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マイコプラズマ肺炎保健だより27年度11月号
保健だより 11月号(2) マイコプラズマ肺炎にご注意! NO17 大分上野丘高校/保健・教育相談部 11/18(水) マイコプラズマ肺炎は、今ではほぼ1年中みられ、5 歳から30代の発生が 多いといわれています。しかし、乳幼児や成人でも感染することがあります。 今回は、マイコプラズマ肺炎について学び、学校から感染症を家庭や地域 に広げないようにしましょう! 1.特 徴 38度以上の高熱が出た後、痰の出ない乾いた咳がしつこく続くというのが特徴 です。また、風邪と似た症状で重症化することがないため、見過ごされてしまいが ちです。 2.原因・感染経路・潜伏期間 マイコプラズマに感染することで引き起こされる肺炎は、感染して から 2~3 週間の潜伏期間があり、発症した人の咳で飛び散った飛沫 4.治療法 マイコプラズマ肺炎によく効く抗菌薬がありますので、ほとんど内服治療で治り ます。ただし、高熱で脱水症状、また激しいせきで眠れない、食欲が大きく妨げら れる場合は入院が必要になります。 5.予防対策 予防接種はなく、決定的な予防法はありません。普通のかぜと同じような予防法 を心がけることが大切です。 (1) 手洗い・うがい を念入りに行う。 (1時間に1回は、うがいをする。 ) (2)室内の 換気を1時間に1回以上5分程度 行う。 (3)感染防止のため マスク をする。咳やくしゃみをするときは、人に直接飛 沫がかからないように、口と鼻をタオルやハンカチで覆うか、肘ブロック で飛沫を飛び散らせない。 (4)ペットボトルやコップなど、回し飲みをしない。 (5)十分な 栄 養 と 睡 眠 をとり、体力を蓄えておく。 (6)家族等で同じタオル を共用しない。 を吸い込み感染が広がります。広い地域での流行ではなく、狭い地域 ・ 集団での流行が一つの特徴で、学校等からマイコプラズマを持ち帰る と、1~3週間の潜伏期間を経て、家族に感染することがあります。 3.症 状 症状として、多くの場合、せき、発熱、頭痛、倦怠(けんたい)感など 6.かかってしまったかなと思うときは・・・・ (1) 高熱 や 咳 が止まらなくなる症状が見られたら、 早めに受診 して 適切な治療を受ける。 (2) 水分補給 をこまめに行い、脱水症状を防ぐ。 (3) 栄養と休養 を十分にとり、体力を取り戻す。 (4) 周りの人に感染させないよう、 正しくマスク を着用する。 がおこります。重症化することはあまりありませんが、まれに髄膜炎 や心筋炎という重篤な症状を引き起こすこともあります。 風邪が長引いているのかな?と自己判断で違う薬を飲んでも効かない 場合が多いので、症状があるときは早期に病院で診てもらいましょう。 およそ 2 週間程度の服薬が必要です。 7.マイコプラズマ肺炎と言われたら・・・・ マイコプラズマ肺炎と医療機関で診断されたら、HR 担任に報告してくださ い。医師から学校を休むように言われたら、その期間は自宅で療養しましょう。 学校に治癒証明書の用紙がありますので、主治医の先生に記入して頂き、用 紙を学校に提出してください。 自分の健康は、自分で守れるように自己管理 をしましょう!!