...

ステップ・アップ第12号

by user

on
Category: Documents
211

views

Report

Comments

Transcript

ステップ・アップ第12号
(医)水の木会 下関病院
広報誌
ステップ・アップ
発行日: 平成20年7月1日
第12号
発行者: 下関市富任町6丁目18−18 下関病院 広報委員会
スクールカウンセラーをご存じですか?
スクールカウンセラー(以下SC)とは,小・中・高等学校に勤務しているカウンセラー(主に臨床心
理士)のことをいいます。はじまりは,平成7年の文部科学省「SC活用調査研究委託事業」にさかのぼり
ます。当時の主な目的は,社会的問題として大きく扱われていた
ありましたが,現在ではSCに相談される問題は
問題
発達上の問題
いじめ
や
や
不登校
対人関係の問題
の解消・解決に
,
家族関係の
など,非常に多岐に渡っています。
山口県のSCの現状についても,少しふれたいと思います。現
在,山口県では,公立の高等学校で数十校,中学校においては
100%という具合でSCが配置されています。県内全ての中学校に
SCがいるというわけです。さらに,今後は小学校への配置もど
んどん拡大されていくことになっています。このようにいうと,
SCがとても身近な存在として感じられると思います。そうなんです。SCって,実はものすごく身近な存
在だったんです。
そのSC,学校の中ではどのようなことをしているのでしょう?大まかには,子どもたちと話をした
り,保護者からの相談を受けたり,また先生方と話し合いをしたりしながら,学校生活の中で困っている
児童生徒をどのように支えていくかについて考えています。また,福祉的,医療的なサポートが必要な場
合には,学校と外部機関との橋渡しを行い,子どもたちが楽しく学校生活を送れるよう支援します。
学校の先生方が朝から晩まで多忙を極めている昨今,児童生徒の話をゆっくりと聞くことのできるSC
は,子どもたちにとっても,また学校にとってもなくてはならない存在になりました。みなさんのまわり
にもSCが必ずいますので,身近な方が「学校の中で困ったことがある」という場合には,学校にいるカ
ウンセラーに相談することを勧めてみてください。問題や悩み事についての解決の糸口が,きっと見えて
くると思います。
当院にも、SCを務めている心理士がおりますので、お困り
なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
心理士: 杉本 正志 ・ 三木 伸子 ・ 米田 孝
○●○トピックス○●○
• スクールカウンセラーを
ご存じですか? ・・・・・・
1
• 病棟師長のご紹介
・・・・・・
2・3
• 新任の先生ご紹介
・・・・・・
4
• 行事報告
・・・・・・ 4
• 編集後記
・・・・・・ 4
ステップ・アップ第12号
病棟師長のご紹介
急性期病棟 師長: 和田峯 英樹 ・ 城尾 淑子
約3年間の萩病院への出向を終えて4月より急性期病棟に赴任しまし
た。薔薇色の単身赴任は萩病院のみなさんの助けもあってギャンブルや
夜のネオンの誘惑に負けることなく無事に終えることが出来ました
(笑)。月日の経つのは早いもので3年前には適度にあった僕の髪の毛と同じように建物もスタッフも大
きく様変わりしてまるで浦島太郎の気分です。長期在院患者が多数を占めていた萩病院と比べて、現在の
急性期病棟はまるで戦場のように感じてしまいますが、そのような状況にあっても笑顔を絶やさず落ち着
いてケアを提供しているスタッフのみなさんには敬服しています。本当に、本当にやさしい城尾副看護部
長の下、勉強中の身ではありますが、患者様、スタッフのみなさん、そして法人のために一日でも早く役
に立てるよう努力していきたいと思います。3年間出来なかった子供とのキャッチボールも飽きるほどや
りたいと思っています。よろしくお願いします。 (和田峯
男子回復病棟
師長: 多賀
英樹)
清志
急性期病棟の立ち上げからもう2年近くが経過し、病院全体が、それぞれの役目を充
実できるように、急性期→回復期→リハビリ期→地域診療部という流れが確立されつつ
あります。今年4月より病棟移動になり、今後、この流れを更に充実できるように男子
回復病棟の役割を紹介します。
当病棟は閉鎖病棟で急性症状が落ち着き、社会復帰等を目指すために、日常生活、服薬等ができるよう
に病棟スタッフ及び、各部署と連携していき、自己確立の向上を目指すために試行錯誤していく所で、当
病棟での内容が理解できるようになると、リハビリ期へ移行し、自己確立を目指していく重要な役割を担
う所なので、途中経過の流れを止めないように援助していく次第です。
今後も、患者様の期待に応えられ治療の流れがスムーズに行くように、回復期病棟スタッフ一同、一丸
となって取り組んで行きます。
女子回復期病棟
師長: 百田
泰三
下関病院に入職させていただいて、早いもので三年余りが経ちました。
昨年より老年期病棟の師長、現在では、女子回復期病棟の師長を任せていただき大役
ではありますが私にとって、大変貴重な経験の場であると、とても感謝しています。
病棟師長としての役割は、スタッフが働きやすい環境を整えることと、さまざまな個性を持ったスタッ
フを理解し、長所を引き出してゆくとともに、それらをさらに伸ばしてゆくための配慮をしてゆくことだ
と考えています。そして、私は病棟師長として自分の下で働いてくれるスタッフの人生も考えてアドバイ
スすることの出来る、上司を目指しています。
Page 2
男子リハビリ病棟
師長: 末永
勝矢
この4月から、辞令を受けて男子リハビリ病棟を担当することになりました。ここでの
役割は、治療の流れを停滞させることなく、社会生活に移行してもらうのが、責務だと
思っています。しかし、患者様が抱えている問題は様々で、決して容易なものではあり
ません。そのためには、患者様を多面的にアプローチして問題解決に取り組むチーム医
療の充実が不可欠だと考えます。この目標を達成するためにも、スタッフ個々の能力が十分発揮できるよ
う病棟運営していきます。
女子リハビリ病棟
師長: 沢登
勇一
私たち女子リハビリ病棟スタッフは、入院中の精神障がい者の「病状」や「障害」を
「暮らし」の視点で見直し、退院調整をおこなっています。従来の医師、看護師、PSW
主導の退院調整をおこなうのではなく、CPによる心理カウンセリング、地域診療部によ
る地域での生活支援確保を目指し、他職種と積極的に連携を図っています。障がいを有
していても「その人らしい生活の場」を作り、維持し、生きることを支えるという視点を常に持ち続け援
助していきます。
老年期病棟 師長: 山本 眞佐美
3月より老年期病棟へ配属となり、早4ヶ月目に入りました。当初は男性病棟が初め
てであったこと、身体管理を要すということもあってか、戸惑いもありました。
しかし、老年期病棟とはいえ、固定化した精神症状が残存している方も多く、患者様
とのコミュニケーションと信頼関係の大切さを今一度考えさせられる、良い機会となり得たと思っていま
す。まだまだ力及ばずといったところではありますが、患者様へ、心身共に落ち着いて過ごすことができ
るような環境の提供や、1人1人によりふさわしい方向性を導き出し、老年期病棟の機能を充分に発揮で
きるよう努めて行きたいと考えます。
また、病棟スタッフのよき見本・よき相談相手となれるよう邁進して行こうと思っています。
豊松苑
師長: 形山
禎子
豊松苑に、配属になり、あっという間に4ヶ月になります。4月に介護保険法の一部
改正、後期高齢者医療保険が始まり、療養型病床の縮小、介護職員の介護離れと、ます
ます厳しくなる中、幸い豊松苑は、数名の退職者はあったものの、すぐに補充していた
だきました。
それぞれが、自分の役割を心得、協力しあい大きなトラブルもなくやってこれたと思います。これか
ら、介護現場に求められることは、人としてどう関わり、プロとしてどうあるべきか、又独自性を持ちな
がら介護の質を上げていくことが重要と考えます。
それぞれの職種がプロとして共通認識のもと、技術や人間性を高めながら個々に応じた介護を提供でき
るよう、スタッフと共に更なる研鑽を積んで行きたいと思います。
Page 3
新任の先生ご紹介
田中 謙太郎 (たなか けんたろう)
はじめまして。私は平成20年4月より毎週月曜日の当直と火曜日に、福岡大学病院精
神神経科からの派遣医として勤務しています。福岡県久留米市出身で、久留米大学
附設高校、福岡大学医学部を卒業しました。現在、卒後7年目で、ここ4年ぐらいは精神科デイケアを専攻
し、主に統合失調症の認知障害についての研究し、それをテーマに学位を取得しました。趣味はといいま
すと、サッカーやテニスで、特にテニスは医局の先生方もよくされているとお伺いしていますので、今度
ぜひお手合わせできたらいいなあと思っています。30歳独身です。
行事報告
4月26日(土)、当院の春祭り(運動会)を開催し
ました。朝、一雨来て、屋外での開催が危ぶまれま
したが、みなさんの願いが通じ、どうにか屋外でで
きました。今年から病棟別に紅白に分かれて対戦、
春祭り(運動会)
最後の最後までもつれにもつれ、15点という僅差で
白組が勝ちました。ひとりひとりの参加者が、味わ
うことなく一所懸命ラムネを飲み、手の皮がむけよ
うとも綱を引っ張り、玉を籠に投げ入れたことなど
が、この僅差の勝負につながっております。
5月16日(金)、下関市の精神障害者の施設対抗ソフトボール大会
が長府扇町グラウンドで開催され、デイケアチームが3位、病棟
その他の結果
優勝:グリーンファーム
チームが4位。デイケアチームは2位と僅差での3位、病棟チームは 準優勝:地域支援センター稗田
感動的なサヨナラ逆転で、久しぶりの1勝でした。
5位:ピースオブマインドはまゆう
6月13日(金)、第3回のカラオケ大会を実施、普
段の実力を発揮する人もいれば、いつもより上
手?!な歌いっぷりに審査員の方も大いに迷われ
たのではないでしょうか。研修医の先生にも歌っ
て頂き、大いに盛り上がりました。入賞者のみな
さん、おめでとうございます。見学の方は来年優
勝を狙って練習して下さい。
編集後記
今年も折返し地点を過ぎ、
本格的な夏が訪れようとしています。
降り注ぐ太陽の日差しに負けないくらい
元気いっぱい、これからの夏を楽しみましょう!
カラオケ大会
○●○おしらせ○●○
今年も夏祭りを開催いたします。
日時:8月8日(金) 16:00∼20:00
場所:下関病院グラウンド
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
Fly UP