...

事業報告書 - 日本船舶輸出組合

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

事業報告書 - 日本船舶輸出組合
平成26年度事業報告書
自 平成26年4月 1 日
至 平成27年3月31日
日本船舶輸出組合
目 次
Ⅰ 事業活動の概況に関する事項…………………………………………………………………… 1
1 .主要事業の内容、経過及びその成果 ……………………………………………………… 1
(1)統計の作成 ………………………………………………………………………………… 1
1)輸出船契約実績統計 ……………………………………………………………………… 1
2)世界新造船関係統計 ……………………………………………………………………… 2
(2)輸出環境の整備 …………………………………………………………………………… 6
1)輸出保険 …………………………………………………………………………………… 6
①規約・特約の変更………………………………………………………………………… 6
②制度の改善………………………………………………………………………………… 7
③引受基準の変更…………………………………………………………………………… 7
④保険事故…………………………………………………………………………………… 9
⑤包括保険付保状況………………………………………………………………………… 9
2)ポータルサイト「マリタイムジャパン・ドット・コム」 ……………………………10
3)貿易資料の収集と活用 ……………………………………………………………………10
4)セミナーの開催 ……………………………………………………………………………10
(3)国際協調の推進 ……………………………………………………………………………10
1)ジャパン・シップ・センターの運営 ……………………………………………………10
① 国際協調事業 ……………………………………………………………………………11
② 調査事業 …………………………………………………………………………………12
③ 広報事業 …………………………………………………………………………………12
2)韓国海事調査 …………………………………………………………………………
12
3)海外関係者との協力 ………………………………………………………………………12
(4)広報活動の推進 ……………………………………………………………………………13
1)国際海事展への参加 ………………………………………………………………………13
①Posidonia 2014への参加 …………………………………………………………………13
②SMM 2014への参加 ………………………………………………………………………14
③NOR-SHIPPING 2015への参加準備 …………………………………………………15
2)海外向けPR刊行物の発行 …………………………………………………………………16
①SEA-Japan ………………………………………………………………………………16
2 .財産及び損益の状況(直前3事業年度) ……………………………………………………16
Ⅱ 運営組織の状況に関する事項……………………………………………………………………17
1 .総会の開催状況 ………………………………………………………………………………17
(1)第108回総会(通常総会) …………………………………………………………………17
1)開催日時及び場所 …………………………………………………………………………17
2)出席した組合員(書面による参加及び代理人を含む)の数 …………………………17
3)議決状況 ……………………………………………………………………………………17
(2)第109回総会(臨時総会) …………………………………………………………………17
1)開催日時及び場所 …………………………………………………………………………17
2)出席した組合員(書面による参加及び代理人を含む)の数 …………………………18
3)議決状況 ……………………………………………………………………………………18
2 .組合員の数及びその増減 ……………………………………………………………………18
3 .役員及び相談役 ………………………………………………………………………………18
(1)役員(退任した者を含む)…………………………………………………………………18
(2)役員の職制 …………………………………………………………………………………19
(3)退任した役員 ………………………………………………………………………………19
(4)相談役 ………………………………………………………………………………………19
4 .職員の状況 ……………………………………………………………………………………19
5 .業務運営の組織図 ……………………………………………………………………………19
6 .事務所及び所有施設 …………………………………………………………………………19
(1)事務所 ………………………………………………………………………………………19
(2)所有施設 ……………………………………………………………………………………20
7 .その他運営組織の状況 ………………………………………………………………………20
(1)会議 …………………………………………………………………………………………20
1)理事会 ………………………………………………………………………………………20
2)正副理事長会議 ……………………………………………………………………………20
3)運営委員会 …………………………………………………………………………………20
4)常設委員会等 ………………………………………………………………………………20
(2)事務局 ………………………………………………………………………………………20
Ⅲ その他組合の状況に関する事項…………………………………………………………………21
〔付表〕
日本船舶輸出組合の機構………………………………………………………………22
Ⅰ 事業活動の概況に関する事項
1 .主要事業の内容、経過及びその成果
(1)統計の作成
1)輸出船契約実績統計
前年度に引き続き輸出船契約実績統計を毎月作成し、公表した。
平成26年度におけるわが国の輸出船受注は、騒音規制前の駆け込み受注により第1四半
期は新造船受注が増加したが、その後のドライマーケットの低迷で年度としては、前年度
に比し21.9%減となった。
その概要は以下の通りである。
[新規受注契約実績]
平成26年度における輸出船の新規受注は、第1表に示す通り272隻1,288万総トンと
なった。
船種別内訳では、バラ積船が208隻816万総トンで全体に占めるシェア63.4%(前年
度348隻1,318万総トン、シェア79.9%)であり、ハンディサイズ60隻、ハンディマッ
クス71隻、パナマックス51隻、ポストパナマックス4隻、ケープサイズ9隻、鉄鉱石運
搬船7隻、石炭運搬船3隻、木材運搬船2隻、チップ船1隻となっている。油送船が44隻
296万総トンで全体に占めるシェア23.0%(前年度36隻169万総トン、シェア10.2%)
であり、VLCC4隻、アフラマックス9隻、LNG船9隻、LPG船9隻、プロダクト船1隻、
ケミカル船12隻となっている。貨物船が20隻176万総トンで全体に占めるシェア13.7%
(前年度30隻157万総トン、シェア9.5%)であり、コンテナ船9隻、一般貨物船6隻、自
動車運搬船5隻となっている。その他が0隻(前年度4隻6万総トン、シェア0.4%)であ
った。
船主系列の内訳では、第2表に示す通り、日本船主の便宜置籍船である邦船系向けが
893万総トンと全体の69.3%(前年度947万総トン、57.4%)を占め、以下、欧米系向
けが135万総トン、シェア10.5%(前年度218万総トン、13.2%)
、ギリシャ系向けが78
万総トン、シェア6.1%(前年度195万総トン、11.8%)
、香港系向けが52万総トン、シ
ェア4.0%(前年度61万総トン、3.7%)
、その他向けが130万総トン、シェア10.1%(前
−1−
年度229万総トン、13.9%)となっている。
[通関実績]
平成26年度における輸出船の通関実績は、第3表の通り、282隻、1,176万総トンで、
前年度実績の274隻、1,200万総トンに対し2.0%の減少となった。
[手持工事量]
平成26年度末時点での輸出船手持工事量は、632隻、2,764万総トンとなった。
2)世界新造船関係統計
IHS Fairplay資料データを加工処理し世界造船関係統計を作成し、組合員企業に提供し
た。
同統計によれば、
平成26年(1∼12月)の世界新造船受注量は2,747隻、 8,375万総トン(前
年 比79.8%) で、 そ の う ち 日 本 は601隻、1,943万 総 ト ン( 前 年 比135.3%)
、シェアは
23.2%、韓国は342隻、2,500万総トン(前年比69.2%)
、シェア29.8%、中国は1,142隻、
3,247万総トン(前年比72.4 %)
、シェア38.8%であった。
−2−
−3−
0
50
87
31
0
0
5
26
隻
0
66.8
48.5
2,178,624
3,000,847
1,455,810
0
0
347,600
1,108,210
総トン
第2四半期
4
60
109
51
0
0
7
40
隻
117.5
60.6
2,360,330
4,578,371
2,774,000
0
0
688,600
1,616,000
469,400
総トン
第3四半期
(注)対象は本組合の組合員会社が契約した500総トン以上の鋼船である。
403.1
比較(%)
A/C
1,320,508
147.0
22
24年度同期受注C
3,621,240
5,322,400
0
0
378,800
3,941,140
1,002,460
総トン
比較(%)
A/B
102
25年度同期受注B
0
134
他
計 A
の
0
油鉱兼用船
そ
17
送
船
油
103
バ ラ 積 船
隻
第1四半期
14
物
期別
船
貨
船種
(第 1 表)
2
64
120
56
0
0
15
39
隻
97.5
62.9
3,415,145
5,290,921
3,329,340
0
0
1,544,400
1,496,940
288,000
総トン
第4四半期
平 成 26 年 度 輸 出 船 四 半 期 別 契 約 実 績
0
0
2,959,400
8,162,290
1,759,860
総トン
196
137.4
78.1
9,374,607
418 16,491,379
272 12,881,550
0
0
44
208
20
隻
合計
−4−
8
5,317
1,024
572
0
0
161
277
14
総トン
44
19
0
0
2
6
17
隻
1,824
915
0
0
70
171
668
総トン
83.9 258 10,597
16.1
9.0
0
0
2.5
4.4
0.2
%
37
12
0
0
1
8
16
隻
6,399
1,681
549
0
0
32
293
807
総トン
32
0
0
4
24
43
隻
79.2
93
4,826
4,549
1,246
0
0
177
1,072
2,054
総トン
68
0
0
19
39
68
隻
51.5 224
9,469
7,023
2,288
0
0
607
1,948
2,180
総トン
96
32
0
0
13
19
32
隻
8,930
3,951
1,302
0
0
521
779
1,350
総トン
69.3
30.7
10.1
0
0
4.0
6.0
10.5
%
平成26年度
57.4 176
42.6
13.9
0
0
3.7
11.8
13.2
%
平成25年度
48.5 194
13.3
0
0
1.9
11.4
21.9
%
平成24年度
20.8 103
6.8
0
0
0.4
3.6
10.0
%
平成23年度
85.3 161
14.7
7.4
0
0
0.6
1.4
5.4
%
平成22年度
(単位:千 G/T)
(注)四捨五入の関係により末尾の数字が合わないことがある。
合 計 330 14,554 100.0 119 6,341 100.0 302 12,421 100.0 198 8,081 100.0 196 9,375 100.0 418 16,491 100.0 272 12,882 100.0
97
1,416
4.5
0
0
4
8
2
隻
邦 船 系 296 13,138 90.3
34
小 計
660
0
0
0.4
3.0
1.8
%
22
17
そ の 他
0
0
58
431
267
総トン
平成21年度
9.7
0
メジャー系 等
2
香 港 系
0
8
ギリシャ系
中 国 系
7
隻
平成20年度
欧 米 系
船主系列
年度
(第 2 表)
船主系列別輸出船受注量の年度別推移 平成 20 年度∼平成 26 年度
−5−
3
70
64
70
0
0
6
61
隻
89.4
103.3
3,136,090
2,712,745
2,802,168
0
0
361,689
2,375,513
64,966
総トン
第2四半期
2
55
56
48
0
0
4
42
隻
107.5
92.9
2,226,657
2,576,727
2,393,202
0
0
476,610
1,839,320
77,272
総トン
第3四半期
(注)対象は本組合の組合員会社が契約した500総トン以上の鋼船である。
52.0
比較(%)
A/C
5,082,082
88.4
107
24年度同期通関C
2,989,112
2,643,222
0
0
164,848
2,342,458
135,916
総トン
比較(%)
A/B
69
25年度同期通関B
0
67
他
計 A
の
0
油鉱兼用船
そ
4
送
船
油
60
バ ラ 積 船
隻
第1四半期
3
物
期別
船
貨
船種
(第 3 表)
6
97
85
97
0
0
3
88
隻
88.6
105.5
4,433,734
3,721,049
3,926,229
0
0
78,434
3,567,208
280,587
総トン
第4四半期
平 成 26 年 度 輸 出 船 四 半 期 別 通 関 実 績
558,741
総トン
0
0
1,081,581
79.1
98.0
329 14,878,563
274 11,999,633
282 11,764,821
0
0
17
251 10,124,499
14
隻
合計
(2)輸出環境の整備
1)輸出保険
①規約・特約の変更
(独法)日本貿易保険より平成26年10月に施行される貿易保険法改正に伴う制度改正
を行い、本年度より実施したいとの申し入れがあった。
このため、
貿易一般保険包括保険(船舶)並びに貿易代金貸付保険包括保険(2年以上)
の保険契約の保険料の納入に関する特約書及び貿易一般保険包括保険(船舶)並びに貿
易代金貸付保険包括保険(2年以上)の保険契約の保険料の納入に関する規約の一部改正
を平成26年9月の理事会で、また同規約の改正について10月の臨時総会で承認を得た。
これにより、平成26年10月1日付で(独法)日本貿易保険と変更特約書を締結し、平
成26年10月23日付で規約を施行した。
なお、制度改正の主な内容は下記の通りである。
Ⅰ.事故に関する制度変更
被保険者の事務負担の軽減及び各種義務の明確化を図ることとした。
Ⅱ.回収に関する制度変更
被保険者の回収義務の負担軽減、被保険者の義務の範囲の明確化、被保険者の費
用負担の軽減、保険代位・一部保険に関する明確化、被保険者の事務負担の軽減を
図ることとした。
Ⅲ.告知義務の明確化
告知に関わる被保険者義務の内容及び告知の方法を明確化することとした。
Ⅳ.重大な内容変更の取扱い変更
一部基準・手続等の緩和及び明確化を図ることとした。
Ⅴ.被保険者倒産対応
被保険者たる組合員が倒産手続開始決定に至った場合、倒産開始決定日を以って、
当該組合員に係る部分について特約書は失効することとした。
Ⅵ.貿易保険法改正対応
法定保険種の統廃合、みなし規定の廃止及び国内における技術提供等への付保を
可能とすることとした。
−6−
②制度の変更(平成26年4月実施)
Ⅰ.包括付保義務の緩和
円借款、無償援助案件を付保義務対象外とした。なお、付保を希望する場合は、
従来通り付保することも可能とした。
Ⅱ.EC格審査基準の見直し
EF格の審査基準を緩和し、現行の審査基準でEC格となっているバイヤーについ
て、財務状況が一定程度以上の場合、EF格への格付変更が可能となることとした。
③引受基準の変更
平成26年度中に(独法)日本貿易保険が行った貿易一般保険(2年未満)の地域差料
率の変更は下記の通りである。
Ⅰ.4月24日
イラン
H→H・人道支援取引についてはL/C条
件を適用しない。
Ⅱ.7月7日
イラン
H・L/C条件あり→H・制裁対象外の適格
銀行が発行するL/Cのみ
ベリーズ
G・L/C条件あり→G
キューバ
H・L/C条件あり→H
グレナダ
H・L/C条件あり→H
アンティグア・バーブーダ
G・L/C条件あり→G
ドミニカ
G・L/C条件あり→G
ガンビア
H・L/C条件あり→H
ギニア
H・L/C条件あり→H
シエラレオネ
H・L/C条件あり→H
リベリア
H・L/C条件あり→H
トーゴ
H・L/C条件あり→H
カーボベルデ
G・L/C条件あり→G
コンゴ民主共和国
H・L/C条件あり→H
−7−
ジブチ
H・L/C条件あり→H
コモロ
H・L/C条件あり→H
モンゴル
F→G案件枠20億円
ネパール
H案件枠5億円・L/C条件あり→G案件枠
10億円
フィジー
H案件枠1億円→G案件枠10億円
Ⅲ.10月14日
モナコ
B→A
スロベニア
B→C
サンピエール島・ミクロン島(仏)
F→E
バルバドス
E→F
プエルトリコ(米)
C→E
グレナダ
H案件枠5億円→H案件枠1億円
セントクリストファー・ネービス
G案件枠10億円→H案件枠1億円
次の16カ国について国カテゴリーを廃止
アゾレス諸島(葡)
、バチカン、米領バージン諸島、アンギラ(英)
、セント・マ
ーチン(仏)
、仏領ギアナ、フォークランド(マルビナス)諸島、セウタ及びメリ
リャ(西)
、カナリア諸島(西)
、トケラウ諸島(ニュージーランド)
、ナウル、ノ
ーフォーク島(豪)
、ケルマデイック諸島(ニュージーランド)
、ワリス・フテュ
ナ諸島(仏)
、クリスマス島(豪)
、ココス諸島(豪)
Ⅳ.10月27日
グアテマラ
F→E
蘭領アンティル(キュラソー島及びセント・マーチン島)
C→F
アンティグア・バーブーダ
G案件枠10億円→H案件枠5億円
エクアドル
H案件枠1億円→G案件枠20億円
ボリビア
G案件枠10億円→F
ベナン
G案件枠20億円→H案件枠5億円
−8−
Ⅴ.2月9日
ロシア
D→E
ルーマニア
E→D
モンテネグロ
G案件枠10億円→H案件枠5億円
Ⅵ.2月27日
仏領ギアナ
国カテゴリーAに設定
④保険事故
平成26年度は、船積前の輸出不能及び船積後の代金回収不能の保険事故はなかった。
⑤包括保険付保状況
平成26年度中に保険契約を締結したものは、船積前保険380件、船積後保険120件であ
った。既に保険契約を締結したもので、輸出契約の内容に変更があり、保険契約の変更
を行ったものは船積前保険26件、船積後保険12件であった。
契約変更分を除く年度中の総保険料は324百万円で、その詳細は第4表の通りである。
包括保険付保状況
(第 4 表)
(単位:百万円)
件数
保険金額
保険料
船積前保険
380
732,301
315
船積後保険
120
8,539
9
計
500
740,840
324
−9−
2)ポータルサイト「マリタイムジャパン・ドット・コム」
組合員企業への情報提供及び対外向けPRの促進を目的として、
(一財)日本船舶技術研
究協会が主体となって、
(一社)日本中小型造船工業会、
(一社)日本舶用工業会及び各海
外共同事務所との連携により運営しているポータルサイト「マリタイムジャパン・ドット・
コム」の充実化を図った。
3)貿易資料の収集と活用
本組合は、かねてより調査活動及び日常業務に役立つ資料収集を行ってきたが、平成26
年度も引続き主要な世界の海運・造船関係の資料について最新のデータを備えるよう体制
を整えた。
4)セミナーの開催
最近、企業倒産に係る契約当事者間の債権債務の取扱いや契約の有効性に関する問題が
発生するなど、内外商取引における法的な対応の重要性が益々高まり、長い商慣習の歴史
を持つ造船業においても、これまでに見られなかった造船契約上の問題が新たに生じてい
る。
そのため、本問題の対応の一助とするべく(一社)日本造船工業会と共催で、有泉・平
塚法律事務所 平塚 眞氏並びに潮見坂綜合法律事務所 阿南 剛氏の両弁護士の協力により
「バイヤーの倒産にまつわる造船契約の諸課題について」をテーマとして法務セミナーを開
催し、約80名の出席があった。
日 時:平成27年3月2日(月)
13:30∼17:00
場 所:東海大学校友会館「望星の間」
講 師:有泉・平塚法律事務所 平塚 眞弁護士
潮見坂綜合法律事務所 阿南 剛弁護士
(3)国際協調の推進
1)ジャパン・シップ・センターの運営
本組合の海外活動拠点であるジャパン・シップ・センター(JSC)は、前年度に引き続
き国際協調、調査及び広報の諸事業を実施した。なお、本センターの運営に当たっては、
(公
財)日本財団の助成を受けた(一財)日本船舶技術研究協会から協力金を得るとともに、
一部事業について(一社)日本造船工業会の支援を受けた。
−10−
本年度事業実施の概要は次の通りである。
①国際協調事業
従来通り、OECD造船部会、IMOなどの国際会議に参加したほか、EC、欧州諸国の海
事関係者との積極的な接触を図り、情報収集活動、意見交換等を行った。
2014年6月、第118回OECD造船部会が開催され、JSC田村部長が副議長として選任さ
れた。我が国は、韓国の社債保険について説明を聴取したほか、公的輸出信用アレンジ
メント船舶セクター了解(SSU)を活用したグリーンシップの普及促進策の可能性につ
いて議論の提起を行った。SSUについては、引き続き輸出信用に係る国際作業部会
(IWG)の動きを見守ることとし、OECDでの議論は中断とすることに合意した。
11月に開催された第119回OECD造船部会では、韓国の造船支援措置の透明性の検証、
供給過剰問題、SSU、グリーンシップの普及促進策、今後の活動の検討について議論が
展開された。供給過剰問題については、引き続き造船部会が取り扱うべき重要問題との
認識のもと、
建造能力評価と新造船需要予測手法について検討を行うこととなった。なお、
本会合の前日に開催されたワークショップへの中国の参加があり、注目された。本会合
には政府の意向もあり参加を見送っているとのことであるが、オブザーバー参加の動向
について引き続き注視していく。
一方、IMO関連では、EUは2012年3月に香港条約をベースにしたEU域内のシップリ
サイクル規制案を策定し、欧州議会及び欧州理事会に提案していたが、同年11月、欧州
議会の報告者による修正案では、リサイクル基金の創設やビーチングの禁止など、香港
条約から大きく逸脱するとともに、我が国海運業界にも悪影響のある内容となっていた。
そのため、JSCが我が国政府代表としてEU環境総局やEU諸国に対し、我が国の懸念を
伝えるとともに調整を行ってきたところ、関係者による議論の結果、上述の大きな問題
点については削除された形で最終的な規則が合意され、2013年12月31日に発効した。
2014年9月にECから同規則のFAQ案が公表され、世界の関係者に対しコメント要請があ
った。これに対し国交省より、内容をより柔軟で性能規定的な内容とすることで、各ヤ
ードの自主的改善の取り組みを促すようにすることが望ましい旨のコメントを提出し、
10月にはJSCからEC担当官に対しコメント趣旨について直接の説明を行った。担当官か
らは一部FAQの技術的内容について修正の必要を認めたものの、ビーチングを事実上排
−11−
除するような現行規定の見直しには、微妙な政治的バランス等の観点から否定的な応答
があった。今後も機会をとらえて、ECの動向の把握に努めるとともに、関係者と連携し
つつEC等への働きかけを適宜行っていくこととしている。
②調査事業
「オフショア浮体式構造物に係る各種基準・規則等の概説」
、
「欧州における水素燃料電
池船に関する調査」等の特別調査事業を中心に、各種調査を実施した。
③広報事業
欧州における造船・海運関係の情報を取りまとめ、前述のポータルサイトに掲載する
とともに、各種問合せなどに対応するなど広く情報発信した。さらに、Posidonia 2014
及びSMM 2014への参加、NOR-SHIPPING 2015への参加準備等につき、欧州支部とし
てサポート活動を行った。
2)韓国海事調査
昨年度に続き、
(公財)日本財団の助成を受けた(一財)日本船舶技術研究協会から協力
金を得て、韓国海事関連調査を行った。
今年度の調査は、特別調査として、
①韓国造船産業知的財産実態調査
②韓国海洋プラント資機材開発実態調査
③韓国深海プラント産業実態調査の3件、
経常調査として、
④韓国海事情報に関する経常的調査
の合計4件となっている。
いずれも、
(独法)日本貿易振興機構と緊密な連絡を取るとともに、現地調査コンサルテ
ィング会社の調査進捗状況の監督・指示を行うなど、鋭意調査作業を行った。
なお、④韓国海事情報に関する経常的調査については、韓国の主要紙誌・ウエブサイト
情報を集中的に収集、その成果を基に「Maritime Korea」レポートとしてポータルサイト
へのアップを行い、組合員会社業務参考資料とするため、内容の充実に努めた。
3)海外関係者との協力
海外の海事産業・同関係者等との相互理解の向上、貿易摩擦の回避を図る観点からわが
−12−
国造船業の実情等に関する情報をそれら海外諸国の関係先のほか、在外公館、JETRO、組
合員駐在事務所等に提供した。
また、海外有力紙誌の編集者等に対し、わが国造船業への理解を高めるため、
(一社)日
本造船工業会、組合員会社等の協力を得て、資料送付等による情報提供を行った。
(4)広報活動の推進
1)国際海事展への参加
①Posidonia 2014への参加
本組合は、
(公財)日本財団の支援を得て、
(一社)日本造船工業会の協力のもと、平
成26年6月2日から6日までの5日間、ギリシャで開催されるPosidonia 2014国際海事展に
参加するとの基本方針を決定し、前年度以来準備を進め、既定方針通り実施した。
釡理事長をはじめ本組合の役員が現地に赴いたほか、各社首脳が多数参加した。また、
展示部会長(株)新来島どっく 村上孝信氏をはじめとする展示部会関係者、アテネ、ロ
ンドンの組合員会社駐在員、本組合事務局、ロンドンのジャパン・シップ・センターの
駐在員が準備等に当たりその円滑な運営に努めた。
今回の展示は、初の試みとして出展各社で構成する「展示方式抜本改革プロジェクト・
チーム」を立ち上げ、出展各社からアイデアを募りコンペを行って会場デザインを決定
する方式を採用した。その結果採用された住友重機械浦賀の「レンガドック」をモチー
フとした会場デザインの下で、出展会社統一展示方式を基本としつつ各社がそれぞれの
ブースで積極的なPR活動を展開し、会場に参集した多数の欧米船主などに対し組合員各
社が開発した新船型や高い燃費効率を掲げた次世代船舶等を中心に日本造船業の技術の
優秀性を強くアピールした。これにより、彼我の交流の促進を図り、今後の船舶輸出の
促進に寄与するとともに、日本造船業のプレゼンスを高める上で大きな成果を挙げた。
本海事展の参加については、メインエントランスに最も近い位置(Hall 4)に235.25
㎡を確保し、隣接してスタンドを確保した(一社)日本舶用工業会と共に全体として日
本スタンドを形成し All JAPAN をアピールした。今回は、
組合員企業11社が出展した。
各社ブースにおいては、写真パネルを活用し、各種船型の最新鋭模型を展示するなど
により、それぞれ自社の製品、技術、CI等についてPRを展開した。そのため出展各社か
ら派遣されたアテンダントが終日来場者に対し説明、紹介等を行った。また、展示効果
−13−
を一層高めるため、
(公財)日本財団の支援により編集作成した参加各社のPRビデオを
スタンド内部壁面に設置した183インチの大型スクリーンにより放映した。
なお、昨年のNOR-SHIPPING 2013に引き続き、会期中の6月4日(水)
10:30より展示
会場内コンファレンスルームにおいて、
「Japan-Posidonia 2014 Seminar-Introducing
Japanese challenging design Eco-Ships & High technologies」と題し、国土交通省海事局
及び(一社)日本舶用工業会等と連携してセミナーを開催した。
同セミナーは、ギリシャ船主を中心に総勢250名を超える出席者を得て開催され、釡
理事長及び本展示会事務局Posidonia Exhibitions SAを代表しボコス氏の開会挨拶、国土
交通省海事局船舶産業課大坪課長の基調講演、
(一財)日本海事協会上田会長、
(一社)
日本舶用工業会中島会長の講演に続き、各社(ジャパンマリンユナイテッド、川崎重工、
佐世保重工、ダイハツ、三菱重工舶用エンジン、ヤンマー、横河電子機器、日本ペイン
トマリン、東化工)のスピーカーが二重反転プロペラ、省エネ・低環境負荷エンジン、
低摩擦塗料、航海支援システム等の技術について講演を行い、最後に在ギリシャ西林日
本国大使による閉会挨拶で締めくくられ、その後の昼食会とも併せ盛況であった。
また、同日19:00からAthenaeum InterContinental Hotelにおいて、西林大使ご夫妻並
びに釡理事長夫妻の共催によりパーティを開催した。
同パーティには、ギリシャをはじめとする欧州各国の有力船主、ブローカー、金融、
報道、ギリシャ政府、在ギリシャ各国大使館関係者等が夫人同伴で来場し、西林大使ご
夫妻、釡理事長夫妻、蔵原副理事長及び檜垣副理事長がこれを迎えると共に、本展示会
におけるパーティでは初めての西林大使による歓迎スピーチを行った。来場者は900名
に及び、ギリシャ船主をはじめとする欧州海運界と日本造船業の関係の一層の緊密化を
図るという所期の目的を達成することができた。
【参考】
参加国・出展会社数:93ヶ国1,843社(ナショナル・スタンド21ヶ国)
入場者数:19,421人
② SMM 2014への参加
本組合は、年度初頭の総会において、
(公財)日本財団の支援を得て、平成26年9月9
日から12日までドイツで開催されるSMM 2014国際海事展に参加するとの基本方針を決
−14−
定し、既定方針通り実施した。
伊藤専務理事が現地に赴いたほか、本組合事務局、ロンドンのジャパン・シップ・セ
ンターの駐在員が準備等に当たりその円滑な運営に努めた。
今回が初めてとなる本展示会に(一社)日本中小型造船工業会と共同でHall B4に63㎡
(本組合分18㎡)の日本造船スタンドを確保し、船舶模型及びパネルを設置して日本のエ
コシップを中心に紹介した。更に展示効果を一層高めるため、造船各社のPRビデオを液
晶モニターにより放映する等PR活動を展開し、来場者に対し日本造船業の技術の優秀性
をアピールした。
【参考】
参加国・出展会社数:67ヶ国2,141社(ナショナル・スタンド20ヶ国)
入場者数:約50,000人
③ NOR-SHIPPING 2015 への参加準備
本組合は、年度初頭の総会において、
(公財)日本財団の支援を得て、
(一社)日本造
船 工 業 会 の 協 力 の 下、 平 成27年6月2日 か ら5日 ま で ノ ル ウ ェ ー で 開 催 さ れ るNORSHIPPING 2015国際海事展に参加するとの基本方針を決定した。
本海事展への参加に際しては、本組合スタンドに隣接してスタンドを確保した(一社)
日本舶用工業会と共に日本スタンドを形成し、全体のデザインを統一させるだけではな
く、より一体感を持ったスタンドとし、全日本での展示となるよう心懸けた。具体的には、
本組合と(一社)日本舶用工業会の確保スタンドの間にある国際通路をあたかも日本ス
タンドとみることが出来るよう両者シームレスな全体デザインとすべく、双方の基本方
針を統一した。本組合の展示は、①各社が自社製品を独自にPR・プレゼンテーションで
きるよう各社ごとのコーナーを設け、各社とも船舶模型、カラーコルトン及び46インチ
液晶モニターを活用して来場者へのPRを行う、②各社のカラーコルトン及び液晶モニタ
ーの内容は、各社の独自なコンセプトに基づき作成する、③映像による展示効果をより
一層高めるため出展各社のPRビデオを120インチスクリーンへプロジェクターを用いて
放映することにより来場者のアイキャッチを図る、④各社コーナーにおいては、各社の
独自性を積極的にPRするためのアテンダントを各社とも1名以上配置する、⑤インフォ
ーメーション・カウンターは、来場者に対し機敏な応対が出来るよう配置等を工夫する、
−15−
⑥商談等に随時活用できるようにオープン形式の応接コーナーを設けること等によりわ
が国造船業の技術力の優秀性とプレゼンスを高める展示を期することとした。
また、会期中6月3日に在ノルウェー日本国大使ご夫妻及び本組合理事長夫妻の共催に
よるパーティを開催することとした。
さらに、会期中6月4日には日本スタンド内で(一社)日本舶用工業会と合同のランチ
ョン・パーティを開催することとし、また、NOR-SHIPPING 2013及びPosidonia 2014
に続き国土交通省海事局の協力の下、
(一社)日本舶用工業会と共同でセミナーを開催す
ることとした。
本組合は、上記基本方針を踏まえて、平成26年度において、会場のHall B01-08の位置
に220㎡の小間を確保するとともに、広報委員会及び同展示部会を中心に審議検討しつ
つ、装飾資材の国内製作、関連行事等について諸準備を進めた。
2)海外向けPR刊行物の発行
① SEA-Japan
わが国造船業に関する総合的な情報を世界に向けてタイムリーに発信するためニュー
スレター SEA-Japan を引き続き発行し、幅広く海外の船主、ブローカー、報道機関、
在外公館、海外駐在員等に配布した。
平成26年度においては、No.364からNo.369まで6回発行し、最新船型、先端技術等に
関するトピックスを紹介した。
2 .財産及び損益の状況(直前3事業年度)
(単位:円)
項目
資産合計
純資産合計
事業収益合計
当期純利益金額
平成26年度
平成25年度
平成24年度
123,028,162
147,442,675
198,151,180
44,303,346
43,875,092
50,107,419
245,973,218
237,357,698
263,802,075
37,303,346
31,376,732
37,609,059
−16−
Ⅱ 運営組織の状況に関する事項
1 .総会の開催状況
(1)第108回総会(通常総会)
1)開催日時及び場所
平成26年5月22日(木)
11時00分から13時00分
丸の内東京會舘 ゴールドルーム
2)出席した組合員(書面による参加及び代理人を含む)の数
組合員総数 32
出席組合員 32
3)議決状況
第1号議案「平成25年度事業報告書の承認について」
原案通り異議なく承認された。
第2号議案「平成25年度決算書の承認について」
原案通り異議なく承認された。
第3号議案「平成26年度事業計画案の承認について」
原案通り異議なく承認された。
第4号議案「平成26年度収支予算案の承認について」
原案通り異議なく承認された。
第5号議案「平成27年度事業に係る日本財団助成金交付申請の理事会への委任について」
原案通り異議なく承認された。
第6号議案「役員補充選挙について」
組合員会社の役員交替による代表者の変更に伴う理事の辞任が生じ、理事会推薦の理
事候補者(1名)が選任された。
(2)第109回総会(臨時総会)
1)開催日時及び場所
平成26年10月23日(木)
11時00分から11時10分
日本造船工業会第1・第2会議室
−17−
2)出席した組合員(書面による参加及び代理人を含む)の数
組合員総数 32
出席組合員 32
3)議決状況
第1号議案『
「貿易一般保険包括保険(船舶)に関する規約」及び「貿易代金貸付保険包
括保険(2年以上)の保険契約の保険料の納入に関する規約」の一部変更に
ついて』
原案通り異議なく承認された。
第2号議案「役員補充選挙について」
組合員会社の役員交替による代表者の変更に伴う理事の辞任が生じ、理事会推薦の理
事候補者(1名)が選任された。
2 .組合員の数及びその増減
年度において、組合員の増減はなく、年度末現在の組合員数は32社となっている。
3 .役員及び相談役
(注)括弧内の役職名は年度末現在(退任の場合は退任時現在)による。
(1)役員(退任した者を含む)
野口忠雄氏(函館どつく株式会社代表取締役社長)
、檜垣幸人氏(今治造船株式会社代表取
締役社長)
、蔵原成実氏(ジャパン マリンユナイテッド株式会社特別顧問)
、村山滋氏(川崎
重工業株式会社代表取締役社長)
、
橋本州史氏(三菱重工業株式会社執行役員。5月22日まで)
、
柳澤順三氏(三菱重工業株式会社執行役員)
、
加藤泰彦氏(三井造船株式会社代表取締役会長)
、
名村建彦氏(株式会社名村造船所代表取締役会長)
、髙橋通之氏(新潟造船株式会社代表取締
役社長)
、中部隆氏(尾道造船株式会社代表取締役社長)
、南浩史氏(株式会社大島造船所取
締役)
、上田孝氏(サノヤス造船株式会社代表取締役社長)
、湯下善文氏(佐世保重工業株式
会社取締役執行役員)
、門田尚氏(株式会社新来島どっく代表取締役社長)
、由利憲治氏(株
式会社新来島豊橋造船代表取締役社長)
、日納義郎氏(住友重機械工業株式会社相談役)
、川
本隆夫氏(常石造船株式会社代表取締役会長)
、
大喜多治年氏(伊藤忠商事株式会社執行役員)
、
猿渡勝氏(JFE商事株式会社代表取締役専務執行役員)
、郡司高志氏(兼松株式会社取締役専
務執行役員)
、岩佐薫氏(丸紅株式会社専務執行役員)
、白地浩三氏(三菱商事株式会社常務
−18−
執行役員。10月23日まで)
、大河一司氏(三菱商事株式会社常務執行役員)
、安永竜夫氏(三
井物産株式会社執行役員)
、喜多敏彦氏(双日株式会社常務執行役員)
、大森一夫氏(住友商
事株式会社取締役会長)
、井上義博氏(豊田通商株式会社執行役員)
、釡和明氏(株式会社IHI
代表取締役会長)
、神田健二氏(株式会社神田造船所代表取締役社長)
、森弘行氏(内海造船
株式会社代表取締役社長)
、伊藤敏氏(日本船舶輸出組合)
、植木英嗣氏(日本船舶輸出組合)
(2)役員の職制
1)理事長
釡和明氏
2)副理事長
大森一夫氏、蔵原成実氏、喜多敏彦氏、檜垣幸人氏
3)専務理事
伊藤敏氏
(3)退任した役員
橋本州史氏、白地浩三氏
(4)相談役
䚷ྜ⏣ⱱẶ䠄ఫ཭㔜ᶵᲔᕤᴗᰴᘧ఍♫䠅䚸⸨஭⩏ᘯẶ䠄᪥❧㐀⯪ᰴᘧ఍♫䠅䚸┦ᕝ㈼ኴ㑻Ặ䠄୕
合田茂氏(住友重機械工業株式会社相談役)
、藤井義弘氏(日立造船株式会社相談役)
、相
⳻㔜ᕤᴗᰴᘧ఍♫䠅䚸ᒸ㔝฼㐨Ặ䠄୕஭㐀⯪ᰴᘧ఍♫䠅䚸ఀ⸨※ႹẶ䠄ᰴᘧ఍♫㻵㻴㻵䠅䚸すᒸႛẶ
川賢太郎氏(三菱重工業株式会社相談役)
、岡野利道氏(三井造船株式会社相談役)
、伊藤源
䠄୕⳻㔜ᕤᴗᰴᘧ఍♫䠅䚸⏣
㞞ඖẶ䠄ᕝᓮ㔜ᕤᴗᰴᘧ఍♫䠅䚸ඖᒣⓏ㞝Ặ䠄୕஭㐀⯪ᰴᘧ఍♫䠅
嗣氏(株式会社IHI相談役)
、西岡喬氏(三菱重工業株式会社相談役)
、田 雅元氏(川崎重工
業株式会社相談役)
、元山登雄氏(三井造船株式会社相談役)
4 .職員の状況
年度末現在、総務部3名、業務部及び国際業務室6名の合計9名(前年度末に比べ1名増)
。
なお、うち1名を嘱託として再雇用している。
5 .業務運営の組織図
巻末付表(機構)掲載の通り。
6 .事務所及び所有施設
(1)事務所
日本船舶輸出組合
東京都港区虎ノ門1-15-12 日本ガス協会ビル
−19−
(2)所有施設
ジャパン・シップ・センター(JETRO)
MidCity Place,71 High Holborn,London WC1V 6AL, UK
7 .その他運営組織の状況
(1)会議
1)理事会
定例の理事会を4月24日、7月11日、9月25日、10月23日、12月19日、2月18日に開催し、
本組合の業務執行上重要な事項について審議決定した。
2)正副理事長会議
4月17日に正副理事長会議を開催し、平成25年度決算案、平成26年度事業計画案、予算
編成方針等本組合の運営に関する重要事項について審議した。
3)運営委員会
4月14日に運営委員会を開催し、本組合事業に関する基本方針を検討するとともに、事
業遂行についての重要事項について審議した。
4)常設委員会等
広報、輸出保険等の常設委員会及び関連部会を開催し、それぞれの所掌事項について調
査検討を行い、事業の立案及び実施を行った。
(2)事務局
前年度に引き続き事務局長として植木英嗣氏が在任し、事務局次長として3月末日まで武弓
誠氏が在任した。
事務局の組織については、引き続き事務局長の下に2部(総務、業務)
1室(国際業務室)
・2
課(管理・業務)が設けられている。業務部及び国際業務室においては従来通り、営業業務、
市場対策、金融・税制・為替、貿易保険、広報、調査統計、海外事業(ジャパン・シップ・
センター及び国際協調事業)等を所掌している。
−20−
Ⅲ その他組合の状況に関する事項
事業を実施するに当たり、
(一社)日本造船工業会、
(公財)日本財団、
(一財)日本船舶技術
研究協会、海洋政策研究財団(
(一財)シップ・アンド・オーシャン財団)
、
(独法)日本貿易振
興機構、
(独法)日本貿易保険、日本機械輸出組合、全日本輸出組合協議会、
(一社)日本経済
団体連合会、
(一社)日本貿易会、
(一財)機械振興協会など関係団体と緊密な連係を図るとと
もに、相互に協力を行った。
−21−
日本船舶輸出組合の機構
〔付表〕
(平成27年3月)
中近東・アフリカ市場部会
市 場 対 策 委 員 会
東欧共産圏市場部会
中 南 米 市 場 部 会
中 国 市 場 部 会
運
営
理
総
東南アジア・オセアニア市場部会
先 進 国 市 場 部 会
委
事
員
SEA-Japan 編 集 部 会
会
会
会
広
報
委
員
会
部 会 長 連 絡 会
展
示
部
会
媒
体
部
会
造船技術要覧編集部会
輸 出 保 険 委 員 会
幹
海洋機器輸出対策委員会
メ − カ − 部 会
商
社
懇
談
−22−
会
事
会
Fly UP