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Ⅰ 薬剤使用に関する保険診療上の取扱い
アカルボースOD錠50mg「タイヨー」,同 65 100mg「タイヨー」 アカルボースOD錠50mg「マイラン」,同 100mg「マイラン」 50音索引 73 アカルボース錠50mg「NS」,同50mg「J D」,同50mg「YD」,同100mg「NS」, 65 保険診療における医薬品の取扱いについては,薬事法上の効能効果等(厚生労働大臣が承認した効能又は 同100mg「JG」,同100mg「日医工」,同 効果,用法及び用量)によることとされていますが,一部の医薬品については薬価基準に関する通知などに 100mg「BMD」,同100mg「YD」 よって,保険診療上の取扱いが定められているものがあります。その主なものをまとめました。 アカルボース錠50mg「サワイ」,同50mg 「 マ イ ラ ン 」, 同100mg「 サ ワ イ 」, 同 67 【凡例】 100mg「マイラン」 1 改正履歴とは別に関連する通知がある場合は,改正履歴に続いて色文字斜体でその発簡番号を併記し ア カ ル ボ ー ス 錠50mg「 タ イ ヨ ー」, 同 59 ています。 100mg「タイヨー」 2 見出しの医薬品名については,原則現在の医薬品名を記載していますが,通知本文の中の医薬品名は アクテムラ点滴静注用80mg,同200mg, 62 通知通りの記載になっています。 同400mg 3 以前の通知中,その後の点数表改定等により現行に適合しないものがある場合には,それらを取捨修 アクトスOD錠15,同30 69 整して記載しています。 局 ○アクトス錠15,同30 69 局 ○アクトネル錠75mg 87 アクプラ静注用10mg,同50mg,同100mg 39 アスピリン錠100「KN」 63 アスピリン腸溶錠100mg「タイヨー」 医 薬 品 65 頁 50 音 索 引 医 薬 品 頁 ア アスピリン腸溶錠100mg「トーワ」,同「マ 62 局 ○アーチスト錠1.25mg,同2.5mg 49 イラン」 アイケアミニ点眼液0.3% 39 アスピリン腸溶錠100mg「日医工」 84 アイセントレス錠400mg 62 アスファネート配合錠A81 63 アイソボリン点滴静注用25mg,同100mg 58 アダリムマブ製剤(ヒュミラ皮下注40mg アカルボースOD錠50mg「タイヨー」 ,同 100mg「タイヨー」 シリンジ0.8mL,同20mgシリンジ0.4mL) 65 62 アドシルカ錠20mg 68 アピスタンディン注射用20μg 78 アピドラ注ソロスター 67 アフィニトール分散錠2mg,同3mg 87 アポカイン皮下注30mg 83 アマージ錠2.5mg 61 同100mg「JG」 ,同100mg「日医工」 ,同 ○アマリール0.5mg錠 70 100mg「BMD」 ,同100mg「YD」 局 ○アマリール1mg錠,同3mg錠 44 アマリールOD錠0.5mg 84 アマリールOD錠1mg,同3mg 80 アカルボースOD錠50mg「マイラン」 ,同 100mg「マイラン」 73 アカルボース錠50mg「NS」 ,同50mg「J G 」, 同50mg「 日 医 工 」 , 同50mg「 B M D」,同50mg「YD」 ,同100mg「NS」 , 65 局 アカルボース錠50mg「サワイ」 ,同50mg 「マイラン」 , 同100mg「 サ ワ イ 」 ,同 67 100mg「マイラン」 ア カ ル ボ ー ス 錠50mg「 タ イ ヨ ー」 ,同 100mg「タイヨー」 アクテムラ点滴静注用80mg,同200mg, 同400mg ○アミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」, 局 同「サワイ」 59 局 ○アミオダロン塩酸塩錠100mg「トーワ」 局 ○アミオダロン塩酸塩速崩錠50mg 「TE」, 62 同100mg「TE」 59 70 70 アクトスOD錠15,同30 69 アミティーザカプセル24μg 84 局 ○アクトス錠15,同30 69 局 ○アミノバクト配合顆粒 50 ○アクトネル錠75mg 87 ○アミノマイラン配合顆粒 65 アクプラ静注用10mg,同50mg,同100mg 39 アムノレイク錠2mg 54 アスピリン錠100「KN」 63 アラバ錠10mg,同20mg,同100mg 51 アスピリン腸溶錠100mg「タイヨー」 65 アリセプトD錠3mg,同5mg,同10mg 61 ○アリセプト錠3mg,同5mg,同10mg 61 局 アスピリン腸溶錠100mg「トーワ」 ,同「マ イラン」 62 局 3 局 アリセプト内服ゼリー3mg,同5mg,同 67 薬剤使用に関する保険診療上の取扱い Ⅰ 薬剤使用に関する保険診療上の取扱い G 」, 同50mg「 日 医 工 」, 同50mg「 B M 平24.12∼平25.2 て,小児等が服用しやすい分散錠として承認され ●照射解凍赤血球液 LR「日赤」 た剤形追加医薬品であることから,「療担規則及 ●照射合成血液 LR「日赤」 び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣 ●照射洗浄赤血球液 LR「日赤」 が定める掲示事項等」(平成18年厚生労働省告示 ●新鮮凍結血漿 LR「日赤」120 第107号。以下,「掲示事項等告示」という。)第 ●新鮮凍結血漿 LR「日赤」240 10第2号㈠に規定する新医薬品に係る投薬期間制 ●新鮮凍結血漿 LR「日赤」480 限(14日間を限度とする。)は適用されない。 ●洗浄赤血球液 LR「日赤」 (平25. 2.22 保医発 0222 5) ●シムジア皮下注200mgシリンジ ◇ 輸血にあたって,本製剤を使用した場合には, 「特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格 1 本製剤の効能・効果に関連する使用上の注意に 基準) 」 (平成20年厚生労働省告示第61号)の別表 「過去の治療において,少なくとも1剤の抗リウ の「Ⅱ 医科点数表の第2章第3部,第4部,第 マチ薬(生物製剤を除く)等による適切な治療を 6部,第9部,第10部及び第11部に規定する特定 行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状が残 保険医療材料(フィルムを除く。 )及びその材料 る場合に投与すること。」と記載されているの 価格」の「140 輸血用血液フィルター(微小凝集 で,使用に当たっては十分留意する。 塊除去用) 」及び「141 輸血用血液フィルター(赤 2 本製剤はセルトリズマブペゴル製剤であり,本 血球製剤用白血球除去用) 」は別に算定できない 製剤の自己注射を行っている患者に対して指導管 ものである。 理を行った場合は,C101在宅自己注射指導管理 (平24.12.14 保医発 1214 1) ●シナジス筋注液50mg,同100mg 料を算定できる。 ◇ 本製剤は,適応対象となる新生児,乳児及び幼 ただし,本製剤は掲示事項等告示第10第2号㈠ 児に対しRSウイルスによる感染症の発症抑制に に規定する新医薬品に係る投与期間制限(14日間 使用した場合(RSウイルス感染症流行初期に初 を限度とする。)が適用されるものであることか 回投与し,RSウイルス感染症流行期を通じて継 ら,薬価基準収載から1年の間(平成26年2月末 続投与した場合に限る。 )に,算定できる。 日まで)は原則医療機関において投与するよう留 (平24.12.14 保医発 1214 1) 意する。 , ●ドセタキセル点滴静注液20mg/2mL「サンド」 3 本製剤は針付注入器一体型のキットであるの 同80mg/8mL「サンド」 で,C101在宅自己注射指導管理料を算定する場 ◇ 本製剤は,緊急時に十分な対応が可能な医療施 合,C151注入器加算及びC153注入器用注射針加 設において,がん化学療法に十分な経験を持つ医 算は算定できない。 師のもとで,本剤を投与することが適切と判断さ (平25. 2.22 保医発 0222 5) れる症例に使用した場合に限り算定できるもので (平25. 3.28 保医発 0308 13) ある。 ●トレシーバ注フレックスタッチ (平24.12.14 保医発 1214 1) 局 ●○アクトネル錠75mg ◇ トレシーバ注フレックスタッチについては注入 ●○ベネット錠75mg 器一体型のキットであるので,C101在宅自己注 ◇ 本製剤は,1か月間に1回1錠服用する製剤で 射指導管理料を算定する場合,C151注入器加算 局 あるため,平成26年2月末日までは1回1錠の処 は算定できない。(平25. 2.22 保医発 0222 5) ●ナーブロック筋注2500単位 方に限り算定する。 (平25. 2.22 保医発 0222 5) 1 本製剤の有効成分は,ボツリヌス菌によって産 ●アフィニトール分散錠2mg,同3mg 生されるB型ボツリヌス毒素であり,警告におい ◇ 本製剤は,既に薬価収載後1年以上を経過して て,「用法及び用量を厳守し,痙性斜頸以外には いる「アフィニトール錠5㎎」 (以下, 「既収載 安全性が確立されていないので絶対使用しないこ 品」という。 )と有効成分が同一であり,今般, と」とされているので,痙性斜頸に使用した場合 既収載品において「結節性硬化症に伴う上衣下巨 に限り算定する。 細胞性星細胞腫」の効能・効果及び用法・用量が 2 警告において,本剤の投与は,「本剤の安全性 追加されたことに合わせ,当該効能・効果につい 及び有効性を十分理解し,高度な頸部筋の解剖学 87 薬剤使用に関する保険診療上の取扱い ●合成血液 LR「日赤」 見出し索引,50音索引 Ⅱ 薬剤使用に関する審査情報提供事例 「55年通知」により,有効性及び安全性の確認された医薬品(副作用報告義務期間又は再審査の終了した 医薬品)が薬理作用に基づいて処方された場合の取扱いについては,レセプトの医薬品の審査に当たって学 術的に正しく,また,全国統一的な対応が求められています。 これを踏まえ,その効能効果等の適応外使用の事例について,社会保険診療報酬支払基金が設置している 「審査情報提供検討委員会」において検討が行われ,次のとおり検討結果が取りまとめられ,厚生労働省と しても,その検討結果は妥当適切なものと考えていると通知されました。 アシクロビル④(眼科2) 156 アシクロビル⑤(眼科6) 159 アシクロビル⑥(血液16) 見出し索引 頁 見出し 見出し 頁 呼吸器 93 感染症 117 循環器科 94 小児科 129 神経 97 外科 154 血液 109 胸部外科 155 皮膚科 115 気道食道 155 アスピリン 見出し 頁 見出し アセチルコリン塩化物 形成外科 155 歯科 アデノシン三リン酸二ナトリウム①(麻酔 眼科 156 化学療法 科23) 耳鼻咽喉科 164 核医学 アデノシン三リン酸二ナトリウム②(耳鼻 産婦人科 167 放射線 咽喉科6) 麻酔科 169 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物③ (循環器科9) 医 薬 品 114 117 頁 156 176 175 177 180 165 180 97 50 音 索アテノロール 引 136 アドレナリン(循環器科2) 94 頁 アドレナリン②(小児科26) 医 薬 品 140 頁 アドレナリン③(小児科27) 140 ア アシクロビル①(小児科17) 136 アトロピン硫酸塩水和物 139 アシクロビル②(小児科18) 136 アミオダロン塩酸塩 171 アシクロビル③(小児科19) 137 アミカシン硫酸塩①(感染症8) 120 アシクロビル④(眼科2) 156 アミカシン硫酸塩②(血液19) 114 アシクロビル⑤(眼科6) 159 アミトリプチリン塩酸塩(麻酔科6) 170 アシクロビル⑥(血液16) 114 アミトリプチリン塩酸塩②(神経32) 109 アスピリン 117 アメジニウムメチル硫酸塩①(循環器科 アセチルコリン塩化物 156 1) アデノシン三リン酸二ナトリウム①(麻酔 科23) アデノシン三リン酸二ナトリウム②(耳鼻 咽喉科6) アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物③ 175 165 97 94 アメジニウムメチル硫酸塩②(小児科8) 132 アモキシシリン水和物 121 アルプロスタジル①(耳鼻咽喉科2) 164 アルプロスタジル②(形成外科1) 155 アルプロスタジルアルファデクス 164 アンピシリンナトリウム(小児科45) 152 136 アンピシリンナトリウム②(感染症10) 121 アドレナリン(循環器科2) 94 アンピシリンナトリウム③(感染症11) 122 アドレナリン②(小児科26) 140 アンピシリンナトリウム/クロキサシリン 153 アドレナリン③(小児科27) 140 ナトリウム(小児科46) 153 アトロピン硫酸塩水和物 139 (循環器科9) アテノロール 89 アンピシリンナトリウム・クロキサシリン 179 薬剤使用に関する審査情報提供事例 なお,これらの一般的な取扱いについては,療養担当規則等に照らし,当該診療行為の必要性,用法・用 ア 量の妥当性などに係る医学的・歯科医学的判断に基づいた審査が行われることを前提とし,本提供事例に示 アシクロビル①(小児科17) 136 された適否が,すべての個別診療内容に係る審査において,画一的あるいは一律的に適用されるものではな アシクロビル②(小児科18) 136 いとされています。 アシクロビル③(小児科19) 137 呼吸器 標榜薬効(薬効コード) 呼 吸 器 主としてグラム陽性菌マイコプラズマに作用す 1 エタンブトール塩酸塩(呼吸器1) るもの(614) 成分名 《平成21年9月15日新規》 《平成23年2月3日※追記》 クラリスロマイシン【内服薬】 《平成24年3月16日※修正》 主な製品名 標榜薬効(薬効コード) クラリス錠,クラリシッド錠,他後発品あり 抗結核剤(622) 承認されている効能・効果 成分名 1 一般感染症 エタンブトール塩酸塩(塩酸エタンブトール) 〈適応菌種〉 本剤に感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺 【内服薬】 炎球菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラー エブトール リス,インフルエンザ菌,レジオネラ属,カンピ 承認されている効能・効果 ロバクター属,ペプトストレプトコッカス属,ク 〈適応菌種〉 ラミジア属,マイコプラズマ属 本剤に感性の結核菌 〈適応症〉 〈適応症〉 ① 表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リ ンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症 肺結核及びその他の結核症 薬理作用 ② 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染 抗結核抗菌作用 ③ 肛門周囲膿瘍 使用例 ④ 咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺 炎,肺膿瘍,慢性呼吸器病変の二次感染 原則として, 「エタンブトール塩酸塩【内服 薬】」を「非結核性抗酸菌症」に対し処方した場 ⑤ 尿道炎 合,当該使用事例を審査上認める。 ⑥ 子宮頸管炎 使用例において審査上認める根拠 ⑦ 感染性腸炎 薬理作用が同様と推定される。非結核性抗酸菌 ⑧ 中耳炎,副鼻腔炎 ⑨ 歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎 に対して抗菌作用が認められている。 留意事項 2 非結核性抗酸菌症 使用上の注意において, 「重大な副作用」とし 〈適応菌種〉 て「視力障害」があり, 「視神経障害による視力 本剤に感性のマイコバクテリウム属 低下,中心暗点,視野狭窄,色神異常等の視力障 〈適応症〉 害があらわれることがあるので,観察を十分に行 マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス (MAC)症を含む非結核性抗酸菌症 い,異常が認められた場合には投与を中止するこ と。」と記載があることに留意して使用されるべ 3 ヘリコバクター・ピロリ感染症 きであること。 〈適応菌種〉 本剤に感性のへリコバクター・ピロリ ※ 平成22年11月29日付け保医発1129第2号「公知 申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の 〈適応症〉 取扱いについて」により,エサンブトール錠125 胃潰瘍・十二指腸潰瘍,胃MALTリンパ腫, ㎎,同錠250㎎,エブトール125㎎錠及び同錠250 特発性血小板減少性紫斑病,早期胃癌に対する内 ㎎錠について,非結核性抗酸菌症に対する保険適 視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ 用が可能となり,それを受け,平成23年5月20日 感染症 に薬事法(昭和35年法律第145号)に基づく承認 薬理作用 がなされました。 抗菌作用 2 クラリスロマイシン(呼吸器6) 使用例 原則として,「クラリスロマイシン【内服薬】」 《平成23年9月26日新規》 93 薬剤使用に関する審査情報提供事例 主な製品名 参考2 参考2 その他の審査情報提供事例 診療報酬請求に関する審査の公平・公正性に対する関係方面からの信頼を確保するため,審査における一 般的な取扱いについて, 「審査情報提供検討委員会」及び「審査情報提供歯科検討委員会」によって検討が 行われ,情報提供事例の検討と併せ,審査上の一般的な取扱いに係る事例について,情報提供が行われまし た。 なお,これらの一般的な取扱いについては,療養担当規則等に照らし,当該診療行為の必要性,用法・用 量の妥当性などに係る医学的・歯科医学的判断に基づいた審査が行われることを前提とし,本提供事例に示 された適否が,すべての個別診療内容に係る審査において,画一的あるいは一律的に適用されるものではな いとされています。 * 関連する診療報酬点数表上の区分番号を参考として付記しています。 SR)とC反応性蛋白(CRP)の併施算定は認 医 科 められる。 取扱いを定めた理由 検 査 ESRとCRP検査データは,通常,並行的に 1 アルブミン定量(尿) D001・8 変化するものであるが,両者のデータの乖離(か 《平成23年2月28日新規》 いり)は炎症初期及び回復期等に認められる場合 《平成24年9月24日更新》 がある。また,血管内凝固症候群など両者の乖離 取扱い (かいり)が診断のきっかけとなることもあるな ど,両者の併施は有用である。 糖尿病性早期腎症(第1期又は第2期の記載が 3 赤血球沈降速度(ESR)(高血圧症) ないもの。 )に対してのアルブミン定量(尿)の D005・1 算定を認める。 取扱いを定めた理由 《平成17年4月25日新規》 D001の「8」アルブミン定量(尿)は通知に 《平成22年5月27日更新》 取扱い 「糖尿病又は糖尿病性早期腎症患者であって微量 アルブミン尿を疑うもの(糖尿病性腎症第1期又 初診時以外で,「高血圧症」のみの病名に対す は第2期のものに限る。 )に対して行った場合 る赤血球沈降速度(ESR)の算定は認められな に,3か月に1回に限り算定できる。 」とある。 い。 取扱いを定めた理由 糖尿病診療ガイドラインに糖尿病性腎症病期分 「高血圧症」とESRは病態生理学的にみて, 類の表が記載されているが,第1期とは尿蛋白 必然的な検査とは認められない。 (アルブミン)が正常であるもの,第2期とは尿 蛋白(アルブミン)が微量アルブミン尿であるも 4 HbA1c検査(膵臓疾患) のと定義し,第2期を早期腎症と呼称している。 D005・9 《平成17年4月25日新規》 取扱い 傷病名「早期腎症」は,尿蛋白が陰性で,アル ブミン定量(尿)の測定により微量アルブミンを 原則として,糖尿病若しくは糖尿病疑いの明示 診断できる患者であり,通知に該当すると考えら がなく,膵臓疾患のみの場合のHbA1c検査は認 れる。 められない。 2 赤血球沈降速度(ESR)とC反応性蛋白(C 取扱いを定めた理由 RP) HbA1c検査は,糖尿病の治療のコントロール D005・1,D015・1 《平成17年4月25日新規》 を目的として実施される検査であり,「糖尿病」 《平成22年5月27日更新》 または「糖尿病疑い」の場合に認められる検査で 取扱い ある。 留意事項 原則として,同一検体での赤血球沈降速度(E 190