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NO.45 - 由利本荘市

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NO.45 - 由利本荘市
由利本荘市立由利中学校 校報
「チーム由利中
心ひとつに」
平成28年9月28日
根堀台だより
根堀台だより
第 45 号
校 訓 「 進 歩 (文 )」 「 健 康 (武 )」 「 協 力 (道 )」
秋季大会を終えて
競
野
技
球
9月24日(土)
9月25日(日)
1回戦 対 鳥海中 2:1
準決勝 対 矢島中 0:7
サッカー
1回戦 対 本荘北 1:5
敗復1 対 象潟中 1:2
バレーボール
予選1 対 本荘東 2:1
敗復1 対 本荘北 0:2
予選2 対 象潟中 0:2
ソフトテニス
予選リーグ 対 本荘南1:2
ベスト8 ○○○・○○○ペア
個人戦第5位
対 仁賀保0:3
県大会へ
9月24・25日の秋季大会は天気にも恵まれ、どの競
技も予定通り全日程を終えることができました。1週間前
のソフトボールの大会では、本校と本荘北中の合同チーム
が優勝し、県大会への切符を手に入れることができました。
また、ソフトテニス部の○○○・○○○ペアがベスト8(第
5位)に入賞し、県大会出場を決めました。県大会ではさ
らに力を尽くして戦ってきてほしいと思います。
28日(水)の朝、「秋季大会報告会」で秋季大会の戦
いぶりや成果と課題について報告がありました。「自分た
ソフトボール部から優勝旗
ちの力を出し切れないで悔しかった」「強い心をもち、大
きな声を出せるチームになりたい」「春季大会までの半年
間、もう一度鍛え直していきたい」など、「悔しさ」をバ
ネにさらに伸びたいという言葉が各部からありました。
「半年」は大変長い時間です。冬になれば部活の時間も
短くなります。限られた時間で、しっかりと目的意識をも
って練習に取り組むことが大切です。そのために、時間を
無駄にしないこと。早めに準備をし、キビキビと練習メニ
ューをこなし、ひとつひとつのプレイを丁寧にすること。
これが「集中力」になります。受験勉強も同じです。家に
帰ったらすぐに机に向かうこと。そのために学校で家に帰
○○ペアから賞状を
ってからの勉強の計画を立てることです。
「まだ半年ある」
と考えるのか、「あと半年しかない」と考えるのかで、自ずと取り組む姿勢は決まってきま
す。今日から「半年後」に向けてよいスタートを切りましょう。
報告会でのお話から
新人戦が終わりました。
壮行会で皆さんにお願いしたのですが、3年生の先輩達が総体の時にグラウンドやコートに残
してきた「悔しさ」をきちんと拾い上げて来てくれたでしょうか?
勝敗に関わりなく、皆さんは今「悔しい」という「想い」をしっかりもっていますか?
今朝は、あのイチロー選手が日米通算4000本安打達成の時の会見の言葉を紹介します。
「誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以
上は悔しい思いをしてきているんです。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあ
るので、誇れるとしたらそこじゃないかと思います」
一流の野球選手の規準は打率3割です。
イチロー選手のようなすごい選手であっても、10打席中7打席はヒットが打てません。40
00本のヒットのためには、8000以上の三振や凡打があったことになります。
イチロー選手は4000本のヒットが誇りではなく、8000回以上の「悔しさ」に向き合っ
てきたことを誇りに思うというのです。
「悔しさ」は、「本来の自分ならできたはずだ」という感情です。
「どうせ俺なんか」と思えば、悔しさも湧いては来ません。
また今は実際できなくても、「本来の自分」ならできるはずだと感じるから、「悔しさ」がこみ
上げてくるのです。
例え、今はその力がなくても、自分にはまだまだ秘められた力があり、その可能性を伸ばすこ
とができれば、きっとできるはずだと感じるのが、「悔しさ」なのです。
イチロー選手は、8000回以上の悔しさを乗り越えてきました。
「誇れるとしたら8000回以上の悔しさと常に自分なりに向き合ってきた事実」だと、語って
います。
「悔しさ」には、相手に負けた「悔しさ」だけでなく、本来の自分の力を発揮できなかった「悔
しさ」もあります。
「チャレンジ」には、相手選手へのチャレンジだけでなく、自分自身への「チャレンジ」もある
のです。
「今の自分とは違うもっと強い自分、もっと頑張れる自分」 そんな「なりたい自分」を目指すこ
とが「チャレンジ」なのです。
そして、「悔しい自分」という過去の自分と「なりたい自分」という未来の「理想の自分」と比
較することで、「過去」から学び「理想」に近づいていると実感できたときに「達成感」や「充実
感」を味わうことができるのです。
私は若いときのイチロー選手より、白髪交じりで、力の衰えを感じながらも、「なりたい自分」
を目指して「チャレンジしている」今のイチロー選手の方が好きだし、格好いいと思います。
イチロー選手が引退するときはきっと「悔しさ」を感じなくなったときなんだろうと思います。
3年生は土曜日に実力テストがありました。
「悔しい」教科はありませんでしたか。
勉強も、部活動も同じです。「悔しさ」は「立ち上がる力」
「前へ進む力」となります。
私は「悔しさ」に向き合わないで「あきらめた自分」「努力しない自分」であることが一番「悔
しいこと」だと思います。
皆さん、これから「実りの秋」を迎えます。来年の1・2年生の春季大会まではあと半年以上
ありますが、3年生が「なりたい自分」という夢の実現を目指す「高校入試」まではあと半年も
ありません。
学習でも、生活でも、部活動でも、「悔しさ」に自分なりに向き合い努力することで、しっかり
と「なりたい自分」を目指していってほしいと思います。
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