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介護予防・生活支援サービス事業へ 移行時のポイント

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介護予防・生活支援サービス事業へ 移行時のポイント
資料 3
介護予防・生活支援サービス事業へ
移行時のポイント
杉並区役所保健福祉部
高齢者施策課総合事業整備係
1 利用者の総合事業への移行時期
介護予防・生活支援サービス事業
予防給付
介護給付
平成28年度
平成27年度
平成29年度
認定
更新
介
護
保
険
法
改
正
介
護
予
防
・
生
活
支
援
サ
ー
ビ
ス
事
業
実
施
認定
更新
事業へ
変更希望
認定
更新
要支援認定者で初めて
訪問・通所サービスを利
用する者も含む
新規
認定
認定更新
で要支援
1
2 介護予防・生活支援サービス事業の対象者
要支援1
要支援2
事業対象者
注意!
サービス利用に際
し、杉並区独自の
取り扱いあり
2
3 訪問型サービス一覧
対
象
者
像
サ
ー
ビ
ス
内
容
介護予防訪問事業
自立支援訪問事業
訪問型短期集中プログラム
• 移動能力や認知機能等の低下
により、専門職による身体介護
を伴う支援が必要とされるケー
ス
• 既にサービスを利用しており、
サービスの利用継続が必要と介
護予防ケアマネジメントで認めら
れたケース
移動能力の低下により、日常的
な家事に支援を必要とされる
ケース(認知機能の低下がなく、
必要とする支援の内容を自分
で判断できるケース)
体力の改善に向けた支援や
ADL・IADLの改善に向けた支援
が必要、かつ短期間で改善が見
込めるケース
身体介護
生活援助
• 入浴介助、買い物に伴う移動
掃除、買い物等
介助等、利用者の身体に直
(サービス内容は介護予防訪
接触れる介助等
問事業の生活援助と同じ)
• ADLの意欲の向上のために
利用者と共に行う自立支援の
ためのサービス
※参照:H12年3月厚生省通知(老計第10号)「訪
問介護におけるサービス行為ごとの区分につ
生活援助
いて」、H12年3月厚生省通知(老振第76号)
掃除、買い物等
生活援助のみの場
合は自立支援訪問
事業へ
事
業実
所施
身体機能の改善、ADL・IADLの
自立を目標に、保健・医療の専
門職(保健師、看護師、理学療
法士、作業療法士、言語聴覚士、
歯科衛生士、管理栄養士)が3~
6カ月の短期間・集中的に訪問
「指定訪問介護事業所の事業運営の取扱等
について」、H25年11月杉並区介護保険課「介
護保険に関するQ&A」
指定介護予防訪問介護事業所
指定介護予防訪問介護事業所
区の委託
3
4 通所型サービス一覧
介護予防通所事業
対
象
者
像
〇 移動能力や認知機能等の低下によ
り、専門職による身体介護を伴う支
援が必要とされるケース
〇 一般介護予防事業や自立支援通所
事業の利用が困難なケース、不適切
なケース
通所型短期集中プログラム
介護等の支援の必要性は低いが、身体 体力の改善に向けた支援やADL・IADL
機能の維持・向上のため、何らかの通 の改善に向けた支援が必要なケース
所サービスが必要なケース。(認知機能
の低下がなく、必要とする支援の内容を
自分で判断できるケース)
〇 既にサービスを利用しており、サービ
スの利用継続が必要と介護予防ケ
アマネジメントで認められたケース
現行の通所介護相当のサービス内容
サ
ー
ビ
ス
内
容
事
業実
所施
自立支援通所事業
〇 基本的に現行の通所介護相当の
サービス内容
〇 身体介護等の支援は、介護予防通
所事業より低く設定
利用者の課題・目標に対応する2つの
プログラムを設定し、短期間集中的に
サービスを提供
① 生活行為向上プログラム
低下したADL・IADLの改善と日常生
活の活動性を高めるプログラム
② 運動器機能向上プログラム
低下した運動機能を改善し、生活
機能の向上を図る、運動を中心とし
たプログラム
指定介護予防通所介護事業所
指定介護予防通所介護事業所
区の委託
4
5 介護予防ケアマネジメント
ケアマネジメントの種類
① 介護予防支援
② 介護予防ケアマネジメント(第1号介護予防支援事業)
介護予防ケアマネジメントの実施主体
① 包括的支援事業を受託した地域包括支援センター(ケア24)
② 指定居宅介護支援事業所(地域包括支援センターからの委託
による)
5
利用するサービスと適応となるケアマネジメント
利用サービス(※)
要支援1
要支援2
事業対象者
ケアマネジメントの種類
サービス事業のみ
介護予防ケアマネジメント
予防給付+サービス事業
介護予防支援
予防給付のみ
介護予防支援
サービス事業以外は利用不可
介護予防ケアマネジメント
※ 利用サービスについて
サービス事業:介護予防・生活支援サービス事業
サービスは「介護予防訪問事業」「自立支援訪問事業」「介護予防通所事業」「自立支援通所事
業」「訪問型短期集中プログラム」「通所型短期集中プログラム」
予 防 給 付:予防給付によるサービス
介護予防訪問介護と介護予防通所介護を除く、予防給付によるサービス(介護予防通所リハビ
リテーション、介護予防福祉用具貸与・購入費の支給、等)
6
相談からサービス提供まで の基本的な流れ
①
②
③
相
要
介
護
認
定
申
請
認
定
結
果
談
要
介
護
認
定
非
該
当
⑤
作居
成宅
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頼介
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区画
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被
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録
⇒
※
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ス
事
業
④
介
護
給
付
一
般
介
護
予
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⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
介
ケ
ア
プ
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ン
交
付
サ
ー
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ス
事
業
利
用
モ
ニ
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リ
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グ
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価
給
付
管
理
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作
成
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保
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(
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作実
成施
、
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ー
ビ
ス
担
当
者
会
議
)
7
サービス種類コード・単位
サービスコード一覧
(今までと同様に、9割が居宅介護支援事業所に国保連から支払われる。)
区分
単位(月)
サービス
種類コード
介護予防支援費
430単位
462111
介護予防支援初回加算
300単位
介護予防小規模多機能型居
300単位
要支援1 宅介護事業所連携加算
・
要支援2 原則的な介護予防ケアマネジメント費
430単位
の基本報酬
事業
対象者
サービス利用パターン例
• 給付のみ
464001 • 給付と事業(訪問型サービス)
• 給付と事業(通所型サービス)
466131
1001
原則的な介護予防ケアマネジメント費
の基本報酬+初回加算
730単位
1002
原則的な介護予防ケアマネジメント費
の基本報酬+介護予防小規模多機能
型居宅介護事業所連携加算
730単位
1003
原則的な介護予防ケアマネジメント費
の基本報酬
430単位
1001
原則的な介護予防ケアマネジメント費
の基本報酬+初回加算
730単位
1002
原則的な介護予防ケアマネジメント費
の基本報酬+介護予防小規模多機能
型居宅介護事業所連携加算
730単位
1003
• 事業(訪問型サービス)のみ
• 事業(通所型サービス)のみ
• 事業( 訪問型サービス と通所型
サービス)のみ
• 事業(訪問型サービス)のみ
• 事業(通所型サービス)のみ
• 事業( 訪問型サービス と通所型
サービス)のみ
8
初回加算の取扱い
初回加算の算定については、基本的には指定居宅介護支援、指定介護予
防支援における 基準に準じ、下記①②の場合に算定できる。
①新規に介護予防ケアマネジメントを実施する場合
介護予防ケアマネジメントの実施が終了して2か月以上経過した後に、介
護予防ケアマネジメントを実施する場合
②要介護者が認定更新により要支援認定となり、介護予防ケアマネジメン
トを実施する場合
※基本チェックリストによりサービス事業対象者として総合事業のサービスを
利用した者が、認定の結果要支援となり、引き続きサービスを利用する場
合、初回加算の算定を行うことはできない。
9
請求・支払いの流れ
介護予防支援・介護予防ケアマネジメント費請求
地域包括支援センター
(ケア24)
• 給付管理票(限度額管理のないサービスは様式等未定)
• サービス利用票
• 介護予防サービスモニタリング票
居宅介護支援事業所から
の給付管理票の取りまとめ
①
費介
請護
求予
情防
報ケ
ア
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
限度額管理(※)
のないサービス
の利用
②委託先支援事
業所情報
居宅介護支援事業所
委託契約
サ
ー
ビ
ス
提
供
票
限度額管理
(※)のある
サービスのみ
利用
給付管理表の
伝達
事業費の請求
杉並区
全ケア24の①②を
まとめて請求
東京都
国保連合会
指定事業者
事業費の支払い
※ 杉並区で限度額管理のないサービスとは、訪問型・通所型短期集中予防サービスです。
10
6 軽減制度一覧
地域包括支援センター・居宅介護支援事業所が手続きをする制度
軽減制度
対象事業
生計困難者等に対する介護保険サービスに係る利用者
負担額軽減
介護予防訪問事業
介護予防通所事業
障害者福祉サービスの居宅介護を利用の低所得者に対
する介護保険サービスに係る利用者負担額の助成
介護予防訪問事業
区が直接申請窓口となる制度
• 生計困難者に対する利用者負担額の特別助成
• 介護保険サービス利用者負担額助成
• 介護保険居宅介護(支援)サービス費等の額の特例
11
7 杉並区に所在する住所地特例施設入所(居)者の扱いについて
基本的な取扱い
杉並区民と同様の扱いとする
① 利用できるサービス
全ての介護予防・生活支援サービス事業
② 介護予防ケアマネジメントの実施
ケア24
③ 居宅(介護予防)サービス計画作成依頼届出書の提出先
杉並区(介護保険課給付係)
④ 総合事業への移行
総合事業は、平成29年3月末までの、市町村ごとの実施猶予が認められてい
ることから、保険者市町村と施設所在地市町村で総合事業の実施開始の時期
が異なることがある。その場合は、施設所在地市町村の実施状況でサービス
が提供される。よって、平成28年4月1日以降は、保険者市町村が総合事業未
実施であっても、杉並区の実施に合わせ総合事業のサービスが利用できる。
(住所地特例対象者に対する地域支援事業の実施)
住所地特例対象者に対する総合事業も含めた地域支援事業については、予防給付の介護予防訪問介護等を総合事業に移
行すること等を踏まえ、住所地特例対象者がより円滑にサービスを受けることができるよう、当該者が居住する施設が所
在する市町村(以下「施設所在市町村」という。)が行うものとしている(法第115 条の45 第1項)。
「介護予防・日常生活支援総合事業ガイドライン」より
12
8 杉並区民の区外自治体事業の利用について
基本的な取扱い
全国一律で指定を受けている「みなし指定事業所」※の提供する現行相当サー
ビスのみ利用可とする。その他のサービスは、自治体によりサービス内容、基準、
単価等が異なるため、現時点では利用不可とする。
① 利用できるサービス
当該自治体が実施する事業のうち、みなし指定をうけた指定事業所が実施
する「現行の訪問介護相当」と「現行の通所介護相当」は、利用可能。(サー
ビスコードがA1またはA5で始まるサービス)
② 介護予防ケアマネジメント
ケア24又は居宅介護支援事業所へ委託
③ 給付管理上の注意点
杉並のサービスコードを使用
④ 総合事業への移行
当該自治体の総合事業開始時期にかかわらず、平成28年4月1日以降の
認定更新日より移行
※みなし指定
平成27 年3月31日以前に指定された訪問介護・通所介護事業者については、経過措置として法施行時(平成27年4月1日)に、
全ての市町村において総合事業の指定事業者の指定をみなすこととしている。
一方、平成27 年4月以降に指定された事業者については、当該経過措置の対象とならず、それぞれの市町村に更新申請が必
要になる
13
9 移行時の注意事項
①更新時期の確認
• 担当する要支援者の更新時期を介護保険被保険者証で確認
• 更新時に地域包括支援センター(ケア24)に連絡をする。
平成28年4月1日以降の認定更新
時より、介護予防訪問介護、介護予
防通所介護は総合事業へ移行
※ 更新申請の認定有効期間について
更新申請で、新しい有効期間の開始日が平成28年4月1日以降の認定者については、原則として24か月に設定
する。(例外あり)
14
②適切なサービスの検討
介護予防訪問介護・介護予防通所介護を利用している者の更新時には、サー
ビス担当者会議で、介護予防・生活支援サービス事業の中から、適切なサービ
スを検討し、マネジメントに反映させる。
介護予防・生活支援サービス事業
現行制度
介護予防訪問事業
介護予防訪問介護
介護予防通所介護
サ
ー
ビ
ス
担
当
者
会
議
で
検
討
自立支援訪問事業
訪問型短期集中
プログラム
介護予防通所事業
自立支援通所事業
通所型短期集中
プログラム
15
③給付管理票の記載内容の変更
更新月より、給付管理票のサービスコードを変更。
認定期間が平成28年
4月1日以降となった
場合、介護予防通所
介護、介護予防訪問
介護は、総合事業の
サービスコードとなる。
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