Comments
Description
Transcript
HP NetServer リモート管理者 ガイド
HP NetServer リモート管理者 ガイド インテグレーテッド・リモート・ アシスタントの構成と使用 ご注意 本書の内容は、予告なしに変更することがあります。 当社では、本書の特定目的に対する商品性や適合性について、一切保証いたしか ねます。また、本書の記載事項の誤り、あるいは本製品の備品、性能もしくは使 用に関する付随的または間接的な損害に関して責任を負いかねます。当社では、 当社ソフトウェアの当社によって提供された機器以外での使用、およびその信頼 性については責任を負いかねます。 本書の内容は、著作権によって保護されています。書面による事前の許可なくし て、本書の一部または全部を複製、翻案、翻訳することは一切禁止されています。 本書は、Symantec社の許可を得て再版されます。Symantec社は、本書の内容の厳密 性、正確性、または充足性に関して、本書に記載されている情報の使用に関して は保証していません。また、Symantec社は、いかなる種類の知的所有権侵害のク レームも受けることはありません。 MicrosoftおよびMS-DOSは、Microsoft社の米国での登録商標です。Windowsおよび Windows NTは、Microsoft社の商標です。NetWareおよびNetWareは、Novell社の登 録商標です。hayesは、Hayes Microcomputer Products社の商標です。pcANYWHERE32 は、Symantec社の商標です。CompuServeは、CompuServe社の登録商標です。 Hewlett-Packard Company Network Server Division Technical Marketing / MS 49EU-FQ 5301 Stevens Creek Boulevard P.O. Box 58059 Santa Clara, CA 95052-8059, USA © Copyright 1998, Hewlett-Packard Company ii 目次 1 クイック・スタート.................................................................................................. 1 2 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理.............. 5 インテグレーテッドRAのしくみ........................................................................... 6 付属マニュアル......................................................................................................... 7 インテグレーテッドRAの特徴と機能 ........................................................................ 7 コンソール・リダイレクション ............................................................................ 7 管理とセキュリティ ............................................................................................. 8 サーバの監視........................................................................................................ 9 その他の機能........................................................................................................ 9 インテグレーテッドRAのシステムの必要条件......................................................... 10 サポートされるネットワーク・オペレーティング・システム ............................. 10 リモート・クライアントをインストールするための必要条件 ............................. 11 3 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 ........................................................ 13 リモート接続のセットアップ .................................................................................. 14 外部モデムの使用............................................................................................... 14 ダイレクト・シリアル接続の使用....................................................................... 15 端末サーバでのインテグレーテッドRAの使用 .................................................... 17 インテグレーテッドRAの構成................................................................................. 19 サーバBIOS通信パラメータのチェック .............................................................. 19 インテグレーテッドRA構成ユーティリティを使用するためのセットアップ ....... 20 インテグレーテッドRA構成ユーティリティの使い方.......................................... 21 通信/モデムの構成 ........................................................................................... 23 管理者の構成...................................................................................................... 26 サーバID/キーマップの構成.............................................................................. 34 イベント管理の構成 ........................................................................................... 36 バージョン情報の表示 ........................................................................................ 38 終了.................................................................................................................... 39 ユーティリティ・パーティションのインストールまたは更新.................................. 39 ユーティリティ・パーティションを使用せずにサーバ上のDOSファイル 転送機能を使用する................................................................................................ 40 4 Microsoft Windows NTサーバ用のコンソール・リダイレクションのセットアップ......43 サーバへのpcANYWHERE32のインストール .......................................................... 44 iii 目次 pcANYWHERE32のインストール....................................................................... 44 5 リモート・クライアントのセットアップ ................................................................ 47 端末エミュレーションのセットアップ .................................................................... 47 オプション1: pcANYWHERE32を使用したサーバのリモート管理...................... 48 オプション2: 専用端末を使用したサーバ管理..................................................... 51 6 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 ......................... 55 インテグレーテッドRAの管理機能の使い方............................................................ 55 インテグレーテッドRA管理プログラム・オプション ......................................... 56 1. Show Event Log(イベント・ログの表示) ........................................................ 56 2. Show Status(ステータスの表示) ..................................................................... 59 3. Console Redirection(コンソール・リダイレクション)..................................... 59 4. Server Reset/Power(サーバ・リセット/電源)メニュー.................................. 62 5. Reboot to Utility Partition(ユーティリティ・パーティションからのリブート)........ 64 6. Event Management Configuration(イベント管理構成) ..................................... 64 7. Administrator/Pager Configuration(管理者/ページャ構成) ............................. 66 8. Management Port Passthru(管理・ポート・パススルー) ................................ 68 0. Disconnect(切断) ............................................................................................ 68 インテグレーテッドRAでのSNMPサーバ管理アプリケーションの使用................... 69 7 トラブルシューティング......................................................................................... 71 モデム................................................................................................................ 71 ページング ......................................................................................................... 71 リモート・クライアント .................................................................................... 73 DOSファイル転送 .............................................................................................. 74 A イベント・コード ................................................................................................... 77 B キーボードのマッピング......................................................................................... 85 C ソフトウェアのライセンス、保証、およびサポート ..................................................... 87 HPソフトウェア・ライセンス契約.......................................................................... 87 保証 ................................................................................................................... 88 技術サポート ..................................................................................................... 88 索引 ............................................................................................................................ 89 iv 1 クイック・スタート 本章では、HPインテグレーテッド・リモート・アシスタント(Integrated Remote Assistant)をセットアップし使用するのに必要な各ステップについて簡単に説明し ます。コンピュータのハードウェアとソフトウェアをセットアップした経験のあ るかたは、手短なインスタレーション・ガイドとして以下のセクションを使用し てください。操作を始める前に、第2章の「インテグレーテッドRAのシステムの 必要条件」のセクションをお読みください。 1. ハードウェアをインストールしセットアップする(詳しい手順については第3章を参照) • モデムまたはダイレクト接続をセットアップする: ◊ 外部モデムを使用する場合: サーバ側では、シリアル・モデム・ケー ブル(別途に用意してください)の一方を管理ポートに接続し、もう一方 を外部モデムに接続します。リモート・クライアント側では、内部また は外部モデムをセットアップします。サーバとリモート・クライアント の両モデムを電話回線に接続します。 ◊ ダイレクト・シリアル接続を使用する場合: ヌル・モデム(null-modem) ケーブル(別途に用意してください)の一方を管理ポートに接続し、もう 一方を端末に接続します。 2. リモート・アクセス用にサーバを構成する(詳しい手順については第3章を参照) • サーバの起動時に[F2]を押して、サーバのBIOSセットアップ・プログラム を実行します。管理ポートがCOM2(IRQ3、アドレス2F8h)に設定されている ことを確認してください。 • HP NetServerナビゲータCD-ROMをサーバのCD-ROMドライブにセットし て、サーバをリスタートします。 • ナビゲータのメイン・メニューからコンフィグレーション/インスタレー ション・アシスタントを実行して、モデム・タイプ(またはダイレクト接 続)、管理者アクセス(必須)、およびページング通知機能をセットアップし ます。 ◊ エクスプレス(Express)モードを使用している場合には、システムがイン テグレーテッド・リモート・アシスタント情報を入力するように要求し てきます。 ◊ カスタム(Custom)モードを使用している場合には、Optionsメニュー上の "Configure Remote Assistant"を必ずクリックしてください。 1 第1章 クイック・スタート ◊ HPユーティリティ・パーティションをインストールします。このパー ティションをインストールしない場合には、あとでDOSベースのサー バ・ユーティリティを遠隔から実行できるように、DOSブータブル・パ ーティションをインストールする必要があります。 3. サーバにコンソール・リダイレクション・ソフトウェアをインストールする (詳しい手順については第4章を参照) ご利用のサーバがMicrosoft Windows NTサーバの場合には、リモートまたはダイレ クト接続の設定がすでにできています。ただし、Windows NTのコンソールをリモ ートPCにもリダイレクトしたい場合には、pcANYWHERE32をインストールしなけ ればなりません。 • HPの Windows NT自動 イン スタ レー ショ ンを 選択 して いた 場合 には 、 pcANYWHERE32がサーバにすでにインストールされています。 • 自動インスタレーションを選択していない場合には、HP NetServerナビゲー タ上の¥UTIL¥PCA32¥JP¥DISK1サブディレクトリにあるpcANYWHERE32 セットアップを実行する必要があります。 いずれの場合にも、インストールが完了したら、pcANYWHERE32を実行して"Be a Host PC"をクリックします。次に"RAServer"アイコンを右クリックし、インテグレ ーテッドRAの構成時に入力したスピード設定に一致するようにCOM2のプロパテ ィを構成します。"launch host at startup"設定を確認してください。 4. リモート・クライアント端末エミュレーション・ソフトウェアをインストールする (詳しい手順については第5章を参照) • オプション1: Windows NT 3.51、4.0、またはWindows 95のリモートPCクラ イアントからサーバを管理する場合には、pcANYWHERE32ソフトウェアを インストールします。HP NetServerナビゲータCD-ROM上の ¥UTIL¥PCA32¥JP¥DISK1サブディレクトリからsetup.exeを実行してくださ い。 インストールが完了したら、pcANYWHERE32を実行して、"Call Online Service"ボタンをクリックします。次に"RAClient"アイコンを右クリックし て、モデム(ダイレクト接続を使用していない場合)とCOMポートのプロパ ティを確認してください。 • オプション2: サード・パーティ製の端末エミュレーション・ソフトウェア を使用してサーバを管理する場合には、ご利用のリモートPCクライアント にそのソフトウェアをインストールし構成してください(第5章に記載され ている端末の必要条件を確認してください)。 2 第1章 クイック・スタート 5. リモート接続をテストする(詳しい手順については第6章を参照) • サーバ側: この時点では、サーバは呼出しを受け付ける準備ができていま す。サーバ上でWindows NTを実行している場合には、pcANYWHERE32ホ ストが稼動状態になっていて、接続を受け入れる準備ができるているか確 認してください。 • リモート・クライアント側: 端末エミュレーション・ソフトウェアを開始 してください。pcANYWHERE32を使用している場合には、次の操作を行っ てください。 1. インテグレーテッドRAプログラム・グループからリモートPCクライア ント側のpcANYWHERE32を起動します。 2. pcANYWHERE32アクション・ボタン・バーにある"Call Online Service" をクリックして、サーバの電話番号を入力します。 3. "RAClient"接続項目をダブル・クリックし、"Properties"をクリックして、 リモートクライアントのモデムのボーレートがサーバに設定されてい る転送速度と一致しているか確認します。 4. プロパティを閉じて、pcANYWHERE32のメイン・メニューに戻ります。 5. サーバの呼び出し用としてセットアップする接続項目をダブル・クリッ クします。 6. Login Nameの入力が要求されたら、インテグレーテッドRA構成ユーテ ィリティ(第3章を参照)で構成した有効な管理者名を入力します。 7. パスワードの入力が要求されたら、インテグレーテッドRA構成ユーテ ィリティの中で指定したパスワードを入力します。サーバがパスワード を受け付けたら(また、ダイヤルバック番号が指定されていなかった場 合 に は ) 、 イ ン テ グ レ ー テ ッ ド RA 管 理 プ ロ グ ラ ム (Integrated RA Management Program)が起動し、そのメイン・メニューを表示します。 MAIN MENU Server Name: HP NetServer, Server ID: 001, RA Firmware: A.00.01 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 0. Show Event Log Show Status Console Redirection Server Reset/Power Menu Reboot to Utility Partition Event Management Configuration Administrator/Pager Configuration Management Port Passthru Disconnect Enter Selection: 3 第1章 クイック・スタート 6. インテグレーテッド・リモート・アシスタント用の他の管理オプションを使用する pcANYWHERE32(またはサード・パーティ製の端末エミュレーション・プログラ ム)をクライアント上で実行すると、管理者がサーバにアクセスし、インテグレー テッドRAを使用してサーバのオペレーションを管理できるようになります。 さらに、Windows NTサーバ上では、サーバとリモート・クライアントの両方にイ ンストールしているpcANYWHERE32を使用して、サーバ・コンソールを(モデム またはLANを介して)リモート・クライアントまたは管理クライアントにグラフィ カルにリダイレクトすることができます。 各種のインテグレーテッドRA管理オプションを使用して、情報を表示したり、リ モート通信を構成したり、コマンドを遠隔から実行したりすることができます。 詳細については第6章を参照してください。 4 2 HPインテグレーテッド・リモート・アシス タントを使用したリモート管理 HP NetServerには、HPインテグレーテッド・リモート・アシスタント(このガイド ではインテグレーテッドRAと略します)と呼ばれる製品が付属しています。インテ グレーテッドRAは、HP NetServerに組み込まれている高度なハードウェアとソフ トウェア(ファームウェア)を組み合わせたものであり、管理者は、インテグレーテ ッドRAによってサーバのオペレーションやイベントを即座に知ることができま す。リモート管理機能により、端末エミュレーション・ソフトウェアを使用して、 モデムやLANを介してサーバを監視することができます。 インテグレーテッドRAは、サーバ上で実行しているネットワーク・オペレーティ ング・システム(NOS)から独立したものとして使用できます。インテグレーテッド RA機能と他のサーバ管理ソフトウェア・ツールを組み合わせることで、ネットワ ーク管理者は包括的なサーバ管理を行うことができます。 インテグレーテッドRAは以下のもので構成されています。 。 リモート管理機能は、システ • ビルトインインテグレーテッドRA機能。 ム・ボードの回路に実装されています。HP NetServerには、サーバの動作状 態から独立したサーバ・アクセスを可能にするプロセッサが搭載されてい ます。サーバがAC電源に接続されている限り、たとえサーバを停止させて も、インテグレーテッドRAはサーバを監視し続けます。当社では、サーバ とモデムの両方に無停電電源装置(UPS)を使用することを推奨していま す。 。 ファームウェアに記憶されている管理ア • サーバの遠隔制御および管理。 プリケーションにより、サーバを遠隔で制御したり管理したりできます。 HPインテグレーテッドRAには、コンソール・リダイレクション、電源スイ ッチ制御、イベント・ロギング、ページャ通知機能があります。管理者は、 この管理ソフトウェアを使用して、サーバとリモート・クライアント間で ファイルを転送したり、ファイル・サーバ上のDOSユーティリティを実行 したりできます(たとえば、HP NetServerのBIOSを遠隔からアップデートす ることができます)。 。このDOSベースのユーティ • インテグレーテッドRA構成ユーティリティ。 リティを使用して、ユーザの個々の要件に合わせてサーバ・オペレーショ ンをカスタマイズできます。また、このユーティリティを使用して、ペー ジャ・アラート用のパラメータをセットアップしたり、様々なリモート・ クライアントからオペレーションの管理者名を入力したりできます。 5 第2章 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理 • Windowsベースの最適化された端末エ ミュレーション・ソフトウェ ア 。 管理者は、リモート・クライアントか (Symantec社製pcANYWHERE32)。 らインテグレーテッドRAに簡単に接続して、サーバ・ステータスを監視し たり、診断を行ったり、遠隔からサーバ・オペレーションを引き継いだり できます。(管理者は、いずれかのANSI端末エミュレーションまたは専用の 端末を使用して、サーバと通信したり、管理アプリケーションを実行した りすることもできます。) • SNMPエージェント。SNMPエージェントにより、(ネットワーク経由で) インバンドの情報を収集したり、SIMMベースの管理クライアントに対する アラートを生成したりできます。インテグレーテッドRAを使用したサー バ・オペレーションの管理方法については、第6章を参照してください。 インテグレーテッドRAのしくみ インテグレーテッドRAを使用すれば、ユーザはサーバを常時監視する作業から解 放されます。インテグレーテッドRAは、修正不能な問題を検出すると、担当の管 理者にすぐに知らせます。 1.. サーバ側 ページャで通知可能な イベントが発生すると、 統合R A がページを 送信する。 2. . 管理者がページを 受信する ページにより、サーバと、 ページ送信の原因となった イベントが識別される。 5桁の サーバID 5桁のコードに よってイベントが 識別される モデムまたは ダイレ クト・ シリアル 接続 3. . リモート・クライアント側 管理者はリモート・ クライアン トからインテグレーテッド R A にログインして、サーバのオ ペレーションを管理する 図2-1. インテグレーテッドRA管理プロセス 6 第2章 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理 通常のケースでは、問題が検出されると、インテグレーテッドRAは次のような処 理を実行します。 • サーバおよび問題の性質を示すメッセージを付けてページを送信する。 • サーバが動作状態のままになっている場合には、ネットワークに接続して いる管理クライアントにSNMPアラートを送信する。管理クライアント は、サーバからのアラートをログに記録する。 管理者は、どの場所からもサーバにログインし、インテグレーテッドRAを使用し て、サーバの問題(複数)を識別し修正することができます。 付属マニュアル インテグレーテッドRAには以下のマニュアルが付属しています。 • HP NetServerを管理するためのインテグレーテッドRAのセットアップ方法 と使い方を説明したガイド(本マニュアル)。 • pcANYWHERE32オンライン・マニュアル。完全な形のpcANYWHERE32ユ ーザ・ガイドは、HP NetServerナビゲータCDの中の¥UTIL¥PCA32¥XXサブ ディレクトリ(この場合のXXは、使用言語の2文字の省略形を表します)。 • HP NetServerナビゲータに入っているHP NetServerシステムREADMEファイ ル。このREADMEファイルには、インテグレーテッドRAに関する最新情報 が記載されています。 インテグレーテッドRAの特徴と機能 インテグレーテッドRAは、強力なリモート管理ツールとして様々なサーバ管理機 能を備えています。インテグレーテッドRAは、サーバのプロセッサやネットワー ク・オペレーティング・システムとは無関係に動作します。 インテグレーテッド RAは、サーバ・コンポーネントから完全に独立した独自のプロセッサ、アプリケ ーション・ファームウェア、および通信機能(モデムまたはダイレクト・シリアル 接続を介した)を備えています。スタンバイ電源機能により、サーバがシャットダ ウンして電源が切れた場合でも、インテグレーテッドRAは動作し続けます。 コンソール・リダイレクション リモート・クライアント(モデムまたは専用シリアル・ケーブルを介してサーバに 接続している)側の管理者は、サーバの画面を見てキーボードを制御し、あたかも サーバの前に座っているかのようにオペレーションを行うことができます。(イン 7 第2章 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理 テグレーテッドRAは、キャラクタ・ベースのサーバ・コンソール画面とWindows NT のグラフィック・コンソール・リダイレクションをサポートします。) リモート・サーバ・リセット。 。リモート・クライアント側の管理者は、サーバの 電源状態を仮想的に制御できます。管理者は、ハード・リセット、つまり完全な 電源再投入機能を介してサーバをリセットできます。再起動時には、コンソール・ リダイレクションが自動的に有効になり、リモート・サイトでスタートアップ・ メッセージを見ることができます。管理者はまた、休日にサーバを停止させるよ うな場合に、遠隔からサーバの電源を切る(電源を入れる)ことができます。 リモート構成。 。 管理者は、サーバ側にわざわざ移動しなくても、リモート・クラ イアント側からインテグレーテッドRAを再構成することができます。リモート・ クライアント側で実行できる構成作業として、通知機能設定の修正や、管理者情 報の編集があります。 管理とセキュリティ リモート管理セキュリティ。 。管理者は、管理操作を許可するためのパスワードと ダイヤルバックを設定して、リモート・サイトの管理者に管理の許可を与えます。 これにより、ネットワーク・セキュリティが守られます(ダイヤルバックとして8 人までの管理者を指定できます)。 インテグレーテッドRAはまた、無効なログイ ンが試行されたり、無断でシャーシが開けられた場合にそれを追跡記録し、管理 者の活動記録を維持します。 オート・サーバ・リスタート(ASR)前に捕捉される最終画面。 。 インテグレーテ ッドRAは、ASRイベント発生時にサーバの表示画面のスナップショットを自動的 に捕捉することで、リスタート前に表示されたエラー・メッセージや他の画面内 容を保持します。管理者は、リモート・クライアントからこのスナップショット を見て、画面の内容を見ながらサーバの問題のトラブルシューティングを行うこ とができます。この機能は、インテグレーテッドRAおよび付属のASRドライバ・ ソフトウェアによって実現されます。 注記 8 オート・サーバ・リスタート(ASR)ドライバは、別のインスタ レーション・ユーティリティを介してインストールします。詳 細については、HPインフォメーション・アシスタントのメイ ン・メニューの"Management"ボタンを押して表示できるオンラ イン情報を参照してください。HPインフォメーション・アシス タントのインストール方法と使い方については、システムに付 属のユーザ・ガイドに詳しく説明されています。 第2章 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理 サーバの監視 環境監視機能。 。インテグレーテッドRAは、電圧、温度、ファン・スピードのレベ ルを監視して、それらのサンプルを警告およびクリティカルしきい値パラメータ (SNMPエージェントで指定)と比較します。 サーバ・イベントのロギング。 。 インテグレーテッドRAは、サーバ・イベントの 包括的なログを維持し、各イベントの性質や発生時刻を追跡記録します。このロ グは、不揮発性メモリに保持されるので、インテグレーテッドRAがシャットダウ ンしても内容は消えません。このログは、ログ・ビューア、管理クライアント、 またはHP TopToolsを使用してサーバ側で表示することができます。 イベント通知機能。 。通知用としてあらかじめ指定されているイベントが発生した ときには、インテグレーテッドRAは、それらの情報を含んだページを管理者に送 信します。この通知機能により、サーバを常時監視しなくて済むため、管理者の 貴重な時間を節約でき、また、サーバのダウン時間を最小限に食い止めることが できます。管理者は、構成ユーティリティを使用して、またはリモート・クライ アント側から、イベント・カテゴリのページングを有効または無効にすることが できます。 注記 インテグレーテッドRAは、普及している大部分のページング・ サービスをサポートしています。インテグレーテッドRAをセッ トアップする前に、ページング・サービスに問い合わせて、必 要なページャの番号(インストールするインテグレーテッドRA ごとに最大8個)を入手してください。 その他の機能 。 インテグレーテッドRAでは、リモート・クライア DOSレベルのファイル転送。 ントとサーバ間でファイルを転送できます。サーバのユーティリティ・パーティ ションから実行するDOSファイル転送ユーティリティは、バイナリ・ファイル転 送用としてZmodem、Xmodem、およびKermitプロトコルをサポートします。必要 ならば、インテグレーテッドRAを介してアクセスできるBIOSアップデート・ユー ティリティを使用して、サーバのファームウェアをアップデートすることもでき ます。この機能を使用すれば、管理者は、新しいFlashファイルをHPユーティリテ ィ・パーティションにアップロードして、サーバのBIOSを遠隔サイトからアップ デートすることができます。 。当社は、データ(環境データを含む)を収集しイベントをログに記 SNMPサポート。 録するSNMPエージェントを提供しています。SNMPクエリおよびトラップのイン テグレーテッドRAサポートにより、HP NetServerアシスタントを使用したHP TopToolsやHP OpenViewなどのあらゆるSNMP管理プラットフォームSNMPへのシ 9 第2章 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理 ームレスな統合が可能になります。これらの管理ソリューションによって、ユー ザ・サーバのインバンド監視機能が得られます。これらの製品の詳しい使い方に ついては、サーバに付属の「サーバ管理者ガイド」を参照してください。 リモート診断。 。 インテグレーテッドRAにより、管理者はHPユーティリティ・パ ーティションを介してHPダイアグ・アシスタント・アプリケーションを遠隔から 実行することができます。 インテグレーテッドRAのシステムの必要条件 インテグレーテッドRAは、HP NetServerに組み込まれている高度なハードウェア とソフトウェアを統合したものです。独立したオンボードのプロセッサによっ て、サーバの動作状態と無関係にサーバ・アクセスが可能になります。インテグ レーテッドRAでリモート管理を可能にするには、オンボードのハードウェアおよ びソフトウェア機能のほかにも、以下のものが必要です。 • 管理ポートを介した外部モデムまたはダイレクト接続。 • HP NetServerナビゲータ・ユーティリティ・パーティション、または、ハー ドディスクにインストールされているブート可能なDOSパーティションの 中で使用可能な8MBのディスク・スペース(DOSファイル転送やダイアグ・ アシスタントを実行する場合に必要です)。 • HP NetServerナビゲータCD-ROM バージョンG.01.25以上(CD-ROMのHPロ ゴの裏面に印刷されているバージョン番号を確認してください)。 • Windows NTのみ: pcANYWHERE32用の16MBのディスク・スペース。 注記 使用先で電源障害が発生してもインテグレーテッドRAにアク セスできるように、無停電電源装置(UPS)を通して外部モデム に電源を供給することをお勧めします。 サポートされるネットワーク・オペレーティング・システム インテグレーテッドRAは、以下のネットワーク・オペレーティング・システム (NOS)をサポートします。 • Novell NetWare v3.12およびv4.11(SMPを含むが、SFT IIIを含まない) • Microsoft Windows NT Server 3.51および4.0 10 第2章 HPインテグレーテッド・リモート・アシスタントを使用したリモート管理 リモート・クライアントをインストールするための必要条件 リモート・クライアント側では、モデムまたはRS-232接続を接続したANSI X3.64 互換の任意の端末または端末エミュレーションを使用することができます。25ラ イン・モードとIBM PCキャラクタ・セットをサポートするANSIカラー端末、つま りpcANYWHERE32端末ソフトウェアによってサポートされる構成を使用するの がベストです。pcANYWHERE32を使用するには、リモート・クライアント側で以 下のものが必要になります。 • 16MBの空きディスク・スペースがある486以上のコンピュータ • モデムまたはダイレクト・シリアル接続を介したサーバとの通信リンク • MS Windows 95、またはWindows NT Workstation 3.51または4.0 11 3 インテグレーテッドRAのセットアップと 構成 本章では、サーバのリモート管理を可能にするようにHP NetServerのインテグレー テッドRAをセットアップするための手順について説明します(インテグレーテッ ドRAソフトウェアのインストール方法については、第4章を参照してください)。 インテグレーテッドRAをインストールし構成するには、モデムのセットアップま たはダイレクト(ヌル・モデム)接続の構成も行わなければなりません。 モデム(またはダイレクト接続)を構成したら、インテグレーテッドRA構成ユーテ ィリティを使用して、リモート・アクセスとイベント監視機能をセットアップし てください。 次の2つの構成が必要です。 • サーバのBIOSセットアップ構成 • インテグレーテッドRA構成 サーバ上でインテグレーテッドRA機能をセットアップしたら、第4章に説明して ある手順でリモート・サーバ・ソフトウェアをインストールしなければなりませ ん。 13 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 リモート接続のセットアップ まず最初に、サーバとリモート・クライアント間の通信を可能にするリモート接 続をセットアップする必要があります。リモート接続用にサーバをセットアップ するには、次の3通りの方法があります。 次のようにして、HP NetServerの管理ポートをリモート・クライアントに接続する ことができます。 • 外部モデムを使用してクライアントに接続する • ヌル・モデムを使用してクライアントにダイレクトに接続する • 端末サーバを使用してtelnetクライアントに接続する 通常のシリアル・ポートAとB以外に装備されているHP NetServerの管理ポートを 通してすべての接続を経路指定(ルーティング)するのが普通です。 ホストとリモート・クライアントを接続している物理データ・リンクの種類に関 係なく、インテグレーテッドRA構成ユーティリティを使用して、デバイス間の通 信をセットアップしなければなりません。通信の詳しい構成方法については、本 章の後半の「 「インテグレーテッドRAの構成」のセクションを参照してください。 外部モデムの使用 外部モデムをサーバの管理ポートに接続することによって、リモートPCクライア ントと通信できるようになります。データ・リンクを完全なものにするには、リ モート・クライアント側のモデム接続も必要になります。 次の図は、サーバとリモート・クライアントを接続できるこのタイプの接続を示 しています。 14 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 リモート・コンソール 電話 ジャック モデム・ ケーブル R J -1 1 ケーブル モデム 電話 ジャック モデム サーバの 管理ポートへ 図3-1. 外部モデムを通したリモート接続 ダイレクト・シリアル接続の使用 モデム通信をセットアップする代わりに、ヌル・モデム・ケーブルを使用して、 各コンピュータの管理ポートを通してサーバを端末にダイレクトに接続すること ができます。サーバと同じサイトにあるインテグレーテッドRAを通してサーバと 通信したいときには、このタイプの接続を使用できます。次の図は、サーバにイ ンストールしているインテグレーテッドRAとスタンドアロン端末間のダイレク ト接続を示しています。 15 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 ヌル・モデム・ ケーブル 端末 サーバの 管理ポートへ 図3-2. ヌル・モデム・ケーブルを使用したダイレクト接続 ヌル・モデム・ケーブルの構成 ダイレクト接続では、端末があたかもモデムであるかのように、ヌル・モデム・ ケーブルにキーとなる信号が流れます。下の図は、インテグレーテッドRAとのダ イレクト接続を確立するのに必要なケーブル構成を示したものです。 端末またはPC 管理シリアル・ ポート DCD RX TX DTR GND DSR RTS CTS RI 1 2 3 4 5 6 7 8 9 オス メス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 メス DCD RX TX DTR GND DSR RTS CTS RI オス 図3-3. ヌル・モデム・ケーブル構成 次の図に示すケーブル構成によって、最小限の3線ダイレクト接続が可能になりま す。 16 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 端末またはPC 管理シリアル・ ポート DCD RX TX DTR GND DSR RTS CTS RI 1 2 3 4 5 6 7 8 9 オス メス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 メス DCD RX TX DTR GND DSR RTS CTS RI オス 図3-4. 最小限のヌル・モデム・ケーブル構成 DTRをアサート(オン)にして、インテグレーテッドRAで管理ポートを使用可能に すると、インテグレーテッドRAは、DCD、DSR、およびCTSがオンであることを 自動認識して接続を確立します。 端末サーバでのインテグレーテッドRAの使用 インテグレーテッドRAをダイヤルイン電話回線で使用することも可能ですが、セ キュリティを強化したい環境では、この方式を使用しないのが無難です。このよ うなケースでは、ネットワーク上のいずれかの端末サーバを通してHP NetServer 上の管理ポートにアクセスすることができます。インテグレーテッドRAとの接続 は、標準のtelnetアプリケーションを使用して設定できます。これにより、標準の ネットワーク・アクセス・セキュリティ方式を使用できます。 17 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 中e央 C n tr管 al理 M aサn aイg ト e mの en t L A N S ite L A N R eモmー otト e S・iteサLイ A Nト の L A N リ クラ イnアts ン ト C lie e nア t Cンlieト nt M a理n aクg eラmイ 管 N A W WAN WAN N Ne etS tS eerver r ve r s -23 2 RRSS-232 Te m in 端rー 末 タ ミa l Sナ r サe rv ーeバ ル サーバ RRSS-2 32 -232 図3-5. 端末サーバでのインテグレーテッドRAの使用 詳細については、www.hp.com/go/netserverのHP NetServer Webページの"Support"の セクションの中の"Using HP Remote Assistant with Terminal Servers"のアプリケーシ ョン・ノートを参照してください。 18 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 インテグレーテッドRAの構成 最初のサーバ・セットアップでは、インテグレーテッドRA構成ユーティリティを 実行して、以下のような手順でサーバ管理オペレーションを構成します。 • 管理ポート設定を検証する • システム・アクセスとページャ通知用の管理者リストをセットアップする • ページング機能の有効化などを含む、イベント管理オペレーションを構成 する • インテグレーテッドRA機能をテストする • 外部モデムまたはダイレクト・シリアル接続用に通信を構成する • サーバのキーボード・レイアウトを指定する • モニタ(各種センサ)をリセットする • 通知ページに含めるサーバ名および識別番号を指定する 注記 サーバ上の構成ユーティリティで実行できる構成タスクの多 くは、リモート・クライアント側から実行できるインテグレー テッドRA管理プログラムを介してコピーすることもできま す。詳細については、第6章を参照してください。 サーバBIOS通信パラメータのチェック サーバのインテグレーテッドRA機能を構成する前に、サーバの管理ポートがリモ ート接続用に正しく設定されているか確認する必要があります。 これを確認する場合、また必要に応じて、サーバの管理ポート・パラメータを再 構成します。 1. サーバを起動し、ブートアップ・プロセス中にキーを押すように要求され たら[F2]を押します。サーバがBIOS構成ユーティリティを開きます。 2. BIOS構成ユーティリティのメイン・メニューからConfiguration/Integrated IO Ports/Serial Portsを選択します。BIOS構成ユーティリティがすべてのシリア ル・ポート・パラメータを表示します。 19 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 3. 管理ポート・パラメータが以下のように設定されているか確認してください。 パラメータ 設定 Status(ステータス) Enabled Base IO address (ベースI/Oアドレス) 2F8 Interrupt(割込み) IRQ3 この設定では、管理ポートがCOM2に設定されます。サーバに取り付けて いる他のデバイスといずれかのリソースがコンフリクトするのを避けるた めに、これらの設定を変更できます。管理ポートを"Disabled"に設定する と、pcANYWHERE32のホストとDOSファイル転送機能が動作しなくなりま すが、他のポート機能はすべて動作します。 注記 Windows NTサーバを構成している場合には、pcANYWHERE32 ホスト・プログラムによって使用されるCOMポートを変更しな ければなりません。HP NetServerでは、複数のデバイス間での IRQの共用は許されていません。NTのコントロール・パネルを 使用して、COMポート用に正しいベースI/Oアドレスと割込み が選択されているかチェックしてください。 4. Escapeキーを押してメイン・メニューに戻り、[F10]を押して構成の変更を 保存してBIOS構成ユーティリティを終了します。これにより、変更内容が 保存され、通常のブートアップ・プロセスに戻ります。 HPユーティリティ・パーティションを作成して、以下のユーティリティに遠隔か らアクセスすることができます。 • ダイアグ・アシスタント • ファイル転送 • BIOSアップデート インテグレーテッドRA構成ユーティリティを使用するための セットアップ インテグレーテッドRA構成ユーティリティを使用するには、HP NetServerナビゲ ータを開いてこのユーティリティを起動する必要があります。 インテグレーテッドRAを構成するには次のようにします。 1. HP NetServerナビゲータCD-ROMからHP NetServerを起動します。 20 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 2. ナビゲータのメイン・メニューのConfiguration Assistantをクリックします。 ユーティリティは次の3つのオプションを表示します。 Express Custom Replicate 3. ExpressまたはCustomをクリックして、HP NetServerにインストールする NOSを選択します。 Expressを選択すると、インテグレーテッドRAを構成する段階までインス トール・プロセッサが続けられます。そのあとで、 "Configure Remote Management"を選択してください。 Custom Configurationメニュー上でCustomを選択した場合には、インテグレ ーテッドRA構成ユーティリティの実行を選択してください。 いずれの場合にも、インテグレーテッドRA構成ユーティリティが開いてバ ージョン情報が表示され、そのあとでインテグレーテッドRA構成メニュー が表示されます。Enterを押してメイン・メニューを開いてください。 インテグレーテッドRA構成ユーティリティの使い方 ユーティリティのメイン・メニューには、インテグレーテッドRAを管理操作用に 構成するために使用できるオプションのリストが表示されます。 21 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 図3-6. インテグレーテッドRA構成ユーティリティ・メニュー インテグレーテッドRA構成ユーティリティを使用して、以下のものを構成できま す。 • ダイレクト・シリアル接続およびモデム接続用の通信パラメータ • ログイン名、パスワード、ダイヤルバック番号、ページャ構成を含む管理 情報 • サーバ名とサーバIDを含むサーバ識別データ。キーボード・マッピング・ オプションも選択できます。 • ページを開始するイベント。イベントをシベリティ(重要度)別に部類でき ます。 • インテグレーテッドRAユーティリティに関するバージョン情報 注記 ユーティリティのウィンドウを選択する前に、変更した内容を 保存するように要求されます。構成時に変更した内容は、保存 して初めて有効になります。 それぞれの構成オプションについては、以下のセクションで詳しく説明します。 22 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 メニュー操作 インテグレーテッドRA構成ユーティリティのメニューとオプションは、キャラク タ・ベースです。キーボードまたはマウス(DOSオペレーション用にマウス・ドラ イバをインストールしている場合)を使用して使って、各メニューを操作したりオ プションを選択したりできます。キーボードを使って以下の操作を行うことがで きます。 • Tabキーを押してオプション・ボックスまたはフィールド間を移動します (前のフィールドに戻る場合はShift-Tabを押します)。 • オプション・ボックスの中で移動するときには、上向きまたは下向きの矢 印キーを使用します。 • スペースバーを押してオプションのオン/オフをトグル切換えします。 注記 フィールドまたはオプション・ボックス間で移動するときに は、上矢印キーや下矢印キーを使用しないようにしてくださ い。不用意にオプションを変更してしまうことがあります。こ のような操作ではTabキーを使用してください。 構成ユーティリティをローカルで実行していて、DOSドライバ付きのマウスを使 用しているときには、目的フィールドやオプションそのものをクリックして選択 することも可能です。 通信/モデムの構成 インテグレーテッドRAに通知機能を実行させ、リモート・クライアント側の管理 者と対話させるには、データ・リンクを指定して、通信機能を実行できるように インテグレーテッドRAを構成しなければなりません。モデム通信の場合には、モ デムと転送速度のセッティングを指定する必要があります。 図3-7. Connection Modeウィンドウ 23 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 データ・リンクを構成するには次のようにします。 1. Configure Communication/Modemを選択します。 次の2つのオプションを含むConnection Modeウィンドウが表示されます。 ◊ Direct Connection(ダイレクト接続) ◊ Modem Connection(モデム接続) Direct Connection(ダイレクト接続) Direct Connectionを選択すると、COMポートを確認し、ポート速度(ビット数/秒 の単位の速度)を選択するように要求されます。ポート速度を選択するときには、 サーバとクライアントの両方で同じ速度を必ず選択してください。 Modem Connection(モデム接続) Modem Connectionを選択すると、Configure Communicationsウィンドウが表示され ます。このウィンドウの中で、COMポート、ダイヤル方式、COMポート速度(標 準のbps速度)などのモデム設定を選択し構成することができます。 図3-8. Configure Communicationsウィンドウ 24 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 1. リモート接続用として使用するモデムを指定します。"Select Modem"フィー ルドを反転表示にしてEnterを押します。 図3-9. Select a Modemウィンドウ 2. サポートされているモデムの1つを反転表示させ、Enterを押してそのモデ ムを選択します。ユーティリティは、選択されたモデムのデフォルトの初 期設定ストリングを表示します(このストリングは修正可能です)。使用す るモデムがこのモデム・リストにない場合には、Generic Hayes-Compatible を選択します。該当する初期化ストリングについては、モデムの説明書を 参照してください。 3. モデムをセットアップしたらOKをクリックします。設定を保存するように 要求されたらYesを選択してください。 これで、モデムの選択と構成が完了しました。 Set the Automatic Logout time - これによって、リモート・クライアントからの アクセスをサーバが待つ時間を設定します。この時間が過ぎると、接続が自動的 にログオフされます。この時間は秒単位で設定します。 Set the Serial Communications Rate - この設定により、サーバの管理ポートと モデムのシリアル・ポート間でデータを送信する速度を定義します。単位はビッ ト数/秒(bps)です。高速モデムの場合は、通常は19200bpsに設定します。 Select a Dialing Method - モデムを使用する場合には、ダイヤル方式をパルスま たはトーンに設定します。電話回線には2種類、パルス(つまり回転式)ダイヤル電 話機用に構成されているものと、タッチ・トーン電話機用に構成されているもの があります。使用している回線のタイプに設定してください。 ダイレクト・シリアル接続を指定することもできます。これを指定する場合には、 Serial Baud Rate(シリアル・ボーレート)を、ダイレクト接続する端末のボーレート に必ず一致させてください。 25 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 Initialization String Parameters - ユーザ自身の初期化ストリングを作成したい 場合には、次の表に示すコマンドを使用できます。 この表は、リモート・クライアント接続用としてモデム機能を有効にするために ストリングの中の必須のHayesモデム・コマンドを示しています。他のタイプのモ デムについては、モデムに付属の説明書の中の該当するコマンドのリストを参照 してください。詳細については、HP NetServerナビゲータ上のREADME.TXTファ イルも参照してください。 表 3-1. インテグレーテッドRAに必要なモデム・コマンド 有効になる機能 コマンド 結果コードの表示 Q0 詳細結果コード V1 ビジーおよびダイヤル・トーン検出 X4 自動応答 S0=1 RTS/CTS (ハードウェア) フロー制御 &K3 DCDがオンライン状態に等しい &C1 DTRオンがオフになったときに切断する &D2 一定のDTE速度 &Q5S36=7 エラー訂正 &Q5 管理者の構成 管理者がインテグレーテッドRAを使用してサーバ・オペレーションを遠隔サイト から管理できるようにするには、リモート・クライアント側の管理者と通信する のに必要な情報をインテグレーテッドRAに知らせる必要があります。リモート管 理用として8人までの管理者を構成することができます。 複数の管理者を指定できるため、インテグレーテッドRAを通してサーバにアクセ スする権限を別の管理者に与えることができます。 注記 HPインテグレーテッドRAのソフトウェア・ライセンスでは、 ソフトウェア(pcANYWHERE32を含む)の1つのコピーの使用許 可が1人の管理者にしか認められないので注意してください。 Administratorウィンドウを表示するには、インテグレーテッドRA構成ユーティリ ティ・メニューからConfigure Administratorsオプションを選択します。 26 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 図3-10. Administrator Settingsウィンドウ 管理者を識別する名前、管理者がログイン時に使用できるパスワード、およびダ イヤルバック電話番号(選択している場合)を指定する必要があります。管理者がペ ージャを使用する場合には、イベント通知用の電話番号を1個ずつ入力し、使用す るページャのタイプを指定する必要があります。 注記 構成が完了すると、管理者はログインして、インテグレーテッ ドRA管理プラットフォームを実行することによって、リモー ト・クライアントから管理者データを再構成することができま す。リモート・クライアントから各ユーザを構成する方法につ いては、第6章を参照してください。 管理者名の編集 管理者情報を初めて指定する場合には、デフォルトでは、Administratorウィンドウ 内のすべてのフィールドが空欄になっているはずです。必要な管理者レコードを 選択し、Enterを押して名前を追加します(マウスを使用している場合には、ウィン ドウ内の1つのレコードをダブル・クリックすることもできます)。管理者レコー ドを選択すると、管理者の項目単位にデータを入力や修正を行うためのフィール ドとオプション・ボックスを表示したEdit Administratorsウィンドウが現れます。 注記 管理者の名前とパスワードは大文字と小文字が区別されの で、この画面で使用した文字を覚えておき、リモート・クライ アント側でインテグレーテッドRAにログインするときに同じ 文字を使用する必要があります。 27 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 図3-11. Edit Administrators Window パスワードの変更 "Password"フィールドを選択し、Enterを押して新しいパスワードを設定します。構 成ユーティリティは、新しいパスワードを指定するためのSet Passwordウィンドウ を表示します。パスワードの長さが最低5文字であることに注意してください。 ダイヤルバック番号の入力 インテグレーテッドRAがリモート・クライアントにコールバックするためのダイ ヤルバック番号を入力します。ダイヤルバックにより、リモート・サイトでの通 信コストを節約でき、セキュリティも強化できます。不正ユーザはダイヤルバッ ク番号にアクセスできません。 端末設定 構成ユーティリティには、リモート端末のディスプレイの特性を指定するための オプションがあります。 • ディスプレイ・タイプに関しては、カラーまたはモノクロを選択して、サ ーバ・コンソール上に表示されるカラーをリモート・クライアントにどの ように変換するかを指定することができます。キャラクタ・セットに関し ては、"PC Code Page"(拡張PC)または"ISO Latin 1"を選択できます。端末モ ードでpcANYWHERE32(インテグレーテッドRAに付属)を使用する場合に 28 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 は、デフォルト設定、つまりPC Code Pageを使用してください。端末また は端末エミュレーションが25ラインまたは拡張PCキャラクタ・セットをサ ポートしていない場合には、"24 Lines"または"ISO Latin 1"を選択してくだ さい。 端末モードに関しては、24、25、または50ライン表示を指定できます。 インテグレーテッドRAに付属のpcANYWHERE32アプリケーションを使用する場 合には、デフォルトのTerminal Settingsを選択します。端末または端末エミュレー ションが25ラインまたは拡張PCキャラクタ・セットをサポートしていない場合に は、他の値を選択してください。 ページャ・モードの設定 登録済み管理者用のページングを有効または無効にすることができます。下矢印 また は 上 矢 印 キ ー を 使 っ て ペ ー ジ ャ ・モ ー ド を 選 択 し ま す 。 ペ ー ジ ン グ を "Disabled"に設定すると、Configure Paging Eventsウィンドウの中で通知用としてタ グ付けされたイベントに関係なく、その管理者は通知を受け取りません。サーバ・ イベント発生時にページを管理者に送信させたい場合には、ニューメリックまた はTAPページャ・モードを選択してください。TAP (Telocator Alphanumeric protocol) では、ページング デバイスは最大80キャラクタの長さのテキスト・メッセージを 受信できます(ページングを有効にしている複数の管理者がいる場合には、インテ グレーテッドRAは、リスト内の最初のページャからページングを開始し、有効に なっているすべての管理者にページ送信するまで、リスト内のすべてのページャ に順番にページングします。) お使いの携帯電話がショート・メッセージ・サービス(SMS)をサポートしている場 合には、アルファニューメリック・メッセージを送信するようにインテグレーテ ッドRAを依然として構成できます。SMSには、携帯電話で最大160キャラクタの ショート・メッセージを送受信する機能があります。SMSは、モバイル通信用グ ローバル・システム(GSM)のデジタル規格の一部分と考えられます。SMSは、ア ルファニューメリック・メッセージを携帯電話に送信するための無線プロトコル です。 携帯電話のサービス・プロバイダがTAPプロトコルをサポートしている場合に は、インテグレーテッドRAのページ・メッセージをSMS電話に送信できます。イ ンテグレーテッドRAは、TAPを使用してサービス・プロバイダにアラート・メッ セージを送信し、サービス・プロバイダはそのメッセージをSMSを使って携帯電 話に送信します。 TAPメッセージの送信方法については、次の図を参照してください。 29 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 インテグレーテッドRA搭載のサーバ S erv er with Integrated R A "Server "S erv er Error" E rror" イベントが発生 ev ent occ urs アクセス番号を使用 P aging softw are するページング・ wソフトウェア ith ac ces s # TAPメッセージ TA P M es sage モデム M odem TA P P ager TAPページャ SServer e rve r EError rro r SServer erv er EError rro r Sサービス・プロ erv ic e P rov ider receives TA P バイダがTAP m es sage, then メッセージを transm its TA P or S受信し、次にTAP MS またはSMSを 送信する Tower タワー M obile P hone SMS機能付き with SM S 携帯電話 図3-12. TAPベースのアルファニューメリック・ページングを介した イベント通知 ニューメリック・ページャ番号の入力 ページャ・モードをニューメリックに設定したら、タブで"Modify Pager Settings" フィールドに移ってEnterを押してください。ダイアログボックスの中で、ニュー メリック・ページャの電話番号を表す数字ストリングを入力し、その直後にいく つかのカンマを入力して休止(ポーズ)を挿入します(1個のカンマは2秒の休止を表 します)。休止を入れると、その間にページャ・サービスが電話に応答できます。 通常のストリングは、ページャの電話番号とその直後の6∼7秒の遅延時間を表す3 個または4個のカンマで構成されます。モデムが第2のダイヤル・トーンを待つよ うにするには、プレフィックスとページャ番号の間に"w"を入力します。このキャ ラクタは、しばらく時間をおいてからダイヤリングを続けるようにモデムに指示 します。 ページャ・サービスの中には、ページャIDを必要とするものがあります。このID もページャ番号ストリングの中に含めなければなりません。たとえば、あるペー ジャ・サービス用のページャ番号入力項が次のようになっているとします。 9w800-555-7654,,,,347783#,, インテグレーテッドRAは、ページャ・サービスに接続したあとで、サーバIDコー ドとイベント・コードから成る通知を送信します。 ニューメリック・ページャは、サーバIDとイベント・コードを次のフォーマット で表示します。 30 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 XXXXX YYYYY XXXXX = イ ベ ン ト が 発 生 し た サ ー バ を 識 別 す る 5 桁 の 番 号 (Server Identificationコマンドを使用して設定します)。 YYYYY = イベントを識別する5桁の番号 ページング用にタグが付けられたイベントが発生すると、インテグレーテッドRA は、指定されているニューメリック・ページャ番号(複数)をダイヤルして、サーバ とイベント用の該当するコードを送信します(イベント・コードについては「付録 A」を参照してください)。 確認コードの追加 - デフォルトでは、インテグレーテッドRAはページャ・ストリ ングの終わりに2個のポンド記号(#)を自動的に追加します。これらのキャラクタ は、メッセージの確認および送信用としてほとんどのページャ・サービスで必要 になりますが、確認用として別のタッチ・トーン・シーケンスが必要になるペー ジャ・サービスもあります。たとえば、ページャ・ストリングの終わりに2個の星 印(*)を必要とするページャ・サービスがあります。 ストリングの終わりに別のキャラクタを必要とするページャ・サービスを利用し ている場合には、ページャ・メッセージ(サーバID + イベント・コード)を示す2個 の斜線と、その直後にページャ・ストリングの最後の必須のキャラクタを挿入し て、デフォルトをオーバーライドすることができます。たとえば次のようにしま す。 9w800-555-7654,,,//** この例では、インテグレーテッドRAは、ページャ・ストリングの最後にデフォル トのポンド(#)記号の代わりに2個の星印(**)を送信します。ページャ・ストリング の中に"//"を挿入しなければ、インテグレーテッドRAはデフォルトのキャラクタを 送信します。 31 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 注記 多くのページ・プロバイダは、ページャ・メッセージ(サーバID + イベント・コード)の10桁を123, 456-7890としてフォーマット 化します。いくつかのサービスでは、星印のキーによってダッ シュを明示的に指定することによってデフォルトのフォーマ ッティングをオーバーライドできるようになっています。ペー ジャ番号内の2個の斜線の間のキャラクタがサーバIDとイベン ト・コードの間に入れられます。たとえば、ストリング "9w800-555-7654,,,/*/"を入力すると、サーバIDとイベント・コ ードの間に*が挿入されますが、2番目の斜線は、このページ ャ・ストリングの終わりが、後続の文字(このケースでは何も指 定されていません)によってもオーバーライドされることを示 します。末尾のデフォルトのポンド記号##をオーバーライドせ ずに、*を挿入する場合には、ストリング"9w800-555-7654,,,/*" を使用してください。 TAPページャ番号の入力 ページャ・モードをTAPに設定したら、タブで"Modify Pager Settings"フィールドに 移ってEnterを押してください。次に示すようなTAP Pager Settingsダイアログボッ クスが表示されます。 図3-13. TAP Pager Settings 32 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 ページャ電話番号(Pager Phone Number) - サービス・プロバイダのTAPページャ 電話番号を入力します(TAPページャに必要なのはそのサービス用の電話番号だ けです。確認コードやカンマを入れる必要はありません)。 ページャID (Pager ID) - ページャID、つまり個人識別番号(PIN)は、各ページャに 割り当てられている番号です。多くのサービス・プロバイダは、ページャIDとし て、ニューメリック・ページャ番号を使用します。この例を次に示します。 ページャ電話番号: ページャID: 注記 800-123-4567 5551212 サービス・プロバイダによっては、ご利用のページャ・サービ スに応じてユーザににニューメリック・ページャ番号を割り当 てている場合もあります。ご利用のプロバイダがニューメリッ ク・ページャ番号をページャIDとして使用している場合には、 ページャIDの中にエリア・コードを追加しないようにしてくだ さい。 TAPパスワード(TAP Password) - ご利用のサービス・プロバイダに必要な場合は TAPパスワードを入力します。 モデム・ダイヤル・プレフィックス(Modem Dial Prefix) - カスタム・プレフィッ クスを入力するか、タブを使ってこのフィールド内の2番目のオプションに移って Enterを押し、デフォルトのプレフィックスのリストを表示させます。このモデム・ ダイヤル・プレフィックスは、TAPページング専用としてモデムを構成する初期 化ストリングです。モデム初期化ストリングは、300ボーで通常動作する比較的遅 いTAPページング操作用にモデムをリセットします。通常の通信操作用にモデム を設定するために様々な初期化ストリングが使われていることに注意してくださ い。 TAPフレーム設定(TAP Frame Settings) - Enterを押してフレーム設定のリストを 表示させます(または、下矢印キーを押して設定内容をスクロールします)。モデム 通信パラメータには、データ・ビット(7または8)、パリティ(奇数、偶数、または パリティなし)、およびストップ・ビット(1または2)があります。デフォルトの"7e1" は、7データ・ビット、偶数パリティ、1ストップ・ビットを表し、ほとんどのペ ージャ・サービスでサポートされています。リモート・アシスタントで使用でき るパラメータは以下のとおりです。 • "7e1" 7データ・ビット、偶数パリティ、1ストップ・ビット • "8e1" 8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビット • "7o1" 7データ・ビット、奇数パリティ、1ストップ・ビット 33 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 ページャ設定のテスト "Test Pager Settings"オプションによって、ページャ通知機能が正しく動作している か確認することができます。ページをテストすると、インテグレーテッドRAはサ ーバ識別コードとテスト・コード"54321"を指定の管理者に送信します。サーバID が"1"で、ページャが正しく応答すると、ページャのディスプレイには次のように 表示されるはずです。 5桁igit + 5桁 5-d 5-digit S e rv erID ID イベント・コード サーバ E vent C ode 0 2 1 1 TE M P W 図3-14. インテグレーテッドRAページャ通知 TAPページャの場合には、サーバの名前とテキスト"Pager Test"もテスト・メッセ ージに含まれます。 注記 インテグレーテッドRAのページング機能をテストする前に、担 当の管理者にテスト・ページ・コードを知らせ、受信結果を報 告するように指示しておく必要があります。 ページングが完了すると、構成ユーティリティは、送信されたページを報告する ダイアログボックスを表示します。ページが受信されていなかった場合には、Edit Administratorウィンドウの中でニューメリック・ページャ番号を編集して、接続遅 延を指定する休止の回数を変更してみてください。TAPページャを使っている場 合には、サービスの電話番号、ページャID、パスワードをチェックしてください。 また、モデムを電話のジャックに接続しているかチェックしてください。 サーバID/キーマップの構成 Configure Server Identification/Keymapを選択してConfigure Server Optionsウィンドウ を表示します。このウィンドウでは、サーバ名とサーバID番号を入力して、サー バを指定します。このConfigure Server Optionsウィンドウでは、キーマップを選択 することもできます。 34 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 図3-15. Configure Server Optionsウィンドウ サーバ名とサーバIDの入力 このウィンドウを使用して、サーバ名と、リモート・クライアントの管理者側で そのサーバを一意に識別できるサーバ番号を入力します(整合性を保つために、管 理者側がサーバのNOS名を使用したい場合があります)。管理者に送信されるニュ ーメリック・ページの中のイベント・コードと一緒に、ここで指定したサーバID が送られます。 注記 ニューメリック・ページャの中には、ゼロを先行させたメッセ ージを受け付けないものがあります。この問題を避けるため に、5桁のサーバIDを使用してください。 キーボード・レイアウトの選択 ホスト・サーバ上で標準のU.S.キーボード以外のキーボードを使用している場合に は、Change Keymapオプションを使用して、サーバのオペレーティング・システム によって使用されているキーボード・ドライバに適合するキーボード・レイアウ トを選択することができます。これにより、サーバのキーボード・ドライバを再 構成しなくてもインテグレーテッドRAのリモート・クライアント機能を使用でき るようになります。 Configurationメニューの中のServer Keyboardコマンドを使用して、必要なキーボー ド・レイアウトを指定してください。 35 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 注記 サーバのオペレーティング・システムで使用されるキーボー ド・レイアウトが、インテグレーテッドRAで現在サポートされ ているレイアウトにない場合には、お近くのHP販売店に問い合 わせてください(さもなければ、お使いのキーボードに最も近い レイアウトを選択してください)。 イベント管理の構成 ページャを介して通知を生成するイベントを指定するには、メイン・メニューか らEvent Management を選択 して、 ペー ジング ・オプ ショ ンのリ ストを 含ん だ Configure Paging Eventsウィンドウを開きます。 たとえ、ページング用に有効になっていなくても、すべてのイベントがログに記 録されることを覚えておいてください。管理者用のページングを有効にする方法 については、本章の前のほうの「管理者の構成」を参照してください。 図3-16. Configuring Page Eventsウィンドウ 注記 36 インテグレーテッドRAのすべてのイベントがSNMP管理クラ イアント上にトラップを生成することも可能です。イベント管 理パラメータをリモート・クライアント側から構成することも 可能です。アラームの詳細と、遠隔からセッティングを構成す る方法については、第5章を参照してください。 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 Configure Paging Eventsウィンドウを使用して、ページングを有効にしている管理 者へのページ送信を開始するイベントのカテゴリを指定することができます。 ページング用に有効にできるイベントのカテゴリは以下のとおりです。 • システムの電源(System Power) • 温度センサ(Temperature Sensors ) • ファン(Fans) • メモリ・エラー(Memory Errors) • クリティカル・ハードウェア・エラー(Critical Hardware Errors) • システム・ハング(System Hang (ASR)) • POSTエラー(POST Errors) • セキュリティ(Security) • システム・ステータス(System Status) • ディスク・ドライブおよびコントローラ(Disk Drives & Controllers) • ネットワーク・インタフェース・コントローラ(Network Interface Controllers) • その他(Other) ページでサポートされるカテゴリ別のイベントのリストについては、「付録A」を参 照してください。 イベントは、HPで設定している警告またはクリティカルしきい値を越えたかどう かに応じて、警告(warning)またはクリティカル(critical)としても分類されます。警 告イベントが発生しても、システムの動作が停止することはありません。クリテ ィカル・イベントが発生すると、サーバの動作が停止し、迅速な措置が必要にな る場合があります。 ページャ・イベントの設定 ある特定のカテゴリに対するページングの動作を決定するには、次のようにしま す。 1. イベント・カテゴリ・オプションを選択してEnterを押します。 2. 通知のレベルを選択します。次のレベルを選択できます。 ◊ All - このイベント・カテゴリに含まれるすべてのイベントをページ送 信します。 37 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 ◊ Warning - このイベント・カテゴリに含まれるすべての警告イベントを ページ送信します。 ◊ Critical - このイベント・カテゴリに含まれるすべてのクリティカル・ イベントをページ送信します。 ◊ None - このイベント・カテゴリに含まれるすべてのイベントに対して ページングを無効にします。 電源切断オプション Configure Paging Eventsウィンドウの一番下には、温度または電圧に関するクリテ ィカル・イベントが発生した場合にサーバの電源を切るためのオプションがあり ます。 バージョン情報の表示 この項目を選択して、現在しているファームウェア・ユーティリティ含むインテ グレーテッドRA構成ユーティリティのバージョンを調べることができます。 図3-17. Version Informationウィンドウ このVersion Informationウィンドウには、インストールのチェック後に構成ユーテ ィリティによって検出された情報が表示されます。各表示フィールドの内容は以 下のとおりです。 • インテグレーテッドRAのソフトウェア・バージョン番号 38 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 • インテグレーテッドRAのファームウェア・バージョン番号 • HPの著作権情報 終了 Fileメニューを選択すると、ユーティリティは、インテグレーテッドRA構成パラメ ータをDOSファイルに保存したり復元したりするためのメニューを表示します。 インテグレーテッドRA構成ユーティリティを終了する準備ができたら、ユーティ リティのメイン・メニューからExitを選択してください。 ユーティリティは、現在の構成をファイルに保存してから終了し、HP NetServer ナビゲータに戻ります。 これで、ハードウェア・セットアップの第1段階であるインテグレーテッドRAの 構成作業が終了しました。次のステップでは、ある一定範囲の構成および診断ユ ーティリティを格納できるユーティリティ・パーティションをインストール(また は更新)します。 ユーティリティ・パーティションのインストールまたは更新 ここでは、ハードウェア構成プロセスの第2段階について説明します。第1段階で は、インテグレーテッドRAを構成しました。ここでは、以下の作業を可能にする、 ある一定範囲のユーティリティを格納するHP NetServerナビゲータ・ユーティリテ ィ・パーティションをインストールまたは更新する必要があります。 • システムBIOSをアップデートする • ダイアグ・アシスタントを実行する • インテグレーテッドRAユーティリティ • トラブルシューティング・ユーティリティを実行する • HPディスクアレイ・ユーティリティを実行する コンフィグレーション・アシスタントはユーザが操作を終了した時点を覚えてい るので、エクスプレスまたはカスタム構成画面に戻ることができます。 HP NetServer上にDOSユーティリティ・パーティションをインストールするか、既 存のユーティリティ・パーティションを更新するには、次のようにします。 • コンフィグレーション・アシスタントのInstall/Update Utility Partitionボタン をクリックし、次にExecuteをクリックします。 39 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 コンフィグレーション・アシスタントはシステムをDOS環境に設定し、シ ステム・ファイルをコピーして、システムの要件に合わせて必要な操作(イ ンストールまたは更新)を実行します。コンフィグレーション・アシスタン トがインストールを選んだ場合には、必要なシステム再起動の準備をして ください。 注記 ユーティリティ・パーティションにはパーティション化されて いない8MBのハードディスク・スペースが必要です。 パーティショニング操作が完了すると、コンフィグレーション・アシスタントは エクスプレスまたはカスタム構成メニューに戻って、ソフトウェアのインストー ルを終了します。 ユーティリティ・パーティションを使用せずにサーバ上の DOSファイル転送機能を使用する HP NetServerの最初のセットアップ時にHPユーティリティ・パーティションをセ ットアップしていなかった場合には、インテグレーテッドRAのファイル転送機能 を使用するために、ブート可能なDOSパーティションを設定する必要がありま す。DOSパーティションを作成したあとで、 インテグレーテッドRAファイルをDOS パーティションに手動でコピーすることができます。 ファイルをDOSパーティションに手動でコピーするには、次のようにします。 1. DOSからHP NetServerを起動します。 2. DOSのmkdirコマンドを使用して、HPRAという名前のサブディレクトリを 作ります。DOSプロンプトから次のように入力してください。 c:¥mkdir hpra これにより、DOSがサブディレクトリHPRAを作成します。 3. HP NetServerナビゲータCD-ROMのディレクトリ¥server model¥RAの中の以 下のファイルを、今作成したHPRAサブディレクトリにコピーします。server modelは、LC2やLH3などのNetServerモデル名です。 raxfer.exe fxferus.cat 4. パス環境にパスC:¥HPRAを追加します。テキスト・エディタを使用して autoexec.batを開き、path=のコマンドラインにhpraを追加します。 40 第3章 インテグレーテッドRAのセットアップと構成 5. RAXFER.EXEのヘルプを実行して、コンソール・リダイレクションを使用 してコマンドラインからファイル転送を開始するための手順を調べます。 DOSプロンプトから次のように入力します。 c:¥raxfer.exe -? これにより、RAXFERは、コンソール・リダイレクションを使用したファ イル転送のための手順を表示します。 41 4 Microsoft Windows NTサーバ用のコンソ ール・リダイレクションのセットアップ 本章では、Microsoft Windows NTサーバとリモート・クライアントをサーバ管理用 にセットアップする手順について説明します。NTサーバ上にインテグレーテッド RAソフトウェアをインストールし構成したら、サーバとリモート・クライアント の両方に通信ソフトウェアをインストールする必要があります。当社は、NetServer に付属のpcANYWHERE32の使用を推奨しています。リモート・サイトからサーバ を管理するには、リモート・クライアント・ソフトウェア(第5章で説明)のインス トールが必要になることを覚えておいてください。 セットアップ・プロセスの中のこの段階では、ご利用のNTサーバがリモート接続 用に準備されているはずです。ただし、サーバ側のインストールを完全なものに するために、サーバ・コンソールをリモートPCクライアントにリダイレクトした い場合には、pcANYWHERE32ホスト・ソフトウェアをインストールしなければな りません。 43 第4章 Microsoft Windows NTサーバ用のコンソール・リダイレクションのセットアップ サーバへのpcANYWHERE32のインストール Microsoft Windows NTでは、モデムを介したコンソール・リダイレクション機能(サ ーバ上にグラフィック表示される情報をリダイレクトできる機能)を使用したい 場合には、システムに付属のpcANYWHERE32ホスト・ソフトウェアをサーバにイ ンストールしなければなりません。 注記 HPインテグレーテッドRAのソフトウェア・ライセンスでは、 ソフトウェア(Symantec社のpcANYWHERE32を含む)の1つのコ ピーの使用許可が1人の管理者にしか認められないので注意し てください。 LANを介したコンソール・リダイレクション LANを介してサーバのコンソール・リダイレクション(リモート制御)を実行したい 場合には(pcANYWHERE32でモデムを使用する代わりに)、サーバにTCP/IPサービ スをインストールしておかなければなりません。TCP/IPは、標準のWindows NT製 品で使用できます。この使い方については、オンラインの「pcANYWHERE32ユー ザ・ガイド」を参照してください(詳細については、第2章の「付属マニュアル」のセ クションを参照してください)。 pcANYWHERE32のインストール サーバ側でpcANYWHERE32をインストールし、プログラム通信機能を構成するに は、管理者(administrator)の権限が必要です。 ご利用のWindows NTサーバにpcANYWHERE32ソフトウェアをインストールする には、次のようにします。 1. 管理者(administrator)の権限のもとでWindows NTにログインします。システ ム管理者か、管理者グループに属するアカウントを持っているユーザのみ がログインできます。 2. HP NetServerナビゲータをCD-ROMドライブにセットします。 3. プログラム・マネージャの「ファイル」メニュー(またはWindows NTの「スタ ート」メニュー)から「ファイル名を指定して実行」を選択して、次のパスを 入力してセットアップ・プログラムを実行します。 x:¥util¥pca32¥jp¥disk1¥setup.exe この場合のx:は、CD-ROMドライブのドライブ名です。画面上に指示に従 ってください。 44 第4章 Microsoft Windows NTサーバ用のコンソール・リダイレクションのセットアップ 4. ナ ビゲ ータ CD上 の¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTNデ ィレ クト リに 入っ て 、 フ ァ イ ル "HPPCA.REG" を ダ ブ ル ・ ク リ ッ ク し ま す 。 こ れ に よ り 、 pcANYWHERE¥CurrentVersionの下のOnlineServiceキーの下に3つの新しい レジストリ項目が作られます。 5. HP NetServerナビゲータCDの中のインストール・ディレクトリ pcANYWHERE32から次のファイル、 ¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTN¥raserver.bhf をハードディスク上のpcANYWHERE32プログラム ディレクトリの下の "data"サブディレクトリの中にコピーします。 6. このファイルの属性を読取り専用から読取りおよび書込みに変更します。 これでpcANYWHEREを起動できるようになります。 7. サ ー バ を 起 動 し て 、 pcANYWHERE32 プ ロ グ ラ ム ・ グ ル ー プ の 中 の pcANYWHERE32 プ ロ グ ラ ム ・ ア イ コ ン を ダ ブ ル ・ ク リ ッ ク し て pcANYWHERE32を実行します。 8. pcANYWHERE32のメイン画面のツールバーにあるBe a Host PCをクリック します。 図4-1. pcANYWHERE32のサーバ側のツールバー 45 第4章 Microsoft Windows NTサーバ用のコンソール・リダイレクションのセットアップ "Add Be a Host"ボタンと、"RAServer"というラベルが付いた接続項目が表示 されるはずです。 9. "RAServer"の項目を右クリックして、その項目のドロップダウン・メニュ ーを表示します。 10. Propertiesをクリックします。pcANYWHERE32は、この接続項目用に現在記 憶されているパラメータを表示します。 11. "COM2"のチェックボックスをクリックします。 注記 NT 3.5.1または4.0を実行していて、デフォルトのI/Oアドレスを 変更していた場合には、管理ポートに正しいCOMポートが割り 当てられているかを確認しておく必要があります。詳細につい て は 、 お 使 い の NetServer シ ス テ ム の ReadMe フ ァ イ ル (HP NetServerナビゲータCDのメイン・メニューからアクセス可能) を参照してください。 12. Detailsをクリックして、COMポートの転送速度と、インテグレーテッドRA 構成ユーティリティの中で入力した転送速度が一致しているか確認してく ださい。これが一致していれば、COMポートがダイレクト接続と同じよう に動作します。 13. Settingsのタブをクリックし、次に"Launch Host at Startup"チェックボックス をクリックします。 14. OKをクリックしてメインのプログラム・ウィンドウに戻ります。 15. 接続項目を"RAServer"以外の名前に変更したい場合には、その接続項目を 右クリックしてからRenameをクリックし、新しい名前を入力してくださ い。 16. pcANYWHERE32を閉じてサーバをリスタートします。リスタートすると、 pcANYWHERE32が自動的に起動し、リモート接続をサポートする準備がで きます。 オプション数を増やしセキュリティを強化するようにホスト構成をカスタマイズ する場合には(許可されている呼び出し側の特定リストを作成したり、コールバッ クなどの機能を使用したりする目的で)、pcANYWHEREのオンライン・ヘルプを 参照してください。 46 5 リモート・クライアントのセットアップ 本章では、HP NetServerに組み込まれているインテグレーテッドRAアクセサリと 通信できるようにリモート・クライアントをセットアップする手順について説明 します。リモート・クライアント・ソフトウェアのインストール操作は、インス トール・プロセスの第2段階になります。 リモート管理クライアントをセットアップすると、第6章で説明する方法でサーバ 管理を開始することができます。 端末エミュレーションのセットアップ インテグレーテッドRAを使ってサーバのリモート管理を始める前に、リモート・ クライアント側とサーバ側で端末エミュレーションをセットアップする必要があ ります。ここでは、リモート端末エミュレーションのための次の2つのセットアッ プ・オプションについて説明します。 • オプション1: pcANYWHERE32を使用したサーバのリモート管理 • オプション2: 専用端末、または他の端末エミュレーション・パッケージを 使用したサーバ管理 ユーザ環境に適したセットアップ・オプションを選択してください。 47 第5章 リモート・クライアントのセットアップ オプション1: pcANYWHERE32を使用したサーバのリモート管理 Windows NT 3.51、4.0、またはWindows 95 PCクライアントからサーバを管理する 場合には、pcANYWHERE32をインストールしてください。pcANYWHERE32によ り、端末エミュレーションと、Windows NTサーバの場合はグラフィック・コンソ ール・リダイレクションが可能になります。 注記 本ソフトウェアのライセンスでは、pcANYWHERE32を1台 台 のリ モート・クライアントと1台 台 のHP NetServerにしかインストール できないので注意してください。pcANYWHERE32を別のシス テムにインストールしたい場合には、Symantec社からライセン スを追加購入する必要があります。 pcANYWHERE32リモート・クライアントの必要条件 信頼できる端末エミュレーションとリモート・コンソール・リダイレクションを 実現するには、以下のものでリモート・クライアントをセットアップしなければ なりません。 • 25ライン・モードとIBM PCキャラクタ・セットをサポートするANSIカラー端末 • 486以上のPC • Microsoft Windows 95またはWindows NT(3.51または4.0) • 最低16MBの空きディスク・スペース 注記 ここでは、インテグレーテッドRAでpcANYWHERE32を使用す るための手順のみを説明します。pcANYWHERE32は、ユーザ に役立つ他の多くの機能をサポートします。すべての pcANYWHERE32の機能の詳細については、「pcANYWHERE32 オンライン・ユーザ・ガイド」を参照してください(このガイド の詳細については、第2章の「付属マニュアル」のセクションを参 照してください)。 リモート・クライアント側でのpcANYWHERE32のインストール pcANYWHERE32によってリモート・クライアントからの呼び出しを受け入れるに は、pcANYWHERE32をホストとしてインストールし構成しておかなければなりま せん。これは、pcANYWHERE32をインストールしたときにすでに完了しているは ずで す( 第4 章参 照) 。pcANYWHERE32 をイ ン スト ール し正 しく 構成 する と 、 pcANYWHERE32はサーバ上のスタートアップ・サービスとして動作するので、リ モート・クライアントからの呼び出しをいつでも受け入れる準備ができます。 48 第5章 リモート・クライアントのセットアップ リモート・クライアント側でpcANYWHERE32をインストールするには、次のよう にします。 1. HP NetServerナビゲータをCD-ROMドライブにセットし、プログラム・マネ ージャの[ファイル]メニュー(またはWindows 95の[スタート]メニュー)から [ファイル名を指定して実行]を選択します。 2. 次のように入力します。 x:¥util¥pca32¥jp¥disk1¥setup この場合のx:はCD-ROMドライブのドライブ名です。画面上に指示に従っ て、pcANYWHERE32のインストール操作を最後まで実行してください。 3. HP NetServerナビゲータCD上の¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTNディレクトリに 入って、ファイル"HPPCA.REG"をダブル・クリックします。これにより、 pcANYWHERE¥CurrentVersionの下のOnlineServiceキーの下に3つの新しい レジストリ項目が作られます。 4. HP NetServer ナ ビ ゲ ー タ CD の 中 の イ ン ス ト ー ル ・ デ ィ レ ク ト リ pcANYWHERE32から次のファイル、 ¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTN¥pca.scr ¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTN¥hpspkey.scr ¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTN¥hpintkey.scr ¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTN¥raclient.osf ¥UTIL¥PCA32¥JP¥HPEXTN¥extnd.mk7 をハードディスク上のpcANYWHERE32プログラム ディレクトリの下の "data"サブディレクトリの中にコピーします。 5. これらのファイルの属性を読取り専用から読取りおよび書込みに変更しま す。 これでpcANYWHEREを起動できるようになります。 6. Windows を リ ス タ ー ト し ま す 。 pcANYWHERE32 を 実 行 す る に は 、 pcANYWHERE32プログラム・グループの中のpcANYWHERE32プログラ ム ・ ア イ コ ン を ダ ブ ル ・ ク リ ッ ク す る か 、 [ ス タ ー ト ]メ ニ ュ ー か ら pcANYWHERE32を選択します。 7. pcANYWHERE32を初めて実行すると、Smart Setup WizardがCOMポートや モデム仕様などの基本情報の入力を要求しながら、システムの構成プロセ スをユーザにガイドします。 49 第5章 リモート・クライアントのセットアップ 8. Smart Setup Wizardの操作が完了すると、pcANYWHERE32のメイン・プログ ラム・ウィンドウが表示されます。 pcANYWHERE メニューバー pcANYWHERE アクション・ ボタン・バー r 図5-1. pcANYWHERE32のメイン画面とツールバー モデムの型番を(表示されているモデム・リスト上の型番から)選択したら、遠隔か らアクセスしたいサーバごとに電話番号を指定する必要があります。 ホスト電話番号を設定するには次のようにします。 1. メイン・プログラム・ウィンドウのアクション・バーにあるCall Online Serviceをクリックします。Smart Setup Wizardによって自動的に作成された Add Online Service項目と、"RAClient"というラベルが付いた接続項目が表示 されるはずです。 2. RAClientをダブル・クリックしてその項目のドロップ・ダウン・メニュー を表示して、Propertiesをクリックします。 3. Propertiesウィンドウの中のDetailsをクリックして、正しいCOMポートとモ デム・タイプが設定されているか確認します。Microsoft Windows 95とNT 4.0 は、選択用としてUnimodem項目の構成済みのリストを表示します。NT 3.51 はCOMポート・オプションを表示します。 4. Settingsのタブをクリックして、サーバの電話番号を入力します。 5. OKをクリックしてメイン・プログラム・ウィンドウに戻ります。 6. 接続項目を"RAClient"以外の名前に変更したい場合には、その接続項目を右 クリックしてからRenameをクリックし、新しい名前を入力してください。 50 第5章 リモート・クライアントのセットアップ 7. このアイコンを何度かコピー・アンド・ペーストして、管理対象の各サー バ用のアイコンを作成することができます。 Windows NTコンソール・リダイレクションの詳細については、第6章の「コンソー ル・リダイレクション」のセクションを参照してください。 オプション2: 専用端末を使用したサーバ管理 以下のような理由でpcANYWHERE32以外の端末エミュレータを使用したい場合 があります。 • より高度なスクリプト機能が必要 • Windows NTやWindows 95のリモート・クライアントを使用したくない • 端末サーバ構成用にTelnet機能が必要 • 他の端末エミュレーション・ソフトウェアを使用したい • グラフィック・コンソール・リダイレクションが不要 ダ イ レ ク ト 端 末 接 続 を 使 用 し て サ ー バ を 管 理 す る か 、 pcANYWHERE32(HP NetServerに付属)以外の端末エミュレーション・ソフトウェアを使用したい場合に は、以下のことを確認してください。 • 端末エミュレーション・ソフトウェアがリモート・ダイヤルインおよび通 信機能(たとえば、Kermit、DataStorm社のProcomm Plus、Future Soft社の Dynacomm)を備えているか確認してください。 • 専用端末か、他の端末エミュレーション・ソフトウェアを使用する場合に は、リモート端末設定が正しいか、また、サーバ・データをクライアント にリダイレクトしたときにパフォーマンスを最大化できるか確認してくだ さい(リモート管理用にインテグレーテッドRAを構成する手順について は、第3章を参照してください。) • リモート・クライアントとしてHP-UXワークステーションを使用する場合 には、本章の後半の「HP-UXワークステーションからのインテグレーテッド RAへの接続」のセクションを参照してください。 リモート・クライアントは、あたかも25ラインとPCキャラクタ・セットをサポー トするPCベースのカラーANSI端末エミュレータを使用しているかのように、実際 のサーバ表示に近い内容を表示します。次の表は、インテグレーテッドRAを使っ て構成する必要がある端末設定とパラメータを示したものです。 51 第5章 リモート・クライアントのセットアップ 表5-1. 端末エミュレーション設定 設定 推奨 他の選択 エミュレーション ANSIカラー モノクロANSI/VT-100 キャラクタ・セット 拡張PC/IBM PC ANSI 画面の寸法 80 x 25 80 x 24 行の折返し オフ ローカル・エコー オフ スクロール オン キャリッジ・リターン なし 変換 バックスペース変換 なし カーソル 下線、明滅 表5-2. ダイレクト接続通信パラメータ パラメータ 推奨 他の選択 ボーレート 38,400 構成ユーティリティを参照 データ・ビット 8 ストップ・ビット 1 パターン なし ハンドシェーキング なし 接続 DCDをオン 切断 DTRをオフ キーボード・マッピング pcANYWHERE32以外の端末エミュレータを使用するか、端末にダイレクトに接続 する場合には、端末エミュレータを介してサーバのキーボードの特殊なキー(たと えば、ESC、Homeなど)の機能をエミュレートする必要があります。このエミュレ ーションは、ANSIエスケープ・シーケンスを特殊キーにマッピングすることによ って実現できます。ほとんどの端末エミュレータでは、特殊キーからキャラクタ・ ストリングへのリマッピングが可能です。端末にこの機能がない場合には、スト リングを手動送信する必要があります。サーバのキーボード上の特殊キーをエミ ュレートするために使用できるキャラクタ・ストリングのリストは、「付録B」に記 載されています。 52 第5章 リモート・クライアントのセットアップ HP-UXワークステーションからインテグレーテッドRAへの接続 HP Visual User Environment (HP VUE)を実行しているHP-UXワークステーションを リモート管理クライアントとして使用する場合には、xterm端末エミュレータを使 用してインテグレーテッドRAに接続し、通信セッションを開始することができま す。 インテグレーテッドRA用に適した設定を表示したxtermウィンドウを開くには、次 のように入力します。 xterm -T "Integrated RA" -bg black -fg white -sb -cr white -geometry 80x25 この例では、黒い背景、白い前景、白いカーソル、スクロールバー、および80 x 25 キャラクタ表示のセッション・ウィンドウが指定されています(他のパーティショ ン・オプションについては、xtermのマニュアル・ページを参照してください)。 モデムまたは他のシリアル・デバイスで通信を開始するには、cu(Call UNIX)コマ ンドを使用してください。たとえば、xtermコマンド・プロンプトから次のように 入力します。 cu -1 hayes 9,4085551234 "-1 hayes"は、通信回線として使用するデバイス名を指定するものです。デバイス 名は、/usr/lib/uucp/Devicesファイルに入っています。詳細については、cuのマニュ アル・ページを参照してください。 このコマンド例の中の"hayes"は、自動ダイヤル・モデムを意味します。そのため、 このcuコマンドは、9,408-555-1234という番号をダイヤルすることをモデムに指示 します。 53 6 インテグレーテッドRAを使用した サーバ・オペレーションの管理 pcANYWHERE32(またはサード・パーティ製の端末エミュレーション・プログラ ム)をリモート・クライアント上で実行していると、管理者(インテグレーテッド RA構成ユーティリティで構成済み)は、サーバにログインし、インテグレーテッド RAを使用してサーバ・オペレーションを監視したり、サーバを構成または管理し たりすることができます。 インテグレーテッドRAの管理機能の使い方 pcANYWHERE32を使用して、インテグレーテッドRA管理プログラム・オプショ ンにアクセスすることができます。このオプションでは、情報を表示したり、リ モート通信を構成したり、コマンドを遠隔から実行したりできます。 これらの管理および構成作業の多くを、サーバ上で実行しているインテグレーテ ッドRA構成ユーティリティを使用して実行できることを覚えておいてくださ い。インテグレーテッドRA構成ユーティリティの詳しい使い方については、第3 章を参照してください。 インテグレーテッドRAにアクセスするには、まず最初にpcANYWHERE32を使用 してリモート管理セッションを開始します。 リモート管理セッションを開始するには次のようにします。 1. リモート・クライアント側のWindowsのプログラム・マネージャの中の pcANYWHERE32プログラム・グループからpcANYWHERE32を実行しま す。 2. ツールバーにあるCall Online Serviceをクリックします。 3. HP NetServer用に作成したリモート制御アイコンをダブル・クリックします (第5章を参照)。 4. HP NetServerのインテグレーテッドRA構成ユーティリティの中で定義した パスワードを入力します。 サーバがパスワードを受け入れると(また、ダイヤルバック番号を指定していなか った場合には)、サーバ上のインテグレーテッドRAが起動し、そのメイン・メニュ ーを表示します。 55 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 ダイヤルバックによるログイン ある管理者に対してダイヤルバック番号を指定していた場合には、サーバがパス ワードを受け入れたときに"Hang up and prepare for dial-back"というメッセージが表 示されます。その場合には、モデムの接続を切って、デバイスを自動応答モード に設定してください(pcANYWHERE32の中では、接続項目を右クリックすること でこの操作を実行できます。"Wait for Connection"オプションを選択してくださ い)。 インテグレーテッドRAは約15秒以内にコールバックします。コールバックが発生 したら、Enterを押してメイン・メニューを表示してください。 MAIN MENU Server Name: HP NetServer, Server ID: 001, RA Firmware: A.00.01 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 0. Show Event Log Show Status Console Redirection Server Reset/Power Menu Reboot to Utility Partition Event Management Configuration Administrator/Pager Configuration Management Port Passthru Disconnect Enter Selection: 図6-1. インテグレーテッドRA管理プログラムのメイン・メニュー インテグレーテッドRA管理プログラム・オプション インテグレーテッドRA管理プログラムのメイン・メニューでは、実行したい操作 に関連する項目番号を入力して管理操作を選択することができます。1つのオプシ ョンを選択すると、インテグレーテッドRA管理プログラムが各種画面を表示しま す。これらの画面を使用して、情報を表示したり、追加オプションを選択したり、 入力フィールドにテキストを入力したり、コマンドを実行したりできます。 インテグレーテッドRA管理プログラムの9個のメニュー・オプションについて以 下に説明します。 1. Show Event Log(イベント・ログの表示) メイン・メニューからShow Event Logを選択すると、インテグレーテッドRAは次 に示すようなサーバ・イベントのログを表示します。 56 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 EVENT LOG Total Entries 212 Displaying Entries 197...182 Event New Paged | Code Description Severity | | Date Time ----- ----------------------------------------- - - -------- -------01801 System boot (POST complete) 20001 Administrator 1 login 20003 Administrator 1 auto-logout i i i 03/10/98 02:37:17 03/10/98 02:37:16 03/10/98 02:28:29 20001 Administrator 1 login 20106 Front panel power down i W 03/10/98 02:22:20 * 03/09/98 04:14:35 01801 System boot (POST complete) 20003 Administrator 1 auto-logout i i 03/09/98 02:54:54 03/01/98 23:06:15 20001 Administrator 1 login i 03/01/98 22:59:19 Select (1)Newest, (2)Display Last ASR Screen, (3)Dump Entire Log, (\)Erase Log, (0)Main Menu, (,) for older events, (.) for newer events: 図6-2. Integrated RAのイベント・ログ このログによって、サーバ・イベントに関する以下の情報が得られます。 • イベント・コード(イベント・コードの詳細については「付録A」を参照) • イベントの簡単な説明 • イベントが発生した日付時間 • イベントが新規に記録されたものかどうか。これはプラス記号(+)で示され ます。 • イベントに応答してページが送られたかどうか。これは星印(*)で示されま す。 イベント・ログが表示されている間に、括弧でくくられた記号のキーを押すこと によって、以下のオペレーションを実行することができます。 • (1) Newest - ログ・ウィンドウが最後に表示されてから発生したイベントを 表示する場合に使用します。 • (2) Display Last ASR screen - ASR(オート・サーバ・リスタート)イベントが 発生したときにサーバに表示された画面を表示します。 • (3) Dump Entire Log - イベント・ログをファイルとして捕捉します (pcANYWHEREでは、このコマンドを呼び出した直後にファイル転送機能 を使用しなければなりません)。 57 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 • (\) Erase the Log - イベントのログ全体を消去します。 • (,) for older events - 古いイベントのほうにページ・ダウンします。 • (.) for newer events - 新しいイベントのほうにページ・アップします。 • (0) Return to the Main menu - インテグレーテッドRAのメイン・メニューに 戻ります。 注記 モデムがリモート接続によって占有され、メイン・メニューの 中に"ALERT PENDING"メッセージが表示された場合には、イン テグレーテッドRAがイベントに対してページ通知を送信して いないことを示します。しかし、このイベントはページ通知さ れているものとして、イベントのログには記録されます。 温度上昇などのイベントが発生すると、インテグレーテッドRAはそのイベントに 対する監視プロセスを自動的に無効にします。これは、重複したページが送られ て、重複したイベント・レポートがログに記録されるのを防ぐためです。イベン ト状態が正常な範囲に戻ると、センサが自動的にリセットされます。 ASR時に保存された最終画面の表示 インテグレーテッドRAは、ASR(ASR−オート・サーバ・リスタートについては第 2章を参照)イベント発生時にサーバの表示画面のスナップショットを自動的に捕 捉するので、リスタート前のサーバのディスプレイに表示されていたエラー・メ ッセージを確認することができます。インテグレーテッドRAは、スナップショッ トの中の画面のカーソル位置や表示モードも保存します。 インテグレーテッドRAのメイン・メニューの番号2を入力して、最後のASR画面を 表示します。インテグレーテッドRAは、リスタート前に表示されていた最終画面 を表示します。 注記 NOSがハングしたときにサーバ側の表示がグラフィック・モード になっていた場合には、その表示を捕捉できないため、リモー ト・クライアント側からその内容を表示することはできません。 インテグレーテッドRAに電源が入ってから現在までASRイベントが発生していな かった場合には、インテグレーテッドRAは、捕捉された画面がなく表示できない ことをユーザに知らせます。 捕捉された画面を表示したら、スペースバーを押してイベント・ログに戻ります。 58 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 注記 捕捉された画面の内容は揮発性メモリに記憶されます。そのた め、NetServerの電源コードをはずした場合や、インテグレーテッ ドRAファームウェアをアップデートした場合には、保存されて いた画面の内容は消えます。 2. Show Status(ステータスの表示) メイン・メニューからShow Statusを選択すると、インテグレーテッドRAは、サー バの現在ステータスに関する情報を次のように表示します。 STATUS Date: 03/11/98 21:40:44 Management Port: COM2, Base I/O Address 2F8, IRQ 3 Server Voltage Levels Sys Bd +5V 5.022 V Sys Bd +12V 12.02 V Sys Bd +3.3V 3.41 V Proc B Core V disabled V Temperature Proc A Temp Sys Bd Temp 25 øC 26 øC Other Server Sensors Back Panel Fan1 2240 RPM Sys Bd -5V Sys Bd -12V Proc A Core V SCSI Term -4.9 V -12 V 2.82 V Within Limit Proc B Temp 24 øC Intrusion Deasserted Press [Enter] to return to the Main Menu. 図6-3. インテグレーテッドRAのStatus画面 このステータス情報には、現在の電圧の値(+3.3Vのレベルは、監視対象のサーバ に関係する場合にのみ表示される)と現在の温度レベルが示されます(サーバの電 源を切ると、この情報の代わりに、サーバに電源が入っていないことを示すメッ セージが表示されます)。 3. Console Redirection(コンソール・リダイレクション) リモート・サーバ管理の重要な機能は、リモート・クライアントがサーバの制御 を引き継ぐ機能です。メイン・メニューからConsole Redirectionを選択すると、イ ンテグレーテッドRAは以下のオプションを表示します。 59 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 CONSOLE REDIRECTION 1. 2. Text Console Redirection NT Graphics Console Redirection Enter selection or (0)Main Menu: 図6-4. Integrated RAのConsole Redirectionメニュー インテグレーテッドRAは、HP NetServerに付属のpcANYWHERE32プログラムを介 したサーバ・コンソールのテキスト・ベースのリモート・コンソール・リダイレ クションを開始することができます。サーバにpcANYWHERE32もインストールし ている限り、インテグレーテッドRAは、Windows NTサーバのコンソールにもグラ フィカルにリダイレクトすることができます。これらの2通りの方法を用いて、通 常はサーバ上で実行する多くのタスクをリモート・サイトで実行することができ ます。本章の後半で説明するManagement Port Passthruオプションを使用すれば、他 の操作を実行することができます。 Text Console Redirection(テキスト・コンソール・リダイレクション) Text Console Redirectionを選択すると、インテグレーテッドRAは、リモート・クラ イアント上にサーバ画面を表示して、サーバのキーボードの制御をリモート・ク ライアントに渡します。この機能は、NetWareサーバなどのテキスト・ベースのネ ットワーク・オペレーティング・システムで真価を発揮します。 コンソールをリダイレクトしている間は、あたかもサーバの前に座っているかの ように管理操作を実行することができます。たとえば、NOSレベルのコマンドを 実行したり、ディレクトリの内容をチェックしたり、構成ファイルを編集したり することができます。 リモート・クライアントからサーバのキーボードにキーボード・コマンドをリダ イレクトしても、汎用端末のキーボード上のキーを押してすべてのPCキーボード のキーを制御できるわけではありません。汎用端末のキーボードをPCのキーボー ドにそのままマッピングすることはできないため、キャラクタ・ストリングを使 って、PCのキーボード上の大部分の特殊キーをエミュレートしなければなりませ ん。キーボード・マッピングの詳細については「付録B」を参照してください。 サーバ上でU.S.以外のキーボードを使用している場合には、構成ユーティリティを 使用して、サーバのオペレーティング・システムで使われているキーボード・ド ライバに適合するキーボード・レイアウトを指定することができます。キーボー ド・レイアウトの選択方法については、第3章の「キーボード・レイアウトの選択」 を参照してください。 60 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 注記 リモート・サイトでサーバをリセットしている間は、サーバの モニタ表示と同じようにブートアップ・メッセージを表示でき るように、コンソール・リダイレクションが自動的に有効にな ります。 サーバの制御を放棄してインテグレーテッドRAの管理プログラムに戻りたい場 合には、Ctrl-Bを押します。 NTのグラフィック・コンソール・リダイレクション インテグレーテッドRAを使用して、マウス制御を含むコンソール全体とすべての 画面要素をリモート端末にリダイレクトすることができます。この方法により、 あたかもサーバ側で操作しているかのようにしてNetServerを管理することができ ます。このオプションを使用するには、サーバ(第4章参照)とリモート・クライア ント(第5章参照)の両方にpcANYWHERE32ソフトウェアをインストールし構成し ておかなければなりません。 Windows NTサーバのコンソールをリモート・クライアントにグラフィックにリダ イレクトするには、次のようにします。 1. リモート・クライアントのConsole Redirectionメニューから"NT Graphics Console Redirection"オプションを選択します。 画面上には次の応答メッセージが表示されます。 To initiate NT Redirection mode, press <Ctrl>-<1>... 2. Ctrl-1を押します("1"は、数字キー・パッド上の1のキーです)。 クライアントが接続して制御を得るまで、リモート・サーバは最大5分間待 機します。5分以内に接続が設定されなかった場合は、インテグレーテッド RAがキャラクタ・モードに戻ります。 注記 ディスプレイからの要求があってもEnterキーを押してはな りません。 。 その場合にはCtrl-1を押してください。サーバのグ ラフィック・コンソールがリモート・クライアントに瞬時にリ ダイレクトされます。 このあとで、サーバのコンソールの表示と制御がリモート・クライアント にリダイレクトされます。サーバで実行されたすべての操作がモデム接続 の転送速度でリモート・クライアント上に表示されます。リモート・クラ イアント側ですべてのマウスおよびキーボード制御が可能です。 3. 切断の準備ができたら、End Sessionボタンをクリックします。NTはEnd Sessionウィンドウを表示します。 61 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 4. End Sessionウィンドウの中の"Host Accepts Another Call"チェックボックスを オフしてはなりません。このチェックボックスに対しては、オンのデフォ ルト・オプションを使用してください。NTのコンソール・リダイレクシ ョン・セッションを終了するとリモート接続も終了するので注意してく ださい。 。 サーバとのリモート接続を再開するには、pcANYWHERE32に戻 ってサーバに再びログインしてください。 注記 "Host Accepts Another Call"を無効にすると、pcANYWHERE32の ホスト・サービスが終了します。ホスト・サービスをリスター トするには、サーバ側でホスト・モードを再設定する必要があ ります。 オプション数を増やしセキュリティを強化するようにホスト構成をカスタマイズす る場合には(ホスト単位にカスタム呼出し接続項目を作成したり、パスワードを定義 したりする目的で)、pcANYWHEREのオンライン・ヘルプを参照してください。 4. Server Reset/Power(サーバ・リセット/電源)メニュー インテグレーテッドRAでは、リモート・クライアントからサーバをリセットする ことができ、オン/オフ・スイッチの仮想制御機能を使用できます。リモート・ クライアントからServer Resetメニューを選択すると、インテグレーテッドRAは、 次のようなリセット・オプションのメニューを表示します。 SERVER RESET MENU 1. 2. 3. 4. 5. Send <Ctrl-Alt-Del> key sequence Hard Reset Power Cycle Power Down Power Up Enter selection or (0)Main Menu: 図6-5. インテグレーテッドRAのServer Resetメニュー 選択できるオプションは、その時点のシステムの条件(またはユーザが修正したい 問題)によって違ってきます。 Server Resetオプションには次のものがあります。 • Send <Ctrl-Alt-Del> key sequence - このオプションは、サーバの「ソフト」ま たは「ウォーム」リセットを実行します。このクイック・リスタートは、サ ーバのどのハードウェアも再初期化しません。このオプションは、サーバ をハングさせるアプリケーションをインストールしている場合に役立ちま す。 62 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 • Hard Reset - このオプションは、大部分のサーバ・ハードウェアを再初期 化し、オペレーティング・システムをリブートします。リセット後は、サ ーバ・コンソールが自動的にリモート・クライアント側に転送されます。 コンソール・リダイレクトを終了するには、リモート・クライアント側で [Ctrl-B]を押します。 • Power Cycle - このオプションを使用して、サーバのすべてのハードウェア を完全に再初期化します。このオプションは、サーバの電源を切り、15秒 後に再び電源を入れます。サーバのすべてのハードウェアが再初期化さ れ、オペレーティング・システムがリブートします。 • Power Up - このオプションはサーバの電源をオンにします。 • Power Down - このオプションを選択してサーバの電源を切ります。 • Graceful Reboot - このオプションは、特定のHP NetServerでしか使用できま せん。サーバ上のShutdown Agentを実行中の場合に、このオプションを選 択すると、NetServerで実行中のOSがシャトダウンし、リスタートが実行さ れます。 • Graceful Shutdown - このオプションは、特定のHP NetServerでしか使用で きません。サーバ上のShutdown Agentを実行中の場合は、このオプション を選択すると、NetServerで実行中のOSがシャトダウンし、サーバの電源が 切れます。 注記 Shutdown AgentはOS/2やBanyanオペレーティング・システムで はサポートされません。Shutdown Agentを実行していない場合 に は 、 Graceful Reboot は Hard Reset と 同 じ に な り 、 Graceful Shutdownは、数分のタイムアウト機能を持つPower Downと同じ になります。 リセット・オプション番号を入力して、オペレーションを開始してください。 最初の4つのオプション(つまり、<Ctrl-Alt-Del>、Hard Reset、Power Cycle、または Power UP)の1つを選択すると、サーバ・コンソールのI/Oがリモート・クライアン トにリダイレクトされるので、サーバのモニタに表示されるシステムまたはNOS スタートアップ・メッセージを見ることができます。 サーバ・コンソールの制御を放棄してメニューに戻るには、Ctrl-Bを押します。ホ ストのコンソールの制御を受け取ったり放棄したりする方法については、直前の 「コンソール・リダイレクト」のセクションを参照してください。 63 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 5. Reboot to Utility Partition(ユーティリティ・パーティションからの リブート) インテグレーテッドRAは、リモート・クライアントからサーバ上に以前にインストー ルされたDOSユーティリティの起動と実行のプロセスを自動化します。これは特に、 診断を行ったり、遠隔からサーバを構成したりする必要がある管理者にとって便利な 機能です。 DOSユーティリティは、HP NetServerナビゲータに入っているコンフィグレーショ ン・アシスタント・プログラムを使用したセットアップ中にサーバのユーティリ ティ・パーティション上にインストールされます。 インテグレーテッドRA管理プログラムのメイン・メニューからReboot to Utility Partitionを選択したときに、サーバ上にユーティリティ・パーティションがインス トールされていた場合には、インテグレーテッドRAは、サーバをリブートしま す。ユーティリティ・パーティションをロードするには、F12を押します。 このユーティリティ・パーティションには、DOSユーティリティ以外にも、以下 の機能を含むいくつかの機能を提供するリモート・アシスタント・ユーティリテ ィが含まれます。 。 リモート・クライアントからサ Remote file transfer(リモート・ファイル転送)。 ーバのユーティリティ・パーティションにファイルを転送します(最新のシステム BIOSコードなど)。HP Support BBSやHP FTPサーバなどのHPの情報源を使用して、 最新のシステム・ファイルを入手して、それらのファイルを遠隔サイトから各サ ーバに転送することができます。 Access to the Integrated RA Configuration Utility(インテグレーテッドRA構成ユ ーティリティへのアクセス)。 。インテグレーテッドRA構成ユーティリティの詳し い使い方については、第3章を参照してください。 Updating Integrated RA firmware(インテグレーテッドRAファームウェアのア ップデート)。 。 この機能を使用して、インテグレーテッドRAアプリケーション・ ファームウェアをローカルまたは遠隔サイトからアップデートすることができます。 6. Event Management Configuration(イベント管理構成) インテグレーテッドRAには、インテグレーテッドRAが監視および管理できるサー バ・イベントのメニューがあります。 注記 64 下記のイベント管理設定リストは、インテグレーテッドRAを組 み込んでIRQサーバ側からインテグレーテッドRA構成ユーテ ィリティを実行して構成できます。インテグレーテッドRA構成 ユーティリティの詳しい使い方については、第3章を参照して ください。 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 メイン・メニューからEvent Management Configurationを選択すると、インテグレー テッドRAはEvent Managementメニューを表示します。 EVENT MANAGEMENT CONFIGURATION MENU Paging Threshold ------------------(a) Warning (b) Warning (c) Warning (d) Critical (e) All (f) Critical (g) All (h) Warning (j) None (k) Critical (m) Warning (n) None Event Category -------------------------------------System Power Temperature Sensors Fans Memory Errors Critical Hardware Errors System Hang (ASR) POST Errors Security System Status Disk Drives & Controllers Network Interface Controllers Other (p) [ ] Power off on Critical Temperature (q) [ ] Power off on Critical Voltage Select item to toggle, or (!) for factory defaults, or (0)Main Menu: 図6-6. インテグレーテッドRAのEvent Management Configurationメニュー イベントに対するアクションを変更するには、その項目の英字を入力します。英 字を入力するたびに、そのイベント用に次に使用可能なページャしきい値選択項 目が表示されます。温度および電圧上昇の状態になったときにサーバの電源を切 るように設定することもできます。ページング・イベントの詳細については、第3 章を参照してください。 注記 Event Managementメニューの中の設定によってSNMPアラーム の生成を制御することはできません。 インテグレーテッドRAのSNMPエージェントをロードしている場合には、サー バ・イベントが発生したときに、上記のイベントに関するSNMPトラップが生成さ れ、ネットワークに接続している管理クライアントに送られる場合があります。 インテグレーテッドRAのSNMPエージェントの使い方については、本章の後半の 「インテグレーテッドRAでのSNMPサーバ管理アプリケーションの使用」のセクシ ョンを参照してください。 65 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 7. Administrator/Pager Configuration(管理者/ページャ構成) リモート・サイト側の管理者との通信の安全を守るために、インテグレーテッド RAにはAdministrator Configurationウィンドウが用意されています。このウィンドウ を使用して、最大8人の管理者に対する管理者通知を指定したり管理したりできま す。それぞれの管理者レコードの内容は以下のとおりです。 • 名前 • パスワード(必須) • ダイヤルバック番号 • ページャ番号 管理者は、通知機能を指定することによって、インテグレーテッドRAを介してサ ーバにアクセスする権限を別の管理者に与えることができます。 管理者構成の管理 Administrator/Pager Configurationを選択すると、インテグレーテッドRAは、以下の ような現在の管理者構成を表示します。 ADMINISTRATOR CONFIGURATION Name Dial-back Number Enable Pager Number -------- -------------------- ------------------------(1) Ralph 555-1212 * 555-1234 (2) Jon 555-4321 - 555-9999 (3) Bob 555-1872 A 555-8765 (4) Enter slot to add, modify, or delete, or (/)Toggle pager Enable, or (0)Main Menu: 図6-7. インテグレーテッドRAのAdministrator Configurationメニュー インテグレーテッドRAを組み込んでいるサーバ上でインテグレーテッドRAの構成 ユーティリティを実行することによって、ユーザ・レコードをセットアップしたり 修正したりすることも可能です。インテグレーテッドRA構成ユーティリティの使い 方については、第3章を参照してください。 管理者データの変更(追加、削除、変更) 修正対象の管理者レコードの番号を入力すると、インテグレーテッドRAは、そのユ ーザのパスワードを入力するように要求してきます。そのあとで、修正可能な管理 者詳細情報のリストが表示されます(既存のユーザに関するデータに上書きする か、空のレコードに番号を入力することによって、新しい管理者を作成することが できます)。 66 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 管理者レコードを削除するには、管理者の番号を入力します。パスワードを入力 してから、- (マイナス)キーを押してください。 ページャのオン/オフの切り換え / を入力して、管理者のページャをオン/オフにトグル切り換えします。インテグ レーテッドRAは、オンまたはオフするページングに関係するユーザ番号を入力す るように要求してきます。ユーザ番号を入力してEnterを押してください。インテ グレーテッドRAは、現在のトグルの状態に応じて、そのサイトの管理者のページ ャをオンまたはオフにします。オンになっているニューメリック・ページャは"+" によって示されます。 TAP設定 TAPページャ設定には、TAPフレーム設定が含まれます。これらのモデム通信パラ メータには、データ・ビット(7または8ビット)、パリティ(奇数、偶数、またはパ リティなし)、およびストップ・ビット(1または2)があります。デフォルトの"7e1" は、7データ・ビット、偶数パリティ、1ストップ・ビットを表し、ほとんどのペ ージャ・サービスでサポートされています(TAPページャ設定の詳細については、 第3章の「TAPページャ番号の入力」のセクションを参照してください。) ADMINISTRATOR MODIFICATION Administrator Number: 3 (1) Name: Bob (2) Password: ******** (3) Dial-back Number: 555-1872 (4) Terminal Lines: 24 (5) Terminal Color: C (6) Terminal Charset: PC Code Page 850 [Native PC] (7) Pager Number: 555-8765 (8) Pager Type: TAP Alphanumeric Paging Configuration (a) TAP Pager ID: 3342 (b) TAP Password: (c) TAP Language: English (d) TAP Charset: ASCII (e) TAP Modem Init: (f) TAP Frame: 7/e/1 [default] (-) Delete this Administrator Enter item to change, or (0)Administrator Configuration: f (1) 7/e/1 [default] (2) 7/o/1 (3) 8/n/1 TAP Frame (1/2/3): 図6-8. TAP設定 67 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 メイン・メニューに戻る 0を入力してインテグレーテッドRAメイン・メニューに戻ります。インテグレーテ ッドRAは、管理者構成に加えた変更内容を保存したいかどうかを聞いてきます。 8. Management Port Passthru(管理・ポート・パススルー) メイン・メニューのオプション8を使用して、シリアル・ポートを通した通信機能 を持つWindows NTのリモート・アクセス・サービス、NetWareのRCONSOLE、他 のサード・パーティのアプリケーションなどの、サーバ上の他のアプリケーショ ンを介してリモート接続を設定することができます。このオプションは、インテ グレーテッドRAを一時的に迂回して、管理ポートをサーバ・オペレーティング・ システムの制御に置きます。管理ポートは、その制御下で追加のシステム・シリ アル・ポートとして動作します。 1. インテグレーテッドRA管理プログラムメイン・メニュー上で8を入力して シリアル・パススルーを開始します。 2. これにより、サーバ上のアプリケーションは、リモート・クライアントと のシリアル接続を使用できるようになります(管理ポートとして構成され たCOMポートを使用)。 3. リモート・クライアント側でpcANYWHERE32を終了し、クライアント・ア プリケーションを開始します(これを実行するときにはクライアント・モデ ムの接続を切り離してはなりません。つまり、DTRがオフ(AT&D0)になっ ても切断しないようにモデムをセットアップし、モデムではなくダイレク ト・シリアル接続を使用するようにクライアント・アプリケーションをセ ットアップします)。 4. これにより、クライアントとサーバ・アプリケーションがあたかもダイレ クト・シリアル接続を介して通信しているかのような状態になります。こ の時点から、インテグレーテッドRAは、サーバの管理ポートが切断されて いないか、またはデータ受信回線が5分間、動作状態になっていないかを監 視します。これらのいずれかの状態になると、シリアル・ポートがインテ グレーテッドRAにスイッチバックされ、モデムは管理者の新規ログインの 待ち状態になります。 0. Disconnect(切断) リモート管理セッションが完了したら、インテグレーテッドRAの管理プログラム メイン・メニューからDisconnectを選択して、サーバとの通信セッションを終了す ることができます。管理作業が終了したときに切断の手続きを行うことが重要で す。そのようにしないと、モデムが端末セッションを維持できず、インテグレー テッドRAがサーバの問題を管理者に警告できなくなります。 68 第6章 インテグレーテッドRAを使用したサーバ・オペレーションの管理 注記 接続が不用意に設定されたままの状態になるのを防ぐため に、インテグレーテッドRAは、ユーザによって指定された非活 動時間が過ぎたときにリモート・クライアントとホスト間の接 続を自動的に切断します。 インテグレーテッドRAでのSNMPサーバ管理 アプリケーションの使用 インテグレーテッドRAのSNMPエージェントと管理情報ベース(MIB)をインスト ールすることによって、HP OpenView、HP TopTools、Novell NMSなどの、SNMP をサポートするいずれかの管理プラットフォームのもとでMIBをコンパイルした り照会したりすることができます。MIBをコンパイルすると、MIBは、照会または 設定用に使用可能なインテグレーテッドRAデバイス変数をSNMPマネージャに知 らせます。 注記 インテグレーテッドRAに組み込まれているSNMPエージェン トは、Novell NetWareサーバおよびMicrosoft Windows NTサーバ 専用です。 インテグレーテッドRAでのSNMPエージェントとMIBの詳しい使い方は、HPイン フォメーション・アシスタントの""Management"ボタンをクリックして調べること ができます。HPインフォメーション・アシスタントには、ご利用のシステムに関 するすべてのオンライン・マニュアルが含まれており、HP NetServerナビゲータ CD-ROMから実行したり、Windowsクライアントにインストールしたりできます。 HPインフォメーション・アシスタントのインストール方法については、システム に付属の「ユーザ・ガイド」を参照してください。 69 7 トラブルシューティング 本章では、インテグレーテッドRAのトラブルシューティングに関するいくつかの ガイドラインを示します。 モデム 外部モデムがインテグレーテッドRAに応答しません。 適切なケーブルを使ってインテグレーテッドRAをモデムに接続しているかを確 認してください。詳細については、本ガイドの第3章の中の「外部モデムによる接 続」を参照してください。 サーバに内蔵モデムをすでに搭載しています。インテグレーテッドRAで使用できますか? 使用できません。インテグレーテッドRAで動作するように内蔵モデムを構成する ことはできません。 ページング インテグレーテッドRA構成ユーティリティからのテスト・ページを生成しましたが、そのペ ージを受信できません。 インテグレーテッドRA構成ユーティリティの中でページャ番号とページング・ス トリングをセットアップしましたか? また、外部モデムに電話ケーブルを正しく 接続しているかを確認してください。 ページャ・サービスが応答時にトーンを何度も生成するような場合には、インテ グレーテッドRAモデムがトーンをビジー信号と解釈して、リダイヤルを試みてい る可能性があります。この問題を解決するには、モデム初期化ストリングの中の X4コマンドをX0(ブラインド・ダイヤリング)に変更してください。 以下のイベント・コードは、ページングを正しく実行できない場合の状況を示し ています。 20201: Modem Error イベント・コード20201は、次のいずれかの状況が検出されたときに発生します。 1. モデムが管理ポートにつながっていない。 2. モデムに電源が入っていない。 3. モデム初期化ストリングまたはTAPダイヤル・ストリングの中にモデムに 適さないコマンドが含まれている。 71 第7章 トラブルシューティング 20202: No Connection イベント・コード20202は、以下のいずれかの状況が検出されたときに発生しま す。 1. ページング・サービスが込み合っていて接続できなかった。 2. モデムが電話回線のコネクタに接続されていない。 3. ページング・サービスが停止している。ページングの会社は、アップグレ ードや補修を行うときにサービスを停止する場合があります。 4. 無効なページャ番号を選択した。ダイヤルすると、接続時に標準のハンド シェーキング・プロトコルからの応答があるはずです。 5. モデムを正しい転送速度で接続できない。ボー・レートの問題は、通常は モデム用の正しい初期化ストリングを入力すれば解決します。 20203: TAP No ID=prompt イベント・コード20203は、次のいずれかの状況が検出されたときに発生します。 1. TAPパリティが無効。8/n/1で試してみてください。 2. TAPサービスとの電話接続で大きな雑音が発生している。 3. モデム初期化ストリングが無効。 4. 正しいモデム・アクセス番号にダイヤルしていない。ダイヤルしている番 号が通常のモデム・ハンドシェーキング・プロトコルで応答をしているか をチェックしてください。応答していなければ、ページャのサービス・プ ロバイダに連絡して、正しいモデム・アクセス番号をダイヤルしているか をもう一度チェックしてください。 20204: TAP No Message Go-ahead イベント・コード20204は、次のいずれかの状況が検出されたときに発生します。 1. TAPサービスに必要なパスワードを入力しなかったか、無効なパスワード を入力した。 2. TAPサービスとの電話接続で大きな雑音が発生している。 20205: TAP Message Not Accepted イベント・コード20205は、次のいずれかの状況が検出されたときに発生します。 1. TAP IDが無効。サービス・プロバイダに連絡して、テスト・メッセージの 送信を依頼してください。これにより、サービス・プロバイダ側に問題が あるのかどうか、無効なページャID番号を使用しているかどうかがわかり ます。 72 第7章 トラブルシューティング 2. メッセージが長すぎる。メッセージを短くするには、サーバ名を16キャラ クタ以下にしてください(80キャラクタ・メッセージをサポートしているサ ービスの場合)。 3. サービスが現在メッセージを受け付けていない。メッセージをあとで再送 信してください。 リモート・クライアント リモート・クライアントからインテグレーテッドRAにログインできません。 構成ユーティリティを使用して、ボーレートと接続を構成し、管理者ログイン名 を追加してください。Enterを何度か押して、インテグレーテッドRAのアテンショ ンを生成してください。 正しいパスワードを入力していますか? ログイン名とパスワードは大文字と小文 字が区別されます。 サーバにダイレクトにシリアル接続したHP OmniBookを使用していますが、ログイン・プロ ンプトが表示されません。 OmniBookに付属のシリアル・ケーブルは、ヌル・モデム・ケーブルではありませ ん。インテグレーテッドRA通信用のシリアル・ケーブルの構成方法については、 第3章の中の「ヌル・モデム・ケーブルの構成」のセクションを参照してください。 最小限のヌル・モデム構成を使用してサーバとのダイレクトな高速シリアル接続を介してイベ ント・ログをダンプしている間に、セッションが突然終了します(図3-4を参照)。 最小限のヌル・モデム構成は、ハードウェア・ハンドシェーキングを迂回するの で、高速なボーレートで使用してはなりません(pcANYWHEREは高速データ送信 を中止する要求が無視されると、セッションを停止します)。 コンソール・リダイレクションを使用しているときに1行分のテキストを送信できなかったよ うです。 インテグレーテッドRAの端末設定を24ライン表示として構成していると、このよ うな問題が発生します。可能であれば、25ライン・モードをサポートする端末エ ミュレータ(pcANYWHERE32など)を使用してください。 コンソール・リダイレクション中に画面の同期がとれません。 インテグレーテッドRAを25ライン・モードとして構成しているのに、端末エミュ レータが24ラインしかサポートしていない場合は、このような状況が発生する可 能性があります。 73 第7章 トラブルシューティング コンソール・リダイレクションを使用している間に、Microsoft Windows NTを起動するとグ ラフィックが表示されません。 NTのグラフィック・コンソール・リダイレクションは、pcANYWHERE32を介し て管理されます。Console RedirectionメニューからNT Graphics Console Redirection を選択してください。 インテグレーテッドRAに接続しているときに、数分間操作を中断しているとログオフされ ます。 ユーザがオペレーションを5分間中断すると、インテグレーテッドRAが自動的に 接続を切ります。これは、不正ユーザによるサーバ・アクセスを防ぐセキュリテ ィ機能です。非活動タイムアウトは、構成ユーティリティを使って変更したり、 無効にしたりできます。 リモート・クライアントから入力した文字がサーバ画面上に正しく表示されないことがあり ます。 キーボードのレイアウトをインテグレーテッドRA用に正しく構成しているか確 認してください。サーバのネットワーク・オペレーティング・システムによって 使われているキーボード・ドライバにレイアウトを適合させる必要があります。 また、リモート・サイトから拡張ASCIIキャラクタを正しく表示させるには、端末 とサーバのキャラクタ・セットを一致させなければなりません。 フランス語版のキーボード用としてインテグレーテッドRAを構成しましたが、リモート・ク ライアントからè、é、Çという文字を入力できません。 構成ユーティリティの中で選択したキャラクタ・セットが端末エミュレータによ って使用されているフォント設定と一致しているかチェックしてください。 DOSファイル転送 サーバにファイルを転送しようとしても、ファイル転送ユーティリティが起動しません。 ファイル転送ユーティリティ(HPRAXFER.EXE)がうまく起動しないと、ファイル 転送サーバとリモート・クライアント間でファイルを転送できません。サーバが DOSモードになっているか、また、ファイル転送ユーティリティが現在ディレク トリまたはDOSパスに入っているかチェックしてください。別の方法として、コ ンソール・リダイレクションを使用してユーティリティ・パーティションのイン テグレーテッドRAサブメニューからファイル転送オプションを選択して、ユーテ ィリティ・パーティションにファイルを転送することができます。 BIOSセットアップを実行して、管理ポートが使用可能になっているか確認してく ださい。COMポートが使用可能になっていなければ、ファイル転送を実行できま 74 第7章 トラブルシューティング せん。内蔵モデムなどの他のシリアル・デバイスが同じCOMポートまたはIRQを 使用していないか確認してください。 サーバにファイルをうまく転送できましたが、そのファイルがどこに格納されているか確認で きません。 XModemオプションを選択していた場合には、ファイルはユーザが指定したパスお よびファイル名で格納されています。パスを指定しなかったか、ZModemオプショ ンを使用した場合には、ファイルはサーバの現在ディレクトリに格納されていま す。ファイルをユーティリティ・パーティションに転送した場合には、選択した ユーティリティのディレクトリに格納されています。たとえば、 以前に"Update BIOS files"を選択していた場合には、転送したファイルは、BIOSアップデート・ユ ーティリティが入っているディレクトリに入れられます。 75 A イベント・コード 次の表は、ページャを介して送信できるイベント・コード、またはイベント・ログに登 録されるイベント・コードの一覧です。インテグレーテッドRAがサーバ・イベントに関 するページを送信すると、そのページには、サーバ識別番号と、イベントを識別する5桁 のコードが入れられます(TAPページャを使用している場合には、サーバ名といくつかの 記述テキストも受け取ることになります)。この表の必要な部分をコピーして、通知を受 け取るために使用するページャと一緒に保管しておくと便利です。「シベリティ」(重要度) の欄の中の星印(*)は、そのイベントに関係するデータごとにそのシベリティの評価が異 なることを示しています。右端の欄には、その特定のイベントを生成する前にロードし ておく必要があるNOSエージェントを示してあります。 インストールおよび構成の手順に ついては、NetServer SNMPエージェントのマニュアル(HPインフォメーション・アシスタ ントの中で表示可能)を参照してください。 イベント・ コード シベリティ 00201 * +5Vの電圧しきい値 なし 00202 * -5Vの電圧しきい値 なし 00203 * +12Vの電圧しきい値 なし 00204 * -12Vの電圧しきい値 なし 00206 * +3.3Vの電圧しきい値 なし 00207 警告 SCSIターミネータ電圧限界に達した なし 00210 * プライマリCPU電圧しきい値 なし 00211 * セカンダリCPU電圧しきい値 なし 20100 情報 リモートが<Ctrl-Alt-Del>を開始した なし 20101 情報 リモートがリセットを開始した なし 20102 情報 リモートが電源再投入を開始した なし 20103 情報 リモートが電源切断を開始した なし 20104 情報 リモートが電源投入を開始した なし 20105 致命的 クリティカルしきい値電源切断 なし 20106 警告 フロントパネルの電源スイッチ・オフ なし 00110 * プライマリCPU温度しきい値 説明 エージェント システムの電源 温度センサ なし 77 付録A イベント・コード イベント・ コード シベリティ 説明 エージェント 00111 * セカンダリCPU温度しきい値 なし 00120 * システム温度しきい値 なし ファン 00424 * CPUファン警告または障害 なし 00430 * システム・ファン警告または障害 なし メモリ・エラー 01200 情報 ECCシングル・ビット・エラーが修正された なし 01201 致命的 ECCマルチ・ビット・エラー なし 01902 致命的 I/Oチャネル・チェック なし 01904 警告 PCIパリティ・エラー なし 01905 警告 PCIシステム・エラー なし クリティカル・ハードウェア・エラー システム・ハング (ASR) 01701 致命的 NOSハング後のリセット (ASR) なし 01703 致命的 OS Watchdogの停止 なし 01704 致命的 NOSハング後のサーバ電源再投入 (ASR) なし 01706 致命的 NOSハングの警告 (ASR) なし POSTエラー 01520 01520 POSTエラー なし セキュリティ 00530 警告 シャーシへの不正アクセス なし 20000 警告 インテグレーテッドRA統合RAの無効ログイン しきい値 なし 20001 情報 インテグレーテッドRA統合RA管理者のログイン なし 20002 情報 インテグレーテッドRA統合RA管理者のログアウト なし 20003 情報 インテグレーテッドRA統合RA管理者の自動ログ アウト なし 20004 情報 インテグレーテッドRA統合RA管理者の切断 なし 20005 情報 インテグレーテッドRA統合RAダイヤルバックの 失敗 なし 20006 * インテグレーテッドRA統合RA構成がクリアされた なし システム・ステータス 01602 78 警告 イベント・ログクリアされた なし 付録A イベント・コード イベント・ コード シベリティ 説明 エージェント 01620 警告 ログ・エリアが満杯 なし 01801 情報 システム・ブート (POST完了) なし ディスク・ドライバとコントローラ 01300 警告 ホットスワップ・ドライブが取り外された Hotswap 01301 情報 ホットスワップ・ドライブが装填された Hotswap 01320 エラー ホットスワップ・ドライブの電源故障 Hotswap 01321 情報 ホットスワップ・ドライブ・ケースの温度監視 エラー Hotswap 01322 警告 ホットスワップ・ドライブ・ケースの温度警告 Hotswap 01323 エラー ホットスワップ・ドライブ・ケージの温度限界 Hotswap 21001 警告 ドライブ・ボリューム・キャパシティ・ミラー しきい値 Volcap 21002 警告 ドライブ・ボリューム・キャパシティ・メイジャ しきい値 Volcap 21008 警告 ドライブ・ボリューム・キャパシティ警告しきい値 Volcap 21100 情報 SCSIエージェントSNMPがダウン状態 SCSIFLT/SMART 21101 情報 SCSIエージェントSNMPが動作状態 SCSIFLT/SMART 21107 警告 ホスト・アダプタIDの重複 SCSIFLT/SMART 21108 情報 ホスト・アダプタが検出された SCSIFLT/SMART 21109 情報 ホスト・アダプタが変更された SCSIFLT/SMART 21110 エラー ホスト・アダプタに障害が発生した SCSIFLT/SMART 21111 情報 ホスト・アダプタが回復された SCSIFLT/SMART 21112 警告 デバイスに障害が発生した SCSIFLT/SMART 21113 警告 SCSIデバイスが検出された SCSIFLT/SMART 21114 警告 SCSIデバイスが回復しされた SCSIFLT/SMART 21115 警告 SCSIデバイスが変更された SCSIFLT/SMART 21116 警告 SCSIデバイスSMART障害イベント SCSIFLT/SMART 21117 情報 ASPIデータベースがクリアされた SCSIFLT/SMART 21118 エラー ASPIがクラッシュした SCSIFLT/SMART 21119 警告 ASPIオペレーション用のメモリ不足 SCSIFLT/SMART 21120 警告 書込み用にASPIファイルを開くことができない SCSIFLT/SMART 21121 警告 ASPIファイルを開くことができない SCSIFLT/SMART 21122 警告 ASPIデバイス・ファイルが存在しない SCSIFLT/SMART 79 付録A イベント・コード イベント・ コード シベリティ 説明 21123 警告 ASPIメモリ割当ての失敗 SCSIFLT/SMART エージェント 21124 警告 ASPIがデータベース・ファイルを読み取ることが できない SCSIFLT/SMART 21125 警告 ASPIデータベースが破壊されている SCSIFLT/SMART 21126 情報 ASPI Initializing SCSIFLT/SMART 21201 情報 ディスクアレイ構成の更新 NetRAID DAC 21202 警告 物理ドライブの状態が変わった NetRAID DAC 21203 警告 論理ドライブの状態が変わった NetRAID DAC 21204 警告 ディスクアレイ初期化が開始された NetRAID DAC 21205 警告 ディスクアレイ初期化が完了した NetRAID DAC 21206 警告 ディスクアレイ初期化が打ち切られた NetRAID DAC 21207 警告 ディスクアレイ初期化に失敗した NetRAID DAC 21208 警告 整合性チェックが開始された NetRAID DAC 21209 警告 整合性チェックが完了した NetRAID DAC 21210 警告 整合性チェックが打ち切られた NetRAID DAC 21211 警告 整合性チェックが修正された NetRAID DAC 21212 警告 整合性チェックに失敗した NetRAID DAC 21213 警告 再構築が開始された NetRAID DAC 21214 警告 再構築が完了した NetRAID DAC 21215 警告 再構築に失敗した NetRAID DAC 21216 警告 物理ドライブの障害予知予測 NetRAID DAC 21217 警告 物理ドライブ障害予知予測しきい値を越えた NetRAID DAC 21218 警告 物理ドライブ・チェック状態 NetRAID DAC 21219 警告 新規ドライブがアレイに搭載された NetRAID DAC 21220 情報 ディスクアレイ・コントローラのバッテリがない NetRAID DAC 21221 情報 ディスクアレイ・コントローラのバッテリの電圧 低下 NetRAID DAC 21222 情報 ディスクアレイ・コントローラのバッテリの温度 上昇 NetRAID DAC 21600 情報 SNMPがダウンした SCSIFLT 21605 警告 ホスト・アダプタのタイムアウト SCSIFLT 21606 警告 デバイスのタイムアウト SCSIFLT 21608 情報 ホスト・アダプタが検出された SCSIFLT 80 付録A イベント・コード イベント・ コード シベリティ 説明 エージェント 21609 情報 ホスト・アダプタが変更された SCSIFLT 21610 エラー ホスト・アダプタに障害が発生した SCSIFLT 21611 情報 ホスト・アダプタが復帰した SCSIFLT 21612 エラー SCSIデバイスに障害が発生した SCSIFLT 21613 情報 SCSIデバイスが検出された SCSIFLT 21614 情報 SCSIデバイスが復帰した SCSIFLT 21615 情報 SCSIデバイスが変更された SCSIFLT 21625 警告 ASPデータベースが破壊された SCSIFLT 21301 警告 NICアダプタの不一致 NIC 21320 警告 受信エラー数が相対しきい値を越えた NIC 21321 警告 送信エラー数が相対しきい値を越えた NIC 21322 警告 アダプタ・リセット・エラー数が相対しきい値を 越えた NIC 21323 警告 位置合わせエラー数が相対しきい値を越えた NIC 21324 警告 大型フレーム・エラー数が相対しきい値を越えた NIC 21325 警告 ハードウェア不一致エラー数が相対しきい値を 越えた NIC 21326 警告 レイト・コリジョン(late collision)エラー数が相対 しきい値を越えた NIC 21327 警告 過 度 コ リ ジ ョ ン (excessive collision) エ ラ ー 数 が 相対しきい値を越えた NIC 21328 警告 キャリヤ検出エラー数が相対しきい値を越えた NIC 21329 警告 据え置(Deferral)エラー数が相対しきい値を越えた NIC 21330 警告 ECBなしエラー数が相対しきい値を越えた NIC 21331 警告 受信オーバフロー・エラー数が相対しきい値を 越えた NIC 21332 警告 使用回数が相対しきい値を越えた NIC 21340 警告 受信エラー数がしきい値を越えた NIC 21341 警告 送信エラー数がしきい値を越えた NIC 21342 警告 アダプタ・リセット・エラーが絶対しきい値を 越えた NIC 21343 警告 位置合わせエラー数が絶対しきい値を越えた NIC 21344 警告 大型フレーム・エラー数が絶対しきい値を越えた NIC ネットワーク・インターフェース・コントローラ 81 付録A イベント・コード イベント・ コード シベリティ 説明 エージェント 21345 警告 ハードウェア不一致エラー数が絶対しきい値を 越えた NIC 21346 警告 レイト・コリジョン(late collision)エラー数が絶対 しきい値を越えた NIC 21347 警告 過 度 コ リ ジ ョ ン (excessive collision) エ ラ ー 数 が 絶対しきい値を越えた NIC 21348 警告 キャリヤ検出エラー数が絶対しきい値を越えた NIC 21349 警告 据え置(Deferral)エラー数が絶対しきい値を越えた NIC 21350 警告 ECBなしエラー数が絶対しきい値を越えた NIC 21351 警告 受信オーバフロー・エラー数が絶対しきい値を 越えた NIC 21352 警告 使用回数が絶対しきい値を越えた NIC 21353 警告 冗長グループ内のアクティブなNICに障害が発生 した NIC 21354 警告 冗長グループ内で障害が発生していたNICが動作 状態になった NIC 21355 警告 冗長グループ内のスタンバイNICに障害が発生した NIC 21356 エラー 冗長グループ内のすべてのNICに障害が発生した NIC 21360 警告 受信エラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21361 警告 送信エラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21362 警告 アダプタ・リセット・エラー数がデルタしきい値 を越えた NIC 21363 警告 位置合わせエラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21364 警告 大型フレーム・エラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21365 警告 ハードウェア不一致エラー数がデルタしきい値 を越えた NIC 21366 警告 レイト・コリジョン(late collision)エラー数がデル タしきい値を越えた NIC 21367 警告 過 度 コ リ ジ ョ ン (excessive collision) エ ラ ー 数 が デルタしきい値を越えた NIC 21368 警告 キャリヤ検出エラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21369 警告 据え置エラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21370 警告 ECBなしエラー数がデルタしきい値を越えた NIC 21371 警告 受信オーバフロー・エラー数がデルタしきい値を 越えた NIC 21372 警告 使用回数がデルタしきい値を越えた NIC 82 付録A イベント・ コード イベント・コード シベリティ 説明 エージェント 20201 情報 Modem error なし 20202 情報 No Connection なし 20203 情報 TAP: No ID= Prompt なし 20204 情報 TAP: No Message go ahead なし 20205 情報 TAP: Message not accepted なし 19900 情報 NetServer管理コントローラがリスタートした なし 19901 * NetServer管理コントローラのセンサ・レコードが クリアされた なし 21401 警告 テープ読取りの問題 TapeAlert 21402 警告 テープ書込みの問題 TapeAlert 21403 警告 テープ読取り/書込みデータ・エラー TapeAlert 21404 警告 テープ媒体の異常 TapeAlert 21405 警告 テープ読取り障害 TapeAlert 21406 警告 テープ書込み障害 TapeAlert 21407 警告 テープ媒体の消耗 TapeAlert 21408 警告 基準以下のテープ媒体 TapeAlert 21409 警告 テープ書込み保護 TapeAlert 21410 警告 テープのロック、イジェクト拒否 TapeAlert 21411 警告 テープ媒体のカートリッジをクリーニング中 TapeAlert 21412 警告 サポートされていないテープ媒体 TapeAlert 21413 警告 テープ媒体の切断 TapeAlert 21420 警告 テープ・ドライブに直ちにクリーニングが必要 TapeAlert 21421 警告 テープ・ドライブに定期クリーニングが必要 TapeAlert 21422 警告 テープ・クリーニング・カートリッジの消耗 TapeAlert 21430 警告 テープ・ドライブ・ハードウェアの障害: リセッ トが必要 TapeAlert 21431 警告 テープ・ドライブ・ハードウェアの障害: 電源再 投入が必要 TapeAlert 21432 警告 テープ・ドライブのSCSIインタフェースの障害 TapeAlert 21433 警告 テープ・ドライブの媒体イジェクト要求 TapeAlert 21434 警告 テープ・ドライブの無効なファームウェア・ダウ ンロード試行 TapeAlert 通知(ページング送信なし) その他 83 付録A イベント・コード イベント・ コード シベリティ 説明 エージェント 21440 警告 テープ・オートローダ通信障害 TapeAlert 21441 警告 テープ・オートローダが検出できないテープ TapeAlert 21442 警告 テープ・オートローダ機構の故障 TapeAlert 21443 警告 テープ・オートローダのドア・オープン TapeAlert 21501 エラー UPSの通信切断 APC/UPS 21502 エラー UPSの過負荷 APC/UPS 21503 エラー UPSの診断に失敗した APC/UPS 21504 エラー UPSの放電 APC/UPS 21505 警告 バッテリ上のUPS APC/UPS 21506 警告 UPSのSmart-Boostがオン APC/UPS 21507 エラー UPSのバッテリ低下 APC/UPS 21508 情報 UPSの通信が設定された APC/UPS 21509 情報 UPSの電源回復 APC/UPS 21510 情報 UPSの診断に合格した APC/UPS 21511 情報 UPSのバッテリ低下からの復帰 APC/UPS 21513 情報 UPSのスリーピング APC/UPS 21517 エラー UPSのバッテリ交換が必要 APC/UPS 21518 エラー UPSの通信障害 APC/UPS 21519 情報 UPSの通信障害が解決した APC/UPS 21520 エラー UPSのハードウェア障害がバイパスされた APC/UPS 21521 警告 UPSのソフトウェアがバイパスされた APC/UPS 21522 警告 UPSの切り換えバイパス APC/UPS 21523 情報 UPSのバイパスからの復帰 APC/UPS 21524 エラー UPSのバイパス電源障害 APC/UPS 21525 エラー UPSの基本ファン障害 APC/UPS 21526 エラー UPSのバッテリ・パック通信が切断された APC/UPS 21527 警告 UPSのバッテリ・パック通信が設定された APC/UPS 21528 警告 UPSのキャリブレーションが開始された APC/UPS 84 B キーボードのマッピング リモート・クライアントからサーバのキーボードにキーボード・コマンドをリダイレク トしたときには、汎用端末エミュレーション・キーボード上のキーストロークによって PCキーボードのすべてのキーを制御できるわけではありません。汎用端末のキーボード とPCのキーボードをダイレクトにマッピングできないため、PCのキーボード上の大部分 のキーをキャラクタ・ストリングを使用してエミュレートしなければなりません。以下 の表は、キーボードの組合せ(キーを同時に押す場合)とキーストローク・シーケンス(一 連のキーストロークを入力する場合)のそれぞれに対するキーボード・エミュレーション を示したものです。 注記 pcANYWHERE32端末エミュレータには、すべてのキー変換を自動管理する キーボード・マップが組み込まれています。 キー キーストロークの 組合せ キー キャラクタ・ ストリング Left Alt Left Ctrl Backspace Tab Enter F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 F10 F11 F12 Left Shift Right Shift Right Ctrl Right Alt Ctrl-A Ctrl-D Ctrl-H Ctrl-I Ctrl-M Ctrl-F 1 Ctrl-F 2 Ctrl-F 3 Ctrl-F 4 Ctrl-F 5 Ctrl-F 6 Ctrl-F 7 Ctrl-F 8 Ctrl-F 9 Ctrl-F 0 Ctrl-F Ctrl-F = Ctrl-F a Ctrl-F b Ctrl-F c Ctrl-F d Esc Insert Home End Page Down Page Up Up Arrow Down Arrow Right Arrow Left Arrow Esc Esc Esc [ @ Esc [ H Esc [ K Esc [ U Esc [ V Esc [ A Esc [ B Esc [ C Esc [ D 85 C ソフトウェアのライセンス、保証、および サポート HPソフトウェア・ライセンス契約 重要: 本ソフトウェアを使用する前に、以下のライセンス契約条項をよくお読みく ださい。本ソフトウェア製品の使用権は、本ライセンス契約の条項および条件に すべて同意した場合に限って提供されるものです。下記のライセンス契約に同意 できない場合は、ソフトウェアをすべてご返却いただければ購入代金の全額をお 返しいたします。本ソフトウェアが別の製品にバンドルされている場合は、全製 品を未使用のまま返却していただければ購入代金を全額をお返しいたします。 HPソフトウェア・ライセンス条項 本ソフトウェア製品の使用は、当社との書面によるライセンス契約が他にない限 り、以下のライセンス条項に同意する場合にのみ認められます。 ライセンスの付与。 。当社は、以下の条件のもとで本ソフトウェアのライセンスを お客様に付与するものとします。 使用。 。 「使用」とは、本ソフトウェアを記録、ロード、インストール、実行、また は表示することです。本ソフトウェアを修正したり、本ソフトウェアのライセン スまたは制御機能を無効にしたりすることは禁止されています。本ソフトウェア は、お客様のHP NetServerに付属し、「HP NetServerナビゲータCD-ROM」上に常駐 します。本ソフトウェアは、サーバ・ソフトウェアとリモート・クライアント通 信ソフトウェアの2つの部分で構成されています。 • サーバ・ソフトウェア(各種ユーティリティ、当社が提供しているSymantec 社のpcANYWHERE32製品)は、インテグレーテッドRAを組み込んだ1台の HP NetServerでご利用いいただけます。他のHP NetServerシステムに本ソフ ト ウ ェ ア を イ ン ス ト ー ル す る に は 、 pcANYWHERE32 の ラ イ セ ン ス を Symantec社から追加購入しなければなりません。 • リモート・クライアント通信ソフトウェア(当社が提供しているSymantec 社のpcANYWHERE32)は、1台のリモート・パーソナル・コンピュータ・ワ ークステーションでご利用いただけます。他のHP NetServerシステムに本ソ フトウェアをインストールするには、pcANYWHERE32のライセンスを Symantec社から追加購入しなければなりません。 所有権。 。 本ソフトウェアは、当社またはサードパーティの供給業者に所有権およ び著作権があります。お客様のライセンスは、本ソフトウェアの所有権を付与す るものではなく、本ソフトウェアの権利を譲渡するものでもありません。本ライ センス契約が侵害された場合、サードパーティの供給業者が権利の保護対策をと る場合があります。 87 付録C ソフトウェアのライセンス、保証、およびサポート コピーおよび改変。 。本ソフトウェア製品は、アーカイブの目的か、または本ソフ トウェアを使用するためにコピーまたは改変がどうしても必要なときにのみ、コ ピーまたは改変することが許可されます。コピーまたは改変する際は、元のソフ トウェアに含まれるすべての著作権に関する通告を転載しなければなりません。 本ソフトウェアを公共のネットワーク上にコピーすることはできません。 逆アセンブルおよび解読の制限。 。当社の事前の承諾がない限り、本ソフトウェア を逆アセンブルしたり、逆コンパイルすることはできません。ただし法律で認め られた場合には、当社の承諾がなくても、一部の逆アセンブルまたは逆コンパイ ルを実行できる場合があります。すべての逆アセンブルまたは逆コンパイルに対 する詳細情報を当社がお客様に請求する場合があります。また、本ソフトウェア の動作に解読がどうしても必要でない限り、本ソフトウェアの内容を解読するこ とは許可されません。 ソフトウェアの譲渡。 。お客様のライセンス契約は、お客様が本ソフトウェアを第 三者に譲渡した時点で終了します。ただしその場合、ソフトウェアのコピーと関 連文書を含む本ソフトウェア製品の一切を譲受人に引き渡し、かつ譲受人は譲渡 を受ける条件としてこれらのライセンス条項に同意しなければなりません。 ライセンスの終結。 。当社は、本契約条項のいずれかに不履行があったことが判明 した場合に、お客様の本ライセンスを終結することができます。ライセンスの終 結時は、お客様はすべてのコピー、改編およびマージした部分とともに本ソフト ウェアを直ちに破棄しなければなりません。 輸出の条件。 。 該当の法律または規制に反して、本ソフトウェア製品、コピー、ま たは改編したものを輸出または再輸出してはなりません。 合衆国政府によって制限された権利。 。 本ソフトウェアと付属のマニュアル類は すべて民間の費用によって開発されたものです。これらは、DFARS 252.227-7013 (1988年10月)、 DFARS 252.211-7015 (1991年5月)、DFARS 252.227-7014 (1995年6月) に定義されている"commercial computer software"か、FAR 2.101(a)に定義されている "commercial item"か、または、FAR 52.227-19 (1987年6月)およびこれに相当する関 連官庁の規定および契約条項にて定義されている " Restricted computer software"の うちの適用可能なものとして、販売されライセンス契約されます。また、お客様 は適用可能なFARまたはDFARSの条項または当該製品に関する当社の標準のソフ トウェア契約に基づいた本ソフトウェアおよび付属マニュアルについての権利の みを有するものとします。 保証 ソフトウェアおよびハードウェアの保証については、システムに付属の「ユーザ・ ガイド」を参照してください。 技術サポート 技術サポートの受け方については、システムに付属の「ユーザ・ガイド」を参照し てください。 88 索引 のマニュアル サーバ・オプション 3RZHU 'RZQ サーバ・オプション 3RZHU 8S サーバ・オプション SF$1<:+(5( A 3RZHU &\FOH 、$65 イベント発生前に保存され ていた最終画面の表示 $65 イベント発生前に保存されていた 画面の表示 S $65 6HQG &WUO$OW'HO! NH\ VHTXHQFH サーバ・オプション エージェント +3 1HW6HUYHU アシスタントでの使用 B 6103 %,26 通信パラメータ +3 7RS7RROV C での使用 T &RQILJXUH 6HUYHU 2SWLRQV ウィンドウ、 構成ユーティリティ D ページング ページング、606 の使用 7$3 ページングの構成 7$3 ページング、フレーム設定の入力 7$3 7$3 'LDO %DFN 1XPEHU オプション ページング、 ページャ ,' の入力 ページング、ページャ・パスワード の入力 7$3 ページング、ページャ電話番号の 入力 7$3 ページング、モデム・ダイヤル・ プレフィックスの入力 7$3 7$3 G *UDFHIXO 5HERRW サーバ・オプション サーバ・オプション *UDFHIXO 6KXWGRZQ W H +DUG 5HVHW サーバ・オプション P SF$1<:+(5( サーバ 端末エミュレーションのインストー ル :LQGRZV 17 サーバのコンソール・リダ イレクションのインストール :LQGRZV 17 のサーバ・インスト ール 89 索引 い え イベント・コード インストール操作 17 サーバのコンソール・リダイレク ション :LQGRZV 17 用サーバ・ソフトウェ ア クイック・スタート・ステップ リモート・クライアント インテグレーテッド 5$ 6103 エージェント 機能概要 構成 セットアップ トラブルシューティング インテグレーテッド 5$、機能概要 インテグレーテッド 5$ 構成ユーティリ ティ &RQILJXUDWLRQ 6XPPDU\ ウィンドウ エラー・コード 使用 接続モード メニュー操作 インテグレーテッド 5$ の機能 '26 ファイル転送 6103 のサポート オート・サーバ・リスタート オンボード・プロセッサについて コンソール・リダイレクション サーバ・イベント通知 サーバ・イベントのロギング 診断ソフトウェア リモート環境監視 リモート管理セキュリティ リモート・サーバ構成 リモート・サーバ・リセット インテグレーテッド 5$ のバージョン 情報 お オート・サーバ・リスタート か 外部モデム接続 概要 インテグレーテッド 5$ 確認コード 管理 サーバのリモート管理 管理者情報 構成 ページャ・ステータス ページャのオン/オフの切り換え 編集 管理者登録ウィンドウ、構成ユーティリ ティ き キーボードのマッピング 技術サポート こ 構成ユーティリティ $XWR /RJRXW 7LPH オプションの選択 &KDQJH 3DVVZRUG ション 'LUHFW &RQQHFWLRQ 90 オプション オプ &RQILJXULQJ 3DJLQJ (YHQW (YHQWVV オプション 索引 3DJHU 1XPEHU オプション 6HOHFW 0RGH 0RGHPP オプション 6HULDO %DXG 5DWH オプションの選択 ページャ番号の設定 オプション 管理者情報 ダイヤルバック番号 ページャ・オプションの選択 7$3 7HUPLQDO 6HWWLQJV ショート・メッセージ・サービス606、 7$3 ページングの使用 シリアル・パススルー 構成 診断コマンド テスト・ページング せ セットアップ インテグレーテッド 5$ さ サード・パーティ製エミュレータを使用 した端末エミュレーション サーバ・オペレーションの管理 '26 ファイルの転送 +3 ユーティリティ・パーティション を使用したユーティリティの実行 そ ソフトウェア・ライセンス た イベント管理設定の構成 イベント・ログの表示 インテグレーテッド 5$ 管理プログラ ムへのアクセス 管理者情報の構成 コンソールのリダイレクト サーバからの切断 サーバ・ステータス サーバのリセット シリアル・パススルーの構成 サーバからの切断 サーバ管理 機能の構成 サーバ・ステータス、表示 サーバ電源切断オプション サーバへのログイン ダイヤルバックによる サポート情報 し ダイレクト・シリアル接続 ダイレクト・シリアル接続構成 ダイレクト接続通信パラメータ 端末エミュレーション 端末エミュレーション設定 電源切断オプション と トラブルシューティング 7$3 ページング 通知 モデム リモート・クライアント ぬ ヌル・モデム・ケーブル 構成 情報源 91 索引 は も ハードウェア セットアップ パスワード、変更 モデム 構成 シリアル・ボーレートの設定 モデム・コマンド リモート・クライアント ひ 必要条件 インテグレーテッド 5$ リモート・クライアント ゆ ユーティリティ・パーティション、サー バへのアクセス へ り ページャのオン/オフの切り換え ページャ番号、,' コードまたは 3,1 の 入力 ページャ番号、7$3 ページャ・パスワー ドの入力 ページャ番号、7$3 ページャ番号の入力 リモート・クライアント +38; からの接続 :LQGRZV 17 または :LQGRZV を 使用 した 端末 エ ミュ レー ショ ン ページャ番号、7$3 ページャ フレーム 設定の入力 ページャ番号、7$3 ページャ・モデム・ ダイヤル・プレフィックスの入力 ページャ番号、確認コードの入力 ページャ番号、設定 ページング アルファニューメリック・ページング の有効化 トラブルシューティング ニューメリック・ページングの有効化 ほ 保証情報 92 管理オプション サーバ・オペレーションの管理 自動ログアウト時間の設定 セットアップ 専用端末または他のエミュレーショ ン・パッケージを使用した端末エミ ュレーション 端末エミュレーション・オプション 端末エミュレーション設定 リモート・クライアント接続 モデム・コマンド リモート接続 外部モデム ダイレクト・シリアル接続 リモート端末表示の設定