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日本進化学会ニュースvol.1 No.2

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日本進化学会ニュースvol.1 No.2
Vol. 1 No. 2
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
C
O
N
T
E
N
T
S
日本進化学会第 2 回大会プログラム
1
四肢と鰭の相同性と四肢の起源
13
進化発生学の光と闇
18
ゲノム伝∼大胆に変化してきた38 億年∼ 22
光合成−生き物とエネルギー展
24
進化学に関する本の紹介
26
新入会員名簿
27
日本進化学会ニュース1号の不備について
31
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
1
日本進化学会第 2 回大会プログラム
期日 : 2000 年 10 月 7 日(土)∼ 9 日(月・祝日)
会場 : 東京大学教養学部(駒場キャンパス)
10 月 7 日(土)
11 : 00∼12 : 30 公開シンポジウム(講堂)
1)
「脳の進化」
2)
「クジラの起源と進化」
養老孟司(北里大)
岡田典弘(東京工業大)
13 : 30∼15 : 00 シンポジウムS2(講堂)
「進化における細胞内共生の役割」座長:長谷川政美
1)
「真核細胞の起源に関する水素仮説」
William Martin(University of Duesseldorf)
2)
「細胞小器官としての細胞内共生細菌」
石川統(東京大学)
15 : 15∼16 : 45 ワークショップW1(講堂)
「いかにして化石に生命を吹き込むか?:進化古生物学の試行錯誤」
オーガナイザー:遠藤一佳(東京大学)・森田利仁(千葉中央博物館)
1)
「形づくりからみた,アンモナイトの進化」
岡本隆(愛媛大学・理)
2)
「貝殻の微細構造からいかにして化石の成長履歴を読むか−理論形態学的アプローチ−」
生形貴男(静岡大学・理)
3)
「四肢動物進化における海生適応を考える」
4)
「形態進化の速度,パターンとその要因」
真鍋真(国立科学博物館)
千葉聡(東北大学・理)
17 : 00∼18 : 30 一般講演 P1「ポスター1(講演番号末尾がx)
」
(第 2 体育館)
18 : 30∼20 : 00 一般講演 P2「ポスター2(講演番号末尾がy)
」
(第 2 体育館)
19 : 30∼21 : 00 評議会
2
10 月 8 日
(日)
10 : 00∼11 : 30 シンポジウムS3(講堂)
「遺伝子構造の進化:動くイントロンと動くエクソン」座長:小林一三
1)
「イントロンはエクソンを動かしたか?」
郷通子(名古屋大学・理)
"Did introns shuffle exons?"
Mitiko Go
2)
「イントロンを動かす」 マーリーン・ベルフォート(ニューヨーク州ワーズワースセンター)
"Evolution of mobile introns and their dispersal through genomes."
Marlene Belfort(Wadsworth Center of NewYork State)
11 : 30∼13 : 00 一般講演 P3「ポスター3(講演番号末尾がz)
」
(第 2 体育館)
13 : 00∼14 : 30 ワークショップW2(講堂)
「進化学の基礎としての集団遺伝学:生物進化の解明に向けて、
これまで行ってきたこととこれからの課題」
オーガナイザー:高畑尚之(総合研究大学院大学)
1)
「実験集団遺伝学の立場から」
2)
「理論集団遺伝学の立場から」
石和貞男(お茶の水大)
高畑尚之(総合研究大学院)
14 : 45∼16 : 15 ワークショップW4(講堂)
「環境への適応と表現型可塑性の進化」 オーガナイザー:嶋田正和(東京大学)
1)
「表現型可塑性進化の理論的枠組み」
田中嘉成(横浜国大)
2)
「植物の表現型可塑性進化における制限要因」
工藤洋(東京都立大)
3)
「昆虫の季節戦略としての表現型可塑性と維持コスト」 石原道博(大阪女子大)
16 : 30∼18 : 00 総会(講堂)
18 : 15∼20 : 00 懇親会(生協食堂)
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
3
10 月 9 日
(月)
10 : 00∼11 : 30 シンポジウムS1(講堂)
「人間の進化的理解」座長:長谷川寿一(東京大学)
1)
「ダーウィン医学:ヒトのからだはなぜもっとうまくデザインされていないのか?」
ランドルフ・ネッシー(ミシガン大学)
「Darwinian medicine : Why the body isn't better designed?」
Randolph Nesse(University of Michigan)
2)
「雄と雌の闘い∼配偶者防衛と配偶者選択」:長谷川眞理子(早稲田大学)
11 : 30∼13 : 00 一般講演 P4「ポスター4(講演番号末尾がw)
」
(第 2 体育館)
13 : 00∼14 : 30 ワークショップW3(講堂)
「比較ゲノム進化学の基礎を考える」
オーガナイザー:五條堀孝(国立遺伝学研究所)
1)
「比較ゲノム発現学をめざして:線虫発生の遺伝子発現マップ」
小原雄治(国立遺伝学研究所)
2)
「類人猿を例とした近縁種ゲノム解析」
斎藤成也(国立遺伝学研究所)
3)
「シークエンシングによるMHC 領域の比較ゲノム解析」
猪子英俊(東海大学)
14 : 45∼16 : 15 ワークショップW5(講堂)
「創り出す進化」
オーガナイザー:小林一三(東京大学)
、伏見譲(埼玉大学)
1)
「人工生命手法に基づくコンピュータ内進化」
有田隆也(名古屋大・人間情報学研究科)
2)
「進化分子工学からみたウイルスの進化的位置」
伏見譲(埼玉・工)
3)
「核酸:天然と非天然」
横山茂之(東大・理)
4)
「個体間相互作用による分子進化のダイナミクス」 四方哲也(阪大・工)
5)
「ゲノムを造り変えていた制限酵素の利己的遺伝子」 小林一三(東大・医科研)
4
一般講演は全てポスター発表で、第 2体育館にて行います。ポスター発表の時間は、講
演番号の末尾の文字(x, y, z, w)ごとに指定されています。
10 月 7 日(土)
17:00 ∼ 18:30 一般講演 P1(講演番号末尾がx)
18:30 ∼ 20:00 一般講演 P2(講演番号末尾がy)
10 月 8 日(日)
11:30 ∼ 13:00 一般講演 P3(講演番号末尾がz)
10 月 9 日(月)
11:30 ∼ 13:00 一般講演 P4(講演番号末尾がw)
【 分 子 進 化 】
PA-01x:ヒトとチンパンジーとのMHC領
域の比較
安西達也(1)、椎名隆(1)、成瀬妙子(1)、福住康仁(2)、
山崎正明(2)、田代弘行(2)、猪子英俊(1)
{東海大学医学部分子生命科学系遺伝情報部門(1)
、
株式会社不二家バイオサイエンス研究所(2)
}
PA-02y:シークエンシングによるMHC領
域の比較ゲノム解析
椎名隆、安西達也、吉川枝里、桑野裕子、北村
悠香、櫻井優子、多加喜アスミ、猪子英俊{東
海大学医学部分子生命科学 2}
PA-03z:P型-ATPaseの進化:阻害剤感受
性とサブユニット会合の起源
岡村英幸{京都大学大学院人間環境学研究科}
PA-04w:α-プロテオバクテリアにおける
ヴァリンtRNA合成酵素遺伝子の
解析
岡林環樹(1) 、橋本哲男(2, 3)、有末伸子(3) 、長谷
川政美(2, 3) 、森田千春(1){酪農大(1)、統数研
(2)
、総研大・生命体(3)
}
PA-05x:3超生物界間の進化的関係と遺伝
子の水平移動に関する考察
隈啓一、岩部直之、加藤和貴、宮田隆{京都大
学大学院理学研究科}
PA-06y:動物初期進化におけるカスパーゼ
遺伝子の多様化
岩部 直之、宮田 隆{京都大学 大学院理学研究科}
PA-07z:立襟鞭毛虫の系統的位置
近藤準一、菅裕、加藤和貴、宮田隆{京都大学
大学院理学研究科生物物理学教室}
PA-08w:脊椎動物の初期進化
菊川香苗(1)、工楽樹洋(1)、加藤和貴(1)、星山大介(1)、
小野香奈子(1)、菅裕(1)、岩部直之(1)、隈啓一(1)、桜
井博(2)、石田おさむ(2)、宮田隆(1){京大院理(1)、
東京都葛西臨海水族園(2)
}
PA-09x:動物の多細胞化と遺伝子族の進化(1)
−立襟鞭毛虫のチロシンキナーゼ
菅裕{京大・院理・生物物理}
PA-10y:動物の多細胞化と遺伝子族の進化(2)
−立襟鞭毛虫のチロシンホスファターゼ
西頼広美、菅裕、小柳(小野)香奈子、近藤準
一、加藤和貴、宮田隆{京都大学大学院理学研
究科生物物理学教室}
PA-11z:プロテインチロシンホスファター
ゼ遺伝子族の分子進化
小柳(小野)香奈子、宮田隆{京都大学大学院理
学研究科生物物理学教室}
PA-12w:Pax遺伝子族の多様化と後生動
物の進化
星山大介(1)、小柳光正(1)、服田昌之(2)、渡辺洋子
、宮田隆(1){京大・院理(1)、国立遺伝学研究
所(2)
、御茶女大(3)
}
(3)
PA-13x:動物の眼の起源とオプシンの分子進化
小柳光正(1)、服田昌之(2)、宮田隆(1){京大院理
(1)
、国立遺伝学研究所(2)
}
PA-14y:遺伝子発現プロフィールから見た
多細胞動物の進化
峯田克彦(1)、中澤真澄(1)、池尾一穂(1)、阿形清和
、五條堀孝(1){国立遺伝学研究所生命情報研究
センター/総合研究大学院大学遺伝学専攻(1)
、岡
山大学理学部(2)
}
(2)
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
PA-15z:動物の初期進化における核内レセ
プター遺伝子族の多様化の時期
工楽樹洋、加藤和貴、宮田隆{京大・院理}
PA-16w:クラスター解析を用いた微生物ゲ
ノムORFの機能ドメインの抽出
荒武(1)、鈴木健二(2)、松田秀雄(1, 3)、森浩禎(1, 4)
{CREST(1)、山之内製薬(2)、阪大・基礎工
(3)
、奈良先端大遺伝子教育研究センター(4)
}
PA-17x:Receptor Like protein Kinase(RLK)
遺伝子族の多様化ーゼニゴケの
RLK遺伝子の単離と解析ー
(1)
(1)
(1)
佐々木剛 、加藤和貴 、岩部直之 、大和勝幸
、大山莞爾(2)、宮田隆(1){京大・院理(1)、京
大、院生命科学(2)
}
(2)
PA-18y:出芽酵母とショウジョウバエの進
化の過程で欠失した遺伝子の分子
系統学推定
山口武志、加藤和貴、岩部直之、隈啓一、宮田隆
{京都大学・大学院理学研究科・生物化学専攻}
PA-19z:メダカ嗅覚レセプター遺伝子群の
多様化
近藤るみ(1)、金子聡子(2)、孫暉(2)、酒泉満(3)、石
、お茶大院・人
和貞男(1){お茶大・理・生物(1)
間文化(2)
、新潟 大・理・自然環境科学(3)
}
PA-20w:Drosophila simulansのヒストン
遺伝子繰り返しユニットの分子進
化学的解析
常本和伸 、松尾義則{徳島大・総合科学}
PA-21x:イン・シリコ染色法:染色体バン
ド構造とGC含量の変動との相関
新村芳人、五條堀孝{国立遺伝学研究所・生命
情報研究センター}
PA-22y:PRRSVの分子進化学的研究
花田耕介、五條掘孝{国立遺伝学研究所遺伝情
報分析研究室}
PA-23z:サケマス類の雌雄判別に利用可能
な成長ホルモン遺伝子ホモログの
起源について
桑原隆治、大原一郎{水産庁中央水産研究所・
利用化学部}
PA-24w:ペリプラズム結合タンパク質の立
体構造の系統進化
深海 薫、舘野義男、西川 建{国立遺伝学研究
5
所・生命情報研究センター}
PA-25x:リシン生合成経路と進化
西田洋巳{東京大学分子細胞生物学研究所}
PA-26y:ウィルス進化推定における標本抽
出の最適タイミング
徐泰健(セオタェクン){総合研究大学院大学先導
科学研究科生命体科学専攻}
PA-27z:遺伝的アルゴリズムによる最尤系
統樹の探索
加藤和貴、隈啓一、宮田隆{京大・院理・生物
物理}
PA-28w:進化速度の確率変動モデルの性
能評価
Jeffrey L. Thorne(1)、William J. Bruno(2)、岸野洋久(3)
{ノースカロライナ州立大学(1)、ロスアラモス
国立研究所(2)
、東京大学(3)
}
PA-29x:標準遺伝子系統樹作成と標準化手
法の開発
遠藤俊徳、田中博{東京医科歯科大学難治疾患
研究所情報医学部門生命情報学分野}
PA-30y:階層的クラスタリングアルゴリズ
ムによる微生物ゲノムのオーソロ
グドメイン分類
内山郁夫{岡崎国立共同研究機構計算科学研究セ
ンター}
PA-31z:頭足類ミトコンドリアゲノム構造
の進化
青山友子(1)、中村光江(1)、横堀伸一(1)、富田耕造
、渡辺公綱(2, 3)、大島泰郎(1)
{東京薬科大学生命科学部(1)
、東京大学大学院
工学研究科(2)、東京大学大学院新領域創成科
学研究科(3)
}
(2)
PA-32w:二枚貝類の性特異的ミトコンド
リアDNA
岡崎正博、上島励{東大・院理・生物}
PA-33x:ヒメ目魚類における雌異型性染色
体の進化
太田欽也(1)、小林 徹(2)、上野紘一(2)、五條堀孝(1)
{遺伝研・生命情報研究セ/総研大・遺伝学(1)
、
近大農・水産(2)
}
PA-34y:接合菌類の 18S rDNA に挿入され
ていたグループⅠイントロンの起源
田辺雄彦(1)、杉山純多(2)、横田明(1)
6
{東京大学分子細胞生物学研究所(1)
、東京大学
総合研究博物館・ NCIMB Japan(2)
}
PA-35z:土壌細菌から植物へのNgrol遺伝
子群の水平移行とタバコ属の進化
青木誠志郎(1)、庄野邦彦(2)、伊藤元己(1)
{東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
(1)
、日本女子大学理 学部物質生物科学科(2)
}
PA-36w:ゲノム構造 vs. 塩基配列:分子系
統解析における定性的データと定
量的データとの不整合
上島励{東大・理・生物}
PA-37x:ABO式血液型遺伝子を中心とし
た旧世界猿の分子進化学的研究
野田令子(1)
、竹中修(2)
、斎藤成也(1)
{国立
遺伝学研究所進化遺伝研究部門(1)、京都大学
霊長類研究所(2)
}
PA-44w:ツパイのゲノム中に散在する7SL
RNA由来及びtRNA由来の新たな
SINEの単離
西原秀典、寺井洋平、岡田典弘{東京工業大学
生命理工学研究科生体システム専攻}
PA-45x:類人猿ゲノム計画Silver- HOX A
クラスターの塩基配列比較
金衝坤、野田令子、青島昌子、鈴木真有美、北
野誉、斉藤成也{国立遺伝学研究所}
PA-46y:糖転移酵素遺伝子の進化史
金子美華(1, 2, 3)、西原祥子(3)、北野誉(2)、成松久(3)、
斎藤成也(1, 2){総研大(1)、国立遺伝学研究所
(2)
、創価大・生命研(3)
}
【 分 子 生 物 】
PA-38y:後口動物EF-1a遺伝子のエクソン
ーイントロン構造の進化
PB-01x:利己的制限修飾遺伝子とゲノム進
化−1:制限酵素修飾酵素遺伝子
間の宿主内競争とシークエンス認
識の進化
和田洋{京都大学大学院理学研究科附属瀬戸臨
海実験所}
知念秋人(1)、内藤 泰宏(1, 2)、半田 直史(1)、小林一
、NEDO(2)
}
三(1){東大医科研(1)
PA-39z:Pseudomonas syringae群細菌に
おけるOCTase遺伝子の進化史
PB-02y:利己的制限修飾遺伝子とゲノム進
化−2:制限修飾遺伝子に対する
防御 機構としてのゲノムメチル
化・ミスマッチ修復遺伝子対
澤田宏之(1)、金谷重彦(2)、鈴木文彦(1)、畔上耕児
、斎藤成也(3){農水省農業環境技術研究所(1)
、
山形大学(2)
、国立遺伝学研究所(3)
}
(1)
PA-40w:酵母様の共生真菌の起源、および、
そのホスト昆虫との進化的関係
二河成男、深津武馬{工技院、生命研}
PA-41x:In vitro条件下における哺乳類class Ⅲ
POU転写因子群の機能進化に関する
研究
岩本和也、黄郁慈、植田信太郎{東京大学大学
院理学系研究科生物科学専攻}
PA-42y:大きなタンパク質に注目した比較
プロテオミクス
菊野玲子、長瀬隆弘、小原收{かずさDNA 研究
所ヒト遺伝子第一研究室}
PA-43z:カワスズメ科魚類におけるhagoromo遺伝子の択一的スプライシ
ングの多様性とその進化
寺井洋平(1)、川上浩一(2)、守川尚子(1)、岡田典弘(1)
{東京工業大学大学院生命理工学研究科(1)
、東
京大学医科学研究所(2)
}
内藤泰宏(1, 2, 3)、半田直史(1)、小林一三(1){東大医
科研(1)
、NEDO(2)
、現アドレス・慶応大学環
境情報学部(3)
}
PB-03z:利己的制限修飾遺伝子とゲノム進
化---3:大腸菌染色体上の制限修
飾遺伝子の置き換えに対する抵抗
と、それにともなう大規模なゲノ
ム再編
半田直史、中山洋一、小林一三{東京大学医科
学研究所・基礎医科学}
PB-04w:利己的制限修飾遺伝子とゲノム進
化−4:枯草菌染色体上のBamHI
制限修飾遺伝子の置換えへの抵抗
とゲノム再編
マラート・サディコフ(1, 2)、半田直史(1)、麻見安
雄(1)、田之倉優(3)、板谷光泰(4)、小林一三(1)
{東大医科研(1)、NEDO(2)、東大院農生科
(3)
、三菱化学生命研(4)
}
PB-05x:利己的制限修飾遺伝子とゲノム進
化---5:ピロリ菌二株のゲノム配列
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
の比較から示唆された制限修飾遺
伝子の「長い標的重複を伴う挿入」
信里綾香(1)、内山郁夫(2)、大橋青史(1)、小林一三(1)
{東大医科研・基礎医科学(1)基生研(2)
}
PB-06y:利己的制限修飾遺伝子とゲノム進
化−6:好熱古細菌Pyrococcusの
二つの種のゲノム配列の比較から
示唆された制限修飾遺伝子のゲノ
ム再編への関与
(1)
(1)
(2)
小林一三 、知念秋人 、内山郁夫 {東大医科
研(1)基生研(2)
}
PB-07z:古細菌由来のHolliday junction
resolvase Hjcの配列解析
藤博幸、大安裕美、廣池隆明、小森加代子、石
野良純{生物分子工学研究所}
PB-08w:古細菌イントロンにコードされる
利己的なホーミングエンドヌクレ
アーゼ遺伝子
森永弥生 、野村紀通{京都大学大学院農学研究
科応用生物科学専攻}
PB-09x:アーキアの PCNA ホモログの進化
系統解析
黒沢則夫{創価大学工学部生物工学科}
PB-10y:ミジンコ類におけるヘモグロビン
遺伝子およびアルドラーゼ遺伝子
の解析
時下進一(1)、加藤輝(1)、木村祥子(2)、政所由美子
、小林道頼(2)、山形秀夫(1){東薬大・生命(1)
、
新潟大院・自然科学(2)
}
(1)
PB-11z:バクテリアParAB分配タンパクフ
ァミリーの系統解析
山市嘉治、仁木宏典
{熊本大学発生医学研究センター細胞複製分野}
PB-12w:雄性生殖細胞特異的遺伝子群の
構造と進化
野崎正美、田中宏光、大西正剛、久野瑞枝、池
晶子、西宗義武{大阪大学微生物病研究所}
PB-13x:雄性生殖細胞特異的アクチン様遺
伝子の構造と進化
久野瑞枝、田中宏光、西宗義武、野崎正美{大
阪大学微生物病研究所}
PB-14y:プログラムされた自己解体モデル
上野修(1)、前川督雄(2)、仁科エミ(3)、河合徳枝(4)、
7
大橋力(5){岐阜大学医学部(1)
、ATR 知能映像通
信研究所(2)、メディア教育開発センター(3)、
国際科学振興財団(4)、ATR 人間情報通信研究
所(5)
}
【 系 統 分 類 】
PC-01x:分子系統解析に基づくパルナシウ
ス属のチョウの系統と進化
加藤徹{国際日本文化研究センター・研究部}
PC-02y:ミトコンドリアDNA、チトクロム
b遺伝子量域を用いたペンギンの
分子系統学的解析
津田薫{東京都臨床医学総合研究所・実験動物
研究部門}
PC-03z:魚類分子時計の速度較正と淡水魚
類の生物地理学への適用:アジア
アロワナの起源と進化に関する新
しいモデル
熊澤慶伯(1)、西田睦(2){名大・院理・地球惑星
(1)
、東大・海洋研(2)
}
PC-04w:ミエリンDM20のアミノ酸配列が
示す肺魚の系統関係
栗原正(1)、遠山陽子(1)、一宮智美(1)、吉田弘美(1)、
曹纓(2)、長谷川政美(2)、小嶋久子(3)、玉井洋一(3)
{創価大・生命科学研(1)、統計数理研(2)、北
里大・医・生化学(3)
}
PC-05x:ペプシノゲンからみたげっ歯目の
単系統性
成田裕一、景山節{京都大学霊長類研究所}
PC-06y:性決定機構が異なるツチガエル2
種族の細胞質起源
尾形光昭(1)、五十嵐隆(2)、長谷川嘉則(3)、 市川洋
{横浜市金沢動
子(4)、大谷浩己(5)、三浦郁夫(5)
物園(1)
、横浜市緑政局繁殖センター(2)
、愛媛
大学工学部(3)、広島女子大学健康保健科(4)、
広島大学大学 院理学研究科(5)
}
PC-07z:ミトコンドリア12SrRNA遺伝子
を用いたツチガエルの系統解析
尾形光昭(1)、五十嵐隆(2)、長谷川嘉則(3)、李宗映
、金守基(5)、関谷圀男(6)、大谷浩己(7)、市川洋
(8)
、横浜市
子 、三浦郁夫(7){横浜市金沢動物園(1)
緑政局繁殖センター(2)
、愛媛大学工学部(3)
、慶
応義塾大学医学部(4)
、Pai-Chai Univ.,(5)
、新潟大
学理学部自然環境科学科(6)
、広島大 学大学院理
学研究科(7)
、広島女子大学健康科学科(8)
}
(4)
8
PC-08w:属のランクサイズ分布のフラクタ
ル性
小松正{北大院地球環境生態遺伝}
PC-09x:祖先形質状態の最節約復元に伴う歪
み:形質変化集中度の定量的評価と
ステップ行列重みづけへの影響
三中信宏{農林水産省農業環境技術研究所}
PC-10y:コイ科タナゴ亜科魚類5S rDNAの
系統解析への応用
鍋山美香、稲福淳也、武田章子、渡部晶子、久保
田宗一郎、河野晴一{東邦大学理学部生物学科}
PC-11z:ミトコンドリアDNAによる真獣
類の系統進化の研究
手島裕明、桑原康裕、横山潤、千葉聡、河田雅圭
{東北大学大学院理学研究科生物学専攻}
PC-19z:ミトコンドリアDNAを用いた北
部九州の弥生人の研究
飯塚勝(1)、篠田謙一(2)、金井理(3)、藤博幸(4)、中
、佐賀医科大学(2)
、
橋孝博(5){九州歯科大学(1)
ファルマデザイン(3)
、生物分子工学研究所(4)
、
九州大学・大学院・比較社会文化(5)
}
PC-20w:ヒザラガイとキクノハナヒザラガ
イ形態と遺伝子の比較
浜口昌巳(1)、佐々木美穂(2)、大越健嗣(3){水産庁
瀬戸内水研(1)
、広島大(2)
、石巻専修大(3)
}
PC-21x:分子からみたスズメ目の系統関係
曹纓、長谷川政美{統計数理研究所}
本多正尚、山岸哲{京都大学大学院理学研究科}
PC-12w:ホソバナコバイモ、イズモコバイ
モ(ユリ科)の塩基配列を用いた
分子集団遺伝学的研究
PC-22y:イデユコゴメ藻群(紅色植物)の
系統と種内分化について
(1)
(2)
(1)
角友之 、佐藤仁志 、舘田英典 {九州大学, 院
理, 生物科学(1)
、島根県庁(2)
}
PC-13x:SSRマーカを用いたカシの識別
大角信介(2)、佐藤洋一郎(1){静岡大学農学部(1)
、
岐阜大学大学院連合農学研究科(2)
}
PC-14y:植物寄生菌ウドンコカビ科の系統
進化と寄主植物との関係
高松進、松田紗苗{三重大学生物資源学部}
PC-15z:日本産鱗翅目におけるWolbachia
感染とTrichogramma sp. への水
平感染経路の探索
田上陽介、三浦一芸{広島大・生物圏科学}
PC-16w:savanna monkey(Cercopithecus
aethiops)の亜種内および亜種間
におけるミトコンドリアDNA分化
嶋田誠、庄武孝義{京都大学霊長類研究所集団
遺伝分野}
PC-17x:ミトコンドリア全長配列を用いた
哺乳類(特に翼種目、食虫目)の
目間、内レベルでの系統解析
二階堂雅人(1)、河合久仁子(1)、曹纓(2){東京工業
大学生命理工学部生体システム専攻分子進化学
講座(1)
、統計数理研究所予測制御研究系(2)
}
PC-18y:ヒメマイマイAinohelix edithaにお
ける角張・扁平の進化。Ⅰ. 角張
り形 質の平行進化
近藤貴靖(1)、横山亜紀子(2)、原慶明(1)
{山形大学理学部生物(1)
、
(財)山形県企業振興
公社(2)
}
PC-23z:チリオサムシの系統的位置と平行
進化
蘇智慧(1)、岡本宗裕(2)、柏井伸夫(3)、大澤省三(1)
{JT 生命誌研究館(1)、鳥取大・農(2)、宝仙学
園(3)
}
PC-24w:化石分類群を入れた系統樹と分
子系統樹の矛盾点をなくす方法に
ついて
朝川毅守、松本みどり{千葉大・理}
PC-25x:Waxy座の多型からみたイネ属の
進化・系統分化
山中愼介(1, 2)、中村郁郎(3)、中井弘和(2)、佐藤洋
一郎(2){岐阜大連合農(1)、静岡大農(2)、千葉
大自然科学(3)
}
PC-26y:SINEの挿入およびミトコンドリ
ア配列を指標としたヒナコウモリ
科内部の系統解析
河合久仁子(1)、二階堂雅人(1)、原田正史(2)、岡田
典弘(1){東京工業大学大学院生命理工学研究科生
体システム専攻分子進化学講座(1)、大阪市立
大学医学部動物実験施設(2)
}
PC-27z:一斉産卵型サンゴにおける同所的
種分化の可能性
服田昌之(1)、深見裕伸(2){国立遺伝学研究所(1)
、
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
スミソニアン熱帯研究所(2)
}
PC-28w:葉緑体塩基配列に基づくスギ・
ヒノキ科の分子系統樹
楠見淳子(1)、津村義彦(2)、吉丸博志(2)、舘田英典(1)
{九州大学大学院理学研究科(1)
、森林総合研究
所(2)
}
PC-29x:地衣類の菌と藻は共生相手をしば
しば変える
小林聡子(1)、西山智明(2)、長谷部光泰(2){総合研
究大学院大学(1)
、基礎生物学研究所(2)
}
【 生 態 】
PD-01x:Melittobia(ヒメコバチ科)のオス
の闘争と性比調節の進化
安部淳(1)、上村佳孝(2)、嶋田正和(1){東京大学・
広域システム・生物(1)
、都立大・理・生物(2)
}
PD-02y:「生きた化石」の食物網内での存
続条件
吉田勝彦{国立環境研究所生物圏環境部}
PD-03z:アズキゾウムシにおけるWolbachia
三重感染の進化的動態を表す個体
ベースモデル
嶋田正和(1)、今藤夏子(1)、深津武馬(2){東大・広
域システム(1)、工業技術院・生命工研(2)}
演題英文:Implications for sympatric evoluti
on in mass-spawning corals
PD-04w:寄生蜂の寄主の進化動態におよ
ぼす影響と遺伝的多様性の変化
津田みどり{九大院・農・生防研}
PD-05x:植物食昆虫の生活史スケジュール
の進化:サイカチマメゾウムシの
越冬戦略
黒田啓行、嶋田正和{東大・広域システム・生物}
PD-06y:インドシナ各地の野生イネ集団の
遺伝構造
黒田洋輔(1)、H. Urairong(2)、佐藤洋一郎(1){静岡
大農(1)
、タイ・パトムタニ稲研究所(2)
}
PD-07z:アズキゾウムシ野外個体群におけ
る細胞内寄生細菌Wolbachiaの多
重感染
(1)
(1)
(2)
今藤夏子 、嶋田正和 、深津武馬 {東京大学
広域システム(1)
、通産省工技院・生命工研(2)
}
PD-08w:単為生殖系統は両性生殖系統よ
9
り繁殖上有利か?−Wolbachiaに
よる産雌性単為生殖Trichogramma deionの場合
三浦一芸(1)、田上陽介(2){農水省中国農試(1)、
広島大生物圏科学(2)
}
PD-09x:脊椎動物における交尾行動の外適
応と進化、カジカ類を例に
宗原弘幸{北海道大学臼尻水産実験所}
PD-10y:ウイルス抗原型分布はいかに進化
するか--特にデングウイルスの抗
原亜型について
川口勇生、佐々木顕{九州大学大学院理学府生
物科学専攻}
PD-11z:食草をめぐる競争がもたらす同所
的種分化の可能性について
大塚公雄{東京医科歯科大・生体研}
PD-12w:狩りにおける協力行動の決定要因
竹中靖人{筑波大学生物科学系準研究員}
PD-13x:2倍体とアポミクト3倍体の共存
可能性に関する数理的研究
中山木綿(1)、瀬野裕美(2)、松田裕之(3){東京大学
農学生命研究科海洋研究所(1)、広島大学大学
院理学研究科(2)
、東京大学海洋研究所(3)
}
PD-14y:インドクジャクにおける性淘汰(1)
二次性徴の進化と配偶者選択
長谷川眞理子(1)、長谷川寿一(2)、有田寛之(2)、高
栖明子(2)、高橋麻理子(2){早大政経(1)、東大生
命環境(2)
}
PD-15z:インドクジャクにおける性淘汰(2)
実働するfemale choice
高橋麻理子(1)、長谷川眞理子(2)、長谷川寿一(1)
{東大生命環境(1)
、早大政経(2)
}
PD-16w:セグロアシナガバチのオス生産にお
ける個体数とサイズの最適バランス
鮫島智行、粕谷英一{九州大学大学院理学府生物
科学専攻生態科学研究室}
PD-17x:アジアとアメリカのエンレイソウ
の起源と進化
福田一郎{アジア生態進化研究所}
PD-18y:東京のキチョウ個体群へのCI
Wolbachia の侵入
廣木眞達、加藤義臣{国際基督教大学生物}
10
PD-19z:シロアリにおけるカースト特異的
遺伝子と社会進化
三浦徹{東大・総合文化・生命環境}
PD-20w:同質倍数体の進化に関する数理
モデル
山内淳{長崎大学水産学部}
PD-21x:宿主のアリとその細胞質に寄生する
2本鎖RNAの進化的に安定な関係
佐藤俊幸、廣田忠雄{東京農工大学・農学部・
獣医学科・動物行動学研究室}
PD-22y:血縁者との競争回避と分散−マン
ゴ−カタカイガラムシの場合
粕谷英一{九州大学・理・生物}
PD-23z:訪花昆虫の花粉運搬能力と訪花回
数が植物の繁殖に与える影響
PE-05x:欠番
PE-06y:メダカ属でのトランスポゾンの水
平伝播
古賀章彦、堀寛{名古屋大・理}
PE-07z:フィブロインの進化:反復モチーフ
のシャッフリングと、モチーフの種
内での均一化と種間での多様化
行弘研司、瀬筒 秀樹{農水省蚕昆研}
PE-08w:適応の構造
高橋亮{東京大・理・集団生物}
PE-09x:バクテリアとファージの制限・修
飾酵素多型を巡る共進化と組み換
えの進化
安元暁子、矢原徹一{九州大学・理学部・生物
学科・生態科学講座}
佐々木顕(1)、小林一三(2)、堀江亮太(3){九州大学
理学部生物学科(1)
、東大医科研・基礎医科学・
遺伝子動態(2)、慶應義塾大学理工学部物理情
報工学科(3)
}
PD-24w:トリノフンダマシの糸にみられる
ユニークな性質:円網グモとナゲ
ナワグモを結ぶの進化の橋渡し?
PE-10y:多重レベル淘汰における利他行動
の進化:コンピュータシミュレー
ションによる解析
宮下直、カルタン和美{東大・農・生物多様性}
小野盛司(1)、三沢計治(2){東大英数理教室
(1)
、東大大学院理学系研究科生物科学専攻(2)
}
PD-25x:ザリガニ類のオス交尾器のサイズ
にかかる選択圧:アロメトリーを
用いたアプローチ
PE-11z:巻貝の左右性:古典モデルに反す
る遅滞遺伝
加藤直子、宮下直{東京大学農学生命科学研究科
生物多様性科学研究室}
浅見崇比呂(1)
、大林夏湖(2)
{信州大・理・生
物(1)
、東大・広域システム(2)
}
【 遺 伝 】
PE-12w:バクテリアゲノムのコンピュータ
解析によるχ配列の方向と位置的
特性
PE-01x:集団のサイズと遺伝的近傍サイズ
はどのように有害遺伝子の蓄積に
影響するのか?
河田雅圭{東北大学大学院理学研究科生物学専攻}
PE-02y:細胞質伝達の直線順位の進化
岩永亜紀子{九州大学大学院理学研究科}
PE-03z:母性行動に影響する遺伝子は刷り
込みが進化する
巌佐庸(1)、佐々木裕之(2){九州大学大学院理学研
究院生物科学(1)
、国立遺伝学研究所(2)
}
PE-04w:半数体精子細胞特異的遺伝子群
の重複時期推定の試み
吉村康秀(1)、安永照雄(2){九州大学大学院医学研
究院・基礎放射線医学(1)、大阪大学微生物病
研究所・遺伝情報(2)
}
中山洋一、鵜野レイナ、荒川和晴、最上丈仁、
冨田勝{慶應義塾大学環境情報学部生命情報研
究室}
PE-13x:バクテリオファージの性の反制限修
飾遺伝子仮説のシミュレーション
堀江亮太(1)、小林一三(2)、佐々木顕(3){慶應義塾
大学理工学部物理情報工学科(1)
、東大医科研・
基礎医科学・遺伝子 動態(2)
、九州大学理学部生
物学科(3)
}
PE-14y:ショウジョウバエの異種間イント
ログレッションを用いた生殖的隔
離遺伝子の解析
澤村京一、山本雅敏{京都工芸繊維大学ショウ
ジョウバエ遺伝資源センター}
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
PE-15z:多様性の指標としてのShannonWiener関数の不偏推定について
大原一郎{水産庁中央水産研究所}
PE-16w:オーバーラップ遺伝子の構造とゲ
ノムの進化的距離との関係
福田陽子{慶応義塾大学 生命情報研究室}
【 発 生 】
PF-01x:ヒメツリガネゴケHD-Zip遺伝子の
単離と陸上植物におけるHD-Zip
遺伝子の進化
榊原恵子(1, 2)、西山智明(2)、加藤雅啓(3)、長谷部
光泰(1, 2){総研大・生命科学(1)、基生研・種分
化第二(2)
、東京大・院・理・生物科学(3)
}
PF-02y:カワヤツメ(Lampetra japonica)
のTTF-1(Nkx-2.1)遺伝子の単離
とその発現
小笠原道生(1)、重谷安代(2)、倉谷滋(2)、平野茂樹
(3)
、佐藤矩行(1){京大・院理・動物(1)、岡大・
理・生物(2)
、新潟大・医・解剖(3)
}
PF-03z:近縁種群をもちいたDNAレベル
での形態進化の解析
清水健太郎、岡田清孝{京都大・理・植物}
PF-04w:体の中の系統推定−細胞系譜の
推定法−
望月敦史{九州大学大学院理学研究院生物科学部門}
PF-05x:ホヤBrachyury下流脊索特異的発
現遺伝子群の進化的保存性の解析
堀田耕司(1)、高橋弘樹(1)、佐藤ゆたか(1)、佐藤矩
行(1)、五條堀孝(2){京都大学理学研究科動物学教
室分子発生研究室(1)、国立遺伝学研究所遺伝
情報分析研究室(2)
}
PF-06y:コケ植物ヒメツリガネゴケにおける
花器官形態形成ホメオティック遺伝
子ホモログの発現と進化的考察
小藤累美子(1)、植田邦彦(1)、長谷部光泰(2){金沢
大学理学部(1)
、基礎生物学研究所(2)
}
11
PF-07z:無顎類カワヤツメにおける口辺の
形態形成および顎口類における顎
の進化
信定福明{岡山大学理学部生物学科進化発生}
【 生 物 物 理 】
PG-01x:G蛋白質の活性化から見た光受容
体ロドプシンの細胞質側ドメイン
の多様化
寺北明久、山下高廣、七田芳則{京都大学大学
院理学研究科生物物理学教室}
PG-02y:視物質の機能多様性に関与するア
ミノ酸残基
今井啓雄、桑山成樹、加野賢太、平野貴弘、七
田芳則{京都大学大学院理学研究科生物物理学
教室}
PG-03z:原始細胞の発生と進化のシミュレ
ーション
小野直亮{東京大学総合文化研究科}
PG-04w:自己学習ニューラルネット機能
に基く生物機械と記号系の創成:
遺伝暗号、ミツバチダンス、シナ
ップス記号、および霊長類言語の
起源
大西耕二{新潟大学理学部生物学教室}
PG-05x:Gray-Scott model の拡張による分
化するspotの構成
高木拓明{東大院総合文化研究科広域科学専攻金子研究室}
【 古 生 物 】
PH-01x:久慈層群国丹層から産出する琥珀か
ら発見した、保存状態が極めて良好
な白亜紀の昆虫、その他の化石
城田安幸、野宮朋雄、中村和敏、渋谷壮亮、原
田愉、嶋村幸大、倉内賢一、小笠原政治{弘前
大学・農学生命・進化生態}
16号館
テニス
コート
15号館
第2グラウンド
テニス
コート
野球場
北門(野球場門)
12号館
← 吉祥寺
坂下門
11
号
館
情報教育
南棟
7号館
車
庫
10
号館
正門
1号館
8号館
学
生
会
館
図書
書庫
教務課
(美術博物館)
101号館
バレーコート
守
衛
所
9号館
プール
課外活動
共同施設
第1グラウンド
京王井の頭線「駒場東大前」駅
保健センター
5号館
講堂
13号館
102号館
同窓会館
2号館
14号館
6号館
情報教育
北棟
3号館
ラグビー場
渋谷 →
サ
ー
ク
ル
B
棟
数理学研究科棟
キャンパスプラザ
サ
ー
ク
ル
A
棟
第1
体育館
身体運動
科学研究棟
裏門
数理科学
多目的
ホール
テニス
コート
N
東京大学駒場キャンパス
〒183-9802 目黒区駒場3-8-1
渋谷駅より 京王井の頭線「駒場東大前」徒歩1分
日本進化学会第2回大会会場地図
第2体育館
ト
レ体
ー育
ニ館
ン
グ
守
衛
室
生協食堂
環
状
6
号
線
12
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
13
較すると区別がつく。鳥類の前肢/後肢
四肢 と鰭 の相同性 と
四肢 の起源
の形態差は著しく、飛翔するための前肢
(翼)は非常に特殊化した構造になって
いる。カエルの足は一般的に前肢に4 本、
後肢に 5 本の指を持つ。これらの形態の
東北大学大学院理学系研究科生物学専攻
(email: [email protected])
違いは発生過程に作られるわけだが、両
者の形態の違い(前肢/後肢の identity)
を産み出すことに決定的に関わる転写調
節因子が数年前に報告された。Tbx5 /
Tbx4 と呼ばれる 2 つの遺伝子は T-box を
四肢は脊椎動物に固有の運動器官であ
もつ転写因子で Tbx5 が前肢芽(発生中
る。四肢を有する脊椎動物を四肢動物あ
の胚における四肢の原基を肢芽と呼ぶ)
るいは四足動物と呼び、両生類・爬虫
にTbx4 が後肢芽に発現する(文献1, 2, 3,
類・鳥類・哺乳類がこれにあたる。魚類
4)
。Tbx5 を後肢芽にあるいは Tbx4 を前
の中の軟骨魚類と硬骨魚類は、双方とも
肢芽に強制的に発現させると前肢/後肢
四肢の代わりに2 対の対鰭(胸鰭と腹鰭)
の形態が入れ替わってしまうこと(文献
をもつ。魚類の対鰭が四肢の相同器官と
5, 6)から、Tbx5 / Tbx4 は前肢/後肢の
呼ばれるのにはいくつかの理由がある
identity を司る転写シグナルとして働い
が、胚発生過程のそれぞれの起源が同一
ていると考えられている。これらの分子
でありその形成過程も基本的には同じで
は四肢動物において保存された配列を T-
あることが理由の一つである。動物の相
box 内に持ち、その発現パターンもよく
同性と多様性を研究したり論じたりする
保存されている。
のに、発生学上の知見、あるいはそれぞ
この転写因子群の分子進化を研究した
れの発生過程を比較すること(比較発生
Silver らは、Tbx5 / Tbx4(少なくとも哺
学)が有効であるのは、どの動物をとっ
乳類では異なる染色体上にある)はもと
てもそれらの固有の形態はその発生過程
もとひとつの遺伝子(祖先型)で、進化
において形成されるからにほかならな
過程のある時期(脊椎動物の進化の早い
い。本稿では、脊椎動物の形態形成の基
時期)に 2 つの遺伝子に分離した、とい
本メカニズムに対する発生学的・比較発
う仮説を提唱している(文献 7)
。この仮
生学的な知見からどれくらい進化のよう
説はこれらの 2 つの遺伝子と前肢/後肢
すが見え得るかを、四肢と鰭の相同性と
の identity との関係に、興味深い疑問を
四肢の起源に関わるいくつかの例をとっ
提起する。はたして前肢/後肢の identi-
て論じてみたい。
ty はいつ生まれたのか、すなわちTbx5 /
1. 前肢/後肢の identity と Tbx5 / 4
ほとんどすべての四肢動物における前
肢と後肢は明瞭に異なった形態をもつ。
Tbx4 の分離はいつ起こったのか。ある
いは四肢の相同器官とされる魚類の対鰭
(胸鰭/腹鰭)にはこの identity は存在す
るのか。
げっ歯類などのそれらはかなり外見的に
そこでわれわれは硬骨魚類からこれら
似ているが、それでも骨格パターンを比
の遺伝子の単離を行った。はたして、ゼ
14
ブラフィッシュには Tbx5、Tbx4 の両方
である。現存する生物から進化過程をさ
が存在しており、さらに Tbx5 は胸鰭に
かのぼって考えることの難しさを感じ
Tbx4 は腹鰭にそれぞれ特異的に発現し
る。
ていることがわかった(文献 8, 9, 10)。
昨年から我々は、軟骨魚類の embryo
これらの事実は、硬骨魚類の対鰭には四
を実験材料とする試みを始めている。東
肢と同様にTbx 遺伝子で調節されるよう
北大学の附属臨海実験所(青森県浅虫市)
な identity が存在していることを意味す
の近くの漁師さんが春先に引く底引き網
る。ではTbx5 / 4 の分離がいつ起こった
に、ときどきガンギエイがかかるという。
かを調べるために次にどの動物種を調べ
ガンギエイは唯一卵生のエイの仲間であ
るべきか、おそらく 2 通りの考え方がで
るが、臨海実験所の水槽で飼われていた
きるだろう。ひとつは、対鰭をもたない
ガンギエイは今年の 5 月から 6 月にかけ
現存する生物でできるだけ硬骨魚類に近
て産卵し、そのうち 15 個ほどが発生し
いものを調べる、ことである。このため
た(図 1)
。
にはヤツメウナギ(無顎類)かナメクジ
まだ予備的な実験結果ではあるが、エ
ウオ(頭索類)を用いるのが正解であろ
イの embryo には他の脊椎動物によく保
う。もう一つの考え方は、より原始的な
存された通りの Tbx5 が存在するようで
対鰭をもつ現存する魚類、すなわち軟骨
ある(田村、未発表データ)
。きちんと
魚類を調べるという方法である。もちろ
したことを言うためには Tbx4 の存在と
ん両方を調べないといけないわけだが、
それぞれの発現様式を確かめなければい
われわれはまず後者(軟骨魚類)を選ん
けないが、中間型でないはっきりとした
だ。とは言っても、材料となる embryo
Tbx5 が軟骨魚類に存在することが本当
が非常に手に入りにくいなど問題は多
ならば、有対の鰭構造をもつ現存する魚
い。また、軟骨魚類が硬骨魚類に比べて
類は、硬骨魚も軟骨魚もTbx 遺伝子に基
「原始的」であるという考え方自体が疑わ
いた鰭の identity をもつ可能性が強い。
しいとする説もあるので十分に注意する
となると、Tbx 遺伝子の分離時期と鰭の
必要がある。もっともこのようなリスク
起源について、次のいずれかの仮説が考
はおそらくは多々あって、たとえばヤツ
えられるだろう。
(1)有対鰭をもつ脊椎
メウナギでは有対鰭が進化の過程で(二
動物が現れるのと同時期に Tbx5 / Tbx4
次的に)退化した、とする考え方が有力
の分離が起こった。
(2)有対鰭をもつ脊
椎動物が現れるより
も先 行 して Tbx5 /
Tbx4 の分離が起こ
り、2 つの遺伝子セ
ットがすでに準備さ
れていた。はたして
どちらが正 しいの
か、エイ胚を用いた
さらなる詳しい解析
図 1. エイの卵と発生中の胚
のほか前述のナメク
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
15
ジウオ・ヤツメウナギなど
を調 べてみる必 要 がある。
ただし、エイは軟骨魚類の
中ではかなり特殊化したも
のでやはりサメを使うべき
だという示唆もいただいて
いて、現在、卵生ザメの一
種であるトラザメを飼育し
て採卵することを計画中で
ある。このようにまだ軟骨
図 2-1. 肢芽の概略図
図 2-2. AER 誘導可能領域
魚類の鰭発生の研究は端緒
についたばかりであるが、次に記すよう
として先端部分の構造が欠失する。PZ、
に、Tbx 遺伝子に限らずエイの鰭の発生
ZPA、 AER それぞれには msx1( PZ) 、
それ自身、とても興味深い。
shh(ZPA) 、fgf8(AER)遺伝子が発現
2. fin fold theory(鰭ひだ説)と AER
しており、それらの領域を特徴づけ、か
つそれらの機能の中心となっている(文
最近、対鰭とその他の正中鰭(背鰭、
献 12 参照)
。
尾鰭、尻鰭など)の発生様式と、四肢と
われわれは、これらのうち fgf8 の発現
の関係について面白いデータを得た(文
誘導を指標にして、いかにしてAER が誘
献 11)
。後述するようにこれらのデータ
導されてくるかを研究してきた。その中
は、鰭の起源を説明した “fin fold theo-
で、同じ FGF(fibroblast growth factor、
ry(鰭ひだ説)
”を支持する。
繊 維 芽 細 胞 増 殖 因 子 )の仲 間 である
まず、肢芽の構造の概略をご覧いただき
FGF10 が直接外胚葉に働きかけて、fgf8
たい(図 2-1)
。その構造はいたって簡単
の発現を伴うAER の構造を誘導している
で、外胚葉性の袋の中に側板由来の中胚
ことがわかった。さらにこの研究は思わ
葉細胞が詰まったものである。その先端
ぬ副産物データを産み出した。ニワトリ
部には実際に四肢のパターンを作ってい
胚へのFGF10 の添加によってfgf8(AER)
る部分(進行帯、Progress Zone(PZ):
を誘導させる際、背中の正中線上という
肢芽が伸長するとき、この領域内で上腕
妙なところに fgf8 の異所的発現を見出し
軟骨から前腕部、掌部への形成が進行し
たのである。詳しく調べてみるとこの
ていくため、この名前がある)
、後端部
fgf8 の異所的発現部位はAER 様の突起構
には四肢構造の前後軸(指の形態の違い
造をしており、機能的にもAER の機能を
など)を決 める領 域( 極 性 化 活 性 帯 、
有していることがわかった。さらに胚体
Zone of Polarizing Activity(ZPA)
)が存
内でどの部分に AER 構造が誘導可能か
在する。外胚葉性の袋には、肢芽が伸長
を調べてみると、首から下の部分の正中
するのに必須の構造、外胚葉性頂肥厚
線上とわき腹であることがわかった(図
(Apical Ectodermal Ridge(AER))がそ
2-2)
。
の先端部にあって、この突起構造を除去
AER が肢芽の伸長に必須の構造である
すると肢芽の伸長が進まなくなり、結果
ことを考えると、上の実験から得られた
16
AER を形成し得る領域というのは何を意
ある。これもAER 遺伝子マーカーを発現
味しているのだろうか。背中の正中線上
していることも確認している。現在、哺
というのは、魚類の無対鰭である背鰭、
乳類胚でも同様の構造を背中に誘導する
尾鰭、尻鰭が形成される領域と一致す
ことが可能かどうかを、マウス胚を用い
る。実際、ゼブラフィッシュの正中鰭原
て調べている。爬虫類の背中の突起とい
基の先端部には、帯状の fgf8 の発現が認
えば、ステゴザウルスなどの恐竜の骨板
められる。ニワトリ胚の背中に誘導され
と呼ばれる構造がある。はたしてそのよ
た AER 構造は、遠い共通の祖先が有し
うな構造までこの範疇に含められるのか
ていた正中鰭のなごりであって、鳥類で
難しい問題ではあるが、夢は膨らむ。
もそこにAER を形成する能力は持ってい
鰭が形成される部分というのも面白い観
るがそれを誘導する引き金が引かれなく
点であろう。ニワトリ胚の背中にできる
なったために構造ができなくなってい
AER は頭尾軸の一定の場所から後ろにし
る、のではあるまいか。ここで登場する
か形成されない。ゼブラフィッシュの背
のが、鰭の起源を説明するひとつの説
中にも胚の時期にはかなり前方から fgf8
“fin fold theory(鰭ひだ説)
”である。他
陽性のひれ構造があるが、実際に背びれ
の説の説明は省略する(文献13 参照)が、
ができるのはそれよりも後ろの一部分で
この“fin fold theory(鰭ひだ説)
”では、
ある。どこから後ろに背びれができ得
次のように鰭の起源を説明する。もとも
て、実際にどの部分が背鰭になっている
と魚類の祖先の鰭構造は、背中から尻に
のか、能力と実際の構造を比較していく
かけて一筋のひだと体側に伸びる二筋の
とまた新たな比較ができるはずである。
ひだからできていた。これらのひだのい
そのような観点から最近、ヒラメ胚を眺
くつかの部分が進化の過程で抜け落ち
めている。いわゆるヒラメの縁側の一方
て、現存する硬骨魚類のような分離され
は背鰭だが、その前端はかなり前方であ
た鰭構造になった、というものである。
る。彼らは鰭ができ得る能力全体を使っ
さらに体側の四肢(対鰭)形成領域だけ
て背鰭を作っているのではないだろう
が残ったものが四肢動物の肢、というこ
か。エイの鰭が興味深く見える理由のひ
とになる。われわれのデータはこれを支
とつもこれである。彼らのほぼつながっ
持すると考えられる。さまざまな動物で
た胸鰭と腹鰭も、側方部の鰭ができ得る
AER を形成し得る領域は、この“fin fold
領域全体を使ってつくっているのかもし
theory(鰭ひだ説)
”のいうところの“進
れない。興味深いことにある古い記述で
化の過程で抜け落ちた”領域を意味して
は、サメの胎児の鰭は胸鰭と腹鰭がつな
いると考えるわけである。
がって一度隆起し、その後、あいだが抜
fin fold theory(鰭ひだ説)は、化石上
けて胸鰭と腹鰭に分かれるという。これ
の証拠がないことで問題な部分があった
が本当なら、別れたものがサメ、別れな
が、つい最近、長いつながった鰭状の構
かったものがエイということになり、彼
造を持つ無顎類の祖先と考えられる生物
らの鰭の発生はまさに“fin fold theory
の化石が見つかった(文献 14)
。われわ
(鰭ひだ説)
”を地でいっている、という
れのデータは鳥類に関してだけである
が、両生類には幼生時期に背鰭の構造が
ことになる。
2 つの例をあげて、四肢と鰭の発生の
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
関係とそれらの起源について考えている
事柄をまとめてみた。発生過程(形態形
成)と遺伝子発現から、生物の形態とそ
の進化、器官の多様性やその起源などに
関して、見えてくる部分は少なくないよ
うだ。しかし私が個人的に意識していた
いと常に思うことは、発生学の研究の基
本が“実験する”ことにある限り、発生
過程を見るという観点から進化を語るた
めには “実験をする”ことを忘れない、
ということである。本稿で語られたこと
の多くはまだ“並べて比較して見てい
る”に過ぎず、発生研究から進化を見る
ことにはなっていないと自戒せざるを得
ない。繰り返しニワトリ胚の肢芽やエイ
胚の鰭を触ってその反応を伺うことか
ら、自分なりに四肢の進化を語れるよう
になる日まで、まだまだ先は長い。
【引用文献】
1)Gibson-Brown J. J., Agulnik S. I., Silver L.
M., Niswander L., and Papaioannou V. E.
( 1998)Involvement of T-box genes Tbx
2-Tbx5 in vertebrate limb specification and
development. Development, vol. 125, pp.
2499-2509.
2)Isaac A., Rodriguez-Esteban C., Ryan A.,
Altabef M., Tsukui T., Patel K., Tickle C.,
and Izpisua-Belmonte J. C.( 1998)Tbx
genes and limb identity in chick embryo
development. Development, vol. 125, pp.
1867-1875.
3)Ohuchi H., Takeuchi J., Yoshioka H., Ishimaru Y., Ogura K., Takahashi N., Ogura
T., and Noji S.( 1998) Correlation of
wing-leg identity in ectopic FGF-induced
chimeric limbs with the differential expression of chick Tbx5 and Tbx4. Development, vol. 125, pp. 51-60.
4)Logan M., Simon H. G., and Tabin C.(19
98)Differential regulation of T-box and
17
homeobox transcription factors suggests
roles in controlling chick limb-type identity. : Development 125, 2825-2835.
5)Rodriguez-Esteban C., Tsukui T., Yonei S.,
Magallon J., Tamura K., Izpisua Belmonte
J. C.( 1999)The T-box genes Tbx4 and
Tbx5 regulate limb outgrowth and identity.
Nature, vol. 398, pp. 814-818.
6)Takeuchi J. K., Koshiba-Takeuchi K., Matsumoto K., Vogel-Hopker A., Naitoh-Matsuo M., Ogura K., Takahashi N., Yasuda
K., and Ogura T. (1999)Tbx5 and Tbx4
genes determine the wing / leg identity of
limb buds. Nature, vol. 398, pp. 810-814.
7)Agulnik S. I., Garvey N., Hancock S., Ruvinsky I., Chapman D. L., Agulnik I., Bollag R., Papaioannou V., and Silver L. M.
( 1996)Evolution of mouse T-box genes
by tandem duplication and cluster dispersion. Genetics, vol. 144, pp. 249-254.
8)Tamura K., Yonei-Tamura S., and Belmonte J. C.(1999)Differential expression of
Tbx4 and Tbx5 in Zebrafish fin buds.
Mechanism of Development, vol. 87, pp.
181-184.
9)Begemann G., and Ingham P. W.( 2000)
Developmental regulation of Tbx5 in zebrafish embryogenesis. Mechanism of Development, vol. 90, pp. 299-304.
10)Ruvinsky I., Oates A. C., Silver L. M., Ho
R. K.( 2000)The evolution of paired appendages in vertebrates: T-box genes in the
zebrafish. Developmental. Genes and Evolution, vol. 210, pp. 82-91.
11)Yonei-Tamura S., Endo T., Yajima H., Ohuchi H., Ide H., and Tamura K.( 2000)
FGF7 and FGF10 directly induce the apical ectodermal ridge in chick embryos. Developmental Biology, vol. 211, pp. 133143.
12)上野直人、野地澄晴(1999)新、形作り
の分子メカニズム. 羊土社
13)Jarvik, E.(1981)Basic Structure and Evolution of Vertebrates. Vol. 2, pp.109-145,
Academic Press, London.
14)Shu D-G., Luo H-L., Conway Morris S.,
Zhang X-L., Hu S-X., Chen L., Han J.,
Zhu M., Li Y., and Chen L-Z. ( 2000)
Lower cambrian vertebrates from south
China. Nature, vol. 402, pp. 42-46.
18
ことが示された。多様な生物を扱う生物
学者たちに遺伝子という言語が与えられ
進化発生学 の光 と闇
たという意味において、20 世紀最後の
15 年間は進化生物学において革命的な
時代であったといえる。
国立遺伝学研究所系統生物研究センター
(Email: [email protected])
発生遺伝学のインパクト
進化的に保存された発生の制御遺伝子
(形態形成遺伝子と略す)の発見は二つ
はじめに
の意味において重要であった。発生学者
はそれまで扱う実験材料毎に独自の世界
「個体発生は系統発生を繰り返す」と
を作っていた。調節卵、モザイク卵とい
いう言葉に代表されるように進化の問題
う言葉に代表されるように初期胚発生の
は発生学開明の当初から研究者の視野に
制御はウニ、カエルなどの間で大きく異
あった。しかし実験発生学が隆盛を極め
なる。また Spemann らの発見したオー
るにつれて進化の問題は実証的な証明が
ガナイザーは両生類での移植操作によっ
困難な事から研究の対象としては度外視
て定義されるものであったために移植実
されるようになってきた。私が大学院生
験が困難な生物では概念として定着して
であった1980 年代の前半、正統的(?)発
いなかった。しかし形態形成遺伝子の発
生学を修めた私の恩師が主宰する研究室
見はそのギャップを一気に埋めてしまっ
では進化研究に目を向けることは御法度
た。たとえば gooscoid 遺伝子の発見は
とされていた。駆け出しの大学院生がわ
オーガナイザーをその作用ではなく、特
ずかな物証を想像でつなぎ合わせてセオ
異的遺伝子が発現する領域として再定義
リーを作り出すようなアブナイ道に走っ
することを可能にし、オーガナイザーの
てはならない、という至極もっともな親
概念を他の脊椎動物にまで拡張させた。
心からの配慮である。しかし 1984 年に
生物学者が形態形成遺伝子という共通言
報告されたホメオボックスの発見は状況
語を使って進化を語りあえる時代が訪れ
を一変させた。ショウジョウバエで見つ
たのである。
かったホメオボックスがヒトを含む高等
もうひとつの重要な展開もショウジョ
脊椎動物にもあるらしいという McGin-
ウバエ遺伝学から始まった。Lewis そし
nis らの報告が引き金となって始まった
て Nusslein-Vorhart と Wieshaus は形態
怒濤のようなクローニング競争の結果、
形成に異常を来す突然変異を丹念に、か
高等多細胞動物はゲノム上に類似な構造
つ徹底的に集めることで重要な形態形成
と発現パターンをもったHox 遺伝子群を
遺伝子の数がきわめて少ない事を示し
持つことがあきらかとなった。さらには
た。おそらく14,000 程度と見積もられる
Hedgehog などのシグナル分 子 、 Eye-
ショウジョウバエ遺伝子の中で突然変異
less/Pax6 などの光受容器官のアイデン
が解釈可能な形態異常につながる遺伝子
ティティーに関わる遺伝子などが構造と
の数はせいぜい 200 程度だとおもわれる
機能面で高い進化的保存性を保っている
(筆者の概算による)
。この事は我々が発
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
19
生の鍵となる形態形
成遺伝子の大半をす
でに手中に収めてい
ることを示 してい
る。この事実の延長
上には、限られた数
の形態形成遺伝子の
理解をもとにして発
生過程を再構成させ
る事が視野に現れて
いる。
一方でシーケンシ
ング技術の急進展で
全ゲノム配列が決定
された種の数はウナ
図 1 :昆虫(ショウジョウバエ、上)と脊椎動物(トリ、下)の付属肢形
成。前後、背腹、近遠の体軸の関係を矢印で示す。左に翅の成虫原基
と翼の肢芽をしめす。A, anterior(前); P, posterior (後ろ); D, dorsal(背); V, ventral(腹); Dist, distal(遠位); Prox, proximal(近位).
ギ登りである。ヒト
ゲノムの全配列が決定されればその解析
基盤を確立したのだろうか?これが私の
施設が他の生物ゲノムの解析に向けられ
疑問である。次に「闇」の部分について
ることは間違いなく、情報生物学者にと
考えてみたい。
ってはデータの山が隆起を続けてそびえ
ハエとヒトはどこまで似ているか?
立っている状況である。
また高等多細胞動物が形態形成遺伝子
「ショウジョウバエの発生がわかれば
の基本セットを共有している事が殆ど自
ヒトの発生もわかる」とは最近よく聞く
明の事となった今、これまで実験操作の
言葉である。ショウジョウバエを研究し
対象とはならなかった生物種においても
ている私も実際こういった意味のことを
形態形成遺伝子のクローニングと発現の
連発して自分たちのよりどころとしてい
解析がなされる事となった。100 年を越
るところがある。確かにショウジョウバ
える歴史を持つ発生学の専門誌 Roux’
s
エのホメオティック遺伝子や光受容器官
Archives of Development Biology が De-
のアイデンティティーを決める eyeless
velopment Genes and Evolution と改 名
に対応する脊椎動物の相同遺伝子が同様
して進化発生学を主な対象に移した事は
の機能を有するという発見は大きな衝撃
象徴的な出来事である。また今年にはお
を持って迎えられ、いまだに我々の生命
堅い雑誌だと思われていた Proceedings
観を揺るがし続けている。これがショウ
of National Academy of Sciences USA ま
ジョウバエでの研究成果が重宝されてい
でが発生遺伝学の特集号をくんだ。今や
る所以であるが理由はもう一つある。そ
Evo Devo という言葉までがポピュラー
れはすでに存在するセオリーを違う状況
になり、進化発生学の周囲には光が満ち
で(この場合はハエでのセオリーをヒト
あふれているように見える。
で)当てはまるか否かを検証することは
しかし進化発生学は本当のその独自の
比較的容易だという科学論証の方法論に
20
由来する。セオリーが当てはまる事を示
その接点でNotch レセプターを活性化す
した報告は歓迎される事が多い。一方で
る事により起こる。前後の極性は強力な
セオリーを適用できない結果には代わり
シグナル分子である Hedgehog の発現が
の説明を要し、わかりやすい論文にする
付属肢の後方に限局することで決定され
ことが難しい。かくしてハエとヒトとの
る。このように付属肢のパターンを規定
類似点が強調され、ハエを含めたモデル
する前後、背腹、近遠の三つの体軸を決
生物からのわかりやすいセオリーを人々
定する機構は遺伝子の働き方からみると
は追い求める事となる。
酷似していることがわかる。
しかしハエは決してヒトと同じではな
しかし脊椎動物と昆虫の付属肢は異な
い、当たり前である。ヒトをヒトたらし
る器官である。脊椎動物の体を支える内
める特性は数多くあり、それはハエの研
骨格の配列は軟骨細胞を生み出す間充織
究では扱うことが出来ない。このような
の凝集パターンによって決まる。一方で
ヒト特有の問題の研究には時間がかか
昆虫の外骨格の実体は表皮の上皮細胞が
り、結論も単純明快という訳にはいかな
分泌するクチクラの殻であり、その形態
いことが多い。これからは生物の多様性
は上皮細胞の配列と分化状態とにより決
を遺伝子の働き、発生のメカニズムの観
定される。従って脊椎動物と昆虫の付属
点から記載するという時間のかかる膨大
肢のパターンは類似した体軸形成機構に
な作業が待っている。こういうわけで発
従ってできるが、位置情報を読みとる細
生メカニズムの類似性について必要以上
胞の種類(間充織か、上皮か)とその応
に過大な重点を置くことは戒めるべきだ
答(凝集か、クチクラ分泌か)に大きな
と考える。
違いがある。
付属肢の起源は単一か?
これらの事実の意味するところは位置
情報の形成には強い進化的制約がかかっ
遺伝子機能の保存性と多様性が問題と
ている一方で、それを読みとる細胞側の
なる例として付属肢の形成機構について
反応にかかる制約は弱いという事であ
考えてみたい。ここでは位置情報を作り
る。この違いを理解するための手がかり
出す遺伝子の働きと、それを読みとる細
は脊椎動物と節足動物の共通の祖先にあ
胞の側の問題とに分けて考える。脊椎動
るだろう。これらの生物には付属肢らし
物の付属肢と昆虫の翅の形成には様々な
い構造は見あたらない。つまり細胞の集
レベルでの類似性がみられる。全体的な
合体としての付属肢という構造は脊椎動
かたちを見比べるとLIM ホメオドメイン
物、節足動物で独立に生じたと考えられ
をもった遺伝子によって異なる性質を与
る。これが付属肢を作る細胞の性質が大
えられた背側、腹側の外胚葉由来の細胞
きく異なることの理由であろう。
が張り合わされてできている。両者が接
付属肢のもととなる位置情報形成のメ
する周縁部には近遠軸方向の成長とパタ
カニズム保存されているのには二つの解
ーン形成のオーガナイザーである apical
釈がある。ひとつは位置情報が肢という
ectodermal ridge(AER :脊椎動物)や
構造体を介さずに進化的制約を受ける未
wing margin(WM :昆虫)が形成され
知の理由があったのかもしれないという
る。AER と WM の形成は背腹の細胞が
ことである。もう一つの解釈は付属肢の
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
21
近遠軸を生み出す仕掛けは独立に生じ
子発現調節機構が変わりやすかった事を
た、しかし類似なメカニズムを採用する
示している。この変化はゲノム上におい
事になる必然的な理由があったというも
ては転写のエンハンサー上の構造、配列
のである。脊椎動物と昆虫の共通祖先の
の変化として扱えるはずである。しかし
位置にある扁形動物は付属肢を持たない
エンハンサーをゲノム配列から予測し、
が前後、背腹を決める分子メカニズムは
種間で比較する事はエンハンサーアッセ
すでにもっている。そこに近遠軸のオー
イなどの実験操作を用いない限り困難で
ガナイザーを配置するストラテジーとし
ある。現在の技術で可能な ORF の解析
ては AER や WM を利用するのが唯一の
だけではなく、この現状を打破するよう
回答だったのではなかろうか?と筆者は
な計算技術の進歩が待たれる。
考える。しかしこの問題について実験生
おわりに
物学者が満足の行く証明を与えるうまい
方法は私にはない。
ゲノム情報の解析技術について
思うところを幾つか書かせていただいた
がその理由は既存の解析方法に安易に頼
るだけでは進化発生学の進歩も近いうち
またゲノム情報を解析するにあたって
に先細りになることをおそれるからであ
現在の技術ではホモロジーの認識が可能
る。発足したばかりの日本進化学会が異
な open reading frame(ORF)に解析が
分野の交流の場として新しい技術にチャ
集中している。しかし付属肢の例からわ
レンジし、革新的なコンセプトを生み出
かるように位置情報によって支配される
すフォーラムとして発展する事を期待し
細胞の応答は変化している。これは遺伝
ます。
22
ってゲノムの働きが変化した可能性があ
ゲノム伝
∼大胆に
∼大胆に変化してきた
変化してきた 38 億年∼
るというお話をしていただき、大濱研究
員は、遺伝子の移動だけでは獲得できな
いような大きな代謝システムは細胞内共
生によって獲得したという話をしまし
JT 生命誌研究館 コミュニケーション部門
(Email: [email protected])
た。そして、冨田先生には、21 世紀は、
生物の全情報を基に生物の振る舞いを比
較して進化を考える時代になるというこ
となどを語っていただきました。それぞ
JT 生命誌研究館では、今年、
「ゲノム
れに個性的で、既に内容をよくご存じの
伝∼大胆に変化してきた38 億年∼」とい
方にも、何か発見はあると思います。是
うビデオを作りました。タイトルの通
非ご覧下さい。
り、38 億年のゲノムの変化をテーマにし
他にも、是非、見ていただきたいとこ
たものです。遺伝子の水平移動、重複な
ろとして、熱ショックタンパク質である
ど「大胆」なゲノムの変化を、研究者の
HSP90 が登場する場面があります。ご存
方々にもご出演いただいて映像化しまし
じの方も多いかと思いますが、2 年程前
た。出演していただいたのは、京大の宮
Nature 誌に掲載され大変話題になった論
田隆先生、遺伝研の五條堀孝先生、慶応
文で、中立的な変異がどのように形態の
大学の冨田勝先生、当館の大濱武研究員
変化をもたらすのかという進化の大問題
(現高知工科大学)です。
に一つの仮説を提出しました。
宮田先生には、カンブリア爆発のとき
HSP90 には、遺伝子の変異でおかしく
ゲノムはどう変化したかというお話、つ
なったタンパク質を、もと通りに機能さ
まり、遺伝子を増やすことではなく、既
せ、表現型への影響を抑える働きがある
にある遺伝子をどう使うかというソフト
そうなのです。こうした働きがあると変
面での変化がカンブリア爆発を起こした
異遺伝子が蓄積されますが、HSP90 の量
要因だったというお話をしていただきま
も無限ではないので、蓄積量がある閾値
した。五條堀先生には、遺伝子の移動は
を超えると、変異の影響が表現型に現れ
想像以上に頻繁に起きており、それによ
るはずです。これが進化のチャンスにな
図 1 : HSP90 と進化の関係を紙芝居風に説明していく場面
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
23
るという筋 書 きで
す。複数の遺伝子の
まとまった変化が必
要な進化には大変有
効ではないかと考え
られるのです。
この部分は、東京
都臨床医学研究所の
矢原一郎先生にご助
言を頂き、アニメ化
しました。
「 HSP90
と進化の関係を正し
く理解している人は
図 2 :体をつくっていくゲノムの働きをイメージ化したアニメのワンシーン
非常に少ない」と、
先生がおっしゃっていた通り、やはりこ
の部分のアニメ化はかなり難しいもので
した。ビデオが最も苦手とする抽象的な
話を何とか伝えようと工夫しております
ので、是非ご覧頂けたらと思います。
このビデオには、よくある科学映画と
はちょっと違った特徴があります。ドラ
マ仕立てになっていることです。舞台
は、茅葺き屋根の民家の囲炉裏端。おじ
いさんが納屋の奥から見つけたという古
い巻物を開きます。そこには長い生き物
図 3 :藤村俊二さんが巻物(ゲノム伝)を
取り出したところ
の歴史が描かれており、おじいさんはそ
の巻物の不思議な力に導かれてゲノムの
当館ビデオブースでご覧頂けますの
物語の世界に入っていくという演出で
で、是非、お越し下さい。ご希望の方に
す。このおじいさん役が、オヒョイさん
は、ビデオのレンタルもしております。
として有名な藤村俊二さんです。持ち前
のひょうきんさでテンポよく話が進んで
【参考文献】
いきます。飽きずに楽しく最後まで見て
1)矢原一郎(1999)分子シャペロンHSP90
がカンブリア大爆発を準備した.科学,69
巻,423-425 頁.
2)石川統(1999)形態進化をあやつる分子
シャペロン.遺伝,53 巻,5 号, 59-62 頁.
3)Rutherford S. L. and Lindquist S.(1998)
Hsp90 as a capacitor for morphological
evolution. Nature, vol. 396, pp. 336-342.
頂きたいと思い、こうした演出をしまし
た。科学映画の世界では珍しい試みだと
思いますが、それが成功しているのか、
失敗しているのか。皆さんのご意見をお
聞きできれば幸いです。
24
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
25
26
進化学 に関 する本 の紹介
国立遺伝学研究所・進化遺伝研究部門
([email protected])
Masatoshi Nei and Sudhir Kumar (2000)
Molecular Evolution and Phylogenetics.
Oxford University Press [ISBN 0-19-513585-7].
米国ペンシルヴェニア州立大学分子進
各章のタイトル
化遺伝学研究所所長をこの10 年間つとめ
ている根井正利教授と彼の学生で現在ア
リゾナ州立大学にいるSudhir Kumar 氏の
共著である.根井教授が1987 年に出版し
た“Molecular Evolutionary Genetics”
(Columbia University Press)の系統樹に関す
る章などを大幅に発展させた形の本書は、
以下のように全部で14 章からなっている。
本書は、遺伝子系統樹の復元および分子
系統学(種系統樹の復元)についての標準
的な教科書となるだろう.なお、本の表
紙デザインは、建築家である根井教授の
子息によるものである.
1. Molecular Basis of Evolution
2. Evolutionary Change of Amino Acid Sequences
3. Evolutionary Change of DNA Sequences
4. Synonymous and Nonsynonymous Nucleotide Substitutions
5. Phylogenetic Trees
6. Phylogenetic Inference : Distance Methods
7. Phylogenetic Inference : Maximum Parsimony Methods
8. Phylogenetic Inference : Maximum Likelihood Methods
9. Accuracies and Statistical Tests of Phylogenetic Trees
10. Molecular Clocks and Linearized Trees
11. Ancestral Nucleotide and Amino Acid Sequences
12. Genetic Polymorphism and Evolution
13. Population Trees from Genetic Markers
14. Perspectives
また、 最 近 のメールリスト Evoldir
([email protected])によれば、本書と深く関係する、Windows 上で動く
分子系統樹作成ソフトMEGA の改訂版MEGA2 のβ版がこのほど完成し、本書で用いら
れたその他のプログラムとともに、以下のWebsites からダウンロードすることができる。
MEGA は、Sudhir Kumar 氏、田村浩一郎氏(東京都立大学)
、根井正利氏が開発したも
のである。
MEGA2 software :
Download site (www.megasoftware.net)
Other computer programs
Download site (http://mep.bio.psu.edu)
Nei-Kumar book (Molecular Evolution and Phylogenetics):
Table of Contents (http://www.oup-usa.org/sc/0195135857/)
Example Data files (http://lifesciences.asu.edu/mep)
Oxford University Press (http://www.oup-usa.org/isbn/0195135857.html)
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
27
*)平成 12 年 4 月 25 以降 9 月 6 日に登録された会員
氏 名
大塚 達朗
澤村 京一
小笠原道生
山口富美夫
中石 裕子
金 衝坤
千葉 秀幸
中山 木綿
山本 隆義
戸田 尚希
木村 澄
矢後 勝也
猪股 伸幸
有末 伸子
岡林 環樹
石黒 直哉
岩木 信喜
神庭 重信
高橋 弘樹
奥平 卓司
福森香代子
石浜 哲士
安西 達也
郷 康広
小野 直亮
中山 桂
生形 貴男
岡崎 正博
二河 成男
二階堂雅人
英字氏名
Ohtsuka Tatsurou
Sawamura Kyoichi
Ogasawara Michio
Yamaguchi Tomio
Nakaishi Yuko
Kim Choong-Gon
Chiba Hideyuki
Nakayama Yuu
Yamamoto Takayoshi
Toda Naoki
Kimura Kiyoshi
Yago Masaya
Inomata Nobuyuki
Arisue Nobuko
Okabayashi Tamaki
Ishiguro Naoya
Iwaki Nobuyoshi
Kanba Shicenobu
Takahashi Hiroki
Okudaira Takuji
Fukumori Kayoko
Ishihama Satoshi
Anzai Tatsuya
Go Yasuhiro
Ono Naoaki
Nakayama Katsura
Ubukata Takao
Okazaki Masahiro
Nikou Naruo
Nikaido Masato
瀬崎啓次郎
鈴木 和雄
角 友之
尾形 光昭
竹中 靖人
田上 陽介
浜口 昌巳
曹 纓
中澤 真澄
荒木しおり
大角 信介
鍋山 美香
久保田宗一郎
野澤 昌文
武村 正春
岡本 新
河邊弘太郎
黒田 洋輔
Sezaki Keijirou
Suzuki Kazuo
Kado Tomoyuki
Ogata Mitsuaki
Takenaka Yasuto
Tagami Yousuke
Hamaguchi Masami
Cao Ying
Nakazawa Masumi
Araki Shiori
Oosumi Shinsuke
Nabeyama Mika
Kubota Souichirou
Nozawa Masafumi
Takemura Masaharu
Okamoto Shin
Kawabe Koutarou
Kuroda Yosuke
所 属
南山大学人文学部人類文化学科
京都工芸繊維大学
京都大学大学院理学研究科
広島大学大学院理学研究科
熊本大学大学院医学研究科
国立遺伝学研究所
Bernice Pauahi Biship Museum
東京大学海洋研究所
中外テクノス(株)
日本鞘翅学会
農林水産省畜産試験場育種部
九州大学大学院比較社会文化学府
九州大学大学院理学研究院
総合研究大学院大学
国立感染症研究所獣医科学部
東京大学海洋研究所
日本学術振興会
山梨医科大学精神神経医学講座
京都大学大学院動物学教室
愛媛大学大学院理工学研究科
NHK 出版第二図書出版部
東海大学医学部分子生命科学系
京都大学霊長類研究所
東京大学総合文化研究科
京都大学霊長類研究所
静岡大学理学部
東京大学大学院理学系研究科
工業技術院
東京工業大学生命理工学部
専門分野
先史考古学
遺 伝
系 統
植 物
医 学
系 統
生物物理
理論・生態
コンピュータ科学
分 類
遺伝、トランスポゾンの進化
昆虫系統分類学、系統分類、形態
分子進化、集団遺伝
分子生物、系統
微生物、疫学
認知心理学
臨床医学、躁うつ病およびストレスの神経科学、行動遺伝学
発生、T-box遺伝子ファミリーの機能の多様性に関する研究
生態
行動生態学、テンジクダイ科魚類の繁殖なわばりの機能を解明する
山口県立大学
九州大学大学院理学部
分子進化、MHC 遺伝子の進化
分子進化
人工生命、原子細胞の発生と進化のモデル
人類、霊長類の社会行動
古生物、軟体動物の理論形態学的研究
系統、二枚貝類における性特異性ミトコンドリアDNA
分子進化、共生の分子進化
系統、SINE及びその他進化学的手法を指標とし
た哺乳類目間、内レベルでの系統関係の解析
分子進化
送粉生物学、花形態の進化と送粉マルハナバチ
植物、スギの分子集団遺伝学的研究
筑波大学生物科学系
中国農業試験場虫害研究室
水産庁瀬戸内海区水産研究所
文部省統計数理研究所
国立遺伝学研究所生命情報センター
環境バイリス研究所
静岡大学農学部
東邦大学理学部生物学科
東邦大学理学部生物学科
東京都立大学理学研究科
名古屋大学医学部
鹿児島大学農学部生物生産学科
鹿児島大学遺伝子実験施設
静岡大学農学部
数理生物
進化生物学
生態、ヒザラガイの生態
系統、脊椎動物の分子進化とその系統関係の解明
分子進化
実験動物
古生物、DNAマーカによるアカガシ亜属の分類
分子進化、縦列型反復配列の協調進化に関する研究
分子進化、染色体放出の分子生物学的研究
系統、Drosophila Adhの分子進化学的研究
分子生物、真核生物DNA複製の調節機構に関する研究
集団、ニワトリの成立に関する遺伝学的研究
集団、家畜・家禽の成立に関する遺伝学的研究
集団、インドシナ各地の野生イネ集団の遺伝構造
28
山中 愼介
津田 薫
桑原 隆治
内藤 泰宏
竹谷 勝
森永 弥生
野村 紀通
岩本 和也
三浦 徹
内山 郁夫
手島 裕明
河合久仁子
岡本 暁子
小野 正人
吉村 康秀
Yamanaka Shinsuke
Tsuda Kaoru
Kuwahara Ryuji
Naitou Yasuhiro
Takeya Masaru
Morinaga Yayoi
Nomura Norimichi
Iwamoto Kazuya
Miura Toru
Uchiyama Ikuo
Teshima Hiroaki
Kawai Kuniko
Okamoto Kyoko
Ono Masato
Yoshimura Yasuhide
三島美佐子
大塚 愛子
菊地 千尋
高橋 鉄美
坂田 はな
榊原 恵子
近藤 準一
三上 修
高橋麻理子
河野かつら
小藤累美子
上田 恵介
大澤 資樹
金子 美華
西原 秀典
大坪 久子
新村 芳人
白形 正樹
堀田 耕司
寺井 洋平
半田 直史
マラート・サディコフ
吉田 勝彦
信里 綾香
荒 武
守屋 和佳
岩永亜紀子
足立 直樹
中村 暁子
花田 耕介
山口 譲二
廣木 眞達
水野奈津子
宇ノ木佐会
宇津野宏樹
大塚 公雄
Mishima Misako
Ohtsuka Aiko
Kikuchi Chihiro
Takahashi Tetsumi
Sakata Hana
Sakakibara Keiko
Kondo Junichi
Mikami Osamu
Takahashi Mariko
Kawano Katsura
Kofuji Rumiko
Ueda Keisuke
Osawa Motoki
Kaneko Mika
Nishihara Hidenori
Ohtsubo Hisako
Niimura Yoshihito
Shirakata Masaki
Hotta Kouji
Terai Yohey
Handa Naofumi
Marat Sadykov
Yoshida Katsuhiko
Nobusato Ayaka
Ara Takeshi
Moriya Kazuyoshi
Iwanaga Akiko
Adachi Naoki
Nakamura Akiko
Hanada Kousuke
Yamaguchi Joji
Hiroki Masato
Mizuno Natsuko
Unoki Sae
Utsuno Hiroki
Otsuka Kimio
静岡大学農学部
植物、系統分化、遺伝資源、遺伝生態
東京都臨床医学総合研究所
脊椎動物、系統・分類
水産庁中央水産研究所
水産生物
人類、原核生物、理論、分子生物、情報
慶應義塾大学環境情報学部
農業生物資源研究所
植物、菌類、情報
京都大学農学研究科
原核生物、分子生物
京都大学大学院農学研究科
原核生物、分子生物、遺伝
東京大学大学院理学系研究科
人類、分子生物、分子進化
東京大学大学院総合文化研究科 無脊椎動物、分子生物、系統・分類、生態
無脊椎動物、菌類、原核生物、分子進化、情報
岡崎国立共同研究機構
東北大学大学院理学研究科
無脊椎動物、形態
東京工業大学大学院理工学研究科 脊椎動物、分子進化
京都大学霊長類研究所
人類、脊椎動物
玉川大学農学部昆虫学研究室
無脊椎動物、生態
九州大学大学院医学研究院
人類、脊椎動物、無脊椎動物、植物、菌類、植物、原核生物、理論、生
殖細胞、分子生物、分子進化、発生、系統・分類、遺伝、古生物、情報
九州大学理学研究院生態科学研究室
植物、系統・分類
九州大学理学部生物科学専攻
植物、生態
文一総合出版
滋賀県立琵琶湖博物館
脊椎動物、形態、系統・分類
大阪女子大学大学院理学研究科
基礎生物学研究所
植物、発生
京都大学理学研究科生物物理学 原始生物、分子進化
東北大学理学部生物学科
脊椎動物、生態
東京大学大学院総合文化研究科 脊椎動物、生態
九州大学大学院理学府生物化学専攻
脊椎動物、生態
金沢大学理学部生物学科
植物、発生、系統・分類
人類、脊椎動物、系統・分類、生態
立教大学理学部動物生態専攻
山形大学医学部法医学教室
人類、分子生物、法医学
人類、分子生物、分子進化、glycobiology
山形大学医学部法医学教室
東京工業大学大学院生体システム専攻
脊椎動物、分子進化、系統・分類
東京大学・分子細胞生物学研究所 植物、分子生物、系統・分類、遺伝
人類、理論、分子進化、ゲノム進化
国立遺伝学研究所
東京医科歯科大学難治疾患研究所 人類、ウイルス、分子生物
国立遺伝学研究所遺伝情報分析研究室
無脊椎動物、分子進化、発生
東京工業大学生命理工学研究科 脊椎動物、分子進化
医科学研究所基礎医科学大部門 原核生物、分子生物、遺伝
医科学研究所基礎医科学大部門 原核生物、分子生物
国立環境研究所生物圏環境部
理論、生態、古生物
東京大学医科学研究所
菌類、分子生物
奈良先端科学技術大学院大学
原核生物、情報
無脊椎動物、形態、系統・分類、生態、古生物
東京大学大学院理学系研究科
九州大学大学院理学研究科
理論、生態
人類、脊椎動物、分子生物、発生
国立公衆衛生院衛生薬学部
岩手大学大学院連合農学研究科 無脊椎動物、生態
国立遺伝学研究所
ウイルス、分子進化
無脊椎動物、遺伝、左右軸の進化
信州大学大学院工学系研究科
国際基督教大学理学科生物学教室 無脊椎動物、生態
無脊椎動物、遺伝、生殖隔離の機構
信州大学理学部生物科学科
信州大学理学部生物科学科
無脊椎動物、形態、遺伝
信州大学理学部生物科学科
無脊椎動物、発生、遺伝
東京医科歯科大学生体材料工学研究所
無脊椎動物、生態
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
29
川口 勇生
嶋田 誠
朝川 毅守
堀江 亮太
小林 聡子
潘 宇
小松 正
中山 洋一
Kawaguchi Isao
Shimada Makoto
Asakawa Takeshi
Horie Ryota
Kobayashi Satoko
Ban U
Komatsu Tadashi
Nakayama Yoichi
九州大学大学院理学府生物科学専攻
京都大学霊長類研究所
千葉大学理学部
慶應義塾大学理工学部
総合研究大学院大学
信州大学理学部生物科学科
北海道大学大学院地球環境科学研究科
慶應義塾大学環境情報学部
理論、生態
脊椎動物、分子進化、系統・分類
植物、形態、系統・分類、生態、古生物
理論、システム工学
地衣類、形態、系統・分類
無脊椎動物、系統・分類、生態
無脊椎動物、系統・分類、生態
人類、脊椎動物、無脊椎動物、植物、菌類、植物、原核生物、理論、
生殖細胞、分子生物、分子進化、発生、系統・分類、遺伝、古生物、
情報植物、菌類、原核生物、ウイルス、理論、分子生物、分子進化、
遺伝、生物物理、情報、細胞シミュレーション
脊椎動物、無脊椎動物、分子進化
無脊椎動物、生態
脊椎動物、分子生物
植物、原核生物、分子生物、遺伝、情報
無脊椎動物、生態
無脊椎動物、古生物
無脊椎動物、行動
齋藤 由美
今藤 夏子
築地 信
中村 保一
菊地 友則
矢島 道子
川崎建次郎
水飼 巌
山本 昭夫
苫名 充
棚部 一成
類、古生物
石川 裕恵
大久保 悌
鈴木 美穂
山市 嘉治
山内 淳
夏苅 豊
Saito Yumi
Kondo Natsuko
Tsuiji Makoto
Nakamura Yasukazu
Kikuchi Tomonori
Yajima Michiko
Kawasaki Kenjirou
Mizukai Iwao
Yamamoto Akio
Tomana Mitsuru
Tanabe Kazushige
京都大学大学院理学研究科
東京大学広域システム
東京大学大学院薬学系研究科
かずさディー・エヌーエー研究所
北海道大学地球環境科学研究科
蚕糸・昆虫農業技術研究所
東京理科大学理学部第 2 部
(有)クロスフィールド
日本大学生物資源科学部
東京大学大学院理学系研究科
Ishikawa Hiroe
Ohkubo Yasushi
Suzuki Miho
Yamaichi Yoshiharu
Yamauchi Atsushi
Natsukari Yutaka
信州大学理学部地質科学科
"LPPI, University of California San Francisco"
東京都立大学大学院理学研究科
熊本大学発生医学研究センター
長崎大学水産学部
長崎大学水産学部
益子 計夫
時下 進一 山形 秀夫
黒沢 則夫
大橋 力
前川 督雄
吉川 和秀
福井 智紀
上野 修
笹部 哲郎
佐藤 俊幸
本多 正尚
福田 陽子
野崎 正美
高山 剛
安元 暁子
渡部 輝明
北添 康弘
久野 瑞枝
鮫島 智行
伊藤 建夫
高木 拓明
Mashiko Kazuo
Tokishita Shinichi
Yamagata Hideo
Kurosawa Norio
Oohashi Tsutomu
Maekawa Tadao
Yoshikawa Kazuhide
Fukui Tomonori
Ueno Osamu
Sasabe Tetsuro
Satoh Toshiyuki
Honda Masanao
Fukuda Yoko
Nozaki Masami
Takayama Takeshi
Yasumoto Akiko
Watabe Teruaki
Kitazoe Yasuhiro
Hisano Mizue
Sameshima Tomoyuki
Itoh Tateo
Takagi Hiroaki
帝京大学総合基礎教育・生物学研究室
東京薬科大学生命科学部
東京薬科大学生命科学部
創価大学工学部生物工学科
ATR 人間情報通信研究所
ATR 知能映像通信研究所
脊椎動物、発生、形態
無脊椎動物、遺伝
原核生物、分子生物
理論、遺伝、生態
脊椎動物、無脊椎動物、分子生物、発生、
形態、系統・分類、遺伝、生体、生物物理
無脊椎動物、生態
無脊椎動物、原核生物、分子生物、分子進化
無脊椎動物、分子生物、分子進化、発生、形態
脊椎動物、原核生物、分子生物、系統・分類
理論、原生動物、人工生命、分子生物、情報
理論、人工生命、原生動物、情報
東京学芸大学大学院連合学校
財団法人国際科学振興財団
東京大学大学院農学生命科学研究科
東京農工大学農学部獣医学科
京都大学大学院理学研究科
慶應義塾大学生命情報研究室
大阪大学微生物病研究所
自治医科大学産科婦人科学教室
九州大学理学部生物学科生態科学研究室
高知医科大学医学部附属医学情報センター
高知医科大学医学部附属医学情報センター
大阪大学微生物病研究所
九州大学大学院理学府生物科学専攻
信州大学理学部生物科学科
東京大学大学院総合文化研究科
理科教育、生物教育
理論、原生動物・人工生命、分子生物、情報
無脊椎動物、理論、分子進化、遺伝、情報
無脊椎動物、生態
脊椎動物、系統・分類
原核生物、情報
脊椎動物、分子生物、発生、遺伝
人類、発生、形態
植物、生態
脊椎動物、分子進化、生物物理
脊椎動物、分子進化、生物物理
脊椎動物、分子進化、発生、遺伝
無脊椎動物、生態
脊椎動物、原核生物、分子生物、分子進化、遺伝、生態
理論、生物物理
理論、情報
脊椎動物、分子進化、免疫
無脊椎動物、形態、系統・分
30
近藤 貴靖
不破野誠一
伊藤 靖夫
鵜野 光
大川 智史
Kondoh Atsunobu
Fuwano Seiichi
Itoh Yasuo
Uno Hikaru
Ookawa Tomoshi
山形大学理学部生物科
新潟県立療養所悠久荘
信州大学理学部生物学科
北海道大学理学研究科地球惑星科学
京都大学総合博物館
藻類、系統・分類
人類、心理学
菌類、分子生物、遺伝
脊椎動物、古生物
植物、系統・分類、生態
“Society of Evolutionary Studies, Japan”News Vol. 1, No. 2
日本進化学会ニュース1号の不備について
31
編集幹事(斎藤成也)
今年の5月に、日本進化学会ニュース
いわい、準備委員会からその後すぐに年
第1巻第1号を発行し、会員の皆さんに
会案内が皆さんのもとに送付されました
配布しましたが、校正作業が不十分だっ
ので、プログラムその他については新し
たため,あちこちに誤りが残ってしまい
い情報がお手元にわたったことと思いま
ました。特に、来る東京大会の第1報
す。また、本号にはこの東京大会の全プ
(13 頁)については,最新のプログラム
ログラムを掲載してあります。
よりひとつ前の version のものを掲載し
以下では、これら東京大会の案内以外
てしまうなど、不手際がありました。編
の部分について,正誤表をお示しいたし
集幹事として深くお詫びいたします。さ
ます。
6 頁右欄:武藤 晃
→
武藤 6 頁末尾:発起人総数 390 名 →
290 名
裏表紙「専門分野」:生体
生態
また,言葉が足りなかったのですが、
→
した。20 ∼23 頁に掲載した「日本進化学
4 ∼ 6 頁に掲載しました「日本進化学会発
会会員名簿」は、これら発起人以外で、
起人名簿」にお名前のある方々は,自動
学会発足後ニュースの発行時点までに入
的に日本進化学会の創設会員となられま
会された方です。
発 行: 2000 年 9 月 30 日発行
編 集:日本進化学会ニュース編集委員会
印刷所:みづほ印刷
発行所:
(株)クバプロ
〒 102-0072
千代田区飯田橋 4-6-5 TH 第 4 ビル 4F
TEL:03-3238-1689 FAX:03-3238-1837
http://www.kuba.co.jp/
e-mail:[email protected]
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