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御意見、御感想 回答 1 1.第46条第2項・第47条第2項 健康保険法等の
御意見、御感想 回答 1.第46条第2項・第47条第2項 健康保険法等の一部を改正する法律の法律番号「平成18年法律第83号」が重複しています。 1 「健康保険法等の一部を改正する法律」という名称の法律が複数あるた 2.第24条 法別表第2の38の項の主務省令で定める事務は、学校保健安全法第24条の援助の対象となる者の認定に関する事務 め、どの法律か特定させるために法律番号を記載しています。 とし、同項の主務省令で定める情報は、同条の保護者又は当該保護者と同一の世帯に属する者に係る生活保護実施関係情報、道 府県民税又は市町村民税に関する情報及び住民票に記載された住民票関係情報とする。 1 2 ご指摘を踏まえ修正します。 通常同一の事務で根拠法令の異なる複数の特定個人情報を列挙するときは、「次に掲げる情報とする。」とし、号立てしていますが、 この条だけ特別にこのように規定する理由は何でしょうか。 3 第22条等で引用している「情報」は前号の号以下(イ~ニ)で規定されてい るものであるため、より正確な規定となるよう改正しております。 3.第22条等で、「前号に掲げる情報」を「前号イから二までに掲げる情報」と改めていますが、前号にはイロハニしかないので「前号 に掲げる情報」で紛れは生じないと思いますが、改正するのはなぜでしょうか。 第13条の2第1号「特別児童扶養手当又は障害児福祉手当の支給に関する情報」とありますが、他の条文では、情報提供者に応じて 号の細分で区別して規定されています。 また、他の条文と同様、「~法律第3条第1項の特別児童扶養手当の支給に関する情報」等のように根拠条文を記載すべきと考えま す。 第13条の2第1号及び第2号の「特別児童扶養手当又は障害児福祉手当の支 給に関する情報」は、同種の情報であるため、まとめて規定しております。ま 第13条の2第2号も同様に、特別児童扶養手当と、障害児福祉手当等は区別して規定すべきであると考えます。また、予防接種法施 た、根拠条文につきましては、ご指摘を踏まえ修正します。 2 行令第13条第5項は昭和60年法律第34号附則第97条第1項の福祉手当の額も年金から控除するとしています。福祉手当が省略さ れていないのはなぜでしょうか。 また、お尋ねの福祉手当の給付に関する情報については、費用対効果の観 点から、現時点では情報連携の対象としないこととしています。 第1号・第2号共通「年金の額の調整に関する事務」と規定されていますが、実際には予防接種法施行規則に基づき、年金の請求 (11条の2・11条の4)、変更の請求(11条の3・11条の5)、届出(11条の7)の際に個人番号を記載した申請書等を提出して行うこととな ります。これらの事務を「調整に関する事務」とまとめられていますが、13条の2に限らず今回新設された条文の粒度が、既存の他事 業のものと比較すると、随分と荒くなったように感じます。 ○療育手帳について 2015年12月25日にパブコメ結果が公示された『「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律別表 第一の主務省令で定める事務を定める命令の一部改正」に係る意見募集の結果について』の「別添1(回答)」の通番2によれば, 「番号法別表第2の主務省令において、療育手帳に関する情報を情報連携の対象とすることについては、現在検討中であり、整理 ができ次第、都道府県等に対して周知したいと考えています。」とあるが,今回の別表第2の主務省令(案)には,療育手帳に関する お尋ねの点については、地方分権改革有識者会議における議論も踏まえ、 3 記載はない。 関係省庁と引き続き検討を行っているところです。 これは,療育手帳情報については,情報連携を行わないという整理がついたということなのか,引き続き検討中という状態であるの か,ご回答いただきたい。 なお,法9条2項に基づく県等条例で個人番号利用事務として規定しても,情報連携と対象とならなければ,内部事務での利活用 しかできず,内部事務であれば,個人番号を特段必要としない。 ○命令案第55条の2について 障害者総合支援法第7条の併給調整対象には,障害者総合支援法施行令第2条の規定により「労働者災害補償保険法の規定に よる介護補償給付及び介護給付」などが含まれているところである。 地方公務員災害補償法及び労働者災害補償保険法に基づく長期給付以外 今回の命令案には,医療保険給付(自立支援医療より優先)や介護保険法の介護給付(障がい福祉サービスより優先)のみ記載 4 の給付に関する情報については、費用対効果の観点から、情報連携の対象 があるが,労災給付等も優先なので,法別表第一により番号法利用事務となっている分野(地方公務員災害補償法,労働者災害補 とはしないこととしております。 償保険法 等)については規定すべきではないか。 なお,これらは,障害者総合支援法の実施主体である市町村には把握困難な情報であり,個人番号による連携が特に必要な分野 である。 ○地方税関連情報について 別表第2でいう「地方税関連情報」については,主務省令で,「道府県民税に関する情報」,「市町村民税に関する情報」,「道府県 民税又は市町村民税に関する情報」の3種類の標記があるが,その使い分けについて説明いただきたい。情報照会者により区分さ 5 れているように見受けられるが,一部一貫性に欠けるのではないか。 特に,別表2-57項 児童扶養手当,同66項 特別児童扶養手当,同67項 障害児福祉手当,特別障害者手当については,情 報照会者が都道府県のみならず政令市も含むことから,「道府県民税に関する情報」ではなく「道府県民税又は市町村民税に関す る情報」であるべきではないか。 地方税関係情報に関しては、それぞれの制度・事務で必要とされる情報がど のような情報であるかによって規定の仕方が異なります。 また、各手当制度の施行令においては、所得の範囲は道府県民税について の非課税所得以外の所得等とされています。 そのため、本命令についても、道府県民税に関する情報としています。 ○年金給付関係情報について 別表第2-68項(障害児福祉手当,特障手当)の年金給付関係情報であって主務省令で定めるものは,今回の命令案に記載が ないが,今後の見込みを回答いただきたい。 6 また,障害者総合支援法に係る年金情報の利用については,110項に,自立支援医療などが限定列挙してあるが,介護給付(施 設入所支援)にかかる特定障害者特別給付費(いわゆる補足給付),及び訓練等給付(就労支援)にも必要であるので,108項にも 記載する必要がある。 ※命令案ではなく法別表に関する意見。法改正の機会があれば整理していただきたい。 年金給付関係情報については、関係省庁間で調整中であり、調整が済み次 第、年度内に本命令を改正し、追加する予定です。 なお、昨年度の番号法改正により別表第2の108項の第4欄に障害基礎年 金の支給に関する情報を追加したところであり、特定障害者特別給付費に関 する事務については、本命令にも追加することとします。訓練等給付に関す る事務については、御指摘を踏まえ、今後検討いたします。 ○障害者総合支援法の地域生活支援事業について 平成28年2月22日付個人情報保護委員会総務課長通知の別紙2(情報連携の対象となる独自利用事務の事例)の14項,17項 に以下の記載がある。 ※介護保険法に基づく市町村特別給付及び地域支援事業については、主務省令が定まるまでの当面の措置として情報連携を実施 するものである。 ※障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業については、主務省令が定まるまでの当面の措置として情報連携を実施するもの 7 である。 今回の命令案において,介護保険法の地域支援事業については,命令47条14項に記載されたが,障害者総合支援法の地域生 活支援事業についても,記載すべきである。55条7項として,47条14項の記載ぶりに加え,障害者関連情報,障害支援区分の認 定情報及び中国残留邦人給付関係情報を加えるのが適当である。 障害者総合支援法第6条の自立支援給付と同様,住民票,地方税,生活保護等の情報が必要であり,特に転入者の税情報につ いては,命令55条で取得しておきながら,地域生活支援事業に利用できないため,課税証明書等の提出を求めることになり,当事 者の納得が得られない。 お尋ねの点については、関係省庁と引き続き検討を行っているところです。 なお、障害者総合支援法の地域生活支援事業については、番号法第9条第 2項に基づく条例を制定し、独自利用事務とした上で、個人情報保護委員会 への所要の届出を行うことで、番号法第19条第8号に基づき、情報連携を行 うことが可能です。 ○命令案55条について 障害者総合支援法の自立支援医療に関しては,今回,55条3項の「支給認定の申請」,第4項の「支給認定の変更」,に加え,第6 項に「支給内容の変更の届出」が新設された。第6項の内容は,第4項に包含されるので記載の必要はないのではないか。 8 「支給内容の変更の届出」で別に項目が必要なのであれば,障害者総合支援法施行令第15条の「支給内容の変更の届出(介護 給付等)」,第26条の7七「支給内容の変更の届出(地域相談支援給付)」も必要になるのではないか。 記載の粒度をそろえていただきたい。 (1)【改正案第七条第一号イ】 里親の認定の申請に係る審査に関する事務に道府県民税に関する情報を取得することができるとされているが、実務において は、道府県民税は参照せず、総所得金額の情報を利用する。 9 「道府県民税」の記載は不必要ではないのか。 (2)また、主務省令案の全文を見ると地方税情報について、市町村民税と道府県民税と書きぶりを変えている箇所がいくつもあるが その趣旨は如何。 【改正案第八条】 (1)小児慢性特定疾病医療費の支給に関する事務において必要となる、「特別児童扶養手当等の支給に関する法律その他の法令 による給付の支給に関する情報」について、今回規定していない理由は如何。 10 (2)「特別児童扶養手当等の支給に関する法律その他の法令による給付の支給に関する情報」には、ア国民年金法等各法による 障害年金のみならず、イ特別児童扶養手当、ウ障害児福祉手当、エ特別障害者手当、オ経過的福祉手当の情報も規定すべきでは ないか。 自立支援医療の「支給認定の変更の申請」と「支給認定の申請内容の変更 の届出」は、障害者総合支援法上の別々の規定を根拠として行われる異なる 事務であるため、別々に規定いたしました。 なお、障害者総合支援法施行令第15条の「申請内容の変更の届出(介護給 付等)」、第26条の7の「申請内容の変更の届出(地域相談支援給付)」につ いても、ご指摘を踏まえ、今後検討いたします。 (1)御意見の総所得金額は、道府県民税に関する情報として、個人番号を活 用して取得することが可能です。 (2)それぞれの制度・事務に必要な情報を規定しています。 (1)(2)小児慢性特定疾病医療費の支給に関する事務において必要となる 御指摘のア~オに関する情報については、現在情報連携の対象となってい ないことから、ご指摘を踏まえ、今後検討いたします。 【改正案第十条の二】 (1)肢体不自由児通所医療費の支給に関する事務において必要となる、「特別児童扶養手当等の支給に関する法律その他の法令 による給付の支給に関する情報」について、今回規定していない理由は如何。 (1)(2)肢体不自由児通所医療費の支給に関する事務において必要となる 11 御指摘のア~オに関する情報については、現在情報連携の対象となってい (2)「特別児童扶養手当等の支給に関する法律その他の法令による給付の支給に関する情報」には、ア国民年金法等各法による ないことから、ご指摘を踏まえ、今後検討いたします。 障害年金のみならず、イ特別児童扶養手当、ウ障害児福祉手当、エ特別障害者手当、オ経過的福祉手当の情報も規定すべきでは ないか。 【改正案第十一条の二】 (1)障害児入所医療費の支給に関する事務において必要となる、「特別児童扶養手当等の支給に関する法律その他の法令による 給付の支給に関する情報」について、今回規定していない理由は如何。 12 (2)「特別児童扶養手当等の支給に関する法律その他の法令による給付の支給に関する情報」には、ア国民年金法等各法による 障害年金のみならず、イ特別児童扶養手当、ウ障害児福祉手当、エ特別障害者手当、オ経過的福祉手当の情報も規定すべきでは ないか。 (1)(2)障害児入所医療費の支給に関する事務において必要となる御指摘 のア~オに関する情報については、現在情報連携の対象となっていないこと から、ご指摘を踏まえ、今後検討いたします。 13 【改正案第十二条第一号ホ、改正案第十二条第三号ヘ及び改正案第十二条第六号ヘ】 児童福祉法による負担能力の認定又は費用の徴収に関する事務において、措置児童と同一の世帯に属する者に係る児童福祉法 第二十七条第一項第三号の措置に関する情報が入手できるが、 (1)児童福祉法第27条の2第1項の措置は、同条第2項の規定により、第2 7条第1項第3号の措置とみなされ児童福祉法が適用されるため、含まれま (1)当該情報には、同条第二項又は第二十七条の二第一項の措置に関する情報も含まれるか。 すが、児童福祉法第27条第2項に関する情報については、含まれません。 (2)含まれないのであれば、当該事務に必要であるので規定すべきではないか。番号法別表第二に規定されていないことが理由で (2)児童福祉法第27条第2項に関する情報については、費用対効果の観点 規定できないのであれば、別表第二の改正についても今後検討が必要なのではないか。 から、現在の整理では情報連携の対象とはしておりません。 なお、児童福祉法第二十七条の二第一項の措置は同条第二項の規定により、第二十七条第一項第三号の措置とみなされ児童福 祉法が適用される。 14 【改正案第三十条第三号】 (1)被災者又はその保護者に係る児童福祉法第五十六条第二項の費用の徴収に関する情報(同法第二十七条第一項第三号又は 第二項の措置に係る部分に限る。)とあるが、改正案第十二条第一号ホや改正案第三十一条第一号ロのような書きぶりにすべきで (1)ご指摘を踏まえ、第12条、第31条の規定ぶりを修正しました。 はないか。 (2)当該事務においては第二十七条の二第一項の措置に関する情報も含まれるという理解でよいか。 なお、児童福祉法第二十七条の二第一項の措置は同条第二項の規定により、第二十七条第一項第三号の措置とみなされ児童福 祉法が適用される。 (2)ご理解のとおりです。 【改正案第四十一条の二第四号】 雇用保険法の傷病手当の支給の調整に関する事務として災害救助法の扶助金の支給に関する情報が規定されているが、 (1)当該情報は災害救助法の施行以降、適用実績がないこと。 ご指摘を踏まえ、修正します。 15 (2)他法による調整規定(例えば、介護保険法第二十条、児童福祉法第十九条の七においても、当該情報について法令上規定され ているにも関わらず、別表第二主務省令に規定がないこと 以上の理由により本主務省令改正案においても規定すべきでないと思われるが如何。 【改正案第四十九条】 感染症法による費用負担の申請に係る事実についての審査に関する事務において、申請に係る患者若しくは当該患者の配偶者 若しくは扶養義務者に係る道府県民税又は市町村民税に関する情報を取得することができるとされているが、実務においては、道 道府県民税については、ご指摘も踏まえ、規定しないこととしました。また、市 府県民税は参照せず、市町村民税と所得税の情報を利用する。 町村民税に関する情報を情報連携の対象としているのは、住民税が非課税 16 「道府県民税」の記載は不必要ではないのか。 か否かをもって自己負担額の認定判断を行うことも考えられるためです。 また、道府県民税又は市町村民税に関する情報を取得したとしても、所得税に関する情報は取得できないため、添付書類の削減 に繋がらず、住民サービスは向上しない。そのような中、道府県民税又は市町村民税に関する情報を取得することができるとした趣 旨は如何。 【法別表第二項番百十の事務】 1)自立支援医療費、療養介護医療費又は基準該当療養介護医療費の支給に関する事務において必要となる「国民年金法その他 の法令による給付の支給に関する情報」について、今回規定していない理由は如何。 17 2)「国民年金法その他の法令による給付の支給に関する情報」には、ア国民年金法等各法による障害年金のみならず、イ特別児童 扶養手当、ウ障害児福祉手当、エ特別障害者手当、オ経過的福祉手当の情報も規定すべきではないか。 【改正案第五十九の三条第一号から第二号】 1)特定医療費の支給に関する事務において必要となる「国民年金法その他の法令による給付の支給に関する情報」について、今 18 回規定していない理由は如何。 2)「国民年金法その他の法令による給付の支給に関する情報」には、ア国民年金法等各法による障害年金のみならず、イ特別児童 扶養手当、ウ障害児福祉手当、エ特別障害者手当、オ経過的福祉手当の情報も規定すべきではないか。 1)2)「国民年金法その他の法令による給付の支給に関する情報」について は、関係省庁間で調整中であり、2)のア及びイについては、調整が済み次 第、年度内に本命令を改正し規定を追加する予定です。なお、ウ、エ、オにつ いては、ご指摘を踏まえ、今後検討いたします。 1)2)「国民年金法その他の法令による給付の支給に関する情報」について は、関係省庁間で調整中であり、2)のア及びイについては、調整が済み次 第、年度内に本命令を改正し規定を追加する予定です。なお、ウ、エ、オにつ いては、ご指摘を踏まえ、今後検討いたします。 1)H28.3.8の「障害保健福祉関係主管課長会議資料」において、「療育手帳に関する情報を情報連携の対象とできるよう、現在、関 係省庁と調整しているところであり、その検討状況については追って連絡する」とあるが、本主務省令改正案に規定されていない。検 お尋ねの点については、地方分権改革有識者会議における議論も踏まえ、 19 討状況について伺いたい。 関係省庁と引き続き検討を行っているところです。 2)療育手帳情報については、情報提供NWSにより情報連携すべき情報なので、必要な措置をお願いしたい。 児童手当の額改定請求書及び氏名住所変更届については、別表第2主務省 令第40条第2号に規定する児童手当法第26条の届出にあたるため、住民票 20 児童扶養手当について、住民票情報は氏名住所変更届の際には利用できないということでしょうか。児童扶養手当について、障害 情報の利用が可能です。 児入所給付費に関する情報等は額改定届や資格喪失届の際には利用できないということでしょうか。児童扶養手当について、転入 また、児童扶養手当に関する各種届出の事務においては、住民票情報(続 の際にはすべての情報が利用できないということでしょうか。 柄等)は利用しないため、情報連携の対象とはしていません。 児童手当について、住民票情報は額改定請求書や氏名住所変更届の際には利用できないということでしょうか。 改正案2の第10条の3「法別表第二の十三の項の主務省令で定める事務は、児童福祉法第二十四条第一項又は第二項の保育の 実施若しくは措置に関する事務とし」の部分について、次の通り意見があります。 (1)別表第一主務省令では、児童福祉法第二十四条第三項の調整又は要請に関する事務については個人番号が利用できるよう規 定されていますが、同法第一項又は第二項の保育の実施又は措置に関する事務については個人番号を利用できると規定されてい 21 ません。別表第一主務省令で規定されていない事務について、情報提供を受けることができたとしても、実質的に情報を活用できな いのではないでしょうか。 (2)児童福祉法第二十四条第二項に規定されている「措置」とは、市町村が果たすべき全体的な責務を意味しているのではないで しょうか。この全体的な責務である「措置」を市町村がするにあたり、特定個人情報(児童扶養手当の受給状況)を受けなければなら ない場面とは、どのようなものを内閣府として想定されているのでしょうか。 (1)御指摘を踏まえて、本命令の規定を別表第一主務省令と同様の規定に 修正します。 (2)御指摘の措置は、市町村として果たすべき全体的な責務を意味するもの ではなく、虐待等の事由により通常の保育の利用が困難な児童に対して、市 町村の権限により必要な保育を提供することを意味するものと認識していま す。 別表第二主務省令の一部改正に関する意見 第40条(児童手当関係)において、児童手当の請求に係る事実の審査の際に提供可能な情報として、『「子」に係る住民票に記載さ 22 れた住民票関係情報』が追加されている。児童手当法施行規則第1条の4第第2項第1号では、児童手当の請求には、『「児童」の属 御指摘を踏まえ、「子」を「支給要件児童」に修正します。 する世帯の全員の住民票の写し』が必要とあり、用語の統一が必要と考えられる。 新旧対照表(2)第59条の2において、子ども・子育て支援法第20条第1項、第23条第1項、第23条第4項、第24条第1項の事務 が規定されていますが、第22条の届出に関する事務については、規定されていません。第22条の手続きにおいても、第20条第1 ご意見を踏まえ、今後検討します。 23 項の手続きと同様の書類の添付が施行規則において定められています。 情報連携できるよう規定をお願いします。 医療費支給認定の取消しに関する事務の規定については、その取り消しの 【改正案第八条】 24 第3号の医療費支給認定の取消しに関する事務について、「主務省令事項の整理」を見ると「生活保護実施関係情報」と「中国残留 要件に照らして情報連携を行う必要はないと判断されることから、削除するこ 邦人等支援給付実施関係情報」が含まれているが、本改正案には記載されていないため、追加すべきではないか。 とといたしました。 身体障害者手帳及び精神障害者福祉手帳に関する情報について、「~~手帳の交付及びその障害の程度~~」の「その」を削除す る改正を行っているが箇所があるが、今回の改正にあたっても、「その」を削除している条と削除していない条がある。 また、今回の改正の対象になっていない条で「~~手帳の交付及びその障害の程度~~」と規定されている条があるが、「その」が 25 つくつかないで連携する情報に差異があるのか。 差異がある場合は、具体的な連携する情報の違いは何か。 また差異がない場合、改正する条と改正しない条があるのはなぜか。誤解を受けないためにも、規定を統一すべきではないか。 「その」を削除しているのは、これに該当する内容(すなわち、だれの障害の 程度なのかに関する情報)を別の箇所に規定したためです。例えば、第22条 第1号イの規定中「その」を削除し、これに該当する内容を同号柱書に規定し なおしています。規定の仕方は各条ごとに異なりますので、すべての規定に 関して一律に「その」を削除しなければいけないというわけではありません。 身体障害者手帳及び精神障害者福祉手帳の情報について、「~~手帳の交付に関する情報」と「~~手帳の交付及びその障害の 程度に関する情報」と2通りの規定のされ方がされている。 番号法の対象となるサービスの提供や給付等にあたっては、「障害の程度」により提供されるサービスやその内容、給付額等が決定 されることが多いと考えられるが、今回の改正にあたってサービスや給付等の事務において「~~手帳の交付に関する情報」のみし か規定されていないものが見受けられる。 規定ぶりについては、それぞれの制度・事務で必要な情報の内容に応じて書 26 あえて、2通りに分けるのではなく、全て「~~手帳の交付及びその障害の程度に関する情報」と統一し、情報連携したほうがよいの き分けています。 ではないか。 2通りに分けるのであれば、「障害の程度」の情報が必要であるにもかからわず、情報連携できないとなると、マイナンバー制度のメ リットである国民の利便性の向上と行政事務の効率化が図られなくなることから、公布前に今一度連携する情報の精査をしていただ きたい。 施行日が2つに分かれているのはなぜですか。 改正前の番号法別表第2主務省令の施行日は「この命令は、法附則第一条第五号に掲げる規定の施行の日から施行する。」とされ ており、改正前の主務省令自体が施行していません。 27 改正前主務省令が施行していないにもかかわらず、一部改正が公布日施行となっており先に施行するのはなぜでしょうか。 一部改正の施行日全てを改正前施行日である法附則第一条第五号施行日にしてもいいように思われますがそうしなかったのは、ど ういった理由からでしょうか。 一般的に、法令の施行前に当該法令を改正することは可能であると考えま す。また、施行日に関しては、改正規定のうち、本命令の公布日時点ですで に番号法別表第2に規定されいてるものに関する改正規定ついては公布日 に施行することとしています。 「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」について、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及 び特定配偶者の自立の支援に関する法律第15条第1項及び平成25年改正法附則第3条第1項の配偶者支援金の支給の実施に関 する情報が含まれないのはなぜでしょうか。 28 「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」を連携する事務においては、他の給付を受けているかという情報が必要な事務もあるか と思います。 適正な給付を行い、マイナンバー制度の目的でもある公平・公正な社会の実現のためにも、情報連携するようにすべきではないで しょうか。 お尋ねの配偶者支援金については、配偶者支援金の支給対象者は、支援給 付の対象者であることが要件であり、その支給に関する情報も両給付金にお いてほぼ同一であることから、「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」と して照会可能としている支援給付の支給に関する情報の提供を受けることが できれば、さらに配偶者支援金に関する情報連携を行うことが必要な事務は 現時点で想定されず、情報連携の対象としていません。 改正法別表第2主務省令第44条の中国残留邦人等支援給付の支給に関する事務の規定について、中国残留邦人等の円滑な帰国 の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律第15条第1項及び平成25年改正法附則第 お尋ねの配偶者支援金については、現時点においては、他の給付と併給調 3条第1項の配偶者支援金の支給の実施に関する事務が含まれないのはなぜですか。 29 整をすることがなく、これに関する情報も必要ないこと等から、情報連携の対 「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」にも配偶者支援金の支給の実施に関する情報が含まれおりませんので、配偶者支援金 象とはしていません。 の支給の実施に関しては、情報照会も情報提供もしないこととなります。 そうであるならば、なぜマイナンバーを利用する事務として定めたのでしょうか。 30 改正法別表第2主務省令第44条第2項から第6項に関して、平成25年改正法附則第2条第3項が含まれないのはなぜでしょうか。平 成25年改正法附則第2条第3項による支援給付の支給の実施に関する事務は、生活保護法の規定の例によらないのでしょうか。 平成25年改正法附則第2条第3項に規定する者に対する給付は、同条同項 において、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残 留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律第14条第1項の規定 により行うこととされていますので、同条第4項の規定によりその例によるも のとされる生活保護法第24条第1項の開始又は同条第2項の職権による変 更に関する事務等に該当し、本命令第44条第2号から第6号までの規定に より情報連携が可能です 第59条の3第1号ニ、第2号ニ及び第5号 本条文では、特定医療費の支給認定の申請、支給認定の変更の認定及び申請内容の変更の届出に係る事実についての審査にお いて、当該手続に係る申請者(患者の方又は保護者)及び支給認定基準世帯員の「住民票関係情報」に関し、情報連携を行える旨 の規定になっています。 31 また、この「住民票関係情報」は、住民基本台帳法第7条第4号に規定する「世帯主」及び「世帯主との続柄」とされています。 しかし、特定医療費の支給認定等の手続においては、住所要件の確認のため、「住民票関係情報」のうち、申請者の住所地情報 が必要となりますが、「世帯主」及び「世帯主との続柄」情報については、その必要性が不明確です。 「世帯主」及び「世帯主との続柄」の情報について、特定医療費の支給認定の申請等において、どの要件を確認するために用いる ことを想定しているのか御教示ください。 難病医療費助成制度では、世帯の所得に応じて自己負担の上限月額を定め ており、所得の算定にあたっては、支給認定患者と同じ医療保険に加入する 者を単位しています。 支給認定患者が属する医療保険が国民健康保険等である場合は、当該支 給認定患者が加入している医療保険の被保険者であって、支給認定患者と 同一の世帯(住民基本台帳法に基づく住民基本台帳上の世帯)に属する者 に限り、支給認定世帯として取り扱われます。 「世帯主」及び「世帯主との続柄」の情報については、この支給認定世帯の要 件を確認するために用いることを想定しています。 第59条の3第3号 本条文は、特定医療費の支給認定の取消しにおいて、「生活保護情報」、「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」、「市町村民税 情報」及び「住民票関係情報」(世帯主及び世帯主との続柄)に関し、情報連携が行える旨の規定となっています。 特定医療費の支給認定の取消し要件は、難病の患者に対する医療等に関する法律第11条に基づき、次のとおりとされています。 1 厚生労働大臣の定める病状等の基準に該当しなくなったとき。 2 特定医療費の支給認定を行った都道府県以外の都道府県に居住地を有することとなったとき。 ご意見を踏まえ、医療費支給認定の取消しに関する事務について案文から 3 同法に基づく都道府県及び厚生労働大臣の命令に対し、正当な理由なく応じないとき。 32 削除いたします。 4 支給認定又は支給認定の変更において、虚偽の申請を行ったとき。 これらの取消し要件の確認において、前述の「生活保護情報」、「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」、「市町村民税情報」及 び「住民票関係情報」(世帯主及び世帯主との続柄)の必要性が不明確であるため、その必要性について御教示ください。 なお、仮に、虚偽申請であるかを確認するとしても、申請等の際に情報連携で取得した「生活保護情報」、「中国残留邦人等支援給 付実施関係情報」、「市町村税情報」及び「住民票関係情報」(世帯主及び世帯主との続柄)が誤っているということは、情報提供ネッ トワークシステムに登録された情報が不正確であり、申請者が虚偽の申請を行ったとはいえないと考えられます。 施行日 第59条の3の施行日は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律附則第1条第5号に掲げる 規定の施行の日」とされています。 当該規定では、「公布の日から起算して四年を超えない範囲内において政令で定める日」とされており、番号法の公布日である平成 25年5月31日から起算すると、最長でも平成29年5月30日になります。 33 番号法第19条7号の規定の施行日については未定です。 しかし、内閣府の「マイナンバー社会保障・税番号制度」のホームページのFAQでは、「添付書類の削減は、地方公共団体を含むオ ンラインでの情報連携が始まる平成29年7月からになります。」との記載があります。 地方公共団体における情報連携の開始日は、本命令の施行日の平成29年5月30日からとなるのでしょうか。また、内閣府ホーム ―ページのとおり、平成29年7月からということであれば、その日付は法令上のどの規定を根拠とするのか御教示ください。 改正案第十二条第六号及び、改正案第五十九条の二で明文化されていないが、法別表第2の16項及び116項で特定個人情報 年金給付関係情報については、関係省庁間で調整中であり、調整が済み次 34 として示されている「国民年金法による障害基礎年金の支給に関する情報」について世帯の状況確認に必要な情報であることから 第、年度内に本命令を改正し、追加する予定です。 規定するべきと考える。 今回の改正において、第22条など各規定で「生活保護実施関係情報」を追加する改正をされていますが、「中国残留邦人等支援給 付実施関係情報」を追加する改正はなされていません。生活保護実施関係情報は収集する必要があるのに、中国残留邦人等支援 給付実施関係情報は収集する必要がないといったことがあるのでしょうか。 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律(平成6年 35 ご意見を踏まえ、今後検討します。 法律第30号)第14条第4項では、「この法律に特別の定めがある場合のほか、支援給付については、生活保護法の規定の例によ る。」と規定しています。 この趣旨から考えると、「中国残留邦人等支援給付実施関係情報」を追加する改正が必要なのではないでしょうか。そもそもの番号 法改正が必要ならば、行うべきではないでしょうか。 省令改正案(対照表1)中第47条第17号及び第18号は削除が必要である。 理由として、介護保険法第122条及び122条の2第2項の調整交付金等の算定に関する事務は、番号法別表第2の94の項に規 定されるいずれの事務にも含まれないためである。 当該事務に関し情報連携が必要ならば、法別表第1の68の項を改正し当該事務を番号利用事務に含むと規定したうえで、併せて 法別表第2の94の項を改め、情報連携が可能な事務として規定する必要がある。仮に、当該事務が法改正をせずとも法別表第1の 36 68の項及び別表第2の94の項に規定される事務に含まれると解するのであれば、これら事務のうち、いずれの事務に当てはまる ご意見を踏まえ、削除します。 のか明確にされたい。 ただし、当該事務が番号利用事務とされたとしても、介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令第1条の2及び第1条の3に基 づく調整交付金等の算定に当たっては、個々の第1号被保険者の個人情報は不要であり、第47条第17号及び第18号案に規定さ れている特定個人情報は、調整交付金等の算定に必要な情報ではない。 以上から、第47条17号及び18号は削除しなければならない。 省令改正案(対照表1)中第13条の2第2号ロに、「国民年金法等の一部を改正する法律(昭和六十年法律第三十四号)附則第九 十七条第一項の規定による福祉手当の支給に関する情報」を追記するべきである。 お尋ねの福祉手当の給付に関する情報については、費用対効果の観点か 37 理由として、予防接種法施行令第13条第5項において、控除を行うことにより調整を行う手当として、特別児童扶養手当などと共 ら、現時点では情報連携の対象としないこととしています。 に列記されているためである。 省令改正案(対照表1)中第15条について、法別表2の21の項の規定により、身体障害者福祉法の費用の徴収に関する事務及び 特定個人情報について規定されているが、改正案ではこれが削除され、法別表第2の22の項の規定による、精神障害者福祉法の 費用の負担の調整に関する事務及び特定個人情報について規定されている。 法別表第2の21の項の規定による身体障害者福祉法の費用の徴収に関する事務の情報照会者は厚生労働大臣であり、国の行 38 政機関が情報提供ネットワークを用いた適切な運用をするべく、この現行第15条は削るべきでなく、改正案第15条は第15条の2とす るべきである。 なお、当該事務に限らず情報提供ネットワークの運用開始時期が近づいてきているのも拘わらず主務省令に規定のない事務及び 特定個人情報については、法改正により削除するべきである。番号利用や情報提供の見込みがないものについて、さも利用や提供 が出来るように法整備しておくことは、個人情報のリスク管理上問題があるためである。 身体障害者福祉法第38条第2項に基づく国の設置する障害者支援施設等 (国立障害者リハビリテーションセンター)への措置入所については費用対効 果の観点からマイナンバーを利用しないこととしたことに伴い、今回、番号法 別表第2の主務省令について関連する規定を削除しました。なお、一般的 に、現在、マイナンバーを利用することとしていない事務についても、今後の 状況の変化によってはこれを利用することも考えられることから、現時点にお いてマイナンバーを利用することとはしていないということのみをもって、法律 上の規定を削除することは不適当であると考えます。 47条1項16号について、介護予防・日常生活支援総合事業に係る高額介護予防サービス費相当事業等についても生活保護世帯 は第1段階になるので、生活保護情報が必要です。 39 ご意見を踏まえ、今後検討します。 また、中国残留邦人支援給付の法律において、介護保険法の生活保護に中国残留邦人支援給付を含めることとされているので、主 務省令の介護関係条文で生活保護情報があるものは、すべて中国残留邦人支援給付の情報が必要になると思います。 第十条の三について、同条では「法別表第二の十三の項の主務省令で定める事務は、児童福祉法第二十四条第一項又は第二項 40 の保育の実施若しくは措置に関する事務」とありますが、法別表第一の八の項で規定されています点を考慮し、「法別表第二の十三 ご意見を踏まえ、修正します。 の項の主務省令で定める事務は、児童福祉法第二十四条第三項の調整又は要請に関する事務」とすべきであると考えます。 41 ・主務省令第12条第3号ヲにおいて、「措置児童」の標記が突然登場するが、保護児童等の誤りではないか。 ご意見を踏まえ、修正します。