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重要港湾舞鶴港参考資料(PDF:560KB)
平成20年 公共事業評価 重要港湾舞鶴港和田地区多目的国際ターミナル整備事業 (舞鶴市字下安久∼字喜多) 参考資料 【目 次】 1 港湾のすがた 参−舞港−2 2 コンテナ船 参−舞港−3 3 ガントリークレーン 参−舞港−3 4 CFS(コンテナフレートステーション) 参−舞港−4 5 ふ頭をつくるまでのながれ 参−舞港−5 6 港の果たす役割 参−舞港−6 7 重要港湾位置図 参−舞港−7 8 コンテナ推計 参−舞港−8 9 費用対効果算定一覧表 参−舞港−9 参−舞港−1 1 港のすがた 世界からの物資が運び込まれ、出ていく港では、大小の船をはじめ、防波堤や灯台、コ ンテナや巨大なクレーンなどの機械を見ることができます。広い埋立地や自然を活かした 海浜公園もあります。外国から届いた原料を加工する工場や発電所などもあります。 (出展:(社)日本港湾協会資料) 参−舞港−2 2 コンテナ船 (赤色部分がコンテナ) 電気製品などの輸出や食料品、繊維原料などの輸入に活躍する貨物船。世界共通サイ ズのコンテナ(貨物を入れる金属製の箱)が積み降ろしのスピードアップに役立っていま す。 (出展:(社)日本船主協会資料) 3 ガントリークレーン (舞鶴港 第2ふ頭) 橋型けた(桁)と一定の間隔を置いて設けた2本の走行脚で支え、脚下部には軌条上を 走行する車輪又は舗道上を走行するタイヤを有し、橋型桁上の上限にトロリーを横行させ て荷役を行うクレーンをいいます。 (出展:京都府資料) 参−舞港−3 4 CFS(Container Freight Station コンテナフレートステーション) 小口混載荷物の開梱・仕分け及び受け渡しを行う建物 CFS内の荷捌き状況 (出展:京都府資料) 参−舞港−4 5 ふ頭をつくるまでのながれ 1. 柔らかい粘土の上に岸壁(ケーソン)を設置するために砂の杭を硬い土の層に打ち込 みます。(サンドコンパクションパイルといいます) 2. 砂杭の上に基礎石を並べます。1個の石の大きさは直径約50センチメートルで、約200 キログラムです。 3. 基礎石の上にケーソンと呼ばれるコンクリート製の大きな箱を沈めます。箱の中は砂で 埋めます。 4. ケーソンで囲まれた中に土砂を投入します。土砂は、舞鶴湾の浚渫土や臨港道路和田 下福井線「みなと安久トンネル」の掘削土などです。 5. 粘土層や浚渫土は、軟弱で盛り土が出来ないのでサンドドレーンと呼ばれる砂の筒を 打ち込み粘土内の水分を抜き出します。 6. サンドドレーン上部には、排水を早めるために砂を敷き詰めます。 7. 敷き砂の上に良質な土砂(京都縦貫自動車道のトンネル掘削土など)を盛土して陸地 ができあがります。 8. 今後、陸地の上に建物や荷役機械などを設置します。 (出展:京都府資料) 参−舞港−5 6 港の果たす役割 (出展:国土交通省資料) 参−舞港−6 7 重要港湾位置図 (出展:国土交通省資料) 参−舞港−7 8 コンテナ推計 日本海側10港のコンテナ取扱量は、全国の伸びを大きく上回っており、平成4年か ら平成19年までの15年間で約9.3倍の伸びを示している。 対H4比率 1000% 900% 800% 700% 600% 500% 400% 300% 200% 100% 0% H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 (資料:国土交通省港湾統計) 【図 日本海側10港のコンテナ取扱貨物量の推移(平成4年比)】 <用語解説>日本海側10港:日本海に面している港 舞鶴港(京都府)、秋田港(秋田県)、酒田港(山形県)、新潟港及び直江津港(新潟県)、 伏木富山港(富山県)、金沢港(石川県)、敦賀港(福井県)、境港(鳥取県)、浜田港(島根県) 参−舞港−8 9 費用対効果算定一覧表 ◆対象とする貨物 コンテナ 4,700∼19.700 TEU 他港湾からのシフト 若しくは今後増加する貨物 中古車 4,100∼12,300 台 第4ふ頭⇒ ケイ砂等 舞鶴港内からの シフト貨物 第3ふ頭⇒ 中古車 第2ふ頭⇒ コンテナ 110,000 t 25,800 台 5,300 TEU ◆便益一覧 費 目 ー タ ミ ナ ル の 整 備 に よ る 便 益 (単位:億円) 総便益 (割引後) 物流コスト の削減によ る便益 179.2 船舶大型 化による便 益 臨 に港 よ道 る路 便の 益整 備 年当たり 78.7 交通に資 する効果 353.6 小 計 そ の 他 の 便 益 9.42 3.79 14.08 単年度あたり便益 対象とする貨物等 細目 陸上輸送費 神戸港からシフト の削減 コンテナ 8.86 陸上運搬距離削減⇒輸送費が削減される ウラジオストク港 海上輸送費 →敦賀港 の削減 との比較 中古車 0.03 陸上輸送費 神戸港→敦賀港 との比較 の削減 中古車 陸上運搬距離削減⇒輸送費が削減される 0.53 △82km/台・往復(4台積カーキャリア) 海上輸送費 の削減 舞鶴港内シフト ケイ砂 船舶の大型化による運搬回数の削減 2.40 ⇒海上輸送コストの削減 △8隻/年 陸上輸送費 の削減 舞鶴港内シフト ケイ砂 陸上運搬距離削減⇒輸送費が削減される 1.39 △4km/台・往復 8.1 残存価値 (最終年度 のみ) 1.7 合 計 移動時間の H17センサス 交通量 削減 一般交通 13.52 現道交通車両が今回整備する道路を利用 ⇒通行車両が分散され時間費の削減 移動費用の H17センサス 交通量 削減 一般交通 0.38 現道交通車両が今回整備する道路を利用 ⇒通行車両が分散され移動費の削減 交通事故削 減便益 一般交通 現道通行車両が、今回整備する交差点の少 0.18 ない道路を利用⇒交通事故削減便益 0.39 CO2排出量削 減効果 コンテナ ケイ砂 中古車 一般交通 貨物の輸送経路の短縮や船舶の大型化によ 0.39 る寄港回数の減少⇒CO2排出量削減 現在価値 ふ頭用地 上屋 荷役機械 泊地 12.73 供用期間終了後も残る土地等の価値を計上 621.3 ◆費用一覧 建設費 (単位:億円) 総費用 (割引後) (割引前) 費用の内容 393.4 ふ頭造成、臨港道路築造、上屋、荷役機械 ※港湾関連用地造成費を除く 初期投資 511.8 更新費用 7.1 22.2 上屋(38年)、荷役機械(17年) 3.1 11.8 岸壁付属施設[防舷材等](5年) 維持管理費 合 計 522.0 427.4 ( )は耐用年数 ◆費用対効果分析 社会的割引率4% 総便益(B) 621.3 億円 総費用(C) 522.0 億円 B/C 海上運搬距離削減⇒輸送費が削減される △82km/隻・往復(積載能力350台) 27.29 環境便益 費 目 便益の内容 1.2 参−舞港−9