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渋川市子ども・子育て支援事業計画(PDF形式:1573KB)

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渋川市子ども・子育て支援事業計画(PDF形式:1573KB)
渋川市
子ども・子育て支援事業計画
平成 27 年3月
渋川市
あ い さ つ
国では、少子化が急速に進行することを踏まえ、「子育て支援」
と「働き方改革」の一層の強化に加え、「結婚・妊娠・出産・育児
の切れ目のない支援」の推進に取り組むこととなりました。
渋川市におきましては「渋川市次世代育成支援行動計画」を策定
し、保育や教育環境の整備、子育てと仕事の両立支援等、幅広い観
点から事業を積極的に推進してまいりました。
主な取り組みとしましては、市町村合併等による保育所及び幼稚
園の配置を見直し、統合や廃止を行い、適正な施設配置とすること
ができました。また子育て支援では、安心して就労と子育てを両立できるよう、病児・病後児保
育やファミリー・サポート・センター事業によるサポート、家庭児童相談室等による相談体制を
充実し、より一層子育てしやすい環境を整備してまいりました。
また一方では、出生前の不妊治療や妊婦健診の費用助成、子ども医療費助成等の子どもの成長
に合わせ、継続的な子育て支援を行ってまいりました。
国では、平成24年8月に「子ども・子育て支援法」をはじめとした子ども・子育て関連3法
が成立し、これに基づく「子ども・子育て支援新制度」が平成27年度に本格的にスタートする
にあたり、渋川市においても「渋川市子ども・子育て支援事業計画」を策定しました。
本計画は、「渋川市次世代育成支援行動計画」を踏襲し、「子育てと成長の喜びを実感できる
魅力のあるまち渋川」を基本理念として、「子どもがいきいき育つ」子どもの視点、「親が安心
して子育てを楽しむ」親の視点、「地域が喜びを実感する」地域の視点を基本的視点として位置
づけ、子どもたちの未来が、笑顔であふれる輝かしい社会であるための、魅力あるまち渋川を目
指してまいります。
今後は、市民の皆様や関係者の皆様と連携を図りながら、学校教育・保育及び子ども・子育て
支援等のニーズに応えていくための取り組みを推進してまいります。
最後になりましたが、この計画策定にあたりまして、熱心にご審議賜りました渋川市子ども・
子育て会議の皆様をはじめ、ニーズ調査にご協力いただきました皆様に対しまして、心から感謝
申し上げます。
平成27年3月
渋川市長
阿久津 貞司
目
第1章
次
計画の策定にあたって ................................................................................................................................................ 1
1節 計画の背景・趣旨 .......................................................................................................................................................... 1
2節 計画の法的根拠と位置づけ ...................................................................................................................................... 2
3節 計画の期間 ......................................................................................................................................................................... 2
4節 計画の対象・策定体制 ................................................................................................................................................ 2
5節 計画策定の基本的視点 ................................................................................................................................................ 3
6節 子ども・子育て支援新制度による取り組みの推進 ..................................................................................... 4
第2章
渋川市の子ども・子育てを取り巻く状況 ......................................................................................................... 5
1節 渋川市の概況 .................................................................................................................................................................... 5
2節 子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査結果の概要 ................................................................... 11
3節 保育所、幼稚園等の状況 ....................................................................................................................................... 16
4節 課題のまとめと今後の方向性.............................................................................................................................. 18
第3章
計画の理念・目標及び施策体系 ......................................................................................................................... 19
1節 計画の基本的視点 ...................................................................................................................................................... 19
2節 計画の基本理念 ........................................................................................................................................................... 20
3節 計画の基本目標 ........................................................................................................................................................... 21
4節 施策の体系 ..................................................................................................................................................................... 23
第4章
具体的施策・事業の展開 ....................................................................................................................................... 24
1節 基本目標1における施策・事業内容 ............................................................................................................... 24
2節 基本目標2における施策・事業内容 ............................................................................................................... 30
3節 基本目標3における施策・事業内容 ............................................................................................................... 35
4節 基本目標4における施策・事業内容 ............................................................................................................... 41
5節 基本目標5における施策・事業内容 ............................................................................................................... 44
6節 基本目標6における施策・事業内容 ............................................................................................................... 46
7節 基本目標7における施策・事業内容 ............................................................................................................... 49
第5章
数値目標及び確保方策について ......................................................................................................................... 52
1節 教育・保育の提供区域の設定.............................................................................................................................. 52
2節 教育・保育事業の数値目標と確保方策 .......................................................................................................... 52
3節 地域子ども・子育て支援事業の数値目標と確保方策 ............................................................................ 54
第6章
計画の推進について ................................................................................................................................................. 60
1節 計画の推進体制 ........................................................................................................................................................... 60
2節 計画の進行管理 ........................................................................................................................................................... 60
■ 資料編 ........................................................................................................................................................................................ 61
1 渋川市子ども・子育て支援事業計画策定経過 ................................................................................................ 62
2 渋川市子ども・子育て会議条例.............................................................................................................................. 63
3 渋川市子ども・子育て会議委員名簿 .................................................................................................................... 65
第1章 計画の策定にあたって
1節 計画の背景・趣旨
わが国では、出生数の減少や出生率の低下に伴い確実に少子化が進んでいるとともに、家族構成
の変化や地域のつながりの希薄化によって、子育てへの不安感や孤立感を抱いている子育て家庭が
多くなってきています。
子どもは、次代を担うかけがえのない存在であり、安心して子どもを生み、育てることのできる
環境を整備していくために、社会全体で子育てを支えていくことが重要となっています。
国では、これまで少子化対策として平成 15 年に制定された「次世代育成支援対策推進法」に基
づき、総合的な取り組みを進めてきました。しかし、子ども・子育てを取り巻く社会情勢の変化を
受け、新たな支援制度を構築していくため、平成 22 年の「子ども・子育てビジョン」の閣議決定、
子ども・子育て新システム検討会議の設置を皮切りに、幼保一体化を含む新たな次世代育成支援の
ための包括的・一元的なシステムの構築について検討が進められています。
その後平成 24 年には、子育てをしやすい環境を地域や社会全体で支援し構築することを目的と
した「子ども・子育て関連3法」が制定されました。この3法に基づいて平成 27 年度から施行さ
れる「子ども・子育て支援新制度」では、「子どもの最善の利益」が実現される社会を目指すとの
考えを基本に、制度、財源を一元化して新しい仕組みを構築し、子どもの幼児期の学校教育・保育
の一体的な提供、保育の量的拡充、家庭における養育支援等を総合的に推進していくことが目指さ
れています。
そして、子ども・子育て関連3法の一つ、「子ども・子育て支援法」では、都道府県、市町村は、
「子ども・子育て支援事業計画」を策定していくことが義務づけられています。
このような社会情勢や国の動向を踏まえ、渋川市では、幼児期の学校教育・保育、地域の子ども・
子育て支援を総合的に推進していくため、平成 21 年度に策定された「渋川市次世代育成支援後期
行動計画」を踏まえながら、平成 27 年度から 31 年度の5か年を計画期間とした、「渋川市子
ども・子育て支援事業計画」を策定しました。
1
2節 計画の法的根拠と位置づけ
本計画は、子ども・子育て支援法第 61 条に基づく「市町村子ども・子育て支援事業計画」とし
て位置づけます。また、次世代育成支援対策推進法の改正により、法律の有効期限が平成 37 年3
月 31 日まで 10 年間延長されたことを受け、同法第8条で定める「市町村行動計画(次世代育成
支援行動計画)」も包含し、これまでの成果を踏まえ再構築した位置づけとします。
なお、本計画は、次世代育成支援対策推進法に基づく「渋川市次世代育成支援後期行動計画」の
考え方を継承するとともに、上位計画である「渋川市総合計画」やその他「渋川市人口減少対策基
本方針」等関連計画との整合、連携を図ります。
3節 計画の期間
本計画の期間は、平成 27 年度から平成 31 年度までの5か年とします。計画最終年度である平
成 31 年度には計画の達成状況の確認と見直しを行います。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
平成 30 年度
平成 31 年度
渋川市子ども・子育て支援事業計画(本計画)
4節 計画の対象・策定体制
本計画の対象は、子どもとその家庭を中心に、地域や事業所、関係団体、行政機関等、地域を構
成するすべての個人と団体です。
本計画の策定にあたっては、子ども・子育て支援法第77条第1項に基づく「渋川市子ども・子
育て会議」において意見聴取や審議、進行管理を行っていきます。当会議は、学識経験者や子ども・
子育て支援事業者、保護者等から構成されています。
2
5節 計画策定の基本的視点
本計画は、次世代育成支援対策推進法に基づく「後期行動計画策定指針」に示された「基本的な
視点」として①子どもの視点、②次代の親づくりという視点、③サービス利用者の視点、④社会全
体による支援の視点、⑤仕事と生活の調和の実現の視点、⑥すべての子どもと家庭への支援の視点、
⑦地域における社会資源の効果的な活用の視点、⑧サービスの質の視点、⑨地域特性の視点を引き
継ぎ、子ども・子育て支援法に基づく基本指針を反映させていきます。
【子ども・子育て支援法に基づく基本指針】
①子どもの育ちに関する理念
•人は生まれながらにして、自然に成長していく力とともに周囲の環境に対して能動的に働
きかける力を有する。
•発達に応じた適切な保護者の関わりや子育て支援の安定的な提供を通じ、子どもの健やか
な発達を保障することが必要。
②子育てに関する理念
•保護者の気持ちを受け止め、寄り添いながら相談や適切な情報提供を行うこと、発達に応
じた子どもとの関わり方等に関する保護者の学びの支援を行うこと。
•一人一人の子どもの健やかな育ちを等しく保障することを目指す必要がある。
③社会のあらゆる分野における構成員の責務
•子どもの健やかな育ちと子育てを支えることは将来の我が国の担い手の育成の基礎をな
す重要な未来への投資であり、社会全体で取り組むべき最重要課題の一つ。
•未来の社会を創り、担う存在である全ての子どもが大事にされ、健やかに成長できるよう
な社会、すなわち「子どもの最善の利益」が実現される社会を目指すことが必要。
3
6節 子ども・子育て支援新制度による取り組みの推進
本計画の策定にあたっては、子ども・子育て支援新制度を踏まえた取り組みを推進していきます。
子ども・子育て支援新制度では、大きく「子ども・子育て支援給付」と「地域子ども・子育て支援
事業」の2つに分かれます。
■子ども・子育て支援新制度の全体像
支援新制度の主なポイント
○認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付(施設型給付)と小規模保育
等への給付(地域型保育給付)の創設
○認定こども園制度の改善
○地域の実情に応じた子ども・子育て支援の充実
○市町村を制度の実施主体として位置づけ
○新たな財源を確保し、子ども・子育て支援の量・質を充実
1.子ども・子育て支援給付
等
2.地域子ども・子育て支援事業
施設型給付
①利用者支援事業
 認定こども園
②一時預かり事業
 幼稚園
③放課後児童健全育成事業
④地域子育て支援拠点事業
 保育所
⑤妊婦健康診査事業
⑥乳児家庭全戸訪問事業
⑦養育支援訪問事業及び要保護児童等に対
地域型保育給付
する支援に資する事業
 小規模保育
⑧子育て短期支援事業
 家庭的保育
⑨ファミリー・サポート・センター事業
 居宅訪問型保育
⑩延長保育事業
 事業所内保育
⑪病児・病後児保育事業
⑫実費徴収に係る補足給付を行う事業
⑬多様な主体が本制度に参入することを促
進するための事業
児童手当
4
第2章 渋川市の子ども・子育てを取り巻く状況
1節 渋川市の概況
1.人口・世帯の状況
1)総人口と年齢階層別人口の推移
本市における総人口をみると、平成 21 年から平成 25 年にかけて減少傾向となっています。
年齢階層別人口をみると、65 歳以上の人口(高齢者人口)が増加している一方、15-64 歳の人
口(生産年齢人口)と 14 歳以下の人口(年少人口)がいずれも減少しており、本市において少
子高齢化が進行していることがわかります。
(人)
100,000
80,000
85,869
85,091
84,262
83,485
83,186
21,814
22,077
22,049
22,353
23,148
53,246
52,540
51,985
51,150
50,336
10,809
10,474
10,228
9,982
9,702
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
60,000
40,000
20,000
0
0-14歳人口
15-64歳人口
65歳以上人口
資料:住民基本台帳 各年3月 31 日
5
2)総人口と年齢階層別人口の推計
総人口の推計では、平成 26 年から平成 31 年にかけて、約 4,000 人が減少すると見込まれ
ています。年齢階層別にみると、65 歳以上の人口(高齢者人口)が増加する一方で、15-64 歳
の人口(生産年齢人口)と 14 歳以下の人口(年少人口)は、いずれも減少すると見込まれてい
ます。
(人)
100,000
82,454
81,690
80,914
80,098
79,259
78,389
23,757
24,340
24,903
25,324
25,610
25,775
49,303
48,182
47,092
46,106
45,131
44,322
9,394
9,168
8,919
8,668
8,518
8,292
平成26年
平成27年
平成28年
平成29年
平成30年
平成31年
80,000
60,000
40,000
20,000
0
0-14歳人口
15-64歳人口
65歳以上人口
資料:平成 21 年から平成 25 年の住民基本台帳を元にコーホート変化率法により推計
※コーホート変化率法とは、同じ年に生まれた人々の集団を基本に、過去の実績人口の動きから「人口の変化率」を求
め、それに基づき将来人口を推計する方法
3)児童人口(0-11 歳)の推移
本市における0-11 歳の児童人口をみると、総数と年齢階層別ともに概ね減少傾向となってい
ます。
(人)
10,000
8,297
8,034
7,770
7,620
7,346
4,448
4,292
4,125
3,976
1,980
1,875
1,790
1,812
1,731
1,792
1,711
1,688
1,683
1,639
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
8,000
6,000
4,525
4,000
2,000
0
0-2歳人口
3-5歳人口
6-11歳人口
資料:住民基本台帳 各年3月 31 日
6
4)児童人口(0-11 歳)の推計
児童人口(0-11 歳)の推計においても、総数と年齢階層別ともに減少傾向が見込まれていま
す。
(人)
10,000
8,000
7,120
6,999
6,810
6,657
6,561
6,413
3,815
3,760
3,594
3,501
3,490
3,355
1,702
1,693
1,648
1,612
1,555
1,577
1,603
1,546
1,568
1,544
1,516
1,481
平成26年
平成27年
平成28年
平成29年
平成30年
平成31年
6,000
4,000
2,000
0
0-2歳人口
3-5歳人口
6-11歳人口
資料:平成 21 年から平成 25 年の住民基本台帳を元にコーホート変化率法により推計
5)世帯数及び一世帯当たり人員の推移
本市の世帯数は、平成 12 年から平成 22 年にかけて増加していますが、一世帯当たり人員は、
逆に減少しています。この傾向は、核家族化の進行や単身世帯の増加等が理由として考えられま
す。
(世帯)
(人)
40,000
6
30,000
28,561
29,157
29,290
3.13
2.99
2.84
20,000
10,000
4.5
3
1.5
0
0
平成12年
平成17年
世帯数
平成22年
一世帯当たり人員
資料:国勢調査
7
2.婚姻・出産等の状況
1)出生数と出生率の推移
本市の出生数は減少傾向にあり、平成 24 年の出生数は 511 人となっています。また本市に
おける人口千人当たりの出生率は 6.2 と、国や県の出生率を下回っています。この傾向は、高齢
化の進行等が原因として挙げられます。
(出生率/人口千対)
(出生数/人)
600
10
550
9
500
8
450
7
400
平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年
渋川市出生数
584
565
572
535
511
国出生率
8.7
8.5
8.5
8.3
8.2
群馬県出生率
8.6
8.3
8.1
8.0
7.6
渋川市出生率
6.8
6.6
6.9
6.5
6.2
6
資料:人口動態統計
2)合計特殊出生率の推移
本市における1人の女性が生む子どもの数を表す「合計特殊出生率」は、平成 20 年から平成
24 年にかけて 1.3 人前後で推移しており、国や県と比べて低い水準となっています。
(人)
1.5
1.4
1.3
1.2
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
国
1.37
1.37
1.39
1.39
1.41
群馬県
1.40
1.38
1.46
1.41
1.39
渋川市
1.29
1.29
1.35
1.31
1.31
資料:人口動態統計
※合計特殊出生率とは、15~49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が一生の間に生むとした
ときの子どもの数をいいます。
8
3)婚姻件数と平均初婚年齢の推移
本市における婚姻件数をみると、平成 23 年から 330 件台に減少しています。また、群馬県
の平均初婚年齢をみると、男女とも漸増傾向が続いており、晩婚化が進展していることがわかり
ます。
(婚姻件数/件)
(平均初婚年齢/歳)
380
31
360
30
340
29
320
28
300
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
渋川市婚姻件数
361
362
366
335
334
群馬県男性平均初婚年齢
30.1
30.2
30.3
30.6
30.6
群馬県女性平均初婚年齢
28.2
28.3
28.6
28.8
28.8
27
資料:人口動態統計
4)離婚率の推移
本市の離婚率をみると、県と比較してやや低い値で推移しています。
(離婚率/人口千対)
2.5
1.94
1.95
1.74
1.78
1.96
2
1.5
1.66
1.80
1.80
1.44
1.41
平成23年
平成24年
1
0.5
0
平成20年
平成21年
平成22年
群馬県
渋川市
資料:人口動態統計
9
5)児童扶養手当受給者の推移
児童扶養手当とは、父母の離婚等により父親と生計をともにしていない児童の母、あるいは母
にかわってその児童を養育している方に対し、児童の健やかな成長を願って支給される手当です。
本市における児童扶養手当受給者数をみると、平成 21 年を除き、
増加傾向で推移しています。
(人)
700
600
586
589
591
597
平成22年
平成23年
平成24年
557
500
400
300
200
100
0
平成20年
平成21年
資料:渋川市こども課
10
2節 子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査結果の概要
1.調査概要
■調査地域:渋川市全域
■調査対象者:渋川市在住の「就学前児童」がいる家庭の保護者
渋川市在住の「小学生」がいる家庭の保護者
■調査期間:平成 25 年 12 月 11 日(水)~平成 25 年 12 月 25 日(水)
■調査方法:郵送配布・郵送回収
調査票
調査対象者数
(配布数)
有効回収数
有効回収率
就学前児童
1,950
1,156
59.3%
小学生
1,160
673
58.0%
合計
3,110
1,829
58.8%
※以下の調査結果について、「N」は有効回答数(または該当質問での回答数)のことです。
2.結果概要
1)母親の就労状況について
フルタイムやパートタイム等で就労している母親(休業中含む)は、就学前児童保護者で
56.7%、小学生保護者で 75.7%に達しており、特に就学前児童保護者は前回調査に比べ増加傾
向にあります。(前回調査・就学前児童保護者 51.3%/小学生児童保護者 77.0%)
0%
20%
フルタイム(週5日・1日8時間程度)で就労してお
り、産休・育休・介護休業中ではない
フルタイム(週5日・1日8時間程度)で就労してい
るが、産休・育休・介護休業中である
40%
20.8
31.4
5.6
0.7
パート・アルバイト等(フルタイムに満たない時間)
で就労しており、産休・育休・介護休業中ではない
パート・アルバイト等(フルタイムに満たない時間)
で就労しているが、産休・育休・介護休業中である
60%
27.5
43.1
2.8
0.6
38.8
以前は就労していたが、現在は就労していない
19.0
これまで就労したことがない
2.7
2.1
不明・無回答
1.8
3.1
就学前児童保護者(N=1156)
11
小学生保護者(N=673)
2)父親の就労状況について
フルタイムやパートタイム等で就労している父親は就学前児童保護で 92.1%、小学生保護者
で 85.7%に達しています。
0%
20%
40%
フルタイム(週5日・1日8時間程度)で就労してお
り、産休・育休・介護休業中ではない
80%
100%
91.2
84.7
フルタイム(週5日・1日8時間程度)で就労してい
るが、産休・育休・介護休業中である
0.4
0.1
パート・アルバイト等(フルタイムに満たない時間)
で就労しており、産休・育休・介護休業中ではない
0.5
1.0
パート・アルバイト等(フルタイムに満たない時間)
で就労しているが、産休・育休・介護休業中である
0.0
0.0
以前は就労していたが、現在は就労していない
0.7
0.9
これまで就労したことがない
0.0
0.0
不明・無回答
60%
7.2
13.3
就学前児童保護者(N=1156)
12
小学生保護者(N=673)
3)就学前児童の平日の定期的な教育・保育の利用について
就学前児童保護者の現在の利用状況と今後の利用意向をみると、ともに「認可保育所」が最も
高く、それぞれ 60.4%、55.4%となっています。
就学前児童保護者
0%
20%
40%
60%
35.0
幼稚園(通常の就園時間の利用)
50.5
7.6
幼稚園の預かり保育
25.5
60.4
55.4
認可保育所(公立・民間)
認定こども園
小規模な保育施設
家庭的保育
事業所内保育施設
0.6
12.2
0.0
6.9
0.6
1.7
1.4
5.4
自治体の認証・認定保育施設
0.4
1.3
その他の認可外の保育施設
0.1
0.4
居宅訪問型保育
ファミリー・サポート・センター
その他
不明・無回答
80%
0.0
2.1
1.3
7.8
2.6
1.1
0.1
1.6
現在の利用状況(N=719)
今後の利用意向(N=1156)
4)母親の育児休業の取得状況について
育児休業を「取得した(取得中である)」母親は、就学前児童保護者では 24.5%、小学生保
護者では 23.0%となっています。
0%
20%
40%
26.8
取得していない
21.2
24.5
23.0
取得した(取得中である)
45.7
もともと就労していなかった
不明・無回答
60%
52.0
3.0
3.8
就学前児童保護者(N=1156)
13
小学生保護者(N=673)
5)父親の育児休業の取得状況について
育児休業を「取得した(取得中である)」父親は、就学前児童保護者では 1.4%、小学生保護
者では 0.6%となっています。
0%
20%
40%
60%
80%
90.1
85.1
取得していない
取得した(取得中である)
1.4
0.6
もともと就労していなかった
0.6
0.6
不明・無回答
100%
7.9
13.7
就学前児童保護者(N=1156)
小学生保護者(N=673)
6)放課後児童クラブの利用意向について
小学生保護者の放課後児童クラブの利用意向をみると、低学年では 19.6%、高学年では 9.8%
となっています。
0%
20%
40%
44.6
21.8
祖父母宅や友人・知人宅
12.3
習い事(ピアノ教室、スポーツクラブ、
学習塾など)
55.4
38.8
4.6
3.1
7.6
5.3
放課後子ども教室
19.6
放課後児童クラブ〔学童保育〕
ファミリー・サポート・センター
9.8
0.6
0.4
12.2
その他(公園など)
不明・無回答
80%
74.3
自宅
公民館または児童館
60%
7.6
1.9
1.9
低学年(N=673)
14
高学年(N=673)
100%
7)子育てに関する情報提供や相談・支援サービスの利用意向について
就学前児童保護者では、「幼稚園・保育施設等への入園・入所等」が 59.2%と最も高く、小
学生保護者では、「子どもの心身の健康や発達」が 44.0%と最も高くなっています。
総じて情報提供や相談・支援サービスに対するニーズは高く、しかも多様なサービス提供が求
められていることがうかがわれます。
0%
20%
40%
幼稚園・保育施設等への入園・入所等
(サービス内容、手続き、空き情報など)
59.2
51.6
26.9
52.8
子どもの心身の健康や発達
44.0
43.9
子どもの生活習慣や遊び方
29.3
29.1
子育て中の保護者同士の仲間づくり
21.5
13.1
10.4
(妊娠期を含めた)母親の心身の健康
9.3
8.8
妊娠期から育児期の父親による子育て
30.8
地域の子育て支援サービスの情報・紹介
不明・無回答
80%
28.1
子育ての方法(コミュニケーション、食事、
しつけなど)
その他
60%
38.6
2.9
5.9
3.5
13.1
就学前児童保護者(N=1156)
小学生保護者(N=673)
8)子育てをする上での相談相手・相談場所の有無について
気軽に相談できる人・場所の「いない/ない」人が、就学前児童保護者では 9.3%、小学生保
護者では 6.7%となっています。
0%
20%
就学前児童保護者
(N=1156)
40%
60%
80%
100%
90.3
小学生保護者
(N=673)
9.3
87.5
いる/ある
いない/ない
15
6.7
不明・無回答
5.8
0.4
3節 保育所、幼稚園等の状況
1.保育所の状況
本市の認可保育所は、平成 25 年3月1日現在 13 箇所(公立 4、民間 9)あり、入所児童数
の合計は 1,619 人で、平成 21 年度と比べ減少傾向となっています。ただし、0 歳と 1 歳の入
所児童数は、平成 21 年度と比べ増加傾向となっています。
年度
平成 21 年
定員(人)
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
1,510
1,540
1,540
1,550
1,550
14
14
13
13
13
0歳(人)
112
137
147
150
144
1歳(人)
206
220
228
221
253
2歳(人)
290
275
291
266
278
3歳(人)
336
326
306
334
292
4歳(人)
347
332
331
312
340
5歳(人)
368
348
327
342
312
1,659
1,638
1,630
1,625
1,619
施設数(箇所)
入所児童数
平成 22 年
合計(人)
資料:渋川市こども課(各年3月1日現在)
2.幼稚園の状況
本市の幼稚園は、平成 25 年5月1日現在7箇所(公立5、民間2)あり、園児数の合計は 813
人で、平成 21 年度と比べ減少傾向となっています。
年度
平成 21 年
定員(人)
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
1,555
1,555
1,555
1,485
1,485
7
7
7
7
7
公立(人)
528
507
464
470
470
私立(人)
403
364
364
359
343
合計(人)
931
871
828
829
813
施設数(箇所)
園児童数
平成 22 年
資料:渋川市こども課(定員は各年4月1日現在/園児数は各年5月1日現在)
16
3.放課後児童クラブの状況
本市の放課後児童クラブは、平成 25 年4月1日現在 17 箇所あり、年平均利用児童数の合計
は平成 23 年度までは減少しましたが、その後徐々に利用が高まっています。
年度
平成 21 年
クラブ数(箇所)
年平均
利用児童数
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
16
17
17
17
17
1~3年(人)
486
429
421
422
433
4~6年(人)
203
168
164
174
187
合計(人)
689
597
585
596
620
資料:渋川市こども課(各年4月1日現在)
4.ファミリー・サポート・センターの状況
しぶかわファミリー・サポート・センターの会員数は年々増加傾向にあり、支援体制が整って
きています。
年度
平成 21 年
会員合計(人)
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
481
649
869
1,009
1,095
依頼会員(人)
347
488
693
833
909
協力会員(人)
98
108
115
116
119
依頼・協力会員(人)
36
53
61
60
67
860
965
568
338
361
活動件数(件)
資料:渋川市こども課
5.地域子育て支援拠点の状況
本市の地域子育て支援拠点の活動は、大きく「民間保育所」、「渋川市子育て支援センター(の
びのびこあら)」、「出向き支援(こあらクラブ)」の 3 つに分かれており、いずれも平成 21
年度と比べ減少傾向となっています。
年度
平成 21 年
民間
実施箇所(箇所)
保育所
年間利用者(人)
渋川市子育て支援センター
年間利用者数(人)
出向き支援
年間利用者数(人)
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
8
8
8
8
8
22,901
25,259
21,651
20,404
18,353
10,572
10,323
7,624
7,111
7,016
5,286
5,345
5,214
5,412
4,494
資料:渋川市こども課
17
4節 課題のまとめと今後の方向性
■子育てしやすい環境づくりにむけた多様なニーズへの対応
女性の社会進出が進み、保育需要が増加しているとともに子育て家庭が求める保育サービスに
対するニーズは多様化しています。人口減少がみられる本市においては、特に「少子化対策」と
いう観点からこうした状況に対応していくために、「子育てしやすい環境づくり」にむけてサー
ビスの提供体制の充実を図ることが求められています。
■子育てに関する情報の周知と充実
子育てに関する情報は、アンケート調査結果にみられるようにニーズは高く、多様な情報が求
められています。また様々な情報が子育て家庭や職場、地域に対し十分に届かないと、支援体制
や制度を整えても適切な対応ができず、子育て家庭のストレスの原因となります。本市ではこう
したことを鑑み、子育て支援サービスに関する情報の周知と情報内容の充実を図ることが求めら
れています。
■仕事と子育ての両立を支援する環境づくり
近年の核家族化や男性の育児休業取得の状況等を踏まえると、十分に家族の協力を得ることが
難しい状況が推測され、本市においても今後は、家庭や企業、地域、行政等様々な主体が、仕事
と子育ての両立を支援する環境づくりを進めることが求められています。特に、男女共同参画の
意識の醸成を図りながら、男女ともに長時間労働の抑制や、男性の育児参加の機会の推進等を進
めていくことが大切となっています。
■地域全体で子育てを支える体制の構築
親が安心して子育てができ、子どもが健やかに成長していくためには、地域での支えが重要と
なります。また、子育て中の親や家庭が、地域との交流機会を持つことにより、子育て力の向上
が期待されます。本市では今後、地域とのつながりや、人材・施設等の地域資源を活かし、地域
全体における子育て支援を充実するとともに、その取り組みに対して参加しやすいシステムの構
築を図ることが求められています。
18
第3章 計画の理念・目標及び施策体系
1節 計画の基本的視点
本計画では、以下の 3 つの視点を基本的視点として位置づけます。
地域社会
子育ち
希望
子どもが
いきいき育つ
子育て
夢
地域が喜びを
実感する
親が安心して
子育てを楽しむ
地域の視点
地域社会がそれぞれの役割を担いな
がら連携を図り、地域全体で支援して
いく取り組みを進めます。
子どもの視点
親の視点
子どもが未来にむかって夢と希望を
親がゆとりを持って安心して子育て
抱き、いきいきと健やかに育つための
ができる環境づくりを推進し、子ども
社会づくりを進めます。そして、子ど
を育てる喜びや楽しみを実感できる
もたちの生きる力、自ら考え行動する
まちを目指します。
力を大切にします。
19
2節 計画の基本理念
子育てと成長の喜びを実感できる
魅力のあるまち渋川
~未来を生きる子どもたちの、笑顔あふれる社会を目指して~
子どもは生まれながらに無限の可能性を持ち、未来を担う大切な存在です。
そこで、子どもたちの生きる力、自ら考え行動する力を伸ばし、未来にむかって夢と希
望を抱き、いきいきと、そして笑顔で育っていくための社会づくりが必要です。
また、親が子育ての責任を自覚して、子育てを通じて自らも成長することを目指すとと
もに、ゆとりを持って安心して子育てができる環境づくりを推進し、子育ての喜びを実感
できるまちづくりを進めます。
さらに、地域全体の取り組みとして、「地域の子どもは地域で育む」という共通認識の
下、地域と行政が連携して子育て家庭を支援していく仕組みづくりを進めます。
そして子どもたちの未来が、笑顔であふれる輝かしい社会であるための、魅力あるまち
を目指します。
20
3節 計画の基本目標
本計画では、基本理念の実現にむけて、次世代育成支援後期行動計画を引き継いだ7つの基本目
標を施策の柱として、総合的に子育て支援施策を推進していきます。
基本目標
1.地域における子育ての支援
子どもの減少と同時に、地域社会におけるつながりも希薄化しており、子育て中の親同士も交流
を持たなくなってきています。
地域は、子どもが成長する過程で、家庭と並ぶ重要な活動基盤です。本市では地域における様々
な子育てサービスの充実を図るとともに、地域全体での子育て支援を推進します。
基本目標
2.母性並びに乳児及び幼児等の健康の確保及び増進
子どもが健康に生まれ育つためには、母子の健康の確保を図る必要があります。そこで、母子の
健康確保にむけた乳幼児健康診査や医療体制の充実を図ります。
また、食育や心のケア等、保育所、幼稚園、学校を中心とした取り組みを推進します。
基本目標
3.子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備
家庭・学校・地域が連携を図り、子どもの生きる力、自ら考え行動する力や可能性を伸ばす教育
を目指します。また、未来を担う子どもたちが将来に夢と希望を持って、健やかに育っていけるよ
う、教育環境の充実を図ります。
基本目標
4.子育てを支援する生活環境の整備
子育て家庭に配慮した、快適でゆとりのある生活・居住環境の整備を推進していくとともに、安
全・安心に暮らせるまちづくりを推進します。
21
基本目標
5.職業生活と家庭生活との両立の推進
職業生活と家庭生活との両立ができるよう、多様な保育サービスの充実を図ります。また、職場
の子育てに対する配慮を啓発するとともに、男性の子育て参加を促し、夫婦が協力して家事・育児
を行えるような環境づくりを図ります。
基本目標
6.子どもの安全の確保
子どもが安全に日常生活を送ることができるよう、関係機関や団体等と連携を図り、交通安全の
確保及び防犯体制の充実を図ります。
基本目標
7.要保護児童への対応等きめ細かな取り組みの推進
児童虐待やいじめ、不登校等の社会問題に対して、各関係機関や団体との連携を強化し、支援体
制の確立を図ります。
また、ひとり親家庭の自立に対する情報提供、相談や支援体制の充実を図ります。
22
4節 施策の体系
【基本理念】
【基本施策】
【施策の方向】
1.地域における子育て支援サービスの充実
基本目標1:地域にお
ける子育ての支援
2.保育サービスの充実
3.子育て支援のネットワークづくり
4.児童の健全育成
子
育
て
と
成
長
の
喜
び
を
実
感
で
き
る
魅
力
の
あ
る
ま
ち
渋
川
1.子どもや母親の健康の確保
基本目標2:母性並びに
乳児及び幼児等の健康の
確保及び増進
2.食育の推進
3.思春期保健対策の充実
4.小児医療の充実
1.次代の親の育成
基本目標3:子どもの心
身の健やかな成長に資す
る教育環境の整備
2.子どもの生きる力の育成にむけた学校の教育環境等の整備
3.家庭や地域の教育力の向上
4.子どもを取り巻く有害環境対策の推進
1.良質な住宅の確保
基本目標4:子育てを支
援する生活環境の整備
2.良好な居住環境の確保
3.安全な道路交通環境の整備
4.安心して外出できる環境の整備
基本目標5:職業生活と
家庭生活との両立の推進
1.多様な働き方の実現及び男性を含めた働き方の見直し
2.仕事と子育ての両立の推進
1.子どもの交通安全を確保するための活動の推進
基本目標6:子どもの安
全の確保
2.子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進
3.被害に遭った子どもの保護の推進
基本目標7:要保護児童
への対応等きめ細かな取
り組みの推進
1.児童虐待防止対策の充実
2.母子家庭等の自立支援の推進
3.障害児施策の充実
23
第4章 具体的施策・事業の展開
1節 基本目標1における施策・事業内容
基本目標1:地域における子育ての支援
少子化、核家族化の進行及び女性の社会進出や就労形態の多様化に伴い、
保育サービスに対するニーズは増加と多様化が進んでいるとともに、身近に
相談できる相手がいない等子育てに関する心理的負担や不安感を持つ人が
増えています。このため、夫婦共働き家庭のみならず、すべての子育て家庭
に対する支援を積極的に行うことが重要です。
本市においては、病児・病後児保育、一時預かり、延長保育、休日保育等
多様な保育ニーズに対応した保育サービスを提供できる環境の整備やファ
ミリー・サポート・センター事業の地域会員による子育て支援等により、子
育て家庭が安心して仕事と子育てを両立していくことを目指します。
また、子育てに関する情報提供や、不安や悩みを気軽に相談できる環境の
整備、市内すべての保育所、幼稚園間での意見交換や情報の共有化、自然体
験や親子交流機会の提供、地域住民とのふれあい機会の拡充等を図っていき
ます。
具体的な基本施策としては、1.地域における子育て支援サービスの充実、
2.保育サービスの充実、3.子育て支援のネットワークづくり、4.児童
の健全育成の4項目を掲げ、取り組みを推進していきます。
24
1.地域における子育て支援サービスの充実
事業名
事業内容
担当課
妊産婦・新生児訪問指
妊娠、産褥期を健やかに過ごすとともに、新生児期の育児不
健康管理課
導
安を軽減し、順調な発育を促すための訪問指導を行います。
ファミリー・サポー
地域において、育児の援助を受けたい人と育児の援助を行い
ト・センター事業
たい人を組織化し、会員同士が保育所への送迎や一時的な預
こども課
かり等の育児に関する相互援助活動を行い、市民が仕事と子
育てを両立できる環境を整えます。
産前・産後サポート事
育児、家事等の支援を得ることができない産前1か月から産
業
後1年以内の母親の精神的・肉体的負担の軽減を図るため、
こども課
当該家庭に訪問して、育児援助や家事援助を行います。
病児・病後児保育事業
児童が病気、または回復期にあり、保育所等での集団保育が
こども課
困難な期間、一時的にその児童を預かることにより、保護者
の子育てと就労の両立を支援します。
一時預かり事業
保護者の疾病、冠婚葬祭及び育児疲れ等の場合、保育所及び
こども課
幼稚園において一時的な保育を行います。
子育て短期支援事業
保護者の疾病、出産、看護等により、児童の養育が困難にな
(ショートステイ・ト
った場合、又は恒常的な残業等により帰宅が夜間にわたる場
ワイライトステイ)
合、児童養護施設で児童の一時的な養育・保護を行います。
地域子育て支援拠点事
乳幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子
業
育て相談、情報提供、助言や子育てサークル活動への支援等
こども課
こども課
を行います。
保育サポーターによる
市が主催するセミナーや講座の開催時に、子育て中の保護者
託児の実施
が子どもの預け先を心配することなく参加できるよう、臨時
市民生活課
保育室を設置し市保育サポーターによる託児を行います。
すくすく保育展
ミュージカル公演を行うことにより親子で楽しいひととき
チャイルドゆめフェス
を過ごしてもらうとともに、パネル展示により保育所や幼稚
ティバル
園、地域子育て支援センターの紹介を行います。
子育てサロン(A)
民生委員児童委員(主任児童委員を含む)が子育ての悩みや
不安の相談を行うとともに、他の親子との交流を図る場所を
提供します。各単位民児協(公民館単位)で開催します。引
きこもりがちな母子等に周知することで、虐待防止につなげ
ます。
25
こども課
社会福祉課
子育てサロン(B)
既存施設を有効活用して施設の一部を無料開放し、子育て中
中央公民館
の保護者とその子どもの交流を図る場所を提供するととも
に、利用する保護者自らが企画・運営する子育てサロンを支
援します。
幼稚園における教育相
幼稚園における幼児教育に関する問題について、保護者の相
談、情報提供
談に応じ、必要な情報の提供及び助言、その他必要な援助を
幼稚園
行います。
「子育てガイドinし
子育て支援に関する事業等の情報提供を行います。
こども課
保育サービスに関する
保育サービスや子育て支援に関する情報を「渋川市ホームペ
こども課
情報提供
ージ」や「広報しぶかわ」等で提供を行います。また、情報
ぶかわ」による一元的
な情報提供
提供の窓口一本化を行うことができるよう推進します。
2.保育サービスの充実
事業名
通常保育事業
事業内容
保護者の就労や疾病等により家庭において児童の保育がで
担当課
こども課
きない場合、保護者に代わり、保育所での保育を行います。
保育時間の拡大
保護者の就労形態の多様化に対応するため、保育時間の拡大
こども課
を図ります。
延長保育事業
保護者の就労形態の多様化に対応するため、通常の開所時間
こども課
(11 時間)を超えて保育を行います。
休日保育事業
日曜日や祝日等の休日に、保護者の就労や疾病等により家庭
こども課
において児童の保育ができない場合、保育所での保育を行い
ます。
保育所施設整備
公立保育所の施設整備を随時実施していくとともに、社会福
こども課
祉法人が実施する民間保育所の施設整備に対し補助を行い
ます。
保育所の職員研修
保育内容の充実を図り、保育士の資質向上を目指すための各
保育所
種研修を実施します。
保育料第3子以降の無
保育所、幼稚園に通う、第3子以降の子どもの保育料の無料
料対象の拡大
化の条件を引き上げ、対象者を拡大します。
26
こども課
3.子育て支援のネットワークづくり
事業名
事業内容
保育所、幼稚園保護者
保育所、幼稚園保護者の間で連絡会を持ち、意見交換の場と
間の連絡会の設置
します。
保育所、幼稚園間の連
保育所長、幼稚園長の間で連絡会を持ち、意見交換の場とし
絡会の設置
ます。
担当課
こども課
こども課
4.児童の健全育成
事業名
事業内容
放課後児童健全育成事
共働き家庭やひとり親家庭等の留守家庭児童に、放課後児童
業
クラブにおいて適切な遊び及び生活の場を与えます。
夏季、冬季等の休業に
春・夏・冬休み等の長期休業の際には、保護者の出勤時間帯
おける放課後児童クラ
からの保育を実施します。
担当課
こども課
こども課
ブ
放課後児童クラブの職
放課後児童クラブの運営に関する正しい理解と認識を深め
員の資質向上研修
るための研修会に積極的に参加することにより、職員の資質
こども課
向上を図ります。
児童館事業
児童に健全な遊びを提供し、子ども同士の交流や親と子ども
こども課
のふれあいを深め、地域の人々と交流を図ります。
児童委員による児童の
関係課・市内各小中学校等と連携し、児童の生活環境及び状
健全育成事業
態を把握し情報を共有することで、要支援児童を支援し、見
社会福祉課
守り、福祉サービスの情報提供を行います。
保育所における高齢者
高齢者とのふれあい交流を大切にしながら、お年寄りを敬う
とのふれあい事業
気持ちを養い、昔からの遊び等を伝承してもらうことによ
保育所
り、情操豊かな子どもの育成を目指します。
保育所における地域と
防犯の観点からも重要な取り組みであるため、子どもたちが
のふれあい事業
地域の人々から温かい目で成長を見守ってもらえるよう、民
保育所
生委員児童委員や地域の老人クラブ等との交流を図ります。
幼稚園における高齢者
高齢者とのふれあい交流を大切にしながら、お年寄りを敬う
とのふれあい事業
気持ちを養い、昔からの遊びを伝承してもらうことにより、
情操豊かな子どもの育成を目指します。
27
幼稚園
「おじいちゃん、おば
地域の高齢者が子どもたちに「昔の遊び」、「子ども時代の
あちゃんとふれあお
体験談」、「昔話」を伝えることにより、世代間の交流を図
う」事業
ります。
幼稚園の園庭・園舎開
教諭と保護者・未就園児とのふれあいを通して、子育ての悩
放(0~2 歳児)
みや遊びの相談を受け、学習を通して子育ての不安の解消を
各公民館
幼稚園
図ります。
地区公民館の図書室
地区公民館の図書室(館)に児童図書を充実、整備し、子ど
(館)整備事業
もたちに主体的な学びを促し、心豊かな人間性を育むことが
各公民館
できるよう推進していきます。
親子ふれあい教室
親子のふれあいを大切にし、コミュニケーションを深めるた
各公民館
めの各種教室を開催します。また、創造性豊かな子どもの育
成を支援します。
子ども映画会
毎月季節の行事や物語の映画上映会を行い、豊かな情操を育
図書館
み、調和の取れた人間形成を目指します。
専門研修による職員の
図書館員としての必要な知識や情報について学び、最新情報
資質向上
をいち早く、正確に取り入れることで、利用者により良いサ
図書館
ービスを提供します。
「読み聞かせ」研修
本に親しみ、読書への意欲を高めるための「読み聞かせ」を
図書館
効果的に実施できるよう職員の研修を行います。
ブックスタート事業
乳児と保護者を対象に、絵本を開く楽しい体験(読み聞かせ) 図書館
とともに、あたたかなメッセ―ジを添えて絵本を贈呈し、親
子が心ふれあうひとときを分かち合うきっかけづくりや本
に親しむきっかけづくりを応援します。
農作業体験学習事業
小学校単位で関連機関や地域のボランティアの協力により、 小学校
農作業体験学習を実施します。
老人クラブ世代間交流
高齢者の生きがいづくり、児童の健全育成、世代間の相互理
事業
解等を図るため、各地域の老人クラブが、高齢者と子どもた
高齢福祉課
ちとの世代間交流事業を主体的に実施します。
学校施設開放事業
学校施設(体育館・校庭)を地域に開放し、市民の利用促進
体育課
を図ります。
親と子の環境学習会
次世代を担う子どもたちの環境を大切に思う心を育むため
環境課
に、親子で自然に触れ、観察する体験型の学習会を、環境基
本計画推進事業のひとつとして実施します。
子どもの居場所づくり
様々な文化の体験活動等を通じて、異なる年齢の子どもたち
事業
による集団活動や交流活動を実施します。
家庭教育学級
子育てに必要な知識や技能の学習とともに、親同士の情報交
換を図り、交流を支援します。
28
各公民館
各公民館
伊香保世代間交流館事
「子どもの公民館」として、放課後児童が自由に利用できる
伊香保公民
業
居場所を提供し、地域の大人や高齢者との交流、異年齢集団
館
の中での体験学習等を通じて、自立心のある感性豊かな児童
の育成に努めます。また、毎月第4木曜日、午前中に施設開
放を行い、乳幼児とその親に交流の場を提供します。
29
2節 基本目標2における施策・事業内容
基本目標2:母性並びに乳児及び幼児等の健康の確保及び増進
すべての母親が、妊娠・出産やその後の育児を安心して行うためには、妊
娠・出産及び乳幼児期における健康診査や保健指導の充実を図ることが必要
になります。
また、子どもが健やかに育つためには、乳幼児期から正しい食事の摂り方
や望ましい食習慣を身に付けることや、子どもから大人へと成長していく過
程にある思春期特有の問題に対する正しい知識の普及が必要となります。
あわせて、安心して子どもを生み、健やかに育てることができる環境づく
りのためには、小児医療の充実も重要となります。
本市においては、乳幼児の発達段階に応じた健康診査の充実を図るととも
に、子育て教室や講習会などでの相談体制の充実を図り、母親の育児不安や
子育て家庭の孤立を防止します。
また、食生活に関する学習の機会や情報の提供、思春期の男女に対する喫
煙、性感染症、避妊などに関する教育や相談、情報提供などに努めるともに、
飲酒や薬物乱用等の防止についての啓発・指導を行います。
具体的な基本施策としては、1.子どもや母親の健康の確保、2.食育の
推進、3.思春期保健対策の充実、4.小児医療の充実の4項目を掲げ、取
り組みを推進していきます。
30
1.子どもや母親の健康の確保
事業名
事業内容
担当課
しぶかわ健康ダイヤル
24 時間体制で電話での医療・健康の相談に応じる「しぶか
保険年金課
24
わ健康ダイヤル 24」事業を行います。
窓口・電話による随時
妊娠・出産・育児等に対するケースに応じたきめ細かな相談
の母子相談
に、保健師が随時対応します。
不妊治療費助成
不妊治療を受けた夫婦の経済的な負担を軽減するために、不
健康管理課
健康管理課
妊治療に要した医療費の一部を助成します。
妊婦健康診査
妊娠中の異常の早期発見、早期治療のため、妊婦健康診査の
健康管理課
受診券を交付し、医療機関にて健康診査を受ける費用を補助
します。
母性歯科検診
妊娠中から口腔内の健康を保ち、十分な栄養を消化吸収し、 健康管理課
健康な母体と元気な赤ちゃんを出産できるよう、妊娠届出時
に歯科検診票を交付し受診を勧めます。
両親学級
妊娠・出産・育児に関する正しい知識を習得し、夫婦で協力
健康管理課
し子育てができるよう指導します。妊娠期の両親を対象に、
妊娠期の過ごし方や子育てについての学習をします。また、
父親の参加を促進するため、休日の開催日を設けています。
親と子の健康相談
妊娠届出受理及び母子健康手帳の交付のほか、乳幼児の計測
健康管理課
や育児相談を行い、妊娠中から継続した保健指導・相談を行
います。また、助産師による母乳相談も行います。
マタニティーマークの
ポスターの掲示や、母子健康手帳交付時にマタニティーマー
周知
クステッカーを配布し、マタニティーマークの利用・周知を
健康管理課
行います。
予防接種
乳幼児・学童の感染症予防として、予防接種法による予防接
健康管理課
種(ヒブ・肺炎球菌・四種混合・BCG・麻しん風しん混合・
水痘・日本脳炎・二種混合・子宮頸がん予防)を実施します。
母子栄養強化事業
低所得層の妊産婦及び乳児に対し、栄養食品として牛乳や粉
健康管理課
ミルクを支給します。
離乳食教室
離乳食の内容や、食形態を講習会で示し、試食を行うことに
より、母親の不安を軽減し、発達段階に応じた離乳食が進め
られるよう支援を行います。また、会場での質疑応答で、母
親同士の疑問や不安を共有することが良い交流の場ともな
っています。
31
健康管理課
子育て相談
発達の遅れや行動面等に心配がある乳児やその保護者、ま
健康管理課
た、育児ストレスや不安の強い保護者に対し、心理相談員が
相談・カウンセリングを行い、不安が軽減できるように支援
を行います。
子育て教室
乳児健康診査や子育て相談等で、発語の遅れ、落ち着きがな
健康管理課
い、強いこだわりを示す、視線が合いにくい等の精神発達面
で心配のある幼児や、母親の育児ストレス、育児不安等の悩
みを持つ親子に対して、遊びや日常生活指導等を通じて継続
的に支援を行います。
3か月児健康診査
発育や発達の確認を行い、病気等を早期に発見し育児指導を
健康管理課
行うとともに、母親の育児不安やストレスの解消を図り、乳
児の健全な発達を促すよう支援します。
6か月児健康相談
発育や発達の確認を行い、育児指導を行うとともに、母親の
健康管理課
育児不安やストレスの解消を図り、乳児の健全な発達を促す
よう支援します。
10 か月児健康診査
発育や発達の確認を行い、病気等を早期に発見し、むし歯予
健康管理課
防を含む育児指導を行うとともに、母親の育児不安やストレ
スの解消を図り、幼児の健全な発達を促すよう支援します。
1歳6か月児健康診査
発育や発達の確認を行い、病気等を早期に発見し育児指導を
健康管理課
行うとともに、母親の育児不安やストレスの軽減を図り、幼
児の健全な発達を促すよう支援します。また、幼児の虫歯予
防のため、フッ素塗布を実施します。
2歳児歯科健康診査
むし歯の早期発見・予防のための指導及びフッ素塗布を行う
健康管理課
とともに、母親の育児不安やストレスの軽減を図り、幼児の
健全な発達を促すよう支援します。
2歳6か月児歯科健康
むし歯の早期発見・予防のための指導及びフッ素塗布を行う
診査
とともに、規則正しい生活習慣の確立への援助を実施し、健
健康管理課
全な心身の発達を促します。また、親の育児不安やストレス
に対応するための育児相談を実施します。
3歳児健康診査
発育や発達の確認を行い、病気等を早期に発見し育児指導を
健康管理課
行うとともに、母親の育児不安やストレスの解消を図り、幼
児の健全な発達を促すよう支援します。また、幼児の虫歯予
防のため、フッ素塗布を実施します。
発達健康診査
各種健康診査及び相談で、経過観察を必要とする乳幼児を対
象に、小児科医師による健康診査を実施し、適切な指導を行
い健やかな発育・発達を支援します。
32
健康管理課
4・5歳児の尿検査
小児期の腎臓疾患の早期発見と適切治療を目的として尿検
健康管理課
査を幼稚園、保育所、保健センターで実施します。
よい歯のコンクール事
3歳児健診で虫歯のなかった幼児と母もしくは父を対象に
業
「親と子のよい歯のコンクール」を開催します。
健康管理課
2.食育の推進
事業名
事業内容
担当課
小学生とその保護者を
家庭において食卓が果たしてきた機能が失われつつある中、 健康管理課
対象とした料理教室
子どもたちの「食」を大切に思う心を育み、自分自身の一生
を通じた健康づくりのために、正しい「食」を選択する力を
身につけることができるように、親子が調理を通した体験学
習を行います。
子どものおやつ講習
子どもの「おやつ」について考え、市販品でなく地産地消等、 健康管理課
会・教室
身近にある食材を使ったおやつづくりを通して、普段の食生
活の見直しを行い、良好な食習慣の確立を図ります。
両親学級における栄養
妊娠中から栄養の基礎知識を学び、母子ともに健康の保持増
の講義
進が図れるよう援助します。また、生活習慣病予防は乳幼児
健康管理課
期から始まることを伝えていきます。
学校栄養職員による出
各授業、学級活動の時間や特別活動を通して学校栄養職員を
前食育推進活動
活用した食に関する教育(栄養指導、箸の持ち方、調理実習
学校給食課
等)を行います。
給食への地元農産物の
給食にできるだけ地元農産物を利用し、旬の食材を活かしな
利用
がら小中学校の給食を提供します。
保育所における食育推
食べ物を大切にし、自ら食べる意欲を育み、食べ物と体の関
進活動
係に関心を持てるよう、野菜の栽培や栄養指導、クッキング
保育等を行います。
33
学校給食課
こども課
3.思春期保健対策の充実
事業名
事業内容
担当課
思春期の心の健康相談
思春期に関する心の悩み等について、専門医による相談を行
健康管理課
います。また、保健師による随時相談を行います。
4.小児医療の充実
事業名
事業内容
担当課
子ども医療費助成事業
医療機関等で受診した場合の保険診療自己負担分を助成し
保険年金課
ます。
母子・父子家庭等の福
医療機関等で受診した場合の保険診療自己負担分を助成し
祉医療制度
ます。(所得制限あり:所得税非課税世帯)
出産育児一時金
国民健康保険の加入者が出産した場合、出産育児の経済的援
保険年金課
保険年金課
助を行います。
小児医療及び救急医療
市内の県立小児医療センターにおける救急医療体制の充実
健康管理課
体制の充実
を要望していきます。渋川市国民健康保険あかぎ診療所につ
保険年金課
いては小児医療体制の充実を図ります。また、夜間急患診療
所を運営する渋川地区広域組合へは、引き続き診療体制の充
実を要望していきます。
未熟児養育医療
1歳未満の未熟児で入院を要する乳児の医療費を公費負担
します。
34
健康管理課
3節 基本目標3における施策・事業内容
基本目標3:子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備
近年子どもたちに、子育ての楽しさや子どもを生み育てることの意義、男
女が協力して家庭を築くことの大切さを啓発していくことが重要となって
いるとともに、学校教育では、子どもたちが自分で課題を見つけ、自ら学び、
考え、行動する「生きる力」を育むことが求められています。
また、家庭教育や地域の中での様々な経験は、子どもたちが心身ともに健
やかに成長していく上で欠かせないものであり、家庭教育に関する学習機会
の提供や地域で支援していく体制づくりが必要となります。
あわせて、近年問題となっている有害情報から子どもたちを守るための環
境づくりも求められています。
本市においては、青少年が乳幼児とのふれあいや育児を体験できる機会の
積極的な提供や自らの可能性を十分に発揮できるような教育環境の整備等
を推進していきます。
また、不安や悩みを抱えている親が孤立せずに、気軽に参加できるような
学習機会の提供や子育てやしつけについての相談などを行う子育てサポー
ターの養成・配置等に努めていきます。
あわせて、有害情報から子どもたちを守るために、青少年健全育成推進の
ため、積極的な啓発活動を行っていきます。
具体的な基本施策としては、1.次代の親の育成、2.子どもの生きる力
の育成にむけた学校の教育環境等の整備、3.家庭や地域の教育力の向上、
4.子どもを取り巻く有害環境対策の推進の4項目を掲げ、取り組みを推進
していきます。
35
1.次代の親の育成
事業名
事業内容
小中高生の赤ちゃん出
小学校高学年、中高生が乳幼児とふれあい、交流を持つこと
会い・ふれあい・交流
によって生命の大切さを学ぶ機会を提供します。
担当課
こども課
事業
子育て支援講座実施事
共愛学園前橋国際大学地域共生センター共催で、専門的な知
業
識を有する講師から1講座6回連続講座を段階的に3講座
こども課
開催します。託児を設け、意見交換や育児相談の時間を設け
た参加型となっています。受講者が子どもとともに成長する
ことで、子育て支援の人材充実や子育てネットワークの推
進、人権を尊重した子育ての推進に取り組みます。
子育て学習会
仕事と子育てを両立するため、「子育ては母親が行うもの」 こども課
という固定観念から脱却するための意識啓発を行います。
小中高生等と乳幼児と
保育所、幼稚園で小学生を受け入れます。また、中学校の家
保育所、幼
のふれあい事業
庭科の保育実習の授業で、自作のおもちゃを使って幼児と遊
稚園
ぶふれあいの機会を持つとともに、高校生のボランティアの
受け入れも行います。
2.子どもの生きる力の育成にむけた学校の教育環境等の整備
事業名
きめ細かな指導事業
事業内容
担当課
子どもたちに確かな学力を身に付けさせるため、きめ細かく
学校教育課
指導できる体制を整備し、子どもの立場に立ったわかりやす
い授業を行います。また、そのために少人数指導やティーム
ティーチングの実施、少人数学級の編成を行います。
小中学校教育活動支援
マイタウンティーチャーによる、少人数指導・生徒指導やテ
事業(マイタウンティ
ィームティーチングを通じて、子どもの個性に応じたきめ細
ーチャー)
かな指導を行い、確かな学力の向上と生活指導等の充実を図
学校教育課
ります。
学力向上対策委員会
渋川市の各学校における学力向上に関する成果と課題から、 学校教育課
授業改善の取り組みの重点を明確化し、各学校での学力向上
対策の具体化を図ります。
・学力検査等の学力分析に基づく、児童・生徒の実態把握
・市の共通な課題を把握し、授業改善の方向性を提示
36
教職員の資質向上のた
教職員の資質向上のため、各種研修会や会議等を通して、情
めの研修会
報の共有化を図り、指導方法や学校経営について研修しま
学校教育課
す。
教育相談技術資格を取
教育相談技術資格の取得を目指した講座を開講し、全教員が
得するための研修
初級を取得することを目標とします。また、初級取得者の中
学校教育課
から、中級取得にむけての支援を行います。
「確かな学力」の育成
変化の激しい社会を担う子どもたちに、確かな学力を身につ
学校教育課
けさせるための手立てを講じます。
・ねらいを明確にした指導の工夫や振り返りの充実
・既習事項を活用して主体的に取り組む問題解決的な学習の
実施
・互いの意見を伝え合い、考えを深める児童生徒主体の学習
の実施
学習習慣の確立
子どもが学校で学んだことを一層確実なものにするため、授
学校教育課
業と関連づけた家庭学習の工夫や学習習慣を身につけさせ
る手立てを講じます。
・児童生徒が身につけた知識や技能、学び方を活用して主体
的に取り組める学習課題の工夫
・家庭連絡ノート・生活記録ノート・家庭学習の手引き等の
活用
・小中学校の連携による学習のルール等の作成及び活用
国際理解教育の推進
英語指導助手(ALT)を活用し、異文化理解とコミュニケ
学校教育課
ーションの楽しさや大切さに気付かせる手立てを講じます。
学校図書館の計画的利
学校図書館を計画的に利用し、その機会の活用を図り、児童
学校教育課
用の推進
生徒の主体的・意欲的な学習活動や読書活動を充実します。
道徳教育の充実
各学校の道徳教育主任を対象に、研修会を実施します。また、 学校教育課
各学校において、指導方法や指導体制についての校内研修を
実施することにより、教員の資質の向上を図ります。
豊かな体験活動推進事
小学校では自然体験や宿泊体験学習、中学校では職場体験学
業
習や宿泊体験学習を中心に生きる力を身に付けられるよう、
学校教育課
教育課程におけるねらいに基づいて計画的に行います。
地域人材バンク制度
学校・家庭・地域の三者連携推進事業の推進を図りながら、 学校教育課
(学校支援センター)
市内 26小中学校に設置された学校支援センターの機能を
の開設
充実し、ボランティアとして登録した地域の人や保護者の支
援を通して、効果的な学習活動や開かれた学校づくりを目指
します。
37
教育相談室、適応指導
非行等の問題行動や不登校児童・生徒に対応するため、児
教室
童・生徒や保護者の不安や悩みを解消し、学校と連携を図り
学校教育課
ながら学校復帰の支援を行います。
生徒指導連絡会
児童・生徒の問題行動、非行等への適切な対応及び家庭支援
生涯学習課
を行うため、関係部署との連携を図ります。
学校教育課
こども課
小学校・中学校の連携
入学説明会の実施や、小学6年生を対象にした実践的活動を
学校教育課
行うことで、小中学校の連携を図ります。
観劇及び音楽会
心をゆり動かされる体験を通して心豊かな幼児の育成を図
幼稚園
ります。
友好都市等の交流事業
小野上小学校6年生が小野上地区の友好都市「東京都神津島
小野上公民
村」の小学生と相互に訪問を行います。集団での交流や自然
館
体験をすることで、豊かな心の成長を促します。
子ども交流教室
伊香保小学校6年生が伊香保地区の友好都市「神奈川県逗子
伊香保公民
市」で海洋体験を、逗子市の中学1年生が伊香保地区で林間
館
体験を行います。集団での生活や交流を通し、自立・協調・
友愛の心を育み、健全育成を図ります。
平和アニメ映画上映会
平和教育映画の鑑賞を通じ、次代を担う子どもたちをはじ
企画課
め、市民に平和の尊さ、大切さを訴え、平和推進の啓発を図
るため、上映会を毎年開催していきます。
平和推進啓発ポスタ
子どもたちに平和の尊さ、戦争の悲惨さを考えてもらい、平
ー・作文コンクール
和の心を次世代に引き継いでいくため、平和推進啓発ポスタ
企画課
ーコンクールは中学生を対象に、平和推進啓発作文コンクー
ルは小学5、6年生を対象として、毎年実施します。
地域人材の有効活用
三者連携推進事業の推進を図りながら、地域の人材を有効活
学校教育課
用し、効果的な教育活動及び運動好きな子どもの育成や体
力・技能の向上を目指します。
体育実技講習会
市の主催により、市内小学校体育主任を講師として、小学校
学校教育課
教職員全員を対象に体育の指導力の向上を目指すための実
技講習を行います。
学校設備の整備
児童・生徒が安全、安心に学校生活を送れるよう、施設の維
教育総務課
持・管理に努めます。
学校評議員制度
校長・園長が保護者や地域住民の意見を幅広く聞き、地域や
社会に開かれた学校(園)づくりを推進します。また、学校
(園)が家庭や地域と連携を図ることにより、魅力ある教育
活動を行います。
38
学校教育課
教職員等による校内及
定期的にパトロールを行い、安全で安心な教育環境の維持、 学校教育課
び敷地内パトロール
向上に努めます。
緊急時の対応マニュア
緊急事態(自然災害・不審者等)の対処に備えるためにマニ
ルの作成
ュアルを作成します。
教職員の緊急時対応研
警察及び関係機関と連携して防犯講習を実施し、また、消防
修
署と連携し、AEDや心肺蘇生、エピペンに関する講習会を
学校教育課
学校教育課
行い、教職員の危機管理意識の高揚と緊急時対応能力の向上
に努めます。
「子育て支援相談機
各相談機関の活動内容等具体的な事例をあげてPR活動を
幼稚園
関」のPR活動
行います。
幼稚園・保育所・小学
幼稚園・保育所・小学校の合同授業参観や、情報交換会、学
保育所
校の連携
校見学会を行い、連携を図ります。
幼稚園
学校教育課
幼稚園教育実践研究会
教育の取り組みについて、現在の幼稚園の教育実態と課題解
幼稚園
決に向けた協議を行います。また、小中学校で開催する教育
実践研究会に積極的に参加します。
幼稚園施設の整備
子どもに安全で豊かな教育環境を提供するため、幼稚園施設
こども課
の整備を適切に行います。
3.家庭や地域の教育力の向上
事業名
事業内容
ファミリー・サポー
育児援助を行うための研修会や資質向上に向けた講演会、救
ト・センター会員の養
命救急等の講習会を実施します。また、会員を対象とする講
成
演会や救命救急講習会等を実施します。
子育て支援センター従
地域子育て支援拠点事業の従事者や放課後児童クラブの指
事者等研修事業
導員の資質向上を図るため、講師を招いて講演会等を開催し
担当課
こども課
こども課
ます。
家庭教育支援事業
中学生や中学校に入学する前の児童を持つ親を対象に、思春
生涯学習課
期の心理と子どもへの接し方について学習します。
放課後子ども教室
放課後に小学校の教室等を利用して、様々な体験活動の機会
生涯学習課
を提供します。
少年土曜教室事業
地域の大人と子どもたちが交流を行うことで、子どもの人間
形成を支援します。
39
生涯学習課
子ども会活動の充実
集団活動を通じて、子どもの自立性、社会性、協調性を育み
生涯学習課
ます。
生涯学習だより
生涯学習に関する行事等の紹介を行い参加の啓発に努めま
生涯学習課
す。
スポーツ指導者研修会
体育協会、スポーツ少年団、スポーツレクリエーション協会
体育課
がそれぞれ中心に、各年代や対象にあった内容で、スポーツ
指導者の意識と資質の向上に努めます。
スポーツ医科学講演会
体育協会を中心にスポーツ指導者の意識と資質の向上に努
体育課
めます。
子育て講演会
保護者を対象に子育てに関する講演会を開き、子育ての方法
幼稚園
論を学び、家庭の教育力の向上に努めます。
中高生の出番づくり
中高生を対象に、VYS※活動等を通じて地域行事や育成団
赤城公民館
体等の各種事業・行事への参加やボランティア活動を行うこ
とにより、中高生の社会性を育むとともに、地域の活性化を
図ります。
※VYSとは、Voluntary
Youth
Social- workers の
頭文字。訳すと、V(有志)、Y(青年)、S(社会事業家)。青
少年の健全育成を目標とした「青少年ボランティア(奉仕)
団体」
4.子どもを取り巻く有害環境対策の推進
事業名
事業内容
担当課
青少年健全育成三季運
春、夏、冬の長期休業期間中に、コンビニエンスストアや書
生涯学習課
動期間の啓発
店等を巡回し、有害図書やビデオの陳列方法に対して指導を
行います。
定例補導活動
補導員や青少年指導員が定期的に補導活動を行います。
生涯学習課
青少年を取り巻く地域
3年に一度、青少年を取り巻く地域環境調査を行い、調査結
生涯学習課
環境調査の実施
果を冊子にまとめ、関係部署及び関係団体に配布します。
40
4節 基本目標4における施策・事業内容
基本目標4:子育てを支援する生活環境の整備
居住環境の向上は、安心して子どもを生み育てるためには欠かすことので
きないものです。近年、価値観や家族形態の多様化、さらには環境問題の深
刻化など社会情勢が変化する中で、多様な居住ニーズに対応した良質な住宅
の確保・整備や室内環境の安全性の確保が求められています。
また、地域社会や生活環境の安全性・利便性の向上を図るため、子どもが
安心して通行できる環境整備や子どもや高齢者、障害者に配慮したバリアフ
リー化の推進、犯罪防止に配慮した環境づくりが求められています。
本市においては、子育て家庭を支援するために、広くゆとりのある住宅を
確保し、良質なファミリー向けの賃貸住宅を供給するとともに、市営住宅や
公共施設の改築や設置をする際には、化学物質の少ない建材の使用に努めま
す。
また、カーブミラーや区画線等の安全施設の設置、公園や各公共施設のバ
リアフリー化の推進、通学路における防犯灯の整備等を行います。
具体的な基本施策としては、1.良質な住宅の確保、2.良好な居住環境
の確保、3.安全な道路交通環境の整備、4.安心して外出できる環境の整
備の4項目を掲げ、取り組みを推進していきます。
41
1.良質な住宅の確保
事業名
事業内容
担当課
渋川市借上賃貸住宅事
中心市街地の活性化を目的とし、人口の定住化を図ります。 建築住宅課
業
一定の条件を満たした者に市が借上げた民間賃貸住宅を供
給し、家賃の助成を行います。
2.良好な居住環境の確保
事業名
シックハウス対策
事業内容
担当課
市営住宅や学校等の施設整備においては、化学物質の少ない
建築住宅課
建材の使用に努めます。
教育総務課
3.安全な道路交通環境の整備
事業名
事業内容
担当課
段差のない幅の広いバ
安全な道路交通環境の整備の下、安心して安全な生活が送れ
都市計画課
リアフリーに対応した
るような歩道の確保を行います。
歩道の整備
安全で安心な通行の確
カーブミラーや区画線等の安全施設を設置することで、子ど
保
もが安心して通行できる環境整備を行います。
42
土木管理課
4.安心して外出できる環境の整備
事業名
公民館のバリアフリー
事業内容
担当課
各公民館のバリアフリー化を目指した取り組みを行います。 各公民館
化の推進
緑化重点地区総合整備
公園の新設及び改修や緑道の整備を行い、緑化意識の高揚を
都市計画課
事業
促します。
公園等の安全点検の実
安全で安心して利用できる公園を維持するため、点検及び診
施
断等を行います。
子育て世帯にやさしい
市内の公衆トイレの清掃等維持管理を行います。
環境課
都市公園のトイレの改
都市公園のトイレについては、水洗化や身体障害者用トイレ
都市計画課
修
の設置を中心に、利用者の立場に立った改修を実施します。
公民館施設のトイレ洋
公民館内のバリアフリー化を目指した取り組みの中で、改修
式化の推進
が必要なトイレについては、洋式、和式のバランスを考えた
都市計画課
公衆トイレ等の整備
各公民館
整備を行います。
子育て世帯への情報提
子育て世帯へのバリアフリー情報の内容を盛り込んだ「子育
供(インターネット・
てバリアフリーマップ」を編集し、掲載について検討します。
こども課
「広報しぶかわ」の掲
載)
防犯灯の充実
夜間における犯罪の防止と、通行の安全及び地域の環境整備
を図ります。
43
行政課
5節 基本目標5における施策・事業内容
基本目標5:職業生活と家庭生活との両立の推進
近年、核家族化や女性の社会進出が進み、男女がともに家事や育児を分担
し、家庭生活を築き上げることが大切となってきています。加えて、仕事時
間と生活時間のバランスがとれる働き方ができるような「働き方の見直し」
を進めるとともに、企業に対し、妊娠・出産後も子育てをしながら働くこと
のできる職場づくりを進めるよう働きかけることが求められています。
本市においては、男女共同参画社会の実現に向けた広報等による啓発活動
を推進するとともに、国、県及び財団法人 21 世紀職業財団との連携を図り
ながら、講習会や講座の開催、冊子配布などにより啓発活動を推進していき
ます。
具体的な基本施策としては、1.多様な働き方の実現及び男性を含めた働
き方の見直し、2.仕事と子育ての両立の推進の2項目を掲げ、取り組みを
推進していきます。
44
1.多様な働き方の実現及び男性を含めた働き方の見直し
事業名
事業内容
担当課
ワーク・ライフ・バラ
広報等により、「渋川市男女共同参画計画後期計画」に基づ
市民生活課
ンスを推進するための
いた男女共同参画社会の実現に向け、ワーク・ライフ・バラ
広報、啓発
ンスについて、市民や事業者への啓発を推進します。
男性向け講座の開催
男女共同参画社会の実現に向け、ワーク・ライフ・バランス
市民生活課
や様々なテーマで、男性の意識向上のための講座を開催しま
す。
2.仕事と子育ての両立の推進
事業名
事業内容
担当課
講習会による仕事と子
仕事と子育ての両立の推進を図るため、ワーク・ライフ・バ
商工振興課
育ての両立の推進
ランスを踏まえ、国や県等の行う講習会と連動させて開催し
ます。
広報誌による仕事と子
仕事と子育ての両立の推進を図るため、国や県等が配布して
育ての両立の推進
いる冊子を基に意識啓発を行います。
仕事と子育ての両立の
これから父親になる、又は子育て期にある男性が仕事と家庭
ためのワーク・ライフ・
の両立ができる働き方の設計、実践を推進します。
バランス推進
45
商工振興課
こども課
6節 基本目標6における施策・事業内容
基本目標6:子どもの安全の確保
子どもの交通安全を確保するためには、交通事故の実態に対応した総合的
な交通安全対策を積極的に推進する必要があります。
また、近年増加している子どもが被害者となる犯罪に対して、防犯に関す
る意識づけや「自分のまちは自分で守る」といった地域ぐるみの協力体制が
求められているとともに、不幸にも被害に遭ってしまった子どもに対して
は、被害を受けた精神的障害を軽減するため、関係機関との連携を図り、カ
ウンセリング等のきめ細かな支援を行う必要があります。
本市においては、子どもを交通事故から守るため、関係機関との連携・協
力体制を強化し、交通事故防止対策に努めます。
また、防犯に関する迅速な情報提供体制の構築と防犯講習の充実を図ると
ともに、犯罪やいじめなどにより被害を受けた子どもの精神的障害の軽減
や、立ち直りを支援するためのカウンセリング等のきめ細かな支援や「青少
年や親の悩み電話(面接)相談」についての周知を行います。
具体的な基本施策としては、1.子どもの交通安全を確保するための活動
の推進、2.子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進、3.被害に
遭った子どもの保護の推進の3項目を掲げ、取り組みを推進していきます。
46
1.子どもの交通安全を確保するための活動の推進
事業名
交通安全教育
交通安全教室
事業内容
担当課
警察、交通安全協会、交通指導員等の協力を得て実施します。 市民生活課
また、チャイルドシートの必要性について保護者に周知して
保育所
います。
学校教育課
道路の歩き方、自転車の乗り方指導等の参加型教室を警察や
学校教育課
教習所、企業等の協力を得ながら行い、交通安全の啓発を促
します。
交通安全についての講
交通事故の防止のための講話を実施し、交通安全に対する意
話
識啓発を図ります。
交通指導
保護者や交通指導員、交通安全協会等の協力を得て、登校時
学校教育課
学校教育課
に交通指導を行います。
通学路の安全点検及び
通学路の確認や危険箇所をチェックし、安全な登下校のため
集団下校訓練
の危険回避能力の育成や安全指導を行います。
学校教育課
2.子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進
事業名
事業内容
安全で安心なまちづく
「渋川市安全で安心なまちづくりの推進に関する条例」に基
り協議会の運営と活用
づき設置されたまちづくり協議会の中で、犯罪や火災の発生
担当課
行政課
状況等の意見交換を積極的に行い、平穏に暮らせる地域社会
の実現を目指します。
渋川市安全で安心なま
子ども達をターゲットにした犯罪を未然に防ぐため、市、自
ちづくりの推進
治会、関係機関等の連携を密にし、防犯体制の強化を図りま
行政課
す。また、市所有の青色防犯パトロール車 16 台によるパト
ロールを、市や自治会を母体とする自主防犯団体によって行
います。また、防犯パトロール実施者講習等の開催も継続し
て実施します。
PTAの定例補導(防
子どもの安全を守るため、各単位PTAの定期的な補導活動
生涯学習課
犯パトロール)
実施を推進していきます。また、登下校時の防犯パトロール
学校教育課
の実施を推進していきます。
学校、警察、地域の関
子どもが安心して暮らせるよう、危険箇所の情報を共有化し
連機関及び団体との情
安全の確保を図るとともに、緊急時の即時対応性の向上に努
報交換
めます。
47
生涯学習課
こども安全協力の家
地域の方に「子ども安全協力の家」に登録してもらい、子ど
学校教育課
もが不審者から声をかけられたり、追いかけられたり、子ど
生涯学習課
もが急病になった場合には、「子ども安全協力の家」に登録
された家庭に子どもの保護を行う等の安全を地域で守りま
す。
保育所の防犯訓練の実
保育所では、子どもが犯罪の被害に遭わないように「危機管
保育所
施
理マニュアル」を作成し、定期的に訓練等を実施します。
防犯等の講習
警察や県民防犯推進室との連携を図り、不審者対策、薬物乱
学校教育課
用の防止、非行防止等の対処法を学びます。
行政課
・不審者避難訓練の実施及び対応についての講話
・登下校の防犯対策についての講話
・非行防止、薬物乱用防止、飲酒喫煙防止の講話
保育所、幼稚園の防犯
保育所、幼稚園入所児童のより良い安全、安心の確保を図る
こども課
対策
ために防犯対策を行います。
電子メールでの情報発
メール配信機能を活用し、保育所児童・幼稚園児・児童・生
学校教育課
信
徒の教育・防犯・防災等の安全情報を、保護者等の登録者へ
こども課
電子メールで一斉配信します。
3.被害に遭った子どもの保護の推進
事業名
事業内容
担当課
青少年や親の悩み電話
電話や面接で青少年や親の持つ悩みに対する相談を行い、解
生涯学習課
(面接)相談事業
決を図ります。また、相談事業の活動を広く周知するととも
に、相談員の資質の向上に努めます。
問題を抱える児童に対
各関係機関による専門チームを編成し、問題を抱える児童の
する専門チームの編成
早期把握、早期対応を目指します。
48
こども課
7節 基本目標7における施策・事業内容
基本目標7:要保護児童への対応等きめ細かな取り組みの推進
近年、全国的に児童相談所における児童虐待相談件数は増加傾向にあり、
深刻な社会問題となっています。児童虐待は、子どもの心と体に深い傷を残
し、健やかな成長や人格の形成に重大な影響を与えるため、早期対応による
心のケアの充実と、再発防止のための一時保護などの体制づくりが必要とな
ります。
また、増加傾向にあるひとり親家庭が安心して生活できるよう、自立に向
けた様々な福祉サービスの充実とともに、障害や発達の遅れを早期に発見で
きる体制づくりや、支援を要する子どもや保護者が適切な医療や指導を受け
られるような支援体制の確立が求められています。
本市においては、児童虐待の早期発見や未然の防止を図るため、相談体制
の強化と充実に努めるとともに、関係機関との連携を図り、情報を共有化し、
迅速で適切な対応を行っていきます。
また、ひとり親家庭に対する相談、情報提供、経済的支援、生活支援、就
労支援など自立に向けた総合的な支援や健康診査などで障害の疑いがある
と思われる乳幼児に対し、早期療育指導を行うため、障害や発達の遅れにつ
いての理解を深めるための福祉知識の啓発や、地域住民や関係機関との連携
の強化などを図ります。
具体的な基本施策としては、1.児童虐待防止対策の充実、2.母子家庭
等の自立支援の推進、3.障害児施策の充実の3項目を掲げ、取り組みを推
進していきます。
49
1.児童虐待防止対策の充実
事業名
家庭児童相談員
事業内容
母親の育児不安や児童虐待、いじめ等の相談や関係機関の連
担当課
こども課
絡、調整を行います。相談件数も年々増加傾向にあり、内容
も複雑化してきている中、相談体制の強化と拡充を図りま
す。さらに、平成 21 年度の児童福祉法の改正により、妊婦
への虐待についても要保護児童対策地域協議会で取り上げ
ていくよう義務づけられ、家庭児童相談員の相談範囲が拡大
しています。
主任児童委員会
児童の健全育成について、子育てサロン・虐待防止・健康管
社会福祉課
理課・こども課・学校との連携で取り組み、定期的に連絡調
整会議を行い、連携の強化を図ります。
要保護児童対策地域協
要保護児童の適切な保護を図るために必要な情報の交換や、 こども課
議会
要保護児童に対する必要な支援等について協議を行います。
児童福祉法の改正により、要保護児童対策協議会の対象に妊
婦に対する虐待も含まれ、協議範囲が拡大しています。
家庭児童相談室、各関係機関が個別ケース検討会議等を開く
ことにより、対象児童に対しての保護や支援を実施していき
ます。
2.母子家庭等の自立支援の推進
事業名
児童扶養手当
事業内容
ひとり親家庭で子どもを養育している保護者に対し、生活の
担当課
こども課
安定と自立の促進に寄与するため、児童扶養手当を支給しま
す。
母子・父子自立支援員
ひとり親家庭対策を推進するため、就労、転職、資格取得や、 こども課
児童扶養手当等の手続きに関する相談等を実施します。
母子自立支援給付金事
母子家庭の母親が自主的に行う職業能力の開発を推進する
業
ため、「高等職業訓練促進給付金」、「自立支援教育給付金」
こども課
を支給します。
就業支援相談
勤労福祉センター内で母子家庭を含めた内職相談を行いま
す。
50
商工振興課
3.障害児施策の充実
事業名
事業内容
担当課
心身障害児早期療育指
支援が必要とされる乳幼児に対し、早期療育指導を行うた
健康管理課
導委員会
め、支援方法の確認、情報の共有化を図ります。
こども課
居宅介護(ホームヘル
身体障害児、知的障害児等のいる家庭にホームヘルパーを派
社会福祉課
プ)事業
遣し、家事援助や身体介護を行います。
日中一時支援事業(サ
在宅の心身障害児(者)を介護している保護者が、一時的に
ービスステーション事
家庭での介護が困難となった場合、市に登録した介護者又は
業、登録介護者事業、
サービスステーション(県登録)が保護者に代わって介護を
一般)
行います。
心身障害児(者)デイ
15 歳以上の在宅心身障害児(者)に対し、自立に向けた日
サービス事業
常生活訓練、機能訓練を行い、家族等介護者の負担軽減の支
社会福祉課
社会福祉課
援を行います。
心身障害児通園事業
心身に障害のある乳幼児(未就学児)に対し、自立に向けた
社会福祉課
日常生活訓練、機能訓練を行います。家族等介護者の負担軽
減と相談支援を行います。
心身障害児集団活動・
養護学校等の放課後や長期の休み中の児童・生徒に、遊びや
訓練事業
文化活動を通して集団活動への適応訓練を行います。自立及
社会福祉課
び保護者等の負担軽減にむけた支援を実施します。
地域活動支援センター
15 歳以上の身体障害者、知的障害者及び精神障害者に対
運営事業
し、自立に向けた職業訓練等を行います。労働意欲の高揚と
社会福祉課
家族等介護者の負担軽減の支援を行います。
学校における特別支援
特別な支援を要する児童生徒の教育的ニーズの把握や、本
教育の充実
人・保護者の願い等に基づく支援計画を作成し、適切な教
学校教育課
育・支援の充実に努めます。
保育所、幼稚園におけ
保育所、幼稚園への障害児の受け入れ環境の整備に努め、障
保育所、幼
る障害児の受け入れ
害児通園施設との連携も検討しながら、一般児童とともに保
稚園
育を行います。
保育所における障害児
障害者に対する正しい理解と認識を深めるため、研修を実施
を受け入れるための職
することにより職員の資質の向上を図ります。
保育所
員の資質向上研修
放課後児童クラブにお
市内小学校に通学する援助を必要とする児童を持つ家庭の
ける「援助を必要とす
子育てと仕事の両立を支援するため、各放課後児童クラブに
る児童」の受け入れ
おいて対象児童の受け入れを促進します。
51
こども課
第5章 数値目標及び確保方策について
1節 教育・保育の提供区域の設定
子ども・子育て支援事業計画の策定において、国からは、各自治体における「教育・保育の提供
区域」を設定することが義務づけられています。
区域の範囲については各自治体の裁量に任されており、本市においては、効率的な資源の活用を
可能とし、市内のニーズを柔軟に吸収できるよう、教育・保育の提供区域を1区域と設定します。
2節 教育・保育事業の数値目標と確保方策
1.教育
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■教育における量の見込み
単位(人)
実績
平成 25 年度
見込み
平成 27 年度
平成 28 年度
1号
2号
1号
2号
合計
合計
3-5 歳 3-5 歳
3-5 歳 3-5 歳
合計
①量の見込み
808
②確保の内容
(定員 1,485)
②-①
平成 29 年度
1号
2号
合計
3-5 歳 3-5 歳
713
80
793
694
77
771
-
-
1,485
-
-
1,485
-
-
692
-
-
714
見込み
平成 30 年度
1号
2号
合計
3-5 歳 3-5 歳
平成 31 年度
1号
2号
合計
3-5 歳 3-5 歳
①量の見込み
679
76
755
655
73
728
664
74
738
②確保の内容
-
-
1,485
-
-
1,485
-
-
1,485
②-①
-
-
730
-
-
757
-
-
747
■教育における提供体制・確保方策の考え方
○教育の定員数については、平成 26 年度現在、1,485 人(公立・私立7幼稚園)の提供体制が
あり、平成 27 年度からの5年間の見込み量に対して、充分に提供量が確保できる見通しとな
っています。
52
2.保育
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
(渋川市でも女性の就労意識の高まりとともに、児童数が減少する中でも、実績ベースで少し
ずつ 3 号認定の保育ニーズは高まってきており、この傾向を見込み量にも反映しています。)
■保育における量の見込み
単位(人)
実績
平成 25 年度
見込み
平成 27 年度
平成 28 年度
2号
3号
2号
3号
3-5 歳
0歳
1-2 歳 3-5 歳
0歳
1-2 歳
合計
①量の見込み
保育所
②確保の内容
1,619
地域型保育
事業
②-①
平成 29 年度
2号
3号
3-5 歳
0歳
1-2 歳
①量の見込み
保育所
②確保の内容
地域型保育
事業
②-①
900
153
532
877
155
539
900
153
532
877
155
539
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
見込み
平成 30 年度
2号
3号
3-5 歳
0歳
1-2 歳
平成 31 年度
2号
3号
3-5 歳
0歳
1-2 歳
857
158
546
827
160
553
839
162
560
857
158
546
827
160
553
839
162
560
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
■保育における提供体制・確保方策の考え方
○保育については、平成 26 年度現在、実績 1,619 人(公立・私立 13 保育所)の提供体制が
あり、平成 27 年度からの5年間の見込み量に対して、充分に提供量が確保できる見通しとな
っています。(ピーク時の平成 27 年度で 1,585 人)
○地域型保育事業(小規模保育事業等)については、現在のところ考えておりませんが、引き
続き保護者のニーズを把握しながら、必要性について検討していきます。
教育・保育の認定区分別量の見込みと確保量
平成27年
認定区分
1号認定
2号認定
3号認定
単位(人)
見込み量
満3歳以上で幼児教育を希望する
利用先:幼稚園、認定こども園
満3歳以上で保育を希望する
利用先:保育所、認定こども園
満3歳未満で保育を希望する
利用先:保育所、認定こども園、地域型保育
53
平成31年
確保量
見込み量
確保量
713
713
664
664
980
980
913
913
685
685
722
722
3節 地域子ども・子育て支援事業の数値目標と確保方策
1.延長保育事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(人)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
667
②確保の内容
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
712
706
700
691
702
712
706
700
691
702
0
0
0
0
0
②-①
■提供体制・確保方策の考え方
○時間外保育事業(延長保育事業)については、平成 25 年度の利用実績は 667 人であり、ピ
ーク時の平成 27 年度の増加分においては、今後の見込み量に対して現状の提供体制を維持す
ることで、充分に提供量が確保できる見通しとなっています。
2.放課後児童健全育成事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
(保育ニーズと同様に、女性の就労意識の高まりとともに、児童数が減少する中でも、実績ベ
ースで少しずつ利用者が増加しており、この傾向を見込み量に反映しています。)
■量の見込み
単位(人)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
低学年
474
490
505
520
535
高学年
215
228
240
254
267
689
718
745
774
802
689
718
745
774
802
0
0
0
0
0
合計
②確保の内容
620
②-①
■提供体制・確保方策の考え方
○放課後児童健全育成事業については、渋川市全域では提供量は確保されていますが、地域ごと
の適切な提供体制を見直しながら提供量を確保していく必要があります。
54
3.地域子育て支援拠点事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(人回/月)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
1,163
②確保の内容
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
1,609
1,632
1,607
1,578
1,542
1,609
1,632
1,607
1,578
1,542
0
0
0
0
0
②-①
■提供体制・確保方策の考え方
○地域子育て支援拠点事業については、平成 28 年度のピーク時の増加分を含め、今後の見込み
量に対して現状の提供体制を維持することで、充分に提供量が確保できる見通しとなっていま
す。
4.一時預かり事業(幼稚園での預かり保育)
【量の見込み(事業量)の考え方】
○ニーズ量と実績(1 号認定のみ)に差があるものの、2 号認定を見込むことからニーズ量ベー
スを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(人日/年)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
幼稚園での
預かり保育
②確保の内容
16,656
②-①
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
7,417
7,220
7,062
6,813
6,909
7,417
7,220
7,062
6,813
6,909
0
0
0
0
0
■提供体制・確保方策の考え方
○一時預かり事業については、平成 25 年度の利用実績は 16,656 人であり、今後の見込み量に
対して現状の提供体制を維持することで、充分に提供量が確保できる見通しとなっています。
55
5.病児・病後児保育事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用し、現施設の収容能力人数である400人を各
年度の量の見込みとしました。
(ニーズ調査結果にあるように、本市は祖父母と同居、近隣に居住する割合が高く、利用が大
幅に増えることはないと考えられます。)
■量の見込み
単位(人日/年)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
352
②確保の内容
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
0
0
0
0
0
②-①
■提供体制・確保方策の考え方
○病児・病後児保育事業については、平成 25 年度の利用実績は 352 人であり、今後の見込み
量に対して現状の提供体制を維持することで、充分に提供量が確保できる見通しとなっていま
す。
6.子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター)
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■小学生児童の量の見込み
単位(人日/年)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
②確保の内容
②-①
104
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
260
260
260
260
260
260
260
260
260
260
0
0
0
0
0
■提供体制・確保方策の考え方
○子育て援助活動支援事業については、平成 25 年度の利用実績は 104 人日/年であり、今後の
見込み量に対して現状の提供体制を維持することで、充分に提供量が確保できる見通しとなっ
ています。
56
7.子育て短期支援事業(ショートステイ)
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(人日/年)
実績
見込み
平成
25 年度
①量の見込み
8
②確保の内容
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
0
0
0
0
0
②-①
■提供体制・確保方策の考え方
○子育て短期支援事業については、平成 25 年度から委託実施しており、平成 25 年度の利用実
績は8人となっています。
○今後の見込み量に対して現状の提供体制を維持することで、充分に提供量が確保できる見通し
となっています。
8.利用者支援事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(か所)
実績
見込み
平成
25 年度
①量の見込み
②確保の内容
②-①
1
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
■提供体制・確保方策の考え方
○利用者支援事業については、子育てや教育・保育の利用に必要な情報の提供、助言等の支援を
こども課や渋川市子育て支援センターで行っています。
○今後の見込み量に対して現状の提供体制を充実することで、充分に提供量が確保できる見通し
となっています。
57
9.妊婦健診事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(人回/年)
実績
平成
25 年度
①量の見込み
6,122
②確保の内容
(569 人)
②-①
見込み
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
7,168
7,098
6,930
6,790
6,622
(512 人)
(507 人)
(495 人)
(485 人)
(473 人)
7,168
7,098
6,930
6,790
6,622
(512 人)
(507 人)
(495 人)
(485 人)
(473 人)
0
0
0
0
0
※()内は実人数です
■提供体制・確保方策の考え方
○妊婦健診事業については、母子健康手帳交付時に妊婦健康診査受診票を交付し、妊婦が出産ま
でに受診する 14 回の定期健診の費用負担を行います。
○今後の見込み量に対して現状の提供体制を充実することで、充分に提供量が確保できる見通し
となっています。
58
10.乳児家庭全戸訪問事業
【量の見込み(事業量)の考え方】
○実績ベースを元にした数値を事業量として採用しました。
■量の見込み
単位(人)
実績
見込み
平成
25 年度
①量の見込み
481
②確保の内容
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
512
507
495
485
473
512
507
495
485
473
0
0
0
0
0
②-①
■提供体制・確保方策の考え方
○乳児家庭全戸訪問事業については、新生児から生後4ヶ月の乳児を対象に、保健師または助産
師が家庭を訪問し、赤ちゃんの体重測定や子育てについての情報提供、養育環境の把握、相談、
助言等の支援を行います。
○今後の見込み量に対して現状の提供体制を充実することで、充分に提供量が確保できる見通し
となっています。
11.養育支援訪問事業
■量の見込み
単位(人)
実績
見込み
平成
25 年度
①量の見込み
②確保の内容
②-①
0
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
■提供体制・確保方策の考え方
○養育支援訪問事業については、事業実施は考えていませんが、乳児家庭全戸訪問事業や産前・
産後サポート事業等を通して必要な支援を行うほか、適切な支援が行えるよう、要保護児童対
策地域協議会の関係機関と情報共有し連携していきます。
59
第6章 計画の推進について
1節 計画の推進体制
本計画は、子ども・子育て支援事業計画と次世代育成支援対策推進法に基づく市町村行動計画を
兼ねており、すべての子どもと子育て家庭を対象とした子育て支援を総合的に推進する計画です。
そのため、全庁的に広く連携するとともに、市全体として、子ども・子育て支援に取り組むことが
必要不可欠であり、市内の子育て支援にかかわる、家庭をはじめとした、保育所(園)、幼稚園、
学校、地域、企業、その他関係機関・団体等との連携の強化を図ります。
2節 計画の進行管理
本計画の推進については、実効性を高めるため、渋川市子ども・子育て会議において計画の進捗
について確認する機会を毎年度設ける等、総合的かつ計画的に取り組みます。
こうした推進の仕組みとして、計画・実行・点検(評価)・見直しのPDCAサイクルを活用し、
実効性のある取り組みの推進を図ります。
また、計画に基づく事業の実施状況や評価については、市の広報やホームページ等を活用し広く
市民に公表していきます。
60
■
61
資料編
1 渋川市子ども・子育て支援事業計画策定経過
年 月
日
項
目
内
容(計画策定関係)
平成 25 年
平成 25 年度
■「子ども・子育て支援新制度」について
8月 29 日
第1回子ども・子育
■「渋川市子ども・子育て会議」について
て会議
■渋川市における子ども・子育て支援の取り組み状況
平成 25 年
平成 25 年度
■子ども・子育て支援ニーズ調査について
11 月1日
第2回子ども・子育
■今後の審議事項とスケジュールについて
て会議
平成 25 年
子育てに関する
12 月 11 日~
ニーズ調査
■就学前児童及び小学生児童をもつ保護者対象
12 月 25 日
平成 26 年
平成 25 年度
3月 14 日
第3回子ども・子育
■子ども・子育て支援ニーズ調査結果について
て会議
平成 26 年
平成 26 年度
■(仮称)渋川市子ども・子育て支援事業計画について
5月 30 日
第1回子ども・子育
■子育て支援の概要について
て会議
平成 26 年
平成 26 年度
■教育・保育の「量の見込み」について
8月 18 日
第2回子ども・子育
■地域子ども・子育て支援事業の「量の見込み」について
て会議
■渋川市子ども・子育て支援事業計画の骨子案について
平成 26 年
平成 26 年度
■量の見込みと確保策の確定に向けて
11 月 6 日
第3回子ども・子育
■渋川市子ども・子育て支援事業計画(素案)について
て会議
■子ども・子育て支援新制度に係る渋川市条例について
市民意見公募
■事業計画(素案)に対する市民意見公募
平成 27 年
1月 13 日~
2月 13 日
62
2 渋川市子ども・子育て会議条例
平成25年6月21日
条例第28号
(目的)
第1条
この条例は、子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号。以下「法」という。)第
77条の規定に基づき、渋川市子ども・子育て会議(以下「会議」という。)を設置し、その組
織及び運営について必要な事項を定めるものとする。
(所掌事項)
第2条
会議は、市長の諮問に応じ、次に掲げる事項に関し調査審議し、及び答申し、又は意見を
述べることができる。
(1)
法第77条第1項各号に掲げる事務に関すること。
(2)
前号に掲げるもののほか、市長が必要と認める事項に関すること。
(組織)
第3条
会議は、委員20人以内をもって組織する。
2 前項に規定する委員のほか、市長は、会議に、特別の事項を調査審議させるため必要があると
きは、臨時委員を置くことができる。
(委員及び臨時委員)
第4条
委員及び臨時委員は、次に掲げるもののうちから、市長が委嘱する。
(1)
学識経験者
(2)
子ども・子育て支援に関する事業に従事する者
(3)
子ども・子育て支援に関する関係団体から推薦を受けた者
(4)
事業主を代表する者
(5)
労働者を代表する者
(6)
関係行政機関の職員
(7)
法第6条第2項に規定する保護者
(8)
公募による市民
2 委員の任期は、2年とし、再任を妨げない。ただし、委員が欠けた場合における補欠の委員の
任期は、前任者の残任期間とする。
3 臨時委員の任期は、その者の委嘱に係る当該特別の事項に関する調査審議が終了したときまで
とする。
(会長及び副会長)
第5条
会議に、会長及び副会長各1人を置き、委員の互選により選任する。
2 会長は、会務を総理し、会議を代表する。
3 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときは、その職務を代理
する。
63
(会議)
第6条
会議は、会長が招集し、その議長となる。
2 会議は、委員の半数以上が出席しなければ開くことができない。
3 会議の議事は、出席した委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長の決するところ
による。
4 特別の事項について会議を開き、議決を行う場合には、当該特別の事項に係る臨時委員を前2
項に規定する委員とみなす。
(庶務)
第7条
会議の庶務は、保健福祉部こども課において処理する。
(委任)
第8条
この条例に定めるもののほか、会議の運営その他必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この条例は、公布の日から施行する。
(招集の特例)
2 会長が選任されるまでの会議は、第6条第1項の規定にかかわらず、市長が招集する。
以下略
64
3 渋川市子ども・子育て会議委員名簿
条例に定める区分
氏名
摘要
斎藤周(会長)
群馬大学教育学部教授
前田由美子(副会長)
共愛学園前橋国際大学講師
石北隆
小児科医
岩井正法
民間保育所長
子ども・子育て支援に関する事
齋藤順二
私立幼稚園長
業に従事する者
鈴木由紀
北毛病院
後藤忠
学童保育所運営者
子ども・子育て支援に関する関
竹ノ内久子
しぶかわ広域子育てネットあしたば
係団体から推薦を受けた者
狩野美喜子
渋川市民生委員児童委員協議会
三橋新太郎
渋川商工会議所
高瀬和仁
電気化学工業株式会社
労働者を代表する者
塚越博
連合群馬渋川地域協議会
関係行政機関の職員
原澤和代
渋川保健福祉事務所
渡辺里穂
民間保育所保護者代表
有馬顕子
私立幼稚園保護者代表
小林将人
公立保育所保護者代表
野村誠
市立幼稚園保護者代表
池田均
渋川市小中学校 PTA 連絡協議会
学識経験者
事業主を代表する者
保護者
公募による市民
齋藤真澄
三原民江
(敬称略・順不同)
65
渋川市子ども・子育て支援事業計画
発行:渋川市
編集:保健福祉部
こども課
〒377-8501
群馬県渋川市石原 80 番地
TEL:0279-22-2111(代)
FAX:0279-24-6541
発行年月:平成 27 年3月
66
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