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CSR報告書 2013 - テルウェル東日本株式会社

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CSR報告書 2013 - テルウェル東日本株式会社
テルウェル東日本グループ
テルウェル東日本グループ
C
CS
SR報告書
R報告書2
2
0
0
13
13
●お問い合わせ窓口
●お問い合わせ窓口
*本冊子のPDFおよび電子ブッ
*本冊子のPDFおよび電子ブッ
ク版は、
ク版は、
ホームページにも
ホームページにも
掲載しており
掲載しており
ます。
ます。
2013年10月発行
2013年10月発行
テルウェル東日本グループ
テルウェル東日本グループ
CSR報告書
CSR報告書
2013
スと
ネス
・・
ジネ
と暮暮
ビ
ビジ
・・
にに
らら
ーー
し
しの
の真
トナナ
真の
のパ
ート
パー
・
・
テルウ
テルウ
ェル東日本株式会社 ェル東日本株式会社 総務人事部 CSR推進室
総務人事部 CSR推進室
〒151-0051
〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷5-14-9
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-14-9
TEL:
TEL:03-3350-7102 FAX:
03-3350-7102 FAX:03-3341-3001
03-3341-3001
URL
URLhttp://www.telwel-east.co.jp/
http://www.telwel-east.co.jp/
アセット
プランニング
オフィス
ソリューション
アウト
ソーシング
ファシリティ
マネジメント
ライフ
サポート
NTTグループ
サポート
目 次
●トップメッセージ ………………………………………………………………………………… 2
特集 テルウェル東日本グループの「現場力」と「総合力」
ササエテル、テルウェル。×「現場力」……………………………………………………… 3
ササエテル、テルウェル。×「総合力」……………………………………………………… 5
トップメッセージ
「現場力」
と
「総合力」
を最大限に活かして、
お客様を、そして社会を支えていきます。
テルウェル東日本グループのCSR(企業の社会的責任)に
せることが、
テルウェル東日本グループのCSRの中核です。私
関心をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
たちは、CSRを経営の根幹と位置付け、
グループ一体で、
かつ
私たちは、
「 アセットプランニング」
「オフィスソリューショ
社員一人ひとりの意識を高めながら、全力で推進しています。
ン」
「ファシリティマネジメント」
「アウトソーシング」
「 NTTグ
今後も、既存事業の生産性向上と業容拡大を進めるととも
ループサポート」
「ライフサポート」
という6つの分野で、多様
に、NTTグループ各社の遊休資産を活用するアセットプラン
な課題を解決するソリューションを提供しています。その中
ニング事業をはじめとした新規事業の開拓にも注力していく
で、私たちの強みである
「現場力」
と
「総合力」
を最大限に活か
など、常にご期待以上の仕事をし、確かな価値、新しい価値の
して、NTTグループ各社やその社員・家族をはじめ、幅広い民
創造を目指します。
間企業・団体、各地の行政機関、そして消費者の皆様の、日々
の業務や暮らしを支えています。
私たちテルウェル東日本グループは、常に
「変革」、常に
「挑
こうした事業活動の信頼性をさらに高めるとともに、
お客様
戦」を合言葉に、お客様に
「信頼」される
「ビジネスと暮らしの
そして社会のニーズ・要請により一層応えるものへと発展さ
真のパートナー」
となるよう成長し続けます。
●私たちのCSR ……………………………………………………………………………………… 7
●人と社会のコミュニケーション/人と社会の結びつき
社会におけるさまざまな課題への取り組み
[コラム] 地域のニーズに合う、新しい物件へ ………………………………………………… 9
人と環境を大切にする職場・学習環境づくりの支援、安心で健やかな暮らしの支援、
情報通信事業と地域社会の支援 ………………………………………………………………… 10
●安心・安全なコミュニケーション/社会に貢献できる事業活動
安全と信頼の確保
[コラム] 高品質商品で、お客様に安心・安全を………………………………………………… 11 品質向上、災害対策、情報セキュリティ ………………………………………………………… 12
●人と地球のコミュニケーション/環境とのバランス
環境マネジメント
[コラム] 環境緑化意識の向上と地域住民との交流……………………………………………
方針と推進体制、環境マネジメントシステムの運用 ……………………………………………
地球温暖化対策
省エネ・CO2排出削減 ………………………………………………………………………………
資源の枯渇防止と循環型社会の形成
省資源の推進、リサイクルの推進 …………………………………………………………………
●チームNTTのコミュニケーション/多様性の尊重
多様性の尊重、人材育成、健康・暮らしの支援
[コラム] 障がいのある方が働きやすい職場環境へ……………………………………………
多様性の尊重、人材育成・キャリア支援、健康・暮らしの支援 …………………………………
人権尊重、
企業倫理・コンプライアンス
基本的な考え方と推進体制、社内浸透に向けた取り組み ………………………………………
社会・地域貢献活動
社会・地域貢献活動の考え方、清掃・環境美化活動、従業員の自発的な活動への支援、
社会福祉活動 ………………………………………………………………………………………
13
14
15
16
2013年10月
17
18
テルウェル東日本株式会社
代表取締役社長
19
20
●テルウェル東日本グループについて ………………………………………………………… 21
●編集方針 …………………………………………………………………………………………… 22
[別添] 読者アンケート
1
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
2
総務担当
給与担当
厚生担当
社員証担当
●さらなるサービス品質の向上を目指して
OSC担当
テルウェル東日本グループは、その特長である
「現場力」を活かしたサービスを幅広く展開し、お客様企
業のビジネスをサポートしています。
ここでは、お客様の職場に常駐しながら、お客様の一番近くで実務
に当たる
「共通系業務」の受託に関して、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTTコ
ミュニケーションズ)の「社員サービスセンタ」
での取り組みを紹介します。
社員サービスセンタ
ド キュメント 担 当
×
「現場力」
●「社員サービスセンタ」の主な業務担当
社員の働きやすさを最優先に考える
テルウェル東日本では、お客様の職場に当社スタッフが常駐して行
う、総務や給与、福利厚生などの「共通系業務」
を、NTTグループの複
OSC 担当
日比谷ビルの入館手続きや維持管理に関する修理ベンダの依頼など、
数社より受託しています。中でもNTTコミュニケーションズ様におい
各種手続き処理を担当しています。
ビルの老朽化が進んでいるので、毎日
ては、同社内の共通系業務を集約する
「社員サービスセンタ」の各種
テルウェル東日本
社員サービスセンタ
所長 多田 博
業務を当社スタッフが実施。OSC※担当・メール室・厚生担当・給与担
当などの業務を通じて、お客様からは「業務に習熟している」
「任せて
安心・信頼できる」
との評価をいただいています。
プで行える体制にしています。グループのチームワークで、
より一層
そうした中でも、当社ではさらなるコスト削減やサービス品質の向
の効率化とスキルの共有を図り、
スタッフの「現場力」
をさらに高めて
上に努めています。
コスト削減のために重要なのは、最小限の人数で
いきたいと思います。
最大の効果を得られるよう人員配置の最適化を図ると同時に、個々の
のように修繕依頼が発生しています。そうしたご依頼に迅速に応えつつ、例
えば照明が切れているなど気付き次第、早急に対応しています。
また、大き
テルウェル東日本
社員サービスセンタ
OSC担当
な音の出るような修繕工事は営業時間外の実施をベンダに依頼するなど、
社員の皆様の働きやすさを最優先に、
日々の業務に取り組んでいます。
出水澤 祥
大切な情報のダブルチェックを徹底
厚生担当
スタッフがより効率的かつ正確に業務を行うこと。そしてそれは、サー
●共通系業務でお客様を支えたい
ビス品質の向上にもつながると考えています。
テルウェル東日本が提供する共通系業務においては、お客様の身
効率的で正確な業務によるサービス品質の向上のために、以前か
近な職場で従事するスタッフの応対などについて、その丁寧な仕事ぶ
に関する問い合わせなど、
さまざまな相談に対応させていただくこともあ
ら
「ダブルチェックによるミスの撲滅」などに取り組んできました。
もう
りを高くご評価いただいています。今後は、そうした
「現場力」
をさらに
ります。大切な個人情報に関わるだけに、ダブルチェックを徹底し、書類の
ひとつ、2012年度に重点的に取り組んだのが、
ジョブ・ローテーション
進化させる必要があると考えています。将来的には、
「社員サービスセ
による
「スタッフの業務スキルの平準化」
です。
ンタ」
で受託している6つの業務全てをマスターした、共通系業務のプ
具体的には、例えば1つの担当の中で
「審査」
「システム投入」
などの
ロフェッショナルを育成したい。そうしたマルチタスクの人材を、業務
業務プロセスごとにスタッフをグループ分けした上で、定期的な配置
量などに応じてセンタ内で行き来させられれば、人員配置の最適化に
換えを行います。1年かけてそうしたジョブ・ローテーションを行い、
ス
もつながるので理想的です。
タッフ全員が各事務処理フローをマスターしたことによって、業務ス
さらには、NTTコミュニケーションズグループ各社の共通系業務を
キルの平準化が図られ、
お客様に対して安定的に高品質なサービスを
受託し、高品質なサービスを一元的に提供できる仕組みを整えること
提供できるようになりました。
で、業務の効率化やコスト削減を通じてグループ全体を支えていきた
ジョブ・ローテーションの施策が一定の成果を挙げたので、現在で
いと考えています。そのためにも、共通系業務の将来を担う、各業務の
は従来のグループ分けに戻し、一連の業務をグループ内でワンストッ
核となるようなオールラウンドな人材を育てていきたいですね。
お客様の声
共通系業務のプロとして、共に進化し、挑戦してほしい
社員の福利厚生に関する申請処理などを担当しており、役所への申請
やりとりには細心の注意を心掛けています。
日々の小さな改善にも努めて
テルウェル東日本
社員サービスセンタ
厚生担当
おり、最近では、人間ドックの申請時に希望日程を伺って、
ご要望に沿える
根井 みのり
ようにしたことで、健診も受けやすくなったとの声をいただいています。
正確さを何より大切に
メール室
郵便や宅配物を届けたり、依頼を受けた荷物をスムーズに配送したりす
る私たちの業務にとって、正確さは何よりも大切。そのためには、異動や組
織変更の情報共有を密にするなど、各担当者との緊密なコミュニケーショ
テルウェル東日本
社員サービスセンタ
OSC担当 メール室
吉川 秀樹
ンが欠かせません。
また、郵便物の仕分けの際に、マーカーで色分けして
誰が担当したのかを明確にしたり、荷物は必ず袋やカゴに入れて紛失を防
いだりと、誤配送防止に努めサービス品質の向上を目指しています。
各事業部に分散していた共通系業務を行うリソースを集約したのが、社員サービスセンタです。そ
の際、以前から業務に携わってきたテルウェル東日本に、引き続きセンタの母体となってもらうこと
で、
センタ立ち上げもスムーズに進み、大幅な効率化を図ることができました。
テルウェル東日本は、
NTTグループ各社の共通系業務における実積やノウハウ、人材確保力が大きな強み。例えば、業務
社員一人ひとりに丁寧な対応
給与支給に伴う住宅補助や交通費などの各種手当の申請や審査業務を
の中心的な役割を担ってきた担当者が異動しても、同等のスキルを持つスタッフにスムーズに引き
担当しています。お客様のお金を直接扱う業務なので、
ミスは許されませ
継いでもらえるので、安心して業務を任せることができます。
ん。例えば、新人スタッフが担当した案件はベテランスタッフがチェックす
当社では現在、バリューチェーンの一翼を担うグループ会社と一体的に競争力を高めるグループ
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
株式会社
総務部 総務秘書部門 担当課長
谷口 崇士 様
戦略を推進しています。
これに伴い、社員サービスセンタも共通系業務のプロフェッショナルとして、
グループ全体を見渡し、効率的に業務を行えるよう進化してもらいたい。
テルウェル東日本には今後
とも、良きビジネスパートナーとして、私たちと共に変化し、挑戦し続けることを願っています。
給与担当
テルウェル東日本
社員サービスセンタ
給与担当
北原 智恵
るなどして、業務品質の向上に努めています。社員一人ひとりからの申請
に丁寧な対応を心掛けており、直接感謝の言葉をいただくこともあって、
やりがいの多い仕事だと思っています。
※オフィスサポートセンタ
3
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
4
×
「総合力」
テルウェル東日本グループでは、その強みである
「総合力」
を最大限に活かし、安心・安全・快適なサービ
スをお届けしています。その代表例が「NTT中央研修センタ」。警備、清掃、食堂、
フロント業務など、
さま
ざまな業務の一元的管理を通じた、NTTグループの人材育成を支援している現場をご紹介します。
●警備から食堂まで、
警備、清掃、食堂それぞれの担当が
トータルな運営・管理で安心・安全・快適を提供する
連絡を密に取り、円滑な運営とトラブ
「NTT中央研修センタ」
は、
豊かな自然環境の中に建つ
“NTTグルー
ル防止に努めています。
プ共通の学び舎”
です。平成24年度は46,000人を超えるNTTグルー
また、費用削減も重要な取り組み
お客様の声
食堂
運営
食を通じて届ける
“おもいやり”
「いらっしゃいませ!!」
と明るく元気なあいさつに迎
研修に臨むNTTグループの社員の皆様を「食」を通じてサ
ポートできれば。そう思って開発したメニューが、疲労回復や目
の疲れの回復などをねらった“研修食”です。長時間の研修で疲
えられ、いつもおいしい昼食をいただいています。混
雑時には利用者をなるべく待たせないよう手際良く
案内をするなど、その心配りにいつも感心させられ
れている研修生の皆様方にとっては、食事が一番の楽しみです
から、BGMなどにもこだわり、できるだけリラックスしていただ
ける場所となるよう心掛けています。
ています。おいしい食事はも
ちろん、つかの間の心安らぐ
場として、
これからも期待して
います。
株式会社NTTファシリティーズ中央
ファシリティマネジメント事業本部
主査 芦澤 照明 様
エームサービス
株式会社
食堂「さくら」
支配人 横井 伸次 様
朝は「 目 覚め/ 脳 の
活性化」、昼は「目の
疲れ回復」、夜は「疲
労 回 復 / 休 息 」を
テーマに提供される
“研修食”
プ社員が当施設に宿泊し、
研修に臨んでいます。
私たちは、
幅広い施設
の1つです。お客様数の増減が激し
マネジメント業務を一元的に受託する、
テルウェル東日本グループの
い当施設の特徴に合わせ、適切な量
強みを最大限に活かし、当施設の警備、清掃、
フロント業務、売店、食堂
で食材を仕入れ無駄を省いたり、お
に至るまで、
一体となった運営および総合管理を行っています。
客様が不在となる昼間の宿泊棟の
毎週開催する定例会で、お客様からのご要望を一元的にまとめ、各
空調温度を調節したりと、
スタッフ全
担当者へフィードバック・情報共有することにより、各担当が一体と
員で取り組んでいます。
なってすぐさま改善に向けて取り組める体制を取っています。特に新
今後もお客様目線でホテル同様のおもてなしと、安心・安全・快適
当 施 設 をご 利 用 に
入社員の導入研修が実施される4月期は、研修室や宿泊室が満室状
なサービスを提供し、NTTグループ各社様から高い信頼をいただけ
なるお 客 様 の 記 念 に
快適を守るため、施設内の巡
るよう取り組んでいきたいと考えています。
なればと思い、ここでしか買えな
回やお客様のIDチェック、事件・事故
いNTTのロゴ入りノートを販売し
時の初期対応など、365日・24時間
ています。今後も、より一層利便
体制で当施設のセキュリティ確保に
態となる繁忙期です。お客様が一時帰宅される場合なども、
フロント、
テルウェル東日本
NTT中央研修センタ
宿泊フロントマネージャー兼務
センタ長 小室 明
フロント
業務
気持ち良くお過ごしいただくために
最も大切なのは、お客様に気持ち良
より一層のサービスを
テルウェル東日本
NTT中央研修センタ
eショップ
店長 神西 香織
コンビニ
運営
性の高いサービスをご提供でき
るよう、取り組んでいきたいと思
います。
365日・24時間体制の安心
お客様の安心・安全・
テルウェル東日本
NTT中央研修センタ
マネージャー
五十嵐 茂
く滞在していただくことです。宿泊棟を
セキュリティ
サービス
努めています。当施設の敷地は、近
隣住民も通られますので、住民の方
にも親しみと安全を感じていただけ
るよう取り組んでいます。
出て研修に向かわれる時や、戻られる時
のあいさつはもちろんのこと、滞在中、
お客様にご不便をおかけすることがな
テルウェル東日本
NTT中央研修センタ
宿泊フロント
課長代理
冨田 忠夫
いよう、お越しになる前日には必ず部屋
を一つひとつ回り、見落としたものや設
備の故障などがないか、
くまなくチェッ
クしています。
お客様の声
宿泊施設のフロント業務を、
テルウェル東日本様にお願いしています。
喫茶店
運営
フロントスタッフの皆様には、
日々のさまざまな業務を豊富な知識やノウ
で、研修に取り組むお客様をサポート
に急病が発生した時にも、迅速かつ適切な対応で、安心・安全な業務運営
したいと考えています。限られた時間
に大きく貢献していただき、利用者からも高い評価をいただいておりま
の中でいかに効率的かつ均一な品質
す。今後も、テルウェル東日本様と
たいと考えております。
NTTラーニングシステムズ株式会社
教育研修事業部 第二営業本部
平等 勝 様
(右)研修サービス部課長 武内 雅芳 様
(左)研修サービス部長
水滴1つないシャワールームなど、
クリーン
サービス
清潔で快適な空間をご提供すること
ハウにより円滑に遂行していただき、大変感謝しております。宿泊利用者
共に当施設の運営に携わっていき
快適な空間づくりでお客様をサポート
を保つかが勝負。新人からベテランま
リクエストに応えるサービスを
お店で使用する食材は産地を表示して、安心して
食べていただけるように工夫しています。お客様が
当店の味を覚えていてまた来てくれるのがうれしい
ですね。
リクエストに応えて、
「大盛」
「特盛」
「メガ盛」
で、同じクオリティでご提供できるよ
テルウェル東日本
テルウェル東日本
う、自発的にマニュアルも作っていま
NTT中央研修センタ NTT中央研修センタ
す。これからも「清掃のプロ」として
クリーンサービス
クリーンサービス
日々技術に磨きをかけていきます。
(左)豊島 晃子
(右)陳 継紅
テルウェル・
ジョブサポート
テルウェル東日本とテルウェル・
ジョブサポートは、高いクオリティを
ご提供するため、確かな技術に裏付
けされたサービスの均一化、各種安
全対策ならびに迅速かつ柔軟な対
応に、協力して取り組んでいます。
などにも対応し、提供しています。
5
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
6
私たちのCSR
CSRテーマ
全てのステークホルダーの期待やニーズに
向き合いながら、
グループ一体となってCSRを推進
テルウェル東日本グループは、NTTグループCSR憲章における4つのコミュニケーションに対応するCSRテーマを定め、取り組んでいます。
テルウェル東日本グループのCSRテーマ
テルウェル東日本グループは、健全な企業活動を支える基盤づくりに取り組むとともに、
社会のさまざまな課題に応え、社会と自社の持続可能性を共に追求しています。
私たちテルウェル東日本グループは、CSRの基本的な考え方を実現するために、NTTグループCSR憲章を
“大地”
と捉え、
「人と社会の結び
つき」
「社会に貢献できる事業活動」
「環境とのバランス」
「多様性の尊重」
という観点から、葉の一枚一枚に社会の幸せへの願いを込めて四つ
葉のクローバーで表現し、その心を大切に育んでいきます。
社会に貢献できる事業活動
多様性の尊重
付加価値の高いソリューション、お
づくりを行うとともに、従業員一人ひ
お客様や社会に対してご提供する
基本的な考え方
私たちテルウェル東日本グループは、社会の一員として、ルールを
そして、当社グループの特長である
「現場力」
と
「総合力」
を結集した
守り、規律正しい行動をするとともに、財務的にも健全な事業活動を
サービス・商品の提供を通じて、安心・安全の確保や環境保全をはじめ
行っていきます。そのため、基盤となる企業倫理の確立に向けたコン
とする社会のさまざまな課題に取り組んでいます。
プライアンス、内部統制の強化、そして効果的なコーポレート・ガバナ
グループ一体となって、持続可能な経済社会づくりへの貢献と企業
ンスの運営に注力しています。
としての持続的成長・発展を、共に追求していきます。
人権が尊重され、安心して働ける職場
社会に貢献できる
事業活動
よび安全と信頼を確保する取り組
みです。
人と社会の
結びつき
社長・事業本部長・支店長およびグループ会社社長が出席するCSR
室と経営企画部システム推進室が担当しています。また、日常的な
委員会を定期的に開催し、CSR活動の方針・計画等を審議するととも
CSR推進業務は、企業倫理推進室、人権啓発室、ダイバーシティ推進
に、進捗を月次で把握し、グループ一体となった取り組みを推進して
室、環境・情報セキュリティ推進室と連携して行っています。
P17ヘ
環境との
バランス
い事業領域における、それぞれの
CSR委員会の事務局は、
テルウェル東日本の総務人事部CSR推進
多様性の
尊重
P9ヘ
テルウェル東日本グループの幅広
テルウェル東日本グループでは、総務人事担当役員を委員長とし、
社会に貢献するという取り組みです。
P11ヘ
人と社会の結びつき
CSRの推進
とりの個性を尊重し、成長を促し、地域
業務を通じた、社会におけるさま
環境とのバランス
P13ヘ
ざまな課題への取り組みです。
地球温暖化をはじめとする地球環境
問題の深刻化を背景とした、事業活動
による環境負荷を低減させる取り組
みです。
います。
NTTグループCSR憲章
テルウェル東日本グループのCSR推進体制
人と社会の
テルウェル東日本取締役会
テルウェル東日本
監査役会
コミュニケーション
人と地球の
チームNTTの
コミュニケーション
コミュニケーション
参加
社長(最高責任者)
経営会議
内部監査報告
監査責任者
報告
内部監査員
報告・協議
対応・指示
CSR委員会
報告・指示
テルウェル東日本
グループ 社長会
報告・指示
報告・協議
テルウェル東日本
・グループ会社
CSR責任者
テルウェル東日本グループの
ステークホルダー
ながら、Win-Winの関係づくりに努めています。
置付けています。
また、意識啓発のために、全ての従業員を対象とした
CSR研修を毎年実施するほか、隔月発行の社内広報誌にCSRを分かり
お客様
各事業本部・支店・
グループ会社等
CSR委員会 委員
テルウェル東日本・グループ会社CSR推進担当者
報告・指示
テルウェル東日本・グループ会社全従業員
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
テルウェル東日本グループでは、経営トップがCSRの重要性を一貫
して強調し、事業運営方針においてもCSRの推進を重要な柱として位
報告・指示
報告・指示
CSR意識啓発活動
関わりのある全てのステークホルダーの期待やニーズに向き合い
地域社会
(法人・個人)
7
安心・安全な
コミュニケーション
ビジネス
パートナー
NTTグループ
テルウェル東日本
グループ
従業員
(家族・OB)
やすく伝えるコーナーを設けています。
同業他社
業界団体
株 主
国・地方
行政機関
社内広報誌「hit!」
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
8
人と社会のコミュニケーション/人と社会の結びつき
社会におけるさまざまな課題への取り組み
テルウェル東日本グループは、その幅広い事業領域における、
それぞれの業務を通じて、社会におけるさまざまな課題に取り組んでいます。
人と環境を大切にする職場・学習環境づくりの支援
地域のニーズに合う、新しい物件へ
テルウェル東日本
アセットプランニング事業本部 アセットプランニング事業部長
ビル管理部長
森光 克己
部屋のリフォーム例
●防災
●セキュリティ
テルウェル東日本グループは、地域社
防犯対策も、
オフィスや公共施設の安心・安全を確保する上で不可
会の安心・安全に向け、防災用品や防
欠です。
テルウェル東日本グループが提供する有人施設警備では、危
災・事業継続ソリューションを提供して
険の察知、お客様の安全確保、施設利用者への丁寧な対応と気配り
います。2012年11月、NTT東日本-北
等、
“人”
だからこそ可能なサービス品質を追求しています。一方、社員
海道と提携し、
「自動販売機防災システ
証認証・指紋認証、監視カメラ、非常通報装置等を使用したセキュリ
ム」
を北海道内の自治体(後志管内ニセ
ティシステムの構築・運用も手がけています。
上を利用した太陽光発電事業や屋上緑化など、
さまざまなプラン
コ町)施設に初めて設置しました。
遊休資産の利活用により、地域に貢献
が生まれてきました。そうしたプランを具体化するべく動き始めて
「自動販売機防災システム」
とは、
自動
●快適さと環境配慮
ーアセットプランニング事業は新規事業とのことですが、事業
います。具体的な実積としては、2012年には17物件の再開発(賃
販売機を活かした社会貢献の取り組み
今日のオフィスには、快適さと環境配慮が求められます。
テルウェル
の概要をお聞かせください。
貸住宅やコンビニエンスストアなど)
を決めました。
として、情報伝達ツールにデジタルサイ
東日本グループは、建物内外や貯水槽・空調設備等の清掃、建物に関
NTT東日本の活用されていない社宅や営業窓口などの物件を
ー苦労していることや心掛けていることは?
ネージを、通信環境にWi-Fiを整備し、災
わる各種修繕、施設設備等の保守管理を行い、清潔さと機能性・省エ
借り上げ、賃貸住宅や商業施設などに再開発する不動産事業で
以前の社宅や営業窓口を再開発する際は、地域の声に耳を傾
害時には避難場所等を発信するシステ
す。東日本エリア全域をカバーし、地域に根ざした事業を展開する
け、新たな付加価値を提供できるような、魅力ある物件にリニュー
ムです。
テルウェルの強みを活かしたもの。
テルウェル東日本が持つさまざ
アルすることが、
テルウェル東日本には求められています。
ただ、賃
まなノウハウを展開し、不動産の有効活用を通じて収益アップや地
貸住宅やコンビニエンスストアに再開発することを決めたものの、
域貢献を目指しています。
配管設備などが老朽化していて大規模な修繕が必要なことが判明
したり、
近隣に同様な店舗があるために計画変更を余儀なくされた
■テルウェルグループによる一元管理イメージ
建物維持管理
りと、計画通りにはいかないことが多くあります。現在は不動産業
ハウスクリーニング
アセット
プランニング
物件
自販機の設置
ネ性能の維持に貢献しています。
また、
オフィスの省エネ・節水・リサイ
クルを支援する製品・ソリューションも提供しています。
安心で健やかな暮らしの支援
●介護
届けするとともに、健康的なメニューの
テルウェル東日本は、介護を必要とする利用者様が、住み慣れたご
開発・提供や情報発信に取り組んでい
すが、そうしたマーケティングに関するノウハウを早く自社で身に
自宅でその方らしく過ごしていただくための介護相談・ケアプラン作
ます。
付けて、
より魅力ある再開発で地域に貢献したいと考えています。
成・ヘルパー派遣・デイサービス等の介護サービスを提供しています。
者などと連携して、市場調査や地域のニーズの把握に努めていま
AED の設置
デジタルサイネージに
防災マップを表示
ー今後の展開を教えてください。
営業窓口を保育所にリニューアルする物件や、太陽光発電設備
を備えたマンション、
さらにはNTT都市開発様との協力による、
テ
「おもいやり」食堂が健康のお手伝い!
●ライフデザイン
テルウェル東日本が運営する社
員食堂のテーマは「おもいやり」で
社会の環境変化が激しい今日、適切なライフデザイン
(人生設計)
ルウェルの介護サービス施設を併設した高齢者向けマンションな
の重要性は高まっています。テルウェル・ライフアシストは、NTTグ
ー2012年度に取り組んだことは?
どが、次年度に完成する予定です。
アセットプランニング事業は長
ループ社員を主対象に、
ライフデザインの研修や相談、情報誌の発行
2012年4月に推進室を立ち上げ、担当者が集まって勉強会を開
期間にわたる事業なので、安全第一で取り組み、確実に成果を出し
等を行っています。
催するなど、事業化に向けた協議を重ねてきました。その中で、
どう
つつ、息の長い事業に育てたい。そうしてNTTグループのみなら
すれば従来のビルをより利活用できるかを考えた結果、介護サー
ず、地域が抱えている高齢化や待機児童問題などの、解決の手助
ビス施設を備えた高齢者向けマンションや認可託児所の設置、屋
けができればと考えています。
す。毎月皆様にお届けしているリー
フレット
「テルウェルネス倶楽部」
も
その1つとして、おいしく体に良い
ヘルシーメニュー、季節の旬の食
材、健康維持・増進の情報をご提供
●健康な食事
職場における日々の食事は、働く人々にとってリフレッシュや健康維
持のためにとても大切です。施設内食堂の運営を手がけるテルウェル
担当者の声
テルウェルネス倶楽部
(冊子、
オンラインでご提供)
東日本グループでは、おいしく魅力的なメニューを手ごろな価格でお
テルウェル東日本
営業企画部 事業推進部門
ライフサポート担当
管理栄養士
吉羽 香織
しています。私どもが運営する社員
食堂では、
皆様に発信しているヘル
シーメニューを、実際にお召し上が
りいただけます。
事業部の本格始動に向け、勉強会を通じて多様なプランが生まれており、今後の実現
が楽しみです。賃貸住宅であれば、家族向けマンションや一人暮らしのワンルームなど、
その地域ごとに求められる物件はさまざま。
内装も家賃相場に合わせ、
和室から価格を抑
テルウェル東日本
えられるフローリング床にするなど、臨機応変に対応していきます。
これまで活用されて
アセットプランニング事業本部
こなかった社宅が新たに生まれ変わり、周囲が明るくなることで、夜間も安心して通行で
アセットプランニング事業部
きるようになったと、感謝の声も届いています。
この仕事はNTT東日本の資産の有効活
アセット事業開発部門
担当課長 渡辺 英孝
用を図りつつ、
防犯対策や商店街の活性化に貢献できるなど、
やりがいの多い仕事です。
9
テルウェル東日本グループCSR報告書2013
情報通信事業と地域社会の支援
●さまざまな業務の受託実施
地方自治体も、公的施設の管理運営を民間事業者に委託し、サービス
日本の情報通信を担うNTTグループでは、事業効率を高めるため、
の改善・効率化を図っています。
テルウェル東日本グループは、
こうし
「116」の電話受付をはじめ、
さまざまな業務を外部委託しています。
た業務を受託し、
お客様の期待に応える形で実施しています。
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 10
安心・安全なコミュニケーション/社会に貢献できる事業活動
安全と信頼の確保
テルウェル東日本グループは、安全と信頼を確保しながら、
お客様や社会に対して付加価値の高いソリューションをお届けしています。
品質向上
高品質商品で、お客様に安心・安全を
●品質マネジメント
月)のほか、サービス技能の競技会(自社開催および社外への参加)、
テルウェル東日本グループでは、各事業分野において品質マネジメ
社内表彰、技術交流等も行っています。
ントを実施し、業務品質の継続的な向上に取り組んでいます。
テルウェル東日本では、
クリーンサービスやセキュリティサービスに
テルウェル東日本
首都圏支店 埼玉支店
ビジネスソリューション部門
オフィスソリューション担当
ついて、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを運用していま
す。
「品質」
を幅広く捉え、現場の声の活用や業務の点検評価はもちろ
ん、従業員の資格取得の促進、業務災害のゼロ化、不正・不祥事のゼ
帰宅困難者支援セット
石崎 雅人
ロ化も目標に含め、組織的に取り組んでいます。
また、多くの現場が、
帰宅困難者支援セットの販売
ー帰宅困難者支援セットの中身は?
自主的な品質改善活動を行っています。
ー今回の提案に至る経緯を、
お聞かせください。
水と食料、
絆創膏などの応急手当セットや防寒用のブランケット、
品質改善を加速するために、
ノウハウや知識を組織内で積極的に共
テレホンサービスの案内業務をNTT東日本-埼玉から引き継ぐ
ご要望が多い携帯電話の充電機能のついた自家発電ライトなど、
有しています。グループ横断的な「優良事例発表会」の年次開催(12
ことになり、
城北埼玉中学・高等学校様を紹介いただきました。
ごあ
合計9点です。
水と食料については消費期限が7年となっており、
中
いさつの際、帰宅途中の生徒さんが手軽に持ち歩けて、
いざという
学入学から高校卒業まで交換が不要。
収納用バッグは肩掛けで、
両
時に役に立つ防災グッズを探しているとのニーズを把握したことか
手が自由に使えるように配慮しました。
携帯電話の充電が一部機種
ら、提案活動を開始しました。防災グッズに欠かせない飲料水に関
に対応していないことなど、今後の再検討が必要ですが、震災の経
災害対策
して、通常5年が多い中、7年間の保管が可能な製品を提案したと
験を踏まえつつ、限られた予算の中でお客様にご満足いただける
●災害対策の強化
ころ、
高い関心を持っていただき、
受注するに至りました。
ものが提供できたと自負しています。
テルウェル東日本グループは、東日本大震災から得た教訓を活かし
ー導入に際して、重視したことは?
ー今後の展開を教えてください。
て、訓練の実施、各種マニュアル等の作成・配付、災害対策物品の配備
飲料水や防寒具などをカバンにつめた帰宅困難者支援セット
まずは新入生分(中学一年生)の納品にとどまったため、他学年
等、災害対策を継続的に強化しています。
また社内誌を活用し、従業員
は、生徒さんの自己負担で導入されることから、予算をできるだけ
や毎年の新入生にもご利用いただけるよう、今後も提案を続けて
の意識の維持・向上にも取り組んでいます。
東日本大震災を踏まえた取り組み
抑えることが求められました。そこで数社に見積もり依頼するなど
いきます。今回、教育分野という新しいビジネス領域の導入実積が
コスト削減に努める一方、例えば、生徒さんが登下校時に手軽に持
得られたことは、今後のビジネス拡大という観点からも大きな意義
ち歩けるよう、
カバンのデザインにこだわるなど利便性を追求。東
があると考えています。担当エリアには、ほかにも学校があります
日本大震災の際にどういった物が求められたのかを調べて、本当
ので、担当者間で情報を交換しつつ、帰宅困難者支援セットの販売
に必要とされる物を盛り込むようにしました。
こうして経済性と実
網を今後も広げていき、生徒さんが安心・安全に帰宅できる環境
用性の両立を図り、
お客様のご要望に応えるべく尽力しました。
をつくっていきたいと考えています。
お客様の声
項目
訓 練
内容
・安否情報管理サービスを利用した安否確認訓練
・初期動作、
災害対策本部設置、
情報連絡、
避難等の訓練
各種マニュアル ・地震対策マニュアル ・災害対策マニュアル ・業務継続マ
等の作成・配付 ニュアル ・地震が起きた時のあんしんカード
(家族版)
災害対策物品
3日分の災害対策物品の配備・補充
テルウェル・ライフアシスト情報誌
「ライフアシスト」
における災害対策特集
情報セキュリティ
東日本大震災の発生を受け、保護者から帰宅途中の生徒の安全を守ってほしいとの要望が増えていまし
●情報セキュリティマネジメント
東日本のお客様情報の保護
テルウェル東日本グループは、皆様に信頼される企業であり続ける
については委員会を特別に
ために、一人ひとりのお客様の情報を大切に取り扱っています。その
設置し、重点的に推進して
魅力的でした。
テルウェル東日本様の担当者は対応も親身で、私
ために、JISQ15001に基づく個人情報保護マネジメントシステムに
います。2012年度の積極
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の要素を導入し、情報
的な取り組みは、NTT東日
ていただき、
予算内で尽力してくれたことを感謝しております。
セキュリティの確保を図っています。
本から表彰を受けました。
た。校内については避難場所の確保や食料や毛布の備蓄が済んでいますが、帰宅途中の生徒については適
切な対策を講じないままでした。そうした折、
テルウェル東日本様から提案を受けた帰宅困難者支援セット
は、
まさに私たちの要望に応えるもの。飲料水の消費期限が7年
で、中学入学から高校卒業まで交換不要なのは、他社と比べても
たちと共に考え、生徒の安全のために何が一番良いのかを提案し
今後、学校は地域防災の役割も求められていきますので、通信
テルウェル東日本グループの各組織では、情報セキュリティリスク
手段の確保も含め、地域に密着し、東日本に拠点を多数持つNTT
グループの強みを活かした提案をしてくれることを期待しており
ます。
城北埼玉中学・高等学校
事務長 萩原 実様
の低減につながる業務プロセスの改善、職場のセキュリティの確保、
情報セキュリティ意識向上といった多角的な取り組みを行っていま
す。施策内容については、CSR委員会で全般的に審議するほか、NTT
11 テルウェル東日本グループCSR報告書2013
優良事例
発表会の模様
NTT東日本からの表彰
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 12
人と地球のコミュニケーション/環境とのバランス
環境マネジメント
テルウェル東日本グループは、グループ全体で環境マネジメントシステムを構築・運用し、
事業活動の全ての段階で、地球環境保全と地球にやさしい社会づくりに取り組んでいます。
方針と推進体制
環境緑化意識の向上と地域住民との交流
●基本理念と環境方針
部環境監査を毎年実施しています。2012年度は前年度に続き、理解
テルウェル東日本グループは、環境保全活動の基本理念において、
および実施状況・記録について適正に実施しました。
事業活動の全ての過程で地球環境保全に積極的に取り組むとともに、
テルウェル東日本
横浜市高齢者保養研修施設
ふれーゆ 維持管理担当者
(左)三村 なる美
(右)
川崎 茂
テルウェル東日本グループでは、毎年5月∼9月にかけて「緑の
カーテンコンテスト」
を実施しています。緑のカーテンコンテストと
環境にやさしい社会の実現に貢献していくことを明記しています。
ま
●法令順守
た、環境方針では、事業運営における生産性向上と知的活用を通じて
テルウェル東日本グループでは、事業活動に適用される環境関連の
環境負荷低減を進めるアプローチを示しています。
法規をモニタリングし、関係する各事業部に周知徹底しています。
2012年度は、法令・条例への違反はありませんでした。
ゴーヤで作った緑のカーテン
●推進体制
テルウェル東日本は2003年にISO14001の認証を取得し、その後
●環境教育
カーテンができました。
順次グループ各社の拡大登録も行いました。現在はグループ全体が
テルウェル東日本グループでは、全従業員を対象とした自覚(基礎)
は、従業員の節電および環境緑化に対する意識の向上を図ること
ー来館者からどのような反応がありましたか?
統合認証を取得しています。
研修、環境実施責任者向けの実務的な研修、内部環境監査員向けの
を目的に、職場や自宅に植物のカーテンを施して外観や節電効果
緑のカーテンが成長するのを楽しみに来館される方もいました
環境保全活動の目標達成状況、活動計画、内部監査結果について
スキルアップ研修等、環境保全活動の水準を高めるためのプログラム
を競うものです。今回は、2012年度の同コンテストで最優秀賞を
し、特にゴーヤが立派に成長していましたので、育成方法の質問を
は、
テルウェル東日本およびグループ各社の経営層が集まるCSR委員
を企画・実施しています。
受賞した、
「横浜市高齢者保養研修施設ふれーゆ」の取り組みをご
受けたりもしました。
「これも植えてください」
と朝顔の種をいただ
会で審議しています。
テルウェル東日本グループ各社は、環境管理責
また、毎年6月を
「環境強化月間」
とするほか、毎月5日を
「環境デー」
紹介します。
いたこともあります。緑のカーテンを通じて、来館者とのコミュニ
任者のもとに、各組織に環境保護推進委員と環境実施責任者・担当者
と定め、多様な活動を行っています。NTT東日本グループの「アクトグ
ケーションが増えたのは思わぬ効果でした。
を配置し、現場での活動を推進しています。
リーン21」
にも参加し、
「マイバッグ利用」
「ノー割り箸化」
「エコドライ
ー「横浜市高齢者保養研修施設ふれーゆ」について教えてくだ
ー昨年から、自由研究教室も開催したそうですが?
さい。
日頃ご利用いただく子どもたちのお役に立てればと、
『「ふれー
●環境監査
テルウェル東日本と住友不動産エスフォルタ株式会社の共同事
ゆ」
の仕組み大研究』
と題して、
自由研究の教室を開催しました。
テルウェル東日本グループでは、ISO14001内部監査員による内
業体で運営する、横浜市の指定管理者施設です。温水プールや大
隣接する焼却施設の余熱により蒸気および電力が供給されてい
浴場を主体に、
レストラン、展示温室などを備えた施設で、館内の
る仕組みや、プール・お風呂
熱源・電力には隣接の鶴見焼却工場のごみ焼却余熱を利用してい
の水がどのように温められ
ます。
るのかなどを、設備の模型
ー緑のカーテンへの取り組みは、
いかがでしたか?
で解説。
これを機に、子ども
●目標管理
の目標※も踏まえ、中長期的な視野で取り組んでいます。
緑のカーテンを育成するのは初めての試みでした。育てたのは
たちが環境や自然に興味を
テルウェル東日本グループでは、環境保全活動に関する目標管理を
※CO2排出量を2008年度比25%以上削減、紙使用量を2008年度比35%以
ゴーヤと琉球朝顔の2種。家庭菜園経験者のアドバイスなどを取り
持っていただければうれし
継続的に実施しています。NTT東日本グループにおける2020年まで
入れながら、肥料の質にこだわり、朝晩毎日欠かさず水やりを行い
いですね。
2012年度の目標と達成状況、2013年度の目標 対象組織:テルウェル東日本グループ全体(廃棄物排出量は代々木本社ビルのみ)
ました。結果、素晴らしいカーテンができたのですが、
ここは海のそ
ー今後、
取り組みたいことは何でしょうか?
ばに立地しています。嵐の時には海から吹きこむ潮風のせいでほ
当施設は障がいをお持ちの方も利用されますので、利用者の
ぼ壊滅状態になったこともありました。
しかし植え替えをするなど
方々が一緒に鉢植えをするなどのイベントを開催し、環境を通じた
してなんとか持ち直し、やがて高さ3.5m、幅18mの見事な緑の
触れ合いを続けていきたいと考えています。
テルウェル東日本様には、当社と共に当施設の運営に携わっていただいております
が、
トラブルが発生した場合の対応などもすばやく、大変助かっています。
スムーズな連
テルウェル東日本様が施設の入り口で緑のカーテンを育成するようになってから、
「大
きくなってきたね」
「実がなってきたね」などと来館者からスタッフに声を掛けていただ
けるようになり、来館者とのコミュニケーションに役立ちました。施設の活性にもつな
がっていますので、ぜひ今後も続けていただきたいと思います。
13 テルウェル東日本グループCSR報告書2013
ウンへの参加」
を推進しています。
環境マネジメントシステムの運用
事業パートナーの声
携体制が取れているおかげで、
すぐに問題点を解決できることが多いですね。
ブ」
「3アップ4ダウン
(階段利用)運動」
「地域清掃活動」
「七夕ライトダ
項目
上削減、
廃棄物の最終処分率
(埋め立て)
を1.5%以下に削減
2012年度
目標
2013年度
結果
評価
目標
電力使用量
2010年度比10%削減
(370万Kwh以下)
314万Kwh
(▲56万Kwh 15%削減)
達成
前年度水準維持
(314万Kwh以下)
紙使用量
前年度水準維持
(3,631万枚以下)
2,942万枚
(▲689万枚 19%削減)
達成
前年度水準維持
(2,942万枚以下)
廃棄物排出量
前年度水準維持
(10.14t以下)
9.54t
(▲0.6t 6%削減)
達成
前年度水準維持
(9.54t以下)
車両燃費向上
前年度水準維持
(11.45km/ℓ以上)
11.46km/ℓ
(▲0.01km/ℓ 0.08%向上)
達成
前年度水準維持
(11.46km/ℓ以上)
前年度水準維持
(374,188個以上)
エコキャップ収集(新規)
住友不動産エスフォルタ
株式会社
横浜市高齢者保養研修施設
ふれーゆ
施設責任者 大森 明子様
独自活動
事業計画等に沿った活動を通じた
目標設定の継続・拡大
42件
-
42件+α
●環境会計
2005年版」を参考に、主要活動別の支出額を集計し、費用対効果の
テルウェル東日本グループでは、環境省の「環境会計ガイドライン
検証と改善に役立てています。
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 14
人と地球のコミュニケーション/環境とのバランス
地球温暖化対策
資源の枯渇防止と循環型社会の形成
テルウェル東日本グループは、緊急度を増す地球温暖化対策に少しでも貢献するために、
事業活動における省エネ・CO2排出削減の可能性をあらゆる角度から追求しています。
テルウェル東日本グループは、世界的な課題となっている天然資源の枯渇防止と
循環型社会の形成に向けて、幅広い取り組みを行っています。
省エネ・CO 2 排出削減
省資源の推進
●事業所における取り組み
●夏季における節電
●紙使用の削減
き続き取り組んでいます。
テルウェル東日本グループは、事業所を置く各地のビルで、省エネ・
2012年度も、夏季の節電は日本全体の課題となりました。
テルウェ
テルウェル東日本グループでは、
また、紙コップ使用削減に向けて、環境省の「マイボトル・マイカップ
CO2排出削減を継続的に推進しています。あらゆる角度から取り組み
ル東日本グループでは従業員が一体となって取り組み、2010年度比
業 務 の 電 子 化 推 進 による文 書 の
キャンペーン」
に参加しています。社内の飲料自動販売機として省電
の可能性を検討し、使用電力を大幅に減らす照明機器の導入、空調機
で35%以上のピーク使用電力削減を達成しました。
ペーパーレス化、必要な印刷の両
力・マイカップ式のタイプを導入するとともに、従業員に積極的な利
器の効率改善(清掃、エアコンの空気を拡散し空調効率を高めるファ
主な実施事項
面・集約化の推奨等、さまざまな合
用を呼び掛けています。
ンの設置等)、遮熱シートの窓への貼付、
ビル内に設置する機器類の
省エネタイプへの改良といった幅広い対策を実施しています。
また、
オフィス内事務機器の利用の合理化、業務の効率化による時間外労
働削減をはじめ、
「人の行動」
に着目した対策も行っています。2012年
オフィスにおける
取り組み
度の電力消費量は314万kWhで、2010年度比で15%削減を達成し
ました。2013年度も、
この水準を維持することを目指しています。
こうした取り組みを通じて蓄積したノウハウは、お客様へのソリュー
働き方に関する
取り組み
ションの提案にも積極的に活用し、社会全体の地球温暖化対策につな
げています。
①空調の温度設定の徹底
②各フロア事務室の照明の間引き
③始業時刻前および昼食時間帯の消灯
④共用スペースの消灯
⑤給茶器の利用制限
⑥PCの自動スタンバイ設定
⑦自動販売機の間引き運転、運転停止
⑧食堂の営業時間の短縮、
メニューの削減
(kWh)
160,000
テルウェル東日本の首都圏支店 千葉支店では、
ビルマネジメン
トサービスの一環として、空調設備分解清掃による省エネの支援
を行っています。
空調設備はビルにおける消費電力の大きな割合を占めるのが
常です。空調設備の清掃はフィルターの清掃が一般的ですが、
こ
の場合には空調機本体は外側のちり・汚れをふき取る程度で、省
エネ効果も限られています。一方、設備を新しいものに更改するに
は、多額の投資が必要になります。そこで、千葉支店では空調機本
体を分解してそれぞれの部品を洗浄する手法を導入し、お客様に
ご提案しています。
140,000
120,000
2010 年度
−35.9%
2012 年度
対
2010 年度比
150,334
−38.9%
−46.0%
17,989
−34.0%
10,000
10,991
5,000
8,584
2,242 1,479
テルウェル東日本
(代々木ビル)
お客様のビルで実際に消費電力がどれほど変わるかを実験した
4,639
テルウェル・ テルウェル東日本 テルウェル・
ジョブサポート
アイピーエス ライフアシスト
(代々木イースト)
(下落合 DTビル)
(渋谷 DTビル)
ところ 、分 解 清 掃 済 み の 空 調 機 7 台 の 消 費 電 力 は 2 カ 月 で
倍以上の差が生じ、省エネ効果の大きさが裏付けられました。
もち
テルウェル東日本アイピーエスでは
ネッククーラーなどを活用し、熱中症
予防に努め、従業員一丸となって取り
組んでいます。
ろん、空調設備分解清掃は衛生面でも大きな効果があります。
2012年度は、試行的に2ビルの合計68設備を手がけました。千
葉支店管内で対象ビルを広げるとともに、他地域への水平展開を
進めていきます。
その他
14%
OA機器 8%
ショーケース、
冷蔵庫 6%
空調設備分解清掃
空調 42%
照明 27%
出典:資源エネルギー庁(2011)
「夏期最大電力使用日の需要構造推計
(東京電力管内)」
15 テルウェル東日本グループCSR報告書2013
マイカップを使用する
給茶器
(代々木ビル)
といった幅広い省資源活動を各現場・職場において進めています。
リサイクルの推進
●廃棄物のリサイクル促進・排出量削減
●サービス提供におけるリサイクルへの貢献
テルウェル東日本グループでは、各建物における廃棄物処理状況
テルウェル東日本グループでは、各事業におけるサービス提供の一
のモニタリングとフローの改善、各従業員によるごみ分別の徹底等を
環として、
さまざまな形でリサイクルに貢献しています。
通じて、廃棄物のリサイクルと排出量削減を継続的に進めています。
サービス提供における主な取り組み
サービス
取り組み
9.54tと前年度から6%削減できました。なお、産業廃棄物の適正処理
オフィス用品
とマニフェスト管理も徹底しています。
クリーンサービス 清掃を行う各建物内のルールに基づくごみ分別の徹底
使用紙の100%リサイクル(代々木ビル)
フードサービス
テルウェル東日本の代々木ビルでは、使用紙の100%リサイク
コンビニエント
サービス
し、
コピー・印刷用紙はトイレットペーパーに再生して、代々木ビル
NTTグループ
サポート
ルを行っています。
コピー・印刷用紙、段ボール、新聞紙等を回収
リサイクル製品の販売
生ごみを処理装置で処理し、
肥料原料として再生処理
使用済み食用油を回収・精製し、
リサイクル石けんに再生
生ごみを処理装置で処理し、
堆肥として再生処理
(フードサービスと共同)
NTT東日本が発行する電話帳の回収・リサイクル
●廃食用油を回収し石けんとして
使用紙100%リサイクルのフロー
リサイクル利用
代々木ビル
テルウェル東日本は、食堂から排出される
廃食用油を原料として製造されたリサイク
給湯 0.1%
厨房 0.5%
ビス等)、
ノー割り箸化(会社食堂)、
マイバッグ活用の従業員への推奨
で使用しています。
868.4kw、清掃未実施の同型の空調機7台では2,064.1kwと、2
エレベーター、
エスカレーター 3%
テルウェル東日本グループでは、用具類の長寿命化(クリーンサー
19%削減できました。2013年度も、
2012年度の取り組みの成果として、代々木ビルでの廃棄物排出量は
96,396
15,000
0
印刷紙は2,942万枚と、前年度から
この水準を維持することを目標に引
平日ピーク使用電力(ピーク月比較)
100,000
20,000
●幅広い省資源活動
めています。2012年度に使用した
①週休日の変更
②残業の原則禁止
③7∼8月における夏季長期休暇取得の推奨
各社の節電結果
空調設備分解清掃による省エネの支援
理化策を通じて紙使用の削減を進
●サービス提供時の取り組み
・コピー用紙
テルウェル東日本グループでは、
サービスの提供時における消費エ
・雑誌、
パンフレット
ネルギーの削減にも継続的に取り組んでいます。例えば、クリーン
・シュレッダー
サービスでは、計画的に機器を更改してエネルギー効率を高めるほ
・紙コップ 等
ルハンドソープを、社内のトイレ等で利用し
収集・運搬
分別・プレス
きめ細かい対策も行っています。
また、業務車両へのエコカーや電気
リサイクルハンドソープ
●食堂を起点とする食品リサイクル
か、清掃スタッフ控室不在時の消灯やTV、ポット等の待機電力削減、
清掃作業時の不要照明の消灯、
エレベーターの省エネ使用といった、
ています。
テルウェル東日本は、食堂を起点とする
「食品リサイクルループ」の
トイレに設置
運搬
トイレット
ペーパー
取り組みをしています。NTTグループの社員食堂(7施設、2013年9
月現在)から排出される食べ残し等を肥料の原料に加工、あるいは家
自動車の段階的採用とエコドライブ推進を通じて、移動時のCO2排出
畜の飼料として活用し、提携農場に提供。その農場で育てられた食肉
削減も進めています。
を再び食堂で利用し、
ご提供しています。
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 16
チームNTTのコミュニケーション/多様性の尊重
多様性の尊重、人材育成、健康・暮らしの支援
テルウェル東日本グループでは、従業員一人ひとりの個性を尊重し、
自分らしく安心して働ける環境づくりに努めています。
多様性の尊重
障がいのある方が働きやすい職場環境へ
テルウェル東日本グループでは、誰もが働く意欲と能力に応じ
人材育成・キャリア支援
●ダイバーシティの推進
●幅広い研修プログラム
従業員の力が財産であると考えるテルウェル東日本グループでは、
テルウェル東日本グループでは、幅広い研修プログラムを実施し、
て働くことのできる職場環境をつくっていくために、障がいのある
ダイバーシティ推進室を設置し、
従業員一人ひとりの自分らしい働き方
従業員の能力向上とキャリアアップを支援しています。役職や役割に
方の雇用拡大に向けた取り組みを続けています。地域に根ざすテ
を支援しています。
特に、
育児・介護を支援する制度の整備と、
制度を利
応じたキャリア別研修・通信教育、知識・技能取得のための事業別研修
ルウェル東日本グループならではの各種チャネルを活用し、障が
用しやすい環境づくりに努めるほか、
テルウェル東日本グループ全体で
に加え、人権啓発やライフデザインといった目的別研修も実施してい
いのある方の情報収集・連携活動を行いながら雇用を推進。例え
外国人65名(2013年9月現在)、障がい者91名(2013年6月現在)の
ます。また、新卒総合職社員が数カ月かけて現場で実務を体験する
ば、就労支援コーディネーターと共に、特別支援学校の生徒をイン
ターンシップ(就業体験・現場実習)で受け入れ、就労に必要な知
(左から)蛭田 匠、武田 千代子、渋田 艶子、門倉 定子
従業員を雇用し、
誰もが働きやすい職場環境の整備に努めています。
「ジョブローテーション研修」
も継続的に実施しています。
識や技能を身につけてもらう、就労支援を行っています。
扱う際などは、万一コードに足を取られて転倒したりしないよう、今
こうした企業と学校の連携を通じ、蛭田さんはテルウェル東日本
は付き添っています。障がいのある方が安心・安全に仕事を続けて
の従業員となりました。そこで今回は、蛭田さんの職場のメンバー
いただくために、万一の事故に備え誰かがサポートし、何か困った
と、母校である千葉県立特別支援学校流山高等学園の先生方にイ
ことがあった時にはすぐ相談できるようにしています。
ンタビューしました。
付き添いが必要な時は一緒に作業をしていますが、早く仕事を
テルウェル東日本グループでは、従業員の心身両面での健康維持
覚え、自立した作業ができるようになってもらうために指導をして
を支援するため、社員・嘱託・契約社員を対象に定期健康診断を実施
こうした取り組みの結果、事件・事故等の件数は2011年度から
安心・安全に仕事ができる環境をつくる
いるところです。
するとともに、派遣社員を除く全従業員向けに産業医によるメンタル
25%減少しました。
各事業における安全衛生の取り組み(例)
健康・暮らしの支援
●健康管理の支援
ー蛭田さんと一緒に働いていて、
いかがですか?
ー今後、
蛭田さんに望むことはありますか?
ヘルスケアを行っています。
メンタルヘルスについては、従業員自身
武田 私は前の職場でも障がいのある方と仕事をしたことがある
門倉 まだ若いですから、今後はこの現場を引っぱるリーダーに
によるチェックや、
日々のコミュニケーションから従業員の変調に気付
のですが、蛭田さんは覚えが早くて私たちも助けられています。
なってほしいと思っています。その力は十分にありますし、それが
くための管理者教育も実施し、早期の発見と対処に努めています。
渋田 特にポリッシャーの扱いがうまく、私たちよりもきれいに仕
できる環境ですから、ぜひ長く続けてもらい、
この現場だけでなく、
上げていると思います。
自分に与えられた
多くの現場で必要とされる人になってほしいですね。
仕事をきちんとこなして、
チームの一員と
して働いています。
ー 蛭田さんのお仕事には、主任がいつ
も付き添われるのですか?
門倉 蛭田さんはこれまで事故もなく、
ど
テルウェル東日本
首都圏支店 千葉支店
ビルマネジメント部門
主任 門倉 定子
んな仕事でも真面目にこなしてくれてい
ますが、
まだ独りで全ての作業をするには
不安があります。特にポリッシャーを取り
就職してから、毎日いろいろなことを教
えてもらいながら楽しく仕事しています。
特にポリッシャーなど、成果が目で見える
仕事が好きですね。
早く仕事を覚えてこれからもがんばっ
ていきたいです!
テルウェル東日本 首都圏支店 千葉支店
ビルマネジメント部門
蛭田 匠
●安全衛生
テルウェル東日本グループでは、安心・安全な職場づくりを重視し、
各事業において従業員の安全と健康を確保する取り組みを行ってい
ます。
自動車事故、訪問介護における移動中の自転車事故等、経験的に起こ
りやすい事故の防止に注力しています。
また、事故発生時の上司への
業で複数名の採用枠がある場合、今までは企業側で複数の学校との対応などをしていまし
には企業実習のご協力をいただいておりますが、大変助かっております。その仕事が本人に
17 テルウェル東日本グループCSR報告書2013
・無事故・無違反を目指す「セーフ
ティーラリー北海道2012」への
参加
速度超過違反件
数が減少
電報事業本部
・事故撲滅対策会議、事故撲滅強化
月間
(各年2回)
・電報配達車両へのセーフメーター
の導入
・
「事故0」ポスターの作成と全事業
所への掲示
交通事故発生件
数の大幅減少
ファシリティ
マネジメント
事業本部
・事故事例集、ヒヤリ・ハット体験事
例集の作成
・
「FM安全NEWS」
「安全衛生レポー
ト」の定期発行
・安全パトロール実施
・リスクアセスメント
危険予知意識の
向上
テルウェル東日本グループは、従業員の福利厚生に関する制度の
くわけですから、そこでの経験が実際の就職に役立ち、現場で働く人とのコミュニケーショ
安全衛生大会
充実にも努めています。それぞれの従業員のニーズが異なることを考
慮し、自分で福利厚生サービスを選べる
「カフェテリアプラン」
を運用
お世話になっております。今後も長くお付き合いをいただき、受け入れ人数や職種の幅など
をもっと増やしていただければ、
とてもうれしいです。
北海道事業本部
●福利厚生制度の充実
合っているかどうかを判断することができますし、何より生徒たちは初めて社会人として働
加藤 誠先生
目標・成果
※上記の各事業本部は、
2013年7月以降は新たな業務運営体制に
改組されています。
らし、雇用拡大に努めるものです。私が窓口をするようになってから、
テルウェル東日本さん
小口先生 本校からの実習生の受け入れをしていただき、
テルウェル東日本さんには大変
主な取り組み
・各支店における安全衛生ミーティ
ング(月次)
事件・事故0件を
首都圏事業本部 ・各支店独自の「安全衛生ニュース」
目指す
の発行
・交通法令講習会の開催
プ全体でこうした取り組みを徹底するため、安全衛生の基本技術であ
たが、連絡窓口の学校を定め、今後増えるであろう障がい者雇用の企業負担をなるべく減
ンの大切さを学ぶことができる場となっています。
事業(部門)
報告を徹底し、迅速な対応と業務改善に努めています。
さらに、
グルー
加藤先生 千葉県の就労支援コーディネーターを務めさせていただいております。大手企
千葉県立特別支援学校
流山高等学園
進路指導部
小口 智明先生
「安全衛生大会」の開催等も行っています。
特に、
クリーンサービスにおけるつまずき・転倒、電報配達における
千葉県立特別支援学校流山高等学園の先生方より
千葉県立特別支援学校
流山高等学園
就労支援コーディネーター
る危険予知を習得するトレーニングの実施や、安全衛生意識を高める
事故撲滅強化月間ポスター
(電報事業本部)
しています。健康増進、育児・介護、生活支援、
レクリエーションといっ
たメニューは、契約社員等も利用できるようにしています。
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 18
チームNTTのコミュニケーション/多様性の尊重
人権尊重、企業倫理・コンプライアンス
社会・地域貢献活動
多様な従業員が働くテルウェル東日本グループでは、誰もが誇りを持って働ける
職場環境づくりに向けて、人権啓発と企業倫理・コンプライアンスに力を注いでいます。
テルウェル東日本グループは、
より良き企業市民となるために、
従業員の自発性を活かした継続的な社会・地域貢献活動を行っています。
社会・地域貢献活動の考え方
基本的な考え方と推進体制
従業員の自発的な活動への支援
●誰もが誇りを持って働ける職場環境づくり
対策を審議し、活動計画を決定しています。
テルウェル東日本グループは、より良き企業市民となるために、社
●ボランティアギフトプログラム
事業分野が幅広く、従業員の職種や階層が多様性に富んでいるテ
そして、人権については各職場の人権啓発担当者が、企業倫理・コ
会・地域のニーズに応える活動を行っています。
当社グループの強みで
テルウェル東日本では、社会福祉・自然環境保護・子どもの健全育
ルウェル東日本グループでは、一人ひとりが誇りを持って働ける職場
ンプライアンス全般については主査以上の役職者が、活動を率先して
ある従業員の自発性を活かしながら、
小さな一歩を積み重ねています。
成の分野で長期にわたりボランティア活動を継続している従業員を対
環境を実現するために、人権尊重と企業倫理・コンプライアンスを推
実行しながら、現場への浸透に努めています。
象に、その活動先の施設等に物品を寄贈する
「ボランティアギフトプロ
進しています。
テルウェル東日本グループ各社の責任者・担当者とも定期的に情
グラム」
を実施しています。2012年度は、いずれも東北事業本部内か
NTTグループにおいて、人権尊重や企業倫理・コンプライアンス
報共有や協議を行い、グループ一体となった取り組みを推進してい
は、単に法規を守るだけでなく、道徳や社会規範のもとに行動するこ
ます。
らの申請により、3件の寄贈を行いました。
清掃・環境美化活動
テルウェル東日本グループは、各地で清掃・環境美化活動を実施し
とも含みます。
テルウェル東日本グループも、NTTグループの一員と
寄贈内容
対象
寄贈物品
●相談窓口の運用
ています。
クリーンサービスを提供する事業者として、思い入れとこだ
テルウェル東日本グループでは、人権啓発と企業倫理に関する社内
わりを持って取り組んでいます。
●推進体制
相談窓口を設け、従業員が困った時に気軽に相談できるよう周知して
テルウェル東日本八戸116センタは、地域貢献活動を主催する幹事
仙臺すずめ踊り連盟普及拡大部
会所属
「まつり宝山」
での活動
袢纏、締太鼓・締太鼓ホルダー、
うちわ
太鼓、
扇子
テルウェル東日本グループでは、人権啓発推進委員会、企業倫理委
います。社内規程を設け、相談内容についての秘密を守るとともに、相
として、種差海岸(青森県八戸市)の清掃活動を毎年7月に実施してい
月見ヶ丘野球部での活動
員会が、それぞれ人権と企業倫理・コンプライアンスに関わる課題や
談者への不利益が発生しないことを徹底しています。
ます。
一塁手・補助用グラブ、キャッチャー防
具一式、
バット、ヘルメット、
トンボ
して、常に社会の要請に敏感であるよう努めています。
山二小ふじかげスポーツ
少年団野球部での活動
シューズ、手袋等、
ピッチングマシーン、
ついたて
また、
テルウェル東日本北海道事業本部は、一般社団法人北海道ビ
ルメンテナンス協会札幌地区協議会が主催するボランティア清掃(札
幌市内の児童養護施設の清掃)
に継続参加しています。
社内浸透に向けた取り組み
●定期的な社内研修
種差海岸の清掃
(530
〈ゴミゼロ〉
ウォーク)
人権啓発ポスターおよび標語 推薦作品
テルウェル東日本グループでは、定期的に人権啓発・企業倫理研修
を実施しています。職場づくりの鍵を握る管理者および主査等が主な
参加者となり、本人の意識向上とともに、
ほかの従業員への啓発・浸透
に役立つ知識やスキルの習得も図っています。
●参加型の啓発活動
テルウェル東日本グループは、NTT東日本グループが毎年実施す
る
『人権啓発に関わる
「ポスター・標語」』への参加を全従業員に呼び
テルウェル東日本
19 テルウェル東日本グループCSR報告書2013
● 笑顔で交わす あいさつは
明るい職場の 第一歩
い点について把握し、職場環境整備や啓発活動に活用しています。
テルウェル東日本
長への相談の状況、職場の風通し、ヘルプラインの認知といった幅広
● きっかけは ほんの少しの思いやり
皆で創る笑顔の職場
業倫理憲章の認知、経営者の発言やコミュニケーションへの姿勢、上
テルウェル・ジョブサポート
いる企業倫理意識アンケートを毎年実施しています。NTTグループ企
テルウェル東日本アイピーエス
テルウェル東日本グループでは、NTTグループ全体で取り組んで
テルウェル・ライフアシスト
●企業倫理意識アンケート調査
職場の中の 赤信号
6,117点に達しました。
● 見つけよう
発な参加が得られ、ポスターと標語の応募総数がそれぞれ35点、
●﹁ありがとう﹂たった 五文字の大切さ
に伝えたいメッセージと表現方法を考えることは、人権尊重の感覚を
しっかりと身につけるのに役立ちます。2012年度も前年に続いて活
● やさしさの種まき はじめませんか
きっと素敵な笑顔の花が咲くから
かけています。一人ひとりが、自分の経験を振り返りながら、多くの人
●ボランティア活動助成プログラム
テルウェル東日本では、従業員によるボランティア活動のうち、一定
の基準を満たしたものを資金助成する
「ボランティア活動助成プログ
児童養護施設の
清掃
ラム」
も実施しています。2012年度は、八戸116センタの種差海岸清
掃(「清掃・環境美化活動」参照)への援助を行いました。
社会福祉活動
●TABLE FOR TWOへの参画
●エコキャップ活動
テルウェル東日本では、NTTグループの取り組みに参画し、社員食
テルウェル東日本グループでは、
ペットボトルのキャップを回収し、
エ
堂でご提供するTABLE FOR TWOメニュー1食につき20円を
「NPO
コキャップ推進協会を通じて、
「認定NPO法人 世界の子どもにワクチ
法人 TABLE FOR TWO International」経由で発展途上国の子ど
ンを 日本委員会
(JCV)
」
にワクチンを寄付する活動を継続的に実施し
もたちに寄付しています。
ています。
(2012年度実績:回収個数37万個、
ワクチン434人分)
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 20
テルウェル東日本グループについて
編集方針
「ビジネスと暮らしの真のパートナー」
として、
お客様の多様な課題に応えるソリューションを提供
事業展開
事業活動DATA
テルウェル東日本グループは、お客様のビジネスや暮らしを支える
ハウを活かして、NTTグループの遊休不動産を活用する
「アセットプ
幅広い分野で、多様な課題に応えるソリューションを提供しています。
ランニング事業」、NTT東日本のフレッツ光と組み合わせる
「暮らしサ
従来の事業を継続的に改善しつつ、地域密着型サービスの基盤とノウ
ポート事業」等の新事業も展開しています。
テルウェル東日本グループの主な事業内容
Asset Planning
Office Solution
Facility Management
アセットプランニング
オフィスソリューション
ファシリティマネジメント
NTTグループの現在利用されていない資産
(社宅や営業窓口等)を共同住宅や商業施設
等に再開発し、
ビジネスと暮らしをサポートし
ます。
オフィス環境の構築から運用フェーズにおけ
るコンサルティングまで、オフィスのトータル
コーディネーターとして、価値ある空間づくり
をお手伝いします。
豊富な経験と実績に基づく清掃、警備、保守等
のビル管理によって、快適なオフィス環境を実
現します。
Outsourcing
NTT Group Support
Life Support
アウトソーシング
NTTグループサポート
ライフサポート
総務関係業務サポート、NTTグループで培っ
たコールセンタや、指定管理者制度を導入し
た図書館・体育施設等の受託運営等、お客様
のご要望にお応えします。
長年にわたってNTTグループ各社のさまざま
な事業を受託。優れた対応品質と信頼で、多角
的にサポートしています。
社員食堂や企業ビル内コンビニエンスストアの
運営、介護サービス、引越サービス等、暮らしを
彩るさまざまなライフサポートメニューをご用意
し、
付加価値の高いサービスをご提案します。
事業運営体制の再構築
テルウェル東日本グループは、
“次の10年”
を見据えた経営基盤の
強化する組織改革を行いました。
こうして、東日本全域に向けて、多岐
構築を進めています。2012年7月にグループフォーメーションの見直
にわたるサービスラインアップをワンストップでご提案・ご提供できる
しを行い、
テルウェル東北、
テルウェル北海道をテルウェル東日本に統
体制を整えました。
合しました。さらに、2013年7月にはテルウェル東日本の営業部門を
目 標
取り組み方針
お客様からの信頼をベースに、お客様にとっての
「ビジネスと暮らしの真のパートナー」
となる事業運営基盤を構築する
❶テルウェル東日本グループの「現場力」
「総合力」
を活かした
「営業力」
強化
❷既存事業の生産性向上、新たな付加価
値
(ビジネスモデル)の構築
❸安心・安全な職場づくり、
CSR推進
テルウェル東日本の会社概要(2013年4月1日現在)
名称
本社所在地
代表取締役社長
資本金
株主
テルウェル東日本株式会社
東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目14番9号
中山 進
30億円
東日本電信電話株式会社
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
21 テルウェル東日本グループCSR報告書2013
22支店 を配置
・東日本エリアに554カ所 に電報配達所を配置 (年間488万通を販売 )
・3,000以上 のビルを清掃(毎日、東京ドーム230個に相当する面積を清掃)
・98事業所 の警備業務
・自動販売機を約3,100台 設置
・154施設 の社員食堂を運営
・社宅 676棟 、独身寮 150棟 の運営・維持管理
・17施設(生涯学習センター、図書館、公会堂、体育施設等)の指定管理者業務
・東日本エリアに
※1
※2
※3
※3
※3
※3
※4
※1 2013年10月実績 ※2 2012年度実績 ※3 2013年5月現在 ※4 2013年9月現在
編集方針
本CSR報告書は、社会とテルウェル東日本グループの双方にとって
●報告対象組織
重要度が高い内容を中心に編集しています。特集記事では、当社グ
テルウェル東日本およびグループ会社
ループがお客様そして社会に価値をご提供する上でのキーワードであ
●報告対象期間
る
「現場力」
と
「総合力」
を代表する取り組みを報告しています。以降の
2012年度(2012年4月1日∼2013年3月31日)
構成は、社会的要請と当社グループの特徴を踏まえた4つのCSRテー
※一部、上記期間の前後の活動についても報告しています。
マ
(NTTグループCSR憲章の項目に対応)
に沿ったものとし、重要度に
●発行時期 2013年10月
応じてトピックの重点付けを行っています。社会・ステークホルダーに
●参照ガイドライン
とっての重要度は、読者アンケート等を通じて、できるかぎり客観的に
GRIサステナビリティ レポーティング ガイドライン2011
(G3.1)
把握しています。
テルウェル東日本グループはCSR報告書の作成に当たり、以下のような環境等への配慮を行っています。不要となった際は、
リサイクルにご協力ください。
グループ会社 ・テルウェル・ジョブサポート株式会社
東京都渋谷区道玄坂1丁目16番10号
・テルウェル東日本アイピーエス株式会社
[用紙]
■FSC…森林管理協議会(Forest Stewardship Council)で認証
された適切に管理された森林からの原料を含む、
FSC認証紙を使用
しています。
[印刷]
■GPN…GPNが定める
「オフセット印刷サービス」
発注ガイドラインに基づいています。
[インキ]
■VEGETABLE OIL INK…印刷インキ工業連合会が定めた、植物
油を使用した印刷インキを使用しています。
[製本]
リサイクルに配慮した接着剤(難細裂化EVA系ホットメルト)
を製本に使用しています。
東京都新宿区下落合1丁目10番12号
・株式会社テルウェル・ライフアシスト
東京都渋谷区道玄坂1丁目16番10号
2012年度売上高 767億円(グループ売上合計)
従業員数 11,243名(グループ合計)
■VOC成分ゼロ…構成成分中の石油系溶剤を植物油等に置き
換えて1%未満に抑えたインキです。
テルウェル東日本グループCSR報告書2013 22
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