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言隻ケアを捉える文化的才芋系旦みの構築
著 原 看護 ケ ア を捉 え る 文化 的枠 組 み の 構 築 海外 文献 に よ る 文化 的視 点 の 明確化 一 瀬 戸 奈津 千 ( 社 団 法 人 日 本 看 護 協 会) 山 本 育 子 ( 順 天 堂 大 学 医 学 部 附属 順 天 堂 浦 安 病 院) 岡 崎 優 子 ( 社 会 保 険 中 央 総 合 病 院) 岡 田 ゆ か り ( けい 河 井 伸 坂 井 さ ゆ り (新 潟 大 学 医 学 部 保 健 学 科) 本研 究 の 目 的 は ` , cu l tu をキ e r て 分析 し た ワ ー ドに 老人看護 ー 千 ( 前 千 葉 大 学 看 護 学 部) 正 木 治 忠 ( 千 葉 大 学 看護 学 部) そ れ ら を KJ 法 の 手 法 を用 , 【個 人 が 操作 す る こ と の で き か 、 文 化 の 影響】 が 互 文化 に よ る 意志決 定や 価値 あっ てい た した が 。 討】 を し て お り て っ と 影 響】 の へ 看護 ケ ア を 捉 え る 文 化 的視 点」 て 「 一 【個 人 の も つ い 文化 の 方で , 【生 活 や 生 き る 世 界 に 織 り こ ま れ 浸 透 し て い に 関係しあ ヘ る組織 影 響】 が 浸 透 し て の - また 。 視点が 明確 に なり っ . W O R D S た e w o r , g k , li t e r a t u ca re re re vi lt u r e , c u , c o n s t r u c ti o n o r th e 多様 な患 者 の 文 化 に 柔 軟 で 開 放 的 な ケ ア 方 法 の 検 看護効果測 定 ツ ー 本拠 点の 目 的は なら び に 「 看 護 捉 え直 ・ ル , 開 発」 の 一 ェ ク ト 「 日 本 文化 型 部で あ る の 文化 に根 ざし た看護学 を確 立す , ( 概 念) を 創 出 し こと で ある 大系化 を図る い た看護学 の 創出方法を提示 し A 。 そ れ に基 づ , さらに の 受 理 : 平 成1 8 年 6 月1 5 日 「 日 本 文 化」 , に着 目 して 看 護現象を 医 療 組 織 文 化」 い て 看 護学 自 国の 文化に 基 づ , 発信す る こ と で ある , J c c e p te d : u n e ・ 15 2006 ・ 影響】 【個 人 の も つ 文 化 の ル ス ヘ ケ こ れ に より 。 看 護 ケ ア を 捉 え る 文化 的 , 。 く にあ たり , 「 日 本 文 化」 や 「 看 護 で は 「 日 本 文 化」 や 「 看 護 と しており , 開発 に着手 し 日本 の 土 着 に 根 ざし開発 さ れ た看護効 ル は自ず と ー ルの ー ・ ない か と 考え た 医 療 組 織 文 化」 掴 み所 の な い 感覚を抱 い 。 ・ 医療組織 し か しな が ら その て い た もの が 漠 然 。 よ っ て 看 護を見 出す視 点も しく は 切り 口 を明確 にす る た め に は 。 日 本文化型看護学 と は して み る こ と で る 新 た な視 点 - 文 化」 を 反 映 す る の 学 の 創 出 国 際発 信拠 点」 サ ブ プ ロ ジ 専 門家 に 関係 し い る 伝 統 的 概 念】 【個 人 が 操 作 す る こ と の で き な い 文 我 々 は 日 本 文 化 型 の 看 護 効 果測 定 ツ て い e w 21 世 紀 C O E プ ロ グ ラ ム 「 日 本 文 化 型 看 護 , 影 響】 が 互 の - ・ て 文化 の 視点を考慮 した看護 ケア を明 らか に す る こ とが で き る n u r si n : る 伝 統 的概 。 は じめ に 本 研究 は っ い 果測定 ツ I - に沿 マ ー 【ケ ア が 伝 え ら れ る 組 織 , ス ケ ア シ ス テ ム と の 相 互 作用 ル 専 門家 文 化 に よ る 意 志 決 定 や 価 値 ・ い てい た っ 以 上 の 看護 ケ ア を捉 え る 文 化 の 視 点 を 構 造 化 す る こ と で 文化 的 枠 組 み を 構 築 し た lt u r al f r a m 版 (2 0 0 0 w eb テ 【生 活 や 生 き る 世 界 に 織 り こ ま れ 浸 透 し て , 【ケ ア が 伝 え ら れ , ア シス テ ム と の 相 互作用 cu 文化的枠組 み , の い 【看護 師 自 ら の 文 化 を 意 識 化 す る こ と に よ , そこには , 化 の 影 響】 に 支 え ら れ K EY 構 造化 す る こ と で 。 , 念】 安 慢性疾患 看護を主題 と して M E D LI N E や CI N A H L 等 の , そ の 結 果 【暖 昧 で 特 定 し難 く 広 が る 文化 の 概 念】 が あ る や 水 , か ら 文 献 検 索 し た2 4 の 海 外 文 献 で 2005) 清 。 ' 分析 対 象 は 子 ( 千 葉 大 学 大 学 院 看 護 学 研 究科) か ら 看護 ケ ア を 捉 え る 文化 の 視 点 を 導き 出 し 海 外 文 献 ( 英 語 論 文) , ゆ う 病 院) 小 律 恵 ( 杏 林 大 学 病 院) 森 を構 築 す る こ と で あ る - 。 文化 の 視点 を考慮 した 看護ケ 化的枠組 み が必要 と 考えた そ こ で され て い えられて ア を明 ら か にす る た め の 文 。 看護 に 関わ る 文化や 文化的視 点に , る 既 存 の 海外 論 文 に お い る か に着 目 し 点」 を 明 ら か に し た い , , い て つ い て 記述 文化 が どの よう に捉 「 看護 ケ ア を捉 える 文化 的視 と 考え , 本研究 に着 手 した 。 ・ 千葉看会誌 V O L 12 N . o . 1 20 06 6 . 65 Ⅲ 研究目的 . Ⅳ 的は , 海 外 文 献 か ら 看 護 ケ ア を捉 え る 文 化 視点を導 き出 し , 構造化す る 本研究 の の 目 構築す る こと で ある ことで 1 文化的枠組み を , 結 . 果 ラベ . ルの 作成 と選択結果 5 50 枚 の ラ ル が ベ 作成 さ れ , 研究方法 線り返 し 対象文献 2 . 1 . ` 分 析 対 象 は 2 00 0 年 か ら2 0 5 年 の 海 外 文 献 で , をキ ワ ー ー ド に老人看護 ある て M E D LI N E や CI N A H L 2 4 文献 1 ト 24) で ある 等 文献 は 。 2 3 名が 各 ト 1 6) 1 文献 1 w e b 版 か ら文 献検 索 し た 千葉大学 看護学 部老人看 , 2 分 析方法 , . 学研 究者 によ を用 い る。 そ の 結果 , ア を捉 え る 文 化 的視 点」 合さ れ た 以下 の シ ン ボル マ , 表札 を ( ) で 分析 す る こ れ は の テ に ア ンダ 英文 ベ マ ー で を作成す る ベ 示す で 原 則 1 00 字 程 度 , 各 自が 「 価値 が , を数段 階 に わ た ル プ して ッ ル に ベ い 絞り 選択 しな が て っ く多段 ピ ( 3) クア ッ ッ 27) プ法 英 文と 併記 し た ラ , ベ ル ベ るシ ンボル マ い ル の その 段 階 を 終 了 す る , 世話役割 , 影響を受 けて 内容 をシ て 統合 ・ 洗練する 最 も関係 の 強そ う な シ ン ボ ル そ の 後 1 枚ず 定 や 価値 関係 性 を 吟 味 つ 。 価値の 4) ・ マ ク を示 し ー 7 , ク を 2 枚配 置 し ー 検討 し , , ー ) で の 討議 ま た 分 析 内容 ・ ・ い 意見の 結果につ て は 一 , 研究 グ ル ア ドバ イ ス 用 致 をも て は い , っ 千葉看会誌 の て 行う よ い 老年期 ・ さ ら に KJ 法 の 専 門 家 か ら 方 法 に を受 け , 信頼性 と 妥当性の 確 保 に V O L 12 N . い o . 1 20 6 6 . つ ・ 慢 ア ドバ つ い て と め た。 提供 で は の ケ ア へ 慣習 , と , 文化 実践 , , 柔 軟 で 開放 的 う もの い , ある た め けの リス クが 取り扱う 痛 み の 受容な ど は の と い あっ た で 。 ジ , ェ ことの で う もの で あ ・ スタイ ル た っ ン ダ 食物 , 民族 ー , , きない 文化 の 。 専 門家文化 による意志決 の 影 響】 ケ ア が 伝 えら れ る組織 の 風 土や 文化 倫理 的 , 医療 的 選 択 の 意 志 決 定 , い ( 人々 , る) と い う もの で , 専門 , 価値判断 あっ た , 。 る) い 生活や 人間の 現象 や現象 の 意味 に は の の 伝 統的概 念が し と い ヘ へ で あ っ っ か り と織り こ まれ , , た。 ル ス ケ ア シ ス テ ムとの 相互作 ヘ の 影 響】 ( 生 活 様式 , , 社会 的経 済状況 , 信念な ど の 文 ケ ア の 意味 づ け な どと , ル ス ケ ア シ ス テ ム との う もの で あ っ た 6) うも の 【個 人 の も つ 文 化 の 5) プ ー つ 提 供 す る) る) 文化や その 国 々 空 間配 置 を 行 性 期 看 護 学 / 質 的研 究 に 熟 知 し た 教 員 か ら 指 導 イ ス を受 けた 。 老 , い へ ( , 浸透 して 。 マ 患者 つ 文化変容を理 解 し ア で 化 的相 違 が 受 診 行 動 文献内容 の 読 み込 み と解釈 に つ 。 プ 【生 活 や 生 き る 世 界 に織 り こ ま れ 浸 透 し て い る 伝 統 これ は 信 頼 性 と妥 当 性 の 確 保 うにした ー 。 , 軽重 に影響 して こ れは (複数 グル 的概 念】 ンボリ ッ クに 。 メ ン バ ク に続 ー , 【ケ ア が 伝 え られ る組 織 3) ク を付 け る。 ー ドに各 自 の シ ン ボ ル ー 名 の 合意 を も っ う , 「 看護 ケ ル の 【 】 最 終段 階の 社会的階層 な ど の 個 人 が操作す る ベ を 英 文 と 照 ら し合 わ せ な が ら ジ ー ( 看 護ケ , 家の 文化 は 選択 し た ラ ホ ワイ トボ ( 4) プ編 成 は 【個 人 が操 作 す る こ と の で き な い 文 化 の 影 響】 こ れは 7 名各自 が 最終段 階 ラ 表現 し て 2) 。 , ( 2) ベ ー の シ ンボル マ つ 個人 や 地域 の 文化的価値 身体 イ メ , こ れは を繰り返 し読み ル ベ 分析 し 7 名 の 合 意 を 得 た 時 点 で . き 。 分析手順 で , ク を ー , 選択 と考えるラ 2) 6 看護師自 らの 文化が 偏見や 押 し 。 文 化 に 関す る 記 述 , ラ イ ン を引 ー を作 成 す る ル に よ り1 00 枚 前 後 の ラ 3) ク ー 最終段 階ラ . は ( 多様 な 文 化 を も , , らラベ ル をピッ ク ア ( 1) プ を1 1 回 ッ 【看 護 師 自 ら の 文 化 を意 識 化 す る こ と に よ る 多 様 な 1) ラ ベ ルの 選択 」 クア ッ , 。 意識化 し 翻訳 した和 文ラ い 。 意 味の 類似性 に よ る グ ル ル の に ケ ア 方 法 を検 討 し 高 66 ベ 6 段 階に わ た り そ の 研 修 を 受 け た7 名 の 看 護 , 手順 て以下 の っ 7 名各 自が 全ラ 3 研 究 論 文1 6 , い , を 捉 え る 文 化 的視 点」 2) ル が含 まれ て その 後 ピ 最終段階 ラ ベ ルの シ ンボルマ . 知恵 , プ 法 によ , 文 献 を 選 択 し た2 3 名 が 各 自 の 文 献 の 文 脈 か ら 「 看 護 ケ に対 し ッ 7 8 枚 の ラ ベ ル を選択 し た 。 78枚 の ラ 研究生 計 , ラ ベ ルの 作成 1) ク ア ッ 患者 の 文化 に 柔 軟 で 開 放 的 な ケ ア 方 法 の 検 討】 KJ 法 の 手 法 の 17 ト 2 4 ) 総説 8 文献 25 ) 2 6' ア 大学院生 , 2 文献選 定 した もの で あり - lt u r e cu , ' は慢性期 看護を主題 と し い の 護学 教 育 研 究 分 野 に 所 属 す る 教 員 々 ピ り 1 段 階 で3 23 枚 に 2 段 階 で 25 0 枚 に 3 段 階 で1 8 3 枚 に 。 4 段 階 で1 54 枚 に 絞 ら れ た Ⅲ 多段 , い っ た個 人 相 互 作 用 に 影響 し て い る) と 。 【腔 昧 で 特 定 し難 く 広 が る文 化 の 概 念】 これは 障 害 を持 ( 幾 人 か の 研究 者 は 文化 と , つ 個人 の 人 々 な ど特 , ホ ー ム レ ス , い う概念 を ゲイ や レ ズ ビア ン 定の 集 団に適用 し て お り , 女性 , それ に よ , 田舎 , っ て 文 化 の 概念 は が っ て 伝 統的な人種や 民俗学 的な類 型を超えて 広 , きた が う に研究者 に と この よ , 団に 適用する こ と によ ことが 3 の 難 しく な る ほ ど定 義 が 広 が あっ た で 文化 て っ 6 よ う に集 に 支 え られ 概念 は 暖昧で 特定す る っ て い る) と うも の い つ プ に統合 さ れ た 「 看 護ケ ア を捉え る文化 ー 用い 図1 に示す 空間配置を 【暖 昧 で 特 定 シ ンボル マ , 念】 や 【個 人 が 操 作 す る ・ に 関係 し あ っ て い た ことの で 。 また , して 人の も 響】 が 互 文化 い の ヘ へ 自 らの 文化を意識化す る い た。 こ と によ の したが っ っ て の に 柔 軟 で 開 放 的 な ケ ア 方 法 の 検 討】 を し て お り , そ ヘ ル ス い た 。 を 捉 え る 文 化 的 視 点 の 空 間配 置 を も と ア 文 化 的枠 組 み は れ る組織 の 「 文化 は , で あり 概 念】 【暖 昧 で 特 定 , そ れ を念 頭 に 置 き つ , こ と の で t きな 影 の 影 響】 を把 握 し , ヘ ヘ 識化す つ 【生 活 , 文 化 の 影 響】 を 捉 え , その 上 。 で 【ケ , ル ス ケ ア シ ス テ ム と の ア が へ の 伝えら 影響】 , 相互 作 用 へ ル ス ケ ア シ ス テ ム に お け る援 助 関 係の 中で の 文化の 理解 を 深め こ に い し難く広 る 伝 統 的 概 念】 い 専 門家 文 化 に よ る 意志 決 定 や 価 値 【個 人 の も つ 文 化 の 多様 な 患 者 の 文化 て 影 響】 が 浸 透 し て の へ 対 象 の 文 化 の 理 解 を深 め る 【看 護 師 , 看 護ケ 【個 人 が 操 作 す る 影 響】 と 【個 へ る伝統 専 門家 文化 に よ ・ 影 響】 【個 人 の も つ 文 化 の の へ や 生 き る 世界 に織 り こ ま れ 浸透 し て る伝 統的概 相互 作用 の が る 文化 , ア が 伝え ら れ る組 【ケ ル ス ケア シス テム と の に 関係 し あ っ て い 方で き な い 文 化 の 影 響】 が 専門家文化 に よ る意志決 定や価値 つ . こ の し難 く 広 が る 文 化 の 概 念】 が あ る い に 看 護 ケ ア を捉 える 文 化 的枠 組 み を 図 2 の よう に構 築 し た 。 。 一 して 看 護 ケ ア を捉 え る 文 化 的 枠 組 み の 構 築 図1 ク と 最終 ラ ベ ル を ー 【生 活 や 生 き る 世 界 に 織 り こ ま れ 浸 透 い ア が 伝 え られ る組 織 る 意志 決定や 価値 4 の グル , 【ケ , ケ ア シス テ ム と の 相 互作 用 の て 【生 活 や 生 き る 世 界 に 織 り こ ま れ 浸 透 , 的 概 念】 【個 人 が 操 作 す る こ と の で き な い 文 化 の 影 響】 。 的視 点」 織 て良 い 空 間配 置 . 互 っ は る こ と に よ る 多様 な患 , 【看 護 師 自 ら の 文 化 者の を意 文化 に柔軟 で 開放的 な r ′ ヽ 【唾昧 で特定 し難く広 が る 文化の 概念】 幾人かの 研究者 は文化と い う概念 を 女性 障害 を持 つ 個 人 ホ ム レス ゲイ や レ 田 舎の 人 々 なと砺 定の 集団 に適用 し てお り それ に よ っ て 文化の概 念は 伝統的 な人種や 民俗学的 な類型を超 えて広が っ て きたカミ こ の よ うに研 究者に と っ て 良 い よう に集団 に適桐す る こと に よ っ て文化 の概 念は唆昧 で特 定する こと が 難 しくな るほ 摘 如亨広が っ て い る ー , ズ ビアン , 図1 , , , , 看 護 ケ ア を捉 え る 文 化 的視 点 空 間配 置 図 千葉看会誌 V O L 12 N . o . 1 20 06 6 . 67 図 2 看 護 ケ ア を捉 え る 文 化 的 枠 組 み ケ ア 方 法 の 検 討】 し て 受性の 高 い ケア に つ い なが く っ こ の 。 こ と く」 い て 連 の 過 程 が 文化 的 感 一 を示 し て い る 。 で有益 で 満足 感をもた ら すよ うな の ため の サ 人 Ⅴ . 1 . 考 察 本研究 に より もの の 文 化 の 概 念 が 暖 昧 で 特 定 し難 く 広 が , 影響と い , う視点 に より い るケ ア が伝 意志 決 定 や 価 値 へ の い と して も っ へ の 影響 は また 。 , こ う し た 複 雑 に 絡 む 文 化 の 影 響 を捉 え つ 柔軟 で 開放的なケ ア ル ス ケア ヘ ア っ て . 68 er が , Ⅵ . 文化 を 考慮 し た 看 護 ケ ア と は . o . 1 2 0 06 6 . 生 活様式 に合 わ , 能力を与え るよ う な 定義 に合 致す る と つ 2 8) る い こ ろ 看護ケ , 明確 に な り 。 大き もある ア を捉え 文化を考慮 し , おわり に こ と い る 有意義 老 人看 護 あ る い は慢性期看護 を 主題と し 一 方で を捉 え る 文 化 的 視 点 が 明 確 に な っ た と 考 え る 本 研究 , ・ 文化 的枠組 み に よ り の 能な 日 本 文 化 型 看 護 効 果 測 定 ツ きた い , 看護ケ ア , 。 「 日 本 文 化」 医 療 組 織 文 化」 を 考 慮 し た 看 護 ケ ア ー ル の 開発 に つ の 測 定可 か ヂて い 。 投 稿 論 文 に対 し ご助 言く だ さ い ま し た 千 葉 大 学 看 護学 部 C O E , , た 文献 を対 象 に し た と い う 限界 が あ る 今後 は 方法を検討す る視 点が 示さ れ た V O L 12 N こ ろで は こ の 本研 究 で は , 千葉看会 誌 , た 看護ケ ア を明 ら か にす る こ と が 可能と 考える 。 や 「 看護 を捉 え る 文 化 的視 点 の 重 要性 を 示 し て , 信念 支持 的 で る 文化的視点 が より詳細 か 最後 に は つ 本研 究 に よ る 文 化 的枠 組 み に よ り 看護師自 , 本研究 に よる文化的枠組みの 有用性 L ei ni n g く捉 え る と 多様な患者の 文化 に つ と言 える 。 2 文化 的価 値 観 個 , そ れ ら に支 , よ り組 織 文 化 の 意味 合 い が 強 い と 考 え る 。 , 看 護ケ る こ 無意識下 の 影響 に違 な , い 専門家文化 に よ る . い ら の 文化 を 意 識 化 す る こ と に よ は た えら れ る組織 影響 や個 人の も つ 文化の シ ス テ ム と の 相互 作用 文化 の い 無 意識下 に影響を受 け て , と が あら た め て 浮 き彫り に な えら れ て っ 生活 や生 きる 世界 に織り こ まれ浸透 して また は安寧 ル ス ケア 行為ま た は意 思決定を意味す る と 定義 して る 伝 統 的 概 念 や 個 人 が 操 作 す る こ と の で きな い 組織 , の せ て 行わ れ る援助 的か 看 護 ケ ア を 捉 え る 文化 的視 点 に つ い て て い る 集団 , ヘ ビ ス を提 供 も しく は支 持す る た め に ー フ ェ ロ ー 望月 由紀 さ ん に感 謝 申 し上 げます 。 引用文献 th e 1) ti o n B as ed C h r is ti n e L C h r is t op h er M e nt of J ea m su r e o ur al o f n W illi a . D M m s, F air cl o th aud e p r e s s io e 良 R itt m . a n C , Qi n H aiji n : Q iu ali t a ti v e , R e h a bilit ati o Veter in n R n e s e a r ch R an s & D aig r d an ec ov e , a n tit ati v e u g fr o in r o yl s t e i n B Qi S m n vi r o n m R S V al A e t ti n g s Fl e ri e is s u R A , i es n n al s D ia b n in e ex a m or ati o I of M ed i ci e n Ed ent an ag e m 8 S t u di e s i n n al te r n S elf- M et es n C o m - - 1 4 0 ( l l) , uc a u n it y m 946 , - . , 1 5) e n t al es earch : 971 2004 tr o k e , 4 2 ( 3) 2 7 7 I e v el o p m e n t , E in g e m D , eb b i e T ol s W o m o n Elgi n S ch , C h art a u : a g- n ' 2 9 0 2 00 5 . , 2 ) K at a r ni a g10 uS d C ul an in W S 2003 3 ) D - D i ab ) C 5 ) C , S . B ) G en -Y C r L if e st yl e I n W al r L p ai n : p ai n o ) N . i en c e s H u m o re C an o m 555 1 3) rs P e V i n ic rev e nt E ・ C o r: Typ n g elg o m au o u r n al 2 D i ab et es e L o : A F a m c ily m o d ati n g m c o QL Typ H ali t a tiv e u , e al u i : I d e al th P c o m e a c ific B ody I J o u r n al l sl a n d R : n o m en H c ti n g u ' W J . E xp s R e alt h M a e ani e ri e n c e s es earch ith th W 1 3 ( 5) , e 2 1) in A an Jou al c a ti n i n C c u te of al r n g ith C ult u r ally w N ' N tti n g : e E xp rses u - in g S t u d i e s , 4 0 , 2 9 9 rs u S a re Li n g uis- and e 22) - ald i , B r K elli K , W h e n C e r, V all ey As e at o ur ra m al of la H a r o n ek r e r o ni c a f V , L i vi n g C ul t u sis t e d G e r o n t ol o V ri e s : ca l gi N u r si R . r 23) - S K . ao 9 16 , , E es n u K ay d , se r C s e a ri n g fo A S T r ur i er m , a r r ell . R ol e s J t n d th e an n al o u r , ad eli n e of I H S t ag nte p r S ch . of es fe r o In io Ill E ld e rly E es P x I e ople・ 2 5) te G l o ri , r al n E thi c al I s s u ・ it t m s s ally n , M , of ey v ng en d en ti a P e rs p e c ti v e r s D a d i s c ip li n C ar e, H . T ar y 1 5 (3) in e e m , , D e a m 281 I e 2 6) - 295 y S . J J n o ord ti n G s t afs s o n u D s u en ep e n d , en Ja ete p ' - e rs s o n d p e rc C h ri sti n , R el a t e d W ept k 10 r o P u bli c H , Fj ells t r6 a O f I n d ep e n nS e al th m , N rs u - N u rsi n g a C o m , ssey, A bb as - u e t es Ed T B e a r n et t a v a k oli: u c ati o n , Th S e , P eg g y B u n n , P at r a S ul r all l F o od Lig h t : C ul t u D ia b etes Ed N in o u u c a to r , et a - . C C Q i alit ati v e l l( 3) l o o - 1 09 2 0 0 4 R o f m es i s S y n th a of n : C ul t u u , V e n k a t, a ri n g in es e ar c h Jou , u rs r n al g Pr of C ul a c ti c e : t u r al 524 , i r a A M , a i r Yo d an F e ri c a n m er: ili e s a m , ・ , A , m Th e d an e a ts r of L if e H L au r en B a aru sch : ea l th , A & S - ss ess V alidit y i n to M o ci al e a W o rk , sh R e C l a rk : C ea s Jo h rc o n c e p t u ali 21i n al rn u , of T g a n s c ul r - ・ th , m T , T r ap h ag . An th e - C ul a n t: t u al r op ol o g y o f 274 2005 A F gi a ct n - D in o r s A I z h ei e m e r R el a ti v i ty of g , . , C ar E t hi c s e r a n s c ul t u r al N C ul : tu al r i n g 1 2 (4) u rs , - 326 , 330 , p N u in e v e Ed o n K o m as -B P r a cti c e 286 t e r sit y o u rs L , of N P e r KJ 法 ' ・ 1986 M . - 一 P g R u rs i n J o u r n al ts en a c ti c e r r si n g u e c ti p e - of , t Add o 2 6 (1 ) 8 , r e s s I , - , C . C . P U : n d e r st a o u 1 2 8 , 2 00 5 H a ng: C ult u are e v d H i st o r y;J an , 3 7 1 21 , M 11 , oli s H re, al r n o r . a m di n g n d C n oli st i c N i n g i n g a r u rs . 1995 , rs 第4 巻 169 発想法 の 科学 第5 巻 中央公論社 , , . 郎著作 集 二 N ・ o d el o c a ti o n e alth 21 2000 p121 , r e di c a m at i o n e a vi o a n th a H e 川喜 田 : U n ib a M o ci al 中央公論社 , 川喜 田 二 郎 a d ele i n e es in ・ B eh a m , P o rk w , 川 喜 田 二 郎著作 集 : 郎 二 g S - S , and C hi n , 川喜田二 郎 川喜 田 o n 1 5 ( l) 1 2 , - W . n th e i a nd R e h ab il it L ife C m e F i eld : . 5 0 1 20 0 5 A a c o t e: in in g 200l A - 49 3 , rs : L es r a cti c aliti e s a u c a ti o n S . u r si n g N P , 5 1( 5) C h o ic e s in T i t riti , et e n c e n W ilk . KJ 法 1996 滞沌を して語 ら しめ る , p275 , 滞沌を ・ - 282 , 中 . L e in in g er e r s ality : / 稲岡文昭監訳 A Th e o r of y 文 化 の 多 様性 と 普 遍 性 , N 53 i r s u , : re C are D i- レイ ニ ン か一 C u lt u g / n 医学書院 1995 . y 3 1( 4) , . r al , , - , J o od D . 着護論 ・ Stev n 277 2004 W D , pi n h m at i o M : v - e alt h of o s iti o n ality C r al a r ol M a e: ea l th , r n al u H 1 9 (4 ) 2 7 2 , 央公論社 2 8) en c e kn er C ult u r n fr o , して 語 ら しめ る , d , o fti n 563 2005 - An d o m e n s o od L D i ab t n d r 24 7 2 0 0 3 - o n H es m e W er in F c e , An d e r s , I n g eg , ll O ld v a h o J acks o n . P : Jo sep h a , I 41 515 , 117 2004 - , H , e rs o D is an ced p229 an n: s , o r b a si Th ti m e n l l (3) I l o , B in 1 5 (4) 2 6 9 i H u C n o t ao - tu re u u to n o m N - , n a of M in , ss o c C g S t u d ie arki n s o n s . C h r is ty Elli ott : H F RI T U A L S e g 3 1 (1) n e m u r s in N i th P w , N n Cle , ar b a r a 2 7-3 8 2 0 0 5 , e ll v L i vi n g R ol e i n Filipi e rsity U bi q u ity e N C u lt u , Div d C ri ti q u i n g C ul Ad 30 6 al r An B of - R el at ed Q iu 山i ty -fen 2001 675 , areglV l ng D is A A of g n o od : e al th eh u u r al 20) ・ e c o n s tr alit ativ e n m of , (1) s t - m H a , Ki H 1 9) 21 2002 m of 2 e ・ In es 30 . ・ - d th 1 8) W ai-T i n g Y H , w - m u ar a m an r C C ul t u M ・ . of ent s u h n r n al u - Y a hi r o et e r - Jo at aok a m , m u K are nt 1 7) P 2 7) M M P o l M a e ・ . ar e n . ott m u a ti e n t s i a m P F e M K o m , al v e r si ty , 1 4) r ank E t h i c s l l ( 2) 1 5 0 - 1 6 4 2 0 0 4 and a 1i v an F , e ri c a n m , g l M ic h , S a a dp an s e a r ch by N , W e rl e r a ti o n al n a . . i n g 2 0(3) 2 3 7 1 2) , C i o u 1: C B i rg i tt a S i d e rs A in y t Ch . 255 2005 s ose m a n w M n e ri c a n Th a el m V i iu O 工Si n g rs v H ・ L in d nsky, 2 4) el o p e - o n n t e r n ati o n al I nfor K , M G , . 2001 1 1) e 9( l) 1 2 J o n R U L E S ,J M ic h v , 1 6) 643 , m eri e n c e d N - 40 627 M i ch el e V ol a 2 652 2003 - Q S P at ri c i a D p 1 0) I o A Ⅶ u s h e ski : 2 0 5 ) n t er n , A N D 9 i , as a n p ln t u d i es a I ease, R e h ab il it 20 3 8) D i 免 r e n t O rig i n L i vi n g i ng S rs th Of e r c e p t1 0 n S 2004 u e n ti o n s v es e S t at u K er a n e ti c allァ D r ea l or N M st e o a r th riti s , f O J . , 240 , er sity , 68 8 2 0 0 3 R ter K C hin e alth O ld B ・ , D ic k s . A a g L is a A b b an D iv la s e th e , 7 H ab o u t D is - ess regg, n e w , Ch . G , G . 2 6 ( 9) 2 6 4 3 1 5( 2) n rs e n a rb a A , e B , ar e, d H an e ri - A p elq v is t : R eli , d Ill n eui t u s of m Ja erg B eli e fs o u r n al J N yb er in , as p e ay as ed C u lt u 6 P , n ce fi el d E d W r G . M etes ag e a rd D is ta a ti o n al n at t e J a ri s e ar c h Ch B J W D i a b et e s i n e a ri n ith D i ab e t e s M w a th er i n e R K , t u r al n ter n et t e n i ty n I , n i ss e Jea 4 en lm e . aw G Hj o m w ede n g P n l A 研究組織 メ ンバ 田所 良之 北 島 美奈 鳥 田 美紀代 Di ー 川端 京子 高橋 良幸 島田 広美 長瀬 明日香 - 今泉 香里 菅谷 綾子 ・ 鹿瀬 穂 積 森野 愛 , L e o n a rd J a ck J r . , C h r i st i n e L ain e : U n d e r st a n d in g 柳井 田 恭 子 遠藤 和子 森 加西愛 千葉看会 誌 V O L 12 N . o . 1 20 0 6 6 . 69 C O N S T R U C T I N G A C U L T U R A L F R A M E W O R K T O E X T R A C T N U R SI N G C A R E V I E Ⅵ/P O I N T N ko S at su O F C UIJ U R E F R O M * et o a m ‥ N J ap a n e se 3 * : al I n *5 6 * *8 KEY W O R D S n u r sl n g Th Th ill n ess th t i n fl o r 70 g s al o n Th e th o e i d th e c ts w O r n c are a s o w e 千葉看会誌 th th d o w C o ri t e n *2 g ' C h ib : al G Ju al H e n e r l of N p i t al g C hi b ' . * u 9 : H , 7 * : s ch *4 U ni v a , M N b uk o * ki a sa ァa s u H K o , : o s e r sit y K y o ri n U n i v e r si ty H l of N o o '5 ai a w 9 p it al H o s pi t al ra K eiy u : , a ar u e U n i v e r si t y U o U n i v e r sit y ' at a iz m 8 * o s u r si n U n i v e r sit y ' a d n *4 y u k a ri O k a d , S hi o te n o o N iig c e, y a su k , , r S ch u at e u r si n e ci si o n l u a cu lt u c o n si e [t h e n c u w t as o m a re fl l t u r la f r a e c u li z o s t r u ct u r a cu lt u r al f r a m e m ・ k , lit e r a t u r e e w th g ' C h ib u r si n p it al o s U ni v e r si ty a k r evie w o r vi e e w o r l e s T h ei r a rti c o o . n u rs l n th p o ln t Of e w ltu c u l vi e c u bl e ra d a n 】 T hi s i s d h a n d h d e al t v h w l e c t ed b r er e s e p 1 2 0 06 6 . ca re m a k ey o u ti th e t n f ro C ar e m a n o v ers e as li t - ` d w o r ' lt u r e i n lit e r a t u r e a e c h n iq g C ar e l e s ab a r ti c c u o fr o r e vi e w f th u e KJ e m th e m et hod h o ut b w e a n d c r o ni c v e r si o n s ly a n a d z e " W hi c h e x t r a c ts a n u r si n et ho d w as i n e t g e x a m d in ・ ' v a ri o u s p ati e n t s cu lt u r e b y t h e c o n s ci o u s - d b y [t b e i n 且u e n c e o r t h e t r a d iti o n al c o n c e p t w h i c h w a s i n c o r p o r a t e d pp th e c ul t u r e w h i c h a n i n di v id u al c a n n o t o p e r a t e] A n d [ t h e p e r m e a t e d t h e r e] a n d 【 b y t h e o r g a n i z ati o n a n d sp e ci ali st c ult u r e] a n d [ t h e i n n u e n c e o n t h e i n t e r a c ti o n as . u e ] y st e m m e w o r t O al f r a e vie w p oi n e xt ra ct n u rsin o o rt e c ar e s c ul t u r f th al n pe su ・ a n o w t re . le s a r ti c ・ ltu e e xi re ki n g a n " f e n o n f thi s V O L 12 N l ca ltu m o o d d e r a ti o n . f th o o v e rs e a s e m phe n e c o n s t r u c ti o n n M 3 * O k a z ak i o 7 * g T h e s e s el e cti o n s w e r e c a r ri e d M E D L I N E a n d CI N A H L , 7 r e s e a r c h e r s u s e d lt s s h o r dy lo g i e rO nt O e n u rs e s o n o o l of N c o n s tr u c t a 24 ' di vi d i s tu en e re i th th re su lif e d ra y uk , s s o ci a ti o n al t h S ci e n e c o n s t r u c ti o n f thi s o a n , w g u e n c e an o se p 叫 o By ・ n e f th e n e ss n u r p g g 20 05) , s u c h - e m i lt u r e , e l of H S ch er g A G o o z u e su ra n c e : o o t o A N O V E RS E A S U T E R AT U R E RE VIE W : n u r sl n (2 0 00 fo r m : C a re, C u r e vi e w e r a tu r e s ch : K , u 工血 o ci s a m 6 * S a y u ri S a k ai * 2 * Ik u k o Y , C L A RI F YI N G T H E : oi n f h ad p k , th cu lt u r e e e r m eat e l t u r al c u c a n b e d th r o u gh thi s vi e w p l a rifi e d c o l nt . W ・ h i ch m a k es a n u rsl n g C ar e l e a r, C a n d th e 1 n u rs