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道路運送法の一部改正

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道路運送法の一部改正
道路運送法の一部改正
資 料
少子高齢化の進展や過疎化の進行により、生活交通の確保や移動制約者の個別輸送についての需要が
増加する中、コミュニティバスや乗合タクシー、STSの導入等地域の実情に応じた運送サービスの提
供が進んできている状況を踏まえ、多様な輸送ニーズに対応しつつ、旅客の利便及び輸送の安全の向上
を図るため、乗合旅客の運送に係る規制の適正化、自家用自動車による有償旅客運送制度の創設等所要
の見直しを行う。
○乗合旅客の運送に係る規制の適正化
~地域住民との協働によるコミュニティバス、乗合タクシー等の普及促進~
背景
過疎化の進行や少子高齢化の進展を受け、コミュニティバスや乗合タクシー、デマンド交通など、
地域のニーズに応じて乗合旅客の運送形態は多様化してきており、こうした運送サービスの普
及を促進することにより旅客の利便の向上を図る必要がある
乗合事業に関する
現行制度
事業区分
運賃及び料金規制
定期定路線以外の乗合運送は
「一般貸切旅客自動車運送事業」
上限認可制
・ 定期定路線の乗合事業は地域住民の日常生活
との関連が極めて密接な公共性の高い事業であ
るため、不当に高額な運賃・料金設定を予め防止
する必要
・ 定期定路線以外の乗合事業を行う場合には、貸
切事業の許可を受けた上で、さらに乗合旅客の
運送許可を受ける必要
ニーズに応じた多様な形態の運送サービスの普及を促進し、
旅客の利便を向上するため、乗合旅客の運送に係る規制の適正化を図り、
多様化する運送形態に柔軟に対応できる制度が必要
改正後
乗合事業の対象範囲の拡大
運賃及び料金規制の緩和
定期定路線以外の乗合旅客の運送につい
ても「乗合事業」に分類
地方公共団体、地域住民等地
域の関係者の合意が得られ
ている場合
不当に高額な運賃・料金設定と
なることもない
乗合タクシー
上限認可制
緩和
事前届出制
コミュニティバス
コミュニティバス、乗合タクシーなど、ニーズに応じた
多様な形態の運送サービスの普及を促進し、旅客の利便を向上
新たな協議組織の仕組み
地域公共交通会議(新規・仮称)
【主宰者】
市区町村(複数市区町村共同、都道府県も可)
【構成員】
市区町村、住民代表、利用者代表、都道府県、地方運輸局(又は支
局)、旅客自動車運送事業者(又はその団体)、道路管理者、都道府
県警察、学識経験者 等(地域の実情に応じて)
(※事案によって構成員を変更して分科会形式とすることも可)
【目
的】
• 地域のニーズに即した乗合運送サービスの運行形態(市町村運営バスの必
要性を含む)、サービス水準、運賃等について協議。必要に応じて、例え
ば地域の交通計画を策定
• 輸送の安全、旅客の利便の確保方策等を説明(地方運輸局において審査)
新4条に基づく乗合事業者による運送
(現21条コミバス等含む)
<事業許可又は事業計画変更認可>
○ 運賃認可の届出化
事業者によること
が困難な場合
新80条に基づく
自家用自動車による
有償運送(市町村運営バス)
<登録(更新制)>
○ 輸送の安全・利便の確保
○ 道路管理者・警察への意見照会の簡便化
○ 標準処理期間の短縮
・路線変更認可の迅速化
更新
新・
・
変更
更
更
変
事業者へ委託す
ることとなった
場合
等
・一定の講習の修了(運転者)
・運行管理体制、事故処理体制
・運送の対価の掲示義務 等
○ 事後チェック
・事業改善命令、行政処分
等
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