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総説 JB群染色体欠失の疫学と臨床像
-333大阪市立大学生活科学部紀要・第3 7巻 ( 1 9 8 9 ) 〔総説 JB群 染 色 体 欠 失 の 疫 学 と 臨 床 像 孟 建 国 ・藤 田 弘 子 ・ 石 井 ふ み 代 ・ 川 村 み や 子 ・新 平 鎮 博 Epidemiology and Clinical Findings of Oeletion of BGroup Chromosome KENKOKUMou,HIROKOFUJITA,FUMIYOI S H I I MIYAKOKAWAMURAandSHIZUHIRONUHIRA q2 1の部分欠失, Joyceら7 )0981) は 4q 2 1.1q2 5 1. は じ め に • 8 ) と4q 21 . 3q 2 6の部分欠失, S e r v i l l eり 第 4回国際染色体命名法 (Anl n t e r n a t i o n a lSystem ( 19 7 7 ) は4q 2 4 q 32 の部分欠失, Joyce ら 7 )( 19 8 1 )は 4 6 ) 9 7 8 )にお f o rHum anCytogene t icNomenclat ure,1 q2 7q 3 1 . 3の部分欠失, F e r r i e rら いて,高精度分染法 ( Highr e s o l u t i o nbanding)によ q3 1q t 引の部分欠失, Golbus らめ ( 19 7 2 ) は 4 q 31 . る染色体模式図の標準化以来,染色体診断技術は飛躍的 3q t e rと 4q31 .5 q t e rの部分欠失, Dutrillaux らめ ζ i進歩した。高精度分染法の標準模式図 ( 8 5 0 バンド) ( 19 7 3 )は 4 q33q t e r 部分欠失の症例を報告している。 によって,次々と新しい染色体異常が正確ζ 1同定され, ( 19 7 4 )は 4 筆者らが調べえた範囲では, 1 2 年聞に短腕,長腕を含 めた 7 3 例(文献数4 7 ) の報告があった。(表 1) 既知の症候群においても微細な染色体異常が発見される ようになった。さらに染色体の欠失の部位と各々の特集 短腕部位の欠失については, 3 4 例であった。端部欠失 的な臨床症状に対応する研究が行われるようになり,多 と腕内欠失とに分類できた。なかに,部位不明な欠失が 彩な異常症例の報告が相ついだ。しかし染色体の欠失部 1 0 例あった。さらに短腕の端部欠失は三群 I L大別され, 位の詳細な情報については未だ集められていない。 4p 1 4p t e rは 7例 , 4P 1 5p t e rは1 4 例 , 4P1 6p te r そ乙で,筆者らは最近 1 2 年間(1977-1 9 8 8 ) の lndex 5 MedicusI ζ集録された B群 (4, 5番)染色体欠失の 9 は1 0 例であった。短腕の腕内欠失は4p12p15 の l例で あった。 例(文献数 6 6 篇)を調べ,それぞれの染色体の欠失部位 長腕部位の欠失は 31 例であった。長腕の端部欠失につい H : :基づいて分類し,染色体欠失の特徴,それに含まれる ては三群に大別でき, 4q 3 3q t e rは 7例 , 4q3 1q t e r 症例数,性別,出生時状況,染色体欠失の部位と臨床像 は1 3 仇 4q3 2q t e rは 3O t J であった。長腕の腕内欠失では, の相互関係なと‘について検討した。 4q2 7q3 1の部位 2例で, 4q 2 3q2 7,4q2 1.3q E 頻度と染色体異常 . 1q2 5,4q1 2q2 1,4q 1 3q2 2,4q2 6 . 2 6,4q21 明3 位の欠失は各々 l例であった。(図 1) OOq27.0 1 . 欠損部位について 凶 ( B ) 5番染色体 5番染色体の欠失については, 1 9 6 3 年に L ejiuneら 7 4 ) 4番染色体 1 9 6 5 年に Wolf ら1)が 4番染色体短腕の端部欠失の第 l症例を報告して以来, Wolf症候群として, 1 9 8 0 年ま 2 ) でに Lurie は 1 0 0O t J を集計している 。長腕部欠失の震 初の症例は, 1 9 6 7 年に Ockey らめによって端部欠失が 報告された。その後の高精度分染法の普及によ って ,1 1 が短腕欠失の最初の症例を報告して以来, 1 9 7 8 年までに . 7 5 ) Niebuhr り は「猫泣き症候群」の 3 3 1例を集めた。長 腕部分欠失の最初の報告は, 1 9 7 1年の Lindenbaumら1 4) . 8 0 ) である。その後, 1 9 7 4 年 lζVandenBergheり は 5 .81 ) q1 5q3 1の欠失を報告し, Erdtmannり は ( 1 9 7 5 )5q 種類の長腕欠失部位について,以下のような報告が続い 0 )( 19 8 0 )は 5q2 3q31 . Borga 1 3q 3 1,Feldingら1 て行われた。 3 )( 19 7 3 ) は 5q 1 1q3 1の腕内の部分欠失の症 onkarら8 Mikkelsonら 4 )( 19 7 4 )及ひ百enningsenらめC l9 6 9 )は 例を次々と報告している。 4 q1 1 q1 3 の部分欠失, F errierら6)( 19 7 4 ) は4q 1 2 湖,症例数は2 2 例であった。 筆者らカ喋めえた文献数は l (1) % 。 。 児 童 学 表1 番号 2 最 近 12年間(19 77-1988)の 4番染色体欠失の報告例 報告者 Fryns Wilson Wilson Wilson Wilson Wilson Wilson 3 Breg 4 Lambert 5 Lurie Lurie 6 Fernandes 2 Wilson Wilson 7 Narahara Narahara Narahara Narahara 8 Romain 9 C a s t r o F e l i x 1 0 K i t s i o u 報告年 1 9 7 9 1 9 8 1 1 9 8 1 1 9 8 1 1 9 8 1 1 9 8 1 1 9 8 1 年齢 5M 17Y 8Y 2Y 2Y 12Y 17Y 性 平 ♀ 念 3 o ♀ ♀ s 欠失部位 4 p 1 4 p t e r 4 p l 4 4pl4 4 p 1 4 4 p 1 4 4 p 1 4 4 p l 4 両親の核型 4 5,XY,t( 13 ; 1 4 )( p l l ; q l l)p a t norma1 normal normal 1; 4 )( q 4 2; p 1 4 ) pat 4 6,XY,t( normal normal 1 9 7 7 llY 1 9 7 9 5M ♀ 1 9 8 0 4M 古 1 9 8 0 2W 古 H潟O 4M 1 9 8 1 4M ♀ 1 9 8 1 14Y ♀ 1 9 8 4 1M ♀ 1 9 8 4 1M ♀ 7M ♀ 1 9 8 4 1M ♀ 1 9 8 4 1 9 8 5 32Y ♀ 1 9 8 6 7Y 5M ♀ 20D ♀ 1 9 8 6 4 p l 5 p t e r normal 13 ;1 4 )( p l l ;p l l)p a t 4 5,XY,t( 4pl5 4p15 norma1 4p15 4 6,XY,t( 4 ; 2 2 )(p 1 5 .2;p1 1)mat 4p15 normal 4pJ5.2 p 1 6 norma1 4p1 5.2p 1 6 normal 4 6,XX,t( 4 ; 1 8 ) (p 1 5 .2 ;p1 1 .2 1 ) mat 4p15.2 4 6,XX,t( 4 ; 1 8 ) (p 1 5 .2 ; p 11 .2 1 ) mat 4 p1 5.2 6,XY,i n s( 4 ; 9 ) (p 1 5 .2 p 1 6 . 3 ;q3 4. 3)p a t 4 p15.2 4 4p1 5.2 . 4 6,XX,i n v( 4 )( p 1 5 .2 q 3 5 ) mat 4 p 1 5.3 3 p 1 5 . 2normal 4 p 1 5.3 2 normal 4 p 1 5 normal s 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 7 1 6 1 7 1 8 Fryns Fryns S t o l l Haspeslagh Rivas Martsolf Narahara Morishita S t e i g e nb e r g e r Gonzalez 1 9 7 9 3M ♀ 1 9 8 1 24Y ♀ OM ♀ 1 9 8 1 3Yl 6h 古 1 9 8 4 1 9 7 9 3YI0M ♀ 1 9 8 7 1M 古 1 9 8 4 15M ♀ O M ♀ H氾3 3Yl 1 97 9 3M 3 1 9 8 1 25D ♀ 4p 1 6 4p16 4p16 4p16 4p16 4 p 1 6 4p16 4p16p t e r 4p16 4p16 normal normal 1 ; 4 ) (qll ; p 1 6 ) mat 4 6,XX,t( normal normal 4 6,XX,t( 4 ; 8 )(pI6;p 2l) mat 4 ; 21 )(p 1 6 . 1; q 2 2 . 3 ) pat 4 6,XY,t( normal normal normal 1 9 Ray 1 9 8 3 4p12p15 normal 2 0 2 1 2 2 McDermott Lech Joyce Joyce Joyce 2 3 Motegi 2 4 L i g u t i c 2 5 Torrado 17Y ♀ 1 9 8 0 llY ♀ 4q13q22 1 2 q 2 1 1 9 8 2 4Y ♀ 4q 2 1.3 q 2 5 1 9 8 1 1M ♀ 4q 2 1.3 q 2 6 1 9 8 1 2W ♀ 4q q 2 7 q 3 1 . 3 1 9 8 1 2Y ♀ 4 邸 lY 5M 平 4 1 9 q 2 6 . 0 0 q 2 7 . 0 0 H潟I 9Y 平 4q23q27 q 2 7 q 3 1 1 9 8 2 llY O 4 (2) normal normal normal normal normal normal normal normal 孟 他 :8群染色体欠失 番号 2 6 2 7 2 8 2 9 2 2 2 2 2 2 2 2 3 0 3 1 3 2 3 3 報告者 B e r g e r Yu L i p s o n Sandig J o y c e J o y c e J o y c e J o y c e F r i a s Back Townes M i t c h e l l M i t c h e l l 報告年 年齢 1 9 8 3 230 1 9 8 1 170 1 9 8 2 9Y 1 9 8 2 5Y 6M 1 9 8 1 1H 1 9 8 1 2M 1 9 8 1 15M 1 9 8 1 230 1 9 7 8 6M 1 9 7 7 5Y 1 9 7 9 1H 1 9 8 1 230 12Y 1 9 8 1 1 生 ♀ s 平 平 古 平 宇 平 s 平 o ♀ ♀ 欠失部位 4 q 3 1 4 q 3 1 4 q 3 1 4 q 3 1 4 q 31 .3q t e r 4 q 31 .5q t e r 4 q 31 .5q t e r 4 q 31 .5q t e r 4 q 3 1 4 q 3 1 4 q 3 1 q t e r 4 q 31 .5 4 q 31 .5q t e r -3 3 5 両親の核型 normal normal normal normal normal normal normal normal normal normal t( 4 ; 2 0 )p a t normal normal 1 1 Fryns 4 7 Young 3 4 R e t h o r e 1 9 8 1 1 2Y 宇 1 9 8 2 4Y 5M ♀ 1 9 7 9 4M o 4 q 3 2q t e r normal 4 q 3 2 normal 4 q 3 2 . 1q t e r normal 3 5 3 6 3 7 3 8 3 9 3 9 2 2 1 9 7 7 40 s 1 9 8 2 3Y 5M s 1 9 8 3 2Y 平 7M ♀ 1 9 8 6 1 9 8 2 l OY s 1 9 8 2 17W 古 1 9 8 1 1 2 Y 平 4 q 3 3q t e r 4 q 3 3q t e r 4 q 3 3q t e r 4 q 3 3q t e r 4 q 3 3q t e r 4 q 3 3q t e r 4 q 3 3q t e r normal normal normal normal normal normal normal 1 9 8 6 1 9 8 2 1 9 8 2 1 9 7 9 1 9 8 0 1 9 8 0 1 9 7 9 1 9 8 2 4 p 4 p 4p 4 p 4 p -3t 9 i J 4 p 4p 4p - t( 4 ; 2 2 )( p I 6 . 1 ; p I3. 3 3 ) C h a v i n C o l i n Stamberg Tuchman J e f f e r s o n Tomkins Tomkins Joyce 4 0 Sophia 4 1 C y n t h i a C y n t h i a 4 2 M o n t a n e l l i 4 3 M a g i l l 4 4 Hur g o i u 4 5 Mediga 4 6 C y n t h i a 率 軍 ♀ s ♀ s s s ♀ Y一年, M 一月, W 一週, 0一日 ,H-時間 3p t e rは 1t 9 i J ,5 短腕の端部欠失は 8例で,うち, 5p1 p1 5p t e rは 5例 , 5p1 4p t e rは 2例であ った。長腕の 4 例であ った。今回は,長腕の部分欠失の症 部分欠失は, 1 剖粒 ( 5q3 1 及び5q1 3 )である。 2 . 疫学について 凶発生頻度 例を分析した。腕内の欠失は, 5q1 3q 1 5は 5例 , 5q 染色体の欠失ζ l於ける発生頻度を知る ζ とは,欠失症 1 1q1 3 は 3例 , 5q 1 3q2 2は 5例 , 5q 1 5q31 はl 例であった~12.32) (図 2) 以上をまとめると, B群染色体の切断されやすい部位し 番染色体では,短腕の三つの部位 ( 4p1 4; 4p1 5; て , 4 4P1 6;),長腕の二つの部位 (4q31;4q33), 5番 5p1 5 ),長腕の二つの 染色体では,短腕の一つの部位 ( の家族内再発の予防と治療上,不可欠であるばかりでな く,原因究明のための疫学的調査の端緒としても重要で ある。近年, N iebuh rら7 5 )( 19 7 8 )は精神発達遅滞児の 調査により, B群染色体の欠失症の発生頻度については, 約3 5 0 人中 l例であるという報告を しており,そ乙で, およそ 5 0, 0 0 0出生』ζlの頻度と推定している。 (3) 児 童 学 -336一 4 p 1 6 p t e r4 p 1 5 pt e r 4p1 4 p t e r ~欠失の生じているバンド 仁コ失われている部位 4 4 q l l q 1 3 4 q1 2 q 2 14 q 21 . 1 q25 4 q 21 .3 q 2 6 4 q2 4 q 3 2 4q27q31 .3 4 q 3 1 q t e r 4 q 3 2 q t e r4 q 3 3 q t e r 図 14番染色体欠失の部位 5p1 5 pt e r 5p14p t e r 5 p 1 3 p t e r ~ 欠失の生じているバンド 仁コ 失われている部位 5 5 q l l q 1 3 q1 5 5 q l3 5 q 1 3 q2 2 5 q 1 3 q 3 1 5q1 5 q 3 1 5 q2 3 q 3 1 5 q 3 1 q t e r 図25番染色体欠失の部位 表 2ζ Iは,今回の 9 5O t J の調査から得られた主な欠失部 児初期ζ l比較的多く,両者合わせて 3 9.9%が診断されて 位を挙げた。 いた。 4番染色体欠失の7 3 例の内で,新生児期は 1 8 例 ( 2 4 . 6 彰)であり, 1-2才の手国初期は 1 6 例 ( 21 .9%)であっ 9 %),乳児初期は 1 0 例 ( 5 0突のであった。最年長者は 2 6 た。最年長者は 2 4才であった。つまり ,新生児期及び乳 才であった。即ち,新生児期 ,乳児初期で 70%を占めて 5番染色体欠失の 2 2 例の中には,新生児期は 4例 ( 2 0 (4) :B群染色体欠失 孟他 表 -3 3 7一 2 B群染色体長腕欠失の疫学 NO 4 切断部位 4q 3 1 qter 番 染 色 体 5 4q32q t e r 4q 33q t e r 2 4 3 8 生下時体重 2000g↓ 2001-2500g 2501-3000g 3 I 不明 3 6 3 。 。 。 。 。 ∞ 診断時年齢 1カ月 2カ月一 2才 7 " ; 3才一 1 才 f 1 8 不明 7 2 2 。 。 。 2 2 3 父親の年齢 1 9 才J 2 0-2 9 才 3 0-3 4才 3 5 才↑ 不明 母親の年齢 1 9 才↓ 20-29 才 30-34才 才1 3 5 不明 4 9 。 5 4 。 3 2 2 。 。 。 2 8 2 。 5q 1 3q 2 2 。 5 。 。 2 2 。 2 2 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 2 3 2 3 3 2 3 2 2 2 。 いf こ 。 。 。 。 。 2 2 。 。 。 3 2 ( D I 出産時の両親の年齢 ( 8 1 性 別 頻度を男女別 l とみると 。 。 2 。 。 4 体 。 。 。 2 3 色 3 2 2 染 5q 1 3q 1 5 。 性別 ♀ 5q 1 1 q1 3 番 B群染色体欠失児が生まれた時の両親の年齢について 4番の欠失は男性2 6 例,女性 9 . 2 才,母親の平均年齢2 6 . は , 4番で,父親の平均年船2 4 7 { 9 1 J で,性比は 0. 5 5,女性は男性の1.8 倍の頻度であ っ 4才であった。 3 5才以上の高船出産は,父親は 6例,母 4 例,性比は 0 . 5 7,女 た 。 5番の欠失は男性 8例,女性 1 親 4例が含まれていた。一方, 5祷では ,父親の平均年 倍の頻度を占めた。 Niebuhr d5)の集計 性は男性の1.8 齢は 3 0 . 8 才,母親の平均年齢2 9 . 7 才であ った。 3 5 才以上 でも,性比0 . 7 2 で,男女差が著明であると報告している。 9 I J であ った。 の父親は 4例,母親は 6{ ( c l 出生時状況 ζ の結果から ,両親の年紛が3 5 才前後から欠失児が生 報告した症例の在胎週数は 36-42 週であ った 。 4番の 0 倍も まれる確率は増加し. その危険率は一般に比べ約 1 欠失の場合では ,2 0 0 0g以下の低出生体重は 2 1例 ( 2 8 . 8 T3",、 r 司,。 ' %)で, 5番欠失では,低出生体重児は 1{ 9 I J のみである。 ( E I 死亡児及び原因 乙のように低出生体重児の発生率は 5番に比べて, 4番 ζ高 欠失症例の死亡率の性による差異は女性より男性 l 染色体欠失の方が高か った。 く , 4番の欠失症例は女性 7人,男性 5人で, 5~書では (5) 。 。お 児 童 学 男女が一人づつであった。死亡の原因としては,先天性 心臓病 (VSD,PD A,Fallot四徴症)が最も多く, i l l .臨 床 像 B群染色体の欠失の部位による臨床症状を表 3, 4i . r ついで気道感染症であった。 示す。表』ζ挙げた臨床像以外の切断部位と臨床像の相互 ( F ) 遺伝性 家族の調査では,均衡型転座の核型を持つ母親が 7例 , 1 2 t engel -RutkowskiG 1 i4番染 父親は 5例であった。 S 関係の特徴は,下記の通りである。 ( 1 ) 4番染色体の欠失の部位について 色体の欠失の相互転座を示した 4 6 家系をまとめ ,その中 4q3 1q t e rの部分欠失の症例では,顔面中央 j ζ 見ら には.不均衡染色体を持つ子どもが生ま れる再発危険率 れる奇形は極めて特徴的であった、サテュロスのような は20.5%であると記載している。 Vogel ら1 3 )ζ よると, 耳,偏平の顔面,ロ界都位の発育不全による発音の困難, 出生前診断により確認した転座保因者について求めた危 先天性心疾患(A SD, V SD, P DA ,F a l l o t四徴 , 1 .7%,父親に 険率は,不均衡胎児の母親による遺伝は 1 症 , T R,A R,肺動脈拡大,右胸プロック),勝脱の よる遺伝は 12%であると報告している。と乙ろで欠失の 発育不全なとの異常である。神経発達の障害程度は中度 原因については 2 変異による孤発症例と遺伝性の二つが と評価 される。 ある。遺伝性の欠失は,親の相互転座により生じた派生 4q32q t e rの切断部位では ,Pierr e -Robin症候群 染色体を一本だけ受けた場合,または親の逆位から生じ と言われる症状を伴う口蓋裂,小顎,舌下垂などを合併 る窃合が知られている。 する。新生児期及び乳児初期では食物を吐きもどす ζ とが 表3 4番染色体長腕欠失の臨床像 切断部位 症 伊l 数 4 q3 1q t e r 4 q 32q t e r 4 q3 3q t e r 1 3 3 7 顔面: 小頭 5 不対称顔面 7 短い験裂 4 内斜視 3 小さい偏平鼻 5 口蓋裂 7唇裂 5 低位,大きい耳 4 小顎 9 後髪線低位 2 内服角脆皮 2 検裂斜上 2 前向き舞梁 2 虹彩欠損 l 低位耳介 l 小顎 3 小頭 6 後頭突出 2 小顎 4 両眼隔離 4 耳変形 2 耳婁孔 3 高層い唇 2 体幹: 乳頭間隔離 3 尿道下裂 3 小さい陰茎 4 短顕 4 外性器発育不全 2 乳頭欠損 1 腹直筋離関 l 幅広い胸 l {山管部凹陥 2 四肢: 四肢轡曲 3欠指 1 三指節の母指 3 外反足 3 爪低形成 l . , 指2 短指 2 合指 2 内臓; VSD2 ASDl 発達過程 中 ・重度遅延 聴力低下 死亡:原因 5日 :ASD 2 3日 :VSD 1 5カ月:肺炎 PDAl V SDl 中・重度遅延 。 (6) 重度遅延 聴力低下 7カ月:V SD, PDA 孟 他 :8群染色体欠失 多い。精神発逮遅延は中 高度と報告されている。 -3 3 9- 5q 1 3q 1 5 の欠失では,内強の所見が目立っていた。 4q3 3q t e rの欠失の最も目立った症状は著明な精薄. 馬蹄腎及び牌織,肝臓の組織の部分欠損.勝統の発育不 顔面の肥満,前向きの小さい廊を伴う,眉毛の中央を突然 dne rsyndromeとしての症状がある。精 全などの Gar 1 1:生じる振顧, PDA,A Sなどの先天性心臓病である。 神発達遅滞は中等度と報告されている。 ( 表 3。 ) 5q 1 3q 2 2の欠失において,筋緊張の低下は級も著 以上まとめると 4番後色体欠失症例では,臨床上,次 明な症状である。杵状のような足を伴う。精神神経の発 。 ) 達遅滞はかなり著しい(表 4 a)小頭,前額突出を伴う。 のようにまとめられる。 b)幅広い算梁,両眼隔離,内眼角脆皮 ,虹彩欠鍛,斜 視が見られる。 小顎症。 以上まとめると, 5番染色体欠失症例は .臨床上 ,次 c )低位耳介及が耳奇形,口角が斜下, のようになる。 d)短顎,長い四肢,外性器の形成不全,心 隔舵,内眼角脆皮 e) 精神発達遅延 (1Q 奇形による心臓の機能不全。 a) 小頭,短頭,小顎症 b) 両眼 c) 耳介下方へ附着,耳介の変形 d) 短頚,腹へ Jレニア,外性器発育不全,心奇形。 は5 0 以下)の共通の症状がある。 e ) 精神発達の遅延を伴う。 なお,通常, 一つの症候群でも個々の症例によって, つまり, 臨床像κはかなりの変異がある。 B群症候群の症例 κついては,多発奇形によ る障害が大きく生命予後不良である。乳児期からの発育 ( 2 ) 5番染色体の欠失について 障害と,高頻度ζ t感染症に経患する傾向が強い。 すでに確定している症候群については,今回の検討の l V .結 語 対象としないで,未だ確定していない症候群について検 討した。 自医者らは,最近 1 2 年間(1977-1988) に報告された B 群集色体欠失の 9 5 例の文献をまとめ,それらの統計的な 5q 1 1q1 3の欠失の臨床症状については,いずれの l示す。 疫学と臨床像を明らかにした。その結果を以下ζ 症例を見てもかなり特徴な共通の顔貌を示していた。そ ( 1)調べ得た症例は総数9 5 例であり,男女性差は女性 l肋骨の欠損が れらは前向き興梁 .耳の低位である。他ζ あり, 1Qは5 0 以下であった。 表4 5番染色体長腕欠失の臨床像 切断部位 症 ζ l多かった。診断時年齢は新生児期 1 1:多かった。低出生 例 数 顔面: 5 q1 1q 1 3 5 q1 3q 1 5 5 q1 3q22 3 5 5 内眼角脆皮 2 内斜視 2 険裂下垂 l 内斜視 3 低位耳介 2 耳変形 2 前額突出 3 内眼角脆皮 2 験裂斜下 2 ..梁偏平 3 低位耳介 2 小顎 2 小頭 l 後頭突出 2 小顎 2 険裂斜上 2 耳介斜下 1 腹ヘルニア l 外性器の発育 不全 1 体幹: 乳頭間隔離 l 仙骨部凹陥 l 短額 4 腹直筋離関 l 四肢: 轡幽した四肢 2 内反足 l 母駈内反 2 内臓. 腎臓発育不全 l V SD I,肺と腎 臓の発育不全 2 腎臓発育不全 1 発達過程 重度遅延 重度遅延 重度遅延 死亡:原因 。 1 5カ月:肺炎 (7) 股関節脱臼 l 不対称、四肢 l 。 -3 4 0一 児 童 学 1 5 ) Beato W. H.,e ta l :Cl i nGenet2 3,1 6 71 7 1 ( 1 9 8 3 ) 体重児は 2 2 例 , 2 3.2%であった。 ( 2 ) 染色体異常症例の母親の年齢を検討した。 3 5 才以 上の母親は 4番の欠失は 33.3% で , 5番の欠失は 27.7% 1 6 )8 0 1 1J .,e ta l :JMedGenet1 7,4 8 6 4 8 7 ( 19 8 0 ) であった。 1 7 ) HerreraL .,e ta l :A m J Med Genet2 5,4 ( 3 ) 死亡児の原因としては心奇形,肺感染症であった。 19 8 6 ) 7 3 4 7 6( ( 4) 染色体欠失の部位と臨床の相互関係を明らかにし た 。 4番染色体の欠失部位は 3群 κ分類し, 5番染色体 ta l:J MedGenet1 9,4 7 9( 19 8 2 ) 1 8 ) OhdoS .,e の欠失部位も 3群 K大別された。染色体の各々部位欠失 ta l:C l i n Genet1 9, 1 7 4 1 1 9 )S i l e n g o M. C .,e 19 81 ) 8 0( の発現率の変化を検討した。 2 0 )BeemerF .A .,e ta l:C l i nGenet2 6,2 0 9 21 5 ( 5 ) 染色体の欠失の発生原因を検討した。家族性の再 ( 19 8 6 ) 発危険率は 20%を示した。そのため異常児出産の可能性 tal:A mJ Med Genet9, 2 1 ) TaylorM. J .,e が高い湯合.妊娠早期における胎児の染色体検索の実施 5・1 1( 19 81 ) は具体的な予防策の一つである。さらに,怠児の予後の 2 2 )AuriasA.,e ta l :Hum.Genet4 5,2 5 9 2 8 2( 19 判定,治療方針の確立などに有意義であろう。 7 8 ) 文 献 ta l:A m J Med Genet 5, 1 3 7・ 2 3 ) Hajaj C .,e 1 5 6( 1 9 7 7 ) 1 )WoJ fU .,e tal :Humangenetik,1 ,3 9 7 4 1 3( 19 6 ta l: 80maticC e l land 2 4 )CarlockL .R.,e 5) MolecularG e n e t i c s1 1,2 6 7 2 7 6( 19 8 5 ) 2 )L u r i e1 . W.,e ta l:C l i nGenet1 7,3 7 53 8 4 ( 19 8 0 ) ta l: CancerG e n e t i c s 2 5 )H a r t l e yS .E .,e t al:Arch Dis Child4 2,4 3 ) Ockey C . H.,e 19 6 7 ) 3 2 4 3 4( 3 3 6( 1 9 8 1 ) andC y t o g e n e t i c s3,3 ta l:B r i t i s h Journal o fHae 2 6 )T i n e g a t eH .,e 4 )MikkelsonM.,e ta l:HumHe r e d2 7,1 0 5 1 0 7 ( 1 977) matology5 4,1 0 3 J J O( 19 8 3 ) ta l:B i r t hD e f e c t s 6,5 6 5・ 5 8 2 7 ) Holt S .B .,e 9( 19 7 9 ) 5 )Henning s e nK.,e ta l :HumHered1 9,2 8 32 8 7 ( 1 9 6 9 ) tal:A mJ MedGenet2 8,5 1 15 2 8 )EndoA.,e 6 )F e r r i e r8 .,e tal:ArchGenet4 7,1 6 2 6( 1 9 7 4 ) 1 2( 19 8 7 ) ta l :A mJ Hematol1 5, 2 9 )WisniewskiL.P .,e 8 )8 e r v il leF .,e ta l :HumGenet3 9,2 3 9 2 4 2 2 9 5 31 0( 19 8 3 ) ( 19 7 8 ) ta l :Ned.T . Geneesk1 2 5,n r . 3 0 )HupperetsP .,e ta l:A m J Med Genet8,7 3 8 7 ) Joyce A .,e 9( 19 8 1 ) 19 81 ) 2 8( 3 1 ) Neu K. W.,e t al:Journa l ofC r a n i o f a c i al ta l :B i r t hD e f e c t s1 0, 3 8 ) Johnston A . W.,e 9 5 2 9 Genet i c sandDevelopmentalBiology2,2 1 3 5( 19 7 4 ) 8( 1 9 8 2 ) tal:AnnGenet1 6,1 1 1 6 9 )D u t r i l l a u xB .,e 3 2 ) FrynsJ.P. ,e ta l :Ann Genet2 4, 1 8 7 -1 8 8 ( 19 7 3 ) ( 19 8 1 ) 1 0 )F e l d i n g, . 1 e ta l :H e r e d i t a s9 3,3 3 1 3 3 9(1 9 8 0 ) .,e ta l :Ann Genet2 2,2 1 4 2 3 3 ) RethoreM. 0 ta l :WienKlinWochenschr9 3, 1 1)AndrleM.,e 3 4 ) Berger A ., e ta l:I s r J Med S ci1 9, 8 5 0 - 1 6( 1 9 7 9 ) 1 6 1 9( 1 9 8 1 ) 19 8 3 ) 8 5 2( tal:C l i n Genet 2 5,5 0 01 2 ) Rutkowski 8 . 8 .,e ta l:Ann Genet 2 4, 1 5 8-1 6 1 3 5 ) YU C . W.,e 19 8 4 ) 5 2 1( ( 19 8 1) 7( 1988) 1 3 )VogelE .:人類遺伝学,朝倉書信 ,4 3 6 )LipsonA.,e ta l :A mJ MedGenet1 2,1 5 5- 1 4)RodewaldA .,e ta l :Cl i nGenet 2 2, 2 2 62 3 0 (1 9 8 2) 3 7 ) Young R.S .,e ta l:A m J Med Genet 1 2, 19 8 2 ) 1 5 7( (8) 孟 他 :B群染色体欠失 19 8 2 ) 1 0 3 1 0 7( 6 0 ) Torrado M. V.,e ta l:J Med Genet 1 9,4 t al:Eur J P e d i a t r1 3 8, 3 8 ) Sandig K. R.,e 19 8 ' 2 ) 2 5 4 2 5 7( 7 7 4 7 9( 19 8 2 ) 6 1 ) McDermott A.,e ta l :HumGenet5 3 .3 0 5 3 ta l :Hum Genet5 6,4 1 3 4 1 5( 1 9 3 9 )S t o l lC .,e 0 7(19 8 0 ) 6 2 )StambergJ .,e ta l:ClinGenet2 1,1 2 5 1 2 9 ) 81 ta l :Acta Paediatr Belg3 2, 4 0 ) FrynsJ .P .,e 19 7 9 ) 1 3 5 1 3 9( ( 19 8 2 ) 6 3 )J e f f e r s o n R. D.,e t al: J Med Genet 2 3, 4 1 ) Fryns J .P .,e tal:Ann Genet2 4,1 1 0 1 1 1 ( 19 8 1 ) 4 7 4 4 8 0( 19 8 6 ) 6 4 ) TuchmanM.,e ta l:A mJMedGenet 1 4,3 ta l :C l i nGenet2 5,3 5 3 3 5 6 4 2 )HaspeslaghM.,e ( 19 8 4 ) 9 1・3 9 3( 19 8 3 ) 6 5 )F r a i s s eJ .,e ta l :AnnGenet2 0,1 0 1 1 0 4 4 3 ) Rivas F .,e ta l:Ann Genet2 2, .2 2 8 2 3 1( 1 9 7 9 ) ( 1 9 7 7 ) 6 6 ) Tomkins D. J .,e ta l :C l i nGenet2 2,3 4 8 3 4 4 ) RomainD.R.,e ta l :C l i nGenet2 8, 1 6 61 7 2 ( 19 8 5 ) 5 5( 19 8 2 ) 6 7 )SwolinB .,e ta l :Blood 5 8,9 8 6 9 9 3,( 19 81 ) ta l:Clin Genet.3 1,3 6 6 4 5 ) Martsolf J .T .,e 6 8 ) Magill H. L .,e ta l:AJR 1 3 5,2 8 2 2 8 8 (1 9 8 3 6 9( 1 9 8 7 ) 0 ) 4 6 ) Narahara K . , e ta l:Jpn J Hum Genet 2 9, 6 9 ) FernandesB .J .,e ta l :HumanPathology 4 0 3 4 1 3( 1 9 倒) 1 1,6 8 3 ・6 8 4( 19 8 0 ) ta l:P e d i a t r i c Pathology 6, 4 7 )K i t s i o uS .,e 7 0 ) Ray M.,e ta l:A m J Med Genet 2 1,2 2 3 - 19 8 6 ) 1 6 11 6 5( 2 2 5( 19 8 4 ) ta l C l i n Genet 2 9, 4 8 )C a s t r o F e 1 i xL .P .,e 7 1 )MansourA.M.,e ta l:OphthalmicP a e d i a t - 19 8 6 ) 4 3 9 4 4 4( r i c s and G e n e t i c s V01 . 4, N n2. 1 1 7-1 1 9 ta l:Cytogenet C e l l Genet 1 4 9 ) Breg W. R.,e 8,3 0 7 3 0 8 ( 19 7 7 ) ( 19 8 4 ) 7 2 )S a t b i l eM.,e ta l :C l i nGenet2 5,4 5 9 4 6 3 5 0 ) Morishita M.,e ta l :A x i l l o f a c Surg4 1,6 0 1 6 0 5( 19 8 3 ) ( 19 8 4 ) 7 3 ) WalkerJ .L .,e ta l:J Med Genet2 1,4 6 5 - )W ilsonM.G.,e ta l:HumGenet5 9,2 9 7 3 0 7 51 ( 19 81 ) 4 6 7( 19 8 4 ) 7 4 ) LejeuneJ .,e ta l :AcadS c i2 5 7,3 0 9 8 (19 6 3 ) ta l:A mJ MedGenet9, 5 2 )GonzalezC . H.,e 7 5 )NiebuhrE . , e ta l :HumGenet4 4,2 2 7 2 7 5 19 81 ) 1 8 3 1 8 7( t a l 5 3 ) Lambert J . C ., e -341- ( 19 7 8 ) P e d i a t r i e ( F r e ), 7 6 )S e r v i l l eF .,e ta l :HumGenet3 9,2 3 9 2 4 2 6 7 1 7 4( 19 8 7 ) XXXIV,No,2, 1 ( 19 7 8 ) ta l :Klin Padiat1 9 4,1 1 7 1 1 9( 19 5 4 ) Lech H.,e 7 7 )Johnstor IA. W.,e ta l :B i r t hD e f e c t1 0,31- 8 2 ) 3 5( 1 9 7 4 ) . , e ta l:Padiat p r a x . 22,2 8 5 5 )S t e i g e n b e r g e rE 7 9 ) Motehi T .,e ta l :J Med Genet2 5,6 2 8 6 3 3 邸 ( 1 9 7 9/ ,8 0 ) 3 2 ( 1 9 8 8 ) 5 6 ) Hurgoiu V., e ta l:P e d i a t r i a Vol XXIX, 19 8 0 ) n r .3,anul( 8 0 ) BergheH.,e ta l :Nature2 5 1,4 3 7 4 3 8(19 7 4 ) 8 1 )ErdtmannB .,e tal:HumGenet2 6,2 9 73 0 6 5 7 ) DudinG.,e ta l :C l i n Genet2 5,4 5 5 4 5 8(19 ( 19 7 5 ) ta l:Arch DisChild4 8 2 ) LindenbaumR. H.,e 8 4 ) . , e ta l:B i r t hD e f e c t s1 8,2 5 8 ) Cynthia J .R 7 5 2 8 6( 1 9 8 2 ) 5 9 )L i g u t i c, . 1 e ta l:C l i nGenet2 0,3 2 3 3 2 7 6,9 9 1 0 1(19 7 ] ) ta l:J Hered6 4,2 9 9 8 3 ) BorganonkarD. S .,e 3 ∞(19 7 3 ) (平成元年 1 0 月1 1 日受理) ( 1 9 8 1 ) (9) -342- 児 童 学 8 4)Tolksdorf M.,e ta l :Eur J Pediatr 1 33, 85) Lazjuk G. J .,e ta l :Clin Genet 2 8, 1 2 2 - 2 9 3 2 9 6( 1 9 8 0 ) 1 2 9( 1 9 8 5 ) Summary 百u si sar e v i e wo fe p i d e m i o l o g i c a landc l i n i c a lf i n d i n g sons i xp a r t i a lmonosomieso fn O . 4andn o . 5chromo s ome. l 1r e p o r tonc l i n i c a lc a s e sr e f e r r e dt oBg r o u pchromosoma la b n o r m a l i t i e si nI n d e x Mat e r i a lo ft h i ss t u d yc o n s i s t so fa M e d i c u sp u b l i s h e dd u r i n gt h ep e r i o do f1977-1988. ( 1 )A t o t a lc a s enumberf o rt h es t u d yi s9 5 ;f e m a l ep a t i e n t so rn e o n a t eb a b i e sa r emoret h a nh a l fo ft h ea l lm a t e r i a l s . l e s st h a n2, 5 0 0 g )a r ec o n t a i n e do f2 3 . 2 % . Lowb i r t hw e i g h tb a b i e s( t h ec a s e so fp a r t i c a lmonosomyc a nbec 1 a s s i f i e di n t o3g r o u p sf o rn O . 4andnO. 5c h r omo. ( 2 )Ont h ec y t o l o g i c a lb a s i s, r e s p e c t i v e l y . some, ( 3 )Moret h a n35y e a rol dmothera tt h ed e l i v e r yi nc r e a s e st h ep e r c e n t a g et o3 3 . 3 %f o rt h en o . 4c h r omo s omeandt o 圃 2 7 . 7%f o rt h en O . 5c o m p a r i n gt ot h o s eo fg e n e r a lp o p u l a t i o n . (1 0 )