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長野県小海県有林J-クレジットのご紹介
長野県小海県有林J-クレジットのご紹介 企業・団体等 省エネ 小海県有林 小海県有林プロジェクト クレジット購入 平成 24年1月 17日 J-VER制度登録 CO2 排出量 カーボン・オフセット 資金提供 平成 25年 10月 10日 J-クレジット制度登録(移行) 間伐・植林 森林整備(間伐)によって増加した二酸化炭素吸収量について、環境省の認証を受け、クレジットとし て販売する「オフセット・クレジット(J-VER)制度」が、平成 25年度から国内クレジット制度と 発展的に統合され、国が運営する「J-クレジット制度」に生まれ変わりました。県では、小海県有林で J-VERを取得し、平成 2 4年5月から企業や団体に販売を行っていますが、今年度は新たにJ-クレ ジット 242トンの販売を始めました。 クレジットの販売を通じてカーボン・オフセットや森林整備への理解の普及を図り、企業等との連携に よる森林づくりを進めます。 小海県有林のJ-VER、J-クレジットの販売状況(平成 27年3月6日現在) 区分 一次分 二次分 CO2の 吸収期間 20~22年度 H24年 5月 (3年間分) 販売開始 H25年 3月 対象間 伐面積 約61ha 販売量 (t-CO2) 583 契約量 (t-CO2) 583 金額 (千円) 購入企業 ・団体数 備 考 9,182 22者 J-VER 24年11月完売 23~24年度(上半期) J-VER 約66ha 383 373 5,906 38者 (1年間半分) 25年度 J-クレジット 三次分 H26年10月 約69ha 242 42 1者 680 (1年間分) 計 1,208 996 15,768 61者 ※ 販売単価 15,00 0円/t-CO2 (消費税別途) 、 販売単位:1 t-CO2 販売収益は県有林整備の貴重な財源となっており、平成 24年度、2 5年度の2年間で約 140h aの 間伐等整備に活用しました。 長野県県有林クレジットを活用した第 67回全国植樹祭の協賛受付中 第 67回全国植樹祭を環境に配慮した大会とするため、大会開催に伴い排出されるCO2(参加者 の移動等)について、協賛者に長野県県有林J-クレジットを購入・提供していただき、全国植樹祭 長野県実行委員会がカーボン・オフセットする取り組みを行っています。 小海県有林J-VER・J-クレジットを活用したカーボン・オフセット事例のご紹介 v 商品 1 袋につき 1 円が森林支援に! やわらかフルーツドライ ((株)ウェイストボックス) v ・1袋につき 1円を付与 ・商品の生産、販売、廃棄に至るまでの過程で排出される CO2の一部をオフ セット ・これまで市場に流通できずに処分していた JAS規格外のりんごを加工食品 として製品化 ・長野県産のりんごを使用し、更にりんごの育つ自然豊かな環境の保全に協 力 (佐久市産のりんごを阿智村の工場で加工) 観光に環境への取組みをプラス! 雪灯りの散歩路 v v ・観光客の自宅から観光地までの移動に伴う CO 2排出量の一部をオフセット ・観光客にカーボン・オフセットへの取組みをPRし、他の観光地との差別 化、誘客力の向上を図る (木曽町観光協会) ・長野県のクレジットを活用することで、県内の森林整備に協力 女神湖 ・日本発!リゾートエリアの森林保護と CO2削減の取組みモデル ・女神湖周辺を訪れたお客様が環境貢献活動に無理なく参加 (お土産品を購入すると 1円が、宿泊すると 10円がクレジットの購入費用へ) (蓼科白樺高原観光協会) v ・各施設で行われるサービス提供に係る CO2排出量の一部をオフセット イベントでの発信力を向上! 諏訪湖マラソン v ・大会運営に携わるスタッフの車両の移動、自家発電機の使用により排出さ れる CO2の一部をオフセット ・イベントのメッセージに加え、長野県の森林整備への協力をPRすること により、発信力を向上 ( 諏訪湖マラソン大会実行委員会) v ・長野県のクレジットを活用することで、県内の森林整備に協力 子どもたちへの環境教育に! ブランシュたかやま スキーリゾート v ・自宅からスキー場までの移動に伴い排出される CO 2の一部をオフセット ・利用者がカーボン・オフセット教室に参加し、森林保全を学習 ・講師は地元のインストラクター ・参加者には特典付きのステッカーを配布 ((株)長和町振興公社) 千葉県成田市立遠山中学校 ・修学旅行の貸し切りバスの移動に伴い排出される CO2の一部をオフセット ・修学旅行の行程に併せた環境保全学習 ・森林整備活動にも参加し、森林の大切さを身近に体験 ( 女神湖リゾートプランニング) ・森の恵みを利用した手作りの記念品作り 目 次 資料1 J-クレジット制度の概要 資料2 J-クレジット制度における森林プロジェクト 登録及びクレジット認証の状況 資料3 森林管理の方法論の解説と申請のポイント 資料4 カーボン・オフセット市場動向 資料5 資料6 第4回J-クレジット制度運営委員会(平成26年12月26日) 配布資料 「クレジットの今後の活用見通しに関するアンケート調査結果」 県による「J-クレジット制度とクレジット創出・活用」説明会 (平成26年1月29日)開催時に実施したアンケート調査結果 資料 1 J-クレジット制度の概要 平成2 平成 27年2 年2月 月 J-クレジット制度の概要 J J-クレジット制度は、中小企業等の省エネ設備の導入や森林管理等に -クレジット制度は、中小企業等の省エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの の省エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの排出 よる温室効果ガスの排出 削減・吸収量をクレジットとして認証する制度であり 削減・吸収量をクレジットとして認証する制度であり、平成 クレジットとして認証する制度であり、平成25年度より国内クレジット制度とJ-VE 、平成 年度より国内クレジット制度とJ-VE R制度を一本化し、経済産業省・環境省・農林水産省が運営。 本制度 本制度により、中小 本制度により、中小企業・自治体等 により、中小企業・自治体等の省エネ・低炭素 企業・自治体等の省エネ・低炭素投資等を の省エネ・低炭素投資等を促進し、クレジットの活用による 投資等を促進し、クレジットの活用による国 促進し、クレジットの活用による国 内での資金 での資金循環を促すことで環境と経済の両立 資金循環を促すことで環境と経済の両立を目指す。 循環を促すことで環境と経済の両立を目指す。 制度の仕組み クレジット認証の考え方 国 J-クレジットの認証 中小企業・自治体等 (省エネ・低炭素設備の導入等) ヒートポンプ バイオマスボイラー 太陽光発電 間伐・植林 メリット:ランニングコストの低減効果、クレジットの売却益 メリット:ランニングコストの低減効果、クレジットの売却益 資金 資金循環 J-クレジット (CO2排出削減量) ベースラインアンドクレジット 大企業等 (J-クレジットの買い手) メリット: メリット: ・低炭素社会実行計画の目標達成 ・温対法の調整後温室効果ガス排出量の報告 ・カーボン・オフセット、CSR活動 等 ベースライン排出量 ベースライン排出量( 排出量(対策を実施しなかった場合の想定 対策を実施しなかった場合の想定CO2 の想定 排出量) 排出量)とプロジェクト実施後排出量との差 プロジェクト実施後排出量との差である排出削減量 である排出削減量 を「J-クレジット」として認証 1 J-クレジット制度参加者のメリット J-クレジット制度参加者のメリット プロジェクト実施者 プロジェクト実施者 クレジット活用者 ① 低炭素社会実行 低炭素社会実行計画 実行計画の目標 計画の目標達成 の目標達成 ① 省エネルギー対策の実施によるランニン グコストの低減効果 グコストの低減効果 ② カーボン・オフセット、 カーボン・オフセット、CSR活動(環境・ 活動(環境・ 地域貢献 地域貢献)等 貢献)等 ② クレジット売却益 ③ 地球温暖化対策への積極的な取組に対 するPR効果 効果 する ④ J-クレジット制度に関わる企業や自治体 との関係強化 ③ 温対法の調整後温室効果ガス排出量の 報告 ④ 省エネ法 省エネ法の共同省エネルギー事業の の共同省エネルギー事業の報 の共同省エネルギー事業の報 告 2 J-クレジット制度における手続の流れ J-クレジット制度における手続の流れ 3 プロジェクト登録と認証の要件 登録の要件 ① 日本国内で実施されること。 日本国内で実施されること。 ② 2013年 年4月 月1日以降に開始された 日以降に開始された ものであること。 ③ 追加性を 追加性を有すること。 有すること。 ※原則と 設備の投資回収 回収年数 原則として、設備の投資 して、設備の投資 回収年数 が3年以上かどうかで追加性の 有無を判断。 認証の要件 ① プロジェクトを実施した結果生じている こと。 ② 排出削減・吸収量が、プロジェクト計画 書に従って算定されていること。 ③ 検証機関による検証を受けていること。 ④ 方法論に基づいて実施されること 方法論に基づいて実施されること。 基づいて実施されること。 ④ ②の排出削減・吸収量を算定した期間 が、平成33年 月31日を超えないこと。 日を超えないこと。 が、平成 年3月 ⑤ 妥当性確認 妥当性確認機関による 機関による妥当性 機関による妥当性確認 妥当性確認 を受けていること。 受けていること。 ⑤ 類似制度において認証を受けていない こと。 ⑥ (吸収プロジェクトのみ)永続性担保 措置を取ること。 ⑥ その他制度の定める事項に合致 していること。 ⑦ その他本制度の その他本制度の定める事項に 定める事項に合致 定める事項に合致 していること していること。 いること。 4 認証対象期間とクレジットの有効期限 ・認証対象期間 認証対象期間の開始日は、プロジェクト登録の申請のあった日若 しくはモニタリングが可能となった日のいずれか遅い日 しくはモニタリングが可能となった日のいずれか遅い日とする。 いずれか遅い日とする。 認証対象期間の終了日は、2020年度末とする。 年度末とする。 認証対象期間の終了日は、 ・クレジットの有効期限 国内クレジット制度及びJ-VER制度において、すでに認証されて 制度において、すでに認証されて 国内クレジット制度及び いるクレジットの有効期限は、2020年度末とする。 年度末とする。 いるクレジットの有効期限は、 J-クレジット制度において創出されたクレジットの有効期限は、 J-クレジット制度において創出されたクレジットの有効期限は、 今後検討。 今後検討。 活用先は、認証された制度のルールに基づく。 5 方法論について ・方法論 排出削減・吸収に 排出削減・吸収に資する技術ごとに、適用範囲、排出削減・ 吸収に資する技術ごとに、適用範囲、排出削減・吸収量の 資する技術ごとに、適用範囲、排出削減・吸収量の 算定方法及びモニタリング方法を規定したもの 算定方法及びモニタリング方法を規定したもの。 方法及びモニタリング方法を規定したもの。 方法論の分類 エネルギー エネルギー分野( ) エネルギー分野(EN) 分野( 省エネルギー等分野( 省エネルギー等分野(EN-S) ) 省エネルギー等分野( 化石燃料の使用を抑えること等により 化石燃料の使用を抑えること等によりエネルギー の使用を抑えること等によりエネルギー 由来CO2を削減 を削減する分野。 由来 を削減する分野。 再生可能エネルギー分野(EN-R) 化石燃料を再生可能エネルギーに代替する 化石燃料を再生可能エネルギーに代替することに 燃料を再生可能エネルギーに代替することに よりエネルギー由来 を削減する分野。 よりエネルギー由来CO2を削減する分野。 由来 基本的な 基本的な考え方 ベースライン排出量とプロジェクト実施後 排出量との差が排出削減量となる 工業プロセス分野(IN) 工業プロセスにおける化学的又は物理的変化に 工業プロセスにおける化学的又は物理的変化により プロセスにおける化学的又は物理的変化により 排出される温室効果ガスを削減する 排出される温室効果ガスを削減する分野 温室効果ガスを削減する分野。 分野。 農業分野( 農業分野(AG) ) 農業分野( 農業分野において排出される家畜由来又は農地 農業分野において排出される家畜由来又は農地由来 分野において排出される家畜由来又は農地由来 の温室効果ガスを削減する分野。 の温室効果ガスを削減する分野。 廃棄物分野( 廃棄物分野(WA) ) 廃棄物分野( 廃棄物の処理に伴い排出される温室効果ガスを削減 する分野。 森林分野( 森林分野(FO) ) 森林分野( 森林施業の実施により温室効果ガスを吸収 森林施業の実施により温室効果ガスを吸収する分野 の実施により温室効果ガスを吸収する分野。 する分野。 6 方法論一覧① 現在、60の方法論を承認(平成26年 月末時点)。 現在、60の方法論を承認(平成 年12月末時点)。 内訳:省エネルギー等39、再生可能エネルギー9、工業プロセス5、農業3、廃棄物2、森林2 分類 省エネルギー等 方法論名称 ボイラーの導入 ヒートポンプの導入 工業炉の更新 空調設備の導入 ポンプ・ファン類への間欠運転制御、インバーター制御又は台数制御の導入 照明設備の導入 コジェネレーションの導入 変圧器の更新 外部の効率のよい熱源設備を有する事業者からの熱供給への切替え 未利用廃熱の発電利用 未利用廃熱の熱源利用 電気自動車の導入 ITを活用したプロパンガスの配送効率化 ITを活用した検針活動の削減 自動販売機の導入 冷凍・冷蔵設備の導入 ロールアイロナーの更新 電動船舶への更新 廃棄物由来燃料による化石燃料又は系統電力の代替 ポンプ・ファン類の更新 電動式建設機械・産業車両への更新 生産機械(工作機械、プレス機械又は射出成型機)の更新 7 方法論一覧② 分類 省エネルギー等 再生可能 エネルギー 方法論名称 ドライブを支援するデジタルタコグラフ等装置の導入及び利用 テレビジョン受信機の更新 自家用発電機の更新 乾燥設備の更新 屋上緑化による空調に用いるエネルギー消費削減 ハイブリッド式建設機械・産業車両への更新 天然ガス自動車の導入 印刷機の更新 サーバー設備の更新 節水型水まわり住宅設備の導入 外部データセンターへのサーバー設備移設による空調設備の効率化 エコドライブ支援機能を有するカーナビゲーションシステムの導入及び利用 海上コンテナの陸上輸送の効率化 下水汚泥脱水機の更新による汚泥処理プロセスに用いる化石燃料消費削減 共同配送への変更 冷媒処理施設の導入 省エネルギー住宅の新築 バイオマス固形燃料(木質バイオマス)による化石燃料又は系統電力の代替 太陽光発電設備の導入 再生可能エネルギー熱を利用する熱源設備の導入 バイオ液体燃料(BDF・バイオエタノール・バイオオイル)による化石燃料又は系統電力の代替 バイオマス固形燃料(下水汚泥由来バイオマス固形燃料)による化石燃料又は系統電力の代替 水力発電設備の導入 バイオガス(嫌気性発酵によるメタンガス)による化石燃料又は系統電力の代替 風力発電設備の導入 再生可能エネルギー熱を利用する発電設備の導入 8 方法論一覧③ 分類 工業プロセス 農業 廃棄物 森林 方法論名称 マグネシウム溶解鋳造用カバーガスの変更 麻酔用N2Oガス回収・分解システムの導入 液晶TFTアレイ工程におけるSF6からCOF2への使用ガス代替 温室効果ガス不使用絶縁開閉装置等の導入 機器のメンテナンス等で使用されるダストブロワー缶製品の温室効果ガス削減 豚・ブロイラーへの低タンパク配合飼料の給餌 家畜排せつ物管理方法の変更 茶園土壌への硝化抑制剤入り化学肥料又は石灰窒素を含む複合肥料の施肥 微生物活性剤を利用した汚泥減容による、焼却処理に用いる化石燃料の削減 食品廃棄物等の埋立から堆肥化への処分方法の変更 森林経営活動 植林活動 9 資料 2 J-クレジット制度における森林プロジェクト 登録及びクレジット認証の状況 プロジェクト登録及びクレジット認証の状況 ●J-クレジット制度登録プロジェクト件数:89件(削減見込量:1,823,370 t-CO2) ●クレジット認証件数:35件(累計認証量:404,996 t-CO2) (2015年2月18日時点) <J-クレジット制度登録プロジェクトの推移(累計)> (件) 100 プロジェクト登録 90 クレジット認証 89 82 80 70 71 68 64 件数 60 50 50 40 35 29 30 22 21 20 10 0 5 9 0 第1回認証委 2013/10 2 第2回認証委 2013/12 4 第3回認証委 2014/1 8 第4回認証委 2014/3 11 第5回認証委 2014/5 15 第6回認証委 2014/8 第7回認証委 2014/10 第8回認証委 2014/12 第9回認証委 2015/2 1 J-クレジットの分類(登録ベース) 適用方法論分類(通常型) 冷媒処理設備 1件, 4,080 t-CO2 太陽光発電設備 4件, 1,583 t-CO2 風力発電設備 1件, 1,472 t-CO2 照明設備 13件, 5,308 t-CO2 バイオマス液体 燃料 3件, 8,040 t-CO2 適用方法論分類(プログラム型) その他 8件, 1,632 t-CO2 コージェネ レーション 3件, 108,584 t-CO2 再生可能エネル ギー熱 1件, 22,086 t-CO2 バイオマス 固形燃料 5件, 7,960 t-CO2 その他 6件, 7,218 t-CO2 電気自動車 2件, 279,763 t-CO2 バイオガス 2件, 8,518 t-CO2 バイオマス固形 燃料 7件, 9,738 t-CO2 合 計 141,577 t-CO2 ボイラーの導入 16件, 73,570 t-CO2 合 計 1,681,793 t-CO2 太陽光発電設備 16件, 1,256,182 t-CO2 森林経営活動 7件, 27,636 t-CO2 (※)1つのプロジェクトに複数方法論を適用している場合があるため、プロジェクト件数とは一致しない 2015年2月18日時点の実績 2 J-VERの無効化状況 J-VERプロジェクトの平成26年8月1日までの認証量は714,463t、発行量は 701,088t、無効化量は88,698tとなっている。このうち、売却意志のないクレ ジット量を除外した発行量(以下、販売可能量という)は689,146tで、無効化率 は15.3%となった。 認証量(a) 認証量( ) 発行量(b) 発行量( ) 販売可能量(c) 販売可能量( ) 701,088t 714,463t 689,146t 無効化量(d) 無効化量( ) 無効化率(e=d/c) ) 無効化率( 107,411t 15.3% (注)認証量、発行量、無効化量のデータは、平成26年(2014年)8月1日までのもの。 地域別に無効化率をみると、九州・沖縄(29.8%)、四国(22.3%)、近畿(21.5 %)が高い。 クレジットの種類別に無効化量をみると、約76%が吸収系クレジットである。 無効化率(地域別) 0.0% 10.0% 北海道・東北 関東 30.0% 2.3% 8.1% 近畿 40.0% 無効化量(クレジットの種類別 無効化量 クレジットの種類別) クレジットの種類別 J-VER (削減系), 26,100 , 24% 14.6% 中部 21.5% 中国 8.8% 四国 都道府県 J-VER, 4,197 , 4% 22.3% 九州・沖縄 その他 20.0% 29.8% 3.1% J-VER (吸収系), 77,114 , 72% 3 中部地域における無効化の状況 無効化率の 無効化率の高 %)。長 無効化率の高い自治体は い自治体は、長野県(67.7% )。長野県の削減系 の削減系の無効化率が高 の無効化率が高いのは いのは、木質ペレット 木質ペレット ストーブ ストーブや薪ストーブ案 ストーブ案件での無効化量が ブ案件での無効化量が多 件での無効化量が多いため。 無効化量の 無効化量の多 無効化量の多い自治体は い自治体は、三重県、 三重県、新潟県、 新潟県、岐阜県であるが無効化率 岐阜県であるが無効化率は であるが無効化率は低い。このうち 低い。このうち、三重県、 三重県、岐阜 県は大規模販売事業者がいるのもその 県は大規模販売事業者がいるのもその一因 売事業者がいるのもその一因として考えられる。 一因として考えられる。 特徴 特徴的なの %)、岐阜県 %)で、両県 特徴的なのは 的なのは、排出削減系 、排出削減系の無効化率の高 の無効化率の高い山梨県( 山梨県(39.3% )、岐阜県( 岐阜県(34.9% )で、両県とも 両県とも小水 とも小水 力案件の無効化実績が 力案件の無効化実績が多 件の無効化実績が多いのがその要因 いのがその要因として考えられる。 要因として考えられる。 合計 認証量 販売可能量 削減系 吸収系 無効化率 (販売可能量比) 無効化量 削減系 吸収系 吸収系 削減系 合計 大規模 事業者数 新潟県 17,477 13,286 86 3,948 20 29.7% 23.3% 29.7% 富山県 13,493 2,697 10,796 89 44 3.3% 0.4% 1.0% 1 石川県 121 0 9 0 9 0.0% 100.0% 福井県 34,898 0 34,898 0 558 0.0% 1.6% 1.6% 1 山梨県 26,776 26,575 201 223 79 0.8% 39.3% 1.1% 1 長野県 2,174 996 1,178 387 1,085 38.9% 92.1% 67.7% 岐阜県 69,741 68,911 578 1,566 202 2.3% 34.9% 2.5% 静岡県 3,820 3,363 457 1,771 0 52.7% 0.0% 46.4% 愛知県 561 0 475 0 0 0.0% 0.0% 0.0% 三重県 20,103 20,103 0 4,974 0 24.7% 0.0% 24.7% 2 189,164 135,931 48,678 12,958 1,997 9.5% 4.1% 8.1% 8 合計 (注)大規模事業者は、クレジット発行量が5,000トン以上の事業者。 3 4 資料 3 森林管理分野の方法論の解説 平成27年1月 FO-001:森林経営活動 【吸収方法】 l 森林で、森林経営計画等に基づく森林経営活動を実施し、地上部・地下部バイオマスに より吸収量が増大する。 【適用条件】 ① ② ③ ④ ⑤ 森林法第5条又は第7条の2に定める森林で実施されること。 原則、森林経営計画等の単位で、森林経営計画に沿って実施されること。 プロジェクト実施地に主伐実施の林分を含む場合は、認証対象期間における吸収量の累計が正である こと。 認証対象期間内にすべての森林経営計画等に、間伐がプロジェクト実施地において計画されているこ と。 森林経営計画等において、プロジェクト実施地の土地転用が計画されていないこと。 【ベースライン 吸収量の考え方】 l 適切な森林施業が継続されなかった場合の吸収量とする 【主なモニタリング 項目】 l l l 森林施業(植栽、保育、間伐)が実施された樹種・林齢別の面積(保育:下刈、除伐、食害防止対策) 森林施業が実施された森林の地位(樹高等の計測により特定される、林地の生産力を示す指数) 森林施業又は森林の保護(森林の巡視等を含む)の実施状況 【方法論のイメージ】 ベースライン プロジェクト実施後 森林施業 (植栽、保育、 間伐)により 吸収量が 増大する。 森林施業が継続されなかった場合の吸収量 地上部・地下部バイオマスの吸収量 1 FO-002:植林活動 【吸収方法】 l 森林の定義を満たしていない土地で植林活動を実施し、地上部・地下部バイオマスに より吸収量が増大する。 【適用条件】 ① 地域森林計画や市町村森林整備計画等に含まれる樹種の植林活動であること。 ② 森林の定義を満たしていない土地で実施されること。 ③ 検証申請時までに、プロジェクト実施地が森林経営計画等に含まれること。 【ベースライン 吸収量の考え方】 l 転用のない草地、農地等は、現時点においては日本国温室効果ガスインベントリ上吸 収量として計上されていないため、ベースライン吸収量は0とする 【主なモニタリング項目】 l 植林活動が実施された樹種・林齢別の面積 l 植林活動が実施された森林の地位(樹高の計測により特定される、林地の生産力を 示す指数) 【方法論のイメージ】 ベースライン プロジェクト実施後 植栽により 吸収量が 増大する。 植林活動前の土地利用 (例:草地) 地上部・地下部バイオマスの吸収量 2 森林吸収PJの吸収量の算定期間 •クレジットの始期は、プロジェクト登録年の年度当初から(更新の場合、2013年4月1日から) •2013年度(平成25年)以降の施業は、施業年度の当初から H26年度登録の場合 2013年(H25) H24年間伐 H27年10月間伐 2014年(H26) 2015年(H27) (森林の保護) … 2020年(H32) 間伐による吸収量算定開始 クレジット期間の始期(経営計画の認定日以降) •クレジットの発行期間は、年度単位で、吸収が完了した年度のみ ⇒クレジットの発行期間は、検証を実施した前年度まで 2013年(H25) H27年度中に検証 H28年度中に検証 2014年(H26) 2015年(H27) ◆検証 2016年(H28) ◆検証 H27年度に登録の場合、早くてもH28年度にしかクレジットは発行できない。 3 森林吸収PJの吸収量の算定基準 ○京都議定書でのCO2吸収量の算定方法に準じ、「グロス-ネット方式」(※)を採用します。 ※グロス- ネット方式 吸収量(5年目) 炭素ストック量 吸収量(4年目) 吸収量(3年目) 吸収量(2年目) 吸収量(1年目) PJ開始時 1年目 2年目 3年目 4年目 PJが実施されなかった場合の 吸収量との差分をCO2年間吸 収量とするベースライン&クレ ジット方式とは異なり、施業を 行った対象地でのCO2 年間吸 収量を計上する方式。 5年目 ○森林経営活動プロジェクトでは主伐に応じたCO2排出量を減じます。 ○吸収量の算定に際しては、京都議定書に基づく吸収量の算定で用いている方法や係数を基本と し、幹材積の年間成長量 については、各地域の樹種別・地位別収穫予想表を適用して材齢に応じ た材積を求めます。 ○個々の森林施業(植栽、保育、間伐等)による吸収量が認証される期間は、個々の森林施業が実 施された年度当初からである。 【永続性の担保措置】森林管理プロジェクトに係る特別措置(要点のみ抜粋) ・発行されるJ-クレジットの3%を「バッファー管理口座」に確保する。制度管理者が統計等を用いて森林全体面積に対する自 然攪乱の割合を年度毎に算定し、発行済みクレジット量に割合を乗じた量のクレジットをバッファー管理口座から無効化口座 に移転する。 ・プロジェクト申請時に各種権利保有者(土地保有者、入会権等)に十分な説明を行い、プロジェクト実施者と同等の義務を負う ことについて合意した旨が明示された文書を計画書に添付して提出しなければならない。 ・プロジェクト登録日から2030年度末(発行対象期間終了後10年)まで、毎年度の森林経営計画等を提出しなければならない。 不適切な主伐や土地転用により吸収量が失われたときの対応を別途定める約款に基づき講ずる。 4 森林吸収PJの吸収量の算定方法 FO-001の場合 ○1990年度から2020年度の植栽・保育・間伐地、2013年度以降に施業又は森林の保護の実施している面積 ○吸収量を計算する期間は2013年度以降のプロジェクト開始年度から2020年度まで 間伐面積(ha)…実測面積×0.9 不確かさの補正係数 1990年間伐 2013年巡視 2013年度から算入 2007年植栽 2013年巡視 2013年度から算入 2012年間伐 2013年巡視 2013年度から算入 2014年保育 2016年間伐 2019年間伐 2014年度から算入 2016年度から算入 2019年度から算入 2012年主伐 2021年間伐 2015年主伐 材積分を排出量を、 植栽後から吸収量を算入 植栽実施年度から算入 ×成長量 ×拡大係数 ×(1+地下部率) ×容積密度 ×炭素含有率 ×44÷12 (樹種・林齢毎) (幹に枝葉を加える) (根を加える) (体積から重量へ) (炭素Cの重量へ) (炭素CからCO2へ) =森林吸収量(t-CO2) ※主伐がある場合、主伐の全材積を排出量としてマイナス 5 森林吸収PJの吸収量の算定方法 FO-001の場合 ○1990年度から2020年度の植栽・保育・間伐地、2013年度以降に施業又は森林の保護の実施している面積 ○吸収量を計算する期間は2013年度以降のプロジェクト開始年度から2020年度まで 2015年度登録の場合、1990~2015年までの面積が、2015年の吸収対象 2016年以降は、その年度の施業面積を追加 間伐等実績(ha) 1990~2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 間伐 100 10 10 10 5 5 5 5 5 造林 100 主伐 備考 10 主伐は不問 登録年度 5 5 5 5 5 1 対象面積(ha) 1990~2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 吸収 230 240 250 260 270 280 排出 備考 登録年度 1 上記の場合、2018年でおおよそ2018年度の吸収量の半分を排出で相殺。 6 森林吸収系方法論の比較 Jクレジット(F001:森林経営活動) 条件1:対象森林 森林法第5 条又は第7 条の2 条件2:対象計画 森林経営計画又は森林施業計画単位 条件3:吸収量 条件4:必要施業 条件5:土地転用 対象 J-VER(R001:間伐促進型、R002持続可能森林経営型) ← R001:例外あり R002:← R001:なし 年度単位の吸収見込み量の累計が正 R002:年度単位の吸収見込み量の累計が常に正 すべての経営計画等で、計画に基づく、間伐が計画され R001:計画に基づき間伐が計画されている R002:計画に基づき間伐及び主伐が計画されている ている 土地転用(収用など避けがたい土地転用を除く。)が計画 ← されていない 1990年4月以降の植栽・保育・間伐地で、2013年4月以 R001:2007年4月以降の間伐面積 R002:1990年4月以降の植栽・間伐・主伐面積※ 降に施業又は森林の保護が実施されている面積 保育とは、下刈、除伐、食害防止対策 ※主伐面積についてはPJ期間内におけるもの 吸収源 対象森林のバイオマスの吸収量 R001:間伐地のバイオマスの吸収量 R002:← 排出源 主伐に伴うバイオマスの排出量 R001:対象としない R002:← ベースライン 0(2013年4月以降適切な森林経営がなされなかった場合 ← の吸収量) モニタリング 方法(面積) 実測(既存の実測結果)・GIS(実測結果が反映されてい 実測又は森林GIS る)、実測面積に0.9を乗じる モニタリング 方法(地位) 原則として、都道府県の収穫予想表で特定 追加性 PJ実施地における認証対象期間中の収益が、PJ実施地 補助金額の有無にかかわらず、森林管理PJの実施・継 における認証対象期間中の森林経営に要する経費-補 続に採算性の面から障壁がある 助金+銀行等借入利子より小さいこと 不確実性評価 不要 ← 申請時に算定(妥当性確認時に10%未満かを確認) 7 森林吸収系方法論のFAQ 質問 経営計画で自分の所有・管理分だけ申請 することは可能ですか?(条件2) 経営計画で自分の所有・管理分の一部だ け申請することは可能ですか?(条件2) 主伐は必ず行わなければならないか? (条件4) 主伐は必ず排出量算定の対象としなけれ ばならないですか?(条件2) 回答 自ら所有・管理する森林を抽出することは可能です。 自らの所有・管理面積が500ha以上、恣意的に抽出したものでない、主伐は除外しないという 3つの要件をすべて満たした場合、自分の所有分の一部を申請可能です。 条件4にあるとおり、間伐は必ず行うこととありますが、主伐は必ずしも必要ありません。 複数の森林経営計画を束ねる場合、すべての森林経営計画で間伐が必要です。 条件2の要件3にあるとおり、計画されている場合、主伐実施地を含むこととなっています。 PJ期間における各年度の吸収量と排出量を足し合わせた吸収見込み量が、累積してマイナ 主伐に伴う排出により、単年度でマイナス スになる年があっても、その年以降が累計でプラスとなる場合は、その期間を認証対象期間 になる場合、申請可能ですか?(条件3) として申請することが可能です。(吸収量はPJ期間の排出量も加味して算定します) 道路用地や送電線用地の土地収用は、土 公共道路用地や送電線用地などは、収用など避けがたい土地転用に該当しますので、条件 地転用に該当しますか?(条件5) 5に違反しません。 上記の収用など避けがたい土地転用が生じた場合、PJ実施地の森林面積が減少となり森林 収用など避けがたい土地転用の土地は、 経営計画・森林施業計画の変更が必要ですから、森林経営計画・森林施業計画の変更が認 どのように扱いますか?(条件5) 定された段階で、適宜適切に変更申請を行ってください。 面積モニタリングの既存の実測結果とは、 施業等実施時や、施業を実施した際に実測した結果が森林簿・森林GISを作成する際に用い どのようなものですか。 たことが確認できるデータなど、モニタリングエリアの面積を反映するものが対象です。 収穫表作成システムLYCSを使用すること は可能ですか? モニタリングにおける写真撮影の対象森林 は、何ですか? 原則、都道府県が作成している林分収穫表・収穫予想表を使用してください。LYCSなどを使 用することも可能です。 モニタリングにおける写真撮影の対象森林は、検証を受けるごとに、森林が管理され機能し ていることを証明するものですので、モニタリング対象の森林すべてにおいて必要です。 PJ実施地における認証対象期間中の森林経営に要する経費や銀行等借入利子が対象とな 追加性に含まれる経費は、どういったもの ります。また、借入元本の返済額、森林現況の把握や森林経営計画の作成などの森林管理 に要する経費なども対象となります。J-クレジットのPJ経費(妥当性確認や検証)は対象とな がありますか? りません。 吸収量が認証される期間はいつからです 個々の森林施業(植栽、保育、間伐)による吸収量が認証される期間は、個々の森林施業が か。 実施された年の4月1日です。 8 FO-001:森林経営活動方法論のポイント 適用条件 : l条件1:森林施業計画・森林経営計画に認定されていれば、森林法第5条の森林である とみなされる。地域森林計画に林班リストがあるので、市町村森林整備計画を用意。 l条件2:森林施業計画書・森林経営計画書と年度末提出の伐採届により計画通り行っ たか、確認可能。 「恣意的な抽出」については、字単位、林班単位での申請であること。 l条件3:現行の森林施業計画書・森林経営計画書により、2013年以降の主伐面積を確 認し、排出量が適切に算定されていること。 l条件4:現行のすべての森林施業計画書・森林経営計画書により、2013年以降の間伐 計画および「森林の保護に関する事項」を確認 l条件5:「J-クレジット制度利用に係る誓約書」、場合によってはPJ実施者と森林の永続 性担保について確認、合意した証拠が必要。 l追加性の証明:PJ実施地における認証対象期間中の収益 < PJ実施地における認証対 象期間中の森林経営に要する経費-補助金+銀行等借入利子 lクレジットの二重認証及び環境価値の二重主張の禁止: l自治体等の森林吸収量認証制度への参加の有無を確認 9 課題となる適用条件について l条件2:プロジェクトが森林経営計画に沿い、森林経営計画単位である l一部抽出する場合の条件 Ø 要件1:500ha以上であること。 ⇒森林経営計画の面積で500ha以上の範囲を抽出 ⇒⇒団地面積で500ha以上を範囲として、 そのうち間伐と造林実施・計画面積で申請 間伐と造林実施・計画面積は500ha未満でも可。 Ø 要件2:恣意的に抽出したものでないと認められること。 Ø 要件3:プロジェクト実施者自ら所有又は管理する森林に主伐が計画されて いる場合は、プロジェクト実施地に主伐実施の林分を含むこと。 l条件3:吸収見込量の累計が正 l主伐がないこと。 l主伐がある場合、主伐面積の100倍の間伐面積の1年分の吸収量が相殺される ⇒吸収量の対象面積の累計が、主伐面積の100倍以上あれば、かろうじて正。 10 FO-001:森林経営活動における追加性の証明 森林経営活動における追加性の以下の基準により判断を行う。 PJ実施地におけ る認証対象期間 PJ実施地における < 中の収益 ○計上可能な費用 認証対象期間中の ― 補助金 森林経営に要する + 銀行等 借入利子 経費 人件費:間伐・植栽・造林作業、作業道等建設、森林経営計画策定、森林管理 物件費:林業機械・車両の維持・管理・減価償却費 委託費:間伐・植栽・造林、作業道等建設、森林経営計画策定、森林管理委託 ○追加性の証明方法 l原則、PJ実施地の森林における森林経営による収益、森林経営に要する経費等については、 収支の実績が把握できる資料を用いて証明する。 l該当森林における過去の経費実績に基づいて、PJ対象期間(8年間であれば8年分)における 経費の想定 ○統計値等の使用が認められるケース lプロジェクト実施地の固有のデータがない場合に限定 11 FO-001:森林経営活動における追加性の証明 ○追加性の証明 例として、毎年20haのヒノキ林の収入間伐を行っている場合、 直近の実績を用いて、8年間分で証明。 収入は、補助金を受給しており、収入間伐のため、木材収入がある。 費用は、間伐費用のほか、作業道開設費や森林管理費用がある。 区分 項目 収入 木材収入 直近の実績(20ha分) 8年間合計 500万円 4,000万円 600万円 4,800万円 1,000万円 8,000万円 作業道開設費 200万円 1,600万円 森林管理費用 100万円 800万円 間伐補助金 費用 間伐費用 収支 収入(補助金を含む)-費用 -1,600万円 通常は、森林管理+作業道開設費などの経費がかかるので。収支はマイナスとなるが、 さらに作業道の補助金など、補助金が多く見込める場合や計画期間中に作業道開設費 用がかからないケースは、収支が黒字になって追加性が証明できない場合がある。 ○J-VERから更新の場合、追加性の証明については不要 12 FO-001:森林経営活動における申請書類 ○プロジェクト計画書、プロジェクト計画書別紙、プロジェクト実施者誓約書、プロジェクト登録申請書 ○その他の添付資料 l追加性を証明する書類:財務資料、統計資料等、補助金等の交付書類も含む l森林経営計画書又は森林施業計画書及び対応する認定書等(現行および対象とする過去の 間伐・植栽を含むもの) l森林計画図等(モニタリングエリア等を記載した地図を含む)(空中写真は必ずしも必要でな い) l林分収穫表等(都道府県資料がある場合、都道府県の林分収穫表等を使用) ○場合によって l(計画登録申請時の森林経営計画又は森林施業計画において主伐が計画されている森林の 所有者がプロジェクトに参加できない場合) ⇒その理由について記載した理由書 l(プロジェクト実施地において、プロジェクト実施者以外の各種権利保有者がいる場合) ⇒「森林管理プロジェクトにおけるプロジェクト対象地に関する永続性確認覚書」 l(プロジェクト実施地が含まれる森林経営計画又は森林施業計画において、プロジェクト実施 者以外の各種権利保有者がいる場合) ⇒「森林管理プロジェクトにおけるプロジェクト対象地以外の土地に関する永続性確認方 法についての説明会実施記録」 13 モニタリング・算定規程(森林管理プロジェクト用)のポイント ○モニタリング項目(規程P3) l①面積と⑦地位は施業後1回、他は検証申請時に実施 モニタリング項目 概要 ①面積 森林施業(植栽、保育、間伐及び主伐等)が実施された樹種別・林齢別の森林 の面積 ②施業又は保護の実施状況 適切な施業又は森林の保護(森林の巡視等を含む)の実施状況 ③幹材積成長量 単位面積当たりの幹材積の年間成長量 ④容積密度 幹材積成長量をバイオマス量(乾燥重量)に換算するための係数 ⑤拡大係数 幹のバイオマス量に枝葉のバイオマス量を加算補正するための係数 ⑥地下部率 地上部バイオマス中のCO2 吸収量に、地下部(根)を加算補正するための係 数 ⑦地位 林地の生産力を示す指数 ○モニタリングエリア(規程P3) ①面積、②施業又は保護の実施状況、③幹材積成長量、④容積密度、⑤拡大係数、⑥地 下部率については、樹種・林齢・森林施業(植栽、保育、間伐及び主伐採等)別のまとまり ごとにモニタリングエリアを設定 ⑦地位については、施業を実施した森林を一定の範囲でまとめてモニタリングエリアとする ことができる。当該モニタリングエリアの地形、林相等の代表性を有する箇所・位置にモニ タリングを行う「モニタリングプロット」を設定し、当該モニタリング結果をモニタリングエリア 全体に適用することとする。 14 (参考)モニタリング・算定規程(森林管理プロジェクト用)のポイント ○面積のモニタリング(規程P4) モニタリングは、閉合差「5/100」の精度を満たさなければならない。 間伐等の補助金を受給している場合、その測量結果と補助金を受けたことを証明できる資料を添付 しなければならない。 また、コンパス測量以外の方法についても、コンパス測量と同等の精度もしくは間伐等の補助金の申 請において必要となる測量精度(閉合差「5/100」)を満たせば、適用可能 GISに実測面積が反映されている場合、活用可能 ・測定機器 (規程P5) 面積の測定に当たり、各測定機器の取扱説明書においてキャリブレーション等が必要と定められて いる測定機器を使用する際には、その説明書に従い適切にキャリブレーション等を行わなければなら ない。 キャリブレーション記録 ・主伐(規程P6) プロジェクト実施地の含まれる森林施業計画又は森林経営計画の対象地で主伐を行った場合は、 地域森林計画に基づく市町村森林整備計画に適合した主伐であることを証明するため、伐採届(行政 機関の受理印があるもの)の写しを添付しなければならない。 ・算定される面積(規程P6) 面積の測定結果は、人為的なミスによる不確かさが含まれるため、測定した面積に0.9を乗じた値を モニタリング結果として採用しなければならない。また、検証機関が確認できるように、モニタリング報 告書には面積の実測値及び0.9を乗じた数値を記載しなければならない。 15 (参考)モニタリング・算定規程(森林管理プロジェクト用)のポイント ○幹材積成長量のモニタリング (規程P6) 幹材積成長量については、原則として都道府県の林業試験機関等が作成した、プロジェ クト実施地の森林に適した収穫予想表(林分収穫表)を使用しなければならない。 LYCSも使用可 5年毎の材積表の場合(規程P7) 1年毎の材積表の場合(規程P7) 成長量 材積 成長量 材積 35年:(B-A)/5 35年:A 37年:(D-C) 37年:C 36年:(B-A)/5 38年:D 37年:(B-A)/5 10年までの成長量(規程P7解説) 38年:(B-A)/5 39年:(B-A)/5 40年:B 成長量 材積 1~10年:E/10 10年:E ※現在規程に誤りあり、修正予定 主林木、副林木及び両林木の合計の幹材積が示されている収穫予想表を使用する場合 は、原則として主林木の幹材積を使用して幹材積成長量を計算すること。 主伐の材積は、両林木合計の幹材積を使用していること。 (規程P7) ○容積密度、拡大係数及び地下部率等のモニタリング (規程P9) 容積密度、拡大係数及び地下部率については、原則「京都議定書3条3及び4の下での LULUCF活動の補足情報に関する報告書」を使用しなければならない。 16 (参考)モニタリング・算定規程(森林管理プロジェクト用)のポイント ○地位のモニタリング(規程P10から) 以下のステップで実施され、留意点は以下の通り。 1.モニタリングプロットを設定する小班の決定 lモニタリングプロットは、樹種別に30haにつき1箇所(小班)以上設定 原則として面積が1ha以上の小班であるが、困難な場合、その旨記載し、1ha未満の小班も可能。 lプロジェクト実施地が複数の尾根筋や小流域等の自然条件によって区分された区域をまたいでいる 場合は、30haを超えない場合であってもそれぞれの区域でグループ化する必要がある。 l小班の平均的な箇所(中央付近)に設定 l隣接する林道・新植地・農地などの疎開面からは、少なくとも対象地の水平距離で平均樹高の2倍 に相当する距 離は内側(林内)に入っている必要がある。 l森林計画図の写し等に設置場所を記録するとともに、GPSにより緯度・経度を記録 2.モニタリングプロットにおける上層(平均)樹高の測定 l地位指数曲線が上層樹高の場合、胸高直径の中央値より大きな樹木の樹高を測定 平均樹高の場合、胸高直径の中央値付近の立木10本程度の樹高を測定 l樹高の測定を目測は認められない。測定値は0.1m単位とし、単位以下は四捨五入。 3.測定した樹高と林齢を地位指数曲線に代入し対象森林の地位を特定 l例えば地位が“1”と“2”の間だった場合は、吸収量の算定の際には、保守性を考慮し“2”と特定、排 出量の算定の際には、保守性を考慮し“1”と特定 l最低地位以下の場合は、暫定的な地位の特定方法を行う。(規程P19) 17 (参考)モニタリングプロット設定の解説 • • グループ化した対象地が、複数ある場合は、地形、林相、それぞれの樹種の生育特性等 を考慮し、複数の小班の平均的な箇所(中央付近)に設定する。対象となる複数の小班が 類似しているなどの理由から、プロットの設定の判断がしにくい場合は、保守的な方法を 採用することが望ましい。 スギ林のプロット設定例 – 第2小班については、小班中央付近の平均的な箇所にモニタリングプロットを設定した。第3、第 5 小班のグループについては、両方の小班が類似していることから、いずれの小班に設定する ことも可能であるが、第3 小班の中央付近に設定した。これは、一般的に尾根に近い箇所ほど 地力が低く、スギの成長量が低いため、保守的な推計が可能であるとの判断による。 • ヒノキ林のプロット設定例 – 第1、第4 小班のヒノキ林については、尾根側の第1 小班の中心付近に設定した。これは、ヒノキ もスギと同様に一般的に尾根に近い箇所ほど地力が低く、成長量が低いため、成長量の過大評 価を避け保守的な推計が可能であるとの判断による。 1小班: ヒノキ 40年生 15 ha モニタリングプロット 6小班: ヒノキ 32年生 0.5 ha 3小班: スギ 41年生 15 ha 2小班: スギ 36年生 20 ha モニタリングプロット モニタリングプロット 4小班: ヒノキ 35年生 10 ha 7小班: ヒノキ 30年生 7 ha 5小班: スギ 34年生 5 ha モニタリングプロット 18 (参考)モニタリング・算定規程(森林管理プロジェクト用)のポイント ○林齢・樹種ごとの境界が明確に区分できない場合(規程P4解説) モニタリングの結果、林齢・樹種ごとの境界が明確に区分できない状況が発覚した場合には、最高 林齢の数値を用いて算定する等、成長量を保守的に算定することを前提に、各林分のモニタリングエ リアを統合(グルーピング)することができる。この場合、当該モニタリングエリアの変更は計画変更に 当たるため、再妥当性確認を経なければならない。 しかし、実施規定(P28)の「【森林管理プロジェクトを実施する場合のみ参照】」により、以下の場合は、 再妥当性確認が不要である。 【森林管理プロジェクトを実施する場合のみ参照】 <再妥当性確認が不要な場合の例> ① モニタリングプロットの単純増加又は位置変更 ② モニタリングプロットを設置するモニタリングエリアの変更 ③ 森林経営計画又は森林施業計画の範囲内で間伐の実施箇所や実施時期の調整を行い、年間の 吸収量が増加しない場合 ④ モニタリング結果としての地位・樹種・林齢の変更に伴う、各種係数・成長量を変更する場合 19 CO2森林吸収量の算定方法 樹種、林齢、地位(土地のもつ生産力の良し悪し)に応じた年成長量に、その他係数を乗じて算出したも のを二酸化炭素量に換算する。 年間のCO2森林吸収量(t-CO2/年)= 森林施業が実施された実測面 積(ha)×0.9 × 地上部(幹・枝・葉) 年成長量 (m³/ha/年) ※1 × 容積密度 (t/m³) ※2 × 拡大係数 (枝葉部) ※3 ×(1+ 地下部(根) の比率 ※4 )× 炭素 含有率 ※5 × 二酸化炭素 重量換算 ※6 × 0.404 × 1.15 ×(1+ 0.29 )× 0.5 × 44/12 算定例( 30年生のカラマツ林 10haで間伐を行った場合(地位3)) 9.0 × 7.54 = 74.6 t-CO2 算定例( 30年生のアカマツ林 10haで間伐を行った場合(地位3)) 9.0 × 7.52 × 0.451 × 1.23 ×(1+ 0.26 )× 0.5 × = 44/12 86.7 t-CO2 ※1 年成長量(森林を構成する樹木の幹が1年間に成長する量)・・・林齢と地位で決まる(長野県林分材積表) ※2 容積密度(成長量(材積)をバイオマス(乾燥重量)に換算するための係数)・・・樹種の種類ごとに異なる ※3 拡大係数(枝葉部の成長量を加算補正)・・・樹種の種類ごとに異なる ※4 地下部(根)の比率(地上部(幹・枝・葉)に対する地下部(根)の比率)・・・樹種の種類ごとに異なる ※5 炭素含有率(樹木の乾燥重量に占める炭素比率で、乾燥重量から炭素量への換算に用いる)・・・50%(すべての樹木) ※6 二酸化炭 素重量換算係数(炭素量を二酸化炭素量に換算)・・・44/12 20 資料 4 カーボーン・オフセット市場動向 カーボン・オフセットとは? カーボン・オフセットとは? ①自分の活動(ある活動範囲 (バウンダリ))での排出量 削減努力 支援(クレジットを購入す る / プロジェクト実施する) プロジェクト実施する 削 減 努 力 ②どうして も減らせな い排出量 +CO2 削減努力 ④埋め合わせ =オフセット 削減・吸収量 (クレジット) ③別の場所 での 削減・吸収量 削減・吸収量 (クレジット) -CO2 国内の排出削減・吸収 活動からクレジットを創 出する仕組みをJ-ク 出する仕組みをJ-ク レジット制度という。 レジット制度という。 1 カーボン・オフセットの意義・効果 • 地球温暖化対策への貢献の機会を提供することにより、市民、 企業等による主体的な温室効果ガス排出削減活動の実施を 促進 • カーボン・オフセットの取組を通じて温室効果ガスの排出がコ ストであるという認識を経済社会に組み込み、「見える化→自 分ごと化→削減努力→埋め合わせ(オフセット)」という流れを 作り出すことで、ライフスタイルや事業活動が低炭素型にシフト する契機となる • 国内外の温室効果ガスの排出削減・吸収や公害対策、持続可 能な開発を実現するプロジェクトの資金調達への貢献となる 2 カーボン・オフセット カーボン・オフセットの主な取組例 ・オフセットの主な取組例 ■オフセット製品・サービス ■会議・イベントの カーボン・オフセット ■自己活動のカーボン・オフセット 企業活動の排出量 を全量オフセットす ることをカーボン・ カーボン・ ニュートラルという ニュートラル カーボン・オフセット旅行 ツアー代金にオフセット料金を 上乗せして、航空機等の使用 によるCO2をオフセット ■クレジット付製品・サービス カーボン・オフセットドリンク カーボン・オフセットドリンク 飲み物に購入者の日常生活の 排出量1Kg-CO2をオフセットす るクレジット付き商品の提供。 北海道洞爺湖サミット(2008 年7月開催)など、国際会議 等でのオフセット 企業活動からの温室効果ガ スをオフセット 例:一ヶ月の電気料金の CO2換算分 ■寄付型オフセット カーボン・オフセットキャンペーン カーボン・オフセットキャンペーン 例えば、アイスクリーム購入につき1 円を森林クレジットの購入に充当して 森林整備・地域活性化に役立てる。 3 カーボン・オフセット市場は商品サービス型が主流 カーボン・オフセットの仕組みを利用したと思われる国内の取組は、報道発表 の情報をもとにした場合、2007年12月からの累積で1,255件(2013年12 月末時点)に達している。 製造業、小売業、サービス業を中心に、商品・サービス型カーボン・オフセット の取組が市場を牽引してきたが、2009年のリーマンショック後の日本経済の 回復力の乏しさや景気後退から企業がCSRに費やせる資金に余裕がないこ とが、取組件数が伸び悩んでいる要因として考えられる。 ■ ■ ■ ■ 出典:カーボン・オフセットフォ :カーボン・オフセットフォーラム ーラム Ⅱ型 自己活動オフセット支援 Ⅰ-3型 型 自己活動オフセット※ 自己活動オフセット※ Ⅰ-2型 型 会議・イベントオフセット Ⅰ-1型 型 商品・サービスオフセット ※ カーボン・オフセット第三者認証基準 カーボン・オフセット第三者認証基準Ver.2.0では区分が では区分が 廃止され、カーボン・ニュートラルの取組として整理された。 4 カーボン・オフセットに利用されるクレジット種類 カーボン・オフセットに用いられるクレジットには国内外の様々な排出 削減・吸収活動を選択できる。 これまでは、京都議定書の目標達成に用いることができるCERの利 用が大半を占めていたが、直近3年間(2011-2013年)においては、 オフセット・クレジット(J-VER)の利用が約7割を超えており、J-VERの 利用が拡大している。 最近3 最近 3か年の か年の国内における カーボン・オフセット事例における使用クレジット (平成 平成23~ 年度 報道発表件数) 平成 ~25年度 報道発表件数 都道府県 J-VER 3% その他 7% CER 13% J-VER 77% 2007年 年12月 月~2013年 年12月 月までの総計 までの総計(件数ベース 総計 件数ベース) 件数ベース 出典:カーボン・オフセットフォ :カーボン・オフセットフォーラム ーラム 2011年1月~2013年12月までの総計(件数ベース) 5 カーボン・オフセット市場規模の指標 クレジットの購入量 カーボン・オフセットプロバイダー等のカーボン・オフセットに関するクレジットを取り扱う 主要事業者に対するアンケート調査によると、2012年の購入量は約 年の購入量は約11万 主要事業者に対するアンケート調査によると、 年の購入量は約 万t-CO2 となって おり、震災直後に比べると2倍程度に回復しているものの、最盛期(2009年度)比で 年度)比で1/7 おり、震災直後に比べると2倍程度に回復しているものの、最盛期( 年度)比で 以下まで縮小している。近年は、国内で創出されたクレジットの購入量が増加しており、 総購入量の半数近くを占める。 単位: 単位:t-CO2 ○カーボン・オフセットに関して購入したクレジット等 クレジットの種類 京都クレジット(CER) 2008年 2008年 2009年 2009年 2010年 2010年 363,400 721,164 132,140 2011年 2011年 2012年 2012年 39,314 56,400 国内クレジット 3,642 6,503 4,854 43,287 J-VER 1,000 5,504 9,302 7,761 4,320 762 400 485 0 69,437 6,000 1,000 0 0 グリーン電力証書※ その他VER 合計 437,157 732,568 145,547 53,955 107,448 出典:2008-2010年度データは日本政策金融公庫 年度データは日本政策金融公庫 国際協力銀行 「カーボンオフセットを巡る排出量取引状況」。 出典: 2011-2012年度データは、カーボン・オフセットフォーラム調べ。いずれも、年度によってアンケート回答企業は異なる。 年度データは、カーボン・オフセットフォーラム調べ。いずれも、年度によってアンケート回答企業は異なる。 6 ※電気事業連合会による2008年度全電源平均 年度全電源平均CO2排出原単位( )換算 電気事業連合会による 年度全電源平均 2排出原単位(0.4㎏ 2排出原単位( ㎏-CO2/KWh)換算 オフセット・クレジット(J-VER)の販売価格 の販売価格 オフセット・クレジット カーボン・オフセットフォ の カーボン・オフセットフォーラム ーラムが実施しているア が実施しているアンケート調査 ート調査では、オフセット・クレジット 、オフセット・クレジット(J-VER)の ・クレジット プロジェクト事業者の希望販 プロジェクト事業者の希望販売 希望販売価格とカーボン・オフセットプロ 価格とカーボン・オフセットプロバ とカーボン・オフセットプロバイダー等の希望 ー等の希望購入 希望購入価格 購入価格に 価格には3 倍程の開き の開きがある。 実際の販売価格の 年度にプロジェクト事業者に対して実施したア 価格の参考情報として、環境省が 報として、環境省が2012年度にプロジェクト事業者に対して実施した 年度にプロジェクト事業者に対して実施したア ンケート調 ート調査から算出した平均 から算出した平均的な販売価格を 価格を下表に 下表に示す。 方法論 平均価格 最低価格 最高価格 排出削減 5,980 1,000 12,600 森林吸収 8,187 3,000 17,118 ※販売価格(2012年度 年度)= 価格 年度 =クレジット収入/販 クレジット収入/販売量 /販売量(t-CO2) 売量 出典:環境省、カーボン・オフセットフォ :環境省、カーボン・オフセットフォーラム ーラム調べ 7 商品使用・ 商品使用・サ 用・サービス利用オフセットの場 用オフセットの場合のカーボン・オフセットの仕組み 事業者 J-クレジット J-クレジット J-クレジット事業者 資金 オフセット・ プロバイダA 資金 登録簿 クレジット償却手続代行・ コンサルティング オフセット料金 オフセット商品 オフセット商品 消費者・企業等 メーカー、小売業者等 商品の使用や製造に伴うCO2をオフセット 8 オフセットプロバイダープログラム (環境省) (環境省 「オフセット・プロバイダープログラム」とは、事業者等がオフセット・プロバイダーの利用に当たり、 その目安となるように、カーボン・オフセット制度運営委員会が定めるオフセット・プロバイダー 基準に基づき、予備審査機関が、申請のあったオフセット・プロバイダーの取引状況を予備審 査し、カーボン・オフセット制度登録認証委員会が審査結果を公表するプログラム。 現在、全国各地のプロバイダー12社が登録されている。 【オフセット・プロバイダー オフセット・プロバイダー】 オフセット・プロバイダー】 市民、企業等がカーボン・オフセットを実施する際に必要なクレジットの提供及び取組の支援 または取組の一部を実施するサービスを行う事業者。 マイクライメイトジャパン株式会社 株式会社イトーキ 一般社団法人モア・トゥリーズ 株式会社レノバ (旧リサイクルワン) 株式会社ATGREEN カーボンフリーコンサルティング株式会社 三菱UFJリース株式会社 株式会社ウェイストボックス カーボンバンク株式会社 株式会社e-プランニング グリーンブルー株式会社 株式会社PEAR カーボンオフセット・イニシアティブ ※2014年9月現在 9 カーボン・オフセット活用事例の紹介 カーボン・オフセットを活用した地域産業の活性化 近年、地場産品やサービス業にカーボン・オフセットの付加価値を付与することよって、新規顧客や 販路を獲得する事例が増えてきました。 さらに、その地域で創出されたクレジットを用いることで、地場産品の高付加価値化と地域の森林保 全等の新たな活動資金を獲得することができ、二重の経済効果が期待されます。 また、観光・地域情報発信にカーボン・オフセットを活用した事例も増えています。 プロジェクト(方法論例) カーボン・オフセット 木質ペレットストーブ 森林(間伐) 地域のクレジット 新たな活動資金の獲得 カーボン・オフセットを活用した 地域産業の高付加価値化 新規顧客・販路の獲得 10 地場産業の活性化事例 (H25地方発 地方発オフセット・モデル事業) 地方発オフセット・モデル事業) 11 地場産業の活性化事例 ( H25地方発オフセット・モデル事業 地方発オフセット・モデル事業) 第4回 カーボン・オフセット大賞 大賞 第4回 カーボン・オフセット 農林水産大臣 農林水産大臣賞 水産大臣賞受賞 12 カーボン・オフセットの観光への活用例 (H24地方発オフセット・モデル事業) 地方発オフセット・モデル事業) 39 13 寄付型カーボン・オフセット 寄付型カーボン・オフセットの活用例 ・オフセットの活用例 キャンペーン参加店舗の対象商品1点購入につき1円を被災地復興支援として、被災地産 のオフセット・クレジット(J のオフセット・クレジット(J(J-VER)購入に充当するもの。 VER)購入に充当するもの。2012 購入に充当するもの。2012年度から開始し、 2012年度から開始し、2014 年度から開始し、2014年度も 2014年度も 8月末から継続実施予定。 2013年度は、参加企業 2013年度は、参加企業119 年度は、参加企業119企業、 119企業、3,582 企業、3,582店舗で実施した結果、支援金は約 3,582店舗で実施した結果、支援金は約161 店舗で実施した結果、支援金は約161万円となり、被 161万円となり、被 災地の10 災地の10プロジェクトから 10プロジェクトから135 プロジェクトから135トンのクレジットを購入した。 135トンのクレジットを購入した。 出典:ともに生きる企画実行委員会 (2014年 年7月 月24日 日) https://www.evic.jp/tomoiki 14 カーボン・オフセット企画のポイント カーボン・オフセットの原価の目安 クレジット調達コスト 商品・サービス型は、日用品・食料品の製造過程等の排出量を計算して も数百g~数㎏-CO2/商品程度に収まる。 (1商品・サービス当たりの排出量が多いものは苦戦) クレジット付きオフセット商品は1㎏-CO2/個、寄付型オフセットは1円/ 個が主流。商品単価の低い商品・サービスはこのタイプが多い。 イベントのカーボン・オフセットに必要なクレジットは、概ね数t-CO2~数 10t-CO2程度。 カーボン・ニュートラルは、企業または事業所のGHG排出量全量をオフ セットするため、数千トン~数万トン程度のクレジットが必要。 CERやJ-クレジット等使うクレジットによって、調達コストが大きく違う。 排出量算定が不安、自社クレジットを活用したい 商品・サービスのケースでも排出量の算定が不安な事業者は、算定不 要なクレジット付商品・サービスや寄付型オフセットの企画を! 顧客にクレジットの価値を移転するクレジット付商品・サービスの企画は 可能。 (森林プロジェクトのクレジットのみ自社排出量の埋め合わせに用いること が可能になった)2014.12.1改定カーボン・オフセット制度より 15 カーボン・オフセット企画のポイント こんな方にお勧め 企業の地域貢献ニーズの開拓(事業収益の一部を還元) エコ商品の付加価値向上(リサイクル商品等B to B商品) 地域活性化・情報発信PR(観光客の誘引、地域一体活動) Fun to share等企業キャンペーンとの連携 ワン・アクション・カーボン・オフセットの企画を 商品・サービスを購入した時点でカーボン・オフセットが終了する 企画が利用しやすい。購入後に申込手続きが必要なものは、煩 わしくて利用してもらえない。 消費者に解りやすい商品説明を 何のためにやるのか、この商品を買うとどのような効果があるの かを簡潔に解りやすく説明することが重要。 自社製品・サービスとのストーリー性を重視 カーボン・オフセットに用いるクレジットの種類・産地・方法論(ど のようなGHG排出削減・吸収プロジェクトか)によって、消費者へ のメッセージは異なる。 16 (参考)カーボン・オフセットに用いるクレジットのメッセージ性の違い <クレジットを活用する意義・効果> カーボン・ニュートラルやカーボン・オフセットに用いるクレジットには、京都クレジット (CER)やJ-VER、さらに今後はJ-クレジットがあるが、そのクレジットが創出される プロジェクトの実施場所や活動にこだわることによって、様々なステイクフォルダーに 対する経済的支援をすることができる。 ■CERを用いる意義・効果 を用いる意義・効果 →途上国の経済発展で増え続ける 途上国の経済発展で増え続けるCO2排出を、先進国の技術に 排出を、先進国の技術に 途上国の経済発展で増え続ける よっておさえることができる(国際貢献 よっておさえることができる 国際貢献) 国際貢献 ■J-クレジットを用いる意義・効果 →水源の森の保全、地域林業の活性化、雇用の創出(森林吸収) →地域住民の環境貢献活動の経済的支援 地域住民の環境貢献活動の経済的支援(BDF、エコドライブ 、エコドライブ) 地域住民の環境貢献活動の経済的支援 、エコドライブ →地方の地場産業の活性化 地方の地場産業の活性化(省エネ 地方の地場産業の活性化 省エネ)、防災基盤整備 省エネ 、防災基盤整備(再生 、防災基盤整備 再生可能 再生可能エネ 可能エネ) エネ →被 被災地の支援(被 災地の支援 被災地産クレジット) 災地産クレジット 17 資料 5 第4回J-クレジット制度運営委員会(平成26年12月26日) 配布資料 「クレジットの今後の活用見通しに関するアンケート調査結果」 1.調査概要 J-クレジット登録簿システム口座保有者を対象に、クレジットの今後の活用見通しに関 するアンケート調査を実施。調査対象者には、E-mail で調査票を配布し、E-mail での返送を 依頼。 配布件数 :518 件 回答期間 :2014 年 7 月 有効回答数:149 件 回収率 :28.8% 2.アンケート調査対象の概要 Q 1 70 口座開設理由(複数回答) n=149 66 60 件数 50 40 40 30 20 30 19 10 0 1 31 Q 2 ①保有するクレジットの活用見通し(単数回答) n=149 無回答, 1件, 1% 自社活用・売却 の両方とも行う 予定はない, 29件, 19% 売却目的のみ に用いる, 71件, 48% 自社活用・売却 の両方に用い る, 22件, 15% 自社活用のみ に用いる, 26件, 17% Q 2 ②口座開設理由別保有するクレジットの活用見通し(単数回答) 2 2 J-VER(削減系)実施 (n=19) 12 3 50 2 J-VER(吸収系)実施 10 4 (n=65) 12 4 クレジットの売買/仲介 10 3 (n=29) 8 国クレの共同実施者 9 9 (n=40) 0 10 14 20 30 40 50 件数 売却目的のみに用いる 自社活用のみに用いる 自社活用・売却の両方に用いる 自社活用・売却の両方とも行う予定はない 2 60 Q 2 ①保有するクレジットの活用見通しにおいて売却・自社活用ともに実施しないと答 えた人についてその理由(複数回答) n=29 12 10 9 件数 Q3 6 8 6 5 3 3 0 ●その他の主な回答 <活用について検討中> ・社内で活用方法を検討中 ・クレジットの取り扱いに関する明確な方針を定めることができない ・今後の国内外の状況を勘案して検討する 等 3 3.クレジットの自社での活用見通し Q 4 クレジットの活用予定(複数回答) n=48 50 39 件数 40 30 20 10 5 2 0 Q 5 4 1 クレジットを活用する上での課題(複数回答) n=48 14 13 12 件数 10 12 11 10 9 8 6 6 4 2 2 0 ●その他の主な回答 <認知度が低い> ・PR 効果が薄れ、社内、ステークホルダーの理解が得にくい ・オフセットしたことを告知しても理解が薄く、評価につながりにくい ・日本の CO2 削減施策がトーンダウンしている <課題はない> ・当初から自社での活用が決まっていたため課題はない 等 4 4.クレジットの売却見通し Q 6 ①保有するクレジットの売却先の検討状況(単数回答) n=93 無回答, 6件, 7% 具体的活動を 行っていない, 12件, 13% 過去3ヶ月以内 に売却契約を 締結した, 41件, 44% 売却先の目処 がたっていな い, 15件, 16% 交渉中の売却 先がある, 19件, 20% Q 6 ②プロジェクト種類別保有するクレジットの売却先の検討状況(単数回答) 排出削減 具体的活動を 行っていない, 4件, 16% 森林吸収 n=62 n=25 過去3ヶ月以内 に売却契約を 締結した, 6件, 24% 具体的活動を 行っていない, 8件, 13% 売却先の目処 がたっていな い, 9件, 15% 売却先の目処 がたっていな い, 6件, 24% 交渉中の売却 先がある, 9件, 36% 交渉中の売却 先がある, 10件, 16% 5 過去3ヶ月以内 に売却契約を 締結した, 35件, 56% Q 7 Q 6①において具体的な活動を行っていない回答者の理由(複数回答) n=12 10 8 件数 8 6 6 4 4 2 0 0 Q 8 Q 6 において過去 3 ヶ月以内に売却契約を締結した、 または交渉中の売却先があると回答した回答者の売却予定規模(単数回答) n=60 無回答, 2件, 3% 100%, 2件, 4% 80~100%, 1件, 2% 50~80%, 2件, 3% 10~50%, 3件, 5% 10%以下, 50件, 83% 6 Q 9 売却予定先・交渉相手の探し方とその効果(単数回答) 28% 自社のネットワークを活用 19% 仲介業者 19% 制度ホームページに掲載 4% 10% 30% 40% 60% 多少効果的 どちらともいえない まったく効果的でない 活用していない 無回答 排出削減 12% 1% 23% 3% 24% 50% 4% 4% 34% 14% とても効果的 Q 10 1,000円/トン以 下, 8件, 32% 11% 3% 28% 20% 12% 11% 3% 0% 31% 16% 0% 無回答, 1件, 4% 20% 22% 5% 9% 41% 9% マッチング支援を活用 イベント等へ出展 32% n=75 4% 24% 1% 70% 3% 22% 80% 3% 90% 100% あまり効果的でない クレジット売却想定価格(単数回答) n=25 10,001円/トン 以上, 1件, 4% 森林吸収 1,001~5,000 円/トン, 4件, 6% 5,001~10,000 円/トン, 5件, 20% 1,001~5,000 円/トン, 10件, 40% n=62 10,001円/トン 以上, 26件, 43% 5,001~10,000 円/トン, 32件, 52% 7 Q 11 n=87 50 41 40 件数 ①売却想定価格の設定理由(複数回答) 31 30 24 20 12 7 10 0 ●その他の主な回答 <事例を参照> ・J-COF が発表しているクレジット市場動向を参考に設定 ・他県、他市町村の事例を参照して設定 <売却可能であれば価格にこだわりはない> ・売却先があれば、市場価格で売却したい ・売却時に受け入れられやすい価格を設定 等 Q 11 ②プロジェクト種類別売却想定価格の設定理由(複数回答) n=25 排出削減 件数 8 7 8 30 5 6 4 40 3 3 件数 10 20 2 10 0 0 8 n=62 森林吸収 34 23 21 9 2 Q 12 ①クレジットを売却する上での課題(複数回答) n=87 50 45 件数 40 31 30 24 21 20 10 3 0 ●その他の主な回答 <認知度が低い> ・制度の認知度が低く、十分に理解されていない ・認知度が低く、需要が少ない ・制度が難しく、説明が困難 ・カーボン・オフセットの PR、潜在需要の掘り起こしが必要 <消費者にメリットがない> ・購入側のメリットの明確化が必要 ・活用方法が少ない <プロジェクト種別> ・削減系よりも吸収系のクレジットの方が使用する側のイメージがよい Q 13 HP 売却希望クレジット一覧への掲載希望(単数回答) n=87 無回答 1件, 1% 希望しない, 19件, 22% 希望する, 67件, 78% 9 6.クレジットの購入見通し Q 14 クレジットの今後の購入予定(単数回答) n=149 購入を検討中, 15件, 10% 保有量がなくな れば購入, 16件, 11% その他, 12件, 8% 購入予定なし (プロジェクト実 施者), 70件, 47% 今後購入予定 なし, 36件, 24% ●その他の主な回答 <必要に応じて購入> ・イベントの実施の都度購入を検討する ・地域のイベント時期(11 月頃)に毎年購入 ・同様の機会(セミナーのオフセット)があれば、今後も購入する ・仲介して提供する先が決まった場合に購入する ・オフセットに取り組む事業者の意向を聞いてその都度購入 ・売却先のニーズに合わせて調達を実施 <その他> ・森林吸収系は購入するかもしれない ・国の施策が定まらないため、CO2 排出削減目標の設定が困難であり、クレジットの 活用について判断できない ・活用できるように制度が変われば購入を検討する 等 10 Q 15 クレジットの今後の購入想定価格(単数回答) n=43 10,001円/トン以 上, 1件, 3% 無回答, 1件, 2% 5,001~10,000 円/トン, 7件, 16% 1,001~5,000 円/トン, 13件, 30% 1,000円/トン 以下, 21件, 49% Q 16 クレジットを購入する上で重視する点(単数回答) n=43 47% クレジットを発行したPJの種類 37% 35% クレジット価格が安い 47% 21% 購入先業者との関係性 1つの業者から安定的に クレジットを購入できる 10% 20% 37% 30% 40% 14% 2% 30% 33% 12% 0% 14% 23% 50% とても重視する ある程度重視する あまり重視しない まったく重視しない 60% 9% 7% 70% 0%0% 14% 0% 14% 49% 30% クレジット制度種別 19% 33% 40% クレジットを発行した地域 12% 5% 0% 80% 7% 12% 90% 100% どちらともいえない 以 11 上 資料 6 県による「J-クレジット制度とクレジット創出・活用」説明会 (平成26年1月29日)開催時に実施したアンケート調査結果 【 】内は回答者数 アンケート回答者数 29名 市町村 15名、森林組合 10名、連合会1名、 林業公社1名、無記名1名、地事1名 【計 29 】1 地球温暖化対策としてJ-クレジット制度プロジェクト等を実施することについて ① 取組を検討している 【4】市町村(3) 林業公社(1) ② ①取組を検討 (4件) 取組を予定している 【1】森林組合(1) ③ 【10】市町村(2) 森林組合(7) 無記名(1) ④ 取り組みたいが困難 【2】市町村(1) 森林組合(1) ⑤ ④困難 (2件) ⑥ わからない 【9】市町村(6) 森林組合(2) 地事(1) 取り組むとした場合、課題は何と考えますか。(複数回答可) ① 制度の仕組み等の知見が不足している 【20】市町村(10) 森林組合(9) 無記名(1) ①知見が不足(20 件) 組織の体制が不足している 【15】市町村(8) 森林組合(5) 連合会(1) 地事(1) ④ ⑥その他 (4件) ④予算が不足 (4件) ② 取組の必要性が関係者の中で共有されていない 【15】市町村(6) 森林組合(8) 地事(1) ③ 予算が不足している 【4】市町村(4) ③体制が不足 (1 5件) ⑤ わからない 【0】 ⑥ ③今後検討したい (1 0件) ⑤予定は無い (3件) 取り組む予定は無い 【3】市町村(3) 【計58 】2 ②取組を予定 (1件) ⑥わからない (9件) 当説明会に参加したことにより、今後取組を検討したい ②必要性が共有されていない (1 5件) その他 【4】市町村(1) 林業公社(1) 無記名(1) 地事(1) 【計 67 】3 J-クレジット制度を導入するに当たり、不便と思われることは何ですか。(複数回答可) ① 事業計画を作成するのに手間がかかる 【14】市町村(8) 森林組合(6) ② データを集める手間がかかる ⑦わからない(1件) ⑧その他(2件) 【15】市町村(7) 森林組合(6) 林業公社(1) 地事(1) ③ 事業の承認・登録や認証に時間がかかる 【10】市町村(5) 森林組合(2) 連合会(1) 林業公社(1) 地事(1) クレジットの買い手をみつけるのが困難 ⑤ クレジットの価格が安い 【1】 森林組合(1) 1 件 ) 【13】市町村(8) 森林組合(3) 林業公社(1) 無記名(1) 価 格 が 安 い ( ④ ⑤ ⑥制度がわかりにくい ①計画作成するに手間 (1 1件) (1 4件) ④買い手を みつけるのが ②データ集めるに手間 (1 5件) 3件) 困難(1 ③承認・登録、 認証に時間がかかる (1 0件) ⑥ クレジット制度がわかりにくい 【11】市町村(5) 森林組合(4) 無記名(1) 地事(1) ⑦ わからない 【1】市町村(1) ⑧ その他 【2】森林組合(1) 無記名(1) 【計 82 】4 J-クレジット制度を導入する場合、何の効果を期待しますか。(複数回答可) ① クレジットを売却したことによる収益 【22】市町村(13) 森林組合(7) 林業公社(1) 無記名(1) ② 環境に優しいことをしているというPR効果 【9】市町村(5) 森林組合(3) 無記名(1) ③ 二酸化炭素排出量の削減 【6】市町村(4) 森林組合(2) ④ 森林の維持管理の促進 ⑨その他(2件) 【20】市町村(1 1) 森林組合(7) 連合会(1) 無記名(1) ⑦コネクション ⑤ 森林の市場価値の向上 (7件) 【7】市町村(2) 森林組合(4) 連合会(1) ⑥ 地元林業の雇用促進 【9】市町村(3) 森林組合(5) 連合会(1) ⑦ クレジット購入者とのコネクション ①収益(22 件) ⑤市場価値の 向上(7件) 【7】市町村(2) 森林組合(5) ⑧ ⑥地元林業の 雇用促進(9件) ②PR効果 (9件) わからない 【0】 ④維持管理の促進 (2 0件) ⑨その他 【2】市町村(1) 地事(1) ③CO2排出量の 削減 (6件) 【計66 】5 クレジット制度の活性化に必要と思われる事項はなんですか。(複数回答可) ① 環境に係る専門的知識をもつ人材の育成 【12】市町村(8) 森林組合(4) ② 周辺の自治体との広域連携 【7】市町村(1) 森林組合(6) ③ 【4】市町村(3) 森林組合(1) ⑤ 住民・企業の環境意識の醸成 【8】市町村(5) 森林組合(3) 適正評価 ①人材の育成 (1 2件) ⑧優遇税制(8件) ⑦CO2排出量割り当ての 実施 (5件) 森林の維持・管理の推進 【12】市町村(6) 森林組合(4) 連合会(1) 無記名(1) ⑦ ⑪その他(2件) (5件) 産官学の連携 【3】市町村(1) 森林組合(2) ④ 自治体によるクレジットの購入 ⑥ ⑨価格の 企業に対する二酸化炭素排出量割り当ての実施 【5】市町村(4) 森林組合(1) ⑧ クレジッド購入に対する優遇税制 【8】市町村(5) 森林組合(3) ⑨ クレジット価格の適性評価 【5】市町村(1) 森林組合(3) 無記名(1) ⑥維持・管理の推進 (1 2件) ②自治体との広域 連携 (7件) ③産菅学の連携 (3件) ④クレジット の購入(4件) ⑤環境意識の 醸成(8件) ⑩ わからない 【0】 ⑪ その他 【2】林業公社(1) 地事(1) 【計 30 】6 今後もJ-クレジット制度に関する説明会があれば参加しますか。 ① 長野県の主催であれば参加したい 【5】市町村(2) 森林組合(1) 連合会(1) 無記名(1) ② 主催者・場所に関係なく参加したい 【8】市町村(4) 森林組合(2) 林業公社(1) 地事(1) ③Jクレジット制度に取り組みたいと考えた場合は参加したい ①長野県主催なら 参加したい(5件) 【17】市町村(10) 森林組合(7) ④ わからない ③取り組みたいと 【0】 ⑤ 考えた場合は 参加したい 参加しない 【0】 ②関係なく参加したい (8件) (1 7件) ⑥ その他 【0】 【計48 】7 今後、更に説明を聞きたい事項はなんですか。(複数回答可) ① 全般 【10】市町村(5) 森林組合(5) ② プロジェクトの創出について 【12】市町村(7) 森林組合(4) 無記名(1) ③ クレジットの活用方法について 【9】市町村(4) 森林組合(2) 連合会(1) 無記名(1)地事(1) ④ カーボンオフセットのための排出量の算定方法 ⑧その他 (1件) 【3】市町村(1) 森林組合(2) ⑤ クレジットの販売に関すること 【10】市町村(5) 森林組合(3) 林業公社(1) 無記名(1) ⑥ 森林吸収系以外 【3】市町村(2) 連合会(1) ⑦ 特にない 【0】 ⑧ その他 【1】無記名(1) ⑥森林吸収系以外 (3件) ①全般(1 0 件) ⑤販売に関すること (1 0件) ②プロジェクトの ④排出量の算定方法 創出(1 2件) (3件) ③クレジットの 活用方法 (9件) 【計27 】8 他所からクレジットを購入して、 イベントなどでカーボンオフセットをしますか。 ① 検討(予定)している 【0】 ② 検討したい ②検討したい (3件) 【3】市町村(2) 林業公社(1) ③ わからない 【24】市町村(13) 森林組合(9) 連合会(1) 林業公社(1) ④ その他 【0】 ③わからない(2 4件)