Comments
Description
Transcript
AutoCAD Mechanical シンボル作成
AutoCAD Mechanical Skill Builders AutoCAD Mechanical シンボル作成 この Skill Builder では『面の指示記号』の作成方法、及び、『大部分同一記号』の作成方法について学 習します。 『面の指示記号』は特定の面を指定します。一方、『大部分同一記号』は、図面内で指定されていない全 ての面に対して『面の指示記号』を指定する場合に使用します。 『大部分同一記号』が作成されると、図面内に指定された全ての『面の指示記号』が『大部分同一記号』 内に表示されます。 注 1:『大部分同一記号』は、引出線なしで作成した場合に限り利用できます。 注 2:『大部分同一記号』のオプションは、ANSI 規格をサポートしておりません。 大部分同一記号 AutoCAD Mechanical シンボル作成 作業概要 Exercise では、下記事項を実施してください 1.引出線のない『面の指示記号』を配置 2.引出線付きの『面の指示記号』を配置 3.『大部分同一記号』を配置 4.『面の指示記号』の編集方法 5.『大部分同一記号』の表示設定方法 6.『大部分同一記号』の動作について ダウンロード このドキュメントが掲載されているページ(http://www.autodesk.co.jp/acm_skillbuilder 「シンボルの作 成」)からエクササイズ用の zip ファイルをダウンロードし、任意のフォルダに解凍します。 Exercise このエクササイズはおよそ 7 分~10 分程度で終了します。 1.引出線のない『面の指示記号』を配置 このエクササイズでは『面の指示記号』を作成します。 ① ダウンロードした zip に含まれている DWG ファイルを開きます。(surface symbols_2008.dwg) 図面枠の上方に下のような図が 2 つ並んでいます。 同一の図ですので、このエクササイズでどちらの図を使用しても構いません。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ② [AMSURFSYM]と入力して[Enter]キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「図記号」>>「面の 指示記号」を選択してください。 (コマンド入力の場合、入力したコマンドはカーソル横に表示されます。) ③ 下図に示す水平線をクリックします。 ④ 水平線上でシンボルを配置する始点をクリック後、[Enter]キーを押します。 ⑤ カーソルが水平線のどちら側にあるかによって、シンボルの向きが変わります。 外側に配置するようにカーソルの位置を合わせて[Enter]を押します。 ⑥ 「面の指示記号 ISO」ダイアログボックスが表示されます。 ダイアログボックス内の「記号」タブ内を 次のページのように設定して、[OK]をクリックします。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ・[オプション]:基本記号 ・[要件] :A 「Ra 3.2」 ⑦ 『面の指示記号』が作成されます。 2.引出線付きの『面の指示記号』を配置 このエクササイズでは、下図のような『面の指示記号』を作成します。 Exercise 1 で使用しなかった方の図を使用してください。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ① [AMSURFSYM]と入力して[Enter]キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「図記号」>>「面の 指示記号」を選択してください。 (コマンド入力の場合、入力したコマンドはカーソル横に表示されます。) ② 下図に示す水平線をクリックします。 ③ 水平線上で、シンボルを配置する始点をクリックします。 ※この時、「直行モード」がオンになっている場合はオフにします。 ④ 引出線のジョグ位置を指定します。ポインタを適当な位置まで移動し、クリックします。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ⑤ 「直行モード」を「オン」にします。 ⑥ 下図のような位置にカーソルを移動し、[Enter キー]を押します。 ⑦ 「面の指示記号 ISO」ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックス内の「記号」タブ内を 次ページのように設定して、[OK]をクリックしてください。 ・[オプション]:基本記号 ・[要件] :A 「Ra 1.6」 ⑧ 『面の指示記号』が作成されます。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 3.『大部分同一記号』を配置 このエクササイズでは、下図のような大部分が同一の表面形状である場合の簡略図示を作成します。 エクササイズ用ファイル内に描かれている左の図面枠内にある図を使用します。 ① [AMSURFSYM]と入力して[Enter]キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「図記号」>>「面の 指示記号」を選択してください。 (コマンド入力の場合、入力したコマンドはカーソル横に表示されます。) ② 下図のように空白の位置をクリックし、[Enter キー]を押します。 ③ コマンド ラインに回転角度の入力を促すメッセージが表示されます。『0』と入力し、「Enter キー」を 押します。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ④ 「面の指示記号 ISO」ダイアログボックスが表示されます。 ダイアログボックスの「記号」タブ内を以 下のように設定して、 [OK]をクリックしてください。 ・[オプション]:大部分同一記号を使用 ・[要件] :A 「Ra 3.2」 『大部分同一記号』が作成されました。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 4.『面の指示記号』の編集方法 既に配置した『面の指示記号』をダブルクリックします。下図のような「面の指示記号 ISO」ダイアログボ ックスが表示されます。このダイアログボックスを使用して各条件を変更し、どのように更新されるかを 確認してみてください。 5.『大部分同一記号』の表示設定方法 『大部分同一記号』の表示設定は、「ISO の面の表示記号設定」ダイアログボックスで設定できます。 ① 図面上の『大部分同一記号』をダブルクリックしてください。 ② 「面の指示記号 ISO」ダイアログボックスが表示されます。「面の指示記号 ISO」ダイアログボックス の[設定]ボタンをクリックしてください。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ③ 「ISO の面の指示記号設定」ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは、『大部 分同一記号』の表示設定として、[簡易]と[完全一覧]の 2 つの表示設定を選択することができます。 ・[完全一覧]を選択した場合 下図のように表示されます。括弧内にある指示記号は、既に配置されている『面の指示記号』が全 て表示されます。 ・[簡易]を選択した場合 下図のように簡略表示されます。括弧内には、基本記号のみが表示されます。 ④ 「オプション」の[完全一覧]と[簡易]の両方を確認しましたら、[キャンセル]ボタンをクリックして、ダイ アログボックスを閉じます。 AutoCAD Mechanical シンボル作成 6.『大部分同一記号』の動作について ・『面の指示記号』を追加した際の『大部分同一記号』の自動更新 『大部分同一記号』は、図面上の全ての『面の指示記号』と関連付いています。したがって『大部分同 一記号』は、図面上の『面の指示記号』のどれかを変更した場合や、新たに『面の指示記号』を加えた 場合など、修正された場合に自動更新されます。(下図は、『面の指示記号』を追加した例) 図 1.『面の指示記号』追加前 図 2.『図の指示記号』追加後 AutoCAD Mechanical シンボル作成 ・『大部分同一記号』の影響範囲 モデル空間内に複数の図面を作成した場合、『大部分同一記号』は同一図面枠内のみを監視してい ます。従って、他の図面枠内の図には影響を及ぼしません。 下の例は、図 3.と図 4.を同一 DWG ファイルの同一「モデル」空間上に作成しています。 図 3. 図 4. AutoCAD Mechanical シンボル作成 エクササイズのまとめ このエクササイズでは、以下のことを学習しました。 1.引出線のない『面の指示記号』を配置 2.引出線付きの『面の指示記号』を配置 3.『大部分同一記号』を配置 4.『面の指示記号』の編集方法 5.『大部分同一記号』の表示設定方法 6.『大部分同一記号』の動作について 『面の指示記号』の設定に関してより詳しく学習する場合は、ヘルプ情報をご確認ください。 AutoCAD は、米国 Autodesk, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 その他記載の会社名、ブランド名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 記載事項は、予告なく変更することがございます。予めご了承ください。 ©2009 Autodesk, Inc. All rights reserved.