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土壌生態学 2007年度は開講しない

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土壌生態学 2007年度は開講しない
土壌生態学
前
期
助 教 授
2年次/2単位・選
林
幸
択
博
地球は「水の惑星」であるとともに「土壌の惑星」である。なぜならば、土壌は生命の存在なくしては生成さ
れなかったからである。地球生態系は気圏・水圏・陸圏と生物圏によって構成されており、生物圏は地上10kmの
陸圏(土壌圏)と深海10kmのに棲む生物たちの暮らす場であり、人間もまた地球生態系を構成する全ての要素か
学習目標 ら与えられる恩恵によって生きてきた。本講義では、生物生存の培地であるとともに食料生産の場である土壌を
対象とし、土壌とは何か?を解説するとともに、土壌生態系内における物質循環・エネルギー収支に関与する地
球生物群集の動態を生態学的視点から理解し、さらに持続的な食料生産が健全な土壌生態系を維持・保全・活用
することによってのみ可能であることを論ずる。
学 び の 環境と土壌・生命と土壌・食料生産・環境保全・砂漠化
キーワード
講義に用いる参考書を指示するとともに、講義内容に沿った資料を配布し、ビデオ・DVD やパワーポイントを
授業方法 用いて写真やスライドなどの映像により視覚的な実態理解を進める。
成績評価
基
準
備
考
回
数
授業内クイズ20%、学期末試験80%・土壌生態学について理解できれば合格(60点)
教 科 書:
「土とは何だろうか?」(久馬 一剛著、京都大学学術出版会)
参 考 書:
「土と生態」(都留 信也 著,共立出版)「環境と生態(人間と地球)」(一戸 他著,培風館)
「熱帯土壌学」(久馬 一剛 編著,名古屋大学出版会)「最新土壌学」(久馬 一剛 編著,朝倉書店)
履修条件:環境生態学を履修しておくこと。環境農学実験受講者は必ず受講すること。
オフィスアワー:火曜日(午後)・木曜日(午前)・金曜日(午後)
授
業
内
容
ガイダンス・生態環境の歴史的変遷と地球の生態システムとは何か?
1
2
地球の地圏・土壌圏の生態と環境とは?
土とは何か?について解説する
3
土の生い立ち(風化と土壌生成の過程:Pedology)
土壌とその分類について解説する
土層の横顔(Soil profile) 土壌断面調査からわかること。
4
土壌の材料:無機物と有機物について解説する
5
土壌の生物性とは何か?それが地力と農業生産に果たす役割について解説する
6
土壌の生物性とは何か?それが地力と農業生産に果たす役割について解説する
7
土壌の生物性とは何か?それが地力と農業生産に果たす役割について解説する
8
森林の土壌(熱帯林の土壌生態)について解説する
9
畑作地の土壌(焼畑の土壌生態)について解説する
10
水田の土壌生態について解説する
11
乾燥地の土壌(土の塩類化とアルカリ化)について解説する
12
土壌劣化と砂漠化の原因と対策について論じる
13
持続的な食料生産のために土壌が果たす役割とは何か?
14
まとめ:開発と環境保全の両立を土壌生態学的に考える。
15
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