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日本の航空科学技術の研究ポテンシャルについて Research Potential

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日本の航空科学技術の研究ポテンシャルについて Research Potential
日本の航空科学技術の
研究ポテンシャルについて
大林�茂�
東北大学流体科学研究所�
三菱リージョナルジェット開発決定
MRJ�
用途:リージョナルジェット �
製造者:三菱重工業 �
運用者:全日本空輸 �
初飛行:2011年予定 �
生産数:10年間で1000機、最終的に3500機目標 �
運用開始:2013年予定 �
出典: フリー百科事典『ウィキペディア』
MRJの最近のニュース�
MRJに実用化された独自技術�
多目的設計探査
•  コンピュータを高度利用する新しい設計
ボーイング社でも!�
法の研究
•  本研究に関する国内外の招待講演18件
•  本研究に関する受賞3件�
自己組織化マップで設
計空間を可視化する�
科学雑誌ニュートン2008年12月号�
設計探査法�
多分野統合最適設計による設計知識の探索
三菱航空機 MRJ の設計に貢献
設計結果のマップ化技術
自己組織化マップにより、設計案を視える化
特徴を理解
地
図
国
地球表面(3D)
コスト
重量
人口で色づけ 標高で色づけ
特徴を理解
寿命
類似設計案
設
計
吵
吚
吮
地図(2D)
パレート面(多次元) 自己組織化マップ(2D)
寿命で色づけ コストで色づけ
!  設計案の理解
!  次設計に利用
ものづくり・環境技術�
• コンピュータ支援設計技術はあらゆる
分野にインパクト
– ものづくり技術の情報化・高度化に
貢献
– 設計の「見える化」が可能
– 高度なトレードオフに基づく優れた
環境技術の開発に貢献
授業のポイント6
見える化(可視化)の重要性�
乾燥空気�
ヒータ�
湿り空気�
除湿ダクト�
低排出ディーゼルエ
ンジン燃焼室の設計�
(自動車)�
高効率蒸気タービン
省エネ洗濯乾燥機の設計(家電)�
静翼の設計(発電)�
共同研究による設計例�
MRJのセールスポイント
2013年運用開始�
ヨーロッパの目標
2020年(VISION2020 )�
環境適合性の向上
• 燃費を50%向上
• 騒音を半減�
環境適合性の向上
• 燃費を26%向上
• 騒音を10dB低減�
アメリカの目標
2025年(国家航空研究開発計画 )�
環境適合性の向上
• 燃費を70%向上
• 騒音を60dB低減
(プリウス並み?)�
今後さらに必要とされる技術�
MRJで培った技術�
• 多分野統合最適設計
• 複合材技術
• 新エンジンの採用�
定常状態
最適設計
(巡航)�
開発を支えた基礎技術�
• 数値流体力学(CFD)
• 風洞技術(EFD)
• 多目的最適化法
• 応答曲面法�
• 流れの高精度シミュレーション
• 流れの動的制御
• 騒音削減と排出物削減のトレードオフ
• 石油代替燃料
非定常状態
• より高度な多分野統合最適設計�
最適設計
(離着陸・旋回・突風)�
必要とされる基礎技術�
• CFDとEFDの融合(計測融合シミュレーション)
• 非定常流れの風洞技術
• 燃焼反応機構の解明
• データマイニング技術、等
・小型機は特に大型機の影響を受ける
・特に空港における離発着でその影響が大きい
後方乱気流の計測融合シミュレーション�
Large Eddy Simulation
計測融合 (4D-Var)
"  レーザ視線方向速度�
ライダ (ENRI)
ライダ計測�
騒音問題こそが次世代超音速機開発の足枷�
コンコルド
高度18km
ブーム低減技術に世界が注目�
幅100km
爆発音(ソニック・ブーム)
の影響範囲
既存のブーム低減技術�
ソニックブーム
約30%削減�
軸対称線形理論
1.  機首を丸くする�
2.  飛行機を細長くする
2003 NASA SSBD�
2006�NASA Quiet Spike�
国際民間航空機関(ICAO)で2016年をめどに
ソニックブーム環境基準の検討開始�
革新的ブーム低減技術�
線形理論では
100%削減!�
超音速複葉翼理論
•  複葉(2枚翼)にする
20XX?
独自提案:
大型SST実現へ
のブレークスルー�
注目される超音速複葉翼理論�
2007.9.19 日経新聞�
2007.11.15�朝日新聞�
2009年3月共同通信(神戸新聞,熊本日
日新聞,福井新聞,山陽新聞,山梨日日新
聞,大分合同新聞,徳島新聞,���静岡新聞,
下野新聞,山陰中央新報,埼玉新聞,中部
経済新聞)�
2009.1.20�河北新報�
2009.07.13�読売新聞�
2008.12.19�河北新報�
科学雑誌ニュートン2007年12月号
航空機産業の売上高推移�
航空宇宙産業の年度別売上高推移
(SJAC宇宙航空データベースより)�
増える民間航空機
の売上�
世界の路線別航空旅客数�
世界トップレベルの旅
客輸送実績�
路線別航空旅客のランキング�
(SJAC宇宙航空データベースより)�
航空宇宙産業の年度別売上高推移
(SJAC宇宙航空データベースより)�
増える民間航空
機の売上�
環境・安全の技術開
発で民間航空機の
売上を5兆円へ�
民間航空機6千億円�
2030年の我が国航空将来像
(日本航空宇宙学会航空ビジョン)�
• 航空機産業がGDP1%
• 中・小型機の開発を主導
• 革新航空機の提案・開発
• 大量安全運航の実現�
用途:リージョナルジェット �
製造者:三菱重工業 �
運用者:全日本空輸 �
初飛行:2011年予定 �
生産数:10年間で1000機、最終的に3500機目標 �
運用開始:2013年予定 �
出典: フリー百科事典『ウィキペディア』
国産旅客機の
生産開始�
世界トップレベルの
旅客輸送実績�
路線別航空旅客のランキング�
(SJAC宇宙航空データベースより)�
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