...

平均自立期間の算定方法の指針

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

平均自立期間の算定方法の指針
平均自
自立期
期間の算
算定方
方法の指
指針
平成
成 19 年度厚生
年
生労働科
科学研究
究費補助
助金
(循
循環器疾
疾患等生
生活習慣
慣病対策
策総合研
研究事業
業)によ
よる
健
健康寿命
命の地域
域指標算
算定の標
標準化に
に関する
る研究班
班
平 20(2008)年3月
平成
月
平成 19 年度厚生労働科学研究費補助金
(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)による
「健康寿命の地域指標算定の標準化に関する研究班」
構成員名簿
主任研究者
橋本修二
藤田保健衛生大学医学部衛生学講座
分担研究者
辻
東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野
研究協力者
一郎
尾島俊之
浜松医科大学健康社会医学講座
加藤昌弘
愛知県瀬戸保健所
林
福島県立医科大学看護学部情報科学
正幸
野田龍也
浜松医科大学健康社会医学講座
渡辺晃紀
自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門
川戸美由紀
藤田保健衛生大学医学部衛生学講座
目 次
1.緒言
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.平均自
自立期間とは
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2
3.平均自
自立期間の算
算定目的
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
4.平均自
自立期間の算
算定方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
(1)基本
本事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
(2)基礎
礎資料
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
(3)算定
定法の概要
(4)算定
定プログラム
ム
5.平均自
自立期間の算
算定結果の解釈上の留
留意点
・・・・・・・・・・
12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
7.文献
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
8.付録
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
6.おわり
りに
(1)平均
均自立期間の
の試算値(2005年、都
都道府県別)
(2)平均
均自立期間の
の算定法の詳細
・・・・・・・
19
・・・・・・・・・・・・・・・
25
1.緒言
「平均
均自立期間の
の算定方法の
の指針」(以下、本指針)では、地域保健医
医療福祉の取
取り組み
の計画・評価への適
適用に向けて
て、平均自立
立期間の標準的な算定
定方法を提案
案することを
をねらい
とする。
。その取り組
組みの計画・評価とし
しては、都道
道府県健康増
増進計画を念
念頭において
ている。
平均自立
立期間はいわ
わゆる健康寿
寿命の1つであり、日常生活が要
要介護でなく
く、自立して
て暮らせ
る生存期
期間の平均を
を指す。適用
用にあたって
ては、その目
目的を明確に
にしておくこ
ことが重要で
である。
平均自
自立期間の算
算定において
て、本指針では要介護
護を介護保険
険の「要介護
護2~5」と
と定めて
いる。基
基礎資料には
は人口、死亡
亡数と介護保険の要介
介護認定者数
数を、算定法
法には標準的
的なもの
を用いて
ている。算定
定結果は都道
道府県での 2005 年と 2010
2
年など
どの相対的な
な比較に使用
用される
ことを想
想定している
る。また、「平均自立期
期間の算定
定プログラム
ム」に基礎資
資料のデータ
タを入力
すると、平均自立期
期間を計算す
することが
ができる。
以下、平均自立期
期間について
て、定義、算
算定目的と算定方法お
および算定結
結果の解釈上
上の留意
点を示す
す。とくに算
算定方法では
は基本事項、基礎資料
料、算定法の
の概要ととも
もに、「平均
均自立期
間の算定
定プログラム
ム」の使用方
方法を説明する。また
た、付録には
は平均自立期
期間の試算値
値(2005
年、都道
道府県別)と
と算定法の詳
詳細を掲載する。
- 1 -
2.平均自
自立期間
間とは
ここで
では、生存期
期間について日常生活
活に介護を要
要しない期間
間と介護を要
要する期間に
に分け、
それぞれ
れを自立期間
間と要介護期
期間と呼ぶ。また、集団における
る各人の自立
立期間と要介
介護期間
の平均値
値をそれぞれ
れ平均自立期
期間と平均要介護期間
間と呼ぶ。
図1に
にA~Eの5人の自立期
期間と要介護期間を示
示す。Aにおいては、68 歳3か月に
に障害が
発生して
て自立から要
要介護の状態
態に移り、68
6 歳9か月に回復して
て要介護から
ら自立の状態
態に戻り、
その後、81 歳3か月に再び要
要介護の状態
態となり、82
2 歳6か月で
で死亡してい
いる。65 歳以降で
歳
は、Aの
の自立期間は
は 65 歳~688 歳3か月(3年3か月
月)と 68 歳9か月~8
歳
81 歳3か月(12 年
6か月)の計 15 年9か月であ
年
ある。Aの要
要介護期間は
は 68 歳3か月~68 歳9
9か月(6か
か月)と
81 歳3か
か月~82 歳6か月(1
歳
年3か月)の計1年9
9か月である
る。また、665 歳以降の
の生存期
間(余命
命)は 65 歳~82
歳
歳6か
か月の 17 年6か月であ
年
あり、その中
中で、自立期
期間の割合は
は 90%
(=15 年9か月/
年
17 年6か月
月)である。
この集
集団の平均自
自立期間と平
平均要介護期間は、A~Eの5人
人の自立期間
間と要介護期
期間を平
均して、65 歳ではそれぞれ 166.9 年と 1.5 年と求められる。平均
均余命(両期間の和)は 18.4
年であり
り、その中で
で平均自立期
期間の割合は 92%であ
ある。同様に
に、75 歳では
は4人(75 歳未満
で死亡し
したBを除く
く)の自立期
期間と要介護期間を平
平均して、平
平均自立期間
間は 9.1 年、平均要
介護期間
間は 1.6 年と
となる。平均
均余命は 100.7 年で、そ
その中で平均
均自立期間の
の割合は 85
5%であ
る。
図1.自立期間と
と要介護期
期間の仮想デ
データ
対象者
者
A
B
自立
立期間 要介
介護期間
C
D
E
65
5
70
75
80
- 2 -
85
90
95
年齢(歳)
一般に、自立期間と要介護期間を得るには、人の寿命の最後まで追跡観察する必要がある。
65 歳や 75 歳の平均自立期間を直接に求めるためには、数十年の追跡観察データを要するこ
とになるが、保健医療福祉の指標として実際的でない。そこで、平均自立期間と平均要介護
期間は、後述するように、一定の仮定の下で現時点で得られるデータに基づいて算定するこ
とになる。なお、平均自立期間に対して、自立・要介護の状態は、本来、連続的であって厳
密に自立と要介護に二分できるものではない、といった批判があることを注意しておこう。
- 3 -
3.平均自
自立期間
間の算定
定目的
保健医
医療福祉の取
取り組みの計
計画・評価にあたって
ては、目標を
を的確に表現
現する指標の
の適用が
重要と指
指摘されてい
いる。目標と
としては、取り組みに直接関係す
するもの、最
最終的な結果
果(アウ
トカム)に関係する
るもの、ある
るいは、その中間的な
な状態に関係
係するものに
に大別される
る。指標
は、それぞれ
れの目標に相
相応しいこと、算定が
が容易である
ることなどを
を考慮して定
定められ
としては
る。
平均自
自立期間は生
生存・死亡と
と自立・要介護の状況を総合した
た指標である
る。保健医療
療福祉分
野の最終
終的なアウトカムに関係し、取り組みの計画
画・評価へ適
適用する意義
義は大きい。
。一方、
平均自立
立期間を規定
定する要因は多様であり、それに関係する実
実証的なデー
ータは十分に
に示され
ていない
い。それゆえ
え、取り組み
みの計画・評価に対して、平均自
自立期間を単
単独でなく、取り組
みに直接
接関係する指
指標や個別的
的なアウトカム指標(脳血管疾患
患や虚血性心
心疾患の死亡
亡率など)
とともに
に適用・解釈
釈することが
が基本となる。
後述す
するように、
、平均自立期
期間を絶対的な値として厳密に解
解釈せず、む
むしろ、相対
対的にみ
る方が実
実際的である
ると考えてい
いる。相対的な見方と
としては、た
たとえば、対
対象集団での
の年次間
(都道府
府県での 20005 年と 2010 年など)の比較であ
ある。保健医
医療福祉の取
取り組みの計
計画・評
価への適
適用にあたっ
っては、この
の点にとくに留意する
ることが大切
切であろう。
平均自
自立期間の適
適用に向けて
て、保健医療
療福祉の取り組みの計画・評価の目
目標を考慮しつつ、
その算定
定目的を確認
認しておくこ
ことが重要である。
- 4 -
4.平均自
自立期間
間の算定
定方法
以下、平均自立期
期間の算定方
方法として、基本事項
項、基礎資料
料、算定法の
の概要と「平
平均自立
期間の算
算定プログラ
ラム」を説明
明する。
(1)基本事項
項
平均自
自立期間の算
算定において
て、要介護の規定が基
基本となる。ここでは、要介護を介
介護保険
の「要介
介護2~5」
」と規定する
る。この理由として、介護保険の
の要介護認定
定が全国で統
統一の基
準で実施
施されている
ること、その
のデータが全国で等しく入手可能
能であること
とが挙げられ
れる。ま
た、介護
護保険におい
いて介護予防
防が推進されつつある
ることを考慮
慮すると、要
要介護の規定
定に、介
護予防の
の対象となる
る要支援1と
と2、および、生活機能レベルが
が要支援2と
と同程度の要
要介護1
を含めな
ないことが容
容易に理解さ
されよう。本規定には
は議論の余地
地があるもの
のの、一定の
の妥当性
があると
といえる。
実際の
の算定にあた
たって、主と
として、都道
道府県を対象
象集団とし、2005 年ま
またはそれ以
以降の年
次を対象
象時期に想定
定する。男女
女ごとの 655 歳と 75 歳を対象年齢
歳
齢とする。こ
これらは、い
いずれも
都道府県
県健康増進計
計画を念頭に
においていることが関
関係する。よ
より規模の小
小さい集団で
では、集
団特性の
の特殊性や基
基礎資料の精
精度の低さなどから、平均自立期
期間の算定方
方法や算定結
結果の解
釈に特別
別な配慮を求
求められる可
可能性がある。後述す
するように、介護保険の
の要介護認定
定者数を
基礎資料
料とすること
とから、対象
象時期として、その認定状況が急
急激に進展し
した時期を避
避ける必
要があろ
ろう。また、
、保健医療福
福祉分野における後期高齢者対策
策の重要性を
を考慮すれば
ば、対象
年齢に 75
7 歳を加え
えるのは当然
然である。
- 5 -
(2)基礎資料
基礎資料としては、性・年齢階級別の死亡率と要介護割合である。年齢階級は 65~69 歳、
70~74 歳、75~79 歳、80~84 歳、85 歳~とする。
死亡率を求めるために、人口と死亡数を用いる。人口は年央(または 10 月1日現在)の
日本人人口(または総人口)とする。死亡数は当該年次の1年間のものとする。なお、人口
は国勢調査、推計人口または住民基本台帳人口から、死亡数は人口動態統計から得ることを
想定している。
要介護割合を求めるために、介護保険における第1号被保険者数(または人口)と要介護
2~5の認定者数を用いる。当該年のどこかの時点とし、たとえば9月末時点などである。
とくに介護保険制度の変更などの前後の時点を避けることが大切である。
それ以外の基礎資料として、対象集団のそれと同一年次における全国の人口、死亡数と生
命表を用いる。人口と死亡数は上記と同様である。生命表は簡易生命表(または完全生命表)
の生存数と定常人口(累積されたもの;生命表では、通常、T と表記)とする。
- 6 -
(3)算定法の概要
平均自立期間の算定の流れとしては、①計算の準備、②生命表の計算、③自立・要介護の
生命表の計算、④平均自立期間の計算、⑤平均自立期間の区間推定の順である。
①計算の準備では、対象集団の基礎資料から死亡率と要介護割合を求める。また、全国の
基礎資料から定常人口用と死亡率用の補正係数を求める。これらの補正係数を用いるのはよ
り安定した算定結果を得るためである。②生命表の計算と③自立・要介護の生命表の計算で
は、それぞれ Chiang の生命表法と Sullivan 法を用いる。いずれも最も標準的な算定法であ
る。④平均自立期間の計算では、平均自立期間と平均要介護期間を求める。平均自立期間と
平均要介護期間の和が平均余命となる。⑤平均自立期間の区間推定では、平均自立期間と平
均要介護期間の近似的な 95%信頼区間を求める。
算定法の詳細を「8.付録
(2)平均自立期間の算定法の詳細」に示す。
- 7 -
(4)算定プログラム
「平均自立期間の算定プログラム」(以下、本プログラム)は Excel 形式の簡易なプログ
ラムである。ホームページからダウンロードされ、平均自立期間の算定に使用されることを
想定している。本プログラムは3つのシートから構成される。Excel によって本プログラム
を読むと、「readme」シート(図2)が画面に表示される。これには、本プログラムのごく
簡単な説明が記述されている。「平均自立期間の算定表」シートが算定プログラムであり、
「全国の基礎資料」シートはそれに用いる全国の基礎資料である(図3)。
「平均自立期間の算定表」シートを読むと、図4の画面が表示される。画面の上半分が基
礎資料の入力用セル(白色の部分)である。基礎資料としては、対象集団の人口、死亡数、
第1号被保険者数(または人口)と要介護2~5の認定者数、および、全国(対象集団と同
一年次)の人口、死亡数と生命表(生存数と定常人口(累積したもの;生命表では、通常、
T と表記))である。データはすべて性・年齢階級別(65~69 歳、70~74 歳、75~79 歳、
80~84 歳、85 歳~)である
最初の状態では、対象集団の基礎資料の入力用セルには仮想データが入っている。これを、
平均自立期間を算定する対象集団のデータにおき替える。全国の基礎資料の入力用セルには
全国の 2005 年データが入っている。「全国の基礎資料」シートでデータの説明を確認し、
必要があれば、全国の基礎資料の入力用セルのデータを変更する。対象時期が 2005 年であ
れば、通常、変更の必要がなくこのままでよい。2006 年であれば、「全国の基礎資料」シー
トの該当箇所をコピー・ペーストする。それ以外の年次(2010 年など)であれば、他の資料
(「全国の基礎資料」シートを参照)から引用・入力する。
画面の下半分が算定結果の表示用セル(水色の部分)である。画面の上半分における基礎
資料の入力用セルのデータを変更すると、ただちに算定結果が表示される。算定結果として
は、性・年齢別、平均余命(年)、平均自立期間(年)とその平均余命に占める割合(%)、
平均要介護期間(年)とその平均余命に占める割合(%)およびそれらの 95%信頼区間であ
る。
なお、「平均自立期間の算定表」シートは、参考のために計算の途中結果を表示している
(図5~図8)。画面を右に動かすと、平均自立期間の算定の流れに沿って、①計算の準備、
②生命表の計算、③自立・要介護の生命表の計算、④平均自立期間の計算、⑤平均自立期間
の区間推定の結果が表示される。これらのセル(紫色の部分)は一切変更してはいけない(セ
ルは保護されている)。
- 8 -
図2.「平均自立期間の算定プログラム」の「readme」シート
平均自立期間の算定プログラム
2008.3
シート
平均自立期間の算定表:
対象集団と全国の基礎資料を入力すると、
対象集団の平均自立期間が算定されます。
全国の基礎資料:
全国の基礎資料(平成17年と18年)です。
(いくつかの資料からの引用)
「平均自立期間の算定方法の指針」を参照して下さい。
平成19年度厚生労働科学研究費補助金
(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)による
健康寿命の地域指標算定の標準化に関する研究班
図3.「平均自立期間の算定プログラム」の「全国の基礎資料」シート
「全国(対象集団と同一年次)」の基礎資料
平成17(2005)年
性別
男
女
年齢階級
(歳)
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
全国(対象集団と同一年次)
人口
死亡数
年齢
生存数
(人)
(人)
x
lx
3543105
55261
65
85606
3040918
80198
70
79086
2256826
99338
75
69103
1221288
89502
80
55006
810592
127261
85
37293
3879862
25568
65
93069
3593932
40627
70
90045
3004274
60024
75
85022
2187849
84683
80
76759
2115705
225778
85
62814
定常人口
Tx
1549936
1137070
765001
452923
221138
2155750
1697386
1258636
852484
500652
平成18(2006)年
性別
男
女
年齢階級
(歳)
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
全国(対象集団と同一年次)
人口
死亡数
年齢
生存数
(人)
(人)
x
lx
3625000
54158
65
86135
3119000
77682
70
79859
2324000
99667
75
70335
1343000
93674
80
56460
846000
127670
85
38956
3961000
25121
65
93260
3667000
39664
70
90329
3069000
59584
75
85512
2300000
84722
80
77486
2238000
233887
85
63981
定常人口
Tx
1588856
1172889
795681
476912
237264
2186233
1726681
1286026
876834
520374
- 9 -
「平均自立期間の算定表」シートにおいて
該当する年次の基礎資料[白色セル]を
コピー・ペーストする。
該当する年次がここになければ、
他から引用・入力する。
元の資料
人口
平成17年
国勢調査
平成18年
推計人口
死亡数
人口動態統計
人口動態統計
生命表
簡易生命表
簡易生命表
図4.「平均自立期間の算定プログラム」の「平均自立期間の算定表」シート
対象集団の基礎資料の入力[白色セル]
対象集団
性別 年齢階級
男
女
(歳)
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
人口
死亡数
(人)
168386
143732
111487
60021
39751
181410
167777
142434
104171
100503
(人)
2504
3737
4741
4309
6292
1133
1888
2717
3805
10627
全国の基礎資料の入力[白色セル]
全国(対象集団と同一年次)
第1号
被保険者数
または人口
(人)
168386
143732
111487
60021
39751
181410
167777
142434
104171
100503
対象集団の算定結果[水色セル]
平均余命
年齢
性別
(歳)
95%信頼区間
(年)
男
65
18.25
18.16
18.34
70
14.47
14.39
14.55
75
11.15
11.07
11.22
80
8.25
8.18
8.31
85
5.88
5.75
6.01
女
65
23.38
23.30
23.47
70
19.04
18.97
19.12
75
15.00
14.94
15.07
80
11.26
11.21
11.32
85
8.04
7.90
8.19
要介護
2~5の
認定者数
(人)
2900
5000
7000
6400
9700
2200
4800
8600
14300
34800
(年)
16.85
13.05
9.71
6.82
4.45
20.49
16.11
12.05
8.33
5.26
年齢階級
人口
(歳)
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
(人)
3543105
3040918
2256826
1221288
810592
3879862
3593932
3004274
2187849
2115705
平均自立期間
95%信頼区間
16.77
16.93
12.98
13.12
9.65
9.78
6.76
6.87
4.34
4.55
20.42
20.55
16.05
16.17
12.00
12.10
8.28
8.37
5.16
5.36
死亡数
年齢
(人)
55261
80198
99338
89502
127261
25568
40627
60024
84683
225778
65
70
75
80
85
65
70
75
80
85
生存数
x
(%)#
92.3
90.2
87.1
82.6
75.6
87.6
84.6
80.3
73.9
65.4
定常人口
lx
85606
79086
69103
55006
37293
93069
90045
85022
76759
62814
Tx
1549936
1137070
765001
452923
221138
2155750
1697386
1258636
852484
500652
#:平均余命に対する割合
平均要介護期間
95%信頼区間
(%)#
1.38
1.42
7.7
1.40
1.44
9.8
1.41
1.45
12.9
1.41
1.46
17.4
1.39
1.48
24.4
2.87
2.93
12.4
2.90
2.96
15.4
2.93
2.98
19.7
2.91
2.96
26.1
2.73
2.84
34.6
(年)
1.40
1.42
1.43
1.43
1.44
2.90
2.93
2.95
2.94
2.79
図5.「平均自立期間の算定プログラム」の「平均自立期間の算定表」シートの続き1
平均自立期間の算定:①計算の準備
補正係数
基礎データ
定常人口
死亡率用
用
a
r
0.53
0.53
0.53
0.51
1
0.54
0.54
0.54
0.54
1
0.99
0.98
0.97
0.96
0.93
1.00
0.99
0.98
0.98
0.85
死亡率
補正
死亡率
m
0.0149
0.0260
0.0425
0.0718
0.1583
0.0062
0.0113
0.0191
0.0365
0.1057
0.0151
0.0265
0.0436
0.0749
0.1700
0.0063
0.0114
0.0194
0.0374
0.1243
②生命表の計算
生命表
要介護
割合
π
0.017
0.035
0.063
0.107
0.244
0.012
0.029
0.060
0.137
0.346
- 10 -
死亡確率
q
0.0727
0.1245
0.1977
0.3165
1
0.0308
0.0555
0.0930
0.1723
1
定常人口
生存数
l
100000
92726
81177
65126
44515
100000
96918
91536
83025
68724
L
483083
436606
367814
275310
261817
492886
472295
438152
382346
552818
Σ
1824631
1341548
904941
537127
261817
2338497
1845611
1373316
935164
552818
図6.「平均自立期間の算定プログラム」の「平均自立期間の算定表」シートの続き2
③自立・要介護の生命表の計算
自立・要介護の生命表
自立の定常人口
L *(1-π )
474763
421418
344720
245954
197929
486908
458783
411697
329860
361400
④平均自立期間の計算
算定結果
要介護の定常人口
Σ
1684784
1210021
788603
443883
197929
2048648
1561740
1102957
691260
361400
L *π
Σ
139847
131527
116339
93245
63888
289849
283871
270359
243904
191418
8320
15188
23094
29356
63888
5977
13512
26455
52486
191418
平均自立期間
平均余命
e
ξ
18.25
14.47
11.15
8.25
5.88
23.38
19.04
15.00
11.26
8.04
16.85
13.05
9.71
6.82
4.45
20.49
16.11
12.05
8.33
5.26
平均要介護期間
η
ξ /e
92.3
90.2
87.1
82.6
75.6
87.6
84.6
80.3
73.9
65.4
η /e
1.40
1.42
1.43
1.43
1.44
2.90
2.93
2.95
2.94
2.79
7.7
9.8
12.9
17.4
24.4
12.4
15.4
19.7
26.1
34.6
図7.「平均自立期間の算定プログラム」の「平均自立期間の算定表」シートの続き3
⑤平均自立期間の区間推定
分散の推定量
死亡確率
V{q }
1.96E-06
3.63E-06
6.62E-06
1.59E-05
0.00E+00
8.12E-07
1.54E-06
2.89E-06
6.45E-06
0.00E+00
平均余命
要介護割合
V{π }
1.01E-07
2.34E-07
5.28E-07
1.59E-06
4.64E-06
6.60E-08
1.66E-07
3.98E-07
1.14E-06
2.25E-06
5.53E+06
5.68E+06
4.92E+06
4.67E+06
0.00E+00
3.70E+06
4.33E+06
4.44E+06
4.75E+06
0.00E+00
平均自立期間
V{e }
2.08E-03
1.78E-03
1.45E-03
1.10E-03
4.56E-03
1.72E-03
1.44E-03
1.10E-03
6.90E-04
5.33E-03
4.63E+06
4.52E+06
3.63E+06
3.08E+06
3.18E+05
2.76E+06
2.99E+06
2.73E+06
2.50E+06
6.88E+05
V{ξ }
1.62E-03
1.34E-03
1.07E-03
8.01E-04
2.77E-03
1.17E-03
9.48E-04
7.06E-04
4.62E-04
2.42E-03
平均要介護期間
6.51E+04
1.16E+05
1.80E+05
3.14E+05
3.18E+05
8.71E+04
1.69E+05
3.05E+05
5.94E+05
6.88E+05
V{η }
9.94E-05
1.08E-04
1.23E-04
1.49E-04
4.32E-04
1.84E-04
1.87E-04
1.89E-04
1.86E-04
7.85E-04
図8.「平均自立期間の算定プログラム」の「平均自立期間の算定表」シートの続き4
95%信頼区間
平均余命
下限
18.16
14.39
11.07
8.18
5.75
23.30
18.97
14.94
11.21
7.90
上限
18.34
14.55
11.22
8.31
6.01
23.47
19.12
15.07
11.32
8.19
平均自立期間
下限
16.77
12.98
9.65
6.76
4.34
20.42
16.05
12.00
8.28
5.16
上限
16.93
13.12
9.78
6.87
4.55
20.55
16.17
12.10
8.37
5.36
- 11 -
平均要介護期間
下限
1.38
1.40
1.41
1.41
1.39
2.87
2.90
2.93
2.91
2.73
上限
1.42
1.44
1.45
1.46
1.48
2.93
2.96
2.98
2.96
2.84
5.平均自
自立期間
間の算定
定結果の
の解釈上
上の留意
意点
ここで
では、算定の
の主な対象と
として、男女
女ごとの 65
5 歳と 75 歳の平均自立
歳
立期間を想定
定してい
る。必要
要に応じて、
、他の年齢の
の値を用いることもあ
あり得る。ま
また、平均要
要介護期間、あるい
は、平均
均余命に占め
める平均自立
立期間や平均
均要介護期間の割合を
を用いること
とも検討の余
余地があ
る。
2005 年における
年
全国の死亡
亡率と要介護
護割合を、そ
それぞれ図9
9と図 10 に
に示す。男女
女ともに
死亡率と
と要介護割合
合は 65~699 歳で低く、年齢ととも
もに上昇して
ている。これ
れらの基礎資料を
本プログ
グラムに入力
力し、平均自
自立期間を計
計算した(図 11)。た
ただし、要介
介護認定者が
が概数の
ため、平均自立期間
平
間の算定結果
果が試算値で
であることに
に注意を要す
する(詳細は
は「8.付録 (1)
平均自立
立期間の試算
算値(2005 年、都道府
府県別)」を
を参照)。男
男の 65 歳を
をみると、平
平均余命
が 18.1 年、平均自
自立期間が 16.7 年、平均要介護期間が 1.4 年である。こ
年
これを概念的
的に解釈
すると、以下の通り
りである。す
すなわち、65 歳の人は
はその後に平
平均して 18..1 年を生存
存する。
また、そ
その生存期間
間の中で、自立している期間が平
平均して 16.7 年(92%)
)、要介護の期間
が平均し
して 1.4 年(8%)であ
ある。男の 75
7 歳をみる
ると、平均余
余命が 11.1 年
年、平均自立期間
が 9.6 年、平均要介
年
介護期間が 1.5 年である。65 歳の
の人と比べる
ると、75 歳ま
まで生存した人で
は、寿命
命は平均して
て3年ほど長
長いが((75+11.1)歳-(65+
+18.1)歳)、平均自立
立期間は
余命に対
対応して短く
く、一方で平
平均要介護期間はあま
まり変わらな
ない。
実際の
の解釈にあた
たっては、様
様々なことを考慮する
る必要がある
る。たとえば
ば、ここでの
の要介護
は介護保
保険の要介護
護2~5であ
ある。介護保
保険の申請状況や要介
介護度の判定
定方法は算定
定結果に
強く影響
響し、また、
、基礎資料の
の正確性や精度なども関係する。さらに、平
平均自立期間
間が直接
に観察さ
されたもので
でなく、一定
定の仮定(現状の死亡
亡率と要介護
護割合に従っ
って、将来の
の自立・
要介護・死亡の移行
行が生ずる、
、など)の下で算定されたもので
である。した
たがって、平
平均自立
絶対的な値と
として厳密に解釈せず
ず、むしろ、相対的にみ
みる方が現実
実的かもしれ
れない。
期間を絶
相対的な
な見方として
ては、たとえ
えば、対象集団での年
年次間(都道
道府県での 2005 年と 20
010 年な
ど)の比
比較である。
。平均自立期
期間を相対的な比較に使用する場
場合、算定法
法とともに、基礎資
料の比較
較性を確保す
することが重
重要である。人口や第
第1号被保険
険者数の元資
資料の種類、要介護
認定者数
数の時点など
どである。ま
また、その比較性が必
必ずしも十分
分でないとき
き、その点を
を考慮し
つつ、算
算定結果を慎
慎重に解釈す
することが大切である
る。とくに、保健医療福
福祉の取り組
組みの計
画・評価
価への適用に
にあたっては
は、平均自立期間を相対的な比較
較に使用する
ること、基礎
礎資料と
算定法の
の比較性を厳
厳格に確保す
することが
がより強く勧
勧められる。
- 12 -
図9.年齢階級別の死亡率(2005 年、全国)
死亡率(/年)
0.4
0.3
0.2
0.1
男
女
0
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
年齢(歳)
図 10.年齢階級別の要介護割合(2005 年、全国)
要介護割合
0.4
0.3
女
0.2
男
0.1
0
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
年齢(歳)
- 13 -
図 11.平均自立期間の試算値(2005 年、全国)
25
年
男
女
平均
要介護期間
20
平均
自立期間
15
10
5
0
65
70
75
80
65
年齢(歳)
- 14 -
70
75
80
平均自立期間と平均要介護期間の解釈にあたって、その値とともに 95%信頼区間を考慮す
ることが大切である。これらはいずれも推定値であり、真の値は 95%の信頼度で信頼区間に
含まれるものとみなされる。人口規模が大きく、死亡数と要介護者数のばらつきが小さいほ
ど、平均自立期間と平均要介護期間の推定精度が高くなり、それらの信頼区間の幅は狭くな
る。一例として、人口規模による平均自立期間の推定精度を図 12 に示す。この例では、対
象集団の性・年齢階級別の人口構成、死亡率と要介護割合が 2005 年の全国と同じと仮定し、
平均自立期間の 95%信頼区間の幅を観察している。たとえば、総人口(男女の0歳以上)が
100 万人の対象集団では、
男の 65 歳の平均自立期間の 95%信頼区間は 16.5~16.9 年となり、
その幅は 0.4 年である。総人口が 15 万人では、95%信頼区間は 16.2~17.2 年で、その幅は
1.0 年とかなり広くなる。さらに人口規模が小さくなると、信頼区間の幅は極端に広くなる。
一般に、信頼区間の幅が広い場合、その幅の広さを十分に考慮して、推定値を慎重に解釈す
る必要がある。また、信頼区間の幅が極端に広い場合、その目的にもよるが、推定自体を避
けた方がよいかもしれない。
図 12.人口規模による平均自立期間の推定精度
4
年
設定条件:
人口構成、死亡率、要介護割合は
2005年の全国値と仮定する。
平均自立期間は男の65歳の値とする。
3
2
平均自立期間の
95%信頼区間の幅
1
0
1
10
100
1000
総人口(万人)
- 15 -
最後に、死亡率と要介護割合の改善による平均自立期間の変化を検討しよう。図 13 は、
対象集団の死亡率と要介護割合が 2005 年の全国と同じ場合を基本ケースとし、それらが改
善した場合について、男の 65 歳の平均余命、平均自立期間と平均要介護期間の変化を観察
したものである。ケースAは対象集団の死亡率が全国の 0.9 倍、要介護割合が全国と同じ場
合である。基本ケースと比べて、平均余命は 1.05 倍、平均自立期間は 1.04 倍、平均要介護
期間は 1.11 倍となる。すなわち、死亡率の低下に伴って平均余命は1年弱延びるものの、
要介護割合が不変のため、平均自立期間だけでなく、平均要介護期間も延びる。ケースBは
対象集団の死亡率が全国と同じ、
要介護割合が全国の 0.9 倍の場合である。平均余命は不変、
平均要介護期間は短くなるものの、平均自立期間はほとんど延びない。ケースCは対象集団
の死亡率と要介護割合がともに全国の 0.9 倍の場合である。平均余命と平均自立期間がとも
に1年弱延び、一方、平均要介護期間はほぼ不変である。平均自立期間と平均要介護期間の
相対的な比較結果の解釈にあたって、死亡率と要介護割合の改善との関係を参考にすること
ができよう。
図 13.死亡率と要介護割合の改善による平均自立期間の変化
15
変化の割合(%)
65歳平均余命
65歳平均自立期間
65歳平均要介護期間
10
ケースB:
死亡率が不変
要介護割合が0.9倍
5
0
-5
-10
ケースC:
死亡率が0.9倍
要介護割合が0.9倍
ケースA:
死亡率が0.9倍
要介護割合が不変
基本ケース:
死亡率が2005年の男
要介護割合が2005年の男
-15
- 16 -
6.おわり
りに
本指針
針では、地域
域保健医療福
福祉の取り組みの計画
画・評価への
の適用に向け
けて、平均自
自立期間
の標準的
的な算定方法
法を提案して
ている。要介護を介護
護保険の「要
要介護2~5
5」と定める
るととも
に、基礎
礎資料には介
介護保険の要
要介護認定者
者数などを、
、算定法には
は標準的なも
ものを用いて
ている。
本指針を
を参考にして
て、算定目的
的を確認した上で、提
提案した算定
定方法(「平
平均自立期間
間の算定
プログラ
ラム」)によ
よって平均自
自立期間を算定するとともに、そ
その算定結果
果を正しく解
解釈する
ことが望
望まれる。
- 17 -
7.文献
1) 橋本
本修二, 宮下
下光令, 辻
康余命の算定
定方法の比較
較―Sullivaan 法、Katz
z 法と
一郎. 健康
Rogers 法―. 厚生の指標
厚
, 1999;46(4):12-16.
2) 宮下
下光令, 橋本
本修二, 尾島
島俊之, 中村好一, 林
正幸, 加藤昌弘,
加
福
福富和夫. 高齢者
高
にお
おける要介護
護者割合と平
平均自立期間
間―既存統計
計に基づく都道府県別
別推計―. 厚生の指
厚
標, 1999;46(55):25-29.
3) 武田
田俊平. 介護
護保険における要介護疾患と要介
介護未認定期
期間(健康寿
寿命).日本公
公衛誌,
2002;49:417--424.
4) 切明
明義孝, 下光
光輝一. 介護
護保険制度を利用した
た健康寿命の
の算出方法の
の開発.東京
京医科大
学雑
雑誌, 2004;62:36-43.
5) Chiang CL. Thee Life Tablee and Its Appplications
s. Robert E.. Krieger Publishing Company,
Inc., Malabar, 1984.
6) Robbine JM, Jagger C, Mathers CD, Crimmins
C
EM, Suzman RM.
R eds. Deetermining Health
Expectancies. John Wileey & Sons Ltd,
L
Chiche
ester, 20003.
7) 辻
一郎. のば
ばそう健康寿
寿命.岩波書店, 東京
京, 2004.
- 18 -
8.付録
(1)平均自立
立期間の試
試算値(22005 年、都道府県
県別)
都道府
府県別、平均
均自立期間と
と平均要介護期間の試
試算値(20055 年)につい
いて、男の 65 歳と
を付表2に、また、男と
75 歳を付
付表1に、女のそれら
女
と女の 65 歳を付図1に
歳
に示す。これ
れらは、
2005 年の人口、死亡
亡数、介護保
保険の要介護2~5の
の認定者概数
数を基礎資料
料として(付
付表3~
付表5)、「平均自
自立期間の算
算定プログラム」を適
適用した結果
果である。要
要介護認定者
者概数は
介護給付
付費実態調査
査月報(平成
成 17 年 10 月審査分)によるが、これは、審
審査月の前月
月(サー
ビス提供
供月)中に受
受給者台帳に登録され
れている者を
を指し、また
た、概数(百
百人単位)で
である。
したがっ
って、この平
平均自立期間
間と平均要介
介護期間が
が試算値であ
あることにと
とくに注意を
を要する。
付図1.都道府県
県別、平均自立期間の
の試算値(2005 年、665 歳)
女の65歳平均
均自立期間
間(年)
21
1
20
0
19
9
15
16
17
18
男の6
65歳平均自立期間(年
年)
- 19 -
付表1.都道府県別、平均自立期間と平均要介護期間の試算値(2005 年、男、65 歳と 75 歳)
75歳
65歳
(年)
18.11
(年)
16.66
(%)#
92.0
平均要介
護期間
(年)
1.44
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
18.13
16.87
17.61
18.13
17.66
18.08
17.56
17.73
17.45
18.01
16.67
15.40
16.14
16.66
15.84
16.65
16.20
16.50
16.16
16.64
92.0
91.3
91.6
91.9
89.7
92.1
92.2
93.0
92.6
92.4
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
18.01
18.19
18.53
18.49
18.16
18.29
18.40
18.40
18.39
18.84
16.67
16.91
17.02
17.00
16.68
16.52
16.86
17.11
17.04
17.34
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
18.15
18.30
18.04
17.91
18.23
18.27
17.72
18.01
18.15
17.70
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
17.95
18.12
18.33
18.23
17.66
18.15
18.19
18.02
17.95
18.03
都道府県 平均余命
全国
(年)
11.07
(年)
9.59
(%)#
86.6
平均要介
護期間
(年)
1.48
1.46
1.48
1.47
1.47
1.82
1.43
1.37
1.23
1.30
1.36
11.21
10.10
10.65
10.99
10.65
10.83
10.65
10.83
10.51
11.01
9.69
8.61
9.14
9.50
8.80
9.40
9.25
9.55
9.18
9.60
86.5
85.2
85.9
86.5
82.7
86.8
86.8
88.2
87.3
87.1
1.51
1.50
1.51
1.48
1.85
1.42
1.40
1.28
1.34
1.42
92.6
92.9
91.8
91.9
91.8
90.3
91.6
93.0
92.7
92.0
1.34
1.28
1.51
1.49
1.48
1.77
1.54
1.29
1.35
1.50
10.92
11.04
11.52
11.29
11.01
11.33
11.18
11.07
11.39
11.45
9.54
9.71
9.96
9.76
9.50
9.48
9.59
9.80
10.00
9.92
87.4
88.0
86.5
86.5
86.3
83.6
85.7
88.5
87.8
86.6
1.38
1.33
1.56
1.53
1.51
1.86
1.60
1.28
1.39
1.53
16.76
16.90
16.65
16.38
16.70
16.67
16.19
16.58
16.78
16.19
92.3
92.3
92.3
91.4
91.6
91.3
91.4
92.1
92.4
91.5
1.39
1.40
1.39
1.53
1.54
1.60
1.52
1.43
1.37
1.51
11.07
11.20
10.99
10.72
11.02
11.08
10.85
11.05
10.99
10.86
9.64
9.76
9.55
9.15
9.45
9.43
9.28
9.56
9.56
9.28
87.0
87.2
87.0
85.4
85.7
85.1
85.5
86.5
87.0
85.5
1.44
1.43
1.43
1.56
1.58
1.65
1.57
1.49
1.43
1.58
16.47
16.41
16.78
16.75
16.32
16.60
16.80
16.47
16.48
16.61
91.8
90.5
91.6
91.9
92.4
91.5
92.4
91.4
91.8
92.1
1.48
1.72
1.55
1.47
1.34
1.55
1.39
1.55
1.47
1.42
10.94
11.15
11.14
11.26
10.67
11.06
11.03
11.07
11.02
11.20
9.47
9.37
9.59
9.73
9.31
9.49
9.61
9.51
9.51
9.72
86.5
84.1
86.1
86.4
87.3
85.8
87.1
85.9
86.3
86.8
1.48
1.78
1.55
1.53
1.36
1.57
1.42
1.56
1.51
1.48
92.6
92.3
92.5
91.5
91.9
92.1
90.0
1.32
1.40
1.39
1.58
1.49
1.43
1.92
11.08
11.05
11.32
11.20
11.33
11.01
12.06
9.69
9.60
9.91
9.60
9.75
9.56
10.07
87.5
86.9
87.6
85.7
86.1
86.9
83.5
1.38
1.45
1.41
1.60
1.58
1.45
1.98
平均自立期間
佐賀
17.83
16.51
長崎
18.04
16.65
熊本
18.58
17.20
大分
18.51
16.93
宮崎
18.37
16.88
鹿児島
18.03
16.60
沖縄
19.09
17.17
#:平均余命に対する割合(%)
- 20 -
平均余命
平均自立期間
付表2.都道府県別、平均自立期間と平均要介護期間の試算値(2005 年、女、65 歳と 75 歳)
65歳
75歳
(年)
23.16
(年)
20.13
(%)#
86.9
平均要介
護期間
(年)
3.03
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
23.70
22.51
23.09
23.10
22.93
22.90
22.91
22.78
22.33
22.72
20.61
19.38
20.05
20.11
19.31
20.09
20.12
20.16
19.74
19.91
86.9
86.1
86.9
87.0
84.2
87.7
87.8
88.5
88.4
87.7
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
22.79
22.96
23.09
23.49
23.59
23.80
23.81
23.60
23.64
23.75
19.91
20.16
19.85
20.19
20.36
20.18
20.45
20.84
20.73
20.73
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
23.01
23.60
22.57
22.74
23.34
23.17
22.73
23.01
22.96
22.51
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
23.93
23.96
23.48
23.66
23.04
22.81
23.15
22.99
23.64
23.35
都道府県 平均余命
全国
(年)
14.80
(年)
11.71
(%)#
79.1
平均要介
護期間
(年)
3.09
3.10
3.13
3.03
2.99
3.62
2.82
2.79
2.62
2.59
2.80
15.37
14.22
14.62
14.63
14.45
14.43
14.61
14.50
14.08
14.49
12.20
11.04
11.55
11.60
10.76
11.55
11.77
11.82
11.45
11.61
79.4
77.7
79.0
79.3
74.5
80.0
80.5
81.5
81.3
80.1
3.17
3.17
3.07
3.04
3.69
2.89
2.84
2.68
2.63
2.88
87.4
87.8
86.0
86.0
86.3
84.8
85.9
88.3
87.7
87.3
2.88
2.79
3.24
3.30
3.22
3.62
3.35
2.77
2.92
3.02
14.48
14.58
14.75
15.15
15.07
15.28
15.47
15.16
15.15
15.16
11.54
11.73
11.44
11.78
11.78
11.58
12.01
12.34
12.23
12.11
79.7
80.4
77.5
77.7
78.2
75.8
77.6
81.4
80.7
79.8
2.95
2.86
3.31
3.38
3.29
3.71
3.46
2.83
2.92
3.06
20.17
20.67
19.76
19.71
20.38
19.87
19.47
19.96
20.02
19.46
87.7
87.6
87.6
86.7
87.3
85.8
85.6
86.8
87.2
86.4
2.84
2.93
2.81
3.03
2.97
3.30
3.26
3.05
2.94
3.05
14.65
15.21
14.26
14.29
14.87
14.77
14.45
14.66
14.51
14.16
11.75
12.22
11.40
11.24
11.84
11.42
11.12
11.55
11.53
11.05
80.2
80.4
80.0
78.7
79.6
77.3
77.0
78.8
79.4
78.0
2.89
2.99
2.86
3.05
3.03
3.35
3.33
3.11
2.98
3.11
20.70
20.63
20.34
20.42
20.23
19.97
20.47
19.96
20.67
20.33
86.5
86.1
86.6
86.3
87.8
87.5
88.4
86.8
87.5
87.0
3.23
3.33
3.14
3.24
2.81
2.84
2.68
3.03
2.96
3.02
15.53
15.55
15.02
15.30
14.72
14.55
14.81
14.54
15.18
15.05
12.23
12.16
11.84
11.97
11.81
11.66
12.08
11.50
12.18
11.95
78.8
78.2
78.8
78.3
80.2
80.2
81.6
79.0
80.2
79.4
3.30
3.39
3.18
3.32
2.91
2.88
2.73
3.05
3.00
3.10
87.7
88.0
87.9
87.3
88.4
87.6
84.8
2.88
2.83
2.88
2.94
2.72
2.88
3.71
14.95
15.11
15.44
14.78
15.05
14.91
16.15
12.00
12.20
12.46
11.80
12.27
11.97
12.34
80.3
80.8
80.7
79.8
81.5
80.3
76.4
2.95
2.90
2.98
2.98
2.78
2.94
3.81
平均自立期間
佐賀
23.35
20.48
長崎
23.50
20.68
熊本
23.82
20.94
大分
23.22
20.28
宮崎
23.50
20.78
鹿児島
23.19
20.31
沖縄
24.38
20.67
#:平均余命に対する割合(%)
- 21 -
平均余命
平均自立期間
付表3.都道府県別、人口(2005 年)[平均自立期間試算の基礎資料]
男
都道府
65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳
県
全国
3,543,105 3,040,918 2,256,826 1,221,288
85歳~
810,592
女
65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳
85歳~
3,879,862 3,593,932 3,004,274 2,187,849 2,115,705
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
159,207
40,916
40,605
60,878
35,083
34,962
55,790
83,647
52,597
55,056
144,971
38,820
39,444
55,115
35,196
34,626
53,843
67,051
45,306
48,105
107,625
28,121
31,341
43,363
28,329
29,322
44,783
51,922
35,823
38,778
58,770
14,591
16,571
23,623
15,196
16,676
25,137
28,269
19,471
21,198
39,200
8,562
10,738
14,496
9,410
10,781
15,580
18,572
12,212
14,354
187,298
50,033
49,225
69,143
43,938
40,541
64,526
82,720
55,603
58,859
171,328
50,810
50,246
67,831
46,103
43,510
67,842
75,868
53,558
56,130
140,465
41,066
43,502
58,561
41,316
42,030
62,466
68,172
48,493
50,135
102,273
28,676
30,768
41,545
28,863
31,020
45,392
51,607
36,286
37,848
95,082
24,798
28,327
36,564
24,737
26,455
39,432
47,867
31,641
35,942
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
207,398
178,333
336,581
242,461
69,999
30,970
29,848
21,383
23,776
61,242
149,181
134,641
283,617
187,564
65,249
28,472
26,924
21,028
21,435
57,917
93,017
88,346
196,028
126,258
53,631
23,034
21,627
17,888
18,069
50,173
46,591
45,182
107,313
65,167
29,815
13,412
12,799
9,541
10,391
30,494
30,374
30,052
72,971
42,798
20,347
9,448
8,990
6,549
7,572
20,065
201,876
175,918
372,706
246,517
78,652
35,775
34,230
24,550
26,020
67,511
154,522
143,244
332,105
205,319
79,978
36,319
34,160
25,430
25,697
68,349
114,142
110,801
257,337
153,895
73,603
31,857
30,299
23,093
23,352
65,885
81,669
78,305
179,398
106,630
56,419
23,757
22,826
17,670
18,375
50,370
77,893
76,282
168,251
103,478
53,963
25,177
23,773
18,013
18,750
49,314
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
59,747
108,639
198,589
53,202
33,770
72,198
263,195
153,971
41,565
30,685
52,216
91,516
155,398
47,733
29,521
62,334
203,023
132,352
33,651
28,385
40,944
70,543
107,548
38,146
23,409
45,670
131,048
97,039
24,645
23,083
22,039
37,982
54,137
18,407
11,578
23,899
65,386
51,112
13,296
12,498
14,632
25,119
35,242
12,251
7,642
16,843
40,315
32,796
8,590
8,157
65,486
115,924
201,768
57,852
35,271
79,096
278,495
169,172
43,284
34,803
60,643
107,134
172,931
55,334
33,556
72,725
231,755
156,995
38,485
35,152
51,844
90,590
134,430
47,879
29,312
60,818
172,892
127,620
32,335
30,928
37,869
66,302
95,052
35,076
22,178
45,607
118,695
91,080
23,646
23,077
35,685
64,818
91,067
34,047
22,235
48,354
116,343
89,391
23,591
22,517
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
15,964
20,970
53,286
77,030
43,651
22,732
27,638
40,706
22,232
127,209
15,805
22,320
50,875
66,934
41,630
22,559
26,565
38,848
22,405
111,314
13,251
18,214
40,115
52,315
33,101
18,324
21,958
31,825
18,884
84,447
7,747
11,165
22,397
30,957
18,812
10,070
12,579
18,589
11,129
47,651
5,022
7,866
15,534
22,270
12,745
6,607
8,830
12,463
7,489
31,163
19,003
25,032
59,605
85,471
52,415
26,272
31,371
48,755
26,618
152,988
20,203
27,938
60,987
82,856
53,195
28,119
32,684
49,781
28,710
144,800
19,143
26,265
53,532
72,503
46,195
25,955
29,563
45,428
27,169
120,947
15,036
20,409
39,958
54,600
35,143
18,406
22,174
33,425
20,777
89,583
14,828
21,010
42,132
56,482
35,115
18,253
22,332
32,092
20,852
88,697
佐賀
22,196
21,447
長崎
40,088
38,672
熊本
48,871
48,442
大分
33,644
33,105
宮崎
31,800
31,169
鹿児島
47,418
47,993
沖縄
31,377
26,201
資料:平成17年国勢調査
17,493
30,758
39,730
26,802
24,381
38,921
16,754
10,079
17,734
22,554
15,092
12,985
22,171
9,036
6,556
11,436
16,045
10,363
8,971
15,109
7,465
26,783
49,057
59,871
40,767
37,938
57,251
33,873
27,800
49,847
61,421
41,886
39,105
61,818
29,723
25,188
44,853
55,101
37,357
34,465
57,191
24,301
19,198
33,754
42,328
28,132
25,042
43,890
17,715
19,257
32,336
43,001
26,020
24,773
42,715
22,023
- 22 -
付表4.都道府県別、死亡数(2005 年)[平均自立期間試算の基礎資料]
男
都道府
65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳~
県
全国
55,261
80,198
99,338
89,502 127,261
女
65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳~
25,568
40,627
60,024
84,683 225,778
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
2,611
773
661
909
586
537
929
1,323
896
872
3,879
1,182
1,112
1,416
937
821
1,547
1,965
1,274
1,299
4,784
1,479
1,482
1,889
1,345
1,323
2,169
2,364
1,704
1,721
4,259
1,243
1,297
1,738
1,186
1,287
1,946
2,154
1,498
1,532
5,903
1,514
1,778
2,348
1,558
1,748
2,549
3,015
2,134
2,300
1,210
373
324
429
286
240
459
614
412
431
1,910
596
513
723
470
484
784
878
671
695
2,698
846
807
1,135
784
821
1,182
1,449
1,072
1,084
3,750
1,184
1,205
1,650
1,141
1,224
1,794
2,096
1,464
1,564
9,461
2,867
3,157
4,016
2,826
3,013
4,378
5,240
3,714
3,910
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
3,191
2,608
5,296
3,509
1,073
489
426
292
367
762
3,911
3,461
7,117
4,576
1,617
757
665
504
561
1,360
4,259
3,972
8,082
5,287
2,379
944
981
732
758
1,899
3,526
3,397
7,379
4,686
2,208
982
943
684
757
2,143
4,783
4,637
10,780
6,530
3,224
1,428
1,335
1,087
1,114
3,127
1,375
1,117
2,478
1,591
470
182
220
148
158
372
1,863
1,678
3,836
2,330
787
392
381
270
256
646
2,533
2,277
5,238
3,123
1,309
571
535
410
443
1,185
3,482
3,168
6,867
4,164
2,110
864
820
663
670
1,792
8,357
8,303
18,098
10,365
5,688
2,577
2,375
1,869
1,938
5,172
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
901
1,603
3,059
761
488
1,027
4,444
2,509
562
513
1,369
2,368
4,119
1,266
739
1,599
5,773
3,551
917
826
1,724
3,017
4,745
1,685
1,021
1,963
6,169
4,301
1,097
1,051
1,568
2,741
3,965
1,398
819
1,683
4,959
3,774
987
950
2,399
3,893
5,677
2,112
1,249
2,731
6,380
5,141
1,364
1,315
422
711
1,413
355
212
538
1,952
1,129
241
243
705
1,183
2,075
619
354
768
2,808
1,800
455
408
1,039
1,678
2,941
1,010
600
1,203
3,855
2,728
617
642
1,469
2,336
3,951
1,460
859
1,712
5,063
3,750
904
991
3,906
6,721
10,283
3,857
2,334
5,242
12,541
9,481
2,684
2,597
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
285
349
769
1,213
729
327
404
661
394
2,104
382
574
1,273
1,783
1,126
612
683
1,046
571
3,144
602
788
1,687
2,261
1,478
832
959
1,398
865
3,801
539
789
1,578
2,170
1,486
739
954
1,358
819
3,441
828
1,243
2,504
3,422
2,162
1,021
1,382
1,963
1,163
4,682
125
152
359
562
358
196
205
316
151
1,026
205
297
644
890
616
328
379
528
313
1,685
328
436
964
1,374
945
508
577
867
514
2,454
540
663
1,374
1,989
1,320
774
848
1,320
738
3,309
1,476
2,144
4,558
5,707
3,813
1,999
2,401
3,598
2,159
9,161
818
1,390
1,593
1,136
1,005
1,677
627
706
1,285
1,595
1,095
938
1,684
592
1,014
1,787
2,513
1,608
1,365
2,401
1,027
178
301
386
247
239
402
242
291
553
644
464
404
717
319
495
853
969
732
659
1,075
438
693
1,307
1,453
1,035
906
1,646
589
2,049
3,314
4,371
2,835
2,604
4,572
2,019
佐賀
385
621
長崎
647
1,024
熊本
675
1,165
大分
436
820
宮崎
489
800
鹿児島
740
1,286
沖縄
468
635
資料:平成17年人口動態統計
- 23 -
付表5.都道府県別、要介護2~5の認定者概数(2005 年)
[平均自立期間試算の基礎資料]
男
都道府
65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳~
県
全国
64,100 110,700 147,900 139,500 203,900
女
65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳~
51,100 106,800 196,800 319,100 782,600
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
2,900
900
900
1,200
900
800
1,100
1,400
900
900
5,200
1,900
1,500
2,100
1,800
1,200
2,000
2,200
1,600
1,600
7,000
2,300
2,300
2,800
2,500
1,900
3,000
3,100
2,300
2,400
6,600
2,100
2,000
2,800
2,300
1,900
3,000
2,900
2,200
2,200
9,900
2,300
2,900
3,700
3,100
2,700
3,800
4,100
3,000
3,600
2,400
900
600
900
600
400
900
1,000
800
800
4,900
1,700
1,600
2,000
1,600
1,100
2,000
2,000
1,600
1,600
8,600
3,100
2,800
3,800
3,500
2,700
3,800
4,100
3,000
3,200
14,600
4,900
4,600
6,200
5,500
4,500
6,200
6,700
5,000
5,200
33,800
9,800
10,700
13,500
11,200
9,500
13,800
15,800
10,700
12,800
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
3,400
2,600
6,200
4,100
1,300
600
500
400
400
900
4,900
4,100
10,300
6,500
2,500
1,200
900
700
700
2,000
5,900
5,000
12,400
8,200
3,600
1,700
1,500
1,000
1,000
3,100
5,000
4,700
12,000
7,300
3,400
1,900
1,500
1,000
1,100
3,400
7,200
6,800
18,300
10,900
5,300
2,900
2,400
1,400
1,700
5,100
2,600
2,000
5,200
3,200
900
400
400
300
400
900
4,600
3,900
10,300
6,500
2,200
1,100
900
600
800
1,800
7,700
6,900
17,800
10,700
4,700
2,300
1,900
1,200
1,300
4,000
12,100
10,900
28,000
16,400
8,500
3,900
3,300
2,200
2,400
6,800
27,800
26,600
67,300
39,900
20,900
10,700
9,400
6,000
6,400
17,600
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
1,000
1,900
3,300
1,000
600
1,300
5,500
2,600
600
600
1,800
3,200
5,500
1,900
1,100
2,300
8,100
4,700
1,100
1,100
2,600
4,400
7,000
2,600
1,600
3,100
9,400
6,200
1,500
1,700
2,300
4,100
5,800
2,400
1,400
3,000
8,200
5,700
1,400
1,600
3,700
6,000
8,800
3,500
2,100
4,900
11,000
8,500
2,200
2,200
900
1,300
2,800
900
400
1,100
4,400
2,400
600
400
1,700
3,100
5,200
1,900
900
2,400
8,200
4,800
1,100
1,200
3,200
5,400
9,100
3,500
1,900
4,400
13,200
8,500
2,100
2,300
5,400
8,900
13,700
5,500
3,200
7,300
19,900
13,500
3,400
3,600
12,500
22,300
32,700
12,900
7,900
19,400
47,100
33,600
8,800
9,000
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
400
400
1,000
1,400
800
400
500
900
400
2,300
600
1,000
2,200
2,400
1,600
1,000
900
1,700
900
4,100
900
1,300
2,800
3,400
2,000
1,200
1,200
2,300
1,300
5,500
1,000
1,400
2,700
3,600
2,100
1,200
1,300
2,300
1,300
5,400
1,200
2,500
4,000
5,600
3,200
1,800
2,300
3,200
1,900
7,500
300
400
900
1,000
500
400
400
700
400
2,000
500
800
1,800
2,400
1,300
900
900
1,700
800
4,100
1,300
1,700
3,400
4,600
2,700
1,700
1,700
3,100
1,600
7,800
2,000
2,800
5,900
7,700
4,500
2,500
2,700
4,900
2,700
12,700
5,500
8,100
15,800
21,700
12,700
6,500
7,400
12,100
7,300
31,900
佐賀
400
700
1,000
1,000
1,600
長崎
600
1,400
2,100
1,900
2,800
熊本
800
1,600
2,400
2,400
3,700
大分
600
1,300
1,900
1,600
2,900
宮崎
500
1,000
1,500
1,500
2,400
鹿児島
1,000
1,800
2,600
2,500
3,700
沖縄
700
1,100
1,100
1,200
2,300
資料:介護給付費実態調査月報(平成17年10月審査分)
300
500
500
500
400
800
500
700
1,200
1,400
1,300
900
1,800
1,000
1,400
2,500
3,100
2,300
1,900
3,500
1,600
2,600
4,400
5,200
3,900
3,300
5,900
2,700
6,800
11,000
14,700
9,400
8,000
15,000
8,800
- 24 -
(2)平均自立期間の算定法の詳細
平均自立期間の算定の流れとしては、①計算の準備、②生命表の計算、③自立・要介護の
生命表の計算、④平均自立期間の計算、⑤平均自立期間の区間推定の順である。なお、すべ
ての計算は性別である。
①計算の準備では、対象集団の基礎資料から死亡率と要介護割合を求めるとともに、全国
の基礎資料から定常人口用と死亡率用の補正係数を求める。定常人口用の補正係数は、生命
表の生存曲線の形状に関するものであり、Chiang の生命表法の補正係数“ ”として簡略生
命表で広く使用されている。簡略生命表とは年齢階級が1歳間隔でなく、5歳間隔などの死
亡率に基づくものを指し、都道府県別生命表が代表例である。死亡率用の補正係数は、補正
係数“ ”が適用できない最終年齢階級(85 歳以上など)の補正法としてよく知られている
ものである。ここでは、定常人口用の補正係数とともに、死亡率用の補正係数をすべての年
齢階級に適用することによって、対象集団の死亡率が全国のそれと同じとき、対象集団の生
命表が全国の基礎資料のそれに一致するようにしている。
②生命表の計算では、
簡略生命表で標準的に使用されている Chiang の生命表法を用いる。
死亡率(死亡率用の補正係数で除したもの)から死亡確率を求め、それに続いて、生存数、
定常人口を求める。
③自立・要介護の生命表の計算では、Sullivan 法を用いる。年齢階級ごとに、定常人口に
(1-要介護割合)を乗じて自立の定常人口を、定常人口に要介護割合を乗じて要介護の定
常人口を求める。
④平均自立期間の計算では、定常人口、自立の定常人口と要介護の定常人口をそれぞれ生
存数で除して、平均余命、平均自立期間と平均要介護期間を求める。
⑤平均自立期間の区間推定では、平均余命、平均自立期間と平均要介護期間について、分
散の推定量を用いて、正規近似により近似的な 95%信頼区間を求める。
以上の算定法において、①~④と⑤の数式をそれぞれ付表6と付表7に示す。
- 25 -
付表6.
記号
平均自立期間と平均要介護期間の算定法
:年齢(ここでは、65, 70, 75, 80, 85 歳のいずれか)
:最終年齢(ここでは、
85 歳)
5、
∞)
:年齢階級の幅(ここでは、
のとき
: ~
歳未満の観察された死亡数
: ~
歳未満の補正された死亡率
: ~
歳未満の要介護割合
: ~
歳未満の要介護割合の分母(第1号被保険者数または人口)
: 歳生存数
: ~
歳未満の死亡確率
: ~
歳未満の定常人口
: ~
歳未満の定常人口用の補正係数
: 歳の平均余命
: 歳の平均自立期間
: 歳の平均要介護期間
①計算の準備
人口、
、
、
(または要介護者数)、全国の死亡率と生命表が得られている。
の補正された死亡率を、( /人口)/(死亡率用の補正係数)で求める。
死亡率用の補正係数は、全国の死亡率における観察値/理論値で求める。
全国の死亡率の理論値は、全国の生命表の生存数と定常人口から求める。
の定常人口用の補正係数
を、全国の生存数から死亡確率を求め、
それらと定常人口から求める(式1を参照)。
1 とする。
②生命表の計算
を、
と
1
から下式で求める。
·
· 1
·
(
のとき)
1
100,000とおく(任意の値でよく、平均自立期間の算定結果に影響しない)。
を、 と から下式で求める。
· 1
を、 、 、 から下式で求める。
(
のとき)
(式1)
· · 1
·
⁄
③自立・要介護の生命表の計算
自立と要介護の定常人口を下式で求める。
~
歳未満の自立の定常人口
~
歳未満の要介護の定常人口
④平均自立期間の計算
、 、 を下式で求める。ここで、∑ は
∑
⁄
∑ · 1
⁄
∑ ·
⁄
- 26 -
· 1
·
の和を表す。
付表7.
平均自立期間と平均要介護期間の区間推定法
記号:付表6の通り。
V · は分散の推定量を表す。
計算の準備:
死亡確率の分散推定量を下式で与える。
1
V
(
のとき)
0
V
要介護割合の分散推定量を下式で与える。
1
V
平均余命の 95%信頼区間:
平均余命の分散推定量を下式で与える。ここで、∑ は
V
V
∑
1
V
y
(
の和を表す。
のとき)
⁄
1
平均余命の近似的な 95%信頼区間を下式で与える。
1.96 · V
平均自立期間の 95%信頼区間:
平均自立期間の分散推定量を下式で与える。ここで、∑ は
V
∑
1
1
V
∑
の和を表す。
V
V
(
V
⁄
1
1
のとき)
平均自立期間の近似的な 95%信頼区間を下式で与える。
1.96 · V
平均要介護期間の 95%信頼区間:
平均要介護期間の分散推定量を下式で与える。ここで、∑ は
V
∑
1
V
∑
V
の和を表す。
V
(
V
1
⁄
平均要介護期間の近似的な 95%信頼区間を下式で与える。
1.96 · V
- 27 -
のとき)
平均自立期間の算定方法の指針
発行
平成 20(2008)年3月
平成 19 年度厚生労働科学研究費補助金
(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)による
健康寿命の地域指標算定の標準化に関する研究班
主任研究者
橋本修二
事 務 局
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪 1-98
藤田保健衛生大学医学部衛生学講座
E-mail: [email protected]
Fly UP