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北大阪トラックターミナル2号棟太陽光発電設備(2014年1月設置)

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北大阪トラックターミナル2号棟太陽光発電設備(2014年1月設置)
北大阪トラックターミナル2号棟太陽光発電設備(2014年1月設置)
―目 次―
1.環境理念/環境方針
1
2.環境マネジメントシステム
2
3.環境目標と実績
4
4.事業活動に伴う環境負荷
5
5.環境への取組み【鉄道事業】
6
6.環境への取組み【物流事業】
10
7.環境への取組み【オフィス】
14
8.節電の取組み
14
編集にあたって
作成目的
当社の環境に対する取組みや今後の姿勢をお伝えすることを目的
にしています。
作成指針
環境省「環境報告ガイドライン(2012年度版)」を作成の指針とし、
現状で開示可能な範囲の内容を記載しています。
対象期間
データ集計期間は、2013年4月1日~2014年3月31日です。
対象範囲
全事業部門
公 表
この環境報告書は、当社ウェブサイトのみで公表しています。
お問い合わせ先
泉北高速鉄道株式会社 経営企画室
〒594-0041 和泉市いぶき野五丁目1番1号(和泉中央駅ビル内)
TEL:0725-57-3333 FAX:0725-57-3136
http://www.semboku.jp/company
発 行
2014年9月
・泉北高速鉄道
・東大阪流通センター
・北大阪流通センター
1.環境理念/環境方針
当社では、環境への取組みの基本的な考え方及び方向性を示すため、2006年7月に
環境方針を策定しています。
環境方針
1.基本理念
地域及び地球規模の環境保全は、豊かなまちづくりの一翼を担う泉北高速鉄
道株式会社にとって重要な使命であります。
当社は、泉北高速鉄道事業や物流事業など人や物の流れを創造する様々な
事業活動から生じる環境影響を認識し、技術的、経済的に可能な範囲でより環
境に配慮した事業運営を行うことによって地域や地球の環境にやさしい企業を
目指し、時代と社会の期待に応えます。
2.基本方針
(1) 環境負荷の低減や環境汚染の予防
当社の事業活動に伴う環境面での影響を考慮し、次の項目を中心に環境
負荷の低減や環境汚染の予防に努めます。
(1)列車走行用電力を中心とした消費エネルギーの削減
(2)水や紙の使用量削減
(3)廃棄物の適正な管理とリサイクル等再利用の推進
(4)グリーン購入の推進
(5)屋上緑化など環境を改善する活動の推進
(2) 目的や目標の設定と見直し
環境方針に基づく環境に配慮した事業運営を推進します。そのために、環
境負荷を減らすなどの目的や具体的な目標を設定し、定期的な見直しを行
い、継続的な改善を図ります。
(3) 法規の遵守
環境に関する法令や条例などの規制や法令以外で当社として決定したこ
とを守ります。
(4) 意識の向上
この環境方針を社員その他関係者に周知し、社員には環境教育を通じて
環境問題に対する意識の向上を図ります。
(5) 環境方針の公表
この環境方針は、広く一般に公表します。
2006年7月4日制定
(2014年7月1日一部改定)
1
2.環境マネジメントシステム
当社では、環境にやさしい事業活動を推進するため、2006年に環境マネジメントシステムの国
際規格であるISO14001に適合したマネジメントシステムを構築し、運用を開始しました。そして、
2007年3月に全社でISO14001の認証を取得し、2013年2月に2回目の認証更新を行いました。
▽当社の環境マネジメント体制
社
長
内部監査チーム
環境委員会
環境幹事会
環境管理責任者
省エネ管理統括者
事 務 局
省エネ管理企画推進者
部門責任者
環境幹事会幹事
エコリーダー
全
社
員
▽PDCAの実行
環境の保全及び改善活動の推進を効果的かつ着実に行うために、PDCAサイクルにより継続
的改善に努めています。
継続的改善
環境方針
(ACT)
マネジメントレビュー
PDCAサイクル
(PLAN)
計 画
(CHECK)
点 検
実施及び
運用
2
(DO)
▽法規の遵守
当社の事業活動に適用される環境関連の法律、命令、条例などを確実に遵守するために、
各部門が関係法規制などを調査し、適用される法規制などを遵守するよう努めています。
また、法令などの制定・改廃にも適切に対応するため、年2回改廃確認調査を実施してい
ます。
▽内部監査の実施
当社の環境マネジメントシステムがISO14001に適合し、適切に実施・維持されているかど
うかを社内的に評価するため、毎年内部監査を実施しています。内部監査は、内部監査員
教育を受講した監査員により実施し、不適合事項や改善事項があった場合は、すみやかに
是正を行いシステムの向上を図っています。
2013年度は、外部機関による再認証審査におけるアドバイスへの対応状況などを重点項
目とした内部監査を実施しました。
▽環境教育の実施
環境マネジメントシステムを効果的に運用するため、「年間教育計画」を作成し、環境に関
する教育を実施しています。
2013年度実績
種 類
内 容
基本教育 新入社員等を対象とした環境マネジメントシステムなどの教育
手順教育 廃棄物の処理や騒音発生機器の操作を行う担当者などを対
象に、知識・技能を身に付けさせる教育
専門教育 環境幹事・エコリーダー(担当者)などを対象に、環境マネジ
受講者数
1人
60 人
15 人
メントシステム関する十分な知識を身に付けさせる教育
▽環境意識の向上
社員の環境意識の向上を図るため、環境方針を記載した環境カードを全社員に配布し、
常時携帯するようにしています。また、関係委託先などにもカードを配布し、環境取組みへ
の協力をお願いしています。
3
3.環境目標と実績
当社では、環境マネジメントシステムの一環として、数値目標を定めて、エネルギーや水・紙の
使用量の削減などを図っています。
▽2013年度の主な目的・目標と実績
環 境 目 的
範 囲
目標値
実績値
対2012年度比 対2012年度比
原単位で▲2% 原単位で▲2.7%
鉄道車両で使用する電力の削減 電車走行用電力
車内の照明や冷暖房の電力
その他エネルギー使用量の削減 全社
原単位で▲1% 原単位で▲3.3%
(駅、本社、流通センターなど)
水の使用量削減
全社
原単位で▲1% 原単位で▲4.7%
紙の使用量削減
全社で使用するコピー用紙 使用量で▲1% 使用量で▲12.1%
目標数値は、駅舎内の店舗や東大阪・北大阪流通センターに入居されている各社が専用で使用するものの
一部は除きます。 環 境 目 的
廃棄物の適正処理
ヒートアイランド現象の抑制
環境意識の向上
環 境 目 標
実 績
・台車洗浄装置の汚泥を一部排水処 ・2013年6月から実施し、汚泥
理装置で処理し、汚泥排出量を削減 排出量は半減
・北大阪トラックターミナル2号棟屋根 ・2014年1月竣工
の遮熱塗装
・各種広報媒体を活用した環境への取組みPR ・広報誌、ポスターによりPR実施
・地域と協力した清掃・緑化等のイベ
ント実施
・和泉中央駅前清掃・緑化等
の活動実施
▽2014年度の主な目的・目標
環 境 目 的
鉄道車両で使用する電力
の削減
その他エネルギー使用量
の削減
水の使用量削減
紙の使用量削減
環 境 目 的
ヒートアイランド現象の抑制
騒音・振動の抑制
環境意識の向上
目標値は全社合計
目標値
主 な 取 組
対2013年度比 原単位で
・省エネ車両の運用率の維持
前年度水準を維持 ・5000系大規模修繕工事に合わせて、客室灯をLEDに取替
・北大阪配送センター共用部照明器具取替
原単位で
前年度水準を維持 ・総合事務所他空調設備の更新
・光明池駅エスカレータの更新(低速待機運転化)
・泉ケ丘駅、栂・美木多駅、光明池駅照明設備の
LED化
原単位で
・毎月使用量を把握する。大幅な増減があった場合
前年度水準を維持 は原因を分析する。
使用量で▲1% ・両面コピー・裏紙利用の徹底
・職場内の連絡、通知文書等は電子データを活用
環 境 目 標
・東大阪トラックターミナル13号棟屋根の遮熱塗装
・北大阪配送センター2号棟屋根の遮熱塗装
・線路のロングレール化による騒音、振動の低減
・社内イベント、各種広報媒体を活用した環境への取組みPR
・地域と協力した清掃・緑化等のイベント実施
●原単位について
鉄道車両で使用する電力の原単位は、車両走行キロ当り電力使用量です。
その他エネルギー使用量の原単位は、使用延床面積当りエネルギー使用量です。
水使用量の原単位は、使用延床面積当り水使用量です。
4
4.事業活動に伴う環境負荷(2013年度)
INPUT
使用エネルギー
資源投入量
種別
実績値
前年比
種別
実績値
電気
36,469 千kWh
▲2.7%
水
104 千㎥
▲7.5%
96 千㎥
▲7.3%
コピー用紙
1,221 千枚
▲12.1%
灯油
34 kℓ
▲5.7%
委託印刷物
1,168 千枚
▲2.4%
ガソリン
8 kℓ
▲2.0%
軽油
7 kℓ
▲0.8%
都市ガス
前年比
OUTPUT
CO2換算排出量
産業廃棄物
種別
実績値
※電気
18,745 t-CO2
11.2%
都市ガス
221 t-CO2
▲7.3%
灯油
85 t-CO2
▲5.7%
ガソリン
19 t-CO2
▲2.0%
軽油
19 t-CO2
19,089 t-CO2
計
前年比
種別
実績値
前年比
197
t
2.2%
446
t
8.8%
1
t
▲36.3%
汚泥
15
t
▲45.9%
▲0.8%
廃油
1
t
▲20.0%
10.8%
ゴムくず
3
t
▲24.2%
廃乗車券
2
t
2.8%
廃PCB
0
t
665
t
廃プラ類
廃パレット等
木くず
蛍光灯
水銀灯
C02 排出係数等は地球温暖化対策推進
法に定める基準に基づいて算出していま
す。
※実排出係数 0.450→0.514(kg-CO2 /kWh)
5
計
-
▲0.5%
5.環境への取組み【鉄道事業】
鉄道は、環境負荷の少ない交通機関として評価されており、泉北高速鉄道では、より環境
にやさしい交通機関を目指して様々な取組みを進めています。
▽消費エネルギーの低減
(1) 省エネ車両の導入
1990年以降に導入した5000系、7000系及び7020系は、VVVF制御装置の導入と軽量
化により、従来車両(3000系)に比べ走行電力を大幅に削減しています。
当社の保有車両108両のうち84両(78%)が、省エネ車両です。 ①VVVF制御装置
VVVF制御装置は、電車の速度を制御する装置のひとつです。従来車両の制御装置
は、電力の一部を熱エネルギーとして消費していましたが、VVVF制御装置は、電力の
無駄な消費が少なく、ブレーキ時に発生するエネルギーを電力に変換し、架線に戻して
他の車両へ供給することができます。
②車両の軽量化
開業以来、鉄に比べ軽量なステンレス製の車体を採用していましたが、5000系、7000
系、7020系では、アルミ合金製の車体を採用し、強度を保ちながら更に約1割の軽量化
を図っています。
3000系(ステンレス製)
7020系(アルミ製)
電車用の電力使用量は、鉄道事業で使用する電力の78%に相当します。省エネ車両
への置き換えや、車庫での待機電力の削減に取り組んできた結果、2013年度は2005年
度と比較して電力使用量を14.8%(3,422千kWh)削減することができました。
電車用の電力使用量 千kWh
24,000
電力使用量 千kWh
23,000
22,000
21,000
20,000
19,000
18,000
17,000
2005
2006
2007
2008
6
2009
2010
2011
2012
2013 年度
(2) 和泉中央駅ビル屋上太陽光発電設備の設置
和泉中央駅ビルで使用する電気の一部をまかなうため、2013年7月、ビル屋上に太陽光発電
設備(出力100kW) を設置しました。
2013年7月~2014年3月の発電量は88千kWhで、この期間のビルの電力使用量は、前年度
と比較して25%減少しました。
(3) LEDの導入
当社では、駅照明設備のLED化を進めています。
2013年3月には、深井駅の照明をLED化し、
2014年3月には、和泉中央駅の照明をLED化し
ました。
なお、深井駅の2014年度の電力使用量は前年
度と比較して、18%減少しました。
今後、光明池駅、栂・美木多駅、泉ケ丘駅の順に
LED化していく予定です。
和泉中央駅ホームLED照明
(4) エスカレーターに節電機能を追加
2013年5月、泉ケ丘駅改札内下りエスカレーターに、
また6月、和泉中央駅いぶき野病院側エスカレーター
に、お客様が利用されないときに運転を停止する節電
機能を追加しました。
2014年度には、光明池駅のエスカレーターを、お客
様が利用されないときに運転速度を落とす節電型エス
カレーターに更新する予定です。
和泉中央駅エスカレーター
7
▽環境汚染の防止
(1) 車体洗浄への中性洗剤の使用
洗浄能力が高く、環境への負荷が小さい中性洗剤の開発を独自に行い、2009年4月より
導入しました。
(2) PCBの処理
PCB廃棄物の処理は、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措
置法」で、2027年度までに処理することが義務づけられています。
当社では、2008年度時点で使用を終えたPCB含有変圧器4台、整流器2台、相間リアクト
ル2台、廃PCB油等を保管していました。2009年度に相間リアクトル2台を処理し、2011年
度には廃PCB油を処理しました。2012年度は、PCB含有高圧用変圧器2台と廃PCB油を処
理しました。残りの機器についても順次、適正な処理に努めてまいります。
車体洗浄機
高圧用変圧器の搬出
▽資源の有効利用
(1) 廃材のリユース・リサイクル
営業線での使用を終えたコンクリート製のPCマクラ
ギは車庫線のマクラギや、トンネル内及び車庫の通路
として再利用しています。
また、駅や車内の廃蛍光灯や車両整備に伴う廃部
品は、最終的には、水銀、ガラス、金属などに分別さ
れ、大部分がリサイクルされています。
PCマクラギを再利用した通路
(2) 無水小便器の設置
水資源の保全を目的として、洗浄に水を使用しない
無水小便器の設置を各駅で進めています。
これまで、栂・美木多駅、光明池駅、和泉中央駅の
各駅に設置しており、2011年度には泉ヶ丘駅に設置
しました。
これらの取組みの結果、2013年度の泉北高速鉄道
全体の水使用量は、2008年度と比較して、25.1%
(11千㎥)削減することができました。
泉北高速鉄道の水使用量 千㎥
50
水使用量 千㎥
40
30
2008
2009
2010
2011
8
2012
2013 年度
▽騒音・振動への対策
(1) 車輪フラットの早期発見と修正
雨天時のブレーキなどで車輪がレール上を滑ることによって発生する車輪表面のフラット
(傷)は、走行中の騒音振動の原因となります。そこで、線路にフラット検知装置を配置して
走行する電車のフラットをリアルタイムで把握し、異常があれば、速やかに車輪表面を削正
して騒音振動の防止に努めています。
(2) 深夜の軌道保守工事の騒音低減
軌道保守作業は、電車の走らない深夜の作業が中心となります。当社では、騒音の低減
を図ったマルチプルタイタンパー(保線用機械)を導入したり、バラスト(レールの下の砕石)
の交換時の騒音軽減のため、バラスト運搬車の放出口にゴムを取り付けるなど、深夜の騒
音軽減に配慮しています。
車輪転削盤
マルチプルタイタンパー
▽ヒートアイランド現象の緩和
遮熱塗装
泉ケ丘駅、光明池車庫の金属屋根には、
遮熱塗装を施しています。太陽熱を反射
する遮熱塗料を塗ることで、建物への熱負
荷を抑える効果があります。
○泉ケ丘駅塗装面積:1,650㎡
▽その他
(1) 広報活動
2013年10月に光明池車庫で開催した
トレインフェスタで、当社の環境取組みを
紹介したポスターの展示を行いました。
また、駅に当社の環境取組みを紹介し
したポスターを掲示しました。
(2)環境美化活動
和泉中央推進協議会主催の「地域の魅
力・顔づくりプロジェクト」に参加し、和泉中
央駅付近で清掃活動や植樹を行い、地域
と協力しながら環境美化に努めています。
9
6.環境への取組み【物流事業】
当社の鉄道事業と並ぶもう一つの柱が物流事業です。トラックターミナルや流通倉庫、配送
センターなどからなる流通センターを東大阪市と茨木市に整備・運営しています。特にトラック
ターミナルは、全国各地の荷物を大阪へ、大阪の荷物を全国へと輸送するための基地であり、
大阪都市圏の産業・生活を支える都市インフラの役割を担っています
また、トラックターミナルは、大型トラックの都心への流入を抑制することで、大気汚染の低減
や交通混雑により増加するCO2の削減に寄与しています。当社では、さらに環境にやさしい
事業運営を進めるため、環境設備を導入しています。
北大阪流通センター
(1) 北大阪トラックターミナル2号棟の環境設備
2014年1月に使用を開始した北大阪トラックターミナル2号棟では、太陽光発電設備、LE
D照明等、さまざまな環境設備を導入しています。
○北大阪トラックターミナル2号棟屋上の太陽光発電設備
発電した電気は関西電力に供給しています。
(屋上面積9,066㎡、出力997kW)
10
(2) 東大阪トラックターミナル11号棟の環境設備
2011年8月に使用を開始した東大阪トラックターミナル11号棟では、太陽光発電、高反射
塗装や省エネルギー照明器具など、さまざまな環境設備を導入しています。
○遮熱塗装
屋根に太陽熱を反射する遮熱塗料を塗ることにより、建物への熱負荷を抑えています。
(塗装面積:4,250㎡)
(3) 東大阪トラックターミナル管理棟の環境設備
東大阪トラックターミナル管理棟には、太陽光発電、屋上緑化、コージェネレーションシステム、
雨水貯留槽などのさまざまな環境設備を導入しています。
①太陽熱給湯
太陽熱を利用し、水をお湯に変える
太陽熱給湯システム(集熱面積38㎡)
を屋上に設置し、浴場用の温水の一部
をまかなっています。
②屋上庭園
敷地内外の他、2階テラス、屋上も緑
化をしており、建物への熱負荷を抑え
ています。
③コージェネレーションシステム
ガスエンジンで発電するとともに、その
とき発生した排熱を浴場用の給湯に利用
する効率の良いコージェネレーションシス
テムを採用しています。
④雨水貯留槽
建物の下に雨水を溜める雨水貯留槽
を設置し、溜めた水を屋上庭園の散水や
給水舗装に利用しています。
11
(3) 照明の省エネ化
東大阪・北大阪トラックターミナルのホーム照明は、従来
より消費電力が低く、照度をアップしたセラミックメタルハラ
イドランプへの切替えを2006年度から順次実施しており、
2009年度に全ての照明の更新を終えました。
また、北大阪トラックターミナルでは、2011年度から2012
年度にかけ、ホームに隣接する事務所の蛍光灯を消費電
力の低いタイプの照明に更新しました。
これらの取組みの結果、2013年度のトラックターミナル
電気使用量は、2005年度と比較して、23.6%(2,030千kWh)
削減することができました。
トラックターミナルの電力使用量 千kWh
9,000
電力使用量 千kWh
8,000
7,000
6,000
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013 年度
▽大気汚染・地球温暖化の防止
アイドリング・ストップ運動
トラックターミナルでは、自動車のアイドリングによる騒音、
大気汚染やCO2の排出による地球温暖化を抑制するため、
入居テナントに呼びかけアイドリング・ストップ運動を実施し
ています。
▽資源の有効利用
(1) 廃棄物の削減・リサイクル推進
東大阪・北大阪トラックターミナルでは、廃棄物の適正管理
及び資源のリサイクルを推進するため、廃棄物の分別を徹底
しています。
東大阪トラックターミナルの廃棄物の主なものとして、流通
段階で破損、不要となった木製パレットがあります。2013年
度の木製パレット廃棄物排出量は年間444tとなりました。
廃棄するパレットを減らすための取組みとして、2012年度か
ら、ターミナル内テナント間でのパレット再使用(共同使用)
を推進しています。
なお、廃棄するパレットは、最終的には、パルプ・建材の
原料やボイラーなどの燃料として利用されています。
廃棄パレット
再使用パレット
再使用・廃棄パレット置場
12
(2) 水資源の保全
東大阪・北大阪トラックターミナルでは、最新のろ過装置を導入して浴場の水替え周期を
延長したり、手洗いの自動水栓化を進めることなどにより、水の使用量を削減してきました。
その結果、2013年度は2005年度と比較して水使用量を43.5%(48千㎥)削減することが
できました。
トラックターミナルの水使用量 千㎥
120
水使用量 千㎥
110
100
90
80
70
60
50
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013 年度
▽緑化
(1)東大阪トラックターミナル
東大阪トラックターミナル管理棟事務所の一部に、節電とともに緑化推進を図れる緑の
カーテン(ゴーヤ)を設置しました。事務所西側が全面ガラス窓であり、強い西日が差し込
み、午後になると室温が上昇することに着目し、その改善策として緑のカーテン設置を社
員が発案し、実施に至りました。
(2)フレスポ長田
2012年9月に、当社の東大阪市・長田駅前用地
に「フレスポ長田」がオープンしました。
「フレスポ長田」は、当社が環境配慮を含む事業
提案を公募し、最優秀提案に選ばれた大和リース
株式会社が事業主となっている商業施設です。
この施設は、屋上・壁面の一部を緑化している他、
省エネ型のエレベーター、エスカレーター等も設置
しています。
13
7.環境への取組み【オフィス】
エコオフィス活動を行い、グリーン購入や省エネ・省資源に取り組んでいます。
▽エコオフィス活動の推進
(1) グリーン購入
文具、コピー用紙などの事務用品は、原則として
グリーン購入法の基準に適合した商品を購入して
います。
また、広報誌ブルーライナー、ハイキングマップ
など当社で発注する印刷物の約8割は、古紙再生
紙の使用など当社で定めた基準に基づく環境に
やさしい用紙を使用しています。
(2) オフィスの省エネ
昼休みの消灯など電灯のこまめな消灯やクールビズ・ウォームビズを行い、空調機の温度
設定の適正化を行っています。
(3) コピー用紙使用量の削減
コピー用紙使用量を削減するため、両面コピーの徹底や裏紙再利用の取組みを行ってき
ましたが、2011年度の使用量は増加に転じました。そのため、毎月の使用量の増減要因を
分析し、きめ細やかな対策を行った結果、2012年度と比較して、使用量を12.1%(A4版換算
で169千枚)削減することができました。
コピー用紙使用量 千枚
1,700
コピー用紙使用量 千枚
1,600
1,500
1,400
1,300
1,200
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
8.節電の取組み
電力需給が逼迫していることから、2013年度の対応として、駅コンコース照明の間引き、自動
券売機・自動改札機の一部使用停止、列車内照明の一部消灯、トラックターミナルの部分消灯
などを実施しており、お客様にはご迷惑をおかけいたしております。 お客様のご理解とご協力のおかげで、2013年度におきましては、当社で管理する電力全体で、
2010年度比10.4%削減することができました。
2014年度におきましても、節電の取り組みに、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
14
Fly UP