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§ キャリア教育の評価
§ キャリア教育の評価 計画(Plan),実行(Do) ,評価(Check),改善(Action)のPDCAサ イクルでキャリア教育の全体計画等を適切に評価するとともに,その評価が改善に結び付き, 次期目標へ反映されることが重要です。また,評価に当たっては, 「終了時の評価」として行う 目標の達成状況の評価だけでなく, 「実践過程での評価」として,前もって計画した活動が効果 を上げつつあるかどうか,予測しなかった問題や課題が起きていないか確認し,必要な場合に は計画を修正することも大切です。 さらに,児童生徒の変化に視点をあてた場合,量的評価(定量的評価)だけでなく,教員の 児童生徒に対する行動の観察や感想などの資料による質的評価(定性的評価)も大切です。 Plan(計画) Do(実行) 評価項目,具体的な目標等を設定する。 *活動の成果→ポートフォリオ評価 (質的評価) *4能力領域の視点→アンケート (質的評価・量的評価) 教育活動を展開し,フォローアップや 修正をする。 *実践過程の変化→ワークシート (質的評価) *児童生徒の活動への欠席,遅刻 (量的評価) PDCAサイクル Action(改善) Check(評価) 評価に基づき,次期改善計画を立て実施 する。 *成果と課題の検証に基づいて,指導計 画の内容を見直し,改善計画を作成 *教員の共通理解を図ることが重要 目標に照らして評価し,妥当性,有効性 等を総括的に評価する。 *活動の成果→ポートフォリオ (質的評価) *4能力領域の視点→記述,アンケート (質的評価) (量的評価) □診断的評価 ・キャリア教育を実践する上で児童生徒の実態,実践の可能性,教育組織などを診断的に評価し, 計画立案に反映します。また,前年度の総括やアンケートや観察などを総合的に評価すること で,実践の対象とする課題を明確にします。 □形成的評価 ・教育計画立案の際の診断内容を確認し,修正するための活動で,児童生徒の変化を実践過程の 中で評価していきます。また,特定の活動で意図した能力や態度がねらいどおり育成されてい るか,前後の活動との関連が機能しているかなどを評価します。 □総括的な評価 ・設定した能力や評価方法が適切であったか評価を行います。 9