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コチラ - こころの東京革命
平成23年度 体験記事業 との 族 ふれあい 家 ∼わたしの 家族 じまん∼ 小学 生の 作品 集 平成24年2月 東京都/東京都教育委員会/心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 特任会長代行あいさつ 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 特任会長代行 多 湖 輝 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)では、大人が真剣になって子供たちと向き 合っていこうという取組である「心の東京革命」を広く皆さんに知っていただき、共に進 んで行動に移していただくために、様々な活動を展開しております。この体験記事業は、 その活動の一環です。 今年度は「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」というテーマで、数多くの小学 生から、絵と作文の応募をいただきました。作品を通して、親子の愛情、家族とのふれあ い、家庭での心温まる生活の様子などが存分に伝わってきました。応募していただいた小 学生の皆さん、応募に際し、御協力いただきました保護者ならびに教育関係の皆様に厚く 御礼申し上げます。また、本事業の趣旨に御賛同いただき、御協力いただいた、後援・協 賛企業の皆様につきましても、重ねて御礼申し上げます。 さて、近頃は、家族団らんがなくなってしまって、朝ご飯も一緒に食べなくなっている 家族が多いと言われております。様々な事情があるのでしょうが、家族それぞれが、出か ける時間に合わせて勝手に食べている、という家庭があるようです。夕食も似たようなも ので、家族みんないるのに、お母さんは仕事をやりながら、お父さんはテレビを見なが ら、子どもは自分の部屋でという具合に別々に食事をしているといった話しを聞きます。 果たして、「時代が変わったから仕方がない」と言って済ませてしまっていいものでしょ うか。いや、こうした時代だからこそ、子どもが家族と一緒に過ごす時間の大切さを私た ち大人が改めて認識し、家族とふれあう機会を子どもたちに豊かに経験させる必要がある のではないでしょうか。 このような時代の中で、都内の小学校120校から、2,846点もの応募があり、それだ けの数の家族にとって、この体験記事業に応募いただくことによって、家族の大切さを考 えるきっかけとなったことは、心の東京革命を推進している側としては、とても嬉しいこ とです。 青少年の健全な育成を図るには、まず私たち大人が自分たちの行動を見直し、正さなけ ればなりません。また、「心の東京ルール~7つの呼びかけ~」において提案しておりま すが、それぞれのご家庭で「子どもに手伝いをさせる」「毎日きちんとあいさつをさせる」 「子どもにその日のことを話させる」など、実践していただくことが大切になります。 この「心の東京革命」の趣旨を御理解いただき、次代を担う子供たちのために、今後と も御協力くださいますようお願い申し上げます。 総合対策部長あいさつ 東京都青少年・治安対策本部 総合対策部長 中村 長年 子供は、日々の生活や様々な自然体験・社会体験をしていく過程で心身ともに成長して いきます。正義感、倫理観、自主性、自立性、協調性、責任感、忍耐力、コミュニケー ション能力といった人間形成の基盤となる資質・能力は、そうした体験の中で身に付くと いっても過言ではありません。この体験記事業は、子供たちが、家族との体験や思い出を 振り返って記録に残すことで、大人も含めて、改めて家族の在り方や人と人とのふれあい などについて考える機会とすることを目的に実施しており、今回で11回目を迎えました。 今年度は昨年度に引き続き、「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」というテー マを設定し、小学生からそれぞれの家族に係る絵と作文の作品を募集いたしました。 おかげをもちまして、都内の小学校120校から、絵部門1,381点、作文部門1,465点 の計2,846点という数多くの作品の応募がございました。厚く御礼申し上げます。 作品を審査いたしましたが、いずれの作品にも、家族との心温まる様々なふれあいが表 現されておりました。例えば、両親や祖父母との思い出を綴った作品や、会ってみたくな るような家族の様子、家族の深い愛情を感じさせる作品など、日常生活の何気ない1コマ の中にも、家族間の絆や、思いやりなどを感じさせる描写が盛り込まれており、甲乙つけ 難いものでした。この度、厳正な審査の結果、55名の児童の受賞が決定し、表彰する運 びとなりました。入賞された皆さん、おめでとうございます。 さて、今の時代、子供たちを健全に育てる上で、親と大人の在り方が問われておりま す。大人には、自らを律するとともに、子供たちに正義感や倫理観、思いやりの心を育ん でいく責任があります。 東京都では、心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)と連携をとりながら、大人が 本気になって子供たちと向き合い、子供たちに人が生きていく上で当然の心得を伝えてい く「心の東京革命」を推進しております。 そのような取組の一環として、本事業を実施しているところですが、子供たちが健やか に育ち、安心して過ごせる環境を整備していくためには、行政の取組はもとより、私たち 大人一人ひとりが責任をもつことが肝要であると考えております。子供たちの作品を通し て、現在の生活や家族の在り方、親と子供との会話、そして地域との関わりやつながりに ついて考える契機となれば幸いです。 結びになりますが、次代を担う子供たちの健やかな成長のために、今後とも、青少年の 健全育成事業に御理解、御協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」 作品集の発行にあたって 子どもは、自分の生活を通していろいろな人とふれあい、様々な体験する中で日々成長しています。それ ぞれのご家庭、学校や地域・社会での体験を通して、子どもたちはどのようなことを感じ、考えているので しょうか。 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)では、子供たちをめぐる様々な体験を記録として残してまい りました。 ・平成13年度 私の子育て体験集「ひとりじゃないよ」 ・平成14年度 わが家のきまり実践集「ゆびきりげんまん」 ・平成15年度 「いっしょって楽しいね~家族の体験・挑戦!写真展」 ・平成16年度 小学生の作文集「あいさつ・ふれあい・ささえあい」 ・平成17年度 「食事と家族のふれあい~心も体も温まる食事~」 ・平成18年度 「食事と家族のふれあい~心も体も温まる食事~」 ・平成19年度 「食事と家族のふれあい~心も体も温まる食事~」 ・平成20年度 「食事と家族のふれあい~心も体も温まる食事~」 ・平成21年度 「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」 ・平成22年度 「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」 ・平成23年度 「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」 作品の審査に当たっては、絵や文章の表現の巧拙よりも、テーマに沿った作品であるか、作品から伝わっ てくる家族のふれあいや温かさが表現されているかなどの観点を重視して優秀作品を選出しています。 平成18年度からは、知事賞、教育委員会賞を設け、絵部門、作文部門から各1点ずつを選出しています。 また、絵部門、作文部門をそれぞれ低学年と高学年の部に分け、会長賞各2名、ふれあい賞各4名を選出し ています。会長特別賞については、低学年絵部門、低学年作文部門、高学年絵部門、高学年作文部門それぞ れについて、応募数を考慮の上、人数を設定して選出しています。 この作品集には、各賞受賞作品55点を掲載いたしました。惜しくもわずかな差で、ここに掲載されな かった他の多くの作品も、心にとどく温かい作品であったことを付け加えさせていただきます。 平成24年2月 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) (参考)審査員一覧 委員長 内山 清一(心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)特別顧問) 委 員 大橋 功(岡山大学大学院教育学研究科) 委 員 森 忠彦(毎日小学生新聞編集長) 委 員 中村 長年(東京都青少年・治安対策本部総合対策部長) 委 員 伊東 哲(東京都教育庁指導部義務教育特別支援教育指導課長) 1 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)特任会長代行あいさつ 多湖 輝 2 東京都青少年・治安対策本部 総合対策部長あいさつ 中村 長年 3 「家族とのふれあい~わたしの家族じまん~」作品集の発行にあたって 絵部門 入賞者及び各賞 知事賞 家族びっくりザラザラサメ肌 府中市立新町小学校 4年 桂田 芳紀…… 1 新宿区立早稲田小学校 2年 細山 陽名…… 2 みんなみんないつも一しょ 東洋英和女学院小学部 2年 佐々木麗奈…… 3 ニジマスのつかみどり 中央区立豊海小学校 3年 若原 聖奈…… 4 教育委員会賞 川の字 会長賞 低学年 高学年 『家族でキャンプ』 一本のろうそく 八王子市立横山第一小学校 6年 笹川ちひろ…… 5 星美学園小学校 5年 寄川 淳聖…… 6 八王子市立緑が丘小学校 2年 江端 大…… 7 しあわせのしゅんかん 世田谷区立旭小学校 1年 佐伯航太郎…… 7 夏の思い出 中央区立豊海小学校 2年 中村 桃華…… 8 ぼくとパパの夏休み 江東区立臨海小学校 3年 平賀 圭…… 8 まちどおしい幸せの日 江戸川区立松本小学校 6年 伊澤 杏…… 9 プレゼントは組体操 八王子市立横山第一小学校 6年 楠本 麗那…… 9 家族で見た天の川 大田区立小池小学校 4年 塚本 愛美…… 10 家族で乗ったリフト 目黒区立不動小学校 5年 若園 千晶…… 10 中野区立上高田小学校 3年 綾田日向子…… 11 ふれあい賞 低学年 『ぼくのサッカーれんしゅう』 高学年 会長特別賞 低学年 よもぎつみ 『マングローブのジャングルたんけん』 星美学園小学校 1年 猪野 裕菜…… 11 楽しかったサイパン旅行 中央区立泰明小学校 3年 石塚 紀大…… 12 魚つかみ 江東区立臨海小学校 3年 榎本万里恵…… 12 『いもうとのうんどうかい』 八王子市立由井第三小学校 1年 小幡 桃子…… 13 たのしいわたしのたん生日 国分寺市立第五小学校 1年 平野 葵子…… 13 まつぼっくりをみつけた 国分寺市立第五小学校 1年 細越 祈吏…… 14 ぴくにっく 目黒区立八雲小学校 1年 松本 華…… 14 おじいちゃんとおばあちゃん 江東区立元加賀小学校 4年 伊藤 詩乃…… 15 私がお姉さんになれる一時 荒川区立第二日暮里小学校 5年 北川 美有…… 15 高学年 家族でカラオケ 歌いほうだ~い 練馬区立中村西小学校 6年 坂下 智子…… 16 父とのインターネット通話 江東区立元加賀小学校 6年 島津 開…… 16 家族でテニス 江東区立元加賀小学校 6年 松下かなほ…… 17 府中市立若松小学校 5年 山末ちひろ…… 17 「おばあちゃん大好き」 (以上28作品) 作文 部 門 知事賞 大切な命 板橋区立板橋第一小学校 6年 水津 穂香…… 18 江戸川区立上小岩小学校 3年 内藤 綾乃…… 19 教育委員会賞 「家ぞくとのふれあい。」 会長賞 低学年 ありがとう名人 小金井市立小金井第二小学校 2年 小町 優奈…… 20 家族のこうれい行事 中央区立久松小学校 3年 矢川 香織…… 21 墨田区立東吾嬬小学校 6年 土屋 彩郁…… 22 府中市立新町小学校 6年 吉村 萌…… 23 高学年 「ありがとう」の大切さ 今日も笑顔で ふれあい賞 低学年 ぼくのたからものはおばあちゃん 暁星小学校 「おなじケーキがたべたいな。」 大田区立小池小学校 2年 石原 正隆…… 24 1年 熊本 糸杏…… 24 ぼくとママのゆめはサッカーせん手 菅生学園初等学校 1年 柴田 英寿…… 25 家族の力 中央区立泰明小学校 3年 和田 哲太…… 25 はなれてすごした夏休み 港区立青南小学校 6年 江幡 美玖…… 26 とどいた声 あきる野市立小宮小学校 5年 木住野剛月…… 26 母の言葉 葛飾区立中之台小学校 6年 佐々木雅穂…… 27 私と舞台と家族 中央区立久松小学校 5年 森田 結海…… 27 お母さんとの料理とぼくのゆめ 暁星小学校 3年 梅岡 寧央…… 28 わたしのおとうと 足立区立弥生小学校 1年 木下 美月…… 28 家族のじまん 板橋区立成増ヶ丘小学校 2年 佐藤 真嘉…… 29 ひいおじいちゃんの船 江東区立元加賀小学校 3年 根本 真緒…… 29 柿の収穫 江戸川区立大杉東小学校 3年 福島 央士…… 30 やさしいお兄ちゃん 目黒星美学園小学校 2年 星野 百音…… 30 ママありがとう 荒川区立第三日暮里小学校 2年 森 暖流…… 31 高学年 会長特別賞 低学年 高学年 お母さんのにんしん 中央区立日本橋小学校 4年 柏原 士温…… 32 家族の強い絆 府中市立小柳小学校 4年 篠塚 萌果…… 32 家族っていいな 中央区立明石小学校 5年 長田 友恵…… 33 忘れられない年 港区立青南小学校 6年 二条 静香…… 33 夜のクイズ大会 葛飾区立中之台小学校 6年 武藤 彩海…… 34 家族とのふれあい 港区立青南小学校 6年 森 椋梧…… 34 (以上27作品) │絵部門│ 家族びっくりザラザラサメ肌 かつら だ よし き 府中市立新町小学校 4年 桂 田 芳紀 知 事 賞 テレビがきっかけでサメを好きになったぼくは、水族館へ行きたくてたまりませんでし た。お母さんがパソコンで調べてくれて、サメにさわらせてくれる所が山口県にあると分 かったので福岡県で働いているお父さんがぼく達を連れてってくれました。初めは興味な さそうなお姉ちゃん達も「芳紀のおかげでサメにさわる体験が出来た」と喜んでくれまし た。サメ肌は思っていた以上にザラザラしていてワクワク感がもっとましました。 1 川の字 ほそやま ひ な 新宿区立早稲田小学校 2年 細山 陽名 教育委員会賞 ひっこしたばかりで、にもつがまだとどいていません。だから、三まいのふとんに、4 人でねています。 お母さんが「しばらく川の字になってねようね。」言いました。 わたしは、4人で川の字になってねるのが、すきですが、おねえさんは、「ひなとねる とけられるからきらい」と言っています。 2 │絵部門│ みんなみんないつも一しょ さ さ き れ な 東洋英和女学院小学部 2年 佐々木 麗奈 低学年 会 長 賞 わたしの家ぞくは、みんな、お母さんと一しょのへやや、ばしょにいます。でも理由は ありません。この絵は、お母さんがキッチンにいたとき、みんなが近くによってきたとこ ろをかきました。わたしは、今日の学校のことを話している、お母さんは、妹に、ほう ちょうのつかいかたを教えている、お父さんは、おなべのにものをあじみしている。みん なといないと、さみしいからか、一しょにいると楽しいからか、わからないけれど、わた しはそんなとき、かぞくとのきずなをかんじます。そして、みんなみんな、いつも一しょ だということもです。 3 ニジマスのつかみどり わかはら せい な 中央区立豊海小学校 3年 若原 聖奈 低学年 会 長 賞 軽井沢に行って、ニジマスのつかみどりをしました。ニジマスは、ぬるぬるしていて、 つかみづらかったけど、だんだんこつがつかめてくると、うまくつかめるように、なりま した。ニジマスの池は、ぬるぬるしていてわたしは、しりもちを、ついてしまいました。 ようふくは、びしょびしょになってしまいました。それでもつづけました。弟がと中から まざってきて、いっしょにやったらたくさんとれました。一番下の弟は、やりたそうに、 見ていました。また、やりたいです。 4 │絵部門│ 『家族でキャンプ』 ささがわ 八王子市立横山第一小学校 6年 笹川 ちひろ 高学年 会 長 賞 私の家族は、よくキャンプをします。 お父さんがアウトドアが好きだからです。 犬の“ゆず”もつれていきます。 お父さんがお肉を焼いてくれます。 お母さんと妹は、食べてばかりでした。 たのしかったです。 5 一本のろうそく よりかわ じゅんせい 星美学園小学校 5年 寄川 淳 聖 高学年 会 長 賞 ある日、ぼくの家では夜電気をすべて消して、キャンドルで夕食を食べることにしまし た。献立は手作りギョーザでした。食後にスイカ割りをやりました。割れたスイカを半分 に切り、みんなでスプーンで食べることにしました。すると一番美味しいところを弟が先 に食べてしまい、大さわぎになりました。とても楽しかったです。しかし地震や停電にな ると、台所の電灯や冷蔵庫も使えなくなり、本当に大変なことになると思いました。 6 │絵部門│ 『ぼくのサッカーれんしゅう』 え ばた だい 八王子市立緑が丘小学校 2年 江端 大 ぼくはサッカーが大すきです。 低学年 まい日サッカーのれんしゅうをしています。 シュートれんしゅうはいつもお兄さんがキー パーをやってくれます。 ふれあい賞 お父さんはじょうずになったねとほめてくれ ます。 お母さんはすごく大きな声でおうえんしてく れます。 もっとれんしゅうしてサッカーがうまくなり たいです。 しあわせのしゅんかん さ えき こう た ろう 世田谷区立旭小学校 1年 佐伯 航太郎 きゅうじつのたのしみは、かぞく三人ででか けることです。ぼくは、大すきなでんしゃやバ スのしゃしんを、おとうさんからもらったカメ ラでたくさんとります。 おとうさんは、ぼくがしゃしんをむちゅうに とっているところがすきで、うれしそうにぼく のしゃしんをとります。おかあさんは、たのし そうにしているぼくとおとうさんがすきで、い つもしゃしんにとっています。これがかぞくみ んなのしあわせのしゅんかんです。 7 夏の思い出 なかむら もも か 中央区立豊海小学校 2年 中村 桃華 なつやすみに青森のおばあちゃんのうちにか 低学年 ぞくみんなであそびに行きました。おぼんの 夜、花火たいかいがあったので見に出かけまし た。そこで見た花火は大きなお花のようでし ふれあい賞 た。なん回もきれいで大きな花火が上がってわ たしの上におちてくるようでドキドキしました。 ほかのみんなも花火にむちゅうでした。らい 年のなつもまた見に行きたいです。おばあちゃ ん元気でいてね。 ぼくとパパの夏休み ひら が けい 江東区立臨海小学校 3年 平賀 圭 ぼくは、夏休みになると、お父さんと千葉の いなかに一週間とまりに行きます。 朝六時におきて、カブト虫をとりに行ったり します。 昼は海に行って、いそあそびをします。夜は 庭で、花火をします。ぼくは、いつも夏休みが まち遠しいです。 8 │絵部門│ まちどおしい幸せの日 い ざわ あんず 江戸川区立松本小学校 6年 伊澤 杏 この絵は、家族みんなでクリスマスのかざり 高学年 付けをしている絵です。私は毎年家族みんなで 協力して歌をうたいながらかざり付けをするの が大好きです。 ふれあい賞 この日は、いつも帰りのおそい父も早く帰っ てきてくれます。1年に1度のクリスマスを前 にしたドキドワクワクするような楽しい時を絵 に描きました。 プレゼントは組体操 くすもと らい な 八王子市立横山第一小学校 6年 楠本 麗那 十月九日。今日は、お母さんのたん生日です。 わたしは、きょうだいが多いのでみんなで組 体操を、ひろうしました。 お母さんは、すごくよろこんでくれました。 やって良かったです。 次も、おもしろいプレゼントをしてお母さん に、よろこんでもらいたいです。 次は、一番下の弟も一緒にやりたいです。 9 家族で見た天の川 つかもと まな み 大田区立小池小学校 4年 塚本 愛美 アメリカのグランドサークルで、キャンプを 高学年 した時に、家族で天の川を見ました。いっぱい、 美しい星をみられたので、感どうしました。 ふれあい賞 家族で乗ったリフト わかぞの ち あき 目黒区立不動小学校 5年 若園 千晶 家族で高尾山にハイキングに行きました。 リフトに私と姉・父と母で乗りました。 始めは、少しこわかったので前のバーにつか まって、きんちょうしていました。後ろで母が 「こわいーこわいー」とさけんでいるので振り 返ったら、ニィーと笑ってカメラを構えていま した。 母の横で父がわざとこわがっているふりをし ていました。二人の姿を見たら、笑えてそして 周りを見たら緑がとてもきれいで森の中を空中 散歩しているようでたのしくなりました。今度 は、紅葉の季節に家族で行きたいです。 10 │絵部門│ よもぎつみ あや だ ひ な こ 中野区立上高田小学校 3年 綾田 日向子 祖母と母と私で、山のぼりに行きました。 低学年 帰りに、よもぎつみを教えてもらって、よも ぎをいっぱつみました。 帰ってから、母と祖母によもぎもちの作り方 会長特別賞 を教えてもらってよもぎもちを食べられるだけ 作りました。また山にいって、よもぎをつん で、よもぎもちをつくりたいです。 『マングローブのジャングルたんけん』 い の ひろ な 星美学園小学校 1年 猪野 裕菜 インドネシアのレンボンガンとうのマング ローブ林のジャングルをみにいきました。わた しとパパとママとあとガイドさんで、ふねに のってぐるぐるまわりました。 そうしたら、ガイドさんがマングローブの はっぱをわたしにみせてくれました。 わたしとママとパパで「うらもおもてもおな じいろだね。ハートのかたちだね。」といって いろいろかんさつしました。 とてもたのしかったです。 またかぞく三人でいきたいです。 11 楽しかったサンパン旅行 いしづか のりひろ 中央区立秦明小学校 3年 石塚 紀大 ぼくは、一年生のゴールデンウィークに家族 低学年 でサイパンに旅行に行きました。パラセリング やバナナボート、テニスなどをしました。ぼく が一番楽しかったのは、シュノーケリングです。 会長特別賞 それはやったことがなくて、海がきれいで、魚 がたくさんおよいでいるのが見えてとてもきれ いだったからです。ぼくはうちゅう人みたいな 貝がらをひろいました。足が一本で目がとびだ していてへんな貝です。次は、新しく生まれた ぼくの弟、ごうたもつれてってあげたいです。 魚つかみ えのもと ま り え 江東区立臨海小学校 3年 榎本 万里恵 川で魚つかみをしているところです。さい しょは、こわくてなかなかつかむことができな かったけれど、お父さん、お母さん、妹が「が んばれ」とおうえんしてくれたのでさいごに やっとつかむことができました。わたしもとて もうれしかったけど、家ぞくみんなもはくしゅ してよろこんでくれました。がんばってよかっ たと思いました。 12 │絵部門│ 『いもうとのうんどうかい』 お ばた もも こ 八王子市立由井第三小学校 1年 小幡 桃子 きょうはいもうとのうんどうかいです。いも 低学年 うとはかけっこで一ばんになる!とはりきって いました。ヨーイドン!でいもうとがはしりまし た。かぞくみんなでいっぱいおうえんしました。 会長特別賞 いもうとは一ばんでした。 おかあさんがつくってくれたおべんとうも とってもおいしかったです。わたしもうれし かったです。 たのしいわたしのたん生日 ひら の き こ 国分寺市立第五小学校 1年 平野 葵子 わたしのたん生日にかぞくぜいいんが「おめ でとう!」といってくれました。わたしのおに いちゃんがきゅうに「おめでとう。」といって きたのでびっくりしました。 でもとてもやさしいおにいちゃんだとおもい ました。 バースデーケーキをおかあさんがはこんでき てくれました。 たべてみたらとてもおいしかったです。 みんなもおいしそうにたべていました。 わたしは、おもわず「おいしい。」といって しまいました。 みんながわらってくれました。たのしかった です。 13 まつぼっくりをみつけた ほそこし いの り 国分寺市立第五小学校 1年 細越 祈吏 ぼくはくにたちの大がくどおりにいきました。 低学年 ママとパパといもうとといきました。大がく とおりには林があります。そこでまつぼっくり をみつけました。かたちはえびふらいみたいな 会長特別賞 かたちやすこしかけているかたちがありまし た。いろはちゃいろで、でこぼこしていました。 ままとぱぱはちがうところがみたかったみた いでぼくがみてるとちゅうで「もういくよ。」 といわれました。たのしかったのでもういちど いきたいなとおもいました。 ぴくにっく まつもと はな 目黒区立八雲小学校 1年 松本 華 おとうさんとおかあさんとわたしでぴくにっ くにいきました。 みんなで、いろいろなむしをはっけんしてつ かまえました。 みんなでおべんとうをたべたことがたのし かったです。 14 │絵部門│ おじいちゃんとおばあちゃん い とう し の 江東区立元加賀小学校 4年 伊藤 詩乃 夏休み、岩手の山田町のおじいちゃんの家に 高学年 行きました。 3月11日の大しんさいで町はがれきの山や こわれた家がたくさんありました。おじいちゃ 会長特別賞 ん、あばあちゃんはしんさいの後、行方不明の 人のそうさくや、たき出し、身元不明のごい体 のかくにん作業をしたそうです。自分達も大変 な思いをしたのに人の役にたててすごいと思い ました。わたしが家に行った時も、え顔でむか えてくれました。私は、おじいちゃんとあばあ ちゃんが大好きです。 私がお姉さんになれる一時 きたがわ み ゆう 荒川区立第二日暮里小学校 5年 北川 美有 私がお姉さんになれる一時は我家のかめ吉と 遊んでいる時です。 父や母は本当に自分の子のようにかめ吉に話 しかけています。 かめ吉をかこむと皆、笑顔になれます。 15 家族でカラオケ 歌いほうだ〜い さかした とも こ 練馬区立中村西小学校 6年 坂下 智子 家族でカラオケに行きました。いつもは、塾 高学年 や部活などでいそがしいお兄ちゃんたちと一緒 に行き楽しい時間でした。 お兄ちゃんたちが歌う歌はむすがしい歌ばか 会長特別賞 りだけど一緒に歌ってくれました。最後の方は 盛り上がってきておどったりも、しました。 一番最後の歌は、みんなで歌いました。 楽しかったのでまた行きたいです。 父とのインターネット通話 しま づ かい 江東区立元加賀小学校 6年 島津 開 二年前、父は転勤で仙台へ単身赴任すること になりました。 大好きな父と暮らせない日々の事を思うと、 さみしく思い、毎朝、インターネットでテレビ 通話をすることに決めました。 3月の東日本大震災の後、父と初めて顔を合 わせたのは十ヵ月後のテレビ通話でした。思い の外元気そうな様子に涙が出ました。 そして、改めて文明の力をありがたいと感じ ました。 16 │絵部門│ 家族でテニス まつした 江東区立元加賀小学校 6年 松下 かなほ 「家族みんなでテニスできるといいね。 」と、父 高学年 のすすめで一年生から、テニスを習っています。 今年の夏は、区のテニスコートで、三回練習 しました。 会長特別賞 父を越すよう、がんばっています。試合で父 に勝つと、いつもガッツポーズをしています。 家族みんなでやるテニスは、いつも楽しんで やっています。 「おばあちゃん大好き」 やますえ 府中市立若松小学校 5年 山末 ちひろ おばあちゃん大好き。みんな7月生まれ、花 火とバーベキューでハッピーバースデー。 いとこのお姉ちゃんと私は、おばあちゃんと 同じ7月生まれです。みんなでバーベキューと 花火でお祝いをしました。おばあちゃんは77 才。これからも、元気で長生きしてね。ハイ チーズ! 17 大切な命 すい づ ほの か 板橋区立板橋第一小学校 6年 水津 穂香 今年二月二十日、同居していた私のひ祖母が一○七才の生涯を閉じました。四世代同居 知 の大家族だったため、私も介護を手伝っていました。 その日の病院からの一本の電話は、なぜか悲しげに私の心に強く響きました。病院にか けつけた時は酸素マスクが外され、おばあちゃんの顔には白い布がかけられていました。 事 おばあちゃんのそばにかけ寄った私が、まだ温かさの残る手をにぎっていると、目頭が熱 くなり涙があふれてきました。「これが『死』なんだ。」初めて、死に向き合った瞬間でし 賞 た。年を取っていたので、いつかはこの日が来るのだとわかっていましたが、やはり悲し みがこみ上げてきます。手や顔に触れていると、おばあちゃんとの思い出がよみがえって 来ました。一緒にボール投げをしてあそんでくれたこと。昔の歌を教えてくれたこと。私 が食べさせてあげたおかゆを喜んで食べてくれたこと。いやがるお祖母ちゃんをお風呂に 入れるのが大変だったことなどの思い出。介護をすることは、家族にとっても私にとって も楽しいことばかりではなかったけれど、命の大切さを教えてくれたのは全てお祖母ちゃ んでした。 白い着物に赤いハカマで棺に眠るお祖母ちゃんに、私は赤い口ベニをつけてあげまし た。大きな戦争や関東大震災、一○七年間の生涯には、私たちの想像のつかないような事 がらがたくさんあったことでしょう。明治、大正、昭和、平成、四つの大きな時代を乗り 越えて今、ホッとした表情で眠っています。「ありがとう」と感謝の気持ちをこめたお手 紙を棺に入れながら、涙が止まりませんでした。千羽づるとお花をちりばめ、命の大切さ をみんなの心に残しておばあちゃんは、天国へ旅立っていきました。 18 │作文部門│ 「家ぞくとのふれあい。」 ないとう あや の 江戸川区立上小岩小学校 3年 内藤 綾乃 わたしのとっても、大好きな家ぞくのしょうかいをします。 教育委員会賞 まず始めにお父さんです。お父さんは「星」です。遠くから見ると小さな点だけど、す ごく力強く光っています。毎日、朝から夜おそくまで、一生けん命はたらいてくれて、わ たしの知りたい事や知らない事などたく山教えてくれます。色々な遊び方を、おもしろく 発見してくれて、わたしたちをわらわせてくれます。でもたまに、つかれてねちゃうけ ど、わたしには、じまんのお父さんです。 次は、お母さんです。お母さんは「太陽」です。太陽は、明るく、わらっている感じが します。お母さんも同じで、家ぞくみんなのごはんの用意をしたり、そうじをしたり、せ んたくをしたり、いつもみんなのために、はたらいています。そんないつもみんなのそば に、いてくれるお母さんが、わたしは大好きです。でも、カミナリみたいに、おこってる 時は、ちょっときらいな時もあります。 次は、妹です。妹は「月」です。雲にかくれたり、出てきたり、まん月になったり、三 日月になったり、大きくなったり、小さくなったりして、見ていてとても楽しいし、かわ いいです。けんかもたく山します。でもすぐなかなおりして、なかよくなります。妹と は、小さいころからずっと一しょにいる一番のなかよしです。 そして、わたしは「雲」です。雲は、いつもふわふわしていて、「月」や「太陽」や 「星」と、くっついたり、はなれたりしています。家でも、わたしは、お父さんやお母さ んや妹のそばに、くっついたり、はなれたりしています。だから、わたしは「雲」です。 そんな、「太陽」と「月」と「星」と「雲」がなかよく一しょにくらしているのが、わ たしの家ぞくです。 19 ありがとう名人 こ まち ゆう な 小金井市立小金井第二小学校 2年 小町 優奈 低学年 わたしの家には、ありがとう名人がいます。それは、一才十か月の妹、あやちゃんで す。ごはんを食べる時、あやちゃんは、 会 「おいしいね。ありがとう。」 と頭を下げておかあさんに言います。おかあさんは、わたしやおとうとが、だらだら食べ 長 ているとすぐにおこりますが、あやちゃんにそう言われると、きゅうにえ顔になり、 「こちらこそ、たくさん食べてくれて、どうもありがとう。」 賞 とうれしそうに言います。それを見て、おとうとも、 「おいしいごはん作ってくれてありがとう。」 と言うようになりました。 あやちゃんは、おむつをかえてもらった時、ものをひろってもらった時、頭をなでても らった時、どんなに小さなことでも、おぎょうぎよく頭を下げて大きな声でおれいを言い います。一才なのにえらいです。わたしは、ありがとうを言いわすれたり、小さな声で 言ってしまうことがあったので、六つも下の子にまけてははずかしくなりました。 でも、あやちゃんのおかげで、かぞくみんなありがとうをたくさん言うようになったの です。お父さんは、おかあさんに、 「今日も家じや子どもたちのことありがとう。」 と毎日のように言います。おかあさんも、 「こちらこそ、しごとしてくれてありがとう」 と言います。 わたしたちきょうだいも、いっしょにかんしゃの気持ちをつたえます。 ありがとうを言われると、とてもうれしくてみんなえ顔になります。言う方も、あたた かい気もちがわいてきます。ありがとうのひびき合う、え顔いっぱいの家。それがわたし の家ぞくじまんです。 あやちゃん、ありがとうをおしえてくれてありがとう。いつまでも、ありがとうのひび き合う家でいようね。 20 │作文部門│ 家族のこうれい行事 や がわ かお り 中央区立久松小学校 3年 矢川 香織 低学年 わたしの家は中央区の東日本橋です。近くにはすみ田川も流れ、高そく道路もあり、高 いビルがたちならんでいます。そんな地いきの路地の一けん家に家族五人で住んでいます。 会 「今日あたり、家の前でやるかー!」と、父のかけ声で家族のこうれい行事がはじまり ます。こうれい行事とは、あたたかいきせつになると家の前でバーベキューをすることで 長 す。父と母が買い出しに行き、夕方から父と高校三年生の姉がすみをつかって火をおこし ます。げんかん前にテーブルといすを出して、わたしは家から食ざいや食きをはこんだり 賞 します。すみがいい感じになると、あみの上に食ざいをどんどんおいてやきはじめます。 やけるまでの間、学校での出来事やいろいろな事を家族で話します。近所の人が通りがが りながら「おっ!またやってるね。」と、声をかけられます。会社帰りの人たちにもニコ ニコしながら見る人もいれば、びっくりした顔をする人もいれば、「いいなぁー。」とうら やましそうな顔をする人もいます。家の中とちがって外で食べるごはんはとってもおいし いです。くらくなってくると、父は二かいからライトをつけだし、外での食事は続きま す。そんな時大学三年の兄が帰ってきます。 「またやってるの!?。」と、兄はニコニコしながらせきにつきます。兄からも学校のこと を聞かれて、わたしが「なわとびができない。」「ボールがうまく投げられない。」と、話 すと食事のあとに、兄と姉が二人がかりで教えてくれます。父と母は時々、口を出しなが ら楽しそうに、わたしたちを見てくれます。 わが家のバーベキューに、今では近所の人たちやお友だちの家族とする時もあります。 みんなからとてもうらやましがられます。都会のまん中で、家の前でバーベキューが出来 て、わたしはしあわせです。 21 「ありがとう」の大切さ つち や あや か 墨田区立東吾嬬小学校 6年 土屋 彩郁 高学年 私には、「ありがとう」というたった一言が伝えられなかった人がいます。 その人は、私の家族であるおばあさんです。おばあさんは、私が生まれてからずっと私の 会 めんどうをみてくれていました。お母さんが仕事でおそくなるときにも、ずっと一緒でした。 でも、私が三年生になってから、習い事もいそがしくなり、おばあさんとの時間が少な 長 くなっていました。 四年生になると、おばあさんとは毎日のようにけんかをしていました。 賞 そして私はとうとう、おばあさんが悲しむようなひどい言葉をいってしまいました。 「おばあさんなんかどっか行っちゃえ。」 おばあさんは、とても悲しんだのではないかと私は思います。 それからも私とおばあさんとのけんかは続きました。それを見てお母さんたちが私たち のことをとても心配していました。 四年生の夏休みに家族で話し合い、おばあさんが老人ホームでくらすことになりました。 おばあさんが老人ホームへ行く日になると、私は、急にとてもさみしくなりました。ど うしてあんなケンカをしてしまったんだろうと後悔もしました。 私は一ヵ月に一回、おばあさんに会いに行きました。会いに行くのがとても楽しみでし た。会ったときには、一緒に買い物をしたり、ごはんを食べたり、とても楽しくおばあさ んもとても喜んでいたのがうれしかったです。 老人ホームに入って一年がたったころ、おばあさんは体調をくずして入院しました。 しばらくして退院したので、家族みんなでおばあさんに会いに行きました。でも、おば あさんは私の知っているおばあさんではないように思えました。 なぜなら、歩くこともできず、ごはんを一人で食べられなくなっていたからです。 その後すぐに、おばあさんはまた入院しました。 一週間ほどたって、お母さんのけい帯電話に病院から電話がきました。かんご師の方から、 「おばあさんが先ほど亡くなりました。」 と言われました。 私は号泣しました。とても悲しくなり、いろいろな後悔も思い出しました。 その中でも最大の後悔は、おばあさんに「ありがとう」と言えなかったことです。どう して言えなかったかというと、私は「ありがとう」と言うことをとてもはずかしく思って しまったからです。 私は今、おばあさんに「ありがとう」と「ごめんなさい。」と心から伝えたいです。 それから、おばあさん。私のことを天国からずっとずっと見守ってください。おばあさ んのおかげで今の私がいると思っています。 22 │作文部門│ 今日も笑顔で よしむら もえ 府中市立新町小学校 6年 吉村 萌 高学年 「いつまでもダラダラしてないで、早く、準備しなさい。」今日もまたいつものように、 母に注意されます。父は私たち家族に向かって、いつも大きな声で言うことがあります。 会 それは、「みんな、今日もがんばれよ。いってきます。」と…。どんなに、大きなケンカを した日でもその言葉は、笑顔で言って行く父を見て、「どうしてそんなことが出来るの。」 長 と、ずっと思っていました。「ケンカしてても言うなんて、へんなの。」と思い続けていま した。でもその意味がやっと分かる日がくるなんて、思ってもいませんでした。 賞 ある日、ちょっとしたことでイライラしてしまい、母と口ゲンカをしました。なのに父 はやっぱり、大きな声で笑顔で「今日もがんばれよ。いってきます。」と言った。私は父 に何も言わなかった。すると父は、「いってきますっていうのはあいさつだ。それを言わ ずに、今日という一日を明るくすごせるのか。」と言われた。私は、父の言ったことがむ ねにつきささった。思えば、私がどんなに落ちこんでいても父は、「大丈夫か?父さん仕 事にいくけどがんばれよ。いってきます。」と私を温かい言葉でなぐさめてくれていたこ とに気づきました。なので、笑顔で「いってらっしゃい。」と言いました。父にあいさつ の大切さを学びました。そして「ありがとう。」「ごめんなさい。」「いってきます。」のよ うなあいさつで人の心は変わると思います。だから私は、心が暗い時こそあいさつをしよ うと心がけています。いつか私に家族が出来た時、私も、家族に、笑顔であいさつしたい です。 「ほら、学校おくれるよ。」と今日もいつものように、母に注意されます。私は家族に 向かって、大きな声で言います。笑顔で、「今日もがんばります。いってきます。」 23 ぼくのたからものはおばあちゃん いしはら まさたか 暁星小学校 2年 石原 正隆 低学年 ふれあい賞 ぼくの家ぞくは、父、母、姉、ぼく、そしておばあちゃんの五人家ぞくです。家ぞくはみんな大切です が、その中でも、おばあちゃんは、たからもののようなそんざいです。 ぼくは、まい日学校から帰ると、まっ先におばあちゃんのへやに行き、その日のできごとを話します。 家ぞくでりょ行に行く時も、おばあちゃんは、いつもいっしょです。 ところが、この夏、とてもショックなことがおきました。おばあちゃんが、心ぞうのびょう気をなおす ために、手じゅつをしなければならなくなったのです。そのことを母から聞かされた時、ぼくは、ぶじに たいいんできるのだろうかと、ふあんな気もちでむねがいっぱいになりました。 おばあちゃんが入いんしていた十日間は、とてもとてもながくかんじられました。ぼくは、まい日びょ ういんに通い、おばあちゃんの手をさすりながら、家にいるときのように、いろいろな話をしました。ぼ くが家に帰る時間が近づくと、おばあちゃんはきまって、 「明日はこなくていいわよ。」 と言ってくれましたが、ぼくは、聞こえないふりをして、 「また明日くるね。」 と言って、びょう室を出ました。そして、 「おばあちゃんが元気になりますように。」 と、家でたくさんおいのりをしました。 心ぱいしていた手じゅつは、ぶじせいこうし、おばあちゃんは、元気になってたいいんすることができ ました。おばあちゃんが一人いなかっただけで、さみしかった家が、またにぎやかになりました。 これまでぼくは、おばあちゃんにたすけてもらうことばかりでしたが、これからは、ぼくが、大すきな おばあちゃんをたすけることができるように、もっとたくましくなりたいと思っています。 「おなじケーキがたべたいな。」 くまもと し のあ 大田区立小池小学校 1年 熊本 糸杏 いもうとにはアレルギーがあります。りにゅうしょくのとき、パンをしゃぶったらかおがはれて、わん わんなきました。びょういんでけんさをしたら、こむぎとたまごのアレルギーがあることがわかりました。 そとでごはんをたべるときもひとりだけたべものがちがうときがあります。いつもいたずらばかりしてい るけれど、いもうとのがまんづよいこころはすごいとおもいます。わたしだったら、がまんできません。 パパはかいしゃがおわったあと、おみせでアレルギーようのめずらしいちくわやかまぼこなどをかって かえってくれます。ママはこめこのこなでホットケーキをつくってくれます。それから、アレルギーよう のめんでスパゲッティーやマカロニサラダもつくってくれます。おばあちゃんもカタログをみて、アレル ギーようのおかしをちゅうもんしてくれています。 だけど、ひとつだけこまったことがあります。アレルギーようのケーキがおいしくありません。ママも くふうしてつくりますが、どちらもスポンジがほんものとはちがって、ふわふわしていません。いもうと もたべはじめても、のこしてしまいます。わたしは「おおきくなったらおいしいケーキがたべられるよう になるよ。」とはげましています。 これからも、みんなでいもうとにきょうりょくしたいとおもっています。そして、いつかかぞくみんな でおなじおいしいケーキをたべたいです。いもうとはきっとよろこんで、おかわりもするとおもいます。 わたしは、たべたいものがなんでもたべられることはしあわせだとおもいます。しょくじをするときにか んしゃのきもちをわすれないようにしたいです。 24 │作文部門│ ぼくとママのゆめはサッカーせん手 しば た ひでとし 菅生学園初等学校 1年 柴田 英寿 低学年 ふれあい賞 うん動が苦手なママが、サッカーのコーチのしかくをとって、サッカーせん手になりたいぼくと7年間が んばってきました。 学校がおわると、車でむかえにきて、2時間以上かかるサッカースクールへつれていってくれます。車の 中でいそいできがえて、体ちょうを考えてよういしてくれたおやつを食べます。 とちゅうで、ぼくはねむってしまいますがママはじゅうたいの中、高そく道ろをがんばってうんてんします。 スクールにつくと、ママはしんけんできびしくぼくを見ています。ぼくも気になります。 帰りの車では、きびしくおこられたりしてやる気をなくすこともあるけれど、いつか上手になってやると 思って、ぜったいにやめません。ママはよく 「やる気がないならやめなさい。やる気のある人にめいわくです」 といいます。いわれるとくやしくなりますがよく考えると、ふざけてばかりいる友だちとれんしゅうはした くないとぼくも思いました。ほかにも、学校のことや、かめんライダーや友だちのはなしなど、いろいろな はなしをしますが、ママの子どものころのはなしが一ばんきょうみがあります。ママがどんな子どもだった のか、はなしをきくととても楽しいです。また、かえりにもかならず、つかれをとるジュースとほ食をよう いしてくれます。パワーアップしてCDをかけてもらい、いっしょに歌を歌ったりすることもあります。 とっても楽しいです。ママとぼくでパートをわけて歌って、本とうの歌手みたいな気分です。 ぼくがサッカーせん手になるまで、楽しい時間がつづくといいなと思います。 サッカーせん手になることが、ぼくのゆめですが、ママを 「サッカーせん手のお母さん」 にしてあげることも、ぼくの大じなゆめです。 家族の力 わ だ てっ た 中央区立泰明小学校 3年 和田 哲太 ザァー。昨年の夏、家族四人で富士山に登っていたら九合五しゃくで大雨がふってきました。そこで 二〇一〇年のぼくにとってはじめての富士登山は幕を閉じました。 それから一年。今年の夏、家族で富士山をリベンジしました。ぼくたち家族はこの富士登山のために朝、 みんなでランニングをしています。急な坂を登っている時ぼくは「もう、走るのをやめたい。」と思う事が あります。そんな時、お父さんやお母さんに、 「富士山に登るにはこれくらい楽にできないとだめだよ。」 と言われると、ぼくは気合いが入りがんばれました。 そして待ちに待った富士登山の日がやって来ました。予ほうはくもり時々雨、強風、落雷の心ぱいもあり ました。でも、ぼくたち家族は「頂上まで絶対登るぞ。」という気持ちでスタートしました。 前回と比べて強風のせいか気温がひくく八合目あたりから体が冷えてきました。いつも元気な二つ下の弟 が寒さとねむ気でだんだんペースが落ちてきました。ぼくが心ぱいしていたらお母さんが、 「つらそうだからみんなで持ってあげよう。」 と言いました。ぼくはそんなお母さんがやさしいなと思いました。弟はリュックを持たずに登ることができ ました。ぼくがつかれると弟が持ち、弟がつかれると交代でぼくが持ちました。そして二人つかれたときは お父さんやお母さんが前後に持ってくれました。 九合五しゃくで弟が、 「もう家にかえりたくなっちゃった。」 と言うと、お母さんが、 「今年も九合五しゃくであきらめちゃう?」 と言いました。そしたら弟が、 「絶対やだ。まだがんばる。」 と言い、ぼくはこんなにつかれていても、あきらめない心がすごいなと思いました。これはあの坂道のおか げなきがします。 そしてついに頂上まで登ることができました。富士山はとても長い道のりで大変だけど、家族の思いやり があれば、つらくてものりこえられるんだなと思いました。ぼくはこの家族の一人でいれて、とても幸せで す。来年は家族でご来光が、今のぼくの目ひょうです。 25 はなれてすごした夏休み え ばた み く 港区立青南小学校 6年 江幡 美玖 高学年 ふれあい賞 今年の夏休みは、妹の顔を見ない日が続きました。なぜなら、私はほぼ毎日夏季講習で妹も習い事があっ て、ちょうど時間がずれていたからです。それでも妹が「ガンバレ。」とメールをしてくれたり、私の机に 本をおいてくれたりとこれまでの夏よりも姉妹の絆を感じられたように思います。 また、今年は四日間ほど妹とはなれてすごした時がありました。たった四日間と思うかもしれませんが、 どこを旅行するのにも一緒だった私達にはとてもめずらしいことでした。その四日間、妹はキャンプに行 き、私は軽井沢へ行きました。顔を合わせればけんかをするような私達だったので最初「いってきます。」 といって家を出た時は、ワクワクしていたのですが、いざ軽井沢についてみると、本もないし、けんかをす る相手もいないし、となぜだかさびしくなってしまいました。メールをすると妹もつまらなかったようで泣 いている絵文字をたくさんおくってきました。その後はそれといったことは何もないまま、勉強をしたり、 テレビを見たりとのんびりとすごしていました。四日間がおわって家につくと妹がいました。「おかえり!」 「ただいま!」なぜか、感動の兄弟再会のようになってしまいましたが、お互いにキャンプのことや軽井沢 のことを話して、とても楽しい時間がすごせました。夜、ねる時も二段ベッドで朝起きたら妹がいるという 当たり前の生活は、すばらしいことなのだと感じています。 それから、私と妹は、前のようにはけんかしなくなりました。一歩ゆずるということが出来るようになっ た気がします。 はなれてすごした夏休み、それは姉妹の絆を深めてくれたすばらしい夏休みでした。 とどいた声 き し の こうげつ あきる野市立小宮小学校 5年 木住野 剛月 ぼくのおじいちゃんは、とても元気で働き者です。畑で野菜を作ったり、田んぼで米を作っています。 ところが五月五日の朝、田植えの準備のために水門を開けに行って、うっかり川に落ちて大けがをしてし まいました。 おじいちゃんが救急車で運ばれた病院に、急いで家族でかけつけました。集中治りょう室のおじいちゃん は、さん素マスクを付けて、首はギブスで巻かれていました。顔がパンパンにはれて、とても苦しそうでした。 いつもの元気なおじいちゃんとは別人のようで、ぼくは悲しかったです。頭を強く打っていたので、とて も心配しました。でもけがをした次の日は、田んぼの水のことや、畑のきゅうりやなすの苗植えのことを気 にして話をしていました。 しかし、三日目から急に意識がなくなってしまい、おじいちゃんの体は、点てきなどのいろいろな管につ ながれてしまいました。 ぼくは、おばあちゃんが亡くなった時のことを思い出してしまい、すこし怖くなりました。おばあちゃん が突然亡くなってしまったのが、四年前の同じ五月だったので、家族はみんな、いやな気持ちでいました。 お見まいに行くとお母さんは、あたたかいタオルで顔や体をふいてあげたり、手や足をさすっていました。 ぼくも、おじいちゃんがいつも喜ぶ、得意のマッサージをしてあげました。おじいちゃんの手はぶ厚く て、指が太く、グローブのようです。ぼくは、 (この手が、美味しい野菜や米を作ってくれているのだな。) と思い、もっと一生けんめいマッサージをしてあげました。 お父さんも毎日、病院に行って、おじいちゃんの反応がなくても、いろいろな話をしてあげていました。 家族や親せき、おじいちゃんの友だち、みんながおじいちゃんの回復を祈っていました。 ずっと眠ったままだったおじいちゃんが、話しかけるとうなずいたり、手振りをするようになり、一ヶ月 を過ぎたころから少し、会話が出来るようになりました。最初は、変なことばかり言っていたけど、だんだ んいつものおじいちゃんにもどってきました。でも、点てきだけで何も食べていなかった体は、やせて細く なってしまいました。 それから、おじいちゃんはリハビリをとてもがんばって、八月六日に退院することが出来ました。しばら く、畑と田んぼはお休みしなくてはならないので、少したいくつそうです。 おじいちゃんが眠っていた時、ぼくたちが話しかけてあげていたことを知っているか分からないけれど、 きせき的に回復したのは、きっと声がとどいていたのだからだと思いました。 26 │作文部門│ 母の言葉 さ さ き ま ほ 葛飾区立中之台小学校 6年 佐々木 雅穂 高学年 ふれあい賞 「自分の仕事のために子供を保育園にあずけるのって、子供に申し訳ないでしょう?」 私は、ついこの間母から意外な言葉を聞いた。 私がまだ幼くて保育園に通っていた頃の事だった。 毎日帰る時に、私は母から大好きなお菓子をもらっていた。 だから私は、いつも帰りを楽しみにしていた。 しかし、さすがに六年にもなるとその事を不思議に思うようになり、母にたずねてみたのだ。 子供を仕事のためにあずけるのはかわいそうなのか。 保育園で遊んで食べて、昼寝をする事なんてちっとも苦ではないし、むしろ楽しい。 それがかわいそうなのか。 私はその晩少し考えてみた。 最初は「かわいそうなんかじゃない」、そう思っていたけれど、考えているうちに確かにそんな気がして きた。 もし自分が母親の立場だったら、子供を保育園にあずけるのはつらい事だと思う。 いずれ、そういう所にあずけなくてはいけなくても、幼い子供にかまってあげる事もできずに仕事のため にあずけるのはやはりかわいそうだと思う。 私は、自分がいかに母親に思われているかを知った。 こんなに自分の事を考えてくれていたのかと思うと、心の底から熱いものがこみあげてくるのが分かった。 私が大きくなって子供ができたら、その子供にもこんな風に接してあげたい。 そして、親にも絶対孝行をしようと思っている。 私と舞台と家族 もり た ゆ うみ 中央区立久松小学校 5年 森田 結海 私は、五才の時に劇団に入り、年に何回かミュージカルやお芝居の舞台に出演しています。「すごいね。」 とほめてくれる人もたくさんいますが、私がこうして舞台に立てるのは、家族のみんなのおかげだと思うの です。 初舞台の時、子役指導の先生がよくこうおっしゃいました。 「子役は自分の力だけで舞台に立てる訳ではありません。送りむかえをして下さったり、台本をいっしょに 読んだりして下さるお母様方の協力や、合図を出してくれる他の役者さん達の力があって初めて舞台に立て るのよ。」 この言葉を聞いた時はまだ小さかったし、意味をよく考えることはありませんでした。でも、段々実感がわ いてきて、今では舞台のたびに思い出します。 舞台は上手に出来た楽しさ、うれしさもたくさんあります。つらい事や大変な事もあります。大変でもが んばってこその成功だと分かっていても、どうしてもつらい時もあります。そんな時にささえになるのは、 舞台が大好きだということと家族なのです。 母は送りむかえをどんなにつかれていても、夜おそくでもかかさずしてくれるし、お弁当も作ってくれま す。ちゃんと練習しなくては、という気持ちがわいてきます。 「自分の努力を信じようね。」 という言葉も、とても勇気がわいてきます。 弟は、私の舞台が決まると 「ねねちゃんすごいね。なるくんぜったいみに行くからね。」 と、とても喜んでくれます。 私は歌もダンスも演技も大好きで、続けていきたいと思います。「自分だけの力ではない。」ということを 忘れないつもりです。ずっと応援してはげましてくれる母、いつもうれしそうに送りむかえについて来て、 本番には一番大きく拍手して喜ぶ弟、かかさず舞台を観に来てくれる祖父母……。みんな私の宝物です。 27 お母さんとの料理とぼくのゆめ うめおか ね お 暁星小学校 3年 梅岡 寧央 低学年 会長特別賞 ぼくのお母さんはとてもお料理がとくいで、ごはんの作り方を教えてくれます。 ぼくは、お母さんが作るおいしいごはんを食べて、幸せな気もちになって、コックになりたいと思いまし た。そこで、ぼくは家でお母さんといっしょに、夜ごはんを作ることにしました。 ぼくとお母さんは、そうだんをして、大しんさいの次の日に、元気を出すためにはじめてピザを作ること にしました。そのとき、お母さんは、ぼくにピザの作り方を丁寧に教えてくれました。自分で、上にのせる 具などをえらんで、がんばってつくったピザは、生地がパリッとしていて具はふっくらと焼けて、お店で食 べるよりもおいしくてびっくりしました。お母さんも、 「こんなにおいしいピザははじめて食べたわ!」 と感動していました。がんばって作っている、ぼくは、お母さんのおかげで、ピザ作りが大とくいになりま した。 他にも、お母さんは僕にハンバーグ、カレーライス、ボンゴレスパゲッティ、サンドウィッチなどを教え てくれました。 ハンバーグは、空気の抜き方や、こね方などを教えてくれました。空気は、 「ひき肉などをこねて、ハンバーグの形にしたら、それをゆっくりなげて、つぶれないていどにキャッチを して20回ほどひっくりかえし、フライパンにのせるとうまくできるよ。」 とか、 「こねる時は外がわから内がわへ、内がわからおくへ、をくりかえすのがいいよ。」 とかアドバイスをしてくれます。 ぼくは、お母さんがこんな丁寧にアドバイスをしてくれたから、教えてもらったことを心にきざみこん で、ぜったいに、コックになりたいです。そしてコックになったら、 「お母さん、いつもお料理を教えてくれて、どうもありがとう!お母さん大好きです。」 とおれいを言いたいです。 わたしのおとうと きのした み つき 足立区立弥生小学校 1年 木下 美月 わたしのかわいいおとうとのなまえは、木下しょうたです。ことしの三月九日にうまれました。おおきな じしんがおきたふつかまえです。じしんのときは、パパがすぐにみにいきました。そのあとは、ずっとママ のそばでねていたそうです。うまれたときは、ちいさくて、ほそいてやあしでしたがいまはママのおっぱい をのんでぽっちゃりしてかわいいです。いっぱいおっぱいをのんではなからだしたこともありました。 わたしは、いつもしょうたくんのおせわをします。おむつをかえたり、まいにちあそんであげたりしま す。わたしがおうまになってしょうたくんがうえにのってあそんだらたくさんわらってくれてかわいかった です。おふとんにねかせるとすぐになくので、ママがいそがしいときは、わたしがだっこします。そうする と、なきやみます。わたしは、ちいさいママみたいです。ママは、 「しょうちゃんのおせわをしていると、いつかママになったときにやくにたつよ。ママもいもうとのおせわ をしていたのでやくにたったよ。」 といいます。 しょうたくんは、だいぶねがえりができるようになりました。ときどき、「うきゃうきゃ」とわらったり、 「あー、うー」とおはなしをしたりします。それから、しょうたくんは、わたしたちがごはんをたべている のをみると、よだれをだらだらとたらします。ごはんのじゅんびをして、おちゃわんのおとがすると、そわ そわしてくちをならして、たべたそうにします。いっしょにごはんをたべたいのかなあとおもいます。 「みつきちゃんは、おとうとがいていいね。」 とおともだちからいわれます。おとうとがうまれて、わたしはとてもうれしいです。 28 │作文部門│ 家族のじまん さ とう ま ひろ 板橋区立成増ヶ丘小学校 2年 佐藤 真嘉 低学年 会長特別賞 私は、料理ができます。それは、お母さんが、料理がすごく得意だからです。ケーキ作りが、とても上手 です。時々、失敗してしまう時がありますが、お母さんは、 「失敗しちゃったー。どうしよう。」 と、言っています。でも、食べてみると、とてもおいしいのです。私が、 「えー、ぜんぜん失敗してないじゃない。」 と、言うと、 「ありがとう。」 と、言って喜んでくれます。 私は、ピアノが得意です。それは、お母さんは、ピアノの先生ではないけれど、子どものころに、習って いたので、教えてくれるからです。すごくむずかしい曲も、お母さんは、弾けるので、私は、感心していま す。私もたくさん練習して、お母さんが弾いているむずかしい曲にもちょうせんしてみたいです。 私は、しょうぎが得意です。それは、お父さんがとても強いからです。本気でやられると負けてしまいま す。時々、お父さんが失敗すると、 「ありゃー、失敗したー。負けちゃうぞー。」 と、言います。でも、私が失敗したらお父さんが勝ちます。私は負けるとくやしいです。だから、勝つまで やります。お母さんも、私と同じ時期に始めたので、同じ強さです。だから、お母さんと戦うと勝ったり負 けたりします。お父さんは、それを見て、こつを教えてくれます。そのおかげで、強くなれます。 私は、お父さんやお母さんに、色々な事を教えてもらって、とてもうれしいです。これからも、大好きな 家族と、一緒に旅行に行ったり、食事をしたり、たくさん遊んだりしたいです。そんなえ顔いっぱいの家族 がわたしのじまんです。 ひいおじいちゃんの船 ね もと ま お 江東区立元加賀小学校 3年 根本 真緒 わたしは、夏休みに家族で青森けんにりょ行して、八甲田丸という船を見学しました。 八甲田丸は、使われなくなった青かんれんらく船をみなとにとめててんじしているふねです。青かんれん らく船は、本しゅうと北海道をむすんでいましたが、二十八年前になくなったそうです。 船は、とてもかっこよかったけど、少しさびているところもありました。む線室を見ていこうと思ったら くさりがかかっていました。おとうさんが入りたそうにしていると、係の人がやってきて、 「どうしたんですか。」 と、話しかけてきました。おとうさんは、 「ぼくのおじいちゃんは、青かんれんらく船の通しんしだったんです。」 と答えたので、わたしはとてもびっくりしました。 ひいおじいちゃんは、わたしと会ったことのないまま三十二年前にしんでしまいました。生きていたら ちょうど百才でした。おとうさんは、しょうぎや、こままわし、プロレスごっこなど、よくあそんでもらっ ていて、おじいちゃんのことが大すきだったそうです。 係の人は、わたしたちをむ線室に入れてくれました。中は、ボタンが数えきれないほどありました。わた しは、弟とボタンをおしたりさわってみたりしました。 「ひいおじいちゃんも、このボタンをおしたのかなあ。」 と思いました。係の人は、せいふくとぼうしもかしてくれました。 おとうさんは、なきそうでした。わたしは、ひいおじいちゃんがすぐ近くにいるような気がしました。 29 柿の収穫 ふくしま ひろ と 江戸川区立大杉東小学校 3年 福島 央士 低学年 会長特別賞 「帰ったら、かきもぎをしよう。」 とお父さんが家族で買い物に行った帰りの車で言った。ぼくは、二階のベランダから見えた柿の木を思い出 しわくわくした。ぼくの家には、みかん、キウイ、ぶどう等、たくさんの木が植えられている。柿の木は、 樹齢十二年で四メートル位の高さがある。もうすぐ、電線に届きそうだ。数えきれない程のオレンジ色の実 がなっている。 家に着くと、お父さんがはしごとはさみを倉庫に取りに行った。ぼくは、柿の実に手をのばしてみた。一 番下の実にも届かない。お父さんが来るのを待たずに、ぼくは木に登り始めた。弟と妹も後からついて登っ て来た。上を見ると、枝が細くなっていて折れそうなので、太い所でお兄ちゃんに 「両手を離しても大丈夫かな。」 と聞くと、返事をする代わりに空のかごをわたしてきた。 「この柿でいいかな。」 とぼくが聞くと 「もうちょっと濃いのを選べば。」 といわれたのでそのようなのをさがしてかごに入れた。お父さんとお母さんとお兄ちゃんははしごを使いど んどん収穫していた。 ふと気がつくと、五才の妹が実のたくさんなっている高い細い枝の所まで登っていた。 おじいちゃんが笑ってみていたら、おばあちゃんが飛んで来て 「あぶないから早くおりて来なさい。」と言った。ぼくの妹は女のくせに本当にやんちゃだ。でも、ピアノは ブルクミュラーまで弾けてしまう。本当におもしろい妹だ。 柿はかごにいっぱいになった。 甘い柿を家族で食べながら、結局、妹が一個しかとれなかったことを思い出しぼくはつい笑ってしまった。 やさしいお兄ちゃん ほし の も ね 目黒星美学園小学校 2年 星野 百音 わたしのお兄ちゃんは、すごくやさしいです。まだ、小さいわたしと、いつも、いっしょにあそんでくれ ました。 ある時、お兄ちゃんが、おない年の子といっしょに、おにごっこをしてあそんでいました。わたしが、 「いれて。」 と言うと、 「いいよ。」 と、みんな言ってくれました。すごくうれしかったです。 お兄ちゃんのお友だちも、すごくやさしくしてくれました。本気でやれば、わたしなんかすぐつかまえら れるはずなのに、わたしをねらわずに、ほかの子をねらってくれました。 なぜ、お兄ちゃんのお友だちは、わたしのことをかわいがってくれるのかなあ、とかんがえました。それ は、お兄ちゃんがすごくやさしいからだと思います。 やさしい人のまわりは、しぜんとやさしい人がたくさんあつまってくるのだと、聞いたことがあります。 お兄ちゃんとお友だちを見て、本当にそのとおりだとかんじました。 お兄ちゃんは、電車ごっこ、たたかいごっこ、人生ゲームなど、いろいろなあそびをいっしょにしてくれ ました。小さいわたしとあそんでいて、つまらないと思ったこともあったかもしれないけど、いつもさいご まであそんでくれました。 今、お兄ちゃんは六年生なので、いそがしくてあまりいっしょにあそんでくれなくなったけど、やっぱり お兄ちゃんのことが大すきです。ずっとわたしのじまんのお兄ちゃんです。 30 │作文部門│ ママありがとう もり る る 荒川区立第三日暮里小学校 2年 森 暖流 低学年 会長特別賞 31 わたしのママは、やさしいです。 ママは、19さいでわたしを生みました。そして、すぐに弟が生まれました。だから、わたしは1さいにな るまえに、お姉ちゃんになりました。でも、わたしのママは、わたしのことも、弟のことも、めんどうを、 いっしょうけんめいにみてくれました。 わたしは、そんなママが、大好きです。生まれてきてよかったなとおもいます。 なんでかというと、ママのお友だちとあそんだり、わたしがだい三日ぽり小学校ににゅう学して、あたら しいお友だちがたくさんできて、そのお友だちとべんきょうしたり、あそべるからです。 ママはわたしがおかたずけをしなかったり、しゅくだいをすぐしなかったりすると、ものすごくおこりま す。そんなときは、おばあちゃんがたすけてくれます。 そうすると、ママは、おばあちゃんにもんくをいいます。 ママと、おばあちゃんが口げんかをして、あまやかしすぎるとかおこりすぎるとかいいます。 そんなときわたしは、自分のせいだとおもって、かなしいです。 わたしは、そんなときに自分できちんとすれば、ママとおばあちゃんが、口げんかをしないだなとおもい ました。 ママは、おこってもすぐにごめんねと、いってくれます。 そして、ごはんをたべにいったり、おかいものをしにつれていってくれたりします。 おかいものにいくときは、ママのうんてんで、弟とおばあちゃんとママとわたしでいきます。たまには、 いとこもいっしょにいきます。みんなとおかいものをするのが大好きです。 ママは、ほんとうは自分もすきなところにあそびにいきたいんだろうけど、いつも、わたしのことと弟の ことをいちばんにかんがえてくれます。 そんなときわたしは、しあわせなんだなとうれしくなりました。 ママうんでくれてありがとう。 るるがおおきくなったらいっしょうけんめいはたらいて、だいじにしてあげるからね。 お母さんのにんしん かしはら し おん 中央区立日本橋小学校 4年 柏原 士温 高学年 会長特別賞 今年の3月の春休み、ぼくの大好きなすし屋でお母さんが突然にんしんしたことを伝えた。その時いっ しゅんぽかんとしたがすぐにいろいろな考えがぼくの頭をめぐった。 「お母さんの出産予定日はいつだろう。」「ぼくは一人っ子じゃなくなるんだ。」「弟と妹とどっちだろう。」 「ぼくは弟の方がいいな。」 こんなことを考えていたら、ぼくは大好きなすしがのどを通らなかった。 それからしばらくして、お母さんのつわりが始まった。つわりというのは、食べ物のにおいで気持ちが悪 くなったり、何かの食べ物にはまってそればかり食べたくなるしょうじょうのことだ。今、お母さんは甘い 物に夢中で、勝手にケーキを買って一人でこっそり食べたりしていることをぼくは知っている。 初めて友だちに知らせた時は、みんながぼくと同じように口をぽかんと開けてビックリしていたけど、そ の後にみんなが「おめでとう。」と言ってくれたのでうれしかった。今、ぼくは十才だけど、下の子が十才 になる時にはぼくはもう二十才になる。十才も年がはなれている事が、みんながビックリした本当の理由な のかもしれない。 最近ぼくは、お母さんが通っている病院に行った。そこで先生がエコーで赤ちゃんの顔を見せてくれた。 顔は黒く写っていて、目、口などは白くとてもこわかった。でも、目を開けたり口をパクパクさせているの はかわいいと思った。 ぼくと下の子は年の差が十才だから、下の子とすぐに遊ぶ事はできないと思うけど、いつかいっしょにい ろいろなスポーツをしたい。ぼくはサッカーが好きなのでサッカーができたらうれしいと思う。 赤ちゃんは十一月に産まれる予定だ。早く赤ちゃんに会いたい。 家族の強い絆 しのづか も か 府中市立小柳小学校 4年 篠塚 萌果 みなさんは、お父さんとお母さんがけんかをして仲なおりをするために家族でどこかに行ったことがあり ますか。私は、お父さんとお母さんがけんかをして仲なおりをするために家族でキャンプに行きました。 どうしてけんかをしたかというと、お父さんはいつもゆっくりしていて夜はお酒を飲んでテレビをつけた まま寝てしまうし、お手伝いもたまにしかやらないのでお母さんが怒ってしまったからです。私はいつまで もこんなに仲が悪かったらよくないなぁと思ったので、お父さんに仲直りのためにキャンプに行きたいと言 いました。お父さんはいいよと言ってくれました。 キャンプの当日はお父さんが少し早めに帰って来ました。理由は、深夜に出るので、少しかみんをしなけ ればいけないからです。 私は、夜おそくに帰って来たのに一・二時間しかねないで運転するのは少し心配でしたが、無事にキャン プ場に着いたので安心しました。それからテントをはって火をたいてお料理をしました。お父さんが火をた いて、お母さんと私がお料理を作りました。私はその時、とても協力しあえているなぁと思いました。それ に前よりお父さんとお母さんは仲良くなりました。 私はキャンプに行って思ったことがあります。それは協力しあえるからこそ本当の家族なんだなぁと思っ たことです。キャンプにいく前は仲が悪くてぎくしゃくした感じだったけどキャンプにいってからは家族の 絆がとても深まったと思いました。これからは他の所に行ってよりいっそう家族の絆を深めたいです。 32 │作文部門│ 家族っていいな おさ だ とも え 中央区立明石小学校 5年 長田 友恵 高学年 会長特別賞 私は、お父さんとおばあちゃんと住んでいます。おばあちゃんはもう80歳ですが、まだお父さんと仕事を しています。 私は、何で80歳にもなって仕事を続けているのだろうと思いました。でもそれは、お父さんがおばあちゃ んをたよっているからなんだなと思います。それに、店番をしている間、お客さんと話していたりもします。 私は、家族はたよれるからこそ家族なんだと思いました。それに、家族はきちんと自分の気持ちを伝える こともできると思います。なぜかというと、他の家にいったときは、あれがしたいなどと言う人はいない が、家族がいるところにもどると言える人はたくさんいると思います。 このように、家族の前では、自分の言いたいことを言えるという人がたくさんいるので、家族は、とても いい相談相手になると思います。 私は、たまに家族の行動にイラッとしてしまいます。でも、その感情を伝えられる家族がいるなんて、 とってもいいなと思います。自分の感情をかくすのはとてもつらいです。 私は最近、おばあちゃんをおふろにいれたりするようになりました。 たまに、とてもつかれていていれられないときがありますが、たのまれたときはイヤと言いながらもいれ てあげます。私は、そのイヤという感情もいれるという行動もやっぱり家族だからできるんだと思います。 私はこれからも、家族と楽しく正しい生活をおくっていきたいと思います。 忘れられない年 に じょう しず か 港区立青南小学校 6年 二 条 静香 今年は、私にとって忘れられないことが二つあり、そのことから学んだことがありました。 図々しいところが大好きだった猫のしじみとの別れ。 三月十一日の震災。 きっと私がおばあちゃんになっても忘れることはないと思います。 家族の一人だった、しじみとの別れは悲しかった。19歳だったおばあちゃん猫のしじみは、口から食べる ことも名前を呼ぶと必ず返事をしてくれたのに「にゃーん」となくことも出来なくなってしまい可哀そうで した。毎朝、鼻から管を通して栄養を入れることで生きてくれました。 鼻に管を通すことは私には出来なかったけれど、お父さん、お母さん、お兄ちゃんが代わる代わるやる時 に私がしじみの体が動かないように押さえ、少し元気が良い時はシャンプーをしてあげて、家族みんなが頑 張っている、しじみを中心に毎日を過ごしました。 しじみとさよならをした夜、しじみはお父さんが帰ってくるのを待っていたように家族みんなの中で天国 に行きました。 しじみが元気だったころ、私がソファーに横になると私と背もたれの狭い間に入ってくるので、私はわざ と意地悪をして、もっとしじみに近づき居場所がなくなるようにしても退きません。なんて図々しいのか、 でもそんなしじみが大好きでした。 今、私の机の上で、元気だったころの可愛いしじみの写真がいつも私を見てくれています。 もう一つ忘れられないこと、三月十一日の震災の日、お母さんは用事でつくばに行っていたので、東京に 戻ることができなくなり、お父さんが学校に迎えに来てくれました。 夜の八時過ぎ、青山から家までお父さんと二人、歩いて帰った道、たくさんの人達と井の頭通りを歩きま した。寒かった。 でもお父さんと一緒で怖くはなかった。 九時過ぎ家に着いたとき、お兄ちゃんが迎えてくれてほっとした。 家の中は暖かかった。 翌日の夜、お母さんも帰ってくることができ、みんな揃いました。 でもテレビから津波の恐ろしい映像を何度も何度も見て、悲しかったです。震災から5ヶ月もたつのに今 だに見つからない家族の人がいて可哀そうです。 私はしじみとの別れと震災から、今までなら気づかなかった食事の時の家族の団らんが出来ることに感謝 して、家族や友達、まわりの人達を大事にしていこうと思いました。 33 夜のクイズ大会 ぶ とう あや み 葛飾区立中之台小学校 6年 武藤 彩海 高学年 会長特別賞 私の家は、ベッドがありません。 ベッドから落ちてしまわないか、という心配ではなく、置く場所がないからです。 なので、和室に、三枚のふとんをしいて、四人でねます。 弟は、ねぞうが悪いので、ベッドだったら毎日落っこちていたと思うので、ふとんでよかったと思います。 夜の十時を過ぎたころ、私と弟がふとんにはいります。 つかれている日は、すぐにねてしまいますが、大体の日は、お母さんと三人で、今日の出来事や、テレビ のおもしろかった事などを話します。 お父さんが帰ってくると、四人で話したり、クイズをだしたりします。 クイズの内容は、野球やバラエティー、歴史などです。 四人それぞれ好きな事をたくさんクイズにして出すので、簡単な時もあれば、とてもむずかしい時もあり ます。 このひとときがすごく楽しいです。 しりとりをやる時もありましたがやっているうちに、だれか一人がすぐにねてしまってあまりおもしろく ないので、最近は、やっていません。 こうして、たくさん家族と話していると、夜にぐっすりと眠れて、朝すっきりと起きることができます。 このせいか、私たちは、あまりかぜをひきません。 お母さんと、お父さんと、弟のパワーはすごいと思いました。 これからも、ずっと、この楽しい家族がありますように。 家族とのふれあい もり りょう ご 港区立青南小学校 6年 森 椋 梧 僕は朝ご飯の時間がとても好きです。なぜかと言うと朝ごはんだけが家族全員がそろって食べることので きる時間だからです。そして、一番にぎやかな時間です。両親は仕事のため昼食は会社で食べているし、姉 は中学校で母が作ったお弁当を食べています。そして僕は小学校で給食を食べています。夕ご飯も、両親の 残業か僕の塾で、家族みんなはそろいません。だから、三食のうち家族みんながそろうのは、朝ご飯だけな のです。 我が家の朝ご飯は、和食と洋食の両方です。白いご飯に、焼き魚、納豆、目玉焼きにベーコン、ソーセー ジ、そしてパンをココアと一緒に食べます。だから、朝ご飯の時間はとても長く、そのおかげで、沢山のこ とを話すことができます。僕は学校の事や友達のことを話します。時々、将来のことも話します。話が盛り 上がりすぎて、時間を忘れてしまう時もあります。 朝ご飯を食べていると、飼い猫のみーちゃんがおはようとあいさつにきます。みーちゃんも朝ご飯です。 みーちゃんは生まれて3ヶ月で親と離れたので家族がいません。だから僕たちが唯一の家族です。 どんなに忙しくても、母は朝ご飯をしっかり作り、仕事に出かけます。そのおかげで、家族全員がこの貴 重な朝ご飯の時間を持つことが出来ます。 両親が共働きのため両親と一緒にいる時間が短いので、朝ご飯はより貴重な時間に感じられます。来年中 学生になると僕ももっと忙しくなると思うけれど、それでも、この朝ご飯で家族との交流を続けていきたい と思います。 いつまでも楽しい朝ご飯が続きますように。 34 平成23年度体験記事業−小学生の作品募集− か ぞく 「家族とのふれあい」 か ぞく 〜わ た し の 家 族 じ ま ん〜 え さくぶん か ぞく 絵や作文で、家族のことをたくさんじまんしてください! ◇ 募集期間 平成23年6月1日(水)〜11月30日(水) ◇ 入 賞 (絵部門・作文部門) 知 事 賞 2 点(賞状と5千円相当の図書券) (部門別に各1点) 教育委員会賞 2 点(賞状と5千円相当の図書券) (部門別に各1点) 会 長 賞 8 点(賞状と3千円相当の図書券) (部門別に低・高学年各2点) ふ れ あ い 賞 16点(賞状と2千円相当の図書券) (部門別に低・高学年各4点) 絵や作文のかき方や応募の方法などくわしいことはうらにあります 【主催】東京都、東京都教育委員会 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 【後援】毎日新聞社 【協賛】未成年者喫煙防止推進協議会(JT東京支店) 株式会社明治 東京ガス株式会社 東京コカ・コーラボトリング株式会社 財団法人 東京都人材支援事業団 応 募 要 領 ◆ 応募資格 都内在住・在校の小学生 ◆ 募集期間 平成23年6月1日(水)〜11月30日(水)(当日消印有効) ◆ 応募について 1 作品内容 「家族とのふれあい」を題材にした、絵とそれにまつわるエピソード、または作文 たとえば… ○ 家族と行ったスポーツ、レクリエーション ○ 家族との食事、会話 ○ 家族と体験したものづくり ○ 家族の励ましで困難を乗り越えたこと 等 2 応募方法 (1)絵または作文のどちらか一方を選んでください。 (2)絵を選んだ場合は、原則としてB3判(四ツ切)またはB4判(八ツ切)の画用紙 (縦横自由)を使ってください。画用紙を縦に使う場合は、上部に絵を描き、下部にエ ピソード(横書きで200字程度の文)を書いてください。横に使う場合は右側に絵を 描き、左側にエピソード(縦書きで200字程度の文)を書いてください。 ☆絵部門の応募方法(例) 《B3判(四ツ切)またはB4判(八ツ切)の画用紙を 縦に使用した場合》 学校名 学年 氏名 題名︵ ︶ 絵にまつわるエピソード(200 字程度) 絵にまつわるエピソード︵200字程度︶ 題名( ) 学校名 学年 氏名 絵 ・上部に絵を描く。 ・ 下 部 に 題 名、 絵 に まつわるエピソー ド(200字 程 度 )、 学 校 名、 学 年、 氏 名を記入。 ・裏面に応募者本人 の 氏 名、 住 所、 電 話番号を記入。 《B3判(四ツ切)またはB4判(八ツ切)の画用紙を 横に使用した場合》 絵 ・右側に絵を描く。 ・左側に題名、絵にまつわるエピソード(200字程度)、学 校名、学年、氏名を記入。 ・裏面に応募者本人の氏名、住所、電話番号を記入。 (3)作文を選んだ場合は、原稿用紙(B4判、縦書き)に800字程度(原稿用紙2枚)の 文章を書いてください。 (4)画用紙または原稿用紙の表面に、題名、氏名(ふりがな)、学校名、学年を記入し、 裏面に、住所、電話番号を記入してください。 3 受 付 作品または原稿は郵送のみで受け付け、送料等は応募者の負担となります。 4 その他 応募作品は、未投稿、未発表のもので、一人1作品とします。 ◆ 送り先及び問合せ先 〒163−8001 新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都青少年・治安対策本部内 心の東京革命推進協議会「家族とのふれあい」作品募集係 ※ 問い合わせは、心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 電話 03−5388−3187 ◆ 各 賞 知 事 賞 2 点(賞状と5千円相当の図書券) (部門別に各1点) 教育委員会賞 2 点(賞状と5千円相当の図書券) (部門別に各1点) 会 長 賞 8 点(賞状と3千円相当の図書券) (部門別に低・高学年各2点) ふ れ あ い 賞 16点(賞状と2千円相当の図書券) (部門別に低・高学年各4点) ※ その他、会長特別賞を若干名選出します。また、応募者全員に参加賞を差し上げます。 ◆ 表 彰 平成24年3月4日(日)に都庁第1本庁舎5階大会議場にて表彰式を行います。また入賞者は、東京 都及び協議会のホームページ(http://www.kokoro-tokyo.jp/)に氏名を掲載します。 ◆ そ の 他 1 応募作品はお返ししません。なお応募作品は郵送・交換便・窓口受付としメールでの受付はいたしま せん。 2 入賞作品の版権は、当協議会に帰属します。入賞作品は、冊子に掲載するとともに、一部の絵につい ては「家族ふれあいの日」リーフレットその他協議会印刷物で活用いたします。 3 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)あてに応募いただいた作品及び作品欄外に記載していた だいた個人情報(氏名・住所・電話番号・学校名・学年)につきましては、東京都と心の東京革命推 進協議会(青少年育成協会)で、平成23年度体験記事業の実施に限定して共同利用を行います。 ●共同利用における管理責任者 東京都(青少年・治安対策本部総合対策部青少年課) 電話 03−5321−1111(内)21-758 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 電話 03−5388−3187 あいさつ運動実施中! 「あいさつは魔法の力」 本頁の優待券は、平成24年4月1日 からご利用いただけます。 家族で楽しめば、 ちょっとお得で すごーく楽しい! ★ ★ 毎月 第3土・日曜日は… ★ 家族ふれあいの日 東京都と心の東京革命推進協議会(青少年育成協会)は、家族のふれあいを応援しています。 みんなで遊べば、 とっても楽しい みんなで食べれば、 食事もおいしい みんなと出かければ、 とっても楽しい レジャー施設優待 ファミレス優待 文化施設優待 優待制度説明 <優待券利用上の注意> ) ※サービス内容は変更になる場合があ りますので、お出かけの前には各店・ 施設へご確認ください。 ※優待券をご持参・提出ください。 育 成 の 東 京 年 心 都・ 協会 東京 ●毎月第3土・日曜日に、都民の方が18 歳未満のお子様を連れて家族で、 「家 族ふれあいの日」協力店・施設に来店・ 来場すると、料金の割引又は各種サ ービスが受けられます。(内容・対象期 間等は各店・施設で異なります。) ●「家族ふれあいの日」協力店・施設ステ ッカーが目印です。(店舗・施設によっ ては貼っていない場合があります。) 革命 青 推 進 協議 会( 少 このステッカーが目印です たくさんの優待がございます。 詳しくは、心の東京革命のホームページをご覧ください。 東京都・心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 電話:03−5388−3098 家族ふれあいの日 検索 優 待 券 ●毎月第3土・日曜日のみ有効。 ●都民で、18歳未満のお子様を連れた家 族の方に限ります。(対象人数について は各店・施設で異なります。) ●来店・来場の際にご持参・提出ください。 ●平成25年3月31日まで有効 心の東京革命推進協議会(青少年育成協会) 本優待券は、東京都または区市町村窓口に置かれているリーフレットの該当箇所を 切り取るか、心の東京革命ホームページより印刷してご活用ください。 心の東京 革 命 行動 プラン 「心の東京革命行動プラン」は、 都民一人ひとりの行動指針及びそれをサポートする行政の施策を明らかにしたものであり、 「心の東京革命」を社会全体の運動として展開することを提案するものです。 行動の取組原則 子どもの育成方向 ● 親と大人が責任をもつ ● 社会の「きまり」や人との約束を守る ● 社会全体で取り組んでいく ● 思いやりをもつ ● 自らを律することができる ● 責任感、正義感をもつ ● 人々や社会のために役立つことに喜び を見いだす ● 社会の基本的ルールなどを子どもたち にきちんと教え伝えていく ● 体験・経験を通じて、子どもたちに他者 との関わり方などを学ばせていく 行動目標 家庭 への期待 ■ 一日は、「おはよう」で始め、「おやすみ」で終わら せよう ■ 人に迷惑をかけたときはきちんと叱ろう ■ 他人や学校の先生が叱ってくれたら感謝の気持ちをも とう ■ 欲しいものを何でも与えずにがまんを教えよう ■ 暑さ寒さに耐えさせよう 学校 での取組 ■ 子どもがあいさつするよう先生から声をかけよう ■ 叱るべき時はきちんと叱ろう ■ しつけは本来家庭の責任であることを親に伝えよう ■ チームワークの中で競争と協力を学ばせよう ■ 奉仕活動を通して人に喜ばれる経験をさせよう ■ 仕事の体験を通して働くことの尊さを学ばせよう ■ 父親も乳幼児期から積極的に子どもに触れよう ■ 動物や植物の世話をさせ、命の尊さを学ばせよう ■ 家族団らんの食事をしよう ■ 学校を地域の人と子どもがふれあえる舞台にしよう ■ わが家のきまりや行事をもとう ■ 豊かな経験をもつ人や個性ある人材を講師として招こ う ■ 親子で共通の趣味をもとう ■ 子ども部屋に閉じこもらせないようにしよう ■ 近所の子どもを叱れる家族づきあいをしよう ■ お年寄りをいたわることを教えよう ■ 自然の厳しさ、自然の美しさを肌で学ばせよう ■ 子どものために親がいかに働いているかを教えよう 地域 への期待 ■ 地域や近所の大人から子どもたちに声をかけよう ■ 地域の歴史、文化を大切にする心を育てよう ■ 子どもたちと一緒にまちをきれいにしよう ■ まちの行事に子どもたちを積極的に参加させよう ■ 群れ遊びを復活させよう ■ 身近な地域で子どもたちの体験学習に協力しよう ■ お年寄りから子どもたちに知恵や経験を伝える場をつ くろう ■ 近所どうしで子育ての「こつ」を教え合おう 社会全体 での取組 ■ 「ありがとう」や「ごめんなさい」を自然に交わそう ■ 迷惑行為を勇気をもって注意しよう ■ 有害情報を子どもの目にふれないようにしよう ■ 子どもの育成に企業も貢献しよう 平成23年度体験記事業 「家族とのふれあい 〜わたしの家族じまん〜」 小学生の作品集 平成24年2月発行 ○ 主催 東京都/東京都教育委員会/ 心の東京革命推進協議会 (青少年育成協会) ○ 発行 心の東京革命推進協議会 (青少年育成協会) 〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 ○ 協賛 未成年者喫煙防止推進協議会(JT東京支店) 東京都青少年・治安対策本部内 TEL(03)5388-3187 株式会社明治 FAX(03)5388-1217 東京ガス株式会社 http://www.kokoro-tokyo.jp/ 東京コカ・コーラボトリング株式会社 財団法人東京都人材支援事業団 ○ 後援 毎日新聞社