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アクア/NHP10〔エアバッグセンサ〕

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アクア/NHP10〔エアバッグセンサ〕
リペアインフォメーション
書簡 No.
RI-12-0039
件名
エアバッグセンサ
調査対象
メカニカル
車名
トヨタ アクア
型式
NHP10
年式
平成24年
1/17
エアバッグ
トヨタ アクア(NHP10)の場合、前面衝突時の
乗員保護装置として、運転席、助手席エアバッ
グおよび運転席、助手席プリテンショナシート
ベルトが標準装備されています。
この前面衝突時の衝撃を感知するフロントエ
アバッグセンサと、エアバッグ構成部品を統括
するエアバッグセンサ Assy について紹介しま
す。(写真 1)
(フロントシートエアバッグおよびカーテンシールドエアバッグが設定されている車両の
場合、フロントエアバッグセンサとエアバッグセンサユニットの他に、側面衝突時の衝撃
を感知するサイドエアバッグセンサが、左右室内センタピラーのプリテンショナシートベ
ルト付近に各 1 つずつ、サイドエアバッグセンサ No.2 が、左右室内リヤホイールハウス前
部付近に各 1 つずつ、計 4 個のエアバッグセンサが追加して取付けられます。)
リペアインフォメーション
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エアバッグセンサ Assy
取外作業要領・締結部
この車両のエアバッグセンサ Assy は、車両室内に取付けられています。
1. 補機バッテリのマイナスターミナルを取外す。
【注意】
IG OFF 後、補機バッテリターミナルを切離す前に待ち時間が発生する場合があ
ります。
・ テレマティクストランシーバなし(G-BOOK 加入・未加入)
1 分間
・ テレマティクストランシーバあり(G-BOOK 未加入)
1 分間
・ テレマティクストランシーバあり(G-BOOK 加入)
6 分間
【参考】
補機バッテリおよび HV バッテリは、リヤシートクッション下部に取付けられて
います。
(1) 左フロントフロアカバーを固定している
クリップ 2 個(赤○部)を取外し、かん
合 3 箇所(破線黄緑△部)、ガイド 3 箇所
(破線青□部)を外し、左フロントフロ
アカバーを車両より取外す。
(写真 2)
(2) 補機バッテリマイナスターミナルを外す。
(写真 3)
【注意】
エアバッグ関連部品は、バックアップ電
源を備えているため、補機バッテリマイ
ナスターミナルを切離してから 90 秒以
内に作業を行うと、エアバッグ関連部品
が作動する場合がある。
リペアインフォメーション
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この車両のエアバッグセンサ Assy(インストルメントパネル内部、エアコンディショナ
ラジエータ Assy 下部の写真 4 黄色破線部付近)を取外すには、赤で色付けした部品を①
から③の手順で取外す必要があります。
2. コンソールパネル アッパ(写真 4 の①)を
取外す。
3. コンソールボックスカーペット(写真 4 の
②)を取外す。
4. リヤコンソールボックス Assy(写真 4 の
③)を取外す。
5. リヤコンソールボックス Assy 内部にある
フロアカーペットのマジックテープ部(写
真 5 の白破線部および赤矢印部)を外し、
エアバッグセンサ Assy を取外すための作
業スペースを確保する。
6. エアバッグセンサ Assy に接続されている
コネクタ(写真 6 の青△部)を外す。
7. エアバッグセンサ Assy を固定しているボ
ルト(3 本:写真 6 赤○部および破線赤○
部)を取外す。
8. 車両よりエアバッグセンサ Assy を取外す。
(写真 7 は、取外したエアバッグセンサ
Assy です)
リペアインフォメーション
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車両から取外したエアバッグセンサ Assy と付属品(写真 8)
① コンソールパネル アッパ
② コンソールボックスカーペット
③ リヤコンソールボックス Assy
④ エアバッグセンサ Assy
エアバッグセンサ Assy を取替えた場合に必要となる作業
エアバッグセンサ Assy を取替えた場合には、ヨーレートセンサ&G センサの 0 点取得
を実施する必要があります。
ヨーレートセンサ&G センサの学習では、ト
ヨタ純正外部故障診断機を活用する方法と、
DLC3(データ・リンク・カプラ:写真 9 黄
色破線四角部)にある特定の端子を短絡して
行う方法とがあります。
今回の作業では、車両の前後左右の加速度が
変化する可能性を減らすために、車両には触
れずに作業が行える、トヨタ純正外部故障診
断機(GTS:Global TechStream:写真 10)
を使用した作業について紹介します。
〔トヨタ
アクア(NHP10)は、従来からある TaSCAN
(トヨタ純正外部故障診断機)でも対応可能
です〕
リペアインフォメーション
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【注意】
・ 0 点は 1 度記憶されるとデータが消去
されるまで再取得は行われないため、
エアバッグセンサ Assy を取替えた場合
は、0 点消去後に 0 点取得を行う。
・ 0 点取得は必ず平坦な場所(勾配率 1%
以内)で行い、実施中は車両を揺らし
たり、ドアを開閉したりしない。
〔今回の再設定作業では、勾配がほぼ
0%に近いアライメントリフトを使用
して行いました。(写真 11)〕
1. ヨーレートセンサ&G センサ 0 点記憶消去
(1) IG OFF で、DLC3(写真 9)に DST-i(GTS のインターフェース:写真 10 左側)
を接続する。
(2) DST-i を ON にする。
(3) シフト位置が「P」レンジにあることを確認する。
【注意】
シフト位置が「P」レンジ以外で 0 点消去を実施した場合、正常に終了しない場合
がある
(4) IG ON にする。
(5) GTS(写真 10 右側の PC)の電源を ON にする。
(6) GTS の「Tech Stream ソフトウェア」を起動する。
(7)
「車両接続」
(赤破線四角部)を選択する。
(写真 12)
(8)
表示される車両情報を確認し、
「次へ」を
選択する。
(9)
「ヘルスチェック」を選択する。
(10) ヘルスチェックを実施する区分を選択し、
「次へ」を選択する。
(完了までに数分かかります)
(11) ヘルスチェック完了が表示されたら、
「次
へ」を選択する。
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(12) 「ABS-VSC-TRC」
(赤破線四角部)を選
択する。(写真 13)
(13) 「作業サポート」
(赤破線四角部)を選択
する。
(写真 14)
(14) 「ヨーレート・G センサ 0 点消去」
(赤破
線四角部)を選び、
「→」
(緑破線四角部)
を選択する。
(写真 15)
(15) 「次へ」(赤破線四角部)を選択。
(表示される内容にエアバッグセンサ
Assy の取替え場合は含まれておりません
が、サービスマニュアル上では必要と記
載されているため、行う必要があります)
(写真 16)
【参考】
エアバッグセンサ Assy には、ヨーレー
トセンサおよびリニア G センサが搭載
されています。この 2 つの情報は、ス
キッドコントロールコンピュータにも
共有し、ブレーキシステムのセンサと
しても機能しています。
リペアインフォメーション
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(16) 表示された条件を確認する。
・ 作業場が水平
・ ステアリングホイールが中立位置
・ シフトレバーが P レンジ
・ 停車状態
・ IG ON
・ READY OFF
条件設定に車両側を合わせ、「次へ」(赤
破線四角部)を選択する。
(写真 17)
(17) 表示された指示に従い、車両を 4 秒間静
止させ、その後「次へ」(赤破線四角部)
を選択する。
(写真 18)
(18) 表示された内容(写真 19 の緑破線四角部)の通り、ABS のウォーニングランプ、
ブレーキウォーニングランプ、スリップインジケータランプ(写真 20 のウォーニ
ングランプを左から記載)が点滅していることを確認し、前記 3 つのランプが点滅
している場合は、
「終了」
(写真 19 の赤破線四角部)を選択する。写真 20 の各ウォ
ーニングランプが点滅しない場合は、もう一度はじめから作業を実施する。
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2. ヨーレートセンサ&G センサの 0 点取得
(1) 「チェックモード移行」(赤破線四角部)
を選び、「→」(緑破線四角部)を選択す
る。
(写真 21)
(2) 表示された内容を確認し「次へ」
(赤破線
四角部)を選択する。
(写真 22)
(3) 表示された内容を確認し「チェックモー
ド移行(ダイアグコード消去)」(赤破線
四角部)を選び、
「次へ」
(緑破線四角部)
を選択する。
(写真 23)
(4) 表示されていた画面が閉じ、作業サポート一覧が表示されている画面(写真 15 の
画面)に戻り、再び ABS のウォーニングランプ、ブレーキウォーニングランプ、
スリップインジケータランプが点滅状態(写真 20 の画面)になる。
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(5) テストモードに移行してから約 3 秒間車両静止状態を保ち、ABS ウォーニングラン
プ、ブレーキウォーニングランプ(黄)およびスリップインジケータランプが点滅
状態(テストモード表示)になることを確認する。
【注意】
・ シフト位置が「P」レンジ以外でテストモードに移行すると、ヨーレートセンサ
および G センサの 0 点未補正異常コードを記憶する
・ 0 点未補正異常コードを記憶した場合、0 点記憶消去から再度実施する
【参考】
・ 0 点取得終了後、コンビネーションメータ内のランプ表示はテストモード表示に
移行する
(6) 写真 21 と同様に「チェックモード移行」を選び、「→」を選択する。
(7) 写真 22 と同様に「次へ」を選択する。
(8) 「終了(ダイアグコード確認)」(赤破線
四角部)を選び、
「次へ」
(緑破線四角部)
を選択する。
(写真 24)
(9) 複数の DTC が記録された画面が表示さ
れるため、この状態で IG OFF にする。
(写真 25)
(10) IG ON にする。
(DTC が自動的に消去される)
リペアインフォメーション
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フロントエアバッグセンサ
取外作業要領・締結部
この車両のフロントエアバッグセンサは、ラジエータサイドサポートに左右 1 つずつ取付
けられています。
【参考】
フロントエアバッグセンサに強い衝撃を与えたり落下させたりした場合、センサの機
能を損なう可能性が考えられるため、新品に交換する。
1. 補機バッテリのマイナスターミナルを取外す。
(作業要領や注意点は、エアバッグセンサ Assy と同様です)
2. フロントバンパカバー(写真 26 の赤で色
付け部)を取外す。
〔フロントバンパの詳細については、リ
ペアインフォメーションのトヨタ アク
ア(NHP10)「フロントバンパカバーに
ついて」をご確認ください〕
ヘッドランプ(写真 27 の赤で色付け部)
を取外す。(写真は右側です)
〔ヘッドランプの詳細については、リペ
アインフォメーションのトヨタ アクア
(NHP10)「ヘッドランプについて」を
ご確認ください〕
【参考】
フロントエアバッグセンサは、赤○部お
よび赤破線○部に左右それぞれ 1 つずつ
取付けられています。
(写真 28)
リペアインフォメーション
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3. フロントエアバッグセンサに取付けられ
ているコネクタ(写真 29 の緑△部)を外
す。
4. フロントエアバッグセンサを固定してい
るナット(写真 29 の赤○部)を取外す
(写真 29 は、右側のフロントエアバッグ
センサです)
【参考】
フロントエアバッグセンサのピン部
(回り止め部:写真 30 の赤矢印部)は
破損しやすいため、フロントエアバ
ッグセンサを手で押さえながらナッ
トをゆるめる。
5. 車両からフロントエアバッグセンサを取
外す。
(写真 30 は、車両から取外したエアバッ
グセンサです)
損傷診断・点検方法・取替基準〔トヨタ アクア(NHP10)サービスマニュアル一部抜粋〕
1. 展開および作動したエアバッグ構成部品は、新品に取替える。
2. 衝突時にエアバッグおよびプリテンショナー部品が未作動でも、ダイアグノーシスによ
る点検を実施する。
3. エアバッグウォーニングランプ点検
(1) IG ON にしたとき、ウォーニングランプが点灯することを確認する。
(2) IG ON にしてから約 6 秒経過後、
ウォーニングランプが消灯することを確認する。
【参考】
・ IG ON にし、約 6 秒経過後もウォーニングランプが点灯し続ける場合は、エア
バッグ、プリテンショナシステムに不具合が発生している。
・ IG ON にしてから約 6 秒経過後もときどき点灯する場合、エアバッグウォーニ
ングランプ系統の+B 短絡、アース断線が考えられる。
・ IG OFF または ACC ON でも点灯する場合は、電源系またはコンビネーション
メータの故障が考えられる。
リペアインフォメーション
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4. 運転席エアバッグ(ホーンボタン Assy)点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. 以下の項目に該当する場合は、運転席エアバッグを新品に取替える
【基準】
パッド表面部に変色、ひび割れ、へこみ、欠けがある。
(2) 衝突しているが、エアバッグが作動していない車両
a. ホーンボタンを取外し、以下の項目に該当する場合は、ホーンボタン Assy を
新品に交換する
【基準】
・ パッド表面部に変色、ひび割れ、へこみ、欠けがある
・ コネクタにすり傷、ひび割れ、破損がある
・ 落下させた
b. 以下の項目に該当する場合は、ホーンボタン Assy およびステアリングホイー
ル Assy を新品に取替える
【基準】
・ ホーンボタン Assy とステアリングホイール Assy が干渉してホーンボタン
Assy の取付けが困難
・ ホーンボタン Assy とステアリングホイール Assy のすき間が不均一
・ ステアリングホイール Assy のブラケット部が変形している
【注意】
ステアリングホイール Assy のブラケット部が変形している場合、修理は行わ
ず新品に取替える
5. 助手席エアバッグ(インストルメントパネルパッセンジャエアバッグ Assy)点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. 以下の項目に該当する場合は、インストルメントパネル SUB-Assy アッパを新
品に取替える
【基準】
インストルメントパネルアッパの表面部分に変色、ひび割れ、切れ、へこみが
ある
リペアインフォメーション
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(2) 衝突しているが、エアバッグが作動していない車両
a. インストルメントパネルパッセンジャエアバッグ Assy を取外し、以下の項目
に該当する場合は、インストルメントパネルパッセンジャエアバッグ Assy を
新品に取替える。
【基準】
・ 表皮に変色、破れ、切れ、ほつれがある
・ コネクタおよびワイヤハーネスにすり傷、ひび割れ、破損がある
・ 落下させた
・ インストルメントパネルパッセンジャエアバッグ Assy のブラケット部お
よびインストルメントパネルリインホースメントのブラケット部が変形
している(この場合はインストルメントパネルリインホースメントも取替
える)
【注意】
インストルメントパネルパッセンジャエアバッグ Assy のブラケット部および
インストルメントパネルリインホースブラケット部が変形している場合、修理
は行わず新品に取替える。
6. カーテンシールドエアバッグ Assy 点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. 以下の項目に該当する場合は、ルーフヘッドライニング Assy および各ピラー
ガーニッシュを新品に取替える。
【基準】
ルーフヘッドライニング Assy および各ピラーガーニッシュ表面に変色、ひび
割れ、へこみ、欠けがある
(2) 衝突しているが、エアバッグが作動していない車両
a. カーテンシールドエアバッグ Assy を取外し、以下の項目に該当する場合は、
カーテンシールドエアバッグ Assy を新品に取替える
【基準】
・ 表面に変色、やぶれ、切れ、へこみがある
・ コネクタにすり傷、ひび割れ、破損がある
・ 落下させた
・ カーテンシールドエアバッグ Assy のブラケット部が変形している
【注意】
カーテンシールドエアバッグ Assy のブラケット部が変形している場合、修理
は行わず新品に取替える。
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7. フロントシートエアバッグ Assy 点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. 以下の項目に該当する場合は、セパレートタイプフロントシートバックパッド
およびセパレートタイプフロントシートバックカバーを新品に取替える
【基準】
フロントシートバッグ Assy の表面に変色、破れ、切れ、へこみがある
(2) 衝突しているが、エアバッグが作動していない車両
a. フロントシートエアバッグ Assy を取外し、以下の項目に該当する場合は、フ
ロントシートエアバッグ Assy を新品に取替える。
【基準】
・ 表皮に変色、破れ、切れ、ほつれがある
・ コネクタおよびワイヤハーネスにすり傷、ひび割れ、破損がある
・ 落下させた
・ フロントシートエアバッグ Assy のブラケット部が変形している
【注意】
フロントシートエアバッグ Assy のブラケット部およびセパレートタイプフロ
ントシートバックスプリング Assy のブラケット部が変形している場合、修理
は行わず新品に取替える。
8. エアバッグセンサ Assy 点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
(2) 衝突し、エアバッグが展開した車両
a. エアバッグセンサ Assy を新品に取替える
9. フロントエアバッグセンサ点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
(2) 衝突したが、エアバッグが展開しなかった車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
b. 車両のフロントバンパまたはその周辺に損傷を受け、エアバッグが未作動でも
以下の項目に該当する場合は、フロントエアバッグセンサを新品に取替える
【基準】
・ 取付け部の変形または塗装のはがれ
・ フロントエアバッグセンサおよびコネクタ部のすり傷、ひび割れ、破損
・ 連番の損傷
リペアインフォメーション
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(3) 衝突し、エアバッグが展開した車両
a. 衝突によりエアバッグが展開した場合、ボデー変形部分(修理範囲)にあるフ
ロントエアバッグセンサは必ず新品に取替える。また、ボデー変形部分(修理
範囲)に入っていないフロントエアバッグセンサでも大きな衝撃が入力されて
いる場合および以下の項目に該当する場合は、フロントエアバッグセンサを新
品に取替える。
【基準】
・ 取付け部の変形または塗装のはがれ
・ フロントエアバッグセンサおよびコネクタ部のすり傷、ひび割れ、破損
・ 連番の損傷
10. サイドエアバッグセンサ Assy 点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
(2) 衝突したが、エアバッグが展開しなかった車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
b. 車両の B ピラーまたはその周辺に損傷を受け、エアバッグが未作動でも以下の
項目に該当する場合は、サイドエアバッグセンサ Assy を新品に取替える。
【基準】
・ 取付け部の変形または塗装のはがれ
・ サイドエアバッグセンサ Assy およびコネクタ部のすり傷、ひび割れ、破
損
・ 連番の損傷
(3) 衝突し、エアバッグが展開した車両
a. 衝突によりエアバッグが展開した場合、ボデー変形部分(修理範囲)にあるサ
イドエアバッグセンサ Assy は必ず新品に取替える。また、ボデー変形部分に
入っていないサイドエアバッグセンサ Assy でも大きな衝撃が入力されている
場合および以下の項目に該当する場合は、サイドエアバッグセンサ Assy を新
品に取替える。
【基準】
・ 取付け部の変形または塗装のはがれ
・ サイドエアバッグセンサ Assy およびコネクタ部のすり傷、ひび割れ、破
損
・ 連番の損傷
リペアインフォメーション
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11. サイドエアバッグセンサ Assy No.2 点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
(2) 衝突したが、エアバッグが展開しなかった車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
b. 車両の C ピラーまたはその周辺に損傷を受け、エアバッグが未作動でも以下の
項目に該当する場合は、サイドエアバッグセンサ Assy No.2 を新品に取替える。
【基準】
・ 取付け部の変形または塗装のはがれ
・ サイドエアバッグセンサ Assy No.2 およびコネクタ部のすり傷、
ひび割れ、
破損
・ 連番の損傷
(3) 衝突し、エアバッグが展開した車両
a. 衝突によりエアバッグが展開した場合、ボデー変形部分(修理範囲)にあるサ
イドエアバッグセンサ Assy No.2 は必ず新品に取替える。また、ボデー変形部
分に入っていないサイドエアバッグセンサ Assy No.2 でも大きな衝撃が入力
されている場合および以下の項目に該当する場合は、サイドエアバッグセンサ
Assy No.2 を新品に取替える。
【基準】
・ 取付け部の変形または塗装のはがれ
・ サイドエアバッグセンサ Assy No.2 およびコネクタ部のすり傷、
ひび割れ、
破損
・ 連番の損傷
12. ワイヤハーネスおよびコネクタ点検
(1) 衝突に巻き込まれていない車両または衝突しているが、エアバッグが作動していな
い車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
(2) 衝突に巻き込まれた車両
a. ダイアグノーシスコードを点検する
b. エアバッグ用ワイヤハーネスと露出した接触点のすべてのワイヤハーネス上
で、破損がないか点検する
c. エアバッグ用ワイヤハーネスのコネクタにすり傷、ひび割れ、破損がないか点
検する
リペアインフォメーション
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車両取付け後の作業〔トヨタ アクア(NHP10)サービスマニュアル一部抜粋〕
・ エアバッグ関連部品の点検や脱着、取替え後は、必ずエアバッグウォーニング
ランプの点検を行うこと。
以上
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