Comments
Description
Transcript
YA通信61号PDFファイルはこちら
History-時代を旅する 市内の中学生が作ってくれたポスターです。YA コーナーの書架と、YA ルームに 展示しています。どちらの作品も力作です！ぜひ図書館に見に来てくださいね♪ Young Adult 平成 24 年４月発行 Young Adult 通信は中学生・高校生向けのお便りです テーマ 通信 vol.61 ↑三中 ミジンコさんの作品 ↑三中 さーやさんの作品 今回は歴史をテーマにした本を紹介します。 歴史好きさんはもちろん、歴史はちょっと苦手な人も、 本の世界で遠い昔にタイムスリップして、 その時代の風を感じてみましょう♪ 歴史って ロマン♪ 「タイムスリップするとしたら…」 いつの時代のどこの国で、何をしたい？ １～２月に職場体験に来た高谷中、南行徳中、 東国分中、昭和学院中の皆さんに聞いてみました。 今回その一部を紹介します。 過去へ ■「江戸時代に行く。その時の日本がどんなすがただったのか、 興味あります。自然とかも。大名行列とかすごく長いと習った んで、生で見てみたいです。色々な文化にも興味があります」 （H さん） ■「江戸時代に行って、おいしいものとか、どんな仕事？！をし てるのかみてみたい」 （S.A さん） ■「中世に行って、魔女狩りの真実を見たい」 （ｼﾞｮｰｶｰさん） ■「親がまだ子供のころへ行って小さい頃の親の生活を見てみた い」 （ﾏﾄﾘﾖｰｼｶさん） ■「昨年の夏休みに戻りたい。恋人に告白された日に戻って、 もう一度告白されたい」 （まんじゅうさん） ＹＡ通信キャラクター 本の虫「カムパ」と「ネルラ」 今がいい ■「行ったら戻りたくなくなるかもしれないので今でいいです✧ キラッ」 （Nattou さん） ■「現代が良いです。理由は、昔は今より便利ではないので、 不自由で苦しいからです」 （S.H さん） 歴史が(>_<) …の人にも 未来へ ■「未来に行って成人になった自分に会って色々と話して一緒に カラオケ行って歌いたいです」 （STIL さん） ■「未来の自分はどんなことをしてるかを 協力してくれた みてくる！！」 （I♡K-POP さん） 皆さんありがと うございま した！ 歴史本 こんなに面白い！ 『教科書に出てくる歴史 ビジュアル実物大図鑑』 山下裕二／監修 『風雲幕末、龍馬が走る イラストで歩く京都 』 木村武仁／監修 ポプラ社 ながたみどり／イラスト 淡交社編集局／編 淡交社 “鑑真和上坐像”の鑑真に 幕末維新の時代のできごとや京都の史跡がわかりやすく はまつ毛がある?!ザビエルの 紹介されています。坂本龍馬や志士たちがかわいいイラストで 肖像画の口から出ているアル 描かれていて、彼らが熱い時代を懸命に生きている様子が伝わ ファベットは何? ってきます。地図も載っているので、これから京都に修学旅行 教科書に も載っている歴史史料を実物 に行く人にもオススメです♪ 大でみてみるといろいろな 発見があるかも。 発行:市川市中央図書館 市川市鬼高 1-1-4 ℡047-320-3333 http://www.city.ichikawa.lg.jp/library/db/1030.html 『ムーンレディの記憶』 『オオカミ族の少年 Ｅ・Ｌ・カニグズバーグ／作 金原瑞人／訳 岩波書店 フロリダ州に住む少年アメディオは同学年 のウィリアムと共に、近所のゼンダー夫人の家 で、ウィリアムの母が引き受けた家財鑑定処分 の仕事を手伝っていた。この大邸宅での仕事で 一番めんどうな図書室の本棚の奥にはさまっ ていたのが、モディリアーニが描いたという女 性の線画『ムーンレディ』。この絵 のことを調べていくにつれ、絵にま つわる第二次世界大戦ナチス政権時 の悲しい過去が明らかになっていく。 『エリザベス女王のお針子 『野心あらためず クロニクル千古の闇１』 ミシェル・ペイヴァー／作 さくまゆみこ／訳 酒井駒子／画 評論社 オオカミ族の少年トラクは父の遺言により、 〈天地万物の精霊の山〉を探す旅に出た。途中〈案 内役〉であるオオカミの子ウルフと出会う。また、 立ち寄ったワタリガラス族の村では、自分が、父 を殺した悪霊のクマを滅ぼす〈聞く耳〉であるこ とを知る。今やそのクマは、動物や人間を意味も なく殺し、更に凶悪化していた。ワタリガラス族 の少女レンの協力も得て、トラクはウルフと共に 精霊の山でクマとの戦いに挑む。 人が狩猟採集して生活していた６千年前のヨ ーロッパ北西部が舞台のファンタジー。シリーズ 全６巻。 裏切りの麗しきマント』 ケイト・ペニントン／作 柳井薫／訳 徳間書店 1581 年、イギリス。13 歳のメアリーは、自然の美しさを刺繍で描き出す才能を持っ たお針子で、母を小さいときに亡くし、仕立て職人の父と共に領主館に住み込みで働い ていた。しかしある日、父が作業場でエリザベス女王暗殺の陰謀を偶然耳にし、その場 で殺されてしまう。一人ぼっちのメアリーを救ってくれたのは、彼女の 刺繍の腕に目をとめた領主の甥、ローリーだった。彼は女王の信頼を再 び得るために、最高に贅沢なマントを作らせていたのだ。メアリーは自 分の持っている技術の全てをそそぎこみ、すばらしいマントを縫いあげ る。じきに彼女の才能は女王の認めるところとなり、メアリーは宮廷付 きのお針子になった。その間も女王暗殺の計画は人知れず着々と進んで いた。 ひ た か み こくでん 日高見国伝』 後藤竜二／著 新日本出版社 ８世紀後半の日向（宮崎県）。少年アビは、 育ての親であるオンガとともに鮫狩りをして 暮らしていた。二人は大和朝廷に従わず祖国 を追われた、蝦夷と呼ばれる先住民アビ一族 だった。族長であったアビの父親は、「野心 あらためず（服従しようとしない）」と、見 せしめのために処刑されたのだ。おさない アビを連れ日向に逃げのびたオンガはアビに 過去を語らずにいたが、蝦夷の同胞の反乱を 知り、かつての祖国・日高見国のある陸奥へ 向かう。そこでは陸奥の征服を狙い、蝦夷征 伐や権力争いが繰り広げられていた。二人は、 大和朝廷や豪族に屈さず自由に生きるモレ一 族に加わる。 『一鬼夜行』 小松エメル／作 さやか／イラスト ポプラ社 時は明治５年。東京というより「江戸」が色濃く 残る街に、独り身で古道具屋を営む若商人・喜蔵が 住んでいた。その庭先に、ある夜、見かけは 10 歳 位の少年、小春が落ちてきた。自らを「百鬼夜行からはぐれた 鬼」だと言う小春と、成り行きで同居することになった喜蔵は、 河童騒動、髪切り事件、不吉な夢語りなど、さまざまな妖怪沙 汰に巻き込まれることになる。人間以上の人情を見せる鬼と、 妖怪並みに悪い人相で無愛想な喜蔵という、二人の取り合わせ が心に沁みる物語。続巻に『鬼やらい』 『花守り鬼』があります。