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革新的燃焼技術 ターボ過給グループ

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革新的燃焼技術 ターボ過給グループ
革新的燃焼技術
ターボ過給グループ
排気エネルギーの有効利用と機械
摩擦損失の低減に関する研究開発
損失低減チーム
リーダー大学:
早稲田大学 大聖 泰弘 教授
AICE分科会 ディーゼル燃焼分科会
摩擦損失低減分科会
目的 ターボ過給機の性能向上、燃料改質による排熱回
テーマ名
ターボ過給システムの性能予測手法
(タイトル)
の開発
クラスター大学 早稲田大学 宮川 和芳、滝沢 研二
テーマ名
(タイトル)
SIPチーム
収技術の開発を通じて排気エネルギーを低減する。
従来は経験則に基づいていた摩擦損失メカニズム
を解明し、大幅低減を狙う。
目的 各要素の内部流れと干渉流れの非定常性や三次
元性を考慮して検討し、過給機システム全体の性
能向上を図る。
目的達成のための構想
●タービン、コンプレッサ等の非定常性に基づく動特性モデルを実験・解析により構築する。
アピールポイント
●エンジンとのマッチングを考慮したタービン、コンプレッサ設計を実施する。
研究開発概要
エンジンとのマッチング検討
 一次元解析モデル
 背景
 コンプレッサマップ
Pressure Ratio
 ターボチャージャーはエンジンバルブ開
閉による脈動流下で作動
 脈動流下におけるターボチャージャーの
非定常特性を考慮し、エンジンシステム
の効率向上技術を開発
タービン
コンプレッサ
 実施事項
 脈動流下での小型ファンの実験、解析による動特性把握
 脈動流発生装置、小型タービンの設計を含む試験装置の開発、脈動
流下タービン特性の把握
 汎用流体解析コードによるタービン、コンプレッサの脈動流下での挙
動予測
 時間・空間分解能向上のための高次精度解析手法の計画と整備
3.500
3.000
2.500
2.000
1.500
1.000
0.0000 0.0500 0.1000 0.1500
Corrected Mass Flow Rate [kg/s]
解析ソフト
GT-POWER
エンジンモデル
Diesel VGT EGR
エンジン回転数 [rpm]
2250
IMEP [kPa]
1350
圧縮比
16.3
ターボチャージャー効率、エンジンとのマッチングの向上により
エンジンシステムの効率向上を目指す
Reduced Mass Flow
Rate[(kg/s)-K^0.5/kPa]
 タービンマップ
0.01250
0.01000
0.00750
0.00500
0.00250
0.00000
0.689
タービン、コンプレッサの動特性モデルに基づき、
エンジンとのマッチングを一次元的にシミュレーション
小型ファン試験と数値解析
小型ファン試験装置
150.0
羽根高さ
14.3
翼厚さ
3.0
出口羽根角度
22.5
翼 数
7
出口側に脈動発生装置を配置
回転円板
100
80
60
40
20
0.000
0.033
Time [s]
0.067
静止円板
最大開口比 0.208
脈動波形
簡易計測システムと脈動発生装置の開発
0.2
 タービン仕様
実機 試験装置
1.80
1.1
全圧力比
220000
33000
回転数 rpm
33
75.6
ホイール径D1 mm
826
322
入口温度 K
707
31
出口温度 K
0.034
0.102
質量流量 kg/s
4.4
10
流路高さB mm
27.5
62.3
出口径D2 mm
圧縮性、非定常性を考慮した非定常特性の把握
流量係数
0
0
0.05
0.1
Discharge Coefficient Φ
0.8
0.15
大流量側でリサージュが拡大
定常
CFD 90Hz
CFD 150Hz
CFD 20Hz
0.60
0.6
0.40
10Hz
30Hz
80Hz
120Hz
定常
0.4
0.2
0.20
0
0.06
0.08
0.1
0.12
Discharege Coefficient Φ
0.04
0.00
0.00
0.10
0.20
Discharge Coefficient Φ
タービン解析
0.04
②
0.03
③
0.02
0.01
①
0
2015.6.30 SIP「革新的燃焼技術 公開シンポジウム」
Φ0.06
Φ0.08
脈動周波数120[Hz] Φ0.10
0.4
圧力係数
解析値
実験値
脈動流下での小型ファンの挙動予測と損失メカニズム解明
Discharge [kg/s]
タービン試験装置
子午面形状
Φ0.03
 周波数特性
Pressure Coefficient ψ
出口径
Massflow %
62.6
0.6
定常
時間平均
Mass Flow Rate[kg/s]
流れ方向
0.8
Pressure Coefficient ψ
Pressure Coefficient
ψ
 流量変化特性
入口径
2.000 3.000 4.000
Pressure Ratio
0
0.05
Time [s]
境界条件
 ホイール内流れ
0.1
②
0.03
③
0.02
0.01
0
1.00
①
1.20
1.40
1.60
1.80
Pressure Ratio(Total-Static)
P-Q曲線
 ホイールの漏れ流れ
回転方向
 ノズルの漏れ流れ
脈動流下でのタービンの挙動予測と損失メカニズム解明
漏れが渦
を形成し
損失発生
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