設計、測量、地質調査に関する委託業務の制度が変わります！

設計、測量、地質調査に関する委託業務の制度が変わります！
本市が発注する委託業務(建築設計、設備設計、土木設計、造園設計、測量、地質調査)について、
関係規程類や共通仕様書が整備されました。
その概要と環境創造局発注業務での対応は次の通りです。
１ 今回策定された規程類に基づき、受託者が作成(提出)する文書があります。
・様式は｢設計・測量等委託業務様式集(受託者用)｣として、横浜市ホームページ(下記参照)に掲載
されています。
文書名
概要
委託代金額の内訳を提出します。
契約代金内訳書
ただし、この内訳書は委託者及び受託者を拘束するものではありま
せん。
着手届出書
契約締結後 7 日以内に業務に着手し、提出します。
現場責任者等とは設計業務における管理技術者、測量・地質調査業
現場責任者等選定通知書
務における主任技術者です。(下記｢◆管理技術者、主任技術者につ
いて｣を参照して下さい。)
担当技術者の氏名等を通知します。担当技術者が管理技術者等と兼
担当技術者選定通知書
務する場合は、｢現場責任者等選定通知書｣を使用して下さい。
設計図書で照査技術者の配置が定められている場合は、照査技術者
照査技術者選定通知書
を定め、その氏名等を通知します。
(下記｢◆照査技術者について｣を参照して下さい。)
契約締結後 7 日以内に提出します。
工程表
ただし、この工程表は委託者及び受託者を拘束するものではありま
せん。
協力者を選定した場合に提出します。
協力者選定通知書
(下記｢◆協力者について｣を参照して下さい。)
協議、提出、報告、通知、申出、確認、承諾、立会、解除、請求は、
業務打合せ簿
この打合せ簿により行います。
共通仕様書に定める項目について、委託業務計画書を作成し、提出
計画書
します。
契約金額が 100 万円以上の業務については、TECRIS に登録し、業務
カルテ受領書(写)
カルテ受領書の写しを提出します。
設計図書に指定された材料検 設計図書で材料検査の指定がある場合、この様式により委託者に申
査申請書
請します。
災害防止等のために必要があるときは臨機の措置を執り、その内容
臨機措置通知書
について委託者に通知します。
業務実地中に事故等が発生した場合、この様式により委託者に報告
事故報告書
します。
契約図書に示すところにより、部分払いを請求する場合に使用しま
履行済部分検査申請書
す。
受託者の責に帰することができない事由により履行期間の延長を
履行期限延長申請書
請求する場合に使用します。
完了/履行済部分完了図書
完了届出書とともに成果品を提出し、検査を受けます。
完了届出書
業務の完了を届け出ます。
成果品引渡書
検査終了後に成果品とともに提出します。
２
今回策定された規程類に基づき、委託者(本市)が作成し受託者にお渡しする文書があります。
文書名
概要
完了検査結果通知書
検査結果及び成績評定の結果を受託者に通知します。
履行済部分検査結果通知書
部分検査の結果を受託者に通知します
成績評定結果修正通知書
評定結果を修正した場合にその結果を通知します。
監督員任命/変更通知書
監督員指示書
業務打合せ簿
総括監督員、主任監督員、担当監督員名を受託者に通知します。
また、各監督員を変更した場合も通知します。
監督員が受託者に対して必要な指示をするときは、本書により行い
ます。
監督員が受託者と必要な打合せをするときに使用します。
◆管理技術者、主任技術者について
・すべての業務において、業務の技術上の管理を行う、管理技術者(設計業務の場合)、主任技術者(測
量、地質調査業務の場合)の配置が必要となります。
・契約締結後 7 日以内に現場責任者等選定通知書により、管理技術者、主任技術者の氏名等を通知
して下さい。
・管理技術者、主任技術者は、他の業務と重複して従事することが可能です。
・管理技術者には、次のような資格要件があります。
設計業務
・技術士(総合技術監理部門(業務に該当する選択科目)または業務に該当する部門)
※１
・シビルコンサルティングマネージャ(RCCM)
※２
・RCCM 資格試験の合格者
・業務に関し、25 年以上の実務経験を有する者
・学校教育法による大学又は高等専門学校を卒業した後、業務に関し、20 年以上の
実務経験を有する者
・その他、特記仕様書で規定する者
測量業務
・測量士、かつ、高度な技術と十分な実務経験を有する者
※３
地 質 調 査 ・技術士(総合技術監理部門(選択科目を建設一般並びに土質及び基礎とするものに
業務
限る。)、建設部門(選択科目を土質及び基礎とするものに限る)又は応用理学部門(選
※４
択科目を地質とするものに限る))
・シビルコンサルティングマネージャ(RCCM(専門とする技術部門を｢地質｣及び｢土質
及び基礎｣とするものに限る))
・RCCM 資格試験の合格者
・地質調査に係る業務に関し、20 年以上の実務経験を有する者
・学校教育法による大学又は高等専門学校を卒業した後、地質調査に係る業務に関
し、15 年以上の実務経験を有する者
・社団法人全国地質調査業務協会連合会が実施する地質調査技士資格検定試験に合
格した者
・その他、特記仕様書で規定する者
※１
契約金額 100 万円未満の設計業務については、設計図書で定められている場合を除き、管理技術者
に資格要件はありません。
※２
軽易な造園設計業務については、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)、一級・二級建築士、一級
造園施工管理技士、一級土木施工管理技士も管理技術者の資格要件とします(対象業務には｢管理技
術者の資格要件に関する特記仕様書｣が添付されています。)。(環境創造局)
※３
測量業務については、担当技術者にも資格要件があります(測量士または測量士補)
※４
契約金額 100 万円未満の地質調査業務については、設計図書で定められている場合を除き、主任技
術者に資格要件はありません。
◆照査技術者について
・設計図書において照査技術者の配置が定められている場合は、照査技術者を配置し、その氏名等
を照査技術者選定通知書により通知して下さい。
・照査技術者は当該業務の管理技術者や担当技術者と兼ねることはできませんが、他の業務の管理
技術者や照査技術者と兼ねることはできます。
・照査技術者には資格要件が仕様書で定められています。
◆協力者について
・受託者が業務の一部を再委託する場合は、協力者選定通知書により委託者に通知し、承諾を得る
必要があります。
・設計業務等における総合的企画、業務遂行管理、手法の決定及び技術的判断等、あるいは、解析
業務における手法の決定及び技術的判断は、再委託することができません。
・コピー、ワープロ、印刷、製本、計算処理、トレース、資料整理、模型製作などの簡易な業務の
再委託に当たっては、委託者の承諾を必要としません。
◆業務の成績評定について
・原則として、当初契約時の契約金額が 100 万円以上の業務について、横浜市設計・測量等委託業
務成績評定要領、横浜市設計・測量等委託業務成績評定考査基準より、業務の成績評定を行いま
す。
・評定の結果は、委託業務完了検査結果通知書により、受託者に通知します。
・評定の結果は、発注時の参考とします。(環境創造局)
◆その他
・今回制定された規程類や共通仕様書との整合性をとる必要があることなどから、環境創造局で所
管している仕様書の改定を合わせて行います。
・新しい規程類等は、平成 21 年度契約分(早期発注を含む)から適用します。
・設計、測量、地質調査以外の業務については、従前の方法、手続きによります。
今回策定された規定類や仕様書、各種様式は、横浜市ホームページから入手することができます。
http://keiyaku.city.yokohama.lg.jp/epco/keiyaku/kitei/kitei.html
設計・測量等委託契約約款
横浜市設計・測量等委託業務 検査事務取扱規程
横浜市設計・測量等委託業務 検査事務取扱要綱
横浜市設計・測量等委託業務 監督事務取扱規程
横浜市設計・測量等委託業務 監督事務取扱要綱
http://www.city.yokohama.jp/me/toshi/kokyo/itaku_siyousho/itaku_index.html
横浜市土木設計業務共通仕様書
(平成 20 年 12 月)
横浜市測量業務共通仕様書
(平成 20 年 12 月)
横浜市地質調査業務共通仕様書
(平成 20 年 12 月)
設計・測量等委託業務様式集(受託者用)
http://www.city.yokohama.jp/me/toshi/kokyo/itaku_hyoutei/
横浜市設計・測量等委託業務 成績評定要領
横浜市設計・測量等委託業務 成績評定考査基準
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/kaihatsu/
公園緑地設計業務共通仕様書
（平成 21 年 2 月）
下水道終末処理場・ポンプ場実施設計業務共通仕様書
（平成 21 年 2 月）
下水道管きょ実施設計業務共通仕様書
（平成 21 年 2 月）
既設下水道管調査業務共通仕様書
（平成 21 年 2 月）
地下埋設物調査業務共通仕様書
（平成 21 年 2 月）
道水路境界調査測量作業特記仕様書
（平成 21 年 2 月）
設計業務等委託における電子納品に関する特記仕様書
（平成 18 年 10 月）