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平成28年度監査等実施計画

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平成28年度監査等実施計画
平成28年度監査等実施計画
長浜市監査委員
第1 監査等基本方針
はじめに
監査委員は、地方自治法により設置された独立の執行機関として、法令により定めら
れた権限に基づいて、市の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理又は市の
事務の執行について、民主的かつ効率的な行政運営を確保するため、監査・検査・審査
を実施します。
監査等を行うに当たっては、下記の方針に基づき、公正で合理的かつ能率的な市の行
政運営確保のため、違法、不正の指摘にとどまらず、指導に重点を置いて監査等を実施
し、もって、市の行政の適法性、効率性、妥当性の確保を目指します。
記
1 監査等の実施に当たっては、事務事業の執行が予算及び議決並びに法令等に基づい
て行われているかに留意し、積極的かつ指導的に実施します。
2 監査等を効率的かつ効果的に実施するため、年間監査計画を策定するとともに、適
切な実施計画を作成し、これに基づいて秩序整然と適時に実施します。
3 監査等の計画の策定及び実施に当たっては、
個々の監査等に有機的な関連を持たせ、
総合して成果が上がるように調整運用します。
-1-
第2 監査等の種類及び実施方針
平成28年度に実施する監査等の種類は、次のとおりとします。
1 監査
(1)定期監査(法第199条第4項の規定による監査)
毎会計年度少なくとも1回以上期日を定めて、次の事項について行う。
(ア)市の財務に関する事務の執行が、適正かつ効率的に行われているかどうかを主
眼として実施します。
(イ)市の経営に係る事業の管理が、合理的かつ効率的に行われているかどうかを主
眼として実施します。
(ウ)必要に応じ、市の事務事業の執行に係る工事について、当該工事の設計、施工
等が適正に行われているかどうか、また、建物等の維持管理が良好であるかどう
かを主眼として実施します。
(2)随時監査(法第199条第5項の規定による監査)
必要があると認めるとき、定期監査に準じて実施します。
(3)行政監査(法第199条第2項の規定による監査)
必要があると認めるとき、市の事務の執行が、合理的かつ効率的に行われている
か、法令等の定めるところに従って適正に行われているかどうかを主眼として、適
時に実施します。
(4)財政援助団体等に対する監査(法第199条第7項の規定による監査)
財政的援助を与えている団体、出資・支払保証団体、信託の受託者及び公の施設
の管理を行わせているものに対し、必要があると認めるとき、又は市長の要求に基
づき、当該財政的援助等に係る出納その他の事務の執行が適正かつ効率的に行われ
ているかどうかを主眼として実施します。
(5)公金の収納又は支払事務に関する監査(法第235条の2第2項又は公企法第2
7条の2第1項の規定による監査)
指定金融機関等に対し、必要があると認めるとき、又は市長若しくは企業管理者
の要求に基づき、公金の収納又は支払の事務が、法令等の規定及び指定契約の約定
のとおり行われているかどうかを主眼として実施します。
(6)住民の直接請求に基づく監査(法第75条の規定による監査)
請求に係る事務の執行について実施します。
-2-
(7)議会の請求に基づく監査(法第98条第2項の規定による監査)
請求に係る事務について実施します。
(8)請願の措置としての監査(法第125条の規定に関する監査)
議会が採択した請願のうち、監査委員において監査することにより措置すること
が適当と認められたものについて実施します。
(9)市長の要求に基づく監査(法第199条第6項の規定による監査)
要求に係る事務の執行について実施します。
(10)住民監査請求に基づく監査(法第242条の規定による監査)
請求の内容について実施します。
(11)市長又は企業管理者の要求に基づく職員の賠償責任に関する監査(法第243条
の2第3項又は公企法第34条の規定による監査)
要求に係る事実の有無等について実施します。
2 検査
例月現金出納検査(法第235条の2第1項の規定による検査)
会計管理者及び企業管理者の保管する現金(歳計現金、歳入歳出外現金、一時借入
金、基金に属する現金及び預り金を含む。
)の在高及び出納関係諸表等の計数の正確性
を検証するとともに、現金の出納事務が適正に行われているかどうかを主眼として実
施します。
3 審査
(1)決算審査(法第233条第2項又は公企法第30条第2項の規定による審査)
決算その他関係諸表の計数の正確性を検証するとともに、予算の執行又は事業の
経営が、適正かつ効率的に行われているかどうかを主眼として実施します。
(2)基金の運用状況審査(法第241条第5項の規定による審査)
基金の運用状況を示す書類の計数の正確性を検証するとともに、基金の運用が、
適正かつ効率的に行われているかどうかを主眼として実施します。
(3)健全化判断比率等審査(健全化法第3条第1項、第22条第1項の規定による審
査)
健全化判断比率及び資金不足比率並びにそれらの算定の基礎となる事項を記載
した書類の計数が正確に計上され適正に作成されているかどうかを主眼として実施
します。
4 報告の徴取
地方自治法施行令第168条の4第3項又は地方公営企業法施行令第22条の5第
3項の規定により、指定金融機関等に対する検査の結果について、会計管理者又は企
業管理者に対して報告を求めます。
-3-
第3 監査実施計画
1 平成28年度 監査実施計画
本年度の監査実施計画は下記に示し、日程等詳細は「第4 監査等実施計画表」の
とおりとしその都度通知します。
なお、監査などの執行に支障をきたす状況に至ったときは、監査委員の協議により
監査計画の対象及び時期を変更し執行するなど、弾力的に運用します。
監査の種類
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月
財務事務監査
定期監査
工事監査
随時監査
財政援助団体等監査
例月現金出納検査
決算審査
一般・特別会計
公営企業会計
健全化判断比率等審査
基金運用状況審査
公営企業たな卸立会
2 監査等の実施手続の選択
定期監査の実施については、実地監査及び書類監査とします。またその選択につい
ては、その都度通知します。
3 公表及び講評(地方自治法第199条第9項、第 12 項に基づく公表)
定期監査等の結果報告を地方自治法に基づき「公表」する際に、必要とする事項に
ついては、市長等に予め「講評」の機会を設けて意見交換を行うことにより、全職員
に対する周知徹底を図るものとします。
また、地方自治法の規定により市長等から監査結果に基づき措置を講じた旨の通知
があった場合においても、同法に従い市民に公表します。
-4-
第4 監査等実施計画表
1 定期監査等実施計画表
監査対象
部局名
課(室)名等
書類審査
期
間
監査予定日
教育委員会
長浜市立北保育園、わかば幼稚園、
神照幼稚園、北小学校、北中学校
4 月 27 日~
5 月 17 日
5 月 18 日(水)
教育委員会
湯田小学校、びわ南小学校、
びわ北小学校、浅井中学校、
びわ中学校
5 月 18 日~
6月 2 日
6 月 3 日(金)
教育委員会
たかつき認定こども園、富永小学校、
古保利小学校、七郷小学校、
長浜市立高月学校給食センター
5 月 27 日~
6 月 13 日
6 月 14 日(火)
教育委員会
きのもと認定こども園、杉野小学校、
高時小学校、杉野中学校
6 月 20 日~
7月 5 日
7 月 6 日(水)
教育委員会
余呉小学校、塩津小学校、永原小学校、 6 月 29 日~
鏡岡中学校
7 月 18 日
7 月 19 日(火)
財政援助団体(私立保育園)
(福)ははのくに ひよこ乳児保育園、
(福)檸檬会 レイモンド長浜保育園、
(福)カトリック京都司教区カリタス会 長浜カトリック保育園
(福)湖北報恩会 長浜学舎
総務部
総務課、秘書課、人事課、財政課、
財産活用室、契約検査課
選挙管理委員会事務局
8 月 17 日~
9月 1 日
9 月 2 日(金)
9 月 14 日~
10 月 5 日(水)
10 月 4 日
財政援助団体(長浜市土地開発公社)
総合政策部
総合政策課、市民広報課、
情報政策課、行政経営改革課
9 月 29 日~
10 月 19 日(水)
10 月 18 日
議会事務局
監査委員事務局・公平委員会事務所
農業委員会事務局
市民協働部
市民活躍課、生涯学習課、
産業文化交流拠点整備室、
文化スポーツ課、歴史遺産課、
人権施策推進課
-5-
10 月 17 日~
11 月 4 日(金)
11 月 2 日
市民生活部
環境保全課、保険医療課、市民課、
税務課、滞納整理課
防災危機管理局
10 月 27 日~
11 月 15 日
11 月 16(水)
11 月 10 日~
11 月 29 日
11 月 30(水)
会計課
健康福祉部
社会福祉課、しょうがい福祉課、
子育て支援課、健康推進課、
高齢福祉介護課
財政援助団体(長浜市社会福祉協議会)
産業観光部
商工振興課、
長浜駅周辺まちなか活性化室、
観光振興課、農政課、森林整備課
財政援助団体(公益社団法人長浜観光協会、
湖北土地改良区、早崎内湖土地改良区)
11 月 28 日~
12 月 15 日(木)
12 月 14 日
都市建設部
都市計画課、道路河川課、建築住宅課、
12 月 14 日~
開発建築指導課、上下水道課、
1月 5 日
技術管理室
1 月 6 日(金)
教育委員会
教育総務課、教育改革推進室、
教育指導課、すこやか教育推進課、
幼児課
1 月 4 日~
1 月 19 日
1 月 20 日(金)
市立長浜病院
総務課、経営企画課、医事課、
医療安全管理室、診療情報支援室、
地域医療事業部・がん対策推進事業部
1 月 16 日~
2月 1 日
2 月 2 日(木)
長浜市立湖北病院
管理課、医事課
介護老人保健施設湖北やすらぎの里
北部振興局
地域振興課、福祉生活課、農林課、
建設課、上下水道課
1 月 30 日~
2 月 14 日
2 月 15 日(水)
市民生活部
浅井支所、びわ支所、虎姫支所、
湖北支所、高月支所、余呉支所、
西浅井支所
2 月 13 日~
2 月 28 日
3 月 1 日(水)
※公の施設の指定管理者の監査については、所管課の定期監査にあわせて実施します。
※5 月から 9 月までは現地にて監査を行い、10 月以降については原則として、長浜市役所西
館5-D会議室で行います。
-6-
2 書面監査実施計画表
書面監査対象部署
実施予定期間
保育園、認定こども園
平成 28 年 11 月中旬
幼稚園
平成 28 年 12 月上旬
小学校
平成 28 年 10 月下旬
平成 28 年 11 月上旬
中学校
平成 28 年 10 月中旬
学校給食センター
平成 28 年 12 月中旬
公民館
平成 29 年 1 月中旬
3 決算審査実施計画表
決算審査対象会計
実施予定日
病院事業会計、老人保健事業会計
7 月 11 日(月)
一般会計、特別会計
8 月 12 日(金)
4 工事監査実施計画表
監査種別
完了
技術
5 たな卸立会実施計画表
実施予定日
9 月 27 日(火)
10 月 14 日(金)
11 月 11 日(金)
事業所名
実施予定日
企業会計適用事業所
9 月 30 日(金)
企業会計適用事業所
3 月 27 日(月)
6 例月出納検査実施計画表(実施予定日)
4 月 25 日(月)
8 月 24 日(水)
12 月 26 日(月)
5 月 25 日(水)
9 月 30 日(金)
1 月 25 日(水)
6 月 27 日(月)
10 月 25 日(火)
2 月 27 日(月)
7 月 25 日(月)
11 月 25 日(金)
3 月 27 日(月)
※監査等は、原則として長浜市役所西館5-D会議室で行います。
-7-
適用法令等資料(抜粋)
地方自治法
第199条 監査委員は、普通地方公共団体の財務に関する事務の執行及び普通地方
公共団体の経営に係る事業の管理を監査する。
2 監査委員は、前項に定めるもののほか、必要があると認めるときは、普通地方公
共団体の事務(自治事務にあつては労働委員会及び収用委員会の権限に属する事務で政
令で定めるものを除き、法定受託事務にあつては国の安全を害するおそれがあることそ
の他の事由により監査委員の監査の対象とすることが適当でないものとして政令で定め
るものを除く。)の執行について監査をすることができる。この場合において、当該監
査の実施に関し必要な事項は、政令で定める。
3 監査委員は、第一項又は前項の規定による監査をするに当たつては、当該普通地
方公共団体の財務に関する事務の執行及び当該普通地方公共団体の経営に係る事業の管
理又は同項に規定する事務の執行が第二条第十四項及び第十五項の規定の趣旨にのっと
ってなされているかどうかに、特に、意を用いなければならない。
4 監査委員は、毎会計年度少くとも一回以上期日を定めて第一項の規定による監査
をしなければならない。
5 監査委員は、前項に定める場合のほか、必要があると認めるときは、いつでも第
一項の規定による監査をすることができる。
6 監査委員は、当該普通地方公共団体の長から当該普通地方公共団体の事務の執行
に関し監査の要求があつたときは、その要求に係る事項について監査をしなければなら
ない。
7 監査委員は、必要があると認めるとき、又は普通地方公共団体の長の要求がある
ときは、当該普通地方公共団体が補助金、交付金、負担金、貸付金、損失補償、利子補
給その他の財政的援助を与えているものの出納その他の事務の執行で当該財政的援助に
係るものを監査することができる。当該普通地方公共団体が出資しているもので政令で
定めるもの、
当該普通地方公共団体が借入金の元金又は利子の支払を保証しているもの、
当該普通地方公共団体が受益権を有する信託で政令で定めるものの受託者及び当該普通
地方公共団体が第二百四十四条の二第三項の規定に基づき公の施設の管理を行わせてい
るものについても、また、同様とする。
8 監査委員は、監査のため必要があると認めるときは、関係人の出頭を求め、若し
くは関係人について調査し、若しくは関係人に対し帳簿、書類その他の記録の提出を求
め、又は学識経験を有する者等から意見を聴くことができる。
9 監査委員は、監査の結果に関する報告を決定し、これを普通地方公共団体の議会
及び長並びに関係のある教育委員会、
選挙管理委員会、
人事委員会若しくは公平委員会、
公安委員会、労働委員会、農業委員会その他法律に基づく委員会又は委員に提出し、か
つ、これを公表しなければならない。
10 監査委員は、監査の結果に基づいて必要があると認めるときは、当該普通地方
公共団体の組織及び運営の合理化に資するため、前項の規定による監査の結果に関する
報告に添えてその意見を提出することができる。
-8-
11 第九項の規定による監査の結果に関する報告の決定又は前項の規定による意見
の決定は、監査委員の合議によるものとする。
12 監査委員から監査の結果に関する報告の提出があつた場合において、当該監査
の結果に関する報告の提出を受けた普通地方公共団体の議会、長、教育委員会、選挙管
理委員会、人事委員会若しくは公平委員会、公安委員会、労働委員会、農業委員会その
他法律に基づく委員会又は委員は、当該監査の結果に基づき、又は当該監査の結果を参
考として措置を講じたときは、その旨を監査委員に通知するものとする。この場合にお
いては、監査委員は、当該通知に係る事項を公表しなければならない。
(決算)
第233条 会計管理者は、毎会計年度、政令の定めるところにより、決算を調製し、
出納の閉鎖後三箇月以内に、証書類その他政令で定める書類とあわせて、普通地方公共
団体の長に提出しなければならない。
2 普通地方公共団体の長は、決算及び前項の書類を監査委員の審査に付さなければ
ならない。
3 普通地方公共団体の長は、前項の規定により監査委員の審査に付した決算を監査
委員の意見を付けて次の通常予算を議する会議までに議会の認定に付さなければならな
い。
4 前項の規定による意見の決定は、監査委員の合議によるものとする。
5 普通地方公共団体の長は、第三項の規定により決算を議会の認定に付するに当た
つては、当該決算に係る会計年度における主要な施策の成果を説明する書類その他政令
で定める書類を併せて提出しなければならない。
6 普通地方公共団体の長は、第三項の規定により議会の認定に付した決算の要領を
住民に公表しなければならない。
(現金出納の検査及び公金の収納等の監査)
第235条の2 普通地方公共団体の現金の出納は、毎月例日を定めて監査委員がこ
れを検査しなければならない。
2 監査委員は、必要があると認めるとき、又は普通地方公共団体の長の要求がある
ときは、前条の規定により指定された金融機関が取り扱う当該普通地方公共団体の公金
の収納又は支払の事務について監査することができる。
3 監査委員は、第一項の規定による検査の結果に関する報告又は前項の規定による
監査の結果に関する報告を普通地方公共団体の議会及び長に提出しなければならない。
(基金)
第241条 普通地方公共団体は、条例の定めるところにより、特定の目的のために
財産を維持し、資金を積み立て、又は定額の資金を運用するための基金を設けることが
できる。
-9-
2 基金は、これを前項の条例で定める特定の目的に応じ、及び確実かつ効率的に運
用しなければならない。
3 第一項の規定により特定の目的のために財産を取得し、又は資金を積み立てるた
めの基金を設けた場合においては、当該目的のためでなければこれを処分することがで
きない。
4 基金の運用から生ずる収益及び基金の管理に要する経費は、それぞれ毎会計年度
の歳入歳出予算に計上しなければならない。
5 第一項の規定により特定の目的のために定額の資金を運用するための基金を設け
た場合においては、普通地方公共団体の長は、毎会計年度、その運用の状況を示す書類
を作成し、これを監査委員の審査に付し、その意見を付けて、第二百三十三条第五項の
書類と併せて議会に提出しなければならない。
6 前項の規定による意見の決定は、監査委員の合議によるものとする。
7 基金の管理については、基金に属する財産の種類に応じ、収入若しくは支出の手
続、歳計現金の出納若しくは保管、公有財産若しくは物品の管理若しくは処分又は債権
の管理の例による。
8 第二項から前項までに定めるもののほか、基金の管理及び処分に関し必要な事項
は、条例でこれを定めなければならない。
(住民監査請求)
第242条 普通地方公共団体の住民は、当該普通地方公共団体の長若しくは委員会
若しくは委員又は当該普通地方公共団体の職員について、違法若しくは不当な公金の支
出、財産の取得、管理若しくは処分、契約の締結若しくは履行若しくは債務その他の義
務の負担がある(当該行為がなされることが相当の確実さをもつて予測される場合を含
む。)と認めるとき、又は違法若しくは不当に公金の賦課若しくは徴収若しくは財産の
管理を怠る事実(以下「怠る事実」という。)があると認めるときは、これらを証する
書面を添え、監査委員に対し、監査を求め、当該行為を防止し、若しくは是正し、若し
くは当該怠る事実を改め、又は当該行為若しくは怠る事実によつて当該普通地方公共団
体のこうむつた損害を補填するために必要な措置を講ずべきことを請求することができ
る。
2 前項の規定による請求は、当該行為のあつた日又は終わつた日から一年を経過し
たときは、これをすることができない。ただし、正当な理由があるときは、この限りで
ない。
3 第一項の規定による請求があつた場合において、当該行為が違法であると思料す
るに足りる相当な理由があり、当該行為により当該普通地方公共団体に生ずる回復の困
難な損害を避けるため緊急の必要があり、かつ、当該行為を停止することによつて人の
生命又は身体に対する重大な危害の発生の防止その他公共の福祉を著しく阻害するおそ
れがないと認めるときは、監査委員は、当該普通地方公共団体の長その他の執行機関又
は職員に対し、理由を付して次項の手続が終了するまでの間当該行為を停止すべきこと
を勧告することができる。この場合においては、監査委員は、当該勧告の内容を第一項
の規定による請求人(以下本条において「請求人」という。)に通知し、かつ、これを
公表しなければならない。
- 10 -
4 第一項の規定による請求があつた場合においては、監査委員は、監査を行い、請
求に理由がないと認めるときは、理由を付してその旨を書面により請求人に通知すると
ともに、これを公表し、請求に理由があると認めるときは、当該普通地方公共団体の議
会、長その他の執行機関又は職員に対し期間を示して必要な措置を講ずべきことを勧告
するとともに、当該勧告の内容を請求人に通知し、かつ、これを公表しなければならな
い。
5 前項の規定による監査委員の監査及び勧告は、第一項の規定による請求があつた
日から六十日以内にこれを行なわなければならない。
6 監査委員は、第四項の規定による監査を行うに当たつては、請求人に証拠の提出
及び陳述の機会を与えなければならない。
7 監査委員は、前項の規定による陳述の聴取を行う場合又は関係のある当該普通地
方公共団体の長その他の執行機関若しくは職員の陳述の聴取を行う場合において、必要
があると認めるときは、関係のある当該普通地方公共団体の長その他の執行機関若しく
は職員又は請求人を立ち会わせることができる。
8 第三項の規定による勧告並びに第四項の規定による監査及び勧告についての決定
は、監査委員の合議によるものとする。
9 第四項の規定による監査委員の勧告があつたときは、当該勧告を受けた議会、長
その他の執行機関又は職員は、当該勧告に示された期間内に必要な措置を講ずるととも
に、その旨を監査委員に通知しなければならない。この場合においては、監査委員は、
当該通知に係る事項を請求人に通知し、かつ、これを公表しなければならない。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律
(健全化判断比率の公表等)
第3条 地方公共団体の長は、毎年度、前年度の決算の提出を受けた後、速やかに、
実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率(以下「健全化判
断比率」という。)並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類を監査委員の審査
に付し、その意見を付けて当該健全化判断比率を議会に報告し、かつ、当該健全化判断
比率を公表しなければならない。
2 前項の規定による意見の決定は、監査委員の合議によるものとする。
3 地方公共団体の長は、第一項の規定により公表した健全化判断比率を、速やかに、
都道府県及び地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市(以下「指定都市」と
いう。)の長にあっては総務大臣に、指定都市を除く市町村(第二十九条を除き、以下
「市町村」という。)及び特別区の長にあっては都道府県知事に報告しなければならな
い。この場合において、当該報告を受けた都道府県知事は、速やかに、当該健全化判断
比率を総務大臣に報告しなければならない。
4 都道府県知事は、毎年度、前項前段の規定による報告を取りまとめ、その概要を
公表するものとする。
5 総務大臣は、毎年度、第三項の規定による報告を取りまとめ、その概要を公表す
るものとする。
- 11 -
6 地方公共団体は、健全化判断比率の算定の基礎となる事項を記載した書類をその
事務所に備えて置かなければならない。
7 包括外部監査対象団体(地方自治法第二百五十二条の三十六第一項に規定する包
括外部監査対象団体をいう。以下同じ。)においては、包括外部監査人(同法第二百五
十二条の二十九に規定する包括外部監査人をいう。以下同じ。)は、同法第二百五十二
条の三十七第一項の規定による監査のため必要があると認めるときは、第一項の規定に
より公表された健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類について
調査することができる。
(資金不足比率の公表等)
第22条 公営企業を経営する地方公共団体の長は、毎年度、当該公営企業の前年度
の決算の提出を受けた後、速やかに、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記
載した書類を監査委員の審査に付し、その意見を付けて当該資金不足比率を議会に報告
し、かつ、当該資金不足比率を公表しなければならない。
2 前項に規定する「資金不足比率」とは、公営企業ごとに、政令で定めるところに
より算定した当該年度の前年度の資金の不足額を政令で定めるところにより算定した当
該年度の前年度の事業の規模で除して得た数値をいう。
3 第三条第二項から第七項までの規定は、資金不足比率について準用する。
地方公営企業法
(決算)
第30条 管理者は、毎事業年度終了後二月以内に当該地方公営企業の決算を調製し、
証書類、当該年度の事業報告書及び政令で定めるその他の書類をあわせて当該地方公共
団体の長に提出しなければならない。
2 地方公共団体の長は、決算及び前項の書類を監査委員の審査に付さなければなら
ない。
3 監査委員は、前項の審査をするにあたつては、地方公営企業の運営が第三条の規
定の趣旨に従つてされているかどうかについて、特に意を用いなければならない。
4 地方公共団体の長は、第二項の規定により監査委員の審査に付した決算を、監査
委員の意見を付けて、遅くとも当該事業年度終了後三月を経過した後において最初に招
集される定例会である議会の認定(地方自治法第百二条の二第一項 の議会においては、
遅くとも当該事業年度終了後三月を経過した後の最初の定例日
(同条第六項 に規定する
定例日をいう。)に開かれる会議において議会の認定)に付さなければならない。
5 前項の規定による意見の決定は、監査委員の合議によるものとする。
6 地方公共団体の長は、第四項の規定により決算を議会の認定に付するに当たつて
は、第二項の規定により監査委員の審査に付した当該年度の事業報告書及び政令で定め
るその他の書類を併せて提出しなければならない。
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7 第一項の決算について作成すべき書類は、当該年度の予算の区分に従つて作成し
た決算報告書並びに損益計算書、剰余金計算書又は欠損金計算書、剰余金処分計算書又
は欠損金処理計算書及び貸借対照表とし、その様式は、総務省令で定める。
長浜市監査委員条例
(監査及び検査の執行)
第3条 法第 199 条第4項の規定による監査は、年1回とする。
2 法第 235 条の2第1項の規定による現金出納の検査は、
毎月 25 日に行う。
だたし、
その日が長浜市の休日を定める条例(平成 18 年長浜市条例第2号)第1条に規定する市
の休日に当たるとき、その他やむを得ない理由により当該検査を行うことができないと
きは、その日を変更することができる。
長浜市病院事業会計規程
(実地たな卸)
第58条 企業出納員は、毎事業年度末実地たな卸を行わなければならない。
2 前項に定める場合のほか、企業出納員は、たな卸資産が天災その他の事由により滅
失した場合その他必要と認められる場合には、
随時実地たな卸を行わなければならない。
3 前2項の規定により実地たな卸を行った場合は、企業出納員は、その結果に基づい
てたな卸表を作成しなければならない。
(実地たな卸の立会い)
第59条 前条第1項及び第2項の規定により実地たな卸を行う場合は、企業出納員
は、管理者の指定するたな卸資産の受払に関係のない職員を立ち合わせなければならな
い。
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