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平成25年度事業報告 - 一般財団法人長野県自動車標板協会

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平成25年度事業報告 - 一般財団法人長野県自動車標板協会
平成25年度事業報告
(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
安倍自民党政権が発足し1年半が経過をいたしました。この間景気は、円安、株高
が進みアベノミクス効果により緩やかに回復基調が続いており、地方にもそのような
傾向が徐々に現れているようです。県内においても「回復に向けた動きが見られる」
との経済報告がなされております。
また、東日本大地震から3年が経過をし、公共インフラが進み三陸鉄道が 107km
全線開通しました。式典では沿線住民が笑顔で大漁旗を振って歓迎している姿が印象
的でした。福島第一原発の廃炉等課題は多く残されておりますが、早い復興を望んで
おります。
さて、県内の自動車保有数は、本年3月末1,882千台(+0.8%)で、低迷し
ていた新車販売は、夏以降「低燃費車」を主とする新車が投入され、更に消費増税前
の駆け込み需要により、25年度の新車登録、届出台数につきましては、63千台(+
6.1)、軽自動車62千台(+14.0%)で、全体では対前年比+9.9%と好
調に推移しました。
当会の主体業務であります、番号標の交付・頒布業務等は前年を上回りましたが、
車体課税の軽減措置により、印紙類等の取扱いは僅かながら下回りました。次年度は、
駆け込み需要の反動でかなり厳しいと予想しておりますが、復興特別法人税が1年前
倒しで廃止され。08年以降6年ぶりのベースアップ等の賃金改善の動きもあり、消
費の落ち込みが早く回復してくれる事を期待しているところです。
当会の公益目的事業につきましては、これまでどおり関係官庁等のご指導のもと適正
登録などの啓蒙活動の充実及び交通安全・事故防止事業への協力、並びに個人情報等
の管理、環境関連事業への取り組みの強化を図るなど、その責務を果たしてまいりま
した。
1
業
務
事
項
1.自動車の登録番号標交付・車両番号標頒布等業務
(1)自動車登録番号標交付業務、車両番号標頒布業務
イ、当協会の主要業務である自動車登録番号及び車両番号の標板交付(頒布)業務
は、自動車登録番号標について交付代行者の指定を運輸局長より受け、常に
適正な業務の遂行に努めてまいりました。
ロ、一連番号標交付(頒布)手数料は、1枚につきペイント式は大型1,085
円、中型790円、小型640円、字光式のうちの登録番号標は大型2,1
70円、中型1,580円で、平成9年4月の改定認可以降変更ありません。
また、字光式のうち車両番号標は中型のみで1枚につき2,470円で変更
ありません。
ハ、希望番号標の交付(予約)手数料は、登録番号標は1枚につきペイント式は
大型2,430円、中型2,020円、字光式は大型3,190円、中型2,7
00円で、平成11年3月の認可以降変更ありません。
平成17年1月導入された、軽自動車の希望番号標頒布(予約)手数料は、
1枚につきペイト式は2,020円、字光式は3,280円(いずれも中型
のみ)であります。
(2)希望番号取扱業務
イ、長野本部及び松本支所・軽松本分室にそれぞれ「希望番号予約センター」を
設置、登録車平成11年5月、軽自動車平成17年1月業務開始以来順調に
推移しております。
ロ、登録自動車・軽自動車の希望番号制が、ユーザーに浸透しつつあり、インタ
ーネット・ 郵送・FAX等による受付けも多く、順調に推移しております。
ハ、平成21年5月 2度目のシステム更改が行われ、誤予約防止のため AIRIS
システム又誤交付防止のQRコードによる車台番号と登録番号の照合等、新し
いシステムを取入れ、適正な業務の遂行に努めてまいりました。
(3)廃棄標板取扱業務
イ、抹消、管轄変更及び番号変更登録等の際における廃棄ナンバーの取扱いにつ
いては、常に慎重を期し、受領時及び切断前の2回の照合確認を行い、適正
を期してまいりました。
2
2.印紙類売捌き業務
(1)自動車検査登録印紙売捌き業務
イ、自動車検査登録印紙の売り捌きについては、窓口における需要動向に留意す
るとともに、松本支所との連携を密にし、利用者の利便を図ってまいりまし
た。
ロ、取り扱う印紙の種類は、10,000円から50円までの10種類です。
(2)自動車審査証紙売捌き業務
イ、自動車検査独立行政法人と販売業務の委託契約書を取り交わし、自動車検査
登録印紙と同様に窓口における需要動向に留意するとともに、松本支所との
連携を密にし、利用者の利便を図ってまいりました。
ロ、取扱う審査証紙の種類は、1,400円、1,300円、300円、100
円の4種類です。
(3)自動車重量税印紙売捌き業務
イ、自動車重量税印紙の売り捌きについては、平成24年度税制改正に伴い税額
が変更され税負担の軽減で、納付金額が多様化しておりますが、自動車検査
登録印紙と同様に需要動向に留意し、在庫の適正化に努め利用者の利便を図
ってまいりました。
ロ、取扱う印紙の種類が、最高56,700円から最低100円までの20種類で
ありますが、軽減のため20,000円以下の印紙の組み合わせにより売捌
きをしています。しかし、自動車毎に税額が異なる上に高額となるため、取
扱には慎重を期し誤りのないように努めてまいりました。
(4)自動車税等証紙代金収納計器取扱業務
イ、自動車税等証紙代金の収納については、印紙類と同様に需要動向に留意し、
利用者の利便を図ってまいりました。
ロ、収納機器については、長野県税務課と賃貸契約を1年毎更新で行っており、
取扱には十分注意をし、常に慎重を期し、誤りのないよう努めてまいりまし
た。
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3.その他事業
(1)字光式番号標照明器具頒布業務
字光式番号標照明器具の頒布については、字光式番号標の交付業務に併せ、常
に適正な業務の遂行に努めるとともに、利用者の要望に応じられるよう最新の
「LED」方式を主体とする品揃えに努めてまいりました。
(2)自動車検査登録申請書等用紙類の販売業務
イ、OCRシート等自動車検査登録申請書等用紙類の販売については、販売
窓口における需要動向に留意し、利用者の利便を図ってまいりました。
ロ、松本支所については、松本自動車検査登録事務所にOCR等自動販売機
を引き続き設置し、利用者の利便を図ってまいりました。
(3)自動車損害賠償責任保険代理店業務
三井住友海上火災保険(株)と代理店契約を結び、継続検査及び新規登録申請
時の自動車損害賠償責任保険未加入者の利便を図ってまいりました。
年間取扱い件数は1,654件(前年対比-1.7%)で在ります。
(4)自動車取得税及び自動車税納税確認委託業務については、長野県と委託契約を
結び、税申告漏れの無いよう、番号標交付(頒布)に際して自動車税等納税(申
告)済であることを確認し、確実な業務を行ってきました。
(5)上記のほか、本会の目的達成のため、又登録申請等に関する業務を利用者の利
便向上のため努力をしてまいりました。
4.公益事業関係
(1)封印取付け受託業務
イ、封印の取付けについては、長野運輸支局長及び松本自動車検査登録事務所長
より甲種の委託を受けて実施しております。
ロ、封印の取付け業務については、常にその重要性を深く認識し、厳正を期して
まいりました。
ハ、遠隔地におけるユーザーの封印については、県内11 ケ所に封印分室を設置
し、利便を図っております。
ニ、指定自動車整備事業者の販売に係る保安基準適合証による新規登録自動車の
封印については、一般社団法人長野県自動車整備振興会(228 社)と、車体
整備事業者(13 社)が整備のため取り外した封印については、長野県車体
整備協同組合と夫々確認書を取り交わし、引き続き実施しております。
4
ホ、自動車登録手続の送付申請に付随する出張封印については、長野県行政書士
会を通じて、紹介を頂いた行政書士(96 名)と代行実施契約を締結し実施
しております。
ヘ、封印取付実績は別表のとおりです。
(2)自動車登録等の適正化について
イ、平成25年4月16日より約1ヶ月間、信越放送・FM長野のラジオで「自
動車の適正登録(住所変更)」についてラジオスポットで自動車所有者に啓発
を図りました。
ロ、
「不正改造車を排除する運動」は平成25年6月1日からの1ヶ月間、また、
「自動車点検整備推進運動」は国土交通省の提唱により9月1日から10月3
1日の2ヶ月間を強化月間とし実施しました。
当協会は「長野県自動車適正使用・点検整備推進協議会」に積極的に参画し、
「不
正改造車を排除する運動」の広告を信濃毎日新聞社に掲載し広報に努めました。
自動車点検整備推進運動の一環として開催された、イベント「マイカー相談所」
(9月13日松本会場)において記念品を提供する等活動に協力いたしました。
ハ、平成25年7月 「自動車の適正登録」の推進内容を掲載した団扇を3,0
00本作成し窓口来所者及び関係団体に配布し啓発するとともに、国の施策の
省エネに協力いたしました。
ニ、平成25年9月 平成24年版「長野県自動車保有実勢表」2,900部を
発刊し、関係機関・自動車団体及び報道関係に提供するとともにユーザーに配
布いたしました。
ホ、平成25年11月 「平成26年版ダイアリー(適正登録標語・自動車関
係手数料入り)」を作成し関係者に配布いたしました。
ヘ、平成26年2月6日から3月22日の間、
「自動車の適正登録」の内容と繁
忙期となるため早目の申請(届出)について信越放送ラジオスポットで自動車
所有者に啓発いたしました。
ト、「自動車の適正登録」事業につきましては、標語を入れたポケットティシュ
等をイベント及び窓口でユーザー・関係者に通年配布しております。
(3)交通安全事業関係
イ、平成25年4月 「春の全国交通安全運動」の広告を産経新聞・朝日新聞に掲
載し、交通安全運動に協力いたしました。
ロ、平成25 年6月 「交通事故ゼロチャレンジ」事業に賛同し、交通事故ゼロ
チャレンジ委員会に(長野県交通部企画課)に協賛金100万円支出しました。
ハ、平成25年6月 一般財団法人長野県交通安全協会主催の「交通安全子供自
5
転車長野県大会」の趣旨に賛同し、支援金として30万円を支出しました。
ニ、平成25年6月 「夏の交通安全やまびこ運動」の広告を毎日新聞に掲載し、
交通安全運動に協力いたしました。
ホ、平成25年9月 「秋の全国交通安全運動」の広告を読売新聞及び中日新聞
に掲載し、交通安全運動に協力いたしました。
へ、平成25年10月 「高齢者自動車事故防止運動」に特別協賛し協力いたし
ました。
ト、平成25年11月 「平成26年版カレンダー(交通安全ルール標語入り)」
を作成し、関係機関・団体及び自動車事業者並びに一般ユーザーに窓口配布い
たしました。
チ、平成25年12月 年末の交通安全運動「“STOP! 飲酒運転キャンペーン」
に参画し、テレビ4局(信越放送・長野放送・テレビ信州・長野朝日放送)で
飲酒運転撲滅のテレビスポットを放送するとともに、協賛金の一部を県内交通
遺児に支援協力いたしました。また、ラジオ2局(信越放送・FM長野)にお
いても同様の放送をいたしました。
(4)特定寄附事業
イ、平成26年1月社会福祉法人中央共同募金会を通じ、財団法人交通遺児等育
成基金に80万円を寄付し、同財団が実施している自動車事故被害者援護事業
に協力いたしました。
(5)その他事業
イ、平成24年8月 日本テレビ(テレビ信州)の24時間チャリティー企画「愛
は地球を救う」の趣旨に賛同し協賛いたしました。
ロ、利用者の環境整備といたしまして、AED(自動体外式除細動器)・雨傘・
プレートの取付け(外し)道具の設置をするなどの窓口サービスに努めてまい
りました。
5、
「自動車保有関係手続きのワンストップサービス」について、
平成17年12月から運用を開始し、現在 11都道府県で新車の新規登録手続に
限定しサービスを提供しております。
稼動地域においては、年々利用率が上向き傾向にあり、国土交通省は、平成2
6年度より対象手続きを拡大し、平成29年までに全国を対象地域とする工程が
示されたことから、今後の動向について(一社)全国自動車標板協議会等との連
絡を蜜にして適切な対応を図るよう努めております。
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