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941 Eluent Production Module - Login

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941 Eluent Production Module - Login
941 Eluent Production Module
ハンドブック
8.941.8001JP
Metrohm AG
CH-9100 Herisau
Switzerland
Phone +41 71 353 85 85
Fax +41 71 353 89 01
[email protected]
www.metrohm.com
941 Eluent Production Module
ハンドブック
8.941.8001JP
2014 年 07 月 zst
Teachware
Metrohm AG
CH-9100 Herisau
[email protected]
本文書は、著作権法で保護されています。本文書の無断複写・転載
を禁じます。
本文書は細心の注意を払い作成されていますが、誤りが含まれてい
る場合があります。お気づきの点がございましたら、弊社までご連
絡ください。
本文書の他言語版は、以下のページより入手することができます。
http://documents.metrohm.com
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
目次
目次
1 導入
1
1.1
機器の説明 ............................................................................. 1
1.1.1
使用目的 ................................................................................ 1
1.2
本文書について ...................................................................... 2
1.2.1
表記上の規則 ......................................................................... 2
1.3
安全に関する注意事項 ........................................................... 3
1.3.1
安全についての一般事項 ...................................................... 3
1.3.2
電気取扱いに関する安全性 .................................................. 3
1.3.3
チューブ/キャピラリー接続部 .......................................... 4
1.3.4
可燃性溶媒および薬液 ......................................................... 4
1.3.5
リサイクルと廃棄 ................................................................. 5
2 装置の概要
6
2.1
前面 ........................................................................................ 6
2.2
背面 ........................................................................................ 7
3 システムの概要
4 取り付け
8
10
4.1
装置の設置 ........................................................................... 10
4.1.1
梱包 ...................................................................................... 10
4.1.2
チェック .............................................................................. 10
4.1.3
設置場所 .............................................................................. 10
4.2
ベーストレイとボルトホルダー .......................................... 10
4.2.1
ベーストレイとボルトホルダーの基本事項 ..................... 10
4.2.2
ベーストレイとボルトホルダーの取り付け(オプショ
ン) ........................................................................................ 11
4.3
溶離液ボトルを接続する ..................................................... 16
4.4
濃縮溶液ボトルの接続 ........................................................ 19
4.5
超純水容器の接続 ................................................................ 22
4.5.1
超純水容器の接続 ............................................................... 22
4.5.2
ELGA PURELAB flex の接続 ................................................... 24
4.6
Dosino の取り付け .............................................................. 26
4.7
装置の接続 ........................................................................... 29
4.7.1
装置のイオンクロマトグラフへの接続 ............................. 29
4.7.2
装置の電源への接続 ........................................................... 29
5 操作
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
31
■■■■■■■■ III
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
目次
6 運転とメンテナンス
6.1
メンテナンス ....................................................................... 32
6.2
ドアの手入れ ....................................................................... 32
6.3
Dosino .................................................................................. 33
6.4
ドージングユニット ............................................................ 33
6.5
メトロームによる品質管理および適正確認 ....................... 33
7 問題処理
35
7.1
Dosino .................................................................................. 35
7.2
ドージングユニット ............................................................ 35
8 技術データ
IV ■■■■■■■■
32
36
8.1
標準状態 ............................................................................... 36
8.2
環境温度 ............................................................................... 36
8.3
レベルセンサー ................................................................... 36
8.4
ハウジング ........................................................................... 37
8.5
Dosino .................................................................................. 37
8.6
ドージングユニット ............................................................ 37
8.7
電源接続 ............................................................................... 37
8.8
インターフェース ................................................................ 37
8.9
安全仕様 ............................................................................... 38
8.10
電磁両立性(EMC) ................................................................. 38
9 保証
39
10 付属品
41
索引
43
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
図表目録
図表目録
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図 10
前面 ................................................................................................. 6
背面 ................................................................................................. 7
レベルセンサー用ボトルキャップ - 測定ヘッドの取り付け ..... 16
レベルセンサー付き溶離液ボトルキャップの取り付け ............ 17
レベルセンサーなしの濃縮溶液ボトルキャップを取り付け
る ................................................................................................... 19
レベルセンサーの付いた濃縮溶液ボトルキャップを取り付け
る ................................................................................................... 20
超純水容器キャップをレベルセンサーなしで取り付ける ......... 22
レベルセンサーの付いた超純水容器を取り付ける .................... 23
ELGA PURELAB flex の取り付け ...................................................... 25
Dosino を接続する ........................................................................ 27
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ V
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1 導入
1 導入
1.1
機器の説明
941 Eluent Production Module を使用することで、ソフトウェア制
御により必要に応じて IC システムに用いる溶離剤を濃縮溶液と超
純水で生成することができます。
液体容器にレベルセンサーが装備されている場合、装置は内蔵され
ているレベルコントロール機能により最大 4 個の液体容器内の液体
レベルをモニタリングすることができます。
溶離液ボトルのレベルセンサーは、溶離液の自動生成に用いられ、
このセンサーは 941 Eluent Production Module の納品内容に含まれて
います。当社は、濃縮溶液のボトルと超純水容器をレベルセンサー
でモニタリングすることを推奨しています。また、様々な種類の追
加レベルセンサーをオプション付属品としてご購入いただけます。
941 Eluent Production Module は、ソフトウェア MagIC Net で操作さ
れます。941 Eluent Production Module が 940 Professional IC Vario 装
置に接続されると、MagIC Net が 941 Eluent Production Module を自動
的に検出し、機能性を点検します。またこのソフトウェアは、接続
されているすべての装置を含む IC システム全体の制御およびモニ
ターを行い、測定されたデータを評価し、それらをデータベース内
で管理します。
1.1.1
使用目的
941 Eluent Production Module は、イオンクロマトグラフィーシステム
で用いる溶離液を自動的に生成する整装置です。複数の液体容器の
レベルをモニタリングし、必要に応じて適切な処理がソフトウェア
制御により実行されます。
本装置は、薬液の処理に適しています。そのため 941 Eluent
Production Module の使用には、毒物および劇物の取扱いに関して基
本的な知識および経験を有していることがユーザーに求められま
す。また、実験室で規定されている防火対策に関する十分な知識が
必要です。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 1
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1.2 本文書について
1.2
本文書について
注意
本装置を使用する前に、本書をよくお読みください。この文書に
は、装置を安全に操作するためにユーザーが遵守しなければなら
ない情報および警告について記載されています。
1.2.1
表記上の規則
本書には、以下のシンボルおよびテキストが記載されいます:
図解説のクロス・レファレンス
最初の数字は図番号、また 2 番目の数字は図に記
載されている装置要素を示します。
実行手順
これらの手順を順番に実行します。
メソッド
ソフトウエア上のダイアログ・テキスト、パラメ
ーター
ファイル ▶ 新
規
メニューまたはメニュー・オプション
[次へ]
コマンドボタンまたはキー
警告
このシンボルは、一般的な生命または負傷の危険
があることを示しています。
警告
このシンボルは、感電の危険性があることを示し
ています。
警告
このシンボルは、高温の装置部品による火傷の危
険性があることを示しています。
警告
このシンボルは、生物学的危険性があることを示
しています。
2 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1 導入
注意
このシンボルは、装置または装置部品の損傷を招
くおそれがあることを示しています。
注記
このシンボルは、補足情報およびヒントを示して
います。
1.3
安全に関する注意事項
1.3.1
安全についての一般事項
警告
本装置は、この説明書の記載にのみしたがって操作してください。
この装置は安全技術上の欠陥の無い状態で工場から出荷されまし
た。この状態を保持し、安全に操作するために以下の説明をよくお
読みください。
1.3.2
電気取扱いに関する安全性
本装置の取扱いは、国際安全規格 IEC 61010 に準拠しているため、電
気取扱いに関する安全性が保証されています。
警告
Metrohm によって資格を付与されている技師のみ、電子部品のサ
ービス作業を行うことが許可されています。
警告
装置のハウジングは、絶対に開かないでください。ハウジングが
損傷する恐れがあります。さらに、電流が流れている部品に触れ
ると怪我をする危険性があります。
ハウジングの内側に、ユーザーが整備または交換することのでき
る部品はありません。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 3
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1.3 安全に関する注意事項
配電電圧
警告
不適切な配電電圧は、装置の故障に繋がります。
装置は、必ず規定の配電電圧(装置背面を参照)で操作してくださ
い。
帯電防止
警告
電子部品は、帯電に非常に敏感で放電により故障するおそれがあ
ります。
装置背面に電気系統の接続を行ったり、外したりする前に、必ず
電源コードを電源ソケットから外してください。
1.3.3
チューブ/キャピラリー接続部
注意
チューブ/キャピラリー接続部からの漏れは、安全性を損ないま
す。すべての接続部を手でしっかりと締め付けてください。チュ
ーブ接続部に過剰な力を加えないでください。チューブ端部の損
傷は、漏れの原因になります。接続部を緩める際は、適切な工具
を使用してください。
接続部に漏れが生じていないか定期的に点検してください。装置
を主に自動運転させる場合は、毎週チェックを行ってください。
1.3.4
可燃性溶媒および薬液
警告
可燃性溶媒および薬液を取り扱う際は、関連する安全対策に従っ
てください。
■
■
■
■
4 ■■■■■■■■
装置は、通気性のよい場所(ドラフト チャンバーなど)に設置し
てください。
引火する原因になるものを作業場に持ち込まないでください。
液体がこぼれたり固形物が落下したりした場合は、早急に除去
してください。
薬液メーカーの安全に関する注意事項に従ってください。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1.3.5
1 導入
リサイクルと廃棄
本製品は、EU 指令 2002/96/EC、WEEE– 電気・電子装置廃棄物に準拠
しています。
使用済みの装置を適切に廃棄することにより、環境や健康へ及ぼす
悪影響を防止することができます。
使用済みの装置の廃棄に関する詳細については、管轄の地方自治体、
廃棄物回収業者、またはディーラーにお問い合わせください。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 5
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2.1 前面
2 装置の概要
2.1
前面
図1
前面
1
Dosino ホルダー
Dosino を挿入します。
3
ケーブルチャンネル
装置背面へのチャンネル。チューブおよ
び Dosino ケーブルの配線用。
6 ■■■■■■■■
2
LED
スタンバイランプ。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2.2
2 装置の概要
背面
図2
背面
1
USB ソケット
装置に装備された USB コネクタに接続す
るための USB ケーブルを差し込む 2 個の
ソケット。USB 1 および USB 2 と記され
ています。
2
Controller ソケット
イオンクロマトグラフに接続するための
USB ケーブル(6.2151.000)を差し込むソケ
ット。
3
MSB ソケット
装置に装備された MSB コネクタに接続
するための MSB ケーブルを差し込む 3
個のソケット。MSB 2 および MSB 3、MSB
4 と記されています。
4
電源ソケット
電源コードを差し込みます。
5
レベルセンサーソケット
レベルセンサーケーブル(6.2151.060)を
差し込む 4 個のソケット。
6
型式プレート
7
ケーブルチャンネル
装置前面へのチャンネル。チューブおよ
び Dosino ケーブルの配線用。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 7
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
3 システムの概要
次の図は、サンプルプロセッサー(左)、イオンクロマトグラフィー
(中央)、941 Eluent Production Module(右)を装備したイオンクロマ
トグラフィーシステムを表しています。
941 Eluent Production Module は、レベルコントロールを内蔵したハウ
ジングで構成されています。同梱されている付属品には 50 mL のド
ージングユニット付き Dosino、超純水用の容器、濃縮溶離液用のボ
トル、溶離液ボトル用のレベルセンサー、標準設置に必要なすべて
の小型部品が含まれています。
標準設置では、溶離液ボトルにのみレベルセンサーが装備されてい
ます。超純水容器と濃縮溶液の入ったボトルはモニタリングされま
せん。
イオンクロマトグラフィーシステムを監視なしで長時間稼働させる
場合は、濃縮溶液ボトルと超純水容器もレベルセンサーでモニタリ
ングすることが推奨されています。
8 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
3 システムの概要
異なる長さの測定ヘッドが付いたレベルセンサーがあります:
■
■
短い測定ヘッドの付いたセンサーは、液体容器がいっぱいになる
と、警告を発します(FULL センサー)。
長い測定ヘッドの付いたセンサーは、液体容器が空になると警告
を発します(EMPTY センサー)。1L ボトル用、2L ボトル用、10L 容
器用の異なる長さの測定ヘッドが付いたセンサーがあります。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 9
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.1 装置の設置
4 取り付け
4.1
装置の設置
4.1.1
梱包
装置は個別に梱包された付属品と共に、頑丈に保護された特殊梱包
で納品されます。装置を安全に輸送するためにはこれらの梱包が必
要となるため、必ず保管してください。
4.1.2
チェック
装置受領後、納品書をもとに製品がすべて揃っていること、また損
傷なく引き渡されていることを確認してください。
4.1.3
設置場所
941 Eluent Production Module は、直接 940 Professional IC Vario の上に
設置することができます。その際には、イオンクロマトグラフのボ
トルホルダーを取り除き、941 Eluent Production Module の上に再度取
り付けてください(13 ページ, 4.2.2.2 章を参照)。
941 Eluent Production Module は、直接 940 Professional IC Vario の下に
設置することもできます。その際には、イオンクロマトグラフのベ
ーストレイを取り除き、941 Eluent Production Module の下に再度取り
付けてください(11 ページ, 4.2.2.1 章を参照)。
また 941 Eluent Production Module を他の装置と一緒に、イオンクロ
マトグラフの横に積み重ねて別途設置することができます。当社で
は積み重ねた装置ごとにそれぞれボトルホルダー(6.2061.100)およ
びベーストレイ(6.2061.110)を個別に取り付けることを推奨してい
ます。
4.2
ベーストレイとボルトホルダー
4.2.1
ベーストレイとボルトホルダーの基本事項
ベーストレイ (6.2061.110) とボトルホルダー (6.2061.100) は、IC 装置
を埃、汚れ、漏出する液体から保護します。ボトルホルダーには、
溶離剤および予備溶液の予備ボトルを正しく設置することができま
す。
複合型の IC システムでは、分析装置、Extension Module、検出器など
複数の異なるデバイスが使用される場合があります。これらの装置
は、1つ、または複数に積み重ねて設置することができます。当社
では、積み重ねた IC 装置ごとにそれぞれベーストレイおよびボトル
ホルダーを別個に取り付けることを推奨しています。
10 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
以下のデバイスを 940 Professional IC Vario の上部または下部に取り
付ける場合は、ベーストレイおよびボトルホルダーを取り外すまた
は取り付ける必要があります。
■
■
4.2.2
1台または複数のの 942 Extension Module Vario。
または同じ底面を共有するその他の装置。
ベーストレイとボルトホルダーの取り付け(オプション)
ベーストレイとボトルホルダーは、新しく納品されたイオンクロマ
トグラフには既に取り付けられています。Extension Module をイオ
ンクロマトログラフ上に取り付ける場合などは、ボトルホルダーを
取り外し、一番上の装置の上に再び取り付けます。Extension Module
をイオンクロマトログラフの下に取り付ける場合などは、ベースト
レイを取り外し、一番下の装置の下に再び取り付けます。
4.2.2.1
ベーストレイの取外し/取付け
IC 装置の下にその他の装置を取り付ける場合は、ベーストレイを取
り外す必要があります。
注意
キャピラリーおよびリークセンサーケーブルを挟み込まないでく
ださい!
リークセンサーケーブルまたはキャピラリーがベーストレイと装
置の間にあるガイドチャンネルで引き込まれると挟み込まれ、機
能障害を招くおそれがあります。
リークセンサーケーブルを抜き取ります。すべてのキャピラリー
をキャピラリーチャンネルから取り外します。
ベーストレイの取外し
ベーストレイを取り外す前に、以下の前提条件が満たされている必
要があります:
■
■
■
■
■
装置のスイッチがオフになっていること。
ボトルホルダーには何も設置されていないこと。
背面のすべてのケーブル接続が外されていること。
キャピラリーが装置とベーストレイ間のガイドチャンネルから
取り外されていること。
装置の構成部品が緩んでいないこと。
ベーストレイを取り外すには、3 mm の六角レンチ (6.2621.100) が必
要です。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 11
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.2 ベーストレイとボルトホルダー
1
3
2
1 装置を側面へ傾け、床に置きます。
2 4本のシリンダーボルトを 3 mm の六角レンチで外し、ワッシ
ャーと一緒に取り外します。
3 ベーストレイを取り外します。
ベーストレイは、必ず積み重ねた一番下の装置の下に取り付けます。
ベーストレイの取付け
ベーストレイを取り付ける前に、以下の前提条件が満たされている
必要があります:
■
■
■
■
■
装置のスイッチがオフになっていること。
ボトルホルダーには何も設置されていないこと。
背面のすべてのケーブル接続が外されていること。
装置の構成部品が緩んでいないこと。
底面が見えるように装置を側面へ倒します。
ベーストレイを取り付けるには、3 mm の六角レンチ (6.2621.100) が
必要です。
12 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
1
2
3
1 ベーストレイの開口部が装置のねじ穴に正確に合うようベース
トレイをはめ込みます。
2 ワッシャーをシリンダーボルトにはめ込み、これらを取り付け、
3 mm の六角レンチで締め付けます。
3 装置を再び立て、ベーストレイ上に配置します。
これでその他の装置を希望する順序で積み重ねることができます。
積み重ねた装置の一番上にボトルホルダー (6.2061.100) を取り付け
ます(15 ページ, 「ボトルホルダーの取付け」を参照)。
4.2.2.2
ボトルホルダーの取外し/取付け
IC 装置の上にその他の装置を取り付ける場合は、ボトルホルダーを
取り外す必要があります。
ボトルホルダーの取外し
ボトルホルダーを取り外す前に、以下の前提条件が満たされている
必要があります:
■
■
■
■
装置のスイッチがオフになっていること。
ボトルホルダーには何も設置されていないこと。
排水チューブがボトルホルダーの排水チューブコネクタから外
されていること。
キャピラリーが装置とボトルホルダーの間のガイドチャンネル
から取り外されていること。
ボトルホルダーを取り外すには、3 mm の六角レンチ (6.2621.100) が
必要です。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 13
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.2 ベーストレイとボルトホルダー
1
2
3
1 2個のカバープラグを取り除きます。
2 2 本のシリンダーボルトを 3 mm の六角レンチで外し、ワッシャ
ーと一緒に取り外します。
3 ボトルホルダーを取り外します。
これでその他の装置を希望する順序で積み重ねることができます。
積み重ねた装置の一番上にボトルホルダー (6.2061.100) を取り付け
ます。
14 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
ボトルホルダーの取付け
ボトルホルダーを取り付ける前に、以下の前提条件が満たされてい
る必要があります:
■
装置のスイッチがオフになっていること。
ボトルホルダーを取り付けるには、3 mm の六角レンチ (6.2621.100)
が必要です。
1
2
3
1 ボトルホルダーの開口部が装置のねじ穴に正確に合うようボト
ルホルダーを一番上の装置に取り付けます。
2 2 本のシリンダーボルトをはめ込み、3 mm の六角レンチで締め
付けます。
3 カバープラグを両方とも取り付けます。
ボトルホルダーを取り付けた後、事前に取り外したすべての接続部
を再び取り付けます。
外した接続部を再び取り付ける
1 必要なすべての USB ケーブルを差し込みます。
2 必要なすべての MSB ケーブルを差し込みます。
3 電源コードを差し込みます。
4 排水チューブを再び取り付けます(IC 装置のハンドブックを参
照)。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 15
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.3 溶離液ボトルを接続する
場合によってシリコンチューブ (6.1816.020) の長い部分を切断
し、取り付ける必要があります(IC 装置のハンドブックを参照)。
5 積み重ねた装置にリークセンサーソケットが装備されている場
合: リークセンサーを接続します(IC 装置のハンドブックを参
照)。
6 必要に応じて、外したキャピラリー接続部を再び接続します。
4.3
溶離液ボトルを接続する
自動的に溶離液を生成するには、溶離液ボトルにレベルセンサー用
ボトルキャップとタイプ「FULL」のセンサーを装備する必要があり
ます。
測定ヘッドの取り付け
付属品
この作業に必要なツール:
■
■
レベルセンサー用ボトルキャップ(6.1626.000)
陰イオン溶離液用 FULL センサー(6.2769.000)または陽イオン溶離
液用 EMPTY センサー(6.2769.1X0)
図3
レベルセンサー用ボトルキャップ - 測定ヘッドの取り付け
1
測定ヘッド開口部
2 本の測定ヘッド用(内側)とレベルセン
サーケーブル用(外側)。
2
M6 開口部
Dosino への FEP チューブ接続部用。
3
乾燥管開口部
4
M8 開口部
イオンクロマトグラフへのキャピラリー
接続用。
1 ボトルキャップのプラグを取り外します。
16 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
2 開口部が上を向くようにボトルキャップをボトルに置きます。
3 両方の測定ヘッドを内側から測定ヘッド用の2つの開口部に差
し込みます。
ボトルキャップの取り付け
付属品
この作業に必要なツール:
■
■
■
■
■
■
■
イオンクロマトグラフの付属品セットに含まれる溶離液ボトル
(6.1608.070)。
測定ヘッドを差し込んだレベルセンサー用ボトルキャップ
(6.1626.000)(16 ページ, 「測定ヘッドの取り付け」を参照)。
FEP 吸引チューブ(6.1819.100)
FEP チューブ(6.1805.530)
レベルセンサーケーブル(6.2151.060)
乾燥管(6.1619.000)
スパイラルバンド(6.1815.010)
図4
レベルセンサー付き溶離液ボトルキャップの取り付け
1 FEP チューブの接続
Dosino 側のチューブ接続部を M6 開口部に固定します。
■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
FEP 吸引チューブを M6 開口部に差し込みます。
■■■■■■■■ 17
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.3 溶離液ボトルを接続する
■
FEP チューブを M6 開口部にねじ込みます。
2 溶離液吸引チューブの接続
イオンクロマトグラフ側のキャピラリー接続部を M8 開口部に
固定します。
■
■
■
チューブ穴 M8、O リングの順に溶離液吸引チューブの端に
取り付けます。
溶離液吸引チューブを M8 開口部に一時的に締め付けます。
溶離液吸引チューブの端にチューブ錘と吸引フィルターを
取り付けます。イオンクロマトグラフのハンドブックを参
照してください。
3 レベルセンサーケーブルの接続
レベルセンサーケーブルの 2 つのプラグを両方のソケットに差
し込みます。
4 乾燥管の取り付け
乾燥管を吸着材と脱脂綿で満たし、最後に残った空いている開
口部に差し込みます。
5 レベルセンサーケーブルとチューブを束ねる
注記
ボトルキャップを強く締め過ぎると、レベルセンサーケーブ
ルの細い接続ケーブルが切れやすくなります。
そのためレベルセンサーケーブルが破損し、交換が必要とな
ります。
接続ケーブルの切断を防ぐため、レベルセンサーケーブルを
ボトルキャップに取り付けられているチューブやキャピラリ
ーと一緒に束ねることをお勧めします。
スパイラルバンドでレベルセンサーケーブルと FEP チューブ、
溶離液吸引チューブをひとつの束にまとめます。約 10 ㎝の長
さにしたスパイラルバンドは、できるだけボトルキャップの近
くでケーブルとチューブに巻きつけます。
6 ボトルキャップの取り付け
ボトルキャップを溶離液ボトルに締め付け、溶離液ボトルをイ
オンクロマトグラフのボトルホルダーに取り付けます。
18 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.4
4 取り付け
濃縮溶液ボトルの接続
濃縮溶液の入ったボトルは、例えばボトルキャップ(6.1602.160)など
のレベルセンサーのないボトルキャップで装備することができま
す。
付属品
この作業に必要な付属品:
■
■
■
■
■
■
濃縮溶液が充填されたボトル(6.1608.070)
ボトルキャップ(6.1602.160)
FEP 吸引チューブ(6.1819.100)
FEP チューブ(6.1805.530)
乾燥管(6.1609.000)
NS 14/15 用 SGJ クリップ (6.2023.020)
図5
レベルセンサーなしの濃縮溶液ボトルキャップを取り付ける
1 FEP チューブの接続
Dosino 側のチューブ接続部を M6 開口部に固定します。
■
■
FEP 吸引チューブを M6 開口部に差し込みます。
FEP チューブを M6 開口部にねじ込みます。
2 M8 開口部を密閉する
スレッドストッパー M8 を M8 開口部にねじ込みます。
3 乾燥管の取り付け
乾燥管を吸着材と脱脂綿(陰イオン溶離剤用)または脱脂綿のみ
(陽イオン溶離剤用)で満たし、大きい開口部に差し込みます。
SGJ クリップで固定します。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 19
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.4 濃縮溶液ボトルの接続
推奨
イオンクロマトグラフィーシステムを長時間監視なしで稼働させる
場合は、濃縮溶液ボトルのレベルもレベルセンサーでモニタリング
することが推奨されています。
それには次のオプション付属品の注文が必要となります:
■
■
■
■
乾燥管(6.1619.000)を含むレベルセンサー用ボトルキャップ
(6.1626.000)
EMPTY センサー(2L ボトル用 6.2769.110 または 1L ボトル用
6.2769.100 または 10L 容器用 6.2769.120)
レベルセンサーケーブル(6.2151.060)
FEP チューブ(6.1805.530)は 941 Eluent Production Module の付属品
に含まれています。
図6
レベルセンサーの付いた濃縮溶液ボトルキャップを取り付け
る
1 測定ヘッドの取り付け
両方の測定ヘッドを内側から測定ヘッド用の2つの開口部に差
し込みます。
2 FEP チューブの接続
Dosino 側のチューブ接続部を M6 開口部に固定します。
■
■
20 ■■■■■■■■
FEP 吸引チューブ(6.1819.100)を M6 開口部に差し込みます。
FEP チューブを M6 開口部にねじ込みます。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
3 M8 開口部を密閉する
スレッドストッパー M8 を M8 開口部にねじ込みます。
4 レベルセンサーケーブルの接続
レベルセンサーケーブルの 2 つのプラグを両方のソケットに差
し込みます。
5 乾燥管の取り付け
乾燥管を脱脂綿で満たし、最後に残った空いている開口部に差
し込みます。
6 レベルセンサーケーブルとチューブを束ねる
注記
ボトルキャップを強く締め過ぎると、レベルセンサーケーブ
ルの細い接続ケーブルが切れやすくなります。
そのためレベルセンサーケーブルが破損し、交換が必要とな
ります。
接続ケーブルの切断を防ぐため、レベルセンサーケーブルを
ボトルキャップに取り付けられているチューブやキャピラリ
ーと一緒に束ねることをお勧めします。
スパイラルバンドでレベルセンサーケーブルと FEP チューブを
ひとつの束にまとめます。約 10 ㎝の長さにしたスパイラルバ
ンドは、できるだけボトルキャップの近くでケーブルとチュー
ブに巻きつけます。
7 ボトルキャップの取り付け
ボトルキャップを濃縮溶液ボトルに取り付けます。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 21
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.5 超純水容器の接続
4.5
超純水容器の接続
超純水は 10L 容器または ELGA PURELAB 超純水製造装置から吸い上
げることができます。
10L 容器は納品内容に含まれており、標準設置に使用されます。
4.5.1
超純水容器の接続
レベルセンサーなしのボトルキャップを取り付ける
超純水の入った容器は、例えばボトルキャップ(6.1602.160)などのボ
トルキャップで、レベルセンサーなしで装備することができます。
付属品
この作業に必要な付属品:
■
■
■
■
■
10L 容器(6.1621.000)
ボトルキャップ(6.1602.160)
FEP 吸引チューブ(6.1819.100)
FEP チューブ(6.1805.530)
乾燥管(6.1609.000 + 6.1624.000)
図7
超純水容器キャップをレベルセンサーなしで取り付ける
1 FEP チューブの接続
Dosino 側のチューブ接続部を M6 開口部に固定します。
■
■
FEP 吸引チューブを M6 開口部に差し込みます。
FEP チューブを M6 開口部にねじ込みます。
2 M8 開口部を密閉する
スレッドストッパー M8 を M8 開口部にねじ込みます。
22 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
3 乾燥管の取り付け
乾燥管をソーダ石灰(ソーダライム)と脱脂綿で満たし、最後に残
った空いている大きな開口部に差し込みます。SGJ クリップで
固定します。
オプション:レベルセンサーの付いたボトルキャップを取り付ける
イオンクロマトグラフィーシステムを長時間監視なしで稼働させる
場合は、超純水容器もレベルセンサーでモニタリングすることが推
奨されています。
付属品
この作業に必要なオプション付属品:
■
■
レベルセンサー用ボトルキャップ(6.1626.000)
10L 容器用 EMPTY センサー(6.2769.120)
図8
レベルセンサーの付いた超純水容器を取り付ける
1 測定ヘッドの取り付け
両方の測定ヘッドを内側から測定ヘッド用の2つの開口部に差
し込みます。
2 FEP チューブの接続
Dosino 側のチューブ接続部を M6 開口部に固定します。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 23
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.5 超純水容器の接続
■
■
FEP 吸引チューブ(6.1819.110)を M6 開口部に差し込みます。
FEP チューブを M6 開口部にねじ込みます。
3 M8 開口部を密閉する
M8 開口部をプラグで密閉します。
4 レベルセンサーケーブルの接続
レベルセンサーケーブルの 2 つのプラグを両方のソケットに差
し込みます。
5 乾燥管の取り付け
乾燥管をソーダ石灰(ソーダライム)と脱脂綿で満たし、最後
に残った空いている大きな開口部にアダプターと一緒に差し込
みます。
6 レベルセンサーケーブルとチューブを束ねる
注記
ボトルキャップを強く締め過ぎると、レベルセンサーケーブ
ルの細い接続ケーブルが切れやすくなります。
そのためレベルセンサーケーブルが破損し、交換が必要とな
ります。
接続ケーブルの切断を防ぐため、レベルセンサーケーブルを
ボトルキャップに取り付けられているチューブやキャピラリ
ーと一緒に束ねることをお勧めします。
スパイラルバンドでレベルセンサーケーブルと FEP チューブを
ひとつの束にまとめます。約 10 ㎝の長さにしたスパイラルバ
ンドは、できるだけボトルキャップの近くでケーブルとチュー
ブに巻きつけます。
7 ボトルキャップの取り付け
ボトルキャップを容器に取り付けます。
4.5.2
ELGA PURELAB flex の接続
超純水容器の替わりに、941 Eluent Production Module を超純水製造装
置 ELGA PURELAB flex に直接接続することができます。
ELGA PURELAB flex は納品内容に含まれていないため、別途ご注文頂
く必要があります。
24 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
ELGA PURELAB flex には、いつでも超純水が吸引できるようにメトロ
ームアプリケーション専用の超純水インサートが装備されていま
す。この超純水インサートには、各 FEP チューブ用に 2 つのコネク
タが装備されています。
この超純水インサートは取り付けの際に使用してください。
付属品
この作業に必要な付属品:
■
■
超純水インサートを含む ELGA PURELAB flex
FEP チューブ(6.1805.530)
図9
1
ELGA PURELAB flex の取り付け
2
複合型換気フィルター
超純水インサート
ELGA PURELAB flex の取り付け
メーカーの文書に従って ELGA PURELAB flex を取り付けてください。
複合型換気フィルターを取り付ける前に次の作業手順を実行してく
ださい。
1 超純水インサートを取り付ける
同梱されている超純水インサートはメーカーの文書に従い、複
合型換気フィルターをねじ込む所定の開口部にねじ込みます。
2 複合型換気フィルターを取り付ける
複合型換気フィルターを超純水インサートに取り付けます。
3 FEP チューブの接続
FEP チューブを超純水インサートのコネクタに締め付けます。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 25
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.6 Dosino の取り付け
4.6
Dosino の取り付け
Dosino を 807 Dosing Unit に取り付ける
付属品
この作業に必要な付属品:
■
■
800 Dosino (2.800.0010)
807 Dosing Unit 50 mL (6.3032.250)
800 Dosino のドージングユニットへの適切な取り付け方法は、800
Dosino のハンドブックに詳細な説明が記載されています。
注意
Dosino をドージングユニットに取り付ける前に、800 Dosino ハン
ドブックに記載されている正しい取り付け手順をよくお読みくだ
さい。
FEP チューブを取り付ける
付属品
この作業に必要な付属品:
■
■
■
26 ■■■■■■■■
807 Dosing Unit 50 mL (6.3032.250)を装備した 800 Dosino
(2.800.0010)
ボトルに接続された3本の FEP チューブ、
追加の FEP チューブ 1 本(6.1805.530)
Dosino ポート 4 アダプター(6.1808.280)
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
図 10
Dosino を接続する
1
ポート 1
濃縮溶液ボトルの接続用。
2
ポート 2
超純水供給の接続用。
3
ポート 3
溶離液ボトルの接続用。
4
ポート 4
排液容器の接続用。
1 濃縮溶液ボトルの接続
■
■
濃縮溶液ボトルに固定されている FEP チューブを後方からケ
ーブルチャンネルを経由して 941 Eluent Production Module
の前面まで通します。
FEP チューブを Dosino のポート 1 に締め付けます。
2 超純水の接続
■
■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
超純水容器または ELGA PURELAB flex に接続されている FEP
チューブを後方からケーブルチャンネルを経由して 941
Eluent Production Module の前面まで通します。
FEP チューブを Dosino のポート 2 に締め付けます。
■■■■■■■■ 27
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.6 Dosino の取り付け
3 溶離液ボトルの接続
■
■
溶離液ボトルに接続されている FEP チューブを後方からケー
ブルチャンネルを経由して 941 Eluent Production Module の
前面まで通します。
FEP チューブを Dosino のポート 3 に締め付けます。
4 排液容器の接続
■
■
アダプターを Dosino のポート 4 にはめ込み、4 番目の FEP チ
ューブをアダプターに締め付けます。
FEP チューブのもう一方の端を前方からケーブルチャンネル
を経由して 941 Eluent Production Module の背面まで通し、排
液容器に固定します。
Dosino を装置に挿入する
1 Dosino を側面から Dosino ホルダーに挿入します。
ケーブルは所定のくぼみに収納します。
2 Dosino ケーブルをケーブルチャンネルを経由して装置の背面ま
で通してください。
3 Dosino ケーブルを MSB ソケットに差し込みます。
28 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4 取り付け
4.7
装置の接続
4.7.1
装置のイオンクロマトグラフへの接続
注記
941 Eluent Production Module を接続する際は、940 Professional IC
Vario は必ずスイッチがオフになっていなければなりません!
付属品
この作業に必要な付属品:
■
Controller ケーブル(6.2151.000)
1 Controller ケーブルの Mini DIN プラグを装置背面にある
Controller 接続ソケットに差し込みます。
2 Controller ケーブルの USB A プラグをイオンクロマトグラフの
USB ソケットに差し込みます。
4.7.2
装置の電源への接続
警告
電源装置を濡らさないようにしてください。液体がかからないよ
うに保護してください。
電源コードは 3 線式になっており、接地プラグが装備されています。
別のプラグを取り付ける必要がある場合、黄/緑の導体(IEC 規格)を保
護接地に接続します(保護クラス I)。
付属品
この作業に必要な付属品:
■
■
■
スイスの場合:IEC 60320 ソケット(C13 タイプ)、プラグ SEV
1011(12 タイプ)(6.2122.020)付き電源コード、1.5 m
ドイツの場合:IEC 60320 ソケット(C13 タイプ)、プラグ CEE 7(VII
タイプ)(6.2122.040)付き電源コード、1.5 m
米国の場合:IEC 60320 ソケット(C13 タイプ)、プラグ NEMA
5-15(498 タイプ)(6.2122.070)付き電源コード、1.5 m
電源コードの接続
1 電源コードの差し込み
■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
電源コードを装置の電源ソケットに差し込みます。
■■■■■■■■ 29
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
4.7 装置の接続
■
30 ■■■■■■■■
電源コードを電源に接続します。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
5 操作
5 操作
装置は常にソフトウェア MagIC Net で操作されます。MagIC Net の
操作に関する情報については、
「MagIC Net 操作説明書」の文書また
はソフトウェアのオンラインヘルプを参照してください。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 31
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
6.1 メンテナンス
6 運転とメンテナンス
6.1
メンテナンス
警告
専門知識のない人に装置のハウジングを開けさせないでくださ
い。
本装置は適切にメンテナンスを行う必要があります。装置がひどく
汚れていると、故障したり、丈夫な機械/電気システムの耐用年数
が短縮される場合があります。
注意
腐食性媒体が装置内部に浸入した場合、構造的対策により浸入は
概ね阻止されますが、装置の電源を直ちに切断する必要がありま
す。これにより、装置の電子システムが多大な損傷を被ることを
回避することができます。これらの損害が生じた際はメトローム
サービスにご連絡ください。
薬液や溶媒がこぼれた場合は、すみやかに拭き取ってください。特
にプラグコネクターは汚染されないように保護する必要がありま
す。
6.2
ドアの手入れ
注意
ドアは PMMA(ポリメチルメタクリレイト)で作られています。絶
対に研磨剤や溶媒を使用して洗浄しないでください。
注意
装置を持ち上げる時にドアをつかまないでください。必ずハウジ
ングを持ってください。
32 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
6.3
6 運転とメンテナンス
Dosino
Dosino の操作およびメンテナンスについては、800 Dosino のハンド
ブックを参照してください。
注記
800 Dosino のハンドブックに記載されている「運転とメンテナン
ス」の章をお読みの上、説明にある指示に従ってください。
6.4
ドージングユニット
ドージングユニットの操作およびメンテナンスについては、807
Dosing Unit のハンドブックを参照してください。
注記
807 Dosing Unit のハンドブックに記載されている「運転とメンテ
ナンス」の章をお読みの上、説明にある指示に従ってください。
6.5
メトロームによる品質管理および適正確認
品質管理
メトローム社は、装置およびソフトウェアの品質管理措置を実行す
る際の包括的なサポートを提供しています。これに関する情報は、
担当のメトローム代理店でお求めになれるパンフレット「Metrohm
Quality Management」(メトローム品質管理)に記載されています。
認証
装置およびソフトウェアの適格性確認でサポートを受ける場合は、
各地のメトローム代理店にお問い合わせください。据え付け時適格
性確認(IQ = Installation Qualification)および稼働性能適格性確認(OQ =
Operational Qualification)は、メトローム代理店によってサービスとし
て提供されます。適格性確認は、専門のトレーニングを受けたスタ
ッフが標準の適格性確認文書、および現在有効な規制産業の規定に
従って実施します。これに関する情報は、担当のメトローム代理店
でお求めになれるパンフレット「Analytical Instrument
Qualification – Confidence in quality with IQ/OQ」
(分析機器の認証 - IQ/OQ による品質に対する信頼)に記載されていま
す。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 33
6.5 メトロームによる品質管理および適正確認
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
メンテナンス
メトロームの装置の電子的・機械的機能グループの点検は、定期的
な予防保全の枠内で、メトロームの専門スタッフが実施します。こ
れに該当するメンテナンス契約の締結のための正確な条件について
は、担当のメトローム代理店にお問い合わせください。これに関す
る情報は、担当のメトローム代理店でお求めになれるパンフレット
「Metrohm Care Contracts – Protect your investment the smart
way」(メトロームケア契約 - 投資したものをスマートな方法でお守
りください)に記載されています。
34 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
7 問題処理
7 問題処理
7.1
Dosino
Dosino の問題処理の情報については、800 Dosino のハンドブックを
参照してください。
注記
800 Dosino のハンドブックに記載されている「問題処理」の章を
お読みの上、説明にある指示に従ってください。
7.2
ドージングユニット
ドージングユニットの問題処理の情報については、807 Dosing Unit
のハンドブックを参照してください。
注記
807 Dosing Unit のハンドブックに記載されている「問題処理」の
章をお読みの上、説明にある指示に従ってください。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 35
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
8.1 標準状態
8 技術データ
8.1
標準状態
本章に記載されている技術データは以下の標準状態を参照していま
す:
環境温度
+25 °C (±3 °C)
相対湿度
≦ 60%
装置の状態
30 分以上運転
校正期間
毎年
8.2
環境温度
自動室内温度モ
ニタリング
公称機能範囲
+5 ~ +45 °C(湿度が最高 85%の時)
保管
–20 ~ +60 °C
輸送
–40 ~ +60 °C
8.3
レベルセンサー
電極インプット
口
スイッチング
閾値
測定周波数
36 ■■■■■■■■
1 µS
約 1.7 kHz
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
8.4
ハウジング
寸法
幅
高さ
奥行
365 mm
131 mm
380 mm
ベーストレイ、ハ
ウジング、ボトル
ホルダーの材質
8.5
8 技術データ
硬質ポリウレタンフォーム(PUR)、耐火等級 UL94V0 準拠の難燃性、
FCKW フリー、コーティング済み
Dosino
Dosino の技術データについては、800 Dosino のハンドブックを参照
してください。
8.6
ドージングユニット
ドージングユニットの技術データについては、807 Dosing Unit のハ
ンドブックを参照してください。
8.7
電源接続
必要な配電電圧
100 ~ 240 V ± 10%(オートセンシング)
必要な周波数
50 ~ 60 Hz ± 3%
消費電力
最大 45 W
ヒューズ
電子式過負荷保護
8.8
インターフェース
Controller
入力
コンピューターまたはイオンクロマトグラフで装置の制御を行
うための接続ケーブル用 8 ピン Mini DIN ソケット、1 個。
USB
個数
メトローム装置または他のメーカーの USB 周辺機器の接続用
USB ソケット A タイプ、2 個。
MSB
個数
Dosino 接続用 Mini DIN ソケット(8 ピン)、3 個(MSB 1 は内部で使
用)。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 37
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
8.9 安全仕様
レベルセンサー
電極インプッ
ト口
8.9
レベルセンサーケーブルの接続用 Mini DIN ソケット(8 ピン)、4
個。
安全仕様
本装置は以下の電気機器の安全要求事項を満たしています。
EU 指令に準拠した CE マーキング:
■ 2006/95/EC (低電圧指令、LVD)
■ 2004/108/EC (EMC 指令、EMC)
設計/試験
EN/IEC/UL 61010-1、CSA-C22.2 番号 61010-1、EN/IEC 60529、保護
クラス I、保護等級 IP20 に準拠。
安全に関する注
意事項
この文書には、装置を安全に操作するためにユーザーが遵守しな
ければならない安全に関する注意事項が記載されています。
8.10
電磁放射
電磁両立性(EMC)
■
■
■
電磁耐性
■
■
■
■
■
■
■
■
■
■
■
38 ■■■■■■■■
EN/IEC 61326-1
EN/IEC 61000-6-3
EN 55011 / CISPR 11
EN/IEC 61326-1
EN/IEC 61000-6-2
EN/IEC 61000-4-2
EN/IEC 61000-4-3
EN/IEC 61000-4-4
EN/IEC 61000-4-5
EN/IEC 61000-4-6
EN/IEC 61000-4-8
EN/IEC 61000-4-11
EN/IEC 61000-4-14
EN/IEC 61000-4-28
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
9 保証
9 保証
Metrohm は、納品製品およびサービスに、材質、構造または製造に
おける欠陥がないことを保証します。
一般的な保証期間は、納入日より 36 ヶ月(例外下記)です; 昼夜連続運
転を行う場合は 18 ヶ月です。保証は、Metrohm の認定を受けたサー
ビス事業者により、規定された頻度および範囲でサービスが行われ
た場合に限り適用されます。
「MSM」型アニオンサプレッサーの保証期間は、納入日より 120 ヶ月
です; 昼夜連続運転を行う場合は 60 ヶ月です。
IC 分離カラムの保証期間は、使用開始日より 90 日です。
他社製造の製品は、製造元が規定する保証規定を適用するものとし
ます。
Metrohm NIRSystems の銘柄で販売されている製品には、16 ヶ月の保
証が付与されています。昼夜連続運転を行う場合は、保証期間が半
減されます。
消耗品および保存期限を有する材料、および電極のガラスの破損ま
たはその他のガラス材は保証対象外です。
発注者が支払い期日に従い、支払い義務を履行した場合に限り、保
証請求を行うことができるものとします。
Metrohm は、保証期間満了日まで、欠陥のある組立部品または部品
の無償交換、または貸方伝票の発行を行う義務を負います。輸送費
および関税諸費用は発注者が負担するものとします。
この場合、発注者が欠陥のある部品の製品番号、製品名称、欠陥に
関する適切な説明、納品日、および該当する場合は製造番号または
チップデータをサポートトラッカーで通知することが前提条件で
す。その後、Metrohm により、交換部品の送付、貸方伝票の発行、
あるいは欠陥部品の Return Material Authorization (RMA)による返還が
行われるべきが判断されます。交換部品の送付または貸方伝票の発
行が行われる場合、発注者は適用される規制に従い(ESD ガイドライ
ンに準拠)、欠陥のある部品を最低 24 ヶ月保管し、立入検査の実施
または Metrohm への返還に備えることが義務付けられています。
これらの前提条件が満たされなかった場合、Metrohm はこれらの製
品に対して遡及的に請求書を発行する権利を有するものとします。
上記の保証期間内で交換、あるいは修理された部品に対しては、新
しい部品と同様の保証期間が付与されます。しかし部品の交換およ
び修理により全システムの保証期間が延期されるものではありませ
ん。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 39
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
不適切な保管または使用などに起因する故障に対して、Metrohm は
一切の保証の責任を負わないものとします。
さらに Metrohm は、製品の市場導入より 120 ヶ月間の交換部品の保
証を、ソフトウエアに関しては 60 ヶ月のサポート保証を付与致しま
す。この保証の内容は、保証期間内に正常に機能する部品および適
切なソフトウエアを市場価格でお客様に提供するものです。この規
定は、Metrohm NIRSystems 銘柄で販売されるソフトウエアには適用
されません。
やむを得ない事情で Metrohm AG がこれらの義務を履行できない場
合は、発注者に対して同優遇条件の代替措置を提供するものとしま
す。
40 ■■■■■■■■
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10 付属品
10 付属品
使用する装置の供給範囲およびオプション付属品に関する最新情報
は、インターネットで検索することができます。
注記
新しい製品をご購入になられた場合、インターネットから付属品
リストをダウンロードし、プリントアウトして、参考資料として
ハンドブックと一緒に保管してください。
現在の装置
使用している装置の製品番号がわからない場合、次の手順を実行し
てください。
付属品リストのダウンロード
1 メトローム社のインターネットページ http://
www.metrohm.com/com を開きます。
2
をクリックします。
インターネットページ Search が表示されます。
3 装置に関する検索キーワードを検索フィールドに入力し、Find
をクリックします。
検索結果が表示されます。
4 検索結果で Devices タブを選択し(アクティブでない場合)、ご希
望の装置のメトローム製品番号(例:2.852.0050)をクリックしま
す。
検索した製品に関する情報が記載されたページが表示されま
す。
5 Parts タブを選択します。
供給範囲およびオプション付属品が記載された全付属品リスト
が表示されます。
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■ 41
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
6
をクリックします。
インターネットページ Partslists が表示されます。
7 希望の出力言語を選択します。
8 製品番号を含むコマンド Generate PDF をクリックします。
付属品データが記載された PDF ファイルが選択した言語で作成
されます。
全装置用の直接入力
装置が上記の検索方法で見つからない場合、販売が終了している可
能性があります。全装置の付属品リストは、製品番号を使用して次
のようにダウンロードすることができます。
付属品リストのダウンロード
1 インターネットブラウザに http://partslists.metrohm.com を入力
します。
インターネットページ Partslists が表示されます。
2 希望の出力言語を選択します。
3 製品番号を入力し、コマンドの Generate PDF をクリックしま
す。
付属品データが記載された PDF ファイルが選択した言語で作成
されます。
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941 Eluent Production Module (2.941.0010)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
索引
索引
C
Controller ................................. 37
D
Dosino
取り付け ........................... 26
E
EMC ......................................... 38
G
GLP .......................................... 33
M
MSB ......................................... 37
U
USB .......................................... 37
ア
安全に関する注意事項 ............ 3
イ
インターフェース .................. 37
Controller ........................... 37
MSB ................................... 37
USB .................................... 37
カ
環境温度 ................................. 36
キ
規格 ........................................ 38
技術データ
インターフェース ............ 37
標準状態 ........................... 36
ケ
検証 ........................................ 33
サ
サービス ................................... 3
材質 ........................................ 37
シ
周波数 ..................................... 37
941 Eluent Production Module (2.941.0010)
消費電力 ................................. 37
ス
寸法 ........................................ 37
セ
接続
ELGA PURELAB flex ............. 24
IC 装置 ............................... 29
超純水装置 ....................... 24
超純水容器 ....................... 22
電源 ................................... 37
電源部 ............................... 29
濃縮溶液ボトル ................ 19
接続(Controller) ....................... 29
接続する
溶離液ボトル ................... 16
ソ
装置
接続 ................................... 29
タ
帯電 .......................................... 4
チ
超純水装置
接続 ................................... 24
超純水容器
接続 ................................... 22
テ
電源コード ............................. 29
電源接続 ........................... 29, 37
電磁耐性 ................................. 38
電磁放射 ................................. 38
電磁両立性 ............................. 38
ト
ドア ........................................ 32
ハ
配電電圧 ............................. 4, 37
ハウジング ............................. 37
ヒ
ヒューズ ................................. 37
標準状態 ................................. 36
品質管理 ................................. 33
ヘ
ベーストレイ
取付け ............................... 12
取外し ............................... 11
ホ
保管 ........................................ 36
保証 ........................................ 39
ボトルホルダー
取付け ............................... 15
取外し ............................... 13
メ
メンテナンス ......................... 32
メンテナンス契約 .................. 33
モ
問題処理
Dosino ............................... 35
ドージングユニット ........ 35
ユ
輸送 ........................................ 36
ヨ
溶離液ボトル
接続する ........................... 16
レ
レベルセンサー
取り付ける ....................... 16
ノ
濃縮溶液ボトル
接続 ................................... 19
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Fly UP