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Patio720タブレット 取扱説明書 初版
FUJITSU Handheld Terminal Patio720 タブレット (Windows Embedded 8.1 Industry Pro Retail) 取扱説明書 初版 2016 年 4 月 1 はじめに このたびは、FUJITSU Handheld Terminal Patio720 タブレット(以下、本装置)をお買い上げいただき、 誠にありがとうございます。 本装置を使用する前に、この取扱説明書をよく読み、本装置が十分に機能を発揮できますよう、正しい取 扱いをお願いいたします。 安全な使用のために この取扱説明書には、本装置を安全に使用していただくための重要な情報が記載されています。本装置を 使用を使用する前に、この取扱説明書を熟読してください。 特に、この取扱説明書に記載されている「安全上の注意事項」をよく読み、理解した上で、本装置を使用 してください。 また、この取扱説明書は、本装置の使用中にいつでも参照できるように、大切に保管してください。 弊社は、お客さまの生命、身体や財産に被害を及ぼすことなく、本装置を安全に使用していただくために、 細心の注意を払っております。本装置を使用する際には、この取扱説明書の説明に従ってください。 ・Microsoft および Windows Embedded 8.1 Industry、Visual studio2005/2008、Visual Basic2005/2008、Visual C#2005/2008、Visual C++は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその 他の国における登録商標です。 ・Bluetooth は、Bluetooth SIG の商標で富士通フロンテックにてライセンス登録を 行っています。 ・HDMI(High-Definition Multimedia Interface)と HDMI ロゴは、HDMI Licensing LCC の商標です。 ・その他、この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 ・FeliCa は、ソニー株式会社の登録商標です。 VCCI 適合基準について ・本装置単体で使用の場合:クラス B 本装置は、クラス B 情報技術装置です。本装置は、家庭環境で使用することを目的にしていますが、 本装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあり ます。取扱い説明書に従って正しい取り扱いをしてください。 VCCI-B ・クレードルに接続して使用の場合:クラス A 本装置は、クラス A 情報技術装置です。本装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすこと があります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるように要求されることがあります。VCCI-A ハイセイフティ用途への使用について 本装置は、一般事務用、パーソナル用、家庭用等の一般的用途を想定して設計・製造されているもの であり、原子力核制御、航空機飛行制御、航空交通管制御、大量輸送運行制御、生命維持、兵器発射 制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に 対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造 されたものではございません。お客様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を 施すことなく、本装置を使用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担 当営業までご相談ください。 2 事業系の使用済み製品の引取りとリサイクルについてのお願い 装置本体の廃棄について 本装置の所有権が事業主の場合には、使用済後に廃棄される製品は産業廃棄物扱いとなり、廃棄する際 にはマニフェスト伝票(廃棄物管理表)の発行が必要となります。 製品所有者が当社に廃棄を依頼される場合には、当社と連携している物流会社(産業廃棄物収集運搬許 可業者)にて引取りを行います。 お問い合わせ/お申し込み:(http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/lcm/recycle/) の製品リサイクルサービスを参照ください。 当社では 1998 年より、法人・企業のお客様から廃棄される装置を「富士通リサイクルシステム」(有 料)にて回収・リサイクルし、資源の有効利用に取り組んでおります。 使用済リチウムイオンバッテリ(リチウムポリマーバッテリ)の廃棄について リチウムイオンバッテリは貴重な資源です。リサイクルにご協力ください。使用済リチウムイオ ンバッテリを廃棄する場合はお客様自らの所在地を一般財団法人 JBRC に対して回収拠点として 登録しますと、以後 JBRC による無償回収サービスを受けることが出来ます。 詳しくは一般社団法人 JBRC(旧小型二次電池再資源化推進センター)のホームページを ご覧ください。 一般社団法人 JBRC(事業者の場合) http://www.jbrc.net/hp/contents/denchi/frm_recycle_business.html このマークはリチウムイオンバッテリ(リチウムポリマーバッテリ)の リサイクルマークです。 Li - ion 第二世代省電力データ通信システム無線局の運用について 本装置の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、他の同種無線局、工場の 製造ライン等で使用される免許を要する移動体識別用構内無線局、および免許を要しない特定省電力無 線局、アマチュア無線局等(以下、「他の無線局」と略す)が運用されています。 1. 本装置を使用する前に、近くで「他の無線局」が運用されてないことを確認してください。 2. 万一、本装置から「他の無線局」に対し電波干渉が発生した場合には、速やかに本製品の使用周波 数を変更するか、または機器の電波の発射を停止してください。 3. ご不明な点はお買い上げになりました弊社担当営業までお問い合わせください。 ウィルス感染にご注意ください 本装置は OS に Windows を使用しており、その OS の脆弱性からウィルスに感染する危険性があります。 システムの運用においては、ウィルスの感染に十分ご注意願います。 3 警告表示・警告マークについて この取扱説明書では、お客さまの身体や財産に損害を与えないよう、警告表示をしています。 また、安全上の注意事項を記述した箇所に、警告表示とともにその内容を示す警告マークを配置して、注 意事項が一目で分かるように配慮しています。 警告表示および警告マークは、次のとおりです。 警告表示 警告 注意 正しくご使用にならない場合に、死亡するまたは負傷を負うことがあり得ることを 示します。 正しくご使用にならない場合に、軽傷または中程度の障害を負うことがあり得るこ と、および、当該製品自身またはその他の使用者などの財産に損害が生じる危険性 があることを示します。 警告マーク 感電する危険性について記述していることを示します。 火災や感電の危険性について記述していることを示します。 一般的な禁止事項を記述していることを示します。 一般的な注意事項を記述していることを示します。 4 安全上の注意事項 警告 ●クレードル、充電スタンドをご使用の際に、電源コードを無理に曲げたり、上に重いものを 載せたりしないでください。電源コードに傷がついて、火災や感電の原因になります。 ●電源コードに傷が付いた際には、使用しないでください。感電の恐れがあります。 ●万一、機器から発熱、発煙、異臭、異常音が発生した際は、すぐに電源を切り、担当保安員 に連絡をしてください。火災や感電のおそれがあります。 ●装置やバッテリを分解したり、改造したりしないでください。火災や感電の原因になります。 ●クレードル、充電スタンド、 AC アダプタ は専用品以外を使用しないでください。専用品以 外を使用すると、電圧、電流容量などの差異によって、本装置を損傷することがあります。 ●次のような場所には、装置やバッテリを短時間でも置かないでください。故障の原因になり ます。 -窓を閉めきった日の当たる車内等、極端に高温になる場所 -直射日光の当たる場所 -極端に暑い場所、または極端に寒い場所 -ほこりの多い場所 -激しい振動のある場所 -湿気の多い場所、水のかかるおそれのある場所 ●バッテリの取扱いを誤ると、発熱、破裂発火の原因となります。 次のことを必ず守ってください。 -火の中に投入したり、加熱したりしないでください。 -金属製のネックレスやヘアピン等と一緒に持ち運んだり、保管したりしないでください。 -針を刺す、あるいはハンマーで叩いたり、踏みつけたり、落としたり等、強い衝撃を与え ないでください。 -外観に明らかな変形や破損が見られる場合には、使用をやめてください。 -ショートさせないでください。 -バッテリを濡らしたり、水に入れたりしないでください。 -高温となる環境(窓際など)での充電は行わないでください。 -電子レンジや高温容器に入れないでください。 特に、バッテリは、落下などの衝撃により内部のバッテリや回路基板に損傷が発生し、 発熱、発火、破裂に至ることがあります。 バッテリに衝撃を与えた場合、あるいは外観にあきらかな変形や破損 が見られる場合には、使用をやめてください。 ●本装置に強い衝撃を与えたり、落としたりしないでください。 ●バッテリを破棄する時は、ショートの危険がないようにバッテリ端子部をテープなどで絶縁 し、地方自治体の条例、または規則に従ってください。 ●本装置の動作中または充電中に、木製の机やダンボール上に放置しないでください。装置背 面が熱くなることがあります。 5 注意 ●電源を切らずにバッテリを本装置から取り外さないでください。 本装置が正常に起動しなくなる場合があります。 ●充電が終了するまでは、AC アダプタをコンセントから抜かないでください。正常に充電さ れないおそれがあります。 ●本装置に強い衝撃を与えたり、落としたりしないでください。 ●本装置は、通常操作で直ちに壊れるものではありませんが、お客様の入力したデータ消失が ないよう、アプリケーションおよび関連データは、サーバ等へバックアップしてください。 ●バッテリを破棄する時は、ショートの危険がないようにバッテリ端子部をテープなどで絶縁 し、地方自治体の条例、または規則にしたがってください。 ●清掃する前には、必ず電源を切ってください。 ●品質が著しく劣化する恐れがあるため、バッテリを充電せず長期間(1年以上)保管しない でください。少なくとも年1回は(1時間程度)、充電してください。 ●本装置側面にあるインターフェースは、サポート対象外となります。使用する場合は USB でのインストールなど、管理者の保守目的でのみご使用頂き、お客様の運用で使用しないで ください。本インターフェースのご使用により故障や破損した場合は、保証期間内であって も有償修理対応となります。 ※microSD インターフェースは使用できません。 ※MicroUSB インターフェースは使用しないでください。充電は専用の充電スタンドまたは クレードルをご使用ください。 サポート対象外 ●各インターフェースについて、使用していない場合は各種カバー(クレードルインターフェ ースのカバー、イヤホンジャックのカバー、バッテリカバー)をしっかりと閉じた状態で運 用してください。カバーを閉めて運用していない場合、以下のような問題が発生する場合が あります。 -浸水やほこりなどの侵入により装置が故障する -衝撃により装置が故障する ●本装置は防滴を考慮しておりますが,濡れたまま長時間放置すると徐々に水が装置内部に 入り込んで行く場合があり,故障の原因となります.装置に雨や水滴がついた場合,早急 に清潔な布で拭き取ってください. <作業手順及び注意事項> - 乾いた清潔な布を用意し,乾いた手で拭き取りを行ってください. - 装置の電源を切ってから装置全体の水を拭き取り,バッテリカバーを開け、周囲の水を 拭き取り,バッテリを外してください. 6 正しく使用していただくために バッテリの使用について ●満充電状態での長期間の保存は、バッテリの劣化を招くため、避けてください。 長期間保存する場合、約 50%の充電状態で、バッテリを本装置から取り外し、常温下で保管してください。 ●長時間放置されたバッテリは、ご使用前に再度充電を行ってください。 ●バッテリの端子部を金属類でショートさせないでください。 ●バッテリを加熱したり、火の中に投げ込んだりしないでください。 ●バッテリを高温になった車の中や炎天下などに放置しないでください。 ●端子部分を濡らしたり、水の中に入れたりしないでください。 ●バッテリに強い衝撃を与えたり、落としたりしないでください。 特に、バッテリパックは、落下などの衝撃により内部のバッテリや回路基板に損傷が発生し、発熱、発火、 破裂に至ることがあります。バッテリパックに衝撃を与えた場合、あるいは外観にあきらかな変形や破損 が見られる場合には、使用をやめてください。 ●低温下(10℃未満)での運用について 低温下(10℃未満)では、運用時間が常温下に比べて 5~7 割程度 (新品バッテリ使用しての数値)まで減少することがあります。想定される環境温度を考慮して、充 電管理/運用の検討を行ってください。 ●バッテリの充電は、0℃以下および 40℃以上でバッテリ保護のため充電を停止する場合があります。 ●充電催促を知らせるメッセージ(バッテリ状態の通知メッセージ)が表示された場合には、速やかに充電し てください。 ●端子部分にゴミや砂などの異物が入らないように注意して使用してください。もし異物が混入した場合に は、無理に本体に接続すると故障の原因になります。 ●満充電のバッテリでも、時間経過とともに少しずつ自然放電します。必ず、使用前(1~2 日以内)に再度充 電してださい。 ●充電は、本装置専用のクレードル、充電スタンド、AC アダプタ、バッテリを使用し、周囲温度が、10℃~ 30℃の場所で行ってください。バッテリを長持ちさせることができます。 ●バッテリは、なるべく涼しい場所に保管してください。 長期保管方法 振動、ほこり、高温、低温、多湿、直射日光を避けた場所に保管してください。 バッテリの消耗を防ぐため、長期(1か月以上)使用しないときは、本装置をシャットダウン状態にして、 バッテリを外してください。 ※バッテリを外した状態では、カレンダー・時計が保持される時間は最大 6 時間のため、起動時に再設定 をお願いします。 清掃の方法 ●本装置のカバー部は、中性洗剤を薄めた水溶液に浸し固く絞った布、または乾いた布で拭いてください。 ただし、水溶液を使用する場合には、布を固く絞らないと、水溶液が装置内部に入り込み、故障の原因と なることがあります。 なお、シンナー、ベンジン等の揮発性のもので本装置を拭かないでください。変色したり、文字が消えた りすることがあります。 ●本装置の表示部は、水に浸し固く絞った布、または織り目の非常に細かい眼鏡拭き等で拭いてください。 ●クレードル、充電スタンドの端子部は時々乾いた綿棒で清掃してください。端子が汚れていると接触が悪 くなり、電源が切れたり、正常に充電および通信ができない場合があります。 7 表記上の約束ごと 使用しているマーク マーク お願い 参考 ≫参照先≫ 丸付き数字 (① ②など) 意味 注意していただきたいこと、お願いなどが書いてあります。 必ず読んでください。 参考にしていただきたいことが書いてあります。 参照先を示しています。 操作手順を示しています。①から順に操作してください。 操作に対する結果を示しています。 使用している用語 用語 タップ ダブルタップ 意味 本装置の画面上の一点を 1 回タッチする操作 本装置の画面上の一点を連続して2回、タッチする操作 ドラッグ 特定の項目を選択(タップ)したまま動かして、その項目を画面上で 移動すること 本装置の画面上の一点をタッチし続ける操作 右クリック 8 - 目次 - はじめに ............................................................................................................................................... 2 ハイセイフティ用途への使用について .................................................................................................. 2 事業系の使用済み製品の引取りとリサイクルについてのお願い ............................................................ 3 第二世代省電力データ通信システム無線局の運用について ................................................................... 3 ウィルス感染にご注意ください ............................................................................................................. 3 警告表示・警告マークについて ............................................................................................................. 4 正しく使用していただくために ............................................................................................................. 7 表記上の約束ごと ................................................................................................................................. 8 1 本装置を使用する前に ....................................................................................................................10 1.1 各部の名称 ............................................................................................................................... 10 2 最初に行う作業(セットアップ)....................................................................................................... 11 2.1 初期セットアップ ......................................................................................................................11 2.2 アプリケーションのセットアップ ............................................................................................. 14 3 本装置の操作方法 ...........................................................................................................................15 3.1 電源の入/切 .............................................................................................................................. 15 3.2 無線の電波状態/バッテリの状態を確認するには ...................................................................... 16 3.3 音量を調節するには .................................................................................................................. 17 3.4 タッチパネルを補正するには .................................................................................................... 18 3.5 強制シャットダウン .................................................................................................................. 18 4 バッテリの使用方法 ........................................................................................................................19 4.1 バッテリについて ..................................................................................................................... 19 4.2 バッテリの充電 ......................................................................................................................... 20 4.3 バッテリの交換方法 .................................................................................................................. 21 5 LED の表示について .........................................................................................................................25 5.1 充電 LED .................................................................................................................................... 25 5.2 カメラ LED ................................................................................................................................ 25 6 無線 LAN について ...........................................................................................................................26 7 有線 LAN について ...........................................................................................................................27 8 Bluetooth について .........................................................................................................................27 9 故障かなと思ったら ........................................................................................................................28 10 付録 ...........................................................................................................................................29 A.仕様 .......................................................................................................................................... 29 B.消耗品 ...................................................................................................................................... 30 C.添付品 ...................................................................................................................................... 31 D.オプション機器 ......................................................................................................................... 31 E.周囲の電波環境について ........................................................................................................... 33 9 1 本装置を使用する前に 1.1 各部の名称 <表面> <拡大写真> マイク 表示部 Windows キー フロントカメラ カメラ LED 充電 LED (図 1-1) <裏面> NFC アンテナ部 <拡大写真> マイク スピーカ スピーカ バッテリカバー (図 1-2) フラッシュ LED リアカメラ クレードルインターフェース 音量キー(-/ +) <上部> <側面> 電源キー イヤホンジャック 音量キー(-) 音量キー(+) 10 2 最初に行う作業(セットアップ) 2.1 初期セットアップ 工場出荷後、初めて本装置の電源を投入すると、以下のセットアップが実行されます。 電源の入/切方法については以下を参照ください。 ≫参照先≫「3.1 電源の入/切」 表示されるセットアップ画面の指示に従い、本装置の初期設定を行ってください。 ① 電源オン後、最初に使用する言語の選択画面が表示されますので、使用する言語、およびタイム ゾーンを選択し、[次へ]をタップしてください。 (図 2-1) ② Windows OS のライセンス条項の画面が表示されます。 内容をご確認のうえ、[同意します]をタップして ください 。 (図 2-2) 11 ③ パーソナル設定の画面が表示されます。 好きな色を選択し、本装置のコンピュータ名(PC 名)を入力して[次へ]をタップして ください 。 (図 2-3) 注意 ●コンピュータ名(PC 名)は、ネットワーク上一意にする必要があります。 入力内容については、システム管理者にお問い合わせください。 ④ オンラインに接続の画面が表示されます。 周辺の無線 LAN 接続可能な基地局名称(SSID)が表示されます。 ネットワーク接続が未確定または不要な場合、[この手順をスキップする]をタップしてください。 (図 2-4) 12 ⑤ 本装置の管理者アカウントを作成します。 ユーザー名、パスワード、パスワードのヒントを入力し、[完了]をタップしてください。 (図 2-5) ⑥ 本装置が再起動されますので、上記 5 で作成したアカウントでサインインしてください。 注意 ●ユーザー名、およびパスワードは、システム管理者にお問い合わせください。 またユーザー名、およびパスワードは、他人に知られないよう厳重な管理をお願いします。 13 2.2 アプリケーションのセットアップ 本装置の工場出荷時点では、アプリケーションはインストールされていません。 そのため、本装置起動(サインイン後)、以下の画面がデスクトップに表示されます。 本画面が表示後は、システム管理者の指示に従い、アプリケーションのインストールを行ってください。 (図 2-6) アプリケーションのインストールが完了したら、必ず「産業用アプリケーションをインストールしました」 のチェックをオンにし、[OK]ボタンをタップしてください。 注意 ●本装置の工場出荷時は、日付、時刻が正しくない可能性があります。 本画面から[日付と時刻]ボタンをタップし、正しい日時に設定してください。 ●「産業用アプリケーションをインストールしました」のチェックがオフ状態のまま[キャンセル]をタ ップした場合には、次回起動時にも本画面が表示されます。 システム管理者の指示に従い、アプリケーションをインストールしてください。 14 3 本装置の操作方法 3.1 電源の入/切 操作部右上の電源キーを押すことで、電源の入/切を行います。 電源の入/切については、以下の 2 通りのモードが存在します。 ●スリープ メモリ内容(画面表示内容等)を保持したまま、本装置の電源の入/切を行います。 即座に画面オフ状態になり、省電力状態になります。 ●シャットダウン 本装置の電源を切断します。 メモリ内容(画面表示内容等)は保持されません。シャットダウンを行う前に事前にメモリ内容をハ ードディスク等の不揮発性メモリに保存してください。 注意 ●本装置の起動処理中、または終了処理中にバッテリを引き抜いたりしないでください。次回、Windows が正常に起動しなくなる場合があります。 ●本装置では、一定時間操作しない場合に、自動的にスリープする機能があります。 自動スリープについては、 コントロールパネルの電源オプションから変更することができます 。 ●電源キーでの動作(シャットダウン/スリープ)は、コントロールパネルの電源オプションから変更す ることができます。工場出荷時は、スリープに設定されています。 ●バッテリを交換する場合は、必ず本装置をシャットダウンさせてから、作業を行ってください。 電源の入っている状態、およびスリープ状態でバッテリ交換を行うと、システム・データが破壊 される場合があります。 15 3.2 無線の電波状態/バッテリの状態を確認するには 本装置では、現在の無線電波状況、およびバッテリ情報を確認することができます。 本装置の以下フォルダにツールが格納されています。 C:\Fujitsu\TeamPad\System\Programs\fhtUmonitor.exe fhtUmonitor.exe をダブルタップすることで、以下のダイアログが画面右上に最前面表示されます。 ① ③ ② ⑤ ④ ① Bluetooth スキャナ状態 現在の Bluetooth スキャナとの接続状態を表示します。 Bluetooth スキャナとの接続/通信は、Bluetooth スキャナリダイレクタ機能にて行われます。 状態アイコン 意味 Bluetooth スキャナとの接続済を意味します。 読み取ったバーコードデータを入力することができます。 Bluetooth スキャナとの接続中を意味します。 接続完了するまで、バーコードの読み取りはできません。 周辺 Bluetooth スキャナの検索中を意味します。 本装置周辺の Bluetooth スキャナの有無を確認しています。 Bluetooth スキャナ一時停止中を意味します。 ② 有線 LAN 接続状態 現在のクレードル経由での有線 LAN 接続状態を表示します。 クレードルに搭載していない場合は、本アイコンは表示されません 状態アイコン 意味 有線 LAN への接続中を意味します。 有線 LAN との切断中を意味します。 ③ 無線 LAN 接続状態 現在の無線 LAN 接続状態を表示します。 状態アイコン 意味 無線 LAN 接続:「最高」を意味します。 リンク品質は、80%以上となります。 無線 LAN 接続:「高」を意味します。 リンク品質は、60~80%となります。 無線 LAN 接続:「中」を意味します。 リンク品質は、40~60%となります。 無線 LAN 接続:「低」を意味します。 リンク品質は、20~40%となります。 無線 LAN 接続:「最低」を意味します。 リンク品質は、1~20%となります。 無線 LAN との未接続を意味します。 リンク品質は、0%となります。 16 ④ バッテリ状態 現在のバッテリの状態を表示します。 状態アイコン 意味 AC 電源の接続中を意味します。 バッテリ状態:「良」を意味します。 残容量:40%以上です。 バッテリ状態:「中」を意味します。 残容量:20~40%以上です。 バッテリ状態:「中」を意味します。 残容量:10~20%以上です。 バッテリ状態:「最低」を意味します。 残容量:10%未満です。 バッテリの充電中を意味します。 アイコンがサイクリックで表示されます。 ⑤ 時刻 現在の時刻を表示します。 ウィンドウを閉じる場合 fhtUmonitor.exe を再度ダブルタップしてください。 お願い ●工場出荷時、バッテリアラームは、6%に設定されています。 6%以下になると、バッテリ残容量不足のメッセージが表示されますので、速やかに充電してください。 3.3 音量を調節するには 本装置では、操作部の音量(+)、音量(-)キーの操作により音量を設定できます。 音量(+)キー 音量(-)キー :音量を Up します。 :音量を Down します。 注意 ●音量(+)と音量(-)キーを同時に押すとタッチパネル補正機能が動作します。 詳細は、『3.4 タッチパネルを補正するには』を参照ください。 17 3.4 タッチパネルを補正するには 画面をタップしてもタッチパネルが効かない、タッチパネルの反応が鈍くなった 場合や、タップした場所とは別の場所が入力される場合には、本装置の音量(+/-) の両方のキーを同時に押して、タッチパネルの自動補正を実施してください。 音量キー(-)、音量キー(+) を 同時に押します 。 以下の画面が表示され、タッチパネルの自動補正が行われます。 重要 ●タッチパネルの補正中は、タッチパネルを操作しないでください。 誤った補正データが登録され、タッチパネル操作ができなくなる可能性があります。 ●タッチパネルの補正は、本装置の電源をオンしたときにも自動的に行われます。 もし、本操作でもタッチパネルが反応しない場合には、本装置の電源をオフ後、約 5 秒以上経過して から電源オンしてください。 素早い電源オン/オフでは、タッチパネル補正が動作しない可能性があります。 お願い ●低温環境から高温環境、または高温環境から低温環境に移動してお使いの場合、タッチパネルの反応 が鈍くなる場合があります。 ●タッチパネルは、強い外来ノイズ、AC 電源ノイズにより正常に動作しなくなる場合があります。 ノイズ元から離すもしくは、AC コンセントの移動をお願いします。 ●タッチパネルを先のとがったものでタップしないでください。画面が傷ついたり、割れたりする恐れ があります。 3.5 強制シャットダウン アプリケーションが動作しないなどの状態になった場合には、電源キーを 10 秒間以上長押しすることで、 本装置を強制シャットダウンすることができます。 ただし、ご使用中のデータ等につきましては、データ破損等の可能性がありますので ご注意ください。 再度電源キーを押すと、本装置が再起動されます。 18 4 バッテリの使用方法 4.1 バッテリについて ●バッテリの種類について 本装置ではバッテリとして、充電式バッテリ(リチウムポリマーバッテリ)を使用しています。 ●バッテリの寿命の目安について バッテリの寿命は、その使用条件(使用環境温度、充電時間、充電周期など)にも依存しますが、約 500 回の充放電、もしくは新規購入時から約 2 年を目安としてください。 バッテリの寿命は、周囲温度や本装置の使用状況などの運用条件で変わりますので、上記の充放電回 数、使用年数よりも少なくなることがあります。 バッテリは使用するにしたがって、使用時間が短くなる特性があります。充電を行っても使用時間が 著しく短くなる場合には、バッテリの寿命ですので、新しいバッテリと交換してください。 ●時計・カレンダーのバックアップ時間について 時計・カレンダーのバックアップは、キャパシタによりバッテリが装着されていない状態で最大約 6 時間、保持可能です。 キャパシタは、バッテリから充電されます。約 6 時間のバックアップのためには、キャパシタの充電 はおよそ 2 時間かかります。 ●充電時期を知らせるメッセージ画面の表示について 本装置では、バッテリの残容量が不足してくると、バッテリ警告メッセージが表示されます。 次のようなバッテリ警告メッセージが表示された場合は、速やかに充電してください。 バッテリ警告メッセージは、[×]または[OK]ボタンタップで閉じることができます。 (図 1-4) 19 4.2 バッテリの充電 初めてバッテリを使用される場合、および充電の警告メッセージが表示された場合には、バッテリを充電 する必要があります。 ●充電スタンド、クレードルでの充電については下記をご参照下さい。 充電スタンド (FHTLC721S) 取扱説明書 拡張クレードル (FHTUL721S) 取扱説明書 POS I/O クレードル (FHTUL722S)取扱説明書 注意 ●充電スタンド、拡張クレードルのご使用の際には、スペーサー、アタッチメントの取り付けが 必要になります。 ●充電が終了するまでは、AC アダプタをコンセントから抜かないでください。 ●クレードル、充電スタンド、AC アダプタは専用品を使用してください。専用品以外を使用すると、 電圧、電流容量などの差異によって、本装置を損傷することがあります。 ●バッテリを長持ちさせるため、常温環境(10~30℃)で充電してください。 ●環境温度が低温(0℃以下)、または高温(40℃以上)で充電した場合、バッテリ保護のため、充電が停 止する場合があります。 ●バッテリ容量が低下(3%以下)している状態でも、充電を行うことで、本装置を起動する事ができ ます。ただし、バッテリに対し、十分な充電が行われていない状態で、クレードル、充電スタンドよ り取り外された場合、その時点で電源が切断され、メモリが消去されるため、ご注意ください。 ●本装置をクレードルと接続しない場合は、クレードルインターフェースのカバーをしっかりと閉じた 状態で運用してください。カバーを閉めて運用していない場合、以下のような問題が発生する場合が あります。 -浸水やほこりなどの侵入により装置が故障する -衝撃により装置が故障する 20 4.3 バッテリの交換方法 ■バッテリの取り外し方法 ① 本装置をシャットダウンします。 ② 電源キーを押すと、画面に「お待ちください」のメッセージが表示され、LCD 上にあるカメラ LED が 点灯します。 ③ 「お待ちください」のメッセージが消え、カメラ LED が消灯したのを確認したらバッテリの交換が できます。 ④ 装置背面のバッテリカバーにある切りかき(点線部分)を親指で持上げ、バッテリカバーを対角線の 方向に引き剥がして行きます。 21 ⑤ 1)バッテリが固定されている 2 つのロック(下図 a)を指の爪で矢印の方向に引っ張ります。 カチッと音が鳴るのを確認してください。 2)2 つのリリースフック(下図 b)を親指で持ち上げます。 ロックが外れていれば、軽く親指でバッテリは持ち上がります。外れない場合、 無理に持ち上げず、再度 1)を行ってください。 b リリースフック a ロック 注意 ●交換する際には、必ず本装置をシャットダウンしてからバッテリを交換してください。 シャットダウンせずにバッテリを外すと、メモリ内容が消失する、あるいはシステムデータの破壊が発 生する場合があります。 ●バッテリを外す際に無理な力で持ち上げないでください。バッテリを止めるロックが破損し、バッテリ を正しく装着できなくなることで、装置が正常に動作できなくなります。 22 ■ バッテリのセット方法 ①図1のようにバッテリを本装置に置き、矢印方向に突き当るまでスライドさせてください。 図2の矢印部 2 ヶ所を押し込みセットしてください。 バッテリ 図2 注意 ●バッテリを持ち上げた状態からセットすると装置とバッテリの接続が不完全となり、 充電やバッテリ残量の表示が正しく行われない場合があります。充電やバッテリ残容量の表示が正しく行 われなかった場合、上記の方法でバッテリをセットし直してください。 23 ②2 つのロック(下図 a 部)がカチッと音が鳴り、確実にロックされているか 確認してください。 a ロック ③バッテリカバー切欠きが本体左下に来る様(Fujitsu ロゴがカメラ側に向く様)にして、 本体に合わせます。 ④バッテリカバーを上から押してはめ込んでいきます。 ⑤バッテリカバーが浮かずにきちんと装着されていることを確認します 注意 ●バッテリカバーを装着する際には、必ず装着向きを確認してから取り付けを行ってください。 誤った方向に装着するとバッテリカバーの固定のツメが破損し、防滴効果が得られなくなります。 24 5 LED の表示について 本装置の LED 表示について説明します。 5.1 充電 LED 装置の状態 充電状態の表示 色 橙 緑 LED の表示 表示のしかた 点灯 点灯 赤 点灯 色 赤 赤 LED の表示 表示のしかた 点灯 点灯 説明 充電中を示します。 充電完了を示します。 充電が異常終了しました。 バッテリを交換するか、再度充電をし直してください。 5.2 カメラ LED 装置の状態 撮像時 シャットダウン時 説明 カメラが起動中であることを示します。 シャットダウン処理中です。 消灯するまでバッテリを外さないでください。 25 6 無線 LAN について 本装置は、5GHz 帯の IEEE802.11a と 2.4GHz 帯の IEEE802.11b/11g の 2 つのインターフェースを持ち、 IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g の 3 つの通信方式を使用することができます。 この 3 つの通信方式はそれぞれ周波数や変調方式が異なるため、電波到達距離等の特性が異なります。 最適な通信方式を選択するため、各モードの特性について理解してください。 また、本装置では、IEEE802.11n もサポートしています。802.11n では、2.4GHz または 5GHz のどちらかの帯 域で高速通信(Max:300Mbps)を行うことができます。 [IEEE802.11a について] IEEE802.11a が使用する 5GHz 帯は、通信を妨げるノイズ源や妨害電波を発生する機器が 2.4GHz 帯と比較す ると少ないため、よりスムーズな通信が期待できます。 無線 LAN 端末が IEEE802.11a に対応している場合、この通信方式で通信することを強く推奨します。ただし、 IEEE802.11a を使用する場合、IEEE802.11b、IEEE802.11g と比較して電波の直進性がより強くなるため、柱 や棚などの影に電波が回りこみにくくなり、電波の遮蔽物が通信距離に大きな影響を与えます。結果、IEEE 802.11b、IEEE802.11g に比べて多くの無線 LAN 基地局を必要とします。 サーベイ(無線環境調査)は、必ず使用する通信方式で行ってください。 *5GHz 帯の W52,W53 は、屋外での使用が禁止されています。屋外での使用可能な周波数帯は W56 のみと なります。 [IEEE802.11b/IEEE802.11g について] 2.4GHz 帯を使用する IEEE802.11b と IEEE802.11g は、5GHz 帯を使用する IEEE802.11a と比較すると、通信距 離は長くなる傾向がありますが、同周波数帯は、電子レンジ等の産業、科学、医療用機器、他の無線局等が 数多く運用されています。 このため、事前のサーベイ(無線環境調査)をより入念に行う必要があります。 もし 2.4GHz 帯を既設の機器が使用している、もしくは 2.4GHz 帯にノイズ源が存在している場合、既設の機 器を含めて周波数帯の調整が必要になる場合もあります。 また、システム導入後も、無線 LAN が使用する帯域に影響を与える機器や、ノイズを発生する可能性のある 機器が近くで設置された場合、通信に支障が生じる可能性がありますので注意が必要です。 サーベイ(無線環境調査)は、必ず使用する通信方式で行ってください。 [IEEE802.11n について] IEEE802.11n は、隣り合う 2 つの Channel を束ねて通信することにより、高速通信を実現しています。 IEEE802.11a/b/g では、1 つの Channel が 20MHz でしたが、2 Channel 分の 40MHz で通信することにより 伝送速度を 2 倍以上にすることが可能です。 本装置では、アンテナを 2 本内蔵していますので、理論上 Max300Mbps での通信が可能となります。 しかしながら、2.4GHz での通信においては、他の無線基地局の干渉を受けやすくなり、電波品質が劣化する 可能性があります。そのため、IEEE802.11n 未対応のクライアント、無線基地局が存在する環境では、IEEE 802.11n としては、5GHz 帯域を使用することを推奨します。 また、他のクライアントや無線基地局の使用 Channel に影響を与えないためにも、事前のサーベイ(無線環境 調査)をより入念に行う必要があります。 店舗環境での通信可能範囲は、無線基地局を中心に、半径 5~20m程度です。 通信可能範囲は、環境によって大きく異なります。屋内で障害物がない場所の場合は 30~50m程度まで通信 可能です。尚、安定した通信のためには SNR 25dB 以上の電波環境の確保が必要です。 電波環境の測定、基地局の設置に関しましては、 『無線 LAN 導入調査サービス』(有償)をご用意しております ので、弊社担当営業までお問い合わせください。 注意 ●電子レンジ、セキュリティゲート、デジタルコードレス電話などのノイズを発生させるおそれのあるも のの近くで、本装置を使用すると、通信が出来ない場合があります。 (IEEE802.11b/IEEE802.11g の場合) ●テレビ、ラジオ、他の無線機とは離して本装置を使用してください。 26 7 有線 LAN について 本装置は、クレードル経由で IEEE802.3、10BASE-T/100BASE-TX に接続可能です。 無線システムの異常発生や周囲の環境要因等により無線が使用できなくなった場合など、有線 LAN 環境を 構築することはバックアップ対策として有効です。 注意 ●クレードルは水平な場所に設置してください。また外部から振動が加わる環境でのご使用は避けてく ださい。 8 Bluetooth について 本装置は電波法で定められた技術基準適合証明を取得済みの製品です。 そのため、日本国内での使用目的において無線局の免許は必要ありません。 本装置で使用する 2.4GHz 帯の周波数は、医療機器、電子レンジ等の産業・科学機器のほか、工場の生産 ライン等で使用される移動体識別装置用の構内無線局および特定省電力無線基地局と重複しているため、 電波の干渉による障害が発生する可能性があります。 本装置を使用する前に、本装置の干渉距離内に同周波数を使用する機器の運用がされていないことを確認 してください。 使用周波数 変調方式 想定干渉距離 2.4GHz FH-SS 方式 1m 以下 注意 ●2.4GHz 帯の周波数は、水分等に吸収され電波強度が弱ります。通信にあたっては人体や大きな水槽な どを間に挟まないでください。また、金属物による影響も受けますのでスチール机に置いた状態で使 用したり、本装置と接続機器との間に金属板を挟まないでください。 ●本装置は、無線 LAN との同時使用が可能です。ただし、デバイスサーチ時、および Bluetooth 機器と の接続時には無線 LAN への干渉が発生しますので、十分に注意してご使用ください。 27 9 故障かなと思ったら 次のような症状が発生した場合、次の対処方法にしたがってください。 対処を行っても問題が解決されない場合は、担当保守員または弊社担当営業まで お問い合わせください。 症状 電源が入らない 考えられる原因 バッテリの残容量が低下している。 対処方法 バッテリを充電または交換してください。 電源がオフ出来ない アプリケーション、または Windows OS が動 作不可状態になっている可能性がありま す。 電源オン後、修復画 面(Recovery)が 表 示 される シャットダウンする 不慮の電源オフ操作が 2 回続けて行われた ことを意味しています。 本装置の電源キーを約 10 秒間押し続けてくださ い。 本装置の強制シャットダウンにより電源オフする ことができます。 カーソルキーにて「Restart my PC」を選択し、 [ ENT] キーを押して、再起動してください。 スピーカが鳴らない タッチパネルの押し た場所が反応しな い、反応が鈍い 充電できない 無線で通信ができな い(アプリケーショ ンの動作が極端に遅 くなる、または止ま ってしまうなど) クレードルで通信が できない スキャナが読めない 充電スタンド/クレ ードルにタブレット がうまく載らない、 ガタつく。 高温環境化において高負荷状態で装置を動 作させたことにより、装置内部温度が上が り保護機能が作動した スピーカ音量の設定が 0 になっている。 時間で低温環境と高温環境で使用した。 装置起動時に、手や物で画面を触った。 ※起動時は、座標補正を行うため正しく行 われない場合があります。 本体がクレードル、充電スタンドに正しく 装着されていない。 AC アダプタが正しく接続されていない。 0~40℃環境でご使用ください。 スピーカ音量の設定をしてください。 ≫参照先≫ 「3.3 音量を調節するには」 本装置の音量キー(+/-)の両方の キーを同時に押して、タッチパネルの自動補正を 実施してください。 ≫参照先≫ 「3.5 タッチパネルを補正するには」 再度、装着し直してください。 AC アダプタが正しく接続されているか確認して ください。 常温環境(10~30℃)で充電してください 電源を一旦落としてから充電端子部を清掃してく ださい。 無線基地局のそばに移動してみてください。 周囲の電波環境を確認してください。 ≫参照先≫「付録. 周囲の電波環境について」 低温または高温環境で充電している。 充電端子部に汚れや、塵、ほこり等が付着 している。 電波の圏外にいる。 周囲の電波環境が影響している。 (同じ周波数帯の機器が周囲で動作してい る) 複数の装置が同じ状態にある場合、基地局、 担当保守員まで連絡してください。 ネットワーク系の異常が考えられます。 本体がクレードルに正しく装着されていな い。 AC アダプタが正しく接続されていない。 クレードルインタフェースに汚れや、塵、 ほこり等が付着している。 I/O デバイス、または LAN ケーブルが抜け ている、または半抜けになっている。 スキャナの光が出る窓が汚れている。 充電スタンド、クレードルにスペーサー、 アタッチメントの取り付けがされていな い。 28 再度、装着し直してください。 AC アダプタが正しく接続されているか確認して ください。 電源を一旦落としてからクレードルインタフェー スを清掃してください。 I/O デバイス、LAN ケーブルを差し直してくださ い。 電源を一旦落としてからスキャナを清掃してくだ さい。 充電スタンド、クレードルにスペーサー、 アタッチメントを取り付けてください。 10 付録 A.仕様 項目 仕様 FHT720A1 制御部 表示部 FHT720A11 CPU Intel Atom Z3745 / 1.3GHz OS Windows Embedded 8.1 Industry Pro Retail OS Activation 未実施 メモリ、ストレージ DDR3L 2GB, eMMC 64GB (ユーザー領域:約 37GB) LCD 10.1 インチ WXGA (1,920×1,200) LED カメラ 実施済 LED バックライト カメラ動作、シャットダウン状態を通知 LED 充電 LED 操作部 充電状態を通知 タッチパネル 静電容量方式タッチパネル キー 電源キー、音量キー WLAN(*1) IEEE802.11a/b/g/n 準拠 802.11b/g 1~13ch, 11a 36/40/44/48/52/56/60/64ch (W52/W53) 100,104,108,112,116,120,124,128,132,136,140(W56) Bluetooth(*2) Ver.4.0+HS (クラスⅠ) NFC ISO14443 Type-A/Type-B、FeliCa インター クレードル クレードル経由で USB、シリアル(RS232C)、HDMI、有線 LAN に接続可能 フェース 装置側面(*3) イヤホンジャック(スピーカ/マイク(*4)) カメラ 前面/背面 前面 約 200 万画素 / 背面 約 800 万画素 オーディオ スピーカ・マイク 内蔵 その他機能 照度センサー LCD バックライトの輝度自動調整 電源部 バッテリ 種別 リチウムポリマーバッテリ(3.8V/8,700mAh) 充電時間 充電スタンド、クレードル:約 2.5 時間 無線通信 USB(2.0)×1(インストールなどの保守用) (*5) 運用時間 当社測定法:約 6 時間 (*6) JEITA モード(ノート PC 条件):約 8 時間 (*7) 外形、重量 環境条件 *1) *2) *3) *4) *5) *6) *7) *8) *9) 約 269(W) x 180 (D) x 12.7(H)mm、約 750g 動作温度/湿度 0~40℃ / 10~90% (*8) 保存温度/湿度 -20~60℃ / 8~95% 衝撃 耐落下:1.0m(*9) 防滴/防塵 IP65 準拠 (*10)、(*11)、(*12) 本装置は、802.11b/g 14ch はサポートしません。 当社携帯プリンタ、バーコードスキャナとの接続をサポート。 MicroUSB は使用しないでください。充電は専用の充電スタンド、またはクレードルを使用してください。 イヤホンマイクは接続する製品により録音/再生の品質が異なるため、実際にお試しになりご確認の上、 ご使用ください。 スリープ/シャットダウン時での充電の場合。常温環境(10~30℃)で充電してください。 当社独自の測定法に準じます。(新品バッテリを使用、常温下で測定) JEITA(社団法人電子情報技術産業協会) バッテリ動作時間測定法(Ver.1.0)による。 充電は、室温環境 10~30℃でお願いします。 0℃以下または 40℃以上ではバッテリ保護のため充電が停止する可能性があります。 MIL 規格(MIL STD810F)テスト方法に準拠、ただし全てのケースを保証するものではありません。 29 *10) IP65 とは国際規格「IEC 529 IP65」粉塵に対する保護レベル 6(1)と水の進入に対する保護 レベル 5(詳細は以下を参照)を,持ち合わせることです。 -IP レベル 6x:外来固形物に対する保護。粉塵が中に入らない。 -IP レベル x5:噴流水に対する保護。いかなる方向からの 『直接噴流』を受けても有害な影響を受けない。 (防水とは異なります。比較的短時間に墳流水を受けた場合の保護であり、水に沈めた場合とは異なります。 また濡れたまま放置も同様に浸水しますので、速やかにふき取ってください。) *11) 試験は各種カバー(クレードルのインターフェースカバー、イヤホンジャックカバー、バッテリカバー)を確実 に閉めた条件で実施したものです。 *12) 液晶画面に水滴が付着するとタッチ操作が誤動作する場合があります。本体スピーカもしくはマイクに水滴が付 着すると音が小さくなる場合があります。 B.消耗品 お客さまに交換していただく必要のある消耗品を記載しています。 ●Patio720 タブレット/Patio720 POS 共通 品名 メインバッテリパック (主電池) FHT サーマルロール紙 80mm×44mmφ(標準) FHT サーマルロール紙 80mm×44mmφ(高保存) 商品番号 後報 0722530 使用装置 FHT720A1, FHT720A11 FHTPR431R 記事 寿命品。寿命は購入後約 2 年、もしくは約 500 回の充放電(注)。 80mm 幅 44mmφ 標準用紙 (出荷単位/10 巻,長さ 18m) 80mm 幅 44mmφ 高保存用紙 (出荷単位/10 巻,長さ 20m) 使用装置 FP7PPR11x, FP7PPR12x 記事 レシートプリンター用 感熱ロール紙(58mm) 60巻セット レシートプリンター用 感熱ロール紙(80mm) 60巻セット 10 枚/組 使い捨てタイプ FPS3DMS11 10 枚/組 片面タイプ 0722560 ●Patio720 POS 専用 品名 レシート用紙(58mm) 商品番号 0722410 レシート用紙(80mm) 0722810 サーマルプリンタ用 クリーニングシート 磁気カードリーダー用 クリーニングシート(片面) 磁気カードリーダー用 クリーニングシート(両面) 0631260 0631312 2 枚/組 両面タイプ 0631321 (注 1)バッテリの寿命は、周囲温度や本装置の運用条件(充電時間、充電周期など)で変わりますので、 充放電回数 500 回、使用年数 2 年よりも少なくなることがあります。 また、バッテリは使用するにしたがって、使用時間が短くなる特性があります。充電を行っても 使用時間が著しく短くなる場合には、バッテリの寿命ですので、新しいバッテリと交換してください。 (注 2)上記消耗品以外でも、当社の定める使用基準を超えて使用した場合に、有償での交換が必要になる 部品が生じることがあります。使用基準、および交換の必要が生じる可能性のある部品の詳細につい ては、担当保守員までお問い合せください。 30 C.添付品 保証書 Quick Reference Guide FHT720A1/FHT720A11 1部 1枚 D.オプション機器 ●Patio720 タブレット/Patio720 POS 共通 品名 拡張クレードル 型名 FHTUL721S AC アダプタ(拡張,I/O クレードル用) FHTAC723 仕様概要 本体に装着したバッテリの充電が可能。 USB×4、有線 LAN×1、HDMI×1のインターフェースを搭載。AC アダプタ内蔵 拡張,I/O クレードル(FHTUL721/FHTUL722)に接続する AC アダプタ 充電スタンド FHTLC721S 本装置専用充電スタンド AC アダプタ (充電スタンド用) FHTAC722 省スペース(本装置を立てた状態)で本体に装着されたバッテリを充電可能 充電スタンド(FHTLC721S)に接続する AC アダプタ (充電スタンド添付品と同じ) Bluetooth スキャナ FHTBLS151 Bluetooth を使用してバーコードデータを送信するバーコードスキャナ 携帯プリンタ FHTPR431R Bluetooth 内蔵携帯プリンタ(80mm 幅) 31 ●Patio720 POS 専用オプション 品名 POS I/O クレードル 型名 FHTUL722S 1 ステーションプリンタ FP7PPR11B FP7PPR11W 仕様概要 本体に装着したバッテリの充電が可能。 Powered USB(24V)×1、Powered USB(12V) ×1、シリアル(RS232C)×1、USB×2、 有線 LAN×1、HDMI×1のインターフェースを搭載。AC アダプタ内蔵 サーマルプリンタ(用紙幅 58mm,黒) サーマルプリンタ(用紙幅 58mm,白) FP7PPR12B サーマルプリンタ(用紙幅 80mm,黒) FP7PPR12W サーマルプリンタ(用紙幅 80mm,白) FP7PKB11W POS 用キーボード(88key、白、Operating key なし) FP7PKB11B POS 用キーボード(88key、黒、Operating key なし) FP7PKB22W FP7PKK11W キーシリンダー・鍵セット (FP7PKB1xW 専用 FP7PKK11B キーシリンダー・鍵セット (FP7PKB1xB 専用) 磁気カードリーダー FPS3DMS11 磁気カードリーダー、POS キーボード内蔵用、JIS1/2 タイプ Graphic customer display set FP7PCD71B ANK VFD、黒、ケーブル長 2m FP7PCD61W ANK VFD、白、ケーブル長 2m FP7PCD62B ANK VFD、黒、ケーブル長 4m FP7PCD62W ANK VFD、白、ケーブル長 4m FP7PDR11B Coin : 6x1, Bill : 2x1、黒 FP7PDR11W Coin : 6x1, Bill : 2x1、白 FP7PDR22B Coin : 6x1, Bill : 3x1、黒 FP7PDR22W Coin : 6x1, Bill : 3x1、白 FP7PDR32B Coin : 3x2 (仕切板固定), Bill : 4x1、黒 FP7PDR32W Coin : 3x2 (仕切板固定), Bill : 4x1、白 FP7PTS15 USB 接続タイプ, 筐体色: 白, 2m FP7PTS16 USB 接続タイプ, 筐体色: 白, 4m FPS3DTS13G USB 接続タイプ, 筐体色: 黒, 2m FPS3DTS14G USB 接続タイプ, 筐体色: 黒, 4m FP7SCWP41 WS-POS/OPOS ドライバ、デバイス制御ライブラリ一式(Patio720 POS 用) FP7S0WP42 WS-POS/OPOS ドライバ、デバイス制御ライブラリ一式(Patio720 POS 用)※追加 コンパクト POS キーボード キーシリンダー・ 鍵セット 小型ドロア 中型ドロア 大型ドロア タッチスキャナ WS-POS 制御ライブラリ POS 用キーボード(88key、白、Operating key あり) 使用権(媒体なし) FP7S0WP32 WS-POS 制御ライブラリ POS セキュリティ 対策ソフト FP7SCSS21 ホワイトリスト式セキュリティソフト McAfee Embedded Security POS セキュリティ 対策ソフト (追加ライセンス) FP7S0SS21 Web アクセスライセンス インストール CD + 使用許諾書(1 ライセンス) ホワイトリスト式セキュリティソフト McAfee Embedded Security 使用許諾書(媒体なし) 32 1 ライセンス E.周囲の電波環境について 1. 障害物、ノイズ、干渉する無線通信規格 無線 LAN 通信は、店舗の構造、建設建材、障害物、設置高さ、設置状況(周辺の金属面の有無)、周囲の電 波環境等に、大きく影響を受けます。以下に、電波を減衰させるもの(障害物)、ノイズを発生する恐れの ある機器、無線 LAN 通信に干渉する無線通信規格、およびそれぞれの対処方法について説明します。 なお、詳細については、「無線 LAN をお使いになる方へ」を参照下さい。 (1) 電波を減衰させるもの(障害物) 以下に、電波を減衰させる障害物の例を示します。無線 LAN 基地局は、設置環境に金属面がないこと を確認し、できるだけ高く、見通しがよい場所に設置してください。 内 容 対 象 物 対 処 方 法 電波を遮断 /大きく減 衰させるも の 金属面 コンクリート製の壁/柱 (注 1)/天井/床/ガ ラス製防煙垂れ壁等、針金入りのガラス これら障害物から離して設置 してください。また、無線 LAN 基地局-端末間に入れないで ください。 電波をある 程度滅衰さ 家具(金属以外、材質により電波吸収率が 異なります) 電波が減衰するので、サーベイ せるもの 人体 で問題が無いことを確認して ください。減衰が著しい場合 パーティション (材質により電波吸収率が異なります) は、設置場所を再検討してくだ さい。 ガラス窓(針金が入っていないもの) (注 1) 柱の影響について 無線 LAN 基地局と無線 LAN 端末の間には、柱が間に入らないように設置してください。反射に よる回り込み により、かろうじて通信できるケースもありますが、電波強度は確実に減衰します。特に IEEE802.11a(5GHz 帯)を使用する場合、IEEE802.11b/IEEE802.11g(2.4GHz 帯)と比較して、電 波の直進性がより強くなるため、電波の遮蔽物が通信距離に大きな影響を与えます。設置環境 に柱が存在する場合は、入念にサーベイ(無線環境調査)を行い、無線 LAN 基地局の設置位置の 検討を行ってください。 33 (2) ノイズを発生する恐れのある機器 以下にノイズを発生する恐れのある機器の例を示します。 内 容 ノイズを発 生する恐れ のある機器 (注 1) 対 象 物 対 処 方 法 無線 LAN 基地局のチャンネル変 電子レンジ 更を行って影響がでないよう セキュリティゲート にして 産業医療器(温熱治療器) ください 業務用エアーコンディショナー 無線 LAN 基地局、または、調整 無線監視カメラ 可能であれば、他機器のチャン 無線テレビ/無線スピーカ ネル変更を行って影響がでな コードレス電話(2.4GHz) 他、 いようにしてください の表示がある 機器 (注 1) ノイズを発生する恐れのある機器について これらノイズを発生する機器は、設置環境の外部(近隣の建物)から侵入するケースもあるので、 注意が必要です。また、ノイズを発生する恐れのある機器は、現状 2.4GHz 帯を使用している ケースが多く見られますが、5GHz 帯(IEEEE802.11a)で通信を行う無線テレビ/無線スピーカや、 無線 LAN 基地局が出回ってきていますので、注意してください。 34 (3) 無線 LAN 通信に干渉する無線通信規格 以下に、無線 LAN 通信と干渉する無線通信規格の例を示します。 内 容 無線 LAN 通 信に干渉す 対 象 物 対 方 法 Bluetooth の機器と離れて使用 Bluetooth 通信 (注 1) してください。(7m 以上) る無線通信 富士通 1M/2M SS 無線 LAN の通信 (注2) 規格 処 干渉するチャンネルを使用する無線 LAN 通 信 (注 3) 無線 LAN 基地局に 1、6、11 チ ャンネルを設定してください。 無線 LAN 基地局のチャンネル変 更を行って影響がでないよう にしてください。 (注 1) Bluetooth 通信との電波干渉について Bluetooth は、IEEE802.11b/IEEE802.11g と同じ 2.4GHz 帯を使用して通信を行うため、2 つの 通信が近くで行われると電波の干渉が発生し、無線 LAN 通信の速度の低下や接続不能等の不具 合を発生する恐れがあります。良好な通信を確保するために、Bluetooth 通信は、 IEEE802.11b/IEEE802.11g 通信を行う機器から 7m 以上離して使用してください。 なお、Bluetooth 機器の検索処理(周囲サーチ)は、IEEE802.11b/IEEE802.11g の通信にとっ て非常に大きな悪影響を与えることがわかっていますので、運用環境内で Bluetooth 機器の検 索を行わないようにしてください。 (注 2) 富士通 1M/2M SS 無線 LAN システムが混在する場合 富士通 1M/2M SS 無線 LAN システムは、2.471~2.497GHz を使用します。この周波数帯域は、 IEEE802.11b/ IEEE802.11g では、12、13、14(IEEE802.11b のみ)チャンネルで使用する帯域で す。 干渉を避けるために、IEEE802.11b/IEEE802.11g は 11 チャンネル以下(1、6、11 チャンネル) を使用してください。 (注 3) 近隣の無線 LAN 基地局が干渉するチャンネルを使用する場合 干渉するチャンネルで通信を行う場合、お互いの通信はノイズとなります。 干渉を避けるために、IEEE802.11b/IEEE802.11g は、1、6、11 チャンネルを使用してください。 (本装置は、14ch をサポートしておりません) 35 Patio720 タブレット 取扱説明書 2016 年 4 月初版発行 All Rights Reserved, Copyright© 富士通フロンテック株式会社 2016 ・ 本書は、事前連絡なしに変更することがあります。 ・ 本書を無断で他に転載しないようお願いします。 ・ 落丁、乱丁はお取替えいたします。 ・ 本書は、再生紙を使用しています。 36