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ありがとう 共 に 学 ぶ
当事者や家族の会などの情報 ■障がいのある子どもや大人のサポートをしているグループ■ 筑豊地区障がい者スポーツ指導員・奥村組 対象者 何らかの障がいのあるお子さん、 または障がいのある当事者の方々 障がい者スポーツに興味がある方、体験やお手伝い(ボランティア)を 希望する方 障がい者スポーツを一緒に楽しみたい方 活動内容・ 「筑豊地区障がい者スポーツ指導員・奥村組」は、「日本障がい者スポーツ書 道者協議会」障害者スポーツ指導者、日本体育協会等各競技の資格を持った 活動PR 方々・競技者の方々が中心となり活動しています。奥村組の登録者 42 名の 仲間は、施設職員・行政職員・特別支援学校教員・ヘルパー・看護師・一 般社会人等本職も様々な方々で、「誰もが出来るスポーツを一緒に楽しみた い」 と集まった仲間達です。 その他ボランティア・学生さんのご協力があり、障 がいをお持ちの方々がスポーツを楽しく、またスポーツを通して地域への参加 が出来るようにとお手伝いをさせていただいている仲間たちです。 ○現在、主に活動中のスポーツ教室(クラブ)紹介 1. バスケットボール教室:障がい児の教室です。 クラブ:ドリームキッズ 日時:原則、毎週木曜日 午後 6 時 30 分∼ 8 時 会場:サン・アビリティースいいづか体育館 参加費等:ご連絡ください。 くわしい内容は、p.58 の「ドリームキッズ」に掲載しています。 2.水泳教室:障がい児の教室です。 クラブ:レインボー 日時:原則、隔週第1・3金曜日 午後 6 時 30 分∼ 7 時 30 分 会場:飯塚市健康の森公園市民プール 温水プール 参加費等:ご連絡ください。 3. ボウリング教室:障がいのある方々の教室です。 日時:原則、毎週土曜日 会場:麻生塾ボウル 参加費等:ご連絡ください。 4. その他:年・数回障がい者スポーツの体験教室(4∼5種類) ふうせんバレー教室 乗馬クラブ計画中 主な、活動の場は、飯塚市・筑豊・北九州・福岡市・福岡県・九州・全国です。 これからも、飯塚市を中心に各競技の活動を広げていきます。 問い合わせ ▶代表者名: 奥村 勝志(おくむら かつし) ▶電話番号: 090-7986-3061 ▶fax番号 : 0948-29-3149 ▶ホームページ: http://oqmuragumi.web.fc2.com/ 先輩ママ達のお話・体験談 ありがとう 【脳性麻痺】 19才・男の子 うちの息子は、昨春で直方養護学校を卒業し、就労移行支援事業のある事業所に通っていま す。あらためて 19 年間思い返すと、いろんなことがあり、多くの人たちに支えられてここま できたなぁと思います。 息子は、生まれた時、息もできてない状況で、約1か月、保育器に入っていました。なんとか 退院できたものの、不安で、育児についてどうしていいかわからず、ほぼ一日子どもをじっと ながめ、育児書を読みながら、さらに不安になっていたのを思い出します。医師の紹介で、2年 間、週3回、他市の通園施設に通いました。歩いたのが3歳。話しだしたのが4歳のころでし た。北九州にある療育センターへ母子通園をし、飯塚市内の通園施設に通いました。いろんな 訓練を受けました。いろんな先生や親子と知り合いになり、そのころからようやく少しずつ、 育児書に頼らず、子どもの様子をみて、自分で考えて子どもと接するようになってきたように 思います。また、息子のおかげで、たくさんの子育て友だちを持つことができました。一緒に子 どものことで、考えたり、笑ったり、泣いたり…。 「障がい」と一口にいってもいろいろで、 「重度だから大変だ」とか、 「軽度だからいい」とか簡 単にすませられないと知りました。親はみんな子どもを大切に考えていることが分かりまし た。おとなになって、こんなに素敵な人たちとの出会いができるなんて、幸せだなあとつくづ く思います。ありがとう。息子は、養護学校最後の1年間寄宿舎に入り、親離れし始めました。 これから親の私が知らない人にも出会い、支えられながら、たくさんのことを経験していくだ ろうと思います。私も少しずつ子離れしながら自立を見守っていきたいと思っています。 共 に 学 ぶ 【ルビンシュタイン・テイビ症候群】 22才・男の子 生まれつき障がいを持つ息子は今年で 22 歳になります。これまで本当に多くの方々にお 力添えを頂き支えて頂きました。心から感謝いたしております。 療育施設で同じ悩みを持つ方々と出会い、そして「ぽれぽれの会」の皆さんと出会えた事は 私にとって大きな力となりました。一緒に泣き、笑い、助け合い励まし合う事でいつも前向き で明るく強い気持ちで頑張る事が出来ました。また、この出会いをくれた息子にも感謝してい ます。息子のおかげで私自身、いろいろな体験、勉強を経て成長出来たと思っています。 息子は、中学まで地域の学校に通いました。まずは息子を知ってもらう事を第一に考え、学 校、地域そして PTA の行事には進んで参加しました。トラブルもたくさんありましたが、周り の方々と交流を深める事で対処することが出来ました。何よりもご指導していただいた先生 方に恵まれ、保護者の方々からもあたたかく見守って頂き、クラスのみんなが息子をしっかり と支えてくれました。この九年間で息子は大きく成長しました。高等学校からは特別支援の学 校に通いました。ここでは自立に向け厳しく指導を受けました。今はA型就労継続支援施設 で、午前中の4時間毎日頑張って仕事をしています。今はこの仕事を継続してくれる事を心か ら願っています。いずれは親元をはなれ自立していかなくてはいけません。今後は自立と言う 課題に向け、また進んで行きます。福祉や支援制度も年ごとに変わっていきます。これからも 皆様に支えられながら、息子と力を合わせてしっかり学んでいきたいと思っています。また、 障がい児を持つ若い保護者の方々に対し微力ながら力添えできればと考えています。 息子の人生はまだまだこれからです。元気に頑張っていきます。 59 60