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人吉市消費生活センターだより 第44号

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人吉市消費生活センターだより 第44号
人吉市消費生活センターだより
第44号
発行日:平成28年1月15日
発行元:人吉市消費生活センター
電 話:0966-22-2111
内線1215・1216
高齢者が支払えなくなるまで次々に販売する「催眠商法」
~催眠(SF)商法とは~
「景品をプレゼントします」「健康に良い話をする」と言って人を集め、締め切った
会場で日用品などを次々と無料で配り、雰囲気を盛り上げ興奮状態にして、最
終的に高額な商品を売りつける商法。
【事例】
無料の商品を目当てに何度か会場に通っているうちに、
布団の説明を聞き「この布団は良いものだ」と思い契約
した。その後も無料の商品が欲しくて会場に通っていた
ら、カーテンで仕切った小部屋に案内され、1対1で勧
誘された。それから2ヶ月の間にムートン、磁気治療器、
健康食品、額縁、下着、仏具などを次々に勧められた。
気づけば契約金額は数百万円になり、手元にあるお金だ
けでは足りずに、生命保険を解約し、貯蓄とあわせて支
払った。
その後、家族や知人に「まともな買い物ではない」と
言い聞かされた。商品は全て返品するので返金してほし
い。
契約をやめたいとき
◎特定商取引法では、上記のような集客方法をとるものも訪問販売と定めて
います。訪問販売は、契約書面を受取ってから8日以内であれば、クーリ
ングオフができます。 まずは消費生活センターにご相談ください。
トラブルになる前に
◎商品の勧誘を受けると、断ることが難しくなることがあります。安易に会
場に近づかないことが第一です。
◎自分の支払い能力を超える金額の商品を購入すると、今後の生活に大きな
影響を及ぼします。大切な老後の資金を取り崩してまで購入が必要か考え
ましょう。
スマートフォンでの「ワンクリック請求」に要注意!
~ 登録完了画面が現れても、あわてずに!! ~
全国の消費生活センターに寄せられる相談では、アダルトサイトなどの
「ワンクリック請求」による相談件数が10万件を超えており、過去最多となっ
ています。
相談をみると、「有料だという認識がないままサイトを見ていたところ、年
齢確認画面が表示され、クリックすると突然料金の請求画面が表示された。支
払わなければならないか。」等、業者に支払う前の相談が多くみられます。
しかし最近は、スマートフォンでサイトを閲覧してトラブルとなるケースも
目立ち、「業者の問い合わせ先に電話をしたら、支払うよう強く言われたので、
焦って支払ってしまった。」等のように実際に被害が出ているケースも少なく
ありません。
さらに、業者とのトラブルを解決できないかとインターネットで検索すると、
探偵事務所と表示しているサイトや国民生活センターを模倣するサイトなどに
つながり、二次被害に発展してしまう事例も報告されています。
そこで、被害拡大防止のため、ワンクリック請求で気を付けるポイントをお
知らせします。
(1)無料だと思っていても、料金を請求されることがある
ので、不用意にアクセスしない
自分で「無料」という言葉を入れて検索したからといって、
必ずしも無料サイトであるとは限りません。また、別のサイ
トや広告等からアダルトサイトに誘導される場合もみられ
ます。
(2)業者に決して連絡しない
連絡してしまうと、業者から請求を強く求められるだけで
なく、消費者の電話番号や名前等、個人情報を業者に教
えてしまうことにもつながります。
(3)お金は支払わずに、消費生活センターに相談する
まずは、業者に支払う前に消費生活センターに相談して
ください。また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
のホームページ等で情報を収集し、落ち着いて対処する
ことが重要となります。
スマートフォンに表示される請求画面
(イメージ例)
(※参考)消費者ネットトラブル相談窓口 097-533-4155
(大分県消費生活安全・安心推進ネットトラブル相談対応事業)
『暮らしのなんでも相談(行政相談)』日程のお知らせ
日 時 : 1月 26日 ( 火 )午 前 1 0 時 ~ 正 午
場所:東 西 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー
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