...

Ⅱ シラバス 必修共通科目

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

Ⅱ シラバス 必修共通科目
Ⅱ シラバス 必修共通科目
147
看護理論
(TM10001 /共通科目/必修共通科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
必 修
30
担当教員 松木 光子 Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
看護知識体系の構造とその意義を理解し、より科学的で良質な看護実践ができるようモデルや理論を活
用できること、及びより臨床志向の実践的な理論構築の目を培うことをめざす。
【到達目標】
1.看護知識体系の構造とその意義を説明できる。
2.看護概念モデルを選択し,そのモデルについて概要を説明できる。
3.選択した看護概念モデルまたは理論を事例に適用できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2・3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
看護知識の体系化とその意義,理論と理論の範囲
看護モデル・理論開発の系譜
主要な看護モデルと理論の特徴と適用 1. 生活統合体モデル概説とそれに
基づく実践事例の発表と質疑
2. ヘンダーソン看護論
3. オレム看護論
4. ロジャーズ看護論
5. ロイ看護適応モデル
6. ペプロー発達理論
7. M. ニューマン健康理論 8. レイニンガー文化的ケア
2 ~ 8 についても 1 と同様に各看護論の概説と事例適用について学生の
選択学習による発表と,質疑・検討を行う
中範囲理論としての役割理論の概説と看護実践へのモデル適用事例の検討
小範囲理論としての看護診断モデルの検討
理論の研究への活用:調査票作成
まとめ
担 当 者
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
Ⅲ 教科書
『看護理論 理論と実践のリンケ - ジ』松木光子 小笠原知枝 久米弥寿子編集 ヌーヴェルヒロカワ 2006
〔N01/Ma79〕
Ⅳ 参考図書
『看護理論家とその業績』3 版 マリナー・トメイ レイラ・アングット 都留伸子監訳 医学書院 2004 〔N01/Ma52/3rd〕
Ⅴ 評価方法
課題レポート(60%)、グループワーク(20%)、課題の提出(10%)、受講態度(10%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
149
看護研究Ⅰ(量的研究)
(TM10002 /共通科目/必修共通科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
必 修
30
担当教員
杉浦 美佐子 西川 浩昭
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
看護研究の重要性とその意義、研究倫理、研究課題の明確化、文献検討、研究計画書の作成など看護実
践や教育の場で共通して活用できる看護研究の基礎的知識を深める。
【到達目標】
データ収集方法、臨床現場でどのようにエビデンスを使い(研究結果の応用)、エビデンスを作って(看
護実践への有用性や適応の開発)いくのかに焦点をあて、質的研究・量的研究に必要な技術・知識の基礎
を習得する。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
看護研究とは何か、看護研究の重要性とその意義
看護研究の倫理と研究結果の応用
研究課題の明確化と絞り込み作業
研究の仮説と前提、研究計画書
文献検討の意義とその方法(医学文献データベースの利用法)
EBM と EBN、エビデンスを使う、エビデンスを作る
概念枠組みと理論の役割
研究デザインⅠ:実験研究、質的研究
質的研究と量的研究の相違とそれぞれの強み、
Mixed Method について
研究デザインⅡ:量的研究
母集団と標本
標本抽出 ( 無作為抽出、有意抽出 )
調査方法Ⅰ ( 訪問面接法、集団記法、配布回収法、その他 )
調査方法Ⅱ ( 郵送法、電話法、インターネット、その他 )
質問紙の作成 ( ワーディング )
尺度開発Ⅰ ( 信頼性 )
尺度開発Ⅱ ( 妥当性 )
まとめ
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
『エビデンスのための看護研究の読み方・進め方』高木廣文他著 中山書店
その他、適宜紹介する。
〔N07/Ta29〕
Ⅴ 評価方法
参加の状況(20%)レポート(80%)などにより総合評価する。
Ⅵ 受講要件
特になし
Ⅶ その他 特になし
150
担 当 者
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
杉浦・西川
看護倫理
(TM10003 /共通科目/必修共通科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
必 修
30
担当教員 松木 光子 前川 早苗
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
今日の看護倫理の潮流から、その考え方や利点・欠点を理解する。その上で看護実践・研究・教育にお
ける今日の原則や概念を知る。さらに現場で遭遇する倫理的問題やジレンマ事例について検討することに
より、問題またはジレンマ解決力や倫理的感覚を培う。
【到達目標】
1.看護倫理に関する様々な考えとそれらの利点・欠点を説明できる。
2.看護実践・研究・教育における倫理原則や概念を説明できる。
3.Jonsen または Tompson の枠組みを使って事例展開できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
現代の看護倫理:原則主義
現代の看護倫理:ナラティブ
現代の看護倫理:ケアリング,フェミニズム倫理学
倫理原則と看護倫理概念
専門職団体と看護倫理綱領 1. ICN
専門職団体と看護倫理綱領
2. 日本看護協会 看護実践の場によくみられる倫理的問題
看護実践の場における倫理的問題と検討方略 看護実践に伴う倫理的ジレンマ事例の検討 ( 閉鎖的な環境におかれた精神
科事例 ) 看護実践に伴う倫理的ジレンマ:緩和医療の場合 看護実践に伴う倫理的ジレンマ:DNR 指示
看護実践に伴う倫理的ジレンマ:医療者のパターナリズム
看護実践に伴う倫理的ジレンマ:患者と家族の意見の違い
看護研究・教育おける倫理
まとめ
担 当 者
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
前川 早苗
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
松木 光子
Ⅲ 教科書
『看護倫理学』松木光子編集 ヌーヴェルヒロカワ 2010 発行予定
Ⅳ 参考図書
『看護実践の倫理』サラ.T. フライ 片田範子 山本あい子訳 日本看護協会出版会 最新版 〔N01.1/F89/2nd〕
『臨床倫理学 第 5 版』Jonsen・他 赤林朗他訳 新興医学出版社 2006 〔490.15/J72/5th〕
『看護倫理のための意思決定 10 のステップ』Tompson, J.E., Tompson, H.O. ケイコ・イマイ・キシ監訳 (2004) 日本
看護協会出版会 〔N01.1/Th6〕
Ⅴ 評価方法
課題レポート(60%)
、グループワーク(20%)、課題提出(10%)、受講態度(10%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
151
赤十字と看護の歴史
(TM10004 /共通科目/必修共通科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
必 修
30
担当教員
河合 利修
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目標】
赤十字は、1859 年のソルフェリーノの戦いにおけるアンリー・デュナンの活動に端を発した 150 年の
歴史を有する救護機関である。我が国では、明治 10 年に日本赤十字社の前身である博愛社が創設され、
以降約 130 年にわたり日本赤十字社は人道活動に従事してきた。また日本赤十字社は、明治 23 年より看
護教育に携わってきており、この分野におけるパイオニアでもある。
本講義では、本学保管の日本赤十字社文書を実際に手に取り、読みながら、日本赤十字社の歴史を明ら
かすることを目的とする。さらに日本赤十字社がどのように看護教育に関わり、看護師がどのような役割
を果たしたかについて究明する。
【到達目標】
1.日本赤十字社の歴史を、国際赤十字の枠組みの中で理解する。
2.看護の歴史について、とくに日本赤十字社との関わりにおいて、理解する。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
内 容
はじめに
河合 利修
2
歴史的文書について
河合 利修
3
日本赤十字社文書について
河合 利修
4
博愛社の創設
河合 利修
5
日本赤十字社の初期の活動その一(災害救護)
河合 利修
6
日本赤十字社の初期の活動その二(看護教育と医療事業)
河合 利修
7
救護看護婦の活動(日清戦争・北清事変)
河合 利修
8
救護看護婦の活動(日露戦争・第一次世界大戦)
河合 利修
9
救護看護婦の活動(シベリア出兵から昭和初期の戦争)
河合 利修
10
救護看護婦の活動(第二次世界大戦)
河合 利修
11
看護教育の変遷
河合 利修
12
日本赤十字社の平時活動と看護師
河合 利修
13
日本赤十字社の医療事業の変遷
河合 利修
14
日本赤十字社の災害救護活動の変遷
河合 利修
15
おわりに
河合 利修
Ⅲ 教科書
『日本赤十字社と人道支援』黒沢文貴・河合利修編 東京大学出版会 〔R1.02/Ku76〕
Ⅳ 参考図書
『従軍看護婦と日本赤十字社』川口啓子・黒川章子 文理閣 〔R1.02/Ka92〕
Ⅴ 評価方法
試験(80%)、受講態度(10%)、出席(10%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
152
担 当 者
1
選択共通科目
153
154
看護社会学
(TM10005 /共通科目/選択共通科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員
嶋守 さやか
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
現代の社会理論や哲学(現象学)の中から代表的な理論をいくつか取り上げ、人間存在のあり方や人間
関係のとらえ方を探求する。具体的には、社会学理論や哲学にみられる基本的な概念や論理のあり方、人
間存在論、他者関係論を検討し、医療に関わる研究領域の中から、いくつかの主要な論点を取り上げ考察
する。
【到達目標】
1.現代の社会学理論や哲学(現象学)にみられる人間存在のあり方や人間関係のとらえかたにかかわる
諸論点が理解できる。
2.病と医療に関わる自身の研究領域において、社会学的な論点から考察することができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
内 容
担 当 者
1
オリエンテーション
嶋守 さやか
2
映像資料による演習――記録と記憶
嶋守 さやか
3
社会学史概説――コントからパーソンズまで
嶋守 さやか
4
デュルケム ―― 「もの」としての社会
嶋守 さやか
5
パーソンズ① ―― システムという考え方(秩序による秩序)
嶋守 さやか
6
パーソンズ② ―― 社会システムのクラスター分析
嶋守 さやか
7
パーソンズ③ ―― 神への回帰(逃れられない循環)
嶋守 さやか
8
ウェーバー① ―― 社会は意味を欠いている
嶋守 さやか
9
ウェーバー② ―― 資本主義の精神
嶋守 さやか
10
ウェーバー③ ―― 実在根拠と認識根拠
嶋守 さやか
11
カント① ―― 思惟物としての先験的理念
嶋守 さやか
12
カント② ―― 社会は対象としてない
嶋守 さやか
13
ヘーゲル① ―― 存在と無と生成
嶋守 さやか
14
ヘーゲル② ―― 無限判断
嶋守 さやか
15
まとめ
嶋守 さやか
Ⅲ 教科書
『社会の実存と存在――汝を傷つけた槍だけが汝の傷を癒す』 柿本昭人・嶋守さやか 世界思想社
1998
Ⅳ 参考図書
授業中に適宜指示する。
Ⅴ 評価方法
提出されたレポート、授業中のプレゼンテーション(40%)およびテスト(60%)評点により総合評価
する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
155
医療経営学
(TM10006 /共通科目/選択共通科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 立川 幸治
Ⅰ 授業目的と到達目標
【授業目的】
現在、医療ならびにその関連領域は社会変化の大波に揺らいでいる。世界に冠たるわが国の国民皆保険
は、半世紀近い歴史をもつが、少子高齢社会を迎え、その基盤がぐらつきはじめた。一方で、80 年代以
降続いた医療費抑制政策は、医療崩壊と呼ばれる現象をおこしてしまった。一時もてはやされた医療の企
業化、医療の市場化の限界も見えている。このような乱世的状況の中で、医療現場をこうしていきたい、
と自ら考え行動できる組織を揺さぶる「個人」を育てること。それが本講義の目標である。経営とは単な
る利潤を残すための技術ではない。だが、持続、存在し続けるための再投資の源は確保しなくてはならな
い。そのためのマインドセットとツールのエッセンスを提供する。
【到達目標】
本講座修了によって参加者は、
1.経済学的思考をどう医療経営に応用すればよいのか、その基本を説明できる。
2.医療を産業軸で分解し企業経営手法を導入する際の応用可能点、注意すべき副作用を説明できる。
3.リーダーシップ、フォロワーシップ、モチベーションマネジメントを組織運営の場に応じて展開できる。
基本知識と応用力の基盤をつけられる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
内 容
担 当 者
1
医療経営学とは何か 医療経済学との違い
立川 幸治
2
経営のために必要な技術とは
立川 幸治
3
医療を産業軸で因数分解する
立川 幸治
4
海外医療産業はお手本となるか
立川 幸治
5
財務諸表の基本を知る
立川 幸治
6
資金調達と投資活動
立川 幸治
7・8
組織とリーダーシップ
立川 幸治
9・10
個人とモチベーションマネジメント
立川 幸治
11
業務改善とは何か
立川 幸治
12
オペレーションエクセレンスを考える
立川 幸治
組織を動かす原動力:戦略、ミッション、ビジョン
立川 幸治
職員モチベーションを上げる紛争マネジメント
立川 幸治
13・14
15
Ⅲ 教科書
特になし、随時、レジュメを配布する。
Ⅳ 参考図書
『エコノミクス 入門ミクロ経済学』 ダイヤモンド社 2005 〔498.13/O42〕
★『故事成語でわかる経済学のキーワード』 梶井厚志著 中公新書 2007
★『経済学的思考のセンス』 大竹文雄著 中公新書 2005
『雇用,利子および貨幣の一般理論』ケインズ著 間宮陽介訳 岩波文庫 2008
『実践薬剤経済学』 池田俊也 坂巻弘之監訳 じほう社 2000 〔499.09/B26〕
『やさしく学ぶ薬剤経済学』 坂巻弘之 じほう社 2003 『厚生労働白書』 厚生労働省〔498,1/Ko83 統計・白書コーナー〕
『医療費の秘密』 岡本悦司著 三一書房 1991 〔080/Sa63/1030〕
『講座・医療経済・政策学 医療保険・診療報酬制度』勁草書房 2005 〔498.13/Ko98/2〕
156
『講座・医療経済・政策学 医療経済学の基礎理論と論点』 勁草書房 2006 〔498.13/Ko98/1〕
『講座・医療経済・政策学 保険・医療提供制度』勁草書房 2006 〔498.13/Ko98/3〕
★『医療経済・政策学の視点と研究方法』二木立著 勁草書房 2006 〔498.13/N73〕
『医療問題第三版』池上直己著 日本経済新聞社 2006 〔080/N88/11810〕
『改革のための医療経済学』兪炳匡著 メディカ書房 2006 〔498.13/Y72〕
★『MBA 経営戦略』グロービスマネジメントインスティテュート著 ダイヤモンド社 1999 〔336.1/G95〕
★『MBA リーダーシップ』グロービスマネジメントインスティテュート著 ダイヤモンド社 2006 〔336.3/G95〕
『リーダーシップとは何か』 RA ハイフェッツ著 産業能率大学出版部 1996
★『リーダーシップ入門』 金井壽宏著 日経文庫 日本経済新聞社 2005
『Followership』 Barbara Kellerman Harvard Business Press 2008 ( 翻訳はまだない )
★『ビジョナリー・カンパニー』JC コリンズ、JI ポラス著 日経 BP 社 1995
★『新しい戦略の教科書』 酒井穣著 ディスカバー 21 2008
『強い調達』アクセンチュア調達戦略グループ著 東洋経済新報社 2007
明
『見える化 強い企業をつくる「見える」仕組み』 遠藤功著 東洋経済新報社 2005
★『財務3表一体理解法』 國貞克則著 朝日新書 朝日新聞社 2007
★『経営の大局をつかむ会計』 山根節著 光文社 2005
『動機づける力』 ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー編集部編訳 ダイヤモンド社 2005
【レポート作成ならびに学習法の参考書】
★『大学院生のためのアタマの使い方』 船川淳志著 東京図書 2006 〔836.4/F89〕
★『考える技術・書く技術』 バーバラミント著 ダイヤモンド社 1995 〔336.55/W46〕
★『論理力を鍛えるトレーニングブック』 渡辺ぱこ著 かんき出版 2001 〔141.5/W46〕
★マークをつけた書籍はほとんどが新書で比較的安価かつ読みやすい。そのいくつかには、事前に目を通
しておくことが望まれる。
Ⅴ 評価方法
講義では毎回終了後ショートレポート(reflection note 振り返り)をメールにて提出する。その文章構
造と内容とを総合して評価する(30%)それに加え出席時の貢献(意見、質問、発表)を評価する(30%)
グループワークを行った回は、その発表をグループ構成員全体の評価として扱う。
さらに全講義終了後、テーマを定め、レポート(theme essay)を課す。(40%)
これらの得点総和を成績評価とする。
すべての評価要素は加点評価であり、減点評価は一切行わない。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
157
国際人道法
(TM10007 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 河合 利修
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
国際人道法は、赤十字とともに 19 世紀半ばに誕生し、発展してきた。国際人道法は、戦争犠牲者の保
護を主に国家に課すが、同時に赤十字の活動の根拠も規定している。また国際人道法は、犠牲者の人道的
な取り扱いを定める条約と、戦闘方法の制限禁止を定める条約から成り立つなど、複雑な構造になってい
る。本講義では、このように赤十字にとって重要であり、しかしながら複雑な内容である国際人道法を国
際法の観点からとらえながら、国際人道法について追究する。
【到達目標】
1.国際人道法を構成する主な条約(ジュネーブ条約およびハーグ条約)を理解する。
2.赤十字と国際人道法の関係について理解する。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
内 容
はじめに
担 当 者
河合 利修
2
国際人道法の歴史
河合 利修
3
戦争への国際人道法の適用
河合 利修
4
国際人道法の基本原則
河合 利修
5
戦闘行為の規制
河合 利修
6
捕虜の保護
河合 利修
7
傷病者の保護
河合 利修
8
文民の保護
河合 利修
9
違反の防止と行動の監視
河合 利修
10
戦争犯罪の処罰
河合 利修
11
内戦への国際人道法の適用
河合 利修
12
赤十字と国際人道法 I:各国赤十字社
河合 利修
13
赤十字と国際人道法 II:ICRC と国際赤十字・赤新月社連盟
河合 利修
14
赤十字と国際人道法 III:赤十字標章
河合 利修
15
おわりに
河合 利修
Ⅲ 教科書 Frits Kalshoven and Liebeth Zegveld, Constraints on the waging of war, ICRC, 2001. 〔329.6/Ka29〕
Ⅳ 参考図書 『国際人道法』藤田久一 有信堂 そのほか、講義において指定する。〔R.o.12/F67〕
Ⅴ 評価方法 試験(80%)、受講態度(10%)、出席(10%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
158
病態生理学
(TM10008 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 石黒 士雄 端谷 毅
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
患者の症状、所見がどのような病態から表れるのかを理解する。疾病の誘因と回復力(ホメオスターシ
ス)および診断への道筋を理解する。症状、検査結果を総合的に把握することで、実際の看護実践に生か
してゆく道筋を立てる。
【到達目標】
基礎看護教育で学んだ人体の形態と機能の知識をより高めることにより、臨床でしばしば見られる症状、
所見を中心にその病態生理を考え、適切な看護ができるようになる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
診断についての概論
症状から診断へ
画像情報と診断
検査結果から診断への過程
病理検査から得られる情報と診断
肝臓機能と症状
腎臓機能と症状
骨髄機能と症状
慢性病
感染症と免疫
がんと人間
肥満と脂質代謝異常の分子学的解析
加齢と疾患:老化のメカニズム
再生医療の進歩
医療社会学的アプローチについて
担 当 者
石黒 士雄
石黒 士雄
石黒 士雄
石黒 士雄
石黒 士雄
端谷 毅
端谷 毅
端谷 毅
端谷 毅
石黒 士雄
端谷 毅
石黒 士雄
端谷 毅
石黒 士雄
端谷 毅
Ⅲ 時間外学習 授業で習った言葉や単語をインターネットや参考書などでより詳しく調べて確認しておく。
Ⅳ 教科書 『臨床病態学』
松浦雅人編
医歯薬出版
Ⅴ 参考図書
逐次プリント、書籍を提示する。
Ⅵ 評価方法
出席(30%)
、レポート(70%)
Ⅶ その他
なし
159
臨床薬理学
(TM10009 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 横山 稔厚 山田 浩雅
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
高度実践看護師として薬物治療に貢献できるように、薬物の働きを体系的に理解しその実際を学習する。
また、医療チームメンバーとして治療計画の立案、アウトカム評価、計画の見直し、クライエントと家族
の教育や相談など一連のプロセスに貢献するために、主要な薬物治療について学ぶ。
【到達目標】
1.薬理学の基礎を身体の生理学的メカニズムと合わせて包括的に理解できる。
2.薬物動態、力学(ダイナミクス)、効果と副作用について理解できる。
3.薬物療法計画に関連して、考慮すべき人生のライフサイクル、薬物治療の法的側面、心理社会面を理
解できる。
4.医療チームメンバーとして、薬物治療において果たすべき看護の役割について考察できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
内 容
担 当 者
1
授業ガイダンス 薬理学の基礎知識
横山 稔厚
2
薬物動態学と薬力学
横山 稔厚
3
神経薬理学と末梢神経系
横山 稔厚
4
薬物治療とライフスパン(周産期・小児期・高齢期など)
横山 稔厚
5
薬物耐性と薬物依存 / 薬物治療と法的側面 / 投与計画
横山 稔厚
6
薬物治療と高度実践看護の役割
山田 浩雅
7
心臓血管系治療薬
横山 稔厚
8
消化器系と薬物療法
横山 稔厚
9
抗生剤
横山 稔厚
10
抗がん剤 / 鎮痛剤と抗炎症剤
横山 稔厚
11
神経精神疾患治療薬
山田 浩雅
12
呼吸器系、免疫系、アレルギーと薬物治療
横山 稔厚
13
ホルモン系と薬物療法
横山 稔厚
14
女性生殖系と薬物療法
横山 稔厚
15
まとめ
横山 稔厚
Ⅲ 教科書
Richard A. Lehne:Pharmacology for Nursing Care, W B Saunders (2009 6 月発売、翻訳予定)
Ⅳ 参考図書
適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(5%)
、討論参加(30%)、テスト(50%)、課題(15%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他 なし
160
ヘルス・アセスメント
(TM10010 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 長江 美代子 桑原 美弥子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
病態生理学と看護診断を統合して、身体・心理・社会的側面を包括的にとらえる高度なアセスメント能
力を養う。
【到達目標】
1.ヘルスアセスメントの定義、看護診断について理解できる。
2.病態生理学の知識を土台としたフィジカル・アセスメント (Physical Assessment) を実施できる。
3.心理社会面として精神状態のアセスメント(MSE:Mental Status Examination)を含む心理社会的
アセスメントを実施できる。
4.高度な包括的アセスメントに基づいて適切に看護診断できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
授業ガイダンス、看護師によるヘルス・アセスメントと看護診断
アセスメントの定義とプロセス
心理社会的アセスメント(MSE)
フィジカル・アセスメント I:
健康歴・系統的レビュー・記録・バイタルサイン
全身状態・皮膚・頭・顔・鼻・関連する脳神経
医療診察器具の使用方法
頸・鼻・口・目・耳・甲状腺・リンパ・関連する脳神経
症例とビデオ撮影による演習
フィジカル・アセスメント II
心音・末梢血管
胸部・えきか・乳房自己検診
腹部・筋骨格系
神経系
症例とビデオ撮影による全体演習
小児と高齢者のフィジカル・アセスメント
成人モデルによる演習
担 当 者
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
桑原 美弥子
桑原 美弥子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
Ⅲ 教科書
適宜紹介する
Ⅳ 参考図書
『ヘルス・アセスメント』ナーシング・グラフィカ⑰ 松尾ミヨコ、志自岐康子、城生弘美著 メディ
カ出版
『フィジカルアセスメントガイドブック』山内豊明著 医学書院
『ベイツ診察法』福井 次矢 井部 俊子監修 メディカル・サイエンス・インターナショナル〔482.11/B41〕
Jarvis, C:Physical examination & health assessment (4th ed.), Saunders.
『実践!フィジカル・アセスメント』小野田千枝子監修 高橋照子 芳賀佐和子 佐藤 冨美子編集金原出
版〔N10.12/067/3rd〕
『看護診断ハンドブック 第 7 版』リンダ J. カルペニート = モイエ著 竹花富子訳 医学書院 〔N74.1/
C21/8th〕
『NANDA-I 看護診断 定義と分類』NANDA インターナショナル著 医学書院〔N14.1/N48/'09-11〕
161
『病態生理学:疾病の成り立ち』ナーシング・グラフィカ③ 山内豊明著 メディカ出版〔N08/N99/3〕
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論参加(30%)、テスト(50%)、課題(15%)
Ⅵ 受講要件
病態生理学、臨床薬理学の事前あるいは同時履修とする。
Ⅶ その他 なし
162
統計学
(TM10011 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員
西川浩昭
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
統計学 ( 記述統計、推定統計 ) の総合的知識を習得し、それを応用した分析手法に関して学習する。こ
れらの知識を各自の研究や実務に用いる力を養うことを目的とする。
【到達目標】
1.調査計画を立てることができる。
2.得られたデータを処理することができる。
3.出力結果を正しく解釈できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
統計学概論、基礎統計Ⅰ(平均値、中央値、最頻値など)
基礎統計Ⅱ(分散と標準偏差)
推定(区間推定、点推定)
検定Ⅰ(検定の考え方、適合度の検定、異常値の判定)
検定Ⅱ(平均値の差の検定)
検定Ⅲ(分散分析)
検定Ⅳ(ノンパラメトリックな検定法)
基礎統計Ⅲ、検定Ⅴ(相関係数とその検定、回帰)
多変量解析Ⅰ(多変量解析とは)
多変量解析Ⅱ(手法の紹介)
データの収集Ⅰ(調査法)
データの収集Ⅱ(質問紙の作成)
尺度開発Ⅰ(信頼性)
尺度開発Ⅱ(妥当性)
まとめ
担 当 者
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
Ⅲ 教科書
未定
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介
Ⅴ 評価方法
成績評価は試験(50%)
、確認テスト(20%)、課題提出(20%)、受講態度 ( 参加・貢献度 )(10%)を
合計して算出されます。欠席および遅刻は減点となります。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
163
看護研究 II(質的研究)
(TM10012 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 長江 美代子 水溪 雅子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
質的研究の意義を理解し、看護の実践や教育の場で共通して活用できる質的な看護研究の基礎的知識を
深める。さらに質的研究を用いた論文をクリティークし、看護実践への有用性や適用の仕方を判断する能
力を高める。
【到達目標】
1.基本的な方法論を中心に、理論的基盤・哲学的背景・データ収集、分析方法等について理解できる。
2..論文をクリティークし、看護実践への有用性や適用の仕方について考えることができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
講義ガイダンス、質的研究の意義と方法論
看護実践における様々な質的研究の可能性と限界
質的研究、事例研究の理論と哲学的背景;事例と看護援助方法、および技
術の開発・推進
援助者の視点と研究の倫理的限界
質的研究におけるサンプリングとデータ収集、分析の視点
事例研究における研究の視点とデータの分析、考察
事例研究における科学性と一般化、理論化に関する問題
事例研究の方法論
文献クリテイーク 事例研究におけるデータ分析
質的研究の文献クリテイーク、グランデッドセオリー法
質的研究の文献クリテイーク、切片したデータの分析と研究の視点
質的研究の文献クリテーク、エスノグラフイー法
質的研究の文献クリテーク、エスノグラフイーのデータ収集・分析・研究
視点の考察
質的研究の文献クリテーク、現象学的アプローチ
質的研究の文献クリテーク、質的記述的研究
まとめ
担 当 者
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江・水溪
Ⅲ 教科書
適宜紹介する
Ⅳ 参考図書
『はじめて学ぶ質的研究入門』Lyn Richards & Janice M. Morse, 小林奈美監訳 医歯薬出版 2008〔N07/
R35〕
『よくわかる質的研究の進め方 ・ まとめ方』グレッグ美鈴他 医歯薬出版 2007〔N07/G84〕
『質的研究方法ゼミナール‐グラウンデッドセオリーアプローチを学ぶ‐』戈木クレイグヒル滋子編集
医学書院 2005〔N07/Sa21〕
『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践』木下康仁編著 弘文堂 2003〔N07/K;46〕
『解釈学的現象学による看護研究ーインタビュー事例を用いた実践ガイド』大久保功子訳 日本看護協
会出版
『研究デザインー質的 ・ 量的 ・ そしてミックス法』Creswell 著 操華子 森岡崇訳 日本看護協会
『質的研究ハンドブック 1:質的研究のパラダイムと眺望』デンジン リンカン著 平山満義 岡野一
郎 古賀正義訳 北大路書房
164
『エスノグラフィー 』Roper& Shapira 著 麻原きよみ グレッグ美鈴訳 日本看護協会出版 .
『Interpreting Qualitative Data: Methods for Analyzing Talk, Text, and Interaction』Silverman, D 著 :
Sage 2006
『Qualitative Inquiry and Research Design: Choosing among Five Traditions.』 Creswell, J. W.,
Thousand Oaks, CA: Sage Publications. 1998
『Naturalistic Inquiry』Lincoln, Y. S., & Guba, E. G., Newbury Park, CA: Sage Publications. 1985
『The Ethnographic Interview』Spradley, J. P., Fort Worth, TX: Harcourt Brace Jovanovich College
Publishers. 1979
Focus on Research Methods. Whatever happened to qualitativedescription? Sandelowski, M. Research
in Nursing & Health, 24(3), 334-340. 2000
Verification Strategies for Establishing Reliability and Validity in Qualitative Research. Morse, J. M.,
Barrett, M., Mayan, M., Olson, K., & Spiers, J. International Journal of Qualitative Methods 1(2), 1-19.
2002
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論への参加(30%)、課題(65%)(プレゼンテーション(45%)、レポート(20%))
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
165
コンサルテーション論
(TM10013 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 水溪 雅子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
専門看護師の 6 つの機能の中の相談機能を果たすためのコンサルテーションの意義等の基本的概念と具
体的方法にについて学ぶ。
【到達目標】
1.コンサルテーションの基本的概念について説明できる。
2.臨床現場で起こる様々な問題や課題に対して、直接的あるいは間接的に問題解決を行うためのコンサ
ルテーションの具体的方法を事例に適用できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
授業ガイダンス、コンサルテーション概論
様々な実践における困難事例とコンサルテーション状況
コンサルテーション過程
コンサルテーションにおけるアセスメント:医療組織における支援とクラ
イアントの状況
病者の認知行動的問題と援助者のコミュニケーション
看護者-クライアントの相互作用の分析:看護者が自身の異和感に気づく
ことと、アセスメント支援
演習:面接と初期アセスメント:慢性期看護事例
コンサルテーション演習:がん・終末期看護事例
コンサルテーション演習:急性期事例
コンサルテーション演習:急性期事例
コンサルテーション演習:小児・母性看護事例
コンサルテーション演習:小児・母性事例
コンサルテーション演習:精神看護事例
コンサルテーション演習:精神看護事例
まとめ
担 当 者
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
Ⅲ 教科書
『プロセス・コンサルテーションー援助関係を築くことー』 エドガー・H・シャイン 白桃書房〔361.4/So2〕
Ⅳ 参考図書
『危機介入とコンサルテーション』 山本和郎 ミネルヴァ書房〔146.8/Y31〕
『実践精神科看護テキスト』日本精神科看護技術協会 精神看護出版〔N20/J54/1 ~ 18〕
Ⅴ評価方法
出席(5%)
、討論参加(50%)、プレゼンテーション(30%)、小論文(15%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
166
看護師の感情管理
(TM10014 /共通科目/共通選択科目)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 水溪 雅子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
看護を看護師の内面的な活動である感情管理の視点から学習する。
【到達目標】
1.こころの援助論における感情管理、感情労働としての看護、看護者の感情管理の背景としての保健医
療組織の文化や規範、役割意識との関連について理解できる。
2.臨床看護における否定的・肯定的な感情の認知場面の特性について説明できる。
3.感情管理に影響する認知指標としての感情コンピテンス・情動知能、看護者の認知的特性や感情スキ
ルとの関連、感情管理の方法とバーンアウト、抑うつとの関連について理解できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
講義ガイダンス、看護活動としての感情管理
感情管理と援助論
感情労働と看護 医療組織の文化と感情管理
看護師の感情規則 検討:看護における看護師の否定的な感情
検討:看護における看護師の肯定的な感情
看護における感情管理と感情コンピテンス
看護における感情管理と情動知能
感情管理におけるアサーション
感情管理と怒り喚起場面での対処
対人援助職の感情管理とストレス
対人援助職の怒り感情の処理とバーンアウト
対人援助職の感情管理と抑うつ
まとめ、看護師の感情管理の課題
担 当 者
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
Ⅲ 教科書
適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
『感情労働としての看護』 パム・スミス ゆみる出版〔N01.2/Sm5〕
『感情と看護』 武井朝子 医学書院〔N01.2/Ta62〕
『感情の心理学』 福井康之 川島書店
『感情』
戸田正直 東京大学出版会
Ⅴ 評価方法
出席(10%)、討論参加(30%)、事例提示(30%)、小論文(30%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
167
168
看護管理学
169
170
看護人的資源活用論
(TM10015 /専門科目/看護管理学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 奥村 潤子 杉浦 美佐子 望月 律子 小森 和子 片岡 笑美子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
保健医療福祉組織における看護管理の基本となる諸理論および管理プロセスに焦点をあて、管理の原則
と実践について学ぶ。
【到達目標】
1.看護専門職としてのキャリア開発のあり方についての提案ができる。
2.看護政策について意見を述べることができる。
3.看護サービスマネジメントと質の管理について意見を述べることができる。
4.人的配置や管理について具体的な提案ができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
内 容
ガイダンス、看護管理概説
組織と組織診断
リーダーシップ論
看護制度と政策論
医療の標準化
キャリア開発とクリニカルラダー
労務管理
人事管理
看護サービス管理
看護サービスと情報システム
システム理論と看護管理
解決志向の看護管理とは
13
事例検討:看護管理の実際
14
事例検討:看護管理の実際
15
事例検討:看護管理の実際
担 当 者
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
杉浦 美佐子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
杉浦 美佐子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
杉浦 美佐子
望月 律子
奥村 潤子
杉浦 美佐子
小森 和子
奥村 潤子
杉浦 美佐子
片岡 笑美子
Ⅲ 教科書
『看護管理学習テキスト』(全 8 巻+別冊)日本看護協会出版会〔N70/ka54/1 ~ 8,s〕
Ⅳ 参考図書
適宜提示する。
Ⅴ 評価方法
成績評価は、試験(30%)、小テスト(15%)、確認テスト(15%)、グループワーク(20%)、課題の提
出(10%)、受講態度(参加・貢献度)(10%)を合計して算出する。
欠席および遅刻は減点となる。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他 なし
171
危機管理
(TM10016 /専門科目/看護管理学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員
奥村 潤子 河合 利修 伊藤 明子 高坂 久美子 坂之上 ひとみ
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
大規模災害(地震・台風・集中豪雨などの自然災害やテロ、大規模交通渋滞などの人為災害)支援や新
型インフルエンザなどの感染対策、さらには患者による暴言暴力対策、医療安全管理対策など医療施設に
おける危機管理は、看護師にとって重要な課題となっている。本講義では、このような状況に的確に対応
できる高度な判断力や応用能力及び調整能力を持つ看護管理者の育成と危機的状態における看護管理のあ
り方を探求する。また国際救援活動に関する人材育成や支援のあり方についても探索する。
【到達目標】
1.大規模災害対策など危機管理に関する具体的な対策を提案できる。
2.問題発生時、医療安全や感染対策などに関する具体的な対策の提案ができる。
3.国際救援に関する 人材育成についての支援ができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
内 容
災害看護と看護管理 1(災害サイクルと看護)
災害看護と看護管理 2(災害関連の法律と管理)
災害看護と看護管理 3(大規模災害時の看護管理)
災害看護と看護管理 4(災害とこころのケア)
災害看護と看護管理 5(災害看護教育と人材育成)
6
災害看護と看護管理 6(事例検討)
7
国際救援と管理 1(国際救援と法)
8
国際救援と管理 2(事例検討)
9
10
感染と看護管理 1(感染対策と看護管理 1)
感染と看護管理 2(感染対策と看護管理 2)
11
感染と看護管理 3(事例検討)
12
13
14
医療安全と看護管理 1(リスクマネジメント 1)
医療安全と看護管理 2(リスクマネジメント 2)
医療安全と看護管理 3(患者による暴言・暴力対策)
15
医療安全と看護管理 4(事例検討)
担 当 者
奥村 潤子
河合 利修
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
河合 利修
河合 利修
奥村 潤子
河合 利修
伊藤 明子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
高坂久美子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
奥村 潤子
坂之上ひとみ
Ⅲ 教科書
『看護管理学習テキスト』(全 8 巻+別冊)日本看護協会出版会〔N70/Ka54/1 ~ 8,s〕
Ⅳ 参考図書
適宜紹介する。 Ⅴ 評価方法
成績評価は、試験(30%)、小テスト(15%)、確認テスト(15%)、グループワーク(20%)、課題の提
出(10%)
、受講態度(参加・貢献度)(10%)を合計して算出する。
欠席および遅刻は減点となる。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他 なし
172
看護情報論と評価
(TM10017 /専門科目/看護管理学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
当教員 松木 光子 杉浦 美佐子 Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
わが国における看護職の「療養上の世話」は、「診療の補助」と並ぶ二大看護業務の一つである。しか
し現在は、医療技術の高度化・IT 化・急性期病院における患者の入院期間の短縮等の影響を受けて、診
療の補助業務が前面に押し出される傾向が否めない。看護独自の領域である「患者の個別性を考慮に入れ
た療養上の世話」を、クライエントの生活に守備範囲をおいた看護モデルでとらえる。そしてそれに基づ
いたアセスメントによって実現することを、本科目で学習する
【到達目標】
看護職の情報処理のプロセスとして「看護過程」を素材に、看護における情報の特性、情報の活用、知
識を構築するための情報の体系化について考察する。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10・11
12・13
14
15
内 容
看護理論の実践への応用と看護の専門性の確立
看護実践を導く看護理論、看護過程の概念及び必要性
医学モデルと看護モデル
看護の視点に立った患者情報のデータベース
POS(Problem Oriented System)と看護
クリティカル・シンキング・メソッドを活用した看護過程
クリティカル・シンキング・メソッドを活用した看護過程の構造化 標準看護の実践
標準化と看護診断
電子カルテ時代における看護支援システム
個別化看護を保障しうる標準看護
臨床実践におけるアウトカム・マネジメント
医療看護情報管理
担 当 者
松木 光子
松木 光子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
杉浦 美佐子
Ⅲ 教科書
適宜提示する。
Ⅳ 参考図書
適宜提示する。
Ⅴ 評価方法
参加の状況(20%)とレポート(80%)などにより総合評価する。
Ⅵ 受講要件
特になし
Ⅶ その他 特になし
173
看護管理学演習
(TM10018 /専門科目/看護管理学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
60
担当教員
奥村 潤子 杉浦 美佐子 河合 利修 前田 節子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
看護管理学で学習した概念や理論に基づき、それらを実践の現場で適用した場合の問題や今後の検討課
題について考察する。
災害時の実働演習をとおして危機管理および保健医療支援活動のあり方、看護管理におけるリーダーシ
ップ、人材活用・育成について考察する。
【到達目標】
1.必要な分権を適切な方法(書籍、WEB 上のデータベース等)で検索し収集できる。
2.批判的思考でクルティークし、検討のための視点を見いだせる。
3.効果的なプレゼンテーションを実施できる。
4.積極的に討議に参加する。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1・2
3・4
5―8
9―16
17―18
19―22
23―26
27―30
内 容
文献検討①:看護管理学、危機管理分野、看護情報学等領域の研究文献を
検索・収集し、クリティークする。
文献検討②:リーダーシップ、人材活用・育成の研究文献を検索・収集し、災
害時の実働演習の振り返り・医療支援活動に焦点をあて、クリティークする。
研究課題の探求:自己の研究課題としたい看護管理における現象について、
文献検索を行い、研究課題となりうるか検討する。
研究方法の検討:検索した研究文献を用いて看護管理学領域における研究
方法、特に研究目的に応じた研究方法について検討する。
データ収集方法、倫理的配慮、看護管理学領域における研究の特徴、研究
の限界、分析方法等について検討する。
看護管理学領域における研究計画書を作成する。
以下の視点で看護管理実践の検討を行う。
①リーダーシップ論、②看護制度と政策論、③医療の標準化、④キャリア
開発とクリニカルラダー、⑤労務管理、⑤人事管理、⑥看護サービス管理、
⑦看護サービスと情報システム、⑧システム理論と看護管理
以下の視点で看護管理実践の検討を行う。
①災害看護と看護管理、②国際救援と管理、③感染と看護管理、④医療安
全と看護管理
研究計画書(案)のプレゼンテーション、討議する。
学んだことを振り返り、まとめる。
担 当 者
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
奥村・杉浦
河合・前田
Ⅲ 教科書
適宜提示する。
Ⅳ 参考図書
『看護管理学習テキスト』(全 8 巻+別冊)日本看護協会出版会 〔N70/Ka54/1 ~ 8,s〕
Ⅴ 評価方法
成績評価は、試験(30%)、小テスト(15%)、確認テスト(15%)、グループワーク(20%)、課題の提
出(10%)
、受講態度(参加・貢献度)(10%)を合計して算出する。
欠席および遅刻は減点となる。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
174
臨床実践看護学・成人急性期看護学
175
176
周手術期看護論
(TM10019 /専門科目/臨床実践看護学/成人急性期看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 三河内 憲子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
術前、術中、術後における成人患者並びに家族の看護を理解するために、関連する理論を採り上げて、
看護実践および看護研究への活用について探求する。具体的には、危機理論、ストレス・コーピング理論、
生体侵襲理論、セルフケア論、ボディイメージ、自己効力理論、ソーシャル ・ サポート、QOL の概念と評
価法などを用い、周手術期看護の質の向上のための理論の活用について学ぶ。
【到達目標】
1.周手術期看護に関連する理論を看護実践への活用の視点で説明できる。
2.周手術期看護に関連する理論を看護研究への活用の視点で説明できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5・6
7
8
9
10
11
12
13・14
15
内 容
急性期状況にある患者の看護:危機理論
ストレス・コーピング理論
手術と生体侵襲理論
手術とヘルス ・ アセスメント
手術患者とセルフケア論
ボディイメージと看護
手術患者と自己効力理論
ソーシャル ・ サポート
医療の動向と手術療法の動向
QOL の概念と評価法
手術患者の QOL 測定と評価
QOL 向上のための援助・評価
まとめ
担 当 者
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
随時紹介する。
Ⅴ 評価方法
レポート(40%)、プレゼンテーション(40%)、出席(20%)を合算して算出する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
177
感染予防看護論
(TM10020 /専門科目/臨床実践看護学/成人急性期看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 東野 督子 Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
手術などの侵襲的治療状況や急性の臓器機能障害をもつ成人患者の感染予防に関する看護者の果たす役
割について探求する。医療関連感染を引き起こすと生命を危険にさらすことはもとより在院日数の延長や
医療費の増加などの問題を生じる。したがって治療を受ける易感染状態にある成人患者の感染予防のため
の患者教育のあり方および看護者が行う感染経路の遮断に関する技術を学ぶ。また、療養環境における細
菌汚染が及ぼす影響と看護者の認識及び職業感染を含て探求する。
【到達目標】
1.医療関連感染がもたらす問題をさまざまな視点から説明できる。
2.感染成立と予防法を踏まえて看護者の果たす役割とその方法を論述できる
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
感染予防の歴史と人体の感染予防機構
感染予防の動向と医療経済
医療における感染予防と看護の役割
経路別予防策、標準予防策・手指衛生とその評価
術前の感染症検査と職業暴露
侵襲的処置に関連した感染と成人看護
(1)血流感染:血管内留置カテーテル 侵襲的処置に関連した感染と成人看護
(2)尿路感染:尿路カテーテル
侵襲的処置に関連した感染と成人看護
(3)人工呼吸器関連感染
成人患者の手術に関連した感染と看護:手術創感染
侵襲的治療による易感染状態にある成人患者の感染予防教育(1)概要
侵襲的治療による易感染状態にある成人患者の感染予防教育
(2)事例検討
サーベイランス(1)概要
サーベイランス(2)事例検討
感染対策の組織と活動(1)概要
感染対策の組織と活動(2)看護者の認識と行動
まとめ
Ⅲ 教科書
適宜資料提供
Ⅳ 参考図書
『感染症のとらえかた』 河野茂編集 文光堂〔443.8/Ko76〕
『感染制御』
小林寛伊 へるす出版〔498.6/Ko12〕
『ICD テキスト』 ICD 制度協議会監修 メディカ出版〔N74.2/I13〕
Ⅴ 評価方法
レポート(40%)、発表(40%)、出席(20%)を合算して算出する。
Ⅵ 受講要件
特になし
Ⅶ その他
なし
178
担 当 者
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
東野 督子
術後回復援助論
(TM10021 /専門科目/臨床実践看護学/成人急性期看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 三河内 憲子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
術後回復過程・術後機能障害を持つ人の看護について理論と援助方法について学ぶ。主に成人教育学、
セルフケア再獲得への援助および術後ストレスケアとしてリラクセーション技法の理論を学習し、さらに
看護実践に応用した事例等の文献を検討し、術後回復患者の生活の質の向上を目指した看護について探求
する。
【到達目標】
1.術後回復患者のセルフケア再獲得への援助を研究的視点で説明できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
術後回復過程患者・術後機能障害を持つ人の現状と課題
術後回復過程における患者への成人教育学
セルフケア再獲得への援助 1:セルフケア再獲得モデル
セルフケア再獲得への援助 2:セルフケアのアセスメント
セルフケア再獲得への援助 3:人的システムと看護職の役割
セルフケア再獲得への援助 4:法的システムの活用
術後回復過程患者のセルフケア再獲得への援助(事例検討)
術後機能障害を持つ人のセルフケア再獲得への援助(事例検討)
術後患者のストレスケア:リラクセーション技法の理論と種類
リラクセーション技法 1:ホリスティックアプローチの考え方
リラクセーション技法 2:呼吸法の理論と活用
リラクセーション技法 3:足部マッサージの理論と活用
リラクセーション技法 4:効果の実験デザイン
リラクセーション技法の活用事例の文献による評価
まとめ
担 当 者
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
三河内 憲子
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
『ナーシング・グラフィカ 24 成人看護学―セルフケアの再獲得』安酸史子他編 メディカ出版
2006〔N08/N99/24〕
『看護にいかすリラクセーション技法 ホリスティックアプローチ』荒川唱子他編 医学書院 2001
〔N10/A63〕
Ⅴ 評価方法
レポート(40%)、プレゼンテーション(40%)、出席(20%)を合算して算出する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
179
成人急性期看護学演習
(TM10022 /専門科目/臨床実践看護学/成人急性期看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
60
担当教員 三河内 憲子 東野 督子 Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
成人急性期看護学分野で、学生が興味を持つ特定の重要な現象、援助技術、理論およびその活用方法に
ついて、集中的な文献検討を行なう。これまでの研究結果を批判的に吟味することで、成人急性期看護学
における特定の重要な現象の解釈、援助技術の開発の方向性、理論の妥当性などの検討を行なう。検討を
通して、自己の研究課題と研究デザインを明確にする。
【到達目標】
1.文献レビューができる。
2.研究計画書が作成できる。
3.研究計画書のプレゼンテーションができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1・2
3―6
7―10
11―16
17―20
21―24
25―28
29―30
内 容
演習ガイダンス
文献検討:成人急性期看護学分野の研究文献を読み、批判的に検討する。
文献検討:成人急性期看護学分野の研究文献を読み、批判的に検討する。
自己の研究課題に関連する文献を検索し、研究課題となりうるかを検討す
る。
検索した自己の研究課題に関連する文献を用いて、倫理申請や研究方法を
整理してプレゼンテーションし、討議する。
検索した自己の研究課題に関連する文献を用いて、研究内容を整理してプ
レゼンテーションし、討議する。
研究方法を実践するために必要な評価方法や測定方法を演習する。
研究計画書の作成
研究計画書(案)の発表・まとめ
担 当 者
三河内 憲子
東野 督子
三河内・東野
三河内・東野
三河内・東野
三河内・東野
三河内・東野
三河内・東野
三河内・東野
Ⅲ 教科書
適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
文献レビュー(50%)、計画書作成(30%)、プレゼンテーション(20%)を合算して算出する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし 180
臨床実践看護学・母性看護学
181
182
母性看護学特論
(TM10023 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 野口 眞弓 竹中 美 Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
思春期、成熟期、更年期、老年期にある女性及びその家族を理解するために用いられる概念
や理論を理解し、看護実践および看護研究への適応を探求する。
【到達目標】
1.EBM、出産の歴史、リプロダクティブヘルス・ライツが理解できる。
2.母親及び父親役割獲得、アタッチメント理論、セルフエフィカシー、ソーシャルサポート、ヘルスプ
ロモーション、エスノグラフィーなど母性看護学で用いる理論が理解でき、看護実践および看護研究
への適応を探求できる。
3.思春期、成熟期、更年期、老年期にある女性の健康生活及び健康問題並びに女性の健康支援システム
について理解できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
EBM
出産の歴史
リプロダクティブヘルス/ライツ
母親役割獲得理論の看護実践への適応
母親役割獲得理論の看護研究への適応
父親役割獲得理論の看護実践および看護研究への適応
アタッチメント理論の看護実践および看護研究への適応
セルフエフィカシー理論の看護実践および看護研究への適応
ソーシャルサポート理論の看護実践および看護研究への適応
ヘルスプロモーション理論の看護実践および看護研究への適応
エスノグラフィーの看護実践および看護研究への適応
思春期における健康課題・問題
妊娠・分娩・産褥にともなう健康課題・問題
更年期・老年期のおける健康課題・問題
まとめ
担 当 者
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
野口 眞弓
竹中 美
野口 眞弓
竹中 美
野口 眞弓
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(10%)、討議への参加(30%)、レポート(60%)を合計して評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし 183
母性看護学援助特論
(TM10024 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 竹中 美 野口 眞弓
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
思春期、成熟期、更年期、老年期にある女性の健康問題とそれに対する具体的な看護支援を学ぶ。
【到達目標】
1.月経教育、マンスリービクス、思春期の性意識・性行動、性感染症、性教育におけるピアカウンセリ
ングから、思春期にある女性の健康問題とそれに対する具体的な看護支援が理解できる。
2.不妊、流産・死産・新生児死、勤労女性の法的・社会的支援、産後の性生活から、成熟期にある女性
の健康問題とそれに対する具体的な看護支援が理解できる。
3.更年期、老年期にある女性の健康問題とそれに対する具体的な看護支援が理解できる。
4.母性看護における倫理的問題について理解できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
月経教育・マンスリービクス
思春期の性意識・性行動
性感染症・性教育におけるピアカウンセリング
不妊に悩む女性への援助
流産を繰り返す女性への援助
産まない選択をする女性への援助
死産・新生児死亡で子どもを失った家族への援助
勤労女性の法的・社会的支援
産後の性生活への援助
中高年の性行動
更年期の女性への援助
老年期の女性への援助
母性看護における倫理的問題
母性看護における倫理的問題
まとめ
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(10%)、討議への参加(30%)、レポート(60%)を合計して評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
184
担 当 者
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
野口 眞弓
野口 眞弓
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
周産期看護特論
(TM10025 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 野口 眞弓 竹中 美 稲垣 恵美 石川 薫 真野 真紀子 鈴木 美哉子 鬼頭 修 松本 博子
平岩 美緒
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
高度実践者として自律した活動ができるように、周産期における一貫した母子のプライマリーケアと緊
急事態に対応するための応用方法を学ぶ。
【到達目標】
1.標準的な周産期ケアとその歴史を理解できる。
2.助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU、母乳外来などで提供されている周産期看護を検討し、正
常な経膣分娩への援助、異常の診断と緊急処置、異常分娩の介助、新生児の蘇生などプライマリーケア
と緊急事態に対応できる援助方法を理解できる。
3.助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU、母乳外来など周産期ケアシステムについて検討できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
望ましい周産期ケア
助産師の歴史
超音波を用いた胎児診断
胎児異常の診断
助産師外来の実際
早産・前期破水の最新の治療
MFICU での看護の実際
院内助産所の実際
アクティブ・バース
断乳の実際
分娩時異常出血・産科ショック
異常分娩の看護
新生児の蘇生
NICU における親子関係形成の支援
ハイリスク新生児のケア
担 当 者
野口眞弓
竹中 美
石川 薫
石川 薫
竹中 美・真野真紀子
石川 薫
稲垣恵美・真野真紀子
竹中 美・真野真紀子
野口眞弓・鈴木美哉子
野口眞弓・鈴木美哉子
石川 薫
稲垣恵美・真野真紀子
鬼頭 修
松本博子
平岩美緒
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(10%)、討議への参加(60%)、レポート(30%)を合計して評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
185
母性看護学演習
(TM10026 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
60
担当教員 野口 眞弓 竹中 美 稲垣 恵美
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
母性看護学領域で、学生が興味をもつ特定の重要な現象、援助技術、理論及びその活用方法について、
集中的な文献検討を行う。これまでの研究結果を批判的に吟味することで、母性看護学における特定の重
要な現象に解釈、援助技術の開発の方向性、理論の妥当性などの検討を行う。
【到達目標】
1.母性看護学領域の文献の批判的検討ができる。
2.母性看護学領域の研究課題の探求ができる。
3.母性看護学領域における研究方法の検討ができる。
4.研究計画書を作成することができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1―3
4―10
11―13
14―16
17
18―21
22―23
24―25
26
27―29
30
内 容
母性看護学領域の文献の批判的検討
3回にわたり母性看護学領域の文献の批判的検討を行う。
母性看護学領域の研究課題の探求
探求したい母性看護学領域の現象について、文献検討を行い、研究課題と
なりうるかを検討する。
母性看護学領域における研究方法の検討①
探求したい母性看護学領域の現象についての研究デザインの検討
母性看護学領域における研究方法の検討②
探求したい母性看護学領域の現象についてのデータ収集方法の検討
母性看護学領域における研究方法の検討③
探求したい母性看護学領域の現象についての研究での倫理的配慮の検討
母性看護学領域における研究方法の検討④
探求したい母性看護学領域の現象についての具体的なデータ収集方法の検
討(質問項目作成、インタビューガイド作成など)
研究計画書の作成①
文献検討の文章化
研究計画書の作成②
研究方法についての文章化
研究計画書の作成③
研究の倫理的配慮の文章化
具体的な研究方法の決定
アンケート項目の作成あるいはインタビュー項目の作成ひ
研究計画書の発表
担 当 者
野口 眞弓
野口 眞弓
竹中 美
竹中 美
竹中 美
竹中 美
稲垣 恵美
稲垣 恵美
稲垣 恵美
稲垣 恵美
野口・竹中・稲垣
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(10%)
、討議への参加(30%)、プレゼンテーション(30%)、研究計画書(30%)を合計して評価する。
Ⅵ 受講要件
母性看護学特論、母性看護学援助特論が受講済み、周産期看護特論が受講中であるいは受講済みであること。
Ⅶ その他
なし
186
周産期看護管理演習
(TM10027 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
1
選 択
30
担当教員 野口 眞弓 竹中 美 稲垣 恵美 真野 真紀子 神尾 正子 松本 博子 永田 ゆかり
山口 みち子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
高度実践者として自律した活動ができるように、周産期看護の業務管理並びに政策参加を学ぶことで、
周産期看護を充実させ、発展させるリーダーとしての役割を理解する。
【到達目標】
1.周産期母子医療センターの指定を受けている名古屋第一赤十字病院及び名古屋第二赤十字病院などの
実践の場において、周産期看護管理実習ののちに、臨床で実際に働く指導者とともにそこでの周産期
看護の現状分析を行い、業務管理の実際を検討する。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
内 容
助産師外来の現状分析と業務管理の実際の検討
①現状分析の報告、業務管理の実際、
②周産期ケアあり方の検討、
③周産期ケア管理のあり方の検討
MFICU の現状分析と業務管理の実際の検討
①名古屋第一赤十字病院での現状分析の報告、業務管理の実際
②名古屋第二赤十字病院での現状分析の報告、業務管理の実際
③周産期ケア並びに管理のあり方の検討
院内助産所の現状分析と業務管理の実際の検討
①現状分析の報告
②周産期ケアのあり方の検討
③周産期ケア管理のあり方の検討
NICU の現状分析と業務管理の実際の検討
①名古屋第一赤十字病院での現状分析の報告、業務管理の実際
②名古屋第二赤十字病院での現状分析の報告、業務管理の実際
14
③周産期ケア並びに管理のあり方の検討
NPO 法人の活動の実際と今後の政策の立案
①NPO法人臨床助産の会の活動の理解
②助産師による社会活動の実際、
15
③運営上必要とされる実際上のプラン(政策)を検討
13
担 当 者
竹中美・真野真紀子
竹中美
竹中美
稲垣恵美・真野真紀子
稲垣恵美・神尾正子
稲垣恵美
竹中美・真野真紀子
竹中美
竹中美
野口眞弓・松本博子
野口眞弓・永田ゆかり
野口眞弓
野口眞弓・山口みちる
野口眞弓・山口みちる
野口眞弓
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(10%)、討議への参加(30%)、プレゼンテーション(60%)を合計して評価する。
Ⅵ 受講要件
母性看護学特論、母性看護学援助特論が受講済み、周産期看護特論、周産期看護高度実践演習、周産期
看護管理実習が受講済みあるいは受講中であること。
Ⅶ その他
なし
187
周産期看護高度実践演習
(TM10028 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
60
担当教員 野口 眞弓 竹中 美 稲垣 恵美 石川 薫 鈴木 美哉子 真野 真紀子 鬼頭 修 松本 博子
平岩 美緒
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
周産期にある対象やその家族に対して質の高い看護実践ができるように、周産期看護特論で学習したこ
とを統合し、周産期看護での高度実践ができる能力を養う。
【到達目標】
1.助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU、母乳外来などで提供されている質の高い看護実践を分析
することができる。
2.正常な経膣分娩への援助、異常の診断と緊急処置、異常分娩の介助、新生児の蘇生などプライマリー
ケアと緊急事態に対応できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1―3
4―6
7―9
10―12
13―15
16―18
19―21
22―24
25―27
28―30
内 容
周産期の望ましいケアの検討 妊娠期、分娩期、産褥期のケアについてのエビデンス
超音波を用いた胎児診断 妊娠初期・妊娠中期・後期の超音波検査、胎児発育の評価
助産師外来の検討
医師が行う外来との違い、助産師外来での安全性の確保、産科医師との連携
MFICU での周産期ケアの検討
異常妊娠、胎児異常、異常分娩のケア
院内助産所での周産期ケアの検討
病院分娩室との違い、院内助産所での安全性の確保、産科医師との連携
アクティブ・バースの検討
アクティブ・バースのエビデンス、胎児モニタリング、好まれる姿勢、分
娩介助
断乳の実際
卒乳(断乳)が母子の健康に及ぼす影響、助産院で提供している乳房ケア、
断乳時のケア
分娩時異常出血・産科ショックの対応
緊急物品の使用方法、分娩時異常出血の止血操作、緊急時の体制
新生児の蘇生
新生児救急蘇生法ガイドラインによる新生児蘇生法並びに(超)早産児の
蘇生法の演習
ハイリスク新生児のケア
新生児仮死、低体温、呼吸障害、チアノーゼ、痙攣、感染症、早期黄疸、
外表奇形のケア
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
出席(10%)、演習内容(70%)、レポート(20%)を合計して評価する。
Ⅵ 受講要件
周産期看護特論を受講中あるいは受講済みであること。
Ⅶ その他
なし
188
担 当 者
野口眞弓
石川薫
竹中美
稲垣恵美
竹中美
野口眞弓
鈴木美哉子
野口眞弓
鈴木美哉子
石川薫
真野真紀子
鬼頭修
松本博子
平岩美緒
周産期看護管理実習
(TM10030 /専門科目/臨床実践看護学/母性看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
90 時間以上
担当教員 野口 眞弓 竹中 美 稲垣 恵美
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
周産期における高度実践者として、周産期にある対象やその家族に対して質の高い看護実践ができるよ
うに、母性看護学特論、母性看護学援助特論、周産期看護特論、周産期看護高度実践演習で学習したこと
を統合し、周産期看護を管理する能力を養う。このことから、周産期看護を充実させ、発展させるリーダ
ーとしての役割を理解する。
【到達目標】
1.周産期母子医療センターの指定を受けている名古屋第一赤十字病院及び名古屋第二赤十字病院などの
実践の場において、助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU における周産期看護の現状分析ができる。
2.周産期看護の業務管理の実際を検討することができる。
3.周産期看護の業務管理の改善策を提示することができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
1.実習内容
助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU における周産期看護の現状分析を行い、業務管理の実際を検
討する
(1)周産期看護の現状分析:助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU における周産期看護の実践、
コンサルテーション、コーディネーション、倫理的調整、教育、研究の現状を分析する。
(2)業務管理の実際:助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU における周産期看護の実践、コンサ
ルテーション、コーディネーション、倫理的調整、教育、研究の業務管理の実際を理解する。
(3)周産期看護管理の検討:周産期看護の現状分析と業務管理の実際を検討することで、周産期看護管
理の改善策を提案する。
2.実習施設
(1)名古屋第一赤十字病院 (2)名古屋第二赤十字病院
3.実習方法
(1)実習初日は、学内でオリエンテーションを実施する。
(2)病院実習は、助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU で 90 時間以上実施する。
4.実習記録等
実習終了後は、助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU における周産期看護の現状分析と業務管理
の実際のレポートを作成する。
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
実習中に適宜紹介する。
Ⅴ 評価方法
実習内容及びレポート(助産師外来、MFICU、院内助産所、NICU における周産期看護の現状分析と
業務管理の分析(64%)、改善策の提示(36%))
Ⅵ 受講要件
母性看護学特論、母性看護学援助特論、周産期看護特論、周産期看護高度実践演習が受講済みであること。
Ⅶ その他
なし
189
190
臨床実践看護学・精神看護学
191
192
精神保健医療論
(TM10032 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 水溪 雅子 Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神的な問題を持つ人の支援に有用な精神保健医療、福祉の制度や体制を理解したうえで、患者と家族
の基本的人権を保障し、QOL 向上をめざす精神医療の展望を探求する。
【到達目標】
1.看護実践上の法的・倫理的概念、健康行動、ソーシャルサポート、エンパワメント、自立支援の概念
が理解できる。
2.地域の社会資源・施設の有効活用、支援に必要な資源開発の観点、および現状の医療制度における高
度専門看護職の機能について説明できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
講義ガイダンス:精神保健医療福祉政策と社会の諸側面
精神障害者の保健医療福祉政策とその歴史
精神保健福祉法の思想と現行施策
精神障がい者の人権擁護と法
精神障がい者の入院支援の功罪―リハビリテーションと社会化
保健医療状況における家族支援
精神障がい者ノーマライゼーションの国際的動向とその具体的な取り組み例
ソーシャルサポートー生活支援制度と社会資源の開発
ケースマネジメントと精神保健医療福祉にかかわる専門職と連携
エンパワーメントとセルフヘルプグループ
演習:自立支援と就業支援の現状とケア
演習:周辺地区の保健福祉施設の支援状況:プレゼンテーションとデイス
カッション
演習:周辺地区の心の支援プログラム探索ー活用の可能性:プレゼンテー
ションとデイスカッション
演習:外来と病棟における患者と家族の統括的ケアとは
まとめ 高度実践看護師の機能と役割、その展望
担 当 者
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
Ⅲ 教科書
適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
『看護に必要な精神保健制度ガイド』中山書店 2008〔369.28/U48〕
『新・看護者のための精神保健福祉法Q&A』 日本看護協会出版会 2008〔369.28/N71〕
『精神保健福祉白書』
精神保健福祉白書編纂委員会 中央法規出版 2009〔369.28/Se19〕(統計・白書
コーナー)
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論参加(40%)、プレゼンテーション(40%)、小論文(15%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
193
精神健康行動評価論
(TM10033 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
長江 美代子 安藤 光子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神病理のアセスメントと診断のための概念と理論、精神の健康生活の評価の方法を学ぶ。
【到達目標】
1.精神障がいの病因・徴候・経過と予後について理解できる。
2.DSM-IV-TR や ICD-10 などの精神障がい診断基準について比較検討し、看護の視点から評価できる。
3.精神状態を評価する様々な評価尺度の活用方法について理解できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
講義ガイダンス / 高度実践看護師の機能と役割
看護過程と看護診断
看護面接技術と情報収集
精神状態のアセスメント (Mental Status Examinations)
心理社会的アセスメントと評価
精神障害診断基準:DSM-IV と ICD-10
統合失調症の理解と評価
感情障がいの理解と評価
認知機能障がいの理解と評価
自殺のアセスメント
不安・抑うつ・怒り・攻撃性のアセスメントと評価
暴力被害サバイバーのアセスメント
薬物・アルコール使用のアセスメント
精神身体合併症とフィジカル・アセスメント
まとめ:精神保健医療において看護の視点でアセスメントし評価判定する
ことの意義と重要性について討論する。
担 当 者
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
安藤 光子:臨地実
践の視点提供
長江美代子:科目担
当教員として討論全体
を総括
Ⅲ 教科書
『DSM-IV-TR 精神疾患の分類と診断の手引』American Psychiatric Association 医学書院〔493.72/A44〕
『ICD-10 精神および行動の障害―臨床記述と診断ガイドライン』融道男他 医学書院〔493.72/W67〕
『看護診断ハンドブック 第 8 版』リンダ J. カルペニート = モイエ 竹花富子訳 医学書院〔N74.1/C21/8th〕
『NANDA-I 看護診断 定義と分類』NANDA インターナショナル 医学書院〔N74.1/N48/'09-11〕
Ⅳ 参考図書
『統合失調症急性期看護マニュアル』安保順子 すぴか書房〔N21/A14/2nd〕
『精神科看護‐原理と実践‐』Stuart , G & Laraia, M 安保寛明(監訳)エルゼビア・ジャパン〔N20/St9〕
Jarvis, C:Physical examination & health assessment (4th ed.), Saunders.
『心理社会的援助の看護マニュアル』Gorman, L. M., Sultan, D. F., & Raines, M. L.〔N01,2/G68〕
池田明子(訳)医学書院 .
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論参加(30%)、プレゼンテーション(50%)、小論文(15%)
Ⅵ 受講要件
共通科目ヘルスアセスメント(身体・精神・社会面のアセスメントの基礎と看護診断)の履修を前提とする。
Ⅶ その他 なし
194
精神健康行動ケア特論
(TM10034 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 水溪 雅子 前川 早苗 服部 希恵
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神保健医療を、メンタルヘルス・リエゾンを含めた幅広い視点でとらえ、精神保健医療チームの中で
精神看護専門家として卓越した高度実践ができるために、必要な知識と技術を学ぶ。
【到達目標】
1.メンタルヘルス領域において支援するための概念や理論、セルフケア、ストレスマネジメント、リエ
ゾン精神看護といった基礎概念や理論が理解できる。
2.メンタルヘルス領域において支援するための概念や理論の効果的な適用方法が理解できる。
3.高度精神看護師の精神科看護及びメンタルヘルスにおける役割の方向性や、看護の課題、ケアの基準
について説明できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
講義ガイダンス / 社会のニーズと高度実践専門職の課題
対人関係の看護理論とコミュニケーション
セルフケア、ストレスマネジメント
リエゾンコンサルテーション看護の諸相と場
組織的援助活動のダイナミックス:病院組織の文化と病者の世界―認知行動特性
医療チームにおける対応困難な患者―相互作用の分析―転移と陰性感情の分析
慢性期・慢性疾患と家族のダイナミックス:健康問題と生活の変化に関連
した問題(HIV/ AIDS 感染者・家族・介護者への支援)
不安と抑うつー自殺の予防と他専門職との連携
攻撃的なクライエントとのコミュニケーション
児童、思春期、高齢者の課題と支援
対処困難トラウマケア
身体と健康障害とこころの問題:疼痛、治療方法、予後への不安、受容に
関連する問題と心身の症状(終末期ケア、緩和ケア)
演習:看護者が怒りを感じる患者と援助システムのアセスメント、組織への支援
演習:いわゆる「難しい患者」事例の支援システム・個人アセスメントと支援
まとめ:法的制度、医療制度、社会支援の現状から高度実践看護師が果た
すべき役割と方向性について討論する。
担 当 者
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
前川 早苗
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
服部 希恵
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
Ⅲ 教科書
適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
『リエゾン精神看護-患者ケアとナース支援のために』 野末聖香編著 医師薬出版〔N21/N98〕
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論参加(40%)、プレゼンテーション(40%)、小論文(15%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他 なし
195
精神科治療と看護
(TM10035 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 長江 美代子 水溪 雅子 石黒 千映子 前川 早苗 平野 千晶 横山 稔厚 山田 浩雅
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
看護介入として精神領域の個別のセラピーができるために、精神領域で適用される、身体医学的治療、
薬物療法、社会心理的療法について学ぶ。
【到達目標】
1.身体医学的治療、薬物療法、社会心理的療法について説明できる。
2.心理社会的療法について、訓練を受けた専門家が言語を用いて実施する精神心理療法と病理に直接働
きかける療法について概念・理論・研究・実践の基本を理解できる。
(1)精神心理療法(精神分析、交流分析/人間関係アプローチ、理性感情行動療法(REBT)、現実療法
/実存主義的アプローチ、行動療法・認知療法・認知行動療法など)について説明できる。
(2)洞察的精神療法、表現的精神療法、イメージ療法について説明できる。
(3)広義の精神療法として集団・家族・環境療法や補完・代替療法について説明できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
講義ガイダンス
精神科治療と高度実践看護師の役割
身体医学療法
精神薬物療法
精神薬物療法
社会・心理的療法:精神分析、交流分析 / 人間関係アプローチ
社会・心理的療法:現実 / 実存主義的アプローチ
社会・心理的療法:行動、認知、認知行動療法、REBT
社会・心理的療法:洞察、表現、イメージ療法
集団療法
家族療法
環境療法
補完・代替療法
演習:各アプローチの代表的理論家、治療のゴール、期待する状態の変化、
治療テクニック・看護への適用を比較検討する。
演習:各アプローチの代表的理論家、治療のゴール、期待する状態の変化、
治療テクニック・看護への適用を比較検討する。
まとめ:治療における高度看護実践の方向性について討論する。
討論全体の総括:長江美代子
教育・研究の視点提供:水溪雅子
臨地実践の視点の提供:前川早苗、平野千晶、横山稔厚、
山田浩雅、石黒千映子
Ⅲ 教科書 適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
『カウンセリングの理論』国分康孝 誠信書房 196
担 当 者
長江 美代子
前川 早苗
平野 千晶
横山 稔厚
山田 浩雅
石黒 千映子
石黒 千映子
石黒 千映子
石黒 千映子
長江 美代子
長江 美代子
水溪 雅子
水溪 雅子
長江 美代子
水溪 雅子
長江 美代子
水溪 雅子
石黒 千映子
前川 早苗
平野 千晶
横山 稔厚
山田 浩雅
『グループサイコセラピー―ヤーロムの集団精神療法の手引き』Yalom, I. D. & Vinogradov, S, 川室 優
( 翻訳 ) 金剛出版〔146.8/Y17〕
『精神科看護‐原理と実践‐』Stuart , G & Laraia, M 安保寛明(監訳)エルゼビア・ジャパン〔N20/st9〕
原文 Stuart , G & Laraia, M: Principles and Practice of Psychiatric Nursing, Mosby〔N20/St4/9th〕
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論参加(30%)、プレゼンテーション(50%)、小論文(15%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし 197
メンタルヘルスと司法看護学
(TM10036 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 長江 美代子 服部 希恵
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神の健康の増進と病気の予防に関する理論と実際を学び、メンタルヘルスにかかわる看護の役割を考
察する。
【到達目標】
1.ストレス、危機、防衛機制の概念と理論が理解できる。
2.発達段階と家庭・学校・職場におけるメンタルヘルスについて説明できる。
3.司法に関わる暴力(児童虐待、親密なパートナーからの暴力、高齢者虐待など)やそのトラウマがメ
ンタルヘルスに及ぼす影響を検討し、看護の役割についての自己の考えを討論の場で展開できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
授業ガイダンス、メンタルヘルス支援と司法精神看護
発達課題と家庭や学校におけるメンタルヘルスの問題
学童期のメンタルヘルス支援の必要性と支援技法:自己への気づきとアサーション
演習:学校看護における家族相談家族システムのアセスメント
思春期の課題とメンタルヘルスケア:ケアの基本と技法
演習:思春期の課題:引きこもりのアセスメントと支援プログラム
演習:思春期の課題(キレル子供・生徒・学生):問題の理解とアサーション、
怒り・衝動のコントロール支援プログラムの作成
職場の健康管理:メンタルヘルスの現状と支援の現状
演習:職場のメンタルヘルスケア:メンタルヘルスケアとプログラム作成の基本
ドメステイックバイオレンスの現状と法制度・社会的支援の仕組み(多職
種連携を含む)
子供への虐待の実態と病理
トラウマを持つ子供への支援
虐待と夫婦間の虐待:問題の理解と社会的課題、支援
介護者による虐待の課題と支援
まとめ
担 当 者
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
服部 希恵
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
長江 美代子
Ⅲ 教科書
適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
『法医学と看護』 澤口聡子 著 鹿島出版会〔N62/Sa93/2nd〕
『司法精神看護』Chris Chaloner, Michael Coffey 著 川野雅資 訳 真興交易 ( 株 ) 医書出版部〔N20/C31〕
『知っていますか ? ドメスティック・バイオレンス一問一答』日本 DV 防止・情報センター
解放出版社
『Q&A 児童虐待防止ハンドブック』児童虐待問題研究会編 ぎょうせい
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、討論参加(30%)、プレゼンテーション(50%)、小論文(15%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
198
精神科治療と看護演習
(TM10037 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
60
担当教員 水溪 雅子 前川 早苗 服部 希恵 田中 裕美
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神看護における専門家として、個人、家族および集団に対し、急性期、回復期、維持期といった障害
の回復段階に応じて卓越した働きかけができるよう必要な知識と技術を学ぶ。
【到達目標】
1.問題解決、症状管理、再発予防、精神リハビリテーションといった看護場面において卓越した実践を
行うための重要なポイントについて理解できる。
2.問題解決、症状管理、再発予防、精神リハビリテーションといった看護場面において卓越した実践を
行うための支援方法について理解できる。
3.事例検討や討議をとおして、学んだ知識と技術を多様な場面へ適用できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
内 容
演習ガイダンス、精神障がいの回復段階に沿った高度看護実践
討議:環境管理 - ミリューセラピーと急性期相互作用の治療的意義 - 討議:回復過程と治療的環境
討議:急性期入院患者の疾病認知と服薬管理における指導の意義
事例:疾病管理の心理教育プログラム構成 事例:急性期入院患者家族の心理社会的問題とケア 事例:急性期患者の家族教室のプログラム構成 事例:入院患者の問題行動とケア
事例:入院患者の問題行動とケア
討議:退院支援におけるシステムズアセスメント
事例:退院時支援:事例検討 討議:退院時支援:事例検討 討議:退院時支援:事例検討
討議:就業支援とリハビリテーション 討議:社会資源とケースマネジメント
討議:多職種連携とケースマネジメント
討議:地域生活支援における法的問題と支援
討議事例:地域生活支援におけるグループ活動
討議:ピアカウンセリングの意義
討議:宗教的行動と支援
討議:家族支援と家族教室 事例:地域生活支援と疾病管理指導・再発予防 討議:外来支援はどこまで可能か 討議:訪問看護によるケアの実際と可能性 討議:複合的な問題を持つ人のケースマネジメント
討議:代替補完療法をどう活用するか
討議事例:精神障がい者の問題行動と介入 討議事例:経験した困難事例と支援
討議事例:経験した困難事例と支援
まとめ:入院から地域生活への継続ケアの現状と今後の支援の可能性
担 当 者
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
前川 早苗
前川 早苗
服部 希恵
服部 希恵
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
田中 裕美
田中 裕美
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
水溪 雅子
*学習内容は受講生の状況によって、前後することがある。
199
*学習内容は受講生の状況によって、前後することがある。
Ⅲ 教科書
適宜紹介する。
Ⅳ 参考図書
『精神科看護‐原理と実践‐』Stuart , G & Laraia, M 安保寛明(監訳)エルゼビア・ジャパン〔N20/St9〕
原文 Stuart , G & Laraia, M: Principles and Practice of Psychiatric Nursing, Mosby〔N20/St9/9th〕
Ⅴ 評価方法
受講態度(5%)、 討論への参加(30%)、 課題(65%)
(プレゼンテーション(45%)、レポート(20%))
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
200
精神 CNS 機能と役割実習
(TM10040 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
90 時間以上
担当教員
水溪 雅子 長江 美代子 岩瀬 貴子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神看護における高度実践者として、講義と演習で習得した内容を統合し、CNS の機能と役割の実際を、
所属の CNS と指導教員の Supervision(SV)をうけながら、見学・参加・実践を通して学ぶ。
【到達目標】
精神看護における高度実践者としての CNS の機能と役割について理解し、具体的な活動へと適用でき
る。
Ⅱ 授業内容及び計画
(2 単位:集中実習)
精神専門看護師(CNS)が勤務する臨地において、CNS の 6 つの役割と機能の実際を、主体的に見学、
参加する。そして実践を組み合わせた実習を計画、実施し、課題に取り組み、学内の精神看護援助方法の
開発演習の活動と組み合わせて総合的に評価する。
1.直接ケア:
(1)精神疾患を持つ対象の複雑で高度な精神看護のアセスメントができ、CNS として拡大した役割の
枠組みでケースマネジメントを考えることができる。
(2)精神科的診断を系統的に整理し明確な語句表現で記述できる。
(3)機能アセスメント、ケースマネジメント、対象が所属する家族、施設、地域資源のアセスメントに
焦点を当てて実践できる。
2.相談:看護者を含むケア提供者に対してコンサルテーションを行い、コンサルティのフィードバック
を受ける。
3.教育:実習施設をアセスメントし、ケア向上に必要と考えられる内容について教育プログラムを計画、
実施し、フィードバックを受ける。
4.研究:自己の研究分野に関連したケースの分析により、組織的な計画を立案する。
5.調整:所属CNSの組織における役割やポジションを理解し、保健医療福祉関連スタッフおよび機関
との間で、必要性に応じて行われる調整活動を見学、参加、あるいは実践する。
6.倫理調整:個人、家族、集団の権利保護にかかわる倫理的な問題や葛藤の解決に関する調整活動を見
学、参加、あるいは実践する。
7.課題として提示された施設アセスメントとケーススタディをまとめ、学内発表し、同僚のフィードバ
ックにより考察を深めて提出する。
実習場所:CNS が在籍する病院(北野病院)
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
『精神科看護‐原理と実践‐』Stuart , G & Laraia, M 安保寛明訳エルゼビア・ジャパン〔N20/St9〕
原文 Stuart , G & Laraia, M: Principles and Practice of Psychiatric Nursing, Mosby〔N20/St9/9th〕
Ⅴ 評価方法
1.評価表Ⅰ:40%:
◦ 実習記録、実習ログ、課題の発表、提出物、実習態度より、以下の評価表を、学生、CNS、
指導教員が記入する。
◦ 最終評価については、3 者の評価を検討し指導教員が決定する。
2.課題‐施設アセスメント評価(20%)
3.課題‐ケーススタディ評価(20%)
4.学内発表や討論への参加(20%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
201
精神看護学高度実践実習
(TM10041 /専門科目/臨床実践看護学/精神看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②③④
4
選 択
180 時間以上
担当教員
水溪 雅子 長江 美代子 岩瀬 貴子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
精神疾患をもつ対象の複雑で高度な精神看護実践について、実践実習をとおして学ぶ。
【到達目標】
1.入院、救急、外来、開業医やクリニックの第一次ケア、訪問在宅ケアなどの設定において、直接看護
ケア(実践)、コンサルテーション(相談)、教育、コーディネーション(調整)、倫理調整、研究支援、
および精神療法の実際について理解できる。
2.1.であげた精神看護実践について、Supervision をうけながら実践できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
健康状態と精神障害アセスメントし、診断、個人・集団・家族療法を、Supervision をうけながら提供。
また、個人・集団・家族を対象とするケアの質の改善にむけて、精神保健医療チームの一員としてリーダー
シップを発揮して、スタッフの教育・トレーニング・プログラム開発に取り組む。
1.直接ケア:
(1)担当ケースについて、多職種チームの一員としてケースマネジメントに共同参加できる。
(2)現行の治療過程の outcome を個人・家族・グループ・環境・リエゾン・(心理教育)介入において
評価できる。
(3)臨地において、指導者や同僚との活動、討論、その他の場面で生ずる治療的な問題を認識できる。
(4)担当ケースについて、研究や理論に裏付けられた説明と論議を提供することができる。
2.相談:臨地において、看護者を含むケア提供者に対してコンサルテーションを行い、フィードバック
を受けて評価できる。
3.教育:ケア向上に必要と考えられる内容について、教育プログラムを計画、実施、評価できる。
4.研究:臨地において、スタッフや施設の研究支援活動ができる。あるいは、担当ケースの分析により、
自己の研究分野に活用できる。
5.調整:CNSや指導教員のSVを受けながら、必要性に応じて、保健医療福祉関連スタッフおよび機
関との間の調整活動を行うことができる。
6.倫理調整:CNSや指導教員のSVを受けながら、個人、家族、集団の権利保護にかかわる倫理的な
問題や葛藤の解決に関する調整活動を行うことができる。
7.課題として、プロセスレコード(導入時と特定の現象を認識した場面)と、ケーススタディ(初期ア
セスメント時と、担当ケースの総合ケーススタディ)をまとめ、学内発表する。
*実習病院
名古屋第一赤十字病院、名古屋第二赤十字病院、南豊田病院、共和病院、刈谷病院、北野病院、三重
県立こころの医療センター、あいち小児保健医療総合センター
Ⅲ 教科書
なし
Ⅳ 参考図書
『精神科看護‐原理と実践‐』Stuart , G & Laraia, M 安保寛明(監訳)エルゼビア・ジャパン
〔N20/St9〕
原文 Stuart , G & Laraia, M: Principles and Practice of Psychiatric Nursing, Mosby〔N20/St9/9th〕
Ⅴ 評価方法
1.評価表Ⅱ(20%) 評価表Ⅲ(20%)
●実習記録、課題の発表、提出物、実習態度より、以下の評価表を、学生、CNS、指導教員が記入する。
●最終評価については、3 者の評価を検討し指導教員が決定する。
2.ケーススタディ評価(20%)
3.プロセスレコード評価(20%)
4.学内発表や討論への参加(20%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他 なし
202
地域生活看護学
203
204
地域生活看護学特論
(TM10042 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員
西片 久美子 西川 浩昭 栃本 千鶴 中垣 紀子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
少子高齢化社会や生活習慣病、がん等の慢性病に伴う、地域社会の多様化、複雑化、専門化する保健・
医療・福祉環境の変化に対応できるように、年齢を問わず、生活の場である地域社会を基盤とした健康増
進あるいは健康問題に焦点を当てる。具体的には、地域生活で健康増進あるいは健康問題と関連が強い食
習慣を取り上げ、食習慣の変化や地域格差、食文化や食生態等による影響などを検討する。次に、特に有
病率の高い高齢者の生活と福祉環境を理解するために、日本、英国、韓国、台湾を例に学ぶ。さらに、生
活の場である地域社会を基盤とした看護援助方法を他国と比較し、創造的、先駆的に探求する。
【到達目標】
1.食習慣の変遷や地域格差、および健康問題との関係を説明することができる。
2.日本、英国、韓国、台湾における高齢者の生活と福祉環境について述べることができる。
3.地域社会を基盤とした看護援助方法を考察し、記述できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
14
内 容
地域生活看護支援の現状
地域生活と健康増進・健康問題①:食習慣の地域格差
地域生活と健康増進・健康問題②:食習慣の変遷(中学生、中高年女性など)
地域生活と健康増進・健康問題③:健康問題の食要因(疲労、骨粗鬆症など)
地域生活と健康増進・健康問題④:居住形態による生活習慣への影響
高齢者の生活と福祉環境①:日本における高齢者の食生活と生活意識
高齢者の生活と福祉環境②:日本における後期高齢者の場合
高齢者の生活と福祉環境③:英国
高齢者の生活と福祉環境④:韓国
高齢者の生活と福祉環境⑤:台湾
地域社会を基盤とした看護援助方法①:高齢者に対する電話による継続支援
地域社会を基盤とした看護援助方法②:高齢者の健康食品の利用に対する支援
地域社会を基盤とした看護援助方法③:小児の日帰り手術(1日入院)で
の看護および家族の役割
地域社会を基盤とした看護援助方法④:家族を含めた継続看護の実際
15
まとめ
13
担 当 者
栃本 千鶴
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西片 久美子
西片 久美子
栃本 千鶴
栃本 千鶴
栃本 千鶴
西片 久美子
西片 久美子
中垣 紀子
中垣 紀子
西片 西川
中垣 栃本
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
随時紹介する。
Ⅴ 評価方法
プレゼンテーション(30%)、出席 ・ 参加状況(30%)、課題レポート(40%)で評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
205
地域保健統計学
(TM10043 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員
西川 浩昭
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
個人の健康には生活習慣、個人属性などの個人要因の他に環境要因など様々な要因が関与しており、あ
る要因を目的とすればその他の要因は交絡要因として作用することになる。地域において健康に過ごすた
めの方策を検討する際や、健康障害の原因を明らかにする際に必要となる交絡要因の影響を調整する方法
と、様々な要因の影響を個々に定量化して解析する方法を学習することにより、地域における健康状態や
健康に関する問題を理解する。さらにこのために必要な解析方法である多変量解析についても実例を交え
て解説する。
【到達目標】
1.与えられたデータに適した分析手法を決定できる。
2.手持ちのデータを分析処理できる。
3.得られた結果を正しく解釈できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
ガイダンス、多要因説について
交絡要因とは
交絡要因の除去① ( 層化、調整 )
交絡要因の除去② ( マッチング )
多変量解析概論① ( 多変量解析とは )
多変量解析概論②(多変量データ)
多変量解析概論③(説明変数と目的変数)
検査結果・計測値の解析法(重回帰分析)
診断結果の解析法(判別分析)
相乗効果が疑われる場合の解析法(ロジスティック回帰)
生存時間・潜伏期間の解析法(比例ハザード分析)
調査結果の解析法(因子分析)
様々な要因が存在する場合の解析法(共分散構造分析)
多変量解析の応用①(実際の数値による計算)
多変量解析の応用② ( 結果の解釈 )
担 当 者
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
西川 浩昭
Ⅲ 教科書
『複雑さに挑む科学』 講談社ブルーバックス
『SPSS による統計データ解析』現代数学社〔417/Y54〕
Ⅳ 参考図書
講義中に適宜紹介
Ⅴ 評価方法
成績評価は課題提出(70%)、確認テスト(20%)、受講態度(参加・貢献度)(10%)を合計して算出
されます。欠席および遅刻は減点となります。
Ⅵ 受講要件
選択共通科目「統計学」を履修していること。
Ⅵ その他
なし
206
地域生活看護学Ⅰ(地域高齢者ケアシステム論)
(TM10044 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員
栃本 千鶴 福田 由紀子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
地域の高齢療養者が自分らしく生き生きと生活できるように、質の高い在宅看護を提供するための知識・
技術を習得する。
【到達目標】
1.既存のモデルを活用して高齢者への地域診断方法について説明できる。
2.看護職としての指導・支援について、既存の理論を基に研究・開発方法を理解できる。
3.対象への看護活動の計画実践評価、保健医療福祉における在宅看護の役割について発展させることが
できる。
4.在宅で行われる看護技術の特性を理解し、対象者へ支援を展開できる。
5.保健医療福祉制度、ケアマネージメント、地域ケアシステムづくりを展開できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1・2
3・4
5・6
7・8
9・10
11・12
13・14
15
内 容
地域における高齢者の特性
公衆衛生看護の歴史と在宅看護の位置づけ
地域高齢者の健康課題とその予防
地域における高齢者看護の展開(地域の特性、フィジカルアセスメント・
家族や生活環境のアセスメントから課題を発見)
在宅看護の実際(退院支援、在宅でのケアマネージメント、訪問看護師や
介護支援専門員の果たす役割や課題)
在宅看護で必要となる看護技術
地域ケアシステムづくり(地域看護の理論と実際を基にした公共性のある
地域ケアシステムのあり方)
地域における高齢療養者の看護の課題
担 当 者
栃本 千鶴
栃本 千鶴
栃本 千鶴
栃本 千鶴
福田 由紀子
福田 由紀子
栃本 千鶴
栃本 千鶴
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
授業のなかで随時紹介する。必要に応じて資料を配付する。
Ⅴ 評価方法
プレゼンテーション(20%)、グループワーク・参加状況(20%)、課題レポート(60%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他 なし
207
地域生活看護学Ⅱ(高齢者療養看護論)
(TM10045 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員
西片 久美子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
高齢者の糖尿病に対する患者や家族に対する看護について、高度な専門的知識と技術について学ぶ。特
に糖尿病の食事療法に関する生活意識と食事療法実行度の関係について学び、高齢者の血糖コントロール
に及ぼす影響因子について探求する。
【到達目標】
1.アンドラゴジー理論、Self-Efficacy のポイントを説明することができる。
2.高齢糖尿病患者の生活意識の特徴概念を述べ、食事療法実行度との関連を説明することができる。
3.高齢糖尿病患者と家族に対する看護について「老年期を生きる」という視点から考え、記述すること
ができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
老年期の理解 (1):老化にともなう身体的変化
老年期の理解 (2):心理学的見方と文化による捉え方の相違
糖尿病の病態と治療
高齢糖尿病患者の行動・心理を理解するための理論・概念 (1)
:アンドラゴジー理論
高齢糖尿病患者の行動・心理を理解するための理論・概念 (2)
:Self-Efficacy
糖尿病とともに生きるという体験
高齢糖尿病患者の特徴と食事療法の意味
高齢糖尿病患者の生活意識と食事療法実行度との関連 (1)
:老年期と壮年期の生活意識の比較
高齢糖尿病患者の生活意識と食事療法実行度との関連 (2)
:食事療法実行度と生活意識の関連
糖尿病患者に対する教授法、教育技法
糖尿病患者に対する心理的アプローチ
糖尿病にかかわるサポートシステム
高齢糖尿病患者と家族に対する看護 (1):食事療法に関する支援
高齢糖尿病患者と家族に対する看護 (2):合併症を有する場合
まとめ
担 当 者
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片
西片
西片
西片
西片
西片
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
授業の中で随時紹介する。必要に応じて資料を配布する。
Ⅴ 評価方法
プレゼンテーション(30%)、出席 ・ 参加状況(30%)、課題レポート(40%)で評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
208
久美子
久美子
久美子
久美子
久美子
久美子
地域生活看護学Ⅲ(認知症ケア論)
(TM10046 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員
西片 久美子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
認知症をもつ人やその家族に対する看護について高度な専門的知識と技術について学ぶ。
特に認知症患者へのタッチについて学び、認知症をもつ人の反応を引き出す方法について探求する。
【到達目標】
1.枠組みに基づき、認知症高齢者のアセスメントができる。
2.タッチによる認知症高齢者の反応の特徴を述べることができる。
3.自らの体験、文献などに基づき、認知症高齢者の反応を引き出す方法について考え、記述することが
できる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
「老い」「認知症」のとらえ方に関する歴史的変遷と文化による相違
認知症看護における倫理的問題と QOL の概念
認知症の病態と治療-診断、症状、治療方法
認知症の行動・心理症状 (BPSD) に対する看護学的検討
認知症高齢者のかかえる不自由さと尊厳ある生活の支援
認知症高齢者ケアの原則と person-centered care の概念
認知症看護のためのアセスメントと実際 (1)
:アセスメントの視点
認知症看護のためのアセスメントと実際 (2)
:事例に基づくアセスメントの演習
認知症高齢者とのコミュニケーション
認知症高齢者の意志表出を促すケア-タッチの概念
タッチによる認知症高齢者の反応 (1)
:タッチのみられる場面の特徴、反応の種類
タッチによる認知症高齢者の反応 (2)
:反応の特徴、タッチの有用性
認知症高齢者の生活環境づくり
認知症高齢者にかかわるサポートシステムと家族のケア
まとめ
担 当 者
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
西片 久美子
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
授業の中で随時紹介する。必要に応じて資料を配布する。
Ⅴ 評価方法
プレゼンテーション(30%)、出席 ・ 参加状況(30%)、課題レポート(40%)で評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
209
地域生活看護学Ⅳ(小児がん長期支援論) (TM10047 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
①
2
選 択
30
担当教員 中垣 紀子 石黒 士雄
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
多剤併用化学療法、放射線療法、手術療法、造血幹細胞移植などの集学的治療を受ける子どもの看護に
ついて、高度な専門的な知識と技術、子どもと家族、他職種とのパートナーシップについて学ぶ。小児が
ん治癒後の治療による長期的影響(晩期障害)、さまざまな問題に対応し、復園・復学・社会復帰に至るまで、
小児がんの子どものトータルケアの必要性について理解し、多職種や関係機関との連携の中での看護師の
役割を追求する。また、終末期における子どもの緩和ケアについて最近の研究動向を用いて探求する。が
ん治療における化学療法について、作用機序と副作用を明らかにし、その対策について学ぶ。より安楽な
治療過程に繋がる小児がん看護への応用的能力を培う。
【到達目標】
1.小児がんの集学的治療とその副作用および看護について述べることができる。
2.小児がん治療後の長期的影響とその支援について述べることができる。
3.小児がんの子どものトータルケアについて述べることができる。
4.小児がんの子どもの緩和ケアについて述べることができる。
5.ケース分析をし、プレゼンテーションすることができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7・8
9
10
11
12-14
15
内 容
授業の概要
小児がんにおける集学的治療の進歩
抗がん剤の効果と副作用のメカニズム
化学療法中の看護
小児がん治癒後の治療による長期的影響(晩期障害)
子どもへのインフォームドコンセント
小児がんの子どものトータルケア
子どもの復園・復学への支援
終末期における子どもの緩和ケア
グリーフワーク
ケース分析
学生によるプレゼンテーション
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
随時、紹介する。
Ⅴ 評価方法
レポート(40%)、プレゼンテーション(30%)、出席・参加状況(30%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
210
担 当 者
中垣 紀子
石黒 士雄
石黒 士雄
中垣 紀子
石黒 士雄
石黒 士雄
中垣 紀子
中垣 紀子
中垣 紀子
中垣 紀子
中垣 紀子
中垣・石黒
地域生活看護学Ⅴ(障がい児看護論)
(TM10048 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員 中垣 紀子 石黒 士雄 浅野 みどり 奈良間 美保
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
障がいをもって医療的ケアなどを必要としながら地域で生活している子どもたちと家族に必要とされる
看護について、出生前後から慢性期にいたるまでの発達段階に応じて理解し、看護を実践するための諸理
論を学ぶ。さらに、障がいが生じる過程について理解を深める。
【到達目標】
1.子どもの障がいの原因や特徴を説明できる。
2.障がいをもつ子どもと家族の看護を発達段階に即して説明できる。
3.家族の障がい受容と支援について述べることができる。
4.障がいをもつ子どもと家族を主体としたケアおよびアプローチについて述べることができる。
5.ケース分析をし、プレゼンテーションすることができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内 容
授業の概要
染色体異常・胎内環境により発症する先天異常
形態異常のある疾患
障がいをもつ子どもと家族の看護(新生児期)
障がいをもつ子どもと家族の看護(幼児期)
障がいをもつ子どもと家族の看護(学童期)
障がいをもつ子どもの医療・福祉・看護
家族の障がい受容と支援
子どもの在宅医療の現況
子どもの医療的ケアの動向
障がいをもつ子どもと家族を主体とするケア
障がいをもつ子どもと家族を主体とするチームアプローチ
ケース分析
ケース分析
学生によるプレゼンテーション
担 当 者
中垣 紀子
石黒 士雄
石黒 士雄
中垣 紀子
中垣 紀子
中垣 紀子
浅野 みどり
浅野 みどり
中垣 紀子
中垣 紀子
奈良間 美保
奈良間 美保
中垣 紀子
中垣 紀子
中垣・石黒
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
随時、紹介する。
Ⅴ 評価方法
レポート(40%)、プレゼンテーション(30%)、出席・参加状況(30%)
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
211
地域生活看護学演習
(TM10049 /専門科目/地域生活看護学)
セメスター
単位数
必修・選択
時間数
②
2
選 択
30
担当教員
石黒 士雄 中垣 紀子 西片 久美子 西川 浩昭 栃本 千鶴 福田 由紀子
Ⅰ 授業目的及び到達目標
【授業目的】
地域生活看護学領域で、学生が興味をもつ特定の重要な現象、援助技術、理論及びその活用方法につい
て、集中的な文献検討を行う。そしてこれまでの研究結果を批判的に吟味することで、地域生活看護学に
おける特定の重要な現象を解釈し、援助技術の開発の方向性、理論の妥当性などの検討を行う。
【到達目標】
1.学生が関心をもつ現象について文献検討を行い、研究課題となりうるか理由とともに述べることがで
きる。
2.研究課題を探求するための研究デザインを述べることができる。
3.データ収集方法、分析方法を述べることができる。
4. 研究における倫理的配慮を述べることができる。
5.データ収集に必要な質問項目、インタビューガイドなどを作成することができる。
6.上記 1 ~ 5 に基づき、研究計画書を作成することができる。
Ⅱ 授業内容及び計画
回数
1―3
4―5
6・7
8・9
10・11
12・13
14・15
16・17
18
19・21
22・23
24・25
212
内 容
地域生活看護学領域の文献の批判的検討
3 回にわたり地域生活看護学領域の文献の批判的検討を行う。
地域生活看護学領域の研究課題の探求①
健康・半健康な地域高齢者のケア関連の現象について、文献検討を行い、
研究課題となりうるかを検討する。
地域生活看護学領域の研究課題の探求②
療養を必要とする高齢者のケア関連の現象について、文献検討を行い、研
究課題となりうるかを検討する。
地域生活看護学領域の研究課題の探求③
認知症患者のケア関連の現象について、文献検討を行い、研究課題となり
うるかを検討する。
地域生活看護学領域の研究課題の探求④
小児疾患関連の現象について、文献検討を行い、研究課題となりうるかを
検討する。
地域生活看護学領域の研究課題の探求⑤
障害児看護関連の現象について、文献検討を行い、研究課題となりうるか
を検討する。
地域生活看護学領域における研究方法の検討①
探求したい地域生活看護学領域の現象についての研究デザインの検討
地域生活看護学領域における研究方法の検討②
探求したい地域生活看護学領域の現象についてのデータ収集方法の検討
地域生活看護学領域における研究方法の検討③
探求したい地域生活看護学領域の現象についての研究での倫理的配慮の検
討
地域生活看護学領域における研究方法の検討④
探求したい地域生活看護学領域の現象についての具体的なデ-タ収集方法
の検討(質問項目作成、インタビューガイド作成など)
研究計画書の作成①
文献検討結果の文章化
研究計画書の作成②
研究方法についての文章化
担 当 者
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
26
27―29
30
研究計画書の作成③
研究の倫理的配慮の文章化
具体的な研究方法の決定
アンケート項目の作成あるいはインタビュー項目の作成
研究計画書の発表
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
石黒・中垣・西片
西川・栃本・福田
Ⅲ 教科書
特に指定しない。
Ⅳ 参考図書
随時紹介する。
Ⅴ 評価方法
プレゼンテーション(20%)、出席 ・ 参加状況(30%)、研究計画書(50%)で評価する。
Ⅵ 受講要件
なし
Ⅶ その他
なし
213
214
Ⅲ 修士論文及び課題研究論文について
215
216
1 修士論文または課題研究論文の指導体制
研究指導は、研究指導教員1名と副研究指導教員 1 名の計 2 名で行います。入学時に研究指導教員を、
1 年次 9 月までに副研究指導教員を決定します。なお、必修共通科目の「看護研究Ⅰ(量的研究)」をもとに、
各領域・分野の「演習」並びに①研究・教育者コースの場合は「特別研究」、②専門看護師コースの場
合は「実習」及び「課題研究」を通して行います。
2 研究テーマの提出
学生は、研究指導教員のもと、これまでの経験や興味・関心のある研究テーマ及び方法を決定します。
1 年次 12 月 24 日までに仮テーマを学務課へ提出します。
3 研究計画書及び研究倫理の審査
(1)審査の申請
① 申請資格
必修科目の「看護研究Ⅰ(量的研究)」を履修し、各領域・分野の「演習」を履修中あるいは履修
したものは、申請することができます。
② 受付期間
2 年間で修了する場合は、平成 23 年 1 月 11 日(火)~平成 23 年 6 月 13 日(月)の 17 時 30 分ま
で、長期履修制度を活用して 3 年間で修了する場合は、平成 23 年 1 月 11 日(月)~平成 24 年 6 月
11 日(月)の 17 時 30 分までに研究計画書及び研究倫理申請書を学務課へ提出してください。
③ 申請方法
研究計画書の審査を希望するものは以下のものをそろえて学務課へ提出します。
・ 研究計画書審査申請書 1 部
・ 研究計画書 4 部
研究倫理審査を希望するものは、以下のものをそろえて学務課へ提出します。
・ 研究倫理審査申請書 4 部 (正 1 部 副 3 部、正のみ押印)
・ 研究計画書 4 部
(2)研究計画書の審査基準と結果通知
① 審査基準は下記の通りです。 ・ 研究領域の文献検索と文献分析が適切である。
・ 研究問題が概念化できる場合は、その概念化が適切である。
・ 研究目的が明確である。
・ 研究方法が目的の達成のために妥当である。
・ 研究目的を達成するための計画が妥当である。
・ データ収集の方法が適切である。
・ データ分析方法が適切である。
・ 研究が学術的に価値があり、看護学及び看護実践に貢献できる可能性がある。
217
② 結果通知
合否の判定は、申請者に連絡します。なお、委員会によって研究計画書の修正を求められることがあ
ります。
(3)
研究計画書作成要領
① 研究計画書の構成は原則として以下のとおりとする。
【問題の背景】
:研究の動機・意義等、文献の検討
【文 献 検 討】
:主要な先行研究
【研 究 目 的】
【研 究 方 法】
:研究デザイン、研究対象(または研究協力者、研究参加者)、測定用具・調査内容、デー
タ収集方法、データ分析方法、倫理的配慮
② 研究計画書記載に当たっては、日本赤十字豊田看護大学大学院修士論文及び課題研究論文執筆要領
に準じる。
③ 研究計画書には下記の表紙をつける。
提出年月日:平成 年 月 日
日本赤十字豊田看護大学大学院看護学研究科 修士課程
研究計画書
(論文題目)
学籍番号 氏名 研 究 指 導 教 員 副研究指導教員 218
(4)研究倫理審査と結果報告
① 審査基準
別紙チェックリストを確認してください。
② 結果通知
審査結果は、申請者に連絡します。なお、委員会によって研究計画書の修正を求められ
ことがあります。
4 修士論文または課題研究論文の提出と審査
(1)審査申請
① 申請資格
所定の単位を修得したもの、または、修得見込みのものは修士 ( 看護学 ) 学位論文あるいは課題研
究論文審査の申請をすることができます。
② 受付期間
毎年 1 月中旬に論文を受け付けます。ただし、9 月修了生は 7 月中旬に受け付けます。
③ 申請方法
論文審査を希望するものは以下のものをそろえて学務課に提出します。
・ 修士論文または課題研究論文審査申請書 1部
・ 主論文(論文執筆要領に基づいて作成) 4部
・ 学位論文複写許諾書 1部
(2)論文の審査・最終試験
論文の審査は、2 月中旬あるいは 8 月中旬までに、研究科委員会が最終決定を行います。最終試験は、
論文の面接審査が終了した後に、審査を担当した 3 名の教員が行います。論文に関連した科目を中心
にして、口頭により実施します。
① 論文の審査基準は次の通りです。
・ 表題が内容を適切に表現している。
・ 研究動機や意義が明確である。
・ 研究目的が明確である。
・ 倫理的配慮が適切である。
・ 研究方法が目的の達成のために妥当である。
・ データ収集の方法が適切である。
・ データ分析方法が適切である。
・ 目的に沿った分析や結果が示されている。
・ 客観的にデータが示されている。
・ 目的と考察に一貫性がある。
・ 得られた結果についての解釈や意味づけが示されている。
・ 先行研究や文献と照合して検討している。
・ 仮説がある場合は、その仮説の検証について示している。
219
・ 考察で追求した内容から結論が簡潔に述べられている。
・ 要約が適切である。
・ 論文が学術的に価値があり、看護学および看護実践に貢献できる。
② 結果の通知
合否の判定、修了の認定は申請者に連絡されます。
(3)論文の公表
論文の審査後 1 年以内に査読のある学術誌に投稿することを義務づけます。公表予定学術誌につい
ては、研究倫理審査申請書の中で明記します。また、本学図書館に修士論文あるいは課題研究論文 1
部を保管し、自由な閲覧及び複写ができるようにします。
220
日本赤十字豊田看護大学大学院 修士論文及び課題研究論文執筆要領
1.原稿の書式
・原稿はA 4 版用紙に横書きとし、1ページ 40 字 ×35 行とする。
・フォントは 10.5 ポイント、余白は左右 30 ㎜、上部 30 ㎜、下部 25 ㎜とする。
・本文の長さは、原則として 70 ページを超えないこと。
・ページの下部、中央にページ数を打つこと。
2.表紙・表題(論文題目)
・原稿には所定の様式で表紙を付すること。【別紙】参照。
・表紙には、表題(邦文および英文)、著者名、提出年月日、指導教員名を記す。
・表題は内容を端的に表すものであること。邦文表題は拡大文字で行中央に書く。英文のメインタイト
ルはすべて大文字、サブタイトルは主な語頭を大文字で、ともに行中央に記す。
・タイトルの下に著者名を日本語及びローマ字表記の両方で記入する。その際、どちらも姓を先に記し、
ローマ字の場合は姓と名の間に ,(カンマ)を入れ、頭のみ大文字とする。
<記載例> 豊田 花子 Toyota,Hanako
3.抄録
・表紙の後に、抄録を添付する。
・抄録は、引用表記や略語の記載法を含めて、本文と同じ書式とし、本文の内容をもれなく簡潔明瞭に
記述すること。
・抄録には、表題も申請者名も記す必要はない。
・長さは、1,600 字~ 2,000 字程度とする。
4.目次
本文の前に目次をつけ、論文のアウトラインを示すこと。
5.本文(和文)の記載方法
・原則として新かなづかいを用い、特別な術語以外はなるべく常用漢字を用いること。
・字体は、見出しおよび強調部分など特別な場合を除き、明朝体を用いる。
・句読点及びカッコは1字分(全角)を使用し、改行した段落の行頭は、1字下げる。
・外来語はカタカナとし、外国人名および日本語として未定着の語は原語のまま記す。その際、単語は
2行にまたがらないよう、ハイフンを使用せず後送りして改行する。
・動植物名、バクテリア名、学名などは斜字体(イタリック)を用いる。
・度量衡の単位表示は、各専門領域の慣例に従う。
・数字は特別の場合以外は算用数字を用い、1ます2字(半角)で処理する。また、数字は2行にまた
がらないようにする。1桁の数字の場合は、全角で使用してもよい。
・略語については、初出時に正式用語を示し、略語を[ ]に入れて付記すること。ただし、度量衡な
どの単位についてはその必要はない。略語を多数用いる場合には、最初もしくは付録に略語一覧を掲
載すること。
<記載例> Certified Nurse Specialist[CNS]
専門看護師(Certified Nurse Specialist;以下 CNS)
221
6.図、表及び写真の処理
・図、表、写真は、それぞれ種類ごとに通し番号と表題を付し、それを説明した本文近くの適当な場所
に添付もしくは表示する。
・図、表、写真などが多く、本文に挿入すると煩雑になると考えられる場合には、一括して本文のあと
に付録としてつけてもよい。その際、目次にその付録の内容一覧を示すこと。
7.見出しの記載方法※
・見出しはすべてゴシック体とする。
・見出しには第1レベルから第7レベルまであり、本文をどの程度、整理して記述するかによって、見
出しレベルの数が違ってくる。
・見出しとそれに付ける見出し数字の種類と位置は、レベルによって異なる。第1レベルは論文の表題
にあたるレベルであり、見出し数字は付けない。本文で使用される見出しは、レベル2以下というこ
とになる。以下参照のこと。
第2レベル :Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ. ・・・;中央に。
第3レベル :A.B.C. ・・・;中央に。
第4レベル :1.2.3. ・・・;左に寄せる。
第5レベル :a.b.c. ・・・;左端より1字下げる。
第6レベル :(1)(2)(3)・・・;上位の見出しより1字下げる。
第7レベル :(a)(b)(c)・・・;上位の見出しより1字下げる。
・
「はじめに」と「おわりに」を用いる場合には、見出し数字はつけず、左端より付す。
<記載例>
○見出しに3つのレベルがある時
Ⅰ.ケアリングの概念(第2レベル)
1.ケアリングの概念の背景(第4レベル)
(1)看護におけるケアリングの概念(第6レベル)
○見出しに4つ以上のレベルがある時
Ⅰ.ケアリング(第2レベル)
A.ケアリングの概念(第3レベル)
1.ケアリングの概念の背景(第4レベル)
a.看護におけるケアリングの概念(第5レベル)
(1)ケアリングと人間学の潮流(第6レベル)
(a)・・・・・(第7レベル)
※ ○付き数字(①②③・・・)とカタカナは通常、列挙用に用いる。
※ 現行のAPAスタイルでは、現在、見出し数字は用いられていないが、本学の学位論文については、見出し
数字を用いることにする。
222
8.図、表の表題のつけ方
図と表によって、表題の位置が異なるので注意すること。
(1)図の表題:表題の頭に通し番号を付し、図の下に記す。
<記載例>
A
B
D
C
図 1.○○○の概念枠組み [ 注:河口まさ子 (1996) より作成 ]
(2)表の表題:表題の頭に通し番号を記し、表の上に記す。
罫線は横罫のみ使用。なるべく最小限にとどめること。
<記載例>
表 1.A 群と B 群の HbA1c
平均値
標準偏差
A群
7.9
1.2
B群
7.5
1.4
9.知的所有権について
・他の文献から図や表を引用する場合、あるいは他の文献にあるデータをもとに図や表を作成する場
合、著者の掲載許可が必要であり、図の表題もしくは表の後に、その出典の著者名と発行年を注記と
して明示し、著者の許可を得た旨を記すこと。また、文献リストにも記載すること。著者に無断で複
写使用することは禁止されている。
・既存の尺度を使用する際は、開発者(知的所有権保有者)の使用許可を得たことを示す文書を添付す
ること。
10.文献の引用について
・文献とは、実際に本文中に何らかの形で引用して使用、もしくは言及した文献すべてをいう。従来の
参考文献(論文執筆に当たって参考までに読んだだけのもの)は文献には含めない。
・使用した文献は、知的所有権尊重の立場から、すべて本文中に下記の文献表示方法に則って明記しな
ければならない。
・文献の引用は、自分の考えや主張をそれによって補強したり、証明したり、意味付けたりするために
行う。したがって、誰でも知っているような言葉やテキストの内容、辞書・事典などの類は、文献と
しない。
・引用は必要最小限であること。文献検討に取り上げる文献も、みずからの研究テーマに則して、それ
を明確化するために必要不可欠のものに絞ること。
223
・文献は、最後に一括して文献リストを作成する。本文中に用いた文献は、必ず文献リストに入ってい
なければならず、文献リストにある文献は、本文中のどこかで使われていなければならない。すなわ
ち、本文中に引用表示のある文献と文献リストとは、完全に一致していること。
・いわゆる孫引きの引用は避け、できる限り原典に当たること。原典が手に入らなかった場合は、孫引
きであることが分かるように、実際に使用した文献を表示する。
11.引用の仕方=文献表示の様式
記述した内容が自分の考えであるか、引用であるかは明確に区別しなければならない。以下の様式に従
って、引用した文献の表示をその都度行う。(カッコやコンマなどの使用法やスペースの取り方など、細
かい書式については、下に示す記載例を参照のこと。なお、年次はすべて西暦とする)
(1)文献は、文中の引用部分の後に( )を付し、そのなかに、著者の姓および発行年、ページ数
を記入する。
<記載例>
◇「・・・・・・・・」(Lawson, 2005, p.32)という研究結果がある。
・ページは通常、(p.○○)のように表記する。ページが複数にわたる場合は、(pp.○○-△△)
と表記する。
・文献全体がそれについて述べたものであって、特定のページを示すことが難しいものについては、
必ずしもページ数は記載しなくてもよい。
・同一文献を同じ段落で繰り返し引用する場合は、2度目以降の引用の際に出版年を表示する必要は
ない。ただし、段落が変わるごとに、初出の引用部分に出版年を記す。
<記載例>
◇ Polonsky(1995) は、次のような見方を・・・ [ある段落での最初の引用 ]
◇こうした Polonsky の見方は・・・ [ 同じ段落の中で再度引用された場合 ]
(2)文献の一部を直接引用する場合には、引用部分を引用符「 」で括り、引用であることを必ず
明示すること。
<記載例>
◇「・・・・・・」(Wing & Gllis,1997,p.3) と定義され・・
224
・引用が長文になる場合は、前後に1行分のスペースをとり、行頭を2文字分空けた特別の段落(引用
段落)とする。その際は、「 」で括る必要はない。字形・サイズを変更してもよい。
◎最近では、知的財産権上、あまり長い引用は避けるべきであるとされているので注意すること。
<記載例>
◇これについては下記のような記述に明らかにされている。
目標達成のために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・があった。(The DCCT Research Group,1993,pp.977-978)
(3)直接引用してはいなくても、間接的にその内容について言及した文献は、引用文献として、それ
に関する記述個所の後に( )をつけ、著者名と発行年、できればページ数を表示すること。
<記載例>
◇・・・・ではないかと言われている(植田・前田,2002,p.1579)。
◇・・・・と主張する研究者たち(村田,2001;田中,2006)も存在する。
(4)本文中に著者名が記載されている場合には、その後ろに( )を付し、発行年のみ記す。本文
中に発行年も記されている場合には、改めて表示する必要はない。文献のページは、当該文章の後
ろに記す。
<記載例>
◇石井(2000a)は「・・・・・」(p.35)と述べている。
◇石井(2000b)はそれを目標との関連で論じている(pp.23-31)。
◇ 1994 年に河口は以下のように語っている(p.64)
(5)本文中( )内の著者名は3名までは全員記載する。それ以上については、最後の著者名の後
ろに「他」(欧文の場合はet al.)を付けて略すことができる。
<記載例>
◇・・・と言われている(Tate,Jackvony, & Wing,2003)。
◇ Long, Gambling, Young et al.(2005) は、次のように述べている。
◇「・・・・」(竹内・土方・佐藤他,2001,p.805)
なお、4名以上の著者の同一文献を繰り返し引用する際には、2回目以降は筆頭著者のみ記し
て、「○○他(et al.)」と略記する。同じ段落内で2度目以降の引用では出版年も省略できる。
<記載例>
◇さらに、Wasson et al.(1992) は、・・・についても論じている(p.1971)。
◇菅原他の見解は、・・・である。[同一段落内ですでに引用されている]
225
ただし、4名以上の名前を省略してしまうと、別の文献と同じ表記になってしまう場合、どち
らの文献も区別できるだけの著者名を表記する。
<記載例>
◇桜田・高田・工藤・中村他 (2001) によれば、・・・
◇桜田・高田・工藤・加藤他 (2001) の調査では・・・
(6)同一著者に同一発行年の文献が複数ある場合には、発行年の後に小文字のアルファベット
(a,b,c.
.
.)を順に付して区別する。
<記載例> ◇(Rosenfield,1997b,p.70)
(7)同一著者に複数の発行年の文献がある場合には、姓の後に発行順に発行年を並べて記す。
<記載例>
◇(山本,2002,2005,2009)
(8)著者の異なる複数の文献を同一箇所で引用する場合は、( )の中に筆頭著者のアルファベッ
ト順に姓と発行年を記し、著者ごとに;(セミコロン)で区切る。
<記載例> ◇(瀬戸,2003a;伊藤,2006)
◇(橋本,2002,2005,2009;石川,2000;渡部,2004)
(9)外国語文献の翻訳版を使用した場合には、オリジナル文献(原書)の発行年と翻訳版の発行年を
/(半角スラッシュ)で結んで記載する。ページ数は翻訳版のものを記す。訳者名は不要。ただし、
文献リストには訳者名も記載する。
<記載例> ◇(Rosenfield,1997/1999,p.25)
12.文献リストの記載方法
・文献リストは、筆頭著者の姓のアルファベット順に記載し、著者全員の姓名を表示する。外国人の場
合も、姓(ファミリーネーム)を先に、名(ファーストネーム)のイニシャルのみを後に記載する。
・同一著者の文献名が複数ある場合には、発行年の早い順に並べる。同一著者による文献が同一年次に
複数ある場合には、本文中の( )内に記載された発行年に付した小文字のアルファベット順に並
べる。
・欧文文献で、著者が二人以上の場合、最後の著者名の前に ,& をはさむ。
・記載内容が2行以上にまたがる場合は、2行目以降は行頭を日本語2文字、アルファベット4文字分
下げる。
226
・文献の記載方法は、雑誌掲載論文、書籍(原書)、書籍(翻訳版)の種類によって異なる。
それぞれの項目の後につける句読点の種類が分かるように特に記載したので、注意して参照のこ
と。なお、( )は、該当する数字をカッコで括って表示することを示す。
【雑誌掲載論文】
・著者名(発行年).論文の表題.雑誌名,号,もしくは巻(号),最初-最後のページ数.ページの
pp.は省く。
・雑誌名は原則として正式名称を用い、和文、英文とも雑誌名は斜字体(イタリック) で記す。
【書籍(原書)】
・著者名(発行年).本の表題 .発行地:発行所.
・表題は、日本語文献も外国語文献も斜字体(イタリック) を用いる。
・和書の場合はとくに発行地を記さなくともよい。
・編集された書籍のなかに収録された論文の場合、論文著者名(発行年).論文表題.編者名,書籍の表題所
収.(pp.最初-最後のページ数).発行地:発行所.
・外国語文献の場合、編者名は名(ファーストネーム)のイニシャルを先にし、姓(ファミリーネー
ム)のあとに(Ed.).編者複数の場合には(Eds.).を付す。
【書籍(訳本)】
著者名(原綴りのまま).
(原書の発行年)/ 訳者名訳(訳本の発行年).邦題 .発行所.を日本語で記す。
【電子資料(インターネット情報)】
インターネット上の資料を使用し、引用する場合、読者が確実に引用された情報に辿りつけるよう、
最低限、文書タイトル(見出し)もしくは説明、発行、更新もしくは検索の日付、情報に直接リンク
する uniform resource locator[URL](例:http://www.・・・/)を記載する。可能ならば、著者名
も記す。詳しくは『APA 論文作成マニュアル』(医学書院)pp.221-232 を参照のこと。
インターネット情報(Wikipedia などを含む)は真偽の不明な情報も多く、確実な情報かどうかを
じゅうぶんに確かめた上で、慎重に用いること。外国では引用を認めないところもある。そのままコ
ピーすることは絶対に避けること。
227
<記載例>
文献
American Psychological Association.(2001).Publication manual of the American Psychological
Association(5th ed.). Washington,DC:Author.
安藤美華代・安藤晋一郎(1995).糖尿病患者の心理療法.心理臨床学研究. 13(3),288-299.
Charmaz, K.(1983).The grounded theory method:An explanation and interpretation.In R.
M. Emerson(Ed.),Contemporary field research:A collection of readings (pp.109-126).
Boston:Little, Brown & Co..
Edelwich,J.,& Brodsky,A.(1998)/ 黒江ゆり子・市橋恵子・寶田穂訳(2002).糖尿病のケアリン
グ-語られた生活体験と感情. 医学書院.
石井均(1997).QOL,燃え尽き,心理的介入の評価.プラクティス, 14(6),562-565.
石井均(1998).糖尿病患者への心理・行動医学的アプローチ.Diabetes Journal,26(2),63-68.
Jackson,J.,McFalda,P.,& McManus,K.(1989).Status of nursing shortage and
projections. In T.Moore,& E.Simendinger(Eds.).Managing the nursing shortage:A
guide to recruitment and retention. (pp.1-2).Rockville,MD:Aspen.
黒江ゆり子(2001)
.食事療法と患者の QOL.河口てる子編(2001).糖尿病患者の QOL と看護
所収(pp.163-185).医学書院.
成田善弘(1999).精神分析における支持.こころの科学, 83,71-75.
日本透析医学会統計調査委員会(2007).わが国の慢性透析療法の現況.http://docs.jsdt.or.jp/
overview/index.html.pdf より,2008/3/1 検索。
Rubin,R.R., & Peyrot,M.(1994).Implications of the DCCT.Looking beyond tight control.
Diabetes care, 17(3),235-236.
鈴木吉彦(2002a).糖尿病診療におけるインターネットの活用・現状と将来への展望.日本臨床 .
60,Suppl10,590-596.
鈴木吉彦(2002b).・・・・・・.
Walker,L.O.,& Avant,K.C.(1995).Strategies for theory construction in nursing(3th ed.).
Connecticut:Appleton & Lange.
228
13.注記について
本文に注をつけるのは、以下の場合である。
① 本文中に論じられたテーマを補強したり、別の見方や情報、説明などを示したいが、本文に書き込
むと論旨が混乱したり、ぼやけてしまったりする可能性がある場合。
② 引用の典拠や引用についての許諾などについてその場で示したい場合。
あまり多く用いると、かえって煩雑になり、本文の論旨をかえってそらすことにもなりかねないので、
注意すること。少ない場合は脚注とし、多い場合には、通し番号をつけ、本文の後にまとめて記す。
(1)脚注
文章の脇に*印もしくは肩数字を付け、そのページの下部、欄外にその内容を記す。同じページ
に複数の脚注がある場合には、順に*、**、***もしくは数字で順番を示す。
(2)図表の引用注
図や表に示されたデータに関する注は、†や*などの記号を用い、図表のすぐ下に記載すること。
引用の場合、図表のすぐ下に出典を示し、文献リストにも含める。
14.謝辞について
謝辞は本文の最後に記す。調査の実施や論文執筆にあたって、とくにお世話になった人物や機関の名を
挙げ、どのような助力があったか、できるだけ具体的かつ簡潔に述べること。人物については、とくに伏
せる必要がある場合以外は、姓名(フルネーム)、所属機関、職位などを正確に記す。大げさな賛辞や感
謝の言葉は必要ない。
229
ฬ
230
⴫㗴䐳⺰ᢥ㗴⋡࡮೽㗴ߥߒ䐴᳁
⷏ᥲᐕᐲ
㧔# ࡈ࡜࠶࠻ࡈࠔࠗ࡞ ⦡㧦ࡉ࡞࡯㧕
⼾ ↰ ⧎ ሶ
⴫㗴㧔⺰ᢥ㗴⋡࡮㇌ᢥ㧕
㧔ࡈࠔࠗ࡞㧕
ឭ಴ᐕ᦬ᣣ 20ٌٌᐕٌ᦬ٌᣣ
⋴ ⼔ ቇ ⎇ ⓥ ⑼
ᣣᧄ⿒චሼ⼾↰⋴⼔ᄢቇᄢቇ㒮
೽⎇ⓥᜰዉᢎຬ㧦٤ ٤ ٤ ٤
⎇ ⓥ ᜰ ዉ ᢎ ຬ㧦٤ ٤ ٤ ٤
⷏ᥲᐕᐲ ୃ჻㧔⋴⼔ቇ㧕⺰ᢥ
Toyota㧘Hanako
⼾ ↰ ⧎ ሶ
⴫㗴㧔⺰ᢥ㗴⋡࡮⧷ᢥ㧕
⴫㗴㧔⺰ᢥ㗴⋡࡮㇌ᢥ㧕
㧔⴫ ⚕㧕
⺰ᢥឭ಴ᤨ
‫ޔߪߦᤨᧄ⵾ڎ‬ឭ಴ᐕ᦬ᣣ࡮ᜰዉᢎຬฬࠍߪߕߒߡ‫⴫ޔ‬㗴⚕ߣߔࠆ‫ޕ‬
ቇ૏⺰ᢥߩ૕ⵙߦߟ޿ߡ
˜™š› ›œžŸ
 
  ­€‚ƒ„…­€†‡ˆ‰Š‹Œ†Ž‘’‘“”•‚–—
Œ
‡ˆ‰
 ­€‚ƒ„…†‡ˆ‰Š‹ŒŽ‘’“”­€‚•
–
—˜  ™ š
¡¢
231

 ­€‚ƒ„…†‡ˆ‰Š‹ŒŽ‘’
“”•–—‰˜™š
›œžŸ¡—Ž¢‘£’
¤›¥¦§¨©ª¥«¬‘Ž¢‘£’
¤›®¯°±²³´µ¢‘£¶¤›·¸¹º»¼½¾¿’
ÀÁ¹ÂáÄÅÆÇÈɎ¢‘£’
ÊËÌÍ¡—Ž¢‘£’
“€‚ƒ„ÎϚ
ÐÑÒ
ÓÔ Õ›¤›·¸¡Ö×Çȗ‘ÉŽ¢‘£’
ÓØÙ͊ÚÛ¹Ü݈ÞßàÇÈɎ¢‘£’
ÓÍáÔâãä·å¡—Ž¢‘£’
Óæ–çÔÍÖ街Ž¢‘£’
ÓéêëΐÏ–ìíîïðñòµ¢óôõ‘£’
ÓÍáÔöאÄÅ£¶ñ‹ÊË̹÷øÌ¿’
Ðùúåûéêü¬‘
ÓéêÀÁÀÁ¹ÂÃýŠÄÅþÿŽ¢‘£’
Óùú~Éî}î§¨î|{…†„—[¡þÿŽ¢‘£’
ÓÍáԐ§¨\Ú¹]^¡Çȝ_¢Šó`î|{—@ñË‹?‘@
ñ¡þÿŽ¢‘£’
ÓÍáÔ>æ¡=|{—[¬‘þÿŽ¢‘£’
Ó<;Ž¢:/–.-,–—+*ÍÍ)™(¡',–þÿŽ¢‘£’
ÓÍáÔ£µØِì&ÚÛ%$¡@ñ¡þÿŽ¢‘£’
Ó#"!0™(ñ¤›®¯°±²³¡[É´µ¢‘£¬‘þÿŽ
¢‘£’
Ó1©ÀÁŠûéêü¡%$Ž¢‘£’
ÓéꐝÔ23456789¡Ž¢‘£’
ÐùúÔû1©ü¬‘
Óû1©ü¡%$Ž¢‘£’
Óû1©üABÔ£µCD—þÿÇ1©Š¶°EFG³HI.JE
KE‡¿LBM¡Ž¢‘£’
Ó1©ÀÁ¡û1©üŽ¢‘£¶éêN1©ÀÁ¡Ž¢O_ÀÁ
Ç1©=PQéêNû1©ññó¼R@ñüLS@ñ¿’
Óû1©üTSUÍáÔV3UñþÿÔV3U¡Ž¢‘£’
Óû1©üÔ23456789¡Ž¢‘£’
ÓÍáÔ§WX¶YZaú.bcaúde¿fgh¹âã1©=É
—‘£’
Óû1©ü1góijk©ŠÜjÍáԝÜjÔ¶éêÔ¿¡¼
RÇÈɗ‘£’
lm @€‚ƒ„…†‡é@ñ¡no—PQ_L¨ñþÿޘ
‹ŒŽ‘’
232
⎇ⓥᜰዉᢎຬශ
ୃ჻⺰ᢥ߹ߚߪ⺖㗴⎇ⓥ⺰ᢥክᩏ↳⺧ᦠ
ᐕ ᦬ ᣣ
ᣣᧄ⿒චሼ⼾↰⋴⼔ᄢቇ
ᄢቇ㒮⋴⼔ቇ⎇ⓥ⺖㐳 Ლ
ᣣᧄ⿒චሼ⼾↰⋴⼔ᄢቇ ᄢቇ㒮
⋴⼔ቇ⎇ⓥ⑼ ୃ჻⺖⒟
ᐕᐲ౉ቇ ቇ☋⇟ภ
᳁ฬ ශ
ቇ૏⺰ᢥߦਅ⸥ߩᦠ㘃ࠍᷝ߃ߡឭ಴ߒ߹ߔߩߢ‫ߏޔ‬ክᩏߊߛߐࠆࠃ߁߅㗿޿
ߒ߹ߔ‫ޕ‬
⸥
㧚 ୃ჻⺰ᢥ߹ߚߪ⺖㗴⎇ⓥ⺰ᢥ ㇱ
㧚 ቇ૏⺰ᢥ⸵⻌↳⺧ᦠ ㇱ
ᣣᧄ⿒චሼ⼾↰⋴⼔ᄢቇ ฃℂ⇟ภ
Fly UP