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過半数が年に2~3回 風邪をひく!

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過半数が年に2~3回 風邪をひく!
2011 年 1 月 12 日
今どきの小学生
過半数が年に2~3回 風邪をひく!
野菜を食べる子は風邪の治りが早く、ひきにくい!?
-らでぃっしゅぼーや「子供の風邪と野菜に関する調査」より-
らでぃっしゅぼーや株式会社(本社:東京都港区、社長:緒方大助)は、1988 年 5 月の
創業以来、有機・低農薬野菜を中心とした食品の宅配事業を展開していることに因み、本格的
な風邪のシーズン到来に合わせて“子供の風邪と野菜”に関する調査を実施しました。
1.風邪の罹患実態~子供+母親
■過半数の小学生が風邪をひきにくく、地域的には東高西低の傾向
■風邪をひきにくい体質も遺伝?! 母親がひきにくいと子供もひきにくい
■過半数の小学生が 1 年間に 2~3 回風邪をひく!
■6 割強の子供が、風邪をひいても治りが早い!
2.野菜の摂食状況と風邪の相関~子供+母親
■小学生の 7 割強が摂食系→風邪をひきにくく、治りも早い!
■母親の小学生時代→6 割強が摂食系~現在は 9 割弱で、風邪をひきにくい
3.風邪対策に有効だと思う野菜の順位と実践例
■風邪に効果があると思う野菜トップ 3 は、しょうが、ねぎ、にんにく
■野菜を使った風邪対策
4.風邪と野菜にまつわるエピソード~子供+母親
参考資料~風邪に係る小学生の生活実態(運動・睡眠・栄養)~
☆風邪の季節は野菜を多めに・・・新出真理(管理栄養士/ヘルスサポート研究会
カナン代表)
調査に関するお問い合わせ先
らでぃっしゅぼーや株 式 会 社 経 営 企 画 部 益 貴 大 (えき たかひろ)
TEL:03-5777-8631/FAX:03-5777-8641
調査概要
◆ 調
査
名 :子供の風邪と野菜に関する調査
◆ 調 査 方 法 :Web モニターによるアンケート調査
◆ 調 査 対 象 者:全国に居住する 30~40 代の小学生の母親
◆ 調査実施期間:2010 年 11 月 26 日(金)~27 日(土)
◆ 回収サンプル数:1,236 サンプル
◆ 調 査 機 関 :株式会社マクロミル
回答者属性
回答者の年代別内訳
回答者の地域別内訳
北海道
63
東北
61
183
30代前半
574
488
関東
30代後半
207
中部
239
近畿
409
40代前半
57
中国
31
四国
70
40代後半
90
九州
0人
100人
200人
300人
400人
500人
600人
0人
回答者の子供の学年別内訳
200人
400人
600人
回答者の子供の性別内訳
213
小学1年生
217
小学2年生
小学3年生
213
小学4年生
215
小学5年生
188
小学6年生
190
0人
100人
男子
618
女子
618
0人
200人
2
100人 200人 300人 400人 500人 600人 700人
1.風邪の罹患実態~子供+母親
過半数の小学生が風邪をひきにくく、地域的には東高西低の傾向
子供が風邪をひきやすい体質かどうかを母親に尋ねたところ、「ひきにくい体質」16.4%と
「どちらかといえばひきにくい体質」33.7%が 1/2 強(50.1%)を占め、今どきの子供の過半
数が風邪をひきにくい体質であることが分かった。「ひきやすい体質」3.3%と「どちらかとい
えばひきやすい体質」20.8%を合わせた子供は 1/4 弱(24.1%)で、残る 1/4 強(25.8%)は「ど
ちらともいえない」と回答した。
風邪をひきにくい体質の子供たちを地域別に分析してみたところ、北海道(55.5%)、東北
(54.1%)
、関東(51.6%)など東日本の数値がすべて 50%をオーバー。一方、近畿(46.0%)
中国(43.8%)、四国(41.9%)、九州(47.7%)など西日本の数値はすべて 50%を下回り、風
邪をひきにくい体質の子供たちの割合は“東高西低”という様子が浮かんだ。
Q子供は風邪をひきやすい体質か
(単一回答)
3 .3
16.4
33.7
25.8
20.8
全体(n=1236)
3 .2 24.1%
23.8
北海道(n=63)
50.1%
ひ きにくい
32.8
ひ きにくい
24.6
19.7
東北地方(n=61)
3 .9
関東地方(n=488)
17.8
26.6
33.6
ひ きにくい
20.8
25.6
30.9
ひ きにくい
1 .4
中部地方(n=207)
2 .1
中国地方(n=57)
7 .0
22.8
21.3
18.0
21.3
12.1
33.9
31.0
20.9
近畿地方(n=239)
19.0
36.5
17.5
1 .6
ひ きにくい
36.8
26.3
7.0
ひ きにくい
四国地方(n=31)
6 .5
29.0
九州地方(n=90)
5 .6
31.1
ひきやすい体質
どちらかといえばひきやすい体質
41.9
ひ きにくい
14.4
33.3
22.6
15.6
どちらともいえない
0.0
どちらかといえばひきにくい体質
ひきにくい体質
風邪をひきにくい体質も遺伝?! 母親がひきにくいと子供もひきにくい
母親にも同様の質問をしたところ、「ひ
Q風邪をひきにくい体質か(母親)
(単一回答、n=1236)
きにくい体質」10.8%と「どちらかといえ
ばひきにくい体質」
35.3%を合わせると 1/2
弱(46.1%)を占め、子供より 4.0 ポイン
2 7 .0 %
6 .0
2 7 .0
0%
質」6.0%と「どちらかといえばひきやす
20%
ひ きにくい
40%
60%
80%
ひきやすい体質
ど ち らかといえばひきやすい体質
ど ち らともいえない
ど ち らかといえばひきにくい体質
ひきにくい体質
3
1 0 .8
3 5 .3
ひ きやす い
ト低いものの、風邪をひきにくい母親が多
いことが分かった。残りは「ひきやすい体
2 1 .0
4 6 .1 %
100%
い体質」21.0%を合わせた母親たち(27.0%)と、「どちらともいえない」27.0%と回答した母
親たちだった。
風邪をひきにくい体質について母親と子供に相関関係があるかどうかを分析してみたとこ
ろ、ひきにくい体質(どちらかといえばひきにくい体質も含む)の母親の 66.6%が子供もひき
にくい体質と回答したのに対して、ひきやすい体質(どちらかといえばひきやすい体質も含む)
の母親の回答は 35.4%と 31.2 ポイントも下回り、風邪をひきにくい体質の母親には、同じ体
質の子供が多いという実態が判明した。
Q風邪をひきにくい体質~親子の相関関係
(単一回答)
1.6
( 母親)
ひきにくい体質(n=569)
(どちらかといえば
ひきにくい体質を含む)
( 子供)
6 6 .6 %
1 2 .0
23.2
43.4
2 0 .0
ひきやすい
ひきにくい
2.4
ひきやすい
( 母親)
9 .9
26.6
38.3
22.8
どちらともいえない(n=334)
ひきにくい
7.2
ひきやすい体質(n=333)
(どちらかといえば
ひきやすい体質を含む)
1 1 .4
24.0
2 3 .4
3 3 .9
3 5 .4 %
ひきやすい体質
どちらかといえばひきやすい体質
どちらともいえない
どちらかといえばひきにくい体質
ひきにくい体質
過半数の小学生が 1 年間に 2~3 回風邪をひく!
子供が1年間に何回くらい風邪をひくか母親に訊いたところ、
「2 回」29.8%が最多で、二番
目の「3 回」20.8%と合わせると過半数(50.6%)に達した。以下「1回」20.5%、「4 回」9.1%、
「5 回」7.0%、
「7 回以上」3.8%などの順番だった。一方で「風邪はひかない」という子供は
3.1%(38 人)だった。また子供の健康状態を把握していないのか、「分からない」という母親
が 3.2%(39 人)いた。
また、母親に同様の質問をしたところ、「1回」28.5%が最多で、以下、「2 回」24.9%、「3
回」17.9%、「4 回」8.8%、「5 回」7.2%、
「7 回以上」3.6%などの順番だった。一方で「風邪
はひかない」という人が 6.5%(80 人)と、子供(38 人)の 2 倍以上いることが分かった。
Q1年間に何回風邪をひくか
(単一回答)
2.8 3.1
子供(n=1236)
20.5
29.8
20.8
9.1
3.2
7.0
3.8
1回
3回
2回
4回
2.6
28.5
母親(n=1236)
24.9
17.9
8.8
7.2
6.5
3.6
1回
2回
3回
4回
5回
6回
4
7回以上
風邪はひかない
分からない
6 割強の子供が、風邪をひいても治りが早い!
子供が風邪をひいた時、治りが早いか遅いかについて質問したところ、
「早い」16.7%と「ど
ちらかといえば早い」44.7%を合わせて 6 割強(61.4%)が風邪の治りは早いと回答。「遅い」
2.3%と「どちらかといえば遅い」13.4%を合わせた 2 割弱(15.7%)は風邪の治りが遅く、残
る 2 割強(22.7%)は「どちらともいえない」という回答だった。
また、母親にも同様の質問をしたところ、「早い」9.5%と「どちらかといえば早い」26.6%
を合わせて 1/3 強(36.1%)が風邪の治りは早いと回答したが、子供より 25.3 ポイントも少な
かった。
一方で、
「遅い」4.9%と「どちらかといえば遅い」25.8%を合わせて 1/3 弱(30.7%)が風邪
の治りが遅いと回答。こちらは子供より 15.0 ポイントも多く、母親(大人)の方が風邪を治
すのに時間がかかるという実態が浮かび上がった。残る 1/3(33.2%)は「どちらともいえな
い」という回答だった。
大人は子供より治すのに時間がかかる!
Q風邪をひくと治りが早いか遅いか
(単一回答)
2.3
子供(n=1159)
16.7
44.7
22.7
13.4
治り が遅い 1 5.7 %
治りが早い 6 1.4%
母親(n=1156)
9.5
33.2
26.6
25.8
3 6.1 %
早い
0.3
4.9
3 0.7 %
どちらかといえば早い
どちらともいえない
5
どちらかといえば遅い
遅い
分からない
2.野菜の摂食状況と風邪の相関~子供+母親
小学生の 7 割強が摂食系→風邪をひきにくく、治りも早い!
子供のふだんの野菜の摂食状況について母親に尋ねたところ、「よく食べる」27.2%と「ま
あまあ食べる」43.3%を合わせた 7 割強(70.5%)が摂食系で、
「あまり食べない」16.0%と「ほ
とんど食べない」4.0%を合わせた 2 割(20.0%)が非摂食系だった。残る1割弱(9.5%)は
「どちらともいえない」と回答した。
Q子供の野菜の摂食頻度
(単一回答、n=1236)
27.2
43.3
9.5
摂食系70.5%
0%
20%
よく食べる
4.0
非摂食系20.0%
40%
まあまあ食べる
16.0
60%
どちらともいえない
80%
あまり食べない
100%
ほとんど食べない
野菜の摂食状況と風邪をひきにくい体質との関係について分析してみたところ、非摂食系
の 44.7%が風邪をひきにくい体質と回答したのに対して、摂食系は 51.5%と 6.8 ポイント上
回り、野菜を食べている子供のほうが風邪をひきにくい体質であることが明らかになった。
Q野菜の摂食状況と風邪をひきにくい体質の相関
(単一回答)
3 .3
全体(n=1236)
20 .8
5 1 .5 %
2 .3
摂食系(n=871)
1 9.9
ひ きに くい
2 0.5
3 0.8
24 .8
19 .7
ひ きに くい
6 .5
非摂食系(n=248)
1 6.4
3 5.1
2 6.3
4.3
どちらともいえない(n=117)
1 6.4
3 3.7
2 5.8
24 .2
1 4.9
29 .8
24 .6
4 4 .7 %
ひきやすい体質
どちらかといえばひきにくい体質
どちらかといえばひきやすい体質
ひきにくい体質
6
どちらともいえない
また、同状況と風邪の治りとの関係について分析してみたところ、非摂食系の 51.3%が治り
が早いと回答したのに対して、摂食系は 64.2%と 12.9 ポイントも上回り、野菜を食べている
子供のほうが風邪をひいても治りが早いことが判明した。
Q野菜の摂食状況と風邪の治りの相関
(単一回答)
全体(n=1159)
16.7
44.7
22.7
13.4 2.3
6 4 .2 %
摂食系(n=816)
17.6
46.6
21.7
治りが遅い
治りが早い
どちらともいえない(n=111)
14.4
46.8
24.3
治りが早い
非摂食系(n=232)
14.2
12.0 1.8
9.9
4.5
治りが遅い
37.1
25.4
19.8
3.0
5 1 .3 %
早い
どちらかといえば早い
どちらともいえない
どちらかといえば遅い
遅い
母親の小学生時代→6 割強が摂食系~現在は 9 割弱で、風邪をひきにくい
母親に「小学生の頃、野菜を食べていましたか?」と訊いたところ、「よく食べた」20.7%
と「まあまあ食べた」42.3%を合わせた 6 割強(63.0%)が摂食系で、「あまり食べなかった」
20.1%と「ほとんど食べなかった」4.9%を合わせた 3 割弱(25.0%)が非摂食系だった。
また、
「現在、野菜を食べていますか?」と訊いたところ、
「よく食べている」38.2%と「ま
あまあ食べている」48.6%を合わせた 9 割弱(86.8%)が摂食系で、
「あまり食べていない」4.4%
と「ほとんど食べていない」0.4%を合わせた 4.8%が非摂食系だった。
Q母親の野菜の摂食状況
(単一回答、n=1236)
小学生時代
20.7
42.3
10.7
38.2
48.6
摂食系86.8%
よく食べた
まあまあ食べた
4.9 1.3
非摂食系2 5 .0 %
摂食系63.0%
現在
20.1
どちらともいえない
あまり食べなかった
7
8.3 4.4 0.4
非摂食系4.8%
ほとんど食べなかった
覚えていない
さらに、現在の摂食状況と風邪をひきにくい体質との相関について分析してみたところ、非
摂食系の人は 40.0%が風邪をひきにくい体質と回答したのに対して、摂食系の人は 47.7%と
7.7 ポイント上回り、現在野菜を食べている人のほうが風邪をひきにくい体質であることが浮
かんだ。
Q野菜の摂食状況と風邪をひきにくい体質の相関
(単一回答)
6.0
21.0
全体(n=1236)
27.0
10.8
35.3
4 7 .7 %
5.5
20.0
摂食系(n=1073)
26.7
36.6
ひ きやす い
どちらともいえない(n=103) 8.7
30.1
ひ きにくい
29.1
24.3
ひ きやす い
21.7
7.8
ひ きにくい
10.0
非摂食系(n=60)
11.1
28.3
30.0
10.0
4 0 .0 %
ひきやすい体質
どちらかといえばひきやすい体質
どちらともいえない
どちらかといえばひきにくい体質
ひきにくい体質
3.風邪対策に有効だと思う野菜の順位と実践例
風邪に効果があると思う野菜トップ 3 は、しょうが、ねぎ、にんにく
「風邪の予防や症状の改善に効果があ
Q風邪に効果のある野菜
(複数回答、n=1236)
ると思う野菜はどれですか?」という質
7 3 .1
ねぎ
プに、「ねぎ」73.1%、「にんにく」57.7%、
5 7 .7
にんにく
4 9 .4
かぼちゃ
「かぼちゃ」49.4%、「大根」47.7%が上
4 7 .7
大根
位に挙げられた。以下「にら」35.1%、「ほ
うれんそう」30.7%、「ニンジン」24.5%、
8 1 .4
しょうが
問に対しては、
「しょうが」81.4%をトッ
3 5 .1
にら
3 0 .7
ほうれんそう
2 4 .5
ニンジン
「たまねぎ」23.9%、「トマト」15.2%、
2 3 .9
たまねぎ
「白菜」10.9%、「ごぼう」10.8%などの
1 5 .2
トマト
順番だった。
白菜
1 0 .9
ごぼう
1 0 .8
キャベツ
9 .4
ピーマン
8 .8
8 .1
じゃがいも
7 .1
しいたけ
ナス
2 .1
レタス
1 .9
きゅうり
1 .6
その他
2 .5
5 .7
分からない
8
0%
20%
40%
60%
80%
100%
野菜を使った風邪対策
これまでに実際にやったことのある「野菜を使った風邪対策(風邪の予防や症状の改善に役
立つこと)
」を書いてもらったところ、以下(抜粋)のような回答が寄せられた。
予防
咳・のどの痛み
・ 野菜を多く使った鍋料理、またはスー
・ 生姜湯をつくって飲む。すりおろした
プで体を温める。
生姜を紅茶に入れて飲む。
・ 緑黄色野菜を多く摂る。
・ 焼いたネギを布に入れて首に巻く。
・ きのこ類を毎日食べる。
・ 蜂蜜 or 水飴で大根飴を作って汁を飲
・ 毎日生姜を料理に使う、生姜湯・紅茶
む。
を飲む。
・ すりおろしたレンコンの搾り汁を飲
・ にんにく、ネギを頻繁に食べる。
む。
・ すったにんにくを砂糖としょう油と
みそで混ぜてご飯にのせて食べる。
風邪のひき始め
鼻づまり
・ 野菜を多く使った鍋料理またはスー
・ たまねぎのスライスを枕元に置いて
プで体を温める。
寝る。
・ 生姜湯、生姜入り紅茶で体を温める。
・ ガリをたくさん食べる。
熱
・ ネギや生姜を多く使った料理を食べ
・ 白菜を頭にしく。
・ キャベツをおでこにあてる。
る。
・ キュウリを食べる。
・ 白髪ネギ+梅干にお湯を注ぎ、梅をつ
・ 卵酒を飲む。
ぶしながら飲む。
・ オレンジジュースなどで飲みやすく
溶かした梅エキスを、抗生物質代わり
おなかにくる風邪
に飲む。
・ じゃがいも、ほうれん草、かぼちゃを
使ったスープを飲む。
・ ストーブの上にお湯を入れた鍋をか
け、生姜やにんにく、グローブなどを
入れて水蒸気を出す。
9
クイズ:風邪は○○のもと→96%が「万病」と回答
クイズ形式で○○の中に当てはまる漢字を書いてもらったところ、ほとんど(96.0%)が正
解の「万病」と書いていたが、以下のような珍答・奇答・誤答もあった。中には「コレもあり
かも!?」と思うものも……。
元気、成長、油断、難病、発熱、不眠、災い、百病、大病、休養……etc
風邪は
休養 のもと…!?
風邪は
元気 のもと?
風邪は
油断 のもと!…?
風邪は
難病 のもと…
風邪と野菜にまつわるエピソード~子供+母親
<子 供>

熱が出た時に、青野菜(キャベツとか)をおでこにあてると熱が下がると聞いて試してみた
けど、笑いだけとれた。
(37 歳/ 鹿児島県/ 専業主婦)

喉の調子が悪い時、ダイコン蜂蜜漬けを食べさせています。本人は美味しいみたいで、風邪
ではなくても、「食べたいから作って」と言われるようになりました。(33 歳/ 京都府/ 専業
主婦)

子どもがニンジン嫌いで「ニンジンを食べると体にいいし、風邪も治るよ」って言ったら、
幼稚園の年中さんのサンタさんのプレゼントはニンジンをお願いしていました。(40 歳/ 岩
手県/ パート・アルバイト)

「風邪の時に長ネギを首に巻いて寝ると良い」と祖母から聞いたことを思い出して、子供に
試してみたが、ネギを臭がって眠れず、逆効果だった。(43 歳/ 東京都/ 専業主婦)

風邪をひいて咳が出るとき、ダイコンをすり下ろして蜂蜜を混ぜたものを魔法の薬といって
服用させ、咳が止まって以来、ダイコンが大好物に!(43 歳/ 山口県/ 専業主婦)
<母 親>

子供の時、仮病で静養(ずる休み)していたが、その日のご飯がステーキ! バクバク食べ
るわけにもいかず、添え物の野菜を食べながらうらめしく、控え目にご飯を終えました。(42
歳/ 東京都/ 専業主婦)

自分ではないですが、小学生の時に友達が風邪をひいて、首にネギを巻いて学校にきました
……。衝撃でした。(32 歳/ 大分県/ パート・アルバイト)

鼻風邪をひいた友達が、鼻の穴に白ネギを突っ込んで遊びに来た。お祖母さんに入れられた
そうです。
(35 歳/ 愛知県/ 専業主婦)

子供のころ、風邪をひいたとき、いとこがネギを首に巻いてくれたのですが、いとこも子供
だったのでやり方がよくわからず、ネギが目にしみて痛かった。でもよく効いたのでびっく
りでした。~(時は流れ)~付き合っている彼が熱を出したので、我が家秘伝の前記のネギ
味噌ショウガをつくった。でもショウガの皮をむかずにおろしたら、それが喉につかえて痛
い、と風邪で不機嫌な彼に激昂され、ひそかに涙した。(43 歳/ 長野県/ パート・アルバイ
ト)

昔、風邪(喉が痛い時)をひいた時に、ガーゼにネギを裂いたものを入れて首に巻くと保温
効果があり、風邪の治りが早いと聞いて試したことがあります。しかし、私にはネギのアク
が強すぎたのか、かぶれてしまい、その治療の方が大変でした。(41 歳/ 東京都/ 専業主婦)
11
参考資料
~風邪に係る小学生の生活実態(運動・睡眠・栄養)~
■運動をする子供は、風邪をひきにくく、治りも早い
母親に、子供がふだん運動をしているか訊いたところ、「いつもしている」10.1%、
「よくし
ている」25.3%、
「時々している」34.7%を合わせた運動派は約 7 割(70.1%)に達し、
「あま
りしていない」20.4%、「ほとんどしていない」7.4%、「まったくしていない」1.8%を合わせ
た非運動派は約 3 割(29.6%)だった。
運動派の割合について学年別に見てみたところ、1 年生(78.9%)
、2 年生(76.5%)
、3 年生
(69.4%)
、4 年生(67.5%)、5 年生(64.4%)
、6 年生(62.6%)と、高学年になるほど運動を
しなくなる傾向にあることが判明した。
また、風邪と運動の関係について調べてみたところ、非運動派の 42.6%(どちらかといえば
を含む)が風邪をひきにくい体質と回答したのに対して、運動派は 53.4%(同)と 10.8 ポイ
ントも上回り、運動派のほうが風邪をひきにくい体質であることが明らかになった。
さらに、風邪の治りと運動の関係について分析してみたところ、非運動派の 55.2%(どちら
かといえばを含む)が風邪の治りが早いと回答したのに対して、運動派は 63.9%(同)と 8.7
ポイント上回り、運動派のほうが風邪の治りが早いことが分かった。
■睡眠不足の子供は、風邪をひきやすく、治りも遅い
子供のふだんの睡眠時間についての質問に対しては、全体の 2/3 弱(62.1%)が「丁度よい」
と回答したが、「やや不足」29.9%と「かなり不足」3.1%を合わせた睡眠不足グループは 1/3
弱(33.0%)で、「寝すぎ」0.8%と「やや寝すぎ」3.9%を合わせた睡眠過多グループは 1/20
弱(4.7%)だった。
睡眠と風邪の体質の相関について調べてみたところ、「丁度よい」子供の 20.6%(どちらか
といえばを含む)が風邪をひきやすい体質と答えたのに対して、「やや不足」は 30.8%(同)
、
「かなり不足」は 31.6%(同)といずれも 10.0 ポイント以上上回り、睡眠不足グループは風邪
をひきやすいということが分かった。
また、睡眠と風邪の治りの相関についても調べてみたところ、「丁度よい」子供の 13.8%(ど
ちらかといえばを含む)が風邪の治りが遅いと回答したのに対して、「やや不足」は 19.3%(同)、
「かなり不足」は 22.9%(同)といずれも上回り、睡眠不足グループは風邪の治りが遅いという
ことが分かった。
■栄養のバランスがとれている子供は、風邪の治りが早い
子供のふだんの食事は、栄養のバランスがとれているか母親に尋ねたところ、「とれている」
8.0%と「まあまあとれている」54.6%を合わせて、全体の 6 割強(62.6%)がバランス派で、
「あ
まりとれていない」12.9%と「とれていない」2.7%を合わせた 15.6%がアンバランス派だった。
また「どちらともいえない」という回答が約 1/5(21.7%)あった。
栄養のバランスと風邪の治りの関係について分析してみたところ、アンバランス派の 51.9%
(どちらかといえばを含む)が風邪の治りが早いと回答したのに対して、バランス派は 66.1%
(同)と 14.2 ポイントも上回り、栄養のバランスがとれている子供のほうが風邪の治りも早
いことが明らかになった。
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