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Asian AVA Conference
Japanese Association of Veterinary Anatomists News Letter 日本獣医解剖学会報 February 23rd, 2011 Number 39 <巻頭挨拶> “研究留学 ピッツバーグ滞在記” 4th Asian AVA Conference開催の件等 割田 克彦 (香川大学医学部神経機能形態学講座) 会員の皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。2011 年 4 月よ り,米国ペンシルバニア州ピッツバーグにある University of Pittsburgh に留学し, 早いものでもうすぐ 1 年が経とうとしています。ピッツバーグは英誌エコノミストが まとめた「世界で最も住みやすい都市」ランキングにおいて,昨年,全米 1 位を 獲得した街であり,University of Pittsburgh は研究機関や文化施設が集中する 市の文教地区にキャンパスを置いています。 現在,私は分子病理学分野で著名な Jeffrey A. Kant 教授のもとで白血病に 関わる遺伝子変異と予後との関連性に関する研究をしています。ラボには次世 代シークエンサーをはじめ,様々な分子生物学的解析装置が揃っており,ライフ サイエンス研究を行うには大変恵まれた環境であると感じています。ラボでは定 期的にミーティングが行われ,毎回 2 名の教室員が研究の進捗状況を発表しま す。ミーティングの内容は事前に他の研究室の先生方にも通知され,発表者は 学内の各専門家に広く意見を求めることが出来るシステムになっています。発表 者による問題提起とそれに対する活発な(時に激しい)意見交換は,いかにもア メリカらしく,ディスカッションのあり方について改めて考えさせられる点でもありま す。 渡米してこの1年は慣れない海外での生活に試行錯誤の毎日でした。しかし, 教室員をはじめ,周囲の日本人の 方々にも支えられ,充実した留学 生活を送っています。最近は専ら 分子生物学の世界に身を置いて おりますが,帰国を機に日本獣医 解剖学会の発展に何らかの貢献 ができればと考えています。最後 になりましたが,今後とも研究,教 育に励みたいと思っておりますの でご指導ご鞭撻のほどよろしくお 願い申し上げます。 会長 九郎丸 正道(東京大学) 今回の巻頭挨拶では,以下の4つの案件を取り上げてみました。 (1) 第4回アジア獣医解剖学会学術集会の開催 今秋は,前回の韓国・忠北大学での開催以来,3年ぶりにアジア獣医解剖学 会学術集会が開催されます。開催日は平成24年10月24日〜26日で,開催場 所はリゾート地として名高いタイ・プーケットのパトンビーチのホテルが予定され ています。開催全般についてタイ・カセサート大のウオラウット先生にお世話いた だきますが,日本からの参加者の参加費および開催ホテルでの宿泊は,私の方 で一括して取りまとめ,ウオラウット先生にお願いしようと考えていますので,よろ しくお願い申し上げます。これまでと同様,学生の参加者の皆さんには,獣医解 剖学会より補助金を支給する予定ですので,奮ってご参加のほど,お願いいた します。詳細につきましては,決定次第になりますが,後日連絡致します。 (2) 共通テキストの刊行(別項もご参照下さい。) 若手の先生方にご協力いただきました共通テキスト「獣医解剖・組織・発生 学」(日本獣医解剖学会編,学窓社)が,ようやく発刊の運びとなりました。刊行 に際しましては,先生方よりお寄せいただいた原図が,予想をはるかに超えた数 でしたので,イラストレーターによるイラストの作成に時間とともに経費もかかり,ま た頁数も576頁とかなり分厚くなりましたことから,価格が当初の予定より高額(9, 000円)となってしまいました。この点,ご了解いただき,今後,各大学でご活用 のほど,よろしくお願いいたします。なお,すでにある教科書を共通テキストに振 り替えるという例を除き,新たに共通テキストの発刊に至ったのは獣医解剖学会 が一番だったようです。分科会によっては意志の統一がなされず,共通テキスト の発刊は難しいという話も耳にします。改めて,獣医解剖学会のまとまりの良さに 感謝し,執筆をご担当いただいた先生方に,この場を借りてお礼申し上げます。 教授宅でのホームパーティーにて 左端が Jeffrey A. Kant 教授,右端が筆者 (3) 理事,監事の任期 “ミュンヘン大学留学を終えて” 獣医解剖学会理事,監事の任期ですが,昨秋の獣医解剖学会理事会,総会 の折,谷口和之先生(岩手大)から「獣医学会の理事,監事の任期が2年である のに対し,獣医解剖学会は3年であることから,改選時期にズレが生じる。今度 の選挙は両者が重なる6年に一度の機会なので,獣医学会の任期に合わせて, 獣医解剖学会理事,監事の任期も2年にしたらどうか。」というご提案があり,了 承されています。現在,獣医学会の理事選挙が終了し,これから月瀬 東先生 (日本大)選挙管理委員長の下,獣医解剖学会理事選挙が行われるところです。 上記の件,お含み置きのほど,よろしくお願いいたします。 市原伸恒 (麻布大学解剖学第一研究室) 私は平成 23 年 7 月末から平成 24 年 8 月まで,ドイツのミュンヘン市にある Ludwig-Maximilians Universitaet Muenchen Universitaet (ミュンヘン大学)に, 獣医解剖学教育の手法について研鑽を積むという目的で留学を致しました。ミュ ンヘン大学獣医学部には解剖学関連の研究室は肉眼解剖学の教育を担当し ている研究室と,発生学・組織学の教育を担当している研究室の 2 つがあり,私 は肉眼解剖学を担当している研究室に籍を置き,第 149 回日本獣医学会学術 集会で e-learning をテーマとして特別講演を行った Dr. Reese の元,活動を行い ました。 ミュンヘン大学獣医学部の 1 学年の学生数は約 200 名で,85%は女子学生で した。解剖学教育は 1 年次と 2 年次の 2 年間を費やして行われ,両学年とも 1 週間に 2 日,各日 2 時間の講義あるいは実習があり,履修生全体を 2 つの班に 分け,1 つの班が講義を受けている間に,もう 1 つの班が実習を行うというシステ ムを取っていました。入学したばかりの 1 年生もすぐに実習が始まり,講義を受け た内容について,翌日,あるいは翌週に講義を受けた履修内容に関する実習を 行うという日程が組まれており,効果的に教育を行っていることが印象的でした。 骨標本をはじめ,プラスティネーション標本などの実習に供される標本の種類や 数も豊富であり,実習時間以外でも実習室を開放して標本を観察する自習時間 を設けたり,また,実習室とは別に標本室があり,学生が予習や復習をする際に, いつでも自由に標本を観察できるように毎日,開放されているなど,学生に対し (4) 肉眼動物解剖技術継承 肉眼解剖学の技術継承につきましては,以前から問題とされてきましたが,な かなか解決の糸口が見つからず,これまでなおざりになっていました。しかし,こ れから数年,肉眼解剖学に造詣の深い先生方が,相次いで定年退職を迎えら れようとしている現状において,このまま手をこまねいているわけには行かないと 思います。幸い,竹花一成先生(酪農大)が手を挙げて下さり,前回の獣医解剖 学会理事会において,若手教員を対象としたセミナーを開催してはどうかという ご提案をなされました。今後,松元光春先生(鹿児島大)と企画をつめ,今秋の 獣医学会の折に具体的な提案を行いたいとのことです。獣医解剖学会としても, セミナーの経費負担等でバックアップすることになろうかと思います。 (平成24年2月13日記) 1 て,学ぶ機会を与えることの重要性をあらためて感じることが出来ました。実習の 試験は 1 ヶ月半から 2 ヶ月に 1 度のペースで行われ,すべて口頭試問でした。5 人の教員が総出で 3,4 日にわたり行われており,教育に携わるテクニシャンやア シスタントがいる(5 名)とはいえ,講義,実習と合わせると,教員は相当な時間を 教育に費やしていました。 印象的だったのが,ある時,配布資料もなく,板書もせず,パワーポイントなど のスライド資料も用いずに,2 時間の講義を口頭のみで行った教員がいたことで した。運動時の骨と筋の関係に関する講義でしたが,学生も引き込まれるように 真剣に講義を聞いており,普段,配布資料やスライド資料を用いることが当然の ようになっている私は大変驚きました。 実習に関する学生の授業評価をみると,改善して欲しい点として,標本の数 が足りない,スタッフが少なく質問ができなかったのでスタッフの数を増やして欲 しい,試験が難しいのでどうにかしてほしいなどとありました。実習時には履修生 100 人程に対して TA も含めて 10 人ものスタッフが参加しており,また,私が行っ ている実習と比べて標本数もかなり多いのですが,学生から見ると改善して欲し い点として感じているようで,授業評価の結果を見るのは興味深いものでした。 日本獣医解剖学会奨励賞(学部学生部門を 含む)の公募 対象学会: 第 153 回日本獣医学会学術集会 と き : 2012. 3.26-28 と こ ろ: 大宮ソニックシティ 【奨励賞一般部門】 応募資格: 1)35歳未満の者。但し,留学生はこの限りではない。 2)日本獣医解剖学会に1年以上の会員歴を有し,筆頭者と してその回を含めて2回以上発表経験のある者。 3)奨励賞応募を希望される方は,下記の連絡先に講演要旨 および対象者である旨を明記した用紙(略歴,研究業績, 教育業績,入会年月日を含む)を送付して下さい。 【奨励賞学部学生部門】 ここからは簡単にミュンヘンの紹介をしたいと思います。ミュンヘンはドイツの 最も南にあるバイエルン州の州都であり,ベルリン,ハンブルクに続く,人口 130 万人のドイツ第三の街です。ミュンヘンは地上の楽園と称されることがありますが, まさしく,その名に相応しい街で,海外駐在員が働きたい都市のランキングなど で,しばしば上位に入ることも納得できました。街並みも美しく,街の人々はとて も陽気で,また,親切心にあふれており,海外の人を受け入れることに慣れてい ることを実感しました。内心,住み慣れてくると街や人々の色々な側面が見えてく るかとも思っていましたが,この印象は 1 年間住んだ後でも変わることはありませ んでした。地下鉄,バス,トラムなどの交通網も発達しており,治安も全くといって いいほど問題はありません。困ったことといえば,冬の日照時間が短く,また,寒 いことでした。そのような冬でも街のあちらこちらにある広場ではマーケットが開 かれ,人々が集い,グリューワイン(暖めた赤ワインに香辛料を混ぜたもの)を飲 み,おしゃべりを楽しみ,また,毎日のように数多くのコンサートやオペラなどのイ ベントが行われており,寒い中でも,機会があれば外に出て,皆で集まって楽し もうという街の人たちの気持ちを強く感じました。 応募資格: 1)対象者は学部学生に限る。 2)日本獣医解剖学会学生会員であること。但し,会員歴は問 わない。 3)奨励賞学部学生部門応募を希望される方は,下記の連絡 先に講演要旨および対象者である旨を明記した用紙(略歴, 研究業績を含む)を送付して下さい。 〆 切: 2012. 3.12 (必着) 連絡先: 〒113-8657 東京都文京区弥生1−1−1 東京大学大学院農学生命科学研究科獣医解剖学教室 九郎丸 正道 Tel. 03-5841-5418, Fax. 03-5841-8181 E-mail: [email protected] 最後になりましたが,私の留学を快く受け入れてくれましたミュンヘン大学獣医 学部の Dr. Sinowazt や,Dr. Reese をはじめとした研究室の皆様,また,留学に関 して多くのアドバイスを頂きました北海道大学の橋本善春先生に深謝致します。 今後,留学で得た知識,経験を生かし,教育・研究に取り組んでいきたいと思い ますので,今後とも会員の皆様の御指導,御鞭撻のほど,宜しくお願い致しま す。 学生の日本獣医学会学術集会(於:大宮ソニ ックシティ)参加費(三千円)補助の件 九郎丸 正道 (東京大学) ・補助の条件 ※ 学部生ないし大学院生で日本獣医解剖学会学生会員であること。 ※ 今回の日本獣医学会/日本獣医解剖学会で筆頭著者として発表すること。 但し,他分科会で発表の場合は補助の対象としない。 ※ 教員等,本人以外が代理発表した場合は,補助の対象としない。 ・参加費の受け渡し ミュンヘン大学獣医学部正門 ※ 日本獣医解剖学会理事会,総会の折り,講座ごとにまとめて,指導教員が 学生に代わって会計担当者(東大・九郎丸)より代理受給する。指導教員は 責任をもって学生に支給する。 ※ 指導教員が理事会,総会に出席できない場合は,それ以外の日時に会計 担当者にコンタクトを取り,代理受給する。 ※ 補助対象の学生がいる場合は,3月21日(水)までに会計担当者 ([email protected])にメールで学生の名前と学年を連絡して おく。 馬の解剖実習風景 日本獣医解剖学会懇親会のお知らせ 水上 拓郎 (国立感染症研究所) 第 153 回日本獣医学会において獣医解剖学会懇親会を下記のように開催し ます。お手数ですが,各所属研究室単位で参加予定者名簿を職員・学生別に して 3 月 14 日までに水上までお知らせ下さい。 第 153 回日本獣医学会学術集会のご案内 九郎丸 正道(東京大学) 日 時: 平成 24 年 3 月 28 日 (水) 19:30~21:00 標記大会が大宮ソニックシティを会場に平成24年3月26日〜28日の3日間 開催されます。主催機関は国立感染症研究所です。プログラムは以下の通りで す。 場 所: レストラン スクエア (大宮ソニックシティより徒歩 5 分) 埼玉県さいたま市大宮区桜木町 4-333-13 OLS ビル 1F TEL:048-650-2178 【関連集会】 会 費: 教員:5,000 円,学生:2,500 円 3月27日(火):日本獣医解剖学会理事会(17:00-18:00) (第5会場) 3月28日(水):日本獣医解剖学会総会(18:30-19:30) (第6会場) 日本獣医解剖学会懇親会(19:30-21:00) (レストランスクエア) 連絡先: 国立感染症研究所 血液・安全性研究部 第4室 水上拓郎: [email protected] Tel:042-561-0771 なお,日本獣医解剖学会若手勉強会は,今回は開催されません。 2 日本獣医解剖学会プログラム AP-6 コアラ(Phascolarctos cinereus)精上皮の組織学的研究 ○大石元治1,高橋めい1,Steve Johnston2,水野哲男3,添田 聡1,尼崎 肇1 (1日獣大 獣医解剖,2クィーンズランド大学,3AJWCEF) 3月27日(火)14:00〜17:00 第5会場 AP-7 マウス精巣における密着結合蛋白claudin-3の局在および機能解析 ○千原正尚1,市居 修1,大塚沙織1,並木由佳3,池淵良洋2,橋本善春3 , 昆 泰寛1 (1北大院 獣医解剖,2北大院 獣医感染症,3北大 獣医教育改革) 【シンポジウム】 器官の左右非対称性形成の分子機構 AP-8 MRL/MpJマウスの卵巣内肥満細胞出現に関与する遺伝的因子の解析 ○中村鉄平1,2,坂田侑子2,大塚沙織1,市居 修1,並木由佳3,長崎健一2, 橋本善春3,昆 泰寛1 (1北大院 獣医解剖,2財)日本食品分析センター 千歳研究所,3北大 獣医 教育改革) 座長:伊藤 功(九州大),白鳥秀卓(大阪大) AS1-1 小さく曖昧な水の流れを遺伝子発現の左右差に変換する仕組み ○中村哲也 (大阪大 生命機能研究科 ) AS1-2 マウス海馬の左右非対称性 ○伊藤 功 (九州大 理・生物科学部門) AP-9 ブタ顆粒層細胞のBidとBax発現を阻害するとアポトーシス率が低下する ○眞鍋 昇1,才 貴史1,松田ニ子2,小野山一郎1,東福 望1,後藤康文1, A.K.M.A. KABIR1,高 紅梅1,李 俊佑1 (1東大院 農生命,2名大院 生命農) AS1-3 細胞の左右非対称な歪みか生み出す「力」による器官形態の新しい形 成機構 ○松野健治 (東京理科大 基礎工学部・生物工学科) AP-10 マウスの膣における妊娠維持と免疫機構 ○清水拓郎1,竹内崇師1,保永洋平2,太田康彦1 (1鳥取大 農・獣医実験動物,2山口大院連獣 基礎獣医学) AS1-4 転写因子 Pitx 2 が制御するマウスの左右非対称性 ○白鳥秀卓 (大阪大生命 機能研究科・発生遺伝学研究室) AS1-5 セブラフィッシュの左右非対称性を規定するクッペル胞の形成メカニズム ○松井貴輝 1,岡本 仁 2,別所康全 1 (1 奈良先端科学技術大 バイオサイエンス研究科・遺伝子発現制御学研 究室,2 理化研 脳科学総合研究センター) AP-11 ラット胎盤における一酸化窒素の産生調節とその役割 ○西村朋夏1,阿部秀明1,石川 亘1,宮崎陽子1,鈴木武人2,田中和明1 , 滝沢達也1 (1麻布大 獣医・動物工学,2麻布大 獣医・栄養学) AP-12 マウス初期胎盤形成過程におけるSoxFグループ遺伝子の発現解析 ○平松龍人1,小澤秋沙1,上村麻実1,2,川澄みゆり2,恒川直樹1,金井正美2, 金井克晃1,九郎丸正道1 (1東大 農・獣医解剖,2東京医科歯科大 実験動物) 3月28日(水)15:30〜18:30 第6会場 【シンポジウム】 AP-13 ウシのグアニリルシクラーゼCとグアニリンの遺伝子発現の解析 ○川端惇也1,保田昌宏1,那須哲夫1,秋枝さやか2,伊達 紫2 (1宮崎大 農・獣医解剖,2宮崎大 フロンティア科学実験総合センター) 獣医学領域における化学遺伝学の最前線 座長: 小川健司(理研),保坂善真(鳥取大),坂上元栄(麻布大) AS2-1 コンドロイチン硫酸の糖鎖構造が決定する細胞分化の方向性 ○保坂善真 1,2,田村純一 3,一柳 剛 4,上原正人 1,2 (1 鳥取大 農・獣医解剖,2 山口大院連獣 基礎獣医学,3 鳥取大 地域学 部・地域環境,4 鳥取大 農・生物資源環境) AP-14 新世界サルDusky titiのrRNA遺伝子座で観察された姉妹染色分体間と 相同染色体間における遺伝子座接着の解析 ○花里彰吾1,柴田秀史2,神田尚俊2 (1農工大 農・獣医解剖,2農工大院 農・獣医解剖) AS2-2 幼若期マウスへのイボテン酸投与による遅発中枢影響解析 ○種村健太郎 1,菅野 純 2,佐藤英明 1 (1 東北大 農・動物生殖科学,2 国立衛生研 毒性部) AP-15 ラット胎子動脈管における一酸化窒素合成酵素とシクロオキシゲナーゼ の相互作用 ○門田祥吾,村田奈津子,舘野奈央,山口知紘,浦田公子,江口明子, 宮崎陽子,田中和明,滝沢達也 (麻布大 獣医・動物工学) AS2-3 標識ステロイドホルモンの合成からケミカルバイオロジーの展開 ○岡本真由美(早大 先進理・応化) AP-16 ラット動脈管におけるNOS発現経路に対する副腎皮質ホルモンとcGMP の影響 ○山口知紘,舘野奈央,門田祥吾,宮崎陽子,田中和明,滝沢達也 (麻布大 動物工学) AS2-4 植物ケミカルバイオロジーによる植物ステロイドホルモン・ブラシノステロ イドの進化生物学的展開 ○中野雄司 1,3,山上あゆみ 1,嶋田勢津子 1,小川健司 1,浅見忠男 2 (1 理化研 基幹研究所,2 東大 農学生命科学研究科,3JST-さきがけ) AP-17 オキナワキノボリトカゲの下垂体主部を構成する細胞の局在〜雌雄差お よび季節性の変化を探る〜 ○大野 徹1,保田昌宏1,武市知美1,森田哲夫2,岩本俊孝3,那須哲夫1 (1宮崎大 農・獣医解剖,2宮崎大 農・家畜栄養,3宮崎大 教文・生物) AS2-5 破骨細胞を標的とする小分子化合物の化学遺伝学的解析 ○川谷 誠,長田裕之(理化研 ケミカルバイオロジー研究基盤施設) AS2-6 環境汚染化学物質の周産期曝露による表現型変化―エピジェネティク スと環境毒性学― ○大迫誠一郎 (東大 疾患生命工学センター) AP-18 ニワトリ脾臓胚中心におけるBAFFとその受容体の発現解析 ○高取 瞳,保田昌宏,那須哲夫 (宮崎大 農・獣医解剖) AP-19 Studies on the blood supply and microvasculature system in bovine hemal node ○Weidong Zhang1,2,保田昌宏1,保坂善真2,3,那須哲夫1,2 (1宮崎大 農・獣医解剖,2山口大院連獣 基礎獣医学,3鳥取大 農・獣医解剖) 3月28日(水) コアタイム12:30〜13:30 第9会場 AP-20 星状膠細胞様分化モデルにおけるDichlorvosの細胞形態変化およびグ リア線維性酸性タンパク(GFAP) 発現抑制作用へのacetylcholine関与の可 能性 ○門脇絵里奈1,小澤秋沙2,牧 武宏1,関口仁美1,邉見奈津子1,坂上元 栄1,山本雅子1,有嶋和義1 (1麻布大 解剖学第二研究室,2東大院 獣医解剖) 【ポスターセッション】 AP-1 加齢に伴うラットの骨塩量ならびに骨組織構造の変化 ○辻尾祐志1,森脇佐和子2,新飯田俊平2,松元光春1 (1鹿児島大 農・獣医解剖,2国立長寿研 遺伝子蛋白質解析室) AP-2 ラットのseptoclastにおけるVEGFとその受容体の発現に関する研究 ○安部隆志,添田 聡,大石元治,尼崎 肇 (日獣大 獣医解剖) AP-21 神経回路とニューロンの形態的特性〜網膜―視蓋―膝状体チャネルの ニュ-ロン解析〜 ○内藤順平1,胡 満2,渡辺拓海1,棚田有紀子1 (1帝京科学大学・アニマルサイエンス学科,2河北農業大学 獣医学科) AP-3 培養馬腱細胞における分化マーカーおよび細胞代謝関連因子の解析 ○野村基惟1,金 尚昊2,細谷謙次1,高木 哲1,奥村正裕1 (1北大 獣医外科,2北大院 獣医外科) AP-22 ラットの嗅覚器におけるアクアポリン発現の免疫組織化学的解析 ○沖田敏朗1,柏原 篤1,中牟田信明1,2,谷口和之1,2 (1岩手大 農・獣医解剖,2岐阜大院連獣 基礎獣医学) AP-4 ヨザル(Aotus lemurimus)とリスザル(Saimiri boliviensis)の消化管に関する 比較組織学 ○三宅伸悟 1 ,日下部健 1 ,加納 聖 1 ,服部正策 2 ,倉石 武 2 ,吉澤 緑 3 , 甲斐智恵子2, 木曽康郎1 (1山口大 農・獣医解剖,2東大,3宇都宮大) AP-23 オキナワキノボリトカゲの嗅覚系におけるレクチン組織化学的研究 ○武市知美1,保田昌宏1,大野 徹1,那須哲夫1,森田哲夫2,岩本俊孝3, 中牟田信明4, 谷口和之4 (1 宮崎大 農・獣医解剖,2 宮崎大 農・家畜栄養,3 宮崎大 教文・生物, 4 岩手大 農・獣医解剖) AP-5 イヌ乳腺腫瘍におけるNCAMの発現 ○高山匡亮1,添田 聡1,小門康晃2,長田達雄3,日橋民江3,大石元治1, 尼崎 肇1 (1日獣大 獣医解剖,2浜の宮動物病院,3にっぱし動物病院) 3 AP-24 脳における味覚受容体T1Rファミリーの発現について ○谷口和美1,川崎 優1,吉岡一機1,原 正美2,井上裕康3 (1北里大 獣医解剖学研究室,2昭和女子大 生活科学部,3奈良女子大 生 活環境学部) を受け入れる環境を整えるのかを考え ています。今回の発表では,マウス子 宮上皮細胞の増殖の変化を指標として, “Implantation window”の開閉の仕組 みについて述べました。“Implantation window”とは,母体が胚を受け入れるこ とのできる限られた期間のことで,胚を 受 容 でき る 状態に なること を 「Implantation window が開く」,できな い 状 態 に な る こ と を 「 Implantation window が閉じる」と表現します。発表の 要 点 を一言 で まとめ ますと , “Implantation window”を開けるのはプ ロジェステロンの作用であり,閉じるの はエストロジェンの作用である(ここが重 要!),ということです。これまで“Implantation window”については,開ける機構 に重点が置かれて研究が進められてきており,閉じる機構は明らかにされていま せんでした。すなわち,「胚を受け入れるために重要な分子の発現がプロジェス テロンあるいはエストロジェンにより誘導される=“Implantation window”が開く」, 「その分子の発現が消失する=“Implantation window”が閉じる」,と考えられて いました。ところが,エストロジェンは,演題にある「白血病阻止因子」の発現を誘 導 して胚着床の過程 を進め ると同時に ,別の 分子経路 を介 して積極 的に “Implantation window”を閉じているのではないか,というのが今回導いた重要 な結論です。 ヒトの胚着床においても,“Implantation window”の開閉がマウスと同じ機構で 制御されているのでは?という期待を持ちつつ,現在さらなる検証を進めていま す。また,胚着床が成功するかどうかを決める違いとはなにか?ということを明確 にすべく,「個体差(系統差)」に着目した研究も行っています。次の学会で研究 成果を少しでも多く発表できるよう取り組んでいますが,当面の目標は「顕微鏡 を眺めて考える時間を 2 割増にする」です。 AP-25 ラット海馬虚血後のSmadの活性ならびに局在について ○中島崇行1,柳原正史2,石井万幾1,小川和重1 (1大阪府大院 生命環境科学研究科・獣医解剖,2大阪府大 生命環境科学 研究科・獣医解剖) AP-26 Temporal profiles of glial activation and galectin-3 immunoreactivity in the hippocampus of mice after trimethyltin treatment ○ Changjong Moon1 , Miyoung Yang1 , Juhwan Kim1 , Sung-Ho Kim1 , Taekyun Shin2 (1Chonnam National University College of Veterinary Medicine,2Jeju National University College of Veterinary Medicine) 日本獣医解剖学会理事会・総会 九郎丸 正道 (東京大学) 理事会:3月27日(火)17:00~18:00(於;研修室906,第5会場) 総 会:3月28日(水)18:30~19:30(於;会議室603,第6会場) 1.役員選挙開票結果ならびに新役員について 2.分科会長会議報告(総会のみ) 3.平成23年度会計報告(理事会のみ) 4.編集委員会報告(総会のみ) 5.共通テキストの発刊について 6.獣医解剖組織技術の継承について 7.平成24年度秋期学術集会について 8.第4回アジア獣医解剖学会学術集会について 9.今期学術集会奨励賞選考結果について(総会のみ) 10.平成23年度秋期学術集会奨励賞の表彰(総会のみ) 11.獣医解剖学会懇親会案内(総会のみ) 12.その他 学生部門 横山 拓矢 (岩手大学・農・獣医・獣医細胞システム学) この度は,第 152 回日本獣医学会 学術集会におきまして,栄誉ある日本 獣医解剖学会奨励賞(学部学生部 門)をいただくことができ,関係諸先生 方ならびに学会員の皆様に心より御 礼申し上げます。受賞時の演題は「ラ ット頚動脈小体におけるセロトニン関 連分子の形態学的基盤」というもので, 僕の卒論のテーマでした。学会発表 当日,初めての発表だったので当初 は緊張していましたが,直前に堂々と 発表していた先輩の姿をお手本に,落ち着いて発表に望むことができました。そ れでも,まさか自分が受賞することができるとは思わなかったので,山本先生に 受賞したことを聞いたときは驚きました。このような栄誉ある賞までいただくことが でき,本当に感謝しております。 卒業後,僕は大学院へ進学するので,奨励賞を受賞したことはとても励みに なりました。今後も学会に参加するつもりです。この度は名誉ある賞までいただき, 誠にありがとうございました。 日本獣医解剖学会奨励賞の決定と表彰につ いて 小川和重(大阪府立大学) 昨年秋の第 152 回日本獣医学会において,日本獣医解剖学会では 53 題の 口演が 2011 年 9 月 20 日と 21 日にありました。この中から奨励賞一般部門に 4 名,学部学生部門に 8 名の応募がありました。日本獣医解剖学会の内規では, 「当番校 1 名と副会長 2 名を審査委員とする。」になっていますが,今回は応募 者の関係者であるために副会長 1 名と当番校 1 名が審査委員を辞退し,谷口和 之副会長,竹花一成先生,松元光春先生が審査にあたりました。審査の結果, 一般部門には,寺川純平氏(名古屋大学大学院生命農学研究科動物形態情 報学研究分野)の「マウス子宮上皮細胞の増殖に対する白血病阻止因子の作 用」が選出されました。また,学部学生部門では応募者が多く発表内容が甲乙 つけ難かったため受賞者は 2 名となり,小千田圭吾氏(北海道大学獣医学部比 較形態機能学講座獣医解剖学教室)の「マウス涙腺炎における涙液を使った病 態解析」ならびに,横山拓矢氏(岩手大学農学部獣医学科獣医細胞システム学 研究室)の「ラット頚動脈小体におけるセロトニン関連分子の形態学的基盤」が 選出されました。応募された方々ならびに会員諸氏に心からお礼を申し上げま す。 学生部門 小千田 圭吾 (北海道大学・獣医解剖) この度は,第 152 回日本獣医学会学 術集会におきまして,栄誉ある解剖学 会奨励賞を頂くことができ,非常に喜 ばしく思っております。選考委員の先 生方ならびに関係諸先生方に厚く御 礼申し上げます。本研究では,自己免 疫性涙腺炎モデルマウスの涙液中に 炎症細胞マーカーmRNA が検出され ることを示しました。研究を進める中で 自己免疫疾患について未解明な点が 次から次へと現れ,その奥の深さを痛感させられました。この春からは大動物の 臨床獣医師として働くことになりますが,この研究の中で身に付けた知識や経験 を臨床技術の向上のみならず,研究・報告の場で生かしていきたいと考えており ます。最後に,今回の受賞は昆泰寛教授を始めとする解剖学教室構成員のご 指導,ご協力によるものであります。この場をお借りして,心より御礼申し上げま す。 日本獣医解剖学会奨励賞受賞者「喜びの声」 一般部門 寺川 純平 (名古屋大学・生命農学・動物形態,山口大院連獣) この度は,第 152 回日本獣医学会学術集会におきまして,栄誉ある日本獣医 解剖学会奨励賞を頂き,関係諸先生方ならびに学会員の皆様に心より御礼申し 上げます。また,いつも研究活動を支えてくださいます,本道栄一先生,保坂喜 真先生,並びに研究室の皆様に深く感謝申し上げます。 子供と親の最初の攻防戦,「胚着床」の機構を明らかにすることを目標として, 研究を行っています。特に「防」に焦点をあて,どのように母体(子宮内膜)が胚 4 学位取得 第 154 回日本獣医学会学術集会のお知らせ 1) Kankanam Gamage Sanath Udayanga 氏 (神戸大学) 題目:Immunohistochemical Studies on the Apoptosis Process of Stratified Squamous Epithelium in Rat Integument and Alimentary Tract under Physiological Conditions 授与日:平成 24 年 3 月 25 日 授与大学:神戸大学大学院農学研究科・博士(学術) 大会長 谷口 和之 (岩手大学) 第 154 回日本獣医学会学術集会を下記の要領で開催しますので,ご案内い たします。本学術集会の発表形式は分科会ごとの口演のみです。 詳 細 に つ き ま し ては , 第 154 回日 本 獣 医 学 会 学 術 集 会 ホ ー ム ペ ー ジ (http://www.procomu.jp/jsvs154/ )並びに The Journal of Veterinary Medical Science に逐次公開されますのでご覧下さい。 開催期間: 司宰機関: 場 所: 交通手段: 平成 24 年 9 月 14 日(金)〜9 月 16 日(日) 岩手大学 岩手大学(岩手県盛岡市上田 3 丁目 18-8) http://www.iwate-u.ac.jp/campusannai/index.shtml 参照 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 「獣医解剖・組織・発生学」刊行のお知らせ プログラム企画: 9 月 14 日(金) 一般口演 9 月 15 日(土) 一般口演 学術シンポジウム「国際感染症を考える」 「嗅覚系研究の最前線」 市民公開講座 「健康と放射線」 9 月 16 日(日) 一般口演 「獣医解剖・組織・発生学」編集委員一同 この度,獣医解剖分野の共通テキストとして,「獣医解剖・組織・発生学」(日 本獣医解剖学会編)が,学窓社より3月下旬に刊行されます。本テキストは,昨 年まとめられました獣医学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠したもので,授 業での教育内容の6〜7割を含むことをめざしたテキストです。コアカリに基づい た獣医学教育・新カリキュラムが,平成24年度入学の1年生から導入されますが, 獣医解剖分野の授業が1年生の前期から始まる大学もあることから,それに間に 合わせるために,この時期の刊行となりました。著者の先生方には,お忙しい中, 執筆や校正を急がせまして申し訳ありませんでした。 各大学におかれましては,内容をご確認の上,獣医解剖分野の教科書や参 考書として採用いただくようご検討のほど,よろしくお願いいたします。 ※上記の予定の他に分科会企画シンポジウムが加わります。 学術シンポジウム,市民公開講座の予定は変更することがあります。 演題登録期間: 平成 24 年 5 月 10 日(木)~6 月 18 日(月)正午 http://www.procomu.jp/jsvs154/ 事前参加登録手続き締切: 平成 24 年 8 月 6 日(月) 事前参加 費支払い締切: 平成 24 年 8 月 6 日(月) 連絡・問い合せ先: 岩手大学「第 154 回日本獣医学会学術集会事務局」 事務局:山本欣郎・山岸則夫(岩手大学) E-mail: [email protected] Tel:: 019-621-6273 (山本),6202 (山岸) 「カラーアトラス獣医解剖学,増補改訂版」およ び「牛の解剖アトラス」の改訂出版作業について 両教科書編集委員会 委員長 橋本 善春 (北海道大学) 日本語版「カラーアトラス獣医解剖学,増補改訂版」(上・下巻,2010 年 3 月 刊)は,同英語版第 4 版に基づいて訳出刊行されました。刊行以来多くの方々 にご利用いただいておりますこと厚く御礼を申し上げます。その後も原著者らの 熱意により改訂作業が続けられておりましたが,昨年末に新独語版第 5 版が上 梓されました。これには新たに第 20 章目が設けられ,プラスチネーション標本に 基づく断面解剖学,および CT や MRI 画像診断に関する詳細な記載が加えら れました。 また日本語版「牛の解剖アトラス」(初版,2005 年 3 月刊)についても皆様から 多くのご利用をいただき,現在在庫僅少の状態となっています。本書のドイツ語 原著には,著者らの努力により新たに「臨床機能解剖学」に関する新章(計 49 頁)が巻末に設けられました。前後肢,頭部,胸部,腹部,骨盤部,および乳房 などに関する臨床解剖学的な知見が詳細に記載されています。 これらの既刊日本語版教科書の刊行に際しては,先に本会会員の皆様に訳 出等のご支援をいただきました。今後も上掲教科書を私どもの共有財産とさせて いただきたく,両編集委員会ではこれらの新たな日本語版の編集刊行につきま しても,再度少数頁の訳出作業に会員の皆様のご協力をいただければ有り難い と考えております。その節はどうぞよろしくお願いいたします。 ❀人物往来❀ 異動 1) 神谷 新司 先生 日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科 獣医解剖学教室 准教授から 同学部 獣医保健看護学科 応用部門 教授に (平成 23 年 4 月 1 日付) 2) 長島 寛 先生 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター 形態進化研究グループ 研究員から新潟大学医学部 基礎系講座 第一解剖学教室 助教に (平成 23 年 4 月 1 日付) 3) 月瀬 東 先生 日本大学 生物資源科学部 獣医学科 獣医解剖学研究室 教授を定年退 職し (平成 23 年 11 月 23 日付),非常勤講師に (~平成 24 年 3 月 31 日) 4) 神田 尚俊 先生 東京農工大学 農学部 獣医学科 獣医解剖学研究室 教授を定年退職 (平成 24 年 3 月 31 日付) 編集後記 日本獣医解剖学会ニュースレター39 号を無事刊行することができ,ご協力を 賜りました方々に深く感謝申し上げます。 このニュースレターは当時解剖分科会会長でありました牧田登之先生のご提 案・編集によって平成 4 年 4 月に創刊され,その後山田純三先生,竹花一成先 生へと引き継がれて,獣医解剖学会内での会員の動向や獣医解剖学を取り巻 く国内外の動向やそれらの歴史を知る上で貴重な資料になってきました。大変 残念なことに,日本獣医解剖学会の設立にご尽力され,長年にわたって後輩へ のご指導を賜りました牧田登之先生が本年 2 月 14 日に逝去されました。牧田登 之先生には心から感謝を申し上げ,ご冥福をお祈りして第 39 号の編集を終え たいと思います。 編集子 留学 1) 横山 俊史 先生 (神戸大学農学研究科形態機能学教室・助教) 留学期間: 平成 24 年 1 月 30 日-同年 3 月 18 日 留 学 先: Institute for Biomedical Research, John A. Burns Sch. Med., Univ. Hawaii, HI, USA 5 6