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UNHCR、チャド東部に逃れたスーダン難民のための 日本政府による
2004年10月27日 UNHCR、チャド東部に逃れたスーダン難民のための 日本政府による支援を歓迎 日本政府は、10 月 26 日、チャド東部にいるスーダン難民のために UNHCR を通じて 400 万米ドルの拠出を決定した。今回の日本政府の支援 は、チャド国内の 11 のキャンプで生活しているスーダン難民と周辺の地元 住民のために給水、物資輸送の強化、コミュニティ・シェルター(多目的大型 テントで教育や配給、医療センターなどさまざまな目的で使用)の建設を実 施し、さらに懸念される新たに流入する難民のニーズに備えるために使用さ れる。 2003 年初めより, スーダン西部のダルフール地方では武装集団が地元住 民を攻撃、略奪しており、このため、100 万人以上が国内避難民となり、さら に 20 万人が隣国チャドへ難民となって逃れた。 今年に入り日本政府は継続的にこのチャド東部のスーダン難民への支援 を行ってきた。5 月にはいち早く、日本政府、「難民事業本部(RHQ)」、NGO そして UNHCR からなる合同調査団を現地に送り、その報告に基づき、6 月、 UNHCR の活動に対し約 100 万ドルの資金拠出を行った。 UNHCR広報室 9 月 21 日、小泉純一郎首相は第 59 回国連総会の席上、「日本はチャド UNHCR 駐日地域事務所 〒150-0001 にいるスーダン難民に対して、1500 万ドルの追加的な資金拠出(すでに拠 出したものと合わせて総額 2100 万ドル)および支援物資の供与を行う予定 東京都渋谷区神宮前 である」と発表、9 月末には佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使を、 5-53-70 ルベルス国連難民高等弁務官が率いたチャド・スーダンへの資金協力国の UN ハウス 6 階 Tel: 03-3499-2310 Fax: 03-3499-2273 視察団の一員として派遣。 さらに 10 月初めには、内閣府国際平和協力本部事務局の人道救援備蓄 物資よりテント 700 張の協力を決定。テントは成田空港よりチャーター機に よって空輸され、10 月 7 日、チャドの首都ンジャメナに到着し、UNHCR の現 地事務所に引き渡された。さらにスーダン難民のシェルター用として、 UNHCR の手でチャド東部に輸送された。 United Nations High Commissioner for Refugees