Comments
Description
Transcript
自動カーテン装置
自動カーテン装置 取付説明書 このたびは、誠和の「自動力-テン装置」をご購入いただき、誠にありがとうございます。 この取付説明書には、本装置の基本的な取付け方法が説明されております。 取付けが完了しましたら、再度この取付説明書をお読みになり、装置の特長を十分にご理解 の上、適切な使用と管理をして頂くようお願い致します。 尚、この取付説明書は、常に目の届く所に保管し、日常の点検や部品の修理・交換時などに ご利用下さい。 魅力があり 夢が描ける 農業社会創りをめざします 1.安全に正しく取付けて頂くために 表示について この取付説明書への表示は、製品を安全に正しく取付けて頂くための重要な内容を表示してい ます。 その表示は「△警告」 「△注意」に区分していますが、その意味は次のようになっています。 内容をよく理解してから本文を最後までお読みになり、正しく取付けて下さい。 この表示を無視して、誤った取付けをすると、人が死亡または重傷を負う可能 警告 性が想定される内容が記載されています。 注意 この表示を無視して、誤った取付けをすると、人が傷害を負ったり物的損害の 発生が想定される内容が記載されています。 絵表示の例 △記号は注意(用心して欲しい)を促す内容があることを告げるものです。図の中や近く に具体的な注意内容(左図の場合は感電注意)が描かれています。 ○記号は禁止(行ってはいけない)の行為であることを告げるものです。図の中や近くに 具体的な禁止内容(左図の場合は分解禁止)が描かれています。 ●記号は強制(必ず実行して欲しい)したり指示する内容があることを告げるものです。 図の中や近くに具体的な行為(左図の場合は特定しない一般的な行為の指示)が描かれ ています。 2.自動カーテン装置の特長 ①カンタン操作で、優れた省力効果 手軽な操作で、又は自動制御により大規模ハウスのカーテンも簡単に開閉出来ます。 ②優れた省エネ効果 断熱性が高いので節油効果に優れ、しかもランニングコストもわずかですみ無駄なコストを抑えます。 ③ハウス内は常に快適環境 冬は「保温」、夏は「遮光」と年間を通して有効に働きます。各種フィルムとの組み合わせによって、温度、照度、 湿度、換気等の環境制御にさらに効果を発揮します。 ④安全性の高い、自動停止装置を内蔵 専用の原動機と、自動停止装置(WAMS)の働きで、安全性に優れた開閉動作が行えます。 ⑤フィルムに優しい開閉動作 ていねいな動きで、フィルムにかかる張力は常に均一で、負担を軽減させます。 1 3.自動カーテン装置の仕様 ①装置の使用制限 ②原動機仕様 36 ●定格電源 三相 AC200V(50Hz/60Hz) ●定格出力 100W ●定格電流 0.81A(50Hz) 0.85A(60Hz) ●出力軸回転数 1.95rpm(50Hz) 2.34rpm(60Hz) ●定格運転 30 分 20MV1 30 間 口 (m) 20 ●絶縁 80 60 奥行(m) E種 100 ※重量のあるフィルムやくっつき易いフィルム等、特殊 フィルム使用の場合はこの限りではありません。 お買い求めの販売店、又は弊社宮業所にお問い合わ せ下さい。 安全に正しく取付けて頂くために 目 次 自動力-テン装置の特長 1.安全に正しく取付けて頂くために 2.自動カーテン装置の特長 3.自動カーテン装置の仕様 4.自動カーテン装置の部品詳細 5.取付け方法 6.ご使用前の準備 7.安全上必ずお守り下さい 8.日常の点検と手入れ 9.長期間使用しない場合 10.免責事項・品質保証 1 1 2 3 6 22 23 24 25 25 2 ページ 4.自動カーテン装置の部品詳細 00011RC1~6 軸受角 U ボルト用 00011RD 軸受アングル用 00011RF1~2 軸受丸パイプ用 00011RI 補強軸受 0002D 90φドラム (材質:樹脂) 0002L 90φ割型ドラム (材質:アルミ) 0002L1 90φドラム用重ね巻防止具 0004XR トップハンガー(4 枚張用) 0004YR トップハンガー(2 枚張用) 0005B ロープ受滑車 0005L ステンレス滑車 0005LP ステンレス滑車パイプ用 (φ48.6 用) 0006WL 2 連滑車 0007FD SH オレンジパイプ 13φ 0007AL19 アルミ先端パイプ 19φ 0008A 角パイプジョイント(28×28) 0508C パイプジョイント (12.7φ農業用パイプ用) 0008PN SH オレンジパイプ 13φ用 0008UN アルミ先端パイプ 19φ用 0008H7 妻メイト 内ジョイント ジョイント 0009J I ボルト 8mm 0009K I ボルト 10mm 3 0012AS 妻スライド 0012SD スライドアダプターN 0012WG6 スライド L パイプ N 0012HT ツリック 0013R10 駆動ワイヤーロープ アトム (1000m)(芯線 1.5φ外径 2.8φ) 0013G10 駆動ワイヤーロープ (1000m)(芯線 1.25φ外径 2.8φ) 0915A1 ジュラコンパッカー22φ 0015B3 ジュラコンパッカー19φ 0515C パッカー12.7φ 0015D2 ステンレスピンサー 0016B カーテンクリップ 0016D ピンチ(小)(65mm) 0016E ピンチ(大)(110mm) 0016I 縦型ピンチ(小)(60mm) 0016J 縦型ピンチ(大)(90mm) 0016SP1 SUS ピンチ(小)(60mm) 0016SP2 SUS ピンチ(大)(90mm) 0016G カーテンクリップ(12.7φ用) 0016N 0016S12 ステンレスクリップ 12.7φ用 0016S19 ステンレスクリップ 19φ用 0016P1N ワンタッチピンチ(60mm) 0016P2N ワンタッチピンチ(100mm) 0017A ワイヤークリップ 0017B1 ワイヤークリップ 0018A ターンバックル(小) 0018B ターンバックル(大) 0019B ストッパー 0020MV1 原動機 0020L31 WAMS(自動停止装置) 0021A ベース受具(アングル用) 0021B ベース受具(角、丸パイプ用) 0021C ベース受具(角、H鋼用) カーテンクリップ(16φ用) A 4 B C 0022B アウトジョイント 0024B サイド FB 自動カーテン装置制御盤一覧表 制御盤 部品番号 制御の方法 備 考 半自動制御盤 0020M2 マニュアル操作 開度調整機能付き制御盤 0020MVF2 タイマー制御、温度制御 サーモスタット別売 LSメイト 0020LS2 温度制御/照度制御 温度・照度センサー別売 インターフェースA 0020M3AN コンピュータ制御 コンピュータとの中継機器 0020M2 半自動制御盤 0020MVF2 開度調整機能付き制御盤 0020LS2 LS メイト 0020F3 サーモスタット 0020LS3 照度センサー 0820J3 サーミスター 5 0020M3AN インターフェース A 5.取付け方法 はじめに ○この取付説明書では、自動力-テン装置の基本的な取付け方法を説明しています。ハウスの種類や形状、 及び購入されました部品の種類等により、取付け方法は異なる場合があります。 ○各部品の詳しい取付け方法・注意事項を以下に説明いたしますので、日常の保守点検や装置の修理、部品の 交換をするときにご利用下さい。 ①原動機・軸受・角パイプ・ジョイント・ドラム 警告 ・原動機・軸受・角パイプ・ジョイント・ドラムの取付けは、極力高い位置(合掌材等)に取付けて下さい。 『原動機・軸受・角パイプ・ジョイント・ドラムは回転しますので、取付け位置が低いと、頭、手等身体 の一部が回転物に巻き込まれる恐れがあります。』 注意 ・原動機・軸受・角パイプ・ジョイント・ドラムの取付けは、図1のようになります。各部品の取付けは、 原動機に合わせ水平になるよう取付けて下さい。 『各部品の通り(水平)がでていませんと、異音の発生や装置故障の原因となります。』 図1 (1)原動機 ・原動機は原則として、奥行中央の合掌材に軒部より1.5m以上離した位置に取付けて下さい。 (図2) ・合掌材を支えにして、ベース受け具とボルト・ナットでしっかり固定して下さい。 ※ベース受具・ボルトは、合掌材の骨材によって種類が変わりますので注意して下さい。(図3) 図2 図3 注意 ・原動機に電気配線後、AMS ボックスのふたを閉める際は、コードクリップが下側になるように取付け て下さい。 『コードクリップが下側になっていないと、電線を伝わって水滴が AMS ボックスに浸入したり、結露水 が水抜き穴から抜けない為、故障の原因となります。 』 6 (2)軸受 ・軸受を合掌材に、角パイプが水平になるような位置に取付けて下さい。(図1) ※合掌材の種類(骨材)によって、軸受の種類・取付け方法は変わります。(図4) ※両妻側には、補強軸受を必ず取付けて下さい。(図5) 図4 (3)角パイプ・ジョイント・ストッパー ・原動機の角軸にドラムを通した角パイプを差し込み、これを軸受で支えて下さい。この角パイプにジョイント を差し込み、そこヘドラムを通した角パイプを差し込み軸受で支えて下さい。 ・この要領で角パイプを妻面までつなぎ、最後の角パイプは軸受より2~3cm長くカットして下さい。 ・角パイプをつなぎ終えましたら、妻面の軸受の内側には角パイプの抜けを防ぐため、ストッパーを取付けて 下さい。 ※角パイプを原動機側へ押し、つなぎ目に緩みの無いようにし、ストッパーを軸受に押しつけてボルトで固定 して下さい。 図5 図6 注意 ・角パイプのつなぎ目は、必ず軸受の近くになるようにして下さい。 (図6) 『つなぎ目が軸受より離れますと、角パイプが曲がり易くなります。』 (4)ドラム ・軸受より5cm程度離した位置で、固定用ボルトを締め付けドラムを固定して下さい。(図7) ※両妻側は、軸受から15~20cm程度離して下さい。 (図8) ※アルミドラムの場合はフランジにあるS&Hの文字を(樹脂ドラムの場合はSEIWAの文字を)同―方向に向け て下さい。駆動ワイヤーを巻く時、作業が容易になります。(図9) 図7 図8 図9 7 ②サイドワイヤー ・図 10 のように点線の位置にサイドワイヤーを張って下さい。 ※力-テンが2層の場合はサイドワイヤーの間隔を20cm(天井部は25cm)以上取り、同様に張って下さい。 (図 11) 図 10 図 11 ・サイドワイヤーを奥行方向にほぐして、(奥行+2m)でカットして下さい。 ・サイドワイヤーをサイド柱(又は谷柱)の穴に通してゆき、両妻面のサイド柱(又は谷柱)にワイヤークリップ 2個以上で固定して下さい。 (図 11) ・次にサイドワイヤーを奥行の中央のスパンの真中でカットして下さい。カットしたサイドワイヤーの両端を曲げて 輪をつくり、ワイヤークリップ2個以上で固定して下さい。 ・この2つの輪にターンバックルをかけ、ターンバックルを締め付けてサイドワイヤーの緩みをとって下さい。 (図 12) ※サイドワイヤーの緩みがとれない時は、いったんターンバックルを緩めて別のところをカットして、ターンバックル を追加して下さい。 ※サイドワイヤーの緩みを防ぐため ・ターンバックルの両側の柱 の両側にワイヤークリップを取付けて下さい。 ・両妻側から 2 番目の柱 { } 図 12 図 13 ③ロープ受部・谷部・サイドの滑車・トップハンガー 注意 ・ロープ受部・谷部・サイドの滑車及びトップハンガーは、図 14 のようにドラムと並ぶように 取付けて下さい。 『滑車の通り(水平)が出ていないと、フィルムの破れや装置故障の原因となります。』 図 14 8 (1)ロープ受部の滑車 ・原動機側のサイド柱に通したサイドワイヤーへドラムと並ぶ 同じ位置にロープ受部の滑車を取付けて下さい。(図 15) ・ロープ受部の滑車はドラム1個につき、下記の割合で取付け て下さい。 ・ステンレス滑車は2個 ・2連滑車は1個 図 15 注意 ・ドラムとロープ受部の滑車の間は、1.5m以上離して下さい。 『ドラムとロープ受部の滑車の距離が近いと、駆動ワイヤーの重ね巻きを起こす原因となります。』 (2)谷部の滑車 ・各軒部の谷柱に通したサイドワイヤーへ谷部の滑車を取付けて下さい。 ・取付け方はロープ受部の滑車と同様に行って下さい。使用する滑車の種類・数も同じです。 ※傾斜張りの時には滑車を上向きに取付けて下さい。(図 16) 図 16 図 17 (3)サイドの滑車 ・原動機を取付けた反対側のサイド柱に通したサイドワイヤーへドラムと並ぶようにサイドの滑車を取付けて下さい。 ※サイドの滑車は、横向きに取付けて下さい。(図 17) (4)トップハンガー ※フィルムが { 4枚張の場合は 04XR} 2枚張の場合は 04YR を使用して下さい。 ※力-テンが平張りの場合は、原則としてトップハンガーは使用しません。 注意 ・多連棟の場合は、カーテンの勾配はできるだけ緩やかにして下さい。 『カーテンの傾斜角度が大きいと、原動機・駆動ワイヤーヘの負荷が大きくなり、装置故障の 原因となります。』 9 (a)トップハンガーの位置(図 18) ・トップハンガーはフィルムの勾配が5度~10度になる 高さに取付けて下さい。 ・高さについては次の計算式を参考にして下さい。 *フィルムの勾配を約 5 度にする場合 高さ=間□×0.05 *フィルムの勾配を約 10 度にする場合 高さ=間□×0.10 図 18 (b)トップハンガーの取付け ・トップハンガーは、駆動ワイヤーで吊り下げて下さい。 (図 19) ①高さが決まりましたら、トップハンガーの数だけ駆動ワイヤーを必要な長さに切りますが、この時、両妻面の長さ は妻面のトップハンガーの取付け状態に合わせて下さい。(図 20) ②次に、このトップハンガーを合掌材を利用し、ハウス天井部から吊り下げて下さい。(図 21) 図 19 図 20 図 21 (C)天井ワイヤー(又は天井パイプ)の取付け ※トップハンガーに取付ける天井ワイヤー(又は天井パイプ)は、2枚張りと4枚張りでは取付け位置が異なります ので、図 22~25 を参照して取付けて下さい。 図 22 図 23 図 24 図 25 ●天井ワイヤーの場合 ・吊り下げたトップハンガーにサイドワイヤーを取付けて下さい。 ①妻面にセンター柱がある時は、その柱からサイドワイヤーを引き、トップハンガーのワイヤー固定具に通して下さい。 (2枚張りは図 22、4枚張りは図 23 を参照) ②通し終わりましたらサイドワイヤーを強く張って、もう一方の妻面に取付けて下さい。 ③更にターンバックルを使ってサイドワイヤーに緩みの無いようにして下さい。(図 26) ④サイドワイヤーの緩みがとれたら、トップハンガーの位置をドラムや滑車と並ぶように固定して下さい。 (図 27) (図 14) ※妻面にセンター柱が無い時は、妻メイトを取付け、天井ワイヤーを引いて下さい。 (図 28) 10 図 26 図 27 ●天井パイプの場合 ・天井ワイヤーの場合と同様に、吊り下げたトップハンガーに天井パイプを取付けて下さい。 ①妻面より天井パイプ(22φ)を、トップハンガーのパイプ取付け金具に通して下さい。 (2枚張りは図 24、4枚張りは図 25 を参照) ②通し終わりましたらパイプをつなぎ、トップハンガーをドラムと並ぶように固定して下さい。 ※天井パイプの妻面の固定は、図 29 を参考にパイプ(22φ)及びサドル等を利用し、しっかりと固定して下さい。 ※パイプのつなぎは、 ・スエジパイプの場合はカシメ又はテックス止め ・農業用パイプの場合はパイプジョイントを使用し、しっかり固定して下さい。 図 28 図 29 ④駆動ワイヤー ①駆動ワイヤーをドラムからロープ受滑車を通し、トップハンガー、谷部の滑車と順次繰り返し、サイドの滑車で Uターンして下さい。 ②次に、Uターンした駆動ワイヤーを同じように、トップハンガー、谷部の滑車と繰り返してドラムヘ戻り、図 30 のようにカットして下さい。 ③駆動ワイヤーの端部はドラムのフランジの穴に編み込んで下さい。 2Lドラムの場合は駆動ワイヤーの端部をドラム側面の穴に差し込んで下さい。 (差し込み量15cm程度) (図 32) ※駆動ワイヤーのドラムヘの巻き方は図 31 のようにして下さい。 ※ドラムの一周は2I(2C)ドラムで25cm、2L(2D)ドラムで29cm有ります。力-テンの移動距離分 が巻けるかどうか確認して下さい。 例として、力-テンの移動距離が4mの時の巻き数は *2I(2C)ドラムの場合: (4m+2m)÷0.25=24(巻き) *2L(2D)ドラムの場合: (4m+2m)÷0.29=21(巻き) ※ドラムに駆動ワイヤーを巻く時は、緩みの無いように強く張って下さい。 図 30 図 31 図 32 注意 ・ドラムには一方へ向かう溝が有りますから、溝に沿って駆動ワイヤーを巻き付けて下さい。 『逆に巻きますと、駆動ワイヤーが溝を乗り越えてしまいます。』 11 ⑤サイドFB・妻面のサイドワイヤー・妻スライド (1)サイドFB ・ハウスの各コーナー部、妻面の谷部・天井部(傾斜張りの時)に取付けて下さい。 (図 33) ・サイドFBはトップハンガー及び各部の滑車を固定したサイドワイヤーにワイヤークリップで固定して下さい。 (図 34) ※トップハンガーを天井パイプに固定した場合は、サイドFBをパイプ取付け金具で取付けて下さい。 図 33 図 34 (2)妻面のサイドワイヤー・妻スライド ●フィルム2枚張りの場合 ・サイドワイヤーをサイドFBの中央の穴から通し、妻スライドを1ケ通して下さい。 ・次に、そのサイドワイヤーを天井部のサイドFBの中央の穴へ通し、妻スライドを1ケ通し、谷部のサイドFB の中央の穴に通して下さい。これを順次繰り返していきます。 (図 35) ●フィルム4枚張りの場合 ・上側(天井側のフィルム用)のサイドワイヤーはサイドFBの外側の上の穴に、下側(谷部側のフィルム用)の サイドワイヤーはサイドFBの内側の下の穴に通して、2枚張りの時と同様に取付けて下さい。 (図 36) 図 35 図 36 妻スライド 妻スライド サイド FB サイド FB ターンバックル ターンバックル フィルム 2 枚張り フィルム 4 枚張り 注意 ・サイドワイヤーは、ターンバックルを使って緩みの無いように強く張って下さい。 『サイドワイヤーに緩みが有ると、妻スライドやフィルムがスムーズに動きません。』 ⑥エステル線 ・傾斜張り、平張りともに、エステル線を50cm間隔に 張って下さい。 (図 37) ※エステル線の切り口は、必ず下方に向けて下さい。 ・傾斜2枚張りの場合、天井密閉フィルム(固定張り)用と して、トップハンガーの羽の穴(2ケ所)及び吊り金具の 上部にエステル線を通して下さい。 図 37 注意 ・駆動ワイヤーの通り(滑車の位置)には、必ずエステル線を張って下さい。 『エステル線が張っていないと、フィルムが垂れてしまいます。』 12 ⑦フィルム ※フィルムはエステル線の上に張りますが、 ・フィルムののせ方(駆動ワイヤーへの通し方)は、4枚張りの場合と2枚張りの場合 ・フィルムの止め方(使用するクリップ)は、力-テンの先端(片耳ロープか先端パイプ) によってそれぞれ異なりますので注意して下さい。 (a)フィルム先端が片耳ロープの場合 (1)フィルムののせ方 ●傾斜4枚張り(図 38) ・天井側のフィルムは、エステル線及び2本の駆動ワイヤー の上にのせて下さい。 ・谷部のフィルムは、エステル線の上にのせ、2本の駆動 ワイヤーの下に通して下さい。 ●傾斜2枚張り(図 39) ・フィルムをエステル線の上にのせ、2本の駆動ワイヤー の下に通して下さい。 ●平張り(図 40) ・ロープ受部の滑車側のフィルムは、エステル線の上にのせ、 2本の駆動ワイヤーの下に通して下さい。 ・もう一方のフィルムは、エステル線及び2本の駆動ワイヤー の上に通して下さい。 図 39 図 38 図 40 (2)妻スライドとの結び ①妻のサイドワイヤーの所で、フィルムの耳に小さな穴をあけ、耳に通されている片耳ロープのフィルムのたらし側 を引き出して下さい。次に、穴からフィルムが裂けていかないよう、穴の周囲をつまみあげ引き出した片耳ロープ で結びつけて下さい。 (図 41) ②次に、フィルムを谷部、又は天井部に寄せ、フィルムに結んだ片耳ロープを妻スライドに結びつけて下さい。 (図 42) ③もうー方の妻面も、同じ要領で妻スライドと片耳ロープを結びつけて下さい。この時、片耳ロープ(フィルム) にたるみの無いようにして下さい。 図 41 図 42 注意 ・片耳ロープを引く時に、谷又は天井側にフィルムを寄せて引いて下さい。 『片耳ロープを中央部で引くと、張りすぎる恐れがあります。』 13 (3)フィルム(片耳ロープ)の止め方 注意 ・カーテンクリップ(フィルムの先端)を駆動ワイヤーに止める位置は、谷部及びトップハンガー の滑車より、15~20cmの所にして下さい。 『止める位置が滑車に近いと、フィルムの喰い込みや傷みの原因となります。』 ●傾斜4枚張り ・まず、原動機を作動させカーテン(駆動ワイヤー)を全開 状態にして、谷部側のフィルムは谷部に、天井側のフィ ルムは天井部に寄せて下さい。 ・駆動ワイヤーの *下を通っているフィルムAは①の箇所に *上にのっているフィルムBは②の箇所にカーテンクリップ で止めて下さい。 ・同様に、フィルムCは③の箇所、フィルムDは④の箇所に 止めて下さい。 (図 43) ●平張り ・原動機を作動させ力-テン(駆動ワイヤー)を全開状態に して下さい。 ・次に、フィルムの片耳ロープ側を谷部に寄せ、駆動ワイヤー にカ-テンクリップで止めて下さい。(図 44) (4)フィルムの固定 ・どの張り方も、最後にフィルムのゆるみをとります。 力-テンを閉めた状態にして、フィルムにゆるみ、しわが 無いよう拡げて下さい。 ・次に、フィルムの片耳ロープの反対側を、谷部及びトップハ ンガーのサイドワイヤーにピンサーで止めて下さい。 (図 45) ※2枚張りの場合、天井密閉フィルム(固定張り)を凸型につ けます。 トップハンガーの羽の穴及び吊り金具の上部に通したエステ ル線を利用して、固定張りを凸型に張って下さい。(図 46) 注意 ・フィルムの張り過ぎに注意して下さい。 『フィルムによっては縮む場合があります。』 14 図 43 図 44 図 45 図 46 (5)力-テンクリップの止め方 ・駆動ワイヤーを力-テンクリップ凹部の溝に差し込み、パチット(又はプライヤー)等で仮止めして下さい。 (図 47) ・次に、片耳ロープをカ-テンクリップの凹部の位置に決め(図 48)、矢印のように力-テンクリップ上部を、 片耳ロープをはさみこむようにしてパチット(又はプライヤー)等で固定して下さい。(図 49) ※この時必ずパチットの口を拡げ、カーテンクリップの中心を押して固定して下さい。 図 47 図 48 図 49 (b)フィルム先端がパイプの場合 ※先端パイプは、SH オレンジパイプ 13φ、12.7φ農業用パイプ、アルミ先端パイプの 3 種類があり、 パイプジョイント、パイプクリップ、ピンチ、パッカーもそれぞれ専用となります。 下記の一覧表と合わせて使用して下さい。 先端パイプ パイプジョイント パイプクリップ ピンチ パッカー SH オレンジパイプ 13φ 08PN 16G 16I、16J 15C 12.7φ農業用パイプ 08C 16S12 16SP1、16SP2 15C アルミ先端パイプ 08UN 16S19 16SP1、16SP2 15B3 16P1N、16P2N (1)先端パイプののせ方 ●傾斜4枚張り(図 50) ・天井側のパイプはエステル線及び2本の駆動ワイヤーの上に通して下さい。 ・谷部のパイプはエステル線の上にのせ、2本の駆動ワイヤーの下に通して下さい。 ・次に、このパイプを専用のパイプジョイントでつないで下さい。 ●傾斜2枚張り(図 51) ・先端パイプはエステル線の上にのせ、2本の駆動ワイヤーの下に通して下さい。 ・次に、このパイプを専用のパイプジョイントでつないで下さい。 ●平張り(図 52) ・ロープ受部の滑車側の先端パイプ(A)はエステル線の上にのせ、2本の駆動ワイヤーの下に通して下さい。 ・もう一方の先端パイプ(B)は、エステル線及び2本の駆動ワイヤーの上に通して下さい。 ・次に、このパイプを専用のパイプジョイントでつないで下さい。 図 50 図 51 図 52 15 (2)先端パイプのジョイント方法 ●12.7φ農業用パイプ(図 53) ・先端パイプをパイプジョイントの中央まで差し込み、セットスクリューの頭をパイプジョイントの面位置まで 締め付けて下さい。 ● SHオレンジパイプ13φ(図 54) ・先端パイプの内側にSHオレンジパイプ用内ジョイントを挿し込み、ジョイント中央までパイプを差し込んで 下さい。 ●アルミ先端パイプ(図 55) ・アルミ先端パイプジョイントの先端をアルミ先端パイプの上部の円弧部に斜めに差し込んで下さい。 ・アルミ先端パイプジョイントをアルミ先端パイプに押し込みながら図の方向に回転させて下さい。 ・アルミ先端パイプジョイントが水平になったら、アルミ先端パイプに真っ直ぐに押し込んで下さい。 ・反対側のアルミ先端パイプもアルミ先端パイプの上部の円弧部に挿し込み、押し込んで下さい。 この時、アルミ先端パイプどうしの間は約3mmの隙間が出来ます。 図 53 図 54 図 55 16 (3)先端パイプの止め方 注意 ・先端パイプを駆動ワイヤーに止める位置は、谷部及びトップハンガーの滑車より、15~20cm の所にして下さい。 『滑車よりの距離が近いと、フィルムの喰い込みや傷みの原因となります。』 ●傾斜4枚張り(図 56) ・原動機を作動させ、力-テン(駆動ワイヤー)を全開の状態にして下さい。 (ドラムに向かって右側の駆動ワイヤーが3巻程度) ・次に先端パイプを谷部または天井側に寄せ、駆動ワイヤーにパイプクリップで止めて下さい。 ●傾斜2枚張り(図 57) ・原動機を作動させ、力-テン(駆動ワイヤー)を全閉の状態にして下さい。 (ドラムに向かって左側の駆動ワイヤーが3巻程度) ・次に、先端パイプをトップハンガー側に寄せ、駆動ワイヤーにパイプクリップで止めて下さい。 (図 54) ●平張り ・原動機を作動させ、力-テン(駆動ワイヤー)を全開の状態にして下さい。 (ドラムに向かって右側の駆動ワイヤーが3巻程度) ・次に、先端パイプを谷部に寄せ駆動ワイヤーにパイプクリップで止めて下さい。 図 56 図 57 (4)クリップの止め方 ●パイプクリップ(16G)の場合(図 58) ・パイプクリップの∩部を先端パイプにかぶせ、駆動ワイヤーをパイプクリップの凹部の溝に差し込み、 仮止めして下さい。 ・次に、パイプクリップの凸部を、先端パイプを挟み込むようにしてパチット(又はプライヤー)等で 止めて下さい。 ●ステンレスクリップ(16S12、16S19)の場合(図 59,60) ・駆動ワイヤーをクリップ本体の溝に差し込んで下さい。 ・次に、クリップ本体のU部に先端パイプ(SHオレンジパイプ13φ、アルミ先端パイプ19φ)を 挟み込んで下さい。 ・最後に押さえ金具突起部をクリップ本体穴に差し込み90°回転させクリップ本体と組み付け プラスネジを締めつけて下さい。 17 図 58 図 59 フィルム側 図 60 フィルム側 18 (5)先端パイプ妻部 ●12.7φパイプの場合(図 61) ・妻スライドにスライドアダプターNを妻スライド付属のネジ で取付け、先端パイプの一端をスライドアダプターNに差し 込んで下さい。 ・もう一方の妻面も同じ要領で、妻スライドを取付けて下さい。 ※妻スライドがスムーズに動くように、先端パイプの長さを 適度に調整して下さい。 図 61 ●アルミ先端パイプの場合(図 62) ・アルミ先端パイプの端にアルミ先端パイプ用キャップを被せて 図 62 下さい。 ・キャップの穴にスライドLパイプNを差し込んで下さい。 ・アルミ先端パイプにフィルムをパッカーで固定後、スライド LパイプNの抜け防止の為に、スライドLパイプNにフィルムの たらし部をパッカーで固定して下さい。 (6)フィルムののせ方(図 50~52) ・フィルムは、先端パイプののせ方と同じ要領でのせて下さい。 ・この時、フィルムは天井側のフィルムはトップハンガー寄りに、 谷部側のフィルムは谷部寄りにのせて下さい。 図 63 (7)フィルムの先端パイプヘのパッカー止め(図 63) ・フィルムの耳部を先端パイプにパッカー止めをして下さい。 ・この時、フィルムの耳部は先端パイプより10cm程度長く 出し、パッカーの間隔は50cm置きに止めて下さい。 ・また、パイプクリップの両側は必ずパッカーで止めて下さい。 ※パッカーは、先端パイプの種類によって異なりますので注意 して下さい。 ※アルミ先端パイプの場合はワンタッチピンチを先に取付けて 下さい。 (8)フィルムの固定 ・どの張り方も、最後にフィルムの緩みをとって下さい。力-テンを閉じた状態にして、フィルムを緩み、しわの 無いよう拡げて下さい。 ・次に、フィルムの先端パイプと反対側の耳部を、谷部及びトップハンガーに、ピンサー・パッカー等で止めて下さい。 ※2枚張りの場合、天井密閉フィルム(固定張り)を凸型に取付けます。 トップハンガーの羽の穴及び吊り金具上部に通したエステル線を利用して、固定張りをして下さい。(図 46) 注意 ・フィルムの張り過ぎに注意して下さい。 『フィルムによっては縮む場合が有り、フィルムの破れや外れの原因となります。』 19 ⑧ピンチ (1)ピンチの止め方 ●片耳ロープの場合(図 64) ・ピンチはクリップの種類よって異なりますので注意して下さい。 ・ピンチの両端を力-テンクリップの左右の穴に差し込み取付けて下さい。 ●SH オレンジパイプ 13φ、12.7φ農業用パイプの場合(図 65) ・ピンチの両端をパイプクリップ、または、ステンレスクリップの前後の穴に差し込み取付けて下さい。 ●アルミ先端パイプの場合(図 66、67) ・ピンチの両端をステンレスクリップの前後の穴に差し込み取付けて下さい。 (図 66) ・ワンタッチピンチのツメの先端をくっつけた状態でアルミ先端パイプの溝に引っ掛けて下さい(図 67) 。 ※下部のフィルムの引き残しを防止するため、エステル線をフィルムの下に張り、ピンチに通して下さい。 ※上部のフィルムのあおりを防止する時には、エステル線をフィルムの上に張り、上側のピンチに通して下さい。 図 64 図 65 図 66 図 67 (2)ピンチの使用例 フィルムの先端 片耳ロープ 先端パイプ SH オレンジパイプ 13φ 傾斜 4 枚 天井部 16E 16J、16SP2 張り 16D 16I、16SP1 傾斜 2 枚張り 16E 16J、16SP2 平張り 上側 16D 16I、16SP1 下側 16D 16I、16SP1 谷部 12.7φ農業用パイプ アルミ先端パイプ 19φ 16SP1、16SP2 16P1N、16P2N ※名称、形状は部品詳細をご覧下さい。 20 ⑨妻カーテン ・妻面の引き違いカーテンを取り付ける場合「ツリック」を使用します。 (1)ツリックの取り付け方 ●ワイヤーへの取付け ●フィルムの取付け (2)ツリック、フィルムの取り外し方 ⑩制御盤 ※制御盤の取付け・結線は、最寄りの電気工事店に依頼して下さい。また取付け方・結線の方法は、各制御盤に 付属の取扱説明書(別冊)をご覧になって下さい。 警告 ・制御盤の結線は電気工事士の資格が必要となりますので、最寄りの電気工事店に依頼して下さい。 『電気工事法に基づいた正規の作業がなされませんと、感電事故や機器故障の原因となります。』 21 6.ご使用前の準備 ・自動力-テン装置をお使い頂くためには、 (1)制御盤の取付け及び結線 (2)WAMS(自動停止装置)の調整 (3)装置の試運転 の作業が必要です。 注意 ・制御盤の結線は電気工事士の資格が必要となりますので、最寄りの電気工事店に依頼して下さい。 『電気工事法に基づいた正規の作業がなされませんと、感電事故や機器故障の原因となります。』 警告 ・自動カーテン装置を操作するためには、WAMS(自動停止装置)の調整が必要です。 『調整をしませんと原動機が止まらず、カーテン装置が破損することがあります。』 ・自動力-テン装置をお使い頂く前に、必ず装置・制御盤の点検を実施し試運転を行い、装置に異常 が無いことを確認して下さい。 『試運転を行いませんと、カーテン装置の故障や物的損害の原因となります。』 ・お買い求めになられた制御盤の取扱説明書(別冊)をよくご覧の上、正しく取付けて下さい。 22 7.安全上必ずお守り下さい 警告 ・原動機・軸受・角パイプ・ジョイント・ドラムの取付けは、極力高い位置(合掌材等)に 取付けて下さい。 『原動機・軸受・角パイプ・ジョイント・ドラムは回転しますので、取付け位置が低いと、 頭・手等身体の一部が回転物に巻き込まれる恐れがあります。』 ・制御盤の結線は電気工事士の資格が必要となりますので、最寄りの電気工事店に依頼して 下さい。 『電気工事法に基づいた正規の作業がなされませんと、感電事故や機器故障の原因となり ます。』 ・絶対に分解したり、改造を行わないで下さい。 『分解・改造等を行いますと、故障や感電の原因となります。』 注意 ・各部品の取付けネジは、緩みが発生しないよう確実に締め付けて下さい。 『取付けネジの締め付けが不十分ですと、力-テン装置の故障や物的損害の原因となります。』 ・日常の点検と手入れは、必ず行って下さい。 『日常の点検をしませんと、異常動作や故障の原因となります。』 ・駆動ワイヤーは消耗品ですので、使用年数5年を目安に交換して下さい。 『被覆に亀裂・剥けのある駆動ワイヤーを使用しますと、フィルムの破れや装置故障の原因 となります。』 ・自動カーテン装置に取付ける部品は、必ず弊社純正部品または弊社指定品を使用して下さい。 『システムの仕様に合った部品を使用しませんと、自動カーテン装置の機能・特長が満足に 発揮できないだけでなく、装置故障の原因にもなります。』 ・ハウス内は、異常な高温や特殊な薬品の使用は避けて下さい。 『カーテン装置の使用環境が悪いと、部品の寿命が早まり、装置故障の原因となります。』 23 8.日常の点検と手入れ ・自動カーテン装置を最良の状態で使用して頂くために、定期的な点検をお願いいたします。 部品名 点検内容 手入れ方法 回転時に異常音がないか 販売店に相談して下さい 端子は錆びていないか 清掃または交換 水の浸入や腐蝕部はないか 清掃または交換 使用年数は5年を超えていないか 5年以上は交換 軸受の位置は直線的に取付いているか 修正 錆・異常音はないか グリスを補給(1 回/年) 補強軸受にあそびがないか ターンバックルで調整 P7 軸受面より5cm以内にあるか 修正 P7 駆動ワイヤーに重ね巻き・緩みがないか 巻き直し P11 重ね巻き防止具のウエイトが上向きにあるか 駆動ワイヤーの巻き直し ドラムの溝山に破損・変形はないか 交換 角パイプ 角パイプのつなぎ目の間隔は15mm以内か 修正、ストッパー追加 P7 サイドワイヤー ワイヤークリップが緩んでいないか ワイヤークリップの増し締め P8 ワイヤークリップに極度の錆びはないか 交換 ターンバックルが緩んでいないか ターンバックルの増し締め ターンバックルのフックに変形はないか 交換 妻スライドが内側に引かれていないか サイドワイヤーの増し締め サイドワイヤーに破断がないか 交換 ドラムと同じ位置にあるか 修正・クリップの増し締め 滑車に破損・変形はないか 交換 駆動ワイヤーに緩みがないか 巻き直し 被覆に亀裂・剥けがないか 交換 カーテンクリップ クリップの取付け位置が滑車と直線的になって 止め直し パイプクリップ いるか 原 モーター 動 機 WAMS 軸受 ドラム 滑車 駆動ワイヤー 参考ページ P6 P8 P8 P9 P11 P15 P17 クリップに外れ・破損はないか 交換 P15 P17 エステル線 フィルム ストッパー エステル線が同じ間隔で張られているか 50cm間隔に修正 切り口が下向きになっているか 修正 フィルムに破れはないか 補修または交換 フィルムに水のたまりはないか 水を除去 フィルムの先端が蛇行していないか 駆動ワイヤーの増し締め 片耳ロープに緩みはないか ロープの締め直し P13 ストッパーに緩みはないか 増し締め P7 ※制御盤・センサー類の日常の点検と手入れは、各制御盤の「取扱説明書」をご覧になって下さい。 24 P12 9.長期間使用しない場合 1.制御盤の電源元は、必ず「OFF」にしておいて下さい。 2.原動機・制御盤には、雨や水がかからないようカバーを掛けて下さい。(密閉せず通気性を持たせて下さい。 ) 3.力-テンは、全開・全閉の状態より手前30cmの位置で止めておいて下さい。 4.ハウス内は、適度な温度管理と換気を行って下さい。 5.再度使用する時は、必ず装置・制御盤の点検を実施し試運転を行い、装置に異常が無いことを確認してから 使用して下さい。 10.免責事項・品質保証 弊社では、次のような原因により生じた故障及び損傷の発生については、責任を負うことが出来ません。 あらかじめご了承の上、取扱いには十分に注意して下さい。 10-1.免責事項 1.警告・注意が守られなかったとき。 2.装置を落下させたとき。 3.火災・風水害・塩害・落雷・異常電圧及びその他の天災によるとき。 4.使用制限が守られていなかったとき。 5.取付けに不備があったとき。 6.使用上の誤り、及び不適当な修理や改造を行ったとき。 7.ハウス内外の他の機器により故障・損傷が誘発されたとき。 8.適切な日常の点検と手入れがなされず、装置が故障・損傷したとき。 9.取付説明書、取扱説明書内及び装置貼付の注意事項が守られていなかったとき。 10. 日常の点検と手入れが適切でなかったことにより、作物に障害が発生したとき。 11. 操作上の過失、又は適切な点検と手入れがなされていなかったことにより生じた故障で、 万一、人体・作物へ影響が生じたとき。 10-2.品質保証 弊社では原動機、及び制御盤の品質保証を行っています。保証の適用をお受けになる際は製品に貼付されている シールに記載されている製品コード№、製造№、ロット№(型式、SER No.)を販売店にご連絡下さい。 25 <メモ> 26 故障・修理及びお気付きの点がございましたら、お買い求めの販売店 又は、最寄りの弊社営業所までお問い合わせ下さい。 ≪販 売 店≫ ホームページ 本 http://www.seiwa-ltd.jp 社 〒110-0005 東京都台東区上野 6-6-1 舶来堂ビル 仙台営業所 〒981-8003 宮城県仙台市泉区南光台 7-4-1 TEL.03-5817-2361 メゾンセフィラ2F FAX.03-5817-2362 906 TEL.022-349-5186 FAX.022-349-5187 小金井営業所 〒329-0412 栃木県下野市柴 262-10 TEL.0285-44-1020 FAX.0285-44-1014 豊橋営業所 〒440-0083 愛知県豊橋市下地町若宮 55-2 TEL.0532-55-3911 FAX.0532-53-7545 大阪営業所 〒562-0003 大阪府箕面市西小路 3-11-28 TEL.072-721-1821 FAX.072-721-1910 高知営業所 〒783-0062 高知県南国市久礼田青木 431-3 TEL.088-862-0311 FAX.088-862-0312 久留米営業所 〒834-0121 福岡県八女郡広川町大字広川 182-4 TEL.0943-32-5963 FAX.0943-32-5967 小金井事業所 〒329-0412 栃木県下野市柴 262-10 TEL.0285-44-1751 FAX.0285-40-8976 ここに掲載した製品の仕様及び外観は、性能向上のため予告なしに変更することがあります。 2014.11 第 2.2 版 0020Z181 27