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第2期絵本専門士養成講座(PDF/1.4MB)
オリエンテーション (肥田 美代子氏/糸賀 雅児氏/髙橋 小織氏) 肥田絵本専門士委員長より絵本専門 士創設に込めた思い、今後の絵本専門 士に対する期待を話された。 知識の修得のみではなく、技能を高め、 感性を磨き、たしかな企画力、コーディ ネート力、表現力、提案力等を身につけ、 絵本の重要性を普及するためのリーダー 的存在を目指すことを話された。 ディスカッション 絵本の歴史を考える基礎となる19世紀後 半~20世紀初めのイギリス、ランドルフ・ コールでコット、レズリー・ブルック等の 作品に関する講義が行われた。 「絵本各論」(吉田 新一氏) (酒井 倫子氏/加藤 真由美氏 ) 「知っておきたい絵本」(中村 柾子 氏) 「絵本を紹介する技術」(汐﨑 順子氏) 「絵本総論」(柳田 邦男氏) 昔話絵本における再話の在り方や絵本の 質について、昔話絵本を比較しながら問題 点等についても着目し、講義が進められた。 絵本専門士として、絵本を他者へ紹介する 際の特質を捉えるポイント、客観的に絵本を 読む・理解することの意味について講義が行 われた。 絵本専門士が地域で果たしていく役割 や絵本がもつ可能性等についての講義が 行われた。 ● 「絵本に寄り添う技術」 (村中 李衣 氏) 「おはなし会の技術」 (髙田 千鶴子 氏) 聞き手を絵本で描かれる物語に引き 込む一手法として、講師が普段行って いる“人形”を使った実践についてお 話いただくとともに、受講生自身が人 形を作り、その人形を使ったワーク ショップを行った。 講師が携わるキッザニアのビジネスモデル を事例に、ビズネスの観点から絵本をめぐる 活動を見ることの重要性について、ホスピタ リティとサービスとの相違、広告と広報との 相違などを例に挙げながらご講義いただいた。 「ホスピタリティに学ぶ」 (関口 陽介 氏) 物語絵本と言われる絵本をいくつか取り上 げ、物語や絵の背景にあるメッセージを一つ ずつ読み取るとともに、物語絵本の定義につ いて理解を深める講義が行われた。 「知っておきたい絵本」 (今田 由香 氏 ) 「絵本を紹介する技術」 (越高 一夫 氏) 絵本を紹介する一技法である「ブック トーク」や「ビブリオトーク」について講 師の実演を基にご紹介いただき、その後、 受講生同士でその技法を使ったワーク ショップを体験した。 オートマティズム(自動記述・現象)や、 デカルコマニー(合わせ絵)などをはじめと したモダンテクニックの技法について、絵 本の実例を見ながら講義が進められ、最後 にはその技法を実際に体験し、作品づくり が行われた。 「絵本の世界を広げる技術」 (正木 賢一 氏) 情報伝達モデルを通して、絵本の特性 と他のメディアとの違いを理解するとと もに、絵本を活用した活動を展開する際 に留意しなければならない著作権制度の 基本知識について講義が行われた。 「絵本各論」 (糸賀 雅児 氏) 「絵本と空間」 (才津原 哲弘 氏 ) 今後、受講生が絵本専門士として地域の読 書活動に携わっていくにあたり、地域といか につながり、活動の輪を広げていくか、自身 の体験談を基に講義が行われた。 絵本のストーリーを聞き手に想像させ やすくするため、絵本の読み合いの技法 や読み聞かせ時の声の出し方など、講師 が実演しながら講義が行われた。 絵本のある空間の望ましいあり方 について、講師がこれまでに携わっ た図書館での具体例を織り交ぜなが ら講義が行われた。 「おはなし会の技術」 (堀 玲子 氏) 子供たちを惹きつけるエンターテイメント 性の高いおはなし会の運営のあり方について、 講師が日頃実践している超大型絵本やスク リーン、音楽との融合の実演を見せながら講 義が行われた。 「心に寄り添う絵本」 (村中 李衣 氏) 「絵本の世界を広げる技術」 (続木 美和子 氏 ) 「絵本の処方箋」 (山内 薫 氏) 子供番組の制作側の立場から、子供 たちの実情を踏まえた番組制作の意図 について、講師の実演を踏まえながら 受講生に理解してもらう講義が行われ た。 これまで社会が「障がい」をどのように捉 えられてきたか理解するとともに、障がいを 持つ子供たちが絵本を「見る」「読む」「楽 しむ」ためのあり方に着目した講義が行われ た。 「子どもの心をとらえるもの」 (鹿島 佳子 氏) ●「絵本と出会う」 (中泉 淳 氏) 「絵本各論」 「知っておきたい絵本」 (石井 光恵 氏) ブックスタートの活動について理解を深 め、絵本が子供と大人の絆づくりに果たす 役割について、代表的な乳幼児絵本を事例 に講義が行われた。 「大人の心を豊かにする絵本」 (柳田 邦男 氏) これまであまり取り上げられることのな かった「絵本が大人に与える影響」に焦点を 当て、講師のエピソードを基に、大人が絵本 を通して気づかされることや心が癒されるこ とについて理解を深める講義が行われる。 ●「絵本と出会う」 (伊藤 明美 氏) 「絵本と出会う」 (中川 素子 氏) (髙橋 小織 氏) 「絵本が出会う場」の一つとして絵本を販 売する書店にスポットを当て、絵本の商品価 値について受講生自身がこれまで購入、ある いはプレゼントした絵本を取り上げながら考 察する講義が行われた。 講師が携わっている絵本の「読み語り運 動」を事例に挙げ、人々が大切な絵本に巡 り合うための方法について、事前に受講生 が提出した「おはなし会の」プログラム案 を基に協議を行った。 「絵本と出会う」 (中泉 淳 氏) 絵本が持つ視覚的表現性にスポットを当 て、絵本を基礎造形学的、論理的にグルー プで考察し発表することを通して、受講生 自身が絵本の定義を広げられるように講義 が行われた。 「絵本と出会う」 (澤田 精一 氏) 絵本の編集者として絵本に携わってきた 講師の経歴から、絵本の作成を進めるにあ たって、編集者が担う役割について理解を 深める講義が行われた。 「絵本各論」 (秋田 喜代美 氏) 乳幼児期以降の子供の発達との関わりが子 供の発達に及ぼす影響を、映像やこれまでの 先行研究を基に講義が進められた。 絵本作家自身が感じている「絵本の持つ 力」について、自身の生活や人生に置き換え ながらユーモアあふれるエピソードをご講義 いただいた。 「絵本の持つ力」 (内田 麟太郎 氏) ●「絵本と出会う」 (澤田 精一 氏) 公立図書館にて行われているフロアワーク やレファレンスなどのサービスについて、ま た、絵本の選書と紹介文の書き方のポイント について講義が行われた。 「絵本と出会う」 (伊藤 明美 氏 ) 「絵本の世界を広げる技術」 (さくま ゆみこ 氏) 「絵本を窓にして世界を知る」という観 点から、自分のなじみがうすい絵本につい て知る大切さや、またその情報収集法につ いて講義が行われた。 絵本を製作する際に、「自分が気に留め た経験(モチーフ、風景)」にこだわり、 その経験にこだわり続ける習慣を持つこと が絵本製作の際に大きな要因を占めている ことなど、実体験を基に講義が行われた。 「絵本が生まれる現場」 (いせ ひでこ 氏) 講座を通じて得た知識や技能、感性を、 今後どのように活かしていくか、グルー プで話し合いながら課題を見つけ出し、 理解を深めていった。 「ディスカッション」 (酒井 倫子 氏・加藤 真由美 氏)