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942 材木座保育園
福祉サービス第三者評価 <24年度 評価結果 保育所> 鎌倉市立 材木座保育園 鎌倉市材木座 3-5-8 *平成 24 年度 第三者評価結果 *事業所における利用者調査結果について *保育園保護者アンケート調査結果 *各設問における年齢別集計 発効:平成 25 年 3 月 29 日(平成 28 年 3 月 28 日まで有効) 実施機関:株式会社 R-CORPORATION 横浜市神奈川区鶴屋町 3-30-8SY ビル 2F R 第三者評価結果 1 事業所基本事項 フリガナ 事業所名 (正式名称を記載) カマクラシリツザイモクザホイクエン 鎌倉市立材木座保育園 事業所住所 最寄駅 〒248-0013 鎌倉市材木座 3-5-8 JR線鎌倉駅-京浜急行バス(5分)-臨海学園下車 徒歩1分 事業所電話番号 0467-22-2385 事業所 FAX 番号 0467-22-2385 事業所代表者名 役職名 園長 氏 法人名及び 法人代表者名 法 人 名 鎌倉市役所 法人代表者氏名 松尾 崇 名 大本 ゆうこ URL http:// e-mail h-[email protected] 問合せ対応時間 午前 7:00~午後7:00 事業所の概要1 開設年月日 定員数 昭和 48 年 1 月 1 日 90 名 都市計画法上の用途地域 第一種住居地域 建物構造 簡易コンクリート造り 1 階建て 面積 敷地面積(1200.23)㎡ 延床面積(494.65)㎡ 事業所の概要2(職員の概要) 21 名 総職員数 施設長(1名) 副園長( 名) 保育士(正規 11 名・非常勤 7 名) うち、次の職種に該 保健師・看護師(0 名) 当する職員数 栄養士(0 名) その他(事務員等 0 名 調理員 2 名) 事業所の概要3(受入・利用可能サービスの概要) 受入年齢 生後 6 か月~小学校就学未満 延長保育の実施 有 ・ 無 備考: 休日保育の実施 有 ・ 無 備考: 一時保育の実施 有 ・ 無 備考: 病後保育の実施 有 ・ 無 備考 障害児保育の実施 有 ・ 無 備考: 現在は該当児なし 2 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 1. 保育の方針 材木座保育園は、海と山に囲まれた豊かな自然環境にあります。 第三者評価結果 健康的な保育に留意し、0 歳児クラスから 5 歳児クラスを通して、一人ひとりの成長、発達をふま え、健康な体と心の安定ができるよう環境を整え、思いやりの心、社会性、豊かな感情、丈夫な体を 育み、子どもの育ちを受け止め、愛情を持って援助していく保育を行います。合わせて地域の保育の 拠点として、子育て支援に取り組みます。 ・子どもにとって・・・毎日の園生活が生き生きと楽しいところ ・保護者にとって・・・安心して子どもを預けられるところ ・職員にとって・・・それぞれの個性を尊重し合える明るい職場 ≪保育について≫ ◆子どもにとって、毎日の生活が生き生きと楽しい保育園、保護者にとって、安心して子どもを預け られ相談できる保育園、また、職員にとっては、それぞれの個性を尊重しあえる明るい職場を園とし て目指しています。 ◆合わせて地域の保育の拠点として子育て支援に取り組み、保育園の解放をしています。 保育園の子ども達と地域の子ども達、地域の保護者の方々の出会いの場を提供し、園庭あそび、室内 あそび、季節の行事参加、人形劇などを一緒に楽しんでいます。また、栄養士の食育相談や保健衛生 嘱託員の健康管理に関する相談も行っています。 ≪材木座保育園の毎日の保育≫ ◆毎日の保育は、年齢別のクラス編成で行っています。そして、クラス活動の他、異年齢の交流や、 他園、小学校との交流、他機関の取り組みなど多方面と関わる機会を積極的に取り入れています。 ◆保育園と家庭との連携を大事にしています。園だよりや各種行事の案内掲示で全体的な情報共有を 図るほか、連絡帳を通じて園児の家庭での生活と園での生活の様子を共有しています。その他、同年 齢の子どもを持つ保護者及び保育士とで子育ての悩みを共有し、相談を行うクラス別懇談会、保護者 に園での生活を確認して頂く保育参観等を開催しています。 保護者の育児上の悩みを園と共有化できる機会を設け、共に子育てしている保護者との信頼関係を築 きながら、育児支援ができるように心がけています。 総合コメント ≪防災対策について≫ ◆東日本大震災後は、子どもの命をいかに守るかということを改めて検討し、定期的な避難訓練の実 施はもとより、迅速に避難体制がとれるよう幼児クラスの上履き着用に取り組んでいます。また、地 域自治会の避難訓練にも参加し、防災面においても地域との連携、情報の共有化を図っています。 3 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項) ≪概要≫ ●材木座保育園の立地 関東でも古い歴史のある鎌倉市は、歴史と自然、文化の香り高い古都であるとともに、世界遺産 登録をめざしており、1年中観光客で溢れているところです。材木座保育園はJR、江ノ電鎌倉 駅から徒歩で20分弱、最寄りのバス停(臨海学園)から徒歩1分のところにあります。徒歩では 駅前段かつらを左に見て若宮大路を浜に向かって歩くと、海の直前にあります。位置的には鎌倉 地域の東部に位置し、材木座海岸に近い、閑静な住宅地内の恵まれた自然環境の中にあります。 お散歩のコースでは、春は鶴岡八幡宮の段かつらの桜、夏は材木座海岸での海遊び、秋は源氏山 などの落ち葉拾い、冬は海岸での凧揚げなど、四季折々の変化を体で感じることが出来ます。源 氏山を中心とする丘陵地帯は自然と歴史に包まれています。お散歩コースでは幼児は山道の散策 を、乳児は鎌倉時代を偲ばせる変化のある、安全な路地裏を歩いています。観光地ではあります が、このあたりの住宅地は古くからの住民が住む、落ち着いた住宅地で、子ども達を温かい目で 見守ってくれています。細い路地に面したところにあるので、送り迎えは殆ど自転車か徒歩で通 園しています。 ●材木座保育園について 材木座保育園は昭和48年1月の設立、今年で38年の歴史がある古い保育園です。殆どが近所か らの入園で、こちらの卒園児が保育士となって材木座保育園に配属になった例もあるほどで、地 域に密着した保育園と云えます。保育の方針については、鎌倉市全保育園の方針「心身ともに健 康な子ども」を目標に掲げ、子ども達が自分の力をのびのび発揮できる保育を目指しています。 園の個別目標としては海と山に囲まれた豊かな自然環境を生かして次の3つを掲げています。そ れは「①子どもにとって……毎日の園生活が生き生きと楽しいところ、②保護者にとって……安 心して子どもを預けられるところ、③職員にとって……それぞれの個性を尊重し合える明るい職 場」の3項目です。併せて地域の保育の拠点として子育て支援に取り組み、保育園を解放し、保 育園の子どもたちと地域の子どもたち、保護者の方々の出会いの場を提供し、一緒に楽しみ、共 に育む保育が展開されています。 ≪優れている点≫ 1. 歴史と自然に恵まれた環境 ●鎌倉の旧市街地は三方を山で囲まれ、鎌倉旧市街地に入るには切通しのある街道を通るしかな い天然の要塞で、外敵の侵入が難しいとされた土地であり、その範囲の自然の中に名所旧跡が数 多く存在し、子ども達は自然と歴史に育まれながら成長しています。春には梅、桜、鶯が春の訪 れを届け、夏には材木座海岸で遊び、秋には実りに満ち、冬は比較的温暖で、海岸での凧揚げ等、 四季折々の変化を体感できます。自然に触れながら毎日のお散歩時に子ども達の感性は養われ、 歴史に触れながら歩く山道等、新鮮な空気が健康を増進させ、そして神社仏閣から歴史を垣間見、 他では味わえない豊かな文化が身近にあり、五感を刺激しながら育む環境があります。 2. 地域の子育て支援 ●材木座保育園では延長保育と障害児保育を行い、園児を受け入れています。平成20年以降、 鎌倉市のプロジェクトである子育て支援に力を入れ、子育て支援センターも出来て相談しやすい 体制が出来、連携して支援を行っています。保育園見学を広く受け入れ、見学者に、市立保育園 のしおりをお渡しし、見学者リストを作成・保管しています。月に 1、2 回のおひさま広場(材 木座保育園の開放保育)を実施し、あそび場を開放すると共に、サロンで麦茶などを出し、保護 者同士の交流を図っています。行事へのお誘い、栄養相談、保健指導も行なっています。交流事 業では障害児通園施設との交流、地域の高齢者施設との交流、中高生の職場体験学習やボランテ ィアの受け入れを行っています。子育て相談では開放保育に来訪した保護者に対して相談を受け ています。その他、市の子育て支援活動に職員を派遣しています。 3. 4 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 4. 年齢に合った環境の設定 ●それぞれの年齢に応じた興味・関心・意欲とその環境について、相互的に支える信頼関係につ いて年齢別にテーマを決めて進めています。0歳児…「人」も環境と考えて取り組み、「スキン シップ」で信頼関係を築いています。1歳児…「体をたくさん動かす」環境を設定し、「一人ひ とりを受け止める」で信頼関係を心がけ、2歳児…「自己主張出来る」環境をつくり、「保護者 との親しみ」で信頼関係を育み、3歳児…「人や自然」で環境を体感し、「一週間の大切さ」で 信頼関係を大事にし、4歳児…「集団」の環境で関わりを作り、「達成感」で信頼関係を共有し、 5歳児…「人と自然のふれあい」の環境で、「友だちへの思いやり」で信頼関係を築きます。こ れらをテーマとして、年齢に合った環境の設定とそれを生かす信頼関係の育成を保育の基本に置 いて展開しています。 評価領域ごとの特記事項 1 2 3 人権への配慮 ●人権の尊重については運営準備会議で確認し職員に周知していま す。正規職員には、職員会議や朝の打ち合わせにて、非常勤職員には、 年度末にプリントを配布して周知しています。 ●子どもや保護者一人ひとりに対して、挨拶から始まり、声掛けや相 談への丁寧な対応を心掛けています。すべての子ども達を平等に、差 別することなく、大切にする保育を心がけて、全職員に周知していま す。また、保護者についても同様に平等な対応を心がけています。 ●鎌倉市の子ども相談課担当職員は鎌倉市要保護児童対策地域協議会 に出席し、その情報が園長会を通じて園に伝達されており、鎌倉市要 保護児童対策地域協議会に上がっているケースの情報については、鎌 倉市保育課、こども相談課と共有出来ています。 ●保護者の意見に関しては、運営の手引き「保護者との連携をはかる ために」として明文化しています。家庭との連絡は、連絡帳での連絡、 個人面談、クラス別懇談会を行い、情報を交換しています。記録は定 められた様式に沿って記録をしています。玄関前に、ご意見箱を設置 し、いつでも意見・要望等を受け付けています。保護者の意見につい ては、職員会議や朝の打ち合わせ等で、報告・検討し、対応していま す。 ●それぞれの年齢に応じた興味・関心・意欲とその環境について、相 利用者の意思・可能性 互的に支える信頼関係について、年齢別にテーマを決めて進めていま を尊重した自立生活 す。0歳児では人も環境と考えて、信頼関係はスキンシップで、1歳 支援 児では体を沢山動かす環境で、信頼関係は1人ひとりを受け止めて、 2歳児では自己主張出来る環境で、信頼関係では保護者との親しみを、 3歳児では人や自然環境で、信頼関係では1週間の大切さを、4歳児 では集団の環境で、信頼関係では達成感を、5歳児では人と自然の触 れ合いの環境で、信頼関係では友だちへの思いやりをテーマとしてい ます。年齢に合った環境の設定とそれを生かす信頼関係の育成を保育 の基本に置いています。 ●苦情・要望については、鎌倉市立保育所における苦情等の取扱いに関 する要綱に沿って適切な対応、解決を行っています。苦情・要望につい ての案内を玄関入口に掲示していて、ご意見箱も設置しています。処 サービスマネジメン 理は定められた様式に沿って記録・保管・対応を実施しています。 トシステムの確立 ●保育園利用者相談室及び第三者委員については、一般社団法人神奈 川保育会にて定められている保育園利用者相談室及び第三者委員を設 置しています。保育園利用者相談室の研修は年3回受けています。必 5 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 要に応じて、利用状況及び情報内容を園長から市保育課担当者、保育 課長に報告しています。 ●日常管理に関しては「衛生管理」マニュアルに沿い、温度・湿度・ 空調の調節を行っています。各保育室に、湿温度計を設置し、室内環 境を整えています。子どもの活動時や午睡時の記録をとり、適切な温 湿になるように心がけています。 ●危険物については、各クラスや事務室において、子どもの手が届か ないところに管理・保管し、使用した際は記録を付けています。 ●保育所における感染症ガイドラインに基いて、遊具の消毒を行って います。布団は年8回、業者による布団乾燥を行っています。保育室 等の清潔では、毎日時間を決めて各クラスの流しやトイレ、調乳室の 清掃を行っています。必要に応じ、消毒、除菌を行い、記録をつけて 衛生に配慮しています。園庭の遊具等は、毎朝早番職員が点検してい ます。施設全体の点検は月に1回行っています。 ●与薬では、保護者に代わっての与薬についての確認事項があります。 保護者に「薬持参のお願い」を配布し、間違いのないように確認して います ●日々の保育の中で子どもの健康管理視診を行っています。月2回、 保健衛生嘱託員による健康管理を行っています。0歳児は「睡眠時間 安全確認表」に記入して管理をしています。 ●感染症等の情報については、保健だよりを月に1回保護者に配布し、 情報提供をしています。感染症が流行した場合、保護者に情報の提供 をし、対応をお願いしています。感染症発生時は疾患カードの内容を 掲示し、保護者への周知をしています。また、朝の打合せ等で感染症 の発症や予防について職員に周知しています。保護者へ連絡した場合 は、必ず記録をしています。医療機関及び保護者への連絡連携方法に ついては、マニュアルに基づいて行っています。事故報告書は医療機 関受診後、速やかに記録し、提出し、保育日誌にも記録しています。 ●防災訓練等については、毎月避難訓練を行い、非常時に備えていま す。避難方法及び内外への連絡も一連の訓練として行い、非常時を想 定をして、避難場所等の確認もしています。避難訓練として、ミニ防 災拠点に行く訓練もし、地域自治会とは、津波避難訓練を実施してい ます。 また、消防署立会いの総合訓練を行っています。 4 地域との交流・連携 ●園での地域の子育て支援については、鎌倉市のプロジェクトである 子育て支援活動を実施しています。保育園見学を広く受け入れ、見学 者に、市立保育園のしおりをお渡しし、見学者リストを作成・保管し ています。月に 1、2 回のおひさま広場(材木座保育園の開放保育) を実施し、あそび場を開放するとともに、おしゃべりサロンで麦茶な どを出し、保護者同士の交流を図っています。子育て相談では開放保 育に来訪した時に相談を受けています。 ●就学先の小学校と交流を年数回行い、幼保小連絡協議会に参加する 等、情報交換を行っています。地域の老人保健介護施設と年1回交流 を持ち、今後、障害児通園施設との交流を計画しています。地域子育 て支援「わくわく広場」では、職員を派遣し、地域の子育て中の方に 向けて支援を行ない、園では、保育ママの連携園として、園庭を開放 したり、保育の連携を図っています。(誕生会の参加等) 6 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 5 6 ●保育園としての自己評価を実施しています。今年度は第三者評価も 受審して、サービスの向上に取り組んでいます。 ●園内研修や外部研修は積極的に参加するよう努めています。掲示板 に研修情報を貼り出して情報提供しています。 ●行事の際は、近隣に向けて行事の理解と協力をお願いしています。 運営上の透明性の確 鎌倉市のホームページに掲載し、情報を公開しています。 保と継続性 ●保護者参加行事は一覧表にして配布し、保護者に周知して予定が立 てられるよう配慮しています。また、保育参観について、園だよりに 掲載し、年間を通して随時行なっていることを周知し、配布していま す。 職員の資質向上促進 ●玄関前に保育課程、年間指導計画表を掲示し、指導計画の基本とし ていることを保護者や来園される方にお知らせしています。また、保 育の取り組みのプリント内容を保護者に伝えています。 ●運営会議、職員会議では、職員に保育理念や方針を周知し、理解と 共に、日々の保育に生かしています。保育に関わる資料は、各職員に 配布しています。 ●毎月の職員会議では必ず、情報の内容を確認し合い、周知し、共有 を図っています。市で主催する研修、園内研修、園外研修、保育士会 の研修、研究会等に参加しています。研修予定を決めて、それに基づ いて研修をそれぞれが受講しています。研修報告は朝の打合せや職員 会議にて行ない、参加者は報告書を作成し、伝達研修を行ない、資料 は回覧しています。また、研修ファイルとして常に閲覧できるように しています。 ●実習生については、実習指導マニュアルにもとづいて、対応してい ます。マニュアルに沿って主任がオリエンテーションを行ない、実習 生指導を行っています。実習終了後には反省会を行い、保育に反映さ せるようにしています。 7 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 2.評価項目に基づく評価の結果 大項目 1 保育環境の整備 評価機関が定めた評価項目に添って、調査を行った結果です 大項目1全体(調査確認事項全 80 事項)を通してのサービスの達成状況 100% 大項目1の内容(概要) ◆子どもや保護者に対する態度や言葉遣い 1 人権の尊重 ◆出生や国籍、性差などによる差別の禁止 ◆子どもの虐待予防や早期発見のための地域の関係機関・団体との連携 ◆プライバシー確保への配慮 2 プライバシー確保 ◆個人情報保護の体制整備 3 4 家庭と保育園との 信頼関係の確立 ◆家庭との連絡、情報交換の体制 苦情解決システム ◆苦情解決の体制整備 ◆家庭の意向・希望の把握 ◆温度や湿度等の管理 5 環境整備 ◆洗剤等の危険物の管理 ◆おもちゃ、遊具等の管理 ◆体調不良児、けがへの対応 6 健康管理(感染症対策・ ◆感染症への対応 救急救命を含む) ◆救急事態発生時の医療機関・家族等との連携 ◆火災や震災等の対応 7 危機管理(防災・防犯) ◆日常の防災・防犯体制の整備 8 地域の子育て支援 ◆地域内の子育てニーズの把握と支援 ◆自己点検・改善活動の実施 9 自己評価と情報開示 ◆地域への情報提供、情報開示 ◆見学や保育参観の機会の設定 ◆職員研修の実施 10 職員研修 ◆実習生の受け入れ、指導 8 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 大項目2 保育内容の充実 事業所から自己申告された内容について、事実確認を行った結果です 事業所による取り組みのアピール 項 目 第三者評価での確認点 (事業所が記載した原文のまま公表しています) ●各年齢のテーマを持った環境作 りをしています。0歳:人も環境 と考えて、1歳:体を沢山動かす、 2歳:自己主張、3歳:人や自然、 4歳:集団、5歳:人や自然との (A)家庭との連携を取りながら一人ひと ふれあい、の各テーマに沿って、 りの子どもの気持ちを丁寧に受けとめ 保育を展開しています。 子どもと保育士との る。 かかわりにおいて、子 どもの情緒の安定をは (B)年齢別保育を行い年齢にあった興 かることや、順調な発 味、関心、意欲が持てるような環境作り 育・発達を促すために をしている。 どのような取り組みを していますか (C)園の職員全体で個々の子どもの状 況を把握、共有している(正規職員、 ディスタッフ含) ●新しい子どもが入ってくる時期 は保護者との関係作りを大切にし て、心身共に配慮しています。 ●職員会議で、子ども一人ひとり の情報を職員間で共有し、把握し、 個別計画に沿い、保育に取り組ん でいます。 (月間・年間カリキュラム・会議 記録・連絡帳、ヒアリングで確認 しました) ●子どもが大切にされていると実 感し、信頼関係をつくるためのテ ーマとして、0歳:スキンシップ、 1歳:一人ひとりを受け止める信 頼関係、2歳:保育者に親しむ・ (A)子ども一人ひとりを充分に受けと 自己主張、3歳:1週間7日の大 め、自分が大切にされているという実感 切さ、4歳:達成感、5歳:友だ 子ども同士のかかわ が持てるようにしている。 ちへの思いやり、を各テーマにし りにおいて、個の違い て環境と連動しながら取り組んで を認めあうことや他者 (B)それぞれの子どもの良い所悪い所に います。 と自分を大切にする心 も気づき、認め合えるようにしている。 をもてるようにするため ●異年齢では縦割りグループを作 にどのような取り組み (C)異年齢児や交流保育等のかかわりの って、運動会、散歩など一緒に行 をしていますか 中でお互いを認め合い自分や相手を大 い、思いやりを持てるようにして 切にする心を育んでいる います。5歳児は1、2歳児の着 替えを手伝ったり、おやつの準備 のお手伝いをしています。 (日誌(週案) ・カリキュラム、ヒ アリング、観察より確認しました) 9 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 ●3歳児から当番活動を始め、子 ども達は当番活動を楽しみにして います。終わったとき「ありがと う」と云ってもらえるのが嬉しい (A)年齢に応じたお手伝いや当番活動を ようです。役立つことの喜びを味 通して人の役に立つ喜びを実感できる わっています。 子どもと社会とのか ようにしている かわりにおいて、人に 役立つことの喜びを感 じたり、人と関わること の楽しさを味わうことが できるようにする た め にどのような取り組み をしていますか 生活や遊びなどを通 して、言葉のやりとりを 楽しめるようにする た めにどのような取り組 みをしていますか 生活や遊びなどを通 して、話すこと・聞くこと が楽しめることや言葉 の感覚が豊かになるこ と、自分の伝えたいこ とが相手に伝わる喜び を味わうことができるよ うにするためにどのよ うな取り 組 みをし て い ますか ●園外保育では、近所の人に自然 (B)いろいろな体験を通して自主性や協 に挨拶したり、高齢者施設との交 調性を育んでいる 流ではサンタとトナカイの絵を持 って行き、高齢者の方が知ってい (C)園外保育や地域活動を通していろい る歌を歌ってプレゼントする等、 ろな人々と触れ合う機会を持っている 関わりを通じて社会性を育んでい 異年齢児の関わりや集団あそびを通じ ます。 てみんなで遊ぶ楽しさやふれあう機会 を作っている。 (当番活動表・土曜日日誌(異年 齢児保育) ・おひさま広場、老人ホ ームファイル、ヒアリングで確認 しました) ●保育士は、一人ひとりの気持ち や思いを丁寧に受け止めることを (A)一人ひとりの気持ちや思いを丁寧に 大切に考え、人との関わり・言葉 受けとめ、人とかかわる事の楽しさを味 のやりとりについて、各年齢に応 わえるようにしている。 じて、生活を通して伝えています。 3歳児では先ず保育者との関係性 (B)うた、手遊び、絵本、ことば遊びな から、次に友達との信頼関係を築 どでことばへの興味が広がるようにし き、5歳児では子ども達同士で喧 ていく。 嘩や問題点の解決が出来るように 支援し、保育環境を意識した取り (C)年齢に応じたことばでのやりとりを 組みを行なっています。 楽しめるようにしている。 (保育日誌、ヒアリング、観察で 確認しました) ●大人、保育士も環境の1つと考 (A)一人ひとりの話をよく聞き、共感し えて取り組んでいます。環境の1 たり代弁したり仲介したりしながら、相 つとして、幼児会議では、保育士 手に伝わる楽しさ、喜びが実感できるよ のあり方の想いや大切にしている うにしている。 こ と を 話し 合 うよ う にし て い ま す。 (B)話したいという気持ちが持てるよう な環境づくりをし、話したり、聞こうと ●意思表示ができる環境作りに取 する気持ちを育むようにしている。 り組み、また、 「ノー」をはっきり 言える子どもになって欲しいとの (C)年齢に応じた絵本や紙芝居を読み聞 思いのもと、保育を展開していま かせたり、遊びやいろいろな行事を経験 す。 することで感性が豊かになるようにし ている。 ●絵本で各自が“想像・イメージ” を楽しめることを大切にし、年齢 に応じた読み聞かせを行い、豊か 10 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 な感性を育んでいます。 「ごんギツネ」は長編物として読 み聞かせ、 「トガリ山」は絵を描い て、貼って、指さしながら読み聞 かせています。 (保育日誌、絵本コーナー、ヒア リング、観察で確認しました) ●子どもの信頼関係の土台作り、 基礎作り、大人との関係作りを心 がけて保育にあたっています。 ●造形では、絵で自分の想いを描 け る よ うな 設 定を 心 がけ て い ま (A)年齢に応じて安心してのびのびと自 す。上の子が描いたハートのフォ 分を表現できるような環境を設定して ルムを見て、下の子がハートを描 いる。 けるようになる等、また、5歳児 生活や遊びなどを通 がやっている「あやとり」を見て、 して、楽しんで表現す (B)保育者も一緒に楽しみ表現したい気 3歳児が真似して出来るようにな ることができるようにす 持ちを育んでいる。 ったり、興味、関心が子どもの遊 ることや表現したい気 びの幅を広げています。 持ちを育むためにどの (C)子どもの興味や関心に合わせていろ ような取り組みをしてい んな表現を楽しむことで遊びが広がる ●子ども達は、独楽を作ったり、 ますか ようにしている。 作ったものに着物を着せたり、蔓 でリースを作ったり、子どもの発 想力、イメージの表現等に驚きが あります。のびのびと表現できる 環境が用意されています。 (月間かカリキュラム・連絡ノー ト、運動会の絵、ヒアリング、観 察で確認しました) ●納涼祭ではお神輿の設計図を描 いて、製作し、友だちと相談しな (A)環境を整えて好きな遊びを友達と十 がら作る楽しみを味わい、友だち 生活や遊びなどを通 分に楽しめるようにしている。 関係からの発展、表現を大切にし して、自発的に表現す た環境設定をしています。 る意欲を育むことやみ (B)興味、年齢に応じたものを選択し行 んなで一緒に表現する 事に取り入れ、表現したり、友達と協力 ●お散歩では、目的地に向けて、 喜びを味わえるように して活動することが楽しめるようにし 子どもの発想・感性を大切にしな すること、創造的に表 ている。 がら大人がどうサポートできるか 現することができるよう を考えて支援しています。 にするためにどのよう (C)個々の子どもの発想を大事にし、表 な取り組みをしていま 現することの楽しさを感じられるよう (年間カリキュラム・月間カリキ すか にしている。 ュラム、ヒアリング、観察で確認 しました) 11 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 ●体を動かす楽しさをコンセプト とし、年齢に応じて全身を使った 動きを取り入れています。乳児で は五感の感覚を大切にした遊びを (A)年齢に合わせた取り組みを行い、身 取り入れ、幼児ではルールを守り 体を動かす心地よさを経験できるよう ながら、3人1組の異年齢チーム 生活や遊びなどを通 にしている。 を作って異年齢児での成長を促し して、聞く・見るなど感 ています。 覚の働きを豊かにする (B)日々の生活や遊びの中で五感を使っ ことや身体を動かす楽 て確かめ、豊かな感性が育つようにして ●どろんこ遊び、プール、山歩き しさを味わうこと、身近 いる。 等の活動から、身体を動かして興 なものに対する興味や 味や関心を引き出しています。 関心を引き出すために (C)異年齢児とのかかわりを通して引き どのような取り組みを だされる意欲を大切にし、成長、発達が ●触れ合うことで、喜びや安心を していますか 促されるような環境設定を工夫してい 味わえるよう、生活や遊びを通し る。 て取り組んでいます。 (年間カリキュラム・月間カリキ ュラム・保育日誌、ヒヤリング、 観察で確認しました) ●鎌倉には日本の四季があり、山 歩きすると季節感を感じられ、歴 史にも触れられ、海での遊びもで きる等、恵まれた環境を生かした 保育が展開されています。 生活や遊びなどを通 して、身近な様々なも のに対する探索意欲を 満足させることや社会 や自然の事象や、動植 物への興味や関心をも てるようにするた めに どのような取り組みを していますか (A)年齢に応じて探索意欲が広がるよう に環境を設定している。 (B)季節の変化や社会の出来事に気づ き、興味関心を持てるようにしている。 (C)年間を通して季節に応じた花や野菜 の栽培をして、心の豊かさを育む。 ●調理保育は年 7 回、実際に調理 を行ない、皮むき、包丁を使って 材料を切る等、行っています。さ つま芋を収穫し、たき火で焼き芋 を作ったり、スイートポテトを作 ったり、園庭でのごっこ遊びでは、 チケットを作って、お店屋さんを して楽しみました。 ●自分で着替えが出来るように緩 やかな服を着てくるように保護者 にお願いしています。 (園内探索、植物でも色遊び・散 歩・焼き芋ファイル、ヒアリング、 観察で確認しました) 自分から食べようと (A)家庭と連携をはかり、生活リズムを ●食べること、排泄することにつ する意欲を育んだり、 整えている。 いて、家庭と連携を取りながら生 排 泄 を し よう とす る 意 活のリズムを整えるようにしてい 欲を育むためにどのよ (B)思いきり体を動かし空腹を感じ、意 ます。 うな取り 組 みをし て い 欲的に楽しく食事ができるようにして ますか いる。 12 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 ●体を動かし、食事の空腹感を感 じ、食事が楽しむように取り組ん でいます。 (C)清潔で明るいトイレ環境を整えてい る。個々に応じて失敗しながらも安心し ● お 箸 は幼 児 から 年 齢等 を 考 慮 て排泄できるように、認め、励まし、自 し、順次取り組みを開始していま 立に向けて取り組んでいる。 す。 ●排泄は1歳からトイレットトレ ーニングを開始しています。子ど もの羞恥心に配慮し、プレッシャ ーをかけないように、認め、励ま しながら、丁寧にかかわっていま す。 (連絡ノート・清潔チェック表、 ヒアリング観察で確認しました) ●生活習慣の進歩に伴い、自分で 生 活 を 組み 立 てら れ るよ う に 、 個々の力を伸ばす保育をしていま す。 身の回りのことを自 (A)個々の発達に合わせ、見守り、認め、 分でしようとする意欲を ほめることで生活する力を育てている。 育むことや基本的な生 活習慣を身につけるこ (B)環境設定を整え、自分でやろうとす と、食事や休息の大切 る気持ちを育てている。 さを理解すること がで きるようにするた めに (C)絵本、紙芝居を通じて身体のしくみ どのような取り組みを や、休息の大切さを知り、生活習慣が身 していますか につくようにしている。 ●手洗い、うがい、歯磨きなど基 本的な習慣をつけています。 ●健康を保つために歯磨きを大切 にし、保健衛生の職員がドラマ仕 立てにした“歯磨きの役目”を話 して、大切さをわかりやすく伝え ています。 ●保護者へも、子どもが毎日行な っている手洗いの方法を指導する のも良いかもしれません。家庭で も親子で慣行でき、基本習慣の啓 蒙にもつながります。 (保育日誌・絵本コーナー、ヒア リング、観察で確認しました) 13 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 大項目3 保育園の特徴 事業所から自己申告された内容について、事実確認を行った結果です 事業所による特徴的取り組みのアピール 項 目 第三者評価での確認点 (事業所が記載した原文のまま公表しています) ●材木座保育園は、鎌倉の自然を 楽しめる場所にあります。鶴岡八 幡宮の参道そばに位置し、南は鎌 倉の海、北方向には緑と花の山、 そこに散在する歴史のある神社仏 (A)歴史を感じる場所(八幡宮・源氏山 閣が楽しめています。 など)や自然に触れることができる場所 (山や海)で園外保育を行っている。園 ●昨年は海遊びは控えましたが、 周辺には変化のある路地裏があり、乳児 今年度から再開されました。監視 が安心して歩ける散歩コースとなって 所に連絡の上、土曜日に海遊びを いる。近隣の人々とあいさつをする等、 楽しみました。 子どもの豊かな心と 交流を持つよう心掛けている。 身体をはぐくむための ●薄着・素足が園の伝統であり、 特徴的な取り組みにつ (B)年間を通して薄着の奨励や必要に応 裸足で過ごすよう推進したい気持 いて説明してください じて素足保育を取り入れ、年齢にあった ちもありますが、3.11 以降、すぐ 運動遊びを通し、丈夫な身体づくりに取 避難出来るように上履きを履くよ り組んでいる。 うに変更しています。 (C)子どもが安心して過ごせるよういつ ● 薄 着 は年 間 指導 計 画に も 記 載 も受け入れてもらえるという信頼関係 し、園の健康作りとして定着して を大事にしている。 います。 (材木座の海散歩・年間指導計画、 上履き使用の通知、ヒアリング、 観察で確認しました) ●長時間保育について、当番ロー テーション表を作成し、年間の登 降園時間を把握し、そのローテー ションに応じたタイムスタッフの 配置を決めて対応しています。 (A)長時間保育では、正規職員が早遅番 を輪番制で行い、子どもの人数に応じて タイムスタッフを配置し、年齢に合わせ た保育をしている。夕方は麦茶で水分補 保育環境に特別な 給を行っている。延長保育児に補食を提 配慮を必要とする子ど 供している。 ● 配 慮 が必 要 な子 ど もに つ い て も(長時間保育、障害 は、市のすこやか相談に相談しな 児保育、乳児保育、外 がら対応し、巡回の療育相談も保 国籍園児)の保育に関 (B)個別に配慮が必要な子どもは、巡回 護 者 の 同意 の 上で 活 用し て い ま しての特徴的な取り組 相談を利用している。職員会議で報告、 す。 みについて説明してく 意見を交換し対応や手だてを考えてい ださい る。必要に応じて職員の加配を要請して ● ネ グ レク ト 等の 対 応に つ い て いる。4歳児クラスは市のすこやか発達 は、見守りをすると共に、市の保 相談を行っている。 育課からの情報で共有・連携を図 っています。 14 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 (C)うつ症状を抱えた保護者、児童虐待、 ネグレクト等のケースに対しては、日常 の子どもの様子や体の変化に注視し保 育課、市民健康課、子ども相談課、児童 相談所と連携し、要保護児童として月一 回報告書を作成して対応している。 健康管理に特別な 配慮を必要とする子ど も(アレルギー疾患をも つ園児、乳児保育、病 後時保育など)の保育 に関しての特徴的な取 り組み (アレルギー食対 応、個別食、離乳食な ど)について説明してく ださい ●虐待については、朝と着替えの 時の視診を大切にして、早期発見 に努めています。 (朝夕の連絡ノート・早遅番表・ タイムスタッフ表、タイムスタッ フの配置、ヒアリングで確認しま した) ●与薬を受ける場合には、与薬連 絡票を出してもらい、預かった薬 はファスナーの付いたビニール袋 に保管して、投薬したらチェック (A)薬は医師に処方されたものを預か リストでチェックして配慮してい る。保護者が与薬連絡票と個人別連絡帳 ます。 に必要事項を記入し、事務室にて保管す る。 ●アレルギー食については、依頼 申請書に医師の診断書、検査報告 (B)アレルギー食については、除去児の 書を添えて、保護者に申請して頂 保護者に入園前に栄養士・調理員と細か いてから対応しています。 い面接を行っている。また、除去食品に はできるかぎりの代替え品を提供し、間 ●離乳食は、個々に応じた進行に 違いのないよう毎朝全職員で確認し、個 沿いながら対応し、一覧にして調 別トレーを使用している。受け渡し時に 乳室に表示し、提供しています。 再度確認を行っている。 保育日誌に進行ナンバーを記入し て進行をチェックしています。 (C)離乳食は家庭、担任、栄養士、調理 員と連携を図り、進行状況に合わせて形 ●放射能の関係で、保護者も関心 態や内容を変え提供している。またミル が高く、園の給食は安全であると クの種類や哺乳瓶は家庭で使用してい 伝えていますが、保護者から要望 るものを提供している。 があった場合は、園と同じ献立で お弁当を持参してもらい、園で他 (D)放射能問題に関して、保護者から要 の子どもと同じ盛り付けをして対 望を受けた場合、子どもへの配慮とし 応しています。また、水筒の持参 て、園の献立と同じものを持参してもら も認めています。 い、園で同じ器に盛り付けをし、提供し ている。また、飲み物も同様に対応して (与薬確認表・離乳食進行表・ア いる。 レルギー除去食献立表、アレルギ ー依頼書、ヒアリング、観察で確 認しました) (A)園庭での栽培物の収穫を園児と行い、 とれたての野菜を食している。年間 7 回 ほどの調理保育を行ったり、四季を感じ 食に関しての特徴的 る行事食を取り入れ、食事に対する興味 な取り組みについて説 向上を促している。 明してください ●5 歳児は、年 7 回ほど、調理保 育を行っています。年度で最後の 調理保育は4歳、5歳合同で行い、 次 年 度 へ引 き 継ぎ を 行っ て い ま す。今年はホットドッグを作りま した。保護者会で調理保育の様子 (B)毎日のメニューや食材の産地を掲示 の写真を撮影しています。 するとともに毎日の給食サンプルを展 示している。保育参観時には給食の試食 15 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 も行っており、家庭の食事に生かしてい ●毎日のメニューや食材の産地を けるようにしている。 掲示し、保護者に安心を提供して います。 (C)給食は素材そのものの味を大切に し、薄味で調理している。毎食時検食を ●保育参観の時に給食試食会を行 行い、味や量等の確認をしている。デー っています。試食は給食10食分 タチェックシートを使用し、毎日喫食状 位ですが、50人位の来園があり 況や献立内容の反省を行い献立内容等 ます。ポピュラーなカレーも家庭 の改善に向けている。 と違うことを味わってもらい、家 庭で出ないメニューをなるべく提 供するようにしています。 (鎌倉食育計画、行事の様子の写 真(調理保育) ・調理保育計画表・ サンプル、産地表示板、ヒアリン グ、食事観察で確認しました) ●園の様子や情報等に関しては、 掲示して保護者にお知らせしてい ます。情報やお知らせの情報量は (A)個別連絡表、クラス及び玄関掲示板、 沢山掲示しています。地質調査を 園便り、クラス便り等で園や子どもの様 行なう際も、掲示でお知らせしま 子を伝えコミュニケーションをはかっ した。 ている。 ●年2回の保育参観では、一応、 (B)年 3 回のクラス別懇談会、5 月のみ 期間を定め、定期的に意識をして んなの集い、年 2 回の保育参観を行い、 来て頂くように促していますが、 子どもの様子を見てもらったりコミュ 随 時 保 育参 観 の受 付 を行 っ て お ニケーションを取ったりしている。ま り、都合に合わせて何時来て頂い 家庭と のコ ミ ュニ ケ た、必要に応じて個別面談も行ってい ても良いことを伝えて配慮してい ーションに関しての特 る。 ます。 徴的な取り組みについ て説明してください (C)保護者の送迎時に直接会話する機会 を持つように努めるとともにその際は 保護者の様々な考えや価値観を理解し ながら、丁寧に話を聞き、信頼関係作り につとめている。 ●災害(特に津波)の避難には保 護者の関心が高いので、避難訓練 については事前に案内し、訓練後 は、まち comi、メールで報告する ようにしています。NTT災害伝 言ダイヤルも活用し、避難先を知 (D)保護者と災害に対する危機意識の共 らせることにしています。避難訓 有を図り訓練を実施したことを掲示物 練は毎月、行なっています。 やまちこみメール、災害伝言ダイヤルで 知らせている。 (災害緊急連絡方法のお知らせ・ 面談会ファイル・乳児、幼児連絡 表・園だより、クラスだより、ヒ アリングで確認しました) 16 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 ●月に1~2回のおひさま広場を 開催し、園庭開放、人形劇では地 域の子ども達がクラスに交じって 交流を行っています。 地域の子育て支援 に関しての特徴的な 取り組みについて説 明してください (A)月に 1~2 回のおひさま広場を設定 し、園庭解放や園児との交流。地域の参 加者同士のコミュニケーションの場と すると共に栄養士、保健師による栄養保 健指導も行っている。 ●栄養士、保育士による栄養相談、 保育指導も行なっています。 ●園の地域活動の年間計画や当月 の地域活動は園の掲示板に掲示す る他、商店、嘱託医、地域のコン ビニなどにも掲載させてもらって います。 (B)地域子育て支援「わくわく広場」に 職員を派遣し、地域の方が安心した子育 ●地域子育て支援活動「わくわく てができるよう支援している。 広場」は鎌倉市全体の活動であり、 保育士を派遣しています。今年度 (C)保育ママの連携園として、園庭を開 は大船と深沢の子ども会館、鎌倉 放したり、保育の連携をはかっている。 駅前の生涯学習センターで行いま (誕生会の参加など) した。 (わくわく広場へのご案内・地域 活動おひさま広場ファイル・保育 ママ記録ファイル、ヒアリングで 確認しました) 17 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部 貴事業所における利用者調査結果について 1. 調査の状況 調査は次のとおり実施しました。 調査期間 平成 24 年 10 月 9 日~ 平成 24 年 10 月 30 日 調査方法 所定の調査票(アンケート)による 調査対象件数 全利用者 調査対象者の抽出 調査対象者の匿名化 全利用者家族を対象とした。 調査は無記名で行い、調査結果から回答者について個人が特定化 される場合は、評価機関で匿名化をはかった。 対象者に園を経由して調査票を配付した。 アンケート調査票の送付 アンケート調査票の回収 記入済みの調査票は対象者から直接、園に設置の回収箱に投函さ れ、まとめて評価機関に郵送された。 2. 回収の状況 調査対象人数 91 名 アンケート返送通数 64 通 回収率 70% 7.調査結果をうけての評価機関からのコメント 貴保育園の保護者アンケート調査の集計結果を通して、評価機関として気づいた点を以下に記します。 ● アンケート調査全体の傾向 ・アンケートでは総体的に、バランスのとれた満足度を得ているのが特徴的です。特に、満 足度の高い項目については、「お子さんは保育園で楽しく過ごすことが出来ているようです か」については、 『できていると思う』が 95%であり、アンケートの自由記述からも良い所 だと思われる点に、鎌倉市の保育方針である、 “心身共に健康な子ども”として、子どもがの びのびと育っている、という声が多く寄せられています。また、 「園の保育方針や保育の内容 や方法について知っていますか」では『知っている』が 84%を得ており、子どもの様子と共 に保護者の理解も伺えます。 「懇談会や個別懇談会等により園との十分な意見交換ができてい ますか」 、 「感染症の流行に関して園から十分な情報提供がありますか」では『十分である』 が共に 73%であり、情報提供、情報交換は出来ていることが伺えます。 ・特に満足度が低い項目はありませんが、 「送迎時の保育士との話や連絡帳により園でのお子 さんの様子がわかりますか」では、全体で 50%ですが、園との十分な意見交換は出来ている との回答が高いことから、連絡帳や送迎時以外でも子どもの様子を伺う機会が他で持ててい ることも考えられます。 ・更なる努力を要する項目では、 「緊急時(事故、災害時等)の連絡体制は安心が感じられま すか」については、 『感じられる』が 51%、 『少し心配である』が 41%、 『心配がある』6%、 『無回答』2%との回答があり、 「防犯対策(不審者侵入防止等)は安心が感じられますか」 では、 『感じられる』が 61%ですが、 『心配がある』では 20%であり、 『少し心配がある』 19%という結果となっています。十分に訓練、対策を講じ、体制を整えていますが、更なる 継続により、保護者に安心を提供できるよう努めて行かれることを望みます。 18 ㈱R-CORPORATION 第三者評価事業部