Comments
Description
Transcript
美しい自然のおっぱい
幼 稚 園・保育 所向け番 組のひろば しぜんとあそぼ くわしい内容 - 3 学 期 - 山の春 夏 秋冬 放 送日:1月10日 うさぎ 放 送日:1月17日 「山の色ってどんな 色?」夏の 緑、秋の 紅、冬 の白。それぞれの人 が、 ふわふわした 柔らかい 毛 、にんじんが大 好き・・・ウサギといえば、イ さまざまな 色を思い浮か べるでしょう。山は 、季 節によっていろいろな メージ するのはそんなところでしょうか。おとなしくて、ペットとしても 表 情を見せてくれます。 人 気 があり、子どもたちも大 好きな 動 物です。 山はきれいな 水に恵まれています。そのため、山の中ではきれいな 水 今わたしたちがよく目にするウサギ(カイウサギ)は 、食 用肉や毛 皮 用 を求める生き物や植 物に出会うことが できます。 に飼 育されていたものをペットにしたものです。その元になっているの ミズバショウもそのひとつです。雪 解けのころ、山の湿 原に咲き誇り、 は 、アナウサギ。穴を掘って巣を作る習 性 があります。また、ペットと 春 の本 格 的な 到 来を知らせます。大 群 の美しさはよく知られています してのウサギの歴 史は意 外と浅く、そのためまだウサギの 生 態にはわ が、一つ一つをよく見てみると、意 外 な 特 徴 が見えてきます。 からないことも多いと言われています。元 気に走り回るウサギたちの 山の中では 、モリアオガエルにも出会うことが できます。モリアオガエ かわいらしい姿を紹 介します。 ルは 、主に樹 木の上で 生 活する珍しいカエルです。そして、水の上にせ (ナレーション 渡 辺 徹 ) り出した 木の枝を見つけて、独 特 の繁 殖を行います。 山だからこそ出会える生き物 や植 物のあまり知られていない営みを、 美しく移ろっていく山の 景 色の変 化とともに紹介します。 (ナレーション TA R A KO) はくちょう 放 送日:1月24日 かいそうの森 放 送日:1月31日 冬になると、北の国からハクチョウの群 れが 渡ってきて、各地に"白鳥 春 の 海 。水 深 5メートルほどの 海 中に、まるで 森のように海 藻 が 茂って の湖 が みられるようになります。今 年もみんな 元 気 な姿を見せてくれ います。 ました 。 中に入っていくと、この森を 住みかにしている小さな 魚や、貝、海 藻そ 群 れの中に見られる灰色がかったハクチョウは 、その年の夏に生まれ っくりの形 をした不思 議 な生き物など、たくさんの 海 の 生物に出会え た子どもです。シベリアで 生まれた子どもを連 れて、長い距 離を旅して ます。海 藻の森は 、小さな生き物たちの隠れ 家であり、食べ 物の豊富 くるハクチョウの家 族は 、親子が 一 緒にいつも仲よく暮らしています なレストランです。 春 の大 潮のころ、先 端に 小さな 卵をつけた海 藻 が 。 見られます。春は 海 藻の繁 殖の 季 節 です。 冬、元 気に生きるハクチョウたちの姿を追います。 普段 見ることのできない海 藻の 生 態と、 「 海 藻の森 」の 役 割を紹介し (ナレーション 岸田 敏 志) ます。 (ナレーション 小倉久 寛) からす 放 送日:2 月7日 さる 放 送日:2 月14日 都 会でも非 常によく見 かける野鳥・カラスは 、本来 森 や川、海岸 など ニホンザルは 森を移 動しながら、群 れで暮らしています。 で暮らす鳥です。街 中でゴミ箱をあさる姿からは想 像しにくいのです 春は 赤ちゃんが 生まれる季 節 です。赤ちゃんはお母さんに抱かれて一 が、実はとても用 心深く、田んぼや 畑にいる群 れに人 が 近 づくと、安 日の大半をおっぱ いを飲 んで 過ごします。お母さんと赤ちゃんは 、移 全な 距 離を 保とうと遠ざかります。ただ、普段そこで 作 業をしている 動 する時も、木に登る時も、眠る時も、いつも一 緒 。赤ちゃんは 、お母 農 家の方など、危 害を加えないとわかっている人はそばにきても気に さんに大 切に守られて大きくなります。 しません。ちゃんと相手を見分けているのです。 カラスは 木の実や 秋 。赤ちゃんは 、木の実や虫、葉っぱなど、大 人と同じものを食べ 始め 昆 虫、カエルなどの小 動 物 、死 んだ 動 物の肉まで、何でも食べます。余 ます。そして、お母さんの 側を離 れて仲 間だけで 遊 ぶようになります。 った食べ 物は石の下などに隠して蓄えます。 春になると、つが いの 成 長していく赤ちゃんの 様 子を、春と秋、季 節を追って紹 介します。 カラスが 木の上に巣を造り、卵をうみ 、協力して子育てをします。身近 (ナレーション 田 畑 智子) な鳥・カラスの、案 外知らない生 活のようすを紹 介します。 (ナレーション 松 居直 美 ) つばめ 放 送日:2 月21日 かいつぶり 放 送日:2 月2 8日 ツバメは日本が 春を迎 えると、3 0 0 0 k mの 長 旅を経て、南の島から渡 カイツブリ、ちょっと変わったこの名前の主は 水鳥です。カモなどが い ってきます。そして、留守にしていた巣を土を 使って直し、枯 れ 草を運 る池で見つけることが できます。カモの半 分 位の大きさの、赤いホッ び入れて新しい生 命の誕 生に備えます。卵は 2∼3週 間でふ化し、ヒナ ペの丸い鳥を見つけたら、それがカイツブリです。 は両 親 が 運 んでくる昆 虫などを食べて成 長し、1か月ほどで巣 立ちしま 春 、カイツブリは 水 草 などを 使って、お皿をふせたような形 の巣を作 す。 ります。その上で 生まれるヒナは正 真 正 銘の 甘え ん坊 。親の羽 根の ツバメの身 体 は 、素 早く飛 ぶ ために形 が 流 線 型になっています。その 中に潜りこんでベッタリと甘えます。 ため、足 が 退 化し、うまく歩くことが できません。ですから、飛 んでい 親は 親でそんなヒナを羽 根の中に入れたまま、水 上散 歩に出かけます る虫しか取ることが できず、冬が 近 づくと食べ 物となる虫を求めて、南 。羽 根の間からチョコッと顔をのぞかせるヒナのカワイイこと。ほんと の島に渡るのです。 は 、生まれた直 後 から泳ぐことが できるのにね 。 (ナレーション 川村万梨 阿 ) カイツブリの 子育ての 様 子を中心に伝えます。 (ナレーション 原 郁 恵) めだか かめ 放 送日:3月7日 放 送日:3月14日 少し前までどこの小 川や 池にも、必ずいたメダカですが、最 近は見 か カメは 、ヘビやトカゲなどと同じは虫 類ですが、ヘビやトカゲと違い 、 けることが 少なくなってしまったようです。それでも、各地の水の豊 か どの種 類にも甲羅 があります。この固い甲羅の中に頭や足を隠すこと な 小 川の水 草のかげには 、群 れをなして泳ぐメダカの姿を見ることが で、敵 から身を守ります。 できます。 昔から日本にいるカメは6 種 類 。クサガメは 、池や 沼、流 れが 緩 やか フナやドジョウが水の底を生 活の場 所にしているのに対し、メダカは な川などに住む、身近なカメです。体 からくさいにおいを出すのでそ 、水 面 近くで 活 動し、水に落ちてきた昆 虫や、呼 吸のために水 面にあ う呼 ばれるようになったといわれています。冬 の間は 池の中で 冬 眠し がってきたボウフラなどを食べています。メスは 、卵をおなかにつけ ていますが、春になり暖 かくなってくると動き始めます。 クサガメの て泳いでいますが、やが て近くの水 草に移します。 メスは 、6月から8月にかけて、地 面に穴を掘って、1回に8∼12個ほど そこでふ化した子どものメダカは 、水 草の間に身を隠し、外 敵に襲 わ の卵を産みます。1個 産み落とすたびに、後ろ足でそっと卵を動かして れるのを防ぎます。 並べていき、全 部 産み 終えると、穴に土を入れて丁 寧に埋め戻します (ナレーション 内 田 順 子) 。 (ナレーション 林 家 正 蔵 ) ふくろう 放 送日:3月21日 すずめ 放 送日:3月2 8日 日本ではフクロウ類を10 種 類ほど見ることが できますが、そのなかで 誰もが 知っているようで実はよく知らない野鳥 、それが「スズメ」です 最も広く生 息しているのがフクロウです。全 長 5 0 ∼ 6 0 c m 、翼を広げ 。スズメはどんなものを食べていて、どんなところに巣を作るのでしょ ると1mを超 える大きな鳥です。 うか? 大きくて平らな 顔は パラボラアンテナのような 機 能 で 音を集め、大き スズメはヒトが 住 んでいるところにいます。ヒトが 育てるお米 や、出す な目は暗 闇でも獲 物の動きを見 逃しません。羽は柔らかな羽毛に包ま ごみがスズメの大 好 物だからです。ヒトが いなくなった 集 落からは 、 れており、音を立てずに飛 ぶことが できます。すべてが 夜の狩りに適し スズメもやが て姿を消してしまいます。 繁 殖 活 動も、ヒトのそば で たものです。 行います。天 敵のヘビやカラスをヒトが 追い払ってくれるからです。と フクロウは 卵を産むための巣として木の洞などを利 用します。2∼4 個 はいえ、巣はなかなか見つけにくいところに作ります。ヒトのことも完 の卵を産み 、1か月ほどでヒナがかえります。ヒナは 3 5 ∼4 0日ほどで 全に信用はしていないようです。 巣 立ちますが、卵を産 んでから巣 立ちまでの間 、メスはほとんど巣 か スズメは 、卵からかえっておよそ一か月で巣 立ちます。ヒナにとって、 ら出ません。食べ 物は主にオスが 確 保します。ネズミや小鳥などを捕 巣 立ちはたいへん勇気のいる出来 事です。戸 惑うヒナを、あの手この まえると、オスは鳴いてメスに知らせます。その声を合 図にメスは 獲 手で外 の世界に誘う親の 様 子には思わず 引き込まれてしまいます。 物を受け取りにオスのところへ行くのです。 ふだんはなかなか目にできないスズメの姿を、巣 立ちの 様 子も含めて ふだんなかなか見ることのできないフクロウの 子育ての 様 子を紹 介し 丹念に紹 介します。 ます。 (ナレーション 林 原めぐみ) (ナレーション 田口浩正 )