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資料1(PDF:1078KB)
資料1 地域包括ケアシステムの構築 に向けて 兵庫県 赤穂市 平成28年 6月30日 1 背景 • 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることが できるように。 • 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者 の生活を地域でも支えられるように。 • 団塊の世代が75歳以上となる平成37(2025)年に向け、今後見 込まれる介護サービス費の増大の抑制が必要。 行政が中心となって、介護だけではなく、医療や予防、生活支援、住 まいを包括的にサービス提供するシステムの構築が重要。 地域包括ケアシステムの構築 2 根拠法令 ○医療介護総合確保推進法(地域における医療介護の総合的な確保を推進するための法律) 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として、効 率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに、地域包括ケアシステムを構築することを通 じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進する 1.新たな基金の創設と医療・介護の連携強化(地域介護施設整備促進法等関係) 2.地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保 3.地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化(介護保険法関係) ① 在宅医療・介護連携の推進などの地域支援事業の充実とあわせ、予防給付(訪問介護・通所介護)を地域支 援事業に移行し、多様化 ※地域支援事業:介護保険財源で市町村が取り組む事業 ② 特別養護老人ホームについて、在宅での生活が困難な中重度の要介護者を支える機能に重点化 ③ 低所得者の保険料軽減を拡充 ④ 一定以上の所得のある利用者の自己負担を2割へ引上げ(ただし、一般の世帯の月額上限は据え置き) ⑤ 低所得の施設利用者の食費・居住費を補填する「補足給付」の要件に資産などを追加 4.その他 3 根拠法令 ○医療介護総合確保推進法(地域における医療介護の総合的な確保を推進するための法律) ○介護保険法第百十五条の四十五(抜粋) (地域支援事業) 第百十五条の四十五 市町村は、被保険者(当該市町村が行う介護保険の住所地特例適用被保険者を除 き、当該市町村の区域内に所在する住所地特例対象施設に入所等をしている住所地特例適用被保険者を 含む。第三項第三号及び第百十五条の四十九を除き、以下この章において同じ。)の要介護状態等となるこ との予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止及び地域における自立した日常生活の支援のため の施策を総合的かつ一体的に行うため、厚生労働省令で定める基準に従って、地域支援事業として、次に掲 げる事業(以下「介護予防・日常生活支援総合事業」という。)を行うものとする。 (以下略) 4 赤穂市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画 赤穂市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画 基本理念 すこやかで、いつまでも安心のあるまち あこう 基本目標 地域全体で支えあう、 心ふれあうまちづくり 健康で生きがいをもって、 すこやかに暮らせるまちづくり 地域ケアシステムの推進 認知症支援と権利擁護の推進 医療との連携や住まいの基盤整備 介護予防と生活支援の充実 生きがいづくりや社会参加の促進 安心して介護・福祉サービスが うけられるまちづくり 介護サービスの充実強化 介護保険事業の適正な運営 介護保険制度内の連携、医療等の他の制度との連携が地域包括ケアシステム 5 2025年を目指して ~第6期計画は「地域包括ケア計画」の始まり~ 2025年 団塊の世代が75歳 2015年 団塊の世代が65歳 2025年までの見通し 第5期計画は、 地域包括ケアシステムのスタート 第6期計画 2015~2017 第5期計画 2012~2014 第6期計画以後の計画は、2025年に向けた 「地域包括ケア計画」のスタート →在宅医療介護連携等の取組を本格化 →中長期的なサービス・給付・保険料の見通し →地域の将来を見据えたより具体的な計画 第7期計画 2018~2020 第8期計画 2021~2023 地域包括ケアシステムの構築 介護予防・日常生活支援事業 第9期計画 2024~2026 2025年に向けて 推進 包括的支援事業(社会保障充実分) 参考:第6期「赤穂市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画」 赤穂市より 6 地域包括ケアシステム(イメージ) 地域包括ケアシステムの姿 病気になったら・・・ 医 療 介護が必要になったら・・・ 介 護 病院: 急性期、回復期、慢性期 日常の医療: ・かかりつけ医、有床診療所 ・地域の連携病院 ・歯科医療、薬局 通院・入院 通所・入所 住まい ・地域包括支援センター ・ケアマネジャー 相談業務やサービスの コーディネートを行います。 ■在宅系サービス: ・訪問介護 ・訪問看護 ・通所介護 ・小規模多機能型居宅介護 ・短期入所生活介護 ・福祉用具 ・24時間対応の訪問サービス ・複合型サービス (小規模多機能型居宅介護+訪問看護)等 ■介護予防サービス ・自宅 ・サービス付き高齢者向け住宅等 いつまでも元気に暮らすために・・・ 生活支援・介護予防 ■施設・居住系サービス ・介護老人福祉施設 ・介護老人保健施設 ・認知症共同生活介護 ・特定施設入所者生活介護 等 ※ 地域包括ケアシステムは、おおむね30 分以内に必要なサービスが提供される日 常生活圏域(具体的には中学校区)を単 位として想定 老人クラブ・自治会・ボランティア・NPO 等 地域包括ケアシステムは、保険者である市町村 や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、 地域の特性に応じて作り上げていく 参考:「介護予防・日常生活支援総合事業の推進に向けて」 厚生労働省資料より 住み慣れた地域で の安心した暮らし 7 地域支援事業の全体像 <改正前> 介護給付 【財源構成】 予防給付 (要支援1~2) 市町村 12.5% 都道府県 19.5% 事業に移行 訪問介護、通所介護 ○ 二次予防事業 ○ 一次予防事業 介護予防・日常生活支援総合事業の場合 は、上記の他、生活支援サービスを含む 要支援者向け事業、介護予防支援事業。 地 域 支 援 事 業 全市町村で 実施 多 様 化 (要支援1~2、それ以外の者) ○ 介護予防・生活支援サービス事業 ・訪問型サービス ・通所型サービス ・生活支援サービス(配食等) ・介護予防支援事業(ケアマネジメント) ○ 一般介護予防事業 地 域 支 援 事 業 包括的支援事業 包括的支援事業 ○地域包括支援センターの運営 ○ 地域包括支援センターの運営 ・介護予防ケアマネジメント、総合相談支援 業務、権利擁護業務、ケアマネジメント支援 (左記に加え、地域ケア会議の充実) 充 実 市町村 19.5% 1号保険料 22% 新しい介護予防・日常生活支援総合事業 又は介護予防・日常生活支援総合事業 2号保険料 28% 国 39.0% 予防給付(要支援1~2) 訪問看護、福祉用具等 介護予防事業 1号保険料 22% 【財源構成】 介護給付(要介護1~5) (要介護1~5) 改正前と同様 国 25% 都道府県 12.5% <改正後> 介護保険制度 ○ 在宅医療・介護連携推進事業 ○ 認知症施策推進事業 (認知症初期集中支援チーム、認知症地域支援推進員 等) ○ 生活支援体制整備事業 (コーディネーターの配置、協議体の設置等) 任意事業 ○ 介護給付費適正化事業 ○ 家族介護支援事業 ○ その他の事業 任意事業 ○ 介護給付費適正化事業 ○ 家族介護支援事業 ○ その他の事業 ※厚生労働省資料より 一部改変 8 新しい介護予防・日常生活支援総合事業の事業内容 ○介護予防・生活支援サービス事業(対象:要支援者等) (介護保険法第115条の45第1項第1号) 事業 内容 訪問型サービス (第1号訪問事業) 要支援者等に対し、掃除、洗濯等の日常生活上の支援を提供 通所型サービス (第1号通所事業所) 要支援者等に対し、機能訓練や集いの場など日常生活上の支援を 提供 その他の生活支援サービス (第1号生活支援事業) 要支援者等に対し、栄養改善を目的とした配食や一人暮らし高齢 者等への見守りを提供 介護予防マネジメント (第1号介護予防支援事業所) 要支援者等に対し、総合事業によるサービス等が適切に提供でき るようケアマネジメント 9 新しい介護予防・日常生活支援総合事業の事業内容 ○一般介護予防事業(対象:65歳以上の高齢者(第1号被保険者)) (介護保険法第115条の45第1項第2号) 事業 内容 介護予防把握事業 地域の実情に応じて収集した情報等の活用により、閉じこもり等の 何らかの支援を要する者を把握し、介護予防活動へつなげる 介護予防普及啓発事業 介護予防活動の普及・啓発を行う 地域介護予防活動支援事業 地域における住民主体の介護予防活動の育成・支援を行う 一般介護予防事業評価事業 介護保険事業計画に定める目標値の達成状況等の検証を行い、 一般介護予防事業の事業評価を行う 地域リハビリテーション活動支援事業 地域おける介護予防の取組を機能強化するために、通所、訪問、 地域ケア会議、サービス担当者会議、住民運営の通いの場等への リハビリテーション専門職等の関与を促進する 10 地域包括ケアシステム構築に向けた事業 ○地域包括ケアシステム構築に向けた、充実・強化の取組 事業 内容 在宅医療・介護連携 (在宅医療・介護連携推進事業) 地域の医療・介護関係者による会議の開催、在宅医療・介護関係 者の研修等を行い、在宅医療と介護サービスを一体的に提供する 体制の構築を推進 認知症施策 (認知症総合支援事業) 初期集中支援チームの関与による認知症の早期診断・早期対応 や、地域支援推進員による相談対応等を行い、認知症の人本人の 意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分ら しく暮らし続けることができる地域の構築を推進 地域ケア会議 (地域ケア会議推進事業) 地域包括支援センター等において、多職種協働による個別事例の 検討等を行い、地域のネットワーク構築、ケアマネジメント支援、地 域課題の把握等を推進 生活支援の充実・強化 (生活支援体制整備事業) 生活支援コーディネーターの配置や協議体の設置等により、担い 手やサービスの開発等を行い、高齢者の社会参加及び生活支援 の充実を推進 11 介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)の目的 ○介護予防訪問介護及び介護予防通所介護の総合事業への移行 • 要支援者等については、掃除や買い物などの生活行為(IADL)の一部が難しくなっているが、排泄、食事摂取などの身 の回りの生活行為(ADL)は自立している者が多い • 多様な生活支援ニーズに対して、要支援者自身の力を最大限生かしつつ、住民等が参画するような多様なサービスを 提供 • 要介護認定を受けていない人も、手軽に家事援助等のサービスを受けられるように ○高齢者の社会参加を通じた介護予防の推進 • 60歳代、70歳代をはじめとした高齢者の多くは、要介護状態や要支援状態に至っていない 生活支援 介護予防と社会参加 • 地域での社会参加機会が増えることが、高齢者の介護予防につながり、地域で必要とする高齢者の支え手となることで、 より良い地域づくりにつながる • NPOやボランティア、地縁組織等の活動を支援 サービスの充実による在宅生活の安心確保 認定に至らない高齢者増加、重度化予防推進により、介護保険給付全体の費用の効率化 介護予防の推進 12 総合事業の考え方 介護予防 社会参加 生活支援 介護予防 生活支援 社会参加 従来の考え方 総合事業での考え方 ※第109回市町村職員を対象とするセミナー「新しい総合事業について/介護予防・生活支援サービスの充実に向けて2」 三菱UFJリサーチ&コンサルティング資料より 13 新しい介護予防・日常生活支援総合事業 介護予防・日常生活支援 総合事業 (新しい総合事業) 介護予防・生活 支援サービス 事業 訪問型サービス (第1号訪問事業) 現行の訪問介護相当 ①訪問介護 多様なサービス ②訪問型サービスA(緩和した基準によるサービス) 協議体で協議 将来的に 協議体で協議 通所型サービス (第1号通所事業) ③訪問型サービスB(住民主体による支援) ④訪問型サービスC(短期集中予防サービス) ⑤訪問型サービスD(移動支援) 現行の通所介護相当 ①通所介護 多様なサービス ②通所型サービスA(緩和した基準によるサービス) 協議体で協議 ③通所型サービスB(住民主体による支援) ④通所型サービスC(短期集中予防サービス) その他の生活支援サービス (第1号生活支援事業) 将来的に 協議体で協議 ①栄養改善の目的とした配食 ②住民ボランティア等が行う見守り ③訪問型サービス、通所型サービスに準じる自立支援 に資する生活支援(訪問型サービス・通所型サービスの 一体的提供等) 介護予防ケアマネジメント (第1号介護予防支援事業) ①介護予防把握事業 一般介護予防 事業 ②介護予防普及啓発事業 協議体で協議 ③地域介護予防活動支援事業 ④一般介護予防事業評価事業 ⑤地域リハビリテーション活動支援事業 14 サービス類型(訪問型サービス(第1号訪問事業)) 基準 現行の訪問介護相当 サービス 種別 ①訪問介護 サービス 訪問介護員による身体介護、生活援助 内容 対象者と サービス 提供の考 え方 多様なサービス ②訪問型サービスA ③訪問型サービスB ④訪問型サービスC ⑤訪問型サービスD (緩和した基準によるサービス) (住民主体による支援) (短期集中予防サービス) (移動支援) 生活援助等 住民主体の自主活動と して行う生活援助等 ○既にサービスを利用しているケースで、 サービスの利用の継続が必要なケース ○以下のような訪問介護員によるサービ スが必要なケース (例) ・認知機能の低下により日常生活に支障がある 症状・行動を伴う者 ・退院直後で状態が変化しやすく、専門的サービ スが特に必要な者 等 ○状態等を踏まえながら、住民主体による支援等 「多様なサービス」の利用を促進 保健師等による居宅 での相談指導等 ・体力の改善に向けた 支援が必要なケース ・ADL・IADLの改善に向 けた支援が必要な ケース ※3~6ケ月の短期間で行う ※状態等を踏まえながら、多様なサービスの利 用を促進していくことが重要。 実施方法 事業者指定 事業者指定/委託 補助(助成) 直接実施/委託 基準 予防給付の基準を基本 人員等を緩和した基準 個人情報の保護等の 最低限の基準 内容に応じた 独自の基準 サービス 提供者(例) 訪問介護員(訪問介護事業者) 主に雇用労働者 ボランティア主体 保健・医療の専門職 (市町村) 住民等 市直接実施 想定される実施組織 実施可能な行為 (老計第10号) 指定介護事業者 身体介護・家事援助 家事援助 家事援助等 移送前後の生活支 援 訪問型サービスB に準じる 「住民等」には、事業者も含ま れる 住民等 老計第10号に規定されている 家事援助を超えて実施可能。 15 サービス類型(通所型サービス(第1号通所事業)) 基準 現行の通所介護相当 サービス 種別 ① 通所介護 サービス 通所介護と同様のサービス 内容 生活機能の向上のための機能訓練 ○既にサービスを利用しており、サービスの利用の 対象者と 継続が必要なケース サービス提 ○「多様なサービス」の利用が難しいケース 供の考え ○集中的に生活機能の向上のトレーニングを行うこ とで改善・維持が見込まれるケース 方 ※状態等を踏まえながら、多様なサービスの利用を促進してい くことが重要。 多様なサービス ② 通所型サービスA ③ 通所型サービスB ④ 通所型サービスC (緩和した基準によるサービス) (住民主体による支援) (短期集中予防サービス) ミニデイサービス 運動・レクリエーション 等 体操、運動等の活動な ど、自主的な通いの場 生活機能を改善するための 運動器の機能向上や栄養改 善等のプログラム ・ADLやIADLの改善に向けた ○状態等を踏まえながら、住民主体による支援等「多 支援が必要なケース 等 様なサービス」の利用を促進 ※3~6ケ月の短期間で実施 実施方法 事業者指定 事業者指定/委託 補助(助成) 直接実施/委託 基準 予防給付の基準を基本 人員等を緩和した基準 個人情報の保護等の 最低限の基準 内容に応じた独自の基準 サービス 提供者(例) 通所介護事業者の従事者 主に雇用労働者 +ボランティア ボランティア主体 保健・医療の専門職 (市町村) 住民等 市直接実施 想定される実施組織 指定介護事業者 看護職員・機能訓練指導員 「住民等」には、 民間事業者も含まれる 16 【参考】「通所型サービスB」と「地域介護予防活動支援事業」の比較 事業 介護予防・生活支援サービス事業 一般介護予防事業 サービス種別 通所型サービスB (住民主体による支援) 地域介護予防活動支援事業 (通いの場関係) サービス内容 対象者とサービス 提供の考え方 住民主体による要支援者を中心とする自主的な通いの場づくり ・体操、運動等の活動 ・趣味活動等を通じた日中の居場所づくり ・定期的な交流会、サロン ・会食等 介護予防に資する住民運営の通いの場づくり ・体操、運動等の活動 いきいき百歳体操 ・趣味活動等を通じた日中の居場所づくり 通いのサロン等 ・交流会、サロン等 要支援者等 主に日常生活に支障のない者であって、通いの場に行くことによ り介護予防が見込まれるケース 実施方法 運営費補助/その他補助や助成 委託/運営費補助/その他補助や助成 市町村の負担方法 運営のための事業経費を補助 /家賃、光熱水費、年定額 等 人数等に応じて月・年ごとの包括払い /運営のための間接経費を補助/家賃、光熱水費、年定額 等 ケアマネジメント あり なし 利用者負担額 サービス提供主体が設定 (補助の条件で、市町村が設定することも可) 市町村が適切に設定(補助の場合は サービス提供主体が設定することも可) サービス提供者(例) ボランティア主体 地域住民主体 備考 ※食事代などの実費は報酬の対象外(利用者負担) ※一般介護予防事業等で行うサロンと異なり、要支援者等を中心に定期的 ※食事代などの実費は報酬の対象外(利用者負担) な利用が可能な形態を想定 ※通いの場には、障害者や子どもなども加わることができる。(共生型) ※通いの場には、障害者や子ども、要支援者以外の高齢者なども加わること ができる。(共生型) 17 総合事業のかたち 利 用 側 介護保険給付 要介護・要支援 事業対象者 指定介護事業者 提 供 側 その他の高齢者 高齢者 要介護認定の有 無にかかわらず、 自分のできる範囲 で提供側へ 利用側対象者と提供側サー ビス提供主体の拡大でサー ビス内容充実へ 支援に関わる人 保険者(行政) インフォーマルサポート ほど、保険者(行政)の 関わりは少なく (自主的な活動へ) サービス提供主体 フォーマルサービス 制度等で用意されたサービス インフォーマルサポート 民間サービスや住民同士の助け合い等 介護保険がサポート (生活支援コーディ ネーター) 18 総合事業のかたち 支援を受ける側 病 院 フ ォ ー マ ル サ ー ビ ス 施介 設護 保 険 公助:・介護保険・医療保険の公費(税金)部分 ・自治体等が提供するサービス ○施設サービス ・特別養護老人ホーム ・介護老人保健施設 ・介護療養型医療施設 共助:・介護保険・医療保険制度による給付 互助:・費用負担が制度的に保障されていないボランティア などの支援、地域住民の取組み ○居宅サービス ・訪問介護 ・訪問看護 ・通所介護 など ○地域密着型サービス ・小規模多機能型居宅介護 ・認知症対応型共同生活介護 など 居 宅 支援する側 ○医療サービス イ サン ポフ ーォ ー トマ ル 自助:・介護保険・医療保険の自己負担部分 ・市場サービスの購入 ・自身や家族による対応 ※地域包括ケア研究会「地域包括ケアシステムの構築における今後の検 討のための論点」(平成25年3月)より ○介護予防サービス ・介護予防通所看護 ・介護予防通所リハビリ など ○地域密着型サービス ・介護予防小規模多機能型居宅介護 ・介護予防認知症対応型共同生活介護 など ○介護予防・生活支援サービス事業 ・訪問型サービス ・通所型サービス ・その他の生活支援サービス テ 生ィ有 活ア償 支にボ 援よラ るン よボ るラ 生ン 活テ 支ィ ア 援に 行政が制度的に用 意したサービス 【共助】 ○一般介護予防事業 ・介護予防普及啓発事業 ・地域介護予防活動支援事業 体 操 教 室 ス趣 ポ ー味 ツや お 仲茶 間の み お すお そか ず わの け ウ ォ毎 ー キ日 ンの グ 自発的サービス 【地域の助け合い・ 互助】 【自身や家族・自助】 総合事業による 支援 ※新しい総合事業の移行戦略地域づくりに向けたロードマップ(P.14) 図表8:ガイドラインの類型から考える「サービスづくり」と「地域づくり」を参考19 総合事業のかたち ○新しいサービスを構築、提供する上で… ・サービス提供側は指定介護事業者が主体であったが、加えて、多様な事業主体 (住民ボランティア、NPO、民間事業者等)が位置付けられる ・介護保険の利用側であった住民がサービス提供側を担うことも(多様な価値観と意 思) ・介護の専門資格を持たない者もサービス提供側へ ・実施主体の活動内容では対応できないことも ...etc. 生活支援コーディネーターと協議体 20 生活支援コーディネーターと協議体 ○生活支援コーディネーター 市町村が定める活動区域ごとに、関係者のネットワークや既存の取組・組織等も活用しながら、資源開発、関係者 のネットワーク化、地域の支援ニーズとサービス提供主体のマッチング等のコーディネート業務を実施することによ り、地域における生活支援・介護予防サービスの提供体制の整備に向けた取組を推進する。 ・生活支援の担い手の養成、サービスの開発等の資源開発 ・サービス提供主体等の関係者のネットワーク構築 ・地域の支援ニーズとサービス提供主体の活動のマッチング ○協議体 生活支援・介護予防サービスの体制整備に向けて、多様なサービス提供主体の参画が求められることから、市町 村が主体となって、「定期的な情報の共有・連携強化の場」として設置することにより、多様な主体間の情報共有及 び連携・協働による資源開発等を推進する。 ・コーディネーターの組織的な補完 ・地域ニーズの把握、情報の見える化の推進(アンケート調査やマッピング等の実施) ・企画、立案、方針策定を行う場 ・地域づくりにおける意識の統一を図る場 ・情報交換の場、働きかけの場 21 高齢者と生活支援コーディネーターと協議体(イメージ) ○ホームヘルプを利用【利用者側として】 ヘルパーに家の掃除を依頼 高齢者 協議体 ○デイサービス【支援者側として】 お茶出しなど、運営をサポート ケアマネジャー 生活支援コーディネーター 自宅 デイサービス ○趣味の会【活躍の場で】 趣味の会では講師役 介護保険給付 ○高齢者は、サービスを利用する側、提供する側、それぞ れの立場で、自分ができる範囲で健康で生きがいのあ る生活 ○生活支援コーディネータは、支援する場の開発、紹介を 担当し、高齢者の生活を支援 介護予防・社会参加 趣味の会 ○協議体は、活動をサポート 22 住民ニーズと生活支援コーディネーターと協議体(イメージ) 自宅の近くに体操で きるところがあれば…。 サービスの構築が必要? 介護保険制度に合致する? それとも、従来のまま、活動 の継続をお願いする? 2 1’ 住民ニーズ、 既存活動を 協議体へ 自宅 住民ニーズ、 1 既存活動を 協議体へ わたし、〇〇 できますよ。 通いの場など 介護保険 施策への 反映 協議内容を コーディネー ターへ 3 生活支援コーディネーター 協議体 4 自主性、継続性を重視した 地域包括支援センター等 活動支援 (場合によって、介護保険サービ ○地域の声(ニーズ、意欲)の掘り起し スに位置付け) ○サービス構築の検討 介護保険サービスに必ず結び付ける必要はない。 ○協議結果のフィードバック 活動が結果的に介護予防につながることを期待 23 向こう三軒両隣 ・高齢化の進行と核家族化で、頼りにしたいとき、近くに近親者がいない ・近所付き合いも、昔ほど密ではない けど... ○ちょっとしたことを、頼みたい ○こんなことなら、お手伝います ちょっとしたことを、 頼みたい。 2つの気持ちを、介護保険の仕組みで結び付ける こんなことなら、お手 伝いします。 ありがとう。 地域包括ケアシステムのかたち ○お互い様の精神で、できることをお互いに ○生活支援コーディネーターと協議体はその橋渡し役 生活支援コーディネーター 協議体 24 協議体スケジュール H28.10 2015年へ (H37へ) H29.4 制度関係 総合事業等 実施内容 検討 生活支援 コーディ ネーター 協議体 内部フロー 検討 総 合 事 業 移 行 要綱等作成 各種事務手続き 移行時実施 サービス検討 単価決定 対外周知 (広報・事業所説明) 現行相当サービス 一般介護予防事業 住民主体サービス等 サービス 位置付け 新規サービス 提供 各種団体活動状況把握、ニーズ調査等 生活支援事業検討、開発 第 1 回 協 議 体 協議体について 第 2 回 協 議 体 赤穂市の総合事業に ついて 第 3 回 協 議 体 第 4 回 協 議 体 ニーズ把握 情報共有 生活支援事業検討、協議 25