とテ ー ル・ランプ系統の介成抵抗 (
R2)は下式
2Qとなる 。
より約 1
R2=
唱
l
ー「
4
仇
¥
.
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テール ・
ランプ スイッチ
、、
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五Q +30Q +な ぽ00
.
.
.
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ー
ー
ー
ふー
ー・
また.ストップ・ランプ LHに流れる電流 (
i)は下式よ
り約 0
.
6
3
Aとなる 。
-6
5-
図 -10 テール・ランプ・スイッチ O
FF,
ス トップ・ ランプ-スイッチ ON
-・・~Ii:''-
12V
,= = と O
.
63A
2Q
7Q +1
したがって,ストップ・ランプ LI
I両端の電圧⑪ は下式より 2
.
lVとなるため,テール・ランプ L
I
I
両端の電
.
9Vとなる。
圧⑪は 9
@=
=7Q xO
.
6
3
Aヰ 4
.
4
V ⑪ =12V-4
.
4
Vキ 7
.
6V
なお,テール・ランプ LI-Iにはアース制I
Jから電流が回り込むため,テスタの値はーを示す。
2 エアコン系統〔ヴィッツ〕
1
) 症状:エアコンが冷えない。 (故障内容:断線)
エアコン・スイッチのインジケータ ・ランプは点灯するが,コンプレッサが回らない(マグネット・クラッ
チが ONしない)ため冷房できない。
〈エアコン・コンブレッサ(マグネ ット・クラッチ)の作動条件
〉
イグニション ・スイッチ, ブロワ ・スイッチ,エアコン ・スイッチすべて ON
ただし下記の条件では作動を禁止する 。
NEJにより判定)
@エンジン回転速度が低下したとき(エンジン回転速度センサ信号r
PR
S
Jにより判定)
@ 冷媒の圧力が規定範聞外のとき(プ レッシャ・スイッチ信号 r
THRJにより判定)
のエパポ レータの温度が規定値より低いとき(エパポ後センサ信号 r
〈点検範囲の絞り込み〉
/CMGリレ ーを介して駆動されており ,その制御はエンジン・コントロール
マグネッ ト・クラッチは A
ECUで行っている。
エアコン ・スイッチのインジケータ・ランプが点灯することから不具合は配線図に示す
で示した回路の不
具合と判断できる 。
A/CMGリレーの作動音及び、⑪の点検を行うことにより. f
I
i
リ
倒J
1
1
J.駆動側どちらの系統に不具合があるか
判定でき,効率的に不具合系統を絞り込むことができる 。
-6
6-
(
1
) 正常時 (
図 -1
1)
①エアコ ン・ コンプレッサの作動条件にしたとき .A
/CMGリレ ーの作動音がし. マグ
ネット ・クラッチが ONする 。
② 作動条件時の@ は OVである 。
③作動条件時の@ はバッテリ泣圧である 。
@作動条件時の@ はバッテ 1
)H
l
圧であり 冷媒の圧力が規定範閣外のときには OVである 。
V以下であり .エパポレ ー タの温度が低 くなると @ は上好ーし約
⑤ 作動条件時の@ は約 2
2
V以上になると. AlC:
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Gリレーが OFFになる。
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図 - 11 正常時(エアコン系統:断線)
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(
2
)異常時 (
原因:エパポ後センサ 029コネクタ 2番端子-ECUB2コネクタ 1
4番端子問
③作動条件時の@ はバッテリ屯庄である 。
@ エンジ ンの調子 は良い。
⑤作動条件時の@ はバッテリ電圧である 。
.
5Vである。
@作動条件時の⑪ は約 3
に断線がある) (
図 -12
)
①エアコン ・コンプレッサの作動条件にしても. Al
C M Gリレ ーの作動音がしない。
②作動条件時の⑪ はバ ッテリ屯圧である 。
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3
叫 一 時一 同一同
,:,タ ークラスタ インテグレーション スイヲ,
《プロヲ スイヲチ3
OF
図 -12 異 常 時 (
エアコン系統:断線)
。,.
センタ タラスタ
イン.
.グν-;,;,ンスイョ,
〈肉舛"スィ",.)
,
d
-・・;.s::1fÇ~
(
3) 原因説明
2)
異常 H
寺の①.② より.エンジン・コントロール ECUがマグネット・クラッチ駆動山力
この症状の場合, (
を出していない状態であることがわかる 。 したがって, ECUへのエアコン・スイッチ信号の入力状態や,
エアコン ・コン ブ レッサの作動条件の0,@ ,の の禁止灯けの状態を確認する必要がある。
(
2
)
異常時の③ より.エアコン・スイッチ信号は ON状態にな っており正常であると判断できる 。
2)
典常時の④.① よ か 作 動 禁 止 条千
│
ニ
③ のエンジン │
叶1
1
伝速度信号,作動禁止条件@の冷媒圧力伝号も
また, (
正常・
であると判断できる。
しかし (
2)
異常時の⑥ のように,エパポ後センサ信サ⑪ が規定値より高い他を 示すことから,作動禁止条件
CMGリレー(マグネット・クラッチ)の作動を禁止していると判断できる 。 ECUのコネ
の により ECUが A/
B
2
)を外し,エパポ後センサ系統の抵抗@ をi
J
!
l
J定すれば, ECU 本体の不 J ~.合か,センサ,ワイヤ ・
クタ (
ハーネス側の不 H什かを特定できる 。
B
2
)が接続された状態で⑪ を点検すると, ECUの内 m
S
1
11
1
並行が拶響し正f
i
(
r
l
な導通点
なお, ECUのコネクタ (
検ができない場合があるので住訟を要する 。
2
) 症状 :ブロ ワ ・モータが H
iの状態 から変速 しない。(故障内容 :短絡)
に切り杯えても, H
iの状態から変速しない。
ブロワ・スイッチを Lo-Hi
〈
点検範囲の絞 り込み)
i
l
-時バッテリ
ブロワ・モータ作動時,ブロワ・モータの+側には 7
m圧が掛か つており , 一側の I
!
I
路の抵抗を
立)を変化させている 。
変化させること でプロワ・モータへの通屯屯流(=回転辿 j
したがって
, この症状はブロワ ・モータ側の回路がアースに短絡していると判断し配線図に示す
氾圧点検.場通点検を行うこととする 。
-6
9-
岡路の
(
1
) 正常時 (
イグニション ・スイッチ ON) (
図 ー 13
)
①プロワ ・スイッチ O
FF時. @ は Q
Vである。
o
l
時⑪ は約 4Vであり.スイッチを H
i側に切り替えるごとに⑪ は上昇 し Hi
時にはバッテリ電圧になる。
②ブロワ ・スイッチ L
,
. PTCH
I
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・
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図 - 13 正常時(エアコン系統:短絡)
(
2) 異常時 (原因:ブロワ・レジスタ ・ サブ ・ ワイヤ ・ ハ ー ネス 3 番 端 子 ~4 番端子聞に
@ ブロワ ・モータのコネクタを外したときの@ は. ブロワ ・スイッチのポジションに関係
な くO Qである 。
⑤ エアコン ・サー ビス ・コネクタ (D35)のコネ クタを外したときの@ は.プロワ ・スイッ
チが Hiのときに OQを示し Hi以外のポジ ションでは∞ Qである 。
⑥ ブロワ ・モータ . レジスタ用サブ ・ワイヤ ・ハーネスの@ は OQである 。
短絡がある ) (
図ー 14)
①ブロ ワ ・スイッチ OFFI
時.⑪は O
Vである 。
②ブロワ ・スイッチ Lo時の⑪ はバッテリ屯圧を示し プロワ ・スイッチを Hi側に切り替
えても変化しない。
③ フザロワ ・レジスタのコネクタを外しでも現象は変わらない。
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図 -14 異常時(エアコン系統:短絡)
包ンタ ク, スタ ー
インテグ νーシ" スイ,,,
《肉"気スイ Jチ3
2
-・・;S:~~
(
3) 原因説明
この症状の場合, (
2
)
異常時の② のように⑪ が変化 しないことから ,ブロワ・モータの -1
H
1
J
の短絡不 J
-t合と判
断できる 。
2)
異常時の① .④ から, 3
帯端子系のワイヤ ・ハーネス及びブロワ ・スイ ッチ内部の回路が,アース
また ,(
回路と短絡していると判断できる 。更に (
2)
異常 H
寺の⑤ ,⑥ から , ブロワ ・モータ,
レジスタ用サブ・ワイ
ヤ・ハーネスの 3 番端子 ~4 帯端子問の短絡不具合と判断できる 。
なお ,
コネクタが接続された状態で⑪, @を点検すると ,
回路が成立しているため
ブロワ ・ モータ ~ HTR リレーを経由してアース
正確な導通点検ができないので注意を要する 。
3
) 症状:ブ口ワ ・モータが作動しない。 (故障内容:接触抵抗)
ブロワ・スイッチをどのポジションにしてもブロワ ・モータが作動しない。
〈
点検範囲の絞り込み〉
この杭状は電源系,ブロワ・スイッチ系,ブロワ・モータ系など点検を製する範聞がj
よいが,
I
ITRリレー
の作動を確認することで点検が必要な範囲が絞り込める 。
HTRリレーが作動している場合には,配線図に示す 回路の屯圧点検,導通点検を 主体に点検を進め,
HTRリレーが作動していない場合には,配線│ヌ│に示す t
u
l
路の屯圧点検,噂通点検を主体に点検を進める 。
ワ'
b
n,
(
1
) 正常時 (
イグニシ ョン・スイ ッチは ON) (
図一 15
)
① ブロワ ・スイッチ O
FF時⑪はバッテリ屯圧目@ はOVである 。
時⑪は OV
.@はスイッチ ・ポジ ションにより約 4V-バッテリ屯圧に変化する 。
② ブロワ ・スイッチ ONI
常時 OVである 。
③ ブロワ ・スイッチ ・ポジションに関係なく ⑪ は1
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図 -1
5 正常時(エアコン系統:接触抵抗)
2
(
2) 異常時(原因:HTRリレー 2番端子
ブロワ ・スイ ッチ 2番端子聞に接触抵抗がある)
(
図 -16
)
③ HTRリレーの単体点検を行うと. リレ ー単体で、は正常に作動する 。
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OV
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OV
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¥1
時には約 8Vである 。
時の@ はバッテリ l
l
L
圧であり
④ プロワ ・スイ ッチ OFFI
HTRリレーの作動音がしない。
② プロワ ・スイ ッチ OFF時のの はバ ッテリ冠圧 であ り.0
:
'
:時には O
Vである 。
①プロワ ・ スイ ッ チ O~ 時.
。
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1
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図 - 16 異常時(エアコン系統:接触抵抗)
2
-画E畠 '
(
3) 原因説明
2)
異常時の① のように作動音がしないことから,配線│孟│に示す
この症状の場合. (
回路の不具合が考えられ
る。
N
I
J
者の⑪ と@ に差があり. @ が O
Vに下がらないことから,ワイヤ・ハーネスの接触抵
ブロワ・スイッチ O
抗大と判断できる 。
接触抵抗があっても ⑪が正 ~:ttl時と |司じ電圧を示すため誤診しないよう注意が必要でおある 。
なお. HTRリレーの単休点検の代用とし て,ブロワ ・スイッチ・コネクタ 2帯端子やインストルメント・
パネル J/B(1 イ J)端子を直接アースに接続してリレーの作動を維認すると附使に良否判定ができる 。
直亙不具合現象を I!!I 路上の合成抵抗を計算することにより f~聞ける 。
ただし実際のI
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路で、は配線なととの微小な抵抗や. コイルの杭度変化による抵抗他の変化があ るため .;
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1
安
と する 。
HTRリレ ー・コイ ル抵抗値:約 1
0
0Q
(
イ
) ブロワ ・スイッチ OFFの場合 (
図-1
7
)
ブロワ・スイッチが OFFのときには屯流が流れないた
め. HTRリレー・コイル接触 t1~}j'1しによる電圧|峰下は発
生しない。
したがって ⑪,⑪ とも
1
2
Vとなる 。
図 -1
7 ブ口ワ ・スイッチ OFFの場合
(
口
) ブ口ワ・スイッチ ONの場合(図 -1
8
)
ブロワ・スイッチが ONになると右図の回路が成立する 。
位l
路に流れる屯流 (
i
)は HTRリレー・コイルの抵抗と接
触抵抗より.
1=
0
.
0
4
Aとなる 。
1
2
V
0
0Q
1
0
0Q +2
ヰ
0
.
0
4
A
したがって. I
ITRリレー・コイル及び接触抵抗による
Vと
電圧降下は.下式により求めることができ, ⑪ は 8
なる 。
HTRリレー・コイルによる電圧降下
1
0
0Qx0
.
0
4
A= 4V
接触抵抗による屯圧降下
2
0
0Q x0
.
0
4
A= 8V
75
図 -1
8 ブ口ワ・スイッチ ONの場合
-.;S:~~
3 電気系統全般〔マーク I
I
)
1) 長時間放置時,バッテりが上がる 。 (故障内容:短絡)
車両を数 日放世するとバッテリが上がる 。
〈点検範囲の絞り込み〉
:
u放置する とバッテ リが上がる ことか ら,イグニション・スイッチが OFFの状態でも O.5A桂皮の1
1
庁屯
数 1r
流が流れ続けていること が考えられる 。
I
l
1
i
f
f
i流に異常がある場合には,
で示 したi
:
i
li
J
;
J
i
I
画l
路の ヒューズやコネクタを )
1
1
i
'
i
次切 り離して. 1
1
音屯流が大き
く変化する系統を絞り ー
込む。
〈
暗電流測定)
ー
7
6-
(
1
) 正常時(図 -19)
① イグニション ・スイッチ O
N→
② イグニシ ョン ・スイッチ O
N→
OF
F直後は.マルチ ・プレックス ・ネットワーク ・ボデー ECU(MPXEC
U
)は待機状態にあり. II~屯流は約 300-400mA である 。
OFFにした後.約 l
分経過すると MP
XEC
Uが休止状態になるため. 暗f
E流は約 2
0
m
Aになる 。
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図 - 19 正常時(
電気系統全般:短絡)
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2
(
2) 異常時 (
原因:ラッゲージ・ルーム ・ランプ M23コネクタ 2番端子 ラッゲージ・ルー
ム・ランプ・スイ ッチ M27コネクタ 2番端子聞にアースとの短絡がある )(
図 一 20
,2
1)
.
¥→ OFFI
I
I後の n
i1',心流は約 5 -6 mA である。
① イグニション ・スイッチ 0
⑤パッセンジャ ・サイド j/Bのパ A コネクタを取り外すと .踏屯流は正常レベルまで下
カfる。
⑥ パッセンジャ ・サイド j/Bのマルチ ・ヒューズぬ 2を取り外すと. J
I
音屯流は正常レベル
まで下がる。
⑦ マルチ ・ヒュ ーズぬ 2回路を l回路ずつ短絡させると .DOME1系統を短絡させたとき
倍屯流が増加する 。
だけ i
③ DO:
¥
1E 1 系統コネクタ(パ E パ F. パ j. パ M. パ~. パ p) を順次取り外すと.パ P
コネクタを取り外したときだけ H
i1屯流は正常レベルまで下がる 。
∞∞
② イグニション ・ スイッチ O~ → OFF にした後.約 l 分以上経過したときのlJìi 屯流は約
250mAである 。
③ エンジ ン
・ ルーム R/Bのヒューズ郊を取り外しでも.階電流は正常レベルまで下がら
ない。
@ ドライパ ・サイド j/Bのド Bコネクタを取り外しでも .I
渚屯流は正常レベルまで下がら
ない。
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図 -20 異常時(
電気系統全般 :短絡) (
1
)
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〈パッセンジャ・サイ ドJ/B)
乳白色@
乳白色@
5A PANEL2
5A PANEL1
電源 2
電源 2
5A DOME2
5A DOMEl
※はリレー ・モジュールが接続
乳白色@)
7
9
-・・;S:~~
〈パッセンジャ・サイド J
/Bのヒューズ負荷〉
システム名称
ヒユース
5A
DOMEl(マルチ ・ヒューズ N
.
o2
)
5A
DOME2(マルチ ・ヒューズ N
.
o2
)
5A
PANELl(マルチ ・ヒューズ N
.
o2
)
5A
PANEL2(
マルチ ・ヒューズ N
.
o2
)
インテリア ・ランプ
エアピュリ ・ファイヤ(天井)
クロック
クロ ック
イルミネーシ ョン
イルミネーション
図 -2
1 異常時(電気系統全般:短絡) (
2)
(
3) 原因説明 (
図 -22,23)
この症状の場合, (
2)
異常時の⑤ ,⑦,③ から,パッセンジャ・サイド ]/Bのパ P コネクタ系統より下流に不
具合があると判断できる。ラッゲージ ・ルーム ・ランプ系統を点検したところ,ワイヤ ・ハ ーネスがアース
に短絡しており,ラッゲージ ・ドアの│刻聞に関係なくランプが常時点灯していた。
なお,
日m
流を点検する│僚には,待機m
流が変化するシステムの誤診断をしないよう注意すると共に,過大
1
m流でサーキット・テスタを破損させないよう注意を要する 。
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、舗守主
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図 -22 原因説明(
電気系統全般) (
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門
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エア ピa リファイヤ〈主持〉
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量
調
・
4 エンジン系統(エンジンが始動しない) (マーク I
I
)
症状:初爆はあるが¥ エンジンが始動 しない。 (故障内容 :断線)
クランキングはでき, エンジンが掛かりそうになる(初爆はある)が掛からない(完燥しない)。
1
3
0
5
/
1
5
(イグナイタ
ダイアグノーシスは P
2系統)を表示している 。
4
)
〈点火系統 制御内容) (図ー 2
イグナイタはエンジン・コン トロール ECUからの I
GT
信号をもとに点火を行っている 。
IGTl
z
a
-e
:'e・
I
GT信号)を /
1
¥力 (
O
V→約 5
V
)し,
前から点火指示桁サ (
GTを O
Vに立ち下げる 。
点火させたいタイミングで I
IGF
九斗
20
停止すると共に, チェック ・エンジン ・ウォーニング・
: -da:a
T・0
・
・
燃焼ガスによる触媒の治損を防 止 するた め ,燃料 I~HH を
・
・
万一.一次電流が正常に通屯されなかった場合には,未
••
τ
a
ントロール E
CUにフィードパックする 。
~. J点火 I.~示 i
4:・・ -
・ コ
.~
9
V), 一 次屯流が正~ 'l;~. に通屯 されたことをエンジン
・
・
タは点火確認 ff~' J,
)
占(
IGF信号)を立ち下げ(約 5
V→ O
iON).旨示
.
し怖腕
4‘
イグニション ・コイルに一次屯流が流れると , イグナイ
:
!r
一三百一次電流
j
一次官s
i
M
l
エンジン ・コン トロール ECUは点火タイミングの約 3
0
。
縦車曲目 5V
/
d
i
v
4
員総 l
msec/
di
v
りする(異常コードも記憶)。
ランプで異常を粋i
GT-I
GF一点火相関イラス ト
図 -24 I
〈
点検範囲の絞り込み〉
ダイアグノーシス・コードから. 2香気筒の点火系統の異常と考えられるため.
の点検を行うこととする 。
8
3
H
:波形
で示した回路の屯
(
1
) 正常時 (
図-2
5
)
① クランキ ング時及びエンジン回転時. I
GT信号⑪ は OV<
=
>
約 5Vのく形波である 。
② クランキング時及びエンジン回転時. I
GF信号@ は OV<
=
>
約 5Vのく形波である。
l
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エンジンー コントロール E
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I
I
白色
.
基
図 -2
5 正常時 (
エン ジン系統:断線)
(
2) 異常時 (
原因:エン ジン・ コントロール ECU 6
1コネクタ 1
2番端子
イグナイタ N
.
o2
③ クランキング時各気筒の IGT信号は OV<
=
>
約 5VI
1IJで変化するが.2香気筒の IGT信号
6108コネクタ 3番端子間に断線がある ) (
図 -26
)
① クランキング時
IGF f.ì-~号@は OV <
=
>
約 5Vのく形波となるが
点火しない。
I気筒だけむ号が欠落し
@ だけく形波の形が紛れている 。
④イ グナイタ N
.
o2倶JIでは IGT信号@ が OVのまま変化しない。
ている 。
② イグナイタにスパーク ・プラグを差し込み.点火状態を目視で点検すると 2喬気筒だけ
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館
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エンシン・コントロール E
C
U
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8
1
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帽
奈色
庫勤
、
>
園
。
L
図 -26 異 常 時 (
エン ジン系統:断線)
・
・
国
1
=
1
r
c
=
(
3) 原因説明
2)
異常 H
寺の② のように 2番気筒だけ点火していないことから. 2番気筒のイグナイタ本体,
この症状の場合. (
電源系,アース系. IGT系の不具合が考えられる 。
寺の① のように く形波の形が崩れていることから. IGT系統の 断線と判断できる 。 (
IGT信号
また. (
2
)
異常H
を消費する回路が断たれるために波形がダレてしまう)
(
2)
異常時の④及 び⑪ 点検により,ワイヤ・ハーネスの│折線と特定できる 。
噴射を停止した状
なお,車両のスパーク・プラグを利用して点火確認を行う場合には,ヲ │
火防止のため燃料l
態で行う 。
2
) 症状:初爆はあるが,エンジンが始動しない。 (故障 内容:短絡)
クランキングはでき,エンジンが掛かりそうになる (初爆はある)が掛からない(完燥しない)。
P
1
30
0/
1
4
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3
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4
.
ダイアグ ノーシスは,イグナイタ 1-6系統すべて (
P1
3
2
5
/1
5
)を表示している 。
〈
点火系統制御内容
〉
4エンジン系統一1)と同じ
く点検範囲の絞り込み〉
全気筒のダイアグ ノーシス・コードが表示されているが,エンジンが掛かりそうになることから,点火確認
信号系統の不具合と考えられるため,
で示した回路の電圧波形の点検を行うこととする 。
-8
6-
(
1
) 正常時 (
図-27
)
① クランキング│時及びエンジン回転時 IGTfJ~}⑪は QV <
=
>
約 5Vのく形波である 。
② クランキング時及びエンジン 1
m転時. IGFイ
ヨ
サ@はQV<
=
>
約 5Vのく形被である 。
LR
2151=│
。
句。
、
J
w8
l
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I
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一
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5
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@
E
C
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。
I
I白色
0:
宮れ
、
‘
,
,
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:
@
L
図ー 27 正常時 (
エンジン系統:短絡)
(
2
) 異常時 (
原因:イグナイタ N
o
.4B110コネクタ 2番端子 -4番端子間に短絡がある )(
図
-28
)
①ク ランキ ング時.IGF信号⑪ は OVのまま変化しない。
正常に
② イグナイ タにスパーク ・プラグを差し込み.点火状態を目視で点検すると金気信j
点火している。
③ イ グ ニション ・スイッチ ON. エンジン停止時の IGF信 号⑪ は OVであるが.イグナイ
.
o4のコネク タを外したときに約 5Vに
タのコネクタを}順次外していくと イグナイタ N
なる 。
@ イグナイタ N
.
o
4本体の@は 00であ る。
包
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8 1
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ヨ
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色
彊動
6
,
>
面
瓦
図 ー 28 異 常 時 (
エ ン ジ ン 系 統 : 短 絡)
a~・
(
3) 原因説明
この症状の場合. (
2)
異常時の②のように全気筒点火している ことからイグナイタ本体及び屯源系.アース系,
IGT信号系は正常と判断できる 。
また. (
2)
異常時③ .0よりぬ 4イグナイタの I
GF-GNDII
日短絡と特定できる 。
3
)
症状 :クランキングはできるがま ったく掛からない。 (故障内容 :接触抵抗)
クランキングはできるが,エンジンがまったく掛からない(初燥もない)。
ダイアグノーシスは正常コードを表示している。
※ガソリン・エンジンの三要素(よい混合気・よい圧縮・よい点火)の基本点検では,燃圧が上がっておらず
燃料系統に典7
i
tがある。(その他は正常である)
〈フュー工ル ・ポンプ作動条件〉
クランキング時 (
STA信号により検 I
¥
L)及びエンジン回転'iI(
NE信号により検出)
〈
点検範囲の絞り込み〉
ガソリン・エンジンの三要素(よい混合気・よい圧縮・よい点火)の基本点検を初めに行う 。
基本点検によか燃圧が上がっていない(その他は正常である)ことを確認しフューエル・ポンプ系統の点
検を行う 。
フューエル・ポンプは C/
OPNリレーを介して駆動されており
その 制御 はエンジン ・コントロール ECU
で、行って いる 。
ダイアグノーシスが正常コードを表示しており.基本点検で‘点火が正常であることから. NE伝サ系統及び
STA信号系統は正常であると判断できる。
したがって,不共合は
及びで示した回路の不具合と判断できる 。
C/OPNリレ ーの作動音及 び で示 した凶断の屯圧点検を行うことにより,効率的に不具合系統を絞り込む
ことカfできる 。
一 8
9-
(
1
) 正常時(図 - 2
9)
① イグニション ・スイッチ ON. エンジン
FC1
,同 ⑪ は O
Vとなり . C/OPN リレーが作動 (
ON)する。
② クランキング│時及びエンジン I
n
l
'
l
長時
① C/OP~ リレーが作動 (0:\) する と
<
B^T)
w止時.FC信号⑪ はバッテリ屯圧であり. C/OPi
¥リレーは OFFしている 。
フューエル ・ポンプ作動屯圧⑪はバッテ リ屯圧となり .フューエル・ポンプが作動する 。
。c)
。c)
E.
.
イクニ y
・ン ースィ ,
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一
冨
A
••
J
1
C( 03
)
島根
冨
.
エン ジン系統:接触抵抗)
図 -29 正常時 (
(
2) 異常時(原因:フューエル・ポンプ M11コネ クタ 5番端子 アース・ポイント MS問
③ クランキング時. フューエル ・ポンプのアース側 '
o
1
i
:
1
.
王@ は約 7Vである。(クランキン
グ時のバッテリ屯圧は約 9Vo)
に接触抵抗がある ) (
図ー 3
1)
④ フューエル ・ポンプのア ース側抵抗@は約 1
0Qである 。
① クランキ ング l
時 C/OPNリレ ーの作動背がする。
② クランキングH
寺.フューエル ・ポ ンプ作動 '
d
l
圧@ が約 2
Vである。(クランキング時の
バッテリ屯圧は約 9V
o)
t
B
A
n
国
。
〈
時
》
.
.
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o
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一
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一
一
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富
5
J
1
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間 3)
“
E
ι
画
図 -31 異 常 時 (
エンジン系統:接触抵抗)
-・・;S:~~
(
3) 原因説明
2)
異常時の① のようにリレ ーの作動音がすることから,
この症状の場合,(
リレー制御回路は正 7
J
iであり ,
フューエル ・ポンフ。
の駆動側 l
u
l断の不具合と判断できる 。(2)
興7
i
f時の③,① により , フューエ ル ・ポンプ ・
アース側回路の接触抵抗による作動屯圧低下が原医!と特定できる 。
ヨ 歪] 不具合現象を 1
"
1路上の合成抵抗を計算することにより解説する。
ただし
~I僚の回路では配線や接点なとεの微小 な抵抗や.コイルの嗣度変化による抵抗仙の変化があ る ため.
;
n'
i
1
:値は目安とする 。
フュー工ル・ポンプ抵抗値:約 0
.
2-3
.
0Q (
3
.
0Q として計算)
(
イ) クランキング時の場合(図ー 3
0
)
クランキング時には C/OPN リレーが ONするため,右
図の 1
1
1
1路が成立する 。
ーす司
'
i)はフ ューエル ・ポンプの抵抗と接
回路に流れる屯流 (
クランキング;
触抵抗より ,約 0
.
7
Aとなる 。
9
v
1=
キ
3Q +1
0Q
時 9V
:
0
.
7
A
したがって,フ ューエル ・ポンプと接触抵抗 による電圧
降下は下式により求めることができ, ⑪ は 2
V
. @は
7Vとなる 。
フューエル・ポンプによる屯圧降下
⑪ =3Q x0
.
7Aキ 2V
接触抵抗による屯圧降下
@=1
0Qx0
.
7Aと 7V
-9
2-
図 -30 クランキング時
Fly UP