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Matthäus Passion J.S.バッハ作曲<マタイ受難曲> BWV244
教会音楽コンサートシリーズ No.3 Matthäus Passion 総監督&指揮:ウーヴェ・ハイルマン J.S.バッハ作曲<マタイ受難曲> BWV244 独唱:増田 貴寛、又吉 秀和 他 鹿児島国際大学音楽学科学生・研究生 合 唱:<マタイ>合唱団 鹿児島国際大学音楽学科学生・一般 管弦楽:<マタイ>合奏団 鹿児島国際大学音楽学科学生・教員・一般 (コンサートマスター:長田 新太郎、ミストレス:石井 いずみ) プレトーク:村原(田中) 京子 §<マタイ受難曲>概説 プロテスタント教会音楽の最高峰、バッハの最高傑作<マタイ受難曲>。バッハのライプツィヒ時代、彼のカンタータを作詞した 詩人ピカンダーが、バッハと相談しながら新約聖書「マタイによる福音書 26 章 1 節~27 章 66 節」からイエスの受難に関する章を 軸に、自らの自由詩を挿入した台詞を提供。これを音楽史上最高の作品と言われる受難曲(オラトリオ)に創り上げたバッハ。 彼がカントール(合唱長)を務めるライプツィヒ聖トーマス教会において、1727 年 4 月 11 日(復活祭前の受難週聖金曜日)に初演 された二重オーケストラと二重合唱を伴う膨大な作品です。全体は二部で構成され、福音史家・イエス・群集等により受難曲 の根幹となる聖書朗誦、レチタティーフとアリアで語り歌われる自由詩、16 世紀初期以来馴染み深いコラール(ルター派の賛美歌)から 成り、序曲と終曲では大合唱が高らかに歌われます。 あらすじ:これから始まるイエスの受難が合唱で告げられ、 「イエスの十字架上の死の予言」 「最後の晩餐と弟子ユダの裏切り」 「イエスの予言(ペテロの否認・イエス自らの復活の予言) 」 「イエスの祈りと苦悩」 「イエスの捕縛」 「イエスの裁判」 「ペテロの否認・嘆き」 「ユダの自殺」 「イエス処刑への連行」 「イエスの死」が時系列的に扱われ、終曲の合唱でイエス との別れを歌い、復活への期待を込めて曲を閉じます。<マタイ>では‘キリストの復活’それ自体は歌われません。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ 本年2月の<マタイア受難曲>公演には、多くの皆様にお出で頂き、 ★<マタイ>を通して伝えたい音楽真髄 会場とステージが一体になることが出来たました事を感謝すると <マタイ受難曲>はオラトリオの最大最高の作品です。40 数年前 の少年合唱団時代以来、私は、<マタイ>を歌い続け、後にドイツ を中心に世界の教会(時にホール)で、著名な指揮者のもと 150 回 を超えるエヴァンゲリスト(福音史家)ソリストを経験してきまし た。オペラ歌手として世界のオペラハウスで歌ってきた私でしたが、 週末の教会演奏会こそが音楽精神の拠り所でした。バッハ、更に <マタイ>は私の音楽の原点なのです。<マタイ>を通して今、私 が<伝えたいこと、伝えねばならないこと、それはバッハ&ドイツ 宗教音楽の精神・スタイル、バッハの響きなのです。 キリスト教・教会と共に生まれ発展したクラシック音楽。バッハを、 バロック宗教作品を学ぶ事こそが音楽の基盤であり、人間教育に通 ずるものと確信しています。学生達はホールで歌うオペラのアリア や合唱とは全く異なる声質 ― 聖堂の響き、高い石作りのドームに 響き渡る澄み切った声 ― を知的に感覚的に吸収し、次第に表現出 来るようになります。信仰が無いから宗教曲は理解できない、ドイ ツ語だから難しくて解らない、その様な心配はいりません。 バッハの魂の響きを感ずるのにドイツ人、日本人の差はありません。 バッハの音楽は全ての人々を包み、<マタイ>の魂へと導いてくれ るでしょう。日本で声楽を学ぶ学生達の多くが、オペラ(+ 歌曲) 最優先ですが、音楽の基礎はバロック宗教音楽にあると私は考えま す。多くの宗教楽曲を経験し、学生の誰もがソロを歌えるよう教育 的見地から(福音史家、イエス以外の)配役は最後まで決めずに練 習しています。本番近く、或いは当日でも誰もが歌える、これこそ が必須の訓練なのです。 (ウーヴェ・ハイルマン ) 共に、満席でお聴き頂けなかった方々へ深くお詫び申し上げます。 “追加公演を!”の声に、新一年生を加えた新しい体制での<マタ イ>を再考、4 月から放課後練習に励んできました。前回同様かご しま県民大学との連携講座、更に今回は霧島国際音楽ホールの後援 を頂き、みやまコンセールで演奏出来ます事、学生にとっても貴重 な演奏体験となります。 <マタイ受難曲>演奏ステージ 「県民ホール」 (2013 年2 月16 日) みやまコンセール行き臨時バスの運行 ● 鹿児島市内―みやまコンセール 往復1,800 円(片道1,200 円) 鹿児島空港―みやまコンセール (往復1,000 円(片道500 円) * 鹿児島空港は 予約があった場合のみ停車します ● 予約制ですので10 月4 日(金)までにいわさきバスへお申込み下さい。 平日/Tel:099-258-0668 土・日祝/Tel:099-223-0338 (鹿児島市内―みやまコンセール往復) 天文館(林田ホテル跡地前) 鹿児島中央駅バスターミナル東口7 番のりば 鹿児島空港(国際線前) みやまコンセール着 みやまコンセール発 鹿児島空港(国際線前) 鹿児島中央駅バスターミナル東口7 番のりば 天文館(林田ホテル跡地前) 11:10 11:20 12:00 12:30 17:40 18:10 18:50 19:00