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第2分科会の検討課題に関する 参考資料

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第2分科会の検討課題に関する 参考資料
参考資料1
第2分科会の検討課題に関する
参考資料
目次
生涯現役・全員参加型社会の実現や地方創生のための教育の在り方
1.社会人の学び直し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.女性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
3.高齢者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
4.貧困、中退、ニート対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
5.特別支援教育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
6.外国人児童生徒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
地方創生のエンジンとなる教育の在り方
7.人口減少問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
8.学校を核とした地域活性化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
9.地域の活性化を支援する社会教育施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
10.文化政策による地域活性化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
11.学校規模適正化、遠隔教育等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
12.地域拠点となる大学の機能強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56
高等教育機関への進学における25歳以上の入学者の割合(国際比較)
大学入学者のうち25歳以上の割合は、OECD各国平均
約2割に達し、社会人学生も相当数含まれる一方、日本人
の社会人学生比率は1.9%と低い。
就業を目的とする高等教育機関への入学者のうち25歳以上の
割合は、OECD各国平均約4割に達し、社会人学生も相当数
含まれる一方、日本人の社会人学生比率は約18.4%と低い。
25歳以上の入学者の割合の国際比較 (2011年)
100%
40%
【非大学型高等教育機関】
90.3%
82.5%
80%
「非大学型高等教育機関」・・・就職に直接結びつく、実践的、
技術的及び職業技能に焦点を絞ったプログラムを指す。通常、
大学型高等教育より修業年限が短い。
72.4%
66.8%
60%
【大学型高等教育機関】
36.2%
33.7%
30.3%
28.6%
30%
25.8%25.5%25.3%
24.3%24.2%
23.4%23.4%
21.5%
56.6% 56.5% 56.5% 55.8%
47.2% 46.3%
OECD各国平均:39.8%
19.3% 19.2%18.8%
18.5%
20%
OECD各国平均:19.6%
17.9%
40%
14.7%14.3%14.0%
27.4% 26.1%
25.3% 24.3%
22.4%
20%
20.4% 19.5%
18.4%
13.5%13.1%
10.3%
10%
6.8%
16.1% 13.0%
5.0%
3.1%
5.9% 5.0%
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0%
1.9%
出典:OECD教育データベース(2011年)。ただし、日本の数値については、
出典:OECD教育データベース(2011年)。ただし、日本の数値については、
「学校基本調査」及び文部科学省調べによる社会人入学生数(短期大学及び専修学校(専門課程) )
「学校基本調査」及び文部科学省調べによる社会人入学生数)
1
諸外国における社会人学び直しの主な取組について
○大学と連携し、生涯学習を重要な要素とした高齢者共同居住施設「大学連携型CCRC(Continuing Care Retirement
Community)」の開発が進み、全米各地に拡大。
アメリカ
(主な例)ラッセルカレッジ(マサチューセッツ州)、アンダーソン大学(イリノイ州)、アリゾナ大学(アリゾナ州)、アーカンソーセントラル大学(アーカンソー州)、イサカカレッジ(ニューヨーク州)、
ミシガン大学(ミシガン州)、ノートルダム大学(インディアナ州)、ペンシルバニア大学(ペンシルバニア州)、フロリダ大学(フロリダ州)、デューク大学(ノースカロライナ州)、
バージニア大学(バージニア州)、ジョージア大学(ジョージア州)、 カリフォルニア大学デービス校(カリフォルニア州)、スタンフォード大学(カリフォルニア州)、ダートマス大学(ニューハンプシャー州)
※別添資料・・・ダートマス大学~ケンダル・アット・ハノーバー~の取組例
〔※大学入学者のうち25歳以上の割合は23.4%。(OECD各国平均は19.6%)〕
○授業料ローン、学生ローンの整備(返済は所得連動型)
イギリス
・授業料ローンの受給には年齢制限がない。
・コース開始時に60歳未満であれば、学生ローン(生活費)の受給資格がある。
・短期の準学位レベル(非大学型)のコースでもローンを受けられる。
・パートタイムの学生もローンを受けられる。
〔※大学入学者のうち25歳以上の割合は18.5%。〕
フランス
○主に国や地方、企業による経済的支援がある。
企業については、雇用者に対し、教育・訓練のための分担金の支払いが法令により義務づけられている。
○「個人の教育・訓練休暇」が法令により認められている(1971年~)。
最高フルタイムで1年、パートタイムで1,200時間休暇の取得が可能。
○「教育・訓練を受ける個人の権利」が法令により認められている(2004年~)。
120時間上限として、6年にわたり毎年20時間の教育・訓練を受けることが可能。
教育・訓練を労働時間外に受ける場合、給与の50%に相当する研修手当を受給。
〔※大学入学者のうち25歳以上の割合は5.0%。〕
ドイツ
○「教育休暇」
全16州中12州が、職業従事者に対し、教育的催事への参加を目的に所定の期間、有給で休暇を取ることを保障する
教育休暇法を制定。例えば、ベルリン市(州と同格)では、同市の教育休暇法に基づき、職業従事者は承認された教育的
催事への参加を目的に、所定期間の有給休暇を取ることができ(25歳までの者は1年で10日間、26歳以上の者は2年
で10日間)、フォルクスホッホシューレ(市民大学)が提供する各講座への参加についても基本的に教育休暇の取得が認
められている。
○奨学金
教育奨励金、キャリアアップ奨学金、マイスター奨学金などを通じて、連邦政府が個人のキャリアアップを目的とした継続
教育を支援している。奨学金の支給額は、経済的・家庭的事情により異なることが多い。
〔※大学入学者のうち25歳以上の割合は14.3%。〕
(出典)OECD教育データベース(2011年)、『諸外国の生涯学習』(平成23年8月 文部科学省)
三菱総合研究所「調査レポート 米国の大学連携型リタイアメント・コミュニティ~ケンダル・アット・ハノーバー訪問レポート~」
2
(事例)米国の大学連携型CCRCについて
※CCRC:Continuing Care Retirement Communityの略。
定年後の生活を満喫しうる新たなライフスタイルを提供するコミュニティ。あらかじめ規定された入居一時金+月次料金で住民が修身
利用できる医療・介護サービスが提供され、健康状態の推移に応じ、移転の心配なしに同一敷地で継続的なケアを受けることができる。
そして、住民の健康の維持・増進を図る仕組みに加え、レジャーレクリエーション、生涯学習などの高じ欲求を満たしたコミュニティ
参加を促す仕掛けがフルセットで確保されている。
大学と直接提携するコミュニティは約20ヶ所、大学とは直接提携しないが近くに設置されたコミュニティは約50ヶ所。
◎大学連携型CCRCの例~ケンダル・アット・ハノーバー~
大学と連携した取組(例)
施設概要
○設立
1991年
○事業者
NPO法人ケンダル社
○敷地
26万平方メートル
○居住者数
約400人
○連携大学
ダートマス大学、同大学病院
○費用
入居金約1千万円~
家賃月額約16万円~
○ダートマス大学の生涯学習機関(ILEAD)で学習
ある時は講師として教えることも
※ILEAD: Institute for Lifelong Education at Dartmouthの略。
学びを通じた仲間とのつながり(「知縁」)
○大学の学生のキャリアアドバイザーやレポート支援
頼られる存在に
○大学病院が医療・健康の拠点
健康状態に応じて、健常者棟、介護棟、認知症棟への
移住が可能。
同じ敷地内で暮らし続けられる安心感
○近隣の高校生に奨学金
施しを受ける人にならず、
担い手となるライフスタイル
出典:三菱総合研究所「調査レポート 米国の大学連携型リタイアメント・コミュニティ~ケンダル・アット・ハノーバー訪問レポート」
厚生労働省 都市部の高齢化対策に関する検討会(第2回)鎌形委員提出資料
3
社会人の大学院での学び直しの障壁
大卒の約半分は修士課程に興味を持っているが、費用や勤務時間の長さ等が障害となっている。
出典:東京大学 大学経営・政策研究センター「大学教育についての職業人調査」2009年
4
成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進
(前年度予算額:1,679百万円)
平成27年度要求額:2,390百万円
(背景)
【「日本再興戦略」改訂2014-未来への挑戦-(平成26年6月24日閣議決定)】
一.日本産業再興プラン
1.緊急構造改革プログラム(産業の新陳代謝の促進) ⅲ)サービス産業の生産性向上
・サービス産業の革新的な経営人材の育成を目指した大学院・大学における、サービス産業に特化した実践的経営プログラムや、専門学校等における実践的教育プログラムを開発・普及
2.雇用制度改革・人材力の強化 ⅰ)女性の活躍推進 ⑨ 「女性の活躍応援プラン(仮称)」等の実施
~ 具体的には、①家事・育児・介護等で地域貢献を希望する方、②正社員や保育士等として再就職を希望する方、③起業・NPO等の立ち上げを希望する方向けに、マザーズハローワークや学び直し
支援、トライアル雇用や創業スクール等の取組を進める。
【 経済財政運営と改革の基本方針2014 ~デフレから好循環拡大へ~(平成26年6月24日閣議決定)】
1.女性の活躍、教育再生を始めとする人材力の充実・発揮
(2)教育再生の実行とスポーツ・文化芸術の振興 (教育再生)
・・・さらに、高度な職業教育のための専門学校支援を推進する。
(3)複線的なキャリア形成の実現など若者等の活躍推進 (生涯を通じて能力発揮できる人材育成・・・)
新しい技術や産業に適応しつつ生涯を通じて能力発揮できるよう、人材育成や職業訓練の抜本的拡充、産業側・企業側ニーズに合致した質の高い職業訓練の実施、学び直し機会の充実・・・など、自ら
の専門性を高める能力開発を行うことが出来る環境整備を進める。
(事業の趣旨)
専修学校、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、高等学校等と産業界等が産学官コンソーシアムを組織し、その下で職域プロジェクトを展開し、協
働して、就労、キャリアアップ、キャリア転換を目指す社会人、生徒・学生、育児休業中・子育てのために離職している女性等に必要な実践的な知識・
技術・技能を身につけるための学習システム等を構築する。そのような取組を通じて、成長分野等における中核的専門人材や高度人材の養成を図る。
産学官コンソーシアム(分野別)
企業・業界団体等のニーズを踏まえた養成すべき人材像を設定・共有し、各職域プロジェクトの進捗管理・評価等を行う。
企業、業界団体
医療・福祉施設等
専門学校、大学、大学院
短大、高専、高等学校、
高等専修学校 等
行政機関 等
【連携体制】
【成長分野の例】
「環境・エネルギー」「食・農林水産」「医療・福祉・健康」「クリエイティブ」「観光」
「IT」「社会基盤」「工業」 「経営基盤強化」
等
職域プロジェクト
全国的な標準モデルカリキュラム等の開発・実証
産学官コンソーシアムの方針等を踏まえ、各分野・職域の全国的な標準モデルカリキュラム等を開発・実証。
○ 環境・エネルギー分野・・・「建築・土木・設備」「自動車整備」
○ 食・農林水産分野・・・「6次産業化プロデューサー」「アグリビジネス」 ○ 医療・福祉・健康分野・・・「介護」「看護」「保育」「食・栄養」
○ クリエイティブ分野・・・「ファッション」「美容」「アニメ人材」○ 観光分野・・・「インバウンド」「ツアープランナー」
○ IT分野・・・「クラウド」「情報セキュリティ」「スマホ・アプリ」
○ 社会基盤分野・・・「次世代国内インフラ」「インフラ海外展開」 ○ 工業分野・・・「防災都市工学」
○ 経営基盤強化分野・・・「企業会計」「記録情報管理」
等
地域版学び直し教育プログラムの開発・実証
開発した全国的な標準モデルカリキュラム等を活用し、各地域の専修学校・大学等において、地元企業や業界団体等のニーズを踏まえた「オーダーメード型教育プログラム」
を開発・実証。
特色ある教育推進のための教育カリキュラムの開発・実証
後期中等教育段階から高等教育や職業へ継続性のある教育カリキュラムの開発・実証により、円滑な移行を促進。
・後期中等教育段階と高等教育段階の連携による実践的・創造的技術者等の養成に対応した教育カリキュラム等の開発・実証
・発達障害のある生徒等、特別に配慮が必要な生徒・学生が学ぶための教育カリキュラム等の開発・実証
中核的専門人材や高度人材の養成、社会人や女性の学び直しを全国的に推進
5
履修証明制度
・当該大学の学生以外の者で大学入学資格を有する者を対象とした特別の課程を編成し,これを修了した者に対し,学校
教育法に基づいて修了の事実を証明する「履修証明書」を交付する履修証明制度を平成19年から実施。
・「特別の課程」の要件については, ①当該大学の開設する講義・授業科目により体系的に編成されていること,②総時
間数は120時間以上であること,等が学校教育法施行規則において規定されている。
・履修証明制度は,教育機関等における学習成果を職業キャリア形成に活かす観点から,現在政府全体で推進している
「ジョブ・カード制度」においても,「職業能力証明書(ジョブ・カード・コア)」として位置付けられている。
≪平成23年度:70大学で128プログラムを提供≫
国立
履修証明プログラムを開設している大学
平成20年度
15
4
平成21年度
19
28
平成23年度
0
10
39
9
20
1,120
平成21年度
30
40
70
50
60
70
受講者数
80
証明書交付者数
1,742
5,817
1,882
平成23年度
4,069
2,279
0
1,000
私立
73
37
履修証明プログラムの受講者数・証明書交付者数(実績)
平成20年度
公立
38
6
24
≪各大学における履修証明プログラム例≫
2,000
3,000
4,000
5,000
公的な職業資格に関するスキルアップ
6
5
専門的知識・技能に関する資格の獲得等、職業
に係る知識・技能の獲得・向上
教養の向上を主たる目的としたもの
6,000
国立
履修証明プログラムの内容
17
26
2
0
15
公立
私立
28
7
27
6
帝塚山大学:「英語による奈良観光ガイド人材養成プ
ログラム」
佐賀大学:「農業技術経営管理学(農業版MOT)教育プ
ログラム」
青山学院大学:「ワークショップデザイナー育成プログ
ラム」
静岡県立大学短期大学部:「体系的なHPS養成教育プ
ログラムの開発」
専修大学:「KS(川崎・専修)コミュニティ・ビジネス・アカ
デミー」
34
67
※平成23年度に受講者数等が減少している理由として、平成19年度~22年度に実施して
いた「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」が終了した際、継続するために受講
料の増額を行ったこと等が影響したものと考えられる。
35
30
45
60
6
奨学金の貸与基準の緩和について
平成26年度に入学、転学部(科)、転学または編入学する者から、以前に同じ学校区分で日本学生支援機構
の無利子奨学金の貸与を受けたことがある場合の無利子奨学金の再貸与を可能とする。
例(1)大学で4年間奨学金を受け、卒業後別の大学の1年次に入学した場合
過去に貸与を受けた期間にかかわらず、すべての学種を通じて1回に限り、再度第一種奨学金の貸与が可能
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
例(2)大学3・4年次で奨学金を受け、卒業後大学1年次に入学した場合
過去に貸与を受けた期間にかかわらず、すべての学種を通じて1回に限り、貸与を受けていない期間(未貸与期間:24か月)を超えて第一種
奨学金
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
の貸与が可能
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
例(3)大学1~3年次で奨学金を受け、退学後大学2年次に編入学した場合
過去に貸与を受けた期間にかかわらず、すべての学種を通じて1回に限り、貸与を受けていない期間(未貸与期間:12か月)を超えて第一種
奨学金の貸与が可能
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
1年
2年
3年
4年
例(4)2年制の専修学校(専門課程)で奨学金を受け、卒業後3年制の専修学校(専門課程)に入学した場合
過去に貸与を受けた期間にかかわらず、すべての学種を通じて1回に限り、貸与を受けていない期間(未貸与期間:12か月)を超えて第一種
奨学金の貸与が可能
1年
2年
1年
2年
3年
1年
2年
1年
2年
3年
7
放送大学について
1 設立の趣旨・目的
2
テレビ・ラジオ放送による大学教育の実施
① 生涯学習機関として、広く社会人等に大学教
育の機会を提供
② 高等学校卒業者等に対し、柔軟かつ流動的な
大学進学の機会を提供
③ 既存大学との連携協力等による我が国の大学
教育の改善への貢献
3
学生の種類と在学者数等
5
<教養学部>
(人)
在 学 者 数
目 的
平成 25年 度
全科履修生 卒業 を目 的と する 学生
選科履修生 1年間特定の科目を履修する学生
科目履修生 1学期間特定の科目を履修する学生
特別聴講学生 単位互換協定を結んだ大学等の学生
56,475
55,636
25,510
1,189
在学者数小計
緯
放送大学学園設立
放送大学設置
放送大学学生受入れ開始
CS放送による全国放送開始
全国の学習センター(S60~H10に
かけて各都道府県に設置)で全科
履修生受入れ開始
平成14年4月 大学院修士課程学生受入開始
平成15年10月 特別な学校法人に移行
平成23年10月 BSデジタル放送の開始
平成26年10月 大学院博士後期課程学生受入れ開始
学生の属性等
【在学者の性別・年齢・職業別比率】
平成 26年度
17,817
6,504
経
昭和56年7月
昭和58年4月
昭和60年4月
平成10年1月
平成10年10月
16,921
6,916
1,304
25,141
81,616
81,146
○こ れま での 累積 卒業 者数 は79,186人
○ 学生の所在地は、北海道から沖縄県まで様々な地域に広がっており、職業、年齢、地域等を問わず、幅広く
大学教育の機会を提供している。
○ 学生の入学動機は、学位取得のほか、学び直しや資格取得(教員免許、学芸員、図書館司書、看護師資格
等)など様々であり、社会人等の多様な学習ニーズに対応している。
○ 身体に障害を有する方も約700名在籍し、様々な科目を学んでいる。
<大学院文化科学研究科>
在 学 者 数
目 的
平成 26年度
平成25年度
修士全科生 修了 を目 的と する 学生
修士選科生 1年間特定の科目を履修する学生
修士科目生 1学期間特定の科目を履修する学生
3,745
655
特別聴講学生 単位互換協定を結んだ大学等の学生
0
在学者数小計
5,572
[教養学部(特別聴講学生を含む )]
1,189
3,742
490
0
5,421
1,172
※数値は26.4.1時点。
女
45,087人
55.2%
地域別在学状況
20歳代
10,141人
12.4%
60歳~
19,196人
23.5%
○こ れま での 累積 修了 者数 は4,177人
4
~19歳
1,598人
2.0%
性別
男
36,529人
44.8%
年齢
50歳代
14,458人
17.7%
40歳代
20,039人
24.6%
【北海道】
3,900人
4.5%
【東 北】
5,959人
6.8%
【北陸・甲信越】
5,105人
5.9%
【近 畿】
12,632人
14.5%
【関 東】
34,438人
39.6%
【中 国】
4,731人
5.4%
【四 国】
3,301人
3.8%
【九 州】
9,774人
11.2%
【東 海】
7,197人
8.3%
[大学院(特別聴講学生を含む)]
女
2,280人
42.1%
性別
男
3,141人
57.9%
パートタイ
マー
3,687人
4.5%
~19歳
0人
0.0%
20歳代
228人 30歳代
60歳~
4.2% 758人
1,499人
14.0%
27.7%
年齢
50歳代
1,532人
28.3%
※数値は26.4.1時点。
30歳代
16,184人
19.8%
無職
6,794人
定年等退職 8.3%
者
6,863人
8.4%
他大学・専門
学校等
4,407人
5.4%
アルバイ ト等
4,304人
5.3%
40歳代
1,404人
25.9%
その他 教員 公務員・団体
職員等
4,401人4,366人
6,650人
5.4%
5.3%
8.1%
職業
看護師等
13,777人
16.9%
専業主夫・主
婦
5,457人
6.7%
会社員等
16,113人
19.7%
自営業・自由
業
4,498人
5.5%
農林水産業
等従事者
299人
0.4%
無職 259人 4.8%
定年等退職者
550人 10.1%
その他 269人
教員 953人
5.0%
17.6%
他大学・専門学
校等 58人 1.1%
アルバイ ト等
133人 2.5%
パートタイ マー
190人 3.5%
職業
公務員・団体職
員等 801人
14.8%
専業主夫・主婦
273人 5.0%
看護師等 333人
6.1%
農林水産業等
従事者 19人
0.4%
自営業・自由業
403人 7.4%
会社員等 1,180
人 21.8%
※数値は26.4.1時点。
8
機密性○
教育訓練給付制度
雇用保険の被保険者である者又は被保険者でなくなってから1年以内(※1)にある者が、厚生労働大臣
の指定する教育訓練を受ける場合に、訓練費用の一定割合を給付する制度。
(※1)妊娠、出産、育児等により教育訓練を開始することができない者については、最大4年に至るまで、当該理由により当該教育訓練を開始すること
ができない日数を加算することができる。
① 一般教育訓練に係る教育訓練給付金
○支給要件:被保険者3年以上(初回の場合は1年以上)で、当該訓練開始日前3年以内に教育訓練給付金を
受給したことがないこと。
○給付水準:教育訓練に要した費用の20%相当額(上限10万円)
○対象訓練:雇用の安定及び就職の促進に資すると認められる教育訓練。医療・福祉関係、事務関係
等幅広く指定されており、現在対象講座数は9,084講座。
② 専門実践教育訓練に係る教育訓練給付金(中長期的なキャリア形成支援措置)【平成26年10月1日施行】
○支給要件:被保険者期間10年以上(初回の場合は2年以上)で、当該訓練開始日前10年以内に教育訓練給付
金を受給したことがないこと。
○給付水準:教育訓練に要した費用の40%相当額(上限年間32万円)を、受講状況が適切であることを確認
した上で、6か月ごとに支給。加えて、訓練修了後1年以内に、資格取得等し、被保険
者として雇用された(又は雇用されている)場合には、当該教育訓練に要した費用の20%相当額
(上限16万円)を追加支給
○対象訓練:専門的・実践的であると認められる以下の訓練について指定
・
業務独占資格又は名称独占資格のうち、いわゆる養成施設の課程
(期間は、1年以上3年以内でかつ取得に必要な最短期間)
・
・
専門学校の職業実践専門課程 (期間は、2年)
専門職大学院 (期間は、2年以内(資格取得につながるものにあっては、3年以内で取得に必要な最短期間))
(※2)②専門実践教育訓練を受講する45歳未満の若年離職者には、基本手当の50%を訓練受講中に2箇月ごとに支給(教育訓練支援給付金。平成
30年度までの暫定措置)
9
教育訓練給付金の拡充及び教育訓練支援給付金の創設
(中長期的なキャリア形成支援措置)
改正の趣旨
非正規雇用労働者である若者等がキャリアアップ・キャリアチェンジし安定的に働くことができるよ
う、教育訓練給付(受講費用の2割を支給、給付上限10万円)を拡充し、中長期的なキャリア形成に資する専門的・
実践的な職業能力の習得を支援する。
改正の内容【平成26年10月1日施行】
【要件】
・被保険者期間2年
(2回目以降は10年以上の被保険者
期間が必要)
キャリアアップ・キャリアチェンジを希望する者
(雇用保険加入の在職者・離職後1年以内の者)
キャリア・コンサルティングの実施
(目指す仕事と必要となる教育訓練の相談・助言)
中長期的なキャリア形成に資する専門的・実践的な
教育訓練(厚生労働大臣が指定)の実施
・資格取得(医療・福祉など専門職)のための訓練
・企業等と連携した実践的なプログラム
訓練修了・資格取得の上被保険者として就職
相談・助言
【給付内容】
・訓練費用の40%を支給
・45歳未満の若年離職者には、
基本手当の50%を訓練受講中に2箇
月ごとに支給(教育訓練支援給付
金。平成30年度までの暫定措置)
【追加給付】
・就職を条件として訓練費用の20%を
追加支給(合計60%、上限48万/年)
10
キャリア形成促進助成金
制度概要
職業訓練などを実施する事業主等に対して訓練経費や訓練中の賃金を助成し、労働者のキャリア形成を効果的に促進
※ 事業主にあっては、事業内職業能力開発計画・年間職業能力開発計画を作成するとともに、職業能力開発推進者を選任することが必要
※ 事業主団体等にあっては、訓練実施計画を作成することが必要
※ 1コースあたり20時間以上(海外で実施する訓練の場合は30時間以上)の訓練が対象
助成内容
助成額
❶ 政策課題対応型訓練
①成長分野等人材育成コース
健康・環境などの成長分野等での人材育成のための訓練
②グローバル人材育成コース
海外関連業務に従事する人材育成のための訓練(海外の大学院、
大学、教育訓練施設などで実施する訓練も含む)
③育休中・復職後等能力
アップコース
大企業・
中小企業
【平成26年10月1日新設】
④中長期的キャリア形成コース
育児休業中・復職後・再就職後の能力アップのための訓練
従業員の中長期的なキャリア形成のための訓練
⑤若年人材育成コース
採用後5年以内で、35歳未満の若年労働者への訓練
⑥熟練技能育成・承継コース
熟練技能者の指導力強化、技能承継のための訓練、認定職業訓練
⑦認定実習併用職業訓練コース
中小企業
⑧自発的職業能力開発コース
❷ 一般型訓練
❸ 団体等実施型訓練
※
※
※
※
賃金助成:1h当たり800円
(400円)
経費助成:1/2 (1/3)
※( )額は大企業の額
厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練
賃金助成:1h当たり800円
経費助成:1/2
※⑦については企業における実
習の助成あり(1h当たり600円)
労働者の自発的な能力開発に対する支援
中小企業
事業主
団体等
政策課題対応型訓練以外の訓練
賃金助成:1h当たり400円
経費助成:1/3
事業主団体などが構成事業主の雇用する労働者を対象に行う、若
年労働者への訓練や熟練技能の育成・承継のための訓練
経費助成:1/2
経費助成の1人1コースの支給限度額は、➊①~④は15万円~50万円(大企業は10万円~30万円)、➊⑤~⑧及び➋は7万円~20万円
1事業主の年間の支給限度額は、500万円(認定職業訓練又は➊⑦の場合は1,000万円)、1事業主団体等の年間の支給限度額は500万円
助成の対象となる訓練等の受講回数は、1労働者につき、1年度3コースまで
東日本大震災に伴う被災地の事業主については、助成率の特例あり(中小企業:賃金800円(1h)・経費1/2 大企業:賃金400円(1h)・経費1/3)
11
キャリアアップ助成金
○有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった非正規雇用労働者の企業内のキャリアアップを
促進するため、これらの取組を実施した事業主に対して包括的に助成。
【本助成金の活用に当たって】
事業所ごとに「キャリアアップ計画」の作成、「キャリアアップ管理者」の配置が必要。
《助成メニュー》
助成内容・要件
正規雇用等
転換
有期契約労働者等を正規雇用等に転換
または 直接雇用(以下「転換等」)
助成額
( )内は大企業の額
※下線部分は、平成26年3月1日から平成28年3月31日まで支給額を拡充または要件を緩和
①有期→正規:1人当たり50万円(40万円)
②有期→無期:1人当たり20万円(15万円)
③無期→正規:1人当たり30万円(25万円)
※1年度1事業所当たり①~③合わせて15人まで(②は10人まで)
※派遣労働者を正規雇用で直接雇用する場合、1人当たり10万円(大企業も同額)加算
有期契約労働者等に下記いずれかの
訓練を実施
人材育成
処遇改善
①一般職業訓練(OFF-JT)
②有期実習型訓練(OFF-JT+OJT)
【平成26年10月1日新設】
③中長期的キャリア形成訓練
(OFF-JT)
有期契約労働者等全員の基本給を
2% 以上増額
OFF-JT《1人当たり》
賃金助成:1h当たり800円(500円)
経費助成:訓練時間数が
100時間未満
10万円( 7万円) 15万円(10万円)※
100時間以上200時間未満
20万円(15万円) 30万円(20万円)※
200時間以上
30万円(20万円) 50万円(30万円)※
※ 中長期的キャリア形成訓練を受講する場合
OJT《1人当たり》
実施助成:1h当たり700円(700円)
1人当たり1万円(0.75万円)
※「職務評価」の手法の活用により実施した場合、1事業所当たり20万円(15万円)上乗せ
※上記の他、有期契約労働者等に法定外の健康診断、短時間正社員への転換、パート労働者の労働時間延長を実施した場合に助成
12
若者・女性活躍推進フォーラム(第1回)
平成25年2月13日 資料
女性の就業の現状
○ 女性の労働力率は、子育て期に当たる30歳代前半で低下する「M字カーブ」を描くが、就業希望者を加えた潜在的労働力率は高い(約340万人、25歳~44歳約
180万人)、我が国と韓国は「M字カーブ」を描いているが、アメリカ、ドイツ、スウェーデンでは台形を描いている。第一子出産を機に離職する女性は6割。
○ 女性が妊娠・出産・子育てをきっかけに勤め先を辞めた理由は、仕事と家庭の両立が困難であることが大きい。
(%)
100
②女性の年齢階級別労働力率(国際比較)
①女性の年齢階級別労働力率及び潜在的労働力率
(%)
100
87.8
90
76.4
80
74.4
70
[67.6]
60
50
53.7
40
30
20
10
0
15~19 20~24 25~29 30~34 35~39
90
80
79.0
78.9
70
60
67.6
67.0
50
40
30
20
労働力率
潜在的労働力率
10
0
(歳)
資料:総務省「労働力調査(詳細結果)」(平成23年)より作成
・岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果
・潜在的労働力率=就業者+完全失業率+就業希望者/人口(15歳以上)
③子どもの出生年別、第1子出産前後の妻の就業経歴
資料 1.国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」より作成。
2.第1子が1歳以上15歳未満の子を持つ初婚どうし夫婦について集計。
3.出産前後の就業経歴:
就業継続(育休利用)-妊娠判明時就業~育児休業取得~子ども1歳時就業
就業継続(育休なし)-妊娠判明時就業~育児休業取得なし~子ども1歳時就業
出産退職
-妊娠判明時就業~子ども1歳時無職
妊娠前から無職
-妊娠判明時無職~子ども1歳時無職
日本
ドイツ
韓国
スウェーデン
米国
(歳)
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65以上
(備考)1.「労働力率」は,15歳以上人口に占める労働力人口(就業者+完全失業者)の割合
2.日本は総務省「労働力調査(基本集計)」(平成23年),その他の国はILO“LABORSTA”より作成。
3.日本は2011(平成23)年,韓国は2007(平成19)年,その他の国は2008(平成20)年の数値。
④女性が妊娠・出産・子育てをきっかけに勤め先を辞めた理由(仕事に関連したもの)
(出所)内閣府「男女の能力発揮とライフプランに対する意識調査」(平成21年)
13
「放課後子ども総合プラン」の全体像(平成26年7月31日策定)
趣旨・目的
○共働き家庭等の「小1の壁」を打破するとともに、次代を担う人材を育成するため、全ての就学児童が放課後等を安全・安心に過ごし、
多様な体験・活動を行うことができるよう、一体型を中心とした放課後児童クラブ及び放課後子供教室の計画的な整備等を進める
国全体の目標
(約90万人⇒約120万人)
・新規開設分の約80%を小学校内で実施
■全小学校区(約2万か所)で一体的
に又は連携して実施し、うち1万か
所以上を一体型で実施
(約600か所⇒1万か所以上)を目指す
※小学校外の既存の放課後児童クラブについても、
ニーズに応じ、余裕教室等を活用
※放課後子供教室の充実(約1万カ所⇒約2万カ所)
市町村及び都道府県の取組
○国は「放課後子ども総合プラン」に基
づく取組等について次世代育成支援対
策推進法に定める行動計画策定指針に
記載
○市町村及び都道府県は、行動計画策定
指針に即し、市町村行動計画及び都道
府県行動計画に、
・平成31年度に達成されるべき一体型の目
標事業量
・小学校の余裕教室の活用に関する具体的
な方策
などを記載し、計画的に整備
※行動計画は、子ども・子育て支援事業計画と
一体のものとして策定も可
国全体の目標を達成するための具体的な推進方策
○平成31年度末までに
■放課後児童クラブについて、約30万
人分を新たに整備
学校施設を徹底活用した実施促進
○学校施設の活用に当たっての責任体制の明確化
・実施主体である市町村教育委員会又は福祉部局等に管理運営の責任の所在を明確化
・事故が起きた場合の対応等の取決め等について協定を締結するなどの工夫が必要
○余裕教室の徹底活用等に向けた検討
・既に活用されている余裕教室を含め、運営委員会等において活用の可否を十分協議
○放課後等における学校施設の一時的な利用の促進
・学校の特別教室などを学校教育の目的には使用していない放課後等の時間帯に活用するな
ど、一時的な利用を積極的に促進
一体型の放課後児童クラブ及び放課後子供教室の実施
○一体型の放課後児童クラブ及び放課後子供教室の考え方
・全ての児童の安全・安心な居場所を確保するため、同一の小学校内等で両事業を実施し、共
働き家庭等の児童を含めた全ての児童が放課後子供教室の活動プログラムに参加できるもの
全ての児童が一緒に学習や体験活動を行うことができる共通のプログラムの充実
活動プログラムの企画段階から両事業の従事者・参画者が連携して取り組むことが重要
実施に当たっては、特別な支援を必要とする児童や特に配慮を必要とする児童にも十分留意
放課後児童クラブについては、生活の場としての機能を十分に担保することが重要である
ため、市町村が条例で定める基準を満たすことが必要
放課後児童クラブ及び放課後子供教室の連携による実施
○放課後児童クラブ及び放課後子供教室が小学校外で実施する場合も両事業を連携
・学校施設を活用してもなお地域に利用ニーズがある場合には、希望する幼稚園など
の社会資源の活用も検討
・現に公民館、児童館等で実施している場合は、引き続き当該施設での実施は可能
※国は「放課後子ども総合プラン」に基づく市町村等の取組に対し、必要な財政的支援策を毎年度予算編成過程において検討
市町村及び都道府県の体制等
○市町村には「運営委員会」、都道府県には「推進委員会」を設置し、教育委員会と福祉部局の連携を強化
○「総合教育会議」を活用し、首長と教育委員会が、学校施設の積極的な活用など、総合的な放課後対策の在り方について十分協議
14
学び直し支援による“女性の活躍”総合的推進体制の整備
女性の学び直しを支援し、一旦、離職した主婦等が、地域活動参画から起
業・再就職などにより活躍する、女性のキャリア形成の仕組みの構築に向けた
総合的推進体制を整備する。
<文部科学省による平成27年度概算要求の状況>
1&2:「地域で輝く女性の学び直し応援事業」 97百万円(新規)
3:「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」
2,390百万円
⑤ハローワーク等と連携し、
「日本再興戦略」改訂2014-未来への挑戦-(抜粋)
キャリアアップをサポート
NPO法人を立ち上げたり、
(平成26年6月24日閣議決定)
⑨「女性活躍応援プラン(仮称)」等の実施
活動団体・組織の中心して、
4.起業したり、再就職したり
育児等の経験を生かして主婦等が現場で能力を最
更なる活躍!
して活躍!
大限発揮できるよう、…(略)…学び直しの地域ネット
ワークの創設など総合的推進体制を整備する。具体
マザーズハローワーク
的には、①家事・育児・介護等で地域貢献を希望する
起業スクール
等
方、②正社員や保育士等として再就職を希望する
方、③起業・NPO等の立ち上げを希望する方向けに、
④専門的な学び直しに関する情報提供
マザーズハローワークや学び直し支援、トライ
活動に必要な
アル雇用や創業スクール等の取組を進める。
③ニーズに合った
知識・技能を
3.専門性を高めるための
もっと専門的
地域活動の場をマッチング
学び直し
②ニーズに合った学び直し講座
に学びたい!
2.学び直しを活かして
専門的な知識・・技能の修得
を紹介
専門的な資格取得
地域活動の場で活躍
(学習施設、学習内容、イベント等)
1.学び直し講座に参加
コミュニケーション講座
PC講座
希望する地域活動に必要
な知識・技能
不安の解消、仲間づくり 等
子育て等の経験を活かし
て社会で活躍したいけど、
どうすればいいの?
放課後子供教室
学校支援地域本部
家庭教育支援チーム
観光ボランティア
NPO法人、ボランティア 等
①まずは、窓口で相談受付。
本人の希望と地域で提供されて
いる学び直し講座、地域活動の
場の情報をもとに対応
地域で輝く女性の学び直し応援ネットワーク協議会
学び直しや地域活動に関する地域の機関・団体がネット
ワークを形成。女性サポートコンシェルジュを活用して
女性の学び直しから地域活動参画までを総合的にサポー
ト。 市町村
首長部局
社会教育施設
教育委員会
相談窓口
図書館など、
日常的に行く場所で
(公民館・図書館等)
(福祉、労働)
都道府県
教育委員会
男女共同
参画センター
ハローワーク
大学、
専門学校
社会福祉
協議会
民間企業
学校支援
地域本部
観光協会
NPO法人
ボランティア団体
15
高齢者の就業状況
男
女
100%
90%
80%
100%
17.0
10.1
90%
38.2
80%
56.0
70%
60%
70%
60.4
74.3
60%
12.5
50%
40%
42.0
50%
11.2
72.7
30%
10.5
40%
9.5
30%
49.0
20%
32.4
20%
10%
0%
0%
有業者
65-69歳
無業者(就業希望者)
70-74歳
無業者(非就業希望者)
7.2
29.8
10%
60-64歳
47.3
18.0
60-64歳
有業者
65-69歳
無業者(就業希望者)
70-74歳
無業者(非就業希望者)
出典:平成24年就業構造基本調査
16
高齢者と学習活動
4.6
カルチャーセンターなどの民間団体が行う学習活動
8.4
3.5
5
4.2
2.5
2.7
4
公共機関や大学などが開催する公開講座など
公的機関が高齢者専用に設けている高齢者学級など
通信手段を用いて自宅にいながらできる学習
高齢者の学習活動への参加状況
(複数回答)
70代
60代
0
0.5
0.1
0.1
0.8
1.1
大学、大学院への通学
各種・専門学校への通学
その他
39.8
参加したいが、参加していない
参加したくない
36.1
0
大学院への年齢別入学者数
(50歳以上)
10
20
(%)
(人)
400
30
40
47.2
47.7
50
出典:平成25年内閣府 「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」
(注)調査対象は、全国の60歳以上の男女
342
350
300
241
250
200
150
209
199
176
148
137
106
100
181
49
27
20
50
103
96
72 86
42
7
0
50 ~ 54 歳
55 ~ 60 歳
61 歳以上
博士課程(男性)
修士課程(男性)
専門職学位課程(男性)
博士課程(女性)
修士課程(女性)
専門職学位課程(女性)
出典:平成26年度学校基本調査(速報値)
17
子供の貧困率の上昇
●OECD諸国における子供の貧困率(2010年)
30%
25%
20%
15%
低い
高い
OECD平均より
OECD平均より
15.7%
●世界でも低くない日本の貧困率
13.3%
10%
5%
デンマーク
フィンランド
ノルウェー
アイスランド
オーストリア
スウェーデン
チェコ
ドイツ
スロベニア
ハンガリー
韓国
イギリス
スイス
オランダ
アイルランド
フランス
ルクセンブルク
スロヴァキア
エストニア
ベルギー
平均
OECD
ニュージーランド
ポーランド
カナダ
オーストラリア
日本
ポルトガル
ギリシャ
イタリア
スペイン
アメリカ
チリ
メキシコ
トルコ
イスラエル
0%
●日本の子供の貧困率の推移
(%)
OECD (2014) Family database“Child poverty”
注:ハンガリー、アイルランド、日本、ニュージーランド、スイス、トルコの数値は2009年、チリの数値は2011年
●日本の子供の貧困率は年々悪化
18
16.3%
16
14
12
10
1985 1988 1991 1994 1997 2000 2003 2006 2009 2012 (年)
厚生労働省「平成25年 国民生活基礎調査」
注:1) 1994年の数値は、兵庫県を除いたものである。 2) 貧困率は、OECDの作成基準に基づいて算出している。
18
子供の貧困対策に関する大綱について(平成26年8月29日閣議決定)
目的・理念
○ 子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と
教育の機会均等を図る。
○ 全ての子供たちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指し、子供の貧困対策を総合的に推進する。
指標の改善に向けた当面の重点施策
基本的な方針
○ 貧困の世代間連鎖の解消と
積極的な人材育成を目指す。
○ 第一に子供に視点を置いて、
切れ目のない施策の実施等に
配慮する。
<教育の支援>
<生活の支援>
○学校をプラットフォームとした子供の貧困対策の推進
○保護者の生活支援
・きめ細かな学習指導による学力保障
・保護者の自立支援
・スクールソーシャルワーカーの配置充実
○子供の生活支援
○教育費負担の軽減
・児童養護施設等を退所した子供のアフターケアの
・幼児教育の無償化に向けた段階的取組
○ 子供の貧困の実態を踏まえ
て対策を推進する。
など、10の基本的な方針
子供の貧困に関する指標
推進、子供の居場所づくりに関する支援等
・高校生等奨学給付金等による経済的負担の軽減
・大学等奨学金事業における無利子奨学金の充実、
より柔軟な『所得連動返還型奨学金制度』の
導入
(平成25年)
○ スクールソーシャルワーカーの
配置人数 1,008人 (平成25年度)
○ ひとり親家庭の親の就業率
・母子家庭の就業率:80.6%
(正規39.4% 非正規47.4%)
・父子家庭の就業率:91.3%
(正規67.2% 非正規 8.0%)
○ 子供の貧困率 16.3% (平成24年)
など、25の指標
・生活困窮者自立支援制度の自立相談支援機関、
子供たちが
○貧困の連鎖を防止するための学習支援の推進
夢と希望を
○学習が遅れがちな中学生を対象とした学習支援
持って成長
など
○ 生活保護世帯に属する子供の
高等学校等進学率 90.8%
○関係機関が連携した支援体制の整備
全ての
<保護者に対する就労の支援>
○ひとり親家庭の親の就業支援
・就業支援専門員の配置による支援等
○生活困窮者や生活保護受給者への就労支援
していける
社会の
実現
児童福祉関係者、教育委員会等の関係機関が
連携してネットワークを構築
○支援する人員の確保
・社会的養護施設の体制整備、相談職員の資質
向上等
など
<経済的支援>
○児童扶養手当と公的年金の併給調整見直し
○ひとり親家庭の支援施策に関する調査研究
○保護者の学び直しの支援
○母子福祉資金貸付金等の父子家庭への拡大
○在宅就業に関する支援の推進
○養育費の確保に関する支援
など
<子供の貧困に関する調査研究等>
<施策の推進体制等>
○子供の貧困の実態把握
○対策会議を中心とする政府一体となった取組
○子供の貧困に関する新たな指標の開発
○地域の実情を踏まえた自治体の取組の支援
○子供の貧困対策に関する情報の収集・蓄積、提供
○官公民の連携プロジェクト・国民運動の展開 など
19
文部科学省における子供の貧困対策の推進①
教育費等の負担軽減
※ <>内は、平成26年度予算額。
※復興特別会計を含む。
平成27年度概算要求・取組
幼稚園
○ 幼稚園就園奨励費補助
:(事項要求) <339億円>
⇒ 対象範囲等の具体的内容については予算編成過程において検討
○ 学習活動支援費補助の創設
: 14億円 (新規)
⇒ 低所得世帯に対し、学習活動支援費(辞書・事典の購入費等)補助を創設
義務教育
○ 要保護児童生徒に対する就学援助
: 8億円 <8億円>
※この他、教職員に対する、就学支援に関する研修会の実施 :0.1億円
※「就学援助ポータルサイト(仮称)」の整備による広報手段の充実等を図る
○ 高等学校等就学支援金制度
: 3,748億円 <3,868億円>
○ 高校生等奨学給付金(奨学のための給付金)制度
: 116億円 <28億円>
⇒ 非課税世帯における第1子と第2子以降の給付額の差を解消することで、低所得世帯への更なる
教育費負担の軽減を図る
高等学校等
※給付額(年額)
第1子 37,400~ 38,000円
第2子 126,000~ 147,200円
○ 私立高等学校等の授業料減免
→
126,000~147,200円(改定)
: 7億円 <3億円>
*専修学校高等課程の授業料減免 を特別交付税措置
○ 高等学校等奨学金事業交付金
: 48億円 <81億円>
○ 国立学校における貧困の状況にある子供の受け入れの拡大
○ 国立大学の授業料等の減免
○ 私立大学の授業料等の減免
: 311億円 <301億円>
: 109億円 <116億円>
*公立大学は、地方財政措置を通じて支援。
大学・
大学院等
○ 国立高等専門学校の授業料等の減免 : 6億円 <6億円>
○ 大学等奨学金事業
:無利子奨学金事業費 3,196億円<3,000億円> 〔この他被災学生等分48億円<68億円>〕
(有利子奨学金事業費 8,650億円<8,677億円>)
⇒ 無利子奨学金の貸与人員の増員(44万1千人 → 47万1千人(3万人増))〔この他被災学生等分7千人〕
⇒ より柔軟な「所得連動返還型奨学金制度」の導入に向けた対応の加速
○ 専門学校生への授業料等の負担軽減
: 5億円 (新規)
特別支援
○ 特別支援教育就学奨励費 : 116億円 <102億円>
20
文部科学省における子供の貧困対策の推進②
学校をプラットフォームとした子供の貧困対策
※ <>内は、平成26年度予算額。
平成27年度概算要求・取組
○ スクールソーシャルワーカーの配置拡充 : 13.2億円 <3.9億円>
⇒ スクールソーシャルワーカー配置の増 (1,466人→4,141人)
福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーを必要な全ての学校で活用できるよう今後段階的に配置を拡充
小中学校のための配置(4,000人)、高等学校のための配置(94人)、質向上のためのスーパーバイザー(47人)
⇒
※平成31年度末までに1万人の配置を目指す
貧困対策のための重点加配 (700人) (就学援助率が高い地域には訪問回数を増加)
学校等における
○ スクールカウンセラーの配置等 : 48.8億円 <41.1億円>
組織的な対応
* 小中学校への配置: 24,200校 (週5日体制:400校、小中連携型:400校を含む)
⇒
*
貧困対策のための重点加配 (700校)
(就学援助率が高い地域には配置回数を増加)
生徒指導推進協力員・学校相談員: 335校
○ 家庭環境や地域間格差などによる教育格差の発生を防ぐための教職員定数の改善 : 200人(新規)
(学力保障に必要な教員の加算措置)
○ 子供の貧困や虐待問題への対応の在り方に関する先進的調査研究:0.5億(新規)
○ 地域による学習支援
学習支援・
家庭教育
支援
※
◇ 学校支援地域本部における学習支援
⇒ 家庭での学習習慣が十分に身についていない中学生を対象に、大学生や教員OBなど地域住民の協力による原則無料の
学習支援を新たに実施 :2.7億円 (700中学校区→2,000中学校区)
※平成31年度末までに5,000中学校区を目指す
※
◇ 放課後子供教室における学習支援
◇ 土曜日の学習支援の実施 : 21.3億円 <13.3億円>
※学校・家庭・地域の連携協力推進事業 : 57億円の内数<38億円>
○ 家庭教育支援
* 家庭教育支援チーム等による相談対応や情報提供等を実施
※
※学校・家庭・地域の連携協力推進事業 : 57億円の内数<38億円>
○ フリースクール
◇ フリースクール等に関する検討会 : 0.4億円 (新規)
◇ フリースクールを含めた学校外の不登校支援施設・機関による指導体制等の在り方に関する調査研究 : 0.5億円(新規)
○ コミュニティ・スクール導入等促進事業 : 2億円(新規)
就学継続・就労
のための支援
○
○
○
○
○
補習等のための指導員等派遣事業(高等学校等) : 4.1億円<1.5億円>
多様な学習を支援する高等学校の推進事業経費 : 1.5億円(新規)
各学校段階を通じた体系的なキャリア教育の充実 : 0.9億円<0.4億円>
地域を担う人材育成のためのキャリアプランニング推進事業【地方創生関連施策】 : 1.3億円(新規)
スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール : 1.6億 円<0.8億円>
21
文部科学省における子供の貧困対策の推進③
その他の教育支援
※ <>内は、平成26年度予算額。
平成27年度概算要求・取組
学生のネットワークの構築
夜間中学校の設置促進
○ 学生が集まり、コミュニケーションを図ることができるスペースの学生相談室等への設置、「ピア・サポート」
の仕組みの整備等について各大学等に周知
○ 中学校夜間学級の充実・改善等への取組事業 : 44百万円<3百万円>
* 中学校夜間学級における学習指導・生徒指導の在り方に係る委託研究、夜間学級未設置の都道府県・政
令指定都市における中学校夜間学級の設置にあたっての課題やその解消策に関する委託研究、夜間学
級に関する広報強化を一体的に行う
○ 生活保護制度による教育扶助※や就学援助制度による学校給食費の補助を行い、低所得世帯への支援を
実施
子供の食事・栄養状態
※厚生労働省において実施
○ 学校給食法の目的に基づき、学校給食の普及・充実及び食育の推進を図り、適切な栄養の摂取による健
康の保持増進に努める
○ 国立青少年教育施設における体験活動の場の提供
* 児童養護施設等の子供を対象に多様な体験活動の場を提供
多様な体験活動の機会の提供
○ 「子どもゆめ基金」事業(国立青少年教育振興機構) : 23億円の内数 <23億円の内数>
* 貧困の状況にある子供を支援している民間団体が行う体験活動への助成
22
学習が遅れがちな中学生を対象とした学習支援
~地域住民の協力を得て、地域未来塾を新たに開講~
地域未来塾について
中学生を対象に、大学生や教員OBなど地域住民の協力による学習支援を実施
◆経済的な理由や家庭の事情により、家庭での学習が困難であったり、学習習慣が十分に身についていない
中学生への学習支援を実施
◆地域住民が参画する学校支援地域本部の活用により、原則無料(*)の学習支援
(*参加者が一部実費等を負担する場合あり)
◆教員を志望する大学生などの地域住民、学習塾などの民間教育事業者、NPO等の協力により、多様な
視点からの支援が可能 (27年度要求・要望額:266百万円(※学校・家庭・地域の連携協力推進事業の27年度要求・要望額5,659百万円の内数))
*学習が遅れがちな中学生に対して学習習慣の確立と基礎学力の定着
*高等学校等進学率の改善や学力向上
学習機会の提供によって、貧困の負の連鎖を断ち切る
全生徒を対象とした学習支援の事例
【東京都内のある中学校の取組】
※学校支援地域本部を活用
<放課後学習支援>
・対象は中1~3の希望者
・年間約80回 (学期中の週2回(2時間程度))
*空き教室を利用、無料
・指導員による個別指導と自習
*指導員:教員志望の講師や大学生など
平成31年度末までの目標数
※学校支援地域本部を活用した学校数
H27年度
現在【H26年度】
700中学校区
が学習支援を実施
(公立全中学校の7%)
2,000
中学校区
(20%)
H31年度
5,000
中学校区
(50%)
学校数の増加と
内容の充実
※学校支援地域本部:地域人材の参画により、学校の教育活動(授業、部活動等)を支援する取組(H25 公立中学校 約2,700校(全体の28%)で実施、補助率1/3)
23
中学校夜間学級
■法的な位置づけ等
○ 中学校夜間学級(いわゆる夜間中学)とは、市町村が設置する中学校において、二部授業が行われる学級をいう。
【学校教育法施行令】
第25条 市町村の教育委員会は、当該市町村の設置する小学校又は中学校(略)について次に掲げる事由があるときは、その旨を都道府県の教育委
員会に届け出なければならない。
五 二部授業を行おうとするとき。
■歴史的背景等
○ 戦後の混乱期の中で、生活困窮などの理由から昼間に就労または家事手伝い等を余儀なくされた学齢生徒が多くい
たことから、それらの生徒に義務教育の機会を提供することを目的として、昭和20年代初頭に中学校に付設された。
○ 昭和30年代初頭には、設置中学校数は80校以上を数えたが、就学援助策の充実や社会情勢の変化に伴って自然
減少してきた(平成26年4月現在、8都府県25市町村31校)。
○ 現在は、日本国籍を有しない者が増加しており(全体の約8割)、義務教育未修了の学齢超過者や、外国人等で日本
語の学習を希望する者を対象に幅広い教育を行っている。
■ 都道府県別学校数(平成26年4月1日現在)
都府県名
学校数
千葉
東京
神奈川
京都
大阪
兵庫
奈良
広島
合計
1
8
2
1
11
3
3
2
31
■年齢別生徒数(平成25年5月1日現在)
年齢
計
※日本国籍を有しない者1,442人(76.7%)
学齢者
15~19
20~29
30~39
40~49
50~59
60歳以上
合計
0
249
293
262
269
235
571
1,879※
24
中学校夜間学級の充実・改善等への取組事業(H27要求額
文部科学省
新規
44百万円)
中学校夜間学級を設置している市町村教委
継続
中学校夜間学級における学習指導、生徒指導の
在り方などについて調査研究 (31校×10万円)
夜間学級サポートチーム設置
取組内容例
●外部講師による研修
●先進的な取組を行っている夜間学級の視察
●教材の研究・開発
●各委託先の夜間学級における
教育活動等を支援 (5人程度)
夜間学級の広報強化
中学校夜間学級を未設置の道県・政令市教委
新規
中学校夜間学級の設置にあたっての課題やその解
消策等に関する調査研究 (54箇所×70万円)
取組内容例
・成人教育特有の指導上の課題
についてアドバイス
・日本語指導に関する専門的観
点からの指導
・夜間学級をめぐる課題につい
て共有し、次のサポートに還元
研究経費措置
サポーター派遣
●設置に係る課題研究のための検討会議の実施
●夜間学級を設けている自治体の研究
●都道府県と市町村が連携した広報活動
●夜間学級の果たしている役割や設
置場所等を示したリーフレットを作
成・配布し、潜在的なニーズを持っ
た方々への広報を強化
25
スクールカウンセラーとソーシャルワーカーの配置状況
スクールカウンセラー
(箇所) 20000
その他(教育委員会等)60
特別支援学校66
中等教育学校18
18000
1390
16000
その他(教育委員会等)
14000
中等教育学校
633
中学校
8515
8806
769
594
小学校
8000
8120
677
高等学校
10000
8249
693
8452
505
6000
275
4000
0
1031
特別支援学校
12000
2000
1001
927
高32
中93
小29
H7
高119
中337
小97
高225
中654
小186
H8
H9
高293
中995
小373
H10
350
2634
1096
602
1124
776
1497
H11
H12
H13
317
3460
564
8839
5969
7692
7047
4778
7967
5694
2607
H14
1599
1823
1906
1697
1988
H15
H16
H17
H18
H19
6412
6070
H22
H23
3134
H20
H21
H24 (年度)
※H12まで調査研究事業(委託事業)、H13から補助事業
※H21から、拠点校を定めず巡回して複数の学校を併せて担当する場合における巡回対象となる学校(巡回校)、必要に応じて派遣される学校(派遣校)の形態も可能としている。
スクールソーシャルワーカー
(単位:人)
都道府県教委
(教育事務所含む)
市区町村
教委
教育支援
センター
年度
配置実人数
H22
614
188
246
95
119
3
20
4
H23
722
212
295
121
115
4
17
15
H24
784
226
322
173
95
13
30
10
H25
1008
300
409
180
109
28
63
20
小学校
中学校
高等学校
その他
※1人で複数の教育機関に配置される場合もあるため、各機関の配置人数の合計は、配置実人数とは一致しない。
26
高等学校における中途退学者数と中途退学率
平成24年度中途退学者数:51,781人 (前年度: 53,869人 )(国公私)
中退率
中退者数
(人)
中退者数
140,000
3.0%
中退率
120,000
2.5%
100,000
2.0%
80,000
1.5%
60,000
1.0%
40,000
0.5%
20,000
0
0.0%
57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23 24
(注1)調査対象は、平成16年度までは公・私立高等学校、平成17年度からは国立高等学校も調査
(注2)中途退学率は、在籍者数に占める中途退学者数の割合
(注3)平成22年度調査結果には、東日本大震災の影響により回答不能であった学校等は含んでいない。
出典:平成24年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」
27
高等学校における中途退学の理由
100%
平成24年度中途退学者数(51,781人)の内訳
学業不振
90%
80%
70%
学校生活・学業不適応
60%
50%
進路変更
40%
30%
病気・けが・死亡
経済的理由
20%
10%
事由
人数(人)
構成(%)
学業不振
3,949
7.6
学校生活・学業不適応
20,712
40.0
(もともと高校生活に熱意がない)
(8,606)
(16.6)
(授業に興味がわかない)
(3, 235)
(6.2)
(人間関係がうまく保てない)
(3,496)
(6.8)
(学校の雰囲気が合わない)
(2,793)
(5.4)
(その他)
(2,583)
(5.0)
進路変更
17,253
33.3
病気・けが・死亡
1,909
3.7
経済的理由
853
1.6
家庭の事情
2,320
4.5
問題行動等
2,965
5.7
その他の理由
1,820
3.5
計
51,781
100.0
家庭の事情
問題行動等
(注) 中途退学者1人につき、主たる理由を一つ選択。( )内は内数。
その他
0%
(年度)
(注)調査対象は、平成16年度までは公私立高等学校、平成17年度からは国公私立高等学校
出典:平成24年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」
28
若者・女性活躍推進フォーラム(第1回)
平成25年2月13日 資料
非正規雇用、長期失業者、フリーター
○ 我が国では、男女とも若い世代ほど非正規雇用比率が上昇。女性は年齢とともに上昇。
○ 長期失業率は近年上昇し、特に若年層で大幅に上昇。また、フリーターの期間が長くなると、正社員となるのが困難となる。
%
①非正規雇用の現状(世代別非正規雇用割合)
30
27
25
男性
26
1963~1967年生まれ
1968~1972年生まれ
1973~1977年生まれ
1978~1982年生まれ
1983~1987年生まれ
20
18
15
13
10
13
9
8
5
11
5
7
6
4
70
20代前半
20代後半
30
20
10
30代後半
47
36
39
26
22
14
45
40
38
38
23
13
40代前半
59
20代後半
2.0%
25~34歳
1.5%
35~44歳
45~54歳
55~64歳
0.5%
65歳以上
30代前半
1995
2000
2005
2010
(出典)総務省「労働力調査(詳細集計)」
1963~1967年生まれ
1968~1972年生まれ
1973~1977年生まれ
1978~1982年生まれ
1983~1987年生まれ
30代後半
(フリーター経験者のうち現在、正社員である者のフリーター期間別比率)
75 %
70
54
0
20代前半
15~24歳
③フリーター期間別の正社員比率
54
50
40
30代前半
女性
60
2.5%
0.0%
0
%
3.0%
1.0%
9
8
7
②失業期間が1年以上の長期失業者の割合(年齢別)
40代前半
(出典)総務省「就業構造基本調査」(昭和57年、昭和62年、平成4年、平成9年、平成14年及び平成19年)
(注)1)非正規割合は、「正規の職員・従業員」と「非正規の職員・従業員」の合計に占める「非正規の職員・従
業員」の割合である。
2)在学中を除く。ただし、平成9年調査までは、雇用者(役員を含む。)のうち卒業者総数及び正規の職
員・従業員の卒業者しか把握できず、役員の卒業者及び非正規の職員・従業員の卒業者を把握でき
ない。このため、非正規の職員・従業員の卒業者については、平成14年及び平成19年における雇用
者(役員を含む。)の卒業者に占める役員の卒業者の割合を基に厚生労働省労働政策担当参事官室
にて推計した。
65
60
55
男性
女性
合計
72.5
64.0
56.5
61.7
58.3
55.1
50
45
60.0
52.2
62.1
58.9
54.1
57.0
48.9
42.9
40
35
30
38.3
6か月以内
7か月から1年
1-2年
2-3年
3年以上
(出典)独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の展開」
―「第3回 若者のワークスタイル調査」から―
(参考)総務省労働力調査における「フリーター」の定義:
15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者とし、
1 雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」又は「アルバイト」である者、
2 完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者、
3 非労働力人口のうち希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」で、家事・通学等していない者の合計。
29
特別支援教育の現状~特別支援教育の対象の概念図(義務教育段階)~
義務教育段階の全児童生徒数 1030万人
特
別
支
援
学
校
視覚障害 知的障害
聴覚障害 肢体不自由
病弱・身体虚弱
0.65%
(約6万7千人)
小 学 校 ・ 中 学 校
特別支援学級
視覚障害
視覚障害 肢体不自由
聴覚障害
覚障害 病弱・身体虚弱
知的障害
知的障害 言語障害
肢体不自由
聴 自閉症・情緒障害
1.70%
(約17万5千人)
(特別支援学級に在籍する学校教育法施行令第22条の3に該当する者:約1万6千人)
3.11%
(約32万人)
通常の学級
通級による指導
視覚障害
聴覚障害
肢体不自由
病弱・身体虚弱
言語障害
自閉症
情緒障害
学習障害(LD)
注意欠陥多動性障害( ADHD)
0.76%
(約7万8千人)
0.83(%)
(約9万1千人)
発達障害(LD・ADHD(※1)・高機能自閉症等)の可能性のある児童生徒
6.5%程度の在籍率(※2)
(通常の学級に在籍する学校教育法施行令第22条の3に該当する者:約2千人)
※1 LD(Learning Disabilities):学習障害、ADHD(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder) :注意欠陥多動性障害
※2 この数値は、平成24年に文部科学省が行った調査において、学級担任を含む複数の教員により判断された回答に基づくものであり、医師の診断によるものでない。
(※2を除く数値は平成25年5月1日現在)
30
特別支援学校高等部(本科)卒業後の状況①
・就職者の割合27.7%(H15 19.4%)、施設・医療機関の割合63.9%(H15 56.6%)。
・福祉、労働等関係機関との連携を図り、職業教育・進路指導を充実することが必要。
(平成25年3月卒業者)
区分
卒業者
進学者
人
計
視覚障害
聴覚障害
知的障害
肢体不自由
病弱・身体虚弱
19,439
389
502
16,387
1,772
389
教育訓練機関等
人
就職者
人
施設・医療機関
人
その他
人
人
482
436
5,387
12,422
712
(2.5%)
(2.2%)
(27.7%)
(63.9%)
(3.7%)
115
8
52
171
43
(29.6%)
(2.1%)
(13.4%)
(44.0%)
(11.1%)
199
33
187
71
12
(39.6%)
(6.6%)
(37.3%)
(14.1%)
(2.4%)
83
302
4,952
10,543
507
(0.5%)
(1.8%)
(30.2%)
(64.3%)
(3.1%)
42
49
126
1,465
90
(2.4%)
(2.8%)
(7.1%)
(82.7%)
(5.1%)
43
44
70
172
60
(11.1%)
(11.3%)
(18.0%)
(44.2%)
(15.4%)
※四捨五入のため、各区分の比率の計は必ずしも100%にはならない。
31
特別支援学校高等部(本科)卒業後の状況②
平成25年3月卒業者
区 分
計
70.0%
65.0%
60.0%
55.0%
50.0%
45.0%
40.0%
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
卒業者
進学者
教育訓練機関等
就職者
施設・医療機関
その他
19,439人
482人
436人
5,387人
12,422人
712人
(2.5%)
(2.2%)
(27.7%)
(63.9%)
(3.7%)
施設医療機関
(H15) (H25)
56%→64%に増加
進学者、教育訓練機関等
就職者
施設・医療機関
その他
就職者
(H15) (H25)
19%→28%に増加
その他(在宅等)
(H15 ) (H25)
15%→4%に減少
(各年3月時点)
H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
32
平成27年度特別支援教育関係予算等~障害のある児童生徒等の自立・社会参加の加速化に向けた特別支援教育の充実~
平成27年度要求額149億円 (平成26年度予算額131億円)
(早期支援)
○早期からの教育相談・支援体制構築事業 336百万円 (335百万円)
就
学
前
障害のある子供に対する早期からの教育相談及び支援体制の構築を推進するため、教育と保育、福祉、保健、医療等の連携推進、情報提供等の取組を支援する。
40箇所 早期支援コーディネーター 約120人配置
(教職員の専門性向上)
○【拡充】特別支援教育に関する教職員等の資質向上事業 371百万円 (14百万円)
特別支援教育を担当する教員の専門性の向上を図るため、特別支援学校教員等に対する専門的な研修の実施や特別支援学校教諭免許状取得に資する取組を
実施するとともに、その環境整備を行う。
◆指導者養成講習会等の実施(拡充) 15箇所→35箇所 ◆免許状取得促進セミナーの開催(新規) 6箇所
◆ICTを活用した教員の専門性向上充実事業、障害者スポーツに関する教員研修のための施設整備(新規)(特総研)
(発達障害にかかる支援)
○発達障害の可能性のある児童生徒等に対する支援事業 686百万円 (586百万円)
◆【新規】発達障害の可能性のある児童生徒等の系統性のある支援研究事業 100百万円
学
校
教
育
発達障害の可能性のある児童生徒に対する支援に向けた取組の1つとして、教育委員会等が主体となり、新たに各学校段階の移行期における円滑かつ適切な
引継ぎ手法・時期等に関する調査研究事業を行うことで特別支援教育の充実等を図る。
20 箇所
◆発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援研究事業 45箇所・発達障害支援アドバイザー 約80人配置
◆発達障害理解推進拠点事業 40箇所
◆発達障害に関する教職員育成プログラム開発事業 7大学
(インクルーシブ教育システムの構築・障害者理解の推進)
○インクルーシブ教育システム構築モデル事業等 990百万円 (989百万円)
◆【新規】学校における交流及び共同学習を通じた障害者理解(心のバリアフリー)の 推進 295百万円
子供たちの社会性や豊かな人間性を育み、相互に人格と個性を尊重・理解し合える共生社会の実現に向けて、障害のある子供と障害のない子供が一緒に障害
者スポーツを行ったり、障害者トップアスリートの体験談を聞いたりするなどのスポーツを通した交流及び共同学習を実施する。 50箇所
◆インクルーシブ教育システム構築モデル事業 35箇所 ◆特別支援学校機能強化モデル事業 25箇所 ◆看護師配置事業等
(学習上の支援及び教材の開発)
自
立
と
社
会
参
加
○学習上の支援機器等教材活用促進事業 507百万円(584百万円)
◆学習上の支援機器等教材研究開発支援事業 9箇所 ◆支援機器等教材を活用した指導方法充実事業
◆教科書デジタルデータを活用した拡大教科書、音声教材等普及促進プロジェクト(拡充)
等
(高等学校段階における支援)
○自立・社会参加に向けた高等学校段階における特別支援教育充実事業 449百万円(449百万円)
◆キャリア教育・就労支援等の充実事業 40箇所・就職支援コーディネーター 約40人配置
◆個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育モデル事業 27箇所・自立活動等担当教員 約30人配置
(就学の支援)
○【拡充】特別支援教育就学奨励費負担等 11,584百万円 (10,151百万円)
特別支援学校及び特別支援学級等に就学する障害のある児童生徒等の保護者の経済的負担を軽減するため、通学費、学用品費等に必要な経費を援助する。
◆特別支援学校高等部の生徒の通学費、学用品費等の支援拡充(高校就学支援金制度見直しの学年進行対応)
※【拡充】加配教員定数
310人の改善増
※特別支援学校の教室不足解消のための補助
補助率:1/3
33
特別支援教育支援員
【26年度措置額 : 約530億円(25年度措置額 : 約514億円】
「特別支援教育支援員」は、公立幼稚園、小・中学校、高等学校において、校長、教頭、特別
支援教育コーディネーター、担任教師等と連携のうえ、日常生活上の介助(食事、排泄、教室の
移動補助等)、発達障害等の幼児児童生徒に対する学習支援、幼児児童生徒の健康・安全確
保、周囲の幼児児童生徒の障害理解促進等を行う。
■特別支援教育支援員の配置に係る経費(拡充)
□ 公立幼稚園、小・中学校及び高等
学校において、障害のある幼児児童
生徒に対し、学習活動上のサポート
等を行う「特別支援教育支援員」を配
置するため、都道府県・市町村に対し
て、必要な経費を措置するもの。
学校種
平成26年度
幼稚園【拡充】
小・中学校【拡充】
高等学校
合計
平成25年度
5,300人
4,800人
40,500人
39,400人
500人
500人
46,300人
(事業費:約530億円)
44,700人
(事業費:約514億円)
平成19年度~:公立小・中学校について地方財政措置を開始
平成21年度~:公立幼稚園について地方財政措置を開始
平成23年度~:公立高等学校について地方財政措置を開始
34
公立学校に就学する外国人児童生徒
平成25年5月現在、公立の小・中・高・中等教育学校・特別支援学校に在籍している外国人児童生徒は
約7万2千人。平成22年度以降減少傾向だったが、平成25年度は若干増加している。
80,000 人
70,902
310
17
70,000
8,018
70,345
462
32
8,131
69,817
70,936
311
38
508
79
8,092
7,909
72,751
520
84
7,433
75,043
906
109
7,284
75,417
651
109
7,461
74,214
947
112
8,189
72,512
705
110
8,725
71,545
71,789
824
105
588
111
8,948
8,984
21,405
21,310
特別支援学校
中等教育学校
60,000
50,000
21,258
19,911
21,253
22,123
22,218
21,806
特別支援学校
中等教育学校
高等学校
中学校
小学校
40,000
30,000
20,000
19,311
19,266
20,119
41,299
41,809
42,110
43,129
44,595
平成15年度
平成16年度
平成17年度
平成18年度
平成19年度
45,491
45,073
42,748
41,166
40,263
40,796
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
10,000
0
平成20年度
※特別支援学校:平成18年度以前は盲学校、聾学校、養護学校の合計。
平成21年度
(各年5月1日現在)
出典:文部科学省「学校基本調査」
35
日本語指導が必要な児童生徒
平成24年5月現在、公立の小・中・高・中等教育学校・特別支援学校に在籍する日本語指導が必要な外国人
児童生徒は約2万7000人で、依然として多数在籍している。また日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒は
約6000人で、増加傾向にある。
35,000 人
外国人児童生徒(特別支援学校)
外国人生徒(中等教育学校)
外国人生徒(高等学校)
外国人生徒(中学校)
外国人児童(小学校)
日本国籍の児童生徒(総数)
30,000
22,413
25,000
19,042
20,000
15,000
25,411
49
10
1,143
5,317
19,678
55
15
1,204
5,097
20,692
70
23
1,242
72
21
1,128
84
25
1,182
132
22
1,365
1,980
3,137
140
24
特別支援学校
中等教育学校
8,012
5,978
7,558
5,076
14,281
19,504
18,365
15,946
5,000
2,886
27,013
2,137
7,576
18,142
13,307
28,511
98
32
5,246
10,000
12,523
28,575
3,214
3,868
4,383
平成18年度
平成19年度
4,895
5,496
17,154
6,171
0
平成15年度
平成16年度
平成17年度
平成20年度
平成22年度
平成24年度
(平成22年度まで:各年9月1日現在、平成24年度:5月1日現在)
出典:文部科学省「日本語指導が必要な児童生徒の受入れ状況等に関する調査」
36
大都市圏への「人口移動」による人口減少の加速化
出典:日本創成会議・人口減少問題検討分科会「ストップ少子化・地方元気戦略」
37
20~39歳女性が半分以下になる自治体比率(2010~2040年)
(備考)国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」及びその関連データから作成
出典:日本創成会議・人口減少問題検討分科会「ストップ少子化・地方元気戦略」
38
人口移動が収束しない場合の全国市区町村別2040年推計人口
人口移動が収束しない場合において、
2040年に若年女性が50%以上減少し、
人口が1万人以上の市区町村(373)
人口移動が収束しない場合において、
2040年に若年女性が50%以上減少し、
人口が1万人未満の市区町村(523)
資料:一般社団法人北海道総合研究調査会(HIT)作成
出典:日本創成会議・人口減少問題検討分科会「ストップ少子化・地方元気戦略」
39
学校教育を中心とした過疎地域等の活性化事例
コミュニティ・スクール等の導入等により、まちぐるみで学校支援・地域支援活動に取り組んだりするなど、学校を核に地域の活性化が進展。
「小ささを大きなスケールメリット」として新たな魅力の創出
ふるさとの未来を託せる子供を育てる教育環境づくり
<高知県大川村>
<福島県大玉村>
人口 H25:8,496人(H20:8,579人)
学校 幼稚園:2園(155人)、小学校:2校(488人)、中学校:1校(275人)(H25現在)
児童生徒等数 H25:918人(H22:901人)
(人)
課題
8,700
●震災等の影響もあり、県内の児童生徒数は軒並み減少。8,600
8,500
●放射能汚染に対する除染と風評被害。
8,400
8,300
取組
8,200
8,579 8,560
○平成21年に学校支援地域本部を立ち上げ、平成23年には、 H20 H21
域内5校園の幼・小・中連携のコミュニティ・スクールを導入。
○郷土芸能の伝承等郷土愛を育む取組の実施等、学校支援活動を実施。
○放射線への対応など困難な課題への対応について学校運営協議会で
協議することで、除染活動や運動会の実施等を適切に判断。
○この他、様々な子育て応援、教育支援事業を実施。
8,667
人口 H25:439人(H20:473人)
学校 小学校:1校(19人)、中学校:1校(17人)(H26現在)
児童生徒数 H26:36人(H20:21人)
8,606
人口推移
8,528 8,496
(人)
課題
480
460
●急激な人口減少(S45:1,900人→H25:439人)や 440
420
少子高齢化等により学校統合が進み、1村1小中学校に。
400
取組
H22 H23 H24 H25
(出典)住民基本台帳
県内の児童生徒等の数が減少する中、大玉村の児童生徒等の数は維持。
【児童生徒数等】H22:901人 → H25:918人(県全体 H22:209,560人→H25:183,282人)
473 469
461
人口推移
445
435 439
H20 H21 H22 H23 H24 H25
(出典)住民基本台帳
○平成20年に学校支援地域本部、平成24年に小中一貫のコミュニティ・スクール導入。
○「ふるさとを愛し、ふるさとの未来を託せる人材の育成」を掲げ、総合的な学習の時間
等を活用した地域協働による体験活動・交流活動等を平成24年以降推進。
・村の特産物生産の体験学習
・村の課題を知り探究する学習 等
○1年間の山村留学の受け入れ。
地域ぐるみで子供を応援し、学校と地域が共に喜び合う活動が定着。
【児童生徒数】H20:21人 → H26:36人
【山村留学生】H23:8人 → H26:15人(寮の定員)
子供たちが夢と希望を抱けるまちづくり「うらほろスタイルふるさとづくり計画」
<北海道浦幌町>
人口 H25:5,337人(H20:5,858人)
学校 幼稚園:2園(34人)、小学校:3校(242人)、中学校:2校(130人)(H23現在)
児童生徒等数 H23:406人(S55:1,487人)
課題
●人口減少により、児童生徒数も約30年間で1/4強まで減少。
●雇用不足等の理由から社会的流出も(年間100人超)。
取組
(人)
6,000
5,750
5,500
5,250
5,000
4,750
4,500
4,250
4,000
人口推移
5,858 5,762
5,667
H20
H21
H22
5,523 5,424
5,337
H23
H24
H25
(出典)住民基本台帳
○平成19年より、子供たちが夢と希望を抱けるまちを目指して「うらほろスタイル教育プロジェクト」がスタート(総合的な学習の時間を活用)。
・地域への愛着を育む事業:地域の魅力発見等の体験活動を実施、まちを活性化させる企画を提案。
・子供の想い実現事業:中学生が提案した企画を地域の大人が実現(新特産物開発、町のキャラクターづくり、浦幌の食材を使った弁当等)。
・農村つながり体験事業:町内の小学生を対象とした農林漁家で生活体験を行う取組等を実施。
○平成20年より学校支援地域本部を立ち上げ、公民館と連携した学校支援活動を展開。
地域が好きな児童生徒や将来地域で働きたい、暮らしたいと思う子供が増加。
地域に定住するための雇用の場を生むため「若者のしごと創造事業」を創設し、起業・創業の動きに発展(H25開始)。
学校と地域の継続的な協働体制を構築するため、今年度、コミュニティ・スクールの推進委員会を設置。
【浦幌を好きな児童生徒】H21:31.7% → H25:52.1%(どちらかといえば好きだを加えるとH21:75.9% → H25:83%)
【将来、浦幌に住みたい児童生徒】H21:22.1% → H25:38.3%(住みたい+どちらかといえば住みたい)
40
27年度要求・要望額
8,374 百万円(新規)
学校を核とした地域力強化プラン
◇地域創生には、地域を生かした豊かな学びの創出により、子供たちの地域への愛着を育み、地域の将来を担う子供たちを育成することが重要。
学校を核として地域住民等の参画や地域の特色を生かした事業を展開することで、
まち全体で地域の将来を担う子供たちを育成するとともに、地域コミュニティの活性化を図る。
コミュニティ・
スクール
キャリア
教育
農山漁
村体験
超少子化・高齢化の進展
共働き世帯、一人親世帯、
独居老人の増加
子供たちを
取り巻く
地域力の衰退
核家族化
人口流出の抑制、
地域コミュニティ活性化
子供たちの地域への愛着、
地域の担い手の増加
地域連携の基盤づくり
学校を核とした
地域力強化のための
仕組みづくりの推進
地域のつながり
の希薄化
学校支援
地域本部
地域
提案型
事業
地域資源を生かした子供
たちの豊かな学びの実現
学校を核とした地域
とのつながりの形成
学校を核として、人づくり・地域づくりの好循環を創出
地域格差、経済格差の拡大
地域力強化プラン
土曜日の
支援体制
構築
様々な施策の
展開により、
教育の充実、
地域も活性化
地域の特色ある取組を
柔軟に支援
◆地域の実情に応じて、柔軟に事業を実施することができるよう、関連施策によるプランを創設。
◆学校を核とした地域力強化のための仕組みづくりや地域の活性化に直結する様々な施策等を有機的に組み合わせて推進。
【コミュニティ・スクール導入等促進事業】(203百万円)
未導入地域への支援の拡充や学校支援等の取組との一体的な推進等により、将来の地域
を担う人材の育成、学校を核とした地域づくりを推進する。
【学校・家庭・地域の連携協力推進事業】(5,659百万円)
地域人材の参画による学校の教育活動等の支援など、学校・家庭・地域が協働で教育支援
に取り組む仕組みづくりを推進し、地域力の強化及び地域の活性化を図る。
【地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制等構築事業】(2,126百万円)
地域の多様な経験や技能を持つ人材・企業等の協力により、土曜日ならではの教育活動
を行う体制を構築し、学校と地域が連携した取組を支援することなどを通じて、地域の活性
化を図る。
【健全育成のための体験活動推進事業】(107百万円)
農山漁村等における体験活動において、地域人材や地域資源を活用することによ
り、異世代間交流や都市農村交流を図り、地域の活性化につなげる。
【地域を担う人材育成のためのキャリアプランニング推進事業】(127百万円)
地元就職につなげるキャリアプランニングを推進する「キャリアプランニングスーパー
バイザー」を配置し、地域を担う人材育成・就労促進により、地域の活性化につなげ
る。
【地域提案型の学校を核とした地域魅力化事業】(101百万円)
学校を核とした地域の魅力を創造する取組として、地域が提案する創意工夫のある
独自で多様な取組を支援することにより、独自の地域の活性化を図る。
学校を核とした地域力強化・将来を担う子供たちの育成を通じて、地域コミュニティが活性化
41
平成26年度 コミュニティ・スクールの指定状況
コミュニティ・スクール:42都道府県 1,919校
(幼稚園94,小学校1240,中学校565,高等学校10,特別支援学校10)
目標:コミュニティ・スクールの数を、
全公立小中学校の
1割(約3,000校)に拡大
コミュニティ・スクール
指定校の割合(小中学校)
指定無し・・・
(全国平均)4.9%未満・・・
10%未満・・・
10%以上・・・
20%以上・・・
コミュニティ・スクール導入市町村
における成果認識(地域関連)
※沖縄県は地図を拡大しています。
保護者・地域による学校支援活動
が活発になった
コミュニティ・スクールの学校設置者数:
4道県187市区町村
93.3
地域と連携した取組が組織的に行
えるようになった
88.5
80.8
地域の教育力があがった
73.8
地域が活性化した
0
20
40
(出典:平成23年度文部科学省委託調査研究報告書)
60
80
100
(%)
※コミュニティ・スクール:学校運営協議会が設置され、保護者や地域住民等の参画により学校運営の改善、
学校支援の充実等に取り組んでいる学校
42
学校支援地域本部
平成25年度 実施箇所数:3,527本部 8,654校にて実施
(小学校5,939校 中学校2,715校) (公立小・中学校あたりの実施率28%)
地域住民等の参画により、学校の教育活動を支援する仕組み(本部)をつくり、様々な学校支援活動を実施
学校支援地域本部
学校
支援内容や方針等についての合意形成(関係者により構成される協議会など)
(地域)コーディネーター
教頭・主幹教諭等、
学校側の窓口
(活動の企画、学校・地域との連絡・調整)
支援・協力依頼
学校支援ボランティア
教員
学校支援活動
参
画
地域住民等
【活動の例】
○学習支援(授業補助、教員補助等)
○部活動支援(部活動の指導補助)
○環境整備
(図書室や校庭などの校内環境整備)
○子供の安全確保
(登下校時の通学路における見守り等)
○学校行事支援
(会場設営や運営等の補助)
学校教育活動
地域住民や児童生徒の保護者、学生、
社会教育団体、NPO、企業など地域全体で活動に参画・協力
地域で学校を支援する仕組みづくりを促進し、子供たちの学びを支援するだけでなく、地域住民の生涯
学習・自己実現に資するとともに、活動を通じて地域のつながり・絆を強化し、地域の教育力の向上を図る
43
家庭教育支援の取組(「学校・家庭・地域の連携協力推進事業」で実施)
身近な地域において、すべての親が安心して家庭教育を行えるよう、地域人材の養成や、家庭教育支援チームの組織化、学校等
との連携により、保護者への学習機会の提供や相談対応等の支援活動を実施するほか、家庭教育支援員の配置による家庭教育
支援体制の強化を図る。
地域人材の養成
○ 支援活動の企画・運営、
○ 関係機関・団体との連携
参 画
等を担う中核的人材を養成
連携の仕組みづくり
家庭教育を支援する様々な取組を展開
家庭教育支援員などの地域人材を中心とした
チームの組織化
就学時健診や保護者会、参観日など、多くの親が集ま
る機会を活用した学習機会、親子参加行事等の実施
○ 学習機会や親子参加行事の企画
○ 家庭や地域の状況に応じた支援をコーディネー
ト
【チーム員構成例】
子育てサポーターリーダー、元教員、民生委員、 児
童委員、保健師 等
【講座例】
○ 小学校入学時講座
○ 思春期の子供の心の理解
○ 父親の家庭教育参加促進
○ 携帯電話やインターネットに関す
る有害情報対策
中学校内での親子携帯講座
課題について意見交換
学校等を活動拠点に
支援内容を検討
家庭教育支援拠点機能の整備
地域の身近な小学校等に家庭教育に関する情報提供や相談対応等を専任で行
う家庭教育支援員を配置し、家庭教育支援体制を強化
【家庭教育支援員例】
PTA経験者、元教員、元保育士、民生委員、児童委員 等
悩みを抱える保護者、仕事で忙しい保護者など、
様々な家庭の状況に応じて、家庭教育支援チーム
による情報提供や相談対応を実施
【支援活動例】
○ 家庭教育支援チームによる情報提供や相談対応
○ 企業訪問による出前講座
○ 空き教室を活用した交流の場づくり
44
地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制等構築事業
平成27年度要求・要望額 2,126百万円 (新規改組)
全ての子供たちの土曜日の教育活動を充実するため、地域の多様な経験や技能を持つ
人材・企業等の協力を得て、土曜日に体系的・継続的な教育プログラムを企画・実施する学校・市町村
等の取組を支援することにより、教育支援に取り組む体制を構築し、地域の活性化を図る(4,850か所 →
12,000か所)。
【補助率】
国
1/3
1/3
市町村 1/3
都道府県
◆地域の多様な経験や技能を持つ人材をコーディネートし、土曜日ならではの生きたプログラムを実現!
すべての子供たちの土曜日の教育支援体制等の構築
◆土曜日の教育支援体制の仕組み◆
社会を生き抜く力を培う
土曜日ならではのプログラムの実践
・運営委員会を設置
市町村
(学校・経済団体・商工会・PTA・社会教育団体等で構成)
・土曜日の教育活動全体の方針を検討
~実践例~
★算数・数学
エンジニアによる
使える算数・数学講座
<各学校区>
要望
土曜教育
コーディネーター
連携
依頼
土曜教育
推進員
教職員
企業人
企画・参画
・体系的・継続的な教育プログラム
の企画
在外
経験者
・内容に応じた多様な支援人材の
発掘・依頼
・具体的なプログラムの検討
農林漁
業者
等
大学・
研究者
外国人
元スポー
ツ選手
※公民館等で教え方を学習
※教育課程に位置づけることも可
教
育
支
援
活
動
の
実
施
★理科:
研究者による科学実験教室
<教員とのTTによる数学>
★外国語:
在外経験者による英会話
★総合学習
企業等との協働による
キャリア教育・商品開発等
<市民講師による英会話>
★文化・芸術
文化・芸術活動団体による茶道の作法など伝統文化
の良さを理解してもらうための講座
45
「学校・家庭・地域の連携協力推進事業」及び
「地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制等構築事業」 実施状況
(学校支援地域本部、放課後子供教室、家庭教育支援、土曜日の教育活動)
(平成26年8月13日現在)
国庫補助金額
平成23年度
平成24年度※1
平成25年度※1
平成26年度※1
5,166百万円
4,649百万円
4,870百万円
5,071百万円
※2
学校支援地域本部
設置数
2,659本部
3,036本部
3,527本部
3,746本部
放課後子供教室
実施数
9,733教室
10,098教室
10,376教室
9,672教室
家庭教育支援
実施数
315市町村
316市町村
399市町村
444市町村
土曜日の教育活動
実施数
-
-
-
実施市町村数
4,780校
(小・中・高・特別支援)
本 部 570市町村
放課後 1,075市町村
家 庭 315市町村
土 曜 ― 市町村
本 部 576市町村
放課後 1,076市町村
家 庭 316市町村
土 曜 ― 市町村
本 部
619市町村
放課後 1,090市町村
家 庭
399市町村
土 曜
― 市町村
本 部 628市町村
放課後 1,042市町村
家 庭 444市町損
土 曜 317 市町村
※1 平成24~26年度は、岩手県、宮城県、福島県、仙台市等の被災自治体は委託事業「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支援事業」で実施。
※2 「学校・家庭・地域の連携協力推進事業(3,765百万円)」+「地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制等構築事業(1,306百万円)」=5,071百万円
46
補習等のための指導員等派遣事業~多彩な人材の積極的参加による地域ぐるみの教育再生~
(平成27年度概算要求額:41億円 対前年度8億円増)
サポートスタッフ(地域のシルバー人材、子育て中の女性、退職教職員、大学生等)の充実 約1万人
〔イメージ〕
児童生徒学習サポーター
・個別学習や課題別学習への対応
・補充学習や発展的な学習への対応
多様な経験を持った地域人材等の
参加によって、学校の教育力を向
上
「チーム学校」の構築へ
教師業務アシスタント
・教材開発・作成など教師の授業準備や
授業中の補助などの支援
・教師が行う事務業務のサポート
・体験活動の実施・計画時における指導・助言
☆教員とサポートスタッフの連携によ
り、学校教育活動をより充実!
主な補助事業の例(H26年度)
・授業における少人数指導と放課後の学習支援
の組み合わせによる、基礎学力の定着。
教師力向上支援員
・経験の浅い教員に対する指導・助言
・個別の教育課題に関するアドバイス
・小学校における理科等の
教材準備等の補助
・児童数の多い複式学級の学力向上のため、
教員免許を有する補助員を配置し、2人体制
によるきめ細かな指導を実施。
進路アドバイザー (高等学校)
・進路選択への支援
・キャリア教育支援
・高等学校と関係機関
との連携、調整
・定時制高等学校など課題を抱える生徒の多い高
等学校における少人数指導や補習指導による、
学び直しの支援。
学校生活適応支援員
・小1プロブレム・中1ギャップへの対応
・不登校・中途退学への対応
・教育相談、家庭との連携
地域・学校の実情に応じて、その他の専門的な知見を
持った人材の参加も促進し、「チーム学校」の構築を
図る。
≪補助金の概要≫
主として学力向上を目的とした学校教育活動の一環として、多様な地域人材を配置する事業経費の一部を補助
○配置人数(予算額):10,000人(41億円)【うち義務教育諸学校分:9,000人(37億円)、高等学校分:1,000人(4億円)】
○事業主体:都道府県及び政令指定都市
○補助割合:1/3
47
地域の活性化を支援する社会教育施設
公民館を活用した地域活性化の事例
事例1:
新潟県小千谷市
「交流をキーワードにした
中山間地の集落活性化支援」
<趣旨・目的>
○中越大震災以降の急激な人口流出
による少子高齢化に伴う学校や保育
園の統廃合等への対応。
○地域行事の減少に伴い減少した地
域のコミュニケーション機会の創出。
○兼業農家の慢性的な後継者不足の
解消。
等
・交流を通して、類似課題を抱え
る他自治体も含めた様々な人との
ネットワーク構築。
・農村集落がもっている力を活用
した教育体験旅行(ホームステ
イ)の受け入れ強化、企業向け農
村体験プログラム開発。
・6次産業に取り組む農業者への
学 習機会提供などアグリビジネス
プロジェクト。
図書館を活用した地域活性化の事例
事例2:
愛媛県新居浜市
「まちづくり協議会による
地域主導型のまちづくり」
<趣旨・目的>
○「自分たちでできることは自分
たちでやろう」をスローガンに住
民自らが地域課題解決を行う
「地域主導型」のまちづくりを目
指す。
・拡大する介護保険料、医療費
削減を目指し、市民によるワー
クショップや意識調査等の実施
による、地域ぐるみの健康寿命
延伸の取組。
・住民と児童による安全マップ
の作成。
・子供が地域で活躍し、学校支
援地域本部が定着。
安全安心部会
事例3:
群馬県立図書館
事例4:
広島市立図書館
<目的・趣旨>
○豊富な蔵書を県内各地域の振
興に生かす。
○行政機関や学校と連携し、図
書館の持つ情報資産で地域の魅
力を引き出す取組を推進する。
<目的・趣旨>
○図書館の機能を生かし、また
支援機関との連携によって、市民
の課題解決を支援する。
○行政課題に寄与し、地域の活
性化に貢献する。
・ 郷土の歴史・産業・文化・人物
等の再認識を促す資料を蔵書から抽
出し、テーマや切り口・タイミング
を工夫することで地域振興に資する
紹介を心掛けている。
・ 地域や教育現場の実情に配慮し
た様々な<県内学校図書館支援>事
業を展開し、住民や児童生徒の情報
格差解消に努めている。
・ 図書館が実施するビジネス相談
会後のサポート体制を構築するこ
とにより、利用者の起業に結びつ
いた。
・ 広島市の創業・ベンチャー支援
連絡協議会及び広島市産業振興セ
ンターの「地域プラットホーム事
業」に構成員として参画要請があ
るなど、図書館のビジネス支援の
取組が認知されてきた。
環境美化部会
学習支援図書セット
ビジネス支援情報コーナー
健康づくり部会
地域福祉部会
公民館
子ども支援部会
生涯学習部会
富岡製糸場工女勉強ノ図
経営力向上セミナー
48
文化芸術による子供の育成事業
(26年度予算額
27年度要求額
5,102百万円)
5,343百万円
文化芸術は、子供たちの育成に大きな力となる。
一流の文化芸術団体や芸術家による質の高い様々な文化芸術を鑑賞・体験する機会を提供することは 子供たちの豊かな感性・情操や、創造力・
想像力を養う上で大きな効果。
■
芸術家を教育現場に派遣して行う対話や創作、表現に係る体験活動は、子供たちの思考力・判断力・表現力等の向上や、自己肯定感、社会性、責任感等
の育成に大きな効果。
■
義務教育期間中の子供たちに対し、国として、質の高い文化芸術に触れる機会を、2回 (「現代実演芸術」「伝統
芸能」各1回)以上提供する。
■
より多くの文化芸術の鑑賞・体験が可能となるよう地方公共団体への働きかけなどを行う。将来的には、地方公共
団体の自主事業等も含め、義務教育期間中毎年1回は、文化芸術の鑑賞・体験ができる環境を整えることを目指す。
■
1 巡回公演事業
国が一流の文化芸術団体を選定し、小学校・中
学校等において実演芸術公演を実施。
■
事前に児童・生徒が自ら参加する体験型の活動
(ワークショップ)を実施。
■
合同開催を奨励し、効率的により多くの児童・生
徒に実演芸術の鑑賞・体験機会を提供。
■
公演種目
巡回公演数
14 種目
1,900 公演程度
豊かな創造力・想像力を養う
2 芸術家の派遣事業
3 コミュニケーション能力向上事業
■ 個人又は少人数の芸術家が学校を訪れ、講話、
実技披露、実技指導を実施。
■
■ 国、教育委員会と地域のNPO法人等が連携し、
学校と芸術家個人や小規模グループをコーディ
ネート。
■
学校公募型
NPO法人等提案型
1,500 件程度
1,300 件程度
思考力やコミュニケーション能力など
社会人としての素養を身につける
学校において、芸術家による表現手法を用いた
計画的・継続的なワークショップ等を実施。
芸術家による実技披露に加え、児童・生徒が小
集団で協働して、課題解決に取り組む活動を実施。
■
創作や小集団での話合い等のプロセスを重視。
学校公募型
NPO法人等提案型
100 件程度
100 件程度
将来の芸術家や観客層を育成し、
優れた文化芸術の創造につなげる
49
伝統文化親子教室事業
(26年度予算額
27年度要求額
1,200百万円)
1,319百万円
■ 文化芸術の振興に関する基本的な方針(第3次基本方針)(平成23年2月閣議決定)
幼い子供から若者までを対象とし、伝統文化や文化財に親しむ機会を充実
■ 第2期教育振興基本計画(平成25年6月閣議決定)
文化芸術団体との連携・協力を図りつつ子供たちが地域の伝統文化に触れる機会を提供する取組への支援
■ 経済財政運営と改革の基本方針2014(平成26年6月閣議決定)
文化芸術立国を目指し、地方公共団体や民間団体等、文化芸術の振興に取り組む様々な主体との適切な連携の下、観光等他の分野との協働
や産業振興等の視点も踏まえつつ、子どもの文化芸術体験機会の確保等に取り組む
事業概要
目
的:次代を担う子供たちに対して、民俗芸能、工芸技術、邦楽、日本舞踊、茶道、華道などの伝統文化に関する活動を、計画的・継続
的に体験・修得できる機会を提供することにより、我が国の歴史と伝統の中から生まれ、大切に守り伝えられてきた伝統文化を将
来にわたって確実に継承し、発展させるとともに、子供たちの豊かな人間性を涵養することを目的とする。
参加対象:地域に在住する親子等(子供のみが対象の教室も可)
実施主体:伝統文化に関する活動を行う団体(伝統文化関係団体)等
実施分野:民俗芸能、工芸技術、邦楽、日本舞踊のほか、茶道、華道などの生活文化も対象
補助金額:予算の範囲内において定額
対象経費:指導者等への謝金・旅費、会場・用具の借料、教材費等
実施方法:文化庁から、全国の伝統文化関係団体を対象に募集を行い、有識者の審査を経て実施団体を決定
「放課後子供教室」と連携した体験機会を提供
<支援教室数>
平成26年度
4,000教室
平成27年度
4,500教室程度
子供屋台囃子教室
みまや焼き教室
着装・礼法教室
50
芸術文化による地域活性化の取組
文部科学省の取組
1.地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ(平成26年度予算額:2,522百万円、平成25年度予算額:2,936百万円)
地方公共団体が企画する優れた文化芸術の創造発信事業に対して補助することにより、文化芸術活動等を活発化させ、地域文化の
再生やコミュニティの再構築、ひいては地域の活性化を推進。
2.劇場・音楽堂等活性化事業(平成26年度予算額:3,003百万円、平成25年度予算額:3,003百万円)
地域の文化拠点である劇場・音楽堂等が行う公演事業、普及啓発事業等を支援することにより、劇場・音楽堂等の活性化や地域コミュ
ニティの創造と再生を推進。
地域における取組事例
◆地域発・文化芸術創造発信イニシアチブによる取組事例
えちごつまり
◆劇場・音楽堂等活性化事業による取組事例
■新潟県十日町市
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」
里山を舞台とする地域内外のアーティストによる作品制作・展示や
地域住民との交流、アートをテーマにした様々なイベント開催などを行
う芸術祭。
平成24年に開催された第5回トリエンナーレには、44の国と地域
から310組のアーティストが参加。来場者は約49万人に上り、約46
億5千万円の経済波及効果があった。
■たざわ湖芸術村・わらび劇場(秋田県仙北市)
わらび劇場が本事業の支援を受け、劇団わらび座による演劇制作
と上演を行うこととあわせ、わらび座において同劇場を中心に、人と文
化の出会いと交流の場として、民族芸術研究所、ホテル、レストラン等
の事業を展開し、「アート・ヴィレッジ(芸術村)」を形成。
人口3万人弱の秋田県仙北市において、年間約2万人の修学旅行
生等を受け入れるなど、文化のみならず、観光、教育活動等の拠点と
なり地域の文化的、経済的な発展にも寄与している。
■香川県
「瀬戸内国際芸術祭2013」
美しい瀬戸内海を船で巡りながら、島の自然や文化に溶け込んだ
アートを体感する現代アートの祭典。
平成25年に開催された第2回となる芸術祭には、26の国と地域
から200組のアーティストが参加。来場者は約107万人に上り、約
132億円の経済波及効果があった。
■兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)
大地の芸術祭での作品展示
瀬戸内国際芸術祭公式ショップ
阪神淡路大震災からの復興のシンボルであり西宮北口駅再開発
の中核施設として開館。世界的な指揮者である佐渡裕芸術監督のも
と、多彩な公演を実施。公演入場者数が年間約50万人に上る。
開館以降、同駅の乗降客数の増加や駅周辺人口の震災前水準へ
の回復など、周辺の商業施設と一体となり地域に賑わいをもたらして
おり、関西の「住みたい街ランキング」では同駅が1位。
兵庫県立芸術文化センター
兵庫県立芸術文化センター
地域連携イベント
51
文化遺産を活かした地域活性化の取組
文部科学省の取組
1. 文化遺産を活かした地域活性化事業 (26年度予算額:2,147百万円
25年度予算額 :2,449百万円 )
地方公共団体が策定する、文化遺産を活用した地域活性化を推進する特色ある総合的な取組に関する実施計画に盛り込まれた事業を支援
2. 地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業 (26年度予算額:1,308百万円 25年度予算額 :1,010百万円 )
美術館・歴史博物館を地域の文化の拠点として活性化するとともに、地域との共働の下、美術館・歴史博物館が有する多面的な可能性を生かした
事業の展開を支援
3. 地域の特性を活かした史跡等総合活用支援事業 (26年度予算額:3,000百万円
25年度予算額 :3,200百万円 )
「公開活用」のための史跡等の復元整備、「安心・安全」のための石垣の崩落防止措置などの防災対策等を支援
4. 文化財建造物等を活用した地域活性化事業 (26年度予算額:1,344百万円 25年度予算額 :1,700百万円 )
重要文化財(建造物)等の公開活用を促進するため、ガイダンス施設や案内板等の設置のほか、登録文化財(建造物)、重要伝統的建造物保存地区
の公開活用の安全性向上のための耐震事業を支援
地域における取組事例
◆地域の文化遺産を活かした取組
◆地域の美術館・歴史博物館を活かした取組
いぶすき
つねもちまつり
鹿児島県指宿市において、観
光ガイドの育成や、地域の文
化資源等を紹介する外国語版
ウェブサイトの作成等を実施
埼玉県秩父市に伝わる恒持祭
の笠鉾・屋台の修理を実施す
るとともに、修理の工程や修
理後の一般公開を併せて開催
(屋台修理後の一般公開風景)
◆地域の史跡を活かした取組
(市民向けのボランティアガイド育成研修)
◆地域の文化財建造物等を活用した取組
ひるい
重要文化財「旧出津救助院」(長
崎県長崎市)の公開活用を図るた
め、展示設備・便益設備の整備を
実施
史跡「昼飯大塚古墳」(岐阜県大
垣市)の公開活用を図るため、後
円部の一部に葺石や埴輪、周壕の
復元整備を実施
(史跡の復元整備)
(小学生による体験学習の様子)
52
学校規模適正化に向けた支援策
○ 教育活動を行う上で、小・中学校の適正規模は、12~18学級が標準である。
○ 学校規模適正化に向けた支援策と、関連する主な平成27年度概算要求事項は次のとおり。
知見や事例の普及
○アドバイザー派遣による統廃合や統合後の教育活動
について指導・助言
○全国エキスポの開催による好事例の普及
◆少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校
教育推進事業
71百万円
通学の支援
○遠距離通学費補助
○スクールバス・ボート購入費補助
補助対象額引上げ(約500万円→約750万円)
◆へき地児童生徒援助費補助金 1,565百万円
派遣
統合校
アドバイザー
閉校
教育環境整備
閉校
地域コミュニティの維持
・廃校の有効活用への支援
・文化・スポーツなど地域振興のための事業の紹介
(参考)
◆公立小・中学校数
○施設整備補助 ※( )内は補助率(原則)
新増築(1/2)、改修(1/3)【現行】
→改修については、既存施設を活用した整備(1/2)として
補助制度を創設
◆公立学校施設整備費
165,398百万円の内数
○教員定数の加配
毎年度50校→150校に増
配置期間を統合後3年→統合前1年~統合後5年に延長
◆義務教育費国庫負担金 1,525,823百万円の内数
○統合校における特色ある教育活動への支援
◆少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育
推進事業【再掲】
71百万円
◆公立学校の学校規模
○学校規模が小さいことによるデメリットを克服する教育
手法の開発
◆人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の
維持向上に係る実証事業
201百万円
◆少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育
推進事業【再掲】
71百万円
4,000
校
8,000
離島など統合困難な学校
7,118
2,981
(34.9%)
(32.3%)
小学校
(公立20,391校の内訳)
(30.2%)
4,000
2,000
1,961 (31.0%)
3,202
(20.1%)
2,235
(15.7%)
2,000
(11.0%)
3,108
3,000
6,151
6,000
0
(へき地・離島)
校
1,202
1,000
1,301
(6.4%)
中学校
(公立9,630校の内訳)
(12.5%)
384
(1.9%)
1~5学級 6~11学級 12~18学級 19~24学級 25~30学級 31学級~
338
40
(3.5%) (0.4%)
0
1~5学級
6~11学級 12~18学級 19~24学級 25~30学級 31学級~
出典:H25学校基本調査 53
高校教育における遠隔教育の現状・課題
1.現状
通学型の高等学校である全日制・定時制の課程における遠隔授業については、原則として、①研究開発学校、②教育課程特例校、③不登校生徒な
ど特別の事情を抱える生徒に対しその実態に配慮した特別の教育課程を編成することが必要な場合に限り、現行制度上も行うことは可能。
※ 高等学校(通信制課程を除く)における教育の方法については、法令上規定がなく、通学による教育が前提とされ、遠隔教育は想定されていない。
※ 上記特例制度を活用しない場合でも、担当教諭の立ち会いの下、ICTを活用した遠隔授業を教材の一つとして利用することは可能。
2.実施事例
平成25年度より、研究開発学校制度を活用した取組がなされているところ。
<研究指定校>
北海道礼文高等学校、北海道阿寒高等学校、北海道南茅部高等学校、北海道常呂高等学校、北海道平取高等学校
<平成25年度重点課題>
高等学校におけるICTを活用した遠隔教育の在り方(通信制課程における同時双方向による面接指導の全部代替、全日制・定時
制課程における遠隔教育による一部の教科・科目の授業の単位認定)についての研究開発
<研究開発課題>
離島の高校や小規模校における教育水準の維持向上を図るため,遠隔授業システムを活用した授業を行う科目における単位認定の
在り方並びに生徒の学習ニーズに対応した選択科目数の拡充の進め方についての研究開発
※平成26年度より、北海道有朋高校も研究開発学校として指定。
3.有効性・課題
<有効性>
○離島や過疎地等においても、多様かつ高度な授業を受けることが可能となる。
○習熟度別指導の幅が広がるなど、効果的な授業を受けることが可能となる。
<課 題>
○生徒一人一人へのきめ細やかな指導(机間巡視など)、評価
○安定的な通信環境の確保
(参考)遠隔教育を行っている通信制高等学校で掲げられている課題
○ 声の小さな生徒や後ろに座っている生徒の声が聞き取りにくい。
○ 指導者は生徒全体の様子は把握できるが、机間巡視を行うことができないため、生徒一人ひとりの状況を把握することができない。
○ 落ち着きを欠く生徒が増えてくると、e-ラーニングの教室に常時職員がつく必要がある。
○ 最初はe-ラーニングが珍しく、授業に集中するが、慣れてくると生徒の関心も薄れてくると思われる。
指導者の一方的な授業にならないなど、指導者側の工夫が必要である。
○ e-ラーニング実施中に画面にフリーズが発生した。
○ 生徒の自宅とつないで小論文指導を行う場合、生徒にある程度のスキルが必要。
出典:長崎県立鳴滝高等学校通信制におけるe-ラーニング(第13回全通研研修会))
54
寄宿舎を有する公立学校数
【小学校】
【高校】
【中学校】
都道府県 学校数 都道府県 学校数
都道府県
学校数
都道府県
学校数
(平成25年5月1日現在)
都道府県 学校数 都道府県 学校数
北海道
0 滋賀県
0
北海道
2 滋賀県
3
北海道
29 滋賀県
0
青森県
0 京都府
2
青森県
0 京都府
4
青森県
4 京都府
3
岩手県
0 大阪府
1
岩手県
1 大阪府
1
岩手県
11 大阪府
0
宮城県
0 兵庫県
1
宮城県
5
宮城県
2 兵庫県
7
秋田県
0 奈良県
1
秋田県
0 兵庫県
1 奈良県
1
秋田県
5 奈良県
3
山形県
3 和歌山県
0
山形県
8 和歌山県
1
山形県
10
福島県
1 鳥取県
1
福島県
5 鳥取県
7
福島県
5 和歌山県
6 鳥取県
茨城県
0 島根県
1
茨城県
0 島根県
6
茨城県
25
栃木県
0 岡山県
1
栃木県
2
栃木県
群馬県
0 広島県
2
群馬県
0 岡山県
0 広島県
1 島根県
0 岡山県
11
群馬県
0 広島県
12
埼玉県
0 山口県
0
埼玉県
1 山口県
4
埼玉県
0 山口県
6
千葉県
0 徳島県
0
千葉県
0 徳島県
6
千葉県
1 徳島県
4
東京都
4 香川県
0
東京都
0 香川県
3
東京都
2 香川県
1
神奈川県
0 愛媛県
0
神奈川県
6
神奈川県
0 愛媛県
8
新潟県
0 高知県
1
新潟県
0 愛媛県
9 高知県
7
新潟県
13
富山県
0 福岡県
1
富山県
6 福岡県
2
富山県
4 高知県
3 福岡県
石川県
2 佐賀県
0
石川県
2 佐賀県
1
石川県
0
福井県
0 長崎県
0
福井県
7 長崎県
0
福井県
4 佐賀県
9 長崎県
山梨県
0 熊本県
0
山梨県
7
山梨県
2 熊本県
12
長野県
0 大分県
0
長野県
0 熊本県
1 大分県
3
長野県
3 大分県
2
岐阜県
0 宮崎県
0
岐阜県
2 宮崎県
3
岐阜県
7 宮崎県
3
静岡県
1 鹿児島県
0
静岡県
3 鹿児島県
0
静岡県
5 鹿児島県
20
愛知県
0 沖縄県
0
愛知県
2 沖縄県
0
愛知県
6 沖縄県
11
三重県
8 合計
0 合計
133
0 合計
23
三重県
三重県
※寄宿舎とは、生徒の寄宿のための施設であり、職員宿舎は含まれていない。
※保有学校数を示したものであり、実態として寄宿舎として利用されているかどうかは不明。
3
10
4
9
283
出典:文部科学省調べ
55
地方創生において期待される大学の貢献
大学進学時に37県で流出超過
【現状】
100
【目指すべき将来像】大学を中心とした「持続的・自律的な地方圏の形成」
80.3
大
67.9
※当該県の高卒者数を100とし
た場合の流入・流出者数の割
合
50
10.0
6.8
0
-1.9
-3.3
-4.1
-10.7
-13.7
-14.2
-17.5
-18.6
-16.4-18.5
-21.4
-24.3-26.4
-24.9
-27.4
-28.9
-30.2-28.4-31.3
地方発イノベーションの創出
魅力ある教育機会の提供
地方の持続的な自律圏形成には大学の教育研究機能の発揮・活用が不可欠
8.3
1.4
雇用の創出
-3.9
-7.1
-7.5
-12.0
-9.0
-16.1
-9.2 -15.3 -13.5-12.7
-15.7
-17.0
-20.9 -20.8
-22.9 -19.0
-27.2
-30.6
地方経済の活性化
勤労世帯の定住・再生産
沖縄
宮崎
大分
鹿児島
熊本
長崎
佐賀
福岡
高知
愛媛
香川
徳島
山口
広島
岡山
島根
鳥取
奈良
兵庫
和歌山
大阪
京都
滋賀
三重
愛知
静岡
岐阜
長野
山梨
福井
石川
富山
新潟
東京
千葉
神奈川
埼玉
群馬
栃木
茨城
福島
山形
秋田
宮城
岩手
青森
北海道
-50
7.5 7.8 9.4
6.6
学
人々が生涯を通じて定住できる環境の醸成
大学進学時の都道府県別流入・流出率(平成25年度)
地方創生に貢献する大学の教育研究活動の促進
「地(知)の拠点大学による地方創生事業」【新規】
(平成27年度要望額80億円)
・
全学的に地域を志向する大学が自治体や地域企業等と連携し、それぞれの地
域課題の解決を図るため、新産業・雇用創出等に資する地域定着・還元型の
教育研究事業を促進・強化。
・ 各地域固有の産業振興に必要な人材育成を目指す「➀グローカル化貢献
型」、地元就職率向上や雇用創出等を通じた人口流出抑制に取り組む「➁地
域とどまり促進型」、地域医療・介護、子育て支援、学び直し等に取り組む
「➂地域コミュニティ再生型」によるテーマ別支援。
都会の大学生も地方の中堅中小企業へ
・ 地方大学だけでなく、都市部の大学生が地方中堅中小企業へインターン
シップに参加するなど、入学直後に1ヶ月以上の長期の学外学修プログラム
を開発・実施する大学の体制整備等を支援。
(「大学教育再生加速プログラム」(27年度要求額20億円))
地域産業を支える理工系人材の育成
・ 地域産業を担う高度技術開発人材と地域発信型グローバル経営戦略人材を
育成するため、大学等と産業界のコミットメントによるプロフェッショナル
プログラムを開発し、高等教育レベルの一貫した職業教育システムを構築。
(「理工系プロフェッショナル教育推進事業」【新規】(27年度要望額50億円) )
地方創生を支える大学の教育研究基盤強化
「人口減少の克服に向けた私立大学等の教育研究基盤強化」
(主な事業例)
(平成27年度要求・要望額428億円)
○2020年までの地方の私立大学集中改革支援
・ 地方における大学機能の集積、大学間連携、経営改善に積極的に取り組む大
学を支援。(「私立大学等経営強化集中支援期間」)
○地方の「職」を支える人材育成の推進
・ 産学官金が連携した就労支援等に積極的に取り組む大学を支援。
○地域課題解決・優れた研究開発機関への支援
・ 地域課題解決や優れた成果を創出する研究機関を有する大学を支援。
○私立大学等改革総合支援事業
・ 教育の質的転換、地域発展、グローバル化等の大学改革を支援。
「国立大学の機能強化」(平成27年度要望額462億円の内数)
○
「国立大学改革プラン」(平成25年11月)において示す各大学の機能強化
の方向性も踏まえ、「ミッションの再定義」で明らかにされた各大学の強
み・特色を最大限生かすべく、教育研究組織の再編成等を通じて、より一層
の機能強化を図る。
各大学の機能強化の方向性
○世界最高の教育研究の展開拠点
○全国的な教育研究拠点
○地域活性化の中核的拠点
・地域のニーズに応じた人材育
成拠点、地域社会のシンクタン
クとして様々な課題を解決する
地域活性化機関となる国立大学
の機能強化を促進
56
地(知)の拠点大学による地方創生事業~地(知)の拠点COCプラス~
【背 景】
平成27年度概算要求額 80億円[新規](旧COC事業平成26年度予算額 34億円)
超高齢化・人口減少社会を迎えている我が国の地域社会では、持続可能な都市・地域の形成や過疎集落対策、地域を
支える産業の成長等の課題が山積。
都道府県別人口増減率(H25)
0.3
0.53
【事業概要】
全学的に地域を志向する大学が、自治体や地域の中小企業等と連携し、それぞれの地域が抱える課題(ニーズ)を解決する
-0.2
ため、新産業・雇用創出等に資する具体的な地域定着・還元型の教育・研究・社会貢献事業を支援。
自然増減率
-0.7
社会増減率
「経済財政運営と改革の基本方針2014」(閣議決定 平成26年6月24日)
・地域の大学において、各地域の得意分野を活かす優れた教育研究拠点を創設・選定し、特色ある人材育成を図る
「日本再興戦略」改訂2014-未来への挑戦-(閣議決定 平成26年6月24日)
・大学が地(知)の拠点となり、地域の課題解決に貢献し、地域社会を支える人材育成や研究成果の還元に取り組む
-1.18
-1.2
※上位3都県及び下位3県
東
京
都
沖
縄
県
愛
知
県
山
形
県
青
森
県
秋
田
県
【地(知)の拠点大学に求められる要件】
◎ 以下①~⑤に加え、⑥及び⑦を必須とし、地域の活性化等に直結する取組を支援。
⑥自治体の教育振興基本計画や申請内容に係る自治体の基本計画等への申請大学の役割の記載
⑦地域の中小企業やベンチャー企業、NPO等との連携
①全学的な取組としての位置付けを明確化(学則等の位置付け、全教職員へのFD・SDの徹底など)、 ②大学の教育研究と一体となった取組(全学生が在学中に
一科目は地域志向科目を履修する教育カリキュラム・教育組織の改革は必ず実施)、 ③大学と自治体が組織的・実質的に協力(協定、対話の場の設定など)、
④これまでの地域との連携の実績、 ⑤自治体からの支援の徹底 -マッチングファンド方式- (財政支援、 建物無償貸与、人員派遣など)
<支援テーマ(「日本再興戦略」改訂2014に基づくテーマ)>
①グローカル化貢献型
②地元とどまり促進型
地元就職率の向上や地域での新産業・雇用
地域のブランド産品、固有の産業技術の開発・
創出などを通じた人口流出の抑制による地
世界発信に必要な人材育成(学び直しを含む)
域の活性化
を通じた地域再生
【成果】
◎大学は「地域コミュニティの拠点」の役割を担い大学全体として
地域を志向した教育・研究・社会貢献を推進
③地域コミュニティ再生型
地域医療、介護サービスの効率化・高度化に
必要な人材の輩出、子育て支援、学び直しの
機会提供等による地域コミュニティ振興
雇用創出・若者の地元定着率の向上による若年
層人口の東京一極集中の解消
57
大学教育再生加速プログラム(Acceleration
目的
Program for University Education
Rebuilding : AP)
平成27年度概算要求額 20億円(平成26年度10億円)
課題発見・探求能力、実行力といった「社会人基礎力」や「基礎的汎用的能力」などの社会人として必要な能力を有する人材を育成する
ため、大学は教育内容を充実し、学生が徹底して学ぶことのできる環境を整備する
「日本再興戦略 」改訂2014-未来への挑戦-(閣議決定 平成26年6月24日)
・ ギャップイヤー等を活用し、希望する学生が国内外で多様な長期体験活動を経験できる環境整備を推進する。
テーマⅣ 長期学外学修プログラム(ギャップイヤー) 【新規】
→入学直後等に、1ヶ月以上の長期の「学外学修プログラム」を開発
・実施する大学のサポート体制整備を支援
(インターンシップ、ボランティア、小中教員補助、被災地支援 等)
【長期学外学修プログラムによる地方への新しい人の流れ】
→ 都市部の学生が地方の魅力を知る機会の増加
→ 学生が地方に長期滞在することによる地域活性化
【取組例(限界集落におけるボランティア活動の実施)】
入学
第1学期
第2学期
夏季休暇等
第3、4学期
2年次以降
○企画立案・事前指導
入学直後(入学前)から、活動地の情報収集や連絡、
企画立案(集中講義・単位認定) 安全管理・社会人スキル講座
例①限界集落におけるボランティア活動
例②地方企業における長期インターンシップ
○ボランティア活動の実施
現地市役所、NPO等で地域の状況について講習の後、支援活動に従事。
後半は村おこしモデル事業の企画立案・運営(単位認定)
○教員によるフォローアップ
教員を数度派遣し、実習の振り返り、新たな目標設定等を実施。大学担当者は学生の動向把握、24時間体制の非常対応
○事後指導
研修成果報告や経験した学生同士によるディスカッション。今後の学生生活プランの作成等。
○活動の深化
入学直後の長期学外学修を踏まえ、被災地支援活動等への自主的参加。
○ 企画力や行動力、忍耐力、コミュニケーション能力の向上
(実践的な知識、多様な価値観に触れることによる自己変革、チャレンジ精神)
○ 学生の流入により地域を活性化させ、地方創生を支援
○ 学事暦変更による集中的な学びの実施や様々な長期学外学修の拡大
継続支援(H26~ 44件)
テーマⅠ アクティブ・ラーニング
テーマⅡ 学修成果の可視化
テーマⅢ 入試改革・高大接続
58
理工系プロフェッショナル教育推進事業~高等教育レベルの一貫した職業教育システムの構築~
平成27年度概算要求額 50億円【新規】
背 景
Ⅰ.少子高齢化により、生産年齢人口が減少する中で、今後とも我が国の持続的な発展のためには、イノベーションを担う理工系人材の育成が重要である。
Ⅱ.高等教育においては、学究的な専門性の追求のみならず、高度の技術開発やグローバルな経営を担うために必要な質の高い職業能力を身につけさせる
ことが求められている。
事業概要
成長の核や基盤となる産業を牽引していくために必要な知識・技術の確実な習得を図るため、大学等と産業界の
双方のコミットメントのもとに産業界出身の実務家教員による授業や産業界における実際の課題解決などを実施す
る実践的なプログラムを開発し、当該産業界に必要な人材を輩出する職業教育システムを構築する。
「経済財政運営と改革の基本方針2014」(平成26年6月24日 閣議決定)
・大学の徹底した国際化、理工系人材の育成、教育研究基盤の確立などにより、グローバル化等に対応する人材の養成を行う(後略)。
日本の将来推計人口(平成24年1月推計)国立社会保障・人口問題研究所
「日本再興戦略」改訂2014-未来への挑戦-(平成26年6月24日 閣議決定)
・経営者等の実務に精通した人材の登用・連携等を進めながら大学等と産業界の双方のコミットメントによるプロフェッショナルプログラムの開発・
実施等の推進、中小企業を含めた企業等へのインターンシップの普及・定着を図る。
「教育再生実行会議第5次提言」(平成26年7月3日)
・大学、高等専門学校、専門学校、高等学校等における職業教育を充実する(後略)。
・社会・経済の変化に伴う人材需要に即応した質の高い職業人を育成するとともに、専門高校卒業者の進学機会や社会人の学び直しの機会の拡大に資す
るため、国は、実践的な職業教育をおこなう新たな高等教育機関を制度化する。これにより、学校教育において多様なキャリア形成を図ることができ
るようにし、高等教育における職業教育の体系を確立する。
・学士・修士の一貫した教育課程を導入しやすくする。
※1人あたりのGDPは低下
◎大学が中心となって、高専、短大、専門学校と連携し一貫した職業教育システムを構築
→ 産業を担う高度技術開発人材とグローバル経営戦略人材の育成
※想定される分野、業種
理工系プロフェッショナル人材の育成
・分野融合・新産業創造(健康長寿分野、エネルギー分野、地域資源分野
金融・保険業、情報セキュリティ産業 など)
・基盤産業発展
(化学工業、土木建築業、冶金・金属工業 など)
産業界
【具体的な取組内容】
①学校種・課程・学科等の枠を超えて質が保証される
体系的なプロフェッショナルプログラムの開発
(分野・文理融合、専門基礎教育の強化、女性の理工系
プロフェッショナルへのキャリア形成支援、社会人学び
直し機能の強化等を含む)
②産学協働による実践的・課題解決型の教育手法の構築
③産学の人事・学生交流等の体制確立
④産学連携教育における大学と産業界の連絡調整機能の強化
⑤教員研修の充実や教育重視の教員人事評価制度の構築
海外
①教育内容のリクエスト
②実務家教員の派遣
③PBL等の実践的な教育のため
のノウハウ等の提供
④インターンシップ先の提供など
産業界を担う
理工系プロフェッ
ショナル教育
大学
(学士・修士課程)
若者・社会人の輩出
・販路開拓
・事業拡大
・地域を支える
中小企業など
地域産業の理解促進
→就職・地域へ定着
→地域産業の活性化
高専・短大・専修学校
編入学を活用した接続
若者・社会人
受入
編入学者受入 59
国立大学の機能強化
これからの大学教育等
の在り方について
(H25.5.28 教育再生実行会
議第三次提言)
国立大学の強みや特色、
社会的役割を明確にしつ
つ、学内の資源配分の可
視化等に直ちに着手し、
大胆かつ先駆的な改革を
推進
イノベーションの中核を
担う理工系分野を一層強
化するため、教育・研究
組織の再編成や整備を支
援
優秀な外国人教員の増員
や教員の流動性の向上の
ため、年俸制を始め、教
員の能力等に応じた新し
い給与システムの導入
各大学の経営上の特色を
踏まえ、学長がリーダー
シップをとれる体制の整
備を推進するとともに、
抜本的なガバナンス改革
を実施
平成27年度要望額:462億円
(平成26年度予算額:263億円)
国立大学改革プラン(平成25年11月)
第3期中期目標期間(平成28年度~)には、各大学の強み・特色を最大限に生かし、自ら改善・発展
する仕組みを構築することにより、持続的な「競争力」を持ち、高い付加価値を生み出す国立大学へ
機能強化の方向性
世界最高の教育研究の
展開拠点
全国的な教育研究拠点
地域活性化の中核的拠点
機能強化の視点
•
•
•
•
強み・特色の重点
グローバル化
イノベーション創出
人材養成機能の強化
改革加速期間中(~H27年度)の機能強化の取組
「ミッションの再定義」を踏まえ、
○社会の変化に対応できる教育研究組織づくり
○国際水準の教育研究の展開
○理工系人材の戦略的育成
○人事・給与システムの弾力化
○ガバナンス機能の強化
平成27年度概算要求での対応
【国立大学の機能強化(運営費交付金):H27概算要求額:232億円(155億円増)】
国立大学の機能強化を推進するため、教育研究組織の再編成や人事・給与システムの弾力化を通じて、①
世界最高水準の教育研究活動の飛躍的充実や②各分野における抜本的機能強化及びこれらに伴う若手・外国
人研究者の活躍の場の拡大等に取り組む大学に対して重点配分
また、年俸制の本格的導入に積極的に取り組む大学に対しても重点配分
①世界水準の教育研究活動の飛躍的充実
各大学の卓越した研究実績や国際的ネットワークを活用し
た海外のトップ大学からの研究者グループの招へいや海外
展開など、世界水準の教育研究活動の飛躍的充実を図る大
学に重点配分
②各分野における抜本的機能強化
イノベーション創出のための理工系・ライフ分野や質
の高い信頼される教員の養成など各分野の抜本的、構
造的な機能強化を図る大学に対して重点配分
【国立大学改革強化促進事業:H27概算要求額:230億円(44億円増)】
学長のリーダーシップの下、ガバナンス改革に取り組むとともに、「ミッションの再定義」を踏まえた学
内資源の最適化のための大学や学部の枠を越えた教育研究組織の再編成に向けた取組や人材の新陳代謝など
の先導的な取組を集中的かつ重点的に支援
60
人口減少の克服に向けた私立大学等の教育研究基盤強化
平成27年度要求・要望額428億円
1.『私立大学等経常費補助(特別補助)』 103億円(新規)
○ 2020年度以降の18歳人口の急激な減少を見据え、経営改革や地域発展に取り組む私立大学等に対し、重層的に支援。
【期間限定】私立大学等経営強化集中支援事業
地方の「職」を支える人材育成
社会人の学び直しニーズへの対応
○2015年度から2020年度までの間を、
「私立大学等経営強化集中支援期間」と
して位置づけ、人口減少の克服に向けた
集中的な支援を実施
○既存の未来経営戦略推進経費を発展的
に解消し、大学内の経営改善、大学間連
携の推進、地方における大学機能の集
積等の経営の新陳代謝に積極的に取り
組む私立大学等に対して加算
対象校については、地方の私立大学
等(収容定員2,000人以下・三大都市圏以
外の政令市を含む。)が対象
○私立大学等の経営改善の取組内容を点
数化し、総合得点の高い上位の私立大
学等から採択。
《50億円》
○学生の地方企業への就職状況を高く評価するとと
もに、PBL(project based learning)の実施、
地方企業へのインターンシップの実施状
況、地方の産学官金が連携した就労支援、
起業家育成、留学生に対する地方企業へ
の就労支援等を積極的に行っている私立
大学等に対し、取組内容に応じて加算
《24億円》
○社会人の学び直しニーズに対応し
た環境整備(学生への経済的支
援制度の整備、産業界と連携した
カリキュラム構築等)を推進する私
立大学等に対し、取組内容に応じ
て加算
《11億円》
地域課題解決・優れた研究開発機関への支援
授業料減免等の充実
○地域課題解決に向けた研究開発を積極的
に推進、又は、優れた研究開発成果を創出
している私立大学等について、加算
○女性研究者への支援を積極的に実施する
私立大学等について、加算
○地方私大の研究開発力強化枠の創設
《11億円》
○対象学生数を3千人増加するとともに、
第三子以降の学生に対する授業料減免
の取組を行っている場合には、加算
《7億円》
※学内ワークスタディ等を含めた経済的支
援全体は86億円(81億円)
2.『私立大学等改革総合支援事業』 325億円(201億円) 《経常費201億円(144億円)、設備費47億円(46億円)、施設費77億円(11億円)》
○ 私立大学等の全学的・組織的な改革への取組に対する支援を強化するため、経常費・設備費・施設費による一体的支援を前年度に引き続き実施。
タイプ1「教育の質的転換」(300校)
全学的な体制での教育の質的転換
(学生の主体的な学修の充実等)を支援
タイプ3「産業界・他大学等との連携」(50校)
産業界や国内の他大学等と連携した
高度な教育研究を支援
タイプ2「地域発展」(150校)
・経常費
・設備費
・施設費
による一体的支援
地域社会貢献、社会人受入れ、
生涯学習機能の強化等を支援
タイプ4「グローバル化」(100校)
語学教育強化、国際環境整備、地域の国際化
など、多様なグローバル化を支援
61
きらりと光る地方の中小規模私立大学等の取組の例
日本の大学の学部学生の約8割を担う私立大学は、①知識基盤社会において重要な教育の多様性と重層性を支え、時代の変化や社会ニーズを踏まえ
た個性・特色ある教育により多様な人材を輩出するとともに、②地域社会に貢献する人材を育成し地域の持続可能な発展に大きな役割(地方学生の多様
な高等教育の機会の保障、知的コミュニティの創造に貢献)を果たしている。
北海道情報大学(学生数:1,776人)
情報化社会のニーズに対応した独自のカリキュラムを構
築。1・2年生へのipad無償貸与によるmobile-learning体制整
備や、北海道の食の臨床試験・データ管理システム構築な
ど、ICTを通じた多様な分野への社会貢献を推進。
長岡大学(学生数:302人)
資格取得や地域における起業家育成に注
力。また、人口減少下にある中山間地域の
活性化のための調査研究等を行い、地域自
治体へ還元。
吉備国際大学(学生数:2,027人)
地域農産業の活性化に向けた新規
農業システム研究等を実施。園芸療
法など地域の健康維持増進に向けた
調査研究など医療福祉面からの取組
も行っている。
徳山大学(学生数:927人)
周南地域の諸課題(産業構造の変
化、中山間地域の振興、地域コミュニ
ティの充実)の解決を目指すプロジェ
クトを実施。4年間を通じて、地域課題
の発見と地域課題の解決をテーマと
するアクティブラーニングを推進。
松本大学(学生数:1,483人)
授業の中で常に地域の課題解決を念頭
に置き、キャンパスを飛び出す「アウトキャ
ンパススタディ」を推進。多くの学生が多様
な活動に参画。大学と地域とのネットワーク
作りを専門に行う「地域作り工房「ゆめ」」を
設置し、学長が直轄して運営。
石巻専修大学(学生数:1,396人)
被災地復興に向けたボランティア活動の
拠点となった。被災の記憶をとどめるための
アーカイブ化や地域の小中高校と連携した
復興教育を展開。
ものつくり大学(学生数:1,050人)
企業に存在する様々な課題に取り組むPBL型インターンシップを実践。複数
の大学と連携するとともに、語学力向上や社会人基礎力の育成を総合的に
実施。産業界のニーズに応じた人材育成の力を入れる。大学生活を一元的
にまとめた学生カルテを通じた学生支援も充実。
西日本工業大学(学生数:1,454人)
経産省の社会人基礎力を育成する授
業採択校。日産自動車九州等の企業と
連携し企業担当者と学生がチームを結
成。企業における実務課題を卒業研究
のテーマに設定するなど、企業と共同し
た人材育成に取り組む。
長浜バイオ大学(学生数:337人)
滋賀県・長浜市が設けた特区内(サイエ
ンスパーク)に立地。バイオ教育研究の中
核機関であるとともに、複数企業が隣接し
バイオクラスターを形成。インキュベーショ
ンセンター設置、実用化研究、ベンチャー
企業への支援など産学官が連携した実学
教育を実現。
高崎商科大学(学生数:692人)
世界遺産登録がなされた富岡製糸場を中心と
した観光まちづくり(観光マップ・観光ルート作成
等)への取組や、地域志向教育研究費制度を
通じた地域課題解決のための研究を実施。
62
地域イノベーション戦略支援プログラム
平成27年度要求額: 3,698百万円
(平成26年度予算額:3,757百万円
※復興特別会計に別途1,183百万円(1,183百万円)計上
概要
地域イノベーションの創出に向けた地域主導の優れた構想を効果的に支援するため、大学等の研究段階から事業化に
至るまで連続的な展開ができるよう、関係府省の施策と連携して支援するシステムを構築。
文部科学省では、地域の大学等研究機関の地域貢献機能の強化など、地域独自の取組で不足している部分を支援し、
自立的で魅力的な地域づくりにより、競争力強化や我が国全体の科学技術の高度化・多様化を目指す。
金
官
イノベーション推進協議会
自治体
学
産
企業群
金融機関
大学等研究機関
1.地域主導の取組
・地域の戦略の実効的な推進のため、産学官金で構成する「イノベーション推進協議会」を設置
・「地域イノベーション戦略」の策定・提案
・民間資金を含めた地域資金の投入
2.関係府省共同で「地域イノベーション戦略推進地域」を選定
・国際競争力強化地域
知のネットワーク
国際的に優位な大学等の技術シーズ・企業集積があり、海外からヒト・モノ・カネを惹きつける強力なポテンシャルを持った地域
・研究機能・産業集積高度化地域
提案
選定・支援
文部科学省・経済産業省・農林水産省・総務省
地域の特性を活かしたイノベーションが期待でき、将来的には海外市場を獲得できるポテンシャル有する地域
3.選定された地域における取組を、関係府省が支援
【文部科学省の支援メニュー 】
◇地域の戦略の中核を担う研究者の集積
◇地域の戦略実現のための人材育成プログラムの開発
地域戦略の実現に貢献できる研究者を、国内
外問わず当該地域以外から招へいする経費を支
援。
地域の戦略実現に向けた取組を持続的なものとするた
め、地域で活躍し、地域活性化に貢献しうる人材の育成
に資するプログラム開発を行う経費を支援。
◇大学等の知のネットワーク構築支援
◇地域の研究機関等での設備共用化支援
地域の大学等研究機関におけるコンソーシアム
等の知のネットワークを構築し、地域の企業等との
連携を図る「地域連携コーディネータ」の配置等
に係る経費を支援。
大学等研究機関の研究設備・機器等を中小企業等が
活用するための、技術相談・技術指導等を行う技術支援
スタッフの配置に係る経費を支援。
【関係府省の支援メニュー 】
(経済産業省)
◇産業界ネットワークの形成支援
◇事業化フェーズの研究開発費
◇産業集積のための企業立地支援
(農林水産省)
◇農林水産分野の技術開発支援
(総務省)
◇情報通信分野の技術開発支援 等
63
我が国の研究開発力を駆動力とした地方創生イニシアティブ
平成27年度要求・要望額 :7,000百万円(新規)
うち優先課題推進枠要望額 :7,000百万円
※運営費交付金中の推計額
地方の創生と人口減少克服には、地域が現在抱える課題の解決・ビジョンの実現が必要。
ビジョンの実現に向けた研究開発を行うとともに、マッチングプランナーなどを活用し、大学等の技
術シーズを基に地域から世界で戦える技術・産業を創出する。
マッチングプランナープログラム
マッチングできる!?
地域企業の困り事
大学での研究
マッチング
プランナー
個別から共創へ
個別に育成したシーズの
うち他とのシナジーが
見込めるものを取り込む。
世界に誇る地域発研究開発・実証拠点
(リサーチコンプレックス)プログラム
我が国の未来を切り拓くビジョンに基づき、大学、
研究機関、企業が集積した拠点を形成する。
拠点長(PM)
一体的に推進
共同研究・課題解決へ
・地域企業のニーズのくみ取り
・JSTのネットワークでニーズを解決し得るシーズを全国の
大学等を探索
・これらのマッチング&研究支援
・大学等の技術シーズや研究を活用した、商品開発等に
係る共同研究から事業化のサポート
スピンオフ
副産物的成果のうち
見込みのあるものを
個別育成。
【地域の課題の解決】
企業
地 域
大学等
研究機
関
大
学
企
業
実験
施設
域外シーズ
域外シーズ
・我が国の未来を拓くビジョンを基に、バックキャスティ
ング手法※により、必要な要素技術を特定。
・地域内外の研究開発力を拠点に統合し、研究開発→
実証→実用化へつなげる。
※バックキャスティング:あるべき将来の状態を設定し、そこから逆算
して現時点で必要となる技術を特定する手法
【ビジョンの実現】
64
大学による地域活性化の事例
強
み
福
井
大
学
の
取
組
①人材育成・地域定着(福井大学)
○福井県出身者の高い地元就職率
教育地域科学部:93%、医学部:78%、工学部:77%(平成25年度卒業生)
○地域を支える優れた人材の輩出
福井県の教員41%、福井県の医師29%、福井県のエンジニア40%
○高い就職率(96.7%)と低い離職率(7.1%)大学通信調査「全国大学就職率ランキング」複数学部を有する国立大学で就職率7年連続1位(2007~2013年)
1.地元企業の魅力紹介
2.中小企業の魅力紹介
3.地域とのネットワーク構築
・福井県内企業見学バスツアーの実
施(6社)
・個別企業説明会実施(H25年県内企業45
・福井県中小企業団体中央会との連携
・商工会議所と連携による企業説明会
・企業訪問による人材ニーズ発掘
・福井県産業界や地域と密着した人
間力育成事業の実施(教育地域科学
社延331名参加)
・合同企業説明会実施(県内企業59社)
・就職支援室に地元金融機関出身者
配置(地元企業とのパイプ役)
部:探究ネットワーク、地域課題ワークショップ)
・産学官連携本部協力会企業(県内
企業177社)との連携(会員企業による合
同 企業説明会/県内企業68社参加)
・福井県経営者協会がマッチングす
るインターンシップ(県内企業に81名エ
ントリ-)
・ハローワーク、ジョブカフェとの連携
・福井県との連携(“福井県モノづくり企業”
見学バスツアー、ふくい雇用セミナーに参加)
バスツアーによる地元企業訪問
地元中小企業とのファクトリーツアー&交流会
○地元での就職希望者に対しては、合同企業説明会や個別企業説明会により地元企業とのより多くの出会いの場を提供し、ミスマッチを防ぐきめ細かい
成
功
の
ポ
イ
ント
支援を行うことによりほぼ100%地元企業に就職している。
○地域課題ワークショップ等の授業を通じ、地域産業界が必要とする資質の強化、社会人基礎力の育成を図っている(産業界ニーズGP)。
○就職支援室と教員(教育・共同研究を通じ)が協働して、就職支援及び企業から評価される人材の育成に努めている。
○地元企業のOBOGと直接触れ合う機会や現場見学をより多く設定して、実体験による地元企業の本質的な魅力を伝えている。
○地元中小企業の社長等を授業や交流会講師として直接話を聞く機会を多く設定し、学生と社風(≒社長の性格)とのマッチングに努めている。
【背景】福井県の強み
⇒住みやすい環境(幸福度ランキング日本一)
⇒女性の働きやすい環境(共働き率:56.8%(全国1位/H23年)/三世代同居率:17.6%(全国2位/H22年))
⇒福井県は中小企業が多く、産学連携が活発(社長輩出数日本一)
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大学による地域活性化の事例 ②新産業の創出(山形大学)
地域大学
有機EL照明
薄く、曲げることが可能なため配置・造形の自由度大。
自然光に近く目にやさしい光。
白色
有機EL素子
山形大学
有機EL
大学、地元
企業、域外
企業で共同
研究開発
地域企業
オーガニック
ライティング 他
(平成21~現在)
電気・電子企業
域外資源
・大手印刷会社
等
2020年の世界の
有機エレクトロニク
ス関連市場(山形
県予測)は8兆円
有機EL関連企業が山形に集積。有機EL照明を
中心に、軽く、薄く、曲げられる回路や発光デバイス
などの有機エレクトロニクス製品が作られつつある
(有機EL関連県内企業等コンソーシアム参加企業数
100社)。
地方の大学の研究開発力をベースに
地域に世界的な産業集積を形成
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大学による地域活性化の事例
③地域産業の活性化(高知工科大学)
岩手県釜石市は水産業が盛ん。しかし、魚の鮮度を保ったまま輸送できるのが首都圏
までであり、販路開拓のためには、より長時間鮮度を保つことができる方法が必要だっ
た。
鮮度をもっと
長く保って
販路を広げたい
地域企業を
科学技術で
高付加価値に
できないか?
釜石企業と高知工大の共同研究により
スラリーアイス(魚介類の種類に応じて最適な
温度で長時間冷蔵できる氷)の製造に成功。
※普通の氷だと魚が凍結し、細胞が壊れて
しまうため、味が落ちてしまう。
岩手県釜石市の水産業者
?
MP
マッチング
プランナー
共同
研究
へ
(H2426)
高知工科大学の
技術は釜石のニーズに
マッチする!
高知工大の水産学研究
地域事業者の魚の販路を東
京圏から西日本まで
広げることができた。
(参考)岩手県の水産業の規模は384億円
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大学による地域活性化の事例
④地域課題の解決(西九州大学)
西九州大学(連携自治体:佐賀県、佐賀市、神埼市、小城市、吉野ヶ里町)
コミュニティ・キャンパス佐賀アクティベーション・プロジェクト
介護(認知症)予防事業に着目したリハビ
リテーション教育プログラム
学生と教員が連携自治体において実施する
心身機能調査
⇒認知症等の
早期発見、参
加学生の修学
意欲、地域社
会への参画意
識の醸成
保健・医療・福祉・子育て支援体制の充実
プログラム
専門職業人(栄養・福祉・リハビリ・子ど
も教育)の育成を、地域課題解決型授業を
実施
することで実
現⇒特定検診
受診率UP作
戦、食育事業
の展開等
「街なかサポーター」活動を通した
安心生活づくり
健常者のみならず、障がいをもたれ
た方など地域で暮らす全ての人が相
互に関わる「場」や「機会」を創出
できる人材「街なかサポーター」を
育成
地域課題解決へ向けた5プログラムを展開
【連携自治体での取組の実績・目標】
H.26前期実績
連携自治体が抱える諸課題
・地場産業振興
特に地場産品活用(6次化)
・中心市街地活性化
空き店舗活用、賑わいづくり等
・保健・医療事業の充実
認知症予防・介護予防
・食育・子育て支援
・まちなかでの安心生活実現
・地域住民のコミュニティ参画
等々
産学官連携による機能性食品の開発プ
ロジェクト
学生自らがチーフプロデューサーとな
り、地域の生産者や企業とチームを組
み、佐賀の地域性や食品のもつストー
リー性に着目した大学発食品開発を
行っている
佐賀県
地域社会と連携した交通UDプロ
ジェクト
連携自治体の中心市街地を対象
に地域の交通インフラが抱える
課題を発見するための実地調査
を行い、原因解明、解
決策を考えるための地域活動
や、ワークショップ実施
H.29目標値
フィールド展開
授業数
25講座
30講座以上
フィールド授業
参画学生延べ数
745名
1780名
地域活動に関心
をもつ学生割合
65%
78%
地域課題解決教
育研究に関心を
もつ教員の割合
26.2%
36.4%
地域住民のCOC
事業への認知度
53.5%
(佐賀市のみ)
64.2%
学生地域活動へ
の住民による評
価(肯定評価)
66.2%
NA24%
(佐賀市のみ)
80%
【活動成果】
介護予防リハビリ教育プログラム(H)を例として
1.連携自治体において、地域在住高齢者221名の心身機
能調査を実施
・認知症疑い、鬱の早期発見(77名)⇒支援機関へ
2.参加学生285名への調査から
①学外活動が4年次の長期実習に及ぼす影響について質問
⇒93%の学生が臨床実習への好影響を回答
②実習後の学生の主観的満足度を質問⇒学外活動を多く
行った学生の実習満足度が高位
③実習中の客観的評価(実習先からの評価)
⇒学外活動が多い学生群の評価が高位
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