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ABS - 東レ株式会社

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ABS - 東レ株式会社
<第2回東レIRセミナー>
東レの樹脂事業戦略について
2002年12月13日
東レ株式会社
樹脂事業部門長 瀬 宗弘 1
2
目 次
1.東レにおけるプラスチック事業の位置付け
2.樹脂事業の概要
3.樹脂事業を取りまく環境
4.樹脂事業の事業戦略とその具体例
3
1ー(1).東レグループの2001年度セグメント別売上高
その他
21%
売 上
売上
情報・
1兆157
通信機材 億円
14%
プラスチック・
ケミカル
22%
プラスチック事業 25%
繊維
43%
4
1ー(2) プロジェクトNT21におけるプラスチック事業の
位置づけ
繊維
ケミカル
=
プラスチック
東レを支える基盤事業
グローバルな事業展開による安定収益体質に転換
東レのコア技術
有機合成化学
高分子化学
バイオケミストリー
〈成長3領域〉
電子情報機材、液晶材料、エレクトロニクス用フィルム等
医薬・医療材、ファインケミカル、ニューバイオ製品等
炭素繊維、複合材料、水処理、アメニティー、繊維資材等
情報通信
ライフサイエンス
環境・安全・
アメニティー
戦略的
拡大
事業
=
次期中核
事業に育成
5
目 次
1.東レにおけるプラスチック事業の位置付け
2.樹脂事業の概要
3.樹脂事業を取りまく環境
4.樹脂事業の事業戦略とその具体例
2ー(1) 東レ樹脂製品について
商標
製品
トヨラック
TOYOLAC
ABS樹脂
アミラン
AMILAN
ナイロン樹脂
トレコン
TORAYCON
PBT樹脂
トレリナ
TORELINA
PPS樹脂
シベラス
SIVERAS
LCP樹脂
アミラス
AMILUS
POM樹脂
ペ フ
TORAYPEF
ポリオレフィンフォーム
TIポリマー TIPOLYMER
PAI・API樹脂
6
7
2ー(2) 樹脂製品の特性と用途について
トヨラック
良外観性
耐衝撃性
良加工性
アミラン
トレコン
トレリナ
シベラス
アミラス
強靱性
難燃性
電気特性
寸法安定性
耐熱性
8
2ー(3)東レの樹脂製品ラインナップ
: 東レ製品
PI
PEEK PAI
価 格
スーパーエンプラ
LCP
耐熱性
PPS
PBT
ナイロン
POM
PP
<Crystalline>
<結晶性>
PC
汎用エンプラ
mPPO
ABS
<非結晶性>
汎用プラスチック
9
2ー(4) 東レ樹脂部門組織図
千葉工場
ナイロン樹脂事業部
名古屋工場
PBT樹脂事業部
東海工場
機能樹脂事業部
愛媛工場
自動車材料事業部
トヨラック技術室
樹脂技術部
香港駐在事務所
上海駐在事務所
化成品研究所
生
産
本
部
樹脂事業部門
トヨラック事業部
2−(5) 東レの樹脂事業フロー図
重合
コンパウンド
生産力
技術力
ユーザー
成形加工
10
セールス&
マーケティング
情報力
生産力・技術力
2ー(6) 東レの重合拠点と生産能力
重 合
生産拠点
千葉
日
本
マレーシア
インドネシア 韓 国 生 産 力
製品
ABS樹脂
名古屋
ナイロン樹脂
東 海
PPS樹脂
愛 媛 PBT・LCP樹脂
TPM社
PNR社
KTP社
ABS樹脂
TPM社: Toray Plastics Malaysia
KTP社: KTP Industries
生産能力
72,000 t
46,000 t
6,000 t
23,000 t
220,000 t
ボトル用PET樹脂
75,000 t
POM樹脂
25,000 t
PNR社: Petnesia Resindo
11
2ー(7) 東レのコンパウンド拠点と生産能力
コンパウンド 生産拠点
技 術 力
製品
名古屋
ナイロン・PBT・PPS
三 島
ナイロン・PBT・PPS
タ イ TNT社 ナイロン・PBT
中
国
L I B I社
ABS・ナイロン・PBT
日
本
北 米 欧 州 上海三井複合塑料社 T R E C社
T D G社
ABS・ナイロン・PBT
ナイロン・PBT・PPS
提携先:Plalloy社
T N T社 : Toray Nylon Thai. LIBI社: LIBI Plastics Compounding
TREC社: Toray Resin Co.
TDG社: Toray Deutschland GmbH
12
2ー(8) 東レの成形加工拠点
生産力
精密成形加工 生産拠点
日 本
13
製品
東プラ精工社
射出成形品・押出成形品
東レペフ加工品社 ペフ加工品
マレーシア (ペナン) PSP社 (廣東省) RKZ社 中 国 (上海) STPS社
P S P社: Pensanko Precision
STPS社: Shanghai TPS Precision
射出成形品
射出成形品
射出成形品
R K Z社: Toray Sanko Precision
14
2ー(9) 東レ樹脂事業の事業拠点
LIBI社
STPS社
SMPC社
TREC社
TDG社
KTP社
RKZ社
TNT社
重 合
コンパウンド
PSP社
TPM社
PNR社
精 密 成 形
千葉
海外商事会社
愛媛
東海 三島
名古屋 (東洋プラスチック精工)
15
目 次
1.東レにおけるプラスチック事業の位置付け
2.樹脂事業の概要
3.樹脂事業を取りまく環境
4.樹脂事業の事業戦略とその具体例
16
3.樹脂事業を取り巻く環境
(1)電機・OAメーカーの海外生産加速
(2)自動車(部品)メーカーの世界4極生産体制の進行
(3)アジアにおける樹脂メーカーの増設ラッシュ
(4)環境保護意識の高まり・規制の強化
3−(1) 電機・OAメーカーの海外加速
17
国内需要の頭打ちとアジア需要の急増
<ABS> 単位:千トン
<エンプラ> 単位:千トン
1,000
1,000
3,500
350
3,000
300
800
800
2,500
250
600
600
アジア
2,000
200
1,500
150
中国
400
400
中国
1,000
100
アジア
アジア
200
200
50
500
日本
00
日本
'95
'00
中国
'05
日本
0
0
'95
'00
'05
3ー(2) 自動車(部品)メーカーの世界4極生産体制の進行
日系自動車メーカーの生産台数推移
25,000
2000年
630万台
海外生 産
1990年
330万台
2010年
1,450万台
20,000
10,000
5,000
0
(千台/年)
︵輸出分含む︶
国内 生 産
15,000
90
95
00
05
10
18
3−(3) アジアにおける樹脂メーカーの増設ラッシュ
アジアにおけるABS樹脂の生産能力推移
(単位:千t)
6,000
その他
5,000
4,000
中国
3,000
韓国
2,000
台湾
1,000
日本
'90
'95
'00
'05
19
20
3ー(4)環境保護意識の高まり・規制強化
1.家電リサイクル法、容器包装リサイクル法
2.欧州(EU)化学品規制に関する指令
・有害物質制限(ROHS)指令
重金属及び特定臭素系難燃剤を含んではならない。
3.グリーン購入法
国や地方自治体が環境への負荷が少ない文具などを調達
21
目 次
1.東レにおけるプラスチック事業の位置付け
2.樹脂事業の概要
3.樹脂事業を取りまく環境
4.樹脂事業の事業戦略とその具体例
22
4.樹脂事業の基本戦略とその具体例
(1)世界レベルでのコスト競争力強化と
他社に先駆けるたゆまぬ技術開発
(2)グローバルオペレーションの更なる推進
(3)世界4極での供給体制の拡充
(4)環境対応型素材開発・
新たなビジネスモデルの創造
23
4−(1)世界レベルでのコスト競争力強化と他社に
先駆ける技術開発−1 安定した品質と低コストの達成
重 合
(1) コスト競争力を有する製造プロセスの開発
(2)生 産 規 模 の 拡 大
(3)最適工場立地の選択
グローバルアライアンス推進
・・・原料調達、消費地、インフラを勘案
価値の付与・性能の発揮
コンパウンド
(1) グレード(処方)開発力
・・・マーケットニーズに対応する処方開発
(2) コンパウンド力
・・・開発された処方に基づく性能の発揮
24
4−(1)世界レベルでのコスト競争力強化と他社に
先駆ける技術開発−2 マーケットニーズに合致した製品の提供
技術開発
(1)素材の選択及び新規素材の開発
・・・ポリマーアロイ(パレル・CF強化等)、ナノテクノロジー
(2)加工技術開発
・・・溶着技術、ブロー、レーザーマーキング等
(3)解析技術の提供
・・・CAE解析技術を活用した開発支援
提案型ソリューションビジネスの提供と製品開発のスピードアップ
4−(2)グローバルオペレーションの更なる推進−1
生産の分業
適地生産による協業へ (ABS樹脂)
<STEP 1>:分業 ∼1998
<STEP 3>:協業 2000∼
千葉 汎用
工場 特殊品
TPM
汎用
社
千葉
特殊品
工場
TPM
汎用
社
<STEP 2>:分業 1998∼
千葉
特殊品
工場
TPM
汎用
社
準特殊品
市場の高度化に伴い
準特殊品市場が形成
25
4−(2)グローバルオペレーションの更なる推進−2
世界統一グレードの設定・・・海外からの情報発信
日本から海外への情報発信
需要地は日本から
海外へシフト
日本発のグレードでは
価格面で対応できず
世界統一グレードとして
設定
海外生産・市場にあった
新グレードの設計
海外から日本への情報発信
26
27
4−(3)世界4極での供給体制の拡充
<例>自動車メーカーのグローバリゼーションへの対応
◆材料メーカーに求められる条件
★ 世界4極での同一品質
★ 世界4極での現地生産、供給
★ 技術提案力(材料開発、加工技術、設計支援)
★ コスト競争力
世界4極での自社コンパウンド、販売・開発・技サ体制
エンプラコンパウンド事業の世界4極体制
TDG社
2001
上海三井
複合塑料社
1995
TNT社
1998
TREC社
1989
LIBI社
1995
28
29
4−(4)環境対応型素材開発・新たなビジネスモデルの創造
<例>自動車ビジネスに於ける環境対策への対応
キーワード
要求特性
排ガス規制
軽量・小型化
リサイクル
易リサイクル材
(熱可塑化)
燃料透過規制
ガスバリア性向上
樹脂事業戦略のまとめ
グローバル
グローバリゼーション
オペレーション推進
・東レグループの生産・販売拠点を
有機的に活用。
・戦力の重点配置
30
環境対応型
環境対策
ビジネスの創造
・独創性のある技術
・環境対応型素材の開発
技術開発・
モジュール化
コスト競争力
・他社に先駆けた技術開発
・素材・加工技術・解析技術等の
ソリューションの提供
・コスト競争力のある素材の提供
“New Value Creator” となり、世界のメジャープレイヤーの地位を確保する。
31
本資料中の業績予想、見通し及び事
業計画についての記述は、
現時点における将来の経済環境予想
等の仮定に基づいています。
本資料において当社の将来の業績を
保証するものではありません。
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