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「グローバルニッチトップ支援貸付制度」東京都内第1号案件
NEWS RELEASE SHOKO CHUKIN BANK 平 成 26 年 5 月 7 日 商 工 中 金 【 「グローバルニッチトップ支援貸付制度」東京都内第 1 号案件】 HKT株式会社のタイ事業拡大を金融面からサポート! 商工中金(八王子支店)は、HKT株式会社(本社:東京都八王子市、代表者:長屋 捷治氏)に対し、 「グローバルニッチトップ支援貸付制度」を活用して 1 億円を融資しました。 HKT株式会社は、トラックやバス等の商用車に搭載される空気式音響器(クラクション ラッパ)や 電磁弁(電気式空気圧制御弁)の製造および販売を手掛けており、製品は 2tトラック以上の補助ブレ ーキやトランスミッション、エンジン制御機器等に用いられています。高性能かつ高品質な製品を、多 品種小ロットでも低コストで製造できる強みがあり、国産トラック・バス用の空気圧制御電磁弁の製造 においては約 75%のシェアを獲得しています。また、海外においても台湾、フィリピン、タイに現地法 人を設立し、事業を展開しています。 東南アジアでは、経済発展と都市開発等の進展に伴い、近年、トラック需要が増加しています。また、 海外仕様のトラックニーズの拡大とともに、排ガス規制の強化等により既存トラックの代替需要の増加 も見込まれています。こうしたことから、同社は、タイ現地法人の工場を増設し、海外メーカーへの販 路拡大を含めた海外展開を加速させることとしました。 商工中金は、同社のこうした海外事業計画に対し、これまでの事業実績と製品競争力の高さから、特 定分野に優れ、今後さらに世界で存在感を示すことのできる企業と評価し、タイ現地法人の工場増設に おいて必要となる運転資金に対し、 「グローバルニッチトップ支援貸付制度」の活用により、同社の海外 事業展開をサポートしました。なお、本件は同社(親会社)に資金を貸付し、その資金を同社(親会社) からタイ現地法人(子会社)に貸付するスキーム(親子ローン)を活用しています。 商工中金は、グローバルニッチトップ支援貸付制度を活用して、リスクのある海外市場の開拓に挑む 企業を金融面から支援するとともに、国内外の 104 店舗に設置している「中小企業海外展開サポートデ スク」を通じて、資金面のみならず各種ソリューション・情報提供等を行い、対象企業の戦略的な海外 事業展開を支援してまいります。 【HKT株式会社の概要】 所 在 地 東京都八王子市楢原町 1457-1 資 本 金 85 百万円 代 表 者 長屋 捷治 従 業 員 数 156 名(平成 26 年 4 月現在) 業 設 種 自動車部品製造業 立 昭和 29(1954)年 3 月 【タイ現地法人(HKT AUTO PARTS(THAILAND)LTD.の概要】 所 在 地 タイ国パトンタニー県ナワナコン工業団地 資 本 金 500 万バーツ 代 表 者 水出 亮二 従 業 員 数 10 名(平成 26 年 4 月現在) 業 設 種 自動車部品製造業 立 平成 18(2006)年 6 月 NEWS RELEASE SHOKO CHUKIN BANK 【参考:グローバルニッチトップ支援貸付制度の概要】 ○貸付対象者 自社製品・サービスのグローバルシェア拡大を目指し、海外拠点の設立又は拡大並びに海外向け 販路拡大等を行う事業計画(商工中金が適当と認めたものに限る。以下、海外事業計画という。 ) を有する者で、 (1) 、 (2)のいずれか、かつ(3) (4)の要件を満たす者。 (1)今後3年間の海外事業計画が作成され、かつ、直近の事業年度における海外向け売上高比率 が10%以上であり、当該海外事業計画期間中の海外向け売上高が5%以上増加しているこ と。 (2)今後3年間の海外事業計画が作成され、当該海外事業計画期間中の海外向け売上高比率が5 ポイント以上増加していること。なお、商工中金が認めた場合は、5年間で達成する海外事 業計画の作成も可とする。 (3)自社製品・サービスについて、日本国内において一定のシェアを確保していること又は高い 技術力・商品力を有していること。 (4)日本国内において事業活動拠点(本社)が存続すること。 ○資金使途 (1)海外現地法人に対する出資金 (2)海外現地法人の事業運営に必要な設備の新増設、更新、改良、補修及び無形固定資産の取得 等のための設備資金又は海外現地法人の事業運営に必要な運転資金の転貸(親子ローン) (3)自社製品の海外販売を増加させるための設備資金 (4)自社製品の海外販売を増加させるための研究開発費 ○貸付条件 貸出形式 限度額 償還方法 利率 貸付期間 証書貸付 5億円 期限一時返済 成功の場合は当金庫所定の利率、不成功の場合0.6% 原則10年 ○利率(成功判定) 利率は、事業の成否に応じた適用金利とする。 現地法人の直近決算(現地法人への出資金・親子ローンの場合)又は債務者の直近決算(国内法人 への設備資金、研究開発資金の場合)の経常損益が赤字の場合は0.6%、黒字の場合は当金庫所 定の利率とする。 なお、黒字の場合であっても、海外事業計画期間中(上記貸付対象者(1)の場合は3年、同対象 者(2)は3~5年) 、海外向け売上高実績が当該海外事業計画の80%未満の場合は0.6%と する。