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Mar-April Newsletter-Translated by Nancy 090927 0k
優 良 ブ ラ ン ド 保 護 委 員 会
2009年3-4月
主要な内容
通
報
これからの
活
1
2
動
最新活動
2
最新活動
特別レポート
通 報
16
QBPCの会員企業
反灰色市場と反模倣品連盟(AGMC)の香港会議
国内知財
16
ニュース
国際知財
ニュース
17
3月12日
特許権侵害の抗弁事由について北京第一中級人民法院との検討
3月13日
QBPCの配電器具ワーキンググループ(ED IWG)の温州における反模倣
品行動 3月17日
QBPCの化粧品ワーキンググループ(PC IWG)が出資して汕頭経済犯罪偵
察総隊(ECID)、質量技術監督局および税関への訪問 3月17-19日
税関総署との会議
3月25日
QBPCの広告を模倣品があるウィブサイトから離す準則
QBPCの3月会員大会
3月25日
3月26日
QBPCの設立9周年記念大会&2008-2009年度中国十大優秀案件受賞式&
メディアフォーラム 3月26日
QBPCと北京知財行政管理部門との初回知財保護交流会議
3月27日
スポーツ器具(SG IWG)・照明ワーキンググループ(Lighting IWG)の共
催した西安税関トレーニング 4月2日
国家知的財産権戦略綱要下での知財保護の司法解釈に関するフォーラ
ム— 広東省高級人民法院の知識産権廷の設立15周年記念 4月9日
QBPCと最高人民検察院の共催した知財保護トレーニング&行政執法と
刑事司法のかみ合せに関する経験交流セミナー 4月12-17日
QBPCと寧波市知識産権保護弁公室の二回目定期交流会議
QBPCの浙江省質量技術監督局への訪問
QBPC事務所の法律スペシャリスト・
鄭風が事務所を辞めた
QBPC事務所の法律スペシャリスト・鄭風が
事務所を辞めることになり、5月22日は事務
所での最終日です。鄭風の専門的な知識
や、積極的な仕事ぶりはQBPCの全会員およ
び外部パートナーに高く認められていま
す。QBPC全員は、鄭風が今後よい成果を収
めるよう祈っています。鄭風の連絡式は、
Email: [email protected] 携帯電話番
号:135 2066 8816.
— QBPC主席・張為安
これからの活動
4月16日
4月17日
自動車・高級品ワーキンググループの共催した汕頭税関トレーニング
4月17日
知財戦略実施と商標法修正に関する国際フォーラムの重慶で開催
4月18-19日
QBPC と 広 東 省 工 商 行 政 管 理 局 の 共 催 し た 初 回 知 財 保 護 セ ミ ナ ー
4月23日
2009年中国知識産権ハイレベルフォーラム
2009年4月と5月、ALTECOとABROはそれぞ
れにQBPCに入会して新会員になった。
Brother、Mead Westvaco、S.C. Johnson、
LafargeとPanduitはQBPCから退会し、QBPC
の現在の会員数は180である。
4月24日
長江デルタ知財発展と保護に関する初回記者会見と長江デルタ知財保
護フォーラム 4月24日
2009年5月12日
QBPCの農業ワーキンググループの国家知識
産権局の知的財産権検討会への参加
2009年5月22日
特許権侵害判定課題検討会
特別レポート
QBPCの特許法実施細則改訂草案に関する建
議書
写真 : 中国外商投資企業協会優良ブランド保護
委員会の設立9周年記念大会および 2008-2009
年度十大優秀案件受賞式
QBPC
ページ2
これからの活動
QBPCの農業ワーキンググループの中国知識産権局の知的財産権検討会への参加
2009年5月12日 北京
QBPCの農業ワーキンググループは、2009年5月12日に国家知識産権局と共に検討会を共催してア
メリカ、ヨーロッパおよび中国間での生物特許に関する経験を交流すると計画している。検討会の目
的は、国家知識産権局を説服して遺伝子/蛋白質の配列に関するクレームおよび補充実験の結果の公
布に同源の可能性がある言語を使用して情報を十分に開示することにある(特許法の第26章)。本検
討会では、国家知識産権局の生物科学技術部門のリーダおよび実験者が誘われ、ヨーロッパ連合およ
びアメリカの3名の代表はヨーロッパ連合と米国特許商標庁が生物特許申請を如何に審査するか、お
よび上述した三つの機関の審査実施の比較分析についてプレゼンテーションをする予定である。
特許権侵害の判定課題に関するセミナー
2009年5月22日 福州
2009年5月22日の午前中、QBPCの特許委員会と最高人民法院は、特許権侵害の判定課題に関するセ
ミナーを共催し、最高人民法院、北京高級人民法院、上海高級人民法院、江蘇省高級人民法院、広東
省高級人民法院の裁判長らは本セミナーに参加してスピーチをする予定である。
最新活動
反灰色市場と反模倣品連盟(AGMA)の香港会議
2009年3月12日 香港
反灰色市場と反模倣品連盟(AGMA)の香港会議
は2009年3月12日に香港で開催された。AGMAは先
端技術企業より構成され、灰色市場による国際的
な影響と模倣品による技術業界への影響を明らか
し、一部はQBPCの会員企業である。一日の小型会
議であるが、香港税関、AGMAの会員企業、法律事
務所、および調査事務所の代表らはそれぞれにプ
レゼンテーションを行った。QBPCのベストプラク
ティス・法執行委員会の副主席劉涛氏は、QBPCお
よび中国における知財権侵害犯罪と戦った経験に
ついて45分ほどのプレゼンテーションを行った。
劉涛氏のプレゼンテーションの後、香港税関の版
権商標調査局のMr. Ben Hoは、知財権所有者と香
港税関間の相互協力において、QBPCの反応は非常
に積極的で、良い例として評価すべきと言った。
特許権侵害の抗弁事由について北京市第一中級人
民法院との検討
2009年3月13日 北京
上側の写真
配電器具ワーキンググループの温州で
の模倣品取締現場
(サマリーは次のページにより)
2009年 3月 13日、QBPCの 主 席 お よ び 特 許 委 員
会、法務委員会、ベストプラクティス・法執行委
員会のリーダは、北京市第一中級人民法院の知識
産権廷の主席裁判長およびその他の裁判長と共に
特許権侵害の抗弁事由に関して共催するプロジェ
クトついて検討を行った。新たに修正された特許
法は10月1日に実施することになり、最高人民法
院は特許権侵害訴訟の司法解釈を起草しており、
北京市第一中級人民法院は特許権侵害の抗弁事由
に関する現在のプラクティスを確認している。
検討会は五時間以上も続き、各参加者は北京
市第一中級人民法院が確認する各特許権侵害の抗
弁事由について深く検討を行った。検討された課
題には、非営利目的の抗弁、先使用権の抗弁、
権利消尽の抗弁、現有技術の抗弁、懈怠と訴訟時
効の抗弁、特許権濫用の抗弁、Bolar例外などが
含まれるた。北京第一中級人民法院は今後の検
討のために、全国で案件を集めて課題の概要をま
とめる。検討の時、QBPCの代表らは企業の立場
に立って上述した課題に対する意見および関連制
度を使用した経験を紹介した。裁判長らはQBPC
の会員企業の代表らの意見に非常に興味を示し、
また類似課題に関する外国のプラクティス情報を
提供してほしいと話し、そして、QBPCの会員企
業は、意見書および翻訳バージョンの提出などの
それぞれの形でプロジェクトに参加することを歓
迎する意を表した。
北京市第一中級人民法院は上半期で調査を終
えて特許権侵害の抗弁事由草案を完成させる予定
である。その時、QBPCの会員企業の代表を含む
検討グループは本草案について更に検討する可能
性があり、北京市第一中級人民法院は検討した結
果に基づき、草案の内容を修正して公布する予定
である。
QBPCの配電器具ワーキンググループ(ED IWG) の
温州での模倣品取締活動
2009年3月17日 温州
電気製品の模倣品と闘うため、世界消費者権利
の日に、QBPCと温州質量技術監督局と一緒に、温
州楽清で差押えた模倣品を処置する活動を行っ
た。QBPCの配電器具ワーキンググループは本活動
を指揮してABB、Legrand、Schneider Electric、
Siemens Electricalなどの会社が2008年に差押え
た模倣品を廃棄させた。
Page 3
2009年3-4月
最新活動
本活動は、消費者の模倣品による危険性への意
識を向上させ、所有権者の模倣品と闘う決心を証
明しようとしている。また、QBPCは、地方メディ
アを生かして模倣品および模倣品の製造者への注
目を集めることによって模倣品の製造者を警告で
きることを望んでいる。
QBPCの配電器具ワーキンググループのコーディ
ネーター・David Bertet氏は、模倣品と知的財産
権侵害は消費者に危険をもたらし、改革を阻み、
社会全体の発展に悪い影響を与えると言った。
QBPCの配電器具ワーキンググループの会員企業と
して、温州市質量技術監督局の努力に非常に感服
し、そして、今回の活動によって中国の知財権保
護における更なる進歩に繋がろうと望んでいる。
QBPC化粧品ワーキンググループ(PC IWG)の汕頭市
の公安局経済犯罪偵査支隊、質量技術監督局、税
関への訪問
2009年3月17-19日 北京
2009年 3月 17 日 か ら 19日 ま で、QBPCの 化 粧 品
ワーキンググループの会員企業の代表らは汕頭市
経済犯罪偵察総隊、汕頭市質量技術監督局、汕頭
市潮南区質量技術監督局、および汕頭市税関にそ
れぞれに訪問した。
2009年3月17日、Johnson & Johnson、 Beiersdorf、Loreal、Unilever、P&G、Colgate
と
SaraleeなどのQBPCの化粧品ワーキンググループ
の会員企業の代表らは汕頭市経済犯罪偵察総隊の
官員らと一緒に昼食会を行い、ベストプラクティ
ス・執法委員会の主席・陳小東氏はQBPCの化粧品
ワーキンググループを代表して発言した。3月18
日の午前、汕頭市経済犯罪偵察隊の官員らと共に
会議を行い、会議の主要な目的は、双方の知財権
保護における意見の交換と所有権者の関心問題お
よび経済犯罪偵察支隊の官員が模倣品を取締るの
に直面している問題を検討することにあり、汕頭
市公安局の副局長・張長健氏、汕頭市公安局経済
犯罪偵察支隊の副支隊長・範志強氏、知財部門の
官員およびその他の官員らが会議に参加した。汕
頭市公安局経済犯罪偵察支隊の知財権保護におけ
る努力に感謝するため、QBPCの会員企業の代表ら
は一緒にブローチを贈った。今回の訪問によっ
て、相互関係および相互理解を強化し、または地
方における知財権保護の状況を更に分かるように
なった。
同日の午前、QBPCの化粧品ワーキンググループ
の各会員企業の代表らは、汕頭市質量技術監督局
にも訪問し、官員らと一緒に会議を行った。汕頭
市質量技術監督局の局長・羅暁勤氏、副局長・劉
御雄氏、副局長・李建明氏らの官員および汕頭市
反模倣品事務所の官員らが会議に参加した。
QBPC化粧品ワーキンググループのメンバーと汕頭市公安局経済犯罪偵査支隊の官員
質量技術監督局の官員は2008年度のブランド保護
における業績を紹介し、QBPCの化粧品ワーキング
グループの会員企業が関心した主要な問題を理解
しようとする意を表した。QBPCの化粧品ワーキ
ンググループの会員企業の代表らは、官員らの反
模倣品における努力に非常に感謝し、今後の相互
交流と相互協力を強める意を表した。質量技術監
督局の官員らは昼食会を行ってQBPCの代表らを
招待した。
2009年3月18日と19日の二日間、QBPCの化粧
品ワーキンググループの会員企業の代表らは、汕
頭市潮南区の質量技術監督局と汕頭市税関にそれ
ぞれに訪問した。ブランド保護における意見交
流、今後の相互交流と相互協力の強化する意を表
した以外に、汕頭市税関の官員に対して製品知
識、ブランド所有権者の知財保護における組織構
造についてトレーニングを行い、約15名の現場
職員がトレーニングに参加した。
められ、一部の法執行の手続きが明確にさ
れた。

2009年4月、案件および差押物を報告する
白書を公布した。

世 界 中の 税関 に向 け て電 子シ ステ ム を作
り、情報共有と商標登録システムを強化し
た。

オリンピックの間に、知財保護と国境管理
を強化し、または有名な俳優成龍を誘って
模倣品・海賊版と戦ったビデオ広告を作成
して空港で放映して公衆の知財保護意識を
向上させている。

その他の知財保護の法執行部門との協力を
強化した。

QBPCと JETROと の 円 卓会 議お よび QBPCと
JETROを誘ってオランダ税関と一緒に共催し
たセミナーに参加することによって、所有
権者と引続き協力する。
中国税関総署との会議
2009年3月25日 北京
2009年3月25日、税関総署は多国籍企業と一緒
に会議を行った。会議に参加した多国籍企業の大
多数はQBPCの会員企業である。
王永水氏はまた税関総署の2009年度の主要な目
標を紹介した。

修正した『知識産権税関保護条例』を実行
し、法執行メカニズムを強化すること。
税関総署の政法司副司長・王永水氏は、税関総
署の2008年に取得した知財保護における業績を紹
介した。

厳しい施策を取り、すばやい行動を取って
知財権侵害品を取締ること。


最も深刻な問題に注目し、特別行動を取っ
て郵便物を通じて模倣品の輸出問題を調査
すること。

公安部門と更なる協力によって、部門間で
の案件移送において起きた問題を解決する
こと。

所有権者と相互協力しながら反模倣品行動
の効果を強めること。

中国、アメリカ、ヨーロッパ、日本、韓国
とロシア間の相互協力の協議を維持するこ
と。

商標権保護問題、特にOEM問題を共同で調
査すること。
2009年2月17日に修正した『中華人民共和
国知識産権税関保護条例』は2009年7月1日
に実施されることになる。修正された条例
には、郵便物と乗客を通じて輸出した模倣
品の問題を解決する手順が改善され、所有
権者が税関総署で商標権をタイミングよく
登録しない場合の責任を詳細に決め、所有
権者、荷主および受取人三者間の調和が決
focused on exchanging views over brand 質
税関総署は、所有権者の下記のような支持を得
るようなことが望ましい。

QBPC化粧品ワーキンググループのメンバーと汕頭市公安局経済犯罪偵査支隊の官員
税関総署が作成した知財保護の規則などに
対 し て積 極的 に意 見 と建 議を 提出 す るこ
と。
ページ4
QBPC
最新活動

事前に前例の提供、税関での商標権登録の
タイミングよくの更新、税関総署に対して
一般的な保証の申請など、法執行において
税関に積極的に協力すること。

郵便物を通じて郵送している模倣品の調査
を強化するために、地方政府と郵便局に対
してトレーニングを行うこと。

国際協力に積極的に参加しながら支持する
こと。

委託製造のメーカに対してトレーニングを
行い、そして受取った貨物の検査を協力す
ること。

中国税関の国際社会に対する貢献を客観的
に評価すること。
王永水処長の発言の後、QBPCの税関委員会の主
席・黄琮皓氏は、QBPCの2009年度知的財産権の国
境保護の目標について紹介した。委託製造メーカ
向けのトレーニングを行い、会社の模擬行為を減
少させ、出資して税関と一緒にフォーラムを共催
し、工業、商業および公共安全において協力を強
化し、またはQBPC会員企業のブランド保護マニュ
アルを地方税関に配布する。
発言の後、税関総署政法司の知識産権処李群英
処長は、会社代表の下記の質問に答えた。税関は
定めを決めて模倣品を中国外に持ち出す場合の責
任を如何に追及するか。税関での商標権登録は、
六ヶ月間の更新期間を過ぎた場合、如何に更新さ
れるか。所有権者が負担した模倣品のストックと
処分の費用は如何に減少されるか。国際郵便を通
して中国から輸出する模倣品は如何に制限される
か。税関の商標権登録システムのサービスは如何
に向上されるか。李処長は、税関総署がインド税
関および東南アジア諸国の税関との相互協力とい
う提案に対して積極的に応じた。
会議の最後のところ、QBPCの主席・張為安氏は
税関総署の効率が高い法執行に感謝の意を表し、
また中国の知財保護の「傑出貢献機関」として推
薦したいと言った。QBPCの税関委員会の主席・黄
琮皓氏は、QBPCの会員企業が各自の本社に対して
税関総署の業績を客観公正に報告するようと呼び
かけ、また中国の法執行機関が知財保護における
取得した業績を国際社会に紹介するよう求めてい
る。
QBPCの広告を模倣品・海賊版があるウィブサイ
トから離す準則
2009年3月25日 北京
上側の写真:税関総署との会議 (上側から
下側へ)
1. 会議現場
2. 税関総署政法司知識産権処李郡英処長
(左)、税関総署政法司王永水副司長
3. QBPC主席張為安氏、QBPC税関委員会主席
黄琮皓氏の現場質問
QBPCは、決策委員会の許可を得てQBPCの会員企
業が模倣品・海賊版があるウィブサイトから広告
を離す準則を自発的に遵守することを宣言した。
決策委員会は、QBPCの会員企業が模倣品・海賊版
がないウィブサイトとポータルのみで広告を掲載
することと模倣品・海賊版があるウィブサイトを
利用して製品を宣伝しないことを厳守することを
同意させるよう努める。会員企業はウィブサイト
とポータルには模倣品・海賊版の内容があると気
がつくと、直ちに本ウィブサイトとポータルに警
告を発し、または本ウィブサイトとポータル間の
広告を掲載する契約を中止させ、その違法行為を
やめさせる。
インターネットの発展に伴い、会員企業の製品
の販売およびブランドイメージの向上には非常に
有利であるが、模倣品・海賊版の氾濫にも繋がっ
ている。QBPCの会員企業は、問題があるウィブサ
イトで広告を掲載することは、消費者に製品を疑
わせることだけではなく、ブランドへのイメージ
をダウンさせることも心配している。
QBPCの主席・張為安氏は、QBPCの会員企業が模
倣品・海賊版があるウィブサイトから広告を離す
原則に自発的に従い、これは、広告とポータル業
界に知財権を尊重させ、商業道徳を守らせ、広告
の資金を合法的なウィブサイトとポータルのみに
注入するという信号を発しただろう。模倣品・海
賊版はわれわれの従業員の仕事のチャンスを奪っ
てくれるため、広告の資金を模倣品・海賊版があ
るウィブサイトに注入して違法業務を支持せず、
会社の従業員と消費者に責任を負うべきである。
そして、われわれの製品は、中国で知財権を保
護、尊重する環境を作るというわれわれの目標と
同じ目標を持ったウィブサイトで宣伝されなけれ
ばならないなどのことを言った。
QBPCは中国の関連した広告組織と消費者権利保
護組織と協力しながら、知財権を保護、尊重する
合法的なインターネット上の業務環境を作るよう
努めている。また、QBPCの会員企業は、知財権侵
害あるいは不道徳な行為がある組織との間に協力
関係を作ることはしないことにも気をつけてい
る。
QBPCの3月会員大会 – 会員大会&会員サービス委
員会のトレーニング
2009年3月26日 北京
QBPCの3月会員大会は2009年3月25日、26日の二
日間で北京で開催された。会議には、決策委員会
会議、ワーキンググループ昼食会、会員大会、各
委員会の計画更新会、および会員サービス委員会
の会員向けのトレーニングなどがある。
会員大会と会員サービス委員会のトレーニング
は2009年3月26日に行われ、QBPCの主席・張為安
氏は最初の挨拶を行い、そして特別に誘ってきた
ブ ラ ン ド 所 有 者 保 護 グ ル ー プ(BPG)の 主 席・
Omar Shteiwi氏とBeiersdorf社の中東地区のブラ
ンド保護マネージャ・Stephen Quirke氏を皆に紹
介した。
Omar Shteiwi氏はBPGについて紹介した。BPGは
ド バ イ で 設 立 し、現 在 の 会 員 数 は 55 で、
Beiersdorf、BAT、Ford、NestleとNokiaなどの会
員企業があり、傘下には政府関係、メディア、公
共関係などの部門がある。ドバイ税関との間に覚
書を締結し、または大学の学生と消費者と一緒に
複数の活動を行った。発言の最後のところ、QBPC
と協力する意欲を表した。
Stephen Quirke氏はBeiersdorf社の中東の複雑
な政治環境による複雑な模倣品問題に対して取得
したブランド保護施策についてスピーチをした。
模倣品を取締るため、調査者は国際貿易中の模倣
品に関する情報を速く入手しなければならないと
強調し、またはアラブ首長国連邦(UAE)の自由
貿易港の発展、不十分な法律および自由貿易区の
管理などの主要な法執行問題についても集中的に
紹 介 し た。毎 年、約 1060 箱 の 貨 物 は ド バ イ の
Jebel Ali 港を通過する場合、検査はされていな
いという。Quirke氏は、貨物は中東を経過して
ヨーロッパに輸出される場合は、国際協力と組織
間の情報共有は必要となり、また各会社は各地方
でブランド保護スタッフを指定して現地の模倣品
Page 5
2009年3-4月
最新活動
の取締力を強化すべきと提案した。Quirke氏はス
ピーチでは、規則、情報、調査と協力は何れもグ
ローバル化しなければならないと強調した。
その後、張為安主席は十大優秀案件を如何に有
効的に推薦、準備するかについて紹介した。その
後、当該賞は法執行を促進する有効的な方式であ
り、信用状況を上げて外資を招き入れる方法とし
て中国地方政府に使用されていることを紹介し、
または案件評価基準の透明性の向上、典型的な案
件の勉強および複製の強化などのことを強調し
た。最後のところ、十大優秀案件の準備、案件申
請用のフォームの変更などを詳細的に紹介した。
まず、QBPCの法律スペシャリストが確認するこ
と、次は、専門家が評価し、案件評価の場合に
は、案件申請用の書類は非常に重要な役割を立つ
というプロセスは固定される。将来的には、申請
する案件は次に揚げる特殊な評価基準に基づき評
価される。

調査の最初のころ、財産は凍結されたか。

査収した貨物は本物の貨物の価格で計算さ
れたか。

知財権所有者と法執行機関間の協力

行政執法と司法執法の協力

行政・司法処罰の強さ

透明性、積極的な影響、案件の複製性があ
るか。
最後のところ、会員サービス委員会はトレーニ
ングを行った。QBPCの会員サービス委員会の主
席・ Ron Davis氏はNew Momentum社の代表および
当該会社の「企業リスク管理(ERM)」というソ
フトウィアを簡単に紹介した。New Momentum社の
主席、最高経営責任者のStuart Clifton氏は、製
品について詳細に紹介した。その後、製品開発部
の 副主 席の Thomas Albers氏 は製品 に関 するト
レーニングを行った。
のウィブサイトの改善、新しく設計されたログの
紹介、知財保護の意識向上などについてそれぞれ
に説明を行った。その後、QBPCの設立9周年記念
大会の主題と十大優秀案件の推薦ポリシーの変更
などを紹介した。最後のところ、広報委員会の今
後活動の計画について紹介された。

2009年から責任を負ってインターネットを
検索してQBPCのニュースクリッピングを作
成すること。

2009年3月から中国語版のニュースレターの
作成をAPCOから引受けること。

APCOからQBPCの英語版のニュースレターの
作成を徐々に引受けること。

国内外のメディアとの関係を築き、QBPCの
活動の宣伝を強化すること。

2009年末にメディアフォーラムをもう一回
開催すること。

中国知財ニュースという欄を設けて中央及
び地方の公安局、工商行政管理局、質量技
術監督局などの官員に向けて情報を提供す
ること。

オンライン会見などを通してできる限りに
人民日報ネットの知財チャンネル
(ip.people.com.cn)と協力し合うこと。

消費者意識向上用の中国版パンフレット及
びQBPCのミッションと情報を書き入れた
キーリング、Tシャツ、中国式のファンな
どの小物を作成すること。
・法務委員会
広東省における知的財産権民事保護、商標法
改定、反独占法と知財権濫用の司法解釈、著作
権法に関するホットスポット問題の研究、知的
財産権の刑事保護(高級人民法院の刑二廷と共
に)、知的財産権の司法保護の国際会議、およ
び反不正競争法の改訂などの2009年度の承認さ
れたプロジェクトについて紹介をした。法務委
員会は会員企業に対して、主張を提出し、各プ
ロジェクトに参加するよう呼びかけている。
・特許委員会
QBPCの3月会員大会
特許委員会は、中国特許法の三回目の改定、
特許法実施条例の改定(改定中)、特許審査ガ
イドラインの改定(改定中)などの過去に改定
した特許法について説明をした。また、特許法
の改定した重点的な内容およびQBPCが知識産権
局に提出した一回目の改訂草案の実施細則に関
するコメントを紹介した。最後のところ、特許
法実施条例、民事執行、および法務委員会との
協力などの2009年度の計画についても説明を
行った。
・税関委員会
改定した税関知財保護条例の新しい実施方法
に関する意見を紹介し、または国境知財保護に
おける関連数字および出版する2008年中国税関
知的財産権保護白書について説明を行った。
QBPCの3月会員大会 – 各委員会の計画更新
2009年3月26日 北京
QBPCの3月会員大会は3月26日に北京で開催さ
れ、各委員会の計画更新会議では、各委員会の
リーダは取得した業績と今後の活動計画について
説明を行った。
・政府協力委員会
2008年11月5日に四川省公安庁経済犯罪偵察局
と覚書の締結後の状況、2008-2009年度の中国知
財保護十大優秀案件の授賞式、および知財犯罪に
関する分野調査ガイドラインについて説明を行っ
た。その後、政府協力委員会と一緒に広東工商行
政管理局とのセミナー、最高人民検察院の知的財
産法の執行、行政執行と刑事司法の繋がりなどの
今後の活動計画について紹介を行った。
北京で開催する知財保護交流会、寧波市で開
催する知財保護定期交流会、記者会見、上海市
で開催する長江デルタ知財保護セミナー、およ
び国家工商行政管理総局の広告監督管理司と共
催するプロジェクトなどの今後の活動について
説明を行った。その後、最近に商務部、工業と
情報化部、国家知識産権局、工商行政管理総局
の市場規範管理司、工商行政管理局の反独占・
反不正競争執法局、および広東省公安庁経済犯
罪偵察局と共に共催した活動および相互協力な
どについて簡単に紹介した。最後のところ、2月
に深センで開催された中国外商投資企業協会高
層会議および中国南方サミットに関する状況を
皆に報告した。
・広報委員会
より多い情報はQBPCのウィブサイトで読むこ
とができる。
QBPC主席張為安氏とGCC・BPG主席Omar Shteiwi氏 (右)
のQBPC会員大会でのプレゼント交換.
・ベストプラクティス・法執行委員会
新しく当選された広報委員会の副主席・劉淼氏
を皆に紹介した。その後、2008年12月4日のメ
ディアフォーラムの開催、QBPCの英語と日本語
Beiersdorf社の中東地区ブランド保護マネージャー
Stephen Quirke氏のQBPC会員大会でプレゼンテーション
ページ6
QBPC
最新活動
QBPCの設立9周年記念大会と2008-2009年度中国知
財保護十大優秀案件受賞式
2009年3月26日 北京
2009年3月26日、QBPCの設立9周年記念大会
と2008-2009年度中国知財保護十大優秀案件受賞
式は北京で開催された。今回の会議の開催は、
QBPCが2008年に中国知的財産権保護において取
得した業績および大きく発展したことを明らかに
示した。
QBPC特許委員会の主席張艶氏
商務部の部長補佐・王超氏、中国外商投資企業
協会の副主席・胡国財氏、最高人民法院知識産権
廷副廷長・孔祥俊氏、公安部経済犯罪偵察局副局
長・高峰氏、商務部条法司副司長・楊国華氏、国
家煙草専売局の副司長・蔡建文氏が授賞式に参加
した。最高人民法院、最高人民検察院などを含ま
れた19個の中国の法執行機関と米税関・国家警
備局の代表らは改革と友好を象徴した長城が載っ
た表彰プレートを受けた。
商務部部長補佐・王超氏は受賞代表らに対して
祝賀の意を表し、そして、2009年は中国第十一
個の五年計画と中国の知財保護に対して非常に重
要な年で、中国総理・温家宝氏の年度政府レポー
トによると、知財保護は長期的な仕事で、中国の
知財保護における施策を完備すると同時に、各国
の支持と協力が必要となるということを皆に言っ
た。または、QBPCの中国知財保護に対する貢献
および下記の受賞機関が取得した優れた業績を褒
めた。
中国知財保護における優秀機関
• 中国税関総署条法司
• 中国公安局経済犯罪偵察局
中国知財保護における優秀個人
• 蒋志培氏・人民大学法学院教授、最高人民法
QBPC税関委員会の主席黄琮皓氏
院知識産権廷前裁判長
その他の非刑事訴訟案件 ( 1件 )
• 寧波地区でのネットワーク配線業に対する特別
査収行動
QBPCの張為安主席は過去9年間の政府機関、学
術機構およびメディアとの模倣品とその他の知財
侵害分野における相互協力を回顧した。中国政
府、法執行機関とメディアは「長城」を成して消
費者、会員企業の正当な権利および投資環境など
を保護し、長城のレンガを粘着して調和と繁栄な
中国を建設したのは、われわれの熱情と信念であ
ると言った。または、2009年に公安局、人民検
察院、人民法院、工商行政管理局、税関総局の知
財保護部門、質量技術監督局、食品薬品監督局な
どの機関との協力を強化し、これによって、知財
保護の強化、知財保護のメカニズムの作り、中国
政府期間と国際機関との相互交流の強化、公衆意
識の向上、調和社会の建設および経済の発展と社
会安定の維持をすることができると言った。
最後のところ、中国外商投資企業協会の副主
席・胡国財氏は優秀機関と個人の受賞に祝いを申
し、またはQBPCの中国知財保護における貢献に
感謝の意を表した。
QBPCの設立九周年記念大会および2008-2009年
度中国知財保護十大優秀案件授賞式のメディア
フォーラム
2009年3月26日 北京
QBPC は 2009 年 3 月 26 日 に 北 京 で メ デ ィ ア
フォーラムを主催し、約20個のメディアが参加
した。メディアフォーラムでは、「周雪斌の北京
市 朝 陽 区 で の 音 声 画 像 模 倣 品 の 販 売 案」、
「2007 年 マ イ ク ロ ソ フ ト の 著 作 権 侵 害 案」、
「有名ブランドに寄り添う案」、「中米税関が協
力して国境地帯を越えたナイキフットウェア模倣
品の打撃案」、「寧波地区でのネットワーク配線
業に対する特別査収行動」の十大優秀案件中の五
案件が紹介された。
2008-2009年中国知財保護十大優秀案件
刑事訴訟案件 (5件)
• 福建省霞浦県華豊廠/嘗鳳熙がBENDIX等登録商
標のブレーキパッドの模造案
• 袁敏グループの有名ブランド化粧品の偽造案
• 周雪斌の北京市朝陽区で音声画像模倣品の販売
案
• 国際的な刑事司法の協力にて国境を越えた模倣
品への打撃」案
• 2007年マイクロソフトの著作権侵害案
商標権侵害案件 ( 2件 )
• 深セン羅湖商業城内の国際知名商標権の侵害案
• 「有名ブランドに寄り添う」案
税関の知的財産権の境界地帯における保護案件
QBPC政府合作委員会の主席孫凱氏
( 2件 )
• 中米税関が協力して国境地帯を越えたナイキ
フットウェア模倣品の打撃案
• 深セン創聯業貿易有限公司の権利侵害品のフィ
リップスシェーバーの輸出案
フ ォ ー ラ ム で は、QBPC の 法 務 委 員 会 の 副 主
席・GE社の雲軒氏はQBPCが会員企業を呼びかけ
て自発的に遵守する「模倣品があるウィブサイト
から広告を離す」原則について説明を行った。
QBPCの決策委員会は会員企業を催促して模倣
品・海賊版がないウィブサイトしか広告しないよ
う努めることを同意した。また、ウィブサイトで
模倣品・海賊版の内容があると、QBPCの会員企
業が当該ウィブサイトに警告を発し、契約を中止
したりするように求められている。
QBPCと北京市執法機関の初回知識産権保護交流会
の開催
2009年3月27日 北京
QBPCの政府協力委員会と北京知識産権サービ
スセンターの相互協力の下で、QBPCと北京市執
法機関間の初回知識産権保護交流会は2009年3月
27日に北京で開催された。知識産権局、工商行
政管理局、版権局、公安局、質量技術監督局、北
京市文化市場執法隊および税関のリーダらは参加
した。
本会議は北京知識産権局の副局長・王淑賢氏に
2009年3-4月
ページ7
最新活動
司 会 さ れ、Nokia、BMW、GE、Daimler、 CocaCola、Toyota、Samsung、Nike、Adidas な ど の
QBPCの20社の会員企業が参加した。会議では、
申請の手続き、オンライン上の知財侵害への救済
施策、税関保護における協力の強化、著作権侵害
の規定、および知財保護の展示方法などの皆が注
目している問題を検討した。関連する法執行機関
はQBPCの会員企業の代表らの意見と建議を聞い
た上で、詳細的に説明を行い、またはQBPCの会
員企業との相互交流を強化する提案に一致で賛成
した。
王淑賢氏は中国政府は知財保護を非常に重視し
ていると強調した。または、「知識産権保護の実
施方法」はもうすぐ公布され、知財保護を有効に
実施するのは主要な内容であると言った。北京の
知財保護の行政部門はたくさんの施策を取って改
革を行い、北京におけるよりいい知財保護の文化
環境を作っている。QBPCの建議および政府機関
と外資企業間のより大きな役割を果たすよう期待
されている。
西安税関トレーニング‐スポーツ器具と照明器具
ワーキンググループの連合活動
2009年4月2日 西安
西安税関との直接交流と協力を強化するため
に、2009 年 4月 2 日、ス ポ ー ツ 器 具 と 照 明 器 具
ワーキンググループは西安税関に向けてトレーニ
ングを行った。検査と空港などの現場で働いた約
25名の官員はトレーニングに参加した。西安税
関 の 副 関 長・馮 建 鄂 氏 は 開 幕 式 で 挨 拶 し、
Philips、 Nike、New Era Cap、NBAとAdidasの代
表らは製品の識別方法について説明を行った。西
安税関と外資企業と一緒にトレーニングを行った
のは初回である。
国家知識産権戦略下での司法保護フォーラム -
広東省高級人民法院知識産権庁設立15周年記念
2009年4月9日 広州
本会議では、知識産権の司法保護システム、企
業からの希望と建議、特許権、商標権と著作権保
護における新問題と司法保護などのトピックを検
討した。知識産権の司法保護システムについて、
呉漢東教授は知財保護においては法院は主な役割
を果たすべきで、これによって、行政と司法保護
の双軌制というシステムによる問題、例えば行政
執法における監督不足、責任不明確、標準不統一
などの問題の解決に有利であると言った。蒋志培
博士は呉漢東教授の観点を賛成し、または知財権
侵害の民事紛争と民事責任の追究、刑事案件の審
判と刑事責任の追究、および知識産権行政処罰の
司法再審は全ては法院が責任を負って行うべきで
あるという意見を提出した。重慶市高等人民法院
の知識産権廷の蒙洪勇廷長と広州市天河区法院知
識産権廷蘇国生廷長はその観点を支持し、または
最近数年の知識産権の民事案件、刑事案件、行政
案件の「三審合一」という審判方式で、その新し
い審判方式に含まれた経験と合理性を紹介した。
中国商標局の局長・呂志華氏は留まった商標申
請の手続きを速く処理するために、たくさんの施
策が取られていると言った。広東省高級人民法院
知識産権廷副廷長・王静氏は法院は有名ブランド
の認定基準を厳しく管理すべきで、または侵害停
止の判決を下ろし、生産工具とストック製品の処
分によって有名ブランドの保護を強化しなければ
ないらないと言った。
特許保護における新問題と司法対応というト
ピックについては、最高人民法院知識産権廷の裁
判長・王永昌氏は特許と標準の問題を分析した。
江蘇省高級人民法院知識産権廷廷長・宋健氏は外
観設計の特許権侵害案件における主体判断の問題
について観点を提出した。浙江省高級人民法院知
識産権廷廷長・周根才氏は特許権侵害案件におい
て損害賠償金額を如何に確定するか、および法定
賠償における要因を細分化した。広東省高級人民
法院知識産権廷副廷長・欧修平氏は典型的な特許
案件の審理状況を紹介し、または皆と一緒に特許
権の要求を如何に解釈するかについて検討を行っ
た。
著作権保護の新問題と司法対応というトピック
については、最高人民法院知識産権廷の裁判長・
于暁白氏は著作権侵害案件の審理に関する問題を
紹介した。北京市最高人民法院知識産権廷廷長・
陳錦川氏は、インターネット上の著作権侵害問題
をまとめて紹介し、またはこれらの問題を解決す
るためのガイドラインも説明を行った。広東省音
像協会の秘書長・李献民氏は厳重な海賊版問題は
既に音像業に悪い影響を与えているが、但し法院
の証拠に対する要求は厳しく、企業の賠償要求に
対する支持は非常に有限であり、これは所有権者
の権利維持に著しく不利であると言った。広東省
高級人民法院知識産権廷裁判長・張学軍氏は広東
省高級人民法院が李献民氏の提出した問題を既に
認識し、それらの問題を解決するために、ガイド
ラインを配布したと言い、またガイドラインの内
容についても説明を行った。
企業の希望と建議というトピックについては、
QBPCの主席・張為安氏は米国と台湾の知財保護
システムの制度改革、具体的に言えば、管轄、権
利侵害認定、賠償、強制措置および激励制度など
の内容を詳細的に紹介した。QBPCの法務委員会
の副主席・姚紅軍氏は模倣品問題は密貿易と麻薬
取引問題ほど日々に厳重し、刑事執法はこれらの
問題を抑制する有効的な方法だと思われると言っ
た。QBPCのベストプラクティス・法執行委員会
の主席・陳小東氏は、商標権侵害案件における行
政執法と刑事執法の繋がりが難しいという問題を
取り上げ、権利侵害品の数量を如何に確定する
か、違法経営額の中間市場価格での精算、現場で
の案件移送、法律に基づいて輸出代理商の責任の
追究、刑事処罰と行政処罰の同時実行などの一シ
リーズの施策を取って行政執法と刑事執法の繋が
りにおける問題を解決するよう提案を出した。
現場質問の場合、法院、政府および企業の代表
らはその他の関連問題を検討した。代表らは知財
保護において法院は主要な役割を果たし、「三審
合一」の知財案件審理の方法の採用によって、一
部の現実問題を有効に解決できると思っている。
この制度の更なる改善が期待されている。
商務部部長補佐王超氏
商務部部長補佐王超氏 (左 )、公安部経済犯罪偵査局
副局長高峰氏(右)
中国外商投資企業協会副会長胡国財氏
上海工商行政管理局嘉善分局Qian Renshi氏 (左)、中
国外商投資企業協会胡国財副会長(右)
寧波知識産権局とQBPCの二回目の定期交流会議
2009年4月16日 寧波
寧波知識産権局とQBPCの二回目の定期交流会
議は2009年4月16日に寧波で開催され、寧波市
保護知識産権弁公室の責任者・陳恩来氏は本会議
を司会した。寧波市の工商行政管理局、質量技術
監督局、公安局、税関とその他の執法機関の官員
らが会議に参加して、寧波地区における知財保護
王超氏 ( 左二 )、張為安氏 ( 左四 )、黄琮皓氏 ( 左五 )、
QBPC の 2008-2009 年度中国知財保護十大優秀案件
受賞者
ページ8
QBPC
最新活動
状況について説明を行った。Sony、Philips、 Tyco
とJohnson & Johnsonの代表らはQBPCのワーキン
ググループの代表としてスピーチし、また関連行
政部門に関連問題を尋ねた。QBPCの会員企業の
代表らは寧波市が2008年定期交流会議以来の取
得した業績を褒めた。または、寧波市の知財保護
の更なる協力の方向において意見が一致に達し
た。
商務部部長補佐王超氏(左)、QBPCの主
席張為安様(右)
陳氏は会議の内容をまとめてスピーチをし、ま
たはQBPCと協力し合う意欲を表し、コミュニ
ケーションは知財保護問題を解決するための最も
有効的な方法で、持続的な努力が必要となると
言った。午後、QBPCの代表らは誘いを受けて寧
波税関の主催した模倣品焼却活動を見学した。た
くさんの模倣品は焼却され、寧波税関と地方政府
機関の知財保護における強い意志を示した。翌
日、QBPCの一部の会員企業の代表は寧波市中級
人民法院で商標権侵害案件の審理を傍聴した。
交流会議の開催はQBPCと寧波政府機関の相互
関係を強化しただけではなく、地方政府機関との
定期的な交流機制を強め、または今後の類似問題
を解決するための手本と見なされている。
中国税関総署政策法規司知識産権処李
郡英処長 ( 左 )、アメリカ合衆国税関・
国境警備局のMs. Alexis Paul (右)
公安局経済犯罪偵査局高峰副局長
(左)、QBPCの主席張為安氏(右)
QBPCのベストプラクティス・法執行委員会の
副主席・邵克亮氏はQBPCの自動車ワーキンググ
ループがブランド保護において遭遇した法執行、
価値評価、および検察機関が案件移送の場合、如
何に法律監督の役割を果たすかなどの問題を取り
上げて検討を行った。QBPCの法務委員会の副主
席・雲軒氏は海賊版による危害を分析することに
よって、刑事保護は海賊版を抑圧する最も有効的
な手段であり、「著作権侵害」は今後の法律適用
の主要な方向となると建議を提出した。QBPCの
法務委員会の副主席・姚紅軍氏は模倣品問題は密
貿易と麻薬取引問題ほど日々に厳重し、刑事保護
はこの知的財産権侵害行為を抑圧する最も有効的
な手段となると言った。QBPCの税関委員会の副
主席・斉雪峰氏と王志平氏はそれぞれに化粧品
ワーキンググループと照明器具ワーキンググルー
プが遭遇した模倣品問題を紹介した。
最高人民検察院と QBPCの共催した知財保護ト
レーニング&行政執法と刑事司法の現場経験交流
セミナー
2009年4月12 –17日 常州
本会議は最高人民検察院の偵査監督庁に主催さ
れ、QBPCとEU-中国パートナーシッププロジェク
トに共催され、江蘇省人民検察院、江蘇省常州市
人民検察院、江蘇省常州市武進区人民検察院に協
力して催されたもので、中国各地区の検察院の代
表、国内外の執法と司法部門の専門家と学者、
QBPCの会員企業の代表が会議に参加し、行政執
法と刑事司法の繋がりについて深く検討を行っ
た。
QBPCの主席張為安氏
衆の注意力の原則を堅持すること、商標「件数」
の判定は実際の状況に合わせて決めるべき、「非
法経営額」は被侵害商品の「市場中間価格」に基
づいて精算すべき、連合執法と案件の現場移送、
行政処罰と刑事処罰の併用、法律に基づいて輸出
代理商、委託加工の責任者ならびに大家の責任の
追究など。
デンマーク特許と商標局政策法律顧問処の主席
法律顧問・Erling Vestergaard氏はデンマークの知
財法執行の行動プログラム、知的財産権訴訟優先
権、政府機関間の協力および調査員と検察官間の
協力などの紹介を通してデンマークの知財保護シ
ステムを説明した。ドイツハンブルク検察院の高
級検察官・Wilhelm Antonius Möllers氏は、ドイツ
の知財保護の状況を紹介した。中国工商行政管理
局の商標局案件指導処の任京蘭氏、国家版権局版
権管理司執法処の趙秀玲処長、国家知識産権局保
護協調司の武暁明副司長、商務部市場秩序司姚広
海副司長、税関総署政法司知識産権処李群英処
長、公安部経済犯罪偵察局知識産権処王志広副処
長、中国人民大学法学院田宏傑教授は、商標、著
作権、国家知識産権戦略制定実施の背景と意義、
輸出入の知財保護における問題と経験、知財侵害
刑事案件処理における法律適用問題などについて
行政執法と刑事司法の角度から行政執法と刑事司
法の繋がりを強化する意義と重要性を強調した。
外商投資企業が遭遇した知財問題を検討した場
合、QBPC の 主 席・張 為 安 氏 は、経 済 危 機 の 下
で、知財保護は更に重要となり、経済発展と就職
増加のためであると強調し、またはコミュニケー
ションを通して検察院との相互理解と協力を強化
しようとする意思を表した。QBPCのベストプラ
クティス・法執行委員会の主席・陳小東氏は行政
執法と刑事司法の繋がり問題を取り上げて検討を
行い、具体的に言うと、類似商標の判定は一般公
その後、各トピックについて現場検討を行っ
た。中国各地の検察院の代表らはそれぞれに行政
執法と刑事司法の繋がりにおける経験を紹介し、
または行政執法と刑事司法の繋がりを促進するた
めの施策なども説明を行った。会議の参加者は、
行政執法と刑事司法間の情報共有のプラット
フォームの建設、および政府機関間の有効的な協
力と案件移送機制の建設は行政執法と刑事司法の
更なる繋がりを促進するためのキーポイントとな
ると思っている。
QBPCの浙江省質量技術監督局への訪問
2009年4月17日 杭州
2009 年 4 月 17 日、Tyco、Philips と Samsung の
QBPCの会員企業の代表が寧波市知識産権局との定
期交流会議を終えて浙江省質量技術監督局に訪問
した。
浙江省質量技術監督局稽査大隊の総隊長・丁徳
詳氏と各執法隊の隊長および責任者はQBPCの会員
企業の代表らを接待した。相談中に、国境協力に
関する提案と計画が検討された。今後、QBPCの政
府協力委員会とその他の委員会は関連活動につい
てフォローアップする。
2009年3-4月
ページ9
最新活動
QBPCの自動車と高級品ワーキンググループの共催
した汕頭税関トレーニング
2009年4月17日 汕頭
相互交流、信頼関係および相互協力を強めるた
めに、Bosch、Daimler、GMとMichelinなどのQBPC
の自動車ワーキンググループの代表とMattel、
Chanel、Tommy Hilfigerと Salvatore Ferragamo
の代表は汕頭税関の官員と一緒にトレーニングを
共催した。ブランド保有者は汕頭税関と傘下機構
の官員に対して製品、輸出チャンネル、およびブ
ランド識別のノウハウを説明した。約100名ほど
の汕頭税関および傘下機構の官員らは知財保護問
題に対して協力する意を表した。
汕 頭 税 関 知 識 産 権 課 の 陳 課 長 は、プ ラ ッ ト
フォームを建設して相互交流を強化し、トレーニ
ングチャンスを増やす以外に、知的財産権保有者
としては、会社自身の調査能力を上げ、税関に定
期的に正確な情報を提供し、税関との連絡を強化
すべきと強調した。
知識産権戦略の実施と商標法の修正に関する国際
フォーラム
2009年4月18 –19日 重慶
知識産権戦略の実施と商標法の修正に関する国
際フォーラムは、西南政法大学、中国法学会審判
理論研究会知識産権専業委員会と重慶市工商管理
局が主催し、QBPCとEU-中国パートナーシッププ
ロジェクトに共催され、国家工商行政管理局の商
標法修正グループ、国務院法制弁教科文衛司、最
高人民法院知識産権廷、地方工商局、地方法院知
識産権廷、国内の著名な学者、欧盟とアメリカの
知識産権官員およびQBPCの会員企業の代表は
200名余り会議に参加した。会議では、商標法の
新問題と修正の考え方、商標法修正の基本的な理
論問題、商標登録の実質的な条件、商標権侵害の
認定、著名商標の認定と保護、商標登録の手続き
の改革(申請、異議の申立、論争、取消し)、商
標権の行政と司法保護、商標権侵害の救済などの
商標権保護と商標法三回目の修正中の難点とホッ
トトピックについて二日ほど検討された。
国務院法制弁商標法修正グループの紹介による
と、今回の商標法修正の重点は登録手続きの簡略
化による申請期間の短縮、商標権保護の強化と商
標代理機構の管理強化の三つの面に置かれてい
る。呉漢東教授は知識産権戦略綱要の下で、商標
権保護において、司法保護を主とすべきであると
強調した。劉春田教授は商標法の修正は民法に戻
国家知識産権戦略下での司法保護フォーラム -広東省高級人民法院知識産権廷設立15周年記念
左: QBPCのベストプラクティス・執法委員会主席陳小東氏、中: QBPCの法務委員会の副主席姚紅軍
氏、右:QBPCの主席張為安氏
し、工商局の権利を減らすべきであると言った。
会議に参加した全ての代表は商標登録の手続き
を簡略化すべきという意見を明確に表明した。欧
盟とアメリカの知財権保護の官員は自国の申請手
続きについて紹介を行った。国家工商行政管理局
の代表は、今後、商標の異議申立と再審査という
二つのプロセスを一つにして、商標再審査委員会
に管理され、これによって手続きを簡略化して時
間を節約する計画があると言った。QBPCの主席・
張為安氏は、プロセス改革において、異議申立者
の司法救済を求めるルートの提供することも見通
されないべきであると言った。
会議の参加者は商標権侵害の判定基準について
多角的な検討を行い、消費者を混乱させているか
を判断基準とすることと、現行の商標法を尊重
し、商品と商標の類似を判断基準とすることとい
う二つの観点が形成し、または委託加工問題に関
する検討を引起した。委託加工は侵害を構成して
いるかについて、裁判長、学者および代表の意見
はそれぞれである。一部の人は、海外で商標権を
登録した権利保有者は、中国で生産したにもかか
わらず、中国で販売しないと、消費者を混乱させ
ていないため、権利侵害を構成しないと思ってい
る。一部の人は委託加工者は中国で登録した商標
を委託加工した製品に付けば、権利侵害を構成す
ると認められるべきで、他人が中国で登録した合
法的な商標を無断で使用したためであると思って
いる。QBPCの代表らは一つ目の観点を反対し
た。理由として、中国は模倣品問題に悩まされ、
例え中国の法律は海外で合法的な商標を有る権利
保有者に中国で登録した同じ商標がある商品を生
産することを許可すると、模倣品製造者に対して
左 QBPCと北京市執法機関の初回知財保護交流会
中 西安税関トレーニング
右 西安税関の副関長馮建鄂氏(真中の方)の オープニングスピーチ.
海外で商標があれば、中国で授権して生産させ
て、権利侵害の責任を負わないという信号を出
しているに違いないからである。
著名商標の認定は更に慎重しなければならな
いと思われている。最高人民法院は措置を取っ
て審査レベルを上げ、認定基準を厳しく管理
し、または司法解釈を配布して著名商標の認定
を規範している。
商標権の行政と司法保護の課題について、
QBPCのベストプラクティス・法執行委員会の主
席・陳小東氏と法務委員会の副主席・姚紅軍氏
はそれぞれに刑事保護と行政保護の繋がりにお
ける問題、商標権侵害行為の範囲、商標権侵害
の認定基準および処罰措置などについて紹介を
行った。一部の学者は模擬商標だけではなく、
権利保有者の名前、住所、包装およびデザイン
を使用すると、「情勢深刻」として、刑事責任
を負わなければならないと刑法に定めるべきと
提案した。
会議の後、QBPCと重慶市工商行政管理局の官
員および重慶市の知財保護の法執行部門の官員
との交流会が開かれた。会議中に、QBPCの主
席・張為安氏は重慶市の工商行政管理局に対し
て企業と重慶市工商行政管理局を主とした西部
14省の交流会を主催することと重慶市工商行政
管理局を主とした法執行部門と行政処罰情報を
共有し、または行政処罰を権利保有者に公開す
ることを提案した。QBPCの税関委員会の副主
席・斉雪峰氏はQBPCの会員企業のブランドマ
ニュアルを重慶市工商行政管理局のインタネッ
トにアップロードをして官員の検査に便宜を提
供すると提案した。重慶市工商行政管理局の官
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QBPC
最新活動
員はQBPCの提案を慎重に考えると言った。
会議の後、会議の主催者である西南政法大学は
発言者の観点をまとめて建議書にした後、関連部
門に提出するという。会議中、QBPCは商標法の
修正に関してアドバイスと建議を提出し、既存問
題を解決しようと目指している。
国家知識産権戦略下での司法保護
フォーラム -広東省高級人民法院知
識産権廷設立15周年記念
2009年長江デルタ地区の知財発展と保護の初回記
者会見&長江デルタ地区の知財保護フォーラム
2009年4月24日 上海
上海市知識産権聯席会議弁公室、江蘇省知識産
権領導小組弁公室、浙江省知識産権聯系会議弁公
室 が 聯 合 に 主 催 し た、QBPC が 協 力 し た 催 し た
2009年長江デルタ地区の知財発展と保護の初回
記者会見&長江デルタ地区の知財保護フォーラム
は2009年4月24日に上海で開催され、上海、浙
江と江蘇省の知識産権局、公安局の経済犯罪偵察
隊、人民法院知識産権廷、税関の法規処、工商行
政管理局と版権局の170名余りの官員と上海に駐
在している領事館、外国の商会、国内外のメディ
アおよびQBPCの会員企業の代表が本フォーラム
に参加した。
QBPC と寧波知識産権局の二回目の定
期的な交流会議
寧波知識産権局の主任・陳恩来氏
QBPC の政府協力委員会の主席・孫
凱氏
午前の記者会見では、江蘇省、浙江省と上海市
の知識産権聯系会議弁公室の官員は各地区の
2009年度の知識財産権の発展状況と保護計画に
ついて紹介を行い、または関連問題について現場
検討を行い、最後のところ、長江デルタ地区の知
識財産権の発展と保護に関する覚書を締結し、覚
書の内容には、地域の知的財産権戦略研究の展
開、重点的な科学技術特別プロジェクトの知的財
産権のフォローアップと研究の展開、区域知的財
産権の記者会見の開催、長江デルタ地区の特許法
執行協力制度の建設、知的財産権公共サービスの
プラットフォームの建設、地区業界協会の協力の
促進、地域の知的財産権の宣伝教育の強化、知的
財産権の人材育ての強化、地域の知的財産権の協
力制度の建設などが含まれる。
QBPCの主席・張為安氏は誘いを受けて記者会見
で発言を行い、長江デルタ地区において取得した
知財保護の業績を評価した以外に、知財保護にお
いて払った努力に感謝の意を表した。または、江
蘇省、浙江省、上海市の関連部門とQBPCの十大優
秀案件の推薦における成功な原因と経験をまとめ
て他の地区に広げて、知的財産権の法執行の一致
性と成功率を上げるようと提案した。その後、江
蘇省、浙江省と上海市の行政執法部門は執法プロ
セスの透明性を上げ、権利保有者が行政法執行部
門にクレームを出した場合、行政処罰の決定を権
利保有者に積極的に提供できるという希望を言い
出した。同時に、張主席は会議の参加者に各自の
影響力を生かして公衆に模倣品・海賊版をボイ
コットさせようと呼びかけた。江蘇省、浙江省と
上海市の税関は旅客自用の通関できる模倣品・海
賊版の数量を決める標準を作ることによって、上
海世界博覧会の開催に向けて知財保護のいい環境
を作るようと期待されている。
午後、上海市、江蘇省と浙江省の知識産権局、
公安部経済犯罪偵察局、人民法院の知識産権廷、
税関法規処、工商行政管理局、版権局の官員と
QBPCの会員企業の代表は二つのグループに分け
られて長江デルタ地区の知財権保護の企業懇談会
を催した。企業の代表は、各部門の官員に対し
て、特許法の三回目の修正と実施条例修正後、特
許権侵害の行政執法は特許権侵害分野で拡大され
るか、地方政府は金融危機下での知財権保護を弱
めるか、例えば浙江省工商行政管理局の軽微な違
法行為に対する不処罰、不追納、不取消という
「三不」政策と広東省検察院の軽微な違法行為に
対して公布した「十条意見」は知財権保護に対し
てネガティブの影響があるかどうかについて質問
をした。人民法院の代表が回答を行い、人民法院
が発効する新特許法に対して調査を行った後、特
許法の司法解釈を公布するという。その後、浙江
省と江蘇省の法院の裁判長は、今後、権利侵害へ
の賠償を増やし、法定的な賠償の考量要因を細分
化する情報と、知財権侵害を犯罪として処理する
ことが反対されたという情報を漏らした。浙江省
工商行政管理局の代表は、「三不政策」は証拠書
類の失効のような軽微的な違法行為に適用され、
知財権侵害を打撃することに影響をあたえないと
いうことを明確にした。
QBPCと広東省工商行政管理局の共催した初回知
識産権保護セミナーの開催
2009年4月23日 東莞
QBPCと広東省工商行政管理局の共催した初回
知識産権保護セミナーは東莞で開催され、広東省
工商行政管理局の副局長・鐘偉泉氏、広東省工商
行政管理局経検処処長・何衍鋒氏、広東省工商行
政管理局経検総隊の総隊長・辛光輝氏、広東省工
商行政管理局各部門の180名の官員とQBPCの主
席・張為安氏、ベストプラクティス・法執行委員
会の主席・陳小東氏、副主席・劉涛氏、施怡氏、
法務委員会、税関委員会、政府協力委員会の各主
席、副主席およびQBPCの会員企業の約40名の代
表が本会議に参加した。
開幕式では、QBPCの主席・張為安氏はQBPCの
歴史、国際的な影響、中国政府機関および国際機
構との協力などについて簡単に紹介を行った。ま
た、広東省における知財保護および広東省工商行
政管理局との相互協力を強化するために、QBPC
と広東省工商行政管理局の間に知財保護覚書を締
結すべきと提案した。QBPCのベストプラクティ
ス・法執行委員会の主席・陳小東氏は商標権保護
の行政執法と刑事司法の繋がりについて発言をし
た。
QBPCの法務委員会の副主席・姚紅軍氏は商標
権侵害の傾向と行政執法における問題についてス
ピーチをし、商標権侵害は既に組織化、専業化、
国際化され、現在の知財保護の行政執法は権利保
有者の訴訟文書に対する要求、行政執法中の権利
保有者の参与権、行政執法と司法の繋がり、およ
び行政執法権の最終的な発展などたくさんの問題
に直面していると言った。
香港登録公司法律手抜き問題プロジェクトグ
ループの責任者、QBPCの税関委員会の副主席・
王志平氏は「有名ブランドにくっ付く」と不正競
争についてスピーチし 、 施策をとって「有名ブ
ランドにくっ付く」問題と不正競争を打撃する力
度を上げ、また模倣品問題が深刻している一部の
ブランドを選んで特別行動を取って、そして『商
標法』と『反不正競争法』の修正の場合に、関連
内容を書き直すことを工商行政管理局に呼びかけ
ている。スピーチの最後のところ、王志平氏は香
港の関連機関との間に相互交流を強化して会社の
登録システムを改善させるべきであるとアドバイ
スをした。
Page 11
March-April 2009
最新活動
会議では、広東省工商局経検総隊、広東市工商
行政管理局と東莞市工商行政管理局の代表はそれ
ぞれに処理した典型的な案件を紹介し、または
「ブランドにくっ付く」などの不正競争案件を処
理した体験と経験を皆に分かち合い、そして大多
数の「有名ブランドにくっ付く」案件はほぼ権利
保有者の苦情によって手がかりを得たと言った。
工商行政管理局の知財権侵害容疑にかかる案件
を受け取る場合、まずは苦情申立人が提供した資
料をチェックし、次は権利保有者、代理機構およ
び権利侵害容疑者の商標、特許、知名度および協
力関係に関する証明書を審査する。その中に、最
も重要なステップは、知財権侵害容疑にかかる商
品に対して、商品と包装に使ったデザイン、図
形、標識、レイアウト、文字表示などを審査し、
商標とデザインが似てる場合は、実物を比較して
権利を侵害したかどうかを判定する。次のステッ
プは、権利侵害商品の価格、権利侵害の時間、経
営規模および経営状況などの知財権に係る状況を
確認することである。
各自の研究成果に基づき、知識産権の発展歴史へ
の理解を深めることと、中国の知識産権の立法構
造を完備させることを呼びかけた。中国広電核
電、華為、IBM、三星などの有名企業の代表は企
業の特許申請における業績と知識産権分野におけ
る方針と政策を詳細的に紹介した。
今回の2009年中国知識産権高層フォーラムの
開催は、世界経済危機下で知財保護を如何に正確
に認識するか、以下に知財保護を強化するかに対
して重大且つ深遠な影響を与えると思われる。中
国知識産権部門のリーダと知識産権の研究分野の
専門家が発した信号にも注目すべきである。
公安局経済犯罪偵察局知識産権処王志広処長
今回のセミナーを通して双方は知財保護に関す
る関心問題を提出し、または今後の知財保護の目
標と要求を明確し、そして定期交流制度の確立、
知財保護協議書の締結、広東省工商行政管理部門
の十大優秀案件の推薦の参与、相互協力推進フ
レームの開発などの意向も明確に表した。今回の
セミナーの開催は、双方の今後の有効的な協力に
対して堅実な基礎を築き上げた。
2009年中国知識産権高層フォーラム
2009年4月24日 北京
国家知識産権局、公安部と税関総署が主催した
中国知識産権報社が協力して催した2009年中国
知識産権高層フォーラムは2009年4月24日に北
京で開催された。全国人大常委会、国家知識産権
局、公安部、税関総署、国家工商行政管理局、国
家版権局などの政府機関の官員、国際組織の代
表、大学と研究機構の専門家と学者、および世界
有名な企業から来た代表は本フォーラムに参加
し、「チャレンジ・協力・発展」という主題につ
いて、目下の経済状況を合わせながらそれぞれに
スピーチをした。QBPCの副主席・王暁平氏、鐘
清明氏、政府協力委員会の主席・孫凱氏、広報委
員会の主席・陳心氏などの10名の代表が本セミ
ナーに参加した。
QBPCの主席・張為安氏の発幕式での発言
国家版権局版権管理司執法処趙秀玲処長
開幕式は国家知識産権局の張勤副局長が司会さ
れ、全国人大常委会路甬祥副委員長、国家知識産
権局田力普局長、税関総署李克農副署長、公安部
経済犯罪偵察局孟慶豊局長は開幕式で挨拶した。
税関総署李克農副署長の挨拶では、QBPCの税関
の仕事に対する評価を数回にも話し及びた。会議
後の報道では、これを報道しただけではなく、
QBPCの状況も紹介された。
セミナーでは、代表らは「知識産権の戦略と経
済 社 会 の 発 展」、「知 識 産 権 保 護 と 新 経 済 形
勢」、「知識産権の行政執法と司法保護」と「知
識産権と核心的な競争力」という四つの課題につ
いてスピーチをした。一日の会議を経て、各政府
部門の官員は過去一年の知財保護における業績を
まとめ、または2009年度の計画を簡単に紹介を
行った。世界知識産権組織、世界税関組織、イン
ターポールおよびその他の国際組織の代表は現在
と今後の国境保護の傾向を紹介し、または国際協
力強化を呼びかけた。各大学と研究機構の学者は
税関総署条法司知識産権処李群英処長
2009年3-4月
ページ12
特別レポート
QBPCの「特許法実施条例の修正草案」に対する建
議書
2009 年 3 月、国 務 院 法 制 弁 公 室(SCLAO)は
「特許法実施条例の修正草案」を配布してQBPC
のコメントを求めている。QBPCの法務委員会は
翻訳した草案をQBPCの全ての会員に配布してコ
メントを求めた上で、下記の内容が含まれた建議
書をまとめ、3月31日に国務院法制弁公室に提出
した。
1.中国外の特許申請の秘密審査。本草案による
と、中国外で中国で完成した発明或は実用新型に
ついて特許を申請しようとする如何なる企業と個
人は、まずは国家知識産権局の特許行政部門に秘
密審査を申し込まなければならない。QBPCの会員
企業は、たくさんの発明と実用新型が違った国に
いる研究チームに一緒に完成されたことで、「中
国で完成」ということは非常に定義し難く、この
ため、中国技術輸出入管理条例に禁止、制限され
た技術に関わった発明と実用新型について、中国
外で特許を申請する場合しか、秘密審査を申し込
まなく、そして権利所有者の中国外での特許申請
を速めるために、秘密審査期間をできる限りに縮
めるべきであると提案した。また、権利所有者が
秘密申請を申し込まず、中国外で特許を申請した
行為は非悪意であれば、中国外で特許を申請した
後、秘密審査を申し込むのは許可されるべきと建
議した。
ないと、権利所有者と権利授与者は、何れも善意
の第三者に対抗することはできない。QBPCの会
員企業は、この規定は、権利所有者に対して負担
をかけ、または特許許可の取引に不確定な要因を
もたらすことを心配しているため、この規定を取
消すと提案した。
3.特許強制許可範囲の制限。本草案には、特許
強制許可範囲について詳細的に決めていない。
QBPCの会員企業は、TRIPS協定の基準を満足する
ために、強制許可の時効、範囲、例外、手続き、
授与、取消と実施などの強制許可に関する条例を
増やすと建議した。
特許詐称も特許権侵害行為に入れたのは、特
許権侵害行為の刑事化になりがちと思われ、現
在の法律では、特許詐称は刑事案件として処理
されていないが、新しい定義によると、特許詐
称は刑事案件として処理されることになる。ま
た、QBPCの会員企業の代表は、特許権評価レ
ポートの作成を要求する利害関係者、特許権侵
害の差止め命令、特許権の間接侵害、遺伝資源
出所の公開、ソフトウェアの特許権保護範囲の
納入などの内容についても改訂の建議を提出し
た。
4.発明者への奨励報酬。QBPCの会員企業は、発
明者と雇主間の契約は本草案に定めた金額と利益
の具体的な数字より優先的に採用されるのは、以
前に比べて前に進んだが、但し、具体的な数字を
定めた条例には、潜在的なリスクが含まれ、会社
の具体的な実施措置に難しさをもたらすと心配し
ているため、奨励報酬に関する具体的な数字を取
消すべきと提案した。
5.特許権侵害の定義。本草案には、特許詐称を
特許権侵害の一種として定めている。これは、行
政機関と司法機関の管轄権区分に難しさをもたら
す可能性が高く、特許権侵害行為は民事案件とし
て裁判所に管轄されるべきで、知識産権の行政管
理部門に管轄されないからである。
2.特許実施許可契約の国家知識産権局での登録
制度。本草案によると、国家知識産権局で登録し
中国の知財ニュース
中国の知的財産権の法執行状況:特殊な知的財産
権法廷の設立
2009年4月8日 フレッシュフィールズブルックハ
ウスデリンガー法律事務所
中国の最高人民法院は、知的財産権訴訟を審
理するための統一的な特別法廷を設置するポリ
シーを宣言した。これは、中国政府の知的財産権
訴訟を審理する法廷を設置することが重ねて声明
された。
などについて報告した。
最高人民法院は、上述した知識産権廷の設置
によって、行政部門から刑事執法システムへの案
件移送において、効率向上と困難排除のことを目
指している。
中国知識産権戦略の九つ方面の強化
2009年3月31日 新華社
2009年3月30日に北京で開催された世界知識
産権組織区域知的財産権高層フォーラムでは、
知識産権局の局長・田力普氏は、最近、中国は
一つの戦略を持出して2009年度の国家知的財産
権の実施を推進し、または九つの問題に対して
2009年3月30日に配布された新ガイドラインで
は、最高人民法院は同一の被告または共通状況を
含んだ知財権侵害に関わった多角的な案件を取り
扱うために、統一的な特別法廷を設置することを
発表した。統一的な特別法廷は現在のシステムを
取って代り、民事、行政および刑事法廷は特別法
廷下で各自に上訴を審理し、特別知財法廷の裁判
長は民事、行政と刑事法廷の裁判長と一緒に模倣
行為中の民事と刑事問題を処理することになる。
具体的な時間は発表されていないが、最高人民法
院が近い将来で新しい特別法廷を紹介する意図は
明らかに表明された。
この計画では、中国の最近数年の努力を踏ま
えて、法廷システム下で引続き知財権訴訟を審理
する経験を積み重ねることが見られる。統一的な
特別法廷は現在の第三法廷・知識産権廷の隣に設
置されることになる。最高人民法院の数名の上級
裁判長は計画および24箇所の知識産権廷の状況
中国の薬の副作用への監督強化
2009年3月30日 中国医薬新聞
240個の措置を決めたと発言した。発言による
と、計画に合わせて、知的財産権戦略の実施に
今年、薬品不良反応監督測定センターは、薬
品再評価と排除というプロジェクトをスタート
し、同時に薬品不良反応監督測定システムを強化
する予定である。2008年のデータによると、本
センターが受け取った事故レポートは19.4%を占
めて前年度を上回った。
2008年、本センターでは五つの有害反応情報
を更新し、または十三個の薬品警告情報、十八個
の医療設備警告情報、および一個の医療設備不良
反応情報を作った。違う地区にある監督測定セン
ターではイントラネットを使って情報を反映、交
換して効率を上げている。
おいては下記の二つの方面に重点が置かれ、一
つは、知的財産権立法環境の保護、行政能力の
強 化お よび公 衆意 識の 向上の こと、も う一つ
は、施策を とって 国際 経済危 機に 直面 するこ
と。上述した240個の具体的な措置には、知的
財産の自主創新の強化、知的財産の産業化の励
み、知的財産立法環境の再構築の促進、知的財
産権保護環境の改善、知的財産の行政管理の強
化、知的財産の内部サービスの改善、知的財産
人材の育成、知的財産権文化の発展の促進およ
び対外的な協力と交流の拡大などの九つの問題
2009年3-4月
ページ13
中国の知財ニュース
を含む。効率よく実施するために、これらの措置
は全て関連的な行政部門に指定、分配されてい
る。
国家知識産権局の更新されたウィブサイトの 使
用開始
2009年4月3日
国家知識産権局のウィブサイト
による
国 家 知 識 産 権 戦 略 ネ ッ ト【URL“http://
www.nipso.cn/”】は更新された後、公衆に向けて
再び使用が開始された。このウィブサイトはプ
ラットフォームとして知的財産権戦略の関連的な
仕事が紹介され、最新ニュース、国家知識財産権
戦略、中央および地方の法執行機関からの情報、
知的財産権保護、理論と実践、観点とフィード
バックなどの八つの部分を含む。本ウィブサイト
はデータベースも持ち、タイミングよく更新され
QBPC Office
Add.: Room 228, Floor 2, No.82
Dong'anmen Avenue,
Dongcheng District, Beijing China
100747
ることができる。
国際の知財ニュース
日本税関の差押貨物
2009年3月6日 日本財務省
2008年の11.1億円(約115.40百万米ドル)
に下がり、約55%減少した。
2009年3月6日、日本経済産業省は2008年に日
本税関が差押えた模倣品の80%以上は中国大陸か
ら輸出されたものであるという情報を公表した。
この数字は前年度を約33%上回った。
税関で差押えた中国から輸出された模倣品の総
合数は変わらないが、但し、それらの貨物の価値
は以前に比べて半分ほど安い。この状況からイン
ターネットを通して模倣品を販売して顧客に直接
に郵送するのは多くなっているという世界的な傾
向が見られる。
データ




日 本 税 関 の デ ー タ に よ る と、2008 年、計
26,415箱 の模 倣品 の中、 21,529箱、81.5%
を占めた模倣品は中国の大陸から輸出され
たものである。
日本税関で差押えた中国から輸出された模
倣品の数は、2007年の16,116対22,661に比
べ て 33.6% 増 で あ る。2004 年 の 当 該 数 は
3,358であるが、過去四年を経て、約6倍に
増えた。
2008年の中国から輸入する場合に差押えた
模倣品の数は過去一年を経過してただ0.8%
増加した。
本物の価値を参照しながら計算した中国か
ら輸入された差押えた模倣品の価値は2007
年の 24.7億 円(約 25670百万米ドル)から
Fax: 8610-85226236
Website: www.qbpc.org.cn
Sherry Hu
Tel: 8610-85226276
Email:[email protected]
韓国スリーストライク法の通過
2009年4月15日 IP世界ニュース
韓国はインターネット上の著作権法違反の内容
を削除する警告を無視するインターネット掲示板
はシャットダウンされるという著作権法を通過し
た。本法律は2009年4月1日に国会で通過され、8
月或は9月に実施に入る予定である。掲示板には
違法内容があり、これについて二つの警告を受け
たとしても違法内容を削除しない場合、掲示板は
セイゼイ半年ほどシャットダウンされることにな
る。本法律によると、インターネットに模倣品に
関する内容をアップロードするユーザーは、場合
によって、ユーザーIDが取消される時もある。
これは、政府が法律を通過してインターネット
上の著作権法違反内容を取消す初めてのことであ
る。
Nancy Shen
Tel:8610-85226281
Email:[email protected]
Diana Sun
Tel: 8610-85226257
Email:[email protected]
Tracy Yang
Tel: 8610-85226264
Email:[email protected]
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