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国内外で活躍するメゾ・ソプラノによるドイツ・リート、アリア集
企画・監修の日下部吉彦が推薦する演奏家をご紹介するランチタイム・コンサート。
毎回、演奏家へのインタビューを交えた構成が人気の長寿企画です。
今回登場する加納悦子(メゾ・ソプラノ)は海外で研鑽を積んだ実力派。国内外での
オペラへの出演に加え、ドイツ・リートの第 1 人者としても知られています。いずみホ
ールの主催公演では、2012 年「ウィーン音楽祭 in OSAKA」でベートーヴェン:ミサ・
ソレムニスに出演。ウィーン楽友協会合唱団と共に美しくも陰影に富んだ歌唱力を披露
しました。
今回は、彼女が得意とするドイツ・リート、オペラアリアを中心としたプログラムを
お届けします。メゾ・ソプラノの魅力が詰まった選曲に、どうぞご期待ください。
また、歌詞の内容を理解した上で聴いて頂きたいという日下部の希望から、字幕スー
パー付の公演を予定しています。
いずみホール
ランチタイム・コンサート vol.89
「女声プリマの魅力は、メゾ・ソプラノにつきる!」
オクタヴァンの渋さと、ケルビーノの色気?
<日時> 2014 年 9 月 2 日(火)11:30
<出演> 加納悦子(メゾ・ソプラノ) 長尾洋史(ピアノ)
日下部吉彦(企画・構成、お話)
<曲目> パーセル:暫し楽の音に(オペラ「オイディプス王」より)
ヘンデル:緑の平野よ(オペラ「アルチーナ」より)
ハイドン:誠の心
シューベルト:シルヴィアに/春の想い/漁師気質/ミューズの子
リヒャルト・シュトラウス:君がどんなだったか誰も知らない
(オペラ「ばらの騎士」より)
モーツァルト:恋とはどんなものかしら(オペラ「フィガロの結婚」より)
マスネ:手紙のアリア(オペラ「ウェルテル」より)
<料金> 全席均一=¥2,000
主催:いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕
◆ チケットに関するお問い合わせ・お申し込みは「いずみホールチケットセンター」
TEL(06)6944-1188
◆公演内容に関するお問い合わせは「いずみホール広報担当:森岡・北嶋」までお願い致します。
TEL(06)6944-1130
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<プロフィール>
加納悦子(メゾ・ソプラノ) Etsuko Kanoh
東京藝術大学大学院を修了後、ドイツ国立ケルン音楽大学で学ぶ。同大在籍
中にケルン市立歌劇場オペラスタジオ研修生となり、94 年から同歌劇場の専属
歌手として契約。
1995 年ザルツブルグ国際モーツァルトコンクール声楽部門 2 位入賞。ケルン歌
劇場では J.コンロン等指揮で『フィガロの結婚』ケルビーノ、『蝶々夫人』スズキ、
『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルなど 40 以上の演目に出演。欧州では他にシュ
トゥットガルト州立劇場、シュヴェツィンゲン音楽祭、フランドルオペラ、ゲルギエ
フ・フェスティヴァル等に出演し、『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナ(指揮 ルネ・
ヤコブス)、また、ウルマン『アトランティックの王』の現代オペラ等でも活躍。日本でも新国立劇場『ホフマン物
語』ニクラウス/ミューズをはじめ、数々の舞台で高い評価を得ており、最近では、びわ湖ホール『トリスタンと
イゾルデ』でブランゲーネを演じ、NHK での放送が反響を呼んだ他、びわ湖ホール・神奈川県民ホール共催
『ワルキューレ』フリッカ等で存在感を示した。コンサートに於いては、ミラノ放送響とのモーツァルト「レクイエ
ム」、ルネ・ヤコブス指揮「ロ短調ミサ」、ザルツブルグ音楽祭でのハイドン「聖ミサ」等で活躍。国内ではNHK
交響楽団と C.デュトワ、及び H.ブロムシュテット指揮により、ブルックナー「ミサ」などのソロで 98 年から 3 シー
ズン連続共演。以後も 03 年「大地の歌」、08 年、11 年、13 年「第九」、09 年準・メルクル指揮「夏の夜の夢」、
12 年デュリュフレ「レクイエム」で共演するなど、その演奏は常に絶対的な信頼へと続いている。その他 13 年
東京フィル創立 100 周年記念公演シェーンブルク「グレの歌」での山鳩も、多くの感銘を与えた名演であった。
ドイツ・リートの分野でも第一人者としてその評価は高く、2011 年東京でのリサイタルではベルク、シェーンべ
ルクを中心としたプログラムを披露。見事な表現力で絶賛され、その模様はNHKでも度々放送されている。
二期会会員
長尾洋史(ピアノ) Hiroshi Nagao
東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、
米谷治郎の各氏に師事。1995 年パリ・エコールノルマルに留学。NHK交響楽団、
東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など主要オ
ーケストラと共演。
ソロ・リサイタルのほか、現代音楽分野では国内外の作品初演を多数手がけてい
る。また「東京の夏」「サイトウ・キネン・フェスティヴァル」などの主要音楽祭の出演、
また室内楽も積極的に行い、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、エリック・オビエ(トランペット)、ジャン=イヴ・フ
ルモー(サクソフォーン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)等の管弦楽器奏者との共演も多い。ソロ CD は、
「エボカシオン」「長尾洋史プレイズ ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、最新 CD「リスト&レーガー」(コ
ジマ録音)ではレコード芸術誌特選盤に選ばれるなど高い評価を得ている。現在、国立音楽大学准教授、東
京藝術大学非常勤講師。
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